JP4593398B2 - 固定型等速自在継手 - Google Patents

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本発明の固定型等速自在継手は、駆動側の回転軸と従動側の回転軸とを連結し、両軸が角度をなした状態でも等角速度でトルク伝達可能にしたもので、プランジングを行わず角度変位のみが可能であり、自動車をはじめ各種産業機械の動力伝達用の固定型等速自在継手として利用される。
自動車のドライブシャフトのアクスル連結部や、ステアリングシャフトのシャフト折曲げ連結部には、固定型等速自在継手が一般に使用される。この固定型等速自在継手として、従来、ゼッパ型等速自在継手やアンダーカットフリー型(以下UJ型という)等速自在継手が知られている。ゼッパ型の特徴は、外側継手部材の案内溝のボール中心軌跡と内側継手部材の案内溝のボール中心軌跡が、それぞれ、継手中心から輪方向に等距離離れた点を中心とする二つの球の子午線となっていることである。(特許文献1参照)。
これに対してUJ型等速自在継手は、ゼッパ型等速自在継手よりも高作動角とするために発明されたもので、外側継手部材の案内溝のボール中心軌跡が、上記ゼッパ型の子午線の円弧のうち、継手中心を通る軸直角断面より外側継手部材の開口側の部分が継手軸と平行な直線となっている。(特許文献2参照)
ゼッパにより発明されたゼッパ型等速自在継手は、最初は、外側継手部材の案内溝のボール中心軌跡と、内側継手部材の案内溝のボール中心軌跡が、ともに継手中心に中心を持つ同一円弧であった。(特許文献3参照)。その自在継手は、作動角0°における保持器の回転位置が一定に定まらないという欠点があり、それを補うために、内側継手部材と外側継手部材の間に保持器の位置を制御するための別部品を追加していた(特許文献4のFig.1、Fig.2のパイロットピンKを参照)。
その後改良されたゼッパ型等速自在継手は、いわゆるダブルオフセット型と呼ばれるもので、図6(A)および図7のように、外側継手部材1と内側継手部材2の二つの案内溝1b,2bのボール中心軌跡C1,C2を、継手中心Oから継手軸線方向反対方向にそれぞれ等距離だけ離れた点A,Bを中心とする同じ半径Rの円にしたものである。詳しくは図6に示すように、ダブルオフセット型等速自在継手は、球面状の内周面1aに6本の曲線状の案内溝1bを軸方向に形成した外側継手部材1と、球面状の外周面2aに6本の曲線状の案内溝2bを軸方向に形成し、スプライン(またはセレーション)孔2cを有する内側継手部材2と、外側継手部材1の案内溝1bと内側継手部材2の案内溝2bとが協働して形成される6本のボールトラックに1個ずつ配されたトルク伝達ボール3と、トルク伝達ボール3を保持する保持器4とで構成される。
外側継手部材1の内周面1aの曲率中心、内側継手部材2の外周面2aの曲率中心は、いずれも、継手中心Oと一致している。外側継手部材1の案内溝1bの曲率中心Aと内側継手部材2の案内溝2bの曲率中心Bは、継手中心Oを挟んで、軸方向に等距離だけ反対側に(同図に示す例では中心Aは継手の開口側に、中心Bは継手の奥部側に)オフセットしている。そのため、案内溝1b,2bが協働して形成されるボールトラックは、軸方向の一方に向かって開いた楔形状となっている。
図6(a)に示すように二軸が角度変位しない場合すなわち二軸の回転軸線が一直線となった状態では、すべてのトルク伝達ボール3の中心が継手中心Oを含み回転軸線に垂直な平面内にある。外側継手部材1と内側継手部材2とが角度θだけ角度変位すると、保持器4によってトルク伝達ボール3が、角度θを二等分する平面内に配向せしめられ、これにより継手の等速性が確保される。
このダブルオフセット型等速自在継手においては、継手を高作動角で回転させる場合、ボール3が外側継手部材1の案内溝1bから外側にはみ出すと、ボール3が保持器4の窓から半径方向外方に飛出すのを防止することができない。このため、従来のダブルオフセット型等速自在継手では、ボール3は必ず外側継手部材1の案内溝1bの中に収めておく必要があり、これにより継手の最大作動角が抑えられ、せいぜい48°程度が限界であった。
