JP2006267887A - 映像認識手段を備えたヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像装置で捉えた映像を表示する外界光透過型のヘッドマウントディスプレイにおいて、映像を認識する機能を備えて対象物に関する各種の情報を自動的に表示する。また、外界光を透過するシースルー特性に適った各種設定を行う。
【解決手段】
外界光透過型のヘッドマウントディスプレイにおいて、視線方向の対象物を電子的に捉える撮像装置と、この電子データから対象物を認識する映像認識手段を備え、予め記憶手段に記憶された対象物に関する情報を表示する。また、映像認識の際、撮像装置で捉えた電子データと対応するテンプレートデータを予め撮像装置で登録可能にする。
【選択図】図5

Description

本発明は、ヘッドマウントディスプレイに係り、特に、撮像手段で捉えた映像情報から対象物を自動認識して対象物に関する情報を表示するヘッドマウントディスプレイに関する。
従来から、頭部に装着する装着具に小型表示装置を備えて眼前に映像を表示するヘッドマウントディスプレイが知られている。ヘッドマウントディスプレイには、光学素子を用いた観者の外界視界にホログラム映像を重畳表示する外界光透過型のものがある。また外界光透過型のヘッドマウントディスプレイを観者の視界方向の映像を捉える小型カメラを備えて映像をホログラム表示させる構成とし、外界視界の情報取得を妨げることなく表示情報を取得することを可能とするものもある。
シースルー特性はヘッドマウントディスプレイのハンズフリー性をより向上させるものであり、更に視界方向の映像を表示できる特性は視界方向の情報取得性を向上させる。このためシースルー型のヘッドマウントディスプレイは、弱視者等の視覚補助手段として活用される場合も多くある。
ところで、人間の視覚を補助する手段としては種々の研究がなされている。例えば、特許文献1は、デジタルビデオカメラに被写体の動き(移動)を認識する映像認識手段を備え、この映像認識手段の処理結果に基づいてデジタルビデオカメラの支持台に備えたモータを駆動制御して被写体を自動追尾する発明を開示している。また、特許文献2には、戦闘航空機に搭載されるミサイルの追尾に関する発明が開示されている。
更には、特許文献3は、複数の情報を表示可能とする自動車等のナビゲーション装置に関するものであり、自動車等の運行状況に応じて運転者に必要となる情報に優先順位を設け適宜提供する発明が開示されている。
特開平8−46849号公報 特開2001−194098号公報 特開平10−104001号公報
しかしながら、対象物追尾機能は機器自身が移動体を追尾することを目的とするものであり、移動体に関して人間の肉眼視界の補助を直接的に行うことを目的とするものではない。
対象物を観察等する上で、直接肉眼で対象物を観察することがのぞましい場合が多々ある。例えば、学習の場における生物の観察では、実際に生物を視覚、触覚、聴覚及び味覚等の五感を通して触れることが重要である場合がある。また、学習の場に限らず趣味や娯楽の領域においても、実際に五感を通じて触れることを目的とする場合もある。即ち、実際に対象が存在する環境に自ら出向き、その中で学習、趣味及び娯楽を体験することに意義があるものである。
実際に対象物の生息する環境においては、生物を発見してもわからないあるいは発見した生物が目的とする対象物であるかが確認できないという場合もある。このような場合に、事後記憶やメモを頼りに図鑑や映像メディアで検索すると記憶やメモと図鑑等との整合性に欠きまた不便である。また、対象物の生息環境に図鑑等の静的辞書やノート型パーソナルコンピュータ等の動的な辞書を持参して観察を行うのは重量、大きさ、両手の不自由さ及び検索のスピード等に問題が生ずる。更には、観察に夢中になるあまり周辺環境の状況に不注意となる場合がある。これは海中等の特別な環境での観察では致命的な問題となる虞がある。
また、特許文献3に開示される発明は、運転者の視野のいずれかの領域にタッチパネル式の表示装置を設け、表示の優先順位を予め運転者の手動により表示する情報の優先情報を設定する構成となっている。このため、設定の煩雑さという問題が生じる。
本発明の目的は、ヘッドマウントディスプレイのハンズフリー性及びシースルー性を活かし、ヘッドマウントディスレイに表示される対象物の付加情報の提供及びその情報を提供するに際しての情報選択手段を安全性を確保しつつ提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
頭部に装着可能な装着具に、眼前に位置して映像を光学的に眼に導く映像表示手段及び該映像表示手段に映像を投射する映像投射手段からなる表示装置を備え、視界に映像を重畳表示するヘッドマウントディスプレイにおいて、
視界方向の注目対象物を電子情報として捉える注目対象物検出手段と、
前記注目対象物検出手段が捉えた電子情報から前記注目対象物を認識する映像認識手段と、
1又は複数の注目対象物に関する情報が予め記憶された記憶手段と、
前記映像認識手段により認識された注目対象物と前記注目対象物の情報との同定を行う判別手段と、
前記判別手段により前記注目対象物と前記注目対象物の情報とが一致する場合に、
前記注目対象物の情報を前記映像表示装置に表示させる制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記注目対象物に関する情報は、所定時間表示されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記注目対象物は移動体であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記移動体は動物であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記注目対象物に関する情報はその注目対象物の予測移動方向に関する情報であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記注目対象物に関する情報をネットワーク接続されたデータベースから受信する通信手段を更に備え、前記記憶手段に記憶される注目対象物の情報は、前記通信手段により受信されるものであることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記判別手段が前記注目対象物を同定する回数及び/又は時間をカウントする計測手段を更に備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、頭部に装着可能な装着具に、眼前に位置して映像を光学的に眼に導く映像表示手段及び該映像表示手段に映像を投射する映像投射手段からなる表示装置を備え、視界に重畳する複数の映像を順次表示可能とするヘッドマウントディスプレイにおいて、
視線方向の注目対象物の映像を取得する注目物検出手段と、
前記注目対象物の映像を認識する映像認識手段と、
前記映像認識手段により認識された映像に基づいて、前記表示装置に表示された複数の映像の表示順序を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された表示順序を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された表示順序に従って前記複数の映像を前記表示装置に表示させる表示手段と、を備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
前記記憶手段は、表示順序の異なる複数の表示順序を記憶することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記制御手段は、前記映像認識手段の映像認識時間に基づいて、前記複数の映像の各映像表示時間を設定することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項8〜10のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、ネットワークを介して映像情報を受信する通信手段を更に備え、前記複数の映像は前記通信手段から取得するものであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、注目対象物検出手段で捉えた映像に関する情報を表示装置に表示することができるため、観者が注目対象物の特定をできないときであっても事後書籍や動的辞書により調べることなくその場で迅速に対象物に関する情報を取得することができる。更に、表示装置が外界と重畳して表示を行ういわゆるシースルー型(外界光透過型)として構成されることで、肉眼の視界で対象物を捉えながらその他の情報を取得することができる。このため学習、趣味及び娯楽に際して臨場感が向上する。
