JP4574223B2 - パケット処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パケット通信技術に関し、特にネットワークを介して受信した通信パケットに対して各種処理を施して出力するパケット処理技術に関する。
近年、電話回線を用いた通信や、インターネットを介した通信、さらには宛先に通信パケットが到達するまでの時間が所定内に限定される通信等、利用される通信態様が多様化しつつある。
このような多様化に伴い、QoS(Quality of Service)と呼ばれる通信品質の制御の重要性が高まっており、保証する通信品質に応じて通信制御を行うパケット通信品質制御技術が注目を集めている。
従来、このような通信品質制御については、受信した通信パケットを蓄積して記憶する1つ以上のキューと、通信品質に応じて選択したキューに記憶されている通信パケットを出力するスケジューラ等の制御部とからなるQoS制御装置に、暗号化処理等の所定のパケット処理を行うパケット処理装置を組み合わせて、QoS制御を実現するものとなっていた(例えば、特許文献1など参照)。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特開2001−136200号公報
しかしながら、このような従来のパケット処理技術では、既存のQoS制御装置とパケット処理装置との組み合わせによってQoS制御を実現していたため、これらの装置間で受け渡す信号としてパケットデータを用いる必要があり、QoS制御装置とパケット処理装置のうちのいずれの装置においても、パケットデータの書き込みと読み出しが必要になり、処理量が大きいという問題があった。その結果、通信速度が低下したり、回路規模の縮小が困難である等の問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、通信制御に要する処理量を削減でき、通信速度の向上および回路規模の縮小に資することが可能なパケット処理装置を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるパケット処理装置は、入力された通信パケットに対して所定の処理を行うパケット処理装置において、入力された通信パケットを示すパケットデータを記憶する記憶部と、記憶部のパケットデータに関する情報であるパケット長および当該パケットデータの記憶領域を示すポインタおよびパケット処理を行うか否かを示す処理フラグを含むパケット情報を順次記憶して制御部へ出力する複数のキューと、各キューから出力されたパケット情報を選択してパケット処理部に出力する優先制御を行うスケジューラである制御部と、前記制御部から入力されたパケット情報で特定される前記記憶部のパケットデータに対して前記入力されたパケット情報中の前記処理フラグのパケット処理を行うか否かの指定に基づいて所定の処理を行い、前記記憶部内の元のパケットデータを処理後のパケットデータで更新し前記入力されたパケット情報中の前記処理フラグを処理が終わったことを示すフラグに変えてパケット情報として出力する前記パケット処理部とを備えるものである。

この際、送信部として、経路切替部に収容された複数の送信部を備え、送信部は、入力されたパケット情報で特定される同一パケットデータを記憶部から読み出し、その同一パケットデータに基づき通信パケットを生成してそれぞれ個別の宛先へマルチキャスト送信するようにしてもよい。
本発明によれば、QoS制御を実現を実現するためのキュー、パケット処理部および制御部間で、パケット情報を介して通信パケットの情報が受け渡されるため、通信パケットの書き込みおよび読み出しを、入力の際および出力の際に限定することができる。
これにより、従来の通信制御を行う装置よりも通信制御に要する処理量を削減でき、もって、通信速度の向上および回路規模の縮小に資することができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるパケット処理装置について説明する。図1は本発明の第1の実施の形態にかかるパケット処理装置の構成を示すブロック図である。
このパケット処理装置100には、キュー110、制御部120、パケット処理部130、および記憶部140が設けられている。
このうち、キュー110(1101〜110Nb:Nbは正整数)は、通信パケットに関する情報であるパケット情報を記憶する。制御部120は、入力されたパケット情報に所定の制御処理を行って出力する。記憶部140は、パケット情報によって特定されるパケットデータを記憶する。パケット処理部130は、入力されたパケット情報によって特定されるパケットデータを記憶部140から読み出してパケット処理を施し、読み出したパケットデータの記憶領域に書き戻すことにより、元のパケットデータを処理後のパケットデータで更新(上書き)する。
本実施の形態では、QoS制御を実現を実現するためのキュー110、パケット処理部130および制御部120間で、パケット情報を介して通信パケットの情報を受け渡すことにより、通信パケットの書き込み処理および読み出し処理の実行を、その入力および出力の際にのみ限定するようにしたものである。
[パケット処理装置の構成]
次に、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるパケット処理装置の構成について詳細に説明する。
パケット処理装置100で扱うパケット情報は、例えばパケット長、記憶部140に記憶されたパケットデータの記憶領域を示すポインタ等の通信パケットに関する所定のデータであり、通信パケット毎に生成されるものである。また、パケット処理部130でのパケット処理には、例えば、VoIP(Voice over Internet Protocol)パケットに行う暗号化処理等が含まれる。
各キュー1101〜110Nbは、パケット情報で特定されるパケットデータの送信を不図示の外部の装置に要求するために、出力要求とパケット情報とを制御部120に出力するようになっている。ここで、各キュー1101〜110Nbは、パケット情報が記憶されているとき、出力要求とパケット情報とを制御部120に出力するようになっている。なお、パケット情報、出力要求等の情報は、これらを内容とする信号を介して入出力されるものであり、以下、同様とする。
また、各キュー1101〜110Nbは、複数のパケット情報を記憶するとき、自己が記憶するパケット情報のうち、最初に記憶したパケット情報を最先に出力するようになっている。各キュー1101〜110Nbには、さらに、制御部120から出力応答が入力されるようになっている。ここで、出力応答は、各キュー1101〜110Nbが出力要求とパケット情報とを出力した後に、上記の外部の装置が出力要求を受信したことを示す情報である。
各キュー1101〜110Nbは、送信要求に応じた出力応答が入力されたとき、出力要求とともに出力したパケット情報の記憶を消去する。パケット情報の記憶の消去は、パケット情報そのものを消去するのではなく、パケット情報を記憶していた記憶領域を開放することによって行う方が処理の負担が少なく、好適である。
制御部120についての説明に先立ち、制御部120およびパケット処理部130の入出力について、以下のように定義しておく。
制御部120およびパケット処理部130に入力される出力要求、パケット情報および出力応答には、先頭に「I」の文字を付し、I出力要求、Iパケット情報およびI出力応答という。
同様に、制御部120およびパケット処理部130から出力される出力要求、パケット情報および出力応答には、先頭に「O」の文字を付し、O出力要求、Oパケット情報およびO出力応答という。
なお、「I」と「O」とを識別するためにこれらの信号に、例えば2ビットのフラグを設け、「10」が「I」の文字が付された信号を示し、「01」が「O」の文字が付された信号を示すとするのでもよい。
[パケット処理装置の動作]
