JP4571726B2 - 磁性体反転表示パネル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁石により磁性表示体を反転して表示を形成し、同じ面から磁石により反転して表示を消去する。磁性体反転表示パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来用いられている磁気表示パネルは、微小粒の磁性体を分散液に分散し、磁石を一面から作用させてその面に該磁性粒子を泳動させて表示を形成し、不要となれば反対面から磁石を作用して磁性粒子を沈降させて表示を消去するものである。この磁気表示パネルは消去をパネルの裏面から行わなければならないので装置が複雑かつ、大型となる欠点があった。また、表示パネルに該磁性粒子を泳動した時、不要な表示部分のみを消去させるのは困難であった。
また特公昭59−32796号には表示磁性粒子を反転させて表示を行う磁気表示パネルが提案されている。このパネルは残留磁気モーメントが0.2〜10emu/gで、保磁力が500エルステッド以上の磁性粒子を分散した降伏値5N/m2以上の分散液を用いるものである。ところが、このパネルは磁石で磁性粒子を反転させて表示を行っても、また消去を行ってもコントラストが小さく、鮮明さに欠ける問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は磁性表示体を反転して表示を行うパネルの表示、消去の鮮明性を改善した磁性体反転表示パネルを提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
「1. 磁極を異なる色に着色して色分けした微小粒子状の磁性表示体と分散媒と増稠剤を主成分とした降伏値を有する分散液を支持材により保持した反転磁気表示パネルにおいて、微小粒子状の磁性表示体のS面又はN面の面積の合計が表示パネルの表示面の面積の60〜500%であることを特徴とする磁性体反転表示パネル。
2. 前記微小粒子状の磁性表示体のS面又はN面の面積の合計が表示パネルの表示面の面積の75〜250%である、1項に記載された磁性体反転表示パネル。
3. 増稠剤が水酸基を有する脂肪酸ビスアマイド、水添ヒマシ油、N−アシルアミノ酸アルキルアマイドから選んだ1または2以上である、1項に記載された磁性体反転表示パネル。
4. 色分けした微小粒子状の磁性表示体が特定の色の合成樹脂及び/または合成ゴム組成物に磁性粒子を分散した層の片面に他の色の着色組成物を塗布した層を裁断または粉砕してなる磁性表示体である、1項ないし3項のいずれか1項に記載された磁性体反転表示パネル。
5. 磁性表示体が特定の色の合成樹脂及び/または合成ゴム組成物に磁性粒子を分散した層の片面に他の色の着色シートをラミネートした層を裁断または粉砕してなる磁性表示体である、1項ないし4項のいずれか1項に記載された磁性体反転表示パネル。
6. 磁性表示体を分散した分散液が、降伏値0.15〜7.5N/m2で粘度3〜350mPa・の分散液である、1項ないし5項のいずれか1項に記載された磁性体反転表示パネル。
7. 磁性表示体を分散した分散液が、降伏値0.92〜7.5N/m2で粘度8〜350mPa・sの分散液である、1項ないし5項のいずれか1項に記載された磁性体反転表示パネル。
8. 磁性表示体を分散した分散液の保持が、二枚の基板間に分散液を封入した保持である、1項ないし7項のいずれか1項に記載された磁性体反転表示パネル。
9. 磁性表示体を分散した分散液の保持が、カプセルに分散液を封入して支持体に配置した保持である、1項ないし8項のいずれか1項に記載された磁性体反転表示パネル。
10. 磁性表示体を分散した分散液が帯電防止剤を配合した分散液である、1項ないし9項のいずれか1項に記載された磁性体反転表示パネル。」
に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明で用いる磁性表示体はN極とS極の二磁極を夫々異なる色に着色して色分けした磁性体であり、この磁性体が磁気により反転して表示を形成するのである。例えば、筆記用磁石のS極でパネルの表示面を掃くと磁性体のN極面がパネル表面に並びN極面の色となる。この面を磁気ペンのN極で書くと、磁性体は反転してS極面が表われ、その色で表示が形成される。再び磁気ペンのS極で掃けば反転し表示は消える。
