JP4574985B2 - 電力供給計画立案支援方法 - Google Patents

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Description

技術分野
この発明は、例えば電力会社のような複数の発電設備を有する事業者や電力仲介業者などの電力供給業者が、電力の需要調整を考慮した発電機の運転計画や電力の購入計画を立案する場合に用いる電力供給計画立案支援方法に関するものである。
背景技術
従来の発電機の運転計画は、計画期間の各時刻の需要予測値に基づいて、各発電機の様々な制約を満足して電力需要に合わせた発電機の運転・停止状態を決定するものである。このような発電機起動停止計画方法については、例えば特開2000−300000号公報に示されている。
このような発電機起動停止計画にあっては、発電機固有のコスト(燃料コストや起動コストなど)を考慮した最適な計画が立案されている。しかしながら、例えば需要ピーク時に割引き等の手段によって需要を抑制するような調整を実施することによって、発電機コストを削減する効果については考慮されていない。したがって、電力会社は割引き等の手段による需要調整を実施する場合に、適切な需要調整量やそのコストの見積りができないという問題があった。また、電力仲介業者が電力の購入計画を立案する場合においても、同様に、適切な需要調整量やそのコストの見積りができないという問題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、電力供給業者が、電力の需要調整を考慮した発電機の運転計画や電力の購入計画を立案するのを支援することが可能となるような、電力供給計画立案支援方法を提供することを目的とするものである。
発明の開示
本発明に係る電力供給計画立案支援方法は、電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求め、この式を用いて電力供給計画のための情報を提示するための計算を行うことを特徴とするものである。
これによれば、需要調整のための予測コストを式で表現することによって、電力供給計画のための情報を提示するための計算式の中に需要調整の概念を容易に反映させることができ、適切な需要調整量と必要なコストを提示することができるので、電力供給業者が電力の需要調整を考慮した電力供給計画を立案するのを支援することができるという効果が得られる。
また、電力需要予測値データから供給計画期間に関わる将来の電力需要を抽出し設定するステップと、電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求めるステップと、発電機に関するデータと上記各ステップで得られた電力需要予測および需要調整のためのコストを予測する式とを用いて発電機運転計画案と需要調整案とを立案するステップと、得られた発電機運転計画案と需要調整案とを表示するステップとを備えるものである。
これによれば、電力需要調整を考慮した発電機運転計画案を提示することができ、電力供給業者は、需要調整案として提示された適切な電力需要調整量とその調整コストを考慮して実際の発電機運転計画を立案することができるという効果が得られる。
また、電力需要予測値データから供給計画期間に関わる将来の電力需要を抽出し設定するステップと、上記ステップで得られた電力需要予測と発電機に関するデータとから仮の発電機運転計画案を立案し、運転コストの高い発電機およびその発電機による発電量を検出するステップと、電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求め、上記検出された運転コストの高い発電機による発電量を需要調整するのに要するコストをシミュレーション手法により求めるステップと、上記仮の発電機運転計画案、上記運転コストの高い発電機、およびその発電機による発電量を需要調整するのに要するコストを表示するステップとを備えるものである。
これによれば、仮の発電機運転計画案、運転コストの高い発電機、およびその発電機による発電量を需要調整するのに要するコストを提示することができ、電力供給業者は、提示されたこれらの内容を考慮して実際の発電機運転計画を立案することができるという効果が得られる。
また、電力需要予測値データから供給計画期間に関わる将来の電力需要を抽出し設定するステップと、電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求めるステップと、発電機に関するデータおよび電力購入に関するデータと上記各ステップで得られた電力需要予測および需要調整のためのコストを予測する式とを用いて発電機運転計画案と電力購入計画案と需要調整案とを立案するステップと、得られた発電機運転計画案と電力購入計画案と需要調整案とを表示するステップとを備えるものである。
これによれば、電力需要調整を考慮した発電機運転計画案および電力購入計画案を提示することができ、電力供給業者は、需要調整案として提示された適切な電力需要調整量とその調整コストを考慮して実際の発電機運転計画および電力購入計画を立案することができるという効果が得られる。
また、電力需要予測値データから供給計画期間に関わる将来の電力需要を抽出し設定するステップと、上記ステップで得られた電力需要予測と発電機に関するデータと電力購入に関するデータとから仮の発電機運転計画案と仮の電力購入計画案とを立案し、運転コストの高い発電機およびその発電機による発電量または単価の高い電力およびその電力の購入量を検出するステップと、電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求め、上記検出された運転コストの高い発電機による発電量または単価の高い電力の購入量を需要調整するのに要するコストをシミュレーション手法により求めるステップと、上記仮の発電機運転計画案、仮の電力購入計画案、運転コストの高い発電機または単価の高い電力、および上記運転コストの高い発電機による発電量または単価の高い電力の購入量を需要調整するのに要するコストを表示するステップとを備えるものである。
これによれば、仮の発電機運転計画案、仮の電力購入計画案、運転コストの高い発電機または単価の高い電力、および運転コストの高い発電機による発電量または単価の高い電力の購入量を需要調整するのに要するコストを提示することができ、電力供給業者は、提示されたこれらの内容を考慮して実際の発電機運転計画および電力購入計画を立案することができるという効果が得られる。
また、電力需要予測値データから供給計画期間に関わる将来の電力需要を抽出し設定するステップと、電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求めるステップと、電力の購入に関するデータと上記各ステップで得られた電力需要予測および需要調整のためのコストを予測する式とを用いて電力購入計画案と需要調整案とを立案するステップと、得られた電力購入計画案と需要調整案とを表示するステップとを備えるものである。
これによれば、電力需要調整を考慮した電力購入計画案を提示することができ、電力供給業者は、需要調整案として提示された適切な電力需要調整量とその調整コストを考慮して実際の電力購入計画を立案することができるという効果が得られる。
また、電力需要予測値データから供給計画期間に関わる将来の電力需要を抽出し設定するステップと、上記ステップで得られた電力需要予測と電力の購入に関するデータとから仮の電力購入計画案を立案し、単価の高い電力およびその購入量を検出するステップと、電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求め、上記検出された単価の高い電力の購入量を需要調整するのに要するコストをシミュレーション手法により求めるステップと、上記仮の電力購入計画案、上記単価の高い電力、およびその電力の購入量を需要調整するのに要するコストを表示するステップとを備えるものである。
これによれば、仮の電力購入計画案、単価の高い電力およびその購入量を需要調整するのに要するコストを提示することができ、電力供給業者は、提示されたこれらの内容を考慮して実際の電力購入計画を立案することができるという効果が得られる。
発明を実施するための最良の形態
実施例1.