請求項2に記載の発明によれば、注目対象物に関する情報が所定時間だけ表示されるため、情報の取得が終了した後に肉眼視界がより確保され、十分に対象物の観察を行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、移動体である注目対象物を装着者が肉眼で追尾しながら注目対象物に関する情報を表示させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、動物である注目対象物を装着者が肉眼で追尾しながら注目対象物に関する情報を表示させることができる。なお、動物とは、哺乳類、鳥類、両生類、魚類、昆虫、細菌類等を含む。
請求項5に記載の発明によれば、注目対象物に関する情報が、その注目対象物の予測移動方向に関する情報であるため、装着者が事前に移動方向を予想立てて観察することが可能となり追尾観察が容易になる。
請求項6に記載の発明によれば、注目対象物の情報をネットワーク接続された通信手段により受信することでヘッドマウントディスプレイの記憶素子を軽減することが可能となる。例えば、対象物に関する情報が記憶素子の容量を大幅に超える膨大な容量になる場合は、通信手段を用いてネットワークと接続されるデータベースから適宜必要な情報をダウンロードすることでヘッドマウントディスプレイを小型にしつつ豊富な情報を表示することが可能となる。
請求項7に記載の発明は、注目対象物を観者が発見(観察)した回数及び/又は時間を計測することができる。このため、例えば動物探し等のゲームに活用することも可能である。
請求項8に記載の発明によれば、ヘッドマウントディスプレイで表示される複数の映像の表示順序を、注目対象物検出手段で注目対象物の映像を取得することで設定することができる。このため手動による操作系での設定と異なり、表示順の設定操作が簡便となる。
請求項9に記載の発明によれば、記憶手段に映像の表示順序の異なる表示順序を複数記憶することで、観者が表示順序の変更を所望する際に表示順を逐一設定し直す煩雑さが軽減される。更には、予め表示順序を記憶しておくことで生命の維持に関わるような重要な情報等を見もらす可能性も低減することが可能となる。
請求項10に記載の発明によれば、観者が所望する映像を表示する長さを映像認識手段での注目対象物の映像認識時間に基づいて設定可能とすることで、設定操作が簡便となる。
請求項11に記載の発明によれば、対象物の情報を通信手段により受信することでヘッドマウントディスプレイの記憶素子を軽減することが可能となる。例えば、対象物に関する情報が記憶素子の容量を大幅に超える膨大な容量になる場合は、通信手段を用いてネットワークと接続されるデータベースから適宜必要な情報をダウンロードすることでヘッドマウントディスプレイを小型にしつつ豊富な情報を表示することが可能となる。更には、ネットワークを介して種々のコンテンツWebサーバからの映像を表示可能とする。
以下、図を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本発明を適用したヘッドマウントディスプレイは、従来からの撮像装置で取得した映像を観者の眼前に設けられた表示装置に連続して表示させる視覚補助手段としての機能に加えて、装着者の視線方向に位置する対象物(例えば、動物や昆虫等)を撮像装置で映像データとして捉え、この取得した映像データに各種の映像処理を施して対象物の特定を行い予めメモリに記録された対象物に関する各種の情報を図やテキスト形式でシースルー型の表示装置に表示させ、肉眼で実際に対象物を観察しながら関連情報を取得することで学習や遊戯等に活用することを可能とするものである。以下、視覚補助手段としての機能を「通常モード」、対象物の情報表示機能を「観察モード」とする。
〔第1の実施形態〕
図1に、ヘッドマウントディスプレイ1の外観構成を示す。なお、以下の説明において、接眼方向と反対の方向を正面とする。
ヘッドマウントディスプレイ1は、通常の眼鏡と同様に、鼻当て2及びテンプル3R及び3Lが備えられるフレーム4とレンズ部5R及び5Lを有する。このフレーム4のレンズ部5Rの上方には、表示装置6及び撮像装置7が一体となって設置されている。また、テンプル3R及び3Lのそれぞれの中間部にケーブルが支持されてイヤホン8R及び8Lが観者の耳に装着可能に設けられている。表示装置6、撮像装置7及びイヤホン8R、8Lは、それぞれケーブルを介してコントロールボックス9に接続される。
コントロールボックス9には、モード切替スイッチ10、十字キー12、電源スイッチ11及び電源39が設けられる。モード切替スイッチは、表示装置6に撮像装置7から取得した外界視界を連続して表示させる「通常モード」と、表示装置6の外界透過領域を通して観者の視界に進入した対象物の各種情報を表示させる「観察モード」との2つのモードの切換えを行うものである。十字キー12は、「通常モード」及び「観察モード」起動時に、それぞれのアプリケーションに従った各種の入力操作を適宜行うものである。
図2に、表示装置6の左方向からの側断面図を示す。表示装置6は、映像生成ユニット15と接眼光学系16とからなる。表示装置6の本体となる筐体17の内部には、コントロールボックス9から送信される映像信号から映像を生成する透過型の液晶表示器18、バックライト光源である複数のLED(Light Emitting Diode)群19及びLED群19からの照射光を液晶表示器18の全面に導くための照明光学系20が設けられる。接眼光学系16は、更にプリズム21とホログラム素子22とからなる。ホログラム素子22はレンズ部5と接眼光学系16との下端部接合面と略同一の大きさを有するシート状の部材からなり、プリズム21とレンズ部5との下端部接合面に挟まれるにように設けられる。
プリズム21の上端部は正面方向に厚い楔の形状を有し、液晶表示器18から照射される映像光束を採光しやすいように形成されている。この上端部から採光された映像光束は、プリズム21の内部で全反射されながら下端部に設けられたホログラム素子22へと導かれる。ホログラム素子22は光を干渉させ、眼球Eに虚像を結ばせる構成となっている。
また、接眼光学系16は、レンズ部5Rと光の屈折率を同一とする単一の部材で構成されており、表面方向が段差なく連続するように接合されている。観者は、レンズ部5及び接眼光学系16を通して外界の視界を観察することが可能であるとともに、ホログラム素子22によって外界視界と重畳する映像を観察することが可能となっている。
次いで、ヘッドマウントディスプレイ1の電子的構成を図3に示す。
ヘッドマウントディスプレイ1は、CCD(Charge Coupled Device)25、CCD駆動回路26、CDS(Correlated Double Sampling)回路、A/D(Analog/digital)変換回路28、表示装置6、表示駆動回路29、入力部30、T/G(タイミングジェレータ)31、制御部32、メモリ33、メモリ制御部32、DSP35、グラフィックメモリ36、グラフィックメモリ制御回路37、時計回路38、イヤホン8Rと8L及び電源39から構成される。
制御部32は、CPU40、ROM(Read Only Memory)41及びRAM(Random Access Memory)42等から構成される。CPU40は、ROMに記憶されたプログラムを読み出し、ワークエリアとしてのRAM42に展開してヘッドマウントディスプレイ1の全体動作の制御を実行し、データバスを介して各種の回路に制御信号を供給する。ROM41には、後述する「対象物に関する情報」が予め記憶されている。「対象物に関する情報」は、制御部32の指示信号により読み出され、メモリ33に記憶される。
