JP4590896B2 - 焼き付き補正装置、表示装置、画像処理装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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1つの発明は、自発光型の表示装置の焼き付き補正装置に関する。別の発明は、当該焼き付き補正装置を搭載した表示装置及び画像処理装置に関する。その他の発明は、かかる焼き付き補正機能を実行するプログラム及び同プログラムを記録した記録媒体に関する。
自発光型の表示装置を構成する発光体は、その発光量と時間に比例して劣化する特性がある。ところで、表示される画像の内容は、一様ではない。このため、発光体の劣化は一様に進行しない。
例えば、時刻表示領域の発光体は、他の表示領域の発光体に比して劣化の進行が速い。このため、時刻表示領域の発光体の輝度が他の表示領域の輝度に比して相対的に低下する。一般に、この現象は“焼きつき”と呼ばれる。以下、部分的な発光体の劣化を“焼きつき”と表記する。
現在、“焼き付き”の改善策として様々な手法が検討されている。以下、そのうちの幾つかを列記する。例えば、下記特許文献1には、発光素子の駆動電圧の変化量を検知し、その変化量に応じて定電流駆動信号を制御する手法が開示されている。
また例えば、下記特許文献2には、エレクトロルミネセンス素子(以下“EL素子”という。)が発光しない間、EL素子が劣化しないように逆バイアスを印加する手法が開示されている。
また例えば、下記特許文献3には、画素(ピクセル)の保持容量を積極的に放電し、不要な発光時間を抑制する手法が開示されている。また例えば、下記特許文献4には、スクリーンセーバー等の用い方を工夫して焼き付きを緩和する手法が開示されている。
また例えば、下記特許文献5には、画像の表示位置を少しずつずらし、同一箇所の長時間の点灯を防止する手法が開示されている。また例えば、下記特許文献6には、表示装置の使用時間から劣化量を計算して、全ての表示素子の輝度を落とし、表示素子の劣化速度を遅くする手法が開示されている。
また例えば、下記特許文献7には、画面に一定期間、変化のない映像が入力された場合、全ての表示素子の輝度を落とす手法が開示されている。
特開平7−36410号公報 特開2003-150110号公報 特開2002-169509号公報 特開2002-207475号公報 特開平8−248934号公報 特開2000−356981号公報 特開平5−61426号公報
かかる技術は、“焼き付き”の出現の遅延又は、出現した輝度差の拡大防止に効果的である。しかし依然として、時間が経過すれば“焼き付き”が出現し又は、輝度差が拡大するのを避け得ない。
本発明者は、以上の技術的課題に着目し、以下の技術手法を提案する。すなわち、ピクセル毎又はサブピクセル毎に、累積発光量を揃えるように制御する手法を採用する。より具体的には、自発光型の表示装置を構成する全ピクセルのうち静止画出力に関する累積発光量が最も大きいピクセルの累積発光量を基準値とし、当該基準値に対する累積発光量の乖離度が大きいピクセルほど、対応する入力ピクセルデータに大きな補正値(≧0)を加算する手法を提案する。
同様に、サブピクセルを構成する色毎に、各色に対応する全サブピクセルのうち静止画出力に関する累積発光量が最も大きいサブピクセルの累積発光量を基準値とし、当該基準値に対する累積発光量の乖離度が大きいサブピクセルほど、対応する入力サブピクセルデータに大きな補正値(≧0)を加算する手法を提案する。
この場合、発光体の劣化が大きい(累積発光量が大きい)ほど、本来の入力データと同じ又は近い値が与えられる一方で、発光体の劣化が少ない(累積発光量が小さい)ほど、本来の入力データよりも大きい値が与えられる。
このことは、発光体の劣化の小さいピクセル又はサブピクセルほど、入力データで規定される本来の輝度(階調)よりも高い輝度で発光させることを意味する。すなわち、発光体の劣化の小さいピクセル又はサブピクセルほど、負荷を掛けて、補正開始後の劣化速度を本来の劣化速度よりも速くする。
かかる補正技術の採用により、各ピクセル又はサブピクセルに対応する発光体の劣化度(寿命)がピクセル又はサブピクセル(色単位)で等しくなるように補正できる。すなわち、部分的な発光能力の劣化を回復して、焼き付き現象を解消できる。
以下、自発光型の表示装置の焼き付きを補正する補正装置と、当該補正装置を搭載した電子機器の実施形態例を説明する。なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。また以下に説明する実施形態は、発明の一つの実施形態であって、これらに限定されるものではない。
(1)焼き付き補正装置の構成例
以下、焼き付き補正装置の実施形態例について説明する。なお、補正対象となる表示パネルには、最小表示単位のサブピクセルがマトリクス状に配置されている。各サブピクセルは、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色に対応する。1つの画素(ピクセル)は、これら各色に対応する3つのサブピクセルにより構成される。
