JP4569366B2 - 接続装置 - Google Patents

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本発明は、接続装置に関するものである。
携帯機器などの小型化、薄型化、高性能化に伴って、携帯機器の器体内で2つの回路基板間(例えば、フレキシブル基板とプリント基板との間)を電気的に接続する接続装置としてのコネクタに対して、小型化、薄型化、相手側部材である相手側コネクタの複数の接続端子を各別に接続するコンタクトの数の増大、コンタクトの配列ピッチの狭ピッチ化などが望まれており、コンタクトの配列ピッチを0.5mmとしたコネクタが提供されている。なお、この種のコネクタでは、コンタクトの狭ピッチ化に伴い、配列ピッチの高精度化だけでなく、隣り合うコンタクト間の間隔の高精度化も必要となっている。
また、近年、BGA(Ball Grid Array)やCSP(Chip Size Package)などの相手側部材において2次元アレイ状に配列された球状の接続端子それぞれと各別に接続される複数のコンタクト部を有する接続装置として、図22に示すように、複数のスパイラル状のコンタクト部102をガラスエポキシ製の絶縁基板からなるベース部101の一表面側において2次元アレイ状に配列した構成のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここにおいて、コンタクト部102は、銅およびニッケルにより形成されている。また、ベース部101には、当該ベース部101の厚み方向へのコンタクト部102の変位を可能とするための貫通孔101bが貫設されている。なお、上記特許文献1では、相手側部材の接続端子の配列ピッチを0.4mmとした場合に、ベース部101の厚みを1mm程度、貫通孔101bの内径を0.3mm程度とすることが記載されている。
ところで、一般的に、上述のような球状の接続端子を備えた相手側部材を接続する接続装置においては、球状の接続端子の突出高さなどのばらつきなどを許容するための撓みやすさと、コンタクト部と接続端子との接触抵抗を低減するための所望の接圧との両方を満足する必要があるが、コンタクト部の撓みやすさと接圧とはトレードオフの関係にある。ここで、図22に示した構成の接続装置では、スパイラル状のコンタクト部102の一端部がベース部101の上記一表面側において貫通孔101bの周縁に形成された円環状のフレーム部103に連続一体に連結される一方で他端部が自由端となっており、コンタクト部102がベース部101の厚み方向へ変位可能となっているので、相手側部材の球状の接続端子を接続した状態ではコンタクト部102が接続端子を抱き込むように変形するから、球状の接続端子の突出高さなどのばらつきや接続端子の傾きなどを許容することができるとともに、所望の接圧を満足することが可能となる。
特開2002−175859号公報
しかしながら、図22に示した構成の接続装置では、ベース部101の基礎となる絶縁基板に貫通孔101bを形成する工程において、ドリル加工により各貫通孔101bを個別に形成しているので、貫通孔101bの配列ピッチおよび貫通孔101b間の間隔それぞれの高精度化が難しいとともに、貫通孔101bのより一層の狭ピッチ化が難しく、接続装置全体としてのより一層の小型化が難しかった。また、図22に示した構成の接続装置では、ベース部101とコンタクト部102とが互いに異なる材料により形成されているので、ベース部101の貫通孔101bとコンタクト部102との位置合わせ精度の関係からも、貫通孔101bおよびコンタクト部102の狭ピッチ化が難しく、接続装置全体のより一層の小型化が難しかった。
また、図22に示した構成の接続装置では、コンタクト部102のばね力によって所望の接圧を確保するようになっているが、コンタクト部102が銅およびニッケルにより形成されている、言い換えれば、コンタクト部102が銅膜とニッケル膜との積層膜からなる金属膜により構成されているので、相手側部材の複数回の着脱でコンタクト部102が塑性変形を起こして接触抵抗が増加し接触信頼性が低下してしまう懸念がある。なお、図22に示した構成の接続装置において接触抵抗を低減するために接圧を高めるには、コンタクト部102の材料として高硬度な材料を新たに開発する必要となり、開発コストが高くなってしまう。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、従来に比べて薄型化、小型化、狭ピッチ化が可能で且つ接触信頼性に優れた接続装置を提供することにある。
請求項1の発明は、半導体基板を用いて形成され相手側部材の複数の接続端子それぞれに対応する複数の区画が設けられたベース部と、ベース部の各区画においてベース部の厚み方向に変位可能なスパイラル状の接圧ばね部と、ベース部の一表面である前面側で接圧ばね部に積層された導電性材料よりなる導電層からなり接続端子に弾接するコンタクト部とを備え、接圧ばね部は、前記半導体基板を用いて形成されベース部に連続していることを特徴とする。
