JP4568537B2 - サーバ装置、コンテンツ処理装置、コンテンツ処理システム、コンテンツ送出方法、コンテンツ処理プログラム、及び記録媒体 - Google Patents
サーバ装置、コンテンツ処理装置、コンテンツ処理システム、コンテンツ送出方法、コンテンツ処理プログラム、及び記録媒体 Download PDFInfo
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Description
このため、インターネットを利用すれば、単なる情報だけでなく、音楽コンテンツや映像コンテンツあるいはビデオゲーム用のソフトウェア等、様々な娯楽用コンテンツを外出することなく速やかに入手することができる。
この特許文献1に記載の方法は、ワンタイムパスワードを備えたデータ群に含まれたコンテンツを所定の制御プログラムで実行させるとともに、コンテンツは所定の制御プログラムによりコンテンツ認証子から一方向関数に基づいて生成した検証認証子に基づいて実行可能としている。
また、コンテンツの実行の度、又は時間の経過に伴い、使用度数に関する情報を更新するとともに、コンテンツ認証子及び検証認証子を一方向性関数による関係を保持したまま更新する。そして、使用度数に関する情報と、予め指定された使用度数から求められた情報とが一致したときに、制御プログラムによるコンテンツの実行を制限する構成が採られている。
また、例えばホームネットワークなど、限られた範囲でコンテンツのやりとりが可能な環境下で特許文献1に記載の構成を適用することも考えられる。この場合、家族全員がそれぞれコンテンツを実行する端末装置を有する場合、各端末装置毎にコンテンツ認証子を設定することで、家族のいずれか1人がコンテンツを実行でき、著作権を良好に保護できるが、例えばCDのように家族全員がそれぞれコンテンツを実行することはできなくなり、不便である。
(1) まず、コンテンツが端末装置に送出されると、専ら端末装置の機能によって再生がなされる方法であり、端末装置にコンテンツが送出された後、サーバ装置の格納手段にコンテンツが残された状態となるいわゆるコピーによるコンテンツの送出方法である。
(2) 一方、サーバ装置からコンテンツを送出する際、サーバ装置側でコンテンツを部分的に送出し、端末装置では部分的に送出されたコンテンツを逐次再生実行していく方法であり、いわゆるストリーミングと呼ばれる方法である。
また、このコンテンツを送出した端末装置が情報を送受信可能に接続されていない場合には、コンテンツの持ち出しと判断して格納手段に格納されているコンテンツを、通信手段を介して情報を送受信可能に接続されている他の端末装置へ送出することを制限する。
このことにより、例えば許諾情報がコピー可能回数である場合には、その数だけ端末装置へコンテンツを送出して実行可能とすることができ、コンテンツの実行許諾に関する許諾情報に対応して適切にコンテンツの実行のための送出ができ、適切なコンテンツの利用が簡単な演算処理により容易に得られる。
このため、コンテンツを送出した端末装置が接続されていないと、コンテンツが持ち出された状態と同じ状態となるので、コンテンツの送出を禁止することにより、他の端末装置ではコンテンツを実行できなくなり、確実にコンテンツの保護ができる。
このことにより、端末装置に送出されたコンテンツが例えばエラーを生じたり削除されたりするなどにより実行できない場合には格納手段に格納されているコンテンツを端末装置へ送出可能とすることで、再び端末装置で実行でき、また他の端末装置に送出することで他の端末装置で実行できなくなることを防止でき、使い勝手を向上できる。
このことにより、端末装置に格納されたコンテンツが壊れて実行不可能となった場合、許諾情報から減算している端末装置の数を回復することで、適切にコンテンツを利用する環境下で実行する回数により途中で利用できなくなることを防止でき、許諾情報に対応して適切にコンテンツを実行でき、利用者の使い勝手を向上できる。
このことにより、ネットワークを介して配信されるコンテンツでも、例えば複雑な暗号化や復号化のための処理を利用しなくても、適切なコンテンツの保護および利用者の利便性の向上が得られ、暗号化や復号化のための処理負荷やコンテンツのネットワークを介した配信時の負荷の低減などが容易に図れる。
このことにより、端末装置のみならずコンテンツの実行が可能となり、より利用者による利用状況の自由度が向上し、さらに利便性を向上できる。また、端末装置へのコンテンツの送出により、コンテンツが持ち出された状態となるので、第1実行手段での実行を制限、例えばストリーム処理でのみ実行可能な場合やコピー可能回数が設定されている場合などの実行の許諾がある場合にのみ実行させことが可能となり、適切にコンテンツの保護ができる。
このことにより、端末装置に格納したコンテンツを、例えば端末装置を外部に持ち出しグループ情報が異なるサーバ装置に接続し、そのサーバ装置で端末装置に格納されたコンテンツを実行させることが可能となり、コンテンツの利用状況の自由度が向上し、さらに利便性を向上できる。
