JP4593396B2 - 移動通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムに関し、更に詳しくは、通信サービスエリアから通信圏外に移動しつつある移動局(移動端末)を精度良く検出できる移動通信システムに関する。
従来の移動通信システムにおける圏外検出方式としては、例えば、特開平6−86353号公報(特許文献1)や特開平11−243586号公報(特許文献2)に提案されているように、移動局が現在通信中の基地局の設置場所と、移動局からの受信電波の電力レベルとから、移動局の概略的な位置を算出し、移動局の通信圏外への移動を検出する方法が知られている。特開2004−364223号公報(特許文献3)には、アプリケーションサーバが、移動通信システムのサービスエリアの地図情報を有し、GPS(Global Positioning System)搭載の移動局で算出した位置情報をサービスエリアの地図上にプロットすることによって、移動局の圏外への移動を検出する方法が記載されている。
基地局と移動局との間の信号往復遅延については、3GPP2 C.S0024 cdma2000 「High Rate Packet Data Air Interface Specification」(非特許文献1)に詳述されている。非特許文献1では、移動局と基地局の位相差をOne-Way DelayとしてCDMA拡散符号のチップ(chip)単位で定義し、基地局との間に無線チャネルが設定されている移動局については、いつでもOne-Way Delayを計測できることが示されている。また、基地局と移動局の間の往復遅延が、One-Way Delayの2倍であることが図示されている。
特開平6−86353号公報 特開平11−243586号公報 特開2004−364223号公報 3GPP2 C.S0024 cdma2000 「High Rate Packet Data Air Interface Specification」
上述した従来技術では、移動局の進行方向に隣接セルが有るか否かを判定することによって、サービスエリア外に移動中の移動局を検出しようとしている。しかしながら、これらの従来技術は、実際には、進行方向に隣接セルが存在していないセルに移動した移動局を検出できるに過ぎず、移動局がサービスエリアの外に向かって移動中であることを検出する精度は高くない。また、移動局の進行方向を把握するためには、移動局毎にハンドオーバー履歴を残しておくことが前提となるが、例えば、セルサイズの大きい、基地局配置密度の低い移動通信システムの場合、ハンドオーバーの発生頻度が少なくなるため、ハンドオーバー履歴による移動局の進行方向の予測精度が悪化し、移動局の進行方向の急変に対応できなくなるという問題がある。
また、移動局からの受信電波レベルに基づく圏外検出は、電波の伝播環境の変動による影響を受けやすいため、サービスエリア内で移動中の移動局に誤った警告が与えられる可能性がある。特に、符号分割多重方式(CDMA)の移動通信システムでは、基地局からの指令によって、基地局側での受信レベルが一定になるように各移動局の出力信号レベルが電力制御されているため、受信レベルによる移動局位置の算出は不可能となっている。
GPSとサービスエリア地図情報を利用したシステムは、移動局の圏外検出を高精度で行うことができる。しかしながら、この方式を採用しようとすると、移動通信システムの構造が複雑化し、移動局のみならず、各基地局もコスト高になるという問題がある。また、GPS電波の受信可能な地域と、移動無線の電波到達範囲とは異なっており、例えば、無線基地局が設置された地下街のように、移動通信のサービスエリア内であっても、GPS電波の届かないため、移動局の圏外検出が不可能となる地域が発生する。
本発明の目的は、GPSを利用することなく、移動局の圏外への移動を精度よく検出できる移動通信システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の移動通信システムは、
各基地局が、基地局識別子と、自局がサービスエリアの境界部分に位置したボーダーセル用基地局か、ボーダーセルよりも内側の通常セル用基地局かを示すボーダーフラグとを記憶したシステムパラメータ記憶部と、無線チャネルで接続された各移動局迄の距離を算出し、各移動局の距離情報を上記基地局識別子、ボーダーフラグと共にハンドオフ情報として上記基地局制御装置に通知する距離算出部とを備え、
基地局制御装置が、移動局識別子と対応して、各基地局から通知された基地局識別子、ボーダーフラグ、移動局距離情報を記憶するハンドオフ情報管理テーブルと、基地局からの新たなハンドオフ情報の受信の都度、上記ハンドオフ情報管理テーブルを更新すると共に、サービスエリアの圏外に向かう移動局を検出する圏外検出部とを有し、
上記圏外検出部が、上記ボーダーフラグの状態によって識別されるボーダーセル用基地局のみと通信中の移動局を圏外検出の判定対象として、上記ハンドオフ情報管理テーブルが示す各移動局の距離情報を所定の閾値と比較することによって、移動局の圏外検出を行うことを特徴とする。