次に、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるパケット処理装置100の動作について説明する。
制御部120は、入力されたI出力要求およびIパケット情報と、自己の内部状態とに基づいて所定の制御処理を行い、O出力要求およびOパケット情報を出力し、入力されたI出力応答と、自己の内部状態とに基づいて所定の制御処理を行い、O出力応答を出力するようになっている。
制御部120は、具体的には、スケジューラ等であり、さらに具体的には、優先制御を行うスケジューラ、公平制御を行うスケジューラ等、またはそれらとシェーパ等との組み合わせが該当する。
ここで、制御部120は、それぞれ、各キュー1101〜110Nbと所定数Nb[i]のポート(以下、1次ポートという)を介して接続され、これらの1次ポートを介して、出力要求およびパケット情報がキュー110 1 〜110 Nb から制御部120に出力され、出力応答が制御部120からキュー110 1 〜110 Nb 出力されるようになっている。
また、制御部120には複数の他のポート(以下、2次ポートという)が設けられ、1つの2次ポートを介して出力要求およびパケット情報が制御部120からパケット処理部130に出力され、他方の2次ポートを介して出力応答がパケット処理部130から制御部120に出力されるようになっている。
ここで、制御部120は、入力された出力要求およびパケット情報を記憶し、または、これらに応じて自己が記憶するパラメータを変更するようになっている。また、制御部120が記憶する出力要求、パケット情報、または、上記のパラメータは、入力された出力応答に応じて変更されるようになっている。
パケット処理部130は、所定のパケット処理が可能な状態において出力要求およびパケット情報が入力されたとき、入力されたパケット情報に基づいてパケット処理を行う。
なお、パケット情報がパケット処理に関するパラメータを含むようにし、このパラメータで指定されるようにパケット処理を行うのでもよい。具体的には、暗号化処理では、暗号化方式の指定や鍵の指定などのパラメータをパケット情報に含ませるのでもよい。また、パケット処理を行うか否かのフラグ(以下、処理フラグという)をパケット情報が含むようにするのでもよい。以下、パケット情報は処理フラグを含むものとする。
上記のパケット処理がパケットデータを処理対象とするとき、パケット処理部130は、まず、パケット情報によって特定される記憶領域からパケットデータを読み出す。
次に、パケット処理部130は、パケットデータにパケット処理を行い、パケット情報に基づいて特定される記憶領域に書き戻す。このパケット処理は、パケット情報が上記のパラメータを含む場合は、このパラメータで指定されるものとなる。
なお、パケット処理によっては、パケット情報に基づいて特定される記憶領域に書き戻すことを行わないこともある。
具体的には、認証処理等が該当する。認証処理等の元のパケットデータが変化しない処理では、書き戻しを行う必要がなく、また、書き戻さない方が処理時間が短縮されるからである。また、上記の記憶領域からのパケットデータの読み出しや、上記の記憶領域への書き戻しは、1つのパケットについて1回とは限られず、複数回に分けて行うことも可能である。具体的には、DES(Data Encryption Standard)やAES(Advanced Encryption Standard)のようなブロック信号では、パケットより小さいブロック単位での処理が可能であるため、複数回に分けて読み出しや書き込みを行った方が、使用するバッファの記憶領域を削減することができる。
パケット処理部130は、パケット処理が終了したとき、O出力要求およびOパケット情報を外部の装置に出力する。なお、パケット処理部130は、Oパケット情報を新たに生成するのでも、入力されたパケット情報中の上記の処理フラグを、処理が終わったことを示すフラグに変えてOパケット情報として出力するのでもよい。
O出力要求がパケット処理部130から出力された後に、2次ポートを介してパケット処理部130にO出力応答が入力されたとき、パケット処理部130は、1次ポートを介して制御部120に出力応答を出力する。出力応答は、パケット処理部130が記憶する内部状態にも応じて生成される。
以上のように構成することによって、パケット処理部の性能によって帯域が制限される場合に、パケットに応じて処理の優先度を変えることができる。例えば、パケット処理部が遅延制約の大きいVoIPパケットを他のパケットより優先して暗号化処理を行う場合などが該当する。従来は、キューが1個のみであったため、キューから出力される順番で処理するしかなく、パケットに応じた優先付けができなかった。
なお、このようなパケット処理の優先制御については、既存のQoS制御装置(上記のキューに制御部を付加したものに相当)とパケット処理装置(上記のパケット処理部に相当)の組み合わせによって、解決可能である。
しかし、装置間でやり取りする信号がパケットデータであるため、QoS制御装置の送信部においてメモリからパケットデータの読み出し処理、およびパケット処理装置の受信部においてメモリからパケットデータの書き込み処理が追加される。
このため、上記の構成によれば、本発明と比較して処理量と回路規模が大きいという問題があった。本発明では、パケットデータではなく、パケットデータの記憶領域を指し示すポインタやパケット長などを含むパケット情報のみをやり取りするため、処理量と回路規模の削減等が可能である。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態にかかるパケット処理装置は、QoS制御を実現を実現するためのキュー、パケット処理部および制御部間で、パケット情報を介して通信パケットの情報を受け渡すようにしたため、通信パケットの書き込みおよび読み出しを、入力の際および出力の際に限定することができ、従来の通信制御を行う装置よりも通信制御に要する処理量を削減し、もって、通信速度の向上および回路規模の縮小に資することができる。
なお、上記では、送信部が1つの場合について説明したが、送信部を複数設け、ユニキャストのみならずマルチキャスト等を可能にするのでもよい。この場合、各送信部で、入力されたパケット情報で特定される同一パケットデータを記憶部から読み出し、その同一パケットデータに基づき通信パケットを生成してそれぞれ個別の宛先へマルチキャスト送信する。これにより、通信制御の調整の自由度を拡大することができる。
[第2の実施の形態]
次に、図2を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるパケット処理装置について説明する。図2は、本発明の第2の実施の形態にかかるパケット処理装置のブロック構成を示す図である。
本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と比較して、パケット処理部130がキュー110の前段に設けられている点が異なる。これにより、パケット処理を要するキューに限定してパケット処理部を設けることができ、不要な通信パケットがパケット処理部を経由することを回避できる。
このパケット処理装置200には、キュー110(1101〜110Nb:Nbは正整数)、制御部120、パケット処理部130、および記憶部140が設けられている。
このうち、パケット処理部1301、1302は、パケット処理を要するフローのキュー110の前段に設けられて、入力されたパケット情報によって特定されるパケットデータを記憶部140から読み出してパケット処理を施し、読み出したパケットデータの記憶領域に書き戻す。
なお、本発明の第2の実施の形態にかかるパケット処理装置200の構成部のうち、本発明の第1の実施の形態にかかるパケット処理装置100の構成部と同様の動作を行うものについては、同一の番号を付し、その説明を省略する。
