JP2003173327A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2003173327A
JP2003173327A JP2001373594A JP2001373594A JP2003173327A JP 2003173327 A JP2003173327 A JP 2003173327A JP 2001373594 A JP2001373594 A JP 2001373594A JP 2001373594 A JP2001373594 A JP 2001373594A JP 2003173327 A JP2003173327 A JP 2003173327A
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circuit
extended function
signal
setting
terminal
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JP2001373594A
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Akio Kitamura
晃男 北村
Hideo Kubota
秀男 久保田
Takanaga Yamazaki
尊永 山崎
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラムコード量の削減を図る。 【解決手段】 所定のプログラムを実行可能な中央処理
装置(13)と、この中央処理装置をリセットさせるた
めのリセット信号を取り込み可能なリセット端子(1
5)と、拡張機能を選択的に実現可能な拡張機能部とを
含んで半導体集積回路(100)が構成されるとき、上
記リセット信号によって上記中央処理装置がリセットさ
れている期間に、拡張機能設定情報に基づいて上記拡張
機能部の設定を行う拡張機能設定回路(1)を設け、上
記リセット信号によって上記中央処理装置がリセットさ
れている期間に、拡張機能設定情報に基づいて上記拡張
機能部の設定を行うことで、中央処理装置での処理を削
減し、プログラムコード量の削減を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
関し、例えばマイクロコンピュータに適用して有効な技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータに代表されるシス
テムLSIは、CPU(中央処理装置)本来の機能とは
別に、様々な拡張機能を有する。例えば端子機能設定、
通信機能設定、システムバス設定、タイマ設定等は、C
PU外の拡張機能の一例とされる。端子機能をはじめと
するCPU外の拡張機能の設定は、次のようにCPUが
リセットされることによって実行される初期化プログラ
ムによって行われる。
【0003】例えばCPUのリセット端子にシステムリ
セット信号が加えられると、モード制御端子で与えられ
る動作モードを取り込み、CPUはリセット状態にされ
る。動作モードは、内蔵ROMの有効/無効、アドレス
空間を16Mバイトまたは1Mバイト、データバス幅の
初期値を8ビット又は16ビットの何れにするかなどを
決定する。必要に応じてモード制御端子は複数端子とさ
れ、これらの端子への入力状態の組合せで動作モードが
決定される。リセット状態を解除すると、CPUは、ス
タートアドレスをリードして、このスタートアドレスか
ら命令のリードを開始するリセット例外処理を行なう。
上記スタートアドレスは、例えば0番地から始まる領域
に格納されている。その後、CPUは上記スタートアド
レスから順次命令を実行する。この命令実行により、通
信機能やシステムバスの設定、タイマ設定等の各種拡張
機能の設定が行われる。
【0004】尚、マイクロコンピュータについて記載さ
れた文献の例としては、特開昭62−107500号公
報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、拡張機能は増加
する傾向にあり、それに伴い、リセット例外処理プログ
ラムのコード量が増加されている。それについて本願発
明者が検討したところ、以下のような不都合を生ずるこ
とが見いだされた。
【0006】すなわち、テスタにかけるテストパターン
を作成する際、最初に各端子の機能をCPUに対する命
令によって設定しなければならない。各端子機能の設定
