JP4570939B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
スキャナやプリンタ以外にもファクシミリ、ネットワークへの接続が可能な複合機と呼ばれる画像形成装置では画像データの出力形態によってデータ変換の方式も多様を極めている。さらには要求された画像入出力の処理を高速に行うことは必須である。
画像入力時や出力時に画像データ変換を高速に実行するためには、記憶装置の記憶領域(メモリ)以外にも画像入出力を行う手段ごとに画像データ変換を行うためのバッファメモリを実装していることが多い。また、入力した画像に対して複数のデータ変換を行う場合にもバッファメモリが用いられる。
従来ではこのバッファメモリに、一時的にデータ変換用に画像データを保持して読み出してデータ変換を行う処理のみを行っている。つまり、短期間ではあるが画像データが保持された状態のままであった。
バッファメモリの容量が小さい場合には保持されたデータの内容から画像データの内容を識別することはほぼ不可能であったが、前出のようにデータ変換の方式によっては1ページ分に近い容量のバッファメモリが必要になることも考えられるため、短期間であっても画像データの内容が保持されていると画像データが漏洩する可能性もある(画像形成装置本体でバッファメモリに保持された画像データを読み出す機能がなくても故意に画像データを読み出すことはできる)。
一例を挙げると、記憶装置にハードディスク等の記憶装置が接続されている場合に、保持されている画像情報の漏洩を防止するためにデータの暗号化やファイルアクセスの制限(パスワード設定機能など)の機能を実装したり、データ消去時にファイルのアロケーションデータだけでなく画像データ領域自体も完全に消去する機能に対応したり、ユーザが容易に記憶装置を着脱可能な機構を採用している製品もある。
このようなデータの保護は記憶装置を含む画像形成装置を利用してデータ入出力を制御するためのアプリケーションソフトウエアによって実現されることが多い。第3者にアプリケーションソフウエアの開発を行うための環境を提供し、画像形成装置の制御を行うというビジネスもあり、画像入力手段及び画像出力手段によってデータの入出力を行う時点でデータの漏洩を防止する機能を実装する必要性も高まっている。
アプリケーションソフトウエアに対して画像データ変換用のバッファメモリの制御に関する処理を制限し、かつバッファメモリのデータ漏洩を防止する手段を設けることでアプリケーションソフトウエアの種類に依存しない高いセキュリティ機能と、かつアプリケーションソフトウエア開発のしやすい装置を提供することができるわけである。
このように画像形成装置単体で画像信号の入出力を行う場合であれば、装置内でのデータ保護に関する情報漏洩を防止することでセキュリティの確保は可能である。
複数の画像形成装置を接続し、それぞれの画像形成装置に接続された画像入出力手段を使用可能な構成をとることで、生産性を向上させることも行われている。例えば、2台の画像形成装置を接続し、一方の画像入力手段(スキャナ等)から画像を入力しながら画像出力を行う(プリント出力)と共に他方の画像形成装置へ入力画像信号を転送し、他方の画像出力手段(プリンタ)へ出力を行うことが可能なシステムも開発されている。複数の画像形成装置を接続して画像入出力動作を実行することを「連結」動作と呼ぶ。
特許文献1には、特別の作業環境を要することなく、ディスクドライブ自体でデータ消去機能を実現することにより、効率的かつ効果的なセキュリティ機能を備えたディスク記憶装置が提供されている。
本発明では、このような画像形成装置を接続して相互に画像信号の送受信を行う場合でも可能な限り情報の漏洩を防止し、生産性を優先するような装置の利用形態を選択可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
図1は、本発明によるプリンタ、コピー、ファクシミリ及びスキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置(以下、融合機という)の一実施形態のソフトウェア構成図である。
融合機1は、ソフトウェア群2と、融合機起動部3と、ハードウェア資源4とを含むように構成される。
