JP4572691B2 - 光トランシーバ - Google Patents

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Description

本発明は、筐体が電気的絶縁材料で構成された光トランシーバに係り、静電気耐性を高めた光トランシーバに関する。
図7に示されるように、外部との通信に光を用いる伝送機器101には、その光信号と内部における電気信号との変換を担う光トランシーバ102が搭載される。光トランシーバ102は、光トランシーバ102自体の故障、仕様変更などに際して光トランシーバ102だけを取り替えできるように、伝送機器101に対し挿抜可能に搭載されている。
光トランシーバ102は、光送信あるいは光受信に用いる光素子と、その光素子の駆動や増幅に関連した電気回路と、ビット数の異なる光通信用コード対電気通信コード変換に関連した電気回路とを内蔵しており、伝送機器101内に置かれるチャンネル切り換えや通信データ保持のための電気回路とつながるように、伝送機器101内のマザーボードに接続するようになっている。
光トランシーバ102をマザーボードに保持するために、マザーボードには、ケージ103、すなわち光トランシーバ102の筐体104とほぼ同じ形の開口を有する箱状の金属ケースが設けられる。ケージ103の最奥部には光トランシーバ102の電気回路とマザーボードを電気的に接続するためのコネクタが置かれる。光トランシーバ102の筐体は、伝送機器101の外側からこのケージ103に挿入され、頭部104aだけが伝送機器外に残るようになっている。
筐体の頭部104aには、光ファイバ105の光コネクタ106を挿入するためのコネクタ穴が形成されており、このコネクタ穴に光コネクタ106を挿入すると、筐体104に内蔵されている光素子と光ファイバ105とが光結合されるようになっている。筐体の頭部104aは、このような光コネクタ106の挿抜あるいは光トランシーバ自体の伝送機器への挿抜をオペレータがやりやすいように、伝送機器101外に突き出ている。
光トランシーバ102がオペレータの望まないタイミングで伝送機器101から抜けたりしないように、光トランシーバ102とケージ103との間にはロック機構が構成される。すなわち図8に示されるように、ケージ103にはロック機構の要素として穴105が設けられる。光トランシーバ102にはその相手となるロック機構の要素としてこの穴105に係合する突起物106aが設けられる。この突起物106aは所望の時に穴105から外せなくてはならない。そこで、突起物106aは梃子106の一端に形成する。その梃子106が操作できれば、ロックが解除できる。
一般には、梃子106は反対端106bが頭部内まで延びており、この梃子106の反対端106bをクランク107aによって揺動させるようになっている。そのクランク107aをオペレータが動かせるよう、クランク軸107bに連結されたレバー107が頭部104aの表面に位置するよう曲げて形成される。これにより、オペレータがレバー107を操作すると、クランク107aによって梃子106が揺動し、突起物106aがケージ103の穴105から外れる。
レバー107とクランク107aは一体化した部品(以下、この一体化したものをレバー107と称する)として提供できる。しかし、レバー107と梃子106と筐体104はそれぞれ別々の部品である。レバー107と梃子106を筐体104に取り付けるために、保持カバー108が必要となる。保持カバー108は、梃子の軸(支点)とクランクの軸を覆って梃子106及びレバー107を筐体104に保持するものである。
これらのロック機構の要素が配置されている上の空間は光コネクタが挿入される空間であり、この空間に光路を臨ませた光素子116が設けられる。すなわち、光素子116を収容したキャンには金属製のカラー109及びブロック117が取り付けられており、さらにブロック117には樹脂製のレセプタクル113が外装されている。従って、ブロック117はレセプタクル113の内部で前方に向かって突き出していることになる。
米国特許第6439918号