に必要となるCPUに対する命令数は、端子数に比例し
て多くなり、テストパターンのステップ数が大きくなる
傾向にある。そのため、テスト時間が不所望に長くなっ
てしまう。
【0007】顧客基板設計において、リセット直後か
ら、端子機能設定が終了する前にシステムLSIが暴走
しないようにプルアップ抵抗を挿入しなくてはならない
端子が存在する。例えばI/O(入出力)端子は、デフ
ォルトでは入力端子として機能するため、当該端子の論
理をプルアップ抵抗を介してハイレベルに論理固定、も
しくはプルダウン抵抗を介してローレベルに論理固定す
る必要がある。特に汎用品では、システムLSIにおけ
るほとんどの端子に複数の機能が割り当てられているた
め、上記プルアップ抵抗やプルダウン抵抗の数が多く必
要とされ、その分、システムLSIを搭載する顧客基板
の製造コストの上昇を招いている。
【0008】汎用のシステムLSIであっても、特定シ
ステムに組み込まれた状態では、拡張機能部分は特定の
設定で使用されることが多く、そのような設定のための
命令でプログラムコードを増大させるのは無駄である。
特にプログラム内蔵型のシステムLSIでは、プログラ
ムコード量への制限が厳しいため、プログラムコード量
を削減することが重要とされる。
【0009】本発明の目的は、拡張機能設定のためのプ
ログラムコード量を削減するための技術を提供すること
にある。
【0010】本発明の上記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0012】すなわち、所定のプログラムを実行可能な
中央処理装置と、上記中央処理装置をリセットさせるた
めのリセット信号を取り込み可能なリセット端子と、拡
張機能を選択的に実現可能な拡張機能部とを含んで半導
体集積回路が構成されるとき、上記リセット信号によっ
て上記中央処理装置がリセットされている期間に、拡張
機能設定情報に基づいて上記拡張機能部の設定を行う拡
張機能設定回路を設ける。
【0013】上記の手段によれば、拡張機能設定回路
は、上記リセット信号によって上記中央処理装置がリセ
ットされている期間に、拡張機能設定情報に基づいて上
記拡張機能部の設定を行う。このことが、中央処理装置
での処理を削減することができ、拡張機能設定のための
プログラムコード量の削減を達成する。
【0014】このとき、中央処理装置のリセット期間以
外でも内部拡張機能部の設定を可能とするため、トリガ
信号を取り込むためのトリガ端子を設け、上記トリガ端
子を介して入力されるトリガ信号又は上記拡張機能部か
らのイベント信号によって上記拡張機能設定回路が起動
されるように構成することができる。
【0015】また、拡張機能設定情報を記憶する不揮発
性メモリを設け、上記拡張機能設定回路は、上記不揮発
性メモリに記憶されている拡張機能設定情報に基づいて
上記拡張機能部の設定を可能に構成することができる。
【0016】さらに上記拡張機能設定回路は、上記リセ
ット信号又は上記イベント信号に基づいてイベントトリ
ガを検出可能なイベント検出回路と、設定値読み出し信
号を生成するための設定値読み出し信号生成回路と、設
定値書き込み信号を生成するための設定値書き込み信号
生成回路と、設定終了信号を生成するための設定終了信
号生成回路と、上記イベント検出回路での検出結果に基
づいて上記設定値書き込み信号生成回路、及び設定終了
信号生成回路の動作を制御するための設定値転送シーケ
ンス制御下回路とを含んで構成することができる。
【0017】そして、上記内部拡張機能部は、上記拡張
機能設定回路によってモード端子の機能を設定可能なピ
ンファンクションコントローラと、上記拡張機能設定回
路によって上記中央処理装置の動作モードを決定するた
めの第1モード信号を保持可能なモードレジスタと、上
記ピンファンクションコントローラを介して伝達される
第2モード信号と、上記モードレジスタからの第1モー
ド信号とを選択的に上記中央処理装置に伝達可能なセレ
クタとを含んで構成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1には本発明にかかる半導体集
積回路の一例であるマイクロコンピュータが適用された
マイクロコンピュータ応用システムが示される。このマ
イクロコンピュータ応用システム1は、特に制限されな
いが、マイクロコンピュータ100、外部拡張機能部
3、及び外部メモリ5が、外部バス10によって互いに