図2には、2つのパケット処理部1301、1302がキュー1101、1102に接続されている例が示されているが、パケット処理部は、必ずしも2つには限られず、キューの個数Nbより少ない整数Nq個でもよい。以下では、説明の都合上、パケット処理部を2つとして説明する。また、各パケット処理部は、本発明の第1の実施の形態にかかるパケット処理装置100のパケット処理部130と同様の動作を行うものとする。
[パケット処理装置の構成および動作]
次に、図2を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるパケット処理装置の構成および動作について詳細に説明する。
各パケット処理部1301、1302は、所定のパケット処理が可能な状態においてパケット情報または出力要求とパケット情報が入力されたとき、入力されたパケット情報に基づいてパケット処理を行う。なお、パケット処理は、本発明の第1の実施の形態で説明したものと同様のものを行うことができるものとする。したがって、所定の場合には、入力されるパケット情報が、本発明の第1の実施の形態で説明したように、パケット処理に関するパラメータを含むようにしたり、処理フラグを含むようにするのでもよい。
各パケット処理部1301、1302は、パケット処理が終了したとき、O出力要求およびOパケット情報を自己が接続されるキュー(図2の場合は、キュー1101、1103)に出力する。
パケット処理部1301、1302がO出力要求を自己が接続されるキューに出力した後に、パケット処理部1301、1302にO出力応答が入力されたとき、パケット処理部1301、1302は、I出力要求の入力側の装置に出力応答を出力するのでもよい。
制御部120は、入力されたI出力要求およびIパケット情報と、自己の内部状態とに基づいて所定の制御処理を行い、O出力要求およびOパケット情報を不図示の外部の装置に出力する。
また、制御部120には、I出力応答が2次ポートを介して入力され、入力されたI出力応答と、自己の内部状態とに基づいて所定の制御処理を行い、O出力応答を出力するようになっている。
以上のように構成することによって、パケット処理部の性能によって帯域が制限される場合に、パケット処理部によりパケット処理を行うパケットのフローと、パケット処理部を通過しないフローとを合流させる。
従来は、既存のQoS制御装置(上記のキューに制御部を付加したものに相当)とパケット処理装置(上記のパケット処理部に相当)との組み合わせによって実現していたが、装置間の信号がパケットデータであるため、パケット処理装置の送信部においてメモリからパケットデータの読み出しと、QoS制御装置の受信部においてメモリからパケットデータの書き込みの、処理が追加される。
このため、上記の構成によれば、本発明と比較して処理量と回路規模が大きいという問題があった。本発明では、パケットデータではなく、パケットデータの記憶領域を指し示すポインタやパケット長などを含むパケット情報のみをやり取りするため、処理量と回路規模の削減等が可能である。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態にかかるパケット処理装置は、QoS制御を実現を実現するためのキュー、パケット処理部および制御部間で、パケット情報を介して通信パケットの情報を受け渡すようにしたため、通信パケットの書き込みおよび読み出しを、入力の際および出力の際に限定することができ、従来の通信制御を行う装置よりも通信制御に要する処理量を削減し、もって、通信速度の向上および回路規模の縮小に資することができる。
また、パケット処理を要するキューに限定してパケット処理部を設けるようにしたので、不要な通信パケットがパケット処理部を経由することを回避でき、さらに通信速度を向上することが可能である。
なお、上記では、送信部が1つの場合について説明したが、送信部を複数設け、ユニキャストのみならずマルチキャスト等を可能にするのでもよい。この場合、各送信部で、入力されたパケット情報で特定される同一パケットデータを記憶部から読み出し、その同一パケットデータに基づき通信パケットを生成してそれぞれ個別の宛先へマルチキャスト送信する。これにより、通信制御の調整の自由度を拡大することができる。
[第3の実施の形態]
次に、図3を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかるパケット処理装置について説明する。図3は、本発明の第3の実施の形態にかかるパケット処理装置のブロック構成を示す図である。
本実施の形態では、パケット処理装置の具体例として、入力された通信パケットの品質制御を行うパケット通信品質制御装置について説明する。前述した第1の実施の形態と比較して、キュー110、制御部120、パケット処理部130、処理部用キュー350、および送信部370の間に、経路切替部360を設け、これら構成部を切替可能に接続するようにした点が異なる。これにより、通信制御の調整または変更の自由度を拡大することが可能である。
このパケット処理装置300には、キュー110(1101〜110Nb:Nbは正整数)、制御部120(1201〜120Ne:Neは正整数)、パケット処理部130(1301〜130Nq:Nqは正整数)、処理部用キュー350(3501〜350Nq)、送信部370(3701〜370Nt:Ntは正整数)、および記憶部140が設けられている。
このうち、処理部用キュー3501〜350Nqは、パケット処理部1301〜130Nq毎に接続されたキューである。送信部3701〜370Ntは、入力されたパケット情報によって特定されるパケットデータを記憶部140から読み出して通信パケットを生成し、送信する。経路切替部360は、これら、キュー110、制御部120、パケット処理部130、処理部用キュー350、および送信部370を切替可能に接続する。
なお、本発明の第3の実施の形態にかかるパケット処理装置300の各構成部のうち、本発明の第1の実施の形態にかかるパケット処理装置100の各構成部と同様の動作を行うものについては、同一の番号を付し、その説明を省略する。また、パケット処理部1301〜130Nqは、本発明の第1の実施の形態のパケット処理部130と同様の動作を行うものとする。
[パケット処理装置の構成および動作]
次に、図3を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかるパケット処理装置の構成および動作について詳細に説明する。
各制御部1201〜120Neは、例えば、スケジューラ、シェーパ等であり、さらに具体的には、優先制御を行うスケジューラ、公平制御を行うスケジューラ等が該当する。各制御部1201〜120Neは、それぞれ、経路切替部360と所定数Np[i](i=1〜Ne:Neは正整数)の1次ポートを介して接続されている。
処理部用キュー3501〜350Nqには、自己が接続されているパケット処理部1301〜130NqからI出力要求および1パケットデータが入力され、経路切替部360経由でI出力応答が入力される。
また、処理部用キュー3501〜350Nqからは、O出力要求およびOパケットデータが経路切替部360経由で出力され、O出力応答が、自己が接続されているパケット処理部1301〜130Nqに出力される。
各処理部用キュー3501〜350Nqは、キュー1101〜110Nbと同様に、入力されたパケットデータが記憶されるようになっている。
経路切替部360は、自己が切替可能に接続する前段の構成部から出力された信号を、自己が接続する後段の構成部に出力するようになっている。
ここで、経路切替部360には、各キュー1101〜110Nbから出力された出力要求およびパケット情報と、各制御部1201〜120Neから出力されたO出力要求、Oパケット情報およびO出力応答と、各パケット処理部1301〜130Nqから出力されたO出力応答と、各処理部用キュー3501〜350Nqから出力されたO出力要求およびOパケット情報と、送信部3701〜370Ntから出力されたO出力応答とが入力される。