ところで、光トランシーバの筐体は、近年、製造コスト節減のために、樹脂で構成されるようになってきた。樹脂は電気的絶縁材料である。筐体に内蔵されている光素子や電気回路は高周波で動作する関係上電磁遮蔽が必要であるがその点はケージが金属製であるから、筐体を樹脂で構成しても問題はない。
一方、レバー、梃子、保持カバーといった筐体に付属させる部材は、比較的小さいあるいは薄い部材でありながら機械的強度を確保するために、依然として金属で構成されている。これらの金属製の付属部材を筐体に取り付けても、筐体が電気的絶縁を果たすので、光素子や電気回路に対する電気的影響はないものと思われたからだ。
ところが、樹脂製筐体に金属製の付属部材を取り付けたものは、静電気に対する耐性が不十分であることが本出願人が行った試験により発見された。試験の詳細は後述するが、静電気耐性を弱くしている原因がこれらの付属部材であることを本出願人が解明した。
また、筐体が金属材料で構成されている光トランシーバにおいても、伝送機器101外に突き出ている頭部104aが外部からの静電気を通さないよう、頭部104aに絶縁膜塗装を施すことが考えられる。すると、頭部104aが静電気を通しにくくなったことによって、前述の金属製付属部材における静電気耐性が問題点として浮上してくる。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、静電気耐性を高めた光トランシーバを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、伝送機器の外側から該伝送機器内のケージに挿入されて一部(頭部という)が該伝送機器外に残る筐体と、この筐体を上記ケージにロックするために該ケージに設けた穴に一端が係合する梃子と、上記頭部内に延びたこの梃子の反対端を揺動させるクランクと、そのクランクの軸に連結されて上記頭部の表面に位置するレバーと、支点となって上記梃子を回動可能とする上記梃子の梃子軸と上記クランクの軸を覆って上記梃子及び上記レバーを上記筐体に保持する保持カバーと、上記筐体に内蔵され上記伝送機器内に位置する光素子と、を備え、少なくとも上記梃子を電気的絶縁材料で構成し、上記梃子は、上記梃子軸より上記頭部側になる反対側アームの先端に、上記先端に向かって上記筐体の内向きに傾斜した傾斜部を形成し、この傾斜部の傾斜に沿わせて上記クランクを案内するクランク溝を形成した、光トランシーバである。
上記梃子は、梃子軸を上記ケージ内に入らない位置に設け、該梃子軸より上記ケージ側に位置する片側アームに対して上記梃子軸より上記頭部側になる反対側アームを上記筐体の外側に向けて段違いに形成し、上記片側アームの先端に上記ケージの穴に向けて延びた突起物を形成することにより、上記梃子軸を上記筐体の外側寄りに配置しても上記片側アームが上記梃子の揺動姿勢によらず上記ケージの内側に入るようにしてもよい。
上記梃子は、上記梃子軸より上記ケージ側に位置する片側アームの先端に上記ケージの穴に向けて延びた突起物を形成し、上記片側アームと上記突起物とがなす内角の部分に応力集中を緩和する肉盛り部を形成してもよい。
上記保持カバーを電気的絶縁材料で構成してもよい。
上記筐体を電気的絶縁材料で構成してもよい。
上記筐体を金属材料で構成し、少なくとも上記伝送機器外に残る筐体の一部を絶縁膜塗装してもよい。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)静電気耐性を高めることができる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1に示されるように、本発明に係る光トランシーバ1は、伝送機器の外側(図は伝送機器表面パネル2の左側が外側、右側が内側になる)から伝送機器内のケージ3に挿入されて一部(頭部4aという)が伝送機器外に残る筐体4と、この筐体4をケージ3にロックするためにケージ3に設けた穴5に一端(作用点)が係合する梃子6と、頭部4a内に延びたこの梃子6の反対端(力点)を揺動させるクランク7aと、そのクランクの軸(点で示す)に連結されて4a頭部の表面に位置するレバー7と、梃子7の軸(支点:点で示す)とクランク7aの軸を覆って梃子6及びレバー7を筐体4に保持する保持カバー8と、筐体4に内蔵され伝送機器内に位置する光素子(キャン9内に収容)とを備え、筐体4が電気的絶縁材料で構成された光トランシーバ1において、少なくとも梃子6を電気的絶縁材料で構成したものである。