撮像手段であるCCD25は、撮影レンズを通して光学映像をとらえ、光電変換作用により撮像対象映像のアナログ信号を取得するものである。撮像対象映像のアナログ信号は、ヘッドマウントディスプレイ1の各部にタイミングパルス信号を供給するT/G31から出力されるパルス信号に基づいてCCD駆動回路26から供給される読出しパルスによって読み出され、読み出されたアナログ信号はCDS回路27に送られる。
CDS回路27では、アナログ映像信号の相関二重サンプリングが行われて雑音が低減除去されるとともにゲイン調整が行われる。ゲイン調整された映像信号はA/D(Analog/Digital)変換回路28でデジタル映像信号に変換され、図示しないバッファを介してグラフィックメモリ制御回路37に送られる。グラフィックメモリ制御回路37は、制御部32や図示しないバスコントローラの指示信号を受けてグラフィックメモリ36への情報の書き込み及び読み出しの制御を行う。
DSP(Digital signal processor)回路35は、制御部32から送信される指示信号に従い、グラフィックメモリ制御回路37に映像データの要求信号と要求する映像データ格納したファイル等のアドレスとを送信し、記憶されたデジタル映像データを読み出す。映像データ要求信号を受信したグラフィックメモリ制御回路37は、グラフィックメモリ36にアクセスして送信されたアドレスに基づいて所定の映像データを読み出し、応答信号とともに指示された映像データをDSP35に送信する。DSP35は送信された映像データに対して、後述する制御部32での映像認識処理のための前処理として幾何学的変換や映像強調を行う。具体的には、補正処理と特徴抽出処理とである。
ヘッドマウントディスプレイ1は、撮像装置7で対象物の映像データと予めROM41に記憶された「対象物パターンデータ」とを映像認識することにより各種の対象物に関する情報を撮像装置7に表示するものであるが、その映像認識の手法は、事前処理としての補正処理、特徴部分を抽出する特徴抽出処理及び特徴抽出により得られた処理映像データから映像の認識を行う認識決定処理の3段階の処理工程からなる。ヘッドマウントディスプレイ1では、所定のプログラムに基づいて、補正処理及び特徴抽出処理をDSP35に、認識決定処理をCPU40も主に行わせる構成となっている。DSP35は、第2段階の映像認識処理である特徴抽出処理により生成した映像データ(以下、「特徴データ」という。)をメモリ33に送信する。
メモリ33は不揮発性の半導体メモリであり、EEPROM(Electric Erasable and Programmable ROM)を適用している。制御部32やバスコントローラからのデータ送信要求に従い、メモリ制御部32を介して各素子にデータの送受信が行われる。また、補正処理及び特徴抽出処理を経た「特徴データ」を記憶する格納領域の他に、この特徴データとの映像照合に用いる「標本データ」及びこの標本データと対応付けられた「対象物に関するデータ」が予め記憶される。
ここで、「標本データ」とは、対象物が有する形状特徴や色の濃度特徴が上記特徴抽出処理によりデータ処理が施され、予めROM41に記憶されているデータである。例えば、CCD25で捉える対象物が「カエル(蛙)」であるとすると、前面、背面、上面、底面、左側面及び右側面等の各方向から観察した状態での形状パターン、特徴的な模様(テクスチャ)のパターン及び濃度(色彩等)パターンをデータ化したものである。なお、「標本データ」は、観察方向を特定した状態でのデータばかりでなく、通常対象物を観察(発見)する上で最も適した観察方向からのパターンデータも記憶させておくことが実用上好ましい。例えば、「カエル(蛙)」を左右側面斜め上方から見下ろした時のパターンデータは、実用上の観察(発見)態様により適うものである。
また、「対象物に関するデータ」とは対象物に関する各種の資料に関するデータであり、例えば「カエル(蛙)」に関する予測移動方向情報や外観的特徴、生息地、雌雄の区別、餌、性質等の生態情報等の各種の情報である。図4に表示装置6で表示されるこれら各種の情報の接眼方向からの表示態様を模式的に示す。なお、図中で「カエル(蛙)」の姿は、表示装置6に表示されるものでは無く、接眼光学系16(図1参照)を通して実際に肉眼で観察されるものである。
対象物(蛙)の予測移動方向は映像データとして記憶されているものであり、矢印で表示される。第1の実施形態では、予め移動方向を上下左右及び斜めの8方向に設定され対象物の前面、背面、上面、底面、左側面及び右側面等の「標本データ」に対応して移動方向が記憶されている。即ち、対象物である「カエル(蛙)」が左側面を示す「標本データ」と対応すると認識された場合は、左方向及び左斜め方向(跳ねる場合もある)の矢印の2つが表示されるように記憶されている。
なお、その他の生態等に関する情報はテキストデータ又は音声データとして記憶されている。音声データは、「カエル(蛙)」の生態情報等を音声として案内する構成としても、鳴き声を案内する構成としてもよい。
入力部30は、図1における十字キー12やモード切替スイッチ10に対応するものであり、観者の操作により各種の指示信号を制御部32に送信する。
イヤホン8は、制御部32によってメモリ33から読み出された「対象物に関するデータ」の音声データが、図示しないD/A(Digital/Analog)変換回路を介して送信され、音声により対象物に関する情報を提供するものである。なお、第1の実施形態では、音声案内の発生をイヤホン8としているが、骨伝導方式とする構成としてもよい。
次に、ヘッドマウントディスプレイ1で行われる映像認識処理について、より詳細に説明する。DSP35では、第1及び第2の映像認識処理である補正処理と特徴抽出処理が行われる。
補正処理とは、映像データのノイズ除去、平滑化、鮮鋭化、2次元フィルタリング、後述の特徴抽出を容易に行うために映像を2値映像に変換する2値化、認識対象とする図形や文字の骨格線を抽出する細線化、最終段階での映像照合であるパターンマッチングをより正確に行うために映像を拡大、縮小、平行移動、回転及び濃度変換に関する正規化等であり、映像認識処理の前処理として行われる。
特徴抽出処理としては、エッジ検出処理を採用している。エッジ検出処理とは、映像信号に含まれる色の濃度値から濃度の変換点を抽出し、映像の不連続部分をエッジとして抽出しこのエッジを境界線として映像をいくつかの連続領域に分割する処理である。ラプラシアン(2次微分)処理やハフ変換処理等により行われる。なお、濃度映像からエッジ検出を行う場合には所々で途切れている場合が多いが、この場合は膨張法、収縮法及び延長跡法等により切れている点列を繋ぐ処理を行う。
CPU40は、DSP35でエッジ検出処理が行われてメモリ33に記憶された「特徴データ」の要求信号及び「標本データ」の要求信号をメモリ制御部32に送信し、各データを読み出してRAM42に一時的に記憶させ映像認識決定処理を行う。
映像認識決定処理としては、パターンマッチング法を用いる構成としている。パターンマッチング法は、「特徴データ」と「標本データ」とを直接重ね合わせ、最もよく類似したものを「標本パターン」と同じカテゴリーと見なす手法である。具体的には、2つのデータから画素データレベル対応の相関(画素値の一致比率)を調べることにより判別を行う。画素値の一致比率は所期の値に設定することができる。
なお、第1の実施形態では、映像認識処理において特徴抽出処理にエッジ検出処理を適用し、映像認識決定処理としてパターンマッチング法を適用する構成としているが、特徴抽出処理として領域分割処理やテクスチャ抽出処理を更に適用し、映像認識決定処理として統計的識別法を適用する構成としてもよい。
領域分割処理とは、対象物の映像データから特徴を一様とするデータ群を1つの領域として分割し、このように分割された領域同士を互いに関係のない連結領域として抽出する特徴抽出方法である。この一様になる特徴とは、領域の形状的特徴と領域内部の統計的特徴とがある。形状的特徴は幾何学的特徴(対象物映像の距離、面積、重心、中心等)、細線化処理後の領域の心線、閉曲線の特徴等であり、統計的特徴は映像の濃度分布のパラメータ(平均濃度、分散値等)や色等である。
テクスチャ抽出処理とは、濃度や色の2次元的な変化パターンであるテクスチャを抽出してテクスチャ領域として分類することである。即ち特定の規則によって配列された繰返しパターンをモデル化し、テクスチャ特徴量を特徴パラメータとして算出する処理である。特に、レンジ句する特定の規則性のある模様を有する対象物の認識に有効である。