本発明では磁性表示体のS極またはN極の表面積の合計が表示パネルの表示面の面積の60〜500%、好ましくは75%〜250%であることが必要である。
表示パネルの表示面の面積は、磁性表示体を分散した分散液を封入した表示パネルとして表示を行う平面の面積を意味する。
【0006】
従来の磁性体反転表示パネルの表示が不鮮明であったのは、表示を行う磁性体のS極またはN極の表面積がパネルの表示面の面積に対し適切でないために発生することが本発明者により解明された。
表示を行う磁性体のS極またはN極の表面積がパネルの表示面の面積の60%より小さいと、表示された色が淡く、しかも背景である支持体の色との色差が小さくなるためコントラストが弱く表示は不鮮明になる。
一方500%より大きくなると、磁性体が互いに干渉する度合が密になりすぎるので反転が不良となり反転しないもの、S極とN極の境面が表われるもの、等が発生するため表示はこれ等の混合色ととなり、鮮明な表示が形成できない。
【0007】
磁性表示体を分散した分散液は特定の降伏値と粘度を持たなければならない。
降伏値は、分散液体中の磁性表示体が適正に分散されるためと沈降防止に必要となるものである。粘度は、表示パネルに磁気をかけた時に磁気をかけた部分のみ反転するのに必要となるものである。すなわち、降伏値0.15〜7.5N/m2で粘度3〜350mPa・sの分散液であることが好ましい。降伏値を付与するための増稠剤としてはアエロジルなどの無機物も使用できるが、無機増稠剤は時間の経過とともに粘度と降伏値が変化する欠点がある。ところが、脂肪酸ビスアマイド、水添ヒマシ油、N−アシルアミノ酸アマイドから選んだ有機増稠剤は降伏値を付与するが、時間の経過とともに粘度と降伏値が変化しにくい利点があるので好ましい。
降伏値0.15〜7.5N/m2、粘度3〜350mPa・sの範囲外になると形成した表示の維持安定性が劣化したり、また磁気ペンで書いたとき周辺の磁性体が集まるので、磁性体の分布が不均一になり反転して表示を形成する付近と、その周縁部で反転しない磁性体で形成される表示の背景の色が変化するので全体としてボケた表示となり、鮮明性が劣化する。
【0008】
本発明で使用する磁性表示体は、S極面とN極面を異なる色で着色されていれば、形状には特に限定されないが、磁気ペンで書いたときの表示形成性と形成された表示の鮮明性から、色分けした微小粒子状の磁性表示体が特定の色の合成樹脂及び/または合成ゴム組成物に磁性粒子を分散した層の片面に他の色の着色組成物を塗布した層を裁断または粉砕してなる磁性表示体または、磁性表示体が特定の色の合成樹脂及び/または合成ゴム組成物に磁性粒子を分散した層の片面に他の色の着色シートをラミネートした層を裁断または粉砕してなる磁性表示体が好ましい。本発明者の研究によると磁性表示体は反対極の磁力を作用させると反転するが、偏平状ないし箔片状の磁性体は重なった状態でずれながら反転するので、表示の形成速度が大きいだけでなく、反転しないもの、不完全な反転のものが混在することが少なく、鮮明な表示が形成されるので好ましい。
そして特に偏平状や箔片状の磁性表示体の場合、磁性表示体のS極またはN極の面積の合計がパネルの表示面積の500%以上になると、互いに干渉して重なってずれながら反転するのが不良となるので注意する必要がある。
【0009】
磁性表示体は反転時に互いに擦れ静電気が帯電する傾向があり、特に偏平状や箔片状の磁性表示体の場合は、重なってずれながら反転するので帯電し易い。磁性表示体が帯電すると磁性表示体が凝集してしまい、磁気ペンで磁気をかけてもスムーズに反転しなくなったり、また反転しないものも出てくる。これが原因で、色分けした磁性表示体の鮮明な表示が得られなくなる場合があるので好ましくない。磁性表示体の分散液に帯電防止剤を配合すると良好な表示が得られる。