なお、梃子6は、係合部材あるいは揺動部材とも呼ぶ。
また、この実施の形態では、保持カバー8も電気的絶縁材料で構成してある。レバー7は電気的絶縁材料で構成してもよいが、ここでは従来と同じ金属製である。
光素子はキャン9と呼ばれる金属製ケースに収容されており、光素子の電源ライン、アースライン、信号ラインがキャン9の底部(図示右側)からリード(図示せず)によって取り出されており、これらリードは基板10に半田付けされている。キャン9は、アースラインに導通しており、従って、基板10のアースに接地されている。
基板10には、光素子の駆動や増幅に関連した電気回路、伝送コード変換に関連した電気回路(図示せず)が実装されている。そして、この基板10は、ケージ3の最奥部に配置された基板コネクタ11に差し込まれている。基板コネクタ11は伝送機器のマザーボード12に実装されている。
光素子を収容したキャンに外装したカラー9の頂部(図示左側)は光路となっており、カラー9にはブロック17が取り付けられ、ブロック17には光路の周囲を覆う樹脂製のレセプタクル13が取り付けられている。レセプタクル13は光ファイバ14の光コネクタ15と突き合わせることにより、光素子と光ファイバ14との光結合を図るものである。
図示した実施の形態では、ケージ3の底部に穴5が設けられているため、梃子6は筐体4の底部に位置し、下に折れ曲がって穴5に嵌り込む突起物を有する。また、レバー7は筐体4の上部から前(図示左側)に向かって回動するようになっている。穴5がケージ3の側部や上部に設けられていれば梃子6の位置や突起物の向きはそれに従う。また、レバー7の形状や配置も図示に限定されない。
さて、本発明では、ロック機構を構成するために筐体4に取り付けられている付属部材、すなわち梃子6、レバー7(クランク7a含む)、保持カバー8と、光素子との位置関係が重要であるので、図2には図1の一部を拡大し、主要な部材のみ示してある。
図2に示されるように、梃子6の一端には、ケージ3の穴5に嵌り込んでケージ3に係合する突起物6aが形成されている。梃子6は、この突起物6aがある一端から前方(図示左向き)に延びており、梃子6の反対端6bは頭部4aの前寄りに位置している。梃子6の途中には梃子軸6cが設けられている。梃子軸6cは梃子6に形成された軸受けに嵌め込まれており、保持カバー8により筐体4から落ちないよう支えられている。これにより、梃子6は、梃子軸6cを支点とし、反対端6bを力点とし、突起物6aを作用点として回動可能である。反対端6bが下に下がれば、突起物6aが上に上がって穴5から抜ける。
梃子6の反対端6bには、クランク7aが連結されている。すなわち、反対端6bはU字溝になっており、そのU字溝に抱えられるようにクランク7aが設けられている。そのクランク7aを回動させる軸7bは、筐体4の内部下面に形成された軸受け(図示せず)に下方から嵌め込まれており、保持カバー8により軸受けから落ちないよう支えられている。クランク7aが軸7bの回動により反時計方向に動くと、梃子6の反対端6bが下に下がる。
クランク7aの軸7bはレバー7の外枠7cにかしめて一体化されている。外枠7cは頭部4aの上部と両側部に沿うよう、前方から見て下が開いたコ字状に曲げて設けられている。外枠7cは、頭部4aの上部に位置する部分が厚みを持っており、オペレータの指先でひっかけることが容易になっている。外枠7cは、両側部に沿う部分が薄い板状に形成されている。これは光トランシーバ1の横幅が規定値より大きくなってはいけないという理由による。
光素子の周辺について内部構造を図9により説明する。
