JP4573634B2 - 情報端末装置及び状態表示システム - Google Patents
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Description
例えば、特開2002−278583号公報(特許文献1)には、犬の鳴き方の違いによる犬の感情を音声又は画像として出力することにより、犬とのコミュニケーションを図ることのできる技術が開示されている。
上記特許文献1には、飼い犬の首輪に取り付けられた犬側ケースから送信された犬の鳴き声を利用者が保有する飼い主側ケースにて受信し、受信した犬の鳴き声に基づいて犬の感情を解析し、この犬の感情を文字や音声により飼い主へ伝える技術が開示されている。
更に、上記特許文献1に示される技術では、翻訳対象の生物が、犬などのように、音声を発する生物に限られてしまうため、鳴き声などを発しない、つまり、音声を発しない生物の感情などは、翻訳することができないという問題があった。
本発明は、画像表示部と、使用者の視線方向の実視野からの光を透過するとともに前記画像表示部に表示された情報を光学的に虚像として前記実視野中に重畳的に表示する半透過光学素子と、前記半透過光学素子を介した実視野中に存在する観察対象を検出する観察対象検出部と、前記観察対象の挙動を検出する挙動検出部と、前記挙動検出部によって検出された観察対象の挙動に基づいて、前記観察対象の状態を解析する状態解析部と、前記状態解析部の解析結果を前記画像表示部に表示させる画像表示制御部とを備える情報端末装置を提供する。
これにより、動物や植物などの観察対象の状態が、半透過光学素子により、実視野中に存在する観察対象に重畳的に表示されるので、植物、動物などの観察対象と、その観察対象の状態とを一体性をもたせた形で表示させることができる。
上記観察対象の挙動には、観察対象の動作などのほか、表情の動きなども含まれる。
これにより、動物や植物などの観察対象の状態が、半透過光学素子により、実視野中に存在する観察対象に重畳的に表示されるので、植物、動物などの観察対象と、その観察対象の状態とを一体性をもたせた形で表示させることができる。
上記観察対象の挙動には、観察対象の動作などのほか、表情の動きなども含まれる。
これにより、植物などのように、一定の場所に固定されているような場合には、非常に容易に、且つ、高い精度で判定を行うことが可能となる。
また、本発明の情報端末装置において、観察対象検出部が実視野の方向を撮像する撮像部を備えている場合には、その撮像部により取得された画像情報を用いて上述の特徴点の抽出を行うことが好ましい。
また、本発明の情報端末装置において、観察対象検出部が観察対象に設けられている発信機から発せられる信号を受信する受信機を備えている場合には、この受信機により受信された信号を用いて、観察対象の挙動を検出するようにしても良い。
例えば、植物が観察対象の場合には、葉の揺れの振幅や葉の向きなどと、その状態とが対応付けられて、データベースに登録されている。
また、例えば、動物が観察対象の場合には、動物の動く速度、他の動物との距離、表情などに、その動物の状態が対応付けられて、データベースに登録されている。
更に、本発明の情報端末装置又は状態表示システムによれば、観察対象の挙動に基づいて、その状態を解析するため、鳴き声を発しない生物であっても、その状態を利用者に対して通知することができるという効果を奏する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態に係る情報端末装置の構成例を示す外観斜視図であり、図1は、使用状態における外観斜視図、図2は格納状態における外観斜視図を示している。
図1、図2に示すように、本実施形態に係る情報端末装置1は、後述する各種制御機構及び制御基板等を内蔵した筐体(本体)20の外部に、表示装置30及び撮像装置(撮像部)40を備えている。
上記表示装置30は、画像表示部50及びコンバイナー60を備えている。これら画像表示部50及びコンバイナー60は、格納状態で、筐体20を貫通する開口部21の空間部に収納され(図2参照)、それぞれが矩形状とした短辺側の一辺を筐体20に軸支されて揺動による開閉動作が可能とされる。
