JP4576597B2 - 耐腐食性集積化マスフローコントローラ - Google Patents

耐腐食性集積化マスフローコントローラ Download PDF

Info

Publication number
JP4576597B2
JP4576597B2 JP2001167075A JP2001167075A JP4576597B2 JP 4576597 B2 JP4576597 B2 JP 4576597B2 JP 2001167075 A JP2001167075 A JP 2001167075A JP 2001167075 A JP2001167075 A JP 2001167075A JP 4576597 B2 JP4576597 B2 JP 4576597B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
mass flow
corrosion
resistant
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001167075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002358127A (ja
Inventor
正喜 江刺
薫 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikin Inc
Original Assignee
Fujikin Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikin Inc filed Critical Fujikin Inc
Priority to JP2001167075A priority Critical patent/JP4576597B2/ja
Publication of JP2002358127A publication Critical patent/JP2002358127A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4576597B2 publication Critical patent/JP4576597B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高度半導体製造プロセス等に適用して腐食することがない、好適な耐腐食性集積化マスフローコントローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、MOCVD(Molecular Organic CVD)やALE(Atomic Layer Epitaxy)のような高度半導体製造プロセスでは、高速応答でかつ正確な質量流量のコントロールが必要とされる。そのような用途に使用されるマスフローコントローラとして、例えば特開平1−213532号公報に開示されたマイクロバルブ・マスフローコントローラが知られている。
【0003】
この従来のマイクロバルブ・マスフローコントローラは、シリコンウェハ上で、フローセンサと流量コントロール用バルブとを集積化することにより、マスフローコントローラ内部の無効体積を減少させ高速応答性を実現できるという効果を奏するとするものである。
【0004】
このようなマイクロバルブ・マスフローコントローラの応答性に関しては、極微量のガスに適用して10乃至20msec程度の高速応答を発揮するものとしている。
【0005】
また、ガス流路内部に堆積する反応生成物の堆積を防ぐために、吸着した水分を蒸発させることができる空焼き可能なシリコンマイクロバルブも提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したシリコンウェハーを用いた集積化マスフローコントローラや、空焼き可能なシリコンを用いたシリコンマイクロバルブの場合には、本質的にシリコンに対して腐食性を有するハロゲンガスについての流量コントロールには適用できないという問題がある。
【0007】
このため、腐食性ガスに関しても流量コントロールが可能であり、かつ、優れた高速応答性を有する集積化マスフローコントローラの実現が要望されているのが現況である。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、小形集積化が可能であり、腐食性ガスの流量コントロールにも適用でき、かつ、優れた高速応答性を発揮する集積化マスフローコントローラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するために、請求項1記載の発明の集積化マスフローコントローラは、耐腐食性材料により形成されるとともに、ガスを流入させるガス流入口とガスを流出させるガス流出口と、ガス流入口、ガス流出口の間を連通するガス流路とを備えた本体と、ガス流路の上流側、下流側に臨む配置に設けられた一対の検出抵抗を備え、ガス流路を流れるガスによる冷却作用によって生じる一対の検出抵抗の抵抗値の変化を利用してガスの質量流量を検出する質量流量センサと、本体内のガス流路の開度を制御するマイクロバルブと、質量流量センサの検出信号を、マイクロバルブに駆動信号を供給する駆動信号系にフィードバックしてマイクロバルブによるガス流路の開度を制御し、ガス流路を流れるガスの流量制御