この発明によれば、ベース部の各区画においてベース部の厚み方向に変位可能なスパイラル状の接圧ばね部が、ベース部とともに半導体基板を用いて形成されてベース部と連続しており、当該ベース部に導電性材料よりなる導電層からなり接続端子に弾接するコンタクト部が積層されているので、一般的な半導体加工プロセスにより各接圧ばね部を狭ピッチ且つ等間隔でベース部に一体形成するとともに各接圧ばね部それぞれにコンタクト部を積層することができ、しかも各接圧ばね部のばね力によって所望の接圧を確保することが可能となるから、従来に比べて薄型化、小型化、狭ピッチ化が可能になるとともに、接触信頼性を向上させることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ベース部は、前記各コンタクト部それぞれと電気的に接続され前記厚み方向に貫通した複数の貫通配線が形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記各コンタクト部それぞれと電気的に接続された各配線を前記ベース部の前面で引き回す場合に比べて、前記コンタクト部の配列ピッチのより一層の狭ピッチ化が可能になるとともに、前記ベース部のより一層の小型化を図れる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記ベース部の後面において前記各区画それぞれに対応する部位に前記接圧ばね部の後面に達する深さの凹所が形成されるとともに、前記ベース部の前面側において前記接圧ばね部と前記ベース部との間に凹所に連通するスパイラル状のスリットが形成され、前記各コンタクト部がスリットの内面および凹所の内面に沿って形成された接続配線を介して前記ベース部の後面の外部接続電極と電気的に接続されていることを特徴とする。
この発明によれば、前記各コンタクト部それぞれと電気的に接続された各配線を前記ベース部の前面で引き回す場合に比べて、前記コンタクト部の配列ピッチのより一層の狭ピッチ化が可能になるとともに、前記ベース部のより一層の小型化を図れる。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記接圧ばね部は、前記ベース部の前面側に設けられ、前記ベース部側の端部よりも中心側の端部の方が前方に位置するようなスパイラル状の形状に形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記ベース部のより一層の薄型化を図れる。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記接圧ばね部は、幅方向の両側面それぞれと後面との間に面取り部が形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記接圧ばね部における幅方向の両側面それぞれと後面との間に面取り部が形成されていない場合に比べて、前記接圧ばね部の応力集中を緩和することができ、応力集中による前記接圧ばね部の折損を防止することができる。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、前記ベース部の前記各区画において前記接圧ばね部の後面側の空間に弾性材料が充填されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記接続端子と前記コンタクト部との接圧を高めることができ、接触抵抗を更に低減できる。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、前記ベース部の前記各区画において前記接圧ばね部の後方に位置して前記接続端子と前記コンタクト部との接続状態における接圧を増大させる薄板状の板ばね部を有し、板ばね部は、前記半導体基板を用いて形成され前記ベース部に連続していることを特徴とする。
この発明によれば、前記接続端子と前記コンタクト部との接圧を高めることができ、接触抵抗を更に低減できる。
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7の発明において、前記半導体基板として、第1の半導体層と第2の半導体層との間に第1の半導体層および第2の半導体層それぞれの深さ方向へのエッチング時にエッチングストッパとして機能することが可能なエッチングストッパ機能層を有し、且つ、第1の半導体層の厚みが前記接圧ばね部の厚み寸法に対応する厚さに設定された半導体基板を用いてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記接圧ばね部の厚み寸法の高精度化を図れ、前記接圧ばね部の厚み寸法のばらつきに起因した性能ばらつきを低減できる。
請求項9の発明は、請求項1ないし請求項8の発明において、前記ベース部の前記各区画において前記接圧ばね部が少なくとも3重のスパイラル状の形状であり、前記接圧ばね部は、前記ベース部の前面に平行な面内における前記ベース部との各連結部位が前記区画の中心に対して回転対称となるように形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記接圧ばねのうち前記区画の中心に位置する部位が前記ベース部の前面に対して傾くことなく前記ベース部の前後方向に安定して変位することが可能となり、前記接続端子と前記コンタクト部との接触抵抗の安定化を図れる。
請求項1の発明では、従来に比べて薄型化、小型化、狭ピッチ化が可能になるとともに、接触信頼性を向上させることができるという効果がある。
(実施形態1)
本実施形態では、接続装置として、回路基板間の電気的接続に利用可能なコネクタを例示する。
図1に示した本実施形態のコネクタAは、図2に示すようにプリント基板30に実装され、図3に示すようにフレキシブル基板40に実装された相手側部材たるコネクタ(以下、相手側コネクタと称す)Bと電気的に接続される。
ここにおいて、相手側コネクタBは、第1のシリコン基板からなる第1の半導体基板を用いて形成した矩形板状のコネクタボディ21と、コネクタボディ21の一表面上に所定の配列ピッチ(例えば、500μm)でマトリクス状(2次元アレイ状)に配列された複数(例えば、100個)の球状の接続端子(突起電極)23とを備えており、コネクタボディ21の上記一表面上で各接続端子23それぞれに接続された金属配線24がコネクタボディ21の厚み方向に貫設した貫通配線(図示せず)を介してフレキシブル基板40の導体パターン(図示せず)と電気的に接続可能となっている。