また、経路切替部360からは、入力されたI出力応答が各キュー1101〜110Nbに出力され、入力されたI出力要求、Iパケット情報およびI出力応答が各制御部1201〜120Neに出力され、入力されたI出力要求およびIパケット情報が各パケット処理部1301〜130Nqに出力され、入力されたI出力応答が各処理部用キュー3501〜35ONqに出力され、入力されたI出力要求およびIパケット情報が送信部3701〜370Ntに出力される
送信部3701〜370Ntは、送信可能な状態において、出力要求とパケット情報とが入力されたとき、入力されたパケット情報に基づいて外部の装置に通信パケットを送信するようになっている。
通信パケットの送信は、パケット情報で特定される記憶領域からパケットデータを読み出し、読み出したパケットデータに所定の送信処理を施して通信パケットを生成し、生成した通信パケットを送信する工程を含むものとする。この所定の送信処理とは、例えば、通信プロトコルに応じた構成の通信パケットを生成する処理等をいい、送信可能な状態とは、例えば、セションが張られており、いわゆるトークン・バケットのトークン量が送信対象のデータ長に以上である状態等をいう。
また、送信部3701〜370Ntは、パケットの送信の出力応答を生成する。
この際、出力応答は、送信完了後に行うのでも、送信中や送信に先立って行うようにするのでもよい。
出力応答を送信完了後に行う場合、後段の各構成部は、出力応答の入力により送信が正常に完了したことを判断できる。出力応答を送信中や送信に先立って行う場合は、通信パケットの送信中に次の通信パケットの処理を開始することができ、連続処理が可能となる。
[パケット通信品質制御装置の具体例]
次に、図4を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかるパケット処理装置の具体例であるパケット通信品質制御装置301について説明する。図4は、本発明の第3の実施の形態にかかるパケット通信品質制御装置301を構成する、各制御部1201〜120Neおよび各パケット処理部1301〜130Nqと処理部用キュー3501〜350Nqの具体例、ならびに、経路切替部360の接続の具体例の一例を示す図である。
図4には、入力されたパケットデータに関するパケット情報を生成して出力する前処理部391、パケットデータを記憶する上記の記憶部140、および、前処理部391から出力されたパケット情報をキュー1101〜110Nbに振り分けるクラシファイア392が含まれている。
各キュー1101〜110Nbは、例えば、送信元や宛先、保証する通信品質等に応じて設けられ、上記のクラシファイア392が、パケット情報、キューに関する情報等の所定の情報に基づいてパケット情報を振り分けるものとする。なお、クラシファイア392の詳細については、本発明の趣旨の範囲外であり、その説明を省略する。
図4には、キューが4つ(Nb=4)で、制御部が3つ(Np=3)で、パケット処理部と処理部用キューが1対で、送信部が1つで構成される例が示されている。
ここで、制御部1201は、重みに応じて入力された出力応答とパケット情報を選択する、重み付け公平制御スケジューラ1211である。
また、制御部1202は、優先度に応じて入力された出力応答とパケット情報を選択する、優先制御スケジューラ1212であり、制御部1203は、トラフィックシェイピングを行うシェーパ1213である。
図4において、各キュー1101〜1104、重み付け公平制御スケジューラ1211、優先制御スケジューラ1212、シェーパ1213、パケット処理部131と処理部用キュー351、経路切替部360および送信部371のうちのいずれか2つを結ぶ矢印付の実線は、出力要求とパケット情報を示し、矢印付の破線は、出力応答を示す。
また、経路切替部360内の矢印無しの実線および破線は、それぞれ、出力要求およびパケット情報と、出力応答とが伝播する経路を示す。図5は、各構成部間の接続の様子を明確化するために、経路切替部360を省略して示した図である。
経路切替部360は、図4に示すように、キュー1101〜1103を重み付け公平制御スケジューラ1211に接続し、キュー1101〜1103からの出力要求とパケット情報を重み付け公平制御スケジューラ1211に出力し、重み付け公平制御スケジューラ1211からの出力応答をいずれかの対応するキュー1101〜1103に出力するようになっている。
また、経路切替部360は、キュー1104をパケット処理部131に接続し、パケット処理部131に接続された処理部用キュー351および重み付け公平制御スケジューラ1211を優先制御スケジューラ1212に接続し、キュー1104からの出力要求とパケット情報をパケット処理部131に出力し、パケット処理部131に接続された処理部用キュー351および重み付け公平制御スケジューラ1211からの出力要求とパケット情報を優先制御スケジューラ1212に出力し、優先制御スケジューラ1212からの出力応答を処理部用キュー351および重み付け公平制御スケジューラ1211に出力し、処理部用キュー351に接続されたパケット処理部131からの出力応答をキュー1104に出力するようになっている。
さらに、経路切替部360は、優先制御スケジューラ1212をシェーパ1213に接続し、優先制御スケジューラ1212からの出力要求とパケット情報をシェーパ1213に出力し、シェーパ1213からの出力応答を優先制御スケジューラ1212に出力するようになっている。
そして、経路切替部360は、シェーパ1213を送信部371に接続し、シェーパ1213からの出力要求とパケット情報を送信部371に出力し、送信部371からの出力応答をシェーパ1213に出力するようになっている。
なお、図4に示すように、外部のCPU380からの入力により、重み付け公平制御スケジューラ1211、優先制御スケジューラ1212、シェーパ1213、パケット処理部131と処理部用キュー351、および、経路切替部360に設定されるパラメータを変更可能とし、パラメータを変更することにより、例えば、経路切替部360内の接続を変更したり、スケジューラに設定された重みや優先度の判断基準を変更したりする等の、これらの構成部の動作を調整または変更できるようにするのでもよい。キュー1101〜1104および送信部371についても同様である。
[パケット通信品質制御装置の動作]
次に、図6〜図17を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかるパケット通信品質制御装置301の動作について詳細に説明する。
図6〜図17は、パケット通信品質制御装置301の動作について説明するための図である。
まず、図6に、動作中のパケット通信品質制御装置301の所定のタイミングでの状態を示す。この図6に示す状態では、キュー1101、キュー1102およびキュー1104には、それぞれ、P1−1(2)およびP1−2(2)、P2−1(4)およびP2−2(2)ならびにP4−1(4)およびP4−2(4)からなる一連のパケット情報が記憶されている。また、処理部用キュー351にはパケット情報が記憶されていないものとする。
ここで、P1−1(2)等の各パケット情報に付された記号におけるカッコ内の数字は、そのパケット情報で特定されるパケットデータを送信するのに要するトークンの量を示す。以下、このトークンを「データ規模トークン」といい、「データ規模トークン」の量のことを「データ規模トークン量」という。特定のパケット情報を示すときは、データ規模トークンを「パケット情報にかかるデータ規模トークン」といい、データ規模トークン量を「パケット情報にかかるデータ規模トークン量」という。
また、図6に示す状態では、キュー1101およびキュー1102からは、それぞれ、不図示の出力要求と、パケット情報P1−1(2)、P2−1(4)とが重み付け公平制御スケジューラ1211に出力され、キュー1104からは、不図示の出力要求とパケット情報P4−1(4)がパケット処理部131に出力されている。
