JP4574190B2 - 爪切り - Google Patents

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Description

本発明は、上刃体と下刃体とを押圧操作てこにより相対動させてこの上刃体の刃先と下刃体の刃先とを互いに接近または離間させるようにした爪切りに関するものである。
下記特許文献1では、上刃体1と下刃体2と押圧操作てこ4とが爪飛散防止用ケース5内に収容されている。
実公平6−8807号公報
しかし、爪飛散防止用ケース5に指を掛けにくいため、爪切りの把持状態が不安定になって爪切りの使い勝手が悪くなる。
この発明は、爪切りの把持状態を安定させて爪切りの使い勝手を良くすることを目的としている。
後記実施形態の図面(図1〜5)の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1〜2の発明
請求項1の発明にかかる爪切りは下記のように構成されている。
この爪切りは、刃先(6,7)を有する先端部(3a,4a)から基端部(3b,4b)にわたり延設された上刃体(3)と下刃体(4)とを押圧操作てこ(5)により相対動させてこの上刃体(3)の刃先(6)と下刃体(4)の刃先(7)とを互いに接近または離間させるようにした爪切り本体(1)を備えている。前記上下両刃体(3,4)の基端部(3b,4b)側に把持部(16)を有している。この把持部(16)は、上下両刃体(3,4)の基端部(3b,4b)と先端部(3a,4a)とを結ぶ延設方向に沿った縦方向(X)に対し直交する横方向(Y)の両側のうち少なくとも一方で、この上下両刃体(3,4)の基端部(3b,4b)側からこの横方向(Y)へ突出する指掛部(22,23)を有している。前記一つの指掛部(23)は上下両刃体(3,4)の基端部(3b,4b)側に隣接する基端部から先端部にわたり延設され、前記縦方向(X)の両側でこの指掛部(23)の基端部から先端部へ延びる内外両側面(26,27)のうち、前記上下両刃先(6,7)に近い内側面(26)は、その内側面(26)上にある基端点(28)と先端点(32)とを結ぶ想定線(33)に対し凹状に凹んでいる。ここに横方向(Y)とは、縦方向(X)を中心とする360度の範囲の方向をすべて含む。
請求項2の発明にかかる爪切りは下記のように構成されている。
この爪切りは、刃先(6,7)を有する先端部(3a,4a)から基端部(3b,4b)にわたり延設された上刃体(3)と下刃体(4)とを押圧操作てこ(5)により相対動させてこの上刃体(3)の刃先(6)と下刃体(4)の刃先(7)とを互いに接近または離間させるようにした爪切り本体(1)と、この爪切り本体(1)を収容する収容部(15)を有するケース(2)とを備えている。前記ケース(2)は前記上下両刃体(3,4)の基端部(3b,4b)に隣接する前記収容部(15)の基端部(15b)で把持部(16)を有している。この把持部(16)は、上下両刃体(3,4)の基端部(3b,4b)と先端部(3a,4a)とを結ぶ延設方向に沿った縦方向(X)に対し直交する横方向(Y)の両側のうち少なくとも一方で、この収容部(15)の基端部(15b)からこの横方向(Y)へ突出する指掛部(22,23)を有している。前記一つの指掛部(23)は上下両刃体(3,4)の基端部(3b,4b)側に隣接する基端部から先端部にわたり延設され、前記縦方向(X)の両側でこの指掛部(23)の基端部から先端部へ延びる内外両側面(26,27)のうち、前記上下両刃先(6,7)に近い内側面(26)は、その内側面(26)上にある基端点(28)と先端点(32)とを結ぶ想定線(33)に対し凹状に凹んでいる。ここに横方向(Y)とは、縦方向(X)を中心とする360度の範囲の方向をすべて含む。