光素子16を収容したキャン91には、金属(SUS)製のカラー9が抵抗溶接によって外装されている。キャン91の一端は光素子16の光路を通すためにレンズ92で形成されており、カラー9もレンズ92のところを開けてある。カラー9には金属(SUS)製のブロック17がYAG溶接により固定されている。ブロック17の中空部にはジルコニア製のフェルール93が圧入されている。フェルール93の中心軸は光ファイバ94で構成されている。ブロック17にプラスチック製のレセプタクル13が取り付けられている。レセプタクル13の内周にジルコニア製の割りスリーブ95が設けてあり、フェルール93が割りスリーブ95に差し込まれている。
従って、図9の構造を図2にあてはめて考えると、金属製のブロック17がレセプタクル13の内部で前方に向かって突き出していることになる。
以上の構成を有する光トランシーバ1において、静電気耐性が従来の光トランシーバからどの程度改善されたかを調べるために、まず、従来の光トランシーバについて静電気耐性試験を行った。試験方法は、試料の光トランシーバが通信を行っている状態で、所望の電圧に帯電させたプローブを光トランシーバの様々な部位に近づけて放電(気中放電)させ、最終的には光トランシーバの試験部位に接触させる。そのとき伝送エラー(符号の誤り)の有無を調べた。放電は10回行い、符号誤りが1つ以上出たらNGとし符号誤りが1つも出なければOKとして徐々にプローブの電圧を上げていき、符号誤りの出ない限界電圧を測定した。この試験の説明に用いる図3(a)〜図3(e)は、光トランシーバの筐体及び光コネクタを仮想的に透明にして頭部周辺を描いたものである。
図3(a)に示されるように、従来の光トランシーバは、ケージ303に挿入された筐体の頭部(透明なので図示せず)にそれぞれ金属製の梃子36、レバー37、保持カバー38が取り付けられたものである。レバー37には筐体の横幅方向に延びたクランク軸37bが一体化されており、そのクランク軸37bの中ほどが折れ曲がってクランク37aを形成している。梃子36の一端は、ケージ3内に位置し、突起物36aが形成されている。梃子36の反対端36bは、クランク37aを抱え込んでいる。梃子36の軸36cは、筐体の横幅方向に延びており、梃子36の膨らみ部分を貫通しているため、梃子36と一体になっている。
筐体内に収容されているレセプタクル313が図示してあるので、レセプタクル313と梃子36、レバー37、保持カバー38との位置関係はこの図から理解できる。このレセプタクル313の奥に光素子を内蔵したキャンに外装したカラー9,119があることは図2、図8で説明した通りである。
図3(b)は、図3(a)の状態から保持カバー38を実際に取り除いた状態を示している。図3(c)は、図3(a)の状態から梃子36を実際に取り除いた状態を示している。図3(d)は、図3(a)の状態から保持カバー38と梃子36を実際に取り除いた状態を示している。図3(e)は、図3(a)の状態からレバー37と保持カバー38を実際に取り除いた状態を示している。
静電気耐性試験は、図3(a)〜図3(e)の状態にした光トランシーバに対しそれぞれ図示した箇所に放電して行った。放電の記号はおおよその放電方向を、添えてある数字は限界電圧(単位:KV)を表している。
図3(a)によれば、付属部品を取り除かない状態(つまり通常の状態)でレバー37の上部に放電したとき、0.2KVで伝送エラーが発生する。
図3(b)によれば、保持カバー38を取り除くと、レバー37の上部に放電したとき、0.5KVで伝送エラーが発生する。
図3(c)によれば、梃子36を取り除くと、レバー37の上部に放電したとき、0.5〜2KVで伝送エラーが発生する。また、保持カバー38の前端に放電したとき、2KVで伝送エラーが発生する。また、レバー37の側部に放電したとき、2KVで伝送エラーが発生する。
図3(d)によれば、保持カバー38と梃子36を取り除くと、レバー37の上部に放電したとき、6KVで伝送エラーが発生する。また、クランク37aに放電したとき、6KVで伝送エラーが発生する。また、レバー37の側部に放電したとき、6KVで伝送エラーが発生する。
図3(e)によれば、レバー37と保持カバー38を取り除くと、梃子36の反対端36bに放電したとき、0.2KVで伝送エラーが発生する。