を行う制御系と、を有し、本体は、一面に凹部を有するボディと、凹部によりガス流路を形成するようボディの一面に接合されプレートとを備え、質量流量センサは、プレートの孔にプレート表面から連続して成膜された耐食性を有する膜と、耐食性を有する膜上に積層された薄膜抵抗とを備えてダイヤフラム状に形成され、耐食性を有する膜がガス流路に臨むように配設され、マイクロバルブは、凹部のガス流出口側に設けられたバルブシートと、プレートのバルブシートに臨む部分で構成したダイヤフラム部と、ダイヤフラム部に一体化された積層型ピエゾセラミックスとを有し、バルブアクチュエータの動作でダイヤフラム部をバルブシートに接近させ本体内のガス流路の開度を調節するように構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
この発明によれば、本体を耐腐食性材料により形成するとともに、質量流量センサにおける一対の検出抵抗の前記ガス流路を流れるガスによる冷却作用によって生じる抵抗値の変化を利用して前記ガスの質量流量を検出し、質量流量センサの検出信号を、マイクロバルブに駆動信号を供給する駆動信号系にフィードバックしてマイクロバルブによるガス流路の開度を制御するように構成し、かつ、小形に集積しているので、腐食性ガスの流量コントロールにも適用でき、かつ、優れた高速応答性を発揮させることができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の集積化マスフローコントローラにおいて、マイクロバルブがノーマリオープン型であることを特徴とするものである。
【0012】
この発明によれば、ステンレススチールにより本体を形成しているので、請求項1記載の発明と同様、耐腐食性に優れ、腐食性ガスの流量コントロールにも適用できる。また、質量流量センサ及びダイアフラム部と積層型ピエゾセラミックスとを一体化したバルブアクチュエータによって、ガスの質量流量の制御を行う際に優れた高速応答性を発揮させることができる。さらに、質量流量センサに薄膜抵抗を採用し、マイクロバルブにダイアフラム部、積層型ピエゾセラミックスからなるバルブアクチュエータを採用しているので、この集積化マスフローコントローラの小形集積化が可能である。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の集積化マスフローコントローラにおいて、ボディ及びプレートはステンレススチールにより形成され、耐食性を有する膜は、ガス流路の腐食性ガスに対して耐腐食性を有するアルミニウムナイトライド(AlN)膜を備えていることを特徴とするものである。
【0014】
この発明によれば、一対の薄膜抵抗のガス流路側に、アルミニウムナイトライド膜を備えていることから、とくに、質量流量センサの耐食性を高めることができる。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の集積化マスフローコントローラにおいて、積層型ピエゾセラミックスが高温用のものが用いられ、積層型ピエゾセラミックスとダイヤフラム部とは無機系耐腐食性接着剤による接着によって一体化されていることを特徴とするものである。
【0016】
この発明によれば、積層型ピエゾセラミックスを高温用のものとし、積層型ピエゾセラミックスとダイアフラム部とを無機系耐腐食性接着剤により一体化しているので、ステンレススチールからなる本体及びマイクロバルブの耐熱性を向上させ、ベーク可能な耐腐食性集積化マスフローコントローラを実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の耐腐食性集積化マスフローコントローラ1の構造を示す概略断面図であり、図2は耐腐食性集積化マスフローコントローラ1のバルブアクチュエータ12のオン動作時を示す部分概略断面図である。
【0018】
この耐腐食性集積化マスフローコントローラ1は、ステンレススチール製で略直方体形状のボディ2と、ステンレススチール製のプレート7及びステンレススチール製の略直方体形状の固定用ブロック8とを接合配置して構成している。
【0019】
ボディ2の上面には、ガス流路を形成する凹部3が設けられ、このボディ2の下方から凹部3に連通するガス流入口4、ガス流出口5が設けられ、さらにこのガス流出口5の上部側にバルブシート部6が形成されている。
【0020】
固定用ブロック8には、前記ガス流入口4の近傍位置となる配置でセンサ配置穴9が形成され、また、前記バルブシート部6及びその周辺に臨む位置にアクチュエータ穴10が形成されている。センサ配置穴9内には、前記プレート7の一部に開口した孔部7aに臨ませて、詳細は後述するガスの質量流量を検出する質量流量センサ11が配置されている。なお、図において、11aは、流量センサ11に電流を流すためのリード線である。
【0021】
マイクロバルブは、バルブアクチュエータ12及びダイヤフラム部13からなり、アクチュエータ穴10内にバルブアクチュエータ12及びダイヤフラム部13が配置されている。ダイヤフラム部13は、前記アクチュエータ穴10内におけるプレート7のバルブシート部6に臨む部分からなる。
【0022】
