JP4574798B2 - 反射シートの評価方法及び輝度測定装置 - Google Patents

反射シートの評価方法及び輝度測定装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路標識等の構造物に固定して使用する反射シートの反射性能の変化度合いを評価する反射シートの評価方法に関し、更に詳細には、JIS規格等の標準測定条件(標準条件)において測定された未使用反射シートの輝度を基準値とし、標準条件とは異なる実際の測定条件において実測された輝度を、使用中反射シートの反射面と光源との間で実測された距離の値を用い、標準条件において測定されたと見なせる補正値に変換し、その補正値と基準値とを比較して、反射性能の変化度合いを評価する反射シートの評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、道路標識の分野では、通常、再帰反射シートと呼ばれる反射シートが広く使用されている。再帰反射シートを利用した標識システムは、たとえば、特許第2910868号公報(対応米国特許第5,818,640号)に開示されている。この公報に開示の標識システムは、再帰反射シートを表面に配置した標識と、それを照明する光源とを備える、外照方式のシステムである。道路標識は、道路の鉛直上方の比較的高い位置に配置されることが多い。
【0003】
一方、広い有効観測角度を持つ様に改良された再帰反射シートも知られている。これらの再帰反射シートは、ガラスビーズやプリズム素子等の光学屈折素子と、金属蒸着膜等の反射素子とを備えている。また、キューブコーナープリズムと呼ばれるプリズム素子の場合、反射素子を用いることなく、プリズムの持つ全反射作用を有効に利用して、光を所定の方向に反射させることもできる。プリズム素子は、通常ポリマーから形成される。また、ガラスビーズの表面は、透明なポリマーフィルムでカバーされている。
【0004】
再帰反射シートは、比較的長期にわたり高い反射性能(反射輝度や再帰反射係数)を維持し、使用可能である。しかしながら、上記の様な再帰反射シートの構成材料(ポリマーや金属蒸着膜等)の化学的、物理的な変化に伴い、少しづつではあるが、反射性能は経時で低下する。また、比較的厳しい規格のもとで使用される場合も多い。たとえば、道路標識の分野がそうである。この分野では、反射シートの使用中に反射性能低下の度合いを、現場で測定したデータから評価し、その反射シートの交換が必要か否かを判断するために、定期的に調査を実施している。
【0005】
この様な評価は、通常、次の様な方法を用いて実施される。一定の標準測定条件(光源照度、入射角、及び観測角)で測定された未使用の反射シートの反射性能(基準値)と、同じ標準条件で測定された使用中の反射シートの反射性能(比較値)とを比較し、基準値に対する比較値の低下度合い(減少百分率や保持百分率)を算出し、評価する。なお、基準値のデータは、通常JIS Z 9117の7.3に準じて、測定室内で測定される。
【0006】
上記JIS法では、反射シートの反射面に所定の照度と所定の入射角とで光を照射可能な光源と、前記光源からの光を前記反射面が反射して形成した反射光を受光し、反射輝度を測定する輝度計とを組合せて使用する。作業標準にしたがい、光源と反射シートと間の距離、及び輝度計と反射シートとの距離を所定の値に保ち測定を行う。また、反射面に対する光の入射角、及び反射面に対する輝度計の観測角は、通常変更可能であり、目的に応じて、それぞれ所定の値に決めて測定を行う。すなわち、上記距離、入射角及び観測角が、既知の値であることを前提として、輝度の測定値を取り扱える。したがって、一定の標準条件で測定された未使用時のデータである基準値と、同じ標準条件で測定された使用中の比較値とを比較し、基準値に対する比較値の低下度合いを算出し、評価することができる。
【0007】
しかしながら、上記の方法では、使用中(設置したまま)の標識に対して測定することはできない。使用中の標識の状態を知るには、標識から標識板を取り外し、それを規定寸法の試料を作製する様に切断する等、試料準備操作が必要である。すなわち、現場で使用中の反射シートの交換が必要か否かを評価するためのデータを得るには、非破壊測定が必須である。したがって、この様な方法は上記の様な調査には利用できない。
【0008】
