JP4568960B2 - Control device for vehicle with clutch mechanism - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンと変速機とを断接するクラッチ機構付き車両の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば特開平8−290730号公報にみられるように、エンジンと変速機とを断接するクラッチ機構付き車両では、車両減速中にクラッチ機構を作動させてエンジンと変速機とを直接的に連結することで、駆動輪側の回転がエンジンへと直接的に伝達されるようになるため、エンジン回転数が引き上げられて、燃料カット領域が拡大されるようになる。これにより、車両減速中にクラッチ機構を作動させて燃費向上を図ることが提案されている。
【0003】
そして特に、連続的に変速比を変更可能な無段変速機(CVT)を備える車両では、変速比の切り替えを滑らかに行うことが可能であるため、車両減速中にクラッチ機構を作動させることで、更に長期に亘り、燃料カットを継続することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、減速によって低車速となると、再加速時の動力性能の確保のために変速比をロー側に設定する必要があり、ある程度よりも低車速までクラッチ機構を作動させた状態を維持すれば、エンジンブレーキによる減速加速度が増大して運転者に違和感を与えることとなる。特に、車両に搭載されるエアコン(エアコンディショナ)用コンプレッサが稼動しており、その負荷がエンジン出力軸にかかった状態では、そうした減速加速度が更に増大するようになる。また、低車速まで車両が減速されたときに上記コンプレッサの稼動が開始されると、エンジン出力時にかかる負荷が一時に増大して、減速加速度の急激な増大をもたらすこととなる。
【0005】
このため減速加速度の増大による違和感を回避するためには、上記クラッチ機構の作動を解除する車速を、上記コンプレッサ稼動時にも好適なように、比較的高速側に設定せざるを得ないのが実情であった。そしてその結果、クラッチ機構を作動させて燃料カットを持続可能な領域、すなわち燃料カット領域の拡大は自ずと制限されてしまい、十分な燃費向上が図られていなかった。
【0006】
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、燃費の悪化を好適に抑制しながらも、減速加速度の増大に伴う違和感を回避することのできるクラッチ機構付き車両の制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、エンジンと変速機とを断接するクラッチ機構を備える車両に適用されて、車両減速中にクラッチ機構を作動させるとともに、車速が所定速度を下回ることでそのクラッチ機構の作動を解除するクラッチ機構付き車両の制御装置において、前記車両に搭載されるエアコン用コンプレッサの稼動の有無を判断するエアコン負荷判断手段と、そのエアコン負荷判断手段によって前記コンプレッサが稼動している旨判断されたときには前記所定速度を上昇させる解除速度上昇手段と、車両減速中にはそうでないときに比して前記エアコン用コンプレッサの稼働率を増大させるエアコン稼働率増大手段とを備え、そのエアコン稼働率増大手段は、車速が前記エアコン用コンプレッサが稼動している旨判断されるときの前記所定速度よりも高速側に設定された所定の設定速度以上であることを条件に前記コンプレッサの稼動率を増大させるように構成されてなるようにしたものである。
【0008】
この構成では、エアコン用コンプレッサの稼動時には、車両減速中のクラッチ機構の作動を解除する所定速度が上昇されるようになる。すなわち、上記コンプレッサ稼働時には、そうでないときに比して、より高車速側でクラッチ機構の作動が解除されるようになる。これにより、上記コンプレッサの稼動によるエンジン出力軸への負荷、すなわちエアコン負荷の有無に拘わらず、上記違和感の発生を回避可能な許容減速加速度までクラッチ機構の作動を維持することができるようになる。したがって、上記構成によれば、燃費の悪化を好適に抑制しながらも、減速加速度の増大に伴う違和感を回避することができるようになる。
また、この構成では、車両減速中において、前記コンプレッサ稼働時においてクラッチ機構の作動が解除される所定速度よりも高速側に設定された所定の設定速度以上の高車速域では、エアコン用コンプレッサの稼働率が増大されるようになる。このときのエアコン用コンプレッサは、駆動輪側からの回転によってエンジンの動力を用いずに稼動されているため、上記の如く稼働率を増大することで、燃料消費を伴うことなく蓄冷をしておくことができる。これにより、低車速域でのエアコン用コンプレッサの稼動頻度を低減でき、同コンプレッサの稼動に伴いクラッチ機構がより高速側で解除される機会を低減することができる。したがって、上記構成によれば、更に適切に、燃費の悪化を好適に抑制しながらも、減速加速度の増大に伴う違和感を回避することができるようになる。
【0009】
また請求項2記載の発明は、請求項1記載のクラッチ機構付き車両の制御装置において、電気負荷がかかっているか否かを判断する電気負荷判断手段を更に備えるとともに、前記解除速度上昇手段は更に、その電気負荷判断手段によって電気負荷がかかっている旨判断されたときにも前記所定速度を上昇させるようにしたものである。
【0010】
例えば、デフォッガやヘッドライト、ラジエタ用冷却ファン等の作動によって消費電力が増大すると、エンジン出力軸によって駆動される発電機の出力電流が増大し、同発電機の駆動にかかるエンジン出力軸の負荷、すなわち電気負荷が増大するようになる。このため、電気負荷がかかっているときには、そうでないときに比して、車両減速中におけるクラッチ機構作動時の減速加速度が増大するようになる。この点、上記構成では、電気負荷がかかっている旨判断されるされたときには、車両減速中のクラッチ機構の作動を解除する所定速度が上昇されるようになる。すなわち、電気負荷がかかっているときには、そうでないときに比して、より高車速側でクラッチ機構の作動が解除されるようになる。これにより更に、上記電気負荷の有無にも拘わらず、上記違和感の発生を回避可能な許容減速加速度までクラッチ機構の作動を維持することができるようになる。したがって、上記構成によれば、より適切に、燃費の悪化を好適に抑制しながらも、減速加速度の増大に伴う違和感を回避することができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明にかかるクラッチ機構付き車両の制御装置を具体化した第1実施形態について、図1及び図2を参照して詳細に説明する。
【0014】
本実施形態の適用される車両Cの動力伝達系は大きくは、図1に示されるように、エンジン1、ロックアップクラッチ機構2を備えるトルクコンバータ3、無段変速機(CVT)4、駆動輪5、及び各種補機類6、7を備えて構成されている。
【0015】
エンジン1の出力軸(クランクシャフト)は、上記トルクコンバータ3を介してCVT4に連結されている。トルクコンバータ3は流体継ぎ手の一種であり、その内部のオイルを媒介して、エンジン1とCVT4との回転伝達を行っている。またトルクコンバータ3には、上記の如くロックアップクラッチ機構2が設けられており、その作動に応じて、上記エンジン1の出力軸をCVT4に機械的に連結して、上記オイルを媒介しないエンジン1とCVT4との間の直接的な回転伝達を可能としている。
【0016】