以下、本発明の実施例1による電力供給計画立案支援方法について、電力供給業者として例えば電力会社のような複数の発電設備を有する事業者が、需要調整を考慮した発電機の運転計画を立案する場合を例に説明する。当該事業者は、需要調整を実施する場合は、需要家(実際に電力を消費する需要家の他に、電力仲介業者も含む)に対して調整のインセンティブとなる割引金、あるいは報奨金などを提供するために、当該事業者にとっては調整コストとなる。
第1図および第2図は、本発明の実施例1による電力供給計画立案支援方法を説明するための図であり、より具体的には、第1図は電力供給計画立案支援方法を実施するためのシステムの構成図であり、第2図はフローチャートである。
第1図において、101、102、103はそれぞれ将来の各時刻断面における電力需要予測値データを記憶する電力需要予測値データ記憶部、発電機の運転計画時に制約となる条件を与える発電機データを記憶する発電機データ記憶部、電力需要調整量とその調整コストに関する実績データを記憶する電力需要調整量・調整コスト記憶部である。具体的には、電力需要予測値データ記憶部101には、例えば将来における日時と予想需要の各項目からなり、9月1日の時刻13:00〜14:00の1時間の予想需要が3,000万kWhであったとすると、データとしては(9、1、13、30,000,000)と記載されたデータが記憶されている。なお、このような電力需要予測値データは、公知の、例えば気象要因を説明変数とした回帰分析による手法や需要の時系列分析手法などの統計処理技術を用いた手法、エキスパートシステムやファジーを用いた手法などの人工知能(AI)技術を用いた手法、階層型ニューラルネットワーク手法などのパターン認識技術を用いた手法などにより、例えば前日に翌日の1時間毎について求められる。発電機データ記憶部102には、例えば各発電機に対する起動コスト、増分燃料費、予備力、出力上下限値、最小停止時間、最小運転時間などといった各項目からなるデータが記憶されている。電力需要調整量・調整コストデータ記憶部103に記憶されているデータは、例えば、需要家の識別番号(各需要家毎に個別に識別番号1、2...を付けてもよいし、複数の需要家を例えば地域ごとにまとめて地域A、B...などとしてもよいし、全需要家をまとめて1つの需要家と見做してもよい。)、時刻、需要調整量(kWh)、調整コスト(円)の各項目からなり、例えば、需要家1の13:00〜14:00の1時間の需要調整量が60万kWhであり、それに対する電力供給業者からのkWhあたりの電気料金割引金が3.0円/kWhであったとすると、調整コストは1,800,000円となり、履歴データとしては(1、13、600,000、1,800,000)と記載される。このような履歴データが各時刻毎に例えば需要家サイド(顧客)のビル管理システムなどの負荷計測器で計測され、インターネットなどのネットワークを介して電力供給業者側に設置された電力供給計画立案支援システムに集められ、時系列データとして蓄積保存される。
104、105、106はそれぞれ電力需要予測値設定機能部、発電機データ設定機能部、電力需要調整量・調整コスト関係式設定機能部である。需要調整量・調整コスト関係式設定機能部106は、電力需要調整量とその調整コストの関係式を設定する、すなわち需要調整のためのコストを予測する式を求める機能部である。各データ記憶部101、102、103のデータはそれぞれ各設定機能部104、105、106により発電機の運転計画問題に関する定数や制約として設定される。具体的には、電力需要予測値設定機能部104は、例えば電力需要予測値データ記憶部101にある将来の需要予測データから供給計画期間に関わる翌日の0時〜23時までの各時間帯(1時間毎)の予測需要を抽出し、発電機運転計画立案機能部107への入力データとして設定する。発電機データ設定機能部105は、後に詳細に説明するが、例えば翌日に運転可能な発電機に関するデータを発電機データ記憶部102から抽出し、起動コスト、増分燃料費、予備力制約、潮流制約、出力上下限制約、最小停止時間制約、最小運転時間制約などの発電機計画問題を解く場合に必要な値を設定する。電力需要調整量・調整コスト関係式設定機能部106は、後に詳細に説明するが、電力需要調整量とその調整コストに関する実績データ記憶部103に蓄積保存されている時系列データを需要調整量に相当する仮想発電機の出力に対する燃料費特性と見做して二次関数でモデル化する。
107は発電機運転計画立案機能部であり、発電機運転計画問題を最適化問題として解く。この解法については、例えば刊行物(コロナ社発行の大学講義シリーズ「電力系統工学」)、刊行物丸善株式会社発行のセメスター大学講義「電力システム工学」などにも記載されているように公知であるので詳細な説明は省略する。
なお、各設定機能部104、105、106、および発電機運転計画立案機能部107は、例えば計算機に実装されるソフトウェアプログラムにより実現される。
108は計算結果を表示するための表示機能部であり、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)モニタや液晶ディスプレイ等の表示装置によって実現される。
次に、第2図に示すフローチャートに従って、実施例1による電力供給計画立案支援方法を更に詳細に説明する。前日に翌日の一時間毎の各時刻断面における発電機の運転計画を立てる場合を例にとる。