請求項1または請求項2の発明において、例えば、前記指掛部(23)は横方向(Y)の両側のうち片側にのみ突出している。
請求項1〜2の発明では、指掛部(22,23)に指を掛けて爪切りを把持した状態で押圧操作てこ(5)を操作することができる。従って、爪切りの把持状態を安定させて爪切りを使用し易い。また、凹状に凹んだ内側面(26)に指を入れて掛けることができるため、爪切りの把持状態をより一層安定させることができる。
請求項1または請求項2の発明において、例えば、前記縦方向(X)における最大寸法(D)と前記横方向(Y)における最大寸法(E)との比(D/E)を1以上6以下に設定した。ちなみに、8mm≦E≦100mmの場合、15mm≦D≦150mmに設定する。なお、これ以外に設定してもよい。従って、爪切りを把持し易い。
請求項3〜4の発明
請求項3の発明にかかる爪切りは下記のように構成されている。
この爪切りは、刃先(6,7)を有する先端部(3a,4a)から基端部(3b,4b)にわたり延設された上刃体(3)と下刃体(4)とを押圧操作てこ(5)により相対動させてこの上刃体(3)の刃先(6)と下刃体(4)の刃先(7)とを互いに接近または離間させるようにした爪切り本体(1)を備えている。前記上下両刃体(3,4)の基端部(3b,4b)側に把持部(16)を有している。この把持部(16)は、上下両刃体(3,4)の基端部(3b,4b)と先端部(3a,4a)とを結ぶ延設方向に沿った縦方向(X)に対し直交する横方向(Y)の両側で、それぞれ、この上下両刃体(3,4)の基端部(3b,4b)側からこの横方向(Y)へ突出する指掛部(22,23)を有している。この両指掛部(22,23)で前記横方向(Y)における上下両刃体(3,4)の基端部(3b,4b)側からの突出寸法(A,B)については、一方の指掛部(23)のもの(A)と他方の指掛部(22)のもの(B)とで互いに異なるように設定した。前記一つの指掛部(23)は上下両刃体(3,4)の基端部(3b,4b)側に隣接する基端部から先端部にわたり延設され、前記縦方向(X)の両側でこの指掛部(23)の基端部から先端部へ延びる内外両側面(26,27)のうち、前記上下両刃先(6,7)に近い内側面(26)は、その内側面(26)上にある基端点(28)と先端点(32)とを結ぶ想定線(33)に対し凹状に凹んでいる。ここに横方向(Y)とは、縦方向(X)を中心とする360度の範囲の方向をすべて含む。
請求項4の発明にかかる爪切りは下記のように構成されている。
この爪切りは、刃先(6,7)を有する先端部(3a,4a)から基端部(3b,4b)にわたり延設された上刃体(3)と下刃体(4)とを押圧操作てこ(5)により相対動させてこの上刃体(3)の刃先(6)と下刃体(4)の刃先(7)とを互いに接近または離間させるようにした爪切り本体(1)と、この爪切り本体(1)を収容する収容部(15)を有するケース(2)とを備えている。前記ケース(2)は前記上下両刃体(3,4)の基端部(3b,4b)に隣接する前記収容部(15)の基端部(15b)で把持部(16)を有している。この把持部(16)は、上下両刃体(3,4)の基端部(3b,4b)と先端部(3a,4a)とを結ぶ延設方向に沿った縦方向(X)に対し直交する横方向(Y)の両側で、それぞれ、この収容部(15)の基端部(15b)からこの横方向(Y)へ突出する指掛部(22,23)を有している。この両指掛部(22,23)で前記横方向(Y)における収容部(15)の基端部(15b)からの突出寸法(A,B)については、一方の指掛部(23)のもの(A)と他方の指掛部(22)のもの(B)とで互いに異なるように設定した。前記一つの指掛部(23)は上下両刃体(3,4)の基端部(3b,4b)側に隣接する基端部から先端部にわたり延設され、前記縦方向(X)の両側でこの指掛部(23)の基端部から先端部へ延びる内外両側面(26,27)のうち、前記上下両刃先(6,7)に近い内側面(26)は、その内側面(26)上にある基端点(28)と先端点(32)とを結ぶ想定線(33)に対し凹状に凹んでいる。ここに横方向(Y)とは、縦方向(X)を中心とする360度の範囲の方向をすべて含む。