融合機起動部3は融合機1の電源投入時に最初に実行され、アプリケーション層5及びプラットフォーム6を起動する。例えば融合機起動部3は、アプリケーション層5及びプラットフォーム6のプログラムを、外部記憶手段に対応するハードディスク装置(以下、HDDという)などから読み出し、読み出した各プログラムをメモリ領域に転送して起動する。
ハードウェア資源4は、白黒レーザプリンタ(B&W LP)11と、カラーレーザプリンタ(Color LP)12と、スキャナやファクシミリなどのハードウェアリソース13とを含む。
また、ソフトウェア群2は、UNIX(登録商標)などのオペレーティングシステム(以下、OSという)上に起動されているアプリケーション層5とプラットフォーム6とを含む。アプリケーション層5は、プリンタ、コピー、ファックス及びスキャナなどの画像形成にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うプログラムを含む。
アプリケーション層5は、プリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ21と、コピー用アプリケーションであるコピーアプリ22と、ファックス用アプリケーションであるファックスアプリ23と、スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ24とを含む。
また、プラットフォーム6は、アプリケーション層5からの処理要求を解釈してハードウェア資源4の獲得要求を発生するコントロールサービス層9と、1つ以上のハードウェア資源4の管理を行ってコントロールサービス層9からの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャ(以下、SRMという)39と、SRM39からの獲得要求に応じてハードウェア資源4の管理を行うハンドラ層10とを含む。
なお、プラットフォーム6は予め定義されている関数により、アプリケーション層5からの処理要求を受信可能とするAPI53を有するように構成されている。OSは、アプリケーション層5及びプラットフォーム6の各ソフトウェアをプロセスとして並列実行する。
NCS31のプロセスは、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するものであり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、各アプリケーションからのデータをネットワーク側に送信する際の仲介を行う。
例えばNCS31は、ネットワークを介して接続されるネットワーク機器とのデータ通信をhttpd(HyperText Transfer Protocol Daemon)により、HTTP(HyperText Transfer Protocol)で制御する。
DCS32のプロセスは、蓄積文書の配信などの制御を行う。OCS33のプロセスは、オペレータと本体制御との間の情報伝達手段となるオペレーションパネルの制御を行う。FCS34のプロセスは、アプリケーション層5からPSTNまたはISDN網を利用したファックス送受信、バックアップ用のメモリで管理されている各種ファックスデータの登録/引用、ファックス読み取り、ファックス受信印刷などを行うためのAPIを提供する。
ECS35のプロセスは、白黒レーザプリンタ11、カラーレーザプリンタ12、ハードウェアリソース13などのエンジン部の制御を行う。MCS36のプロセスは、メモリの取得及び開放、HDDの利用などのメモリ制御を行う。UCS37は、ユーザ情報の管理を行うものである。
SRM39のプロセスは、SCS38と共にシステムの制御及びハードウェア資源4の管理を行うものである。例えばSRM39のプロセスは、白黒レーザプリンタ11やカラーレーザプリンタ12などのハードウェア資源4を利用する上位層からの獲得要求に従って調停を行い、実行制御する。
具体的に、SRM39のプロセスは獲得要求されたハードウェア資源4が利用可能であるか(他の獲得要求により利用されていないかどうか)を判定し、利用可能であれば獲得要求されたハードウェア資源4が利用可能である旨を上位層に通知する。また、SRM39のプロセスは上位層からの獲得要求に対してハードウェア資源4を利用するためのスケジューリングを行い、要求内容(例えば、プリンタエンジンによる紙搬送と作像動作、メモリ確保、ファイル生成など)を直接実施している。