帯電防止剤としては、ポリブテン硫酸化物、脂肪族アルキル第4級アンモニウム塩、アミノエタノール・エピクロルヒドリン重縮合物、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルサリチル酸金属塩、スルホコハク酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸金属塩から1種または2種以上を選択して用いられるが、特にポリブテン硫酸化物、脂肪族アルキル第4級アンモニウム塩、アミノエタノール・エピクロルヒドリン重縮合物、アルキルベンゼンスルホン酸の混合物、アルキルサリチル酸クロム塩、スルホコハク酸カルシウム塩、ポリマー混合物が好ましい。
磁性表示体分散液を保持する支持体としては特に限定されず、間隔を設けて配設し二枚の周辺を封じた支持体、この二枚の基板間に正六角形のハニカムセルを配置した支持体、基板にカプセルを配置した支持体等が適宜使用される。
【0010】
【実施例】
本発明の実施例を述べるが、本発明は本実施例によって限定されるものではない。
実施例1
厚さ25μmのPETフイルム上に表1に示す配合(A)の組成からなる緑色に着色した磁性インキを次の手段で調製、塗工乾燥し、緑色の磁性シートを得た。この時磁性インキ層の厚みは10μmであり、塗工重量は14.0g/m2であった。
(手順1)配合(A)に記載した割合でMEKに樹脂を溶解し、これに磁性粉を加えた後にアトライタで1時間分散した。
(手準2)この分散液に、MEKに顔料を分散した御国色素製の青色インキ、黄色インキならびに白色インキを配合(A)の割合で加えた後に混合撹拌し、緑色を呈する磁性インキを得た。
(手段3)この磁性インキをダイコーターを用いて30m/分の速度で塗工、乾燥し上述の緑色磁性シートを得た。
次に、このシートの緑色磁性層上に表2に示す配合(B)の白色インキを塗工乾燥し、緑色磁性層に積層した。
この白色インキ層の厚みは18μmであり、塗工重量は35.3g/m2であった。このようにして先に塗工した緑色の磁性インキ層と合わせ、厚さ28μm、塗工量49.3g/m2の二色シートをベースフイルム上に形成した。
引き続いて、この二色層をベースフイルムごと着磁し、緑色側をN極、白色側がS極とした後に二色シートをベースフイルムから剥離し、薄片とし、さらに乳鉢で微粉砕してからふるい分けを行って、粒子径が63〜212μmの範囲にある緑/白二色に塗り分けられた磁性表示体を得た。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】
次に、分散媒として25℃における粘度が2.0mPa・sであるイソパラフィン(エッソ化学株式会社製:商品名アイソパーM)407.92重量部と増稠剤として、エチレンビス−12−ヒドロキシステアリン酸アマイド(ITOHWAXJ−530伊藤製油株式会社製)を70重量部体30重量部の割合で加え、これを加熱溶解した後に冷却し、分散液とした後、イソパラフィンと増稠剤の割合が407.92重量部体12.42重量部となるようにイソパラフィンで希釈し、これに帯電防止剤(E.I.デュポン社製:STADIS−450)を全体の0.15%となるように添加し、降伏値が1.76N/m2であり、25℃における粘度が16mPa・sの塑性分散液を得た。
降伏値の測定方法は従来から行われているのと同様にブルックフィールド型粘度計(東京計器株式会社製BL型)を用い、分散液を低速で回転させた時のローターのねじれ角度を読み取る方法で測定した。使用したローターは上記BL型粘度計に付属の2号ローターを使用した。
また、粘度の測定に関してはストレス制御式レオメーター(英国キャリメ社製CSL−100)を用い、シェアストレス10Paの条件における値を測定した。
さらに引き続き、この塑性分散液に緑/白二色に塗り分けられた磁性表示体を、分散液100重量部に対し磁性表示体20重量部の割合で配合し撹拌を行い、分散液中に磁性表示体が均一に分散してなる分散液体を得た。この分散液体の比重を測定したところ0.87であった。