一方、現場に設置された標識表面に配置した再帰反射シートの反射輝度等の反射性能を測定するために、携帯用測定装置を使用することができる。この様な携帯用の装置は、光源と輝度計ユニットとが一体化された装置である。したがって、現場に装置を持って行き、使用中状態の反射シートについて反射性能を測定でき、シートの非破壊測定が可能である。この様な携帯用測定装置を使用した実例については、たとえば、桜仕会(警視庁関連)が昭和60年にまとめた、「道路標識の経年腐食調査および耐用年数設定に関する報告書」に記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記携帯用測定装置の場合、光源と反射シート反射面との距離を一定に保つ様に、反射面に測定装置の発光部及び受光部(輝度計ユニット)を接触させながら測定しなければならなかった。
これは、次の様な理由からであった。光源とシート反射面との距離が異なると、反射面における実際の照度等の測定条件が異なる。たとえば、環境照度の影響や、光が通過する大気中に粉塵等の障害物が存在しない限り、実際の照度(到達照度と呼ばれる。)は距離の2乗に反比例する。したがって、光源とシート反射面との距離が不明である場合、到達照度が不明の条件で測定されたデータを得ることになる。この様なデータを比較値として基準値と比較しても、反射シートの反射性能の低下度合いを正確に評価することができない。
【0010】
一方、調査対象となる道路標識は、通常、道路の走行車線やその周辺に設置されている。また、標識(反射シート)が比較的高所に設置されている場合が多い。この様な場合、測定装置をその設置高さにまで上げる必要があり、そのために高所作業車等の特殊車両が必要であった。また、測定作業者の手元や足元が明るく見えないと、安全かつ正確な作業が非常に困難になるので、通常、昼間に測定作業を行う。しかも、測定作業用スペース確保のためには、走行車線全面において交通規制を行う場合がしばしばあり、かなり不便であった。さらに、1つの標識を測定するのに、比較的長い時間がかかり、膨大な費用(特殊車両費用、車線規制費用等を含む。)を要することもあった。
【0011】
そこで、上記問題点を鑑み本発明者らが詳細に検討した結果、本発明を成すに至った。すなわち、本発明の第1の目的は、輝度測定装置自体を標識から離して使用し、未使用時の基準値と比較可能な比較値(補正値)を正確かつ容易に求めることができ、その比較値と基準値とを比較して、反射性能の変化度合いを評価する反射シートの評価方法を提供することにある。また、本発明の第2の目的は、非破壊測定が可能で、装置自体を標識から離して使用でき、未使用時の基準値と比較可能なデータを正確かつ容易に得ることができる輝度測定装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明によれば、反射シートが道路標識に固定されて使用されている現場において、前記使用中反射シートの反射面に所定の照度と10度以下の入射角とをもって光源からの光を照射し、前記光源に対して前記光源の発光面中心とその受光面中心との距離が50〜300mmとなるように配置された輝度計ユニットによって、前記光源の光を前記反射面が反射して形成した反射光の輝度を実測し、一方、前記反射面と前記光源との間の距離を実測し、その距離を用いて実際に前記反射面に到達した光の到達照度を求め、標準の光源照度を含む標準条件で測定されたと見なせる様に、前記実測輝度、またはその輝度から求めた反射性能を補正値に変換し、別途、前記標準条件において測定された未使用反射シートの輝度、または反射性能を基準値とし、前記基準値と、前記補正値とを比較することにより、前記使用中反射シートの輝度または反射性能の変化度合いを評価することを特徴とする反射シートの評価方法が提供される。
【0013】
また、本発明によれば、道路標識に固定された反射シートの反射面に所定の照度と10度以下の入射角とで光を照射可能な光源と、前記光源に対して前記光源の発光面中心とその受光面中心との距離が50〜300mmとなるように配置され、前記光源の光を前記反射面が反射して形成した反射光の輝度を測定可能な輝度計ユニットと、前記反射面と前記光源との間の距離を測定可能な距離計ユニットと、を備えてなることを特徴とする輝度測定装置が提供される。
【0014】
尚、本発明においては、光源と輝度計ユニットとが固定されたステージをさらに備え、そのステージが、光源の光の反射面に対する入射角を変更可能な様に備えてなることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の反射シートの評価方法は、使用中反射シートの反射面に所定の照度と所定の入射角とをもって光源からの光を照射し、光源に対して所定の相対位置関係をもって配置された輝度計ユニットによって、光源の光を反射面が反射して形成した反射光の輝度を実測し、一方、反射面と光源との間の距離を実測し、その距離を用いて実際に反射面に到達した光の到達照度を求め、標準の光源照度を含む標準条件で測定されたと見なせる様に、実測輝度、またはその輝度から求めた反射性能を補正値に変換し、別途、標準条件において測定された未使用反射シートの輝度、または反射性能を基準値とし、基準値と、補正値とを比較することにより、使用中反射シートの輝度または反射性能の変化度合いを評価することにある。