ステップST201で手順の実行を開始し、まず、ステップST202において、電力需要予測値データ記憶部101にある将来の需要予測データから供給計画期間に関わる翌日の0時〜23時までの各時間帯(1時間毎)の予測需要を抽出し、発電機運転計画立案機能部107への入力データとして設定する。
ステップST203において、需要調整量・調整コストデータ記憶部103に記憶されている需要調整を実施したときの需要調整量と調整コストに関する実績データを用い、電力需要調整量・調整コスト関係式設定機能部106により、以下のように需要調整量と調整コストの関係を推定する。
需要調整量をD、調整コストをWとして、その関係を次のような二次式で表す。
Figure 0004574985
する。推定方法としては、例えば最小二乗法を用いることができる。また、実績データを季節、気温や曜日等により分類し、需要予測日がそれらの条件に該当する実績データを使用することも有効である。
ステップST204においては、発電機データ設定機能部105により、下記の発電機計画問題を解く場合に必要な値を設定する。
ステップST205において、発電機運転計画立案機能部107により、以下の最小化問題を解くことになる。
Figure 0004574985
ここで、Fは評価関数、f(g)は発電機iの発電量gのときのコスト(燃料コストと起動コスト)、g(t)は発電機iの時刻tにおける出力である。
考慮すべき制約としては、出力上下限、最小運転時間、最小停止時間、予備力,潮流制約などがあるが、時刻tにおける電力需要予測値をG(t)とすると、需給バランス制約式の一つは以下の式で与えられる。
Figure 0004574985
ここで、ステップST203において求めたWとDの関係式を、需要調整のための仮想発電機dのコストであると見做して評価関数Fと制約式に代入する。つまり、需要調整量を表す仮想の発電機を設定し、その発電量Dの場合のコストWを二次式で表したものとして考え、以下の式のように仮想発電機dのコストと発電量を与える。
Figure 0004574985
評価関数Fを発電機の運転計画問題として、例えば動的計画法と制約付き連続系最適化手法により解くことができる。
ステップST206においては、ステップST205で求めた発電機運転計画案を表示機能部108により提示する。表示機能部108に表示された運転計画案において、仮想発電機に割当てられた発電量の計画値が需要調整量に相当し、そのコストが調整コストに相当する。例えば、需要予測により電力ピークが発生すると予測される場合、ピーク時に運転コストの高い発電機を稼働する必要が発生することがある。このような場合に、運転コストの高い発電機による発電よりも仮想発電機のコストが小さいならば,運転コストの高い発電機を稼働する代わりにその発電量が仮想発電機の発電量として計画値が割当てられることになる。また、当該事業者が有する最大可能発電総量を超過する電力需要が予測される場合がある。このような場合に、超過した電力が仮想発電機の発電量として計画値が割当てられることになる。
ステップST207で一連の手順を終了する。
なお、手順は、図2のフローチャートで示した手順に限るものではなく、例えば、ステップST202、ST203、およびST204については何れが先であってもよい。
このように、需要調整のための予測コストを式で表現することにより、従来と同様の手法で需要調整を考慮した発電機の運転計画案を立案することができ、その結果、適切な、需要調整を実施するスケジュール(時刻)、需要調整量とそのために必要な調整コストを提示することができるので、電力供給業者が電力の需要調整を考慮した発電機運転計画を立案するのを支援することができる。
電力供給業者が電力ピークカットに利用することにより、需要調整量と調整に必要なコストを把握して、効果的な需要調整のための交渉や契約を実行することができる。また、供給電力不足における場合においても、需要調整量と調整コストを算出することができ、需要家と効果的な需要調整のための交渉や契約を実行することができる。
次に、複数の発電設備を所有する事業者(電力供給業者)が、表示機能部106によって提示された発電機運転計画案を基に、実際に、電力の需要調整を考慮した発電機運転計画を立案する方法について説明する。
事業者は、提示された需要調整量と調整コスト、および需要調整スケジュール(仮想発電機の運転期間)に従って、需要調整を実施することを事前に決定し、需要家に需要調整量と調整のためのインセンティブ(電力料金割引金や報奨金等)を提示して交渉を実施する。あるいは、需要調整を加味した、ある期間における料金メニューを作成して提示し交渉・契約を実施する。このときインセンティブの総量は、表示機能部106によって提示された調整コストを見込む。
なお、電力供給業者は、電力を他の業者あるいは電力市場から購入できる場合には、需要調整量に相当する電力量を他業者あるいは電力市場から購入してもよい。このとき、需要調整量と調整に必要なコストを把握できているので、調整に必要なコストを他業者あるいは電力市場から購入する場合の購入コストと比較することにより、購入コストの方が安い場合は他業者あるいは電力市場から電力を購入し、調整コストの方が安い場合は需要調整を実施するという意思決定を行うこともできる。
このようにコスト比較が明確にできるようになり、電力を他の業者から購入するという選択肢を評価できるので、電力供給業者は正確な意思決定をすることができる。
実施例2.