信号のやり取りが可能に結合されている。
【0019】上記マイクロコンピュータ100は、特に
制限されないが、拡張機能設定回路1、内部拡張機能部
2、内部不揮発性メモリ4、CPU(中央処理装置)1
3、及びバスコントローラ14を含み、公知の半導体集
積回路製造技術により単結晶シリコン基板などの一つの
半導体基板に形成される。内部不揮発性メモリ4及びバ
スコントローラ14は、内部バス12を介して互いに信
号のやり取りが可能に結合される。
【0020】内部拡張機能部2は、拡張周辺機能バス1
1を介してバスコントローラ14に結合され、端子の機
能選択、シリアル通信や光通信のための通信機能選択、
バス幅などのバス機能選択、そしてタイマ選択等の内部
拡張機能の選択が可能とされる。
【0021】拡張機能設定回路1は、信号線8を介して
内部不揮発性メモリ4に結合されるとともに、信号線7
及び端子6を介して外部バス10に結合され、また、信
号線9を介して内部拡張機能部2に結合される。拡張機
能設定回路1は、上記内蔵不揮発性メモリ4に格納され
ているデータに従って内部拡張機能部2の機能設定を行
ったり、外部メモリ5に格納されているデータに従って
外部拡張機能部3の機能設定を行う。一般的にはリセッ
ト例外処理プログラムがCPU13で実行されることに
よって内部拡張機能部2や外部拡張機能部3の設定が行
われるが、本例では、CPU13とは別に設けられた拡
張機能設定回路1によって行われる。すなわち、拡張機
能設定回路1による機能設定は、特に制限されないが、
リセット端子15システムリセット信号が加えられるこ
とでCPU13がリセットされる期間を利用して、上記
CPU13の介在無しで行われる。
【0022】内部不揮発性メモリ4は、特に制限されな
いが、フラッシュメモリとされ、拡張機能設定のための
データが保持されている。上記拡張機能設定回路1によ
る拡張機能設定において、この内部不揮発性メモリ4の
保持データが参照される。
【0023】バスコントローラ14は、CPU13から
のステータス信号をデコードし、それぞれのバスサイク
ルに応じたコマンド信号や、各種制御信号を発生する。
【0024】上記の構成において、リセット端子15を
介してリセット信号が印加されている最中に、拡張機能
設定回路1は、内蔵不揮発性メモリ4から信号線8経由
で、あるいは外部メモリ5から外部バス10、端子6、
信号線7経由で拡張機能設定値を示すデータを読み出
す。このデータは、CPU13が解読できる命令コード
である必要はない。データの読み出しに必要なアクセス
信号は、拡張機能設定回路1が生成する。尚、図示され
てはいないが、拡張機能設定回路1から出力される信号
を使ってバスコントローラ14を起動することでデータ
読み出しのためのアクセスを行ってもよい。
【0025】拡張機能設定回路1は、読み出した設定値
を内部拡張機能部2内における所定の設定値記憶素子に
書き込む。このデータ転送と書き込みに必要なアクセス
信号の生成を拡張機能設定回路1が行う場合、バスコン
トローラ14は、拡張周辺機能バス11を用いずに行う
ことができる。すなわち、図1には示されないが、拡張
機能設定回路1から出力する信号を使って、バスコント
ローラ14を起動してアクセスを行っても良い。
【0026】内部拡張機能部2の他にマイクロコンピュ
ータ100の外部に接続された外部拡張機能部3の設定
を行う場合、拡張機能設定回路は、信号線7、端子6、
外部バス10を経由して外部拡張機能部3内の設定記憶
素子に書き込む。書き込みに必要なアクセス信号は拡張
機能設定回路1が直接生成する。図1には示されない
が、拡張機能設定回路1から出力する信号を使って、バ
スコントローラ14を起動してアクセスしても良い。
【0027】内部拡張機能部2は、マイクロコンピュー
タ100のデフォルトの初期設定に関係なく、拡張機能
設定回路1によって設定された設定値に従って動作す
る。
【0028】外部拡張機能部3は、外部拡張機能部3の
デフォルトの初期設定に関係なく、拡張機能設定回路1
によって設定された設定値に従って動作する。
【0029】尚、従来のシステムと同様に、内部拡張機
能部2や外部拡張機能部3は、内部バス12及びバスコ
ントローラ14を介してCPU13によって設定するこ
ともできる。
【0030】図2には、上記マイクロコンピュータ10
0の別の構成例が示される。
【0031】図2に示される構成が図1に示されるのと
大きく相違するのは、トリガ信号を取り込むためのトリ