バルブアクチュエータ12は、固定用ブロック8のアクチュエータ穴10を覆うようにして配置したパイレックスガラスからなる蓋体14の下面に、直方体状に形成した積層型ピエゾセラミックス15の上端をエポキシ系接着剤16により接着するとともに、この積層型ピエゾセラミックス15の下端をエポキシ系接着剤16を用いて前記ダイヤフラム部13の上面側に接着することにより構成されている。また、蓋体14と固定用ブロック8との接触部もエポキシ系接着剤16により接着されている。
【0023】
前記エポキシ系接着剤16の替わりに、歯科接着用の無機系耐腐食性接着剤であるレジンセメントを使用するとともに、積層型ピエゾセラミックス15を高温用のものとすることにより、耐腐食性集積化マスフローコントローラ1をベーク可能なものとすることができる。
【0024】
バルブアクチュエータ12の積層型ピエゾセラミックス15には、一対のリード線17,18を介して制御系19が接続され、制御系19は、質量流量設定値と後述の質量流量センサ11の検出質量流量とから定まる直流電圧を、積層型ピエゾセラミックス15へ印加する。
【0025】
このような耐腐食性集積化マスフローコントローラ1の構成により、前記ガス流入口4から流入し、質量流量センサ11により質量流量が検出され、制御回路20によって適切な電圧がピエゾセラミックス15に印加され、バルブシート部6とダイアフラム13との間隔が調整されて、ガス流出口5から外部へ流出するガスの質量流量が制御される。
【0026】
また、図2に示すように、積層型ピエゾセラミックス15は電圧を印加したとき伸びるように設計されており、積層型ピエゾセラミックス15を最大変位させたときは、ダイヤフラム部13をバルブシート部6に押し付けてガスのガス流路を閉じるように構成している。一方、図1に示すように、積層型ピエゾセラミックス15に電圧を印加しないときは、ダイヤフラム部13とバルブシート部6との間のガスのガス流路を開ける(ノーマリオープン)ように構成している。
【0027】
次に、図3乃至図6を参照して質量流量センサ11について説明する。
図3は質量流量センサ11のマイクロマシニング技術による製造工程を示す工程説明図である。図4は質量流量センサ11の平面図である。図5は質量流量センサ11及びプレート7の断面図である。図6は質量流量センサ11の部分拡大図である。
【0028】
以下、質量流量センサ11の製造工程を図4を参照して説明する。まず、縦横各20mm、厚さ150μmのステンレススチールのプレート7を用意し(図4(1))、このプレート7上に1μmのAlN(アルミニウムナイトライド)膜31を400℃、N2 雰囲気下で反応性スパッタリングにより成膜する(図4(2))。
【0029】
次にフォトリソグラフィによりフォトレジストをパターニング後、Cr/Pt/Cr(30nm/50nm/30nm)をEB(電子ビーム)蒸着により成膜し、リフトオフ・プロセスにより一対のプラチナ製の薄膜抵抗33a、33b、コンタクト部33c、33dを有する抵抗パターン32を形成する(図4(3))。AlN膜31を支えるため、抵抗パターン32の上からTEOS(Tetra- Ethoxy-Silane )を用いたプラズマCVDにより9μmのSiO2 膜33を成膜し(図4(4))、フォトリソグラフィを行った後にバッファード・フッ酸によりSiO2 膜34をエッチングして取り出し電極形成のためのパターニングをする(図4(5))。プラズマCVDによる成膜方法は、成膜されたSiO2 膜34の残留応力が小さいため選択した。
【0030】
最後に、裏面側にフォトリソグラフィを行った後に、ステンレススチールからなるプレート7をエッチングして(図4(6))孔部7aを形成し、SiO2 膜/Cr/Pt/Cr/AlN膜からなる薄膜抵抗33a、33bを孔部7aに臨ませてガス流路を形成する。
【0031】
このようにして製造された質量流量センサ11の長さ及び幅の寸法例を図4に示し、その断面構造を図5に示す。また、質量流量センサ11における薄膜抵抗33a、33bの拡大形状を図6に示す。
【0032】
図4、図5に示す質量流量センサ11は、マイクロマシニング技術により耐腐食性材料を用いて製作される。マイクロマシニング技術により小型化された質量流量センサ11は、質量流量センサ自身の熱容量が非常に小さくなるため高感度且つ高速応答が可能となる。
【0033】
センサであるプラチナ製の薄膜抵抗33a、33bは、温度によって抵抗が変化し、抵抗値から温度がわかる。薄膜抵抗33a、33bに適当な電流を流すことにより一定温度に加熱して使用する。また、薄膜抵抗33a、33bの周辺にガスを流すと、薄膜抵抗33a、33bがともに冷却される。薄膜抵抗からガスへの熱量の移動量(H)は、キング(King)の式により下記数1のように表される。
【0034】
【数1】
Figure 0004576597
【0035】
数1において、Q、T及びTaはそれぞれ質量流量、薄膜抵抗33a、33bの温度及びガスの温度であり、A及びBは定数である。すなわち、ガスはガス流の上流側の薄膜抵抗33aから熱量を得て温度が上昇するから、薄膜抵抗からガスへの熱量の移動量が上流と下流の薄膜抵抗33a、33bでは異なり、薄膜抵抗33a、33bの温度、すなわち抵抗値が異なってくる。ガス流の下流側の薄膜抵抗33bと上流側の薄膜抵抗33aとの温度差、すなわち抵抗値差は、質量流量に依存し、例えばホイートストンブリッジ回路を用いてそれぞれのセンサの抵抗値の変化を測定することにより前記温度差を検出可能であり、この温度差から質量流量の検出が可能である。