重み付け公平制御スケジューラ1211の各1次ポートには、それぞれ同じ重み(図5に「1」として示す)が設定されているとともに、トークンが1次ポート毎に設けられたトークン・バケットに供給され、保持されるようになっている。
図6には、重み付け公平制御スケジューラ1211の各1次ポートに、2個ずつトークンが保持されている様子を示している。以下、1次ポート毎に設けられたトークン・バケットに保持されたトークンを「選択基準トークン」といい、選択基準トークンの量を選択基準トークン量という。特定の1次ポートを示すときは、選択基準トークンを「1次ポートの選択基準トークン」という。
重み付け公平制御スケジューラ1211は、ラウンド・ロビンにより、順に各1次ポート経由で入力された出力要求に応じてパケット情報を選択するか否かの判断を行う。この判断は、選択対象のパケット情報にかかるデータ規模トークン量と、この選択対象のパケット情報が入力された1次ポートの選択基準トークン量とを比較して行う。以下、判断対象のパケット情報のことを対象パケット情報といい、対象パケット情報が入力された1次ポートのことを、対象1次ポートといい、対象パケット情報を出力したキューのことを対象キューという。
重み付け公平制御スケジューラ1211は、対象1次ポートの選択基準トークン量が、対象パケット情報にかかるデータ規模トークン量以上であると判断したとき、この対象パケット情報を選択し、優先制御スケジューラ1212に出力し、対象1次ポートの選択基準トークンからデータ規模トークン量分のトークンを除去する。
対象1次ポートの選択基準トークン量が、対象パケット情報にかかるデータ規模トークン量未満であると判断したとき、対象パケット情報を選択せず、選択基準トークン量がデータ規模トークン量になるまで選択基準トークンが追加されるのを待つ。
図6には、重み付け公平制御スケジューラ1211の対象キューがキュー1101であり、対象パケット情報がパケット情報P1−1(2)であり、重み付け公平制御スケジューラ1211が対象1次ポートを選択して出力用の2次ポートに接続している様子を示している。
キュー1104からの出力要求およびパケット情報P4−1(4)が入力されたパケット処理部131は、入力されたパケット情報に基づいて、本発明の第1の実施の形態および本発明の第2の実施の形態に記載のパケット処理を行い、出力要求と、入力されたパケット情報または作成し直したパケット情報とを処理部用キュー351に出力するようになっている。以下では、説明の都合上、処理部用キュー351に出力するパケット情報P4−1(4)に上記の符号を付す。
処理部用キュー351は、予め記憶するパケット情報がないため、パケット処理部131から出力要求およびパケット情報P4−1(4)が入力されたとき、入力された出力要求およびパケット情報P4−1(4)を優先制御スケジューラ1212に出力する。
図5に示すように、優先制御スケジューラ1212には、重み付け公平制御スケジューラ1211からの出力が低優先の1次ポートに接続され、処理部用キュー351からの出力が高優先の1次ポートに接続されている。
優先制御スケジューラ1212は、高優先の1次ポートの入力を優先的に選択するようになっているため、図6に示すように処理部用キュー351からの出力が存在する状態では、優先キューである処理部用キュー351からの出力要求およびパケット情報を選択し、シェーパ1213に出力する。図6には、優先制御スケジューラ1212が処理部用キュー351用の1次ポートを選択して出力用の2次ポートに接続し、処理部用キュー351から出力されたパケット情報P4−1(4)をシェーパ1213に出力している様子を示している。
シェーパ1213は、シェイピングに応じた時間間隔でトークンがトークン・バケットに供給され、シェーパ1213に供給されたトークンの量が、入力されたパケット情報にかかるデータ規模トークン量以上となったとき、入力された出力要求およびパケット情報を送信部371に出力するようになっている。
図6に示す状態では、シェーパ1213に供給されたトークンの量が3単位であり、入力されたパケット情報P4−1(4)にかかるデータ規模トークン量が4単位であるため、入力された出力要求およびパケット情報P4−1(4)が送信部371に出力されていない。
送信部371は、シェーパ1213からの出力要求およびパケット情報が入力されないため、送信の処理は行わない。
なお、図6には、各構成部の状態を示す上記のブロック構成図のほかに、送信部371から送信された通信パケットのデータを内容とする信号(以下、送信パケットデータ信号という)の送信状況を示す送信状況図が付加されている。図7〜図17までの各図についても、上記と同様とする。図6の状態では、送信部371から通信パケットが送信されていないため、「現在」まで、送信パケットデータ信号存在しない。
図7は、図6に示す優先制御スケジューラ1212からシェーパ1213に出力要求およびパケットデータが出力されたタイミング以降のパケット通信品質制御装置301の動作を説明するための図である。
図7には、シェーパ1213のトークン・バケットにトークンが供給され、供給されたトークンの量が4単位に増え、入力されたパケット情報P4−1(4)にかかるデータ規模トークン量以上になった以降の状態が示されている。シェーパ1213に供給されたトークンの量が入力されたパケット情報P4−1(4)にかかるデータ規模トークン量以上になったため、入力された出力要求およびパケット情報P4−1(4)が送信部371に出力される。
そして、送信部371からは、パケット情報P4−1(4)で特定されるパケットデータを内容とする通信パケット(以下、送信パケットデータ信号P4−1(4)という)の送信が開始され、パケット情報P4−1(4)に対応する出力応答がシェーパ1213に出力される。
送信部371は、送信に先立ち、送信対象のパケットデータをパケット情報P4−1(4)で特定される記憶領域から読み出し、上記の送信処理を施す。
送信部371からの出力応答は、シェーパ1213の2次ポートに出力される。図7では、送信部371からシェーパ1213の2次ポートに出力応答の出力があったことを白抜きの丸を付して示した。図7に示す状態では、送信パケットデータ信号P4−1(4)の送信が送信部371によって開始されているため、送信パケットデータ信号P4−1(4)の一部が「現在」まで送信されている様子が送信状況図に示されている。
図8は、図7に示す送信部371からシェーパ1213に出力応答が出力されたタイミング以降のパケット通信品質制御装置301の動作を説明するための図である。図8には、送信部371が送信パケットデータ信号P4−1(4)の送信を継続している間に、シェーパ1213が、入力された出力応答に応じて、パケット情報P4−1(4)にかかるデータ規模トークン量分のトークンを減らし、パケット情報P4−1(4)にかかる出力要求を停止するとともに、出力応答を優先制御スケジューラ1212に出力したタイミングにおける状態が示されている。シェーパ1213から優先制御スケジューラ1212の2次ポートに出力応答の出力があったことを白抜きの丸を付して示した。
図8に示すように、シェーパ1213のトークン(4単位)は、データ規模トークン量分(4単位)減らされて、O単位となっている。図8に示す状態では、送信パケットデータ信号P4−1(4)の送信が送信部371によって継続されているため、「現在」まで送信された送信パケットデータ信号P4−1(4)の量が図7に示す量より増加している様子が送信状況図に示されている。