【0016】
ここで、従来技術の有する問題点は、特に、測定装置を標識に近づける必要があることに起因していた。そこで、本発明の反射シート評価方法は、測定装置を標識に近づける必要が無く、反射性能の変化度合いを正確かつ容易に求められる様に構成されている。
【0017】
すなわち、本発明の方法では、輝度測定装置自体を標識から離して使用し、反射面と光源との間の距離を実測し、実測距離と実測輝度とを用いて計算することにより、基準値との正確な比較が可能な、補正値(比較値)を迅速かつ容易に求めることができる。
【0018】
本発明によれば、光源固有の照度(基準となる所定距離における照度)と、実際に測定された距離とを用いた計算により、実際に反射面に到達した光の照度(到達照度)を正確に求めることができる。また、輝度を実測する輝度計ユニットは、光源に対して所定の相対位置関係をもって配置されているので、上記実測距離を用いた計算により、実測輝度の実際の観測角が、標準条件と同じと見なせるか、または補正が必要なほど異なるのかを正確に求めることができる。すなわち、実測輝度がどのような条件で測定されたかを正確に把握できる。
また、反射輝度から、他の反射性能データ、たとえば再帰反射係数を得るには、所定の変換公式を用いれば良い。すなわち、反射輝度が正確かつ迅速に測定できれば、反射性能の変化度合いの評価には時間を要しない。
【0019】
ところで、反射輝度は、光の入射角、観測角及び到達照度の関数で表される。したがって、たとえば、光源の光の入射角及び輝度計ユニットの観測角が同じになる様に設定し、異なる距離において同一の反射シート反射面の反射輝度を測定した場合、反射輝度は、到達照度の関数で表される。異なる到達照度As及びA1(単位cd/m2)において、それぞれ測定された反射輝度Bs及びB1(単位はlux)との間には、次の式1の関係が成立する。
【0020】
【数1】
B1(As/A1)=Bs ……(式1)
【0021】
したがって、距離が異なる条件で測定された2つの実測輝度を、式1を用いて補正することにより、正しく比較できる。なお、到達照度A1と、実測時の光源と反射面との距離D1と、光源固有の照度Eとの間に、次の様な関係が成立する。ここで、照度Eは、その光源と、それが照明する被照明体と間の距離(反射シート反射面と光源との間の距離)が所定のDsである時の板面照度で表される。
【0022】
【数2】
E(Ds/D1)2=A1 ……(式2)
【0023】
また、輝度と、光の入射角または反射光の観測角との関係は、上記到達照度と輝度との関係の様に単純ではないが、一定の関数で表される。したがって、光の入射角または/及び反射光の観測角が異なる場合も同様にして補正できる。すなわち、光の入射角、反射光観測角及び到達照度が、標準条件及び標準条件と異なるいくつかの測定条件において、反射輝度を測定しておき、それらの測定データを用い、反射輝度と観測条件との関係から予め補正式(または補正係数や補正表)を求めておき、これを用いて実測データを補正し、比較値としての補正値を求めることができる。
【0024】
したがって、標準条件における未使用時の反射輝度(基準値)が既知である反射シートが固定されて使用されている現場において、上記実測値を測定し、標準条件における値に換算して比較値としての補正値を求め、それを前記基準値とを比較し、反射性能の変化度合いを評価可能なデータを正確かつ迅速に得ることができる。
【0025】
また、本発明の輝度測定装置は、上記の様な評価方法において特に好適に用いることができる構成を備える。すなわち、本発明の輝度測定装置は、▲1▼反射シートの反射面に所定の照度と所定の入射角とで光を照射可能な光源と、▲2▼前記光源に対して所定の相対位置関係をもって配置された輝度計ユニットと、▲3▼距離計ユニットとを備えていることを特徴とする。距離計ユニットは、前記反射面と前記光源との間の距離を測定可能である。したがって、光源固有の照度と、実際に測定された距離とから、実際に反射面に到達した光の照度(到達照度)を、正確かつ迅速に知ることができる。
【0026】
また、光源に対する輝度計ユニットの相対位置関係(光源の発光面中心と、輝度計ユニットの受光面中心との間の距離等)が既知であるので、前記反射面と前記光源との間の距離と入射角とが決まれば、自動的に観測角も決まり、測定された輝度がどのような観測条件で測定されたかを正確に把握できる。
【0027】