以下、本発明の実施例2による電力供給計画立案支援方法について、実施例1と同様に、電力供給業者として例えば電力会社のような複数の発電設備を有する事業者が、需要調整を考慮した発電機の運転計画を立案する場合を例に説明する。
第3図および第4図は、本発明の実施例2による電力供給計画立案支援方法を説明するための図であり、より具体的には、第3図は発電機運転計画立案支援方法を実施するためのシステムの構成図であり、第4図はフローチャートである。
第3図において、301、302、303はそれぞれ将来の各時刻断面における電力需要予測値データを記憶する電力需要予測値データ記憶部、発電機の運転計画時に制約となる条件を与える発電機データを記憶する発電機データ記憶部、電力需要調整量とその調整コストに関する実績データを記憶する需要調整量・調整コストデータ記憶部であり、それぞれ実施例1で説明した各データ記憶部101、102、103と同様のデータが記憶されている。
304、305、306はそれぞれ電力需要予測値設定機能部、発電機データ設定機能部、需要調整モデル設定機能部すなわち需要調整のためのコストを予測する式を求める機能部である。実施例1の場合と同様に、各データ記憶部301、302のデータはそれぞれ各設定機能部304、305により発電機の運転計画問題に関する定数や制約として設定される。需要調整モデル設定機能部306は、需要調整量・調整コストデータ記憶部303からのデータを用いて各需要家または複数の需要家群または需要家全体の需要調整実績をモデル化する。
307は発電機運転計画立案機能部であり、発電機運転計画問題を最適化問題として解く。
308は需要調整模擬機能部であり、需要調整モデル設定機能部306で設定した各需要家の需要調整実績のモデルを用いて需要調整量と調整コストに関するシミュレーションを実施する。
なお、各設定機能部304、305、306、発電機運転計画立案機能部307、および需要調整模擬機能部308は、例えば計算機に実装されるソフトウェアプログラムにより実現される。
309は計算結果を表示するための表示機能部であり、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)モニタや液晶ディスプレイ等の表示装置によって実現される。
次に、第4図に示すフローチャートに従って、実施例2による電力購入計画立案支援方法を更に詳細に説明する。前日に翌日の一時間毎の各時刻断面における発電機の運転計画を立てる場合を例にとる。
ステップST401で手順の実行を開始し、ステップST402において、電力需要予測値データ記憶部301にある将来の需要予測データから供給計画期間に関わる翌日の0時〜23時までの各時間帯(1時間毎)の予測需要を抽出し、発電機運転計画立案機能部307への入力データとして設定する。
また、ステップST403において、発電機データ設定機能部305により、発電機計画問題を解く場合に必要な値を設定する。
次に、ステップST404において、発電機運転計画立案機能部307により、例えば実施例1において仮想発電機が無い、通常行なわれている発電機の運転計画を実施し、仮の発電機運転計画案を得る。
ステップST405では、ステップST404で得られた仮の発電機運転計画案において、運転される予定の発電機の中から運転コストの最も高い発電機、あるいは運転コストの高い複数の発電機を需要調整の対象となる発電機として抽出し、抽出された需要調整対象発電機の発電量を需要調整量Dとする(運転コストの高い発電機およびその発電機による発電量を検出する)。
また、ステップST406において、需要調整モデル設定機能部306により、需要調整量・調整コストデータ記憶部303からのデータを用いて各需要家または複数の需要家群または需要家全体の需要調整実績をモデル化する(需要調整量と調整コストの関係を表した需要家モデルを推定する)。推定の方法としては、例えば高次の多項式により需要家iの需要調整量dと調整コストwの関係を記述することができる。
Figure 0004574985
また、例えばニューラルネットワークの学習により関係を近似することもできる。
ステップST407において、需要調整模擬機能部308により、需要家モデルから構成された需要調整模擬のためのシミュレータに、上記ステップST405で求めた調整量D(時刻を含む)を入力し、調整コストWを修正しながらシミュレーションを繰返して最小のWを求める。シミュレータは、需要調整実施者と需要家の交渉を模擬することや、外的な要因(気温、曜日、季節、イベント等)による影響を分析しておいて考慮しておけば精度の高い模擬が可能である。
ステップST408においては、ステップST404で求めた仮の発電機運転計画案、ステップST405で検出した運転コストの高い発電機およびその発電量、並びにステップST407で求めた調整コストを、表示機能部309により表示する。
ステップST409で一連の手順を終了する。
なお、手順は、図4のフローチャートで示した手順に限るものではなく、例えば、ステップST402とST403については何れが先であってもよい。
このように需要調整を模擬する機能を備えることにより、従来からの発電機の運転計画により得られた結果から運転コストの高い発電機を対象にした調整コストを提示することができる。したがって、電力供給業者は、適切な需要調整を実施するスケジュール、需要調整量とそのために必要な調整コストを知ることができる。その結果、電力供給業者が電力の需要調整を考慮した発電機運転計画を立案するのを支援することができる。
なお、電力供給業者が、表示機能部309に表示された仮の発電機運転計画案、運転コストの高い発電機およびその発電量、並びにその発電機による発電量を需要調整するのに要する調整コストを基に、実際に、電力の需要調整を考慮した発電機運転計画を立案する方法については、実施例1で説明したのと同様である。
なお、電力供給業者は、電力を他の業者または電力市場から購入できる場合には、需要調整量に相当する電力量を他業者または電力市場から購入してもよいのは、実施例1の場合と同様であり、需要調整量と調整に必要なコストを把握できているので、調整に必要なコストと他業者または電力市場から購入する場合の購入コストとの比較が明確にできるようになり、電力を他の業者または電力市場から購入するという選択肢を評価できるので、電力供給業者は正確な意思決定をすることができる。
実施例3.