またここでは上記CVT4として、いわゆるベルト式の無段変速機が採用されている。このベルト式のCVT4は、溝幅を変更可能な入力プーリ及び出力プーリと、その間に巻き掛けられたベルトを備えて構成されている。そして上記両プーリの溝幅を連動して変更してベルトの巻掛半径を各々調整することで、その入力側と出力側との変速比、すなわちCVT4のエンジン1側と駆動輪5側との間の変速比を無段階に変更できるようになっている。
【0017】
一方、エンジン1の出力軸は、上記トルクコンバータ3に加え、ベルトを通じてエアコン用コンプレッサ6や発電機(オルタネータ)7などの各種補機類にも連結されている。ここでエアコン用コンプレッサ6は、電磁クラッチ8によってエンジン1との駆動連結が断接されて、その稼動/非稼動が切り替えられるようになっている。
【0018】
以上のような車両Cでは、各種制御が電気的に行われており、同図1にその電気的構成を併せ示すように、マイクロコンピュータを中心として構成された各種電子制御装置(ECU)9〜12、及び各種センサ類13〜16を備えて構成されている。この車両Cには、上記ECUとして、エンジン用ECU9、CVT用ECU10、エアコン用ECU11、及び発電機用ECU12を備えている。それら各ECU9〜12は、車内LAN回線を通じて互いに接続されており、情報を互いに送受信可能に各々構成されている。そして各ECU9〜12は、上記各種センサ類13〜16や他のECUからの情報をもとに、それぞれ各種制御を分散処理するようになっている。
【0019】
また車両Cには、上記各種センサとして、エンジン1の回転速度を検出するためのNEセンサ、吸入空気量を検出するエアフローメータ、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルセンサ13、車両Cの走行速度(車速)を検出する車速センサ14などが設けられている。
【0020】
エンジン用ECU9は、燃料噴射制御などの主にエンジン1の運転制御にかかる各種制御を司っている。そしてその制御の一環として、車両減速中の燃料カットにかかる制御を行っている。またCVT用ECU10は、油圧制御回路17による油圧制御を通じて、CVT4の変速比やロックアップクラッチ機構2の作動の制御を行っている。
【0021】
一方、エアコン用ECU11は、上記電磁クラッチ8の断接によるエアコン用コンプレッサ6の稼動制御を行っている。ここでエアコン用ECU11は、車室内の操作スイッチに加え、上記エアコン用コンプレッサ6によって冷却された冷媒と空気との熱交換を行うエバポレータの後方温度を検出する温度センサ15の検出結果をもとに、同コンプレッサ6の稼動と非稼動とを切り替えるようにしている。
【0022】
また発電機用ECU12は、車両Cに設けられた各種電気機器の作動状態に応じて、発電機7の出力電流(発電量)を制御している。詳しくは、発電機用ECU12は、例えばデフォッガ(車窓の霜取り用の電熱線)やヘッドライト、或いはラジエタ冷却ファン用モータ(ブロア)などのように、車両Cの消費電力の増大を伴う電気機器の作動に応じてオンとされる電気負荷スイッチ16からの情報をもとに、上記出力電流の制御を行っている。そして発電機用ECU12は、そうした電気機器の作動に応じて、発電機7の出力電流を増大させている。
【0023】
なお、上記エアコン用コンプレッサ6の稼動時には、その分の負荷(エアコン負荷)がエンジン1の出力軸にかかるようになる。また発電機7の出力電流を増大させると、同発電機7の駆動トルクが大きくなって、やはりその分の負荷(電気負荷)がエンジン1の出力軸にかかるようになる。本実施形態では、そうしたエアコン負荷や電気負荷の影響を加味して、車両減速中の制御を行うようにしている。そうした本実施形態での車両減速中の制御について以下に説明する。
【0024】
さて、車速がある程度の高速度域にあるときにアクセルペダルがオフ(踏み込み量が「0」)とされて車両Cが減速されると、エンジン用ECU9は、エンジン1への燃料噴射を停止して燃料カットを開始する。こうした車両減速中の燃料カットの実行時にロックアップクラッチ機構2を作動させ、エンジン1とCVT4とを直接的に連結すれば、燃料カット中のエンジン1の回転低下が抑制されるため、燃料噴射が再開されたときのエンジン1の再始動性を確保しながらも、低車速まで燃料カットを持続することができるようになる。そこでCVT用ECU10は、上記燃料カットの開始とともに、ロックアップクラッチ機構2を作動させるようにしている。
【0025】
そしてその後も、アクセルペダルがオフとされた状態が続き、車速が低下していくと、CVT用ECU10は、再加速時の動力性能を確保すべく、車速が低速度となるほど変速比がロー側となるように、車速に応じてCVT4の変速比制御を行う。
【0026】
ただし、再始動困難となるまでエンジン1の回転速度が低下した場合には、直ちにエンジン1の燃料噴射を再開する必要がある。そこで、エンジン用ECU9は、エンジン回転速度が所定の回転速度(燃料カット復帰回転速度)よりも低下した場合には、燃料噴射を再開して、燃料カットから復帰させるようにしている。このときロックアップクラッチ機構2が作動中であれば、CVT用ECU10は、燃料カットからの復帰とともに、その作動を解除するようにしている。
【0027】
また一方、上記の如く低車速となるほどCVT4の変速比はロー側に設定されるため、ある程度よりも低車速まで減速されると、エンジン1出力軸の回転に必要なトルクが増してエンジンブレーキが増大するようになる。そしてこれにより、減速加速度が増大して、運転者等に違和感を与えるおそれがある。そこでCVT用ECU10は、車速が所定の速度(ロックアップ解除車速)を下回った場合には、上記ロックアップクラッチ機構2の作動を解除し、上記減速加速度の増大による違和感を好適に回避するようにしている。
【0028】
ところで、エアコン用コンプレッサ6や発電機7の稼動によって上記エアコン負荷や電気負荷がエンジン1の出力軸にかかっている場合には、低車速域での減速加速度が更に増大するようになる。このため減速加速度の増大による違和感を回避するためには、それらエアコン負荷や電気負荷がかかっているときには、そうでないときに比べ、より高車速においてロックアップクラッチ機構2の作動を解除する必要が生じる。そこで、本実施形態では、エアコン負荷や電気負荷の有無に応じて上記ロックアップ解除車速を変更するようにしている。
【0029】
図2は、本実施形態での上記ロックアップ解除車速や燃料カット復帰回転速度の設定にかかる処理ルーチンを示している。この図2に示される一連の処理は、アクセルペダルがオフとされて車両Cが減速中にあり、車速が低速度域(ここでは15〜30km/h)にあるときに、定時割り込み処理としてエンジン用ECU9によって周期的に実行される。
【0030】
さて、処理が本ルーチンに移行すると、まずステップ10において、そのときのロックアップクラッチ機構2の作動の有無が判断される。
ここで、ロックアップクラッチ機構2の作動が解除されていれば(S10:N)、ステップ20において燃料カット復帰回転速度が設定される。このときの燃料カット復帰回転速度は、エンジン1の回転低下を抑制し得ない分だけ、ロックアップクラッチ機構2の作動時の燃料カット復帰回転速度(ここでは800rpm)に比べて高速側(ここでは1000〜2000rpm)に設定される。なお、本実施形態では、このときの燃料カット復帰回転速度を、エンジン1の冷却水温に応じて、同冷却水温が低温であるほど高速側に設定するようにしている。これは、エンジン1の冷間時には燃焼が不安定となって燃料カット復帰時の再始動性の確保が困難であること、及び冷間時には燃料カット領域の拡大による燃費向上よりもエンジン1の昇温が優先されること、などによる。
【0031】