換言すれば、本発明の輝度測定装置を用いれば、測定場所(光源)と反射シート反射面との距離を可及的に離した状態で、反射性能の変化度合いを評価するために有効な比較値を、迅速かつ容易に得ることができる。したがって、たとえば、比較的高所に設置された標識表面(反射面)に対して、車両往来の妨げに成り難い場所(たとえば、路側や1本の走行車線上)で、しかも比較的低い位置に装置を配置して測定を行うことができる。すなわち、測定作業用スペース確保のために交通規制を行う必要が無いか、または部分的に規制すれば良い。また、測定装置を標識設置高さにまで上げる必要がないので、高所作業車等の特殊車両も不要である。
【0028】
次に、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の反射シートの評価方法の一例を示す説明図である。
本発明の反射シートの評価方法では、図1に示すように、(a)道路標識9の標識面に固定された反射シート91の反射面92に、所定の照度と所定の入射角とをもって、光(光路V1を進む光で、V1と呼ぶこともある。)を照射可能な光源1と、(b)光源1が発する光(V1)を前記反射面92が反射して形成した反射光(光路V2を進む光で、V2と呼ぶこともある。)の輝度を測定可能な輝度計ユニット2と、(c)前記反射面92と前記光源1との間の距離を測定可能な距離計ユニット3とを備えた輝度測定装置を用いるのが良い。
【0029】
ここで、本発明の輝度測定装置は、図1に示すように、上記(a)及び(b)の構成部品を、互いに所定の相対位置関係をもって配置し、固定するための第1ステージ41と、上記構成部品(c)を固定するための、第1ステージ41と独立して動かすことができる第2ステージ42とを備えている。このとき、各部品のステージへの固定は、永久なものである必要はなく、装置の使用中(測定中)に互いの相対位置関係が保持できれば、着脱自在に固定しても良い。
【0030】
なお、本発明の輝度測定装置は、図3に示すように、2つのステージ(41,42)を用いず、光源1、輝度計ユニット2及び距離計ユニット3をすべていっしょに1つのステージ4に固定しても良い。
【0031】
また、本発明の輝度測定装置は、図1に示すように、光源1が所定の作業場所に配置された装置10と、標識9との相対位置関係によって、所定の入射角で光(V1)を反射面92に向かって照射可能な様に、照射方向を変更可能にステージ41に固定するのが良い。なお、ステージ41は、光源1及び輝度計ユニット2が固定された水平面を有する。
【0032】
ステージ41の向きや傾きが固定され、光源1の光の照射方向が変更困難な場合は、装置10自体の位置をずらしたり、ステージ41の水平面を傾けたりして光源の照射方向を変えれば良い。しかしながら、測定作業を容易かつ迅速にするには、輝度測定装置10を所定の場所に配置した後は、装置を動かすことなく、光源の照射方向を変更可能にするのが好ましい。
【0033】
この様にするには、たとえば、ステージ41に雲台を備えつけることができる。この様な雲台として、雲台に高さを変更可能な三脚が備わっているもの(カメラ用の三脚等)等が使用できる。また、三脚ではなく、装置を雲台ごと自動車の座席の背もたれ等に固定するための固定部材を、雲台に備えつけることもできる(図2〜3参照)。
【0034】
また、光源と独立して輝度計ユニットの向き(輝度計ユニット受光面の光軸の方向)を変えられる様にする。光源からの光は、通常、光源を中心として円錐状に広がる様に照射される。したがって、光源の光軸と、輝度計ユニットの光軸は、反射シート反射面において一致させるのが好適である。
【0035】
さらに、上記輝度測定装置10は、図1に示すように、ステージ41に光源1といっしょに固定し、輝度計ユニット2及び光源1の光軸の反射面92におけるそれぞれの交点が互いに一致する様にそれぞれの向きを調節する。
上記の様に調節された後、光源1の反射面に対する照射方向を決め、光源1の入射角が決まれば、輝度計ユニット2の観測角が決定される。したがって、光源1の入射角及び輝度計ユニット2の観測角が、ともに測定において有効な範囲になる様に、ステージ41の向きや傾きを調節して使用するのが良い。前述の雲台は、この様な調節を容易にすることができる。
【0036】
光源1が発する光における反射シート91の反射面92に対する入射角は、10度以下の範囲に決定する。これは、入射角が大きすぎると測定される輝度の値が低下し、反射性能の変化度合いを評価可能でデータが得られないおそれがあるからである。すなわち、この様な入射角で光を照射できる様に光源が固定されたステージの向きや傾きを調節できる様にするのが良い。
【0037】