上記実施例1では、需要調整量に相当する電力量を他業者から購入する場合のコスト比較を電力供給業者自身が行う場合について説明したが、本実施例では、需要調整と電力購入の両方を考慮した発電機運転計画案を提示する場合について、実施例1と異なる点を中心として説明する。
電力供給業者が電力を他者から購入する場合、一般的には個別の発電会社などとの相対契約により契約価格で電力を購入する方法と、電力市場(プール型)における市場価格で取引を行ない購入する方法とがあるが、ここでは、市場価格で取引を行ない購入する場合について説明する。
第5図および第6図は、本発明の実施例3による電力供給計画立案支援方法を説明するための図であり、より具体的には、第5図は電力供給計画立案支援方法を実施するためのシステムの構成図であり、第6図はフローチャートである。
第5図において、111は電力購入量と購入価格に関する実績データを記憶する電力購入データ記憶部であり、例えば、各電力市場の識別番号、時刻、電力購入量(kWh)、購入価格(円)の各項目からなり、例えば、ある電力市場1からの13:00〜14:00の1時間の購入量が100,000kWhであり、購入価格が400,000円であったとすると、履歴データとしては(1、13、100,000、400,000)と記載される。このような履歴データが各時刻毎に、例えば電力供給業者のオフィスなどに設置された電力供給計画立案支援システムに時系列データとして蓄積保存される。
112は電力購入量・購入価格関係式設定機能部であり、電力購入量とその購入価格の関係式を設定する、すなわち電力購入のためのコストを予測する式を求める機能部である。過去の市場データ(取引電力量とその価格)から各電力市場をモデル化する。このようにすれば、実施例1で説明した、需要調整のための仮想発電機と同様に発電機運転計画の中に組み込んで扱うことができる 113は発電機運転計画立案機能部であり、発電機運転計画問題を最適化問題として解く。
なお、各設定機能部104、105、106、112および発電機運転計画立案機能部113は、例えば計算機に実装されるソフトウェアプログラムにより実現される。
114は計算結果を表示するための表示機能部であり、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)モニタや液晶ディスプレイ等の表示装置によって実現される。
次に、第6図に示すフローチャートに従って、実施例3による電力供給計画立案支援方法を、実施例1との相違点を中心に更に詳細に説明する。前日に翌日の一時間毎の各時刻断面における発電機の運転計画を立てる場合を例にとる。
ステップST201〜203は実施例1と同様である。
ステップST211において、電力購入データ記憶部111に記憶されている電力購入量と購入価格(購入コスト)に関する実績データを用い、電力購入量・購入価格関係式設定機能部112により、以下のように電力購入量と購入価格の関係を推定する。
電力購入量をE、購入コストをVとして、その関係を次のような二次式で表す。
Figure 0004574985
する。推定方法としては、例えば最小二乗法を用いることができる。一般には、前日の電力市場では翌日の1時間毎の価格を提示しており、またその電力価格は購入する時間帯に依存する。よって、1日を複数の時間帯に分割し、各時間帯の電力購入量と購入価格に関する実績データから各時間帯の関係式を推定するのが良い。すなわち、M個の時間帯に分割したとすると、各関係式は以下のようになる.
Figure 0004574985
また、実績データを季節、気温や曜日等により分類し、需要予測日がそれらの条件に該当する実績データを使用することも有効である。
ステップST204は実施例1と同様である。
ステップST212において、発電機運転計画立案機能部113により、以下の最小化問題を解くことになる。
Figure 0004574985
ここで、実施例1では、需要調整量を表す仮想の発電機を設定し、その発電量Dの場合のコストWを二次式で表したものとして考え、以下の式のように仮想発電機dのコストと発電量を与えたが、
Figure 0004574985
本実施例ではさらに、電力購入量を表す仮想の発電機eを設定し、その発電量Eの場合のコストVを二次式で表したものとして考え、以下の式のように仮想発電機eのコストと発電量を与える。
Figure 0004574985
上記で述べたように複数の時間帯に分割した場合は、以下の式のように複数の仮想発電機の中の1番目の発電機eのコストと発電量を与える。これらの仮想発電機には、分割された時間帯においてのみ出力可能であり、他の時間帯においては常に出力は0とする制約を与える。
Figure 0004574985
評価関数Fを発電機の運転計画問題として、例えば動的計画法と制約付き連続系最適化手法により解くことができる。
ステップST213においては、ステップST212で求めた発電機運転計画案を表示機能部114により提示する。表示機能部114に表示された運転計画案において、仮想発電機dに割当てられた発電量の計画値が需要調整量に相当し、そのコストが調整コストに相当する。また、仮想発電機eに割当てられた発電量の計画値が電力購入量に相当し、そのコストが購入コストに相当する。
なお、手順は、図6のフローチャートで示した手順に限るものではなく、例えば、ステップST202、ST203、ST204、およびST211については何れが先であってもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、電力需要調整を考慮した発電機運転計画案および電力購入計画案を表示することができ、電力供給業者は、需要調整案として表示された適切な電力需要調整量とその調整コストおよび電力購入量とそのコストを考慮して実際の発電機運転計画および電力購入計画を立案することができる。
なお、上記では、購入電力の全てを市場価格で取引を行ない購入する場合について説明したが、一部の電力を個別の発電会社などとの相対契約により契約価格で購入することになっている場合には、その分を予め電力需要予測値から差し引いておけばよい。
実施例4.
