JP4584503B2 - Weave fabric - Google Patents

Weave fabric Download PDF

Info

Publication number
JP4584503B2
JP4584503B2 JP2001237050A JP2001237050A JP4584503B2 JP 4584503 B2 JP4584503 B2 JP 4584503B2 JP 2001237050 A JP2001237050 A JP 2001237050A JP 2001237050 A JP2001237050 A JP 2001237050A JP 4584503 B2 JP4584503 B2 JP 4584503B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warp
dtex
polyketone
fiber
fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001237050A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2003049339A (en
Inventor
龍 谷口
徹 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Fibers Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Fibers Corp filed Critical Asahi Kasei Fibers Corp
Priority to JP2001237050A priority Critical patent/JP4584503B2/en
Publication of JP2003049339A publication Critical patent/JP2003049339A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4584503B2 publication Critical patent/JP4584503B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリケトン繊維を経糸として用いたすだれ織物に関する。さらに詳しくは、ポリケトン繊維を用いた経糸と、緯糸とのすべりが小さいために目ずれがなく均質で、加熱時の収縮が小さいために平坦性に優れたすだれ織物に関する。本発明のすだれ織物は、接着剤を付与した後にゴム補強材料等に使用され、タイヤやベルト、ホース等のゴム補強用繊維材料等に極めて有用である。
【0002】
【従来の技術】
タイヤやベルト、ホース等のゴム製品においては、製品の強度を担うための材料として主に、スチール等の金属繊維材料、レーヨンやナイロン66繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維等の有機繊維材料が用いられてきた。
しかしながら、スチール等の金属繊維材料は力学性能には優れるものの、比重が大きいため重くなってしまう問題がある。一方、従来の汎用有機繊維材料についても、レーヨンは力学強度が低く、水や高湿度下で物性が低下する問題、ナイロン66繊維は弾性率が小さく、加重下での寸法安定性が低く、加熱下での熱収縮も大きいなどの問題、ポリエチレンテレフタレート繊維は加熱下での熱収縮が大きい問題、があった。
【0003】
これら従来の有機繊維材料に代わりうる材料として、一酸化炭素とエチレン、プロペンのようなオレフィンをパラジウムやニッケルを触媒として重合させることにより、一酸化炭素とオレフィンが実質完全に交互共重合した脂肪族ポリケトンが得られることが見いだされ(工業材料、12月号、第5ページ、1997年)、ポリケトンを繊維化する研究が行われている。
ポリケトン繊維は、従来のポリオレフィン繊維に比べて融点が高く、また高強度および高弾性率を有することが知られており、この優れた物性を活かして産業資材用途、特にタイヤやベルト、ホース等のゴム補強材料として展開が期待されている。
【0004】
繊維材料をゴム補強材として使用する場合、通常は、繊維を撚糸後、接着剤を付与してコード状とし、あるいは、すだれ織物状としてゴム材料中に埋設する。
これまでポリケトン繊維についてはいくつかの技術が開示されているが(例えば、特開平1−124617号公報、特開平2−112413号公報、特表平4−505344号公報、特開平4−228613号公報、特表平7−508317号公報、特表平8−507328号公報、米国特許第5955019号明細書、国際公開99/18143号パンフレット、国際公開第00/09611号パンフレット等)、これらの先行技術においては、高強度および高弾性率を有するポリケトン繊維に関する技術の記載があるのみで、ポリケトン繊維をすだれ織物に用いることに関して一切記載されていない。
特開平1−124617号公報、特開平9−324377号公報、特開平9−329198号公報、特開平11−334313号公報、特開平11−336957号公報、特開2000−142024号公報、特開2000−142025号公報に、特開2000−190705号公報、特開2000−264012号公報等には、ポリケトンコードやポリケトンコードを経糸に用いたすだれ織物に関する技術が開示されている。
【0005】
しかしながら、本発明者等の研究によると、これらの先行技術に開示されているコードおよびすだれ織物は、下記の(イ)〜(ハ)の問題を有していることが判明した。しかし、先行技術には、これらの問題に関する記載やこれらの問題を解決する手段、さらには高性能で高品位のすだれ織物を製造する技術に関しては全く記載されていない。
(イ)ポリケトン繊維およびポリケトン繊維からなるコードは、摩擦係数が小さく、すだれ織物の経糸として用いると、緯糸との間に滑りが生じて経糸の打ち込み間隔が不均一になる、いわゆる「目ずれ」が起こりやすい。
(ロ)高強度および高弾性率を有するポリケトン繊維およびポリケトン繊維からなるコードは熱収縮応力が高く、すだれ織物に製織後の熱収縮によってすだれ織物が歪んで平坦性が損なわれる。
(ハ)高強度および高弾性率を有するポリケトン繊維およびポリケトン繊維からなるコードは、撚糸時や製織時に毛羽やフィブリルができやすく、すだれ織物上や織機上に毛玉や粉が発生し品位や工程通過性が低下する。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような問題を解決し、
(1)経糸と緯糸とのすべりによって経糸間隔が不均一になる目ずれが起こらない、均質なすだれ織物を提供すること、
(2)すだれ織物製織時や製織後の熱収縮によってひずみを起こさず、寸法安定性および平坦性に優れたすだれ織物を提供すること、
(3)撚糸時や製織時に毛羽やフィブリル状物の発生がなく、すだれ織物上や織機上にも毛玉や粉のない高品位のすだれ織物を工程通過性よく提供すること、である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意研究を行い、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、経糸と緯糸とから構成されたすだれ織物において、経糸を構成する繊維の50質量%以上がポリケトン繊維であって、経糸と緯糸との繊維−繊維間静止摩擦係数(μs)が0.2以上であることを特徴とするすだれ織物である。
【0008】
本発明のすだれ織物は、構成する繊維の50質量%以上がポリケトン繊維である経糸と、緯糸とから構成されている。本発明のすだれ織物の経糸の形態は、コードまたはストランドである。コードとは、一方向に撚糸した糸を数本引き揃え、逆方向に撚糸した糸である。ストランドとは、長繊維の束を無撚あるいは100T/m以下の軽い撚りをかけた糸である。
本発明において、ポリケトン繊維は、繰り返し単位の95〜100質量%、好ましくは97質量%以上、より好ましくは100質量%が化学式(1)で示す、1−オキソトリメチレンから構成されたポリケトンからなる繊維である。
【0009】
【化1】