統計的識別法とは、この領域分割、エッジ検出処理及びテクスチャ抽出処理等により得られた「特徴データ」を特徴パラメータとして記述し、「標本データ」を前提として分類を行うことで対象物の認識を決定する手法である。統計的識別法は、カテゴリーの異なる種々の特徴パラメータに基づいて認識を行うため「標本データ」との合致率が高いほど認識の信頼性が向上する点で優れる。なお、統計的識別法を適用する場合には「標本データ」もパラメータとして記述されて記憶される構成となる。
以上の構成を有するヘッドマウントディスプレイの「観察モード」の動作について図5に示すフロー図を用いて説明する。
電源の供給により起動すると、「モード」の検出が行われ(ステップS101)、「観察モード」であると(ステップS101:YES)CCD25から取得された映像信号の映像認識処理が開始される(ステップS102)。映像認識の処理中は、表示装置6に「サーチ中」のテキスト表示を行う(ステップS103)。
映像認識決定処理により「特徴データ」と「標本データ」との同定が判別されると(ステップS104:YES)、メモリ33に「対象物に関するデータ」のアドレスとデータ要求信号を送信する(ステップS105)。
また、「特徴データ」と「標本データ」とが同定しまい場合は(ステップS104:NO)ステップS102に戻って映像認識処理を実行する。
ステップS105により読み出した「対象物に関するデータ」のうち、予測移動方向を示す矢印の映像データ及び名称や生態等に関するテキストデータをDSP35に送信して表示装置6に対象物の予測移動方向である矢印の映像及び対象物の名称や生態等に関するテキストを所定時間表示させる(ステップS106)。なお、所定時間は予め設定されるものであり時計回路38からの送信信号に基づいて計時を行う。
その後、「対象物に関するデータ」のうち対象物に関する各種情報等や鳴き声等の音声データを送信してイヤホン8から音声案内を発声する(ステップS107)。
そして、映像認識処理を継続し(ステップS108)、対象物の認識ができない場合(ステップS9:NO)は、ステップS102に戻って映像認識処理を実行する。
ステップS9で対象物の認識ができた場合(ステップS109:YES)は、「対象物に関するデータ」のうち予測移動方向を示す矢印の映像データの表示指示信号のみをDSP35に送信し表示装置6に表示させる(ステップS110)。
以上のように、本発明を適用したヘッドマウントディスプレイ1によれば、対象物を自動的に認識し生態等情報を表示装置6に表示することができ、更に表示装置6におけるシースルー特性により現実の対象物を肉眼で観察することができるため、
従来からの紙媒体等による静的な事典等から取得する情報と異なり、臨場感あふれる観察や情報取得を行うことが可能となる。
更には、肉眼視界により対象物を捉えることにより、従来からのテレビやインターネット等を利用した動画付きコンテンツよりも対象物の現実の外観や動きの取得を体験することができという有利な効果がある。
また、表示装置6に対象物の予測移動方向を示す矢印を表示するため、対象物の咄嗟の移動に対し観者が先入観をもって観察することができ、対象物の追尾が容易となり長時間の観察を可能とする。
また、イヤホン8を備えることで対象物の鳴き声等の聴覚ならでわの情報取得を可能とする。
以上、本発明を適用したヘッドマウントディスプレイ1について説明したが、本発明は上記種々の例に限定されるものではない。例えば、ヘッドマウントディスプレイ1は、撮像装置7で捉えた対象物の映像データを照合し、対象物に関する各種の情報を表示装置6等に提供する情報検索を目的とする構成としているが、特定の対象物を発見する探索補助機能を目的として構成することも可能である。以下、変形例として説明する
<変形例>
変形例におけるヘッドマウントディスプレイ1は、ROM41に特定対象物の発見機能が記述されたアプリケーション(以下、「探索モード」という。)が記憶されている。入力部30からの操作信号を受けCPU40は、「探索モード」を起動する。探索する特定対象物は、入力部30からの指示信号に基づいて予め設定される。
また、ROM41には、特定対象物の検出回数等を記録するカウンタモジュールがソフトウェアとして設けられる。具体的には、「特定対象物の探索回数」、「特定対象物の種類別検出回数」、「視野内滞在時間」及び「特定対象物の種類別視野内滞在時間」等を積算するものである。カウンタモジュールによる計測結果はメモリ33に記憶されるようになっている。また、記録結果は入力部30の操作に基づいて表示装置6に表示可能となっている。
更に、CPU40及びDSP35等による映像認識処理は、入力部30からの指示信号により開始する構成としている。
「特定対象物の探索回数」とは、撮像装置7により特定対象物を捉え、映像認識手段がこの映像データから特定対象物と認識した回数である。
「特定対象物の種類別検出回数」とは、特定対象物の下位のカテゴリーに属する分類の検出回数であり、例えば「特定対象物」が「カエル(蛙)」と設定されている場合には「ガマガエル」「アオガエル」「ミドリガエル」等の検出回数である。
「視野内滞在時間」とは、特定対象物を撮像装置7で捕らえて、映像認識手段が認識決定処理を行った瞬間から認識決定処理が連続して継続する時間を時計回路38からの信号に基づいて計時された時間をいう。
「特定対象物の種類別視野内滞在時間」とは、「視野内滞在時間」を「特定対象物」の下位のカテゴリーで計時した結果である。
次いで、図6のフロー図を用いて「探索モード」におけるヘッドマウントディスプレイ1の動作について説明する。なお、以下の処理はプログラムの指示に従いCPU40により制御されるものである。また、探索する対象物を「アオカエル」を例とする。
入力部30の操作信号に従い、CPU40はROM41に記憶された「探索モード」のアプリケーションを起動する(ステップS201)。
DSP35に、探索する対象物の選択画面の表示指示信号を送信し表示装置6に対象物が複数列挙された選択画面を表示する(ステップS202)。なお、図示しないが探索対象物選択画面での選択操作は、メモリ33に記憶された「対象物に関するデータ」各カテゴリー(例えば「陸の生物」)を選択し、順次下位のカテゴリ−を抽出して対象物を検索する方式でも50音検索方式でもよい。
観者は、十字キー12を操作して選択画面から「カエル(蛙)」を選択する。入力部30から送信される選択指示に基づいて「ガマガエル」「アオガエル」「ミドリガエル」等の「標本データ」を要求する信号をメモリ制御部32に送信してメモリ33から読み出し、RAM42に一時的に記憶する(ステップS203)。以上で設定が終了し、観者は探索を開始することができる。
観者が「アオガエル」を発見し、表示装置6の所定の領域にアオガエルを捉える構図で収め(表示装置6の表示領域の中央付近。図7参照)、十字キー12を押下する。この指示信号を受信すると(ステップS204)DSP35に補正処理、特徴抽出処理の指示信号を送信し「特徴データ」を生成させ、RAM42にて予め記憶した「ガマガエル」、「アオガエル」及び「ミドリガエル」等の「標本データ」との比較を開始し、映像認識決定処理を行う(ステップS205)。
映像認識決定処理の結果、「アオガエル」と判別した場合には(ステップS206:YES)、DSP35に「アオカエル発見!」の映像表示指示信号を送信し表示装置にテキスト表示させる(図8参照)(ステップS207)。
また、カウンタモジュールに計測指示信号を送信し、アオガエルの発見回数1及びその上位概念である「カエル(蛙)」の発見回数1を加算した結果をメモリ33に記録させるとともに、時計回路38からの送信信号に基づいて判別が行われた時間を記憶させる(ステップS208)。
更に、映像認識処理を継続する(ステップS209)が、「アオガエル」と判別不能となった場合(ステップS210:NO)、即ち観者が表示装置6における所定の領域(例えば、視野等)から「アオガエル」を逃がしてしまうと、カウンタモジュールに滞在時間の計測指示信号を送信し滞在積算時間をメモリ33に記憶させる(ステップS211)。なお、滞在時間は、時計回路からの送信信号に基づいて映像の判別ができなくなった時間と最初に判別が行われた時間との差分を求めることにより行われる。