【0036】
また、前記薄膜抵抗33a、33bは、1μmのAlN膜31及び9μmのSiO2 膜33でサンドイッチ状に挟まれ、ダイヤフラムを形成しており、AlN膜31はフッ素や塩素等の腐食性のあるハロゲンガスに対し耐腐食性を有するため、孔部3a(ガス流路)側にAlN膜31面を配置している。
【0037】
次に、上記の質量流量センサを用いた制御系について説明する。
図7は、耐腐食性集積化マスフローコントローラの制御系を示す回路構成例を示す図である。
この制御系は、抵抗R1 、R2 と質量流量センサ11の薄膜抵抗33a、33bとによりホイートストンブリッジ回路を構成し、このホイートストンブリッジ回路に定電圧源45から定電圧を供給し、ホイートストンブリッジ回路の出力を、比較器41、増幅器42を介して増幅し(センサ出力)、流量設定信号46と加算し、この加算した出力を信号増幅器44を介して増幅し、バルブアクチュエータ12に供給する、閉ループ制御回路である。
【0038】
また、耐腐食性集積化マスフローコントローラ自身の温度が著しく変動する環境で使用する場合には、制御系として定温度差制御系を使用することができる。
図7に示した制御系においては、薄膜抵抗に定電圧を供給して、すなわち定電圧制御している。しかしながら、定電圧制御を用いると、薄膜抵抗周辺温度が著しく上昇すると薄膜抵抗値が著しく上昇し、消費電力が減少するため、制御系の感度が悪くなると言った課題がある。この課題を解決するために、定温度差制御を用いることができる。
図8は、耐腐食性集積化マスフローコントローラの定温度差制御系の回路構成例を示す図である。
この制御系は、ブリッジ抵抗にフィードバックをかけることにより、周辺温度に影響を受けずに常にセンサの温度を一定範囲に保つことができ、制御系の感度が悪くなることがない。
【0039】
またさらに、高精度に質量流量制御するためには、測温測定用薄膜抵抗を有した質量流量センサを用いることができる。
耐腐食性集積化マスフローコントローラ自身の温度が著しく変動する環境で使用する場合には、温度補償型質量流量センサ制御系として定温度差制御系を使用することができる。
図9は、測温測定用薄膜抵抗を有する質量流量センサの構成を示す図である。
この質量流量センサは、図4の質量流量センサに較べ、測温測定用の薄膜抵抗33c,及び33dを有している。
この構成によれば、測温測定用の薄膜抵抗33c,及び33dは流量検出用の薄膜抵抗33a、33bと同一の部材で形成するので、抵抗温度係数が等しい。
測温測定用の薄膜抵抗33c,及び33dの抵抗値変化から測温を検出し、制御系にフィードバックすることによって、測温に影響されずに高精度に質量流量を制御することができる。
【0040】
本発明の耐腐食性集積化マスフローコントローラによれば、ステンレス材から構成しているので、Si半導体プロセスで使用されるハロゲンガスによって腐食されることなく使用することができる。また、質量流量センサのガスに接触する面は、AlNで構成されているので、Si半導体プロセスで使用されるハロゲンガスによって腐食されることなく使用することができる。
また、マイクロバルブ、バルブアクチュエータ、質量流量センサが微小体積中に一体に集積されているから無効体積が少なく、高速動作が可能である。
また、制御系に定温度制御系を用いれば、測温変化によって制御系の感度が低下することがない。また、測温測定用薄膜抵抗を有する質量流量センサを用いれば、測温変化に影響されることなく高精度の質量流量制御ができる。
さらに、ステンレス材を用いているので熔接が可能でり、ステンレススチール配管との結合が容易となる。
【0041】
以下に、本発明の耐腐食性集積化マスフローコントローラの特性評価結果を示す。
(1)耐腐食性
図10の(a)及び(b)は、Cl2 ガスを耐腐食性集積化マスフローコントローラ1に流す前と、Cl2 ガスを流し質量流量センサ11を6時間動作させた後の質量流量センサ11の写真である。Cl2 ガスを流した後も、質量流量センサ11の表面には特に変化が確認されなかったことから、本発明の耐腐食性集積化マスフローコントローラの耐腐食性を確認することができた。なお、ステンレス部材には当然ながら、何ら変化は見られなかった。
【0042】
(2)質量流量制御特性
Cl2 ガス(40kPa)を用いて評価された耐腐食性集積化マスフローコントローラの電圧−流量特性を図11に示す。図11において、横軸は電圧(V)、縦軸はフローレイト(SCCM)を示す。Cl2 ガスの流量は耐腐食性集積化マスフローコントローラのガス入力側に取りつけられた市販の質量流量計により測定した。また、バルブアクチュエータ12は100Vの電圧で、約6.5μm伸長させることが可能である。
図から明らかなように、バルブアクチュエータ12に印加する電圧によって、質量流量が制御されていることがわかる。
【0043】
なお、マイクロバルブ閉時においてもステンレススチールのプレート7の表面が非研磨状態(Rmax=1μm)程度であれば、バルブシート部6から若干のリークが生じる恐れがあるため、プレート7の表面研磨状態に留意することが必要である。
【0044】
図12はCl2 ガスの流量に対する質量流量センサ11の出力電圧の関係を示す図である。横軸はフローレイト(SCCM)を、縦軸は出力電圧(mV)を示している。図から明らかなように、出力電圧値は、質量流量の平方根にほぼ比例している。