圏外検出に適用する閾値は、複数の基地局に共通の閾値であっても、基地局毎に個別の閾値であってもよい。複数の基地局に共通の閾値を適用する場合、例えば、複数のボーダーセルで計測された同一移動局の距離情報のうち最小のものを選択して、閾値と比較すればよい。また、基地局毎に個別の閾値を適用する場合、例えば、同一移動局と通信中の全てのボーダーセルで、移動局距離が閾値を超えたか否かを判定すればよい。
本発明の移動通信システムによれば、ボーダーセル用基地局のみと通信中の移動局の中から、閾値を超えた距離にある移動局をサービス圏外に向かう移動局として検出し、これに圏外警告メッセージを送信することが可能となる。本発明の1実施例では、ハンドオフ情報管理テーブルに、移動局識別子と対応して、圏外警告メッセージを送信したか否かを示す警告フラグを記憶しておき、圏外検出部が、警告フラグから判明する圏外警告メッセージを送信済みの移動局について、通常セル用基地局と交信可能な状態となったこと、または、ボーダーセル用基地局との距離が圏外検出用の閾値よりも小さい第2の閾値(圏内閾値)の範囲内になったことを検出した時、警告フラグを解除するようにしている。
本発明によれば、サービスエリアの境界に位置したボーダーセル内の移動局ほど、サービスエリア外(圏外)に移動する可能性が高いという前提の下に、ボーダーセル用基地局のみと通信中の移動局を圏外判定対象として、移動局迄の距離が閾値を超えた移動局に圏外警告を与えるようにしている。従って、本発明は、移動通信システムにおける通信プロトコルの範囲内で実現可能であり、GPSや地図情報を必要としない。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について詳述する。
図1は、本発明が適用される移動通信システムの網構成を示す。
移動通信システムは、それぞれ複数の移動局20と無線チャネルで接続される複数の基地局30(30−1、30−2、・・・)と、これらの基地局と接続される基地局制御装置(BSC)40とで構成される。基地局制御装置40は、公衆網110を介して、移動局の認証/課金(AAA:Authentication, Authorization and Accounting)サーバ50に接続されている。各基地局30からの電波の到達範囲によって、複数のセル10(10−1〜10−10)が形成され、これらのセルの集合体が移動通信システムのサービスエリア100となる。
図1において、20a、20b、20c、20dは、1つの移動局20が、セル10−2から10−3に移動し、サービスエリア100の外に向かっていることを示している。本明細書では、例えば、セル10−3、10−7のように、サービスエリア100の縁に位置したセルを「ボーダーセル」という。圏外検出は、ボーダーセル内でサービスエリア100の外側に向かって移動中の移動局、例えば、移動局20dを検出することを意味している。
サービスエリア100の内部に位置した移動局20は、最寄りの基地局30を介して基地局制御装置40に接続される。基地局制御装置40は、移動局20の固有情報を管理しているAAAサーバ50と交信し、認証に成功した移動局20と通信相手60との間の通信を制御する。認証/課金プロトコルとしては、例えば、IETF(Internet Engineering Task Force)で標準化されたRADIUS(Remote Authentication Dial In User Service)が知られている。
図2は、移動局20の構成の1例を示すブロック図である。
移動局20は、アンテナ200と、アンテナ200を介して基地局30と無線信号を送受信するRF部21と、無線信号の変復調処理を行う信号変換部22と、信号変換部22に接続された制御部23と、制御部23に接続された記憶装置24および周辺装置部25とからなる。周辺装置部25は、例えば、データ入力のための各種のボタンと音声入力のためのマイクを備えた入力部251と、入力データおよび受信メッセージ等の情報を表示するためのLCDやLEDからなる表示部252と、音声出力のためのスピーカ253とからなる。
制御部23は、プログラムを実行するプロセッサからなり、本発明が関係する機能部分として、通信処理部210とメッセージ受信部220とを備え、基地局30との間の無線チャネルの設定/解放処理を行う。通信処理部(通信処理ルーチン)210は、信号変換部22とRF部21を介して、基地局制御装置40と無線プロトコル処理のための制御信号を交信する。メッセージ受信部(メッセージ受信処理ルーチン)220は、後述するように、基地局制御装置40から警告メッセージを受信すると、受信メッセージを記憶装置24の用意された警告情報格納領域230に格納した後、表示部252またはスピーカ253を通して、ユーザにサービス圏外に移動中であることを知らせる。
図3は、基地局30の構成の1例を示すブロック図である。
基地局30は、アンテナ300と、アンテナ300を介して移動局20と無線信号を送受信するRF部31と、無線信号の変復調処理を行う信号変換部32と、信号変換部32に接続された制御部33と、制御部33に接続された記憶装置34と、基地局制御装置40との接続インタフェースとなる網INF部35とからなる。
