JP4578825B2 - レーザ顕微鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ光を試料に照射し、試料から発する光の光強度を検出し、検出した光強度を数値に変換し、変換された数値を観察するレーザ顕微鏡装置に関するものである。
近年、レーザ光を励起光として蛍光染色された試料に照射し、試料から発する蛍光の光強度を光検出器とA/D変換器(A/D)とを用いて光子数に変換して光子数をカウントし、このカウントされた光子数を画像化するレーザ顕微鏡装置が多用されている。蛍光の光子数は、励起光の光強度に比例し、励起光の光強度が弱い場合、蛍光の光子数は少なく、S/N比の悪い画像が取得される。一方、励起光の光強度が強い場合、蛍光の光子数は多く、S/N比の良い画像が取得されるが、励起光の光強度が強すぎる場合、蛍光の光子数が集中して光検出器に入射するマルチフォトンイベントの発生頻度が増大する。このマルトフォトンイベントの発生頻度が増大する場合、光検出器に入射する光子数が光検出器の分解能を超え、蛍光の光子数が正しくカウントされず、蛍光光子数に対応した正確な画像が取得されない。そのため、S/N比がよく、かつ正確な蛍光画像を取得するためには、試料に対して適正な光強度のレーザ光を照射する必要がある。そこで、光検出器に入射する光に対して所定の閾値を設定し、この閾値によって光検出器に入射する光を分別し、正確な光子数をカウントする方法が提案されている(特許文献1)。
特開平9−72784号公報
しかしながら、励起光と蛍光との光強度の比例関係は試料ごとに異なり、予めマルチフォトンイベントの発生頻度が増大する励起光の光強度を知ることはできない。そのため、適正な光強度のレーザ光を照射するまでに多大な時間と労力がかかるという問題点があった。
また、試料が生体である場合、適正な光強度を知るために試料に対し長時間レーザ光を照射すると、この長時間のレーザ光の照射によって、この試料が変質してしまうという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で自動的にかつ短時間に試料に対して適正な光強度のレーザ光を照射できるレーザ顕微鏡装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のレーザ顕微鏡装置は、レーザ光源から出射したレーザ光を試料に照射し、該レーザ光が照射された試料から発する光を光検出器で検出して前記光の光強度に対応する光電流パルスに変換し、該光電流パルスに基づいて作成した画像信号を画像表示部に画像表示するレーザ顕微鏡装置において、前記光検出器に入射する光子が重なり合うマルチフォトンイベントが、前記画像表示部に表示される1フレームあたりで発生する総数が、第1の閾値を超えるときには、前記試料に照射されるレーザ光の強度を減少させる制御を行い、前記総数が前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値未満のときには、前記試料に照射されるレーザ光の強度を増加させる制御を行う制御手段を備えることを特徴とする。
また、本発明のレーザ顕微鏡装置は、上記の発明において、前記制御手段は、前記光検出器で検出した前記光の光強度が所定強度以上である場合にフォトンを検出するフォトン検出手段と、前記フォトン検出手段が連続して所定数前記フォトンを検出した状態である前記マルチフォトンイベントの発生回数をカウントするカウント手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のレーザ顕微鏡装置は、上記の発明において、前記フォトン検出手段は、前記光強度をサンプリングした値が前記所定強度以上である場合、前記フォトンを検出することを特徴とする。
また、請求項4にかかるレーザ顕微鏡装置は、上記の発明において、前記フォトン検出手段は、前記所定強度以上である前記光強度が所定の時間連続した場合、前記フォトンを検出することを特徴とする。