一方、UJ型等速自在継手は、ゼッパ型等速自在継手の作動角をさらに拡大するために発明されたもので、ボールが外側継手部材の案内溝から外れる位置を延長するために、外側継手部材の案内溝のボール中心軌跡を、外側継手部材入りロ部のみ、円弧状から直線状に変更した。しかし、UJ型等速自在継手でも最大作動角は52°程度であった。
継手の作動角をさらに大きく、例えば60°程度にするには、ボールを外側継手部材の案内溝から外側に出さざるを得ない。そのとき、保持器のボール案内面が平面であると、ボールが保持器の窓から外側に脱落してしまい、等速自在継手はその機能を失う。
米国特許第2046584号公報 特開昭53−65547号公報 米国特許第1665280号公報 米国特許第2010899号公報
本発明の目的は、ボールを脱落させることなく外側継手部材の外側に出すことにより、従来以上の高作動角を実現可能な固定型等速自在継手を提供することにある。
前記課題を解決するため、請求項1の発明は、球面状の内周面に軸方向に延びる複数の案内溝を形成したカップ状の外側継手部材と、球面状の外周面に軸方向に延びる複数の案内溝を形成した内側継手部材と、外側継手部材の案内溝と内側継手部材の案内溝とが協働して形成する複数のボールトラックに1個ずつ配されたトルク伝達ボールと、トルク伝達ボールを窓内に収容して保持する保持器とを備え、外側継手部材と内側継手部材の二つの案内溝のボール中心軌跡を、互いに等長であってそれぞれの中間部が継手中心の軸直角断面で互いに交差すると共に軸直角断面を挟んで軸方向に鏡像対称となる一対の傾斜直線部と、内側継手部材の案内溝のボール中心軌跡については、さらに、継手中心を中心とする円弧であって前記傾斜直線部の両端から所定長で延在する円弧部とで構成し、前記外側継手部材に対して前記内側継手部材が作動角を成して前記ボールの一つが前記外側継手部材の案内溝の開口側端部まで移動した状態で、当該ボールの中心が、内側継手部材の案内溝のボール中心軌跡における前記傾斜直線部と円弧部の境目まで移動するようにしたことを特徴とする。
この発明の等速自在継手は、大きな作動角を取ったときでも、内側継手部材のボール中心軌跡の円弧部が継手中心を中心とする円弧であるため、ボールの中心位置が継手中心から離れていかない。このため、外側継手部材の案内溝を開口側に長く延在させる必要がなく、従って内側継手部材に連結するシャフトが外側継手部材に干渉する作動角を高角化することができる。また、50°を越えて60°に近づく高作動角では一部のボールが外側継手部材の案内溝から外側に出ることになるが、保持器外径側のボール案内面の対向間隔をボール径よりも狭くしておくことにより、外側継手部材の外側であってもボールを保持器で内側継手部材のボール中心軌跡である円弧部と対応する案内溝側に抱え込んでおくことができ、ボールが保持器から脱落するのを防止できる。
一方、本発明は、外側継手部材と内側継手部材の二つの案内溝のボール中心軌跡が、互いに等長であってそれぞれの中間部が継手中心の軸直角断面で互いに交差すると共に軸直角断面を挟んで軸方向に鏡像対称となる一対の傾斜直線部を有するので、ボールを前記交差部分すなわち継手中心の軸直角断面内に保持することができ、このようなボールの定位置保持によって、継手作動角0°において保持器を継手中心の軸直角断面内に保持することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、外側継手部材の案内溝のボール中心軌跡を、外側継手部材の開口側に向って開いていく傾斜直線部で構成したことを特徴とする。