制御部33は、プログラムを実行するプロセッサからなり、移動局20との間の無線チャネルの設定/解放のための処理機能と、移動局20と基地局制御局40との間の通信パケットの転送制御機能を有し、本発明に関係する機能部として距離算出部(距離算出ルーチン)310を備える。距離算出部310は、後述するように、移動局20との間に設定された無線チャネルでの信号往復遅延に基づいて、移動局20と基地局30との間の距離を計算する。上記距離計算は、無線チャネルの設定を契機として、無線チャネルが存続期間中に定期的または不定期に行われる。
記憶装置34には、基地局毎に固有のパラメータが設定されるシステムパラメータ記憶領域320と、セル内に位置した移動局毎の無線チャネルを管理するための無線チャネル情報テーブル330とが形成されている。
システムパラメータ記憶領域320には、図4に示すように、基地局30の識別情報となる基地局ID321と、基地局30によって形成されたセルがボーダーセルか否かを示すボーダーフラグ322とが記憶されている。
図5は、基地局制御装置40の構成の1例を示すブロック図である。
基地局制御装置40は、それぞれ基地局30との接続インタフェースとなる複数の網INF部41(41−1〜41−m)と、これらの網INF部41が接続されたセレクタ42と、制御部43と、記憶装置44と、公衆網110との接続インタフェースとなる公衆網INF部45と、内部バス46とで構成される。
制御部43は、プログラムを実行するプロセッサからなり、移動局20との間で無線プロトコル処理を行う通信処理部(通信処理ルーチン)410と、それぞれ基地局30と移動局20との接続関係の変化に伴ってハンドオフ情報の追加処理、削除処理、変更処理を実行するハンドオフ情報登録処理部(ハンドオフ情報登録処理ルーチン)420、ハンドオフ情報削除処理部(ハンドオフ情報削除処理ルーチン)430、ハンドオフ情報更新処理部(ハンドオフ情報更新処理ルーチン)440と、サービス圏外に向かう移動局20に警告メッセージを送信するメッセージ送信部(メッセージ送信処理ルーチン)450とを備える。
記憶装置44には、サービスエリア100内に存在する各移動局の無線プロトコル情報を管理する呼情報テーブル460と、サービスエリア内の各移動局のハンドオフ情報を記憶するハンドオフ情報管理テーブル470とが形成されている。
図6は、ハンドオフ情報管理テーブル470に記憶される情報ブロックを示す。
ハンドオフ情報管理テーブル470には、サービスエリア内に位置した移動局20i(i=1〜m)と対応する複数の移動局情報エントリEN−iが記憶される。各移動局情報エントリEN−iは、移動局20iの識別子(ID)471と、移動局20iに対して警告メッセージを送信したことがあるか否かを示す警告フラグ472と、移動局20iの圏外検出に適用される圏外閾値473Aと、移動局20iの圏内復帰検出に適用される圏内閾値473Bと、ハンドオフリスト474とからなる。
ハンドオフリスト474は、移動局20iと無線チャネルで通信している基地局毎のハンドオフ情報エントリ475−j(j=1〜n)を含む。本実施例では、各ハンドオフ情報エントリ475−jは、基地局ID321と、基地局が形成するセルがボーダーセルか否かを示すボーダーフラグ322と、基地局が算出した移動局20i迄の距離325とを示している。各ハンドオフ情報管理テーブル470には、基地局と移動局20iとの間にセッションが設定された時点で、新たなハンドオフ情報エントリ475が登録される。上記ハンドオフ情報エントリ475は、セッションが解消された時点で、ハンドオフ情報管理テーブル470から削除される。
図7は、1つのサービスエリア100を形成する通常セルとボーダーセルとの関係を示している。ここで、白抜きの円は、サービスエリアの内側に位置する通常セル、斜線を施した円は、サービスエリアの端に位置するボーダーセルを表している。
移動局は、通常セル群とボーダーセル群とで構成されたサービスエリア内を移動しながら、何れかの基地局30と基地局制御装置40を介して他の端末と通信する。通常セルは、周囲の複数のセルと重なっているため、通常セル内に位置した移動局が直ちに圏外に移動する可能性は低い。例えば、20−1aと20−1bで示すように、移動局が通常セルから通常セルに移動した場合は勿論、20−2aと20−2bで示すように、移動局が通常セルからボーダーセルに移動した場合でも、移動局が通常セル用の何れかの基地局と通信可能な範囲内に位置している間は、直ちに圏外に移動する可能性は低い。
一方、ボーダーセル内に位置し、ボーダーセル用の基地局のみと通信可能な位置にいる移動局は、サービスエリア外(圏外)に移動する可能性が高い。例えば、ボーダーセル10−2用の基地局30−2のみと通信可能な移動局20−3や、ボーダーセル10−1と10−2の境界部分に位置して、ボーダーセル用基地局30−1、30−2のみと通信可能な移動局20−4は、間もなくサービス圏外に移動する可能性が高い。
本発明は、基地局管理装置40が、図6に示したように、各移動局に発生したハンドオフ情報を管理テーブル470に記憶しておき、ボーダーセル用の基地局のみと通信中の移動局を監視対象として、圏外検出を行うことに特徴がある。
次に、図1の通常セル10−2で移動通信を開始した移動局が、20a、20b、20c、20dで示すように、ボーダーセル10−3の圏外に向って移動した場合について、図8、図9を参照して、本発明の移動通信システムにおける通信シーケンスの第1実施例を詳細に説明する。