Figure 0004584503
【0010】
繰り返し単位中の1−オキソトリメチレンの割合が高いほど分子鎖の規則性が向上し、高結晶性で高配向度の繊維が得られる。したがって、この繊維を用いることによって高強度、高弾性率および高耐熱性を有する経糸が得られる。
本発明のすだれ織物は、強度、寸法安定性、耐熱性、およびゴムとの接着性に優れるものであるが、そのためには経糸を構成する繊維の50質量%以上がポリケトン繊維であることが必要である。
【0011】
本発明のすだれ織物に用いられる経糸の種類として、例えば、(イ)ポリケトン繊維のみからなるコード、(ロ)ポリケトン繊維のみからなるストランド、(ハ)ポリケトン繊維とポリケトン繊維以外の繊維とを混撚または交撚したコード、(ニ)ポリケトン繊維とポリケトン繊維以外の繊維とを混繊したストランド、(ホ)ポリケトン繊維以外の繊維からなるコード、(ヘ)ポリケトン繊維以外の繊維からなるストランド、等が挙げられる。以後、上記(イ)を「ポリケトンコード」、(ロ)を「ポリケトンストランド」、(イ)、(ハ)を「ポリケトン繊維からなるコード」、(ロ)、(ニ)を「ポリケトン繊維からなるストランド」という。
【0012】
(ハ)および(ニ)の場合には、1本のコードまたはストランド中にポリケトン繊維が50質量%以上含まれていることが好ましい。
経糸は、(イ)〜(ニ)から選ばれた少なくとも一種、または(イ)〜(ニ)から選ばれた少なくとも一種と(ホ)および(ヘ)から選ばれた少なくとも一種とから構成されていてもよい。
いずれにしても、ポリケトン繊維は、すだれ織物における全経糸中に50質量%以上、好ましくは75質量%以上、より好ましくは90質量%以上、最も好ましくは100質量%用いられる。経糸中のポリケトン繊維の割合が50質量%未満の場合、すだれ織物の強度、寸法安定性、耐熱性、およびゴムとの接着性のいずれかの性能が不十分となる。
【0013】
ポリケトン繊維以外の繊維としては、その割合が50質量%未満であれば特に制限はなく、用途および目的に応じて、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、アラミド繊維等、公知の繊維が用いられる。ポリケトン繊維以外の繊維が50質量%を越えると、例えば、ポリエステル繊維やポリアミド繊維よりなる経糸の場合には強度や寸法安定性が損なわれ、レーヨン繊維よりなる経糸の場合には強度が大きく損なわれ、アラミド繊維よりなる経糸の場合にはゴムとの接着性が大きく損なわれる。
【0014】
本発明のすだれ織物は、経糸の50質量%以上、より好ましくは80質量%以上、更に好ましくは100質量%がポリケトンコードであることが好ましい。経糸中にポリケトンコードの割合が少ない場合、すだれ織物の強度、寸法安定性、耐熱性、およびゴムとの接着性、成型品の耐疲労性の全てにおいて優れたすだれ織物を得ることが難しくなる。
本発明のすだれ織物は、経糸と緯糸との繊維−繊維間静止摩擦係数(以下、μs、と略することがある)が0.2以上、好ましくは0.25以上、より好ましくは0.3以上である。前述したように、ポリケトン繊維を用いた経糸は、他の繊維を用いた経糸に比べて、緯糸との摩擦に対して特に滑りやすい。したがって、ポリケトン繊維を用いた経糸のμsを0.2以上に設定することは本発明において極めて重要である。μsが0.2未満では、製織時の経糸にかかる張力の変動によって、あるいは、巻き取り後反物として保管時に経糸と緯糸とが滑り、経糸の間隔が不均等となってすだれ織物の品位が低下するばかりか、経糸密度が変動し、均質な製品を得ることができなくなる。一方、μsの値には、上限はないが、高すぎるとゴム補強材として用いた場合、成形時に緯糸切断後の緯糸除去がスムースにいかなくなるため、3以下であることが好ましい。
【0015】
すだれ織物を構成する経糸と緯糸との繊維−繊維間静止摩擦係数(μs)は、経糸を構成する繊維の単糸繊度、総繊度、油剤の種類や油剤付与率、さらにコードの場合には撚糸数、撚り形態等の組み合わせによって変化するため、所望のμsが得られるように、これらの条件を調節する。ポリケトン繊維以外の繊維からなる経糸は、緯糸とのμsが、通常、0.2以上であるので、ポリケトン繊維を含む経糸について、μsを0.2以上にする必要がある。もちろん、ポリケトン繊維以外の繊維からなる経糸のμsも0.2未満の場合には、同様にμsを0.2以上にする必要がある。
【0016】
以下、ポリケトン繊維を含む経糸を例に挙げて説明する。ポリケトン繊維以外の繊維からなる経糸についてもこれに準じればよい。
単糸繊度の設定
経糸に用いるポリケトン繊維の単糸繊度は、目ずれ防止の観点からは小さいほどμsが大きくなり好ましい。しかし、単糸繊度が小さすぎると断糸が起こりやすくなり、延伸性、撚糸性、製織性等の工程通過性の低下や、毛羽による品位の低下が起こるため、好ましくは0.1〜10dtex、より好ましくは0.5〜5dtex、最も好ましくは0.8〜2dtexである。単糸の断面形状は特に制限はないが、丸断面が好ましい。
【0017】
油剤の選定
経糸の表面には油剤が付着していることが好ましい。延伸性や撚糸性の観点からは、平滑性や潤滑性を高める油剤が付着していることが好ましいが、油剤の平滑性が高すぎると経糸と緯糸とのすべりが生じる。したがって、ポリケトン繊維−ポリケトン繊維間の動摩擦係数(以下、μd、と略することがある)が、好ましくは0.01〜0.7、より好ましくは0.05〜0.6、最も好ましくは0.1〜0.5であり、経糸と緯糸とのμsが0.2以上となるように油剤組成を決定することが好ましい。
【0018】
本発明のすだれ織物の経糸に用いるポリケトン繊維に使用可能な油剤成分については特に限定はなく、例えば、特願2000−19995号に記載の油剤を使用することができる。平滑性および耐摩耗性を付与するために、エステル化合物、鉱物油、またはポリエーテル化合物を含有する油剤が好ましい。油剤には、その成分の乳化剤、制電剤、熱安定剤等を含有することが好ましい。
油剤の付着量が、0.1質量%未満であると摩擦抵抗の低減効果が不十分であり、10質量%を越えるとロールやガイドの汚れ等の問題が生じるため、ポリケトン繊維に対して0.1〜10質量%が好ましく、より好ましくは0.3〜5質量%、最も好ましくは0.5〜2質量%である。
【0019】
経糸の繊度、撚糸数
ポリケトン繊維からなるコードおよびポリケトン繊維からなるストランドの総繊度は300〜30000dtexであることが好ましく、より好ましくは500〜7000dtexである。300dtex未満では、強撚コードとした際にμsが小さくなる。また、30000dtexを越えるとすだれ織物反の取り扱い性が低下する。
なお、本発明のすだれ織物に用いるポリケトン繊維からなるコード、ポリケトン繊維からなるストランド以外の経糸についても、総繊度は300〜30000dtexであることが好ましく、500〜7000dtexであることがより好ましい。
【0020】
経糸にポリケトン繊維からなるコードを用いる場合、その撚糸数は特に制限はなく、用途に応じて選定され、下記式で表される上撚りの撚り係数Kが1000〜30000の範囲のものが好適である。
K=Y×D0.5
ここで、Yは、コード1mあたりの撚り数(T/m)、Dは、コードの総表示繊度(dtex)である。総表示繊度とは、撚糸に用いた全繊維の繊度の和であり、例えば、1670dtexのポリケトン繊維を3本撚り合わせた場合、撚糸物の総表示繊度は5010dtex(1670/3)となる。
また、ストランドとして用いる場合は撚糸数は0〜100T/mが好ましく、摩擦係数および糸の集束性の観点から5〜10T/mがより好ましい。
【0021】
本発明のすだれ織物は、主に、ゴム補強材料用途に用いられる、すだれ織物の製造中に、接着剤付与やゴム加硫等の加熱処理工程を通過する。しかしながら、高度に延伸されたポリケトン繊維からなるコードおよびストランドは非常に強い熱収縮力を示し、すだれの変形や成型品の歪みが起こりやすい。このため、ポリケトン繊維からなるコードおよびポリケトン繊維からなるストランドは熱収縮応力が小さいことが好ましく、最大熱収縮応力が0.01〜0.6cN/dtexであることが好ましく、より好ましくは0.05〜0.5cN/dtex、最も好ましくは0.1〜0.4cN/dtexである。最大熱収縮応力が0.6cN/dtexを越えると、すだれ織物の収縮力が強くなり緯糸の変形や織り密度にムラが生じたり、成型品が変形する場合がある。一方、最大熱収縮応力が0.01cN/dtex未満の場合、熱セット性が低下し織物や成型品にたるみが生じることがある。
【0022】
緯糸の種類および繊度
本発明のすだれ織物に用いる緯糸の種類および繊度については、μsが本発明の範囲に入るものであれば特に制限はなく、用途および目的に応じて選定することができる。コストおよび取り扱い性の観点からポリエステル繊維、ポリアミド繊維およびセルロース繊維が好ましく、ポリケトン繊維との摩擦特性や加工時の裁断性の観点から綿繊維、ポリノジック繊維、ビスコースレーヨン繊維、銅アンモニアレーヨン繊維等のセルロース繊維が特に好ましく用いられる。
【0023】
すだれの形態保持能力や加工時の裁断性、および経糸との摩擦特性の観点から緯糸の繊度を適当な範囲内とすることが望ましく、長繊維の場合50〜500dtex、短繊維の場合10s〜40sが好ましい。
本発明のすだれ織物の経糸にポリケトン繊維を50質量%以上含むコードは、その特性として、高強度および高寸法安定性であることが望まれ、引っ張り強度が7cN/dtex以上が好ましく、より好ましくは10cN/dtex以上、最も好ましくは12cN/dtex以上である。また、2.0cN/dtex荷重時の伸度が5%以下であることが好ましく、より好ましくは4%以下、最も好ましくは3%以下である。引っ張り強度が7cN/dtex未満の場合、補強材として十分な強度を発揮させるためには、コードの総本数を増やす必要がある。2.0cN/dtex荷重時の伸度が5%を越える場合、荷重がかかった際のコードの伸びが大きくなり、材料が寸法変化しやすくなる。
【0024】
上述の高性能の経糸を得るためには、経糸に用いるポリケトン繊維が高強度、高弾性率および高寸法安定性であることが必要であり、ポリケトン繊維の引っ張り強度は10cN/dtex以上、弾性率は250cN/dtex以上であることが好ましく、より好ましくは引っ張り強度は5cN/dtex以上、弾性率は350cN/dtex以上のポリケトン繊維を経糸に用いる。ポリケトン繊維の熱特性は、150℃×30分の乾熱処理による収縮率が0〜2%、最大熱収縮応力が0.01〜0.6cN/dtexであることが好ましく、より好ましくは乾熱収縮率が0〜1%、最大熱収縮応力が0.1〜0.4cN/dtexである。
【0025】
経糸が毛羽や断糸等のない高品位のものであるためには、経糸に用いるポリケトン繊維が延伸性および撚糸性に優れたものであることが重要であり、具体的にはポリケトン繊維−ポリケトン繊維間の動摩擦係数(μd)が0.01〜0.7であることが好ましく、より好ましくは0.05〜0.3である。
本発明のすだれ織物の構成は特に制限はなく、経糸密度、緯糸密度、すだれの幅および長さ等、任意に選定することができる。経糸密度はハイエンズ、ミドルエンズ、ロウエンズのいずれであってもよいが、すだれ織物の均質性および取り扱い性の点から、経糸密度は5〜80本/5cm、緯糸密度は1〜10本/5cmであることが好ましい。
【0026】
本発明のすだれ織物は、樹脂、接着剤等、繊維以外の成分等を含んでいてもよく、その成分や量については特に限定されない。樹脂としては、エポキシ樹脂やフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂等、公知のものを使用できる。ゴム補強材として用いる場合には、ゴムとすだれ織物との接着性を強化するために、織物に接着剤を付着させたものを用いる。接着剤の種類は特に限定されず、公知の接着剤をそのまま、あるいは組成比を適宜選定して用いることができる。中でも、RFL(レゾルシン−ホルマリン−ラテックス)液を主成分とする接着剤を用いるのが一般的であり、この場合、RFL液単独で用いてもよく、必要に応じてエポキシ化合物やイソシアネート化合物、フェノール化合物等、その他の薬液と混合して用いてもよい。すだれ織物への接着剤の付着量は特に制限はなく、用途および目的に応じて所望の量を付与すればよいが、力学的性質や工程通過性、ゴムとの接着性の観点からすだれ織物に対して0.1〜20質量%付与するのが好ましく、より好ましくは1〜10質量%、最も好ましくは2〜8質量%である。
【0027】
次に、本発明のすだれ織物の製造法について説明する。
経糸に用いるポリケトン繊維は、公知の湿式紡糸法(ポリケトンを溶剤に溶解した後に凝固浴中で繊維状とし、脱溶剤、乾燥を経て熱延伸を行う方法)で製造することができる。高強度、高弾性率および高寸法安定性を有するポリケトン繊維を生産性よく工業的に製造するには、金属塩を溶剤とする湿式紡糸法が好適に用いられる。
【0028】
溶解に用いるポリケトンは、繰り返し単位の1−オキソトリメチレンの割合が95〜100質量%、極限粘度が2〜20であることが好ましい。このポリケトンをハロゲン化亜鉛、ハロゲン化アルカリ金属、ハロゲン化アルカリ土類金属等を含有する溶液(例えば、塩化亜鉛/塩化カルシウム水溶液)に溶解する。溶解した溶液を、紡糸口金より水等の液体中に吐出して糸条とした後、塩酸等の酸水溶液により金属塩を洗浄除去する。次いで、乾燥した後に、200〜280℃にて5倍以上の熱延伸を行う。高強度のポリケトン繊維を製造する場合には、総延伸倍率を好ましくは10倍以上、より好ましくは12倍以上とし、2段以上の多段延伸を行うことが好ましい。
この際に、延伸前および/または延伸後に油剤を付与して延伸時および撚糸時のμdを低減すると共に、延伸後および/または撚糸後に再度油剤を付与して経糸のμsを0.2以上とすることが重要である。さらに、すだれ織物の熱収縮を抑制する目的で、多段延伸終了後に100〜280℃で0.001〜1cN/dtexの低張力熱処理を行い、ポリケトン繊維の熱収縮応力を下げることが好ましい。
【0029】
このようにして得られたポリケトン繊維を撚糸してコードに加工し、あるいは、引き揃えてストランドとして用いる。コードに加工する場合、撚糸の種類、方法、合撚本数については特に制限はなく、片撚り糸、もろ撚り糸、ピッコもろ撚り糸、強撚糸など任意の方法が採用され、合撚する本数も1本撚り、2本撚り等、特に制限はなく、3本以上の合撚であってもよい。撚糸数も用途、使用環境等に応じて任意に選定すればよく、一般的には、上撚りの撚り係数Kが1000〜30000の範囲で撚糸される。この際、撚糸張力を、下撚り/上撚り共に0.01〜0.2cN/dtexとすることが好ましい。
【0030】
このようにして得られたポリケトン繊維を少なくとも一部に含むコードおよび/またはストランドを5〜80本/5cmに配列し、製織機にて緯糸を1〜10本/5cmの割合で打ち込むことによって、本発明のすだれ織物が得られる。
得られたすだれ織物に、濃度10〜30質量%のRFL液を付着させ、少なくとも100℃の熱をかけて固着させる工程(いわゆるDip処理)を通すことによりRFL処理織物が得られる。
RFL液の好ましい組成としては、レゾルシン0.1〜10質量%、ホルマリン0.1〜10質量%、ラテックス1〜28質量%であり、より好ましい組成としてはレゾルシン0.5〜3質量%、ホルマリン0.5〜3質量%、ラテックス10〜25質量%である。すだれ織物に付与したRFL液の乾燥温度は、好ましくは140〜200℃で、少なくとも10秒、好ましくは20〜120秒間乾燥熱処理する。
【0031】
乾燥後のすだれ織物を、ヒートセットゾーンおよびノルマライジングゾーンにて熱処理する。この際、熱処理条件(熱処理温度および熱処理時の張力、熱処理時間)を特定範囲内とすることが重要である。熱処理温度は、好ましくは150〜250℃、より好ましくは180〜230℃である。熱処理張力は、好ましくは(最大熱収縮応力±0.2)cN/dtex、より好ましくは最大熱収縮応力である。熱処理時間は好ましくは10〜300秒、より好ましくは30〜120秒の範囲である。
ノルマライジングゾーンの熱処理温度および熱処理時間は、上述のヒートセット温度および熱処理時間の範囲内であることが好ましい。ノルマライジングゾーンの熱処理時の張力はヒートセットゾーンの熱処理時の張力の10〜80%程度とすることが好ましい。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明を、実施例により具体的に説明するが、それらは本発明の範囲を限定するものではない。
本発明に用いられる各測定値の測定方法は次の通りである。
(1)極限粘度[η]
極限粘度[η]は次の定義式に基づいて求められる値である。
Figure 0004584503
定義式中のtおよびTは、純度98%以上のヘキサフルオロイソプロパノールおよびヘキサフルオロイソプロパノールに溶解したポリケトンの希釈溶液の25℃での粘度管の流過時間である。Cは上記100ml中のグラム単位による溶質質量値である。
【0033】
(2)繊度、引っ張り強度、弾性率および2.0cN/dtex荷重時の伸度
繊度は、試料を25℃、55%湿度下で48時間静置後、試料100mの質量W1(g)を計量し、W1×100を繊度(dtex)とする。この試料を、試料長250mm、クロスヘッド速度300mm/分の条件で、引っ張り強度、弾性率、2.0cN/dtex荷重時の伸度を測定する。
【0034】
(3)樹脂付着率
コード5mを105℃で5時間加熱した後に絶乾質量W2(g)を計量する。次いで、コードを1mm長に細断して、200mlのヘキサフルオロイソプロパノールにて攪拌下、60℃、2時間溶解する。溶解後ろ過し、得られた残さを105℃で5時間加熱処理した後に質量W3(g)を精秤し、下式から樹脂付着率を求める。
樹脂付着率 = (W3×10)/(W2)×100 (%)
【0035】
(4)乾熱収縮率
オーブン中で150℃、30分の乾熱処理を行い、熱処理前後の繊維長を、1/30(cN/dtex)の荷重をかけて計測して下式により求める。
乾熱収縮率=(Lb−La)/(Lb)×100 (%)
式中、Lbは熱処理前の繊維長、Laは熱処理後の繊維長である。
【0036】
(5)最大熱収縮応力、最大熱収縮温度
CORD−TESTER(商標)(Goodrich Type)(東洋精機製作所(株)社製)を用いて、下記の条件で一定変位下における繊維およびコードの熱収縮力特性を測定する。
TemperatureProgram : EXPモード
ΘM : 250℃
1 : 3分
初荷重 : 1/80(g/dtex)
初期試料長 : 250mm
計測された温度−収縮力カーブから最大の収縮力Fmax(cN)および最大の収縮力を示す温度Tmax(℃)を読みとり、Tmaxを最大熱収縮温度とする。Fmaxを試料の繊度(dtex)で除して最大熱収縮応力σMAX(cN/dtex)を求める。
【0037】
(6)経糸と緯糸間の静止摩擦係数(μs)
図1に示す装置を用いて測定を行う。長さ約690mの緯糸1を円筒2の周りに、綾角15°で約0.2cN/dtexの張力を掛けて巻き付ける。更に、長さ30.5cmの経糸3をこの円筒に掛ける。この時、経糸3は円筒2の上にあり、円筒の巻き付け方向と平行にする。円筒2に掛けた経糸3の片方の端に、荷重が0.1cN/dtex(対経糸)の重り4を結び、他方の端にはストレインゲージ5を連結させる。次に、円筒2を1mm/分の周速で回転させ、張力をストレインゲージ5で測定する。こうして測定した張力からμsを下記の式より求める。
μs=(1/π)×ln(T2/T1
式中、T1は繊維に掛けた重りの重さ、T2はストレインゲージにて測定した張力、lnは自然対数、πは円周率を示す。
【0038】
(7)ポリケトン繊維−ポリケトン繊維間の動摩擦係数(μd)
図2に示す装置を用いて測定を行う。長さ約690mのポリケトン繊維(A)6を円筒2の周りに、綾角15°で約0.2cN/dtexの張力を掛けて巻き付け、更に円筒2に巻き付けた繊維と同じ長さ30.5cmのポリケトン繊維(B)7をこの円筒に掛ける。この時、ポリケトン繊維(B)7は円筒の上にあり、円筒の巻き付け方向と平行にする。円筒2に掛けたポリケトン繊維(B)7の片方の端に荷重が0.1cN/dtex(対ポリケトン繊維(B))の重り4を結び、他方の端にはストレインゲージ5を連結させる。次に、円筒を18m/分の周速で回転させ、張力をストレインゲージ5で測定する。こうして測定した張力からμdを下記の式より求める。
μd=(1/π)×ln(T2/T1
式中、T1は繊維に掛けた重りの重さ、T2は測定した時の張力、lnは自然対数、πは円周率を示す。
【0039】
【実施例1】
常法により調製したエチレンと一酸化炭素が完全交互共重合した極限粘度6.0のポリケトンを、塩化カルシウム40質量%/塩化亜鉛22質量%を含有する水溶液に溶解して、ポリケトン濃度6.5質量%のドープを得た。得られたドープを80℃に加温し、紡口径0.15mmφ、L/D=1、ホール数250の紡口より10mmのエアーギャップを通した後に、2質量%の塩化カルシウム、1.1質量%の塩化亜鉛および0.1質量%の塩酸を含有する−2℃の水からなる凝固浴中に、吐出量22.5cc/分の速度で押し出して糸条とし、引き取り速度5m/分で曳き取った。
【0040】
引き続き、糸条を塩酸水溶液、水で順次洗浄した後に、IRGANOX(登録商標)(Ciba Specialty Chemicals社製)1098、IRGANOX(登録商標)(Ciba Specialty Chemicals社製)1076をそれぞれ0.05質量%ずつ(対ポリケトン)配合した後に、225℃にて定長乾燥した。さらに、225℃で7倍の延伸を行った後に、このポリケトン繊維6本を合糸し濃度1質量%の油剤エマルジョンを付与した後に、240℃で1.5倍、250℃で1.3倍、257℃で1.2倍の、トータル16.4倍の4段延伸を行った。このポリケトン繊維に濃度7.5質量%の油剤エマルジョンを付与し、220℃で15秒間(張力=0.1cN/dtex)の熱処理を行った。
【0041】
油剤は以下の組成のものを用いた。
オレイン酸ラウリルエステル/ビスオキシエチルビスフェノールA/ポリエーテル(プロピレンオキシド/エチレンオキシド=35/65:分子量20000)/ポリエチレンオキシド10モル付加オレイルエーテル/ポリエチレンオキシド10モル付加ひまし油エーテル/ステアリルスルホン酸ナトリウム/ジオクチルリン酸ナトリウム=30/30/10/5/23/1/1(質量%比)。
【0042】
延伸性は良好で、延伸時に毛羽や断糸等の不具合はなかった。
得られたポリケトン繊維の繊度は1510dtex、引っ張り強度は17.0cN/dtex、弾性率は355cN/dtexであり、優れた物性を有していた。また乾熱収縮率は0.4%、最大熱収縮応力は0.25cN/dtexであり、優れた熱収縮特性を具備していた。この繊維のμdは0.22であった。