以上の結果を総合すると、保持カバー38と梃子36を取り除いた場合が最も静電気耐性が高いことが分かる。また、梃子36だけを取り除いた場合はやや静電気耐性が高いことが分かる。
この結果から、次のような推論が導き出される。図8に示されるように、ケージ103の穴105に位置している梃子106の一端と光素子116側の金属部分(つまりブロック117)の先端との奥行き方向の距離L1は、例えば2.45mmである。また、保持カバー108の後端とブロック117の先端との奥行き方向の距離L2は、例えば6.55mmである。つまり、従来の光トランシーバでは、梃子106や保持カバー108といった金属製部品がブロック117に対してかなり近い距離に位置している。従って、これらの梃子106や保持カバー108あるいはこれらに電気的に導通しているレバー107に放電が起きると、ブロック117に対して二次的な影響(放電電流あるいは誘導電流)が及ぶのであろう。放電電流の経路を詳細に解明することは不可能に近いが、ブロック117に導通しているキャン91(図9参照)にも電流が流れて、光素子116の電位を相対的に変動させたり、光素子116の信号ラインにノイズ電流が重畳したりして伝送エラーを誘起したと思われる。特に光素子116が受信用に用いられるフォトダイオードである場合、光信号を光電変換して得られる電流に比べてノイズ電流が相対的に大きいために、ノイズ電流の影響を強く受けると推論される。
これに対し、図3の試験では、梃子36及び保持カバー38を除いた状態でレバー37に放電しても、伝送エラーが起きにくいという結果が出ている。これは、図8で見ると、レバー107がブロック117から距離が遠いために、レバー107に放電してもブロック117やカラー109に対して影響が及びにくいからだと思われ、上記推論を裏付けている。
図1、図2に示した本発明の光トランシーバ1は、梃子6と保持カバー8を電気的絶縁材料で構成したものである。従って、従来に比べて静電気耐性が高いことが期待できる。これを確かめるための試験は次のように行った。
図4に試験設備を示す。簡易電波暗室41内に大地電位に接地された基準平面板42を置き、その基準平面板42上に木製の高さ0.8mの机43を置き、その机の上に伝送機器を模した試験用シャーシ44を置く。試験用シャーシ44にはサンプルの光トランシーバ45を伝送機器に装着するのと同様に(つまり頭部を試験用シャーシ44外に露出させて)装着する。光トランシーバ45の受信出力は送信入力に折り返して接続する。光トランシーバ45の電源にはバッテリ46を使用する。
簡易電波暗室41の外に所望のビットパターンの伝送信号を発生する信号発生器47と、その伝送信号を光信号に変換するレーザダイオード48と、伝送損失を模してその光信号に所望の減衰量を与える可変減衰器49とを設置し、この可変減衰器49から光ファイバ50を光トランシーバ45まで導き、試験用の光信号を与えられるようにする。また、伝送エラーを検出する検出器51に対して光トランシーバ45から光ファイバ52を導き、光トランシーバ45で折り返された光信号を検査できるようにしておく。そして、所望の高電圧を所望の短時間放出することのできるESD(Electric Static Discharge)発生器53のプローブ54を光トランシーバ45の所望の部位に当てられるよう配置する。ここでは、図3(a)に示したレバー37の上部に放電する配置とし、接触放電と気中放電の試験を行う。
上記の試験設備において、従来の光トランシーバ(2種類)と本発明の光トランシーバ1(2種類)を試験した結果を表1及び表2に示す。従来の光トランシーバは、同一品種の2個のサンプルを従来型#1、従来型#2とした。本発明の光トランシーバは、本発明型#1が図1で説明した梃子6と保持カバー8を電気的絶縁材料で構成したもの、本発明型#2が梃子6のみを電気的絶縁材料で構成したものである。
Figure 0004572691
Figure 0004572691
表1は接触放電の場合である。各電圧の放電を10回行ったときに生じる伝送エラー(符号の誤り)の個数を記入してある。これを見ると、従来型#1,#2ではどの電圧でも2桁あるいは3桁個の伝送エラーが生じるのに対し、本発明型#1,#2では電圧によらず伝送エラーは0である。