上記実施例2では、需要調整量に相当する電力量を他業者から購入する場合のコスト比較を電力供給業者自身が行う場合について説明したが、本実施例では、需要調整と電力購入の両方を考慮した発電機運転計画案を提示する場合について、実施例2と異なる点を中心として説明する。
実施例3でも述べたように、電力仲介業者が電力を他者から購入する場合、一般的には個別の発電会社などとの相対契約により契約価格で電力を購入する方法と、電力市場(プール型)における市場価格で取引を行ない購入する方法とがあるが、ここでは、購入電力の全てを市場価格で取引を行ない購入する場合について説明する。一部の電力を個別の発電会社などとの相対契約により契約価格で購入することになっている場合には、その分を予め電力需要予測値から差し引いておけばよい。
第7図および第8図は、本発明の実施例4による電力供給計画立案支援方法を説明するための図であり、より具体的には、第7図は電力供給計画立案支援方法を実施するためのシステムの構成図であり、第8図はフローチャートである。
第7図において、311は電力購入量と購入価格に関する実績データを記憶する電力購入データ記憶部であり、実施例3で説明した電力購入データ記憶部111と同様のデータが記憶されている。
312は電力購入量・購入価格関係式設定機能部であり、実施例3で説明した電力購入量・購入価格関係式設定機能部112と同様の機能を有する。
313は発電機運転計画立案機能部であり、発電機運転計画問題を最適化問題として解く。
314は需要調整模擬機能部であり、需要調整モデル設定機能部306で設定した各需要家の需要調整実績のモデルを用いて需要調整量と調整コストに関するシミュレーションを実施する。
なお、各設定機能部304、305、306、312、発電機運転計画立案機能部313、および需要調整模擬機能部314は、例えば計算機に実装されるソフトウェアプログラムにより実現される。
315は計算結果を表示するための表示機能部であり、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)モニタや液晶ディスプレイ等の表示装置によって実現される。
次に、第8図に示すフローチャートに従って、実施例4による電力供給計画立案支援方法を、実施例2との相違点を中心に更に詳細に説明する。前日に翌日の一時間毎の各時刻断面における発電機の運転計画を立てる場合を例にとる。
ステップST401〜ST403は実施例2と同様である。
ステップST411において、電力購入データ記憶部311に記憶されている電力購入量と購入価格(購入コスト)に関する実績データを用い、電力購入量・購入価格関係式設定機能部312により、実施例3と同様に電力購入量と購入価格の関係を推定する。
次に、ステップST412において、発電機運転計画立案機能部313により、実施例3において仮想発電機dが無い場合の発電機の運転計画を実施し、仮の発電機運転計画案を得る。なお、得られた仮の発電機運転計画案のうちで、仮想発電機eに割当てられた発電量の計画値が電力購入量に相当し、そのコストが購入コストに相当するので、仮の電力購入計画案も得られることになる。
ステップST413では、ステップST412で得られた仮の運転計画案において、運転コストまたは購入価格(単価)の最も高い発電機または電力、あるいは運転コストまたは購入価格(単価)の高い複数の発電機または電力を需要調整の対象となる発電機または電力として抽出し、抽出された需要調整対象発電機の発電量または需要調整対象電力の購入量を需要調整量Dとする(運転コストの高い発電機または単価の高い電力およびその発電機による発電量またはその電力の購入量を検出する)。具体的には、例えば運転コストの最も高い発電機iの運転コストが7円であり、購入価格(単価)の最も高い電力eの単価が6円である場合に、運転コストまたは単価の最も高い発電機または電力として、発電機iが抽出される。なお、運転コストまたは購入価格(単価)の高い複数の発電機または電力を抽出する場合には、例えば、上位から順に予め決められている数だけ抽出したり、予め決められている運転コストまたは購入価格(単価)を上回る発電機または電力を抽出する。
ステップST406において、需要調整モデル設定機能部306により、データ記憶部303からのデータを用いて各需要家または複数の需要家群または需要家全体の需要調整実績をモデル化する(需要調整量と調整コストの関係を表した需要家モデルを推定する)のは実施例2と同様である。
ステップST414において、需要家モデルから構成された需要調整模擬のためのシミュレータに、上記ステップST413で求めた調整量D(時刻を含む)を入力し、調整コストWを修正しながらシミュレーションを繰返して最小のWを求める。シミュレータは、需要調整実施者と需要家の交渉を模擬することや、外的な要因(気温、曜日、季節、イベント等)による影響を分析しておいて考慮しておけば精度の高い模擬が可能である。
ステップST415においては、ステップST412で求めた仮の発電機運転計画案(仮の電力購入計画案を含む)、ステップST413で検出した運転コストの高い発電機およびその発電量または単価の高い電力およびその購入量、並びにステップST414で求めた調整コストを表示する。
ステップST409で一連の手順を終了する。
なお、手順は、図8のフローチャートで示した手順に限るものではなく、例えば、ステップST402、ST403、およびST411については何れが先であってもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、仮の発電機運転計画案、仮の電力購入計画案、運転コストの高い発電機およびその発電機による発電量または単価の高い電力およびその電力の購入量、並びに上記運転コストの高い発電機による発電量または単価の高い電力の購入量を需要調整するのに要するコストを表示することができ、電力供給業者は、表示されたこれらの内容を考慮して実際の発電機運転計画および電力購入計画を立案することができる。
実施例5.