次に、この分散液体を板厚が0.15mmの塩化ビニル樹脂フイルムに接着剤を用いて片面に接着した、セルサイズ3mm、正六角形状で高さ0.8mmの塩化ビニル樹脂製ハニカムセルの、多セル構造物のセル内に充填し、その後、多セル構造物の開放面を厚み0.08mmの塩化ビニル樹脂フイルムで接着剤を用いて被覆し、セル中に分散液体を封入して表示パネルを得た。この時、表示パネルの表示面に対してパネル中に包含される磁性表示体の一方の色の面積の総和の割合は以下の計算により236%であった。
(1) セルサイズammであるハニカムセルの表示面積はSハニカム=(√3/2)×a2となる。したがって、セルサイズ3mmのハニカムセルではSハニカム=3×3×√3÷2=7.794mm2
(2) 一方、磁性表示体の一色側の総面積の和は
S粒子=セル体積×内包液比重×粒子濃度÷粒子比重÷粒子厚みとなるから
S粒子=7.794×0.8×0.87×(20÷120)÷(49.3÷28)÷0.028=18.37mm2
(3) したがって、ハニカムの面積に対する磁性表示体の一方の面の総面積の割合は
18.37÷7.794×100=236(%)となる
このパネルの片側に磁石のS極を接触させ、ハニカムセル内の二色に塗り分けられた磁性表示体を表面側に片寄せて粒子どうしが一部重なりつつ整列するように並べながら緑色の表示面を形成させた。次に、この表示面に対し、表面の塩化ビニル樹脂フイルムの上から磁石のN極で筆記操作を行った所、緑色の表示面に磁石のN極が通過した部位だけに白色の鮮明な表示を得ることができた。この緑面と白面の色差を測定し、Lab系のL値の差ΔLは31.56であった。(色差計はミノルタ株式会社:分光測色計CM−512m2を使用した。)
次に、再び磁石のS極を用いて白色の表示部分を上からこするように操作したところ白色面を表面に向けていた磁性表示体が反転し、再び緑色の表示面を戻すことができた。
【0014】
実施例2
実施例1と同様にしてイソパラフィン(日本油脂工業株式会社製:商品名アイソパM)417.0重量部に増稠剤としてエチレンビス−12−ヒドロキシステアリン酸9.66重量部を加え、加熱溶融後に冷却した後、降伏値が0.92N/m2であり、25℃における粘度が8mPa・sである分散液を得た。
この分散液100重量部に、実施例1と同様の方法で調製した磁性表示体5重量部を加えて撹拌し、分散液体を得た。この分散液体の比重を測定した所、0.81であった。
次に、この分散液体を板厚が0.125mmのポリエステルフイルムに接着剤を用いて片面に接着したセルサイズ3mmで正六角形状で、高さが0.8mmのポリエステルフイルム製ハニカムからなる多セル構造物のセル内に充填し、その後、多セル構造物の開放面を厚み0.05mmのポリエステルフイルムで接着剤により被覆し、セル中に分散液体を封入して表示パネルを得た。この時、表示パネルのハニカムセルの表示面積は前述の計算式より7.794mm2となり、一方、磁性表示体の一方の色の表示面積の総和は4.917mm2となることから表示面積に対する磁性表示体の一色の面の表示面積の割合は63%である。
この表示パネルを白色板の上に置き、パネルの表面側から磁石のN極を接触させ、ハニカム内の二色に塗り分けられた磁性表示体をパネルの表面側に片寄せると共に磁性表示体の白色面が表面側に向くように整列させ、白色の表示面を形成させた。
次に、この表示面に対し、表面の塩化ビニルフイルムの上から磁石のS極で筆記操作を行った所、該磁石の通過した部位に対応した磁性表示体が反転し、緑色の表示を視認することができた。この時、表示面の白色部と緑色の色を前述の色差計で測定し、Lab系のL値を比較した結果、ΔLで11.8の差が認められ、目視の結果を裏付けることができた。
【0015】
実施例3