このため、実行が許可されたグループ内でのみコンテンツの実行が可能となり、例えば、複製が禁止されているコンテンツでは他の端末装置で実行できないようにコンテンツの送出を禁止したり、並行利用が可能なコンテンツの場合には格納されたコンテンツをストリーム処理して他の端末装置で読み取らせて実行可能(通信手段を介してコンテンツを送出)としたり、複製が所定回数設定されているものでは他の端末装置に転送して接続されていない状態でも実行可能としたりするなどの処理により、コンテンツの実行制限に対応して適切にコンテンツの実行を制御できる構成が容易に得られ、コンテンツを適切に保護できるとともに、利用者の利便性を向上できる。
このことにより、コンテンツの実行可能なグループの設定自由度が向上し、コンテンツの実行制限に対応した利用性が向上し、利便性を向上できる。
このため、例えば、並行利用が可能なコンテンツの場合には格納されたコンテンツをストリーム処理して他の端末装置で読み取らせて実行可能(通信手段を介してコンテンツを送出)としたり、コピーが所定回数設定されているものでは他の端末装置に転送して接続されていない状態でも実行可能としたりするなど、コンテンツの実行制限に対応して適切にコンテンツの実行を制御でき、コンテンツを適切に保護できるとともに、利用者の利便性を向上できる。
本発明の第6発明は、請求項11に記載のコンテンツ送出方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンテンツ処理プログラムである。
このような本第7発明では、請求項12ないし請求項14のいずれか一に記載のコンテンツ処理プログラムをコンピュータ読取可能に記録しているので、前述したように、コンピュータを請求項1ないし請求項7のいずれか一に記載のサーバ装置、または、請求項8に記載のコンテンツ処理装置として機能させたり、請求項11に記載のコンテンツ送出方法を実行させたりすることが容易となり、コンテンツの実行制限に対応して適切にコンテンツの実行を制御できる構成が容易に得られ、コンテンツを適切に保護できるとともに、利用者の利便性を向上できる。さらには、プログラムの取扱が容易で、利用の拡大が容易に得られる。
〔1〕システム構成
図1には、本実施形態に係るコンテンツ処理システム1の概略構成が示されている。
コンテンツ処理システム1は、通信手段2と、サーバ装置3と、実行手段としても機能するコンテンツ処理装置としての端末装置4とを備え、サーバ装置3に格納するコンテンツを端末装置4などで実行させるシステムである。ここで、コンテンツとしては、例えば映画や音楽などの映像データ、画像データ、音楽データ、音声データ、ビデオゲーム、各種アプリケーションソフトウェアなどが例示できる。
このサーバ装置3は、図1に示すように、グループ情報格納手段としてのグループDB(データベース)31と、格納手段としてのコンテンツDB32と、ネットワークインターフェース(Network IF)33と、暗号化/復号化手段34とを備えている。
具体的には、このグループDB31は、図2に示すように、サーバ装置3の機番やID(identification)番号等のファミリタグと、サーバ装置3で管理される端末装置4のID番号等とを関連づけたデータベースとして構成される。尚、このグループDB31では、図2に示されるように、端末装置4で再生実行可能なコンテンツのジャンルやコンテンツを利用する親子、兄弟等の中位のファミリタグを適宜入力操作により設定して、コンテンツに応じた区分けができるようになっている。
この許諾情報としては、例えばコンテンツを異なる端末装置4やテレビジョン5あるいは音響装置6などの実行手段で並行して実行可能な数、実行手段へのコピー可能な回数、コンテンツの利用可能な期間などである。また、許諾情報として、上述したグループ情報と関連付けられ、グループ情報毎にコンテンツの実行制限を付与する形態としてもよい。具体的には、親子や兄弟間、ジャンル別などで実行制限を設定してもよい。尚、このコンテンツDB32にコンテンツを記憶する際、コンテンツは、グループDB31に記憶された所定のグループ情報、例えばファミリタグで暗号化されてコンテンツDB32に記憶される。
暗号化/復号化手段34は、ネットワークや通信手段2を介して取得したコンテンツを暗号化したり、暗号化されたコンテンツを復号化したりする。この暗号化および復号化は、コンテンツの実行が可能なグループに関する例えばファミリタグにより処理される。
端末コンテンツDB42は、通信手段2を介してサーバ装置3から取得したコンテンツやネットワークを介して外部から取得したコンテンツなどを格納、すなわち読み出し可能に記憶する。
再生装置45は、復号化手段44で処理されたコンテンツを実行、例えば表示や発音として再生する。すなわち、再生装置45は、端末コンテンツDB42に記憶されたコンテンツを読み取って実行させたり、いわゆるストリーミングである通信手段2を介して送出されるコンテンツを順次読み取って実行させたりする。
次に、サーバ装置3の内部構成について詳細に説明する。
図4には、サーバ装置の概略構成が示されている。図5には、実行権限のある端末装置がサーバ装置に接続されて各端末装置でコンテンツが実行可能な状態が示されている。図6は、コンテンツを記憶する端末装置がサーバ装置に非接続で他の端末装置でコンテンツが実行不可能な状態が示されている。
サーバ装置3は、操作手段310と、各種情報を記憶する記憶手段320と、各種情報を適宜処理するコンピュータとしての演算手段330とを備えている。
そして、操作手段310は、これらボタンやつまみなどの操作に対応して所定の信号を演算手段330へ出力する。