このポリケトン繊維をZ方向に下撚り後、これを2本引きそろえS方向に上撚りして撚り合わせ、ポリケトンコードとした。撚糸条件は、下撚り:撚糸数は390T/m、撚糸張力は0.8N(0.05cN/dtex)、上撚り:撚糸数は390T/m、撚糸張力は1.8N(0.05cN/dtex)であった(上撚りの撚り係数は21432)。撚糸性は良好で、撚糸時に毛羽や断糸等の工程上の不具合は見られなかった。
【0043】
得られたポリケトンコードの繊度は3620dtexで、引っ張り強度は12.7cN/dtex、2.0cN/dtex荷重時の伸度は3.1%であり、優れた力学特性を有していた。また、最大熱収縮温度は218℃、最大熱収縮応力は0.20cN/dtex、乾熱収縮率は0.5%であり、安定な熱収縮特性を有するものであった。
このポリケトンコードを経糸として、緯糸に20sの綿紡績糸を用い、経糸密度が40本/5cm、緯糸密度が4本/5cm、幅1400mmのすだれ織物を製織した。製織時に毛羽やフィブリル状物の発生はなく、織機にも糸くずや毛玉の付着は観察されず製織性は良好であった。経糸と緯糸とのμsは0.32であった。得られたすだれ織物は平坦で目ずれがなく、品位の優れたものであった。
【0044】
【実施例2】
実施例1で得られたすだれ織物を、下記の液組成のRFL液に浸漬した後に、160℃、80秒の乾燥処理、220℃で45秒の定長ヒートセット処理、さらに220℃で45秒のノルマライジング処理を行った。
(RFL液組成)
レゾルシン 22.0部
ホルマリン(30質量%) 30.0部
水酸化ナトリウム(10質量%) 14.0部
水 570.0部
ビニルピリジンラテックス(41質量%) 364.0部
このようにして得られたすだれ織物のRFL樹脂付着率は5.5質量%であった。すだれ織物は平坦で、熱収縮による歪み等は全く観察されず、経糸コード密度も均等で目ずれがなく、高品位のものであった。
【0045】
【比較例1】
実施例1において、1段延伸後の合糸本数を3本とし、延伸終了後に付与する仕上げ剤のエマルジョン濃度を30質量%とし、延伸終了後の熱セットを行わない以外は同様にして紡糸、乾燥、延伸を行い、繊度が791dtexのポリケトン繊維を製造した。得られたポリケトン繊維の引っ張り強度は16.1cN/dtex、弾性率は314cN/dtexであり、乾熱収縮率は1.9%、最大熱収縮応力は0.72cN/dtex、μdは0.07であった。
【0046】
このポリケトン繊維を実施例1と同様にして撚糸を行い(下撚り/上撚り共に390T/m:上撚りの撚り係数=15512)、ポリケトンコードを得た。このポリケトン繊維からなるコードの繊度は1801dtex、引っ張り強度は13.1cN/dtex、2.0cN/dtex荷重時の伸度は3.0%、最大熱収縮温度は0.66cN/dtex、乾熱収縮率は1.9%であった。
このポリケトン繊維からなるコードを経糸に、10sの綿紡績糸を緯糸として用い、経糸密度75本/5cm、緯糸密度5本/5cm、幅500mmのすだれ織物を製織した。経糸と緯糸とのμsは0.08であった。得られたすだれ織物には長さ1mあたり2〜10カ所の目ずれがあり、実施例1のすだれ織物と比べて品位の劣るものであった。
【0047】
【比較例2】
比較例1で得られたすだれ織物を、実施例2と同様の処方でRFL液処理を行った。得られたすだれRFL処理織物は、目ずれだけでなく、長さ1mあたり1〜2カ所に熱収縮による歪みがあり、平坦性が不良で品位の劣るものであった。
このすだれ織物のRFL樹脂付着率は6.2質量%であった。
【0048】
【発明の効果】
本発明のすだれ織物は、強度、寸法安定性、耐熱性に優れたポリケトン繊維からなる経糸と、緯糸とからなり力学的、熱的性質に優れたものである。さらには本発明のすだれ織物は、経糸と緯糸とのすべりによる目ずれがなく、熱収縮によってひずみを起こさず寸法安定性、平坦性に優れ、毛羽やフィブリル状物、毛玉、粉のない高品位のすだれ織物であり、撚糸や製織、RFL処理等の工程通過性にも優れるものである。
本発明のすだれ織物は、接着剤を付与した後にゴム補強材料として好適に用いられ、具体的には、タイヤやベルト、ホース等のゴム補強用繊維材料として極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】経糸と緯糸間の静止摩擦係数(μs)の測定装置の概略図。
【図2】ポリケトン繊維−ポリケトン繊維間の動摩擦係数(μd)の測定装置の概略図。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a braided fabric using polyketone fibers as warp yarns. More specifically, the present invention relates to a braided woven fabric that is uniform with no misalignment due to small slip between a warp and a weft using polyketone fibers, and excellent in flatness due to small shrinkage during heating. The weave fabric of the present invention is used as a rubber reinforcing material or the like after applying an adhesive, and is extremely useful for a rubber reinforcing fiber material such as a tire, belt or hose.
[0002]
[Prior art]
In rubber products such as tires, belts and hoses, metal fiber materials such as steel, organic fiber materials such as rayon, nylon 66 fibers, and polyethylene terephthalate fibers have been mainly used as materials for bearing the strength of the products. .
However, although metal fiber materials such as steel are excellent in mechanical performance, there is a problem that they become heavy due to their large specific gravity. On the other hand, with regard to conventional general-purpose organic fiber materials, rayon has a low mechanical strength, and the physical properties deteriorate under water and high humidity. Nylon 66 fiber has a low elastic modulus, low dimensional stability under load, and heating. There was a problem such as a large thermal shrinkage underneath, and a polyethylene terephthalate fiber had a large thermal shrinkage under heating.
[0003]
As a material that can replace these conventional organic fiber materials, carbon monoxide and olefins such as ethylene and propene are polymerized using palladium or nickel as a catalyst, so that carbon monoxide and olefin are almost completely alternately copolymerized aliphatic. It has been found that polyketones can be obtained (Industrial Materials, December issue, page 5, 1997), and research into fiberizing polyketones is being conducted.
Polyketone fibers are known to have a higher melting point than conventional polyolefin fibers, and to have high strength and high elastic modulus. Utilizing these excellent physical properties, they can be used for industrial materials, especially tires, belts, hoses, etc. Development as a rubber reinforcing material is expected.
[0004]
When the fiber material is used as a rubber reinforcing material, usually, the fiber is twisted and then an adhesive is applied to form a cord, or a braided fabric is embedded in the rubber material.
Until now, several techniques have been disclosed for polyketone fibers (for example, JP-A-1-124617, JP-A-2-112413, JP-A-4-505344, JP-A-4-228613). No. 7-508317, JP-A-8-507328, US Pat. No. 5,955,019, WO 99/18143, WO 00/09611, etc.) In the technology, there is only a description of the technology relating to polyketone fibers having high strength and high elastic modulus, and there is no description regarding the use of the polyketone fibers in an interwoven fabric.
JP-A-1-124617, JP-A-9-324377, JP-A-9-329198, JP-A-11-334313, JP-A-11-336957, JP2000-142024, JP Japanese Laid-Open Patent Publication No. 2000-142025, Japanese Laid-Open Patent Publication No. 2000-190705, Japanese Laid-Open Patent Publication No. 2000-264012, and the like disclose polyketone cords and techniques related to a weave fabric using polyketone cords as warps.
[0005]
However, according to the studies by the present inventors, it has been found that the cords and the weave fabrics disclosed in these prior arts have the following problems (a) to (c). However, the prior art does not describe at all about the description of these problems, the means for solving these problems, and the technique for producing high-performance and high-quality interwoven fabrics.
(A) The cord made of polyketone fiber and polyketone fiber has a small coefficient of friction, and when used as a warp of a weave fabric, slippage occurs between the wefts and the warp driving interval becomes non-uniform, so-called “misalignment” Is likely to occur.
(B) Polyketone fibers having high strength and high elastic modulus and cords made of polyketone fibers have high heat shrinkage stress, and the interwoven fabric is distorted by thermal contraction after weaving and the flatness is impaired.
(C) Polyketone fiber and polyketone fiber cords with high strength and high modulus are easy to fluff and fibril during twisting and weaving, and fluff and powder are generated on the weaving fabric and loom. Passability decreases.
[0006]
[Problems to be solved by the present invention]
The present invention solves such a problem,
(1) To provide a uniform interwoven fabric in which the slippage between the warp and the weft does not cause misalignment in which the warp interval is not uniform.
(2) To provide a weave fabric excellent in dimensional stability and flatness without causing distortion due to heat shrinkage during weaving fabric weaving or after weaving,
(3) To provide a high-quality interwoven fabric free from fluff and powder on the interpenetrating fabric and the loom with good processability, without generation of fluff and fibrillar materials during twisting and weaving.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The inventors of the present invention have intensively studied to achieve the above object, and have completed the present invention.
That is, according to the present invention, in the interwoven fabric composed of warp and weft, 50% by mass or more of the fibers constituting the warp is polyketone fiber, and the fiber-fiber static coefficient of friction between the warp and the weft (μs). Is an interwoven fabric characterized in that the woven fabric is 0.2 or more.
[0008]
The weave fabric of the present invention is composed of warp yarns and weft yarns in which 50% by mass or more of the constituent fibers are polyketone fibers. The warp form of the weave fabric of the present invention is a cord or a strand. A cord is a yarn in which several yarns twisted in one direction are aligned and twisted in the opposite direction. A strand is a yarn in which a bundle of long fibers is untwisted or lightly twisted at 100 T / m or less.
In the present invention, the polyketone fiber is composed of a polyketone composed of 1-oxotrimethylene in which 95 to 100% by mass, preferably 97% by mass or more, more preferably 100% by mass of the repeating unit is represented by the chemical formula (1). Fiber.
[0009]
[Chemical 1]
Figure 0004584503
[0010]
As the proportion of 1-oxotrimethylene in the repeating unit is higher, the regularity of the molecular chain is improved, and a fiber with high crystallinity and high degree of orientation can be obtained. Therefore, by using this fiber, a warp having high strength, high elastic modulus and high heat resistance can be obtained.
The weave fabric of the present invention is excellent in strength, dimensional stability, heat resistance, and adhesiveness to rubber. To that end, it is necessary that 50% by mass or more of the fibers constituting the warp are polyketone fibers. It is.
[0011]
The types of warp used in the weave fabric of the present invention include, for example, (a) a cord made of only polyketone fiber, (b) a strand made only of polyketone fiber, and (c) a mixed twist of polyketone fiber and fibers other than polyketone fiber. Stranded cords, (d) strands mixed with polyketone fibers and fibers other than polyketone fibers, (e) cords made of fibers other than polyketone fibers, (f) strands made of fibers other than polyketone fibers, etc. It is done. Thereafter, (b) above is “polyketone cord”, (b) is “polyketone strand”, (b), (c) is “cord made of polyketone fiber”, (b), (d) is “polyketone fiber” It is called “strand”.
[0012]
In the case of (c) and (d), it is preferable that 50% by mass or more of polyketone fiber is contained in one cord or strand.
The warp is composed of at least one selected from (i) to (d), or at least one selected from (b) to (d) and at least one selected from (e) and (f). May be.