請求項3〜4の発明では、例えば両指掛部(22,23)のうち一方の指掛部(22)に人差し指を掛けるとともに他方の指掛部(23)に中指を掛けて爪切りを把持した状態で押圧操作てこ(5)を親指により操作することができる。従って、爪切りの把持状態を安定させて爪切りを使用し易い。また、凹状に凹んだ内側面(26)に指を入れて掛けることができるため、爪切りの把持状態をより一層安定させることができる。
請求項3または請求項4の発明において、例えば、前記一方の指掛部(23)の突出寸法(A)と前記他方の指掛部(22)の突出寸法(B)との比(A/B)を2以上に設定した。ちなみに、3mm≦B≦20mmの場合、10mm≦A≦60mmに設定する。なお、これ以外に設定してもよい。従って、爪切りを把持し易い。
請求項1から請求項4のうちいずれかの請求項の発明において、例えば、前記指掛部(22,23)は、前記横方向のうち、上下両刃体(3,4)の刃先(6,7)が互いに接近または離間する方向(Z)に対し直交する方向に沿った幅方向(Y)へ突出している。従って、指掛部(22,23)に指を掛けた状態で押圧操作てこ(5)を親指により操作し易い。ちなみに、この幅方向(Y)はその横方向の一例である。
請求項5〜6の発明
請求項1から請求項4のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする請求項5の発明において、前記一つの指掛部(23)で前記内外両側面(26,27)のうち前記上下両刃先(6,7)から遠い外側面(27)は、その外側面(27)上にある基端点(30)と先端点(32)とを結ぶ想定線(37)に対し凸状に膨らんでいる。請求項5の発明では、凸状に膨らんだ外側面(27)を手の平に支えることができる。そのため、爪切りの把持状態をより一層安定させることができる。
請求項5の発明において、例えば、前記内側面(26)は凹状の曲面(34)を有し、前記外側面(27)は凸状の曲面(38)を有する。従って、爪切りの把持感触を良くすることができる。
請求項5の発明を前提とする請求項6の発明において、前記指掛部(22,23)は前記内外両側面(24,25,26,27)間で区画される表裏両面(55,56,48,49)を有し、この表裏両面(55,56,48,49)のうち少なくとも一方の面(48,49)に凹所(50)を設けた。請求項6の発明では、この凹所(50)にも指を入れて掛けることができる。そのため、爪切りの把持状態をより一層安定させることができる。
請求項7の発明
請求項2または請求項4の発明を前提とする請求項7の発明において、前記ケース(2)は、硬質樹脂と軟質樹脂とを混合して成形されている。請求項7の発明では、把持部(16)を有するケース(2)について硬さと柔軟性を維持することができる。そのため、把持感触を良くすることができるとともに強度も保つことができる。
請求項8の発明
請求項2または請求項4の発明を前提とする請求項8の発明において、前記ケース(2)で把持部(16)に隣接する収容部(15)の基端部(15b)には、凹所(50)と、この凹所(50)を囲う周縁部(51)と、この凹所(50)と周縁部(51)との間の段差部(52)とを設け、この凹所(50)内と段差部(52)と周縁部(51)とにわたり一対のスリット(53)を設けてこの両スリット(53)間には前記上下両刃体(3,4)のうち少なくとも一方の刃体(4)に係止される両持ち梁状の板ばね部(54)を設けた。請求項8の発明では、板ばね部(54)の強度を保つことができる。