25℃の粘度が7.48mPa・sのイソパラフィン(エッソ化学株式会社製:商品名 NAS5H)に前述の増稠剤を70重量部対30重量部の割合で加え、これを加熱溶解した後に冷却し分散液とした後に、イソパラフィンと増稠剤の割合が428重量部体21重量部となるよう希釈し、さらに帯電防止剤を全体の0.15%となるように添加し、降伏値が7.5N/m2であり、25℃での粘度が333mPa・sの分散液を得た。この分散液100重量部に対し磁性表示体40重量部を加えて分散液体とし実施例1と同様にして分散液体を板厚が0.125mmのポリエステルフイルムに接着剤を用いて片面に接着したセルサイズ3mmで正六角形状で、高さが0.8mmのポリエステルフイルム製ハニカムからなる、多セル構造物のセル内に充填した後に多セル構造物の開放面を厚み0.1mmのポリエステルフイルムを接着剤により被覆し、セル中に分散液体を封入して表示パネルを得た。この時、セル中に含まれる分散液体の比重は0.99で、磁性表示体の一方の色の表示面積の総和は前述の計算式より35.83mm2となり、したがって、表示面積に対する磁性表示体の一色の表示面積の総和の割合は457%であった。
この表示パネルの片側の表示面に磁石のS極を接触させ、ハニカムセル内の磁性表示体の緑色の面が表示パネルの表面に接するように一部重なりつつ整列して緑色の表示面を形成させた。
次にこの表示面に磁石のN極で筆記を行ったところ、実施例1と同様筆記した部位には鮮明な白色の記録を行うことができた。また、このパネルの表面を全面に渡って磁石のN極に接触させ、ハニカムセル内の磁性表示体を表面側に白色が位置するように反転させた後、今度はS極の筆記磁石を用い、筆記を行ったところ、磁石のS極が通過した部位に対応してハニカムセル内の磁性表示体が反転し、表面側に緑面が現われ白地に緑の鮮明な表示を行うことができた。このとき、表示面の緑色と白色の面のL値を測定し、ΔL値を求めたところ、31.0という結果が得られた。
【0016】
実施例4
分散液と磁性表示体との配合割合を100対5にする以外は実施例3と同様にして、分散液体を調製した。この分散液体の比重を測定したところ0.86であった。
次にこの分散液体を実施例1と同様に板厚0.125mmのポリエステルフイルムに接着剤で片面を接着したセルサイズ3mmの正六角形状で、高さ0.8mmのポリエステルフイルム製ハニカムからなる多セル構造物のセル内に充填した後に多セル構造物の開放面を厚み0.1mmのポリエステルフイルムを接着剤により被覆し、セル中に分散液体を封入して表示パネルを得た。このパネルにおける磁性表示体の一色の表示面積の総和は前述の計算方法から5.22mm2となり、表示面積に対する磁性表示体の一色の表示面積の総和の割合は66%であった。
この表示パネルの片面の表示面に磁石のS極を接触させ、ハニカムセル内の磁性表示体の緑色の面が表示パネルの表面フイルム内面に接するようにして、一部重なりつつ整列し緑色の表示面を形成させた。
次にこの表示面に磁石のN極で筆記を行ったところ、実施例1と同様筆記した部位には鮮明な白色の記録を行うことができた。また、このパネルの表面を全面にわたって磁石のN極に接触させ、ハニカムセル内の磁性表示体を裏面側に白色が位置するように反転させた後、今度は磁石のS極を用い、筆記を行ったところ、磁石のS極が通過した部位に対応してハニカムセル内の磁性表示体が反転し、表面側に緑面が現れ白地に緑の鮮明な表示を行うことができた。このとき、表示面の緑色と白色の面のL値を測定し、ΔL値を求めたところ13.8であった。
【0017】
実施例5
分散液中の磁性体の配合量を、分散液100重量部に対し磁性表示体を40重量部とする以外は実施例2と同様にして分散液体を調製した。この分散液体の比重は0.94であった。
この分散液体をセルサイズ3mmで高さ0.8mmの塩化ビニル樹脂からなる多セル構造物に封入し、表示面積に対する磁性体の一色の総面積の割合が435%となる表示パネルを作成した。
この表示パネルの片側の表示面に磁石のS極を接触させ、ハニカムセル内の磁性表示体の緑色の面が表示パネルの裏面フイルム内面に接するようにして、一部重なりつつ整列し緑色の表示面を形成させた。
次にこの表示面に磁石のN極で筆記を行ったところ、実施例1と同様筆記した部位には鮮明な白色の記録を行うことができた。また、このパネルの表面を全面にわたって磁石のN極に接触させ、ハニカムセル内の磁性表示体を表面側に白色が位置するように反転させた後、今度は磁石のS極を用い、筆記を行ったところ、磁石が通過した部位に対応してハニカムセル内の磁性表示体が反転し、表面側に緑面が現れ白地に緑の鮮明な表示を行うことができた。このとき、表示面の緑色と白色の面のL値を測定し、ΔL値を求めたところ41.3であった。