また、本発明のレーザ顕微鏡装置は、上記の発明において、前記制御手段は、前記マルチフォトンイベントの発生頻度に対応した前記レーザ光の強度に上限値を設け、前記総数が前記第2の閾値未満のときには、前記試料に照射されるレーザ光の強度を増加させ、かつ前記試料に照射されるレーザ光の強度を前記上限値以下に制御する光強度制限手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明にかかるレーザ顕微鏡装置は、簡易な構成で自動的にかつ短時間に試料に対して適正な光強度のレーザ光を照射できるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるレーザ顕微鏡装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1であるレーザ顕微鏡装置100の概要構成を示す機能ブロック図である。このレーザ顕微鏡装置100は、レーザ光を出射するレーザ光源1と、出射されたレーザ光の光軸を調整するコリメートレンズ2と、コリメートレンズ2を通過したレーザ光の光強度を調節する減衰器3と、減衰器3で減衰されたレーザ光を反射するダイクロイックミラー4と、ダイクロイックミラー4で反射されたレーザ光を試料8上に走査するガルバノミラー5a,5bと、ガルバノミラー5a,5bを通過したレーザ光を対物レンズ7に投影する瞳投影レンズ6と、対物レンズ7に投影されたレーザ光を試料8に集光する対物レンズ7と、試料8から発した蛍光を透過するダイクロイックミラー4と、ダイクロイックミラー4を透過した蛍光を集光する集光レンズ9と、集光レンズ9で集光された蛍光を反射するミラー10と、ミラー10で反射された蛍光から蛍光波長以外の光を除去するフィルタ11と、レーザ光の集光点から発した蛍光のみが通過するピンホール12と、ピンホール12を通過した蛍光を入射し、入射した蛍光の光強度に対応した電流信号を出力する光検出器13と、光検出器13を動作させる高電圧電源16と、光検出器13から出力された電流信号を入力し、電圧信号に変換して出力する電流−電圧変換器(I−V)14と、I−V14から出力された電圧信号を数値化して出力するA/D15と、A/D15から出力された数値を、制御部20を介して画像表示する画像表示部19と、ガルバノミラー5a,5bを制御する走査部17と、減衰器3を制御する光強度制御部18と、A/D15と走査部17と光強度制御部18とを制御する制御部20とを有している。
図1において、まず、レーザ光源1からレーザ光が出射され、レーザ光は、音響光学波長可変フィルタ等によって実現される減衰器3によって光強度が制御され、試料8に集光する。レーザ光が試料8に集光すると、試料8から、蛍光が発せられ、蛍光は、光電子増倍管等によって実現される光検出器13に入射する。光検出器13に入射した蛍光は、蛍光の光強度に対応した光電流パルスに変換されI−V14に出力される。I−V14に出力された光電流パルスは、光電流パルスに対応した電圧信号に変換されてA/D15に出力される。A/D15に出力された電圧信号は時分割されて数値化されてデジタル信号として制御部20に出力される。パーソナルコンピュータ等によって実現される制御部20に出力されたデジタル信号は、画像信号に変換され画像表示部19に画像表示される。また、制御部20は、出力されたデジタル信号をもとに適正な光強度を演算し、レーザ光源1から適正な光強度のレーザ光が出射されるように光強度制御部18を制御する。
ここで、図2,3,4に光検出器13に入射される蛍光のパルス(光子)と光検出器13から出力される光電流パルスとの対応関係を示す。まず、図2に示すように、レーザ光の光強度が適正である場合、光子の信号強度は、十分で、かつ離散的となり、光検出器13に入射する光子数と光検出器13から出力される光電流パルス数とは対応する。つぎに、図3に示すように、レーザ光の光強度が強い場合、光検出器13に入射する光子が重なり合うマルチフォトンイベントが発生し、光検出器13から出力される光電流パルスの波形は、入射する光子を積算した波形となり、結果的に光検出器13に入射する光子数と光検出器13から出力される光電流パルス数とは対応しない。また、図4に示すように、レーザ光の光強度が弱い場合、光子の信号強度が不十分となり、光検出器13のノイズ(暗電流)に埋もれ、暗電流に埋もれた光子は、検出されず、結果的に光検出器13に入射する光子数と光検出器13から出力される光電流パルス数とは対応しない。蛍光画像は、光検出器13から出力された光電流パルス数をもとに作成されるため、S/N比のよい正確な蛍光画像が作成されるためには、光検出器13に入射する光子数と光検出器13から出力される光電流パルス数とを一致させる必要がある。
図5は、光検出器13に1光子入射すると、パルス幅10nsの光電流パルスが出力される場合、光検出器13に入射する光子数と光検出器13から出力される光電流パルス数との関係と、光検出器13に入射する光子数とマルチフォトンイベントの発生確率との関係とを示した図である。図5に示されるように、光検出器13に入射する単位時間あたりの光子数が約107個に達するまでは、入射する光子数と出力される光電流パルス数とは対応するが、光検出器13に入射する単位時間あたりの光子数が約108個を超えると、マルチフォトンイベントの発生確率が急激に増大し、光検出器13から出力される単位時間あたりの光電流パルス数は急激に減少する。つまり、光検出器13に入射する光子数が約108個を超えると、光検出器13に入射する光子数と光検出器13から出力される光電流パルス数とは対応しなくなる。