これにより、固定型等速自在継手の組付性、すなわち外側継手部材の内側に内側継手部材と保持器を組込む際の作業性を良好にするとともに、内側継手部材に連結するシャフトが外側継手部材に干渉する作動角を高角化することができる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、保持器の外径側窓開き寸法を、前記ボールの径よりも狭めたことを特徴とする。
これにより、継手の高作動角時に一部のボールが外側継手部材の案内溝から外側に出ても、ボールを保持器で内側継手部材のボール中心軌跡である円弧部と対応する案内溝側に抱え込んでおくことができ、ボールが保持器から脱落するのを防止できる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、保持器の外径側窓開き寸法を、保持器と別体の部材によって前記ボールの径よりも狭めたことを特徴とする。
外径側窓開き寸法を保持器と別体の部材によって狭めることで、窓へのボールの挿入を保持器外径側から行ない、別部材は後工程で装着することが可能となって作業性が向上する。
請求項5の発明は、請求項3または4の発明において、継手開口側の保持器の内径面を円筒面にするとともに、この円筒面に内側継手部材の球面状外周面を摺接案内するための案内リングと、案内リングの抜止め用の留め輪を装着したことを特徴とする。
保持器のボール案内面を外径側で内側に狭めた場合、継手の組付時に保持器外径側から窓内にボールを挿入することができない。ボールは保持器内径側から窓内に挿入することになるが、そうすると、内側継手部材を継手開口側から軸線方向で保持器に挿入しなければならないから、継手開口側の保持器の内径面は円筒面にしておく必要がある。この円筒面は、そのままにしておくと内側継手部材の抜止めにならないから、案内リングと止め輪で内側継手部材を抜止めする。
本発明の固定型等速自在継手は、高作動角を取ったときでも、内側継手部材のボール中心軌跡の傾斜直線部の両端から延在する円弧部が、継手中心を中心とする円弧であるため、ボールの中心位置が継手中心から離れていかない。このため、外側継手部材の案内溝を開口側に長く延在させる必要がなく、従って内側継手部材に連結するシャフトが外側継手部材に干渉する作動角を高角化することができる。また、例えば50°を越えて60°に近づく高作動角では一部のボールが外側継手部材の案内溝から外側に出ることになるが、保持器外径側のボール案内面の対向間隔をボール径よりも狭くしておくことにより、外側継手部材の外側においてボールを内側継手部材のボール中心軌跡である円弧部と対応する案内溝側に保持器で抱え込んでおくことができ、ボールが保持器から脱落することがない。
一方、本発明は、外側継手部材と内側継手部材の二つの案内溝のボール中心軌跡が、互いに等長であってそれぞれの中間部が継手中心の軸直角断面で互いに交差すると共に軸直角断面を挟んで軸方向に鏡像対称となる一対の傾斜直線部を有するで、ボールを前記交差部分すなわち継手中心の軸直角断面内に保持することができ、このようなボールの定位置保持機能によって、継手作動角0°において保持器を継手中心の軸直角断面内に保持することができる。
また、本発明の固定型等速自在継手は、外側継手部材の案内溝にボール中心線の傾斜直線部に対応した直線部を有し、この直線部でトルク伝達を行なうことになるが、直線の案内溝はゼッパ型等速自在継手の円弧状案内溝よりも高精度かつ低コストに形成することができる。内側継手部材の案内溝についても、ボール中心線の円弧部に対応する部分はトルク伝達では無効な部分であるから冷間鍛造にて安価に形成することができ、傾斜直線部に対応する部分のみ高精度に仕上げれはよいから加工が容易である。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。図1(A)〜(C)は本発明の固定型(ゼッパ型)等速自在継手を示したものであって、(A)が作動角0°、(B)がすべてのボールがトルク伝達可能な中間作動角、(C)が最大作動角の状態を示す。この等速自在継手の構成部材は、基本的に図6の等速自在継手と同様であって、同一部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