また、ハンドラ層10は後述するファックスコントロールユニット(以下、FCUという)の管理を行うファックスコントロールユニットハンドラ(以下、FCUHという)40と、プロセスに対するメモリの割り振り及びプロセスに割り振ったメモリの管理を行うイメージメモリハンドラ(以下、IMHという)41とを含む。SRM39及びFCUH40は、予め定義されている関数によりハードウェア資源4に対する処理要求を送信可能とするエンジンI/F54を利用して、ハードウェア資源4に対する処理要求を行う。
融合機1は、各アプリケーションで共通的に必要な処理をプラットフォーム6で一元的に処理することができる。次に、融合機1のハードウェア構成について説明する。
また、コントローラ60は、CPU61、システムメモリ(MEM−P)62、ノースブリッジ(以下、NBという)63、サウスブリッジ(以下、SBという)64、ASIC66、ローカルメモリ(MEM−C)67、HDD68を含む。
オペレーションパネル70は、コントローラ60のASIC66に接続されている。また、FCU80、USBデバイス90、IEEE1394デバイス100及びエンジン部120は、コントローラ60のASIC66にPCIバスで接続されている。
コントローラ60は、ASIC66にローカルメモリ67、HDD68などが接続されると共に、CPU61とASIC66とがCPUチップセットのNB63を介して接続されている。このように、NB63を介してCPU61とASIC66とを接続すれば、CPU61のインタフェースが公開されていない場合に対応できる。
なお、ASIC66とNB63とはPCIバスを介して接続されているのでなく、AGP(Accelerated Graphics Port)65を介して接続されている。このように、図1のアプリケーション層5やプラットフォーム6を形成する一つ以上のプロセスを実行制御するため、ASIC66とNB63とを低速のPCIバスでなくAGP65を介して接続し、パフォーマンスの低下を防いでいる。
NB63は、CPU61、システムメモリ62、SB64及びASIC66を接続するためのブリッジである。システムメモリ62は、融合機1の描画用メモリなどとして用いるメモリである。SB64は、NB63とROM、PCIバス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。また、不揮発性の第1の記憶手段であるローカルメモリ67はコピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるメモリである。
ASIC66は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。HDD68は、画像データの蓄積、文書データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積などを行うためのストレージである。また、オペレーションパネル70は、オペレータからの入力操作を受け付けると共に、オペレータに向けた表示を行う操作部である。
1ページA4サイズの原稿の読み取りを行う。読み取り部から送られてくる画像データをビデオ入力DMAC→画像メモリ→画像転送DMAC→圧縮伸長器→符号転送DMAC→HDDコントローラ→HDD68と転送してHDD68に蓄積する。そのときの画像データの画像ID、サイズ、画像フォーマットを画像データ管理領域に、格納アドレス、格納データ量をHDD管理領域に格納しておく。
HDD68に格納されたデータを2台接続された画像形成装置で分担して印刷を行う場合について説明する。データを転送する側の画像形成装置をマスター機、受信して印刷する側の画像形成装置をスレーブ機とする。
まず、マスター機で画像転送データワーク領域に転送する画像データ情報と印刷の情報分のデータエリアを確保し、画像の画像ID、サイズ、画像フォーマット、必要な印刷モードを入れる。
次に、マスター機でHDD68から画像メモリに画像データを転送する。HDD68から圧縮伸長器を通して画像メモリにデータを転送(2次記憶装置→1次記憶装置)する場合、1次記憶装置に確保しているHDD管理領域に記憶しているHDD68へ蓄積した際の格納アドレスと使用データ量を取得し、HDDコントローラに格納アドレスを設定し、符号転送DMACには使用データ量を、画像転送DMACには伸長後のライン数を設定して、HDD68→HDDコントローラ→符号転送DMAC→圧縮伸長器→画像転送DMAC→画像メモリというパスを通して画像データを画像データ領域に転送することができる。