図9は、図8に示すシェーパ1213から優先制御スケジューラ1212に出力応答が出力されたタイミング以降のパケット通信品質制御装置301の動作を説明するための図である。図9には、送信部371が送信パケットデータ信号P4−1(4)の送信を継続している間に、優先制御スケジューラ1212が、入力された出力応答に応じて、パケット情報P4−1(4)にかかる出力要求を停止するとともに、出力応答を処理部用キュー351に出力し、処理部用キュー351が入力された出力応答をパケット処理部131に出力し、パケット処理部131が入力された出力応答をキュー1104に出力したタイミングにおける状態が示されている。優先制御スケジューラ1212から処理部用キュー351およびパケット処理部131経由でキュー1104に出力応答の出力があったことを白抜きの丸を付して示した。
処理部用キュー351は、優先制御スケジューラ1212から出力応答が入力されると、この出力応答に対応するパケット情報P4−1(4)の記憶を消去する。同様に、キュー1104は、パケット処理部131から出力応答が入力されると、この出力応答に対応するパケット情報P4−1(4)の記憶を消去する。パケット情報の記憶の消去は、パケット情報そのものを消去するのではなく、パケット情報を記憶していた記憶領域を開放することによって行う方が処理の負担が少なく、好適である。
なお、優先制御スケジューラ1212は、出力応答をキュー1104に出力したとき、一定期間、処理部用キュー351の選択を停止する。図9に、処理部用キュー351の選択を停止したことを、優先制御スケジューラ1212の1次ポートと2次ポートとの接続を解除することで示した。ここで、上記の一定期間とは、出力応答が優先キューである処理部用キュー351に伝達され、次の出力要求が可能となるまでに要する時間をいう。図9に示す状態では、送信パケットデータ信号P4−1(4)の送信が送信部371によって継続されているため、「現在」まで送信された送信パケットデータ信号P4−1(4)の量が図8に示す量より、さらに増加している様子が送信状況図に示されている。
図10は、図9に示す優先制御スケジューラ1212から処理部用キュー351およびパケット処理部131経由でキュー1104に出力応答が出力されたタイミング以降のパケット通信品質制御装置301の動作を説明するための図である。
図10には、送信パケットデータ信号P4−1(4)の送信が終了し、キュー1104からパケット処理部131に次の出力要求およびパケット情報P4−2(4)が出力され、優先制御スケジューラ1212が入力された出力要求およびパケット情報P4−2(4)をシェーパ1213に出力している様子を示す。
キュー1104は、出力応答が入力されると、次の出力要求およびパケット情報P4−2(4)をパケット処理部131に出力する。パケット処理部131は、上記のパケット処理を行って出力要求およびパケット情報P4−2(4)を処理部用キュー351に出力する。処理部用キュー351は、入力された出力要求およびパケット情報P4−2(4〉を、優先制御スケジューラ1212に出力する。そして、優先制御スケジューラ1212が入力された出力要求およびパケット情報P4−2(4)をシェーパ1213に出力する。ここで、パケット情報P4−2(4)は、キュー1104に記憶されているパケット情報のうち、パケット情報P4−1(4)の次に入力が早かったパケットである。また、処理部用キュー351に記憶されていたパケット情報P4−1(4)ば既に消去されている。
図10に示す状態では、シェーパ1213に供給されたトークンの量が3単位であり、入力されたパケット情報P4−2(4)にかかるデータ規模トークン量が4単位であるため、入力された出力要求およびパケット情報P4−2(4)がシェーパ1213から送信部371に出力されていない。送信部371は、シェーパ1213からの出力要求およびパケット情報が入力されないため、次の出力要求およびパケット情報が入力されるまで待機している。
図10に示す状態では、送信パケットデータ信号P4−1(4)の送信が終了し、次の送信パケットデータ信号の送信を待っている状態であるため、「現在」と送信パケットデータ信号P4−1(4)の終了時刻との間に信号が存在していない様子が送信状況図に示されている。
図11は、図10に示す優先制御スケジューラ1212からシェーパ1213に出力要求およびパケット情報が出力されたタイミング以降のパケット通信品質制御装置301の動作を説明するための図である。
図11には、シェーパ1213のトークン・バケットにトークンが供給され、供給されたトークンの量が4単位に増え、入力されたパケット情報P4−2(4)にかかるデータ規模トークン量以上になった以降の状態が示されている。シェーパ1213に供給されたトークンの量が入力されたパケット情報P4−2(4)にかかるデータ規模トークン量以上になったため、入力された出力要求およびパケット情報P4−2(4)が送信部371に出力される。
そして、送信部371からは、送信パケットデータ信号P4−2(4)の送信が開始され、パケット情報P4−2(4)に対応する出力応答がシェーパ1213に出力される。送信部371は、送信に先立ち、送信対象のパケットデータをパケット情報P4−2(4)で特定される記憶領域から読み出し、上記の送信処理を施す。送信部371からシェーパ1213の2次ポートに出力応答の出力があったことを図11に白抜きの丸を付して示した。
図11に示す状態では、送信パケットデータ信号P4−1(4)の送信が完了し、送信パケットデータ信号P4−2(4)の送信が送信部371によって開始されているため、送信パケットデータ信号P4−1(4)の終了後、一定時間経過後に送信パケットデータ信号P4−2(4)が出現し、その一部が「現在」まで送信されている様子が送信状況図に示されている。
送信部371からシェーパ1213の2次ポートに出力応答を出力した後のパケット通信品質制御装置301の動作は、図8および図9を用いて行った説明と同様であるため、その説明を省略する。
図12は、キュー1104がパケット情報P4−2(4)の記憶を消去した後のパケット通信品質制御装置301の動作を説明するための図である。キュー1104がパケット情報P4−2(4)の記憶を消去した後は、キュー1104に記憶されるパケット情報はなくなり、処理部用キュー351から優先制御スケジューラ1212に出力されるパケット情報はなくなる。優先制御スケジューラ1212は、残りの1次ポート経由で入力される出力要求およびパケット情報P1−1(2)を選択する。図12には、低優先の重み付け公平制御スケジューラ1211に接続された優先制御スケジューラ1212の1次ポートが、優先制御スケジューラ1212の2次ポートに接続されている様子が示されている。
優先制御スケジューラ1212が選択した出力要求およびパケット情報P1−1(2)は、シェーパ1213に出力され、シェーパ1213は、供給されたトークンの量が、入力されたパケット情報にかかるデータ規模トークン量以上になるまで、入力された出力要求およびパケット情報の出力を待ち、供給されたトークンの量が、入力されたパケット情報にかかるデータ規模トークン量以上になったとき、出力要求およびパケット情報P1−1(2)を送信部371に出力する。
送信部371からは、送信パケットデータ信号P1−1(2)の送信が開始され、パケット情報P1−1(2)に対応する出力応答がシェーパ1213に出力される。送信部371からの出力応答は、シェーパ1213の2次ポートに出力される。送信部371からシェーパ1213の2次ポートに出力応答の出力があったことを白抜きの丸を付して図12に示した。
図12に示す状態では、送信パケットデータ信号P4−1(4)、P4−2(4)の送信が完了し、送信パケットデータ信号P1−1(2)の送信が送信部371によって開始されているため、送信パケットデータ信号P4−2(4)の終了後、一定時間経過後に送信パケットデータ信号P1−1(2)が出現し、その一部が「現在」まで送信されている様子が送信状況図に示されている。
送信部371がシェーパ1213の2次ポートに出力応答を出力した後、優先制御スケジューラ1212が重み付け公平制御スケジューラ1211に出力応答を出力するまでのパケット通信品質制御装置301の動作は、図8および図9を用いて行った説明と同様であるため、その説明を省略する。