コネクタAは、第2のシリコン基板からなる第2の半導体基板10(図5(a)参照)を用いて形成したベース部11と、ベース部11において相手側コネクタBの各接続端子23それぞれに対応する区画(例えば、内径300μmの円孔状の区画)内に設けられベース部11の厚み方向に変位可能なスパイラル状の接圧ばね部12と、ベース部11の一表面である前面側で接圧ばね部12に積層された金属膜からなり接続端子23に弾接するコンタクト部13とを備えている。要するに、相手側コネクタBの複数の接続端子23とコネクタAの複数のコンタクト部13とは一対一で対応している。なお、本実施形態では、コンタクト部13を接圧ばね部12に積層された金属膜により構成してあり、金属膜が導電性材料よりなる導電層を構成しているが、導電性材料は金属に限らず、例えば、導電性ゴムなどでもよい。
また、コネクタAは、ベース部11の前面で各コンタクト部13それぞれから延設された金属配線14それぞれが、ベース部11の厚み方向に貫設したスルーホール11cに埋設された貫通配線16を介してベース部11の後面の外部接続電極17と電気的に接続されており、図4に示すように各外部接続電極17それぞれが半田ボール18を介してプリント基板30の導体パターン33と電気的に接続可能となっている。
ところで、コネクタAは、各接圧ばね部12およびベース部11が第2の半導体基板10を用いて形成されているが、各接圧ばね部12の厚み寸法をベース部11の厚み寸法に比べて十分に小さく設定してあって、ベース部11の前面側において各区画内に配置される各接圧ばね部12それぞれの一端部がベース部11に連続一体に連結されるとともに各接圧ばね部12それぞれの他端部が自由端となっており、各接圧ばね部12がベース部11の厚み方向へ変位可能となっている。言い換えれば、コネクタAでは、各接圧ばね部12がベース部11に一体形成されている。ここにおいて、ベース部11の後面には、上記各区画それぞれに対応する部位に接圧ばね部12に達する深さの凹所11aが形成され、ベース部11の前面側には、凹所11aに連通するスパイラル状のスリット11bが形成されている。
本実施形態のコネクタAの各コンタクト部13それぞれに相手側コネクタBの各接続端子23を電気的に接続する際には、図4(a)に示すように、プリント基板30に実装したコネクタAとフレキシブル基板40に実装した相手側コネクタBとを対向させてから、図4(b)に示すように、コネクタAに相手側コネクタBを近づければよい。ここにおいて、コネクタAは接圧ばね部12がベース部11の厚み方向へ変位可能となっているので、相手側コネクタBの球状の接続端子23にコンタクト部13が弾接した状態では接圧ばね部12が接続端子23を抱き込むように変形するから、球状の接続端子23の突出高さなどのばらつきや接続端子23の傾きなどを許容することができるとともに、所望の接圧を満足することが可能となる。なお、コネクタAと相手側コネクタBとの電気的接続状態を維持するためのロック機構は、例えば、プリント基板30およびフレキシブル基板40を収納する機器(例えば、携帯機器など)の器体や、各基板30,40に設ければよいが、各コネクタA,Bに設けてもよい。
以下、コネクタAの製造方法について図5を参照しながら簡単に説明する。
まず、第2の半導体基板(ここでは、シリコン基板)10の裏面側(図5(a)における下面側)の全面にシリコン酸化膜からなる絶縁膜51を形成した後、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して、絶縁膜51のうちベース部11に対応する部位が残り且つ上記各区画それぞれに対応する部位および各スルーホール11cに対応する部位が除去されるように絶縁膜51をパターニングすることによって、図5(a)に示す構造を得る。
その後、パターニングされた絶縁膜51をマスクとして、第2の半導体基板10を裏面側から所定深さまでエッチングして各凹所11aおよび各スルーホール11cそれぞれの一部を形成することによって、図5(b)に示す構造を得る。ここにおいて、凹所11aを形成するエッチングに際しては、垂直深掘が可能なドライエッチング装置(例えば、誘導結合プラズマ型のドライエッチング装置など)を用いることにより、凹所11aを形成するエッチングに際して異方性エッチングが可能なアルカリ系溶液を用いる場合に比べて、凹所11aの配列ピッチを短縮することができ、ベース部11の平面サイズの小型化を図れる。
上述のように第2の半導体基板10に複数の凹所11aを形成した後、第2の半導体基板10の主表面側(図5(c)における上面側)の全面にシリコン酸化膜からなる絶縁膜52を形成し、続いて、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して、絶縁膜52のうちベース部11および各接圧ばね部12それぞれに対応する部位が残り且つ各スリット11bそれぞれに対応する部位および各スルーホール11cそれぞれに対応する部位が除去されるように絶縁膜52をパターニングすることによって、図5(c)に示す構造を得る。
次に、パターニングされた絶縁膜52をマスクとして、第2の半導体基板10を主表面側からエッチングして各凹所11aにそれぞれ連通するスリット11bを形成することで各接圧ばね部12を形成するとともに、各スルーホール11cを形成することによって、図5(d)に示す構造を得る。ここにおいて、スリット11bを形成するエッチングに際しては、垂直深掘が可能なドライエッチング装置(例えば、誘導結合プラズマ型のドライエッチング装置など)を用いる。