本発明は、爪切りの把持状態を安定させて爪切りの使い勝手を良くすることができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる爪切りについて図面を参照して説明する。
この爪切りは、図1〜4及び図5,6に示すように、下記*で詳述する爪切り本体1と爪飛散防止ケース2とを備えている。
* 前記爪切り本体1
この爪切り本体1は上刃体3と下刃体4と押圧操作てこ5とを備えている。
この上刃体3と下刃体4とは、金属により板状に成形され、先端部3a,4aから基端部3b,4bにわたり前後方向X(この先端部3a,4aと基端部3b,4bとを結ぶ延設方向に沿った縦方向)へ延設され、この基端部3b,4bで互いに固着されている。この上刃体3の先端部3aと下刃体4の先端部4aとにはそれぞれ刃先6,7が形成されて上下方向Zで互いに対向している。この上刃体3の基端部3bと下刃体4の基端部4bとにはそれぞれ係止孔8が貫設されて上下方向Zで互いに重合されている。この上刃体3と下刃体4とにはそれらの刃先6,7の付近で支持孔9が上下方向Zへ貫設されている。それらの支持孔9に支軸10が挿通され、この支軸10の下端部に形成された頭部10aが下刃体4の下側に係止されているとともに、この支軸10の上端部である支持部10bが上刃体3の上側に突出している。
前記押圧操作てこ5においては、金属により成形された支持板11が基端部から先端部にわたり延設され、この支持板11の基端部付近から先端部にわたり合成樹脂製の指当部12が取着されて表裏両面5a,5b側に露出している。この支持板11の基端部には二股状の支持部13が形成され、この支持部13の左右両腕部13a間に前記支軸10の支持部10bが挿入され、この両腕部13aと支持部10bとに支持ピン14が挿着されている。この押圧操作てこ5を上下両刃体3,4の支持孔9に対し支軸10の中心線10cを中心に支軸10とともに回動させ、この押圧操作てこ5を支軸10に対し支持ピン14の中心線14aを中心に支持ピン14とともに回動させる。その回動操作により、この押圧操作てこ5は、裏面5b側が上刃体3上に接近して面するとともに表面5a側が上方を向いて上刃体3上に重ねられる倒伏状態Pと、表面5a側が上刃体3上に面して離間するとともに裏面5b側が上方を向いて傾斜する操作状態Qとを取る。
* 前記爪飛散防止ケース2
このケース2においては、前記爪切り本体1の上下両刃体3,4を主に収容する収容部15が前端部15a(先端部)から後端部15b(基端部)にわたり前後方向Xへ延設され、この収容部15の後端部15b側で把持部16が収容部15と一体に成形されている。このケース2は硬質樹脂と軟質樹脂とを混合して成形されている。この硬質樹脂としては、例えば、ポリプロピレンやポリスチレンやポリエステルを採用する。この軟質樹脂としては、例えば、熱可塑性エラストマ(ショア硬度A60〜A90)やゴムを採用する。この硬質樹脂の混合割合は全体の30〜80%であり、そのほかは軟質樹脂である。
前記収容部15においては、下壁部17と左右両側壁部18,19と後壁部20との間で形成された溝部21が前後方向Xへ延設され、この溝部21は下壁部17に面する上側で開放されているとともに後壁部20に面する前側で開放されている。前記把持部16は左右両指掛部22,23を有している。この左右両指掛部22,23は、前後方向Xに対し直交する横方向(前後方向Xを中心とする360度の範囲の方向)のうち左右方向Y(幅方向)の両側でそれぞれ左右両側壁部18,19に隣接する基端部から先端部にわたり左右方向Yへ突出し、前後方向X(縦方向)の両側でそれぞれ基端部から先端部へ延びる内外両側面24,25,26,27を有している。