以上のように、ヘッドマウントディスプレイ1によれば、特定の対象物の探索用途に利用することもできる。また、表示装置のシースルー特性により肉眼により対象物を捕らえるため、例えば、果実や山菜狩りにおける採集効率の向上やそれら採集の訓練をより実践的に行えるという効果がある。更には、カウンタモジュールを備えることでデジタルハンティングといった競技や遊戯に活用することもできる。
<第2の実施形態>
第2実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ50は、第1の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ1の「観察モード」の作動時に、外部から送信される情報をカットインする機能を有するものである。例えば、「観察モード」はヘッドマウントディスプレイに防水処理を施すことにより、水中で魚類等の観察を行うことも可能である。しかしながら、ダイビング時には、ボンベの空気残量(残圧)等のダイバーの生命に関わる事項の確認やダイバーが帰還する船の状況(海上の天候情報等)を確認する必要がある。「観察モード」作動時にこれらの情報が滞りなく確認できれば、ダイバーの危険を回避しつつ対象物の観察を行うことができ便利である。
図9に、ヘッドマウントディスプレイ50の外観構成を示す。
ヘッドマウントディスプレイ50は、一般にダイビングに用いられるダイビングマスク51のフレーム52に表示装置6と撮像装置7を備える。表示装置6は、ヘッドマウントディスプレイ1における接眼光学系16とレンズ部5Rとの構成と同様に、マスクレンズ53と接眼光学系16とが表面を平滑に接合される。また、ホログラム素子22によるホログラム映像の表示構成もヘッドマウントディスプレイ1と同様である(図2参照)。イヤホン8、表示装置6、撮像装置7及びコントロールボックス9は防水処理が施され、水中での作動を可能とする。
I/F54aは、図示しないゲージ(酸素ボンベの残圧計、水深計及びコンパスを備え、それぞれの値をデジタル表示する計測器)とケーブルを介して接続され、ゲージによる計測結果が信号として制御部32に送信されるようになっている。
また、I/F54bは、図示しない無線機と接続されており、海上(ダイバーを輸送する船)の無線機と無線通信が可能となっている。
図10にヘッドマウントディスプレイ50の電子回路構成を示す。
制御部32のRAM42には、第1の実施形態及びその変形例と同様に、通常の映像表示を行う「通常モード」、不特定の対象物の関連情報を提供する「観察モード」及び特定の対象物の探索を目的とする「探索モード」のアプリケーションが記憶されている。各モード設定によりCPU40により読み込まれ、全体制御が実行される。
また、ROM41には、上記3つのモードのいずれかを作動中にバックグラウンドで実行される「ゲージ確認モード」と「船上情報確認モード」とが更に格納されている。
「ゲージ確認モード」とは、時計回路38からの送信信号に基づいてゲージの示す残圧、水深及び方角を表示装置6に一定間隔おきに一定時間表示する機能である。
「船上情報確認モード」とは、船上に備えられ、その様子を撮像し映像信号として送信する無線機からの信号を受信し、時計回路38からの送信信号に基づいて表示装置6上に一定間隔おきに一定時間表示する機能である。
これら両機能は、ソフトウェアモジュールとして制御部32に格納されている。
表示の間隔は自由に設定可能であるが、第2の実施形態では、いずれも1分おきに3秒間表示させる設定としている。なお、後述するゲージの各種パラメータと予め対応させた閾値をソフトウェアモジュールに設定し、パラメータがこの閾値に近づくにつれて表示間隔を変化させる制御を行ってもよい。例えば、ボンベの残圧が減少するに従い表示間隔を短くするなどの制御を行ってもよいし、安全停止時間経過前に水深の変化が生じた際に安全停止時間の表示や警告表示を表示する制御を行ってもよい。
次に、以上の構成を有するヘッドマウントディスプレイ50の動作について図11に示すフロー図を用いて説明する。以下の処理はCPU40により行われる。なお、「観察モード」を実行し観察する対象物は「水中生物」とする。
入力部30からの操作信号に基づいて「観察モード」を起動すると(ステップ301)、DSP35に各種設定画面の表示指示信号を送信し、表示装置6に図12に示す設定画面が表示される(ステップS302)。設定項目には「ボンベの残圧」、「現在の水深」、「コンパス」、「船上カメラの映像」、「現在時刻」、「潜水時間」、「水温」、減圧症を回避するための「安全停止時間」及び「水深による滞在可能時間」等が表示される。
この設定画面に基づいて「観察モード」の作動時に割り込ませる各種情報の種類を入力部30からの選択信号に従って設定する(ステップS303)。本実施の形態では、「ボンベの残圧」、「現在の水深」、「コンパス」及び「船上カメラの画像」の4つの項目を設定した状態で説明する。なお、項目の選択はその種類及び項目数共に装着者が任意に選択できるものである。
選択が設定されると、「ゲージ確認モード」と「船上情報確認モード」の起動信号を各モジュールに送信し(ステップS304)、この起動信号を受けたモジュールは時計回路38からの送信信号に基づいて時間の測定をバックグラウンドで開始する(ステップS304)。
その後、DSP35に補正処理及び特徴抽出信号を送信し、撮像装置7で捉えた映像データの映像認識処理が開始される(ステップS305)。なお、このとき表示装置6に「サーチ中」(図13(a)参照)の表示を行う。
映像の認識決定処理により対象物の判別が行われると(例えば、「黒鯛」)(ステップS306:YES)、アドレスと「黒鯛に関するデータ」の要求信号とをメモリ制御部32に送信してグラフィックメモリ36に記録し、その後DSP35に「黒鯛」のデータの表示指示信号を送信して表示装置6に表示させる(図13(b)参照)(ステップS307)。
更に、映像認識決定処理を行い(ステップS308)判別結果が「黒鯛」である場合は、即ち表示装置6の所定領域(ダイバーの視野)に「黒鯛」が入り且つ撮像装置7で同一対象物を捉えつづけている状態である場合は(ステップS309:YES)、映像認識処理を実行しつづける。
これに対しステップS309にて判別が不能である場合、即ち表示装置6の所定領域(ダイバーの視野)から「黒鯛」が移動し且つ撮像装置7で同一対象物を捉えられない状態となった場合は(ステップS309:NO)、予測移動方向の矢印及び案内テキストデータの要求信号とアドレスをメモリ制御部32に送信し、DSP35にこのデータの表示指示信号を送信して表示装置6に「黒鯛」の予測移動方向の矢印と案内テキストを表示させる(図13c参照)(ステップS310)。
このように「観察モード」が実行されている一方で、バックグラウンドで「ゲージ確認モード」と「船上情報確認モード」の割り込みルーチンが行われている。図14に処理のフロー図を示す。上記ステップS304の指示信号を受け(図11参照)(ステップS330)、モジュールは時計回路38の送信信号に基づいて計時を開始する(ステップS331)。
1分間の計時の後(ステップS332:YES)、I/F54aを介してゲージからボンベの残圧、水深及びコンパスの方角の各値を取得し(ステップS333)、1分の経過と同時にデータ割り込み要求信号をCPU40に送信し表示装置6に3秒間表示させる(図15(a)参照)(ステップS334)。
更に、2分間の計時の後、(ステップS335:YES)、I/F54bを介して無線機に送信される船上の映像データを取得し(ステップS336)、データ割り込み要求信号をCPU40に送信し表示装置6に3秒間表示させる(図15(b)参照)(ステップS337)。
なお、割り込みルーチンは「探索モード」でも「通常モード」でも適用可能である。
以上のように、ヘッドマウントディスプレイ50によれば、ダイバーが対象物の観察を行っている場合にも、一定の規則性を持って生存に関わる重要情報が表示装置6に表示されることから安全に対象物の観察を行うことができる。
特に、水中では地上に比して身動きが制限されるため、表示装置6やゲージの確認等で視線や首が動くと両者の見比べにより対象物を見失うあるいは生存に関わる重要情報を見落とす等の問題が生じる。このような問題が発生することなく安心して対象物の観察を行うことができるという効果ある。
〔第3の実施形態〕