【0045】
図13は、Cl2 ガス入力圧力に対する質量流量及びバルブアクチュエータ12に印加される電圧との関係を示す特性図である。横軸はガス入力側の圧力(kPa)を、左側の縦軸はフローレイト(SCCM)を、右側の縦軸はバルブアクチュエータ12に印加される電圧(V)を示す。質量流量設定値を一定値に保持したとき、ガス入力圧力の増加に従ってバルブアクチュエータ12の電圧値(点線で示す)が上昇し、ダイヤフラム部13のギャップが狭くなり、質量流量を一定に保持していることがわかる。ガス入力圧力を40kPaから100kPaに変化させたとき、質量流量の変化(実線で示す)は2SCCM以内であった。なお、制御系19には図8に示した制御系を用いている。
【0046】
図14は、Cl2 ガスを用いた場合の耐腐食性集積化マスフローコントローラのステップ応答特性の測定結果を示す特性図である。図は、流量設定信号(中段)をステップ状に変化させたときの質量流量センサ11の出力(上段)及びバルブアクチュエータ12の印加電圧(下段)の関係を示すものである。
【0047】
図14から明かなように、耐腐食性集積化マスフローコントローラのガス流量応答は、10msec以内であることが確認された。高速応答を達成できた理由としては、バルブアクチュエータ12及び質量流量センサ11の高速応答化に加え、ガス流路の無効体積を減少させたことが挙げられる。
【0048】
図15は、上記測定に使用した本発明の耐腐食性集積化マスフローコントローラの具体的構成を示す斜視図であり、図16は分解斜視図である。
この耐腐食性集積化マスフローコントローラ50は、ステンレススチール製のボディ52と、ステンレススチール製のプレート53及び固定用ブロック54で構成され、外形寸法は20mm×20mm×20mmである。ボディ52は公知の機械加工により製作され、ガス流路、バルブシート61及びガスケット62を嵌める溝を形成している。前記ガス流路においては、ガスケット62を専用の溝に嵌めてハーメチックシールする。ガスケット62用のガスケット材には、耐食性を有し且つハーメチックシールの際に変形しやすい金を用いている。
【0049】
また、ボディ52にはガスインレット71及びガスアウトレット72が取り付けられ、ガスインレット71から流入させるガスは、ボディ52に形成した入口流通穴52a、ガス流路、バルブシート61、出口流通穴52bを経て、ガスアウトレット72から図示しない配管系に流出するようになっている。
【0050】
マイクロバルブを構成するダイヤフラム部55及び質量流量を測定する既述した実施の形態の場合と同様な構成からなる質量流量センサ56は、プレート53に取り付けられる。
また、固定用ブロック54上に配置した板状のパイレックスガラスからなる蓋体84により支持され、固定用ブロック54内に配置する流量調整用のバルブアクチュエータ57としては、既述した実施の形態と同様、高速且つ大きな駆動力を持つ積層型ピエゾセラミックスを採用した。
【0051】
バルブアクチュエータ57として用いる積層型ピエゾセラミックスとダイヤフラム部55とをエポキシ樹脂により接着した後、100Vの高電圧を印加し、積層型ピエゾセラミックスを伸長させたままエポキシ樹脂を硬化させる。エポキシ樹脂が完全に硬化した後に電圧を切ると、積層型ピエゾセラミックスが元の長さに戻り、この結果、ダイヤフラム部55とバルブシート61との間にわずかなギャップが形成されノーマリオープンタイプの構造とすることができる。
【0052】
ボディ52、プレート53、固定用ブロック54の固定構造は、ボディ52の四隅にねじ孔81を螺設し、プレート53の四隅にもねじ孔81に対応する配置で抜穴82を穿設し、固定用ブロック54の四隅にも前記ねじ孔81に対応する配置でボルト孔83を穿設し、固定用ブロック54及びプレート53を、4本のボルト59を用いてボディ52にねじ止め固定するものである。
【0053】
この集積化マスフローコントローラ50において、バルブアクチュエータ57に適当な電圧を加えると、このバルブアクチュエータ57が伸長し、図16に示すようにダイヤフラム部55がバルブシート61と接触して、ガス流路を流れるガスの流れが止まる。また、バルブアクチュエータ57に対する電圧の供給を停止すれば、バルブアクチュエータ57が元の長さに戻り、再びガス流路のガスの流れが始まる。
【0054】
このように構成した集積化マスフローコントローラ50によれば、既述した集積化マスフローコントローラ50の場合と同様、質量流量の制御を確実に行うことができ、腐食性ガスに対する耐食性に優れ、小サイズ化及び集積化により高速応答性を発揮させることができる。また、高速応答で腐食性ガスの質量流量をコントロールすることが必要な高度半導体製造プロセスに適用することも可能である。
【0055】
【発明の効果】
以上の説明から理解されるように本発明によれば、小形集積化が可能であり、腐食性ガスの流量コントロールにも適用可能であり、かつ、優れた高速応答性を発揮する集積化マスフローコントローラを提供することができる。
また、質量流量センサの耐食性の向上を図り、また、マイクロバルブの耐熱性の向上を図り、腐食性ガスを含む広範な種類のガスにも適用可能な集積化マスフローコントローラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐腐食性集積化マスフローコントローラの構造を示す概略断面図である。
