JP4570554B2 - ディーゼルエンジンの排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディーゼルエンジンの排気浄化装置において、排気中のパティキュレートを捕集するフィルタの耐久性を損なわずに、狭いスペースに設置可能とする技術に関する。
ディーゼルエンジンの排気を浄化するため、実公平7−183号公報(特許文献1)に記載されるように、排気通路に配設されたフィルタにより、排気中のパティキュレートを捕集する排気浄化装置が公知である。かかる排気浄化装置では、捕集したパティキュレートがフィルタに過剰に堆積すると、排圧が上昇して燃費低下などの不具合が発生するので、例えば、エンジン運転状態を変化させて排気温度を上昇させ、パティキュレートを着火温度以上まで昇温させて焼却する再生処理が不可欠である。
実公平7−183号公報
ところで、十分な排気浄化性能を発揮可能とするためには、フィルタの容積を大きくする必要がある。乗用車や小型トラックなどでは、エンジンと車体との間隔が狭いことから、フィルタの径を大きくして容積を増やすことが困難であるため、フィルタの全長を長くしなければならない。しかし、フィルタのLD比(長さ/径)が大きいと、再生処理中にその下流端の燃焼温度が素材の耐熱温度以上となり、フィルタの溶損,割れなどが発生してしまうおそれがあった。
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、排気中のパティキュレートを捕集するフィルタを2つに分割した2段構造とすることで、個々のフィルタの全長を短くしてLD比が大きくなることを抑制し、フィルタの耐久性を損なわずに、狭いスペースに設置可能なディーゼルエンジンの排気浄化装置を提供することを目的とする。
このため、請求項1記載の発明では、ディーゼルエンジンの排気通路に配設され、排気中のパティキュレートを捕集するフィルタを、外径が排気通路内径より小に形成された第1のフィルタと、排気が通過する排気通過孔が横断面の略中央に形成されると共に、外径が排気通路内径と略同一寸法に形成された第2のフィルタと、前記第1のフィルタを通過した排気を第2のフィルタの排気通過孔へと導く排気導入板と、を含んで構成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明では、前記排気導入板は、熱伝導率が小さな素材から構成されたことを特徴とする。
請求項3記載の発明では、前記第1のフィルタ及び第2のフィルタは、略同心に配設されたことを特徴とする。
請求項4記載の発明では、前記第1のフィルタ及び第2のフィルタは、夫々、前記排気通路の横断面積の略50%の有効横断面積を有していることを特徴とする。ここで、「有効横断面積」とは、排気浄化に寄与するセルが存在する部分の面積のことをいう。
請求項1記載の発明によれば、排気の一部は、第1のフィルタによりパティキュレートが捕集された後、排気導入板により第2のフィルタの排気通過孔へと導かれ、排気通過孔を通過して大気中に排出される。一方、第1のフィルタの周囲を通過した排気は、第2のフィルタによりパティキュレートが捕集された後、大気中に排出される。このため、第1のフィルタ及び第2のフィルタは、夫々、排気の全量を通過させてパティキュレートを捕集する必要がなく、その全長の増加を伴わずに、排気浄化に必要な容量を確保することができる。また、第1のフィルタ及び第2のフィルタは、容量を確保するために全長を長くする必要がないことから、捕集したパティキュレートを焼却する再生処理中に、その下流端の燃焼温度が素材の耐熱温度以上となることがなく、溶損,割れなどの発生を防止することができる。従って、フィルタの耐久性を損なわずに、狭いスペースに排気浄化装置を設置することができる。
請求項2記載の発明によれば、フィルタ再生処理における第1のフィルタの燃焼熱が第2のフィルタに伝達されることが抑制され、熱的に厳しい第2のフィルタの熱影響を極力防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、フィルタとしての外形寸法を極力小さくすることが可能となり、乗用車や小型トラックなどの設置スペースが狭い車両に対しても容易に適用することができる。
請求項4記載の発明によれば、排気通路を流通する略半分の排気が第1のフィルタにより浄化される一方、残りの略半分の排気が第2のフィルタにより浄化されることとなる。このため、第1のフィルタ及び第2のフィルタの負荷、具体的には、パティキュレート捕集量,経時劣化などの均衡をとることが可能となり、信頼性及び耐久性を向上させることができる。
以下、添付された図面を参照して本発明を詳述する。
図1及び図2は、本発明に係るディーゼルエンジンの排気浄化装置(以下「排気浄化装置」という)を具現化した実施形態を示す。
ディーゼルエンジンの排気通路10には、排気中のパティキュレートを捕集するフィルタ20が配設される。ここで、捕集したパティキュレートがフィルタ20に過剰に堆積すると、排圧が上昇して燃費低下などの不具合が発生するので、エンジン運転状態を変化させて排気温度を上昇させ、パティキュレートを着火温度以上まで昇温させて焼却する再生処理を実現すべく、フィルタ20はディーゼルエンジンの近傍に配設される。