表2は気中放電の場合である。各電圧の放電を10回行ったときに生じる伝送エラー(符号の誤り)の個数を記入してある。従来型#1,#2ではどの電圧でも2桁あるいは3桁個の伝送エラーが生じるのに対し、本発明型#1,#2では電圧によらず伝送エラーは0である。
以上の試験により、本発明の光トランシーバ1は、梃子6と保持カバー8を電気的絶縁材料で構成したので、従来に比べて静電気耐性が高いことが証明された。
次に、梃子6と保持カバー8の材料及び構造について説明する。
図5(a)に示されるように、従来の保持カバー108は、金属板をプレス加工することにより一体形成され、クランク107aの軸107b(図8参照)を下から支えるクランク軸カバー部181と、クランク107aの運動空間を確保する膨らみ部182と、梃子軸106cを下から支える梃子軸カバー部183と、筐体104の両側面に沿うように立ち上げた側板184と、筐体104の側面に形成されたスナップ突起(図示せず)に嵌合して保持カバー108自体を筐体104に固定するスナップ窓185とを有する。
これに対し、図5(b)に示されるように、本発明の保持カバー8は、樹脂で型成形することにより一体形成される。従来の保持カバー108とほとんど同一形状である。
図5(c)に示されるように、従来の梃子106は、金属板をプレス加工することにより一体形成され、細長く延びた梃子本体部106dと、梃子本体部106dの一端を傾斜した折り曲げ線で下方に折り曲げた突起物106aと、梃子本体部106dをU字状に折り曲げた反対端106bと、梃子軸を通すための軸受け部106eとを有する。
これに対し、図5(d)に示されるように、本発明の梃子6は、樹脂で型成形することにより一体形成され、全体的には従来の梃子106と同様細長く延びているが、細部では従来の梃子106とはかなり異なる。以下、図6を用いて説明する。
図6に示されるように、梃子6は、一端に形成した突起物6aと、反対端6bに位置してクランク7a挟み込むためのU字溝6dと、梃子軸6cを通すための軸受け穴6eと、軸受け穴6eから突起物6aまでの間をつなぐ片側アーム6fと、軸受け穴6eから反対端6bまでの間をつなぐ反対側アーム6gとを有する。片側アーム6fは、下面が階段状に形成されることにより、軸受け穴6eの位置における最大厚み(図の上下方向)から斜めに厚みを減じ、少し薄い厚みで一定厚となり、さらに斜めに厚みを減じていっそう薄い厚みで一定厚となり、突起物6aに至る。また、片側アーム6fの上面は軸受け穴6eの位置から突起物6aに至るまで一定高さであるが、幅方向に位置して軸受け穴6eの位置から突起物6aまで延びるリブ6hが形成されている。
反対側アーム6gは、軸受け穴6eの位置からU字溝6dの丸底あたりの位置までは下面が平坦であるが、U字溝6dの丸底あたりの位置からU字溝6dの開口位置までは傾斜を有する。U字溝6dも少し傾斜を有する。また、反対側アーム6gの上面は軸受け穴6eの位置から反対端6bまで延びるリブ6iが形成されている。
片側アーム6fは、突起物6aとの境界部に近づくに従い、片側アーム6fの厚みが徐々に増すように片側アーム6fの下面を下へ湾曲させた。これにより、片側アーム6fと突起物6aに挟まれた内角部分にはアール6jが形成されている。
梃子6の機械的強度は、樹脂材料自体(これについては後述する)によっても異なるが、構造によっても左右される。図6の構造は、機械的強度を可及的に高めると共に、筐体4内の他部材(図3参照)との機械的接触(干渉)を考慮して得られたものである。すなわち、梃子6は突起物6aがケージ3の窓5に係合することでロックの働きをする(図2参照)。このロック状態で光パッケージ1を無理に抜き取ろうとすると、梃子6には突起物6aが上に上がる方向に力が加わり、片側アーム6fを上に反らせようとする。この力に対しては、片側アーム6fを全体的に太く(幅を広く、厚みを厚く)すれば強度が高められることは明らかである。