上記各実施例では、電力供給業者が発電機を所有しており、電力需要の少なくとも一部を発電によって賄う場合の電力供給計画立案支援方法について説明したが、本実施例5および後で説明する実施例6では、電力供給業者が発電機を所有しておらず、電力需要の全てを他業者から購入するいわゆる電力仲介業者である場合の電力供給計画立案支援方法について、上記各実施例と異なる点を中心として説明する。
第9図および第10図は、本発明の実施例5による電力供給計画立案支援方法を説明するための図であり、より具体的には、第9図は電力供給計画立案支援方法を実施するためのシステムの構成図であり、第10図はフローチャートである。
第9図において、121は電力購入計画立案機能部であり、電力購入計画問題を最適化問題として解く。具体的には、上記各実施例で説明した発電機運転計画問題において、運転コストを電力購入価格データで、発電量を購入電力で置き換えれば、同様の最適化計算が可能である。特に、実施例3における最適化演算で発電機に関する項が無い場合に相当する。
なお、各設定機能部104、106、112および電力購入計画立案機能部121は、例えば計算機に実装されるソフトウェアプログラムにより実現される。
122は計算結果を表示するための表示機能部であり、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)モニタや液晶ディスプレイ等の表示装置によって実現される。
次に、第10図に示すフローチャートに従って、実施例5による電力供給計画立案支援方法を、実施例1または実施例3との相違点を中心に更に詳細に説明する。前日に翌日の一時間毎の各時刻断面における発電機の運転計画を立てる場合を例にとる。
ステップST201〜203およびステップST211は実施例3と同様である。
次に、ステップST221において、電力購入計画問題を最適化問題として解く。電力購入量を表す複数の仮想発電機eと需要調整量を表す発電機dに対する以下のコストの式,
Figure 0004574985
から構成される以下の最小化問題を解くことになる.
Figure 0004574985
ただし、n=M+1である。また、市場運営ルールに依るが本質は電力市場からの購入であるため、発電機eに対しては予備力、最小停止時間制約や最小運転時間制約は無くなるが、潮流制約(購入時に予想される送電線空き容量などに依存)や出力上下限制約(最小売買電力量や最大購入量の制限)は存在する場合が考えられる。その場合、発電機運転計画問題と同様に制約付きの最小化問題を解く必要がある。
ステップST222においては、ステップST212で求めた電力購入計画案を表示機能部122により提示する。
なお、手順は、図10のフローチャートで示した手順に限るものではなく、例えば、ステップST202、ST203、およびST211については何れが先であってもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、電力需要調整を考慮した電力購入計画案を表示することができ、電力供給業者は、需要調整案として表示された適切な電力需要調整量とその調整コストを考慮して実際の電力購入計画を立案することができる。
実施例6.
第11図および第12図は、本発明の実施例6による電力供給計画立案支援方法を説明するための図であり、より具体的には、第11図は電力供給計画立案支援方法を実施するためのシステムの構成図であり、第12図はフローチャートである。
図11において、321は電力購入計画立案機能部であり、電力購入計画問題を最適化問題として解く。
322は需要調整模擬機能部であり、需要調整モデル設定機能部306で設定した各需要家の需要調整実績のモデルを用いて需要調整量と調整コストに関するシミュレーションを実施する。
なお、各設定機能部304、306、312、電力購入計画立案機能部321、および需要調整模擬機能部322は、例えば計算機に実装されるソフトウェアプログラムにより実現される。
323は計算結果を表示するための表示機能部であり、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)モニタや液晶ディスプレイ等の表示装置によって実現される。
次に、第12図に示すフローチャートに従って、実施例6による電力供給計画立案支援方法を、実施例2または実施例4との相違点を中心に更に詳細に説明する。前日に翌日の一時間毎の各時刻断面における発電機の運転計画を立てる場合を例にとる。
ステップST401、ST402およびST411は実施例4と同様である。 次に、ステップST421において、電力購入計画立案機能部321により、実施例5において需要調整が無い場合の電力の運転計画を実施し、仮の電力購入計画案を得る。
ステップST422では、ステップST421で得られた仮の電力購入計画案において、購入価格(単価)の最も高い電力あるいは購入価格(単価)の高い複数の電力を需要調整の対象となる電力として抽出し、抽出された需要調整対象電力の購入量を需要調整量Dとする(単価の高い電力およびその電力の購入量を検出する)。
ステップST406において、需要調整モデル設定機能部306により、需要調整量・調整コストデータ記憶部303からのデータを用いて各需要家または複数の需要家群または需要家全体の需要調整実績をモデル化する(需要調整量と調整コストの関係を表した需要家モデルを推定する)のは実施例2および実施例4と同様である。
ステップST423において、需要家モデルから構成された需要調整模擬のためのシミュレータに、上記ステップST422で求めた調整量D(時刻を含む)を入力し、調整コストWを修正しながらシミュレーションを繰返して最小のWを求める。シミュレータは、需要調整実施者と需要家の交渉を模擬することや、外的な要因(気温、曜日、季節、イベント等)による影響を分析しておいて考慮しておけば精度の高い模擬が可能である。
ステップST424においては、ステップST421で求めた仮の電力購入計画案、ステップST422で単価の高い電力およびその購入量、並びにステップST423で求めた調整コストを表示する。
なお、手順は、図12のフローチャートで示した手順に限るものではなく、例えば、ステップST402とST411については何れが先であってもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、仮の電力購入計画案、単価の高い電力およびその購入量を需要調整するのに要するコストを提示することができ、電力供給業者は、提示されたこれらの内容を考慮して実際の電力購入計画を立案することができる。
なお、上記各実施例では、表示機能部が表示装置によって実現されている場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば印刷装置によって実現されていてもよい。
産業上の利用可能性