また、光源1に対する輝度計ユニット2の相対位置関係は、反射面92に対する輝度計ユニット2の観測角を決定する。したがって、測定対象の反射シート91の輝度が低下し、測定結果が有意でなくならない範囲(有効観測角範囲)に、実測時の観測角を調節できる様に決定すれば良い。
【0038】
たとえば、通常の再帰反射シートについて測定する場合、実測観測角が、1度以下の範囲に調節できる様に決定する。また、広い有効観測角を持つ広観測反射シートの場合は、より大きな実測観測角を含む範囲にすることができる。
【0039】
この場合、実測観測角が、通常10度以下の範囲に調節できる様に決定する。観測角が大きすぎると測定される輝度の値が低下し、反射性能の変化度合いを評価可能でデータが得られないおそれがある。すなわち、この様な観測角で反射光を受光できる様に、光源1と、輝度計ユニット2との相対的位置関係を決定するのが良い。
なお、基準値となる未使用時の反射シートの反射輝度は、前掲のJIS Z 9117の7.3に準じて測定室内で測定されるのが良い。この時の入射角は通常5度、観測角は通常12分(0.2度)である。
【0040】
光源1の発光面中心と輝度計ユニット2の受光面中心との間の距離は、50〜300mmとなるように配置する。300mmを超える場合、光源からの光の入射角と輝度計ユニットの観測角との差が大きくなり、両方の角度を、比較的小さな有効範囲に決めるのが困難になるおそれがある。また、この様な場合、測定装置の操作が困難になるおそれもある。一方、50mmより小さい場合、光源発光面の面積または/及び輝度計受光面の面積を小さくする必要があり、比較的遠方の反射面(たとえば40m以上)に十分な照度で光を到達させ、十分な光量で反射光を受光すること困難になるおそれがある。上記の様な観点から、光源の発光面中心と前記輝度計ユニットの受光面中心との間の距離は、好適には100〜295mmの範囲である。
【0041】
なお、図1に示される例では、光源の発光面中心と前記輝度計ユニットの受光面中心との間の距離は174.5mmに設定されている。この様にすると、ほとんどの道路標識の場合、その反射シート反射面と測定装置(光源)との間の距離が約50mの時に、入射角が5度、観測角が12分になることが分かった。また、上記発光面中心−受光面中心間の距離が290.9mmに設定した場合、標識板の反射面と光源との間の距離が約50mの時に、入射角が5度、観測角が20分(0.333度)になる。この様な角度条件で光を照射し、輝度を測定した場合、前掲のJIS Z 9117に準じて測定された基準値との比較が容易である。
【0042】
また、通常の再帰反射シートでは、この様な角度条件で測定された反射輝度は十分に高く、反射性能の変化を評価する上で好適である。したがって、この様な観点からは、上記発光面中心−受光面中心間の距離は、174.5mm〜290.9mmにする、または、観測角が12分〜20分の間になる様な距離にするのが好ましい。
【0043】
次に、本発明の輝度測定装置の必須構成ユニットは、光源、輝度計ユニット及び距離計ユニットからなるので比較的かさばらず、たとえば、図2〜3に示される様に、乗用車等の自動車の、助手席の背もたれに配置できる程度の大きさにすることができる。したがって、自動車の助手席から反射シートの反射輝度及び距離を測定することもできる。すなわち、輝度測定装置を搭載した自動車を、現場の所定の測定点(測定装置を配置すべき場所)に停め、自動車から装置を降ろすことなく測定を行うことができる。この様にすれば、装置の積み降ろしにかかる時間を省き、測定作業時間を効果的に短縮できる。
【0044】
例えば、図3に示す輝度測定装置12は、光源1、輝度計ユニット2及び距離計ユニット3が固定されたステージ4と、そのステージ4の向きや傾きを調節可能な雲台5cとを備える。また、雲台5cを介して、助手席の背もたれ7の上部に装置12を固定するための固定部材6に、ステージ4が固定されている。図示の例では、助手席の背もたれ7に固定されたヘッドレスト(図示せず。)を取り外し、ヘッドレストと交換して輝度測定装置12を、助手席の背もたれ7に固定している。
【0045】
上記固定部材6は、装置12を背もたれ7の上部に安定に固定するための水平台61と、背もたれ7の前面(人が座った時に背中が当たる面)と背面とを挟持する挟持部62とを備える。また、ヘッドレストは、通常ヘッドレスト自体を背もたれ7に固定するための支軸を有するので、背もたれ7の上部には、その支軸を挿入する穴が開いている。したがって、水平台61の背面(雲台が固定されている面の反対面)に、そのヘッドレスト用の穴に挿入可能な固定軸(図示せず。)を配置する。この様に、固定軸をヘッドレスト用の穴に挿入すれば、非常に安定に、すなわち、測定中に装置12が不要に揺れたり動いたりすることなく、装置12を固定することができる。