この等速自在継手の特徴は、外側継手部材1と内側継手部材2の二つの案内溝1b,2bのボール中心軌跡C1,C2にある。すなわち、図2(A)のように、内側継手部材2の案内溝2bのボール中心軌跡C2は、継手中心の軸直角断面Vを横切る傾斜直線部C2aと、この傾斜直線部C2aの両端から所定長延在する円弧部C2b、C2cで構成される。傾斜直線部C2aは、継手開口側に向って閉じる方向にやや傾斜している(傾斜角:−θ)。円弧部C2b、C2cはいずれも継手中心Oを中心とする半径Rの円弧である。
また、図2(B)のように、外側継手部材1の案内溝1bのボール中心軌跡C1は、継手中心の軸直角断面Vを横切る傾斜直線部C1aと、この傾斜直線部C1aの奥側端から所定長延在する円弧部C1bで構成される。傾斜直線部C1aは、継手開口側に向って開く方向にやや傾斜している(傾斜角:+θ)。円弧部C1bは継手中心Oを中心とする前述のRよりもやや大きな半径R’の円弧である(R<R’)。
ボール中心軌跡C1、C2を合成したものが図2(C)である。これから分かるように、傾斜直線部C1aとC2aは、継手中心の軸直角断面Vで交差する。傾斜直線部C1a、C2aは互いにほぼ等長であるが、図3に示すように、軸直角断面Vに関して鏡像対称の関係にある。したがって、傾斜直線部C1aの左端から軸直角断面Vまでの距離L1Lと、傾斜直線部C2aの右端から軸直角断面Vまでの距離L1Rはほぼ等しい。また、傾斜直線部C1aの右端から軸直角断面Vまでの距離L2Rと、傾斜直線部C2aの左端から軸直角断面Vまでの距離L2Lもほぼ等しい。
保持器4の継手開口側の内径面は、図4のように、所定幅にわたって内径一定の円筒面とされ、この円筒面に形成した溝部4aに止め輪5(サークリップ)が嵌合される。この止め輪5の内側であって保持器4の窓4bまでの間にできた奥狭まりの環状楔空間に、案内リング6が嵌合される。この案内リング6は、その内周面が内側継手部材2の球面状外周面2aに嵌合し、外周面が保持器4の球状内周面4cに嵌合する。また、案内リング6の外端は止め輪5の内面に当接する。案内リング6の内端とボール3との間には一定の隙間が確保される。
保持器4の窓4bのボール案内面は、図5のように、外径側が幅狭になっている。すなわち、ボール案内面の内径側は、ボール径と等しい間隔を明けて互いに平行直線状4b1であるが、ボール案内面の外径側はボール径よりもやや狭い間隔となるように先すぼまりとなっている。この先すぼまりの部分は、傾斜した直線で構成してもよいが、ボールとの当り面圧を下げるために、ボールの外周曲率に符合した凹円弧状4b2にするのがよい。
本発明に係る固定型等速自在継手は以上のように構成され、大きな作動角を取ったときでも、内側継手部材2のボール中心軌跡である円弧部C2bが継手中心Oを中心とする円弧であるため、ボール3の中心位置が継手中心から離れていかない。このため、外側継手部材1の案内溝1bを開口側に長く延在させる必要がなく、従って内側継手部材2に連結するシャフト7が外側継手部材1に干渉する作動角を高角化することができる。また、例えば50°を越えて60°に近づく高作動角では一部のボール3が外側継手部材1の案内溝1bから外側に出ることになるが、保持器4外径側のボール案内面の対向間隔をボール径よりも狭くしておくことにより、外側継手部材1の外側であってもボール3を保持器4で内側継手部材2のボール中心軌跡C2である円弧部C2bに対応する案内溝2b側に抱え込んでおくことができ、ボール3が保持器4から脱落するのを防止できる。