本発明による電力供給計画立案支援方法は、例えば複数の発電設備を有する事業者や電力仲介業者などの電力供給業者が、電力の需要調整を考慮した発電機の運転計画や電力の購入計画を立案する場合に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1による発電機運転計画立案支援方法を説明する図、第2図は本発明の実施例1による発電機運転計画立案支援方法を説明する図、第3図は本発明の実施例2による発電機運転計画立案支援方法を説明する図、第4図は本発明の実施例2による発電機運転計画立案支援方法を説明する図、第5図は本発明の実施例3による発電機運転計画立案支援方法を説明する図、第6図は本発明の実施例3による発電機運転計画立案支援方法を説明する図、第7図は本発明の実施例4による発電機運転計画立案支援方法を説明する図、第8図は本発明の実施例4による発電機運転計画立案支援方法を説明する図、第9図は本発明の実施例5による発電機運転計画立案支援方法を説明する図、第10図は本発明の実施例5による発電機運転計画立案支援方法を説明する図、第11図は本発明の実施例6による発電機運転計画立案支援方法を説明する図、第12図は本発明の実施例6による発電機運転計画立案支援方法を説明する図である。

Claims (6)

  1. 電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求め、この式を用いて電力供給計画のための情報を提示するための計算を行う電力供給計画立案支援方法において、
    電力需要予測値データから供給計画期間に関わる将来の電力需要を抽出し設定するステップと、
    電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求めるステップと、
    発電機に関するデータと上記各ステップで得られた電力需要予測および需要調整のためのコストを予測する式とを用いて発電機運転計画案と需要調整案とを立案するステップと、
    得られた発電機運転計画案と需要調整案とを表示するステップと
    を備えることを特徴とする電力供給計画立案支援方法
  2. 電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求め、この式を用いて電力供給計画のための情報を提示するための計算を行う電力供給計画立案支援方法において、
    電力需要予測値データから供給計画期間に関わる将来の電力需要を抽出し設定するステップと、
    上記ステップで得られた電力需要予測と発電機に関するデータとから仮の発電機運転計画案を立案し、運転コストの高い発電機およびその発電機による発電量を検出するステップと、
    電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求め、上記検出された運転コストの高い発電機による発電量を需要調整するのに要するコストをシミュレーションにより求めるステップと、
    上記仮の発電機運転計画案、上記運転コストの高い発電機、およびその発電機による発電量を需要調整するのに要するコストを表示するステップと
    を備えることを特徴とする電力供給計画立案支援方法
  3. 電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求め、この式を用いて電力供給計画のための情報を提示するための計算を行う電力供給計画立案支援方法において、
    電力需要予測値データから供給計画期間に関わる将来の電力需要を抽出し設定するステップと、
    電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求めるステップと、
    発電機に関するデータおよび電力購入に関するデータと上記各ステップで得られた電力需要予測および需要調整のためのコストを予測する式とを用いて発電機運転計画案と電力購入計画案と需要調整案とを立案するステップと、
    得られた発電機運転計画案と電力購入計画案と需要調整案とを表示するステップと
    を備えることを特徴とする電力供給計画立案支援方法
  4. 電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求め、この式を用いて電力供給計画のための情報を提示するための計算を行う電力供給計画立案支援方法において、
    電力需要予測値データから供給計画期間に関わる将来の電力需要を抽出し設定するステップと、
    上記ステップで得られた電力需要予測と発電機に関するデータと電力購入に関するデータとから仮の発電機運転計画案と仮の電力購入計画案とを立案し、運転コストの高い発電機およびその発電機による発電量または単価の高い電力およびその電力の購入量を検出するステップと、
    電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求め、上記検出された運転コストの高い発電機による発電量または単価の高い電力の購入量を需要調整するのに要するコストをシミュレーションにより求めるステップと、
    上記仮の発電機運転計画案、仮の電力購入計画案、運転コストの高い発電機または単価の高い電力、および上記運転コストの高い発電機による発電量または単価の高い電力の購入量を需要調整するのに要するコストを表示するステップと
    を備えることを特徴とする電力供給計画立案支援方法
  5. 電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求め、この式を用いて電力供給計画のための情報を提示するための計算を行う電力供給計画立案支援方法において、
    電力需要予測値データから供給計画期間に関わる将来の電力需要を抽出し設定するステップと、
    電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求めるステップと、
    電力の購入に関するデータと上記各ステップで得られた電力需要予測および需要調整のためのコストを予測する式とを用いて電力購入計画案と需要調整案とを立案するステップと、
    得られた電力購入計画案と需要調整案とを表示するステップと
    を備えることを特徴とする電力供給計画立案支援方法
  6. 電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求め、この式を用いて電力供給計画のための情報を提示するための計算を行う電力供給計画立案支援方法において、
    電力需要予測値データから供給計画期間に関わる将来の電力需要を抽出し設定するステップと、
    上記ステップで得られた電力需要予測と電力の購入に関するデータとから仮の電力購入計画案を立案し、単価の高い電力およびその購入量を検出するステップと、
    電力需要調整量とその調整コストに関する実績データから需要調整のためのコストを予測する式を求め、上記検出された単価の高い電力の購入量を需要調整するのに要するコストをシミュレーションにより求めるステップと、
    上記仮の電力購入計画案、上記単価の高い電力、およびその電力の購入量を需要調整するのに要するコストを表示するステップと
    を備えることを特徴とする電力供給計画立案支援方法
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