In any case, the polyketone fiber is used in an amount of 50% by mass or more, preferably 75% by mass or more, more preferably 90% by mass or more, and most preferably 100% by mass in the total warp in the interwoven fabric. When the ratio of the polyketone fiber in the warp is less than 50% by mass, the performance of any one of the strength, dimensional stability, heat resistance, and adhesiveness to rubber of the weave fabric is insufficient.
[0013]
The fiber other than the polyketone fiber is not particularly limited as long as the ratio is less than 50% by mass, and known fibers such as polyamide fiber, polyester fiber, rayon fiber, and aramid fiber are used depending on the application and purpose. When the amount of fibers other than polyketone fibers exceeds 50% by mass, for example, in the case of warp made of polyester fiber or polyamide fiber, the strength and dimensional stability are impaired, and in the case of warp made of rayon fiber, the strength is greatly impaired. In the case of warp made of aramid fibers, the adhesiveness with rubber is greatly impaired.
[0014]
In the weave fabric of the present invention, it is preferable that 50% by mass or more, more preferably 80% by mass or more, and still more preferably 100% by mass of the warp is polyketone cord. When the ratio of the polyketone cord is small in the warp, it is difficult to obtain a braid fabric excellent in all of the strength, dimensional stability, heat resistance, adhesion to rubber, and fatigue resistance of the molded product.
The interwoven fabric of the present invention has a fiber-to-fiber static friction coefficient (hereinafter sometimes referred to as μs) of warp and weft of 0.2 or more, preferably 0.25 or more, more preferably 0.3. That's it. As described above, warps using polyketone fibers are particularly slippery against friction with wefts compared to warps using other fibers. Accordingly, it is extremely important in the present invention to set the μs of warp yarns using polyketone fibers to 0.2 or more. If μs is less than 0.2, the warp and wefts slip during storage due to fluctuations in the tension applied to the warp during weaving, or when stored as a fabric after winding, resulting in uneven spacing of the warp and lowering the quality of the weave fabric. In addition, the warp density fluctuates and a homogeneous product cannot be obtained. On the other hand, although there is no upper limit to the value of μs, when it is too high, when used as a rubber reinforcing material, weft removal after cutting of the weft does not go smoothly at the time of molding, so it is preferably 3 or less.
[0015]
The fiber-to-fiber static friction coefficient (μs) of the warp and weft yarns constituting the weave fabric is the single yarn fineness, total fineness, type of oil agent and oil agent application rate, and twisted yarn in the case of cords. These conditions are adjusted so that a desired μs can be obtained because it varies depending on the combination of the number, the twist form, and the like. A warp made of fibers other than polyketone fibers usually has a μs with a weft of 0.2 or more. Therefore, for a warp containing polyketone fibers, μs needs to be 0.2 or more. Of course, when the μs of a warp made of fibers other than polyketone fibers is also less than 0.2, it is necessary to set μs to 0.2 or more similarly.
[0016]
Hereinafter, a warp containing polyketone fiber will be described as an example. The same applies to warps made of fibers other than polyketone fibers.
Single yarn fineness setting
From the viewpoint of preventing misalignment, the single yarn fineness of the polyketone fiber used for warp is preferably as μs increases as it decreases. However, if the single yarn fineness is too small, yarn breakage is likely to occur, and process passability such as drawability, twisting property, weaving property and the like are deteriorated, and the quality is lowered by fluff. More preferably, it is 0.5-5 dtex, Most preferably, it is 0.8-2 dtex. The cross-sectional shape of the single yarn is not particularly limited, but a round cross section is preferable.
[0017]
Selection of oil
It is preferable that the oil agent adheres to the surface of the warp. From the viewpoint of stretchability and twistability, it is preferable that an oil agent that improves smoothness and lubricity is attached, but if the oil agent is too smooth, warp and weft slip occur. Accordingly, the coefficient of dynamic friction between the polyketone fiber and the polyketone fiber (hereinafter sometimes abbreviated as μd) is preferably 0.01 to 0.7, more preferably 0.05 to 0.6, and most preferably 0. The oil composition is preferably determined so that the μs between the warp and the weft is 0.2 or more.
[0018]
There is no particular limitation on the oil component that can be used for the polyketone fiber used for the warp of the weave fabric of the present invention. For example, the oil agent described in Japanese Patent Application No. 2000-19995 can be used. In order to impart smoothness and wear resistance, an oil containing an ester compound, a mineral oil, or a polyether compound is preferred. The oil agent preferably contains an emulsifier, an antistatic agent, a heat stabilizer and the like as its components.
If the adhesion amount of the oil agent is less than 0.1% by mass, the effect of reducing the frictional resistance is insufficient, and if it exceeds 10% by mass, problems such as contamination of the rolls and guides occur. 0.1 to 10% by mass is preferable, more preferably 0.3 to 5% by mass, and most preferably 0.5 to 2% by mass.
[0019]
Fineness of warp, number of twisted yarns
The total fineness of the cord made of polyketone fiber and the strand made of polyketone fiber is preferably 300 to 30000 dtex, more preferably 500 to 7000 dtex. If it is less than 300 dtex, μs becomes small when a strong twisted cord is used. On the other hand, if it exceeds 30000 dtex, the handleability of the weave fabric will deteriorate.
The total fineness is preferably 300 to 30000 dtex and more preferably 500 to 7000 dtex for the warp yarns other than the cords made of polyketone fibers and the strands made of polyketone fibers used for the weave fabric of the present invention.
[0020]
When a cord made of polyketone fiber is used for the warp, the number of twisted yarns is not particularly limited, and is selected according to the use, and the twist factor K of the upper twist represented by the following formula is preferably in the range of 1000 to 30000. is there.
K = Y × D0.5
Here, Y is the number of twists per 1 m of cord (T / m), and D is the total display fineness (dtex) of the cord. The total displayed fineness is the sum of the fineness of all fibers used in the twisted yarn. For example, when three 1670 dtex polyketone fibers are twisted together, the total displayed fineness of the twisted yarn is 5010 dtex (1670/3).
Further, when used as a strand, the number of twisted yarns is preferably 0 to 100 T / m, and more preferably 5 to 10 T / m from the viewpoint of the coefficient of friction and yarn convergence.
[0021]
The bamboo woven fabric of the present invention passes through a heat treatment step such as application of an adhesive or rubber vulcanization during the production of the bamboo woven fabric mainly used for rubber reinforcement materials. However, cords and strands made of highly-stretched polyketone fibers exhibit a very strong heat-shrinking force and are prone to deformation of the blind and distortion of the molded product. Therefore, the cord made of polyketone fiber and the strand made of polyketone fiber preferably have a small heat shrinkage stress, and the maximum heat shrinkage stress is preferably 0.01 to 0.6 cN / dtex, more preferably 0.05. ˜0.5 cN / dtex, most preferably 0.1 to 0.4 cN / dtex. If the maximum heat shrinkage stress exceeds 0.6 cN / dtex, the shrinkage force of the weave fabric becomes strong, and the deformation of the weft and the weave density may be uneven, or the molded product may be deformed. On the other hand, when the maximum heat shrinkage stress is less than 0.01 cN / dtex, the heat setting property may be lowered, and sagging may occur in the woven fabric or molded product.
[0022]
Weft type and fineness
The type and fineness of the weft used in the weave fabric of the present invention are not particularly limited as long as μs falls within the scope of the present invention, and can be selected according to the application and purpose. Polyester fiber, polyamide fiber and cellulose fiber are preferable from the viewpoint of cost and handleability, and cotton fiber, polynosic fiber, viscose rayon fiber, copper ammonia rayon fiber, etc. from the viewpoint of friction characteristics with polyketone fiber and cutting property at the time of processing. Cellulose fibers are particularly preferably used.
[0023]
It is desirable that the fineness of the weft yarn is within an appropriate range from the viewpoint of the shape retention capability of the blind, the cutting property at the time of processing, and the friction characteristics with the warp, and 50 to 500 dtex for long fibers, 10 for short fibers.s~ 40sIs preferred.
The cord containing 50% by mass or more of polyketone fibers in the warp of the weave fabric of the present invention is desired to have high strength and high dimensional stability as its characteristics, and preferably has a tensile strength of 7 cN / dtex or more. 10 cN / dtex or more, most preferably 12 cN / dtex or more. Further, the elongation at a load of 2.0 cN / dtex is preferably 5% or less, more preferably 4% or less, and most preferably 3% or less. When the tensile strength is less than 7 cN / dtex, it is necessary to increase the total number of cords in order to exhibit sufficient strength as a reinforcing material. When the elongation at a load of 2.0 cN / dtex exceeds 5%, the elongation of the cord when a load is applied becomes large, and the material easily changes in dimensions.
[0024]