【0018】
実施例6
実施例1において分散液体中の磁性表示体の割合を分散液100重量部に対して磁性表示体15重量部とする以外は同様にして分散液体を調製した。この分散液体の比重を測定したところ0.82であった。
この分散液体を実施例1と同様にしてセルサイズ3mmで高さ0.8mmの塩化ビニル樹脂製ハニカムセルに封入し、ハニカムの面積に対し磁性表示体の一方の総面積の割合が75%となるパネルを得た。
この表示パネルの片側に磁石のS極を接触させ、ハニカムセル内の二色に塗り分けられた磁性表示体を裏面側に引き寄せて粒子同士が一部重なりつつ整列するように並べながら緑色の表示面を形成させた。
次にこの表示面に、表面の塩化ビニルフイルムの上から磁石のN極で筆記操作を行ったところ、緑色の面に対して磁石のN極が通過した部位に白色の鮮明な表示が得られた。この緑面と白面の色差を測定し、Lab系のL値の差ΔLは16.8であった。
【0019】
実施例7
実施例1において、増稠剤としてエチレンビス−12−ヒドロキシステアリン酸アマイドの代わりにアエロジルを用い、イソパラフィン407.92重量部に対してアエロジル(日本アエロジル株式会社製 Aerosi|200)41.4重量部を分散降伏値が1.89N/m2であり、25℃における粘度が10mPa・sの塑性分散液を得た。
この分散液に対し、磁性表示体を分散液100重量部に対し磁性表示体15重量部の割合で配合し、撹拌を行って、比重0.85の分散液体を得た。
この分散液体を実施例1と同様にしてセルサイズ3mmで高さ0.8mmの塩化ビニル製ハニカムセルに封入し、ハニカムの面積に対し磁性表示体の一方の総面積の割合が180%となる表示パネルを得た。
このパネルを用いて、実施例1と同様に磁石による筆記消去を行ったところ、良好な表示を行うことができた。このとき、表示面の緑色と白色の面のL値を測定し、ΔL値を求めたところ22.1であった。
【0020】
実施例8
まず、実施例1の手順に従い、表3の配合のインキを用いて厚み10μm、塗工重量14.0g/m2の緑色磁性シートを作製した。
次に、片面に離型処理を施した厚さ38μmのポリエステルフイルム(東洋メタライジング株式会社製セラピール)の離型処理面に表4の配合(B)の白色インキを塗工し、乾燥後の厚みが8μmで、塗工量が35.3g/m2の白色着色シートを作製し、さらに、この白色着色シートのインキ塗工面に軟化点が110℃のポリエステル樹脂を2μmの厚さに塗工した。
この後、緑色磁性シートのインキ層の表面と、白色着色シートの樹脂塗工面を重ね合わせ、140℃で圧着、一体化し、その状態で着磁を行い緑色側をN極、白色側をS極とした。
引き続いて、一体となったシートのベースフイルム同志を180度剥離し38μmのポリエステルフイルムを剥がし、25μmのPETフイルム上に緑色磁性インキ層、接着層、白色着色層の順に積層され、緑色磁性インキ層側をN極、白色着色インキ層側をS極に着磁したシートとし、さらに25μmのPETフイルムから積層した二色の薄片を剥離し、さらに乳鉢で微粉砕した後にふるい分けを行い、粒径が63〜212μmの範囲にある緑/白二色に塗り分けられた磁性表示体を得た。
【0021】
【表3】
【0022】
【表4】
この磁性表示体を用い、実施例1と同様の方法でパネルを作成し評価を行ったところ、良好な結果が得られた。
【0023】
実施例9
実施例1の方法で、分散液体を調製し、これを板厚0.15mmの塩化ビニルシートを真空成形によりハニカム状の多セル形状を形成したシートに充填し、多セル構造物の開放面を裏面に厚み0.08mmの塩化ビニルシートを接着剤により貼り合わせて封入し表示パネルを形成し評価を行ったところ、良好な結果が得られた。
【0024】
実施例10
実施例1と同様にして調製した分散液体を用い、オリフィス法により内径2mmの球状カプセルを形成した。この時、カプセルの内容量は、4.187mm3で、表示パネルのカプセルの表示面積は3.14mm2となり、一方、磁性表示体の一色の表示面積の総和は14.18mm2となることから表示面積に対する磁性表示体の一色の面の割合は452%となる。