そこで、光検出器13に入射する光子数と光検出器13から出力される光電流パルス数とが対応する範囲内で、レーザ光の光強度を適正に維持するため、画像表示部19に表示される1画面(1フレーム)を作成するにあたりに発生するマルチフォトンイベントの総数Mに対して所定の範囲(Mth2≦M≦Mth1)を設定する。そして、1フレームを作成するにあたり発生したマルチフォトンイベントの総数Mをカウントし、カウントされたマルチフォトンイベントの総数Mが所定の範囲(Mth2≦M≦Mth1)に収束するようにレーザ光の光強度を制御する。
ところで、1フレームは、複数の画素(ピクセル)の集合によって構成され、さらに1ピクセルは、複数のレーザ光の照射によって得られた光電流パルスの積算から作成されることから、1ピクセルを作成するごとに発生したマルチフォトンイベントの数をカウントし、さらに1フレームを作成するにあたってそれぞれにカウントされた複数のピクセルのマルチフォトンイベントの数を積算すると、1フレームあたりのマルチフォトンイベントの総数Mが求められる。マルチフォトンイベントの総数Mが求められると、総数Mが所定の範囲(Mth2≦M≦Mth1)に入っているか否かを判断し、総数MがMth1を超えていれば、レーザ光の光強度を弱くするように修正し、総数MがMth2未満であれば、レーザ光の光強度を強くするように修正する。このようにして、レーザ光の光強度を適正な範囲に収束させることができる。
つぎに、マルチフォトンイベントのカウント方法について説明する。図6,7は、光検出器13から出力された光電流パルスとA/D15から出力されたデジタル信号Vpとの対応関係を示す図である。デジタル信号Vpに対して暗電流に対応する閾値Vthを設定すると、図6に示すように、レーザ光の光強度が適正である場合、光検出器13から出力される光電流パルス数と、閾値Vth以上のデジタル信号Vpの数とは対応する。
一方、図7に示すように、レーザ光の光強度が強い場合、マルチフォトンイベントが発生し、デジタル信号Vpは、連続して閾値Vth以上になる。つまり、デジタル信号Vpが連続して閾値Vth以上である場合、マルチフォトンイベントが発生しているとして、マルチフォトンイベントの発生をカウントする。この実施の形態1では、デジタル信号Vpが2回連続して閾値Vth以上である場合、マルチフォトンイベントが1回発生したとして、マルチフォトンイベントの発生回数を1回カウントする。このような方法によってマルチフォトンイベントをカウントする。
つぎにマルチフォトンイベントの総数Mを求め、この総数Mをもとにレーザ光の光強度を適正な範囲に収束させる制御を行う制御部20の動作について説明する。図8は、制御部20の概要構成を示すブロック図である。この制御部20は、同期信号を発生させる同期信号発生部201と、走査部17に同期信号を出力するミラー駆動信号生成部205と、デジタル信号Vpと閾値Vthとを比較する比較部206と、デジタル信号Vpが閾値Vth以上である場合の回数をカウントするカウンタ207と、閾値Vth以上であるデジタル信号Vpをもとに画像信号を作成する画像演算部209と、画像演算部209によって演算され、1フレーム分の画像信号を蓄積するフレームメモリ210と、フレームメモリ210に蓄積された画像信号を制御して画像表示部19に出力する表示制御部211と、比較部206によってマルチフォトンイベントと判断された数をカウントするマルチフォトンイベントカウンタ208と、マルチフォトンイベントカウンタ208とカウンタ207と同期信号とによってレーザ光の光強度が適正な範囲に入っているか否かを演算する光強度演算部212とを有している。さらに、同期信号発生部201は、ピクセルククロック発生部202と、水平同期信号生成部203と、垂直信号生成部205とを有し、ピクセルクロック発生部202は、水平同期信号生成部203と垂直信号生成部205とに同期信号を出力している。
制御部20は、同期信号発生部201が出力した同期信号に同期させてA/D15に変換クロックを出力し、A/D15は、この変換クロックに同期させてデジタル信号Vpを制御部20に出力する。