ガ端子17が設けられ、このトリガ端子17を介して外
部から取り込まれたトリガ信号に基づいて、拡張機能設
定回路1において拡張機能が起動される点である。ま
た、図2に示される拡張機能設定回路1においては、内
部拡張機能の割り込み信号などの内部のイベント信号1
6などによっても拡張機能を起動することができる。
【0032】図3には、上記拡張機能設定回路1の構成
例が示される。
【0033】図3に示されるように拡張機能設定回路1
は、特に制限されないが、イベント検出回路20、設定
値読み出し信号生成回路21、設定値書き込み信号生成
回路22、設定値転送シーケンス制御回路23、設定値
バッファ24、及び設定終了信号生成回路25を含む。
【0034】イベントトリガ端子28は、上記リセット
端子15やトリガ端子17や内部のイベント信号16を
伝播する信号線に接続される。イベントトリガ端子28
に印加された信号は、その信号の印加仕様に従ってイベ
ント検出回路20で検出する。イベント検出回路20は
イベント検出後、信号33をアクティブにして設定値転
送シーケンス制御回路23を起動する。また、設定終了
信号生成回路25から出力される信号34によって、検
出したイベントをクリアし、信号33を取り下げて、設
定値転送シーケンス制御回路23の動作を停止させる。
【0035】設定値読み出し信号生成回路21は、拡張
機能設定回路1内の設定値読み出し信号を生成する。設
定値書き込み信号生成回路22は、設定値書き込み信号
を生成する。
【0036】設定値転送シーケンス制御回路23は、設
定値読み出し信号生成回路21、設定値書き込み信号生
成回路22などのアクセス制御信号生成回路と設定終了
信号生成回路25を複数の信号線35を介して制御す
る。設定値読み出し信号生成回路21は、設定値読み出
制御信号端子29を経由して、内蔵不揮発性メモリ4や
外部メモリ5への読み出アクセス信号を生成し、それを
出力する。設定値読み出制御信号端子29を直接、内蔵
不揮発性メモリ4や外部メモリ5に接続するように構成
することもできるし、バスコントローラ14に接続して
アクセス信号を間接的に生成して出力するように構成し
ても良い。
【0037】設定値書き込み信号生成回路22は、設定
値書込制御信号端子30を経由して、内蔵拡張機能2や
外部拡張機能部3への書込アクセス信号を生成し、それ
を出力する。設定値書込み制御信号端子30を直接、内
蔵拡張機能2や外部拡張機能部3に接続するように構成
することもできるし、バスコントローラ14に接続して
アクセス信号を間接的に生成出力するように構成しても
良い。
【0038】内蔵不揮発性メモリ4や外部メモリ5から
の読み出しデータは、読み出しデータ端子26を経由し
て拡張機能設定回路1に読み出される。また、内蔵拡張
機能2や外部拡張機能部3に書込まれるデータは、書込
データ端子27を経由して拡張機能設定回路1から出力
される。読み出しデータ端子26と書込データ端子27
とは、データバス32を経由して直接接続させる構成
と、設定値バッファ24を経由して接続させる構成の何
れを採用しても良い。
【0039】設定値バッファ24を用いる場合、設定値
バッファをFIFO(先入れ先出し)構成にすることに
よってスループットを向上させたり、圧縮されている読
み出しデータを展開して書き出すなどの演算機能をもた
せたりすることも可能である。
【0040】図4には、図3における設定値転送シーケ
ンス制御回路23の構成例が示される。
【0041】設定値転送シーケンス制御回路23は、設
定値の転送を実現するために必要なデータを格納し、算
出する制御回路を有する。特に制限されないが、設定値
転送シーケンス制御回路23は、転送回数制御回路4
0、転送元アドレス制御回路41、及び転送先アドレス
制御回路42を含む。転送回数制御回路40、転送元ア
ドレス制御回路41、転送先アドレス制御回路42は、
制御信号出力端子43を経由して、信号線35に接続さ
れ、設定値読み出し信号生成回路21、設定値書き込み
信号生成回路22、設定値終了信号生成回路25を制御
する。
【0042】転送回数制御回路40、転送元アドレス制
御回路41、転送先アドレス制御回路42は、1回の転
送ごとに内容を変更することができる。
【0043】1回の転送は1ステートで実現するとは限
らないため、1回の転送内の動作を管理する状態機械で
ある1転送シーケンス生成回路46を用いて制御する。
1転送シーケンス生成回路46は、図3に示される信号