具体的には、外側継手部材1に対して内側継手部材2が作動角を成してボール3の一つが図1(B)のように外側継手部材1の案内溝1bの開口側端部まで移動した時、このボール3の中心は内側継手部材2の案内溝2bのボール中心軌跡C2における傾斜直線部C2aと円弧部C2bの境目まで移動する。内側継手部材2がさらに傾斜すると、図1(C)のようにボール3が外側継手部材1の案内溝1bから外れ、同時にボール3が一方では窓4bの凹円弧状4b2によって飛出しを拘束され、他方では内側継手部材2の案内溝2bの円弧部によって継手中心Oから等距離で支持される。ここで、内側継手部材2の案内溝2bの円弧部は、図2(A)のボール中心軌跡C2の円弧部C2bに対応する部分である。
また、図3のように、外側継手部材1と内側継手部材2の二つの案内溝1b、2bのボール中心軌跡C1、C2の等長の傾斜直線部C1a、C2aが、継手中心の軸直角断面Vでそれぞれの中間部を交差させると共に、傾斜直線部C1a、C2a同士が軸直角断面Vを挟んで軸方向に鏡像対称を成すから、ボール3を前記交差部分すなわち継手中心Oの軸直角断面V内に保持することができる。このようなボール3の定位置保持によって、継手作動角0°において保持器4を継手中心Oの軸直角断面V内に保持することができる。
(A)(B)(C)は本発明に係る固定型等速自在継手の断面図。 案内溝のボール中心軌跡を誇張して示すもので、(A)は内側継手部材の案内溝のボール中心軌跡、(B)は外側継手部材の案内溝のボール中心軌跡、(C)は内側継手部材と外側継手部材の二つの案内溝の互いに重ねたボール中心軌跡。 図2(C)の拡大図。 保持器のボール部分の拡大断面図。 保持器の窓のボール案内面形状を誇張して示す拡大断面図。 (A)は従来のゼッパ型等速自在継手の縦断面図、(B)は同横断面図。 従来のゼッパ型等速自在継手の内側継手部材と外側継手部材の2つの案内溝のボール中心軌跡。
符号の説明
1 外側継手部材
1a 球面状内周面
1b,2b 案内溝
2 内側継手部材
2a 球面状外周面
2c スプライン孔
3 トルク伝達ボール
4 保持器
4a 溝部
4b 窓
4c 球状内周面
5 止め輪
6 案内リング
7 シャフト
C1,C2 ボール中心軌跡
C1a、C2a 傾斜直線部
C1b、C2b、C2c 円弧部
V 軸直角断面

Claims (5)

  1. 球面状の内周面に軸方向に延びる複数の案内溝を形成したカップ状の外側継手部材と、球面状の外周面に軸方向に延びる複数の案内溝を形成した内側継手部材と、外側継手部材の案内溝と内側継手部材の案内溝とが協働して形成する複数のボールトラックに1個ずつ配されたトルク伝達ボールと、トルク伝達ボールを窓内に収容して保持する保持器とを備え、外側継手部材と内側継手部材の二つの案内溝のボール中心軌跡を、互いに等長であってそれぞれの中間部が継手中心の軸直角断面で互いに交差すると共に軸直角断面を挟んで軸方向に鏡像対称となる一対の傾斜直線部と、内側継手部材の案内溝のボール中心軌跡については、さらに、継手中心を中心とする円弧であって前記傾斜直線部の両端から所定長で延在する円弧部とで構成し、前記外側継手部材に対して前記内側継手部材が作動角を成して前記ボールの一つが前記外側継手部材の案内溝の開口側端部まで移動した状態で、当該ボールの中心が、内側継手部材の案内溝のボール中心軌跡における前記傾斜直線部と円弧部の境目まで移動するようにしたことを特徴とする固定型等速自在継手。
  2. 前記外側継手部材の案内溝のボール中心軌跡を、外側継手部材の開口側に向って開いていく傾斜直線部で構成したことを特徴とする請求項1の固定型等速自在継手。
  3. 前記保持器の外径側窓開き寸法を、前記ボールの径よりも狭めたことを特徴とする請求項1の固定型等速自在継手。
  4. 前記保持器の外径側窓開き寸法を、保持器と別体の部材によって前記ボールの径よりも狭めたことを特徴とする請求項3の固定型等速自在継手。
  5. 継手開口側の保持器の内径面を円筒面にするとともに、この円筒面に内側継手部材の球面状外周面を摺接案内するための案内リングと、案内リングの抜止め用の留め輪を装着したことを特徴とする請求項3または4の固定型等速自在継手。
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