図3は第1の実施形態の説明図である。具体的には、他の画像形成装置から送信された画像信号を受信する際に、受信した画像信号の全て又は一部を記憶し、記憶された画像信号データを読み出し、加工又は変換を行う画像形成装置を示す。
エンジン部120には画像加工処理と画像変換処理と画像加工処理を含むプロッタと揮発性の第2の記憶手段であるDRAM、スキャナがあり、PCIバスを通してASIC66の機能と接続されている。
ASIC66の機能には画像を転送するDMAコントローラの機能がある。ASIC66はビデオ入力DMAコントローラと、ビデオ出力DMAコントローラを持っている。
スキャナの読み取った画像をMEM−C(ローカルメモリ)67に転送する場合、SRM39から来たプロセス要求に対してIMH41は転送画像サイズ分のメモリをMEM−C67に確保して転送画像サイズXw、Ywと確保したメモリのアドレスをビデオ入力DMAコントローラに設定することにより転送可能となる。
MEM−C67に保存された画像信号をプロッタ出力に転送する場合、MEM−C67に確保した転送画像サイズXw、Ywのメモリのアドレスをビデオ出力DMAコントローラに設定することにより転送可能となる。プロッタに転送された画像は画像加工処理や画像変換処理を行う前にエンジン部120内にあるDRAMに保存している。
図4は第1の実施形態の動作を示すフローチャートである。具体的には、画像出力手段の内部の記憶手段に記憶された画像データの消去を画像入力手段の内部の記憶手段に記憶された画像データの読み出し前に行うか又は後に行うときの動作フローである。
MEM−C67より転送された画像データをDRAMに保存する(S1)。次にDRAM内の画像データの消去をDRAM読み出し前に消去するか否かを選択する(S2)。DRAM内の画像データの消去をDRAM読み出し前に消去する場合は、DRAM内のメモリを消去し(S3)、DRAM内のメモリを読み出す(S4)。
DRAM内の画像データの消去をDRAM読み出し後に消去する場合は、DRAM内のメモリを読み出し(S5)、終了後にDRAM内のメモリを消去する(S6)。DRAM内のメモリ消去と読み出しが終了したら、画像加工処理(S7)又は画像変換処理(S8)を行う。
画像データの加工又は変換が必要な場合と不必要な場合の目的に応じて、DRAM内のメモリの読み出し前に画像データを白データにして消去することにより、不要な画像処理データを保存しないことが可能となる。また、加工又は変換処理前にDRAM内のデータの消去を行うことにより、メモリデータの漏洩を防止する。
図5は第2の実施形態の動作を示すフローチャートである。具体的には、第1の実施形態の記載内容を踏まえて、受信画像信号データ消去手段を有効にするか否かを選択して行う動作フローである。
MEM−C67より転送された画像データをDRAMに保存する(S11)。次に画像データの消去手段を有効にするか否かを選択する(S12)。画像データの消去を有効にする場合は、さらにDRAM内の画像データの消去をDRAM読み出し前に消去するか否かを選択する(S13)。
DRAM内の画像データの消去をDRAM読み出し前に消去する場合は、DRAM内のメモリを消去し(S14)、DRAM内のメモリを読み出す(S15)。DRAM内の画像データの消去をDRAM読み出し後に消去する場合は、DRAM内のメモリを読み出し(S16)、終了後にDRAM内のメモリを消去する(S17)。
DRAM内のメモリ消去と読み出しが終了したら、画像加工処理(S19)又は画像変換処理(S20)を行う。画像データの消去手段を無効にする場合は、DRAM内のメモリを読み出し(S18)、画像加工処理(S19)又は画像変換処理(S20)を行う。
目的に応じて受信画像信号データの消去を実行するか否かを選択することにより、受信画像信号データの保持期間を制御することが可能となる。
図6は第3の実施形態の動作を示すフローチャートである。具体的には、第1の実施形態の記載内容を踏まえて、受信画像信号データ消去手段を有効にするか否かを接続された他の画像形成装置から指定可能とする動作フローである。
画像形成装置Aの操作部(オペレーションパネル70)のキー入力により、I/F部を介して接続されている画像形成装置Bの消去手段を有効にするか否かを指定する。消去手段の有効もしくは無効を指定された画像形成装置Bは、MEM−C67より転送された画像データをDRAMに保存する(S21)。次に画像データの消去手段が有効に指定されているか否かを判断する(S22)。
