JP4573785B2 - 光学素子および光ピックアップ装置 - Google Patents
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Description
但し、(5)式において、ID+1(C0)は、DVD用回折格子2において発生したDVD用3ビームにおけるサブビーム(+1次光)についてのCD用回折格子7における0次光の光量(w)である。また、(5)式において、ID−1(C0)は、DVD用回折格子2において発生したDVD用3ビームにおけるサブビーム(−1次光)についてのCD用回折格子7における0次光の光量である。さらに、(5)式において、ID0(C0)は、DVD用回折格子2において発生したDVD用3ビームにおけるメインビーム(0次光)についてのCD用回折格子7における0次光の光量である。
0.9≦(n2−1)×d1/λ2≦1.1 (1)
0.9≦(n1−1)×(d1−d2)/λ1≦1.1 (2)
0.5≦x2/(x1+x3)≦1.5 (3)
但し、
λ1:前記第1の波長
λ2:前記第2の波長
n1:前記透光性部材の材料についての前記第1の光の屈折率
n2:前記透光性部材の材料についての前記第2の光の屈折率
d1:前記第2の段部の高さ
d2:前記第1の段部および前記第3の段部の高さ
x1:前記第1の段部の前記所定方向の寸法
x2:前記第2の段部の前記所定方向の寸法
x3:前記第3の段部の前記所定方向の寸法
を満足する点にある。
0.9≦x1/x3≦1.1 (4)
を満足する点にある。
0.9≦(n2−1)×d1/λ2≦1.1 (1)
0.9≦(n1−1)×(d1−d2)/λ1≦1.1 (2)
0.5≦x2/(x1+x3)≦1.5 (3)
但し、
λ1:前記第1の波長
λ2:前記第2の波長
n1:前記透光性部材の材料についての前記第1の光の屈折率
n2:前記透光性部材の材料についての前記第2の光の屈折率
d1:前記第2の段部の高さ
d2:前記第1の段部および前記第3の段部の高さ
x1:前記第1の段部の前記所定方向の寸法
x2:前記第2の段部の前記所定方向の寸法
x3:前記第3の段部の前記所定方向の寸法
を満足する点にある。
0.9≦x1/x3≦1.1 (4)
を満足する点にある。
0.9≦(n1−1)×(d1−d2)/λ1≦1.1 (2)
0.5≦x2/(x1+x3)≦1.5 (3)
但し、(2)式におけるλ1は、第1の波長としてのDVDに対応する波長(660nm)である。また、(1)式におけるλ2は、第2の波長としてのCDに対応する波長(780nm)である。さらに、(2)式におけるn1は、透光性部材14の材料についてのDVD光(第1の光)の屈折率である。さらにまた、(2)式におけるn2は、透光性部材14の材料についてのCD光(第2の光)の屈折率である。また、(1)式および(2)式におけるd1は、第2の段部16Bの高さである。さらに、(2)式におけるd2は、第1の段部16Aおよび第3の段部16Cの高さである。さらにまた、(3)式におけるx1は、第1の段部16Aの図2における横方向の寸法である。また、(3)式におけるx2は、第2の段部16Bの図2における横方向の寸法である。さらに、(3)式におけるx3は、第3の段部16Cの図2における横方向の寸法である。
ここで、x1/x3の値が(4)の条件から外れると、DVD光がDVD用回折格子15において回折することによって発生する2つのサブビーム(±1次光)の光量のバランスが悪くなる。換言すれば、2つのサブビームの光量のずれが大きくなる。
回折格子周期(図2におけるp)=20μm
n1=1.522
n2=1.519
x1=3μm
x2=4μm
x3=3μm
d1=1.50μm
d2=0.25μm
このような条件の下で、(n2−1)×d1/λ2=0.998となり、(1)の条件式を満足するものであった。また、(n1−1)×(d1−d2)/λ1=0.989となり、(2)の条件式を満足するものであった。さらに、x2/(x1+x3)=0.67となり、(3)の条件式を満足するものであった。さらにまた、x1/x3=1.0となり、(4)の条件式を満足するものであった。
回折格子周期p=20μm
n1=1.522
n2=1.519
DVD用回折格子2の凸部35の図4における横方向の寸法x=10μm
DVD用回折格子2の凸部35の高さd=1.49μm
さらに、図5は、比較例2の試料を示したものであり、この比較例2の試料は、以下の条件に設定されている。
回折格子周期p=20μm
n1=1.522
n2=1.519
DVD用回折格子2の凸部36の図5における横方向の寸法x=10μm
DVD用回折格子2の凸部36の高さd=0.232μm
このように設定された各試料は、DVD用回折格子15、2についてのDVD光の回折効率の温度特性が、図6のグラフに示すようになった。
14 透光性部材
16 凸部
16A 第1の段部
16B 第2の段部
16C 第3の段部
20 光ピックアップ装置
26 対物レンズ
28 DVD
29 CD
30 受光素子
Claims (6)
- 透光性部材の一方の表面に、前記透光性部材と同一の材料によって形成され、所定方向に所定の間隔を設けて整列された複数の凸部を有し、第1の波長を有するコヒーレントな第1の光を回折させることによって3ビームを発生させる第1の回折格子と、
前記透光性部材の他方の表面に、前記透光性部材と同一の材料によって形成され、前記第1の波長よりも長い第2の波長を有するコヒーレントな第2の光を回折させることによって3ビームを発生させる第2の回折格子と
を有する光学素子であって、
前記第1の回折格子における前記凸部が、
第1の段部と、
この第1の段部に前記所定方向における一方において隣位するようにして前記第1の段部に連設され、前記第1の段部よりも高さが大きく形成された第2の段部と、
この第2の段部に前記所定方向における一方において隣位するようにして前記第2の段部に連設され、前記第1の段部と同じ高さに形成された第3の段部と
を有し、かつ、次の(1)〜(3)の各条件式、
0.9≦(n2−1)×d1/λ2≦1.1 (1)
0.9≦(n1−1)×(d1−d2)/λ1≦1.1 (2)