その後、第2の半導体基板10の主表面側の絶縁膜52をエッチング除去することで図5(e)に示す構造を得てから、貫通配線16を形成し、続いて、第2の半導体基板10の裏面側に外部接続電極17を形成し、さらにその後、第2の半導体基板10の主表面側にメタルマスクを用いて各コンタクト部13および各金属配線14を同時に形成することによって、図5(f)に示す構造を得て、最後に、第2の半導体基板10をダイシング工程により個々のチップ(コネクタA)に分離すればよい。
以上説明した本実施形態のコネクタAでは、ベース部11の各区画においてベース部11の厚み方向に変位可能なスパイラル状の接圧ばね部12が、ベース部11とともに第2の半導体基板10を用いて形成されてベース部11と連続しており、当該ベース部11に金属膜からなり接続端子23に弾接するコンタクト部13が積層されているので、一般的な半導体加工プロセスにより各接圧ばね部12を狭ピッチ且つ等間隔でベース部11に一体形成するとともに各接圧ばね部12それぞれにコンタクト部13を積層することができ、しかも各接圧ばね部12のばね力によって所望の接圧を確保することが可能となるから、従来に比べて薄型化、小型化、狭ピッチ化が可能になるとともに、接触信頼性を向上させることができる。ここにおいて、本実施形態のコネクタAでは、シリコンにより形成された接圧ばね部12のばね力によって接続端子23とコンタクト部13との所望の接圧を確保することができるので、図22に示した従来例のように銅膜とニッケル膜とを積層した金属膜からなるコンタクト部102のみのばね力によって接圧を確保する構造に比べて、接続端子23とコンタクト部13との接圧を高めることができ、接触抵抗を低減することができる。なお、ニッケルはヤング率が204GPa、破断強度が58MPaであるのに対して、シリコンはヤング率が169GPa、破断強度が2000MPaであり、本実施形態のコネクタAの法が従来例に比べて、接圧を確保するための構造部が破壊されにくい。
また、本実施形態のコネクタAでは、ベース部11に、各コンタクト部13それぞれと電気的に接続された貫通配線16が貫設されているので、各コンタクト部13それぞれと電気的に接続された各配線14をベース部11の前面で引き回す場合に比べて、コンタクト部13の配列ピッチのより一層の狭ピッチ化が可能になるとともに、ベース部11のより一層の小型化を図れる。
(実施形態2)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態1と略同じであって、図6に示すように、ベース部11の前面上で各コンタクト部13それぞれに電気的に接続された金属配線14をベース部11の周部まで延長している点が相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態のコネクタAでは、各金属配線14をベース部11の前面上で引き回す必要があるので、実施形態1に比べるとコネクタAの平面サイズが大きくなってしまうが、実施形態1にて説明した貫通配線16を形成する工程が不要となるので、製造プロセスの簡略化を図れる。
(実施形態3)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態1と略同じであって、図7に示すように、ベース部11の後面の各凹所11aの開口面積が徐々に小さくなる形状となっている点、各コンタクト部13とベース部11の後面の各外部接続電極17とがスリット11bの内面および凹所11aの内面に沿って形成された接続配線18を介して電気的に接続されている点などが相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態のコネクタAの製造にあたっては、実施形態1にて説明した製造方法において、各凹所11aを形成するエッチングに際して、アルカリ系溶液(例えば、KOH水溶液、TMAH溶液など)を用いた異方性エッチングを行えばよく、実施形態1のように各凹所11aをドライエッチングにより形成する場合に比べて、スループットを高めることが可能となるとともに、製造が容易になる。
(実施形態4)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態3と略同じであって、図8に示すように、ベース部11の前面上で各コンタクト部13それぞれに電気的に接続された金属配線14をベース部11の周部まで延長している点が相違するだけである。なお、実施形態3と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態のコネクタAでは、各金属配線14をベース部11の前面上で引き回す必要があるので、実施形態3に比べるとコネクタAの平面サイズが大きくなってしまうが、実施形態3にて説明した接続配線18を形成する工程が不要となるので、製造プロセスの簡略化を図れる。
(実施形態5)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態4と略同じであって、図9に示すように、接圧ばね部12の厚み寸法が中心側の端部からベース部11側の端部に近づくにつれて単調に増加している点が相違するだけである。なお、実施形態4と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態のコネクタAでは、接圧ばね部12の厚み寸法がベース部11側の端部(ベース部11に連続一体に連結されている側の端部)に近づくほど大きくなっているので、接圧ばね部12の厚み寸法が一様に形成されている実施形態4のコネクタAに比べて、接圧ばね部12の破損が起こりにくくなるという利点や、接圧ばね部12が撓みやすくなって接圧を増加させることができるという利点や、ベース部11の後面における凹所11aの開口面積を小さくすることができてコネクタAの平面サイズを小さくできるという利点がある。