一方、そのとき、ロックアップクラッチ機構2が作動されていれば(S10:Y)、続くステップ30において、そのとき上記電磁クラッチ8が作動されてエアコン用コンプレッサ6が稼動しているか否かが判断される。そしてエアコン用コンプレッサ6の稼働中であれば(S30:Y)、ステップ40において、ロックアップ解除車速及び燃料カット復帰回転速度の設定が行われる。このときの燃料カット復帰回転速度は、上記の如く、ロックアップクラッチ機構2の作動が解除されているときよりも低速側(ここでは800rpm)に設定される。そして、このときのロックアップ解除車速は、同コンプレッサ6の非稼働時に比べ、高速側(ここでは30km/h)に設定される。
【0032】
またエアコン用コンプレッサ6の稼動中になければ(S30:N)、続くステップ50において、そのとき電気負荷がかかっているか否かが判断される。すなわちここでは、上記電気負荷スイッチ16のオン/オフから、車両Cの消費電力を増大するデフォッガやヘッドライト、或いはブロアなどの電気機器が作動中であって、発電機7の出力電流が増大されているか否かが判断される。
【0033】
ここで、電気負荷がかかっていると判断されれば(S50:Y)、ステップ60において、ロックアップ解除車速及び燃料カット復帰回転速度の設定が行われる。このときの燃料カット復帰回転速度は、先のステップ40と同じく、ロックアップクラッチ機構2の非作動時に比して低速側(800rpm)に設定される。またこのときのロックアップ解除車速は、エアコン用コンプレッサ6の稼動時程ではないものの、電気負荷がかかっていないときに比べれば、高速側(ここでは20km/h)に設定される。なお、これはこうした電気負荷が、エアコン用コンプレッサ6の稼動によるエアコン負荷に比して小さく、減速加速度の増大への影響がより少ないためである。
【0034】
そして、電気負荷がかかっていないと判断されれば(S50:N)、すなわちエアコン負荷及び電気負荷が共にかかっていないと判断されれば、ステップ70において、ロックアップ解除車速及び燃料カット復帰回転速度の設定が行われる。このときの燃料カット復帰回転速度は、やはりステップ40及びステップ60と同じく、ロックアップクラッチ機構2の非作動時よりも低速側(800rpm)に設定される。そして、ロックアップ解除車速は、上記電気負荷がかかっているときよりも更に低速側(ここでは15km/h)に設定される。
【0035】
このように本実施形態では、電磁クラッチ8が作動してエアコン用コンプレッサ6が稼動され、エンジン1の出力軸にエアコン負荷がかかっているときには、ロックアップ解除車速を上昇させるようにしている。これにより、エアコン用コンプレッサ6の稼動時には、車両減速中のロックアップクラッチ機構2の作動が、非稼働時に比して高速側で解除されるようになって、エアコン負荷によって増大した減速加速度による違和感の発生を防止するようにしている。
【0036】
また本実施形態では、発電機7の出力電流の増大を招く消費電力が大きな電気機器(デフォッガ、ヘッドライト、ブロアなど)の作動を電気負荷スイッチ16によって検出するとともに、それら電気機器の作動によってエンジン1の出力軸に電気負荷がかかっているときにも、ロックアップ解除車速を上昇させるようにしている。これにより、電気負荷がかかっているときにも、車両減速中のロックアップクラッチ機構2の作動が、そうでないときに比して高速側で解除されるようになり、電気負荷によって増大した減速加速度による違和感の発生を防止するようにしている。
【0037】
そしてエンジン1の出力軸にエアコン負荷や電気負荷がかかっていないときには、ロックアップ解除車速がより低速度に設定され、車両減速中のロックアップクラッチ機構2の作動が低車速まで維持されるようになる。そのため本実施形態では、エアコン負荷や電気負荷の有無に拘わらず、減速加速度の増大による違和感を生じさせない許容減速加速度までロックアップクラッチ機構2の作動が維持され、上記違和感を防止しながらも、燃料カット領域を好適に確保して燃費の悪化を回避するようにしている。
【0038】
以上説明した本実施形態のクラッチ機構付き車両の制御装置によれば、以下の効果を得ることができるようになる。
(1)本実施形態では、エンジン1とCVT4とを断接するロックアップクラッチ機構2付きの車両Cにおいて、CVT用ECU10は、車両減速中にロックアップクラッチ機構2を作動させるとともに、車速がロックアップ解除車速を下回ることでそのロックアップクラッチ機構2を解除するようにしている。そして、エンジン用ECU9は、車両Cに搭載されるエアコン用コンプレッサ6の稼動の有無を判断するとともに、同コンプレッサ6が稼動している旨判断されたときにはロックアップ解除車速を上昇させるようにしている。これにより、エアコン用コンプレッサ6の稼動によるエンジン1の出力軸への負荷、すなわちエアコン負荷の有無に拘わらず、減速加速度の増大による違和感の発生を回避可能な許容減速加速度までロックアップクラッチ機構2の作動を維持することができるようになる。したがって、燃費の悪化を好適に抑制しながらも、減速加速度の増大に伴う違和感を回避することができるようになる。
【0039】
(2)また本実施形態では、エンジン用ECU9は、エンジン1の出力軸に電気負荷がかかっているか否かを判断するとともに、電気負荷がかかっている旨判断されたときには、ロックアップ解除車速を上昇させるようにしている。これにより更に、電気負荷の有無にも拘わらず、違和感の発生を回避可能な許容減速加速度までロックアップクラッチ機構2の作動を維持することができるようになる。したがって、より適切に、燃費の悪化を好適に抑制しながらも、減速加速度の増大に伴う違和感を回避することができるようになる。
【0040】
(3)また本実施形態では、連続的に変速比を変更可能な無段変速機(CVT)4を備える車両Cに、上記車両減速中のロックアップ解除車速の設定にかかる制御を適用するようにしている。こうしたCVT4を備える車両Cでは、滑らかに変速可能であり、車両減速中のロックアップクラッチ機構2の作動をより長期に亘って継続できるため、上記制御の適用がより効果的となる。
【0041】
(第2実施形態)
続いて、本発明を具体化した第2実施形態について、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0042】
上記の如く、エアコン用コンプレッサ6の稼働時にロックアップ解除車速を上昇させれば、減速加速度の増大による違和感を防止できるものの、そのときの燃料カットの期間は非稼働時に比べ短縮されてしまう。このため、車両Cが低速度域まで減速されたときにエアコン用コンプレッサ6が稼動されている頻度が高ければ、十分な燃費向上を図れなくなってしまう。
【0043】
一方、車両減速中にロックアップクラッチ機構2を作動すれば、駆動輪5側からの回転によってエンジン1の出力軸が回転されることは上述した通りである。このとき、エンジン1の出力軸に駆動連結されたエアコン用コンプレッサ6も、駆動輪5側からの回転によって同時に稼動させることができる。すなわち、車両減速中のロックアップクラッチ機構2の作動時には、エンジン1の動力に依らず、燃料消費を伴わずにエアコン用コンプレッサ6を稼動することができる。本実施形態では、この利点を車両減速中の制御に活用することで、更なる燃費向上を図るようにしている。
【0044】
なお本実施形態においても、第1実施形態と同様にロックアップ解除車速の設定を行っている。すなわち本実施形態においても、車両減速中のロックアップクラッチ機構2の作動時に、エアコン用コンプレッサ6が稼働しているときや電気負荷がかかっているときには、ロックアップ解除車速を上昇させるようにしている。そして、エアコン用コンプレッサ6の稼働時にはロックアップ解除車速を、そうでないときの15km/hから30km/hに上昇させている。