セル10−2に移動した移動局20(20a)は、基地局制御装置40に、基地局30−2との間の無線チャネル設定を要求する制御信号を送信する(SQ1)。上記制御信号を受信した基地局制御装置40は、基地局30−2にチャネル設定の指示信号を送信する(SQ2)。上記チャネル設定指示信号を受信した基地局30−2は、移動局20aとの間に無線チャネルを設定する(SQ3)。この時、基地局30−2の距離算出部310が、移動局20aとの間の無線チャネルで信号往復遅延を計測し(SQ4)、計測された往復遅延の値から、移動局20aと基地局30−2との距離を算出する(SQ5)。
ここで、移動局との距離は、例えば、非特許文献1が示す往復遅延に従って、次のようにして算出できる。
cdma2000の拡散符号の1チップ(chip)は、1.2288MHz=0.8138[マイクロ秒]である。電波の伝播速度は3.0×108[m/s]であるから、1チップは略244[m]である。従って、或る移動局について基地局が測定した往復遅延がAチップであれば、One-Way DelayはA/2チップであり、上記移動局迄の距離は244×A/2=122×A[m]と計算できる。
基地局30−2は、距離算出部310で算出した移動局20a迄の距離をハンドオフ情報として基地局制御装置40に通知する(SQ6)。上記ハンドオフ情報は、移動局20a迄の距離情報の他に、移動局識別子と、基地局IDと、送信元基地局が形成するセルがボーダーセルか否かを示すボーダーフラグ情報を含む。
基地局制御装置40は、上記ハンドオフ情報を受信すると、ハンドオフ登録処理部420を起動して、ハンドオフ管理テーブル470に新たなハンドオフ情報エントリを登録する(SQ7)。図1では、基地局30−2aが形成するセルを通常セルとして扱っているため、基地局制御装置40は、基地局30−2との間に無線チャネルを設定している移動局20(20a)については、圏外検出を行わない(SQ8)。
セル10−2で通信中の移動局20は、隣接基地局30−3が形成するボーダーセル10−3内に移動すると(移動局20b)、基地局制御装置40に、基地局30−3のハンドオフ情報の追加要求を示す制御信号を送信する(SQ11)。上記ハンドオフ情報の追加要求を受信した基地局制御装置40は、基地局30−3にチャネル設定の指示信号を送信する(SQ12)。
上記チャネルの設定指示信号を受信した基地局30−3は、移動局20(20b)との間に無線チャネルを設定する(SQ13)。この時、基地局30−3の距離算出部310が、移動局20bとの間の無線チャネルについて、信号往復遅延を計測し(SQ14)、計測された往復遅延から、移動局20bと基地局30−3との距離を算出する(SQ15)。距離算出部310で算出された移動局20b迄の距離は、ハンドオフ情報として基地局制御装置40へ通知される(SQ16)。基地局制御装置40は、上記ハンドオフ情報を受信すると、ハンドオフ登録処理部420起動して、ハンドオフ管理テーブル470に新たなハンドオフ情報エントリを登録する(SQ17)。この場合、ハンドオフ情報管理テーブル470に記憶されている移動局20のハンドオフリスト474から、移動局20が通常セルの基地局30−2との間にも無線チャネルを設定していることが判明するため、基地局制御装置40は、移動局20についての圏外検出は行わない(SQ18)。
次に、移動局20(20b)が、通常セル10−2の通信圏内を脱して、図1に20cで示すように、基地局30−3が形成するボーダーセル内に完全に移動した場合の通信シーケンスについて、図9を参照して説明する。
移動局20は、通常セル10−2とボーダーセル10−3の境界領域(20bの位置)では、基地局30−2と基地局30−3の2つの無線チャネルで基地局制御装置40と通信している(SQ20)。移動局20は、通常セル10−2の通信圏内を脱して、ボーダーセル10−3内に完全に移動する時、基地局30−2のハンドオフ情報の削除要求を示す制御信号を基地局制御装置40に送信する(SQ21)。
上記ハンドオフ情報削除要求を受信した基地局制御装置40は、基地局30−2に対してチャネルの解放指示を示す制御信号を送信する(SQ22)。この時、基地局制御装置40は、ハンドオフ情報削除処理部430によって、ハンドオフ情報管理テーブル470に記憶されている移動局20のハンドオフリスト474から、基地局30−2に関するハンドオフ情報エントリ475を削除する(SQ23)。基地局制御装置40からチャネルの解放指示を受信した基地局30−2は、移動局20との間の無線チャネルを解放する。これによって、移動局20は、基地局30−3のみと通信中の状態となる(SQ24)。
ボーダーセル10−3内で、移動局20(20c)が基地局30−3の無線チャネルで通信中に、基地局30−3の距離算出部310は、定期的または任意のタイミングで、移動局20cとの間の無線チャネルにおける信号往復遅延を計測し(SQ30)、移動局20迄の距離を算出する(SQ31)。距離算出部310で算出された移動局20(20c)迄の距離は、ハンドオフ情報として基地局制御装置40へ通知される(SQ32)。