本実施形態において、コンバイナー60は、例えば、アクリルやポリカーボネート等の透明な材質からなる略長方形板状の部材であり、その片面側に金属膜等の反射層が形成されている。この反射層の表面が、画像表示部50から入射した光を表面で反射させる反射面61となる。
なお、上記コンバイナー60としては、上述の半透過型光学素子のほか、例えば、ハーフミラー、ホログラム素子などを採用することも可能であり、目的に応じてこれらの1つを適宜選択して採用することが可能である。
使用状態では、図1に示すように、この反射面61と表示面51とが略対向し、かつ、筐体20とともに略Z字状を形成するように開かれ、図3に示すように、筐体20の後端部側となる側面22が使用者の側頭部に押し当てられるように保持される。この状態において、画像表示部50の表示面51に表示された情報の光は、開口部21を通じて斜め前方へ向けて出射され、反射面61によって筐体20の後端部側へ向けて反射される。これにより、使用者には、コンバイナー60の前方に、すなわち、使用者から見てコンバイナー60よりも遠方に、画像表示部50に表示された情報が虚像として視認される。
撮像装置40としては、例えば、感光フィルム等の感光体を用いたアナログ式撮像装置を用いてもよく、またCCD素子等の撮像素子を用いたデジタル式撮像装置を用いてもよい。本実施形態では、撮像装置40として、デジタル式撮像装置が用いられている。
図4は、本実施形態に係る情報端末装置の電気的構成の概略を示したブロック図である。この図において、図1乃至図3と同様の構成要素には、同一の符号を付している。
図4に示すように、筐体20には、第1のデータベース71、第2のデータベース72、各種処理を実行する処理部73、及び画像表示制御部75などが内蔵されている。
例えば、観察対象が植物である場合は、葉の揺れる振幅に応じて、その状態を表現する表示内容が登録されている。具体的には、図6に示すように、「振幅」を数段階のレベルに分け、レベル毎に、植物の状態を表す表示内容が設定されている。例えば、風がほとんど吹いていない状況を示す「振幅:レベル1」には、「今日は静かだなぁ」などの表示内容が登録される。また、風が強く、木の幹や葉が大きく揺れている状況を示す「振幅:レベル5」には、「風が強くて大変だよー!」、「助けてー。」などの表示内容が登録される。
このように、「振幅」をパラメータとした挙動テーブルが登録されていることにより、風が当たることによる植物の状態や、落葉の状態などを解析することが可能となる。
例えば、「動く速度」を数段階に分け、各速度レベルに応じて生物の状態を表す表示内容が設定されている。例えば、非常に早い速度で走っている状況を示す「速度:レベル5」には、「わくわく」、「楽しいなぁ」などの表示内容が登録される。また、とまっている状況を示す「速度:レベル1」には、「疲れた。」、「眠いなぁ」などの表示内容が登録される。
例えば、処理部73は、図示しないCPU(中央演算装置)、ROM(Read
Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えて構成されている。上述の各部の機能を実現するための一連の処理手順は、プログラムの形式でROM等に記録されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、上記判定部731、挙動検出部732、及び状態解析部733などの機能が実現される。
判定部731は、観察対象検出部として機能する撮像装置40により取得された画像に基づいて、コンバイナー60を介した実視野中に、観察対象が存在するか否かを判定する。
例えば、判定部731により検出された観察対象が植物であった場合には、撮像装置40から逐次出力される観察対象の画像に基づいて、当該植物の葉が揺れる振幅や周期などを算出する。
また、判定部731により検出された観察対象が犬、猫、ハムスター、赤ん坊などの生物であった場合には、撮像装置40から逐次出力される観察対象の画像に基づいて、観察対象の動く速度を算出するとともに、移動方向を検出する。更に、判定部731により複数の観察対象が検出された場合には、その観察対象の互いの距離を算出する。そして、この検出結果を状態解析部733に出力する。