図13は、優先制御スケジューラ1212が重み付け公平制御スケジューラ1211に出力応答を出力した後のパケット通信品質制御装置301の動作を説明するための図である。送信部371が送信パケットデータ信号P1−1(2)の送信を継続している間に、重み付け公平制御スケジューラ1211が、入力された出力応答に応じて、パケット情報P1−1(2)にかかる出力要求を停止するとともに、出力応答をキュー1101に出力する。重み付け公平制御スケジューラ1211からキュー1101に出力応答の出力があったことを白抜きの丸を付して示した。
キュー1101は、重み付け公平制御スケジューラ1211から出力応答が入力されると、この出力応答に対応するパケット情報P1−1(2)の記憶を消去する。パケット情報の記憶の消去は、パケット情報そのものを消去するのではなく、パケット情報を記憶していた記憶領域を開放することによって行う方が処理の負担が少なく、好適である。
なお、重み付け公平制御スケジューラ1211は、出力応答をキュー1101に出力したとき、一定期間、キュー1101の選択を停止する。図13に、キュー1101の選択を停止したことを、重み付け公平制御スケジューラ1211の1次ポートと2次ポートとの接続を解除することで示した。ここで、上記の一定期間とは、出力応答が優先キューであるキュー1101に伝達され、次の出力要求が可能となるまでに要する時間をいう。図13に示す状態では、図12に示す状態で開始された、送信パケットデータ信号P1−1(2)の送信が送信部371によって継続されているため、送信パケットデータ信号P1−1(2)が増加している様子が送信状況図に示されている。
重み付け公平制御スケジューラ1211がキュー1101に出力応答を出力した以降、キュー1101が次の出力要求を重み付け公平制御スケジューラ1211に出力要求するまでのパケット通信品質制御装置301の動作は、図9および図10を用いて行った説明と同様であるため、その説明を省略する。
図14は、重み付け公平制御スケジューラ1211がキュー1101に出力応答を出力した後のパケット通信品質制御装置301の動作を説明するための図である。図14に示す状態では、キュー1101に出力応答が入力された後に、この出力応答に対応するパケット情報P1−1(2)の記憶が消去されている。
重み付け公平制御スケジューラ1211は、データ規模トークン量以上の選択基準トークン量の選択基準トークンが追加されたので、次の出力要求およびパケット情報をラウンド・ロビンにより選択し、選択した、キュー1101からの出力要求およびパケット情報P1−2(2)を優先制御スケジューラ1212に出力する。
優先制御スケジューラ1212は、処理部用キュー351を介した高優先のキュー1104からの入力がないため、低優先の重み付け公平制御スケジューラ1211からの出力要求およびパケット情報P1−2(2)を選択し、シェーパ1213に出力する。図14に示す状態では、シェーパ1213にはパケット情報P1−2(2)にかかるデータ規模トークン量(2単位〉以上の量の選択基準トークンが供給されていないため(1単位)、シェーパ1213から送信部371に出力要求およびパケット情報P1−2(2)は、出力されない。
図14に示す状態では、図13に示す状態で継続されていた、送信パケットデータ信号P1−1(2)の送信が終了し、次の送信パケットデータ信号P1−2(2)の送信が行われていないため、「現在」と送信パケットデータ信号P1−2(2)の終了時刻との間に信号が存在していない様子が送信状況図に示されている。
優先制御スケジューラ1212からシェーパ1213に出力要求およびパケット情報P1−2(2)を出力した後、キュー1101のパケット情報P1−2(2)が消去されるまでのパケット通信品質制御装置301の動作は、図11を用いて行った説明と同様であるため、その説明を省略する。
図15は、キュー1101のパケット情報P1−2(2)が消去され、送信パケットデータ信号P1−2(2)の送信が送信部371によって完了した後のパケット通信品質制御装置301の動作を説明するための図である。
重み付け公平制御スケジューラ1211は、ラウンドロビンで、次の出力要求およびパケット情報を選択しようとするが、重み付け公平制御スケジューラ1211に接続されたキューのうち、パケット情報が記憶されているキューは、キュー1102のみであるため、キュー1102からの出力要求およびパケット情報を選択しようとする。
重み付け公平制御スケジューラ1211のキュー1102が接続された1次ポートには、出力要求およびパケット情報を選択するために十分な量の選択基準トークンが供給されているため、重み付け公平制御スケジューラ1211は、キュー1102からの出力要求およびパケット情報P2−1(4)を選択し、優先制御スケジューラ1212に出力する。
優先制御スケジューラ1212は、処理部用キュー351を介した高優先のキュー1104からの入力がないため、低優先の重み付け公平制御スケジューラ1211からの出力要求およびパケット情報P2−1(4)を選択し、シェーパ1213に出力する。図15に示す状態では、シェーパ1213にはパケット情報P2−1(4)にかかるデータ規模トークン量(4単位)以上の量の選択基準トークンが供給されていないため(1単位)、シェーパ1213から送信部371に出力要求およびパケット情報P2−1(4)は、出力されない。
図15に示す状態では、送信パケットデータ信号P1−2(2)の送信が送信部371によって完了し、次の送信パケットデータ信号P2−1(4)の送信を待っている状態であるため、「現在」と送信パケットデータ信号P1−2(2)の終了時刻との間に信号が存在していない様子が送信状況図に示されている。
優先制御スケジューラ1212からシェーパ1213に出力要求およびパケット情報P1−2(2)を出力した後、キュー1102のパケット情報P2−1(4)が消去されるまでのパケット通信品質制御装置301の動作は、図11を用いて行った説明と同様であるため、その説明を省略する。
図16は、キュー1102のパケット情報P2−1(4)が消去され、送信パケットデータ信号P2−1(4)の送信が送信部371によって完了した後のパケット通信品質制御装置301の動作を説明するための図である。
重み付け公平制御スケジューラ1211は、ラウンドロビンで、次の出力要求およびパケット情報を選択しようとするが、重み付け公平制御スケジューラ1211に接続されたキューのうち、パケット情報が記憶されているキューは、キュー1102のみであるため、キュー1102からの出力要求およびパケット情報を選択しようとする。
重み付け公平制御スケジューラ1211は、出力要求およびパケット情報を選択するために十分な量の選択基準トークン(2単位)が供給されるのを待ち、供給されたとき、キュー1102からの出力要求およびパケット情報P2−2(2)を選択し、優先制御スケジューラ1212に出力する。
優先制御スケジューラ1212は、処理部用キュー351を介した高優先のキュー1104からの入力がないため、低優先の重み付け公平制御スケジューラ1211からの出力要求およびパケット情報P2−2(2)を選択し、シェーパ1213に出力する。図16に示す状態では、シェーパ1213にはパケット情報P2−2(2)にかかるデータ規模トークン量(2単位)以上の量の選択基準トークンが供給されていないため(1単位)、シェーパ1213から送信部371に出力要求およびパケット情報P2−1(4)は、出力されない。
図15に示す状態では、送信パケットデータ信号P2−1(4)の送信が送信部371によって完了し、次の送信パケットデータ信号P2−2(2)の送信を待っている状態であるため、「現在」と送信パケットデータ信号P2−1(4)の終了時刻との間に信号が存在していない様子が送信状況図に示されている。