線33に接続されるトリガ入力端子45の状態によって
動作される。また、1転送シーケンス生成回路46は、
複数の信号線47を用いて、転送回数制御回路40、転
送元アドレス制御回路41、転送先アドレス制御回路4
2を制御する。
【0044】転送回数制御回路40、転送元アドレス制
御回路41、転送先アドレス制御回路42は記憶素子を
有するが、図1に示される例では、デフォルトの初期値
に初期化されるものとする。
【0045】転送回数制御回路40、転送元アドレス制
御回路41、転送先アドレス制御回路42は記憶素子を
有するが、図2に示される例では、デフォルトの初期値
に初期化される構成と、データ入力端子44を用いて動
的に初期値を変更する構成を採用することができる。
【0046】データ入力端子44を経由して転送回数制
御回路40、転送元アドレス制御回路41、転送先アド
レス制御回路42の記憶情報を更新する方式としては、
CPU13、内部バス12、バスコントローラ14など
を経由してソフト的に行う第1方式と、割り込みや、転
送回数制御回路40、転送元アドレス制御回路41、転
送先アドレス制御回路42の設定値を拡張機能設定回路
1自身が読み出して自動設定する第2方式とが考えられ
る。後者の場合、起動イベントの種類によって、同じ設
定対象に対して異なる設定を行うことが可能になる。こ
の場合、イベント検出回路20で種類別のイベント検出
を行う。
【0047】CPUを用いて拡張機能を設定するには、
先ず、プログラムメモリから命令を読み込み、その命令
をデコードして実行後、CPUが扱えるデータサイズの
範囲の設定を行う必要がある。従って、一つの機能設定
には、一つ以上のCPUに対する命令、一つ以上のデー
タが必要となり、設定に必要なステップ数も命令の取り
込み、デコード、実行、データ取り込み設定など、多く
のステップが必要となる。これに対して本例では、拡張
機能設定回路1により、内蔵不揮発性メモリ4からのデ
ータ読み出しと、その設定が行われることで、内部拡張
機能部2の設定が可能とされ、その分、CPU13での
処理が削減される。この処理の削減により、CPU13
で実行されるプログラムの規模を縮小することができ
る。
【0048】上記の例によれば、以下の作用効果を得る
ことができる。
【0049】(1)CPU13のリセット期間を利用し
て、拡張機能設定回路1により、内蔵不揮発性メモリ4
からのデータ読み出しと、その設定が行われることで、
内部拡張機能部2の設定が行われるため、CPU13で
の処理を削減することができ、その分、CPU13で実
行されるプログラムの規模を縮小することができる。
【0050】(2)トリガ端子17を介して入力される
トリガ信号及び内部拡張機能部2からのイベント信号1
6によって拡張機能設定回路1を起動することができる
ため、CPU13のリセット期間以外でも内部拡張機能
部2の設定を行うことができ、内部拡張機能部2の設定
の自由度を増すことができる。
【0051】次に、別の構成例について説明する。
【0052】機能設定の対象を、チップ内の全記憶素子
に変更することができる。このような変形を行うことに
よって以下のような効果が得られる。従来のスキャンチ
ェーンを使用したテストでは、スキャンイン、スキャン
アウトでの並列度はスキャンチェーンの本数以上にはあ
げられない。それに対して本発明の方式を用いると、ス
キャンチェーンの本数よりも高い並列度で、リセット印
加中にスキャンチェーン全体にテスト値を設定すること
が可能である。これによりスキャンチェーンへの情報設
定を短時間で行うことができるので、テストの効率向上
を図ることができる。
【0053】また、別の構成例としては、あるテストモ
ードで有効になる端子制御レジスタで端子状態を任意に
変更できる装置と、本発明にかかる半導体集積回路とを
組み合わせたものが考えられる。すなわち、本発明にか
かる半導体集積回路を用いて、端子制御レジスタをリセ
ット期間中に設定し、任意の端子状態を実現することに
よって、基板デバッグで必要なバウンダリスキャンと同
じ機能を実現可能である。
【0054】結線情報や論理機能などの回路機能を定義
する回路データをメモりセルなどに記憶させ、必要な回
路機能をプログラミングできるようにしたプログラマブ
ル回路が知られている。このようなプログラマブル回路
は、回路データを書き換えることにより回路機能の変更
が可能であり、特に論理回路などのディジタル回路を設
計する際に試作を繰り返すことなく容易に回路機能の変