画像表示制御部75は、処理部73の状態解析部733から出力される表示内容を画像表示部50に表示させる。これにより、画像表示部50に表示された表示内容は、コンバイナー60により、虚像として、実視野中の実像、つまり、観察対象に重畳されることとなる。
以下、観察対象を登録するための初期登録処理について説明する。
初期登録においては、図3に示すように、例えば、使用者は、使用状態の情報端末装置10の筐体20の側部22を側頭部に押し当てるように保持する。次に、コンバイナー60を介した実視野中に、観察対象を確認できる状態において、筐体20の側面に設けられた図示しないシャッタスイッチを押す。これにより、シャッタスイッチが押下された旨の電気信号が、筐体20に内蔵されている処理部73(図4参照)に入力される。
処理部73は、シャッタスイッチが押下された旨の電気信号を取得すると、現時点において、撮像装置40により撮像されている画像を取り込む。これにより、使用者の視線方向の風景、つまり、観察対象が存在する風景が撮像装置40により撮像されて、画像として処理部73に取り込まれる。
使用者は、例えば、画像表示部50の表示面51を直接的に確認することにより、観察対象が画像として確実に取り込まれたかを確認すると、図示しない登録ボタンを押下する。これにより、登録ボタンが押下された旨の電気信号が処理部73に入力される。処理部73は、登録ボタンが押下された旨の電気信号を取得すると、先ほどの画像を第1のデータベース71に書き込む。これにより、観察対象が登録されることとなる。そして、このような操作、処理を繰り返し行うことにより、様々な生物を観察対象として登録することが可能となる。
次に、登録後における情報端末装置1の通常時における作用について、図7を参照して説明する。
まず、図3に示すように、使用状態にされた情報端末装置1が使用者の側頭部に保持された状態において、観察対象検出部として機能する撮像装置40は、使用者の視野方向の風景を逐次撮像し、取得した画像を処理部73に出力する。
処理部73の判定部731は、撮像装置40から画像を取得すると(図7のステップSA1)、コンバイナー60を介した実視野中に観察対象が存在するか否かを判定する(ステップSA2)。
具体的には、判定部731は、撮像装置40により取得された使用者の視線方向の風景画像と、第1のデータベース71に登録されている各観察対象の画像とのパターンマッチングを行う。そして、撮像装置40により取得された風景画像に、観察対象の画像とマッチングする輪郭が認識できた場合には、コンバイナー60を介した実視野中にその観察対象が存在すると判定する。
挙動検出部733は、判定部732から入力された観察対象の情報に基づいて、その観察対象の挙動を撮像装置40から逐次入力される画像に基づいて検出する(ステップSA3)。例えば、観察対象として、2匹のハムスターが検出された場合には、挙動検出部733は、撮像装置40から逐次出力される画像に基づいて、2匹のハムスターの移動方向、移動速度、及び両者間の距離を算出する。そして、これらの検出結果を状態解析部733に出力する。
第1に、動物や植物などの観察対象の状態は、コンバイナー60により、実視野中に存在する観察対象に重畳的に表示されるので、植物、動物などの観察対象と、その観察対象の状態とを、一体性をもたせた形で表示させることができる。これにより、観察対象とその観察対象の状態との乖離を解消し、利用者に対して、観察対象の状態をわかりやすく伝えることができるという効果を奏する。
第2に、観察対象の挙動に基づいて観察対象の状態が解析されるので、音を発しない生物についてもその状態を解析して、表示させることが可能となる。これにより、音を発しない生物の状態や感情についても利用者に提供することができる。
第1に、上述した実施形態においては、撮像装置40により取得された画像と予め登録されている観察対象の画像とをパターンマッチングすることにより、実視野中に観察対象が存在するか否かを判定していたが、このような態様に限らず、例えば、以下のような第1の他の態様、第2の他の態様などによっても判定を行うことが可能である。