基地局制御装置40は、基地局(30−3)から、ハンドオフ情報管理テーブル470のハンドオフリスト474に登録済みの基地局IDをもつハンドオフ情報を受信すると、ハンドオフ情報更新処理部440によって、上記基地局IDと対応するハンドオフ情報エントリ475−kの距離325を更新する(SQ33)。この時、ハンドオフ情報更新処理部440は、受信したハンドオフ情報が示す移動局20の新たな距離を予め設定された圏外閾値と比較する。移動局20が基地局30−3の比較的近傍に位置している間は、上記比較結果は、移動局20の圏外検出を示さない(SQ34)。移動局20が、基地局30−3に比較的近い位置に存在している限り、上述したSQ30〜SQ34と同様のシーケンスが繰り返される。
ボーダーセル10−3内で、移動局20が基地局30−3から遠ざかり、セル境界に近い位置20dに移動したと仮定する。基地局30−3の距離算出部310は、シーケンスSQ30〜SQ32と同様、移動局20cとの間の無線チャネルについて信号往復遅延を計測(SQ40)し、移動局20迄の距離を算出して(SQ41)、これをハンドオフ情報として基地局制御装置40に通知する(SQ42)。
基地局制御装置40は、基地局30−3から上記ハンドオフ情報を受信すると、SQ33と同様、ハンドオフ情報更新処理部440によって、ハンドオフ情報管理テーブル470に記憶されている基地局30−3のハンドオフ情報エントリにおいて、移動局20の距離325を更新する(SQ43)。本例のように、移動局20がボーダーセル境界に移動していた場合、新たな距離325と圏外閾値との比較結果は、移動局20の圏外検出を示す(SQ44)。この場合、基地局制御装置40は、メッセージ送信部450によって、例えば、「このまま移動すると、通信が途切れる可能性があります」といった内容の警告メッセージを移動局20に送信する(SQ45)。移動局20は、上記警告メッセージを受信すると、受信メッセージを警告情報格納領域230に記憶すると共に、ユーザに報知する。
図10は、基地局制御装置40のハンドオフ情報登録処理部(プロセッサが実行するハンドオフ情報登録処理ルーチン)420の詳細動作を示すフローチャートである。
ハンドオフ情報登録処理部420は、基地局制御装置40がチャネル設定を指示した基地局からの最初のハンドオフ情報の受信時に起動される。ハンドオフ登録処理部420を起動したプロセッサは、ハンドオフ情報管理テーブル470を参照し、受信したハンドオフ情報が示す移動局IDをもつ移動局情報エントリの有無を判定する(421)。移動局が最初に無線チャネルの設定要求を発行した時点(SQ1)では、ハンドオフ情報管理テーブル470には、移動局IDをもつ移動局情報エントリは未登録状態となっている。
この場合、プロセッサは、移動局IDをもつ新たな移動局情報エントリを生成して、ハンドオフ情報管理テーブル470に登録する(422)。上記移動局情報エントリの警告フラグ472は、クリアされた状態となっている。プロセッサは、上記移動局情報エントリに圏外閾値473Aと圏内閾値473Bを設定(423)した後、受信したハンドオフ情報に基づいて新たなハンドオフ情報エントリ475−1を生成し、これをハンドオフリスト474に追加し(424)、図12で詳述する圏外検出処理500を実行する。
基地局へのチャネル設定指示が、移動局からのハンドオフ追加要求(SQ11)に応じて発行された場合、ハンドオフ情報管理テーブル470には、移動局IDをもつ移動局情報エントリが既に登録済みの状態となっている。この場合、プロセッサは、受信したハンドオフ情報に基づいて新たなハンドオフ情報エントリ475−i(i>1)を生成し、これをハンドオフリスト474に追加して(424)、圏外検出処理500を実行する。
図11は、ハンドオフ情報更新処理部(プロセッサが実行するハンドオフ情報更新処理ルーチン)440の動作を示すフローチャートである。
ハンドオフ情報更新処理部440は、基地局制御装置40が、ハンドオフリスト474に登録済みの基地局IDをもつハンドオフ情報を受信した時に起動される。ハンドオフ更新処理部440を起動したプロセッサは、受信したハンドオフ情報の移動局IDおよび基地局IDと対応するオフハンドオフ情報エントリにおいて、距離325を更新(441)した後、圏外検出処理400を実行する。
図12は、圏外検出処理500の詳細を示すフローチャートである。
圏外検出処理500では、プロセッサは、受信ハンドオフ情報が示す移動局IDをもつ移動局情報エントリEN−kにリンクしたハンドオフリスト474において、ハンドオフ情報エントリのうちの1つを特定するためにインデックスjを初期値1に設定し、移動局迄の距離の最小値を示すためのパラメータLを初期値(採用可能な最大値)に設定する(501)。次に、プロセッサは、第jハンドオフ情報エントリのボーダーフラグ322をチェックする(502)。ボーダーフラグがクリアされていた場合、すなわち、通常セルを形成している基地局のハンドオフ情報エントリが1つでもハンドオフリスト474に登録されていた場合は、プロセッサは、パラメータLを0に設定して(506)、ステップ507に進む。