従って、各画素(ピクセル)の表示色は、R(赤)、G(緑)、B(青)の組み合わせにより表現される。この明細書では、サブピクセルの輝度を与えるデータをサブピクセルデータと呼ぶ。
なお、R(赤)に対応するサブピクセルデータは、Rサブピクセルデータ、G(緑)に対応するサブピクセルデータは、Gサブピクセルデータ、B(青)に対応するサブピクセルデータは、Bサブピクセルデータと呼ぶ。
また、各画素(ピクセル)に対応する単位での輝度を与えるデータをピクセルデータと呼ぶ。累積発光量の演算は、Rサブピクセルデータ、Gサブピクセルデータ、Bサブピクセルデータから演算される値について行う。例えば、3つのサブピクセルデータから算出される画素(ピクセル)単位の輝度値について行う。
後述する各実施形態は、ピクセル単位で累積発光量を揃える場合にも、サブピクセル単位で累積発光量を揃える場合にも同様に適用できる。ここで、ピクセル単位で累積発光量を揃える場合は、対応する発光量をピクセル単位で考えるものとする。一方、サブピクセル単位で累積発光量を揃える場合は、対応する発光量を各色に対応するピクセル単位で考えるものとする。
以下では、重複説明を回避するため、サブピクセル単位(色単位)で累積発光量を揃える場合について説明する。しかし、前述の通り、各実施形態は、ピクセル単位で累積発光量を揃える場合についても同様に適用できる。また各実施形態では、色を特定せずに説明するが、1つのピクセルを構成する各色について適用できる。
(1−1)実施形態例1
図1に、焼き付き補正装置の概念構成例を示す。焼き付き補正装置を構成する補正処理回路1は、半導体集積回路の一部、画像処理ボードの一部として実現される。
補正処理回路1は、処理対象とする色に対応する全てのサブピクセルのうち静止画出力に関する累積発光量が最も大きいサブピクセルの累積発光量を基準値として、次の補正動作を実行する。すなわち、補正処理回路1は、基準値に対する累積発光量の乖離度が大きいサブピクセルほど、対応する入力サブピクセルデータに大きな補正値を加算する処理を実行する。
図2に、当該処理イメージを示す。図2は、自発光型の表示装置を、ある期間に亘って点灯させた場合に、静止画出力に関するサブピクセル別の累積発光量の推移例を示す。これは、“焼き付き”現象が、主に静止画出力の偏在に起因すると考えるためである。
因みに、図2の横軸は、点灯時間を表す。この例の場合、点灯時間は200フレームである。また、図2の縦軸は、静止画出力に関するサブピクセル別の累積発光量に対応する。図2の場合、静止画出力に関する累積発光量を、各サブピクセルに対応する入力サブピクセルデータの累積加算値として与える。
図2の例の場合、200フレーム点灯後のサブピクセル2の累積加算値(カウント値)は2500であり、サブピクセル1の累積加算値(カウント値)は50である。このため、サブピクセル2が、累積発光量の基準値を与えるサブピクセルとなる。すなわち、サブピクセル2が、全サブピクセルのうち累積加算値の最大値を与えるサブピクセルとなる。更に換言すると、サブピクセル2は、処理対象とする色について、劣化が進んだサブピクセルに対応する。
これに対し、サブピクセル1は、基準値以外に対応するサブピクセルである。すなわち、サブピクセル1は、サブピクセル2よりも累積加算値が小さく、劣化がより少ないサブピクセルである。図2の場合、累積加算値の差(絶対差)は、2450である。
一般に、累積加算値に比例して発光体の劣化が進行する(寿命が短くなる)。このため、同じ階調値が与えられたとしても、発光体の出力輝度に違いがでる。図3に、サブピクセル1とサブピクセル2の入出力特性を示す。最大階調時におけるサブピクセル1の出力輝度を100とすると、発光体の劣化の進んだサブピクセル2の出力輝度は97であることが分かる。
前述した累積加算値の差(2450)が、この出力輝度差の原因である。補正処理回路1は、この累積加算値の差の解消を補正値の加算により実現する。前述した例の場合、累積加算値の差を200フレームとすると、1フレーム当たりの補正値は12.25 (=2450÷200)となる。
従って、この補正処理回路1は、サブピクセル1の入力サブピクセルデータに対し、1フレーム当たり12.25 を加算する。因みに、基準値を与えるサブピクセル2に対する補正値はゼロである。かかる補正開始後の入出力特性を図4に示す。
なお図4では、サブピクセル1に対応する補正前の入出力特性を破線で表している。また、サブピクセル1に対応する補正開始後の入出力特性を太線で表している。なお、サブピクセル2に対応する入出力特性は細線で表す。
図4に示すように、サブピクセル2に対する入出力特性は補正の開始前後で変化しない。しかし、サブピクセル1に対する入出力特性は、補正の開始前後で上方にシフトする。これは、入力サブピクセルデータの値が補正値だけ大きい値に変換されるためである。例えば、補正開始前の入力サブピクセルデータが階調値255であったとしても、補正開始後の階調値は267.25(=255+12.25)となる。