通信状態検出手段332は、端末装置4の接続状態を検出、すなわちサーバ装置3に通信手段2を介して端末装置4が各種情報を送受信可能な状態に接続されているか否かを判断する。この接続の判断としては、例えばあらかじめ端末装置4として登録されている全ての端末装置4(図5および図6は3台を例示)が接続されているか否かを判断する。
また、通信状態検出手段332は、過去にコンテンツを所定の端末装置4へ送出したことを認識し、その端末装置4を特定する情報を記憶手段320に記憶させる。そして、接続状態の検出の際、過去にコンテンツを送出した所定の端末装置4の接続状態をも判断する。
すなわち、図5に示すような過去にコンテンツを送出した端末装置4がサーバ装置3に接続されている状態か、あるいは図6に示すような過去にコンテンツを送出した端末装置4がサーバ装置3に接続されていない状態かを判断する。
また、実行可能判断手段333は、通信状態検出手段332で認識した過去にコンテンツを送出した端末装置4が端末コンテンツDB42にコンテンツを記憶しており、このコンテンツを、実行可能か否かを判断する。具体的には、まだ記憶しているか、または既に削除されているか、あるいはコンテンツのデータが壊れて実施できない状態かを判断する。そして、この実行可能状態の判断結果に関する信号は、送出制限手段337へ適宜出力されたり、記憶手段320に記憶されたりする。
また、端末装置4から取得する場合には、端末装置4に記憶されたコンテンツを転送する状態、すなわち端末装置4にはコンテンツは記憶されずに記憶手段320で記憶する状態とする。さらに、ネットワークを介してコンテンツを取得する場合は、いわゆるダウンロードと同様に、サーバに記憶されたコンテンツの複製を取得して記憶手段320に記憶させる。
具体的には、通信状態検出手段332にて全ての端末装置4が接続されているか否かの判断結果に基づいて、例えば図5に示すような全ての端末装置4が接続されている状態では、端末装置4からの要求に対応してコンテンツDB32に記憶するコンテンツをいわゆるストリーミングである適宜復号化して再生装置45で再生させる状態にコンテンツを送出させたり、許諾条件である例えばコピー可能回数内やコピー可能期間内であれば暗号化されたコンテンツの複製を作成してコンテンツを送出させたりする。
また、過去にコンテンツを送出した端末装置4との情報の送受信が実施できず、端末装置4のコンテンツの格納状態や実施状態を確認できない場合、例えばコピーが1回されている状態と判断し、複製やストリーミングを適宜制限する。
次に、端末装置4の内部構成について詳細に説明する。
図7には、端末装置4の概略構成が示されている。
端末装置4は、端末操作手段410と、端末実行手段としての端末発音手段420と、端末実行手段としての端末表示手段430と、端末記憶手段440と、コンピュータとしての端末演算手段450とを備えている。そして、端末発音手段420および端末表示手段430が再生装置45を構成する。
そして、端末操作手段410は、これらボタンやつまみなどの操作に対応して所定の信号を端末演算手段450へ出力する。
端末表示手段430は、図示しない表示パネルを有している。この端末表示手段430は、端末演算手段450から出力される画像データや映像データなどの像データを取得し、表示パネルで表示により像データを再生させる。
端末記憶手段440は、端末演算手段450から出力されるコンテンツを含む各種情報を取得し、適宜記憶する。この端末記憶手段440には、前述した端末グループDB41と端末コンテンツDB42となどが設けられている。なお、端末記憶手段440は、グループ情報やコンテンツを記憶するのみならず、例えばメモリなどのように、各種処理に対して各種情報をも読み出し可能に記憶する。
端末送受信手段451は、前述した端末ネットワークインターフェース43を備えている。この端末送受信手段451は、各種情報を送受信可能に処理し、端末ネットワークインターフェース43により各種情報を送受信させる。
次に、前記コンテンツ処理システム1の作用をフローチャートに基づいて説明する。尚、前記コンテンツ処理システム1では、コピー要求と、ストリーミング再生要求によって作用が異なるため、以下の説明ではこれらの態様に応じた説明を行う。
(5-1) 端末装置4からコンテンツのコピー要求があった場合
端末装置4からコピー要求があった場合は、図8に示されるフローチャートに基づいて、サーバ装置3から端末装置4にコンテンツの送出が行われる。
(2) 端末装置4からコンテンツを送出する旨の要求信号が出力される(ステップS2)と、サーバ装置3は、グループ情報比較手段334により、要求のあった端末装置4のグループ情報とグループDB31に記憶するグループ情報とを比較する(ステップS3)。具体的には、端末操作手段410の所定の操作により出力される信号に基づいて、端末演算手段450は、所定のコンテンツを要求する旨の信号および端末記憶手段440に記憶された端末装置4を特定する例えば機番やID番号などの固有情報を一体化したコンテンツの送出を要求する要求信号を生成し、通信手段2を介してサーバ装置3に送出する。サーバ装置3のグループ情報比較手段334は、端末装置4に対してファミリタグ送出する旨の要求を生成し、サーバ送受信手段331を介して、その端末装置4に対してファミリタグの送出を要求する旨の信号を出力させ、グループ情報比較手段334は、端末装置4から送出されたファミリタグに基づいて、比較判定を行う。なお、グループ情報比較手段334は、所定回数の送出要求、あるいは所定時間経過しても情報が送信されない場合には、端末装置4は実行権限を有しないものと判断する。
