JP4577093B2 - 被制御装置及び制御装置 - Google Patents

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本発明は、被制御装置(被制御機器)及びこの被制御装置の動作制御を行う制御装置(制御機器)に関し、特に、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394方式(IEEE1394規格、及びそれに関連する規格やスペック)に基づいて動作を行う被制御装置及び制御装置に関する。
従来、IEEE1394シリアルバスに準拠したAV(Audio Visual)記録再生装置が存在する。このAV記録再生装置は、主に、DV(Digital Video)カムコーダやD−VHS(Data Video Home System)レコーダなど、テープメディアに記録再生するための装置である。
しかしながら、昨今の急速なDVD(Digital Versatile Disc)、HDD(Hard Disk Drive)、BD(Blu-ray Disc)などのディスクメディアの普及に伴い、IEEE1394シリアルバスに対応したディスク記録再生装置も市場に出始めている。
また、1394 Trade Associationでは、それらの装置を制御するためのAV/Cコマンドセット(AV/C Digital Interface Command Set)が定義されている。なお、テープメディアに対してはVCR(Video Cassette Recorder:正式にはTape Recorder/Player)サブユニットコマンドとして、ディスクメディアに対してはDISCサブユニットコマンドとして、スペックが定められている。
これらの記録再生装置を制御する、現行市販されているSTB(Set Top Box:セットトップボックス)やDTV(Digital TV:デジタルテレビ)などの制御機器のほとんどは、VCRサブユニットコマンドのみを実装しており、DISCサブユニットコマンドを実装しているものは少ない。そのため、ディスク記録再生装置にもかかわらず、VCRサブユニットコマンドを実装して、テープメディアを装っている装置が多い。
一方、IEEE1394方式などのネットワークに接続される制御機器及び被制御機器の制御条件に関連して、様々な技術が提案されている。例えば、下記の特許文献1には、制御機器のアプリケーションが被制御機器のサブユニットタイプに対応していない場合でも、被制御機器が、制御機器のアプリケーションに対応しているサブユニットタイプに設定できるようにする技術が開示されている。
特開2002−315077号公報(図5)
しかしながら、特許文献1に開示されている技術による対応だけでは、実際の使用において問題が発生する。
例えば、特許文献1に開示されている技術によれば、ある制御機器が、ある被制御機器をVCRサブユニットからDISCサブユニットに切り替えた場合、その制御機器はその時点から、DISCサブユニットコマンドを発行して、その制御機器とDISCサブユニットに切り替えられた被制御機器との間では正常にコマンドのやり取りが可能となる。
しかしながら、ある制御機器が意図しない状況で被制御機器のサブユニットタイプが切り替えられた場合(例えば、被制御機器側が単独でサブユニットタイプを切り替えた場合や、別の制御機器によって被制御機器のサブユニットタイプが切り替えられた場合)には、その被制御機器がそれまで受け付けていたサブユニットコマンドを突然受け付けなくなり、制御機器からの制御が正常に行われなくなるという課題がある。なお、このような状態となった場合、現状では、人為的にIEEE1394ケーブルの抜き差しを行うことによって、正常に制御できる状態に戻す対処方法しか存在していないが、この対処方法は、ユーザに面倒な処理を要請するだけでなく、トランザクションの中断が起こり得る。
本発明は、上記課題に鑑みて、制御機器は、被制御機器においてサブユニットタイプの切り替えが行われた旨を認識できるようにすることを目的とする。また、本発明は、特に、被制御機器が単独でサブユニットタイプを切り替えたり、制御機器から被制御械器に対してサブユニットタイプを切り替えたりする場合でも、IEEE1394シリアルバス上に接続されているすべての機器にその被制御機器のサブユニットタイプの変更を認識させ、変更されたサブユニットタイプで正常なトランザクションが継続されるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様によれば、
IEEE1394方式に準拠した制御装置によって、IEEE1394シリアルバスを介して制御される前記IEEE1394方式に準拠したサブユニットを搭載する被制御装置であって、
互いに異なるサブユニットタイプの複数のサブユニットと
前記複数のサブユニットのうちの1つのサブユニットのサブユニットタイプを設定する設定手段と、
外部から指示される、前記複数のサブユニットのうち1つのサブユニットのサブユニットタイプを受付けて一時記憶する受付手段と、
前記受付手段が前記サブユニットタイプを受付けた後、前記IEEE1394シリアルバスを介してバスリセット信号が供給されたことを検出するバスリセット検出手段と、
前記バスリセット検出手段が前記バスリセット検出信号を検出した場合、前記設定手段が設定しているサブユニットタイプを、前記受付手段が一時記憶しているサブユニットタイプに変更する変更手段とを、
有する被制御装置が提供される。
また、上記目的を達成するため、本発明の第2の態様によれば、
IEEE1394方式に準拠した制御装置によって、IEEE1394シリアルバスを介して制御される前記IEEE1394方式に準拠したサブユニットを搭載する被制御装置であって、
異なるサブユニットタイプの複数のサブユニットと
前記複数のサブユニットのうちの1つのサブユニットのサブユニットタイプを設定する設定手段と、
外部から指示される、前記複数のサブユニットのうち1つのサブユニットのサブユニットタイプを受付けて一時記憶する受付手段と、
前記受付手段が前記サブユニットタイプを受付けた後、前記IEEE1394シリアルバスを介してバスリセット信号を発行するバスリセット発行手段と、
前記バスリセット発行手段が前記バスリセット検出信号を発行した場合、前記設定手段が設定しているサブユニットタイプを、前記受付手段が一時記憶しているサブユニットタイプに変更する変更手段とを、
有する被制御装置が提供される。
また、上記目的を達成するため、本発明の第の態様によれば、
IEEE1394方式に準拠した制御装置によって、IEEE1394シリアルバスを介して制御される前記IEEE1394方式に準拠したサブユニットを搭載する被制御装置であって、