【0046】
本発明で用いる光源の種類は、演色性の良いものであれば特に限定されず、たとえば、メタルハライドランプ、キセノンランプ等が使用できる。
光源の有効到達距離は、到達照度が少なくとも0.5lux以上になる範囲であれば良く、通常10〜100mに設定する。
【0047】
また、本発明で用いる輝度計ユニットは、通常の輝度計や、輝度測定装置に含まれる輝度計ユニットが使用できる。
【0048】
さらに、本発明で用いる距離計ユニットは、反射シート反射面に対して、上記光源の有効到達距離以内の範囲で、測定精度が±1.5mmであるものが好ましい。
【0049】
なお、本発明の輝度測定装置は、上記必須構成ユニットの他、たとえば、画像記録ユニットを搭載しても良い。画像記録ユニットは、照射光を反射している反射シート反射面の様子を画像記録(撮影)し、測定対象の反射シートの変化を評価するのに、データによる数値的比較に加えて視覚的な比較も行える様にすることができる。この様に多面的に評価することは、評価の精度や客観性を高めるのに有用である。画像記録ユニットとしては、ビデオカメラや、デジタルスチルカメラ等が利用できる。
【0050】
【実施例】
本発明を実施例に基づいて、更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限られるものではない。
【0051】
(反射シートの評価方法)
図1に示される様に、反射シート91が標識板9に固定されて使用されている現場において、反射シート91の反射面92に所定の照度と所定の入射角とをもって光源1からの光(V1)を照射する。この光(V1)を反射面92が反射して形成した反射光(V2)の輝度を、光源1に対して所定の相対位置関係をもって配置された輝度計ユニット2によって実測する。一方、反射面92と光源1との間の距離D1を実測し、前述の様に、実測輝度を補正値に変換するために用いる。
図示の例の様に、輝度測定装置10が距離計ユニット3を備える場合は、後述の様にして光源距離D1を測定できる。また、輝度測定装置とは別に用意した距離計を用いて距離を測定しても良い。
【0052】
このとき、反射シートの反射面92と光源1との間の距離D1(単位はm)は、通常、光源1の発光面中心と、反射面92上の照射中心Pとの間の距離である。上記光源距離D1は、距離計ユニット3によって測定される。距離計ユニット3によって測定されるのは、距離計ユニット3のセンサ面(距離測定用のレーザ光を発し、反射面からの反射光を受光する面)の中心と、反射シートの反射面92上の点Pとの距離D3(単位はm)である。
【0053】
しかしながら、通常、光源1の発光面中心と距離計ユニット3のセンサ面中心との間の距離(以降、S13と記述することもある。)は、上記光源距離D1に対して非常に小さい。図示の例では、S13は174.5mm(0.1745m)に設定してある。したがって、距離計ユニットのセンサ面と反射面点Pとの距離D3と、距離D1とはほぼ等しいものとして取り扱って良い。また、距離D1は、近似的に次式3によって定義される。なお、上記光源距離D1は51.318mであった。
【0054】
【数3】
D1=(D32−S23 21/2 ……(式3)
【0055】
通常、標識板9の道路面から測定した高さは、輝度測定装置10の設置高さよりも高く、光源1の光は、反射面92を見上げる様にして、照射される。この時、反射面92の点Pを通る法線と、照射光の光路(V1)との成す角が、光源からの光の入射角(以降、θと記述することもある。)である。
前述の様に、光源の発光面中心と輝度計ユニットの受光面中心との間の距離(以降、S12と記述することもある。)は174.5mm(0.1745m)に設定されている。この様にすると、ほとんどの道路標識の場合、その反射シート反射面と測定装置(光源)との間の距離D1が約50mの時に、入射角θは5度になる。また、光の入射角θは、正確には次式4によって定義される。
【0056】
【数4】
θ=COS-1(R/D1) ……(式4)
(ここで、Rは、反射面92を含む道路面に垂直な第1垂直面X1と、光源1の発光面を含み、第1垂直面X1と平行な第2垂直面X2との間の距離(単位はm)、D1は反射面92と光源1との間の距離(単位はm)である。)
【0057】
なお、上記距離Rは、測定装置10を設置した場所と、道路標識9の設置場所と間で、道路面に沿って測定できる。
一方、輝度計ユニット2が受光する反射光は、光路(V2)を進む。この時の観測角(以降、ηと記述することもある。)は、反射面92上の点Pを通る法線と、光路(V2)との成す角である。前述の様に、光源の発光面中心と輝度計ユニットの受光面中心との間の距離S12は、0.1745mに設定されているので、ほとんどの道路標識の場合、光源距離D1が約50mの時に、観測角ηは12分になる。また、反射光の観測角ηは、正確には、次式5によって定義される。