0.5≦x2/(x1+x3)≦1.5 (3)
但し、
λ1:前記第1の波長
λ2:前記第2の波長
n1:前記透光性部材の材料についての前記第1の光の屈折率
n2:前記透光性部材の材料についての前記第2の光の屈折率
d1:前記第2の段部の高さ
d2:前記第1の段部および前記第3の段部の高さ
x1:前記第1の段部の前記所定方向の寸法
x2:前記第2の段部の前記所定方向の寸法
x3:前記第3の段部の前記所定方向の寸法
を満足することを特徴とする光学素子。 - 前記第1の回折格子における前記凸部が、更に、次の(4)に示す条件式、
0.9≦x1/x3≦1.1 (4)
を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学素子。 - 前記第1の波長が660nmとされ、前記第2の波長が780nmとされていること
を特徴とする請求項1または2に記載の光学素子。 - 第1の波長を有するコヒーレントな第1の光を出射する第1の光源と、
前記第1の波長よりも長い第2の波長を有するコヒーレントな第2の光を出射する第2の光源と、
透光性部材の一方の表面に、前記透光性部材と同一の材料によって形成され、所定方向に所定の間隔を設けて整列された複数の凸部を有し、第1の波長を有するコヒーレントな第1の光を回折させることによって3ビームを発生させる第1の回折格子と、前記透光性部材の他方の表面に、前記透光性部材と同一の材料によって形成され、前記第1の波長よりも長い第2の波長を有するコヒーレントな第2の光を回折させることによって3ビームを発生させる第2の回折格子とを有する光学素子と、
この光学素子によって発生された前記3ビームを前記光学的情報記録媒体上に集光させる対物レンズと、
前記光学的情報記録媒体によって反射された後の前記3ビームを受光する受光素子と
を少なくとも備えた光ピックアップ装置であって、
前記光学素子の前記第1の回折格子における前記凸部が、
第1の段部と、
この第1の段部に前記所定方向における一方において隣位するようにして前記第1の段部に連設され、前記第1の段部よりも高さが大きく形成された第2の段部と、
この第2の段部に前記所定方向における一方において隣位するようにして前記第2の段部に連設され、前記第1の段部と同じ高さに形成された第3の段部と
を有し、かつ、次の(1)および(2)の各条件式、
0.9≦(n2−1)×d1/λ2≦1.1 (1)
0.9≦(n1−1)×(d1−d2)/λ1≦1.1 (2)
0.5≦x2/(x1+x3)≦1.5 (3)
但し、
λ1:前記第1の波長
λ2:前記第2の波長
n1:前記透光性部材の材料についての前記第1の光の屈折率
n2:前記透光性部材の材料についての前記第2の光の屈折率
d1:前記第2の段部の高さ
d2:前記第1の段部および前記第3の段部の高さ
x1:前記第1の段部の前記所定方向の寸法
x2:前記第2の段部の前記所定方向の寸法
x3:前記第3の段部の前記所定方向の寸法
を満足することを特徴とする光ピックアップ装置。 - 前記光学素子の前記第1の回折格子における前記凸部が、更に、次の(4)に示す条件式、
0.9≦x1/x3≦1.1 (4)
を満足することを特徴とする請求項4に記載の光ピックアップ装置。 - 前記第1の波長が660nmとされ、前記第2の波長が780nmとされていること
を特徴とする請求項4または5に記載の光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006064038A JP4573785B2 (ja) | 2006-03-09 | 2006-03-09 | 光学素子および光ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006064038A JP4573785B2 (ja) | 2006-03-09 | 2006-03-09 | 光学素子および光ピックアップ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007242156A JP2007242156A (ja) | 2007-09-20 |
JP4573785B2 true JP4573785B2 (ja) | 2010-11-04 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002311219A (ja) * | 2001-04-18 | 2002-10-23 | Alps Electric Co Ltd | 光学部材及びこれを用いた光ピックアップ |
JP2003006891A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-10 | Sankyo Seiki Mfg Co Ltd | 光ピックアップ装置 |
JP2006012220A (ja) * | 2004-06-22 | 2006-01-12 | Sony Corp | 光ピックアップ装置 |
JP2007172737A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Sony Corp | 光ピックアップ |
-
2006
- 2006-03-09 JP JP2006064038A patent/JP4573785B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003006891A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-10 | Sankyo Seiki Mfg Co Ltd | 光ピックアップ装置 |
JP2006012220A (ja) * | 2004-06-22 | 2006-01-12 | Sony Corp | 光ピックアップ装置 |
JP2007172737A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Sony Corp | 光ピックアップ |
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