なお、本実施形態においても、ベース部11の前面上で金属配線14をベース部11の周部まで引き回す代わりに、実施形態1と同様の貫通配線16を形成してもよいことは勿論であり、後述する各実施形態6〜11についても実施形態1と同様の貫通配線16を形成してもよいことは勿論である。また、本実施形態では、接圧ばね部12の厚み寸法がベース部11側の端部に近づくにつれて単調増加しているが、接圧ばね部12を幅寸法がベース部11側の端部に近づくにつれて単調増加するような形状としても、接圧ばね部12の破損が起こりにくくなるという利点や、接圧を増加させることができるという利点がある。
(実施形態6)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態2と略同じであって、図10に示すように、ベース部11の各区画ごとに2つのスパイラル状のスリット11b,11bが互いに入り組む形で形成されており、スパイラル状の接圧ばね部12が2重構造になっている点が相違する。なお、実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態のコネクタAでは、実施形態2のコネクタAに比べて接圧を増加させることができ、接触抵抗を低減することができる。
(実施形態7)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態2と略同じであって、図11に示すように、接圧ばね部12が、ベース部11側の端部よりも中心側の端部の方が前方に位置するようなスパイラル状の形状に形成されている点が相違する。なお、実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態のコネクタAでは、相手側コネクタB(図3および図4参照)を接続していない状態において、接圧ばね部12がベース部11の前方へ突出しているので、実施形態2に比べてベース部11の厚み寸法を小さくして凹所11aの深さ寸法を小さくしても、相手側コネクタBを接続する際の接圧ばね12の変位量を確保することができるので、実施形態2に比べて、ベース部11のより一層の薄型化を図れ、コネクタAのコンタクト部13と相手側コネクタBの接続端子23とを電気的に接続した状態におけるプリント基板30(図4参照)とフレキシブル基板40(図4参照)との間の距離をより短くすることができる。
(実施形態8)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態2と略同じであって、図12に示すように、接圧ばね部12における幅方向の両側面12b,12bそれぞれと後面12cとの間に面取り部12d,12dが形成されている点が相違するだけである。なお、実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態のコネクタAでは、実施形態2に比べて、接圧ばね部12の応力集中を緩和することができ、特に接圧ばね部12のベース部11側の端部において接圧ばね部12の応力集中が緩和されるので、応力集中による接圧ばね部12の折損を防止することができる。
なお、実施形態1〜7および後述の実施形態9〜13においても面取り部12dを設けてもよいことは勿論である。また、接圧ばね12における幅方向の両側面12b,12bそれぞれと前面との間にも面取り部を形成すれば、接圧ばね部12の応力集中がより緩和され、応力集中による接圧ばね部12の折損をより確実に防止することができる。
(実施形態9)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態2と略同じであって、図13に示すように、ベース部11の各区画において凹所11aの内部空間(つまり、接圧ばね部12の後面側の空間)およびスリット11bの内部空間に弾性材料(例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂など)が充填されており、ベース部11の各区画において接圧ばね部12以外の部分が上記弾性材料からなる弾性体部19となっている点が相違するだけである。なお、実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態のコネクタAでは、相手側コネクタB(図3および図4参照)の接続端子23とコンタクト部13との接圧を高めることができ、接触抵抗を更に低減できる。
ところで、図13に示したコネクタAでは、ベース部11の各区画において凹所11aの内部空間およびスリット11bの内部空間それぞれの全体にわたって上記弾性材料が充填されているが、図14に示すように凹所11aの内部空間については弾性体部19が下方へ変位する空間を確保するように一部のみに上記弾性材料を充填するようにすれば、弾性体部19によって接圧を調整することが可能となる。
また、図13および図14に示した構成では、スリット11bの内部空間にも上記弾性材料が充填されているので、接圧ばね部12が図13,図14の下方向に変位する際にスリット11bに充填されている弾性材料から図13,図14の横方向の力を受けて接圧ばね部12が破損してしまう可能性がある。これに対して、図15に示すようにベース部11の各区画において凹所11aの内部空間のみに上記弾性材料を充填して弾性体部19を設けるようにすれば、接続端子23とコンタクト部13との接圧を高めながらも、接圧ばね部12の破損を防止することができる。
(実施形態10)