カプセルの膜材アルギン酸ナトリウムの0.5%水溶液を用い、同心円状に設けられた二重ノズルの外側から膜材の水溶液を押出しつつ、内側のノズルからは磁性表示体を分散させた分散体を押出し、圧力と速度を制御してカプセルの形状、大きさを整えた。ノズルから押出したカプセルは塩化カルシウム1%水溶液の中に滴下し、膜材中のアルギン酸ナトリウムゾルを化学的ゲル化剤である塩化カルシウムと反応させることでゲル皮膜を形成することで安定したカプセルとした。
このカプセルを深さ2mmの塩化ビニル製トレーに隙間なく並べ、塩ビフイルムを重ねた後にトレーのフランジ部分と塩ビフイルムとを熱融着して、表示パネルを得た。
このパネルの上面から筆記、消去を行ったところ、好適に筆記消去ができた。
【0025】
比較例1
実施例2の分散液100重量部に対し実施例1と同様に調製した磁性表示体4重量部を加え撹拌し、分散液体を得た。この分散液体の比重を測定したところ、0.81であった。
次に、この分散液体を実施例2と同じ方法で表示パネルとした。表示パネルのハニカムセルの表示面積は7.794mm2であり、磁性表示体の一方の色の表示面積の総和は3.892mm2となることから表示面に対する磁性表示体の一方の色の面積の合計の割合は50%であった。
この表示パネルを実施例2と同様に白色板の上に置き、パネル表面から磁石のN極を接触させ、表示面側に磁性表示体を引付け白色面側を表面板側に向けて整列させた後、磁石のS極を表面板に接触させて筆記を行ってみたが、目視で充分に識別できるための緑色の表示は得られず、また、実施例2と同じ方法により測定した色差計でΔL値も8.0であった。
【0026】
比較例2
分散液体中の磁性表示体の配合量を、分散液100重量部に対し磁性表示体50重量部とする以外は実施例2と同様にして表示パネルを作製した。この時、分散液体の比重は0.97であった。この時の磁性表示体の一方の色の表示面積の総和は計算式から40.846mm2となり、したがって、表示面に対する磁性表示体の一方の色の面積の割合は524%であった。
この表示パネルを用いて表示面の色を緑色にしてから白色の記録を表示したが緑面と白面のL値の差ΔLは30.7であったが全体としては不鮮明な状態が認められた。
ここで、このパネルの裏面を確認したところ裏面に接着したフイルムとハニカムコアとの接着部分に磁性表示体が挾まれるように入り込んで不完全な接着状態となっていることが確認された。
【0027】
比較例3
分散液体中の磁性表示体の配合量を、分散液100重量部に対し磁性表示体50重量部とする以外は実施例3と同様にして表示パネルを作成した。このとき、分散液体の比重は1.02であった。このときの磁性表示体の一方の色の表示面積の総和は計算式から42.951mm2となり、したがって、表示面に対する磁性表示体の一方の色の面積の割合は550%であった。
この表示パネルを用いて表示面の色を緑色にしてから白色の記録を表示した上で両者のL値を測定しΔLを求めたところ27.2であり、比較例2よりも不鮮明になっていた。
また、パネルの裏面も比較例2同様、裏面に接着したフイルムとハニカムコアとの接着部分に磁性表示体が挾まれ不完全な接着状態となっていることが確認された。
【0028】
比較例4
分散液体中の磁性表示体の配合量を、分散液100重量部に対し磁性表示体4重量部とする以外は実施例4と同様にして表示パネルを作成した。この時、分散液体の比重は0.86であった。このときの磁性表示体の一方の色の表示面積の総和は計算式から4.18mm2となり、したがって、表示面に対する磁性表示体の一方の色の面積の割合は53%であった。
この表示パネルを用いて表示面の色を緑色にしてから白色の記録を表示した上で両者のL値を測定しΔLを求めたところ3.5であり、比較例2よりも不鮮明になっていた。
【0029】
比較例5
25℃における粘度が0.8mPa・sであるイソパラフィン(エッソ化学製:商品名アイソパーE)と増稠剤を70重量部対30重量部の割合で配合し、これを加熱溶解した後に、冷却し分散液とした後にイソパラフィンと増稠剤の割合が426.3対6.9となるように希釈し、これに前述の帯電防止剤を全体の0.15%となるように添加し、降伏値が0.18N/m2であり、25℃における粘度が3mPa・sである分散液を得た。