第3の実施形態のヘッドマウントディスプレイ60は、映像認識処理において使用する「標本データ」を撮像装置7から取得した映像データから複数登録可能とし、これと対応付けられる複数の「対象物に関するデータ」を表示装置6で表示する構成とする。
図16にヘッドマウントディスプレイ60の電子回路構成を示す。
ヘッドマウントディスプレイ60は、通信部55にてNIC(Network Interface Card)を介して無線通信手段62と接続され、ネットワーク通信が可能に構成されている。無線通信手段としては、GSM(Global System for Mobile communication)方式、GPRS(General Packet Radio System ;汎用パケット無線システム)方式、PDC(Personal Digital Cellular)方式、CDMA(Code Division Multiple Access)方式、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式、PHS(Personal Handyphone System)方式、Bluetooth無線通信方式、無線LAN(Local Area Network)等の各種携帯電話や無線モデムの規格、通信方式が適用できる。図示しない通信業者の無線基地局と通信用アンテナ(不図示)との間で、データ通信を無線通信手段62を介して行われ、受信された信号を制御部32へ出力する。
ネットワークは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)
、MAN(Metropolitan Area Network)及びインターネット等に適用可能である。本実施の形態ではインターネットを適用する。また、無線は第2実施形態における無線機と同様に各種の通信方式が適用可能でありインターネット等のネットワークと接続されるようになっている。
更に、インターネットを介して接続される他のクライアントは、パーソナルコンピュータ等に限定されずインターネットとの通信接続機能を有する各種モジュールであってもよい。第3の実施形態は、クライアントとしてWebカメラ65a、65b、65c及びネットワークにより動画配信を可能とするWebサーバ66と接続されている。
制御部32は、撮像装置7で取得した映像をメモリ33に記憶することを可能とする。具体的には、第1及び第2の実施形態と同様に、映像認識処理で撮像装置7から取得した映像データがDSP35にて補正処理及び特徴抽出処理が施され、生成された「特徴データ」を映像認識決定処理での見本となる「標本データ」(以下、第3実施形態において「登録標本データ」という。)としてメモリ33に記憶される。ここでの「登録標本データ」は表示装置6の所定領域に対象物を捉えた状態で(即ち撮像装置7で視界に応じた映像を捉えた状態)、十字キー12の操作により登録する構成としている。
「登録標本データ」は、LANを介してヘッドマウントディスプレイ60と接続されるWebカメラ65a、65b、65c及びWebサーバ66のネットワークアドレスと対応付けられて記憶されている。
また、「登録標本データ」の登録の順番によりカットイン(映像の切り替え)の順番が決定されるようになっている。更に、撮像装置7での「登録標本データ」の取り込みの時間に比例してカットインにより切り替えられた映像の表示時間が決定するように構成されている。
以上の構成を有するヘッドマウントディスプレイ60の使用例を模式的に示す。図17は、ヘッドマウントディスプレイ60の装着者(主婦)の家の間取り及び各部屋の状況を示したものである。部屋Mには中に赤子が寝ているベビーベッドが設置され、天井付近に設けられたWebカメラ65aにより赤子の様子を捉えることができるようになっている。部屋Nには寝たきりのお年寄りが寝ており、天井付近に設置されたWebカメラ65b設置によりお年寄りの様子を捉えることができるようになっている。玄関Gには、玄関ドアの外側上方にWebカメラ65が設置され、来訪者の様子を捉えることができるようになっている。図18(a)〜(c)に、各Webカメラ65a〜65cが捉える映像を示す。
なお、ヘッドマウントディスプレイ60を装着した主婦は、台所にて家事をしているものとする。
また、表示装置6で表示される映像はWebサーバから配信される動画を基調とし、3分おきにWebカメラ65a、65b、65cの順番で映像がカットインする。各Webカメラの映像の表示時間は5秒、3秒、2秒とするものとする。
事前登録設定に際しては、表示装置6には事前登録設定画面が表示され、この表示に従って「登録標本データ」の取り込みを行う。装着者である主婦は、先ず基調となる映像であるダウンロード動画を選択し、「登録標本データ」の映像として音楽CDのジャケットを表示装置6の所定の領域に合わせ、コントロールボックス9の十字キー12を操作してジャケットの映像を撮像装置7から取り込む。その後「登録標本データ」として設定されたジャケット映像とWebサーバ66のアドレスがともにメモリ33に記憶される。
次に、部屋Mに移動しベビーベッドを表示装置6の所定の領域にあわせ、十字キー12を操作しベビーベッドを中心とした映像を撮像装置7から取り込む。その後「登録標本データ」として設定されたベビーベッドの映像とWebカメラ65aのアドレスデータとがメモリ33に記憶される。
以下、同様にお年寄りが布団の中に寝ている状態及び玄関Gを家の中から見た状態を「登録標本データ」として設定し、それぞれWebカメラ65b、65cのアドレスデータとともにメモリ33に記憶する。以上が、事前登録設定である。
以上の設定を行った後、表示装置6にカットイン映像を表示させるための順序及び表示時間を入力する。図19にヘッドマウントディスプレイ60の入力動作フロー図を示す。
1番目に表示を所望する映像は、Webカメラ65a(赤子の様子を捉えるカメラ)から送信されるものであるから、事前登録設定において取り込んだ「登録標本データ」としてのベビーベッドを中心とした映像と同定する映像を映像認識させるようにする。即ち、表示装置の所定の領域にベビーベッドを中心とした構図を捉える。CPU40は、撮像装置7に撮像指示信号を送信し映像を取得しメモリ33に記憶させる(ステップS401)。
DSP35に補正処理指示信号及び特徴抽出処理指示信号を送信して「特徴データ」を生成させ、このデータと「部屋Mの登録標本データ」との映像認識決定処理を行う(ステップS402)。
ステップS402での映像認識決定処理により既に登録された「部屋Mの登録標本データ」と同定するときは(ステップS403:YES)、表示装置6に「認識OKです。表示を希望する時間だけそのまま動かないでください。」の案内表示を表示させる。同時に、時計回路38からの送信信号に基づいて判別開始時間をメモリ33に記憶させる(ステップS404)。その後も映像認識決定処理を継続し(ステップS405)、部屋Mの登録標本データ」と同定すると認識決定する場合は(ステップS406:YES)、映像認識決定処理を繰り返す。
表示を希望する時間である5秒を経過し表示装置6を通して主婦が視界を変化させると、CPU40は「部屋Mの登録標本データ」との認識決定を行わず(ステップS406:NO)、時計回路から送信される現在時間とステップS404で記憶させた開始時間との差分を演算し表示を希望する時間としてメモリ33に記憶させる(ステップS407)。
次いで、2番目にカットインを所望する映像は、Webカメラ65b(寝たきりのお年寄りが寝ている様子を捉えるカメラ)から送信されるものであるから、以下同様に事前登録設定において取り込んだ映像と同定する映像を映像認識させるようにする。CPU40は、撮像装置7に撮像指示信号を送信し映像を取得しメモリ33に記憶させる(ステップS408)。
DSP35に「特徴データ」を生成させ、このデータと「部屋Nの登録標本データ」との映像認識決定処理を行う(ステップS409)。
ステップS409での映像認識決定処理により既に登録された「部屋Nの登録標本データ」と同定するときは(ステップS410:YES)、表示装置6に「認識OKです。表示を希望する時間だけそのまま動かないでください。」の案内表示Bを表示させ、同時に時計回路38からの送信信号に基づいて開始時間をメモリ33に記憶させる(ステップS411)。その後も映像認識処理を実行し(ステップS412)、「部屋Nの登録標本データ」と同定すると認識決定する場合は(ステップS413:YES)映像認識処理を繰り返す。