【0045】
これに加え本実施形態では、車両減速中にエアコン用コンプレッサ6の稼働率の制御を行うようにしている。図3は、こうしたエアコン用コンプレッサ6の稼働率制御にかかる処理ルーチンを示している。この図3に示される一連の処理は、アクセルペダルがオフとされて車両Cが減速中にあり、ロックアップクラッチ機構2が作動されて燃料カットが行われているときに、定時割り込み処理としてエンジン用ECU9によって周期的に実行される。
【0046】
さて処理が本ルーチンに移行すると、エンジン用ECU9は、まずステップ100において、そのときエアコンが使用中であるか否かを判断する。ここでエアコンが使用中でなければ(N)、本ルーチンを一旦抜ける。
【0047】
一方、エアコンが使用中であれば(Y)、続くステップ110において、そのときの車速が35km/h以上であるか否かを判断する。そして、車速が35km/h未満であれば(N)、ステップ120において、エアコン用コンプレッサ6の稼働率を通常の稼働率に設定する。また、車速が35km/h以上であれば(Y)、ステップ130において、その稼動率を増大するように設定する。
【0048】
ここでの判断のしきい値として用いられる車速(35km/h)は、上述したエアコン用コンプレッサ6の稼働時のロックアップ解除車速(30km/h)よりも高速側となっている。すなわちここでは、車両減速中において、エアコン用コンプレッサ6が稼動しているときのロックアップ解除速度よりも高速側に設定された所定の速度以上であることを条件に、エアコン用コンプレッサ6の稼働率を増大させるようにしている。
【0049】
またここでの稼働率の制御は、詳しくは次のように行われている。上述したように、エアコン用ECU11は、電磁クラッチ8をオン/オフして、同コンプレッサ6の稼動を制御している。この稼動制御は、上記エアコン用コンプレッサ6によって冷却された冷媒と空気との熱交換を行うエバポレータの後方温度を検出する温度センサ15の検出結果(判定温度)をもとに行われている。すなわちエアコン用ECU11は、その判定温度を予め設定された温度域内に保持すべく、設定温度域の上限を超えた場合には同コンプレッサ6を稼動し、設定温度域の下限を下回った場合には同コンプレッサ6の稼動を停止するように、電磁クラッチ8の制御を行っている。
【0050】
そしてここではその設定温度域を、上記稼働率が通常設定されているときには3〜4℃の範囲に設定し(S130)、増大設定されたときには、それよりも低温側の0〜1℃の範囲に設定するようにしている(S120)。このため、稼働率が通常設定から増大設定に切り替えられたときには、3〜4℃の範囲に保持すべく制御されていた判定温度が0℃まで冷却されるまでの間、エアコン用コンプレッサ6の稼動が継続されるため、結果として同コンプレッサ6の稼働率が増大されるようになる。一方、増大設定から通常設定に切り替えられたときには、0〜1℃の範囲に保持すべく制御されていた判定温度が4℃に上昇するまでの間、エアコン用コンプレッサ6の稼動を停止しておくことができるようになる。
【0051】
かかる稼働率制御を適用した本実施形態では、例えば図4に示されるような態様で制御がなされるようになる。すなわち、時刻T1において、アクセルペダルがオフとされて、同図(a)に車速の推移を示すように車両Cの減速が開始されると、同図(b)に示されるように、ロックアップクラッチ機構2が作動され(ロックアップ・オン)、それと共に同図(c)に示されるように燃料カットが開始(オン)される。
【0052】
このとき、エアコン用コンプレッサ6の稼働率が増大され、同図(d)に示されるように、3〜4℃の範囲に保持されるべく制御がなされていた判定温度が0℃に低減されるまでの間、同図(e)に示されるようにエアコン用コンプレッサ6の稼動(オン)が継続され、その後は、判定温度を0〜1℃の範囲に保持するようにエアコン用コンプレッサ6の稼動制御が行われる。
【0053】
そして時刻T2において、車速が35km/hまで減速されると、エアコン用コンプレッサ6の稼働率が通常設定に戻される。このため、0〜1℃の範囲に保持されるべく制御されていた判定温度が4℃に上昇するまでの間、エアコン用コンプレッサ6の稼動は停止(オフ)される。これにより、車両Cが更に減速されて、エアコン用コンプレッサ6の稼動時においてロックアップ解除車速として設定される30km/hよりも車速が低下する時刻T3においても、同コンプレッサ6が非稼動となっている頻度が高くなる。このため、同コンプレッサ6の稼動に応じてロックアップ解除車速が上昇されて、高速側(30km/h以下)でロックアップクラッチ機構2の作動が解除される頻度を低くすることができるようになる。したがって、より低車速までロックアップクラッチ機構2を作動させて燃料カットが継続可能となる機会を多くすることができるようになる。
【0054】
ちなみに、同図4の例では、同コンプレッサ6の非稼働時のロックアップ解除車速である15km/hに車速が低下した時刻T4まで、同コンプレッサ6の稼動停止が保持されているため、(電気負荷がかかっていなければ)その時刻T4までロックアップクラッチ機構2の作動され、燃料カットが継続されている。
【0055】
以上説明した本実施形態のクラッチ機構付き車両の制御装置によれば、上記(1)〜(3)に加え、更に以下の効果が得られるようになる。
(4)本実施形態では、車両減速中において、車速がエアコン用コンプレッサ6が稼動している旨判断されるときのロックアップ解除車速よりも高速側に設定された所定の設定速度以上であることを条件に、同コンプレッサ6の稼動率を増大させるようにしている。これにより、低車速域でのエアコン用コンプレッサの稼動頻度を低減でき、同コンプレッサの稼動に伴いクラッチ機構がより高速側で解除される機会を低減することができる。したがって、上記構成によれば、更に適切に、燃費の悪化を好適に抑制しながらも、減速加速度の増大に伴う違和感を回避することができるようになる。
【0056】
以上説明した本実施形態のクラッチ機構付き車両の制御装置は、次のように変更することもできる。
・第2実施形態では、エアコン用コンプレッサ6の稼働率を設定温度域を低温側に変更することによって増大させているが、その稼働率制御の詳細は任意に変更してもよい。
【0057】
・上記実施形態では、電気負荷スイッチ16のオンオフから電気負荷がかかっているか否かを判断するようにしているが、その判断を如何に行うかは任意である。
【0058】
・上記実施形態では、エアコン用コンプレッサ6が稼動しているとき、及び電気負荷がかかっているときには、そうでないときに比べてロックアップ解除車速を上昇させているが、上記コンプレッサ6の稼働時のみ、或いは電気負荷がかかっているときのみに、ロックアップ解除速度を上昇させるようにしてもよい。その場合であれ、エアコン負荷或いは電気負荷のいずれかについては、その有無に拘わらず許容減速加速度までクラッチ機構の作動を維持することができるようになるため、燃費の悪化を好適に抑制しながらも、減速加速度の増大に伴う違和感を回避することはできる。
【0059】
・また上記実施形態での車速や回転速度、温度などの数値は、あくまで一例に過ぎず、適用される車両等の特性に応じて任意の値に変更してもよい。
・また上記実施形態では、変速機として連続的に変速比を変更可能な無段変速機(CVT)4を備える車両Cについて説明したが、無段変速機以外の任意の変速機を備える車両についても、本発明を適用することはできる。
【0060】
・また上記実施形態では、トルクコンバータ3に設けられたロックアップクラッチ機構2をクラッチ機構として備える車両Cについて説明したが、例えば電磁クラッチなどの任意のクラッチ機構であれ、エンジンと変速機とを断接可能なクラッチ機構を備える車両であれば、本発明を適用することができる。