前述したようにサブピクセル1は、仮にサブピクセル2と同じ値の入力サブピクセルデータを与えても、より高い輝度で発光する。すなわち、破線と細線で示す発光能力の違いが認められる。加えて、補正の開始後は、サブピクセル1の出力輝度が更に上昇することになる。このことは、コントラスト差が大きくなることを意味する。
しかし、かかる補正処理の結果、サブピクセル1における劣化の進行速度は、サブピクセル2よりも確実に加速される。このため、補正処理の継続により、サブピクセル1の劣化度(残存寿命)をサブピクセル2の劣化度(残存寿命)と同じ又はほぼ同程度に近づけることができる。
図5に、その様子を示す。補正開始時点t1において、サブピクセル1とサブピクセル2の寿命差が認められる。しかし、補正終了時点t2において、サブピクセル1とサブピクセル2の寿命差は理想的には解消する。すなわち、補正期間の間に、全てのサブピクセルの劣化度が、最も劣化の進んでいたサブピクセル2の劣化度と一致する。
このことは、図6に示すように、サブピクセル1の入出力特性とサブピクセル2の入出力特性の差(出力輝度の差)が小さくなることを意味する。従って、入力サブピクセルデータとして同じ階調値が与えられた場合、ほぼ同じ出力輝度が得られる状態になる。出力輝度の差がわずかであれば、焼き付き現象は知覚されない。これが補正の原理である。
因みに、焼き付き現象を1回の補正期間で解消するのであれば、補正期間中における新たな寿命差の発生を除くため、全てのサブピクセルに同じ階調値の入力サブピクセルデータ(例えば、ブルーバック)を与えるのが望ましい。
一方、通常画面を使用して補正を行う場合には、補正期間中に新たな寿命差が発生するのを避け得ないため、補正処理を繰り返し実行する必要がある。なお、補正処理を繰り返し実行することにより、寿命差をほぼ同じ範囲に収束させることができる。焼き付き現象は、寿命差がほぼ同じ(入出力特性がほぼ同じ)になることで知覚されなくなる。
以上のように、この補正処理回路1は、画像の表示に実際に用いた入力サブピクセルデータの情報を基に各色に対応するサブピクセルの補正値を決定するため、表示画像が動画像か静止画像かを問わずに焼き付きを補正できる。
また、この補正処理回路1の場合、サブピクセル単位で焼き付きを補正するため、精密な補正が可能である。また、補正期間を短くすれば、補正処理をリアルタイムで実行することもできる。
リアルタイムで焼き付きを補正できることにより、長時間に亘って寿命差(入出力特性の差)が発生しないようにできる。また、補正期間は、自由に設定できる。すなわち、適用する表示装置の画面の大きさやシステム構成に応じて最適なものを選択できる。
(1−2)実施形態例2
図7に、焼き付き補正装置の具体例を示す。この焼き付き補正装置は、静止領域認識回路11と、累積加算回路12と、累積加算値メモリ13と、差分値算出回路14と、補正値算出回路15と、補正処理回路16とでなる。
静止領域認識回路11は、現フレームからサブピクセル単位で静止画部分を認識し、これを累積加算回路12に与える処理回路である。静止画領域の判定には、周知の動きベクトル認識技術を転用することもできる。しかし、ここでは図8に示す構成を採用する。
図8に示す静止領域認識回路11は、フレームメモリ17、18と、動き判定回路19と、データ変換回路20でなる。フレームメモリ17は、1フレーム前の画像データ(入力サブピクセルデータ)を保存する記憶装置である。一方、フレームメモリ18は、現フレームの画像データ(入力サブピクセルデータ)を保存する記憶装置である。
動き判定回路19は、フレームメモリ17に保存されている前フレームと、フレームメモリ18に保存される現フレームとを比較して静止画領域と動画領域を区分する処理回路である。具体的には、図9(A)に示すように、動き判定回路19が、前フレームと現フレームを比較し、対応するサブピクセルの入力サブピクセルデータが同じか否か判断する。
この例の場合、動き判定回路19は、前後のフレームで入力サブピクセルデータが同じサブピクセルを、静止画領域と判定する。一方、動き判定回路19は、前後のフレームで入力サブピクセルデータが異なるサブピクセルを、動画領域と判定する。
データ変換回路20は、動き判定回路19の判定結果に基づいて、選択的に入力サブピクセルデータの書き換えを実行する処理回路である。ここでは、図9(B)に示すように、動画領域に対応するサブピクセルの入力サブピクセルデータをゼロに書き換える。なお、静止画領域については、入力されたままの入力サブピクセルデータを累積加算回路12に出力する。
累積加算回路12は、各色に対応するサブピクセル別にデータ変換後の入力サブピクセルデータを累積加算する処理回路である。累積加算回路12は、現フレームの入力サブピクセルデータが入力されるたび、前フレームまでの累積加算値に各入力サブピクセルデータを加算し、累積加算値を更新する。かかる演算は、内部メモリと加算器を用いて実現できる。なお、累積加算値を累積加算値メモリ13に書き込んだ後、内蔵メモリはリセットされる。