前記右側指掛部23で前記収容部15の前端部15aに近い内側面26において、基端部と右側壁部19との境界部分を基端点28とする。この右側指掛部23で収容部15の前端部15aから遠い外側面27において、この内側面26の基端点28を通って前後方向Xへ延びる直線29が通る後壁部20との境界部分を基端点30とする。この内側面26が基端点28から先端部へ向けて延設され、この外側面27が基端点30から先端部へ向けて延設され、その先端部で前記直線29に平行な直線31が通るこの内側面26と外側面27との境界部分を先端点32とする。この内側面26においては、この基端点28と先端点32とを結ぶ前側想定線33に対し凹状に凹む凹曲面34が基端点28から先端部へ向けて延設され、この前側想定線33に対し凸状に膨らむ凸曲面35が先端点32から基端部へ向けて延設され、この凹曲面34と凸曲面35とが前側想定線33上の中間点36で互いに滑らかに連続している。この外側面27においては、この基端点30と先端点32とを結ぶ後側想定線37に対し凸状に膨らむ凸曲面38が基端点30と先端点32との間で延設されている。この内側面26の凹曲面34と右側壁部19、この内側面26の凸曲面35とこの外側面27の凸曲面38、この凸曲面38と後壁部20の外面とは、それぞれ、互いに滑らかに連続している。
前記左側指掛部22で前記収容部15の前端部15aに近い内側面24において、基端部と左側壁部18との境界部分を基端点39とする。この左側指掛部22で収容部15の前端部15aから遠い外側面25において、この内側面24の基端点39を通って前後方向Xへ延びる直線40が通る後壁部20との境界部分を基端点41とする。この内側面24が基端点39から先端部へ向けて延設され、この外側面25が基端点41から先端部へ向けて延設され、その先端部で前記直線40に平行な直線42が通るこの内側面24と外側面25との境界部分を先端点43とする。この内側面24においては、この基端点39と先端点43とを結ぶ前側想定線44に対し凸状に膨らむ凸曲面45が基端点39と先端点43との間で延設されている。この外側面25においては、この基端点41と先端点43とを結ぶ後側想定線46に対し凸状に膨らむ凸曲面47が基端点41と先端点43との間で延設されている。この内側面24の凸曲面45と左側壁部18、この内側面24の凸曲面45とこの外側面25の凸曲面47、この凸曲面47と後壁部20とは、それぞれ、互いに滑らかに連続している。
前記右側指掛部23において前記直線29に対し前記先端点32が幅方向(左右方向Y)でなす距離(突出寸法)をAとし、前記左側指掛部22において前記直線40に対し前記先端点43が幅方向(左右方向Y)でなす距離(突出寸法)をBとし、この直線29と直線40とが幅方向(左右方向Y)で互いになす距離(横幅)をCとする。この突出寸法Aと突出寸法Bとは互いに異なり、それらの比A/Bは、2以上、好ましくは3以上10以下に設定されている。また、この突出寸法Aと横幅Cとの比A/Cは、0.2以上、好ましくは0.5以上10以下に設定され、この突出寸法Bと横幅Cとの比B/Cは、0.1以上、好ましくは0.15以上3以下に設定されている。ちなみに、10mm≦A≦60mm、3mm≦B≦20mm、5mm≦C≦20mmに設定することが好ましい。なお、これらの比A/B,A/C,B/Cの範囲やこれらの距離A,B,Cの範囲については上記具体的数値範囲以外にも設定可能である。
前記収容部15の後端部15b側で、その下壁部17の外面と、左側指掛部22において内外両側面24,25間で区画される裏面48と、右側指掛部23において内外両側面26,27間で区画される裏面49とにわたり、凹所50が形成されている。この凹所50は周縁部51により囲まれ、この凹所50と周縁部51との間の段差部52が形成されている。前記収容部15の下壁部17においては、この凹所50内と段差部52と周縁部51とにわたり左右一対のスリット53が前後方向Xへ延びるように形成されてこの左右両スリット53間に両持ち梁状の板ばね部54が形成されている。