(4) サーバ装置3及び端末装置4のファミリタグが相互に対応関係ありと、グループ情報比較手段334が判定すると、サーバ装置3の送出制限手段337は、コンテンツDB32内の要求コンテンツに対応する許諾回数を参照しながら、当該コンテンツをコピー送出できるものであるかを判定する(ステップS5)。具体的には、サーバ送出制限手段337は、現在のコンテンツのコピー送出した端末装置4を探索し、その送出した端末装置4の数を取得して、コンテンツDB32内の許諾回数からその数を減算した値に基づいて、送出制限を行うか否かを判定する。例えば、許諾回数が2で既に2台の端末装置4にコピー送出をしている場合、サーバ送出制限手段337は、それ以上コピー送出することはできないと判定し、その旨のメッセージを信号として、要求信号が出力された端末装置4に対して送出する(ステップS4)。
(6) この際、端末装置4の端末演算手段450は、サーバ装置3からの回答待ち状態にあり、回答中にコンテンツがあるか否かを監視している(ステップS7)。そして、サーバ装置3からコンテンツが送出されたと認識すると、端末演算手段450は、送出されたコンテンツを端末コンテンツDB42に記憶保存する(ステップS8)。
(7) 端末装置4を操作して送出されたコンテンツを指定して再生実行操作を行うと、端末再生処理手段452は、復号化手段44を用いて端末コンテンツDB42内に保存された対象コンテンツを復号化し、再生処理を実行する(ステップS9)。
(9) 端末装置4の使用者が端末装置4の操作手段を操作して、送出を受けたコンテンツの利用を終了したいと考え、端末コンテンツDB42内のコンテンツの利用を終了する旨の命令を入力すると(ステップS13)、端末演算手段450は、該当するコンテンツを端末コンテンツDB42から削除するとともに、その旨をサーバ装置3に送出する(ステップS14)。
(10) 端末装置4からコンテンツが削除された旨がサーバ装置3で受け付けられると、送出制限手段337は、残存許諾回数を1つ回復する操作を行う(ステップS15)。
端末装置4からストリーミング再生要求があった場合は、図9に示されるフローチャートに基づいて、サーバ装置3から端末装置4にコンテンツの送出が行われる。
(1) サーバ装置3における待機状態(ステップS1)、端末装置4からの要求信号の出力(ステップ2)、グループ情報の比較判定(ステップS3)、及びメッセージ送信(ステップ4)に関しては、前述した(5-1)の場合と同様のため、説明を省略する。
(2) サーバ装置3の送出制限手段337は、前述と同様に、要求コンテンツに対応する許諾回数を参照しながら、コンテンツ送出が可能であるかを判定する(ステップS5)。そして、許諾回数内であると判定されると、後述するストリーミング再生の実行に移行する。
(5) 端末装置4では、ストリーミングにより受信されるパケットをバッファに蓄積しながら、順次再生出力し(ステップS18)、再生と同時に次のパケットのストリーミングを要求する(ステップS19)。
(6) 上記(4)、(5)は、ストリーミング再生されるコンテンツが終了するまで繰り返され、コンテンツが終了したらストリーミングを終了する(ステップS20)。
例えば、図10に示される例のように、サーバ装置3Aのファミリタグを有する端末装置4に、サーバ装置3Aからコピー又はムーブによって格納されたコンテンツ、又は、端末装置4で独自にダウンロードしたコンテンツを、異なるサーバ装置3Bで再生する場合、
(a)端末装置4をコンテンツサーバのような位置づけとして、ストリーミングによりコンテンツを再生実行する場合、(b)端末装置4から異なるサーバ装置3Bにムーブによりコンテンツを移動させ、当該サーバ装置3Bで再生実行する場合が考えられる。
この場合、図11に示されるフローチャートに基づいてストリーミング再生が行われる。
(1) 利用者が端末装置4を操作してストリーミング再生を行うための接続要求を行うと、端末装置4の端末送受信手段451は接続要求信号を出力して、サーバ装置3Bのネットワーク環境下への接続要求を行う(ステップS21)。サーバ装置3Bは、この接続要求に対して、接続の受け付けを行い、接続が確保された旨の応諾信号を出力する(ステップS22)。尚、この段階では、サーバ装置3B側では、ストリーミング再生のみを行うことを認識し、ファミリタグの照合等は行わない。
(3) サーバ装置3Bでは、ストリーミングにより受信されるパケットをバッファに蓄積しながら、端末装置4から送られたコンテンツを、サーバ装置3Bに接続されたスピーカで順次音声出力したり、接続された画像表示装置に順次画像出力しながら、再生と同時に次のパケットのストリーミングを端末装置4に対して要求する(ステップS26)。
(4) 上記(2)、(3)は端末装置4で再生されるコンテンツが終了するまで繰り返され(ステップS27)、端末装置4の端末送受信手段451は、コンテンツの再生が終了したら、その旨をサーバ装置3Bに対して出力する(ステップS28)。