画像データの消去を有効に指定されている場合は、さらにDRAM内の画像データの消去をDRAM読み出し前に消去するか否かを選択する(S23)。DRAM内の画像データの消去をDRAM読み出し前に消去する場合は、DRAM内のメモリを消去し(S24)、DRAM内のメモリを読み出す(S25)。DRAM内の画像データの消去をDRAM読み出し後に消去する場合は、DRAM内のメモリを読み出し(S26)、終了後にDRAM内のメモリを消去する(S27)。
DRAM内のメモリ消去と読み出しが終了したら、画像加工処理(S29)又は画像変換処理(S30)を行う。画像データの消去手段が無効に指定されている場合は、DRAM内のメモリを読み出し(S28)、画像加工処理(S29)又は画像変換処理(S30)を行う。
このことから、利用者がI/F部を介して接続されている画像形成装置の消去手段を有効にするか否かを指定することができる。
図7は第4の実施形態の説明図である。第3の実施形態の記載内容を踏まえて、他の画像形成装置からの送信画像信号データ消去手段を有効にするか否かの指定を拒否する手段について図7を用いて説明する。
画像形成装置Aの操作部のキー入力により、I/F部を介して接続されている画像形成装置Bの消去手段を有効にするか否かを指定する。画像形成装置Bは、他の画像形成装置からの消去手段の指定を拒否するモードになっている場合は、消去手段の指定内容を無視する。
このことから、利用者の操作により消去手段の指定を変更されることを防ぎ、画像形成装置の消去手段の設定内容で処理を行うことができる。
[第5の実施形態]
図8は第5の実施形態の動作を示すフローチャートである。具体的には、第2、3、4の実施形態の記載内容を踏まえて、消去手段が有効に選択されている場合には、記憶手段に記憶された画像信号データを画像データの読み出し後、画像信号データを消去する動作フローである。
MEM−C67より転送された画像データをDRAMに保存する(S31)。次に画像データの消去手段が有効に設定されているか否かを判断する(S32)。画像データの消去が有効に設定されている場合は、DRAM内のメモリを読み出し(S33)、終了後にDRAM内のメモリを消去する(S34)。
DRAM内のメモリ消去と読み出しが終了したら、画像加工処理(S36)又は画像変換処理(S37)を行う。画像データの消去手段が無効に設定されている場合は、DRAM内のメモリを読み出し(S35)、画像加工処理(S36)又は画像変換処理(S37)を行う。
このことから、記憶手段に記憶されていた画像信号データを必ず画像処理することが可能となり、さらに画像消去手段が有効に設定されていれば、DRAM内の画像データを読み出した後にDRAM内のデータの消去を行うことにより、メモリデータの漏洩を防止する。
図9は第6の実施形態の説明図である。第2の実施形態の記載内容を踏まえて、他の画像形成装置からの送信画像信号データ消去手段を有効にするか否かの指定を設定し、指定内容を指定先に送信する手段について図9を用いて説明する。
画像形成装置Aの操作部のキー入力により、I/F部を介して接続されている画像形成装置Bの消去手段を有効にするか否かを指定する。画像形成装置Bは、消去手段の指定内容を設定し、設定内容を指定先の画像形成装置Aの操作部に表示して通知する。
画像形成装置Aは、画像消去手段が無効に設定されている装置に対しては画像信号の送信を禁止する。画像形成装置Aは、画像消去手段が有効に設定されている装置に対しては画像信号の送信を続行する。
このことから、操作部を見れば接続されている画像形成装置の消去手段の設定内容を確認でき、その設定内容を基に、画像信号の送信を制御することができる。
[第7の実施形態]
図10は第7の実施形態の説明図である。第3の実施形態の記載内容を踏まえて、画像信号を送信開始する際に受信画像信号データ消去手段を有効にするよう指定した後に画像信号の送信を開始する動作を、図10を用いて説明する。
画像形成装置Aの操作部のキー入力により、I/F部を介して接続されている画像形成装置Bの消去手段を有効に指定する。画像形成装置Bは、消去手段の指定内容を設定する。画像形成装置Aは、消去手段を有効に設定した画像形成装置Bに対して画像信号の送信を開始する。
接続されている他の装置へ画像信号を送信する場合は、必ずDRAM内のデータの消去を行うことにより、メモリデータの漏洩を防止する。