前記収容部15の溝部21でこの板ばね部54の内側には係止突起54aが形成されている。この溝部21において左右両側壁部18,19の上端縁には、左側指掛部22において内外両側面24,25間で区画される表面55と、右側指掛部23において内外両側面26,27間で区画される表面56と後壁部20の上端縁とから延びて前記左右両スリット53に対し上下方向Zで面する係止壁部57が左右方向Yで相対向して形成されている。なお、把持部16で裏面48,49と表面55,56とがなす最大厚みについては例えば4〜30mmに設定することができる。また、図示しないが、前記収容部15において、両係止壁部57を左右方向Yで互いにつなぎ、前記把持部16の表面55,56に対し面一になる閉塞壁部を設けて、上下両刃体3,4の基端部3b,4bで係止孔8及びその周辺を覆い隠してもよい。
* 前記爪飛散防止ケース2に対する前記爪切り本体1の収容状態
この爪切り本体1の上下両刃体3,4をこのケース2の収容部15の溝部21に収容すると、この上下両刃体3,4の基端部3b,4bがこの収容部15の後端部15bで左右両係止壁部57の内側に挿入されて板ばね部54の係止突起54aがこの基端部3b,4bの係止孔8に板ばね部54の弾性力により係入される。この収容部15の前端部15aにおいて、下壁部17の前端部に形成された切込み58は、支軸10の頭部10aに当てがわれるとともに、左右両側壁部18,19の前端部に形成された切込み59は、上下両刃体3,4の刃先6,7間の左右両側に位置する。また、収容部15の前端部15aと後端部15bとの間の中間部において、左右両側壁部18,19の内側に左右方向Yで相対向して形成された左右両突条60は、溝部21で上下両刃体3,4間に挿入される。一方、前記押圧操作てこ5を前記倒伏状態Pにすると、押圧操作てこ5の指当部12の先端部側は、収容部15の左右両側壁部18,19の上端部に載せられるとともに、左右両指掛部22,23に形成された切欠き凹部61に入り込んで載せられる。
このような収容状態で、前後方向X(縦方向)における最大寸法をDとし、前記左右方向Y(幅方向)における最大寸法をEとした場合、それらの比D/Eは、1以上6以下、好ましくは1.2以上5以下に設定されている。この左右方向Yの最大寸法Eは前記右側指掛部23の突出寸法Aと前記左側指掛部22の突出寸法Bと前記収容部15の横幅Cとの和に等しい。ちなみに、15mm≦D≦150mm、8mm≦E≦100mmに設定することが好ましい。また、この上下両刃体3,4の刃先6,7と前記右側指掛部23の基端点28との間の距離をFとし、この右側指掛部23の両基端点28,30間の距離をGとした場合、それらの比F/Gは、1以上8下以下、好ましくは1.5以上5以下に設定されている。この前後方向Xの最大寸法Dはこれらの距離F,Gの和に等しい。ちなみに、10mm≦F≦140mm、10mm≦G≦50mmに設定することが好ましい。さらに、この上下両刃体3,4の刃先6,7と前記左側指掛部22の基端点39との間の距離をHとし、この左側指掛部22の両基端点39,41間の距離をIとした場合、それらの比H/Iは、1以上8以下、好ましくは1.5以上5以下に設定されている。ちなみに、10mm≦H≦140mm、10mm≦I≦50mmに設定することが好ましい。なお、これらの比D/E,F/G,H/Iの範囲やこれらの距離D,E,F,G,H,Iの範囲については上記具体的数値範囲以外にも設定可能である。
この爪切りを使用する際に、例えば、把持部16の左右両指掛部22,23の外側面25,27及び収容部15の後壁部20の外面を右手の平に向けた状態で、人差し指を左側指掛部22の内側面24に当てがうとともに、中指を右側指掛部23の内側面26の凹曲面34に当てがい、操作状態Qにある押圧操作てこ5を親指により押さえると、刃体3と下刃体4とが上下方向Zへ相対動してそれらの刃先6,7が互いに接近または離間する。この左右両指掛部22,23の外側面25,27と後壁部20の外面とは、凸状の曲面をなすように滑らかに膨らんでいるので、手の平になじみ易くなり、例えば親等が乳幼児の爪を切る際にも持ち易く使い勝手が良くなる。