ボーダーフラグがセット状態であれば、プロセッサは、第jハンドオフ情報エントリが示す距離325をパラメータLの値と比較し、距離325がLよりも小さければ、パラメータLに距離325の値を設定する(503)。この後、プロセッサは、インデクスjの値をインクリメントし(504)、jがハンドオフリスト474の登録エントリ数Nと比較する(505)。インデクスjがNを超えていなければ、ステップ502〜505が繰り返され、j>Nとなった場合は、ステップ507に進む。
ステップ507では、プロセッサは、移動局情報エントリEN−kが示す警告フラグ472をチェックする。警告フラグ472がクリアされていれば、プロセッサは、距離パラメータLの値を移動局情報エントリEN−kが示す圏外閾値473Aと比較する(508)。もし、Lの値が圏外閾値473Aより大きい場合、プロセッサは、警告フラグ472をセット(「1」)し(509)、移動局に警告メッセージを送信して(510)、圏外検出処理を終了する。
ステップ507で警告フラグ472がセット状態になっていた場合、プロセッサは、パラメータLの値を圏内閾値473Bと比較する(511)。プロセッサは、パラメータLの値が圏内閾値473B以上の場合は、圏外検出処理を終了し、パラメータLの値が圏内閾値473Bより小さければ、警告フラグ472をクリアし(512)、移動局に警告解除メッセージを送信して(513)、圏外検出処理を終了する。
圏外閾値473Aと圏内閾値473Bの値は、全ての移動局に共通した値に設定してもよいが、AAAサーバ50から入手できる各移動局の固有情報に応じて、移動局毎に異なった値に設定してもよい。
図13は、基地局制御装置40が、AAAサーバ50から入手した各移動局の固有情報に基づいて、圏外閾値473Aと圏内閾値473Bを設定する場合の通信シーケンスを示す。
基地局制御装置40は、移動局20から無線チャネルの設定要求を示す制御信号を受信すると(SQ1)、移動局IDを指定して、AAAサーバ50に移動局情報(固有情報)を要求する(SQ50)。上記移動局情報の要求は、図10に示したハンドオフ情報登録処理部420において、ステップ422の前に発行される。AAAサーバ50は、上記要求に応答して、基地局制御装置40に移動局情報を送信する(SQ51)。上記移動局情報には、移動局20の装置性能によって決まるに固有の圏外閾値と圏内閾値とが含まれている。
基地局制御装置40は、AAAサーバ50から移動局情報を受信すると、これらの固有の閾値を抽出し、図10のステップ423で、移動局20の移動局情報エントリEN−kに圏外閾値473A、圏内閾値473Bとして設定する(SQ52)。以下、図8と同様のシーケンスが実行される。
基地局30の距離算出部310は、無線チャネルで接続された移動局の距離を任意のタイミングで算出して、ハンドオフ情報として基地局制御装置40に通知できる。各基地局が、移動局のハンドオフ情報を基地局制御装置40に定期的に送信する場合、その送信周期を小さくすることによって、基地局制御装置40は、高速で移動中の移動局の圏外検出に対応できる。逆に、送信周期を大きくすることによって、基地局制御装置40のハンドオフ情報更新処理の負荷を軽減することができる。従って、移動局が通常セル内に位置するかボーダーセル内に位置するかによって、移動局ハンドオフ情報の基地局制御装置40への送信周期を変えるようにしてもよい。
次に、図14〜図16を参照して、本発明による移動通信システムの第2実施例について説明する。
第2実施例では、基地局毎に固有の圏外/圏内閾値を持たせることで、基地局毎のセル半径が異なった場合でも、その大きさに応じた閾値設定を可能とする。第2実施例は、第1実施例と比較すると、基地局システムパラメータ320、ハンドオフ情報の管理方法、基地局制御装置40が実行する圏外検出処理に相違がある。
第2実施例の移動通信システムにおいて、各基地局は、基地局システムパラメータ320として、図14に示すように、基地局ID321とボーダーフラグ322の他に、圏外閾値323と圏内閾値324とを含む。圏外閾値323と圏内閾値324は、基地局毎に異なった値を設定できる。
図15は、第2実施例の基地局制御装置40がハンドオフ情報管理テーブル470に記憶するハンドオフ情報の構成を示す。
図6に示した第1実施例のハンドオフ情報と比較すると、移動局情報エントリEN−i(i=1〜m)から、移動局毎に設定されていた圏外閾値473Aと圏内閾値473Bとが省略され、その代わりに、ハンドオフリスト474に登録される基地局毎のハンドオフ情報エントリ475−j(j=1〜n)に、各基地局から通知された圏外閾値323と圏内閾値324とが記憶されている。
図16は、基地局制御装置40のハンドオフ情報登録処理部420とハンドオフ情報更新処理部440が、圏外検出処理500代えて実行する第2実施例の圏外検出処理500−2にフローチャートを示す。
基地局制御装置40のプロセッサは、圏外検出処理500−2において、先ず、ハンドオフ情報管理テーブル470から、受信ハンドオフ情報が示す移動局IDと対応した移動局情報エントリEN−kを検索し、エントリEN−kのハンドオフリスト474をチェックして、ボーダーフラグ322がクリアされたハンドオフ情報エントリの有無を判定する(ステップ521)。この判定は、図12のステップ501、502、504、505で示したように、ハンドオフ情報エントリを特定するためのインデクスjの値を初期値から順次にインクリメントしながら、第jエントリのボーダーフラグ322を判定し、ボーダーフラグ322がクリア状態のハンドオフ情報エントリが見つかった時点で「有」と判定し、最後のハンドオフ情報エントリでもボーダーフラグ322がセット状態と判った時点で「無」と判定することを意味している。