累積加算値メモリ13は、累積加算回路12で累積期間に算出された累積加算値を保持するフレームメモリである。この累積加算値は、差分値算出回路14で用いられる。累積加算値メモリ13の記憶容量は、累積期間に最大階調値が連続して入力される場合にも対応できるだけの容量が必要になる。なお、累積期間が短ければ、その分、累積加算値メモリ13の記憶容量は小さくて済む。
差分値算出回路14は、累積加算値メモリ13の最大値を検索し、検索された最大値と各サブピクセルに対応する累積加算値との差分値を算出する処理回路である。図10(A)に、各サブピクセルに対応する差分値の記憶例を示す。図は、フレームメモリの一部分である。1つの格子が1つのサブピクセルに対応する。
図10(A)の場合、左上隅のサブピクセルは、累積加算値の最大値との階調差が3256であることを表している。同様に、その右隣のサブピクセルは、累積加算値の最大値との階調差が 136であることを表している。
補正値算出回路15は、補正期間内に与える補正値を算出する処理回路である。補正値算出回路15は、各サブピクセルに対応する差分値を補正期間のフレーム数で割り算し、その値を各サブピクセルに対応する補正値とする。
図10(B)に、補正期間のフレーム数を131とした場合の1フレーム当たりの補正値を示す。なお、図10(B)では、除算演算の結果を四捨五入して整数値で表している。例えば、左上隅のサブピクセルの補正値は25である。また、その右隣のサブピクセルの補正値は 1である。
補正処理回路16は、現フレームの入力サブピクセルデータに対応する補正値を加算する処理回路である。この加算処理を、補正期間(図10の場合、131フレーム)について実行する。具体例を図11に示す。図11(A)は、現フレームの入力サブピクセルデータ例である。この場合、補正処理回路16は、各サブピクセルに対応する補正値を補正算出回路15から読み出して加算する。
例えば、図11(A)の場合、左上隅のサブピクセルに対応する入力サブピクセルデータは55である。一方、左上隅のサブピクセルに対応する補正値は、図11(B)に示すように(図10(B)と同じ)、25である。従って、補正処理回路16は、入力サブピクセルデータを与える55に、補正値を与える25を加算する。この補正処理の結果、補正処理回路16は、図11(C)に示すように、左上隅に対応するサブピクセルの入力サブピクセルデータとして80を出力する。
かかる補正処理が、全ての入力サブピクセルデータについて実行される。なお、補正期間の終了後は、新たな補正期間が開始されるまでの間、入力サブピクセルデータは何らの補正を受けることなく出力される。
なお、この焼き付き補正装置に必要な演算は、前述したように非常に簡単である。従って、従来装置のような複雑な演算やメモリを必要としない。また、従来装置のように高性能のCPU(central processing unit )や大規模ロジック回路も必要としない。
因みに、回路構成が簡単に済む結果、この焼き付き補正装置を既存の基板上に実装する場合にも、タイミングジェネレータ等の半導体集積回路の一部分に実装することができる。すなわち、特別な周辺回路を必要とすることなく実装できる。
(1−3)実施形態例3
以上、2つの実施形態例は、焼き付き補正装置を、半導体集積回路の一部又は、画像処理ボードの一部として実現する場合について説明した。しかし、前述した実施形態例と同等の機能をソフトウェア処理により実現することもできる。ここでは、実施形態例2と同等の機能をソフトウェア処理で実現する場合について説明する。
なお、焼き付き補正処理が実行されるコンピュータには、周知の回路構成を使用する。すなわち、演算処理を実行するCPU(central processing unit )と、主記憶装置としてのRAM(random access memory )及びROM(read
only memory)と、入出力装置とを使用する。
焼き付き補正処理は、通常、画像処理機能の一部として実行される。焼き付き補正用のプログラムは、他の画像処理プログラムと共に主記憶装置に記憶される。なお、当該機能をオペレーションシステムの一部として搭載するか、ファームウェアとして搭載するか、アプリケーションソフトウェアとして搭載するかは、使用環境に応じて定まる。
図12に、当該処理機能に対応するソフトウェアの処理手順を示す。まず、自発光型の表示装置を構成する各サブピクセルについて、その入力サブピクセルデータが静止画領域と動画領域のいずれに対応するか判定する動き判定処理が実行される(プロセスP1)。
次に、動画領域に対応すると判定された入力サブピクセルデータをゼロに変換するデータ変換処理が実行される(プロセスP2)。この際、静止画領域に対応すると判定された入力サブピクセルデータはそのまま出力される。
かかる後、データ変換処理後の入力サブピクセルデータについて、サブピクセル別の累積加算値を算出する累積加算処理が実行される(プロセスP3)。勿論、この演算は、予め定めた累積期間について実行される。また、累積加算値は、フレームメモリその他の記憶装置に格納される。
次に、算出された累積加算値のうちの最大値が検索され、検索された最大値と各サブピクセルに対応する累積加算値との差分値(絶対値)が算出される(プロセスP4)。この後、サブピクセル別に算出された差分値を補正期間内の処理回数で除算し、1回処理当たりの補正値が算出される(プロセスP5)。