【0058】
【数5】
η=COS-1(R’/D2) ……(式5)
(ここで、R’は、反射面92を含む道路面に垂直な第1垂直面X1と、輝度計ユニット2)の受光面を含み、第1垂直面X1と平行な第3垂直面X3との間の距離(単位はm)、D2は反射面92と、輝度計ユニット2の受光面中心との間の距離(単位はm)である。)
【0059】
なお、本例では、この距離R’と前記距離Rとは近似的に同じであると見なして取り扱った。
前述の様に、通常、輝度計ユニット2の受光面中心と距離計ユニット3のセンサ面中心との間の距離(以降、S23と記述することもある。)は、上記距離計ユニット距離D3に対して非常に小さいので、距離D2は、ほぼD3に等しいものとして取り扱って良い。また、図示の例の様に、ユニット間距離S13とS12とを等しく設定している場合、厳密に距離D2=距離D3である。
なお、距離D2は、近似的に次式6によって定義される。
【0060】
【数6】
D2=(D12+S12 21/2
=(D32−S23 2+S12 21/2 ……(式6)
【0061】
(輝度測定装置)
本実施例では、以下の構成ユニットを用い、図2に示す輝度測定装置10を作製した。距離計ユニット3として、デジタルレーザ距離計を用いた。また、輝度計ユニット2として、東京光学機械(トプコン)(株)社の色彩輝度計「品番:BM−5」を用いた。また、光源1としては、被照明体との距離が6.254mの時の板面照度が58.4luxであるメタルハライドランプを用いた。
【0062】
また、上記輝度測定装置10は、図2(b)に示すように、2つのステージ41,42として、アルミニウム板(厚さ5mm)を用い、上記各ユニット1〜3をそれぞれ固定した。また、前述の様に2つの雲台5a,5bを用い、各ユニットの向き等を調節できる様にした。それぞれの雲台は、第1ステージ41用のもの(5a)として、Velbon(株)社製カメラ用雲台「品番PH−270G」を、第2ステージ42用のもの(5b)として、Velbon(株)社製カメラ用雲台「品番PH−360N」を用いた。
【0063】
さらに、上記輝度測定装置10は、図2(a)に示すように、固定部材6を組み込み、それを介して乗用車の助手席の背もたれ7に固定できる様にした。
【0064】
(実施例)
上記の様な輝度測定装置10を用い、反射シート91として、以下の3つの異なる輝度の反射シート1〜3を用いて輝度を測定した。なお、これらのシートはすべて未使用であり、測定は夜間に行った。
【0065】
Figure 0004574798
なお、上記基準値は、前掲JIS Z 9117の7.3に準じて測定された反射輝度であり、角度条件は、入射角=5度、観測角=12分であった。
【0066】
上記のそれぞれの反射シート1〜3に対して、標識9に固定した状態で、図1に示すように、上記距離D1(約50m)だけ離れた測定場所から、輝度測定装置10を用いて輝度を実測した。なお、角度条件は、入射角θ=5度、観測角η=12分であった。
【0067】
それぞれの実測輝度は、
反射シート1: 実測輝度= 45.8[cd/m2]、
反射シート2: 実測輝度=135.4[cd/m2]、
反射シート3: 実測輝度=156.2[cd/m2]、
であった。
【0068】
実測時の到達照度は、光源距離D1と、光源固有の照度Eとから、前掲の式2によって算出できる。光源固有の照度Eは、被照明体との距離が6.254mの時の板面照度が58.4luxであったので、距離D1=51.318m離れた反射面における到達照度は、前掲の式2より、到達照度A1=58.4×(6.254/51.318)2=0.8673lux、であった。
【0069】
上記実測値から、前掲の式1、すなわち、補正値Bs=実測輝度B1(標準条件到達As/実測時到達照度A1)を用い、それぞれの反射シートについて補正値を算出した。
反射シート1: 補正値(反射輝度)=121[cd/lux/m2
反射シート2: 補正値(反射輝度)=328[cd/lux/m2
反射シート3: 補正値(反射輝度)=432[cd/lux/m2
この様に、本例の装置及び方法を用いて算出した補正値は、前掲のJISに準じて測定した基準値と非常に精度良く一致していることが分かる。
【0070】
したがって、本発明の輝度測定装置は、光源に対して所定の相対位置関係をもって配置された輝度計ユニットによって、光源の光を反射シート反射面が反射して形成した反射光の輝度を、迅速かつ容易に実測できた。また、距離計ユニットによって、光源と反射面との間の距離を迅速かつ容易に実測できた。さらに、これらの実測輝度及び実測距離とを用いて計算することにより、基準値との正確な比較が可能な、補正値(比較値)を迅速かつ容易に求めることができた。