それぞれ固有の識別情報が付加されている、互いに異なるサブユニットタイプの複数のサブユニットと、
前記複数のサブユニットのうちの1つのサブユニットのサブユニットタイプを設定するとともに、この設定したサブユニットタイプのサブユニットの前記識別情報を前記被制御装置の識別情報として設定する設定手段と、
外部から指示される、前記複数のサブユニットのうち1つのサブユニットのサブユニットタイプを受付けて一時記憶する受付手段と、
前記受付手段が前記サブユニットタイプを受付けた後、前記IEEE1394シリアルバスを介してバスリセット信号が供給されたことを検出するバスリセット検出手段と、
前記バスリセット検出手段が前記バスリセット検出信号を検出した場合、前記設定手段が設定しているサブユニットタイプを、前記受付手段が一時記憶しているサブユニットタイプに変更するとともに、前記設定手段が設定している識別情報を、変更したサブユニットタイプに対応するサブユニットの識別情報に変更する変更手段とを、
有する被制御装置が提供される。
さらに、本発明の第の態様によれば、
IEEE1394方式に準拠した制御装置によって、IEEE1394シリアルバスを介して制御される前記IEEE1394方式に準拠したサブユニットを搭載する被制御装置であって、
それぞれ固有の識別情報が付加されている、互いに異なるサブユニットタイプの複数のサブユニットと、
前記複数のサブユニットのうちの1つのサブユニットのサブユニットタイプを設定するとともに、この設定したサブユニットタイプのサブユニットの前記識別情報を前記被制御装置の識別情報として設定する設定手段と、
外部から指示される、前記複数のサブユニットのうち1つのサブユニットのサブユニットタイプを受付けて一時記憶する受付手段と、
前記受付手段が前記サブユニットタイプを受付けた後、前記IEEE1394シリアルバスを介してバスリセット信号を発行するバスリセット発行手段と、
前記バスリセット発行手段が前記バスリセット検出信号を発行した場合、記設定手段が設定しているサブユニットタイプを、前記受付手段が一時記憶しているサブユニットタイプに変更するとともに、前記設定手段が設定している識別情報を、変更したサブユニットタイプに対応するサブユニットの識別情報に変更する変更手段とを、
有する被制御装置が提供される。
また、上記目的を達成するため、本発明の第の態様によれば、
IEEE1394シリアルバスを介して、IEEE1394方式に準拠したサブユニットを搭載する被制御装置を制御する前記IEEE1394方式に準拠した制御装置であって、
前記被制御装置に搭載されている複数のサブユニットのうちの1つのサブユニットのサブユニットタイプを、サブユニットタイプごとに定められているサブユニット制御コマンドの発行によって指示するコマンド発行手段と、
前記サブユニット制御コマンドの発行によってサブユニットタイプを指示したサブユニットへの変更が、前記被制御装置によって受け入れられた場合に、前記IEEE1394シリアルバスを介してバスリセット信号を発行するバスリセット発行手段とを、
有する制御装置が提供される。
本発明の第の態様は、複数のサブユニットを備えた被制御機器において、サブユニットタイプの選択と共に、IEEE1394シリアルバス上にバスリセットを発行するように構成されているので、
制御機器は、サブユニットタイプの切り替えと連動したバスリセット発生のタイミングで、被制御機器においてサブユニットタイプの切り替えが行われた旨を認識できるようになり、正常な制御動作が継続して行われるようになるという効果を有している。
本発明の第の態様は、複数のサブユニットを備えた被制御機器において、サブユニットタイプの選択と共に、IEEE1394シリアルバス上に発生したバスリセットを検出するように構成されているので、
制御機器は、サブユニットタイプの切り替えと連動したバスリセット発生のタイミングで、被制御機器におけるサブユニットタイプの切り替えタイミングを規定することができるようになり、正常な制御動作が継続して行われるようになるという効果を有している。
また、本発明の第3及び第4の態様は、複数のサブユニットを備えた被制御機器において、サブユニットタイプの選択が行われるとともに、被制御機器の識別情報も別の固有値に切り替わるように構成されているので、被制御機器の固有値のみを参照して新規に接続された被制御機器の有無を把握する制御機器でも、被制御機器においてサブユニットタイプの切り替えが行われた旨を認識できるようになり、正常な制御動作が継続して行われるようになるという効果を有する。更に、複数のサブユニットを備えた被制御機器において、サブユニットタイプの選択と共に、IEEE1394シリアルバス上にバスリセットを発行するか、あるいは、サブユニットタイプの選択と共にIEEE1394シリアルバス上に発生したバスリセットを検出するように構成されているので、制御機器は、サブユニットタイプの切り替えと連動したバスリセット発生のタイミングで、被制御機器においてサブユニットタイプの切り替えが行われた旨を認識できるようになり、正常な制御動作が継続して行われるようになるという効果を有している。
また、本発明の第の態様は、複数のサブユニットを備えた被制御機器を制御する制御機器において、サブユニットタイプの変更指示を被制御機器に対して行い、この指示が被制御機器で受け入れられた場合に、IEEE1394シリアルバス上にバスリセットを発行するように構成されているので、制御機器は、サブユニットタイプの切り替えと連動したバスリセット発生のタイミングで、被制御機器におけるサブユニットタイプの切り替えタイミングを規定することができるようになり、正常な制御動作が継続して行われるようになるという効果を有している。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
まず、図1を参照しながら、本発明の実施の形態におけるIEEE1394シリアルバスの接続形態の一例について説明する。図1は、本発明の実施の形態における被制御機器及び制御機器の接続形態の一例を示す図である。