かかる後、サブピクセル別に算出された補正値が、対応する入力サブピクセルデータに加算される(プロセスP6)。この補正処理が、予め定めた補正期間について実行される。かくして、補正期間について、劣化が少ないサブピクセルほど大きな補正値で補正された入力サブピクセルデータが出力される。
(2)システム例
続いて、前述した焼き付き補正装置や焼き付き補正プログラムの実装例を説明する。ここでは、自発光型の表示装置と、画像信号を発生する画像処理装置とが別筐体である場合について説明する。勿論、自発光型の表示装置と画像処理装置を1つの筐体内に搭載する電子機器にも実装できる。
(2−1)表示装置搭載型
図13に、焼き付き補正装置21を表示装置22に搭載するシステム例を示す。自発光型の表示装置22と画像処理装置23は、有線通信路又は無線通信路経由で接続する。その接続形態は直接接続でも、LAN接続でも良い。
図14に、自発光型の表示装置22の機能ブロック構成を示す。この種の表示装置22には、例えばCRT(cathode lay tube)、PDP(plasma display panel)、EL(electroluminescence display )、FED(field
emission display)がある。
表示装置22は、これら各種の表示方式に対応した表示デバイス22Aと、その駆動回路22Bと、焼き付き補正装置21を有してなる。駆動回路22Bは、駆動対象である表示デバイス22Aに応じたものが用いられる。また、画像処理装置23は周知の回路構成で良い。
このシステム例の場合、画像処理装置23が、接続先の表示装置に応じた画像信号を出力する。画像信号はアナログ形式でも、デジタル形式でも良い。表示装置22は、画像処理装置23から画像信号を入力すると、各サブピクセルに対応する入力サブピクセルデータについて、前述した焼き付き補正処理を実行する。この補正処理後の入力サブピクセルデータが駆動回路22Bに与えられ、表示デバイス22Aが駆動される。かくして、画像が表示される。
(2−2)画像処理装置搭載型
図15に、焼き付き補正装置24を画像処理装置25に搭載するシステム例を示す。この場合も、画像処理装置25と自発光型の表示装置26の接続は、有線接続でも無線接続でも良い。勿論、その接続形態は直接接続でも、LAN接続でも良い。
図16に、自発光型の表示装置26に接続される画像処理装置25の機能ブロック構成を示す。通常、画像処理装置25は、非自発光型の表示装置(例えば、液晶ディスプレイ装置)にも接続可能である。従って、図16の機能ブロック構成は、画像信号の出力装置として自発光型の表示装置26が接続されている場合の構成である。
この画像処理装置25は、画像処理回路25Aと、焼き付き補正装置24を有してなる。なお、図16においては、周知の回路構成を省略して示している。画像処理回路25Aは、搭載される電子機器(画像処理装置25)の形態に応じた画像処理を実行する。例えば、画像の撮像、再生、編集その他の処理を実行する。
このシステム例の場合、画像処理装置25の筐体内で焼き付き補正処理が実行される。すなわち、画像処理回路25Aから出力された画像信号は、出力インターフェースとの間に配置された焼き付き補正回路24に入力される。
焼き付き補正回路24は、当該画像信号の各入力サブピクセルデータについて、前述した焼き付き補正処理を実行する。このシステム例の場合、表示装置26は、入力された画像信号を周知の信号処理を経て表示デバイスに表示する。
この種の画像処理装置25には、例えば、撮像装置(カメラユニットだけでなく、記録装置と一体に構成されているものを含む。)、コンピュータ(サーバーを含む。)、各種の情報処理端末(携帯電話機、電子手帳等)、各種記録媒体の再生装置、画像編集装置、ゲーム機の適用が可能である。
焼き付き補正装置の実施形態例を示すブロック図である。 静止画出力に関する累積発光量の推移を示す図である。 補正開始前の入出力特性を示す図である。 補正開始後の入出力特性を示す図である。 発光体の寿命推移を示す図である。 補正終了後の入出力特性例を示す図である。 焼き付き補正装置の実施形態例を示すブロック図である。 静止領域認識回路の回路構成例を示す図である。 データ変換処理の概要を示す図である。 補正値算出処理の概要を示す図である。 補正処理の概要を示す図である。 焼き付き補正機能の処理手順を示すフローチャートである。 焼き付き補正装置を実装する表示装置と画像処理装置を組み合わせたシステム例を示す図である。 焼き付き補正装置を実装する表示装置の構成例を示す図である。 焼き付き補正装置を実装する画像処理装置と自発光型の表示装置を組み合わせたシステム例を示す図である。 焼き付き補正装置を実装する画像処理装置の構成例を示す図である。
符号の説明
1 補正処理回路
11 静止領域認識回路
12 累積加算回路
13 累積加算値メモリ
14 差分値算出回路
15 補正値算出回路
16 補正処理回路
17、18 フレームメモリ
19 動き判定回路
20 データ変換回路

Claims (14)