エントリEN−kのハンドオフリスト474に、ボーダーフラグ322がクリアされたハンドオフ情報エントリが1個も無かった場合、すなわち、移動局がボーダーセル基地局のみと通信可能な位置にいる場合、プロセッサは、移動局情報エントリEN−kの警告フラグ472をチェックし(522)。警告フラグ472がセット状態であれば、後述するステップ533を実行する。
警告フラグ472がクリアされていた場合は、プロセッサは、ハンドオフリスト474の各ハンドオフ情報エントリ475に登録された距離325の値を圏外閾値323と比較する(523)。全てのハンドオフ情報エントリ475で、距離325が圏外閾値323を越えていた場合、プロセッサは、警告フラグ472をセット状態にし(524)、移動局に警告メッセージを送信して(525)、このルーチンを終了する。ハンドオフリスト474に、距離325が圏外閾値323以下となるハンドオフ情報エントリが1個でも見つかった場合、プロセッサは、その時点でこのルーチンを終了する。
ステップ522で、警告フラグ472がセット状態になっていた場合、プロセッサは、ハンドオフリスト474の各ハンドオフ情報エントリ475に登録された距離325の値を圏内閾値324と比較する(533)。距離325が圏内閾値324よりも小さくなったハンドオフ情報エントリ475が1つでも見つかった場合、プロセッサは、警告フラグ472をクリア状態にし(534)、移動局に警告解除メッセージを送信して(535)、このルーチンを終了する。ハンドオフリスト474の全てのハンドオフ情報エントリ475で、距離325が圏内閾値324以上となっていた場合、プロセッサは、警告フラグの状態を変更することなく、このルーチンを終了する。
ステップ521で、エントリEN−kのハンドオフリスト474に、ボーダーフラグ322がクリアされたハンドオフ情報エントリが1つでも見つかった場合、プロセッサは、警告フラグ472を判定し(532)、警告フラグがセット状態になっていた場合は、ステップ534と535を実行し、そうでなければ、警告フラグの状態を変更することなく、このルーチンを終了する。
図17は、基地局30が特定の無線チャネルで計測した或る移動局の距離変化の1例を示す。横軸は時刻、縦軸は距離を示し、TH1、TH2は、基地局システムパラメータ320として設定された圏外閾値323と圏内閾値324を示している。
基地局30は、移動局との間の無線チャネルの設定Sを契機にして、黒丸で示すように、該無線チャネルで移動局迄の距離を定期的に計算する。移動局迄の距離計算は、Eで示すように、無線チャネルが解放されるまで、繰り返される。図5で説明したように、基地局30は、基地局制御装置40からチャネル設定指示SQ2(またはSQ12)を受信した時、それに応答するハンドオフ情報SQ6(またはSQ16)で、移動局迄の距離を基地局制御装置40に通知する。
基地局30は、図9で説明したように、移動局の距離情報を定期的に基地局制御装置40に通知してもよいが、基地局30と基地局制御装置40との間の制御情報トラフィックを減らすために、基地局30側で各移動局の位置を圏外閾値323(TH1)と圏内閾値324(TH2)と比較し、例えば、移動局の距離が圏外閾値TH1を超えたタイミングT1、またはその後に移動局の距離が圏内閾値TH2以下になったタイミングT2で、基地局制御装置40に選択的にハンドオフ情報を通知するようにしてもよい。
各基地局30が、移動局20との間の無線チャネルが解放される迄、上述した距離計算を周期的に行い、圏外/圏内閾値との比較結果に応じて、選択的にハンドオフ情報の通知を行うことによって、移動局の高速移動に対応しつつ、基地局制御装置40のハンドオフ情報更新処理にかかる負荷と制御情報トラフィックの大幅な軽減が可能となる。
本発明は、上述したように、移動通信システムにおけるボーダーセル用基地局のみと通信中の移動局に着目し、信号往復遅延時間から算出した基地局と移動局との距離が所定の閾値を超えたか否かによって、移動局の圏外への移動を検出するようにしているため、ボーダーセル内の移動局が、特にサービスエリアの境界付近に移動したことを精度よく検出し、該移動局に対して警告メッセージを送信することが可能となる。実施例では、ボーダーセル内の移動局と基地局との距離が所定の閾値を超えた時、基地局制御装置40が、移動局に警告メッセージを与え、その後は、この移動局が圏内に復帰したか否かの判定を繰り返すようにしているが、圏外検出された移動局に対して、警告メッセージの送信を繰り返すようにしてもよい。