そして、処理部73が備える判定部731が、観察対象検出部として機能する上記方位情報測定部により特定された位置及び方向に基づいて決定される所定の範囲内、例えば、方位情報測定部により特定された位置を中心として、方位情報測定部により特定された方向に描かれる扇状の範囲内に、予め登録されている観察対象が存在するか否かを判定することにより、前記観察対象が前記実視野中に存在するか否かを判定する。
上述したような、第1の他の態様、第2の他の態様によれば、パターンマッチングなどの煩雑な処理を行うことなく、観察対象がコンバイナー60を介した実視野内に存在するか否かの判定を容易に行うことが可能となる。
また、上記第2の他の態様のように、観察対象に指向性の高い発信機を設置した場合には、この発信機からの信号に基づいて、挙動検出部732が観察対象の挙動、例えば、観察対象の動く速度、観察対象間の距離などを検出するようにしても良い。なお、発信機からの信号に基づいて、動く速度や、観察対象間の距離を算出する手法については、周知の追跡機能などの技術を採用することにより実現可能である。
この場合、平常時における顔の画像が予め情報端末装置1に登録されているとともに、この画像に観察対象の表情の動きを検出するために用いられる特徴点が予め設定されている。また、第2のデータベース72には、これらの特徴点の変位と表示内容とが対応付けられた挙動テーブルが格納されている。
そして、上述した情報端末装置1の使用時において、挙動検出部732は、撮像装置40から逐次入力される観察対象の顔の画像において、これら特徴点を抽出し、抽出した特徴点の位置と、予め登録されている平常時における特徴点の位置とを比較することにより、平常時に対する特徴点の変位を算出することにより、観察対象の挙動を検出する。例えば、特徴点の変位を算出することにより、目を瞑っている、目が開いている、目尻が下がっている、瞬きが激しいなどの様子を検出することが可能となる。
そして、状態解析部733が挙動検出部732により検出された挙動、つまり、特徴点の変位に対応付けられている表示内容を第2のデータベース72から抽出し、これを画像表示制御部75へ出力する。
これにより、観察対象の表情に応じた表示内容が虚像として利用者に提供されることとなる。
本実施形態に係る情報表示システムでは、図9に示すように、処理部73が備える判定部731、挙動検出部732、及び状態解析部733、並びに、第1のデータベース71、及び第2のデータベース72を外部に設置されたサーバ2に設け、このサーバ2と情報端末装置1´とを備える状態表示システムを構築する。そして、情報端末装置1とサーバ2とが互いに通信を行うための通信部80、81を各々に設け、情報を送受することにより、上述の実施形態に係る情報端末装置1の作用並びに効果を実現させる構成としても良い。
この表示内容は、情報端末装置1の通信部80を介して処理部73´に入力され、処理部73´から画像表示制御部75に出力される。これにより、表示内容は、画像表示制御部75により画像表示部50に表示されることとなる。
第1に、上述した実施形態において、サーバ2が備える各構成要素や処理部73が実現させる各種機能は、一例であり、これらの一部が情報端末装置1に備えられていても良い。例えば、判定部731、挙動検出部732、及び状態解析部733のうちの少なくとも1つが、情報端末装置1に備えられていても良い。
第3に、上述した通信部80、81の間で行われるデータ通信の規格は、特に限定されるものではなく、例えば、ブルーツースなどの無線インターフェースにより直接的に行われても良い。また、各通信部及び通信装置間の通信経路についても適宜選択することができる。
2 サーバ
20 筐体
30 表示装置
40 撮像装置
50 画像表示部
60 コンバイナー
71 第1のデータベース
72 第2のデータベース
73、73´ 処理部
75 画像表示制御部
80、81 通信部
731 判定部
732 挙動検出部
733 状態解析部
Claims (12)
- 画像表示部と、
使用者の視線方向の実視野からの光を透過するとともに前記画像表示部に表示された情報を光学的に虚像として前記実視野中に重畳的に表示する半透過光学素子と、
前記半透過光学素子を介した実視野中に存在する観察対象を検出する観察対象検出部と、