  1. 各ピクセルのうちの動画領域に対応するピクセルの入力ピクセルデータをゼロに書き換え、静止画領域に対応するピクセルの入力ピクセルデータをそのまま出力するデータ変換部と、
    前記データ変換部から出力された各ピクセルデータの累積発光量を算出する累積加算部と、
    全ピクセルについての前記累積発光量の最大値と各ピクセルについての累積発光量との差分値を算出する差分値算出部と、
    各ピクセルについて、前記差分値を補正期間内の処理回数で除算し、1回処理当たりの補正値(≧0)を算出する補正値算出部と、
    各ピクセルについて、前記補正値を対応する入力ピクセルデータに加算する補正処理部と
    を有し、
    前記補正値算出部は、全ピクセルのうち最も大きい累積発光量を与えるピクセルの累積発光量を基準値とし、当該基準値に対する累積発光量の乖離度が大きいピクセルほど大きな値を持つ前記補正値を算出する自発光型の表示装置の焼き付き補正装置。
  2. 各サブピクセルのうちの動画領域に対応するサブピクセルの入力サブピクセルデータをゼロに書き換え、静止画領域に対応するサブピクセルの入力サブピクセルデータをそのまま出力するデータ変換部と、
    前記データ変換部から出力された各サブピクセルデータの累積発光量を算出する累積加算部と、
    全サブピクセルについての前記累積発光量の最大値と各サブピクセルについての累積発光量との差分値を算出する差分値算出部と、
    各サブピクセルについて、前記差分値を補正期間内の処理回数で除算し、1回処理当たりの補正値(≧0)を算出する補正値算出部と、
    各サブピクセルについて、前記補正値を対応する入力サブピクセルデータに加算する補正処理部と
    を有し、
    前記補正値算出部は、サブピクセルを構成する色毎に、全サブピクセルのうち最も大きい累積発光量を与えるサブピクセルの累積発光量を基準値とし、当該基準値に対する累積発光量の乖離度が大きいサブピクセルほど大きな値を持つ前記補正値を算出する自発光型の表示装置の焼き付き補正装置。
  3. 各ピクセルについて、その入力ピクセルデータが静止画領域と動画領域のいずれに対応するか判定する動き判定部と、
    静止画領域に対応する入力ピクセルデータはそのまま出力する一方で、動画領域に対応する入力ピクセルデータはゼロに変換して出力するデータ変換部と、
    前記データ変換部から入力される入力ピクセルデータについて、各ピクセルについての累積発光量を算出する累積加算部と、
    全ピクセルについての前記累積発光量の最大値と各ピクセルについての累積発光量との差分値を算出する差分値算出部と、
    各ピクセルについて算出された前記差分値を補正期間内の処理回数で除算し、1回処理当たりの補正値(≧0)を算出する補正値算出部と、
    各ピクセルについて算出された前記補正値を、対応する入力ピクセルデータに加算する補正処理部と
    を有し、
    前記補正値算出部は、全ピクセルのうち最も大きい累積発光量を与えるピクセルの累積発光量を基準値とし、当該基準値に対する累積発光量の乖離度が大きいピクセルほど大きな値を持つ前記補正値を算出する自発光型の表示装置の焼き付き補正装置。
  4. サブピクセルを構成する色毎に、各色に対応するサブピクセルについて、その入力サブピクセルデータが静止画領域と動画領域のいずれに対応するか判定する動き判定部と、
    静止画領域に対応する入力サブピクセルデータはそのまま出力する一方で、動画領域に対応する入力サブピクセルデータはゼロに変換して出力するデータ変換部と、
    前記データ変換部から入力される入力サブピクセルデータについて、各サブピクセルについての累積発光量を算出する累積加算部と、
    各色に対応する全サブピクセルについての前記累積発光量の最大値と各サブピクセルについての累積発光量との差分値を算出する差分値算出部と、
    各サブピクセルについて算出された前記差分値を補正期間内の処理回数で除算し、1回処理当たりの補正値(≧0)を算出する補正値算出部と、
    各サブピクセルについて算出された前記補正値を、対応する入力サブピクセルデータに加算する補正処理部と
    を有し、
    前記補正値算出部は、サブピクセルを構成する色毎に、各色に対応する全サブピクセルのうち最も大きい累積発光量を与えるサブピクセルの累積発光量を基準値とし、当該基準値に対する累積発光量の乖離度が大きいサブピクセルほど大きな値を持つ前記補正値を算出する自発光型の表示装置の焼き付き補正装置。
  5. 各ピクセルについて、その入力ピクセルデータが静止画領域と動画領域のいずれに対応するか判定する動き判定部と、
    静止画領域に対応する入力ピクセルデータはそのまま出力する一方で、動画領域に対応する入力ピクセルデータはゼロに変換して出力するデータ変換部と、
    前記データ変換部から入力される入力ピクセルデータについて、各ピクセルについての累積発光量を算出する累積加算部と、
    全ピクセルについての前記累積発光量の最大値と各ピクセルについての累積発光量との差分値を算出する差分値算出部と、