(5) サーバ装置3Bでは、コンテンツの再生が終了した旨の信号を受信したら、端末装置4との接続を切断する(ステップS29)。
この場合、図12に示されるフローチャートに基づいて、ムーブ再生が行われる。
(1) 端末装置4を例えば、公衆回線網8等に直接接続し、インターネット上の所望のサイトにアクセスすると、コンテンツをダウンロード等により取得することが可能となり(ステップS30)、取得されたコンテンツは、端末装置4の端末コンテンツDB42に格納される(ステップS31)。
(2) 利用者が端末装置4を操作してサーバ装置3Bとの接続を要求すると、端末演算手段450は、その旨の信号を出力し(ステップS32)、サーバ装置3Bのサーバ送受信手段331で受け付けられ(ステップS33)、サーバ装置3Bは、自己のグループ情報であるファミリタグを含む応諾信号を端末装置4に対して出力する。
(4) 端末演算手段450が対応関係あり、と判断した場合、端末送受信手段451は、送信対象となるコンテンツをサーバ装置3Bに対して送出する(ステップS36)。
(6) 端末装置4の端末演算手段450は、コンテンツの送出が終了したら、端末コンテンツDB42内に格納されたコンテンツを削除して処理を終了する(ステップS38)。一方サーバ装置3Bでは、送出されたコンテンツの記憶保存が終了したら、接続を切断して(ステップS39)、処理を終了する。
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、コンテンツを共有して実行可能な例えば家族や会社内の一部署、サークル活動などの限られたグループを特定するグループ情報であるファミリタグを有する端末装置4にのみ通信手段2を介してコンテンツを実行可能にコピーして送出する。そして、このコンテンツを送出した端末装置4が情報を送受信可能に接続されていないことを通信状態検出手段332にて認識した場合、コンテンツの持ち出しと判断して、コンテンツDB32に記憶されているコンテンツを、通信手段2を介して情報を送受信可能に接続されている他の端末装置4へ送出することを制限、例えばコピーを禁止、あるいはいわゆるストリーミング出力を禁止して実行できないようにしたり、コンテンツの許諾情報に基づいてさらに実行可能にコピーさせたり、ストリーミング出力をしたりする。
このため、コンテンツの実行制限に対応して適切にコンテンツの実行を制御でき、コンテンツを適切に保護できるとともに、利用者の利便性を向上できる。
このため、このような取得したコンテンツをサーバ装置3から独立して実行できる構成において、特にコンテンツの適切な保護ができる。また、端末装置4が独立して実行できることから、例えば端末装置4を携帯して外部で実行させるなどもでき、コンテンツの利用状況の自由度を向上でき、利用者の利便性をさらに向上できる。
このため、コンテンツを送出した端末装置4が接続されていない場合、コンテンツの持ち出し状態と同じ状態と判断し、例えばCDを持ち出した場合と同様に、コンテンツの送出の禁止により他の端末装置4ではコンテンツの実行ができなくなり、確実にコンテンツの保護ができる。
このため、例えばコンテンツを取得した端末装置4が不要と判断してコンテンツを削除、あるいは利用状況によりコンテンツのデータが損傷するなどしてコンテンツが実行不可能となった場合などでは、他ではコンテンツが実行されない状況となっているので、他の端末装置4で実行可能とすることで、例えばサーバから再び配信されるコンテンツを取得したり、テレビジョン5や音響装置6などから再び記憶し直すなどの動作や処理が不要で、利用者の利便性をさらに向上できる。
このため、コンテンツの実行許諾に関する許諾情報に対応して適切にコンテンツの実行のための送出ができ、適切なコンテンツの利用が簡単な演算処理により容易に得られる。
なお、複数の端末装置4から略同時に送出要求がある場合でも、許諾条件の数に応じて演算する処理により、一括して処理も可能となり、処理効率の向上が容易に図れる。
さらに、コンテンツの送出要求として、いわゆるダウンロードである複製の送出要求かストリーミング出力かに応じて、許諾情報に基づいてコンテンツの送出可否を決定している。このため、コンテンツの利用状況に応じてコンテンツの送出形態が設定され、許諾条件内で適切に利用状況に応じてコンテンツを送出でき、コンテンツを保護しつつ利用者の利便性を向上できる。
このため、過去に送出したコンテンツが実行可能に記憶された端末装置4がサーバ装置3に接続する状態では、持ち出されるコンテンツが返却されている状態と同じと判断し、その分の実行の許諾条件が緩和され、他の端末装置4で利用できるようになり、実行する回数のみで管理する場合に適切にコンテンツを利用する環境下、途中で利用できなくなるなどの不都合を防止でき、許諾情報に対応して適切にコンテンツを実行でき、保護を図りしつつコンテンツの有効利用が図れ、利用者の使い勝手が向上して利用者の利便性を向上できる。
また、サーバ装置3がサーバ送受信手段331によりネットワークを介してコンテンツを取得し、コンテンツDB32に記憶可能としている。
そして、特にネットワークを介して配信される例えばMP3(MPEG (Motion Picture Expert Group) audio layer 3)により圧縮されて複製が容易なコンテンツなどでも、適切な保護が容易にできる。