制御機器101、111は、被制御機器(ターゲットとも呼ばれる)をコントロールするコントローラであり、被制御機器をコントロールするためのアプリケーションを実装している。ここでは、制御機器101は、AV/Cコマンドセットのうち、VCRサブユニットコマンド102のみを実装し、制御機器111はAV/Cコマンドのうち、DISCサブユニットコマンド112、及びVCRサブユニットコマンド113を実装している。なお、VCRサブユニットコマンド102のみを実装している制御機器101としては、例えば、DTVを想定しており、DISCサブユニットコマンド112及びVCRサブユニットコマンド113の両方を実装している制御機器111としては、例えば、PC(Personal Computer:パーソナルコンピュータ)を想定している。また、制御機器101、111は、それぞれIEEE1394通信部(通信部)104、115を搭載し、IEEE1394端子(コネクタ)105、116を介してIEEE1394シリアルバス151、152に接続されるものとする。ここで、通信部104、115は、IEEE1394方式に準拠するリンク層、物理層の処理を行うブロックである。
また、制御機器101、111が実装しているコマンドには、被制御機器121に対して、サブユニットタイプの変更を要求するサブユニットタイプ変更コマンドが含まれている。制御機器101、111は、制御機器101、111自身に実装されているコマンドを使用して被制御機器121の動作制御が行えるように、このサブユニットタイプ変更コマンドを被制御機器121に送信することによって、サブユニットタイプの変更要求を行うことが可能である。
一方、被制御機器121は、IEEE1394端子(コネクタ)134、135を備えるIEEE1394通信部(通信部)133を搭載し、IEEE1394シリアルバス151、152のそれぞれを介して制御機器101、111と接続されており、これらの制御機器101、111によってコントロールされる機器である。被制御機器121としては、例えば動画を録画することが可能なHDDレコーダ(図中ではHDDと記載)を想定しており、実体としてはDISCサブユニット131であるが、VCRになりすますVCRサブユニット132も実装している。
また、被制御機器121は、被制御機器121自身がコントローラに対して振る舞う機能の切り替えを行う動作サブユニット切り替え部141を有している。この動作サブユニット切り替え部141は、コントローラに対して振る舞う機能として、DISCサブユニット131又はVCRサブユニット132の切り替えを行う。
動作サブユニット切り替え部141によるサブユニットの切り替え制御は、コントローラなどの外部機器から行われてもよく、また、被制御機器121のユーザによる手動設定によって行われてもよい。また、さらに、動作サブユニット切り替え部141は、コントローラから受けたコマンドのタイプ(VCRサブユニットコマンド及びDISCサブユニットコマンドのどちらであるか)の解析を行うコマンド解析部142を有しており、このコマンド解析部142のコマンド解析結果に応じて、コントローラからのコマンドのタイプに対応したサブユニットに自動的に切り替えるようにすることも可能である。
また、被制御機器121のDISCサブユニット131及びVCRサブユニット132のそれぞれには異なるGUID(Global Unique Identifier:IEEE1394シリアルバス上の機器固有の番号)が設定されている。そして、動作サブユニット切り替え部141によるDISCサブユニット131及びVCRサブユニット132の切り替えに同期して、被制御機器121の固有番号であるGUIDも別の値に切り替わるように構成されている。
すなわち、通常は1つのユニット(被制御機器121)は、1つのGUIDしか持たないが、本発明では、DISCサブユニット131として動作する場合の被制御機器121と、VCRサブユニット132として動作する場合の被制御機器121とは、それぞれ異なるGUIDの機器として動作する。なお、本発明の実施の形態では、被制御機器121がDISCサブユニット131になった場合には、
GUID=0x00808800 00000001
の値を取り、VCRサブユニット132になった場合には、
GUID=0x00808800 00000002
の値を取るものとする。
また、制御機器101、111は、それぞれバスリセット検出部103、114を有しており、被制御機器121は、バスリセット発行部143を有している。被制御機器121のバスリセット発行部143は、IEEE1394シリアルバス151、152上にバスリセットを発行する機能を有しており、制御機器101のバスリセット検出部103、及び制御機器111のバスリセット検出部114は、IEEE1394シリアルバス151、152上のバスリセットを検出する機能を有している。なお、バスリセットは、IEEE1394において、新しい機器がIEEE1394シリアルバス151、152上に接続されたり、IEEE1394シリアルバス151、152上に接続されている機器が取り外されたりした場合に、接続されている機器の一覧を再構成するために出力される信号であり、すなわち、IEEE1394シリアルバス151、152の初期化信号である。
制御機器101のバスリセット検出部103、及び制御機器111のバスリセット検出部114は、このようなIEEE1394シリアルバス151、152上のすべてのバスリセットを検出することが可能である。なお、本明細書では、バスリセット発行部143からIEEE1394シリアルバス151、152上へのバスリセットの出力をバスリセットの発行と呼び、バスリセット発行部143から出力されるバスリセットに加えて、他の要因によってIEEE1394シリアルバス151、152上に出力されるバスリセットを総称して、バスリセットの発生と呼ぶことにする。
また、図1では、被制御機器121がバスリセットを発行し、制御機器101、111がバスリセットを検出するように構成されているが、後述のように、逆に、制御機器101、111がバスリセットを発行し、被制御機器121がバスリセットを検出するように構成されてもよく、このような構成においても、本発明の目的は達成される。
次に、図1に図示されている制御機器101、111のそれぞれにおける動作の一例について説明する。まず、図1に図示されている制御機器101(VCRサブユニットコマンド102のみを実装している制御機器)の動作の一例について説明する。図2は、本発明の実施の形態における制御機器が、自身が実装するサブユニットコマンドに対応するように、被制御機器のサブユニットタイプの切り替えを行う動作の一例を示すフローチャートである。
被制御機器121と制御機器101とがIEEE1394シリアルバス151で初めて接続された際には、被制御機器121によってIEEE1394シリアルバス151上にバスリセットが発生する。制御機器101は、バスリセットの監視を行っており、このバスリセットを検出後(ステップS2001で『はい』)、新しいGUIDの被制御機器121の存在を発見する(ステップS2002で『はい』)。
新しいGUIDの被制御機器121の存在を発見した制御機器101は、新しい被制御機器121に対して、そのサブユニットタイプの問い合わせを行う。このとき、被制御機器121のサブユニットタイプがDISCの場合(ステップS2003で『はい』)には、被制御機器121の被制御機器番号をmとして、GUID(m)に0x00808800 00000001を登録するとともに、サブユニットタイプ(m)にDISCを登録する(ステップS2004)。なお、制御機器101は、それまでに既に(m−1)台の被制御機器を登録していたものとし、GUID(m)は被制御機器番号がmの被制御機器のGUIDを表し、サブユニットタイプ(m)は被制御機器番号がmの被制御機器のサブユニットタイプを表すものとする。
ステップS2004において、被制御機器121のサブユニットタイプ(m)はDISCとして登録されるものの、制御機器101はDISCサブユニットタイプをコントロールできないので、この被制御機器121をコントロールすることは不可能である。そこで、制御機器101は、被制御機器121に対して、サブユニットタイプをVCRに変更するように要求するコマンド(サブユニットタイプ変更コマンド)を発行する(ステップS2005)。この要求に対して、被制御機器121は、承諾又は拒絶の応答を行う。
なお、被制御機器121は、制御機器101からの要求を承諾した場合にバスリセットを発行する(後述の図4に示すステップS4011の処理)。また、被制御機器121は、後述のように、サブユニットタイプの変更要求を承諾した場合には、サブユニットタイプの変更と共にGUIDの変更も行うが、要求承諾を示す応答メッセージに、変更後のGUID(この場合はVCRサブユニット132を表す0x00808800 00000002)を付記することが望ましい。
制御機器101は、被制御機器121から要求拒絶の応答を受けた場合(ステップS2006で『いいえ』)には、被制御機器121のサブユニットタイプは、制御機器101がコントロール不可能なDISCサブユニットタイプのままとなり、制御機器101は被制御機器121を制御することはできない(ステップS2012)。一方、制御機器101は、被制御機器121から要求承諾の応答を受けた場合(ステップS2006で『はい』)には、続いて、被制御機器121から発生されるバスリセットを検出するまで待機状態となる(ステップS2007)。
ステップS2007でバスリセットを検出した制御機器101は、再びステップS2002の処理に戻り、IEEE1394シリアルバス151上に新しいGUIDの被制御機器が存在しているか否かを探索し、GUIDが0x00808800 00000002の被制御機器121を発見する(ステップS2002で『はい』)。そして、制御機器101は、新しいGUIDを有する被制御機器121に対して、そのサブユニットタイプの問い合わせを行う。ここでは、被制御機器121のサブユニットタイプはVCRに変更されているので(ステップS2003で『いいえ』)、制御機器101は、被制御機器121の被制御機器番号をm+1(先ほどの被制御機器番号mとは異なる値)として、GUID(m+1)に0x00808800 00000002を登録するとともに、サブユニットタイプ(m)にVCRを登録する(ステップS2008)。そして、制御機器101は、被制御機器番号がm+1の被制御機器121をVCRサブユニット132と認識して、VCRサブユニットコマンドで制御を行う(ステップS2009)。
なお、制御機器101は、ステップS2006において、変更後のGUIDが付記された要求承諾を示す応答メッセージを被制御機器121から受けた場合には、ステップS2009でVCRサブユニットコマンドによって制御を行う被制御機器121(GUID=0x00808800 00000002)と、ステップS2005でVCRサブユニットタイプへの変更要求を行った被制御機器121(GUID=0x00808800 00000001)とが対応していることを確実に把握することが可能となる。
これにより、例えば、制御機器101がステップS2007でバスリセットを検出した後に新しいGUIDの被制御機器の存在を検出するタイミングで、全く異なる新たな被制御機器がIEEE1394シリアルバスに接続されて、新しいGUIDの被制御機器が複数検出された場合でも、制御機器101はサブユニットタイプの変更要求を行った被制御機器121を判別することが可能となる。
上述のように、制御機器101は、被制御機器121をVCRサブユニットコマンドで制御する(ステップS2009)か、あるいは被制御機器121の制御を行うことができない状態となる(ステップS2012)。これらのいずれかの状態において、制御機器101は、何らかの理由によってIEEE1394シリアルバス上に発生したバスリセットを検出した場合(ステップS2010で『はい』又はステップS2013で『はい』)には、再びステップS2002に戻って、IEEE1394シリアルバス151上に新しいGUIDの被制御機器が存在しているか否かを探索する。




この場合、被制御機器121に関しては、制御機器101にとって既知のGUIDの被制御機器であり(ステップS2002で『いいえ』)、被制御機器121のGUIDが0x00808800 00000002の場合(ステップS2011で『いいえ』)には、ステップS2009におけるVCRサブユニットコマンドによる制御に戻り、被制御機器121のGUIDが0x00808800 00000001の場合(ステップS2011で『はい』)には、この被制御機器121の制御を行うことができない状態となる(ステップS2012)。
なお、上述の動作において、制御機器101は、新しいGUIDの被制御機器121が存在する場合のみ、そのサブユニットタイプの種類の問い合わせを行う一方、既知のGUIDの被制御機器121に対してはサブユニットタイプの種類の問い合わせを行わず、制御機器101内にキャッシュされているGUIDとサブユニットタイプとの対応に基づいてサブユニットタイプの判別を行うように構成されている。しかしながら、例えば、制御機器101は、被制御機器121のGUIDが既知又は未知によらず、サブユニットタイプの種類の問い合わせを毎回行うように構成されてもよい。この場合には、サブユニットタイプごとに異なるGUIDが設定される必要はなく、従来と同様に、被制御機器121には、1つのGUIDのみが設定されればよい。
次に、図1に図示されている制御機器111(DISCサブユニットコマンド112及びVCRサブユニットコマンド113の両方を実装している制御機器)の動作の一例について説明する。図3は、本発明の実施の形態における制御機器が、被制御機器のサブユニットタイプが変更された場合でも、正常に被制御機器の制御を行う動作の一例を示すフローチャートである。
被制御機器121と制御機器101とがIEEE1394シリアルバス151で初めて接続された際には、被制御機器121によってIEEE1394シリアルバス151上にバスリセットが発生する。このとき、制御機器111は、制御機器101と同様に、バスリセットを検出後(ステップS3001で『はい』)、新しいGUIDの被制御機器121の存在を発見して(ステップS3002で『はい』)、新しい被制御機器121に対して、そのサブユニットタイプの問い合わせを行う。
このとき、被制御機器121のサブユニットタイプがDISCの場合(ステップS3003で『はい』)には、制御機器111は、被制御機器121の被制御機器番号をnとして、GUID(n)に0x00808800 00000001を登録するとともに、サブユニットタイプ(n)にDISCを登録する(ステップS3004)。なお、ここでは、制御機器111は、それまでに既に(n−1)台の被制御機器を登録していたものとする。そして、制御機器111は、被制御機器番号がnの被制御機器121をDISCサブユニット131と認識して、DISCサブユニットコマンドで制御を行う(ステップS3005)。
一方、被制御機器121のサブユニットタイプがVCRの場合(ステップS3003で『いいえ』)には、制御機器111は、被制御機器121の被制御機器番号をn+1として、GUID(n+1)に0x00808800 00000002を登録するとともに、サブユニットタイプ(n+1)にVCRを登録する(ステップS3007)。そして、制御機器111は、被制御機器番号がn+1の被制御機器121をVCRサブユニット132と認識して、VCRサブユニットコマンドで制御を行う(ステップS3008)。
上述のように、制御機器111は、被制御機器121をDISCサブユニットコマンドで制御する状態(ステップS3005)か、あるいはVCRサブユニットコマンドで制御する状態(ステップS3008)となるが、これらのいずれかの状態において、制御機器101は、何らかの理由によってIEEE1394シリアルバス上に発生したバスリセットを検出した場合(ステップS3006で『はい』又はステップS3009で『はい』)には、再びステップS3002に戻って、IEEE1394シリアルバス151上に新しいGUIDの被制御機器が存在しているか否かを探索する。
例えば、このときに検出されるバスリセットが、被制御機器121側におけるサブユニットタイプの変更に付随して発生したものである場合(例えば、被制御機器121が動作させるサブユニットをVCRサブユニット132からDISCサブユニット131に初めて変更した場合)、被制御機器121のGUIDも変更される。この場合には、制御機器111は、新しいGUIDを有する被制御機器121を発見し、上述のステップS3003以降の処理を再度行う。これにより、被制御機器121におけるサブユニットの変更に応じて、使用するサブユニットコマンドを変更し、被制御機器121を継続して制御することが可能となる。
一方、このときに検出されるバスリセットが、IEEE1394シリアルバス151への機器の抜き差しなどによって発生したバスリセットの場合には、被制御機器121に関しては、制御機器101にとって既知のGUIDの被制御機器であり(ステップS3002で『いいえ』)、被制御機器121のGUIDが0x00808800 00000001の場合(ステップS3010で『はい』)には、ステップS3005におけるDISCサブユニットコマンドによる制御に戻り、被制御機器121のGUIDが0x00808800 00000002の場合(ステップS3011で『はい』)には、ステップS3008におけるVCRサブユニットコマンドによる制御に戻る。また、被制御機器121のGUIDがGUID(n)=0x00808800 00000001及びGUID(n+1)=0x00808800 00000002ではない場合(ステップS3011で『いいえ』)は、GUID(n)又はGUID(n+1)を有する被制御機器121は検出されず、したがって、制御機器101は、被制御機器121の制御を行うことができない状態となる(ステップS3012)。なお、制御機器101は、被制御機器121の制御の可/不可にかかわらず、既に登録されている(n−1)台の被制御機器の制御を行うことが可能である。そして、この状態において、制御機器101は、何らかの理由によってIEEE1394シリアルバス上に発生したバスリセットを検出した場合(ステップS3013で『はい』)には、再びステップS3002に戻って、IEEE1394シリアルバス151上に新しいGUIDの被制御機器が存在しているか否かを探索する。
なお、上述の制御機器101と同様に、例えば、制御機器111は、被制御機器121のGUIDが既知又は未知によらず、サブユニットタイプの種類の問い合わせを毎回行うように構成されてもよい。この場合には、サブユニットタイプごとに異なるGUIDが設定される必要はなく、従来と同様に、被制御機器121には、1つのGUIDのみが設定されればよい。
次に、図1に図示されている被制御機器121における動作の一例について説明する。まず、図1に図示されている被制御機器121が外部機器(例えば、制御機器101)から受けるサブユニットタイプの変更要求に応じて、動作させるサブユニットタイプの変更を行う動作の一例について説明する。図4は、本発明の実施の形態における被制御機器が、制御機器からのサブユニットタイプ変更コマンドに応じて、動作させるサブユニットタイプの変更を行う動作の一例を示すフローチャートである。
被制御機器121には、電源がオンになった場合に初期状態として、自身の被制御機器番号であるGUID及びサブユニットタイプ、次のサブユニットタイプが設定される(ステップS4001)。なお、設定される初期状態は任意であるが、ここでは初期状態として、被制御機器121に、GUID=0x00808800 00000001、サブユニットタイプ=DISC、次のサブユニットタイプ=DISCが設定されるものとする。
なお、GUID及びサブユニットタイプは相互に対応しており、GUIDが0x00808800 00000001の場合には、サブユニットタイプはDISCとなり、GUIDが0x00808800 00000002の場合には、サブユニットタイプはVCRとなる。また、次のサブユニットタイプは、サブユニットタイプの切り替え時にのみ使用される情報であり、初期状態や安定した動作状態においては、次のサブユニットタイプにはサブユニットタイプと同一の情報が設定される。
被制御機器121と制御機器101とがIEEE1394シリアルバス151で初めて接続された際には、被制御機器121によってIEEE1394シリアルバス151上にバスリセットが発生する(ステップS4002)。このとき、被制御機器121は、次のサブユニットタイプの情報を参照する。
そして、次のサブユニットタイプがDISCの場合(ステップS4003で『はい』)には、自身の被制御機器番号であるGUIDに0x00808800 00000001を設定するとともに、サブユニットタイプをDISCに設定して、DISCサブユニット131による動作を行う(ステップS4004)。一方、次のサブユニットタイプがVCRの場合(ステップS4003で『いいえ』)には、自身の被制御機器番号であるGUIDに0x00808800 00000002を設定するとともに、サブユニットタイプをVCRに設定して、VCRサブユニット132による動作を行う(ステップS4005)。
上述のように、被制御機器121は、DISCサブユニット131又はVCRサブユニット132によって動作を行う状態となり、この状態は、制御機器101からサブユニットタイプ変更コマンドを受けるか、何らかの理由でバスリセットが発生するまで継続する(ステップS4006で『いいえ』かつステップS4007で『いいえ』)。なお、何らかの理由でバスリセットが発生した場合(ステップS4007で『はい』)には、ステップS4003に戻って、上述の動作が再度行われるが、通常はサブユニットタイプの変更は行われず、再び元の状態(DISCサブユニット131又はVCRサブユニット132によって動作を行う状態)に戻る。
一方、サブユニットタイプ変更コマンド(例えば、図2に示すステップS2005において制御機器101が送出するコマンド)を受けた場合(ステップS4006で『はい』)には、被制御機器121は、サブユニットタイプ変更コマンドに含まれる、変更要求されたサブユニットタイプ(すなわち、変更後のサブユニットタイプ)を参照する。そして、変更後のサブユニットタイプがDISCの場合(ステップS4008で『はい』)には、次のサブユニットタイプの情報にDISCを設定し(ステップS4009)、変更後のサブユニットタイプがVCRの場合(ステップS4008で『いいえ』)には、次のサブユニットタイプの情報にVCRを設定する(ステップS4010)。
なお、被制御機器121は、通常、サブユニットタイプ変更コマンドによって、現在のサブユニットタイプとは異なるサブユニットタイプへの変更要求を受けるため、ステップS4009又はステップS4010の処理によって、サブユニットタイプの情報と、次のサブユニットタイプの情報とは、互いに異なるサブユニットタイプが設定された状態となる。
ステップS4009又はステップS4010の処理における次のサブユニットタイプの情報の設定変更後、被制御機器121はバスリセットを発行し(ステップS4011)、ステップS4003に戻って、上述の動作を再度行う。このとき、ステップS4004又はステップS4005において、現在の設定とは異なるGUID及びサブユニットタイプへの変更が行われ、変更後のサブユニットタイプによる動作が開始される。
図4に図示されているフローチャートによれば、被制御機器121は、サブユニットタイプ変更コマンド(例えば、DISCからVCRへの変更を要求するコマンド)を受けると、その時点ですぐにサブユニットタイプを変更せず、まず、次のサブユニットタイプの情報として変更後のサブユニットタイプ(例えばVCR)を記憶しておき、バスリセットを発行すると同時に、GUID及びサブユニットタイプを自ら切り替える(GUIDを0x00808800 00000002に、サブユニットタイプをVCRに変更)。これにより、IEEE1394シリアルバスが初期化されるタイミングで、被制御機器121はGUID及びサブユニットタイプの切り替えを行うことが可能となり、制御機器101及び被制御機器121の両方におけるサブユニットタイプの切り替えタイミングの同期化を図ることが可能となる。
上述の被制御機器121における、次のサブユニットタイプの情報の変更タイミングや、実際に動作させるサブユニットタイプへの変更タイミングについて、図8を参照しながら説明する。図8は、本発明の実施の形態における被制御機器の次のサブユニットタイプ、サブユニットタイプ、GUIDの各情報の切り替えタイミングの一例を示すタイミングチャートである。
図8において、例えば、被制御機器121は、GUID=0x00808800 00000001、サブユニットタイプ=DISC、次のサブユニットタイプの情報=DISCが設定されている状態で動作を行っている。このとき、被制御機器121はVCRサブユニットへの切り替え要求を受けた場合には、次のサブユニットタイプの情報のみをDISCサブユニットからVCRサブユニットに切り替える(図4に示すステップS4010の処理に対応)。その後、被制御機器121は、例えば、制御機器101に対して、サブユニットタイプの変更要求を承諾する旨の応答処理などを始めとする一連の必要な処理を完了した後、バスリセットを発行する(図4に示すステップS4011の処理に対応)。そして、このバスリセットの発行と同時に、GUIDを0x00808800 00000002、サブユニットタイプをVCRに変更する(図4に示すステップS4005の処理に対応)。なお、図8を参照すれば分かるように、サブユニットタイプの情報と、次のサブユニットタイプの情報とが異なっている状態は、サブユニットタイプ変更コマンドを受けてから、バスリセットの発行と同時にサブユニットタイプの変更を行うまでの比較的短い時間のみである。
次に、図1に図示されている被制御機器121が、ユーザによる手動設定や、外部機器(例えば、制御機器101)から受けるコマンドのタイプに応じて、動作させるサブユニットタイプの変更を行う動作の一例について説明する。図5は、本発明の実施の形態における被制御機器が、ユーザによる手動設定や制御機器から受けるコマンドのタイプに応じて、動作させるサブユニットタイプの変更を行う動作の一例を示すフローチャートである。
図5において、ステップS5001〜S5005の処理は、図4に示すステップS4001〜S4005の処理と同一である。したがって、被制御機器121は、初期状態から、DISCサブユニット131又はVCRサブユニット132によって動作を行う状態となる。
この状態は、ユーザによって手動でサブユニットタイプの切り替えが行われるか、あるいは、外部機器(例えば、制御機器101、111)から、現在設定されているサブユニットコマンドとは異なるタイプのコマンドを受けるまで継続する(ステップS5006で『いいえ』かつステップS5007で『いいえ』)。