【0071】
すなわち、本発明の反射シート評価方法は、上記の様にして求めた補正値と基準値とを比較し、反射シートの反射性能の変化度合いを迅速かつ正確に評価することができた。なお、本実施例では、白色の反射シートを用いたが、着色された反射シートについても、同様に基準値と、補正するための補正式または補正係数とを予め求めておくことができた。
【0072】
(実施例、比較例)
本発明(実施例)と従来(比較例)との反射シートの評価方法を比較した。その結果を表1に示す。
【0073】
【表1】
Figure 0004574798
【0074】
表1の結果から、実施例は、比較例と比べて、輝度測定装置を自動車の助手席に固定して使用できるため、測定対象となる複数の標識間の移動が容易であり、測定装置を自動車から降ろして設置する必要が無い。また、装置に必要な電源は、自動車車内から供給できる。
【0075】
さらに、前述の様に、標識から離れた測定場所から測定することができるので、高所作業車を必要とせず、また全走行車線の規制を行わずに測定することができた。したがって、1つの測定対象あたりの測定時間が大幅に短縮でき、また、車両費用や規制費用の削減、作業者の安全性の向上も可能である。
【0076】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の反射シートの評価方法は、輝度測定装置自体を標識から離して使用し、未使用時の基準値と比較可能な比較値(補正値)を正確かつ容易に求めることができ、その比較値と基準値とを比較して、反射性能の変化度合いを評価することができる。
【0077】
また、本発明の輝度測定装置は、非破壊測定が可能で、装置自体を標識から離して使用でき、未使用時の基準値と比較可能なデータを正確かつ容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の反射シートの評価方法の一例を示す説明図である。
【図2】本発明の実施形態の一例を示すものであり、(a)は概要図であり、(b)は輝度測定装置の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態の他の例を示すものであり、(a)は概要図であり、(b)は輝度測定装置の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…光源、2…輝度計ユニット、3…距離計ユニット、4…ステージ、5…雲台、6…固定部材、7…背もたれ、9…道路標識、10,12…輝度測定装置、20…フロントガラス、41…第1ステージ、42…第2ステージ、61…水平台、62…把持部、91…反射シート、92…反射面。

Claims (3)

  1. 反射シートが道路標識に固定されて使用されている現場において、前記使用中反射シートの反射面に所定の照度と10度以下の入射角とをもって光源からの光を照射し、
    前記光源に対して前記光源の発光面中心とその受光面中心との距離が50〜300mmとなるように配置された輝度計ユニットによって、前記光源の光を前記反射面が反射して形成した反射光の輝度を実測し、
    一方、前記反射面と前記光源との間の距離を実測し、
    その距離を用いて実際に前記反射面に到達した光の到達照度を求め、
    標準の光源照度を含む標準条件で測定されたと見なせる様に、前記実測輝度、またはその輝度から求めた反射性能を補正値に変換し、
    別途、前記標準条件において測定された未使用反射シートの輝度、または反射性能を基準値とし、
    前記基準値と、前記補正値とを比較することにより、前記使用中反射シートの輝度または反射性能の変化度合いを評価することを特徴とする反射シートの評価方法。
  2. 道路標識に固定された反射シートの反射面に所定の照度と10度以下の入射角とで光を照射可能な光源と、
    前記光源に対して前記光源の発光面中心とその受光面中心との距離が50〜300mmとなるように配置され、前記光源の光を前記反射面が反射して形成した反射光の輝度を測定可能な輝度計ユニットと、
    前記反射面と前記光源との間の距離を測定可能な距離計ユニットと、
    を備えてなることを特徴とする輝度測定装置。
  3. 前記光源と前記輝度計ユニットとが固定されたステージをさらに備え、そのステージは、前記光源の光の前記反射面に対する入射角を変更可能な様に備えてなる請求項2に記載の輝度測定装置。
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