この分散液を用いる以外は実施例2と同様にして表示パネルを作成した。
このとき分散液体の比重は0.75であり、計算により求めた磁性表示体の一方の色の面積の総和は4.917mm2であり表示面積に対する割合は63%であった。
この表示パネルを実施例2と同様に白色板の上に置き、パネル表面から磁石のN極を接触させ、表示面側に磁性表示体を引き付け白色面側を表面板側に向けて整列させた後、磁石のS極を表示面板に接触させて筆記を行ってみたが、目視で十分に識別できるだけの緑色の表示は得られず、また、実施例2と同じ方法により測定した色差計でのΔL値も6.0であった。
前記実施例及び比較例における磁性体反転表示パネルについての評価結果は表5に示す。
【0030】
【表5】
【0031】
(註)反転性の不可について:
(1)面積比率が大きくなると、充填後、磁性粒子の反転に相互干渉が生じるようになるためと、面積比率が小さくなると磁性粒子の量が少ないため目視の鮮明性が悪くなる。
(2)面積比率が大きくなると充填時の裏面貼り合わせに悪い影響が出てくる。
磁性粒子が挟まれて接着不良が生じるなどの問題が発生する。
(3)総合評価の◎は非常に良好、○は良好、×は悪く実用できない、××は非常に悪い、ことを示す。
【0032】
【発明の効果】
本発明の磁性体反転表示パネルは表示と消去が迅速かつ鮮明であり、表示の維持性も良好である優れた効果を奏する。
Claims (10)
- 磁極を異なる色に着色して色分けした微小粒子状の磁性表示体と分散媒と増稠剤を主成分とした降伏値を有する分散液を支持材により保持した反転磁気表示パネルにおいて、微小粒子状の磁性表示体のS面又はN面の面積の合計が表示パネルの表示面の面積の60〜500%であることを特徴とする磁性体反転表示パネル。
- 前記微小粒子状の磁性表示体のS面又はN面の面積の合計が表示パネルの表示面の面積の75〜250%である、請求項1に記載された磁性体反転表示パネル。
- 増稠剤が水酸基を有する脂肪酸ビスアマイド、水添ヒマシ油、N−アシルアミノ酸アルキルアマイドから選んだ1または2以上である、請求項1に記載された磁性体反転表示パネル。
- 色分けした微小粒子状の磁性表示体が特定の色の合成樹脂及び/または合成ゴム組成物に磁性粒子を分散した層の片面に他の色の着色組成物を塗布した層を裁断または粉砕してなる磁性表示体である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載された磁性体反転表示パネル。
- 磁性表示体が特定の色の合成樹脂及び/または合成ゴム組成物に磁性粒子を分散した層の片面に他の色の着色シートをラミネートした層を裁断または粉砕してなる磁性表示体である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載された磁性体反転表示パネル。
- 磁性表示体を分散した分散液が、降伏値0.15〜7.5N/m2で粘度3〜350mPa・sの分散液である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載された磁性体反転表示パネル。
- 磁性表示体を分散した分散液が、降伏値0.92〜7.5N/m2で粘度8〜350mPa・sの分散液である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載された磁性体反転表示パネル。
- 磁性表示体を分散した分散液の保持が、二枚の基板間に分散液を封入した保持である、請求項1ないし7のいずれか1項に記載された磁性体反転表示パネル。
- 磁性表示体を分散した分散液の保持が、カプセルに分散液を封入して支持体に配置した保持である、請求項1ないし8のいずれか1項に記載された磁性体反転表示パネル。
- 磁性表示体を分散した分散液が帯電防止剤を配合した分散液である、請求項1ないし9のいずれか1項に記載された磁性体反転表示パネル。
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