図16に示す本実施形態の接続装置としてのコネクタAの基本構成は実施形態2と略同じであって、ベース部11および接圧ばね部12の基礎となる第2の半導体基板10として、図17(a)に示すように、シリコン基板からなる支持基板10aと、支持基板10a上のシリコン酸化膜からなる絶縁層(埋込酸化膜)10bと、絶縁層10b上のシリコン層10cとを有するSOI基板を用い、当該SOI基板を加工することによりベース部11および接圧ばね部12を形成している点が相違する。ここにおいて、ベース部11は、SOI基板の支持基板10a、絶縁層10b、シリコン層10cそれぞれを利用して形成してあるのに対して、接圧ばね部12は、SOI基板におけるシリコン層10cを利用して形成してあり、ベース部11よりも薄肉となっている。ただし、SOI基板は、シリコン層10cの厚み寸法を接圧ばね部12の厚み寸法に設定してある。なお、実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
以下、本実施形態のコネクタAの製造方法について図17を参照しながら説明する。
まず、第2の半導体基板(ここでは、SOI基板)10の裏面側(図17(a)における下面側)の全面にシリコン酸化膜からなる絶縁膜51を形成した後、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して、絶縁膜51のうちベース部11に対応する部位が残り且つ上記各区画それぞれに対応する部位が除去されるように絶縁膜51をパターニングすることによって、図17(a)に示す構造を得る。
その後、パターニングされた絶縁膜51をマスクとし、第2の半導体基板10を裏面側から絶縁層10bに達する深さまで略垂直にエッチングして凹所11aよりもやや浅い凹所10dを形成することによって、図17(b)に示す構造を得る。ここにおいて、凹所10dを形成するエッチングに際しては、例えば、誘導結合プラズマ型のドライエッチング装置を用いてドライエッチングを行えばよく、エッチング条件としては、絶縁層10bがエッチングストッパとして機能するような条件を設定する。
上述のように第2の半導体基板10に複数の凹所10dを形成した後、第2の半導体基板10の主表面側(図17(c)における上面側)の全面にシリコン酸化膜からなる絶縁膜52を形成し、続いて、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して、絶縁膜52のうちベース部11および各接圧ばね部12それぞれに対応する部位が残り且つ各スリット11bそれぞれに対応する部位が除去されるように絶縁膜52をパターニングすることによって、図17(c)に示す構造を得る。
次に、パターニングされた絶縁膜52をマスクとして、第2の半導体基板10を主表面側から絶縁層10bに達する深さまで略垂直にエッチングしてスリット11bを形成することによって、図17(d)に示す構造を得る。ここにおいて、スリット11bを形成するエッチングに際しては、例えば、誘導結合プラズマ型のドライエッチング装置を用いてドライエッチングを行えばよく、エッチング条件としては、絶縁層10bがエッチングストッパとして機能するような条件を設定する。
その後、フッ酸系のエッチング液を用いたウェットエッチングにより絶縁層10bの不要部分および絶縁膜52を除去することで各凹所11aおよび各接圧ばね部12を形成することによって、図17(e)に示す構造を得る。
続いて、メタルマスクを用いて各コンタクト部13および各金属配線14を同時に形成することによって、図17(f)に示す構造を得て、最後に、第2の半導体基板10をダイシング工程により個々のチップ(コネクタA)に分離すればよい。
以上説明した本実施形態のコネクタAでは、ベース部11および各接圧ばね部12の基礎となる第2の半導体基板10として、上述のようにシリコン層1cの厚み寸法を接圧ばね部12の厚み寸法に設定したSOI基板を用いており、支持基板10aおよびシリコン層10cそれぞれの深さ方向へのエッチング時に絶縁層10bをエッチングストッパとして利用することができるので、接圧ばね部12の厚み寸法の高精度化を図れ、接圧ばね部12の厚み寸法のばらつきに起因した性能ばらつきを低減できる。なお、本実施形態では、シリコン層10cが第1の半導体層を構成し、支持基板10aが第2の半導体層を構成し、絶縁層10bが第1の半導体層および第2の半導体層それぞれの深さ方向へのエッチング時にエッチングストッパとして機能することが可能なエッチングストッパ機能層を構成している。
(実施形態11)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態10と略同じであって、図18に示すように、ベース部11の各区画において接圧ばね部12の後方に位置して接続端子23とコンタクト部13との接続状態における接圧を増大させる薄板状(ダイヤフラム状)の板ばね部15を有し、板ばね部15がベース部11および各接圧ばね部12とともに上記第2の半導体基板10を用いて形成されてベース部11に連続している点などが相違する。ここにおいて、ベース部11の各区画において接圧ばね部12と板ばね部15との間には、スリット11bに連通する中空部11fが形成されており、ベース部11の後面には、各区画に対応する部位それぞれに各板ばね部15それぞれに達する深さの凹所11eが形成されており、板ばね部15は接圧ばね部12に比べて撓みにくくなっている。なお、実施形態10と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態のコネクタAでは、ベース部11の各区画において接圧ばね部12の後方に薄板状の板ばね部15を有しているので、実施形態10に比べて、接続端子23とコンタクト部13との接圧を高めることができ、接触抵抗を更に低減できる。
以下、本実施形態のコネクタAの製造方法について図19を参照しながら説明する。