ちなみに、押圧操作てこ5が収容部15から右側指掛部23側へ外れた位置で倒伏している状態から、その押圧操作てこ5を収容部15の切欠き凹部61に入り込ませる場合、押圧操作てこ5の裏面5bの先端部が右側指掛部23の表面56で内側面26に近接する面に接触しながら回動して案内される。その案内動作を円滑に行うために、右側指掛部23においては、先端点32側から基端点28,30側へ向かうほど表裏両面55,49間の厚みが大きくなるように裏面49及び表面56が滑らかに傾斜しているとともに、この裏面49及び表面56と内側面26及び外側面27との境界縁部がアール状に形成されている。
図7に示す本実施形態の別例にかかる爪切りにおいては、図5に示す爪切りと比較して、左右両指掛部22,23のうち左側指掛部22が省略されている。
図示しないが、爪飛散防止ケース2を省略し、爪切り本体1の上下両刃体3,4の基端部3b,4bに把持部を一体に形成したり、その基端部3b,4bに対し別体の把持部を接着やインサート成形や接続部材などの取付手段により着脱不能または着脱可能に取り付けたりしてもよい。
本実施形態にかかる爪切りにおいて爪切り本体を爪飛散防止ケースから取り出した分解状態を示す斜視図である。 上記爪切り本体を爪飛散防止ケースに収容した不使用状態を平面側から見た斜視図である。 上記不使用状態を底面側から見た斜視図である。 上記爪切り本体を爪飛散防止ケースに収容した使用状態を平面側から見た斜視図である。 本実施形態にかかる爪切りにおいて不使用状態を示す平面図である。 本実施形態にかかる爪切りにおいて不使用状態を示す断面図である。 本実施形態の別例にかかる爪切りにおいて不使用状態を示す平面図である。
符号の説明
1…爪切り本体、2…爪飛散防止ケース、3…上刃体、4…下刃体、3a,4a…先端部、3b,4b…基端部、5…押圧操作てこ、6…上刃先、7…下刃先、15…収容部、16…把持部、22,23…指掛部、24,26…内側面、25,27…外側面、28,30,39,41…基端点、32,43…先端点、33,37…想定線、34…凹曲面、38…凸曲面、48,49…裏面、50…凹所、51…周縁部、52…段差部、54…板ばね部、55,56…表面、X…前後方向(縦方向)、Y…左右方向(横方向のうち幅方向)。

Claims (8)

  1. 刃先を有する先端部から基端部にわたり延設された上刃体と下刃体とを押圧操作てこにより相対動させてこの上刃体の刃先と下刃体の刃先とを互いに接近または離間させるようにした爪切り本体を備えた爪切りにおいて、
    前記上下両刃体の基端部側に把持部を有し、この把持部は、上下両刃体の基端部と先端部とを結ぶ延設方向に沿った縦方向に対し直交する横方向の両側のうち少なくとも一方で、この上下両刃体の基端部側からこの横方向へ突出する指掛部を有し、
    前記一つの指掛部は上下両刃体の基端部側に隣接する基端部から先端部にわたり延設され、前記縦方向の両側でこの指掛部の基端部から先端部へ延びる内外両側面のうち、前記上下両刃先に近い内側面は、その内側面上にある基端点と先端点とを結ぶ想定線に対し凹状に凹んでいる
    ことを特徴とする爪切り。
  2. 刃先を有する先端部から基端部にわたり延設された上刃体と下刃体とを押圧操作てこにより相対動させてこの上刃体の刃先と下刃体の刃先とを互いに接近または離間させるようにした爪切り本体と、この爪切り本体を収容する収容部を有するケースとを備えた爪切りにおいて、