【図2】本発明の耐腐食性集積化マスフローコントローラのバルブアクチュエータのオン動作時を示す部分概略断面図である。
【図3】本発明の質量流量センサのマイクロマシニング技術による製造工程を示す工程説明図である。
【図4】本発明の質量流量センサの平面図である。
【図5】本発明の質量流量センサの断面図である。
【図6】本発明の質量流量センサの部分拡大図である。
【図7】本発明の耐腐食性集積化マスフローコントローラの制御系を示す回路構成例を示す図である。
【図8】本発明の耐腐食性集積化マスフローコントローラの定温度差制御系の回路構成例を示す図である。
【図9】本発明の測温測定用薄膜抵抗を有する質量流量センサの構成を示す図である。
【図10】Cl2 ガスを耐腐食性集積化マスフローコントローラに流す前と、Cl2 ガスを流した後の質量流量センサ表面の写真である。
【図11】Cl2 ガスを用いた場合の耐腐食性集積化マスフローコントローラのバルブアクチュエータに印加される電圧−流量特性を示す図である。
【図12】Cl2 ガスの流量に対する質量流量センサの出力電圧の関係を示す図である。
【図13】Cl2 ガスの入力圧力に対する質量流量、及びバルブアクチュエータに印加される電圧との関係を示す特性図である。
【図14】Cl2 ガスを用いた場合の耐腐食性集積化マスフローコントローラのステップ応答特性の測定結果を示す図である。
【図15】実施例に用いた本発明の耐腐食性集積化マスフローコントローラの具体的構成を示す斜視図である。
【図16】実施例に用いた本発明の耐腐食性集積化マスフローコントローラの具体的構成を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 耐腐食性集積化マスフローコントローラ
2 ボディ
3 凹部
4 ガス流入口
5 ガス流出口
6 バルブシート部
7 プレート
7a 孔部
8 固定用ブロック
11 質量流量センサ
11a リード線
12 バルブアクチュエータ
13 ダイヤフラム部
31 AlN膜
32 抵抗パターン
33a 薄膜抵抗
33b 薄膜抵抗
33c コンタクト部
33d コンタクト部
34 SiO2
41 比較器
42 増幅器
44 信号増幅器
45 定電圧源
46 流量設定信号
50 耐腐食性集積化マスフローコントローラ
52 ボディ
52a 入口流通穴
52b 出口流通穴
53 プレート
54 固定用ブロック
55 ダイヤフラム部
56 質量流量センサ
57 バルブアクチュエータ
59 ボルト
61 バルブシート
62 ガスケット
71 ガスインレット
72 ガスアウトレット
81 ねじ孔
82 抜穴
83 ボルト孔
84 蓋体

Claims (5)

  1. 耐腐食性材料により形成されるとともに、ガスを流入させるガス流入口とガスを流出させるガス流出口と、ガス流入口、ガス流出口の間を連通するガス流路とを備えた本体と、
    上記ガス流路の上流側、下流側に臨む配置に設けられた一対の検出抵抗を備え、ガス流路を流れる上記ガスによる冷却作用によって生じる一対の検出抵抗の抵抗値の変化を利用して上記ガスの質量流量を検出する質量流量センサと、
    上記本体内の上記ガス流路の開度を制御するマイクロバルブと、
    上記質量流量センサの検出信号を、上記マイクロバルブに駆動信号を供給する駆動信号系にフィードバックして上記マイクロバルブによる上記ガス流路の開度を制御し、上記ガス流路を流れる上記ガスの流量制御を行う制御系と、を有し、
    上記本体は、一面に凹部を有するボディと、該凹部により上記ガス流路を形成するよう該ボディの一面に接合されプレートとを備え、
    上記質量流量センサは、上記プレートの孔に該プレート表面から連続して成膜された耐食性を有する膜と、該耐食性を有する膜上に積層された薄膜抵抗とを備えてダイヤフラム状に形成され、上記耐食性を有する膜が上記ガス流路に臨むように配設され、
    上記マイクロバルブは、上記凹部の上記ガス流出口側に設けられたバルブシートと、上記プレートの該バルブシートに臨む部分で構成したダイヤフラム部と、該ダイヤフラム部に一体化された積層型ピエゾセラミックスと、を有し、バルブアクチュエータの動作で上記ダイヤフラム部を上記バルブシートに接近させ上記本体内の上記ガス流路の開度を調節するように構成されていることを特徴とする耐腐食性集積化マスフローコントローラ。
  2. 前記マイクロバルブは、ノーマリオープン型であことを特徴とする、請求項1記載の耐腐食性集積化マスフローコントローラ。
  3. 前記ボディ及び前記プレートはステンレススチールにより形成され、前記耐食性を有する膜は、前記ガス流路の腐食性ガスに対して耐腐食性を有するアルミニウムナイトライド(AlN)膜を備えていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の耐腐食性集積化マスフローコントローラ。
  4. 前記積層型ピエゾセラミックスは高温用のものが用いられ、上記積層型ピエゾセラミックスと上記ダイヤフラム部とは無機系耐腐食性接着剤による接着によって一体化されていることを特徴とする、請求項1記載の耐腐食性集積化マスフローコントローラ。
  5. 前記薄膜抵抗は、前記耐食性を有する膜と、該耐食性を有する膜を支える膜との間にサンドイッチ状に挟まれている、請求項1乃至4の何れかに記載の耐腐食性集積化マスフローコントローラ。