表示を希望する時間である3秒を経過し表示装置6を通して観察する視界を変化させると、CPU40は「部屋Nの登録標本データ」との認識決定を行わず(ステップS413:NO)、時計回路から送信される現在時間とステップS411で記憶させた開始時間との差分を演算し表示を希望する時間としてメモリ33に記憶させる(ステップS414)。
次いで、3番目にカットインを所望する映像は、Webカメラ65c(玄関の来訪者等を捉えるカメラ)から送信されるものであるから、以下同様に事前登録設定において取り込んだ映像と同定する映像を映像認識させるようにする。CPU40は、撮像装置7に撮像指示信号を送信し映像を取得するとともに、時計回路38の送信信号に基づいて入力部30からの指示信号の受信時刻をメモリ33に記憶させる(ステップS415)。
DSP35に「特徴データ」を生成させ、このデータと「玄関Gの登録標本データ」との映像認識決定処理を行う(ステップS416)。
ステップS416での映像認識決定処理により既に登録された「玄関Gの登録標本データ」と同定するときは(ステップS417:YES)、表示装置6に「認識OKです。表示を希望する時間だけそのまま動かないでください。」の案内表示Bを表示させる。同時に、時計回路38からの送信信号に基づいて開始時間をメモリ33に記憶させる(ステップS418)。その後も映像認識処理を実行し(ステップS419)、「玄関Gの登録標本データ」と同定すると認識決定する場合は(ステップS420:YES)映像認識処理を繰り返す。
表示を希望する時間である2秒を経過し表示装置6を通して観察する視界を変化させると、CPU40は「玄関Gの登録標本データ」との認識決定を行わず(ステップS420:NO)、時計回路から送信される現在時間とステップS418で記憶させた開始時間との差分を演算し表示を希望する時間としてメモリ33に記憶させる(ステップS421)。
表示順序等を入力する作業の終了を指示する信号が入力部30から送信されると(ステップS423)、「映像及び切り替え順序ならびに表示時間の選択を終了します。」の案内信号を表示装置6に表示させる(ステップS422)。
以上の入力処理を終了すると、CPU40はWebサーバ66のアドレスにアクセスしダウンロード映像を表示装置6に表示させ、映像のカットイン要求信号を送信するモジュール(図示せず)の送信信号に基づいて順次Webカメラ65a〜65cの映像を設定時間表示する。
図22に、ヘッドマウントディスプレイ60の映像表示における動作フロー図を示す。以下の制御はCPU40により行われる。
入力部30からの表示指示信号を受け(ステップS431)、映像表示が開始される。
CPU40は、通信部にWebサーバ66へのアクセス要求信号及びアドレスを送信する(ステップS432)。
インターネットを介してダウンロード映像データが送信され、グラフィックメモリ36に記憶される。このダウンロード映像信号を表示装置6に表示させる(ステップS433)。
ここで、ダウンロード映像データの再生時から、図示しないカットイン表示モジュールがバックグラウンドで3分を計時しており、3分間を計時するとカメラ65aへの割込み要求信号を送信し、CPU40はこの割込み要求信号を受信する(ステップS434)。
割込み要求信号を受信すると、通信部55にカメラ65aへのアクセス要求信号及びアドレスを送信し(ステップS435)、インターネットを介して部屋M、即ちベビーベッドの様子を映した映像データを取得しグラフィックメモリ36に記憶させる。同時に、メモリ33から部屋Mの映像の表示時間を読み出す(ステップS436)。
その後、表示装置6にカメラ65aで捉える映像を5秒間表示する(ステップS437)。カメラ65aの映像を表示し終わると、ダウンロード映像の表示を再開する(ステップS438)。
次いで、ダウンロード映像データの表示再開時からカットイン表示モジュールが再び3分を計時すると、カメラ65bへの割込み要求信号を送信し、CPU40はこの割込み要求信号を受信する(ステップS439)。
割込み要求信号を受信すると、通信部55にカメラ65bへのアクセス要求信号及びアドレスを送信し(ステップS440)、インターネットを介して部屋N、即ち寝たきりのお年寄りの様子を映した映像データを取得しグラフィックメモリ36に記憶させる。同時に、メモリ33から部屋Nの映像の表示時間を読み出す(ステップS441)。
その後、表示装置6にカメラ65aで捉える映像を3秒間表示する(ステップS442)。カメラ65aの映像を表示し終わると、ダウンロード映像の表示を再開する(ステップS443)。
同様に、ダウンロード映像データの表示再開時(ステップS443)からカットイン表示モジュールが再び3分を計時すると、カメラ65cへの割込み要求信号を送信し、CPU40はこの割込み要求信号を受信する(ステップS444)。
割込み要求信号を受信すると、通信部55にカメラ65cへのアクセス要求信号及びアドレスを送信し(ステップS445)、インターネットを介して玄関Gの様子を映した映像データを取得しグラフィックメモリ36に記憶させる。同時に、メモリ33から部屋Nの映像の表示時間を読み出す(ステップS446)。
その後、表示装置6にカメラ65aで捉える映像を2秒間表示する(ステップS447)。カメラ65aの映像を表示し終わると、ダウンロード映像の表示を再開する(ステップS448)。
以上のように、ヘッドマウントディスプレイ60によれば、映像認識処理機能により観察を所望する対象物の映像切り替え順及び表示時間の入力手段に利用することができる。このため、実際に各部屋等を確認しながら入力をすることが可能となり、より実用に適ったカットインの順番及び表示時間の入力が可能となる。
また、シースルー表示という特性により観者の眼前の作業を妨げることなく空間の異なる場所での映像を提供することができる。このため、同一時間帯に眼前で作業をしながらにして複数の事柄の管理又は観察を効率的に行うことが可能となる。
なお、第3の実施形態では「登録標本データ」として各部屋等の様子のデータを適用したが、観者(主婦)の身近なものの映像を「登録標本データ」とする構成としてもよい。例えば、台所に複数の絵画を貼り付けてこれらを「登録標本データ」とすることで、台所にいながらにしてカットイン映像の表示順及び表示時間を簡便に設定することが可能となる。更には、これらの絵画を視野に捉え映像認識処理により判別することで、その絵画に対応図けられた映像を表示する構成としてもよい。これにより所望するときに各部屋の映像を台所にいながらにして確認することが可能となり便利である。
また、各部屋等の映像表示順や映像表示時間の設定をコントロールボックスの各種操作キーの操作により設定する構成にすることも当然に可能である。
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明は上記種々の例に限定するものではない。
第1の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ1の外観構成を示した概要図である。 第1の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ1の表示装置等の構成を示した側断面図である。 第1の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ1の電子回路構成を示したブロック図である。 第1の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ1の表示装置で表示される態様の例を示した模式図である。 第1の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ1の「観察モード」の動作を示したフロー図である。 第1の実施形態における変形例での「探索モード」の動作を示したフロー図である。 第1の実施形態における変形例での対象物の映像を捉える様子を示した模式図である。 第1の実施形態における変形例での映像認識決定処理が行われたときの表示の例を示した模式図である。 第2の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ50の外観構成を示した概要図である。 第2の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ50の電子回路構成を示したブロック図である。 