まず、SOI基板からなる第2の半導体基板10の裏面側(図19(a)における下面側)の全面にシリコン酸化膜からなる絶縁膜51を形成した後、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して、絶縁膜51のうちベース部11に対応する部位が残り且つ上記各区画それぞれに対応する部位が除去されるように絶縁膜51をパターニングすることによって、図19(a)に示す構造を得る。
その後、パターニングされた絶縁膜51をマスクとし、第2の半導体基板10を裏面側から所定深さまで略垂直にエッチングして凹所11eを形成することによって、図19(b)に示す構造を得る。ここにおいて、凹所11eを形成するエッチングに際しては、例えば、誘導結合プラズマ型のドライエッチング装置を用いてドライエッチングを行えばよい。
上述のように第2の半導体基板10に複数の凹所11eを形成した後、第2の半導体基板10の主表面側(図19(c)における上面側)の全面にシリコン酸化膜からなる絶縁膜52を形成し、続いて、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して、絶縁膜52のうちベース部11および各接圧ばね部12それぞれに対応する部位が残り且つ各スリット11bそれぞれに対応する部位が除去されるように絶縁膜52をパターニングすることによって、図19(c)に示す構造を得る。
次に、パターニングされた絶縁膜52をマスクとして、第2の半導体基板10を主表面側から絶縁層10bに達する深さまで略垂直にエッチングしてスリット11bを形成することによって、図19(d)に示す構造を得る。ここにおいて、スリット11bを形成するエッチングに際しては、例えば、誘導結合プラズマ型のドライエッチング装置を用いてドライエッチングを行えばよく、エッチング条件としては、絶縁層10bがエッチングストッパとして機能するような条件を設定する。
その後、フッ酸系のエッチング液を用いたウェットエッチングにより絶縁層10bの不要部分および絶縁膜52を除去することで各接圧ばね部12および各中空部11fを形成することによって、図19(e)に示す構造を得る。
続いて、メタルマスクを用いて各コンタクト部13および各金属配線14を同時に形成することによって、図19(f)に示す構造を得て、最後に、第2の半導体基板10をダイシング工程により個々のチップ(コネクタA)に分離すればよい。
以上説明した本実施形態のコネクタAの製造方法においても、実施形態10と同様に、第2の半導体基板10として、上述のようにシリコン層1cの厚み寸法を接圧ばね部12の厚み寸法に設定したSOI基板を用いており、シリコン層10cの深さ方向へのエッチング時に絶縁層10bをエッチングストッパとして利用することができるので、接圧ばね部12の厚み寸法の高精度化を図れ、接圧ばね部12の厚み寸法のばらつきに起因した性能ばらつきを低減できる。
(実施形態12)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態1と略同じであって、実施形態1では接圧ばね部12の全長に亘ってコンタクト部13となる金属膜が積層されていたのに対して、図20に示すように、ベース部11における各区画の中央部でのみ接圧ばね部12にコンタクト部13となる金属膜が積層され(図20(a)においてハッチングを施した部位はコンタクト部13を示している)、当該コンタクト部13と貫通配線16とを電気的に接続する拡散層配線11dが形成されている点が相違するだけである。なお、他の実施形態においても、ベース部11における各区画の中央部でのみ接圧ばね部12にコンタクト部13となる金属膜を積層し、拡散層配線11dを適宜設けるようにしてもよい。
(実施形態13)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態6と略同じであって、図21に示すように、ベース部11の各区画ごとに4つのスパイラル状のスリット11bが形成されており、接圧ばね部12が4重のスパイラル状の形成に形成されている点などが相違する。ただし、接圧ばね部12は、ベース部11の前面に平行な面内におけるベース部11との各連結部位が上記区画の中心に対して回転対称となるように形成されている。なお、実施形態6と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態のコネクタAでは、接圧ばね12のうち上記区画の中心に位置する部位がベース部11の前面に対して傾くことなくベース部11の前後方向に安定して変位することが可能となり、接続端子23とコンタクト部13との接触抵抗の安定化を図れる。なお、本実施形態では、接圧ばね部12が4重のスパイラル状の形状となっているが、4重のスパイラル状の形状に限らず、少なくとも3重のスパイラル状の形状であればよい。
上記各実施形態では、接続装置として、回路基板間の電気的な接続に用いるコネクタAを例示したが、接続装置は、回路基板間の電気的な接続に用いるコネクタに限定するものではなく、接続装置の相手側部材も相手側コネクタBに限らず、例えば、BGAやCSPやベアチップなどでもよい。