比較部206は、A/D15からデジタル信号Vpを入力すると、デジタル信号Vpと閾値Vthとを比較し、デジタル信号Vpが閾値Vth以上である場合、ウンタ207とマルチフォトンイベントカウンタ208とに出力する。カウンタ207は、デジタル信号Vpを画像演算部209に出力するとともに、同期信号にしたがって閾値Vth以上であるデジタル信号Vpの数をカウントし、カウントした数を光強度演算部212に出力する。画像演算部209は、入力したデジタル信号Vpを演算して画像信号に変換し、フレームメモリ210に出力する。フレームメモリ210は、入力した画像信号を蓄積し、1フレーム分の画像信号を蓄積すると、表示制御部211に出力する。表示制御部211は、入力した画像信号を表示信号に変換し、画像表示部19に出力表示する。一方、マルチフォトンイベントカウンタ208は、同期信号にしたがって閾値Vth以上であるデジタル信号Vpの数を入力し、2回連続して閾値Vth以上である場合、マルチフォトンイベントを1回カウントし、1フレームの作成あたりにカウントされたマルチフォトンイベントの総数Mを光強度演算部212に出力する。光強度演算部212は、総数Mをもとに光強度を演算し、光強度の増減を指示する指示信号を光強度制御部18に出力する。光強度制御部18は、指示信号をもとに減衰器13を制御し、レーザ光の光強度を制御する。
制御部20の制御動作の詳細を図9,10に示すフローチャートを用いて説明する。図9において、1フレームの画像を作成しつつマルチフォトンイベントの総数Mを求め、この総数Mをもとにレーザ光の光強度を制御する動作について説明する。図10において、1フレームを構成する複数のピクセルにおける1ピクセル分の画像取得動作とともにマルチフォトンイベントのカウント動作について説明する。
まず、図9において、レーザ顕微鏡装置100の初期化(ステップS101)とレーザ光の光強度LをLINITにして光強度演算部212の初期化(ステップS102)とを行う。さらに、マルチフォトンイベントカウンタ208の初期化を行い、総数Mを「0」にする(ステップS103)。つぎに、カウンタ207は、1ピクセル分のデジタル信号Vpの取得処理を行い(ステップS104)、画像演算部208は、1ピクセル分のデジタル信号Vpを演算して画像輝度に変換し(ステップS105)、フレームメモリ210は、画像輝度に変換されたデータを格納する(ステップS106)。フレームメモリ210に格納されたデータが1フレーム分に達しているか否かが判断され(ステップS107)、格納されたデータが1フレーム分完了されていないと判断された場合(ステップS107,No)、1ピクセル分のデジタル信号Vpの取得処理に戻り(ステップS104)、格納されたデータが1フレーム分完了されていると判断された場合(ステップS107,Yes)、フレームメモリ210に格納されている1フレーム分の画像表示を行う(ステップS108)。
つぎに、光強度演算部212は、マルチフォトンイベントの発生回数の総数Mが閾値Mth1以下であるか否かを判断する(ステップS109)。総数Mが閾値Mth1以下でない場合(ステップS109,No)、光強度制御部18に光強度Lを光強度L−ΔLに減少する指示出力し(ステップS111)、総数Mが閾値Mth1以下である場合(ステップS109,Yes)、総数Mが閾値Mth2以上であるか否かを判断する(ステップS110)。総数Mが閾値Mth2以上でない場合(ステップS110,No)、光強度制御部18に光強度Lを光強度L+ΔLに増加する指示出力する(ステップS112)。光強度制御部18に光強度を減少する指示出力した場合(ステップS111)と光強度制御部18に光強度を増加する指示出力した場合(ステップS112)とは、レーザ光の光強度が適正ではないので、指示出力したがって再びレーザ光を照射する。一方、総数Mが閾値Mth2以上である場合(ステップS110,Yes)、レーザ光の光強度は、適正であるので、画像取得の終了指示があるまで(ステップS113)、画像取得を続け、画像取得の終了と判断されると(ステップS113,Yes)、画像取得は終了される。
つぎに、図10を用いて、制御部20が行う1ピクセル分のデジタル信号Vpの取得処理動作について説明する。まず、制御部20は、カウンタ207の初期化を行い、カウント数Pを「0」にする(ステップS201)、つぎに、マルチフォトンイベントカウンタ208の初期化を行い、フラグ数FLAGを「0」にする(ステップS202)。つぎに、比較部206は、A/D15からデジタル信号Vpを入力する(ステップS203)。比較部206は、入力したデジタル信号Vpと閾値Vthとの大小を比較し(ステップS204)、デジタル信号Vpが閾値Vth以上である場合(ステップS204,Yes)、フラグFLAGが「1」であるか否かを判断する(ステップS205)。フラグFLAGが「1」である場合(ステップS205,Yes)、つまり連続して2回閾値Vth以上である場合、マルチフォトンイベントが発生したと判断され、マルチフォトンイベントカウンタ208は、カウント数Mをカウント数M+1にする(ステップS207)。そして、マルチフォトンイベントカウンタ208のフラグFLAGを「1」にする(ステップS208)。つぎに、1ピクセル分のデジタル信号Vpを蓄積したか否かを判断し(ステップS210)、1ピクセル分のデジタル信号Vpが蓄積されていない場合(ステップS210,No)、再びデジタル信号Vpを入力する(ステプS203)。また、1ピクセル分のデジタル信号Vpが蓄積された場合(ステップS210,Yes)、処理に戻る。