例えば、ユーザが、DISCサブユニット131として動作している被制御機器121をVCRサブユニット132として動作させようとして、ユーザの手動によるサブユニットタイプの切り替えが行われた場合(ステップS5006で『はい』)には、このサブユニットタイプの切り替えをトリガとして、ステップS5008以降の処理が行われる。なお、ステップS5008〜S5011の処理は、図4に示すステップS4008〜S4011の処理と同一であり、すなわち、被制御機器121では、次のサブユニットタイプの情報が変更された後、バスリセットの発行と同時に、実際に動作させるサブユニットタイプの変更が行われる。
また、例えば、制御機器111がDISCサブユニットコマンド112を使用しており、被制御機器121がDISCサブユニット131として制御されている状態において、制御機器101によってVCRサブユニットコマンド102が送られた場合など、現在の設定とは異なるタイプのコマンドを受けた場合(ステップS5007で『はい』)には、被制御機器121のコマンド解析部142がこれを検出して、サブユニットタイプの切り替え(ステップS5008以降の処理)が開始される。
このように、被制御機器121は、サブユニットタイプの切り替えが、ユーザによる手動切り替えや、制御機器101又は制御機器111からのコマンドのタイプに応じた自動切り替えによって行われるように構成されており、さらに、IEEE1394シリアルバスが初期化されるタイミングで、GUID及びサブユニットタイプの切り替えを行って、制御機器111との間でサブユニットタイプの切り替えタイミングの同期化を図ることが可能となる。
なお、図5に示すフローチャートと図8に示すタイミングチャートとの関係は、図8に示すVCRサブユニットへの切り替えが、ユーザによるサブユニットタイプスイッチの切り替えがあった場合(ステップS5006で『はい』)や、制御機器101又は制御機器111から現在設定されているサブユニットコマンドとは異なるタイプのコマンドを受けた場合(ステップS5007で『はい』)に対応している。
また、図6及び図7には、本発明の実施の形態における被制御機器121がサブユニットタイプの切り替えを行う前後のIEEE1394シリアルバスの接続形態及びコマンドのタイプが図示されている。図6に示す被制御機器121のGUIDは0x00808800 00000001、サブユニットタイプはDISCとなっている。この状態では、制御機器111はDISCサブユニットコマンドを使用して被制御機器121を制御することはできるが、制御機器101はDISCサブユニットコマンドを実装していないため、被制御機器121を制御することはできない。
この状態において、例えば、制御機器101が被制御機器121に対してDISCサブユニットからVCRサブユニットへの変更要求を行うことによって、IEEE1394シリアルバス(図6、図7には不図示)にバスリセットが発生し、被制御機器121は、GUIDを変更するとともに、動作させるサブユニットタイプをDISCからVCRに変更する。これによって、制御機器101はVCRサブユニットコマンド102を使用して、被制御機器121を制御することができるようになる。また、被制御機器121は新たなGUIDを自身に設定するので、制御機器111は、新たな被制御機器121がIEEE1394シリアルバスに接続されたとみなし、この被制御機器121のサブユニットタイプがVCRであることを判別して、VCRサブユニットコマンド113を使用して、被制御機器121の制御を行う。
なお、ここでは、制御機器101の変更要求に応じて被制御機器121のGUID及びサブユニットタイプが変更されるが、このとき、被制御機器121は、制御機器111に対して、変更後のGUIDを送信してもよい。これにより、制御機器111は、GUID=0x00808800 00000001の被制御機器121と、GUID=0x00808800 00000002の被制御機器121とが同一の被制御機器121であることを把握でき、バスリセット前後における被制御機器121を確実に特定して、例えば、バスリセット発生後も継続した制御を行うことが可能となる。
また、上述の本発明の実施の形態では、被制御機器121がバスリセットを発行し、制御機器101、111がバスリセットを検出するように構成された状態に基づいて説明を行っているが、逆に、制御機器101、111がバスリセットを発行し、被制御機器121がバスリセットを検出するように構成されてもよい。この場合、制御機器101、111がバスリセット発行部を有するとともに、被制御機器121がバスリセット検出部を有し、例えば、図2及び図3に示すフローチャートのバスリセット検出をバスリセット発生に読み替え、図4及び図5に示すフローチャートのバスリセット発行をバスリセット検出に読み替えることによって、本発明に係る動作は容易に想到可能であり、本発明の目的が達成可能であることが分かる。
また、制御機器101、111が、被制御機器121の対応するサブユニットに対するGUIDのすべての組み合わせ情報を取得するコマンドを新たに設けてもよい。この場合、制御機器101、111は、初期化直後に、上記の組み合わせ情報を取得できるので、同一の被制御機器121の特定が更に確実となる。
本発明は、制御機器が、被制御機器においてサブユニットタイプの切り替えが行われた旨を認識できるようになり、正常な制御動作が継続して行われるようになるという効果を有しており、特に、IEEE1394方式に基づくデータ伝送技術に適用可能である。
本発明の実施の形態における被制御機器及び制御機器の接続形態の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における制御機器が、自身が実装するサブユニットコマンドに対応するように、被制御機器のサブユニットタイプの切り替えを行う動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における制御機器が、被制御機器のサブユニットタイプが変更された場合でも、正常に被制御機器の制御を行う動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における被制御機器が、制御機器からのサブユニットタイプ変更コマンドに応じて、動作させるサブユニットタイプの変更を行う動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における被制御機器が、ユーザによる手動設定や制御機器から受けるコマンドのタイプに応じて、動作させるサブユニットタイプの変更を行う動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における被制御機器が、サブユニットタイプの切り替えを行う前のIEEE1394シリアルバスの接続形態及びコマンドのタイプの一例を示す図である。 本発明の実施の形態における被制御機器が、サブユニットタイプの切り替えを行った後のIEEE1394シリアルバスの接続形態及びコマンドのタイプの一例を示す図である。 本発明の実施の形態における被制御機器の次のサブユニットタイプ、サブユニットタイプ、GUIDの各情報の切り替えタイミングの一例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