実施形態1におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。 同上におけるコネクタを示し、(a)はプリント基板に表面実装した状態の概略斜視図、(b)は(a)の要部拡大図である。 同上における相手側コネクタを示し、(a)はフレキシブル基板に表面実装した状態の概略斜視図、(b)は(a)の要部拡大図である。 同上の動作説明図である。 同上におけるコネクタの製造方法を説明するための主要工程断面図である。 実施形態2におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。 実施形態3におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。 実施形態4におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。 実施形態5におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。 実施形態6におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。 実施形態7におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。 実施形態8におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。 実施形態9におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。 同上におけるコネクタの他の構成例を示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。 同上におけるコネクタの他の構成例を示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。 実施形態10におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。 同上におけるコネクタの製造方法を説明するための主要工程断面図である。 実施形態11におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。 同上におけるコネクタの製造方法を説明するための主要工程断面図である。 実施形態12におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。 実施形態13におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。 従来例を示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。
符号の説明
11 ベース部
11a 凹所
11b スリット
12 接圧ばね部
13 コンタクト部
14 金属配線
16 貫通配線
17 外部接続電極

Claims (9)

  1. 半導体基板を用いて形成され相手側部材の複数の接続端子それぞれに対応する複数の区画が設けられたベース部と、ベース部の各区画においてベース部の厚み方向に変位可能なスパイラル状の接圧ばね部と、ベース部の一表面である前面側で接圧ばね部に積層された導電性材料よりなる導電層からなり接続端子に弾接するコンタクト部とを備え、接圧ばね部は、前記半導体基板を用いて形成されベース部に連続していることを特徴とする接続装置。
  2. 前記ベース部は、前記各コンタクト部それぞれと電気的に接続され前記厚み方向に貫通した複数の貫通配線が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の接続装置。
  3. 前記ベース部の後面において前記各区画それぞれに対応する部位に前記接圧ばね部の後面に達する深さの凹所が形成されるとともに、前記ベース部の前面側において前記接圧ばね部と前記ベース部との間に凹所に連通するスパイラル状のスリットが形成され、前記各コンタクト部がスリットの内面および凹所の内面に沿って形成された接続配線を介して前記ベース部の後面の外部接続電極と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1記載の接続装置。
  4. 前記接圧ばね部は、前記ベース部の前面側に設けられ、前記ベース部側の端部よりも中心側の端部の方が前方に位置するようなスパイラル状の形状に形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の接続装置。
  5. 前記接圧ばね部は、幅方向の両側面それぞれと後面との間に面取り部が形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の接続装置。
  6. 前記ベース部の前記各区画において前記接圧ばね部の後面側の空間に弾性材料が充填されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の接続装置。
  7. 前記ベース部の前記各区画において前記接圧ばね部の後方に位置して前記接続端子と前記コンタクト部との接続状態における接圧を増大させる薄板状の板ばね部を有し、板ばね部は、前記半導体基板を用いて形成され前記ベース部に連続していることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の接続装置。
  8. 前記半導体基板として、第1の半導体層と第2の半導体層との間に第1の半導体層および第2の半導体層それぞれの深さ方向へのエッチング時にエッチングストッパとして機能することが可能なエッチングストッパ機能層を有し、且つ、第1の半導体層の厚みが前記接圧ばね部の厚み寸法に対応する厚さに設定された半導体基板を用いてなることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の接続装置。
  9. 前記ベース部の前記各区画において前記接圧ばね部が少なくとも3重のスパイラル状の形状であり、前記接圧ばね部は、前記ベース部の前面に平行な面内における前記ベース部との各連結部位が前記区画の中心に対して回転対称となるように形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の接続装置。
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