デジタル信号Vpが閾値Vth未満である場合(ステップS204,No)、デジタル信号Vpは、ノイズと判断され、フラグFLAGを「0」にする(ステップS209)。また、フラグFLAGが「1」でない場合(ステップS205,No)、マルチフォトンイベントは、発生していないと判断され、カウンタ207は、カウント数PをP+1にする(ステップS206)。そして、フラグFLAGを「1」に維持する(ステップS208)。
この実施の形態1では、1フレームを作成するとともに、マルチフォトンイベントの発生回数の総数Mを求め、総数Mが所定の範囲(Mth2≦M≦Mth1)に入るようにレーザ光の光強度を制御していた。レーザ光の光強度を試料8に対応した適正な範囲入るように自動的にかつ短時間に制御できるため、S/N比がよく、かつ正確な画像が短時間に取得できる。また、標本8に対して無駄なレーザ光の照射が避けられるため、標本8への損傷を防止することができる。
なお、この実施の形態1では、デジタル信号Vpが連続して2回閾値Vthを超えた場合、マルチフォトンイベントが1回発生したものとしたが、A/D15のサンプリングレート等によって、2回以上の複数回に設定してもよい。また、この実施の形態1では、レーザ光の光強度が適正な範囲に収束しない場合でも画像表示を行うようにしていたが、適正な範囲に収束してから画像表示を行うようにしてもよい。また、閾値Vp,Mth1,Mth2を試料8、レーザ顕微鏡装置100の状態に応じて変更できるようにしてもよい。
(実施の形態2)
つぎに、この発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、マルチフォトンイベントの発生回数の総数Mが所定の範囲(Mth2≦M≦Mth1)に入るように閾値Mth1,Mth2を設定し、総数Mが閾値Mth2未満である場合、光強度Lを光強度L+ΔLにするようにしてレーザ光の光強度を制御していたが、この実施の形態2では、光強度に上限を設け、レーザ光の光強度がこの上限を超えないようにしている。
図11は、この発明の実施の形態2である制御部20Aの概要構成を示す機能ブロック図である。この制御部20Aは、制御部20に光強度制限部213をさらに設けている。光強度制限部213は、所定の上限値を設け、光強度演算部212で演算された光強度がこの所定の制限値を超えた場合、光強度を増加させないようにしている。なお、図8と同一の構成部分には同一の符号を付している。
図11において、光強度制限部213は、光強度演算部212の指示出力を入力し、指示出力が制限値以下である場合は、光強度演算部212の指示出力をそのまま光強度制御部18に指示出力し、光強度演算部212から入力した指示出力が制限値を超える場合は、光強度演算部212の指示出力を無視するようにしている。
光強度制限部213の動作も含めて制御部20Aの動作を図12に示すフローチャートを用いて説明する。図12において、レーザ顕微鏡装置100の初期化(ステップS301)から総数Mが閾値Mth1以下であるか否かの判断(ステップS309)までは、図9におけるレーザ顕微鏡装置100の初期化(ステップS101)から総数Mが閾値Mth1以下であるか否かの判断(ステップS109)に対応している。
光強度演算部212は、総数Mが閾値Mth1以下でない場合、(ステップS309,No)、光強度制御部18に光強度Lを光強度L−ΔLに減少する指示出力し(ステップS311)、総数Mが閾値Mth1以下である場合(ステップS309,Yes)、総数Mが閾値Mth2以上であるか否かを判断する(ステップS310)。総数Mが閾値Mth2以上でない場合(ステップS310,No)、光強度演算部212は、光強度の増加分ΔLを演算し、光制限部213に光強度L+ΔLを出力する。光強度制限部213は、入力した光強度L+ΔLが制限値LLIM以下であるか否かを判断し(ステップS314)、光強度L+ΔLが制限値LLIM以下である場合(ステップS314,Yes)、光強度制御部18に光強度Lを光強度L+ΔLに増加する指示出力を行う(ステップS312)。また、光強度L+ΔLが制限値LLIM以下でない場合(ステップS314,No)、光強度Lを増加する指示出力を行わない(ステップS312,No)。光強度制御部18に光強度Lを光強度L−ΔLに減少する指示出力した場合(ステップS311)と光強度制御部18に光強度を光強度L+ΔLに増加する指示出力した場合(ステップS312)とは、レーザ光の光強度が適正ではないので、指示出力にしたがって再びレーザ光を照射する。一方、総数Mが閾値Mth2以上である場合(ステップS310,Yes)と光強度L+ΔLが制限値LLIM以下でない場合(ステップS314,No)、レーザ光の光強度を変化させずに画像取得の終了指示が出力されるまで画像取得を続け、画像取得の終了指示が出力されると(ステップS313,Yes)、画像取得を終了する。
この実施の形態2では、特に試料8が蛍光色素を含む生物標本であるような場合、レーザ光の照射によって試料8が損傷されることを防止することを優先した上で、レ−ザ光の光強度を適正化することができる。
なお、この実施の形態2では、光強度L+ΔLが制限値LLIMを超えている場合(LLIM<(L+ΔL))(ステップS214,No)、光強度Lを変化させないようにしていたが、光強度の増加分ΔL1を小さくし、増加した光強度L+ΔL1が制限値LLIMを超えないように光強度Lを光強度L+ΔL1に増加するようにしてもよい。S/N比のよい画像が取得でき、かつ試料8に損傷を与えることが防止できるからである。
(実施の形態3)
つぎに、この発明の実施の形態3について説明する。上述した実施の形態1,2では、A/D15から出力されるデジタル信号Vpと閾値Vthとを比較し、マルチフォトンイベントの発生を分別していたが、この実施の形態3では、A/D15をコンパレータに代え、コンパレータに閾値電圧Vth1を入力し、コンパレータから出力されるTTL信号Wmの時間幅Tmによってマルチフォトンイベントの発生をカウントするようにしている。
図13は、この発明の実施の形態3であるレーザ顕微鏡装置200の概要構成を示す機能ブロック図である。このレーザ顕微鏡装置200は、A/D15に代えてコンパレータ21を配置している。なお、図1と同一の構成部分には同一の符号を付している。
図13において、コンパレータ21は、I−V14から光強度に対応した電圧信号を連続的に入力し、所定の閾値電圧Vth1と比較し、電圧信号が閾値電圧Vth1以上である場合、2値化されたTTL信号Wmを制御部20Aに連続的に出力するようにしている。
図14は、この実施の形態3である制御部20Aの概要構成を示す機能ブロック図である。この制御部20Aは、コンパレータ21からTTL信号Wmを入力し、比較部206Aは、この入力したTTL信号Wmの時間幅Tmを比較し、マルチフォトンイベントの発生を検出するようにしている。なお、図8と同一の構成部分には同一の符号を付している。
図14において、比較部206Aは、コンパレータ21からTTL信号Wmを入力し、TTL信号Wmの時間幅Tmと基準TTL信号Wthの時間幅Twとを比較し、時間幅Tmが時間幅Tw以上である場合、カウンタ207が1光子をカウントし、さらに、時間幅Tmが時間幅Twの2倍以上である場合、マルチフォトンイベントカウンタ208がマルチフォトンイベントの発生回数を1カウントする。
図15は、光検出器13から電流パルスが出力され、I−V14から電流パルスに対応した電圧信号が出力され、コンパレータ21から閾値電圧Vth以上であるTTL信号Wmが出力される状態を示す模式図である。図15において、コンパレータ21は、閾値電圧Vth1が入力され、I−V14から入力した電圧信号と閾値電圧Vth1とを比較し、閾値電圧Vth1以上の電圧信号を入力している間、2値化されたTTL信号Wmを制御部20Aに出力している。
図16にコンパレータ21に入力される電圧信号の信号強度とコンパレータ21から出力されるTTL信号Wmの信号強度との対応関係を示す。コンパレータ21から出力されるTTL信号Wmが「1」である時間は、光電流パルス信号が閾値電圧Vth1以上である時間に対応している。そこで、図17の模式図に示すように、制御部20Aの比較部206Aは、基準TTL信号Wthの時間幅Twを設定し、この時間幅Twの2倍以上の時間幅Tmを入力した場合、マルチフォトンイベントが発生したとするようにしている。
制御部20Aの制御動作の詳細を図18,19に示すフローチャートを用いて説明する。図18において、1フレームの画面を作成しつつマルチフォトンイベントの総数Mを求め、この総数Mをもとにレーザ光の光強度を制御する動作について説明する。図19において、1ピクセルの画像を取得しつつマルチフォトンイベントのカウント方法について説明する。