    各ピクセルについて算出された前記差分値を補正期間内の処理回数で除算し、1回処理当たりの補正値(≧0)を算出する補正値算出部と、
    各ピクセルについて算出された前記補正値を、対応する入力ピクセルデータに加算する補正処理部と、
    前記補正処理部の出力ピクセルデータに対応する画像を表示する表示デバイスと
    を有し、
    前記補正値算出部は、全ピクセルのうち最も大きい累積発光量を与えるピクセルの累積発光量を基準値とし、当該基準値に対する累積発光量の乖離度が大きいピクセルほど大きな値を持つ前記補正値を算出する自発光型の表示装置。
  6. サブピクセルを構成する色毎に、各色に対応するサブピクセルについて、その入力サブピクセルデータが静止画領域と動画領域のいずれに対応するか判定する動き判定部と、
    静止画領域に対応する入力サブピクセルデータはそのまま出力する一方で、動画領域に対応する入力サブピクセルデータはゼロに変換して出力するデータ変換部と、
    前記データ変換部から入力される入力サブピクセルデータについて、各サブピクセルについての累積発光量を算出する累積加算部と、
    各色に対応する全サブピクセルについての前記累積発光量の最大値と各サブピクセルについての累積発光量との差分値を算出する差分値算出部と、
    各サブピクセルについて算出された前記差分値を補正期間内の処理回数で除算し、1回処理当たりの補正値(≧0)を算出する補正値算出部と、
    各サブピクセルについて算出された前記補正値を、対応する入力サブピクセルデータに加算する補正処理部と、
    前記補正処理部の出力サブピクセルデータに対応する画像を表示する表示デバイスと
    を有し、
    前記補正値算出部は、サブピクセルを構成する色毎に、各色に対応する全サブピクセルのうち最も大きい累積発光量を与えるサブピクセルの累積発光量を基準値とし、当該基準値に対する累積発光量の乖離度が大きいサブピクセルほど大きな値を持つ前記補正値を算出する自発光型の表示装置。
  7. 各ピクセルについて、その入力ピクセルデータが静止画領域と動画領域のいずれに対応するか判定する動き判定部と、
    静止画領域に対応する入力ピクセルデータはそのまま出力する一方で、動画領域に対応する入力ピクセルデータはゼロに変換して出力するデータ変換部と、
    前記データ変換部から入力される入力ピクセルデータについて、各ピクセルについての累積発光量を算出する累積加算部と、
    全ピクセルについての前記累積発光量の最大値と各ピクセルについての累積発光量との差分値を算出する差分値算出部と、
    各ピクセルについて算出された前記差分値を補正期間内の処理回数で除算し、1回処理当たりの補正値(≧0)を算出する補正値算出部と、
    各ピクセルについて算出された前記補正値を、対応する入力ピクセルデータに加算する補正処理部と、
    前記補正処理部の出力ピクセルデータを自発光型の表示装置に出力する出力部と
    を有し、
    前記補正値算出部は、全ピクセルのうち最も大きい累積発光量を与えるピクセルの累積発光量を基準値とし、当該基準値に対する累積発光量の乖離度が大きいピクセルほど大きな値を持つ前記補正値を算出する画像処理装置。
  8. サブピクセルを構成する色毎に、各色に対応するサブピクセルについて、その入力サブピクセルデータが静止画領域と動画領域のいずれに対応するか判定する動き判定部と、
    静止画領域に対応する入力サブピクセルデータはそのまま出力する一方で、動画領域に対応する入力サブピクセルデータはゼロに変換して出力するデータ変換部と、
    前記データ変換部から入力される入力サブピクセルデータについて、各サブピクセルについての累積発光量を算出する累積加算部と、
    各色に対応する全サブピクセルについての前記累積発光量の最大値と各サブピクセルについての累積発光量との差分値を算出する差分値算出部と、
    各サブピクセルについて算出された前記差分値を補正期間内の処理回数で除算し、1回処理当たりの補正値(≧0)を算出する補正値算出部と、
    各サブピクセルについて算出された前記補正値を、対応する入力サブピクセルデータに加算する補正処理部と、
    前記補正処理部の出力サブピクセルデータを自発光型の表示装置に出力する出力部と
    を有し、
    前記補正値算出部は、サブピクセルを構成する色毎に、各色に対応する全サブピクセルのうち最も大きい累積発光量を与えるサブピクセルの累積発光量を基準値とし、当該基準値に対する累積発光量の乖離度が大きいサブピクセルほど大きな値を持つ前記補正値を算出する画像処理装置。
  9. 自発光型の表示装置の焼き付き補正方法であって、
    各ピクセルについて、その入力ピクセルデータが静止画領域と動画領域のいずれに対応するか判定する判定処理と、
    静止画領域に対応する入力ピクセルデータはそのまま出力する一方で、動画領域に対応する入力ピクセルデータはゼロに変換するデータ変換処理と、
    前記データ変換処理後の入力ピクセルデータについて、各ピクセルについての累積発光量を算出する累積加算処理と、
    全ピクセルについての前記累積発光量の最大値と各ピクセルについての累積発光量との差分値を算出する差分値算出処理と、
    各ピクセルについて算出された前記差分値を補正期間内の処理回数で除算し、1回処理当たりの補正値(≧0)を算出する補正値算出処理と、
    各ピクセルについて算出された前記補正値を、対応する入力ピクセルデータに加算する補正処理と
    を有し、
    前記補正値算出処理は、全ピクセルのうち最も大きい累積発光量を与えるピクセルの累積発光量を基準値とし、当該基準値に対する累積発光量の乖離度が大きいピクセルほど大きな値を持つ前記補正値を算出する焼き付き補正方法。
  10. 自発光型の表示装置の焼き付き補正方法であって、
    サブピクセルを構成する色毎に、各色に対応するサブピクセルについて、その入力サブピクセルデータが静止画領域と動画領域のいずれに対応するか判定する判定処理と、
    静止画領域に対応する入力サブピクセルデータはそのまま出力する一方で、動画領域に対応する入力サブピクセルデータはゼロに変換するデータ変換処理と、
    前記データ変換処理後の入力サブピクセルデータについて、各サブピクセルについての累積発光量を算出する累積加算処理と、
    各色に対応する全サブピクセルについての前記累積発光量の最大値と各サブピクセルについての累積発光量との差分値を算出する差分値算出処理と、
    各サブピクセルについて算出された前記差分値を補正期間内の処理回数で除算し、1回処理当たりの補正値(≧0)を算出する補正値算出処理と、
    各サブピクセルについて算出された前記補正値を、対応する入力サブピクセルデータに加算する補正処理と
    を有し、
    前記補正値算出処理は、サブピクセルを構成する色毎に、各色に対応する全サブピクセルのうち最も大きい累積発光量を与えるサブピクセルの累積発光量を基準値とし、当該基準値に対する累積発光量の乖離度が大きいサブピクセルほど大きな値を持つ前記補正値を算出する焼き付き補正方法。
  11. 自発光型の表示装置を駆動するピクセルデータを処理対象とするコンピュータに、
    各ピクセルについて、その入力ピクセルデータが静止画領域と動画領域のいずれに対応するか判定する判定処理と、
    静止画領域に対応する入力ピクセルデータはそのまま出力する一方で、動画領域に対応する入力ピクセルデータはゼロに変換するデータ変換処理と、
    前記データ変換処理後の入力ピクセルデータについて、各ピクセルについての累積発光量を算出する累積加算処理と、
    全ピクセルについての前記累積発光量の最大値と各ピクセルについての累積発光量との差分値を算出する差分値算出処理と、
    各ピクセルについて算出された前記差分値を補正期間内の処理回数で除算し、1回処理当たりの補正値(≧0)を算出する補正値算出処理と、
    各ピクセルについて算出された前記補正値(≧0)を、対応する入力ピクセルデータに加算する補正処理と
    を実行させるプログラムであり、
    前記補正値算出処理では、全ピクセルのうち最も大きい累積発光量を与えるピクセルの累積発光量を基準値とし、当該基準値に対する累積発光量の乖離度が大きいピクセルほど大きな値を持つ前記補正値を算出するプログラム。
  12. 自発光型の表示装置を駆動するサブピクセルデータを処理対象とするコンピュータに、 サブピクセルを構成する色毎に、各色に対応するサブピクセルについて、その入力サブピクセルデータが静止画領域と動画領域のいずれに対応するか判定する判定処理と、
    静止画領域に対応する入力サブピクセルデータはそのまま出力する一方で、動画領域に対応する入力サブピクセルデータはゼロに変換するデータ変換処理と、
    前記データ変換処理後の入力サブピクセルデータについて、各サブピクセルについての累積発光量を算出する累積加算処理と、
    各色に対応する全サブピクセルについての前記累積発光量の最大値と各サブピクセルについての累積発光量との差分値を算出する差分値算出処理と、
    各サブピクセルについて算出された前記差分値を補正期間内の処理回数で除算し、1回処理当たりの補正値(≧0)を算出する補正値算出処理と、
    各サブピクセルについて算出された前記補正値(≧0)を、対応する入力サブピクセルデータに加算する補正処理と
    を実行させるプログラムであり、
    前記補正値算出処理では、サブピクセルを構成する色毎に、各色に対応する全サブピクセルのうち最も大きい累積発光量を与えるサブピクセルの累積発光量を基準値とし、当該基準値に対する累積発光量の乖離度が大きいサブピクセルほど大きな値を持つ前記補正値を算出するプログラム。
  13. 請求項11に記載のプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 請求項12に記載のプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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