しかし、図3(a)に示されるように、梃子36より上には送信用と受信用のレセプタクル13間を区画する仕切り板39が存在する。よって、梃子6の厚みをあまり盛り上げると、梃子6が回動したときに仕切り板39に干渉する。あるいは、梃子6の厚みをあまり盛り上げると、梃子6が光コネクタの通り道にはみ出して光コネクタの挿入の妨げになる。梃子6の幅をあまりに広げると、梃子6が回動したときにレセプタクル13に干渉する。これらの干渉を避けるために梃子6の上下位置を下げると、梃子6の下面がケージ3の底面に干渉する。そこで、図6のように、片側アーム6fの下面は反対側アーム6gの下面より高くしてケージ3の底面を避け、片側アーム6fの上面はレセプタクル13がない幅方向中央部分だけリブ6hで肉付けしてある。反対側アーム6gの下面はケージ3には入らないので、低くしてもケージ3の底面に干渉しない。
以上の梃子6の特徴をまとめると、梃子6は、梃子軸6cをケージ3内に入らない位置に設け、その梃子軸6cよりケージ3側に位置する片側アーム6fに対して梃子軸6cより頭部4a側になる反対側アーム6gを筐体3の外側(ケージ3に穴5がある側;図示例では下側)に向けて段違いに形成し、片側アーム6fの先端にケージ3の穴5に向けて延びた突起物6aを形成することにより、梃子軸6cを筐体3の外側寄り(図示例では下側寄り)に配置しても片側アーム6fが梃子6の揺動姿勢(突起物6aが穴5に入っているときの姿勢から突起物6aが穴5に入っていないときの姿勢まで)によらずケージ3の内側に入るようにしてある。
その一方で、梃子6が回動すると反対側アーム6gの下面は特に反対端6bで比較的大きく下に下がる。そこで、U字溝6dの近くでは反対側アーム6gの下面に傾斜部6kを形成してある。傾斜部6kは、梃子6が反時計方向に回動したとき下方に下がってくるが、反対側アーム6gが仮に傾斜部6kをつけずまっすぐになっている場合に比べると、下方への出っ張りが少なくできる。一方、この傾斜の影響でU字溝6dの下側の肉厚が薄くなるとクランク7aが反時計方向に回動するとき(ロック解除の操作時)の力に対して弱くなるのでU字溝6dも傾斜させて肉厚を確保してある。U字溝6dに嵌るクランク7aも初期(ロック時)の姿勢がU字溝6dと同じ角度になるようにする。
以上の梃子6の特徴をまとめると、梃子6は、反対側アーム6gの先端である反対端6bに筐体3の内向き(図示例では梃子6が筐体3の下側に位置しているので上向き)に傾斜した傾斜部6kを形成し、この傾斜部6kの傾斜に沿わせてクランク7aを案内するクランク溝としてU字溝6dを形成してある。
梃子6の樹脂材料としては、図6の構造にて従来のSUS製の梃子106と同程度かそれ以上の機械的強度があることが望ましい。機械的強度が高い樹脂材料として、スーパーエンジニアリングプラスチックがある。そこで、梃子6の樹脂材料として、スーパーエンジニアリングプラスチックの一種であるポリエーテルイミドに強度を増すためにガラス繊維を10〜40%混入した。
実際にポリエーテルイミドを用いて図6の構造の梃子6を作成し、片側アーム6fの上反り変形量を従来のSUS製の梃子106と比較したところ、同じ力で従来の梃子106の変形量が0.68mmであるのに対し、本発明の梃子6の変形量は0.29mmであった。
また、この実験の過程で片側アーム6fの下面と突起物6aとの境界部において片側アーム6fと突起物6aとがなす内角が直角であると、その部分に応力が集中することが分かったので、この部分に肉盛りとしてアール6jを設けて補強した。アール6jは例えば半径0.5mmとする。
以上の梃子6の構造及び材質により、耐引き抜き力、耐破壊力の要求仕様である9kgf以上を満足し、11kgfを達成することができた。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
これまでは筐体4の全体を電気的絶縁材料で構成したものについて説明した。しかし、筐体4を金属材料で構成し頭部4aに絶縁膜塗装を施したものについても、本発明は適用できる。すなわち、図10に示されるように、本発明に係る光トランシーバ21は、筐体22がベース体23と外装体24とに分割形成され、ベース体23の一端が頭部24aとなっている。ベース体23に光モジュール25及び基板26を取り付けた後、ベース体23を外装体24に差し込むとトランシーバ21が組み上がる。