【0061】
続いて、以上説明した各実施形態から把握される技術的思想について以下に列記する。
(イ)エンジンと変速機とを断接するクラッチ機構を備える車両に適用されて、車両減速中にクラッチ機構を作動させるとともに、車速が所定速度を下回ることでそのクラッチ機構の作動を解除するクラッチ機構付き車両の制御装置において、電気負荷がかかっているか否かを判断する電気負荷判断手段と、その電気負荷手段によって電気負荷がかかっている旨判断されたときには前記所定速度を上昇させる解除速度上昇手段と、を備えることを特徴とするクラッチ機構付き車両の制御装置。
【0062】
(ロ)前記電気負荷判断手段は、エンジン出力軸に駆動連結された発電機の稼動度合いに応じて電気負荷がかかっているか否かを判断するものである請求項2または上記(イ)記載のクラッチ機構付き車両の制御装置。
【0063】
(ハ)前記電気負荷判断手段は、エンジン出力軸に駆動連結された発電機の出力電流が所定値以上となることをもって前記電気負荷がかかっている旨判断する請求項2または上記(イ)記載のクラッチ機構付き車両の制御装置。
【0064】
(ニ)前記電気負荷判断手段は、消費電力の大きな少なくとも1つ以上の所定電気機器が作動されていることをもって前記電気負荷がかかっている旨判断する請求項2または上記(イ)記載のクラッチ機構付き車両の制御装置。
【0065】
(ホ)車両減速中にはそうでないときに比して前記エアコン用コンプレッサの稼働率を増大させるエアコン稼働率増大手段を更に備えるとともに、そのエアコン稼働率増大手段は、車速が前記エアコン用コンプレッサが稼動している旨判断されるときの前記所定速度よりも高速側に設定された所定の設定速度以上であることを条件に前記コンプレッサの稼動率を増大させるように構成されてなる上記(イ)〜(ニ)記載のクラッチ機構付き車両の制御装置。
【0066】
(ヘ)前記エアコン稼働率増大手段は、前記エアコン用コンプレッサの稼動の入切にかかる設定温度を低温側に変更することでもって同コンプレッサの稼働率を増大させる請求項3または上記(ホ)記載のクラッチ機構付き車両の制御装置。
【0067】
(ト)前記変速機は、連続的に変速比を変更可能な無段変速機である請求項1〜3または上記(イ)〜(ヘ)のいずれか記載のクラッチ機構付き車両の制御装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施形態についてその動力伝達系と電気的構成を併せ示す略図。
【図2】同第1実施形態についてそのクラッチ機構の作動解除条件の設定にかかる処理手順を示すフローチャート。
【図3】第2実施形態についてそのエアコン用コンプレッサの稼働率制御にかかる処理手順を示すフローチャート。
【図4】同実施形態の制御態様例を示す略図。
【符号の説明】
1…エンジン、2…ロックアップクラッチ機構(クラッチ機構)、3…トルクコンバータ、4…無段変速機(CVT)、5…駆動輪、6…エアコン用コンプレッサ、7…発電機、8…電磁クラッチ、9〜12…電子制御装置(エアコン負荷判断手段、解除速度上昇手段、電気負荷判断手段、エアコン稼働率増大手段)、13…アクセルセンサ、14…車速センサ、15…温度センサ、16…電気負荷スイッチ、17…油圧制御回路、C…車両。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a control device for a vehicle with a clutch mechanism that connects and disconnects an engine and a transmission.
[0002]
[Prior art]
For example, as seen in JP-A-8-290730, in a vehicle with a clutch mechanism that connects and disconnects an engine and a transmission, the clutch mechanism is operated during vehicle deceleration to directly connect the engine and the transmission. Thus, since the rotation on the drive wheel side is directly transmitted to the engine, the engine speed is increased and the fuel cut region is expanded. Thus, it has been proposed to improve fuel efficiency by operating the clutch mechanism during vehicle deceleration.
[0003]
In particular, in a vehicle equipped with a continuously variable transmission (CVT) capable of continuously changing the gear ratio, the gear ratio can be switched smoothly, so that the clutch mechanism is operated during vehicle deceleration. Further, the fuel cut can be continued for a longer period.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
On the other hand, when the vehicle speed decreases due to deceleration, it is necessary to set the gear ratio to the low side in order to ensure the power performance at the time of reacceleration, and if the clutch mechanism is operated to a lower vehicle speed than a certain level, Deceleration acceleration due to engine braking increases and gives the driver a sense of incongruity. In particular, when a compressor for an air conditioner (air conditioner) mounted on a vehicle is in operation and the load is applied to the engine output shaft, such deceleration acceleration is further increased. When the operation of the compressor is started when the vehicle is decelerated to a low vehicle speed, the load applied at the time of engine output increases at a time, resulting in a rapid increase in deceleration acceleration.
[0005]
Therefore, in order to avoid a sense of incongruity due to an increase in deceleration acceleration, the vehicle speed for releasing the operation of the clutch mechanism must be set to a relatively high speed side so as to be suitable even when the compressor is operating. Met. As a result, the region where the fuel cut is sustainable by operating the clutch mechanism, that is, the expansion of the fuel cut region, is naturally limited, and sufficient fuel consumption improvement has not been achieved.
[0006]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to control a vehicle with a clutch mechanism capable of avoiding a sense of incongruity associated with an increase in deceleration acceleration while suitably suppressing deterioration in fuel consumption. To provide an apparatus.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In the following, means for achieving the above object and its effects are described.
The invention according to claim 1 is applied to a vehicle including a clutch mechanism that connects and disconnects an engine and a transmission, operates the clutch mechanism during vehicle deceleration, and causes the clutch mechanism to move when the vehicle speed falls below a predetermined speed. In the control device for a vehicle with a clutch mechanism for releasing the operation, an air conditioner load determining means for determining whether or not an air conditioner compressor mounted on the vehicle is operated, and the air conditioner load determining means determines that the compressor is operating. Release speed increasing means for increasing the predetermined speed when it is performed;An air conditioner operating rate increasing means for increasing the operating rate of the air conditioner compressor when the vehicle is decelerating, and the air conditioner operating rate increasing means is configured such that the air conditioner compressor operates at a vehicle speed. It is configured to increase the operating rate of the compressor on condition that it is equal to or higher than a predetermined set speed set on the higher speed side than the predetermined speed when the determination is made.It is what I did.
[0008]
In this configuration, when the air conditioner compressor is in operation, the predetermined speed for releasing the operation of the clutch mechanism during vehicle deceleration is increased. That is, when the compressor is in operation, the operation of the clutch mechanism is released at a higher vehicle speed than when it is not. As a result, the operation of the clutch mechanism can be maintained up to the allowable deceleration acceleration that can avoid the occurrence of the uncomfortable feeling, regardless of the load on the engine output shaft due to the operation of the compressor, that is, the presence or absence of the air conditioner load. Therefore, according to the above configuration, it is possible to avoid a sense of incongruity associated with an increase in deceleration acceleration while suitably suppressing deterioration in fuel consumption.
Further, in this configuration, during vehicle deceleration, the air conditioner compressor is operated in a high vehicle speed range that is equal to or higher than a predetermined set speed set higher than a predetermined speed at which the operation of the clutch mechanism is released when the compressor is operating. The rate will be increased. At this time, the compressor for the air conditioner is operated without using the engine power by the rotation from the driving wheel side, so that the operating rate is increased as described above, and cold storage is performed without fuel consumption. be able to. Thereby, the operation frequency of the compressor for an air conditioner in a low vehicle speed range can be reduced, and the chance that the clutch mechanism is released on the higher speed side with the operation of the compressor can be reduced. Therefore, according to the above-described configuration, it is possible to avoid a sense of incongruity associated with an increase in deceleration acceleration while more appropriately suppressing deterioration of fuel consumption.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, the control device for a vehicle with a clutch mechanism according to the first aspect further comprises an electric load determining means for determining whether an electric load is applied, and the release speed increasing means is further provided. The predetermined speed is also increased when the electric load determining means determines that an electric load is applied.
[0010]
For example, when the power consumption increases due to the operation of a defogger, headlight, radiator cooling fan, etc., the output current of the generator driven by the engine output shaft increases, the load on the engine output shaft that is driven by the generator, That is, the electric load increases. For this reason, when an electrical load is applied, the deceleration acceleration during operation of the clutch mechanism during vehicle deceleration increases compared to when it is not. In this regard, in the above configuration, when it is determined that an electrical load is applied, the predetermined speed for releasing the operation of the clutch mechanism during vehicle deceleration is increased. That is, when the electric load is applied, the operation of the clutch mechanism is released at a higher vehicle speed than when it is not. As a result, the operation of the clutch mechanism can be maintained up to the permissible deceleration acceleration that can avoid the occurrence of the uncomfortable feeling regardless of the presence or absence of the electric load. Therefore, according to the above configuration, it is possible to avoid a sense of incongruity associated with an increase in deceleration acceleration while appropriately suppressing deterioration in fuel consumption more appropriately.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of a vehicle control device with a clutch mechanism according to the present invention will be described in detail with reference to FIGS. 1 and 2.
[0014]
As shown in FIG. 1, the power transmission system of the vehicle C to which the present embodiment is applied is roughly as follows. 5 and various
[0015]
An output shaft (crankshaft) of the engine 1 is connected to the CVT 4 via the torque converter 3. The torque converter 3 is a kind of fluid joint, and transmits rotation between the engine 1 and the CVT 4 through oil in the inside thereof. The torque converter 3 is provided with the lock-up clutch mechanism 2 as described above, and the engine 1 that mechanically connects the output shaft of the engine 1 to the CVT 4 in accordance with the operation thereof and does not mediate the oil. And CVT4 can be transmitted directly.
[0016]
Here, a so-called belt-type continuously variable transmission is employed as the CVT 4. The belt-type CVT 4 includes an input pulley and an output pulley that can change the groove width, and a belt wound around the input pulley and the output pulley. By changing the groove widths of the pulleys in conjunction with each other and adjusting the belt winding radius, the gear ratio between the input side and the output side, that is, between the engine 1 side and the
[0017]
On the other hand, in addition to the torque converter 3, the output shaft of the engine 1 is connected to various auxiliary machines such as an
[0018]
In the vehicle C as described above, various controls are electrically performed. As shown in FIG. 1 together with the electrical configuration, various electronic control units (ECUs) 9 to 9 mainly configured with a microcomputer are used. 12 and various sensors 13-16. The vehicle C includes an engine ECU 9, a
[0019]
In addition, the vehicle C includes, as the various sensors, an NE sensor for detecting the rotational speed of the engine 1, an air flow meter for detecting the intake air amount, an accelerator sensor 13 for detecting the depression amount of the accelerator pedal, and the traveling speed of the vehicle C. A
[0020]
The engine ECU 9 is responsible for various controls mainly related to operation control of the engine 1, such as fuel injection control. As part of the control, control is performed for fuel cut during vehicle deceleration. The
[0021]
On the other hand, the
[0022]
Further, the
[0023]
When the
[0024]
When the accelerator pedal is turned off (the amount of depression is “0”) and the vehicle C is decelerated when the vehicle speed is in a certain high speed range, the engine ECU 9 stops fuel injection to the engine 1. Start fuel cut. When the lock-up clutch mechanism 2 is operated at the time of fuel cut during deceleration of the vehicle and the engine 1 and the CVT 4 are directly connected to each other, a decrease in the rotation of the engine 1 during the fuel cut is suppressed. While ensuring restartability of the engine 1 when restarted, the fuel cut can be continued up to a low vehicle speed. Therefore, the
[0025]
After that, when the accelerator pedal is kept off and the vehicle speed decreases, the
[0026]
However, when the rotational speed of the engine 1 decreases until it becomes difficult to restart, it is necessary to restart the fuel injection of the engine 1 immediately. Therefore, the engine ECU 9 resumes the fuel injection and returns from the fuel cut when the engine rotation speed falls below a predetermined rotation speed (fuel cut return rotation speed). At this time, if the lock-up clutch mechanism 2 is in operation, the
[0027]
On the other hand, as the vehicle speed becomes lower as described above, the transmission ratio of the CVT 4 is set to the lower side. Therefore, when the vehicle is decelerated to a lower vehicle speed than a certain level, the torque required for the rotation of the output shaft of the engine 1 increases and the engine brake becomes effective. It will increase. As a result, the deceleration acceleration increases, which may give the driver a feeling of strangeness. Therefore, the
[0028]
By the way, when the air conditioner load or electric load is applied to the output shaft of the engine 1 due to the operation of the
[0029]
FIG. 2 shows a processing routine related to the setting of the lockup release vehicle speed and the fuel cut return rotational speed in the present embodiment. The series of processing shown in FIG. 2 is performed as engine interruption processing when the accelerator pedal is turned off and the vehicle C is decelerating and the vehicle speed is in a low speed range (15 to 30 km / h in this case). It is periodically executed by the ECU 9 for use.
[0030]
When the processing shifts to this routine, first, at
If the operation of the lockup clutch mechanism 2 is released (S10: N), the fuel cut return rotational speed is set in step 20. The fuel cut return rotation speed at this time is higher than the fuel cut return rotation speed (here, 800 rpm) when the lockup clutch mechanism 2 is operated by an amount that cannot suppress the rotation reduction of the engine 1 (here, 800 rpm). 1000 to 2000 rpm). In the present embodiment, the fuel cut return rotation speed at this time is set to a higher speed as the cooling water temperature is lower in accordance with the cooling water temperature of the engine 1. This is because combustion is unstable when the engine 1 is cold, and it is difficult to ensure restartability when the fuel cut is restored, and when the engine 1 is cold, the engine 1 is more likely to be lifted than fuel efficiency is improved by expanding the fuel cut region. This is due to the priority of temperature.
[0031]
On the other hand, if the lock-up clutch mechanism 2 is operated at that time (S10: Y), in the following step 30, it is determined whether or not the electromagnetic clutch 8 is then operated and the
[0032]
If the
[0033]
If it is determined that an electrical load is applied (S50: Y), in step 60, the lockup release vehicle speed and the fuel cut return rotational speed are set. The fuel cut return rotational speed at this time is set to the low speed side (800 rpm) as compared with the previous step 40 as compared to when the lockup clutch mechanism 2 is not operated. Further, the lockup release vehicle speed at this time is set to the high speed side (20 km / h in this case) as compared with the case where the electric load is not applied although it is not as much as when the
[0034]
If it is determined that no electrical load is applied (S50: N), that is, if it is determined that neither the air conditioner load nor the electrical load is applied, in
[0035]
As described above, in this embodiment, when the electromagnetic clutch 8 is operated to operate the
[0036]
In the present embodiment, the operation of an electric device (defogger, headlight, blower, etc.) that consumes a large amount of power that causes an increase in the output current of the generator 7 is detected by the
[0037]
When the air conditioner load or electric load is not applied to the output shaft of the engine 1, the lockup release vehicle speed is set to a lower speed so that the operation of the lockup clutch mechanism 2 during the vehicle deceleration is maintained up to the low vehicle speed. Become. Therefore, in this embodiment, the operation of the lockup clutch mechanism 2 is maintained up to an allowable deceleration acceleration that does not cause a sense of incongruity due to an increase in deceleration acceleration, regardless of the presence or absence of an air conditioner load or an electric load. The cut area is suitably secured to avoid deterioration of fuel consumption.
[0038]
According to the control device for a vehicle with a clutch mechanism of the present embodiment described above, the following effects can be obtained.
(1) In this embodiment, in the vehicle C with the lock-up clutch mechanism 2 that connects and disconnects the engine 1 and the CVT 4, the
[0039]
(2) Further, in the present embodiment, the engine ECU 9 determines whether or not an electric load is applied to the output shaft of the engine 1, and when it is determined that the electric load is applied, the engine ECU 9 sets the lockup release vehicle speed. I try to raise it. As a result, the operation of the lockup clutch mechanism 2 can be maintained up to an allowable deceleration that can avoid the occurrence of a sense of incongruity regardless of the presence or absence of an electric load. Therefore, it is possible to avoid the uncomfortable feeling accompanying the increase in the deceleration acceleration while appropriately suppressing the deterioration of the fuel consumption more appropriately.
[0040]
(3) In the present embodiment, the control related to the setting of the lockup release vehicle speed during vehicle deceleration is applied to the vehicle C including the continuously variable transmission (CVT) 4 capable of continuously changing the gear ratio. I have to. In the vehicle C provided with such a CVT 4, it is possible to shift smoothly and the operation of the lockup clutch mechanism 2 during vehicle deceleration can be continued for a longer period of time, so that the application of the above control becomes more effective.
[0041]
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment that embodies the present invention will be described focusing on differences from the first embodiment.
[0042]
As described above, if the lockup release vehicle speed is increased when the
[0043]
On the other hand, if the lockup clutch mechanism 2 is operated during vehicle deceleration, the output shaft of the engine 1 is rotated by rotation from the
[0044]
In this embodiment, the lockup release vehicle speed is set as in the first embodiment. That is, also in the present embodiment, the lockup release vehicle speed is increased when the lockup clutch mechanism 2 during deceleration of the vehicle is in operation and the
[0045]
In addition, in this embodiment, the operation rate of the
[0046]
When the process proceeds to this routine, the engine ECU 9 first determines in
[0047]
On the other hand, if the air conditioner is in use (Y), in the following
[0048]
The vehicle speed (35 km / h) used as the determination threshold here is higher than the lockup release vehicle speed (30 km / h) when the
[0049]
The operation rate control here is performed in detail as follows. As described above, the
[0050]
And here, the set temperature range is set to a range of 3 to 4 ° C. when the operating rate is normally set (S 130), and when it is set to be increased, a range of 0 to 1 ° C. on the lower temperature side than that is set. (S120). Therefore, when the operation rate is switched from the normal setting to the increase setting, the operation of the
[0051]
In the present embodiment to which such operation rate control is applied, the control is performed in a manner as shown in FIG. 4, for example. That is, when the accelerator pedal is turned off at time T1 and the vehicle C starts decelerating as shown in the graph (a), the lock-up is performed as shown in the graph (b). The clutch mechanism 2 is actuated (lock-up / on), and at the same time, fuel cut is started (on) as shown in FIG.