また、過去に端末装置4へ送出されて実行可能な状態となっているコンテンツをテレビジョン5や音響装置6で実行する場合、許諾情報に基づいてその端末装置4が接続されていないことを認識するとコンテンツの実行を制限、場合によっては禁止している。このため、コンテンツが端末装置4に実行可能に送出されている状態ではコンテンツの持ち出しと同様と判断して、テレビジョン5や音響装置6での実行を制限するので、より適切なコンテンツの保護ができる。
このため、例えば端末装置4を携帯して外部で実行させるなど利便性を向上できるとともに、グループ情報を持たせて送出制限することでコンテンツの保護が簡単な構成で確実にでき、コンテンツの保護および利便性の向上の双方が容易に得られる。
このため、例えば端末装置4を携帯して外部でもコンテンツを取得することが可能となり、また同一のグループ内での実行させることも可能で、利便性のさらなる向上が容易に得られるとともに、サーバ装置3へ転送により端末装置4にはコンテンツは残らず実行および転送できない状態となるので、コンテンツも適切に保護できる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は、この実施形態に限られるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計の変更が可能である。
例えば、実行するコンテンツとしては、上述したような音楽データや音声データあるいは画像データや映像データなどの再生させるデータのほか、ビデオゲームやアプリケーションソフトウェアなど、いずれのデータを対象とすることができる。
そして、サーバ装置3がコンテンツを取得する構成として、ネットワークを介してサーバから取得する構成のほか、テレビジョン5や音響装置6などから読み取って取得したり、端末装置4から読み取って取得したりするなど、いずれの方法を適用することができる。
なお、プログラム構成に限らず、電気回路にて構成したり、1つの素子にて構成したり、あるいは各構成をそれぞれコンピュータにて構成されて適宜接続したネットワーク構成とするなど、いずれの形態を採ることができる。すなわち、本発明のコンピュータとしては、1台のコンピュータに限らず、ネットワーク構造としたもの、1つの素子としたもの、電気回路にて構築したものなど、いずれが対象となる。
そして、コンテンツの送出回数に基づいて演算する構成に限らず、例えばコンテンツの利用期間が許諾情報として設定されている場合、計時手段などの現在時刻を計時する手段を設け、利用期間と計時手段による計時に基づいて送出可否を判断するなど、許諾条件に対応して適宜送出可否を判断すればよい。
さらに、端末装置4のみサーバから取得可能としてもよい。
なお、端末装置4がサーバ装置3のように、サーバ的機能を設けてコンテンツを管理、例えば端末装置4でコンテンツの送出を許諾・制限するチェックアウト管理をしてもよい。特に、端末装置4でインターネットなどによりコンテンツを取得する構成においては有効である。
すなわち、コンテンツを譲渡した場合と同様に、グループ情報を書き替えたり、送信元のコンテンツを削除したりするなど上述したコンテンツの転送と同様に処理すればよい。
なお、本実施形態では、コンテンツの複製が1回のみに制限された場合の他、コンテンツの複製を所定回数のみ可能な場合や、コンテンツの複製を所定期間のみ可能な場合などにも適用できる。
すなわち、図10に示されるように、サーバ装置3A及びサーバ装置3Bがネットワーク8を介して接続され、加えて、サーバ装置3A及びサーバ装置3Bのそれぞれのファミリタグに、親子関係又は兄弟関係のようなリンクが生成されており、端末装置4に格納されたコンテンツがサーバ装置3Aからコピー送出されたものである場合、サーバ装置3Bに対して、端末装置4内のコンテンツが削除されたことを通知し、サーバ装置3Bがこれを認識して、サーバ装置3Aに対してその旨を通知すると、サーバ装置3AのコンテンツDB内の該当するコンテンツの許諾回数を復元するようにしてもよい。
2…通信手段
3、3A、3B…サーバ装置
4…端末装置(コンテンツ処理装置)
5…テレビジョン(実行手段)
6…音響装置(実行手段)
31…グループDB(グループ情報格納手段)
32…コンテンツDB(格納手段)
41…端末グループDB(端末グループ情報格納手段)
42…端末コンテンツDB(端末格納手段)
45…再生装置(端末実行手段)
330…コンピュータとしての演算手段
331…サーバ送受信手段(コンテンツ取得手段)
332…通信状態検出手段
333…実行可能判断手段
335…サーバ読取手段(読取手段)
336…コンテンツ送出手段
337…送出制限手段
338…再生処理手段(実行手段)
420…端末発音手段(端末実行手段)
430…端末表示手段(端末実行手段)
450…コンピュータとしての端末演算手段
451…端末送受信手段(端末情報取得手段、転送手段)
452…端末再生処理手段(端末実行手段)
Claims (15)
- 複数の端末装置と通信接続されるサーバ装置であって、
コンテンツを格納する格納手段と、
前記コンテンツを実行可能なグループを特定するグループ情報を格納するグループ情報格納手段と、
前記複数の端末装置との通信状態を検出する通信状態検出手段と、
前記複数の端末装置のうち、前記グループ情報に対応するグループ情報を保持する端末装置に、前記コンテンツを送出するコンテンツ送出手段と、