In order to obtain the above-mentioned high-performance warp, it is necessary that the polyketone fiber used for the warp has high strength, high elastic modulus and high dimensional stability. The tensile strength of the polyketone fiber is 10 cN / dtex or more, and the elastic modulus Is preferably 250 cN / dtex or more, and more preferably, polyketone fiber having a tensile strength of 5 cN / dtex or more and an elastic modulus of 350 cN / dtex or more is used for the warp. The thermal properties of the polyketone fiber are preferably such that the shrinkage ratio after dry heat treatment at 150 ° C. for 30 minutes is 0 to 2% and the maximum heat shrinkage stress is 0.01 to 0.6 cN / dtex, more preferably dry heat shrinkage. The rate is 0 to 1%, and the maximum heat shrinkage stress is 0.1 to 0.4 cN / dtex.
[0025]
In order for the warp to be of high quality with no fluff or breakage, it is important that the polyketone fiber used for the warp is excellent in stretchability and twistability. Specifically, polyketone fiber-polyketone The dynamic friction coefficient (μd) between the fibers is preferably 0.01 to 0.7, and more preferably 0.05 to 0.3.
There is no restriction | limiting in particular in the structure of the weave fabric of this invention, A warp density, a weft density, the width and length of a weave, etc. can be selected arbitrarily. The warp density may be any of high end, middle end, and low end, but from the standpoint of homogeneity and handleability of the weave fabric, the warp density is 5 to 80 / 5cm and the weft density is 1 to 10 / 5cm. It is preferable.
[0026]
The weave fabric of the present invention may contain components other than fibers, such as resin and adhesive, and the components and amounts thereof are not particularly limited. As the resin, known resins such as thermosetting resins such as epoxy resins and phenol resins, and thermoplastic resins such as polyester resins and polyamide resins can be used. When used as a rubber reinforcing material, in order to reinforce the adhesion between the rubber and the braided fabric, a material obtained by attaching an adhesive to the fabric is used. The type of the adhesive is not particularly limited, and a known adhesive can be used as it is or by appropriately selecting the composition ratio. In particular, an adhesive mainly composed of an RFL (resorcin-formalin-latex) liquid is generally used. In this case, the RFL liquid may be used alone, and an epoxy compound, an isocyanate compound, or phenol may be used as necessary. You may mix and use other chemicals, such as a compound. There are no particular restrictions on the amount of adhesive that can be applied to the weave fabric, and a desired amount may be given depending on the application and purpose. However, from the viewpoint of mechanical properties, processability, and adhesion to rubber, It is preferable to give 0.1-20 mass% with respect to it, More preferably, it is 1-10 mass%, Most preferably, it is 2-8 mass%.
[0027]
Next, the manufacturing method of the weave fabric of this invention is demonstrated.
The polyketone fiber used for the warp can be produced by a known wet spinning method (a method in which the polyketone is dissolved in a solvent and then made into a fiber form in a coagulation bath, followed by solvent removal and drying, followed by hot drawing). In order to industrially produce polyketone fibers having high strength, high elastic modulus and high dimensional stability with high productivity, a wet spinning method using a metal salt as a solvent is preferably used.
[0028]
The polyketone used for dissolution preferably has a repeating unit of 1-oxotrimethylene of 95 to 100% by mass and an intrinsic viscosity of 2 to 20. This polyketone is dissolved in a solution (for example, zinc chloride / calcium chloride aqueous solution) containing zinc halide, alkali metal halide, alkaline earth metal halide or the like. The dissolved solution is discharged from a spinneret into a liquid such as water to form a thread, and then the metal salt is washed away with an acid aqueous solution such as hydrochloric acid. Next, after drying, the film is stretched by 5 times or more at 200 to 280 ° C. When producing a high-strength polyketone fiber, it is preferable that the total draw ratio is preferably 10 times or more, more preferably 12 times or more, and multistage drawing of two or more stages is performed.
At this time, an oil agent is applied before drawing and / or after drawing to reduce μd at the time of drawing and twisting, and an oil agent is applied again after drawing and / or after twisting so that the μs of the warp is 0.2 or more. It is important to. Further, for the purpose of suppressing the thermal shrinkage of the braided fabric, it is preferable to lower the heat shrinkage stress of the polyketone fiber by performing a low-tensile heat treatment of 0.001 to 1 cN / dtex at 100 to 280 ° C. after the completion of the multistage stretching.
[0029]
The polyketone fiber thus obtained is twisted and processed into a cord, or is drawn and used as a strand. When processing into cords, there are no particular restrictions on the type, method, and number of twisted yarns, and any method such as single twisted yarn, cocoon twisted yarn, picco cocoon twisted yarn, or strong twisted yarn is adopted, and the number of twisted yarns is also twisted by one There are no particular restrictions such as two twists, and three or more twists may be used. The number of twisted yarns may be arbitrarily selected according to the application, use environment, etc. Generally, the twisting coefficient K of the upper twist is twisted in the range of 1000 to 30000. At this time, it is preferable that the twisting yarn tension is 0.01 to 0.2 cN / dtex for both the lower twist and the upper twist.
[0030]
By arranging cords and / or strands containing at least a part of the polyketone fibers obtained in this way in 5 to 80 pieces / 5 cm, and driving the wefts in a ratio of 1 to 10 pieces / 5 cm with a weaving machine, The weave fabric of the present invention is obtained.
An RFL-treated fabric is obtained by attaching an RFL liquid having a concentration of 10 to 30% by mass to the obtained braided fabric and passing through a step of fixing by applying heat of at least 100 ° C. (so-called Dip treatment).
The preferred composition of the RFL solution is resorcin 0.1 to 10% by weight, formalin 0.1 to 10% by weight, latex 1 to 28% by weight, and the more preferred composition is resorcin 0.5 to 3% by weight, formalin. They are 0.5-3 mass% and latex 10-25 mass%. The drying temperature of the RFL solution applied to the brazing fabric is preferably 140 to 200 ° C. and is subjected to a drying heat treatment for at least 10 seconds, preferably 20 to 120 seconds.
[0031]
The dried weave fabric is heat-treated in a heat setting zone and a normalizing zone. At this time, it is important that the heat treatment conditions (heat treatment temperature, tension during heat treatment, heat treatment time) are within a specific range. The heat treatment temperature is preferably 150 to 250 ° C, more preferably 180 to 230 ° C. The heat treatment tension is preferably (maximum heat shrinkage stress ± 0.2) cN / dtex, more preferably maximum heat shrinkage stress. The heat treatment time is preferably in the range of 10 to 300 seconds, more preferably 30 to 120 seconds.
It is preferable that the heat treatment temperature and heat treatment time of the normalizing zone are within the ranges of the heat set temperature and heat treatment time described above. The tension during heat treatment in the normalizing zone is preferably about 10 to 80% of the tension during heat treatment in the heat set zone.
[0032]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be specifically described by way of examples, but they are not intended to limit the scope of the present invention.
The measuring method of each measured value used in the present invention is as follows.
(1) Intrinsic viscosity [η]
The intrinsic viscosity [η] is a value obtained based on the following definition formula.
Figure 0004584503
“T” and “T” in the definition formula are flow times of the viscosity tube at 25 ° C. of hexafluoroisopropanol having a purity of 98% or more and a dilute solution of polyketone dissolved in hexafluoroisopropanol. C is the solute mass value in grams in 100 ml.
[0033]
(2) Fineness, tensile strength, elastic modulus, and elongation at 2.0 cN / dtex load
The fineness was determined by leaving the sample at 25 ° C. and 55% humidity for 48 hours,1Weigh (g) and1X100 is defined as a fineness (dtex). The sample is measured for tensile strength, elastic modulus, and elongation at 2.0 cN / dtex load under the conditions of a sample length of 250 mm and a crosshead speed of 300 mm / min.
[0034]
(3) Resin adhesion rate
Absolutely dry mass W after heating 5m of code 5m at 105 ° C2Weigh (g). Next, the cord is chopped into 1 mm lengths and dissolved in 200 ml of hexafluoroisopropanol under stirring at 60 ° C. for 2 hours. After dissolution, the mixture was filtered, and the resulting residue was heat-treated at 105 ° C. for 5 hours.Three(G) is precisely weighed, and the resin adhesion rate is obtained from the following equation.
Resin adhesion rate = (WThree× 10) / (W2) X 100 (%)
[0035]
(4) Dry heat shrinkage
A dry heat treatment is performed at 150 ° C. for 30 minutes in an oven, and the fiber length before and after the heat treatment is measured by applying a load of 1/30 (cN / dtex) and obtained by the following equation.
Dry heat shrinkage = (Lb-La) / (Lb) X 100 (%)
Where LbIs the fiber length before heat treatment, LaIs the fiber length after heat treatment.
[0036]
(5) Maximum heat shrinkage stress, maximum heat shrink temperature
Using a CORD-TESTER (trademark) (Goodrich Type) (manufactured by Toyo Seiki Seisakusho Co., Ltd.), the thermal contraction force characteristics of fibers and cords under a constant displacement are measured under the following conditions.
TemperatureProgram: EXP mode
ΘM    : 250 ° C
T1    : 3 minutes
Initial load: 1/80 (g / dtex)
Initial sample length: 250 mm
Maximum contraction force F from measured temperature-contraction force curvemax(CN) and the temperature T showing the maximum contraction forcemaxRead (℃) and TmaxIs the maximum heat shrinkage temperature. FmaxIs divided by the fineness (dtex) of the sample to obtain the maximum heat shrinkage stress σMAX(CN / dtex) is obtained.
[0037]
(6) Coefficient of static friction between warp and weft (μs)
Measurement is performed using the apparatus shown in FIG. A weft 1 having a length of about 690 m is wound around a cylinder 2 with a tension of about 0.2 cN / dtex at a twill angle of 15 °. Further, a warp yarn 3 having a length of 30.5 cm is hung on the cylinder. At this time, the warp 3 is on the cylinder 2 and is parallel to the winding direction of the cylinder. A weight 4 having a load of 0.1 cN / dtex (counter warp) is connected to one end of the warp 3 hung on the cylinder 2, and a strain gauge 5 is connected to the other end. Next, the cylinder 2 is rotated at a peripheral speed of 1 mm / min, and the tension is measured with the strain gauge 5. From the tension thus measured, μs is obtained from the following equation.
μs = (1 / π) × ln (T2/ T1)
Where T1Is the weight of the weight on the fiber, T2Is a tension measured with a strain gauge, ln is a natural logarithm, and π is a circumference.
[0038]
(7) Coefficient of dynamic friction between polyketone fiber and polyketone fiber (μd)
Measurement is performed using the apparatus shown in FIG. A polyketone fiber (A) 6 having a length of about 690 m is wound around the cylinder 2 at a twill angle of 15 ° with a tension of about 0.2 cN / dtex, and the same length as that of the fiber wound around the cylinder 2 is 30.5 cm. Polyketone fiber (B) 7 is hung on this cylinder. At this time, the polyketone fiber (B) 7 is on the cylinder and is parallel to the winding direction of the cylinder. A weight 4 of 0.1 cN / dtex (vs. polyketone fiber (B)) is connected to one end of the polyketone fiber (B) 7 hung on the cylinder 2, and a strain gauge 5 is connected to the other end. Next, the cylinder is rotated at a peripheral speed of 18 m / min, and the tension is measured with the strain gauge 5. From the tension thus measured, μd is obtained from the following equation.
μd = (1 / π) × ln (T2/ T1)
Where T1Is the weight of the weight on the fiber, T2Is the measured tension, ln is the natural logarithm, and π is the circumference.
[0039]
[Example 1]
A polyketone having an intrinsic viscosity of 6.0, which is prepared by a conventional method and is completely copolymerized with ethylene and carbon monoxide, is dissolved in an aqueous solution containing 40% by mass of calcium chloride / 22% by mass of zinc chloride to obtain a polyketone concentration of 6.5. A mass% dope was obtained. The obtained dope was heated to 80 ° C., passed through a 10 mm air gap from a nozzle with a nozzle diameter of 0.15 mmφ, L / D = 1, and the number of holes of 250, then 2% by mass of calcium chloride, 1.1 In a coagulation bath consisting of -2 ° C water containing 0.1% by mass of zinc chloride and 0.1% by mass of hydrochloric acid, the yarn is extruded at a rate of 22.5 cc / min and discharged at a rate of 5 m / min. I picked it up.
[0040]
Subsequently, after the yarn was sequentially washed with an aqueous hydrochloric acid solution and water, 0.05% by mass of IRGANOX (registered trademark) (manufactured by Ciba Specialty Chemicals) 1098 and IRGANOX (registered trademark) (manufactured by Ciba Specialty Chemicals) 1076 respectively. After blending (with polyketone), it was dried at 225 ° C. for a fixed length. Further, after stretching 7 times at 225 ° C., 6 polyketone fibers were combined to give an oil emulsion having a concentration of 1% by mass, then 1.5 times at 240 ° C. and 1.3 times at 250 ° C. Four-stage stretching of 1.2 times at 257 ° C. and a total of 16.4 times was performed. An oil agent emulsion having a concentration of 7.5% by mass was applied to the polyketone fiber, and heat treatment was performed at 220 ° C. for 15 seconds (tension = 0.1 cN / dtex).
[0041]
The oil having the following composition was used.
Oleic acid lauryl ester / bisoxyethyl bisphenol A / polyether (propylene oxide / ethylene oxide = 35/65: molecular weight 20000) / polyethylene oxide 10 mol addition oleyl ether / polyethylene oxide 10 mol addition castor oil ether / sodium stearylsulfonate / dioctyllin Sodium acid = 30/30/10/5/23/1/1 (mass% ratio).
[0042]
The drawability was good, and there were no defects such as fuzz and yarn breakage during drawing.
The obtained polyketone fiber had excellent properties, with a fineness of 1510 dtex, a tensile strength of 17.0 cN / dtex, and an elastic modulus of 355 cN / dtex. Further, the dry heat shrinkage rate was 0.4%, the maximum heat shrinkage stress was 0.25 cN / dtex, and the heat shrinkage characteristics were excellent. The μd of this fiber was 0.22.
After this polyketone fiber was twisted in the Z direction, two of the polyketone fibers were lined up and twisted together in the S direction to form a polyketone cord. The twisting conditions are: lower twist: twist number 390 T / m, twist tension 0.8 N (0.05 cN / dtex), upper twist: twist number 390 T / m, twist tension 1.8 N (0.05 cN / dtex) (The twist coefficient of the upper twist is 21432). The twisting property was good, and there were no problems in the process such as fluff and yarn breakage during twisting.
[0043]
The resulting polyketone cord had a fineness of 3620 dtex, a tensile strength of 12.7 cN / dtex, and an elongation at a load of 2.0 cN / dtex of 3.1%, and had excellent mechanical properties. The maximum heat shrinkage temperature was 218 ° C., the maximum heat shrinkage stress was 0.20 cN / dtex, and the dry heat shrinkage rate was 0.5%, which had stable heat shrinkage characteristics.
Using this polyketone cord as a warp, weft 20sUsing a cotton spun yarn, a weave fabric with a warp density of 40 / 5cm, a weft density of 4 / 5cm, and a width of 1400mm was woven. There was no generation of fluff or fibrils during weaving, and no lint or fluff was observed on the loom, and weaving was good. The μs between the warp and the weft was 0.32. The obtained weave fabric was flat, free from misalignment, and excellent in quality.
[0044]
[Example 2]
The soaking fabric obtained in Example 1 was immersed in an RFL solution having the following liquid composition, followed by a drying treatment at 160 ° C. for 80 seconds, a constant-length heat setting treatment at 220 ° C. for 45 seconds, and further at 220 ° C. for 45 seconds. The normalizing process was performed.
(RFL solution composition)
Resorcin 22.0 parts
Formalin (30% by mass) 30.0 parts
Sodium hydroxide (10% by mass) 14.0 parts
570.0 parts of water
Vinylpyridine latex (41% by mass) 364.0 parts
The RFL resin adhesion rate of the interwoven fabric thus obtained was 5.5% by mass. The interwoven fabric was flat, no distortion due to heat shrinkage was observed, the warp cord density was uniform, no misalignment, and high quality.
[0045]
[Comparative Example 1]
In Example 1, the number of combined yarns after one-stage stretching was set to 3, the emulsion concentration of the finishing agent to be applied after the end of stretching was set to 30% by mass, and spinning was similarly performed except that heat setting after the end of stretching was not performed. Drying and stretching were performed to produce polyketone fibers having a fineness of 791 dtex. The resulting polyketone fiber has a tensile strength of 16.1 cN / dtex, an elastic modulus of 314 cN / dtex, a dry heat shrinkage of 1.9%, a maximum heat shrinkage stress of 0.72 cN / dtex, and μd of 0.07. Met.
[0046]
This polyketone fiber was twisted in the same manner as in Example 1 (both twisted / upper twisted: 390 T / m: twisted coefficient of the upper twist = 15512) to obtain a polyketone cord. The cord made of this polyketone fiber has a fineness of 1801 dtex, a tensile strength of 13.1 cN / dtex, an elongation at 2.0 cN / dtex of 3.0%, a maximum heat shrinkage temperature of 0.66 cN / dtex, and dry heat shrinkage The rate was 1.9%.
Using this polyketone fiber cord as a warp, 10sWas used as a weft to weave a weave fabric having a warp density of 75 / 5cm, a weft density of 5 / 5cm, and a width of 500mm. The μs between the warp and the weft was 0.08. The obtained weave fabric had 2 to 10 misalignments per 1 m in length, which was inferior in quality to the weave fabric of Example 1.
[0047]
[Comparative Example 2]
The comb fabric obtained in Comparative Example 1 was treated with the RFL solution in the same formulation as in Example 2. The obtained tinned RFL-treated fabric was not only misaligned, but also had distortion due to heat shrinkage at 1 to 2 locations per 1 m length, had poor flatness and poor quality.
This tinted fabric had an RFL resin adhesion rate of 6.2% by mass.
[0048]
【The invention's effect】
The weave fabric of the present invention is composed of warp yarns made of polyketone fibers excellent in strength, dimensional stability and heat resistance, and weft yarns, and is excellent in mechanical and thermal properties. Furthermore, the weave fabric of the present invention has no misalignment due to slippage between the warp and the weft, does not cause distortion due to heat shrinkage, is excellent in dimensional stability and flatness, and is free from fluff, fibrillar material, fluff, and powder. It is a high quality interwoven fabric, and has excellent processability such as twisted yarn, weaving, and RFL treatment.
The weave fabric of the present invention is suitably used as a rubber reinforcing material after applying an adhesive. Specifically, it is extremely useful as a rubber reinforcing fiber material for tires, belts, hoses and the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of an apparatus for measuring a coefficient of static friction (μs) between a warp and a weft.
FIG. 2 is a schematic view of an apparatus for measuring a dynamic friction coefficient (μd) between a polyketone fiber and a polyketone fiber.