優先制御スケジューラ1212からシェーパ1213に出力要求およびパケット情報P2−2(2)を出力した後、キュー1102のパケット情報P2−2(2)が消去されるまでのパケット通信品質制御装置301の動作は、図11を用いて行った説明と同様であるため、その説明を省略する。
すべてのキュー1101〜1104に記憶されたパケット情報が消去され、すべてのパケットデータの送信が完了した状態を図17に示した。すべてのすべてのキュー1101〜1104に記憶されたパケット情報にとよって特定されるパケットデータは送信されているため、送信状況図には、すべての送信パケットデータ信号P4−1(4)、P4−2(4)、P1−1(2)、P1−2(2)、P2−1(4)、P2−2(2)が表示され、「現在」と送信パケットデータ信号P2−2(2)の終了時刻との間に信号が存在していない。
以上のように構成することによって、パケット処理部の性能によって帯域が制限される場合に、装置の利用方法や状況に応じて、パケット処理部で処理されるパケットの優先制御方法を変えることができる。さらに、パケット処理部を通過した後のパケットの優先制御方法を変えることができる。さらに、複数のパケット処理部を並列化することや、異なるパケット処理の組み合わせを設定できる。
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態にかかるパケット処理装置は、QoS制御を実現を実現するためのキュー、パケット処理部および制御部間で、パケット情報を介して通信パケットの情報を受け渡すようにしたため、通信パケットの書き込みおよび読み出しを、入力の際および出力の際に限定することができ、従来の通信制御を行う装置よりも通信制御に要する処理量を削減し、もって、通信速度の向上および回路規模の縮小に資することができる。また、経路切替部が、いずれか1つ以上の前段キュー、パケット処理部と後段キューとからなる構成部のいずれか1つ以上、いずれか1つ以上の制御部、および、送信部を切替可能に接続するため、従来の装置よりも、通信制御の調整または変更の自由度を拡大することが可能である。
なお、上記では、送信部が1つの場合について説明したが、送信部を複数にし、ユニキャストのみならずマルチキャスト等を可能にするのでもよい。これにより、通信制御の調整または変更の自由度を拡大することができる。
本発明にかかるパケット処理装置は、従来の通信制御を行う装置よりも通信制御に要する処理量を削減し、もって、通信速度の向上および回路規模の縮小に資することができるという効果が有用なネットワーク上の中継器やスイッチ等の用途にも適用できる。
本発明の第1の実施の形態にかかるパケット処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態にかかるパケット処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態にかかるパケット処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態にかかるパケット処理装置の具体例であるパケット通信制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態にかかるパケット通信制御装置の機能的構成を示すブロック図である。 動作中のパケット通信品質制御装置の所定タイミング(優先制御スケジューラからシェーパに出力要求およびパケットデータが出力されたタイミング以降)での状態を示す説明図である。 動作中のパケット通信品質制御装置の所定タイミング(送信部からシェーパに出力応答が出力されたタイミング以降)での状態を示す説明図である。 動作中のパケット通信品質制御装置の所定タイミング(シェーパから優先制御スケジューラに出力応答が出力されたタイミング以降)での状態を示す説明図である。 動作中のパケット通信品質制御装置の所定タイミング(パケット処理部からキューに出力応答が出力されたタイミング以降)での状態を示す説明図である。 動作中のパケット通信品質制御装置の所定タイミング(キュー1104がパケット情報P4−2(4)の記憶を消去した後)での状態を示す説明図である。 動作中のパケット通信品質制御装置の所定タイミング(優先制御スケジューラが重み付け公平制御スケジューラに出力応答を出力した後)での状態を示す説明図である。 動作中のパケット通信品質制御装置の所定タイミング(重み付け公平制御スケジューラがキュー1101に出力応答を出力した後)での状態を示す説明図である。 動作中のパケット通信品質制御装置の所定タイミング(パケット処理部からキュー1101に出力応答が出力されたタイミング以降)での状態を示す説明図である。 動作中のパケット通信品質制御装置の所定タイミング(キュー1101のパケット情報P1−2(2)が消去され、送信パケットデータ信号P1−2(2)の送信が送信部によって完了した後)での状態を示す説明図である。 動作中のパケット通信品質制御装置の所定タイミング(キュー1102のパケット情報P2−1(4)が消去され、送信パケットデータ信号P2−1(4)の送信が送信部140によって完了した後)での状態を示す説明図である。 動作中のパケット通信品質制御装置の所定タイミング(キュー1102のパケット情報P2−2(2)が消去された後)での状態を示す説明図である。 動作中のパケット通信品質制御装置の所定タイミング(すべてのキュー1101〜1104に記憶されたパケット情報が消去され、すべてのパケットデータの送信が完了した状態)での状態を示す説明図である。
符号の説明
100,200,300…パケット処理装置、301…パケット通信品質制御装置、110,1101,1102,1103〜110Nb,1111〜1114…キュー、120,1201〜120Ne…制御部、1211…重み付け公平制御スケジューラ、1212…優先制御スケジューラ、1213…シェーパ、1301〜130Nq,131…パケット処理部、140…記憶部、3501〜350Nq,351…処理部用キュー、360…経路切替部、3701〜370Nt,371…送信部、380…CPU、391…前処理部、392…クラシファイア、P1−1(2),P1−2(2),P2−1(4),P2−2(2),P4−1(4),P4−2(4)…パケット情報。

Claims (2)

  1. 入力された通信パケットに対して所定の処理を行うパケット処理装置において、
    入力された通信パケットを示すパケットデータを記憶する記憶部と、
    前記記憶部のパケットデータに関する情報であるパケット長および当該パケットデータの記憶領域を示すポインタおよびパケット処理を行うか否かを示す処理フラグを含むパケット情報を順次記憶して制御部へ出力する複数のキューと、
    前記各キューから出力されたパケット情報を選択してパケット処理部に出力する優先制御を行うスケジューラである前記制御部と、
    前記制御部から入力されたパケット情報で特定される前記記憶部のパケットデータに対して前記入力されたパケット情報中の前記処理フラグのパケット処理を行うか否かの指定に基づいて所定の処理を行い、前記記憶部内の元のパケットデータを処理後のパケットデータで更新し前記入力されたパケット情報中の前記処理フラグを処理が終わったことを示すフラグに変えてパケット情報として出力する前記パケット処理部と
    を備えることを特徴とするパケット処理装置。
  2. 請求項1に記載のパケット処理装置において、
    送信部として、経路切替部に収容された複数の送信部を備え、
    前記送信部は、入力されたパケット情報で特定される前記同一パケットデータを前記記
    憶部から読み出し、その同一パケットデータに基づき通信パケットを生成してそれぞれ個
    別の宛先へマルチキャスト送信することを特徴とするパケット処理装置。
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