前記複数の端末装置のうち、前記コンテンツ送出手段により既に前記コンテンツが送出された端末装置が該サーバ装置に通信接続されていないことが前記通信状態検出手段により検出されると、前記複数の端末装置のうち、該サーバ装置と通信接続され、前記グループ情報に対応するグループ情報を保持する他の端末装置への前記コンテンツ送出手段による前記コンテンツの送出を制限する送出制限手段と
を具備し、
前記コンテンツは、前記コンテンツを並行して実行可能な前記端末装置の数に関する許諾情報を有し、
前記送出制限手段は、前記コンテンツ送出手段にて前記コンテンツを前記端末装置へ送出した回数を前記許諾情報の数から減算し、減算された前記許諾情報の数に応じて、前記端末装置への前記コンテンツの送出が可能か否かを決定し、該許諾情報の数が0であると判定し、該コンテンツが既に送出された前記端末装置が該サーバ装置に通信接続されていることが前記通信状態検出手段により検出された場合に、前記コンテンツ送出手段による前記他の端末装置への前記コンテンツのストリーミングによる送出を可能とする
ことを特徴とするサーバ装置。 - 請求項1に記載のサーバ装置において、
前記送出制限手段は、既に前記コンテンツが送出された前記端末装置が接続されていないことが前記通信状態検出手段により検出されると、前記他の端末装置への該コンテンツの送出を禁止することを特徴とするサーバ装置。 - 請求項2に記載のサーバ装置において、
前記端末装置からの通知に基づいて、前記コンテンツ送出手段により送出された前記コンテンツを該端末装置が実行可能か否かを判断する実行可能判断手段を具備し、
前記端末装置から前記コンテンツが削除されたことを示す通知が受け付けられて、前記実行可能判断手段により前記端末装置にて前記コンテンツの実行が不可能であると判断されると、前記送出制限手段は、前記コンテンツ送出手段による前記他の端末装置への前記コンテンツの送出を可能とする
ことを特徴とするサーバ装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか一に記載のサーバ装置において、
前記端末装置からの通知に基づいて、前記コンテンツ送出手段から送出された前記コンテンツを該端末装置が実行可能か否かを判断する実行可能判断手段を具備し、
既に前記コンテンツが送出された前記端末装置が該サーバ装置に通信接続されていることが前記通信状態検出手段により検出され、該端末装置から前記コンテンツが削除されたことを示す通知が受け付けられて、該端末装置が前記コンテンツを実行不可能であると前記実行可能判断手段により判断されると、前記送出制限手段は、減算された許諾情報の数を回復させる
ことを特徴とするサーバ装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか一に記載のサーバ装置において、
ネットワークを介して配信されるコンテンツを取得して前記格納手段に格納させるコンテンツ取得手段を備えた
ことを特徴とするサーバ装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか一に記載のサーバ装置において、
前記格納手段に格納されたコンテンツを実行する第1実行手段を具備し、
前記第1実行手段は、前記コンテンツ送出手段にて前記コンテンツが送出された前記端末装置が前記通信状態検出手段により接続されていないことが検出されると、該コンテンツの実行を制限する
ことを特徴とするサーバ装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一に記載のサーバ装置において、
該サーバ装置に接続された前記端末装置に格納された前記コンテンツを読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた前記コンテンツを実行する第2実行手段と、
を具備する
ことを特徴とするサーバ装置。 - サーバ装置と通信接続して、該サーバ装置から送出されるコンテンツを実行するコンテンツ処理装置であって、
前記コンテンツは、前記コンテンツを並行して実行可能な前記コンテンツ処理装置の数に関する許諾情報を有し、
前記サーバ装置は、
前記コンテンツを格納する格納手段と、
前記コンテンツを実行可能なグループを特定するグループ情報を格納するグループ情報格納手段と、
前記コンテンツ処理装置との通信状態を検出する通信状態検出手段と、
前記グループ情報格納手段に格納されたグループ情報に対応するグループ情報を格納する前記コンテンツ処理装置にのみ前記コンテンツを送出するコンテンツ送出手段と、
前記コンテンツが既に送出された前記コンテンツ処理装置が該サーバ装置に接続されていないことが前記通信状態検出手段により検出されると、該サーバ装置と通信接続され、前記格納されたグループ情報に対応するグループ情報を保持する他のコンテンツ処理装置への前記コンテンツの送出を制限する送出制限手段と、を備え、
前記送出制限手段は、前記コンテンツ送出手段にて前記コンテンツを前記コンテンツ処理装置へ送出した回数を前記許諾情報の数から減算し、減算された前記許諾情報の数に応じて、前記コンテンツ処理装置への前記コンテンツの送出が可能か否かを決定し、該許諾情報の数が0であると判定し、該コンテンツが既に送出された前記コンテンツ処理装置が該サーバ装置に通信接続されていることが前記通信状態検出手段により検出された場合に、前記コンテンツ送出手段による前記他のコンテンツ処理装置への前記コンテンツのストリーミングによる送出を可能とし、