図11は第8の実施形態の説明図である。第4の実施形態の記載内容を踏まえて、他の画像形成装置からの送信画像信号データ消去手段を有効にするか否かの指定を拒否し、拒否結果を指定先に送信する手段について図11を用いて説明する。
画像形成装置Aの操作部のキー入力により、I/F部を介して接続されている画像形成装置Bの消去手段を、有効にするか否かを指定する。画像形成装置Bは、他の画像形成装置からの消去手段の指定を拒否するモードになっている場合は、消去手段の指定内容を無視し、指定内容を拒否したことを指定先の画像形成装置Aの操作部に表示して通知する。画像形成装置Aは、画像消去手段が拒否設定されている装置に対しては画像信号の送信を禁止する。
このことから、操作部を見れば接続されている画像形成装置の消去手段の拒否内容を確認でき、拒否内容をもとに、画像信号の送信を制御することができる。
本発明では、他の画像形成装置から画像信号を受信する際に画像信号の全て又は一部を記憶する手段に記憶された画像データの読み出しを行った後に消去する手段を設けることにより、画像信号を正常に受信し、かつ画像信号の漏洩を防止することが可能になる。
さらに画像信号を送信する際に画像信号の全て又は一部を記憶する手段に記憶された画像データの読み出し前に消去する手段との両方を設けることにより、例えば画像形成装置の内部で故障が発生し、受信した画像信号の処理の続行が不可能になった場合等、必要に応じて受信画像信号の読み出し前にデータを消去することで不要な画像データの漏洩を防止することも可能になり、より確実な情報の隠蔽の手段を提供することができる。
また、受信画像信号データ消去手段を選択的に実行する手段により、画像形成装置の生産性を低下させることなく情報漏洩の防止が可能となるようにしたり、例えば受信した画像信号を2個以上の画像形成装置内部の出力手段に画像信号を送信するために画像データの保持期間を制御することもできるため、効率的な画像信号の送受信制御を実施することができる。
また、画像形成装置の生産性を低下させることなく情報漏洩の防止が可能となるようにしたり、例えば受信した画像信号を2個以上の画像形成装置内部の出力手段に画像信号を送信するために画像データの保持期間を制御することもできるため、画像データの誤消去を防止して効率的な制御を優先して実行することが可能となる。
また、通常の連結動作においては、画像信号を正常に受信することが保証され誤って受信した画像信号の処理を実行する前に画像信号が消去されてしまうことを防止することができる。
また、複数の画像形成装置を接続して連結動作を実行する際に、画像信号を送信する画像形成装置が送信先の他の画像形成装置からの通知により受信画像信号データ消去手段の有効/無効の設定状況を認識し、その認識結果を基に画像信号データの送信、すなわち連結動作の実行可否の判断が可能である。結果的に、情報の漏洩の可能性を連結動作実行前に認識することができ、取り扱う画像情報の機密性等の内容によって、画像信号の送信を禁止することで情報が保護される。
Claims (1)
- 画像入力手段と、該画像入力手段から入力された画像信号を記憶する不揮発性の第1の記憶手段と、他の画像形成装置が接続可能であって前記画像信号及び前記他の画像形成装置の動作制御に必要な情報の転送を行う情報転送手段と、を備えた画像形成装置であって、
前記他の画像形成装置は、当該画像形成装置からの画像信号を受信する際に、受信した画像信号の全て又は一部を記憶する揮発性の第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶された画像データを読み出して加工又は変換を行う変換手段と、前記第2の記憶手段に記憶された画像データの読み出しを行う前又は後に消去する受信画像データ消去手段と、該受信画像データ消去手段を有効にするか否かを選択する選択手段と、該選択手段の選択結果を、当該画像形成装置へ通知する通知手段と、を有し、
当該画像形成装置は、前記他の画像形成装置から前記受信画像データ消去手段が無効と通知された場合には、前記他の画像形成装置への画像信号の送信を禁止する禁止手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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