JP2001167075A 2001-06-01 2001-06-01 耐腐食性集積化マスフローコントローラ Expired - Fee Related JP4576597B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001167075A JP4576597B2 (ja) 2001-06-01 2001-06-01 耐腐食性集積化マスフローコントローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001167075A JP4576597B2 (ja) 2001-06-01 2001-06-01 耐腐食性集積化マスフローコントローラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002358127A JP2002358127A (ja) 2002-12-13
JP4576597B2 true JP4576597B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=19009515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001167075A Expired - Fee Related JP4576597B2 (ja) 2001-06-01 2001-06-01 耐腐食性集積化マスフローコントローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4576597B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8689623B2 (en) 2011-09-22 2014-04-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Flow sensor, mass flow controller, and method for manufacturing flow sensor

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3754678B2 (ja) * 2003-04-16 2006-03-15 株式会社フジキン 耐食金属製熱式質量流量センサとこれを用いた流体供給機器
JP2004355815A (ja) 2003-05-27 2004-12-16 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置および該装置に適した熱式流量計
JP2005241279A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Fujikin Inc 耐食金属製流体用センサ及びこれを用いた流体供給機器
GB2436624B (en) * 2006-03-31 2012-01-11 Nuaire Ltd Fluid Flow Control Apparatus
JP4553265B2 (ja) * 2007-03-23 2010-09-29 東京エレクトロン株式会社 熱処理装置及び熱処理方法
US9243325B2 (en) * 2012-07-18 2016-01-26 Rohm And Haas Electronic Materials Llc Vapor delivery device, methods of manufacture and methods of use thereof
CN104956279B (zh) * 2013-01-28 2018-02-27 株式会社岛津制作所 气体压力控制器
KR102269103B1 (ko) * 2017-03-30 2021-06-23 가부시키가이샤 후지킨 질량 유량 센서, 그 질량 유량 센서를 구비하는 질량 유량계 및 그 질량 유량 센서를 구비하는 질량 유량 제어기

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03244882A (ja) * 1990-02-23 1991-10-31 Hitachi Metals Ltd 流量制御用バルブ
JPH07159215A (ja) * 1993-12-04 1995-06-23 Stec Kk 質量流量センサ
JPH10267720A (ja) * 1997-03-14 1998-10-09 Robert Bosch Gmbh 薄膜素子を有するセンサ
JPH11119835A (ja) * 1997-10-13 1999-04-30 Horiba Ltd マスフローコントローラおよび集積化流量制御装置
JPH11243222A (ja) * 1998-02-26 1999-09-07 Canon Inc 半導体膜形成装置、半導体膜の製造方法及び光起電力素子の製造方法
JP2000028457A (ja) * 1998-05-30 2000-01-28 Robert Bosch Gmbh センサ膜基板の製造方法
JP2001057358A (ja) * 1999-06-22 2001-02-27 Robert Bosch Gmbh 薄膜を備えたセンサを製作するための方法