    前記ケースは前記上下両刃体の基端部に隣接する前記収容部の基端部で把持部を有し、この把持部は、上下両刃体の基端部と先端部とを結ぶ延設方向に沿った縦方向に対し直交する横方向の両側のうち少なくとも一方で、この収容部の基端部からこの横方向へ突出する指掛部を有し、
    前記一つの指掛部は上下両刃体の基端部側に隣接する基端部から先端部にわたり延設され、前記縦方向の両側でこの指掛部の基端部から先端部へ延びる内外両側面のうち、前記上下両刃先に近い内側面は、その内側面上にある基端点と先端点とを結ぶ想定線に対し凹状に凹んでいる
    ことを特徴とする爪切り。
  3. 刃先を有する先端部から基端部にわたり延設された上刃体と下刃体とを押圧操作てこにより相対動させてこの上刃体の刃先と下刃体の刃先とを互いに接近または離間させるようにした爪切り本体を備えた爪切りにおいて、
    前記上下両刃体の基端部側に把持部を有し、この把持部は、上下両刃体の基端部と先端部とを結ぶ延設方向に沿った縦方向に対し直交する横方向の両側で、それぞれ、この上下両刃体の基端部側からこの横方向へ突出する指掛部を有し、
    この両指掛部で前記横方向における上下両刃体の基端部側からの突出寸法については、一方の指掛部のものと他方の指掛部のものとで互いに異なるように設定し、
    前記一つの指掛部は上下両刃体の基端部側に隣接する基端部から先端部にわたり延設され、前記縦方向の両側でこの指掛部の基端部から先端部へ延びる内外両側面のうち、前記上下両刃先に近い内側面は、その内側面上にある基端点と先端点とを結ぶ想定線に対し凹状に凹んでいる
    ことを特徴とする爪切り。
  4. 刃先を有する先端部から基端部にわたり延設された上刃体と下刃体とを押圧操作てこにより相対動させてこの上刃体の刃先と下刃体の刃先とを互いに接近または離間させるようにした爪切り本体と、この爪切り本体を収容する収容部を有するケースとを備えた爪切りにおいて、
    前記ケースは前記上下両刃体の基端部に隣接する前記収容部の基端部で把持部を有し、この把持部は、上下両刃体の基端部と先端部とを結ぶ延設方向に沿った縦方向に対し直交する横方向の両側で、それぞれ、この収容部の基端部からこの横方向へ突出する指掛部を有し、
    この両指掛部で前記横方向における収容部の基端部からの突出寸法については、一方の指掛部のものと他方の指掛部のものとで互いに異なるように設定し、
    前記一つの指掛部は上下両刃体の基端部側に隣接する基端部から先端部にわたり延設され、前記縦方向の両側でこの指掛部の基端部から先端部へ延びる内外両側面のうち、前記上下両刃先に近い内側面は、その内側面上にある基端点と先端点とを結ぶ想定線に対し凹状に凹んでいる
    ことを特徴とする爪切り。
  5. 前記一つの指掛部において、前記内外両側面のうち前記上下両刃先から遠い外側面は、その外側面上にある基端点と先端点とを結ぶ想定線に対し凸状に膨らんでいることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一つの請求項に記載の爪切り。
  6. 前記一つの指掛部は前記内外両側面間で区画される表裏両面を有し、この表裏両面のうち少なくとも一方の面に凹所を設けたことを特徴とする請求項5に記載の爪切り。
  7. 前記ケースは、硬質樹脂と軟質樹脂とを混合して成形されていることを特徴とする請求項2または請求項4に記載の爪切り。
  8. 前記ケースにおいて把持部に隣接する収容部の基端部には、凹所と、この凹所を囲う周縁部と、この凹所と周縁部との間の段差部とを設け、この凹所内と段差部と周縁部とにわたり一対のスリットを設けてこの両スリット間には前記上下両刃体のうち少なくとも一方の刃体に係止される両持ち梁状の板ばね部を設けたことを特徴とする請求項2または請求項4に記載の爪切り。
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