本発明が適用される移動通信システムの網構成の説明するための図。 移動局20の構成の1例を示すブロック図。 基地局30の構成の1例を示すブロック図。 基地局30がシステムパラメータ記憶領域320に記憶するシステムパラメータの1実施例を示す図。 基地局制御装置40の構成の1例を示すブロック図。 基地局制御装置40がハンドオフ情報管理テーブル470に記憶する移動局情報の1実施例を示す図。 移動通信システムにおけるサービスエリア内のセル構成と移動局位置との関係を説明するための図。 本発明の移動通信システムにおける通信シーケンスの第1実施例を示す図。 本発明の移動通信システムで、移動局が通常セルからボーダーセルに移動した場合の通信シーケンスの一例を示す図。 基地局制御装置40のハンドオフ情報登録処理部420の動作を示すフローチャート。 基地局制御装置40のハンドオフ情報更新処理部440の動作を示すフローチャート。 基地局制御装置40が実行する圏外検出処理の1実施例を示すフローチャート。 基地局制御装置40がAAAサーバ50から圏外/圏内閾値を取得する場合の通信シーケンス図。 基地局30がシステムパラメータ記憶領域320に記憶するシステムパラメータの他の実施例を示す図。 基地局制御装置40がハンドオフ情報管理テーブル470に記憶する移動局情報の他の実施例を示す図。 基地局制御装置40が実行する圏外検出処理の他の実施例を示すフローチャート。 基地局30が計測した移動局の距離変化と、基地局制御装置40へのハンドオフ情報の送信タイミングを説明するための図。
符号の説明
10:セル、20:移動局、30:基地局、40:基地局制御装置、60:通信相手、
50:AAAサーバ、100:サービスエリア、110:公衆網、200、300:アンテナ、21、31:RF部、22、32:信号変換部、23、33、43:制御部、
24、34、44:記憶装置、25:周辺装置、35:網INF部、41:網INF部、42:セレクタ、45:公衆網INF部、210:通信処理部、220:メッセージ受信部、230:警告情報格納領域、251:入力部、252:表示部、253:スピーカ、310:距離算出部、320:システムパラメータ、330:無線チャネル情報テーブル、410:通信処理部、420:ハンドオフ情報登録処理部、430:ハンドオフ情報削除処理部、440:ハンドオフ情報更新処理部、450:メッセージ送信部、460:呼情報テーブル、470:ハンドオフ情報管理テーブル。

Claims (6)

  1. それぞれが形成するセル内に位置した移動局と無線通信する複数の基地局と、上記複数の基地局と接続された基地局制御装置とからなる移動通信システムにおいて、
    各基地局が、基地局識別子と、自局がサービスエリアの境界部分に位置したボーダーセル用基地局か、ボーダーセルよりも内側の通常セル用基地局かを示すボーダーフラグとを記憶したシステムパラメータ記憶部と、無線チャネルで接続された各移動局迄の距離を算出し、各移動局の距離情報を上記基地局識別子、ボーダーフラグと共にハンドオフ情報として上記基地局制御装置に通知する距離算出部とを備え、
    上記基地局制御装置が、移動局識別子と対応して、各基地局から通知された基地局識別子、ボーダーフラグ、移動局距離情報を記憶するハンドオフ情報管理テーブルと、基地局からの新たなハンドオフ情報の受信の都度、上記ハンドオフ情報管理テーブルを更新すると共に、サービスエリアの圏外に向かう移動局を検出する圏外検出部とを有し、
    上記圏外検出部が、上記ボーダーフラグの状態によって識別されるボーダーセル用基地局のみと通信中の移動局を圏外検出の判定対象として、上記ハンドオフ情報管理テーブルが示す各移動局の距離情報を所定の閾値と比較することによって、移動局の圏外検出を行うことを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記圏外検出部が、複数の基地局に共通の閾値を適用して、各移動局の圏外検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記圏外検出部が、ボーダーセル用の複数の基地局で算出された同一移動局の距離情報の中から最小値の距離情報を選択し、前記閾値と比較して各移動局の圏外検出を行うことを特徴とする請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 前記ハンドオフ情報管理テーブルが、基地局毎に個別の閾値を記憶しており、移動局の距離情報を基地局毎に個別の閾値と比較することによって、移動局の圏外検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  5. 前記圏外検出部が、前記閾値を超えた距離にある移動局に圏外警告メッセージを送信することを特徴とする請求項1〜請求項4に何れかに記載の移動通信システム。
  6. 前記ハンドオフ情報管理テーブルが、移動局識別子と対応して、圏外警告メッセージを送信したか否かを示す警告フラグを記憶しており、
    前記圏外検出部が、上記警告フラグから判明する圏外警告メッセージを送信済みの移動局について、前記ハンドオフ情報管理テーブルの内容から、通常セル用基地局と交信可能な状態となったこと、または、ボーダーセル用基地局との距離が前記閾値よりも小さい第2閾値の範囲内になったことを検出した時、警告フラグを解除することを特徴とする請求項5に記載の移動通信システム。
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