図18において、レーザ顕微鏡装置200の初期化(ステップS401)からマルチフォトンイベントカウンタ208の初期化(ステップS403)までは、図9におけるレーザ顕微鏡装置100の初期化(ステップS101)からマルチフォトンイベントカウンンタ208の初期化(ステップS104)に対応し、フレームメモリ210への格納(ステップS406)から画像取得の終了判断(ステップS413)までは、図9におけるフレームメモリ210への格納(ステップS106)から画像取得の終了判断(ステップS113)までに対応している。
図18において、制御部20Aは、マルチフォトンイベントカウンタ208の初期化(ステップS403)を行った後にコンパレータ21から1ピクセル分のTTL信号Wmの取得処理(ステップS404)を行い、画像演算部209は、取得した1ピクセル分のTTL信号Wmから画像輝度に変換する(ステップS405)。
そこで、1ピクセル分のTTL信号Wmの取得処理(ステップS404)について図19のフローチャートを用いて説明する。制御部20Aは、カウンタ207の初期化を行い、カウント数Pを「0」にし(ステップS501)、マルチフォトンイベントカウンタ208の初期化を行い、フラグ数FLAGを「0」にする(ステップS502)。つぎに、比較部206Aは、コンパレータ21からTTL信号Wmを入力する(ステップS503)。比較部206Aは、入力したTTL信号Wmの時間幅Tmと基準TTL信号Wthの時間幅Twとの長短関係を比較し(ステップS504)、時間幅Tmが時間幅Tw以上である場合(ステップS504,Yes)、フラグFLAGが「1」であるか否かを判断する(ステップS505)。フラグFLAGが「1」である場合(ステップS505,Yes)、つまり時間幅Tmが時間幅Twの2倍以上である場合、マルチフォトンイベントが発生したものと判断され、マルチフォトンイベントカウンタ208は、カウント数Mをカウント数M+1にする(ステップS507)。そして、マルチフォトンイベントカウンタ208のフラグFLAGを「1」にする(ステップS508)。つぎに、1ピクセル分のTTL信号Wmを蓄積したか否かを判断し(ステップS510)、1ピクセル分のTTL信号Wmが蓄積されていない場合(ステップS510,No)、再びTTL信号Wmを入力する(ステプS503)。また、1ピクセル分のTTL信号Wmが蓄積された場合(ステップS510,Yes)、処理に戻る。
TTL信号Wmの時間幅Tmが基準TTL信号Wthの時間幅Tw未満である場合(ステップS504,No)、TTL信号Wmは、ノイズと判断され、フラグFLAGを「0」にする(ステップS509)。また、フラグFLAGが「1」でない場合(ステップS505,No)、マルチフォトンイベントは、発生していないと判断され、カウンタ207は、カウント数PをP+1にする(ステップS506)。そして、フラグFLAGを「1」に維持する(ステップS508)。
この実施の形態3では、コンパレータ21を用い、コンパレータ21から出力されるTTL信号Wmの時間幅Tmによってマルチフォトンイベントの発生をカウントしていた。このようにコンパレータ21を用いることによって簡易な構成でレーザ光の光強度を適正に制御することができる。
なお、この実施の形態3では、TTL信号Wmの時間幅Tmが基準TTL信号Wthの時間幅Twの2倍以上である場合、マルチフォトンイベントが1回発生したものとしたが、基準TTL信号Wthの時間幅Twを変化させてもよいし、マルチフォトンイベントの発生が検出される時間幅Twの倍数を変えるようにしてもよい。また、実施の形態2に説明したように光強度制限部を設け、レーザ光の光強度に制限を設けて制御してもよい。
この発明の実施の形態1にかかるレーザ顕微鏡装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1にかかる光検出器に入射する光子と光検出器から出力される光電流パルスの対応を示す模式図である。 この発明の実施の形態1にかかる光検出器に入射する光子と光検出器から出力される光電流パルスの対応を示す模式図である。 この発明の実施の形態1にかかる光検出器に入射する光子と光検出器から出力される光電流パルスの対応を示す模式図である。 この発明の実施の形態1にかかる光検出器に入射する光子数と光検出器から出力される光電流パルス数と、光検出器に入射する光子数とマルチフォトンベントの発生確率とを示す模式図である。 この発明の実施の形態1にかかる光検出器から出力される光電流パルスとA/Dから出力されるデジタル信号との対比を示す模式図である。 この発明の実施の形態1にかかる光検出器から出力される光電流パルスとA/Dから出力されるデジタル信号との対比を示す模式図である。 この発明の実施の形態1にかかる制御部の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1にかかる制御部の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1である制御部の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2にかかる制御部の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態2にかかる制御部の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3にかかるレーザ顕微鏡装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態3にかかる制御部の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態3にかかるコンパレータを説明する機能ブロック図である。 この発明の実施の形態3にかかるコンパレータの入出力信号の対比を示す模式図である。 この発明の実施の形態3にかかる基準のTTL信号とマルチフォトンが検出されたTTL信号との比較を示す模式図である。 この発明の実施の形態3にかかる制御部の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3にかかる制御部の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 レーザ光源
2 コリメートレンズ
3 減衰器
4 ダイクロイックミラー
5a,5b ガルバノミラー
6 瞳投影レンズ
7 対物レンズ
8 試料
9 集光レンズ
10 ミラー
11 フィルタ
12 ピンホール
13 光検出器
14 I−V
15 A/D
16 高電圧電源
17 走査部
18 光強度制御部
19 画像表示部
20,20A 制御部
21 コンパレータ
201 同期信号発生部
202 ピクセルクロック発生部
203 水平同期信号生成部
204 垂直同期信号生成部
205 ミラー駆動信号生成部
206,206A 比較部
207 カウンタ
208 マルチフォトンカウンタ
209 画像演算部
210 フレームメモリ
211 表示制御部
212 光強度演算部
213 光強度制限部
100,200 レーザ顕微鏡装置

Claims (5)

  1. レーザ光源から出射したレーザ光を試料に照射し、該レーザ光が照射された試料から発する光を光検出器で検出して前記光の光強度に対応する光電流パルスに変換し、該光電流パルスに基づいて作成した画像信号を画像表示部に画像表示するレーザ顕微鏡装置において、
    前記光検出器に入射する光子が重なり合うマルチフォトンイベントが、前記画像表示部に表示される1フレームあたりで発生する総数が、第1の閾値を超えるときには、前記試料に照射されるレーザ光の強度を減少させる制御を行い、前記総数が前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値未満のときには、前記試料に照射されるレーザ光の強度を増加させる制御を行う制御手段を備えることを特徴とするレーザ顕微鏡装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記光検出器で検出した前記光の光強度が所定強度以上である場合にフォトンを検出するフォトン検出手段と、
    前記フォトン検出手段が連続して所定数前記フォトンを検出した状態である前記マルチフォトンイベントの発生回数をカウントするカウント手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のレーザ顕微鏡装置。
  3. 前記フォトン検出手段は、前記光強度をサンプリングした値が前記所定強度以上である場合、前記フォトンを検出することを特徴とする請求項2に記載のレーザ顕微鏡装置。
  4. 前記フォトン検出手段は、前記所定強度以上である前記光強度が所定の時間連続した場合、前記フォトンを検出することを特徴とする請求項2に記載のレーザ顕微鏡装置。
  5. 前記制御手段は、前記マルチフォトンイベントの発生頻度に対応した前記レーザ光の強度に上限値を設け、前記総数が前記第2の閾値未満のときには、前記試料に照射されるレーザ光の強度を増加させ、かつ前記試料に照射されるレーザ光の強度を前記上限値以下に制御する光強度制限手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のレーザ顕微鏡装置。
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