該コンテンツ処理装置は、
前記サーバ装置から送出される前記コンテンツを含む情報を取得する端末情報取得手段と、
前記格納されたグループ情報に対応するグループ情報を格納する端末グループ情報格納手段と、
前記端末情報取得手段により、前記端末グループ情報格納手段に格納された前記グループ情報に対応する前記サーバ装置から取得された前記コンテンツを格納する端末格納手段と、
前記端末格納手段に格納された前記コンテンツ、または、前記グループ情報に対応する前記サーバ装置に格納された前記コンテンツを読み取って実行する端末実行手段と、
を具備したことを特徴とするコンテンツ処理装置。 - サーバ装置、及び、該サーバ装置と通信接続される端末装置を備え、前記サーバ装置から送出されるコンテンツを前記端末装置により実行するコンテンツ処理システムであって、
前記端末装置は、
前記サーバ装置から送出されるコンテンツを格納する端末格納手段と、
前記コンテンツを実行可能なグループを特定するグループ情報を格納する端末グループ情報格納手段と、
前記コンテンツを実行する端末実行手段と、を備え、
前記サーバ装置は、
前記コンテンツを格納する格納手段と、
前記グループ情報を格納するグループ情報格納手段と、
前記端末装置との通信状態を検出する通信状態検出手段と、
前記グループ情報格納手段に格納されたグループ情報に対応するグループ情報を格納する前記端末装置にのみ前記コンテンツを送出するコンテンツ送出手段と、
前記コンテンツが既に送出された前記端末装置が該サーバ装置に接続されていないことが前記通信状態検出手段により検出されると、該サーバ装置と通信接続され、前記格納されたグループ情報に対応するグループ情報を保持する他の端末装置への前記コンテンツの送出を制限する送出制限手段と、を備え、
前記コンテンツは、前記コンテンツを並行して実行可能な前記端末装置の数に関する許諾情報を有し、
前記送出制限手段は、前記コンテンツ送出手段にて前記コンテンツを前記端末装置へ送出した回数を前記許諾情報の数から減算し、減算された前記許諾情報の数に応じて、前記端末装置への前記コンテンツの送出が可能か否かを決定し、該許諾情報の数が0であると判定し、該コンテンツが既に送出された前記端末装置が該サーバ装置に通信接続されていることが前記通信状態検出手段により検出された場合に、前記コンテンツ送出手段による前記他の端末装置への前記コンテンツのストリーミングによる送出を可能とする
ことを特徴とするコンテンツ処理システム。 - 請求項9に記載のコンテンツ処理システムにおいて、
前記サーバ装置は、ネットワークを介して他のサーバ装置と各種情報を送受信可能に構成され、前記グループ情報格納手段に格納された前記グループ情報に対応するグループ情報が、前記他のサーバ装置およびこの他のサーバ装置に接続された前記端末装置に格納されていることを認識すると、前記他の端末装置で前記格納手段に格納された前記コンテンツを実行可能とする
ことを特徴とするコンテンツ処理システム。 - 複数の端末装置と通信接続されるサーバ装置を用いて行われ、該サーバ装置により前記端末装置にコンテンツを送出するコンテンツ送出方法であって、
前記コンテンツは、該コンテンツを並行して実行可能な前記端末装置の数に関する許諾情報を有し、
該コンテンツ送出方法は、
前記コンテンツの許諾情報に基づいて、前記複数の端末装置のうち、前記コンテンツを保持している端末装置を特定する端末特定ステップと、
前記端末特定ステップにて特定された前記端末装置と前記サーバ装置との通信状態を検出する通信状態検出ステップと、
前記通信状態検出ステップにて、前記端末装置と前記サーバ装置とが通信接続されていないことが検出されると、前記複数の端末装置のうち、該サーバ装置に接続され、かつ、前記コンテンツを実行可能なグループを特定するグループ情報を保持する他の端末装置への前記コンテンツの送出を制限する送出制限ステップと、を有し、
前記送出制限ステップは、前記コンテンツ送出手段にて前記コンテンツを前記端末装置へ送出した回数を前記許諾情報の数から減算し、減算された前記許諾情報の数に応じて、前記端末装置への前記コンテンツの送出が可能か否かを決定し、該許諾情報の数が0であると判定し、該コンテンツが既に送出された前記端末装置が該サーバ装置に通信接続されていることが前記通信状態検出手段により検出された場合に、前記コンテンツ送出手段による前記他の端末装置への前記コンテンツのストリーミングによる送出を可能とする
ことを特徴とするコンテンツ送出方法。 - コンピュータを請求項1ないし請求項7のいずれか一に記載のサーバ装置として機能させることを特徴とするコンテンツ処理プログラム。
- コンピュータを請求項8に記載のコンテンツ処理装置として機能させることを特徴とするコンテンツ処理プログラム。
- 請求項11に記載のコンテンツ送出方法をコンピュータに実行させる
ことを特徴とするコンテンツ処理プログラム。 - 請求項12ないし請求項14のいずれか一に記載のコンテンツ処理プログラムをコンピュータ読取可能に記録した
ことを特徴とする記録媒体。
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