Claims (9)

経糸と緯糸とから構成されたすだれ織物において、経糸を構成する繊維の50質量%以上がポリケトン繊維であって、経糸と緯糸との繊維−繊維間静止摩擦係数(μs)が0.2以上であることを特徴とするすだれ織物。In a weave fabric composed of warps and wefts, 50 mass% or more of the fibers constituting the warp are polyketone fibers, and the fiber-fiber static friction coefficient (μs) between the warp and weft is 0.2 or more. Weave fabric characterized by being. 経糸がポリケトン繊維を50質量%以上含むコードであって、最大熱収縮応力が0.01〜0.6cN/dtexであることを特徴とする請求項1記載のすだれ織物。The warp woven fabric according to claim 1, wherein the warp is a cord containing 50% by mass or more of polyketone fibers, and the maximum heat shrinkage stress is 0.01 to 0.6 cN / dtex. 経糸がポリケトン繊維を50質量%以上含むコードであって、下記の式で示す上撚りの撚り係数Kが1000〜30000で撚糸されており、引っ張り強度が7cN/dtex以上、かつ、2.0cN/dtex荷重時の伸度が5%以下であることを特徴とする請求項1または2記載のすだれ織物。
K=Y×D0.5
(式中、Yは、コード1mあたりの撚り数(T/m)、Dは、コードの総表示繊度(dtex))
The warp is a cord containing 50% by mass or more of polyketone fiber, the twist coefficient K of the upper twist shown by the following formula is twisted at 1000 to 30000, the tensile strength is 7 cN / dtex or more, and 2.0 cN / The weave fabric according to claim 1 or 2, wherein the elongation at dtex load is 5% or less.
K = Y × D 0.5
(In the formula, Y is the number of twists per 1 m of cord (T / m), and D is the total display fineness of the cord (dtex)).
経糸が撚糸数0〜100T/mのストランドであることを特徴とする請求項1記載のすだれ織物。The warp woven fabric according to claim 1, wherein the warp is a strand having a twist number of 0 to 100 T / m. 経糸に用いるポリケトン繊維は、引っ張り強度が10cN/dtex以上、弾性率が250cN/dtex以上、150℃×30分乾熱処理した時の収縮率が0〜2%、最大熱収縮応力が0.01〜0.6cN/dtex、かつ、繊維−繊維間動摩擦係数(μd)が0.01〜0.7であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のすだれ織物。The polyketone fiber used for the warp has a tensile strength of 10 cN / dtex or more, an elastic modulus of 250 cN / dtex or more, a shrinkage rate of 0 to 2% when subjected to a dry heat treatment at 150 ° C. for 30 minutes, and a maximum heat shrinkage stress of 0.01 to The weave fabric according to any one of claims 1 to 4, wherein 0.6 cN / dtex and a coefficient of friction between fibers and fibers (μd) is 0.01 to 0.7. 経糸の総繊度が300〜30000dtex/本、経糸密度が5〜80本/5cm、かつ、緯糸密度が1〜10本/5cmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のすだれ織物。The total fineness of the warp is 300 to 30000 dtex / piece, the warp density is 5 to 80 / 5cm, and the weft density is 1 to 10 / 5cm, according to any one of claims 1 to 5, The weave fabric described. レゾルシン−ホルマリン−ラテックス樹脂が0.1〜10質量%付与されていることを特徴とする請求項1〜6記載のいずれか1項に記載のすだれ織物。The weave fabric according to any one of claims 1 to 6, wherein 0.1 to 10% by mass of resorcin-formalin-latex resin is provided. 緯糸がセルロース繊維であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のすだれ織物。The weft fabric according to any one of claims 1 to 7, wherein the weft is a cellulose fiber. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のすだれ織物が、少なくとも一部に使用されていることを特徴とするゴム製品。9. A rubber product, wherein the interwoven fabric according to any one of claims 1 to 8 is used at least in part.
JP2001237050A 2001-08-03 2001-08-03 Weave fabric Expired - Lifetime JP4584503B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001237050A JP4584503B2 (en) 2001-08-03 2001-08-03 Weave fabric