更が可能となる。そのようなプログラマブル回路として
は、PLD(Programable Logic Device)や、PGA(Pro
gramable Gate Array)が知られている。FPGA(Field
Programable Gate Array)はPGAの一例とされる。こ
のようなプログラマブル回路を搭載するマイクロコンピ
ュータにおいて上記プログラマブル回路の回路機能の変
更は、CPUのリセット期間を利用して拡張機能設定回
路1によって行うことができる。このとき、上記プログ
ラマブル回路は、内部拡張機能部2の一例とされる。上
記プログラマブル回路の回路機能の変更を拡張機能設定
回路1によって行うことにより、プログラマブル回路の
機能情報を格納するための読み出し専用メモリや、機能
情報を転送するための各種データ転送インタフェースを
基板上に搭載する必要がなくなるから、その分、基板コ
ストを削減できる。
【0055】図5には、マイクロコンピュータ100の
別の構成例が示される。
【0056】図5に示されるマイクロコンピュータ10
0では、CPU13の動作モードを決定するためのモー
ド信号を取り込むためのモード端子54と、セレクト信
号を取り込むためのセレクト端子55が設けられてい
る。また、内部拡張機能部2は、ピンファンクションコ
ントローラ(PFC)51、セレクタ52、モードレジ
スタ53を含む。ピンファンクションコントローラ51
は、上記モード端子54に結合されることで、外部から
上記モード端子54介して供給されるモード信号が伝達
される。ピンファンクションコントローラ51は、上記
拡張機能設定回路1によってモード端子の機能設定を可
能とし、それぞれn(nは正の整数)ビット構成の出力
端子501及び入出力端子502とを有する。出力端子
501は、セレクタ52を介してCPU13のモード信
号入力端子に結合され、入出力端子502は上記セレク
タ52を介すること無しにCPU13のI/O端子に結
合される。モードレジスタ53は、CPU13の動作モ
ードを決定するためのモード信号を保持する。モード信
号はnビット構成とされる。モードレジスタ53の保持
内容は、拡張機能設定回路1によって更新可能とされ
る。セレクタ52は、セレクト端子55を介して取り込
まれたセレクト信号に基づいて、上記モードレジスタ5
3からの第1モード信号と、ピンファンクションコント
ローラ51からの第2モード信号とを選択的にCPU1
3に伝達する。
【0057】上記セレクト端子55を介して取り込まれ
たセレクト信号に基づいてモードレジスタ53からのモ
ード信号が選択的にCPU13に伝達されるとき、モー
ド端子54は、ピンファンクションコントローラ51の
ピンファンクション制御によりCPU13に導通するI
/O端子として機能させることができる。これにより、
顧客システムにおいては、モード端子54をモード信号
の取り込み以外の他の機能に割り当てることが可能にな
る。上記モードレジスタ53の更新やピンファンクショ
ンコントローラ51の設定は、CPU13がリセットさ
れている期間を利用して拡張機能設定回路1によって行
われる。
【0058】以上本発明者によってなされた発明を具体
的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。
【0059】例えば、図5において、セレクタ52の選
択信号は、セレクト端子55の状態で決まる構成以外
に、拡張機能設定回路1から9を経由して設定可能な1
ビットの記憶素子の状態でセレクタ52の選択状態を決
める構成が可能である。この場合、セレクト端子55が
必要なくなり、顧客システムに利用可能な端子をさらに
増やすことができる。
【0060】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるマイク
ロコンピュータに適用した場合について説明したが、本
発明はそれに限定されるものではなく、各種半導体集積
回路に適用することができる。
【0061】本発明は、少なくとも拡張機能を選択的に
実現可能な拡張機能部を含むことを条件に適用すること
ができる。
【0062】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0063】すなわち、リセット信号によって中央処理
装置がリセットされている期間に、拡張機能設定情報に
基づいて拡張機能部の設定を行うことにより、中央処理