筐体22はベース体23と外装体24共に金属材料で構成されている。しかし、外部からの静電気を遮断する目的で、頭部24aはカチオン塗装等により絶縁膜塗装が施されている。このとき、図3で説明したような金属製の梃子36、レバー37、保持カバー38等の付属部材が頭部24a内に組み込まれていると、これらの付属部材が静電気耐性を損なうことになってしまう。
そこで、図10のような構成においても、梃子や保持カバー(図示せず)を電気的絶縁材料で構成すれば、前述の実施形態と同様に静電気耐性を高める効果が得られる。
本発明の一実施形態を示す光トランシーバの側断面図である。 図2の部分拡大図である。 (a)〜(e)は、従来の光トランシーバの頭部周辺の斜視図を用いた構造及び放電試験の説明図である。 静電気耐性の試験設備の概念図である。 (a)は従来の保持カバーの斜視図、(b)は本発明の保持カバーの斜視図、(c)は従来の梃子の斜視図、(d)は本発明の梃子の斜視図である。 本発明の梃子の側面図である。 光トランシーバを装着する伝送機器の斜視図である。 従来の光トランシーバの側断面部分拡大図である。 本発明の光トランシーバの光素子周辺の内部構造を示す断面図である。 本発明の他の実施形態を示す光トランシーバの分解斜視図である。
符号の説明
1 光トランシーバ
3 ケージ
4 筐体
5 穴
6 梃子
7 レバー
8 保持カバー

Claims (6)

  1. 伝送機器の外側から該伝送機器内のケージに挿入されて一部(頭部という)が該伝送機器外に残る筐体と、
    この筐体を上記ケージにロックするために該ケージに設けた穴に一端が係合する梃子と、
    上記頭部内に延びたこの梃子の反対端を揺動させるクランクと、そのクランクの軸に連結されて上記頭部の表面に位置するレバーと、
    支点となって上記梃子を回動可能とする上記梃子の梃子軸と上記クランクの軸を覆って上記梃子及び上記レバーを上記筐体に保持する保持カバーと、
    上記筐体に内蔵され上記伝送機器内に位置する光素子と、
    を備え、
    少なくとも上記梃子を電気的絶縁材料で構成し、
    上記梃子は、上記梃子軸より上記頭部側になる反対側アームの先端に、上記先端に向かって上記筐体の内向きに傾斜した傾斜部を形成し、この傾斜部の傾斜に沿わせて上記クランクを案内するクランク溝を形成した、
    光トランシーバ。
  2. 上記梃子は、上記梃子軸を上記ケージ内に入らない位置に設け、該梃子軸より上記ケージ側に位置する片側アームに対して上記梃子軸より上記頭部側になる上記反対側アームを上記筐体の外側に向けて段違いに形成し、上記片側アームの先端に上記ケージの穴に向けて延びた突起物を形成することにより、上記梃子軸を上記筐体の外側寄りに配置しても上記片側アームが上記梃子の揺動姿勢によらず上記ケージの内側に入るようにしたことを特徴とする請求項1記載の光トランシーバ。
  3. 上記梃子は、上記梃子軸より上記ケージ側に位置する片側アームの先端に上記ケージの穴に向けて延びた突起物を形成し、上記片側アームと上記突起物とがなす内角の部分に応力集中を緩和する肉盛り部を形成したことを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の光トランシーバ。
  4. 上記保持カバーを電気的絶縁材料で構成したことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の光トランシーバ。
  5. 上記筐体を電気的絶縁材料で構成したことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の光トランシーバ。
  6. 上記筐体を金属材料で構成し、少なくとも上記伝送機器外に残る筐体の一部を絶縁膜塗装したことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の光トランシーバ。
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