101 制御機器(DTV)
102、113 VCRサブユニットコマンド
103、114 バスリセット検出部
104、115、133 IEEE1394通信部(通信部)
105、116、134、135 IEEE1394端子(コネクタ)
111 制御機器(PC)
112 DISCサブユニットコマンド
121 被制御機器(HDD)
131 DISCサブユニット
132 VCRサブユニット
141 動作サブユニット切り替え部
142 コマンド解析部
143 バスリセット発行部
151、152 IEEE1394シリアルバス

Claims (5)

  1. IEEE1394方式に準拠した制御装置によって、IEEE1394シリアルバスを介して制御される前記IEEE1394方式に準拠したサブユニットを搭載する被制御装置であって、
    互いに異なるサブユニットタイプの複数のサブユニットと
    前記複数のサブユニットのうちの1つのサブユニットのサブユニットタイプを設定する設定手段と、
    外部から指示される、前記複数のサブユニットのうち1つのサブユニットのサブユニットタイプを受付けて一時記憶する受付手段と、
    前記受付手段が前記サブユニットタイプを受付けた後、前記IEEE1394シリアルバスを介してバスリセット信号が供給されたことを検出するバスリセット検出手段と、
    前記バスリセット検出手段が前記バスリセット検出信号を検出した場合、前記設定手段が設定しているサブユニットタイプを、前記受付手段が一時記憶しているサブユニットタイプに変更する変更手段とを、
    有する被制御装置。
  2. IEEE1394方式に準拠した制御装置によって、IEEE1394シリアルバスを介して制御される前記IEEE1394方式に準拠したサブユニットを搭載する被制御装置であって、
    異なるサブユニットタイプの複数のサブユニットと
    前記複数のサブユニットのうちの1つのサブユニットのサブユニットタイプを設定する設定手段と、
    外部から指示される、前記複数のサブユニットのうち1つのサブユニットのサブユニットタイプを受付けて一時記憶する受付手段と、
    前記受付手段が前記サブユニットタイプを受付けた後、前記IEEE1394シリアルバスを介してバスリセット信号を発行するバスリセット発行手段と、
    前記バスリセット発行手段が前記バスリセット検出信号を発行した場合、前記設定手段が設定しているサブユニットタイプを、前記受付手段が一時記憶しているサブユニットタイプに変更する変更手段とを、
    有する被制御装置。
  3. IEEE1394方式に準拠した制御装置によって、IEEE1394シリアルバスを介して制御される前記IEEE1394方式に準拠したサブユニットを搭載する被制御装置であって、
    それぞれ固有の識別情報が付加されている、互いに異なるサブユニットタイプの複数のサブユニットと、
    前記複数のサブユニットのうちの1つのサブユニットのサブユニットタイプを設定するとともに、この設定したサブユニットタイプのサブユニットの前記識別情報を前記被制御装置の識別情報として設定する設定手段と、
    外部から指示される、前記複数のサブユニットのうち1つのサブユニットのサブユニットタイプを受付けて一時記憶する受付手段と、
    前記受付手段が前記サブユニットタイプを受付けた後、前記IEEE1394シリアルバスを介してバスリセット信号が供給されたことを検出するバスリセット検出手段と、
    前記バスリセット検出手段が前記バスリセット検出信号を検出した場合、前記設定手段が設定しているサブユニットタイプを、前記受付手段が一時記憶しているサブユニットタイプに変更するとともに、前記設定手段が設定している識別情報を、変更したサブユニットタイプに対応するサブユニットの識別情報に変更する変更手段とを、
    有する被制御装置。
  4. IEEE1394方式に準拠した制御装置によって、IEEE1394シリアルバスを介して制御される前記IEEE1394方式に準拠したサブユニットを搭載する被制御装置であって、
    それぞれ固有の識別情報が付加されている、互いに異なるサブユニットタイプの複数のサブユニットと、
    前記複数のサブユニットのうちの1つのサブユニットのサブユニットタイプを設定するとともに、この設定したサブユニットタイプのサブユニットの前記識別情報を前記被制御装置の識別情報として設定する設定手段と、
    外部から指示される、前記複数のサブユニットのうち1つのサブユニットのサブユニットタイプを受付けて一時記憶する受付手段と、
    前記受付手段が前記サブユニットタイプを受付けた後、前記IEEE1394シリアルバスを介してバスリセット信号を発行するバスリセット発行手段と、
    前記バスリセット発行手段が前記バスリセット検出信号を発行した場合、記設定手段が設定しているサブユニットタイプを、前記受付手段が一時記憶しているサブユニットタイプに変更するとともに、前記設定手段が設定している識別情報を、変更したサブユニットタイプに対応するサブユニットの識別情報に変更する変更手段とを、
    有する被制御装置。
  5. IEEE1394シリアルバスを介して、IEEE1394方式に準拠したサブユニットを搭載する被制御装置を制御する前記IEEE1394方式に準拠した制御装置であって、
    前記被制御装置に搭載されている複数のサブユニットのうちの1つのサブユニットのサブユニットタイプを、サブユニットタイプごとに定められているサブユニット制御コマンドの発行によって指示するコマンド発行手段と、
    前記サブユニット制御コマンドの発行によってサブユニットタイプを指示したサブユニットへの変更が、前記被制御装置によって受け入れられた場合に、前記IEEE1394シリアルバスを介してバスリセット信号を発行するバスリセット発行手段とを、
    有する制御装置。
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