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001237050A JP4584503B2 (en) 2001-08-03 2001-08-03 Weave fabric

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003049339A JP2003049339A (en) 2003-02-21
JP4584503B2 true JP4584503B2 (en) 2010-11-24

Family

ID=19068197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001237050A Expired - Lifetime JP4584503B2 (en) 2001-08-03 2001-08-03 Weave fabric

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4584503B2 (en)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4814461B2 (en) * 2001-09-25 2011-11-16 旭化成せんい株式会社 fabric
JP2006070161A (en) * 2004-09-02 2006-03-16 Asahi Kasei Fibers Corp Joint sheet
JP4572657B2 (en) * 2004-10-27 2010-11-04 横浜ゴム株式会社 Manufacturing method of pneumatic radial tire
JP4569259B2 (en) * 2004-10-27 2010-10-27 横浜ゴム株式会社 Manufacturing method of pneumatic radial tire
JP4953640B2 (en) * 2005-01-21 2012-06-13 株式会社ブリヂストン Heavy duty pneumatic radial tire
JP2007191155A (en) * 2005-01-21 2007-08-02 Bridgestone Corp Pneumatic tire
JP2007191154A (en) * 2005-01-21 2007-08-02 Bridgestone Corp Pneumatic tire
JP4953639B2 (en) * 2005-01-24 2012-06-13 株式会社ブリヂストン High performance pneumatic tire
JP4953641B2 (en) * 2005-01-24 2012-06-13 株式会社ブリヂストン Pneumatic radial tire for aircraft
JP4097665B2 (en) * 2005-08-26 2008-06-11 横浜ゴム株式会社 Pneumatic tire
JP4807078B2 (en) * 2006-01-06 2011-11-02 横浜ゴム株式会社 Pneumatic tire manufacturing method
JP4950517B2 (en) * 2006-03-01 2012-06-13 株式会社ブリヂストン Pneumatic radial tire
JP4950516B2 (en) * 2006-03-01 2012-06-13 株式会社ブリヂストン Heavy duty pneumatic radial tire
JP4974572B2 (en) * 2006-04-17 2012-07-11 株式会社ブリヂストン Pneumatic tire
JP2007283896A (en) * 2006-04-17 2007-11-01 Bridgestone Corp Pneumatic tire
JP2007326436A (en) * 2006-06-07 2007-12-20 Yokohama Rubber Co Ltd:The Pneumatic radial tire
JP4854013B2 (en) * 2006-07-21 2012-01-11 株式会社ブリヂストン Pneumatic tire
JP2008254704A (en) * 2007-04-09 2008-10-23 Bridgestone Corp Run flat tire
JP5083944B2 (en) * 2007-04-09 2012-11-28 株式会社ブリヂストン Run flat tire
WO2008126853A1 (en) * 2007-04-09 2008-10-23 Bridgestone Corporation Run-flat tire
JP2009023567A (en) * 2007-07-20 2009-02-05 Bridgestone Corp Pneumatic tire
JP4986783B2 (en) * 2007-09-14 2012-07-25 株式会社ブリヂストン Pneumatic tire
JP2011084193A (en) * 2009-10-16 2011-04-28 Bridgestone Corp Run-flat tire
JP6175222B2 (en) * 2012-08-13 2017-08-02 旭化成株式会社 Composite yarn fabric
JP5993262B2 (en) * 2012-09-20 2016-09-14 旭化成株式会社 Weave fabric
JP6297311B2 (en) * 2013-11-20 2018-03-20 旭化成株式会社 Cloth
JP6297310B2 (en) * 2013-11-20 2018-03-20 旭化成株式会社 braid
JP6372996B2 (en) * 2013-11-20 2018-08-15 旭化成株式会社 Method for manufacturing composite material molded body
KR20220041671A (en) * 2020-09-25 2022-04-01 코오롱인더스트리 주식회사 Rubber reinforcing material with reduced weight, method of preparing the same and tire comprising the same

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59168149A (en) * 1983-03-14 1984-09-21 東洋紡績株式会社 Screen fabric for bias tire
JPH0711536A (en) * 1993-06-24 1995-01-13 Mikio Sho Twisted yarn codes for mop
JPH08277334A (en) * 1994-09-22 1996-10-22 Shell Internatl Res Maatschappij Bv Friction device
JPH11257210A (en) * 1998-03-09 1999-09-21 Kayaba Ind Co Ltd Axial piston pump or motor
JPH11334313A (en) * 1998-05-28 1999-12-07 Yokohama Rubber Co Ltd:The Pneumatic radial tire
WO2000009611A1 (en) * 1998-08-10 2000-02-24 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Polyketone solution
JP2000264012A (en) * 1999-03-16 2000-09-26 Bridgestone Corp Pneumatic safety tire
JP2001207384A (en) * 2000-01-28 2001-08-03 Asahi Kasei Corp Polyketone fiber having improved abrasion resistance
JP2001262437A (en) * 2000-03-14 2001-09-26 Asahi Kasei Corp Polyketone fiber and method for producing the same
JP2003013326A (en) * 2001-06-26 2003-01-15 Asahi Kasei Corp Polyketone fiber, method of producing the same and polyketone twisted yarn

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59168149A (en) * 1983-03-14 1984-09-21 東洋紡績株式会社 Screen fabric for bias tire
JPH0711536A (en) * 1993-06-24 1995-01-13 Mikio Sho Twisted yarn codes for mop
JPH08277334A (en) * 1994-09-22 1996-10-22 Shell Internatl Res Maatschappij Bv Friction device
JPH11257210A (en) * 1998-03-09 1999-09-21 Kayaba Ind Co Ltd Axial piston pump or motor
JPH11334313A (en) * 1998-05-28 1999-12-07 Yokohama Rubber Co Ltd:The Pneumatic radial tire
WO2000009611A1 (en) * 1998-08-10 2000-02-24 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Polyketone solution
JP2000264012A (en) * 1999-03-16 2000-09-26 Bridgestone Corp Pneumatic safety tire
JP2001207384A (en) * 2000-01-28 2001-08-03 Asahi Kasei Corp Polyketone fiber having improved abrasion resistance
JP2001262437A (en) * 2000-03-14 2001-09-26 Asahi Kasei Corp Polyketone fiber and method for producing the same
JP2003013326A (en) * 2001-06-26 2003-01-15 Asahi Kasei Corp Polyketone fiber, method of producing the same and polyketone twisted yarn

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003049339A (en) 2003-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4584503B2 (en) Weave fabric
JP3595846B2 (en) Polyketone fiber and method for producing the same
JP4771612B2 (en) Polyketone cord and method for producing the same
KR20090008340A (en) Pneumatic tire
JP5134948B2 (en) Pneumatic radial tire for passenger cars
JP3708030B2 (en) Polyketone fiber, polyketone fiber twisted product and molded article thereof
JP4950516B2 (en) Heavy duty pneumatic radial tire
WO2012132975A1 (en) Polyester fiber for rubber reinforcement and process for producing same
JP3704015B2 (en) Polyketone fiber and method for producing the same
US4850186A (en) Thread of carbon fiber
JP4563624B2 (en) Polyketone twisted cord
JP4570273B2 (en) Polyketone fiber, cord and method for producing the same
JP4950517B2 (en) Pneumatic radial tire
JP4974572B2 (en) Pneumatic tire
JP2007203753A (en) Pneumatic radial tire
JP4817948B2 (en) Pneumatic tire
JP4646467B2 (en) Spun yarn
JP2003027333A (en) Polyketone fiber
KR101312798B1 (en) Tire Cord Fabric and Method for Manufacturing The Same
KR20090114683A (en) Aramid multi-filament and method of manufacturing the same
JP4304123B2 (en) Polyketone fiber cord and method for producing the same
JP4902375B2 (en) Synthetic fiber woven fabric for rubber reinforcement and pneumatic tire using the same
JPWO2005003416A1 (en) Synthetic fiber woven fabric for rubber reinforcement and pneumatic tire using the same
JPH02210018A (en) Polyamide fiber for reinforcing v-belt
JPS593578B2 (en) Manufacturing method of high toughness polyester cord

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4584503

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term