また、フィルタ20は、外径が排気通路10の内径より小に形成された第1のフィルタ22と、排気が通過する排気通過孔24Aが横断面の略中央に形成されると共に、外径が排気通路10の内径と略同一寸法に形成された第2のフィルタ24と、第1のフィルタ22を通過した排気を第2のフィルタ24の排気通過孔24Aへと導く排気導入板26と、を含んで構成される。ここで、第1のフィルタ22及び第2のフィルタ24は、略同心に配設される。
第1のフィルタ22及び第2のフィルタ24は、夫々、セラミックなどの多孔性部材からなる隔壁22A及び24Bにより排気流と略平行なセルが多数形成され、各セルの入口と出口とが目封材22B及び24Cにより千鳥格子状に目封じされたものである。そして、出口が塞がれたセルに導入された排気が、隔壁22A又は24Bを通って入口が塞がれている隣接セルに流入するとき、排気中のパティキュレートが隔壁22A又は24Bを構成する多孔性部材により捕集されることで、排気が浄化される。排気導入板26は、略筒形状をなし、熱伝導率が小さな素材、例えば、セラミックなどの非金属素材から構成される。
かかる排気浄化装置によれば、排気の一部は、第1のフィルタ22によりパティキュレートが捕集された後、排気導入板26により第2のフィルタ24の排気通過孔24Aへと導かれ、排気通過孔24Aを通過して大気中に排出される。一方、第1のフィルタ22の周囲を通過した排気は、第2のフィルタ24によりパティキュレートが捕集された後、大気中に排出される。このため、第1のフィルタ22及び第2のフィルタ24は、夫々、排気の全量を通過させてパティキュレートを捕集する必要がなく、その全長の増加を伴わずに、排気浄化に必要な容量を確保することができる。ここで、第1のフィルタ22及び第2のフィルタ24は、略同心に配設されているので、フィルタ20としての外形寸法を極力小さくすることが可能となり、乗用車や小型トラックなどの設置スペースが狭い車両に対しても容易に適用することができる。
また、第1のフィルタ22及び第2のフィルタ24は、容量を確保するために全長を長くする必要がないことから、LD比の増加が抑制される。このため、捕集したパティキュレートを焼却する再生処理中に、その下流端の燃焼温度が素材の耐熱温度以上となることがなく、溶損,割れなどの発生を防止することができる。このとき、排気導入板26が熱伝導率の小さな素材から構成されているので、第1のフィルタ22の燃焼熱が第2のフィルタ24に伝達されることが抑制され、熱的に厳しい第2のフィルタ24における熱影響を極力防止することができる。
なお、第1のフィルタ22及び第2のフィルタ24は、夫々、その配設部位における排気通路10の横断面積の略50%の有効断面積(排気浄化に寄与するセルが存在する部分の面積)を有するように構成することが望ましい。このようにすれば、排気通路10を流通する略半分の排気が第1のフィルタ22により浄化される一方、残りの略半分の排気が第2のフィルタ24により浄化されることとなる。このため、第1のフィルタ22及び第2のフィルタ24の負荷、具体的には、パティキュレート捕集量,経時劣化などの均衡をとることが可能となり、信頼性及び耐久性を向上させることができる。
本発明に係る排気浄化装置の要部断面図 本発明に係る排気浄化装置のフィルタ構成図
符号の説明
10 排気通路
20 フィルタ
22 第1のフィルタ
24 第2のフィルタ
24A 排気通過孔
26 排気導入板

Claims (4)

  1. ディーゼルエンジンの排気通路に配設され、排気中のパティキュレートを捕集するフィルタを、外径が排気通路内径より小に形成された第1のフィルタと、排気が通過する排気通過孔が横断面の略中央に形成されると共に、外径が排気通路内径と略同一寸法に形成された第2のフィルタと、前記第1のフィルタを通過した排気を第2のフィルタの排気通過孔へと導く排気導入板と、を含んで構成したことを特徴とするディーゼルエンジンの排気浄化装置。
  2. 前記排気導入板は、熱伝導率が小さな素材から構成されたことを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジンの排気浄化装置。
  3. 前記第1のフィルタ及び第2のフィルタは、略同心に配設されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のディーゼルエンジンの排気浄化装置。
  4. 前記第1のフィルタ及び第2のフィルタは、夫々、前記排気通路の横断面積の略50%の有効横断面積を有していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のディーゼルエンジンの排気浄化装置。
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JPH0941945A (ja) * 1995-07-25 1997-02-10 Denso Corp 排気ガス浄化装置

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