第2の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ50の動作を示したフロー図である。 第2の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ50の「観察モード」での設定画面の例を示した模式図である。 (a)第2の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ50の「観察モード」での表示態様の一例を示した模式図である。(b)ヘッドマウントディスプレイ50の「観察モード」での表示態様の一例を示した模式図である。(c)ヘッドマウントディスプレイ50の「観察モード」での表示態様の一例を示した模式図である。 第2の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ50の「観察モード」での割込みルーチンの動作を示したフロー図である。 (a)第2の実施形態におけるゲージの各種情報のカットイン映像の例を示した模式図である。(b)第2の実施形態における船上の情報のカットイン映像の例を示した模式図である。 第3の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ60の電子回路構成を示したブロック図である。 第3の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ60の使用例を示した模式図である。 (a)第3の実施形態におけるWebカメラ65aが捉える映像を示した模式図である。(b)第3の実施形態におけるWebカメラ65bが捉える映像を示した模式図である。(c)第3の実施形態におけるWebカメラ65cが捉える映像を示した模式図である。 第3の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ60で表示されるカットイン映像等の表示順序及び表示時間の入力動作を示したフロー図である。 第3の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ60で表示されるカットイン映像等の表示順序及び表示時間の入力動作を示したフロー図である。 第3の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ60で表示されるカットイン映像等の表示順序及び表示時間の入力動作を示したフロー図である。 第3の実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ60の表示動作を示したフロー図である。
符号の説明
1、50、60 ヘッドマウントディスプレイ
5R、5L レンズ部
6 表示装置
7 撮像装置
8R、8L イヤホン
9 コントロールボックス
10 モード切替スイッチ
11 電源スイッチ
12 十字キー
15 映像生成ユニット
16 接眼光学系
21 プリズム
22 ホログラム素子
25 CCD
28 A/D変換回路
30 入力部
31 T/G
32 制御部
33 メモリ
35 DSP
36 グラフィックメモリ
51 ダイビングマスク
52 フレーム
53 マスクレンズ
54a、54b I/F
55 通信部
62 無線通信手段
65a、65b、65c Webカメラ
66 Webサーバ

Claims (11)

  1. 頭部に装着可能な装着具に、眼前に位置して映像を光学的に眼に導く映像表示手段及び該映像表示手段に映像を投射する映像投射手段からなる表示装置を備え、視界に映像を重畳表示するヘッドマウントディスプレイにおいて、
    視界方向の注目対象物を電子情報として捉える注目対象物検出手段と、
    前記注目対象物検出手段が捉えた電子情報から前記注目対象物を認識する映像認識手段と、
    1又は複数の注目対象物に関する情報が予め記憶された記憶手段と、
    前記映像認識手段により認識された注目対象物と前記注目対象物の情報との同定を行う判別手段と、
    前記判別手段により前記注目対象物と前記注目対象物の情報とが一致する場合に、
    前記注目対象物の情報を前記映像表示装置に表示させる制御手段とを備えることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  2. 請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記注目対象物に関する情報は、所定時間表示されることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  3. 請求項1又は2に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記注目対象物は、移動体であることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記移動体は動物であることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  5. 請求項3又は4に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記注目対象物の情報は、該注目対象物の予測移動方向に関する情報であることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記注目対象物に関する情報をネットワーク接続されたデータベースから受信する通信手段を更に備え、
    前記記憶手段に記憶される注目対象物の情報は、前記通信手段により受信されるものであることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記判別手段が前記注目対象物を同定する回数及び/又は時間をカウントする計測手段を更に備えることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  8. 頭部に装着可能な装着具に、眼前に位置して映像を光学的に眼に導く映像表示手段及び該映像表示手段に映像を投射する映像投射手段からなる表示装置を備え、視界に重畳する複数の映像を順次表示可能とするヘッドマウントディスプレイにおいて、
    視線方向の注目対象物の映像を取得する注目物検出手段と、
    前記注目対象物の映像を認識する映像認識手段と、
    前記映像認識手段により認識された映像に基づいて、前記表示装置に表示された複数の映像の表示順序を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された表示順序を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された表示順序に従って前記複数の映像を前記表示装置に表示させる表示手段と、を備えることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  9. 請求項8に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記記憶手段は、表示順序の異なる複数の表示順序を記憶することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  10. 請求項8又は9に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記制御手段は、前記映像認識手段の映像認識時間に基づいて、前記複数の映像の各映像表示時間を設定することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  11. 請求項8〜10のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    ネットワークを介して映像情報を受信する通信手段を更に備え、
    前記複数の映像は前記通信手段から取得するものであることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
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