[0052]
At this time, the operating rate of the
[0053]
When the vehicle speed is reduced to 35 km / h at time T2, the operating rate of the
[0054]
Incidentally, in the example of FIG. 4, the operation stop of the
[0055]
According to the control device for a vehicle with a clutch mechanism of the present embodiment described above, the following effects can be obtained in addition to the above (1) to (3).
(4) In the present embodiment, during vehicle deceleration, the vehicle speed is equal to or higher than a predetermined set speed set on the higher speed side than the lockup release vehicle speed when it is determined that the
[0056]
The control device for a vehicle with a clutch mechanism of the present embodiment described above can be modified as follows.
In the second embodiment, the operating rate of the
[0057]
In the above embodiment, it is determined whether or not an electric load is applied from the on / off of the
[0058]
In the above embodiment, when the
[0059]
-Moreover, numerical values, such as a vehicle speed in the said embodiment, a rotational speed, and temperature, are only an example to the last, and may be changed into arbitrary values according to the characteristics of the vehicle etc. to be applied.
-Moreover, although the said embodiment demonstrated the vehicle C provided with the continuously variable transmission (CVT) 4 which can change a gear ratio continuously as a transmission, about the vehicle provided with arbitrary transmissions other than a continuously variable transmission. However, the present invention can be applied.
[0060]
In the above embodiment, the vehicle C including the lock-up clutch mechanism 2 provided in the torque converter 3 as the clutch mechanism has been described. However, the engine and the transmission are disconnected regardless of any clutch mechanism such as an electromagnetic clutch. The present invention can be applied to any vehicle having a clutch mechanism that can be contacted.
[0061]
Next, the technical ideas grasped from each embodiment described above are listed below.
(A) A clutch mechanism that is applied to a vehicle including a clutch mechanism that connects and disconnects an engine and a transmission, operates the clutch mechanism during vehicle deceleration, and releases the operation of the clutch mechanism when the vehicle speed falls below a predetermined speed. In an attached vehicle control device, an electric load determining means for determining whether or not an electric load is applied, and a release speed increasing means for increasing the predetermined speed when the electric load means determines that the electric load is applied And a control device for a vehicle with a clutch mechanism.
[0062]
(B) The electric load determining means determines whether or not an electric load is applied according to the operating degree of a generator drivingly connected to the engine output shaft. A control device for a vehicle with a clutch mechanism.
[0063]
(C) The electric load determining means determines that the electric load is applied when an output current of a generator connected to the engine output shaft is equal to or greater than a predetermined value. Vehicle control device with a clutch mechanism.
[0064]
(D) The clutch according to claim 2 or (a), wherein the electric load determining means determines that the electric load is applied when at least one or more predetermined electric devices having large power consumption are operated. Control device for vehicle with mechanism.
[0065]
(E) The vehicle further includes air conditioner operating rate increasing means for increasing the operating rate of the air conditioner compressor during deceleration of the vehicle, and the air conditioner operating rate increasing means has a vehicle speed of the air conditioner compressor. The above (a) is configured to increase the operating rate of the compressor on the condition that it is equal to or higher than a predetermined set speed set higher than the predetermined speed when it is determined that the engine is operating. A control device for a vehicle with a clutch mechanism according to (d).
[0066]
(F) The air conditioner operating rate increasing means increases the operating rate of the compressor by changing a set temperature for turning on and off the operation of the air conditioner compressor to a low temperature side. Vehicle control device with a clutch mechanism.
[0067]
(G) The control device for a vehicle with a clutch mechanism according to any one of claims 1 to 3, or (a) to (f) above, wherein the transmission is a continuously variable transmission capable of continuously changing a gear ratio.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing a power transmission system and an electrical configuration of a first embodiment embodying the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing a processing procedure for setting an operation release condition of the clutch mechanism in the first embodiment.
FIG. 3 is a flowchart showing a processing procedure for operating rate control of the air conditioner compressor in the second embodiment.
FIG. 4 is a schematic diagram showing an example of a control mode of the embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Engine, 2 ... Lock-up clutch mechanism (clutch mechanism), 3 ... Torque converter, 4 ... Continuously variable transmission (CVT), 5 ... Drive wheel, 6 ... Air conditioner compressor, 7 ... Generator, 8 ... Electromagnetic clutch , 9 to 12: Electronic control device (air conditioner load determining means, release speed increasing means, electric load determining means, air conditioner operating rate increasing means), 13 ... accelerator sensor, 14 ... vehicle speed sensor, 15 ... temperature sensor, 16 ... electric load Switch, 17 ... hydraulic control circuit, C ... vehicle.
Claims (2)
前記車両に搭載されるエアコン用コンプレッサの稼動の有無を判断するエアコン負荷判断手段と、
そのエアコン負荷判断手段によって前記コンプレッサが稼動している旨判断されたときには前記所定速度を上昇させる解除速度上昇手段と、
車両減速中にはそうでないときに比して前記エアコン用コンプレッサの稼働率を増大させるエアコン稼働率増大手段とを備え、
そのエアコン稼働率増大手段は、車速が前記エアコン用コンプレッサが稼動している旨判断されるときの前記所定速度よりも高速側に設定された所定の設定速度以上であることを条件に前記コンプレッサの稼動率を増大させるように構成されてなる
ことを特徴とするクラッチ機構付き車両の制御装置。The present invention is applied to a vehicle including a clutch mechanism that connects and disconnects an engine and a transmission, and operates the clutch mechanism during vehicle deceleration, and releases the operation of the clutch mechanism when the vehicle speed falls below a predetermined speed. In the control device,
An air conditioner load determining means for determining whether or not an air conditioner compressor mounted on the vehicle is operating;
A release speed increasing means for increasing the predetermined speed when the air conditioner load determining means determines that the compressor is operating;
An air conditioner operating rate increasing means for increasing the operating rate of the air conditioner compressor as compared to when the vehicle is not decelerated during deceleration,
The air conditioner operating rate increasing means is provided on the condition that the vehicle speed is equal to or higher than a predetermined set speed set higher than the predetermined speed when it is determined that the air conditioner compressor is operating. A control device for a vehicle with a clutch mechanism, characterized by being configured to increase an operating rate .
前記解除速度上昇手段は更に、その電気負荷判断手段によって電気負荷がかかっている旨判断されたときにも前記所定速度を上昇させるものである
請求項1記載のクラッチ機構付き車両の制御装置。In addition to further comprising an electrical load determination means for determining whether an electrical load is applied,
The control device for a vehicle with a clutch mechanism according to claim 1, wherein the release speed increasing means further increases the predetermined speed when the electric load determining means determines that an electric load is applied.
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