装置での処理を削減することができ、プログラムコード
量の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体集積回路の一例であるマ
イクロコンピュータを含むマイクロコンピュータ応用シ
ステムの構成例ブロック図である。
【図2】上記マイクロコンピュータ応用システムの別の
構成例ブロック図である。
【図3】上記マイクロコンピュータに含まれる拡張機能
設定回路の構成例ブロック図である。
【図4】上記拡張機能設定回路に含まれる設定値転送シ
ーケンス制御回路の構成例ブロック図である。
【図5】上記マイクロコンピュータの別の構成例ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 拡張機能設定回路 3 外部拡張機能部 4 内蔵不揮発性メモリ 5 外部メモリ 13 CPU 14 バスコントローラ 15 リセット端子 17 トリガ端子 20 イベント検出回路 21 設定値読み出し信号生成回路 22 設定値書き込み信号生成回路 23 設定値転送シーケンス制御回路 24 設定値バッファ 25 設定値終了信号生成回路 40 転送回数制御回路 41 転送元アドレス制御回路 42 転送先アドレス制御回路 46 1転送シーケンス生成回路 100 マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 尊永 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 5B054 AA01 BB20 CC04 CC05 5B062 DD10 GG02 GG10 HH08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のプログラムを実行可能な中央処理
    装置と、上記中央処理装置をリセットさせるためのリセ
    ット信号を取り込み可能なリセット端子と、拡張機能を
    選択的に実現可能な拡張機能部と、を含む半導体集積回
    路であって、 上記リセット信号によって上記中央処理装置がリセット
    されている期間に、拡張機能設定情報に基づいて上記拡
    張機能部の設定を行う拡張機能設定回路を含むことを特
    徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 トリガ信号を取り込むためのトリガ端子
    を含み、上記拡張機能設定回路は、上記トリガ端子を介
    して入力されるトリガ信号又は上記拡張機能部からのイ
    ベント信号によって起動される請求項1記載の半導体集
    積回路。
  3. 【請求項3】 拡張機能設定情報を記憶する不揮発性メ
    モリを有し、上記拡張機能設定回路は、上記不揮発性メ
    モリに記憶されている拡張機能設定情報に基づいて上記
    拡張機能部の設定を行う請求項1又は2記載の半導体集
    積回路。
  4. 【請求項4】 上記拡張機能設定回路は、上記リセット
    信号又は上記イベント信号に基づいてイベントトリガを
    検出可能なイベント検出回路と、 設定値読み出し信号を生成するための設定値読み出し信
    号生成回路と、 設定値書き込み信号を生成するための設定値書き込み信
    号生成回路と、 設定終了信号を生成するための設定終了信号生成回路
    と、上記イベント検出回路での検出結果に基づいて上記
    設定値書き込み信号生成回路、及び設定終了信号生成回
    路の動作を制御するための設定値転送シーケンス制御回
    路と、 を含んで成る1又は2記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 上記内部拡張機能部は、上記拡張機能設
    定回路によってモード端子の機能を設定可能なピンファ
    ンクションコントローラと、 上記拡張機能設定回路によって上記中央処理装置の動作
    モードを決定するための第1モード信号を保持可能なモ
    ードレジスタと、 上記ピンファンクションコントローラを介して伝達され
    る第2モード信号と、上記モードレジスタからの第1モ
    ード信号とを選択的に上記中央処理装置に伝達可能なセ
    レクタと、を含んで成る請求項1乃至4の何れか1項記
    載の半導体集積回路。
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