前記観察対象検出部で検出される前記観察対象の挙動を検出する挙動検出部と、
前記挙動検出部によって検出された観察対象の挙動に基づいて、前記観察対象の状態を解析する状態解析部と、
前記状態解析部の解析結果を前記画像表示部に表示させる画像表示制御部と
を備える情報端末装置。 - 前記観察対象検出部の検出結果に基づいて、前記観察対象が前記実視野中に存在するか否かを判定する判定部を備え、
前記挙動検出部が、前記判定部によって前記観察対象が前記実視野中に存在すると判定された場合に、前記観察対象の挙動を検出する請求項1に記載の情報端末装置。 - 前記観察対象検出部が、前記実視野の方向を撮像する撮像部を備え、
前記判定部が、前記撮像部から出力される画像情報と予め登録されている観察対象の画像情報とを照合することにより、前記観察対象が前記実視野中に存在するか否かを判定する請求項1又は請求項2に記載の情報端末装置。 - 前記観察対象検出部が、前記観察対象に設けられた発信機から発せられる信号を受信する受信機を備え、
前記判定部は、前記発信機から発せられた信号が前記受信機により受信されたか否かにより、前記観察対象が前記実視野中に存在するか否かを判定する請求項1又は請求項2に記載の情報端末装置。 - 前記観察対象検出部が、位置及び方向を特定する方位情報測定部を備え、
前記判定部は、前記方位情報測定部により特定された位置及び方向に基づいて決定される所定の範囲内に、予め登録されている観察対象が存在するか否かを判定することにより、前記観察対象が前記実視野中に存在するか否かを判定する請求項1又は請求項2に記載の情報端末装置。 - 前記挙動検出部が、
前記観察対象を撮像する撮像部と、
前記撮像部により取得された画像に基づいて、予め登録されている前記観察対象の特徴点を抽出する特徴点抽出部とを備え、
前記特徴点抽出部により抽出された特徴点の変位に基づいて、前記観察対象の挙動を検出する請求項1又は請求項2又は請求項4又は請求項5に記載の情報端末装置。 - 前記挙動検出部が、前記観察対象検出部が備える前記撮像部により取得された画像に基づいて、予め登録されている前記観察対象の特徴点を抽出する特徴点抽出部を備え、
前記特徴点抽出部により抽出された特徴点の変位に基づいて、前記観察対象の挙動を検出する請求項3に記載の情報端末装置。 - 前記挙動検出部が、前記観察対象に設けられている発信機からの信号を検出することにより、前記観察対象の挙動を検出する請求項1から請求項3のいずれかの項又は請求項5に記載の情報端末装置。
- 前記挙動検出部は、前記観察対象検出部が備える受信機により受信された信号に基づいて、前記観察対象の挙動を検出する請求項4に記載の情報端末装置。
- 前記状態解析部が、
前記観察対象の挙動と状態とを対応付けて記憶するデータベースと、
前記挙動検出部により取得された挙動に対応する前記観察対象の状態を前記データベースから抽出する状態抽出部と
を具備する請求項1から請求項9のいずれかの項に記載の情報端末装置。 - 前記判定部により、前記観察対象が前記実視野中に存在すると判定された場合に、前記挙動検出部が起動する請求項2から請求項10のいずれかの項に記載の情報端末装置。
- 少なくとも画像表示部、使用者の視線方向の実視野からの光を透過するとともに前記画像表示部に表示された情報を光学的に虚像として前記実視野中に重畳的に表示する半透過光学素子を備える情報端末装置と、
前記半透過光学素子を介した実視野中に存在する前記観察対象を検出する観察対象検出部と、
前記観察対象検出部の検出結果に基づいて、前記観察対象が前記実視野中に存在するか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって前記観察対象が前記実視野中に存在すると判定された場合に、前記観察対象の挙動を検出する挙動検出部と、
前記挙動検出部によって検出された観察対象の挙動に基づいて、前記観察対象の状態を解析する状態解析部とを備え、
前記状態解析部の解析結果を前記情報端末装置の前記画像表示部に表示させる状態表示システム。
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