JP2002533663A (ja) * 1998-12-22 2002-10-08 ゼンジリオン アクチエンゲゼルシャフト 質量流量を測定する方法およびセンサ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03244882A (ja) * 1990-02-23 1991-10-31 Hitachi Metals Ltd 流量制御用バルブ
JPH07159215A (ja) * 1993-12-04 1995-06-23 Stec Kk 質量流量センサ
JPH10267720A (ja) * 1997-03-14 1998-10-09 Robert Bosch Gmbh 薄膜素子を有するセンサ
JPH11119835A (ja) * 1997-10-13 1999-04-30 Horiba Ltd マスフローコントローラおよび集積化流量制御装置
JPH11243222A (ja) * 1998-02-26 1999-09-07 Canon Inc 半導体膜形成装置、半導体膜の製造方法及び光起電力素子の製造方法
JP2000028457A (ja) * 1998-05-30 2000-01-28 Robert Bosch Gmbh センサ膜基板の製造方法
JP2002533663A (ja) * 1998-12-22 2002-10-08 ゼンジリオン アクチエンゲゼルシャフト 質量流量を測定する方法およびセンサ
JP2001057358A (ja) * 1999-06-22 2001-02-27 Robert Bosch Gmbh 薄膜を備えたセンサを製作するための方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8689623B2 (en) 2011-09-22 2014-04-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Flow sensor, mass flow controller, and method for manufacturing flow sensor

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002358127A (ja) 2002-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101931375B1 (ko) 유량 측정 장치 및 유량 제어 장치
US6062256A (en) Micro mass flow control apparatus and method
JP2814378B2 (ja) マスフローコントローラ
WO2019107215A1 (ja) 流量制御装置
Esashi Integrated micro flow control systems
US5927325A (en) Microelectromechanical machined array valve
US6119710A (en) Method for wide range gas flow system with real time flow measurement and correction
JP4576597B2 (ja) 耐腐食性集積化マスフローコントローラ
WO2005080925A1 (ja) 耐食金属製流体用センサ及びこれを用いた流体供給機器
JP6014225B2 (ja) 測定機構
JPH0765915B2 (ja) マスフローメータ及び流量制御装置
JPH10281334A (ja) サックバックバルブ
WO1998037343A9 (en) Micro mass flow control apparatus and method
WO2000039551A1 (fr) Detecteur de pression
WO2004092688A1 (ja) 耐食金属製熱式質量流量センサとこれを用いた流体供給機器
JPH0774113A (ja) ガス供給装置
JPH11119835A (ja) マスフローコントローラおよび集積化流量制御装置
KR100808346B1 (ko) 매니폴드에 미세기계장치를 부착시키는 방법 및 그에따른 유체제어기관
WO2002006786A1 (fr) Capteur de pression
US8479580B2 (en) Pressure transducer arrangement
WO2020026784A1 (ja) 流量制御システム及び流量測定方法
JP2011118654A (ja) 半導体製造装置および流量制御装置
WO2005024354A1 (ja) フローセンサ
JP3368741B2 (ja) マイクロバルブ及びその製造方法
JP3657278B2 (ja) マイクロ微量制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080324

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080331

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100804

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees