JP4578818B2 - マイクロカプセルの形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、芯物質が壁膜により包み込まれて形成されたマイクロカプセルの形成方法に関するものである。
従来から、主として天然および合成高分子を壁材料とする壁膜と、芯物質(核物質)と呼ばれる中身とからなり。径がマイクロメートル領域(通常は径がミリメートル領域乃至ナノメートル領域にあるものも含む)にある微小な容器であるマイクロカプセルが開発されている。マイクロカプセルは、芯物質を外部環境から保護する機能や、芯物質を外部に放出する速度を調節する機能を有することから、種々の分野で広く利用されている。特に、芯物質を外部環境から保護する機能を利用したものには、感圧型複写紙、圧力測定シート、感圧型接着剤、液晶表示材料などがあり、また、芯物質の外部環境への放出速度を調節する機能を利用したものには、持続放出性医薬品、持続性農薬などがあり、さらに、これらの両方の機能を同時に利用したものとして、人工細胞、人工臓器などがある。
そして、このようなマイクロカプセルの製造方法としては、種々の製造方法が採用されている(非特許文献1参照)。具体的には、芯物質界面への壁材物質の沈積を利用する界面沈積法(たとえば、相分離法、液中乾燥法、溶解分散冷却法、スプレードライング法、パンコーティング法、気中懸濁被覆法(Wurster法)、粉床法など)、および界面での反応を利用して皮膜を形成させる界面反応法(たとえば、界面重合法、insitu重合法、液中硬化被覆法(オリフィス法)、界面反応法(無機化学反応法)など)が採用されている。
近藤保、「マイクロカプセル〜その機能と応用」、財団法人日本規格協会、1991年3月20日 特開2001−232178号公報
しかしながら、上記の従来の製造方法では、より均一なものを製造するためにそれぞれの方法に応じたマイクロカプセルの構成材料しか適用できないという傾向があり、構成材料の選択の余地が狭まるという問題がある。このため、マイクロカプセルの構成材料として、幅広い材料を用いることができるマイクロカプセルの製造方法が望まれていた。
また、得られるマイクロカプセルの性能は、そのカプセルの粒径および膜厚(壁膜の直径および厚さ)のパラメータによって大きく左右される。したがって、マイクロカプセルを一定の優れた性能に保つには、これらの粒径および膜厚を適切な範囲に制御することが要求される。しかし、これまでの技術では、分散、攪拌などによって芯物質の塊を作ることによりマイクロカプセルを製造しており、攪拌速度や材料濃度でマイクロカプセルの粒径および膜厚をコントロールしていたため、これらのいずれもバラツキが生じていた。このように、マイクロカプセルの粒径および膜厚を所望のレベルにし、さらに均一化するなど高精度に制御することは困難であった。
そこで、特許文献2においてインクジェット記録ヘッドを使用したマイクロカプセルの製造方法が提案されている。特許文献2においては、体積変化により吐出させるピエゾ型でのマイクロカプセル製造方法が提案されている。
しかしながら、このピエゾ型では、吐出の際の吐出物とノズルとの間に尾引き(サテライト)が発生し、独立した球形を吐出させることができない。
本発明は、マイクロカプセルの形成方法において、従来のインクジェット記録ヘッドのように尾引き(サテライト)が発生してしまい、芯物質の周りにより均一に壁膜の形成されたマイクロカプセルを形成することができなかったこと解決し、容易にマイクロカプセルを形成することができるマイクロカプセルの形成方法を提供することを目的とするものである。
本発明のマイクロカプセルの形成方法は、芯物質が壁膜により包み込まれて形成されたマイクロカプセルの形成方法において、芯物質である第1の液体の表面に、芯物質より比重が小さい壁膜の材料である第2の液体からなる液膜を形成し、第1の液体をその第1の液体が第2の液体により包み込まれるように第2の液体側に吐出させてマイクロカプセルを形成することを特徴とする。
また、上記マイクロカプセルの形成方法においては、第1の液体と第2の液体との界面付近における所定の点に向けて第1の液体側からエネルギーを収束させて加えることにより第1の液体を第2の液体側に吐出させてマイクロカプセルを形成するようにすることができる。
また、上記マイクロカプセルの形成方法においては、第1の液体と第2の液体との界面付近において気泡を破裂させることにより第1の液体を第2の液体側に吐出させてマイクロカプセルを形成するようにすることができる。
また、上記マイクロカプセルの形成方法においては、第1の液体と第2の液体との界面付近における所定の点に向けてレーザを収束させて照射することにより第1の液体を第2の液体側に吐出させてマイクロカプセルを形成するようにすることができる。
本発明のマイクロカプセルの形成方法によれば、芯物質である第1の液体の表面に、芯物質より比重が小さい壁膜の材料である第2の液体からなる液膜を形成し、第1の液体をその第1の液体が第2の液体により包み込まれるように第2の液体側に吐出させてマイクロカプセルを形成するようにしたので、真球に近いマイクロカプセルを形成することができ、壁膜が芯物質の周りに均一に形成されたマイクロカプセルを形成することができる。
また、上記マイクロカプセルの形成方法において、第1の液体と第2の液体との界面付近における所定の点に向けて第1の液体側からエネルギーを収束させて加えることにより第1の液体を第2の液体側に吐出させてマイクロカプセルを形成するようにした場合には、上記エネルギーを一定に保つことにより上記のようなマイクロカプセルを安定して形
成することができる。
また、上記マイクロカプセルの形成方法において、第1の液体と第2の液体との界面付近において気泡を破裂させることにより第1の液体を第2の液体側に吐出させてマイクロカプセルを形成するようにした場合には、上記気泡をサーマルヘッドなどにより生じさせるようにすれば、より簡易な構成で上記のようなマイクロカプセルを形成することができる。
また、上記マイクロカプセルの形成方法において、第1の液体と第2の液体との界面付近における所定の点に向けてレーザを収束させて照射することにより第1の液体を第2の液体側に吐出させてマイクロカプセルを形成するようにした場合には、レーザの出力を一定に保つことにより上記のようなマイクロカプセルを安定して形成することができる。
以下、図面を参照しながら本発明のマイクロカプセルの形成方法の一実施形態について説明する。上記実施形態のマイクロカプセルの形成方法は、インクに含まれるマイクロカプセルの形成方法であって、芯物質である着色剤を高分子化合物の壁膜により包み込むことにより形成されたマイクロカプセルの形成方法である。
本マイクロカプセルの形成方法は、まず、図1(A)に示すように、芯物質である着色剤30の表面に、着色剤30より比重が小さい高分子化合物31からなる液膜を形成し、図1(B)に示すように、着色剤30と高分子化合物31との界面付近における所定の点12に向けて着色剤30側からエネルギーを収束させて加え、図1(C)および(D)に示すように、着色剤30が高分子化合物31により包み込まれるように高分子化合物31側に吐出させてマイクロカプセル32を形成する方法である。
着色剤30としては、水溶性の染料、顔料などを用いることができ、壁膜の材料より比重が軽くなるような場合は、水溶性の高分子樹脂を添加し、比重の調整を行うことができる。
また、壁膜の材料である高分子化合物31としては、上記のように着色剤30よりも比重の小さいものとして、油性に樹脂を溶解したものを使用することができる。
ここで、上記のようにして着色剤30と高分子化合物31との界面付近における所定の点12に向けて着色剤30側からエネルギーを収束させて加えることができるマイクロカプセル形成装置について、以下に説明する。
上記マイクロカプセル形成装置は、インクジェット式のプリンタのヘッド部として用いられるものであり、その一部断面図を図1に示す。
上記マイクロカプセル形成装置は、図2に示すように、音響伝導体7を備え、音響伝導体7は、互いに対向する第1の面5と第2の面6とを備えており、第1の面5には加振体1が備えられている。加振体1としては、たとえば、圧電トランスデューサーを採用することができる。加振体1はほぼ平面状の音波26を第1の面5に供給するものである。
そして、音響伝導体7はさらに、第1の面5と第2の面6とを連結する外側面4を備えている。外側面4は、加振体1によって第1の面5に与えられ、音響伝導体7中を伝搬した音波26を反射し、第2の面6の上方に位置する着色剤30と高分子化合物31との界面付近の点12に音波26を収束させることができるよう構成されている。なお、音波26を収束させる点については、界面付近であれば、着色剤30側でもよいし、高分子化合物31側でもよい。
そして、音響伝導体7の周辺には、図2に示すように、第2の面6の上に着色剤30および高分子分散剤31を供給する供給路9が設けられている。供給路9は、音響伝導体7を覆うボディ8の中に構成されている。また、供給路9は、着色剤30および高分子化合物31が、供給路9の一方の開口27から供給され、他方の開口27から排出されるように構成されている。
音響伝導体7は、着色剤30と混ぜ合わないように固体であることが望ましい。また、音波26が伝搬する際の減衰が少ないことが望ましい。さらに、着色剤30が音響伝導体7と接触する第2の面6での音波26の透過率を高めるため、音響伝導体7の音響インピーダンスは着色剤30に近いことが望ましい。
また、高分子化合物31のマイクロカプセル32の吐出側の液面と上記点12との距離を一定に保ち、マイクロカプセル32の吐出を安定させるため、供給路9を第2の面6の上方で覆う保持版17を設けることが望ましい。保持版17は第2の面6の上方で開口15を有しており、高分子化合物31の液面を保持する機能を果たす。なお、着色剤30および高分子化合物31は、着色剤30と高分子化合物31との界面がほぼ一定に保たれるような割合で供給される。
そして、上記のように構成されたマイクロカプセル形成装置においては、まず、供給路9の一方の開口27から着色剤30および高分子化合物31の混合物が供給される。すると、着色剤30よりも比重の小さい高分子化合物31が上方に移動し、着色剤30の表面に高分子化合物31からなる液膜が形成される。
次に、加振体1により平面状の音波26が第1の面5に供給され、その第1の面5に供給された音波26は、音響伝導体7内を上方に伝搬し、外側面4によって反射されて着色剤30と高分子化合物31との界面付近に位置する点12に収束する。すると、上記点12近傍において音響エネルギーの密度が上昇し、図1(B)〜(D)に示したように、着色剤30が高分子化合物31により包み込まれるように高分子化合物31側に吐出し、マイクロカプセル32が形成される。
上記実施形態のマイクロカプセルの形成方法によれば、芯物質である着色剤30の表面に、着色剤30より比重が小さい高分子化合物31からなる液膜を形成し、着色剤30をその着色剤30が高分子化合物31により包み込まれるように高分子化合物31側に吐出させてマイクロカプセル32を形成するようにしたので、真球に近いマイクロカプセル32を形成することができ、高分子化合物31が芯物質である着色剤30の周りに均一に形成されたマイクロカプセル32を形成することができる。
また、上記のように着色剤30と高分子化合物31との界面付近における所定の点に向けて着色剤30側からエネルギーを収束させて加えることにより着色剤30を高分子化合物31側に吐出させてマイクロカプセル32を形成するようにしたので、上記エネルギーを一定に保つことにより上記のようなマイクロカプセル32を安定して形成することができる。
なお、マイクロカプセル形成装置としては、上記のような構成の装置に限らず、着色剤30と高分子化合物31との界面付近における所定の点に向けて着色剤30側からエネルギーを収束させて加え、着色剤30を高分子化合物31側に吐出させることができるものであれば如何なるものでもよいが、たとえば、図3に示すような装置を利用することができる。
図3に示すマイクロカプセル形成装置においては、板状の支持材110の上に、所定の幅を有する複数の平棒状の個別電極111が一定間隔で列状に形成されているとともに、その複数の個別電極111の上には、各個別電極111と同じ間隔で列状に配列された電極(図示しない)を下面側に有する超音波振動子としての板状の圧電体112,113が、個別電極111の配列方向と垂直な個別電極111の長さ方向に平行に形成されている。圧電体112,113の各個別電極111と対向する面には、共通電極114,115がそれぞれ形成されているとともに、その共通電極114,115上には、超音波収束部材としてのレンズ116,117がそれぞれ形成されている。そして、これら圧電体112,113およびレンズ116,117の周りには、着色剤30および高分子化合物31を保持するためのプール状のインク保持室119が形成されていて、その内部には着色剤30および高分子化合物31が充填されている。そして、上記図2に示したマイクロカプセル形成装置を用いてマイクロカプセルを形成した場合と同様に、図3に示すように、芯物質である着色剤30の表面に高分子化合物31からなる液膜が形成される。
圧電体112,113およびレンズ116,117の並び方向中心上方には、各個別電極111の配列方向に長いスリット120,121がそれぞれ設けられたスリット部材122がインク保持室119の上部に設けられている。そして、レンズ116,117の収束点13は、着色剤30と高分子化合物31との界面付近に位置するように設定されている。
また、複数の個別電極111の圧電体112,113が形成されていない両側部分には、各個別電極111と同じ間隔で配列された複数の引出電極123が形成されていて、これら各引出電極123は、対応する各個別電極111とそれぞれ圧着接続されている。複数の引出電極123は、それらの近傍の支持材110上に配設された圧電体112,113を駆動するための駆動用IC24の端子とボンディングワイヤ125により接続されている。
そして、圧電体112,113とそれを挟んで対向した電極111,114,115で構成される圧電素子は、アレイ状に一定間隔で配置されており、このうちの一部の複数の圧電素子を用いて同時駆動することにより、超音波を上記収束点13に収束させる。すると、収束点13近傍において超音波エネルギーの密度が上昇し、図1(B)〜(D)に示したように、着色剤30が高分子化合物31により包み込まれるように高分子化合物31側に吐出し、マイクロカプセル32が形成される。
また、上記図3に示したマクロカプセル形成装置は、圧電素子およびスリットを2列備えたものであるが、これを1列とした構成のマイクロカプセル形成装置を利用するようにしてもよい。
また、上記マイクロカプセル形成装置を用いたマイクロカプセル形成方法は、着色剤30と高分子化合物31との界面付近にエネルギーを収束させて加えることによりマイクロカプセルを形成する方法であるが、上記のようにエネルギーを加えることに限らず、着色剤30を着色剤30が高分子化合物31により包み込まれるように高分子化合物31側に吐出させる方法であれば加圧以外のその他の方法を採用してもよい。たとえば、微小発熱体により気泡を発生させ、図4(A)〜(F)に示すように、着色剤30と高分子化合物31との界面付近において気泡14を破裂させることにより着色剤30を高分子化合物31側に吐出させてマイクロカプセル32を形成するようにしてもよい。なお、図4(A)〜(F)は上記マイクロカプセルの形成方法を経時的に示したものである。具体的には、気泡内圧力で凹みを形成していたものが、破泡にともないもとに戻ろうとすると、その復帰の際に逆に突出を生じ、その突出が上方に跳ね上げられることによりマイクロカプセル32が形成される。なお、気泡14が破泡する位置については、界面付近であれば、着色剤30側でもよいし、高分子化合物31側でもよい。
上記のようにして着色剤30と高分子化合物31との界面付近において気泡を破裂させることにより着色剤30を高分子化合物31側に吐出させてマイクロカプセル32を形成するようにした場合には、上記気泡をサーマルヘッドなどにより生じさせるようにすれば、より簡易な構成で上記のようなマイクロカプセル32を形成することができる。
また、たとえば、着色剤30と高分子化合物31との界面付近における所定の点に向けてレーザを収束させて照射することにより着色剤30を高分子化合物31側に吐出させてマイクロカプセル32を形成するようにしてもよい。上記方法においては、着色剤30と高分子化合物31との界面付近にレーザを照射することにより、その照射された部分の物質が気化して気泡が生じ、上記の方法と同様に、その破泡にともなってマイクロカプセル32を形成することができる。なお、レーザを収束させて照射する点については、界面付近であれば、着色剤30側でもよいし、高分子化合物31側でもよい。
上記のようにして着色剤30と高分子化合物31との界面付近における所定の点に向けてレーザを収束させて照射することにより着色剤30を高分子化合物31側に吐出させてマイクロカプセル32を形成するようにした場合には、レーザの出力を一定に保つことにより上記のようなマイクロカプセル32を安定して形成することができる。
また、上記に説明したマイクロカプセルの形成方法は、着色剤と高分子化合物とを用いてマイクロカプセルを形成する方法であるが、これらの材料に限らず、その他の材料を用い上記と同様の方法を使用してマイクロカプセルを形成するようにしてもよい。具体的には、たとえば、フォトクロミック物質を芯物質としたフォトクロミックマイクロカプセル、接着剤を芯物質としたマイクロカプセル、香料を芯物質としたマイクロカプセルなどの形成に本発明のマイククロカプセルの形成方法を利用することができる。特に、接着剤を新物質としたマイクロカプセルを本発明のマイクロカプセルの形成方法により形成するようにした場合には、芯物質が壁膜の液体層の下にあるため、空気中の酸素や水分などで反応する接着剤でも機上放置することができる。
また、香料マイクロカプセルを含む印刷物を製造する際、従来は、まず、香料のマイクロカプセルを形成した後、それをインクに混ぜ、そのインクを利用して印刷するという3工程を経る必要があったが、本発明のマイクロカプセルの形成方法を利用するようにすれば、芯物質を香料とし、壁膜の材料に着色剤を入れるようにすれば、1工程で香料マイクロカプセルの含まれた印刷物を製造することができる。
なお、上記のように芯物質として、着色剤以外のものを利用する場合においても、壁膜の材料の比重の方が芯物質の材料の比重よりも小さくなるように材料を選択する必要がある。
本発明のマイクロカプセルの形成方法の一実施形態を説明するための図 本発明のマイクロカプセルの形成方法を実施するマイクロカプセル形成装置の一実施形態 本発明のマイクロカプセルの形成方法を実施するマイクロカプセル形成装置のその他の実施形態 本発明のマイクロカプセルの形成方法のその他の実施形態を説明するための図
符号の説明
1 加振体
7 音響伝導体
9 供給路
14 気泡
15 開口
17 保持板
26 音波
30 着色剤
31 高分子化合物
32 マイクロカプセル
111 個別電極
112,113 圧電体
114,115 共通電極
116,117 レンズ
119 インク保持室
120,121 スリット
123 引出電極
124 駆動用IC
125 ボンディングワイヤ

Claims (1)

  1. 芯物質が壁膜により包み込まれて形成されたマイクロカプセルの形成方法において、
    前記芯物質である第1の液体の表面に、前記芯物質より比重が小さい前記壁膜の材料である第2の液体からなる液膜を形成し、
    前記第1の液体と前記第2の液体との界面付近に存在する気泡を該気泡内の空気の圧力によって破裂させることによって液面を下方側に逆に突出させ、該突出が上方に跳ねあげられることによって、前記第1の液体が前記第2の液体により包み込まれるように前記第1の液体を前記第2の液体側に吐出させて前記マイクロカプセルを形成することを特徴とするマイクロカプセルの形成方法。
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