JP4568537B2 - サーバ装置、コンテンツ処理装置、コンテンツ処理システム、コンテンツ送出方法、コンテンツ処理プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

サーバ装置、コンテンツ処理装置、コンテンツ処理システム、コンテンツ送出方法、コンテンツ処理プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、映像や音楽あるいはビデオゲームなどのコンテンツを端末装置に送出するサーバ装置、コンテンツ処理装置、コンテンツ処理システム、コンテンツ送出方法、コンテンツ処理プログラム、及び記録媒体に関する。
近年、パーソナルコンピュータの普及にともない、インターネットが盛んに利用されている。インターネットは、全世界を結んだネットワークであり、これを利用することにより、誰もが容易に世界中の情報を収集することができる。このようなインターネットには、各種のコンテンツを提供するWebサイトが接続されている。
このため、インターネットを利用すれば、単なる情報だけでなく、音楽コンテンツや映像コンテンツあるいはビデオゲーム用のソフトウェア等、様々な娯楽用コンテンツを外出することなく速やかに入手することができる。
ところで、例えば音楽コンテンツをMP3(MPEG1-Layer3)により圧縮する処理方法が広く利用されている。このMP3を利用して圧縮された音楽コンテンツは、インターネットを通じて自由にやりとりでき、記録媒体を選ばずに保存できてしまうため、無制限に複製が作成されて著作権が保護できなくなるおそれがある。そこで、コンテンツを暗号化して流通させる方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の方法は、ワンタイムパスワードを備えたデータ群に含まれたコンテンツを所定の制御プログラムで実行させるとともに、コンテンツは所定の制御プログラムによりコンテンツ認証子から一方向関数に基づいて生成した検証認証子に基づいて実行可能としている。
また、コンテンツの実行の度、又は時間の経過に伴い、使用度数に関する情報を更新するとともに、コンテンツ認証子及び検証認証子を一方向性関数による関係を保持したまま更新する。そして、使用度数に関する情報と、予め指定された使用度数から求められた情報とが一致したときに、制御プログラムによるコンテンツの実行を制限する構成が採られている。
特開2002−207639号公報(第3〜第11頁)
ところで、例えば音楽コンテンツが記録されたCD(Compact Disk)を購入した場合には、このCDの記録面が損傷するなどがない限り、制限なく音楽コンテンツを利用できるが、上述した特許文献1に記載の使用度数を用いてコンテンツの実行を制限する構成では、使用度数を超えて利用する場合、再びコンテンツを取得し直さなければならず、不便である。
また、例えばホームネットワークなど、限られた範囲でコンテンツのやりとりが可能な環境下で特許文献1に記載の構成を適用することも考えられる。この場合、家族全員がそれぞれコンテンツを実行する端末装置を有する場合、各端末装置毎にコンテンツ認証子を設定することで、家族のいずれか1人がコンテンツを実行でき、著作権を良好に保護できるが、例えばCDのように家族全員がそれぞれコンテンツを実行することはできなくなり、不便である。
本発明の目的は、上記したような問題点を克服することが可能な、サーバ装置、コンテンツ処理装置及びコンテンツ処理システム並びに、コンテンツ送出方法、コンテンツ処理プログラム、及び記録媒体を提供することにある。
本発明の第1発明は、複数の端末装置と通信接続されるサーバ装置であって、ンテンツを格納する格納手段と、前記コンテンツを実行可能なグループを特定するグループ情報を格納するグループ情報格納手段と、前記複数の端末装置との通信状態を検出する通信状態検出手段と、前記複数の端末装置のうち、前記グループ情報に対応するグループ情報を保持する端末装置に、前記コンテンツを送出するコンテンツ送出手段と、前記複数の端末装置のうち、前記コンテンツ送出手段により既に前記コンテンツ送出された端末装置が該サーバ装置に通信接続されていないことが前記通信状態検出手段により検出されると、前記複数の端末装置のうち、該サーバ装置と通信接続され、前記グループ情報に対応するグループ情報を保持する他の端末装置へ前記コンテンツ送出手段による前記コンテンツの送出を制限する送出制限手段とを具備し、前記コンテンツは、前記コンテンツを並行して実行可能な前記端末装置の数に関する許諾情報を有し、前記送出制限手段は、前記コンテンツ送出手段にて前記コンテンツを前記端末装置へ送出した回数を前記許諾情報の数から減算し、減算された前記許諾情報の数に応じて、前記端末装置への前記コンテンツの送出が可能か否かを決定し、該許諾情報の数が0であると判定し、該コンテンツが既に送出された前記端末装置が該サーバ装置に通信接続されていることが前記通信状態検出手段により検出された場合に、前記コンテンツ送出手段による前記他の端末装置への前記コンテンツのストリーミングによる送出を可能とすることを特徴とするサーバ装置である。
ここで、前述したコンテンツ送出手段によるコンテンツの送出は、具体的に次のような方法が考えられる。
(1) まず、コンテンツが端末装置に送出されると、専ら端末装置の機能によって再生がなされる方法であり、端末装置にコンテンツが送出された後、サーバ装置の格納手段にコンテンツが残された状態となるいわゆるコピーによるコンテンツの送出方法である。
(2) 一方、サーバ装置からコンテンツを送出する際、サーバ装置側でコンテンツを部分的に送出し、端末装置では部分的に送出されたコンテンツを逐次再生実行していく方法であり、いわゆるストリーミングと呼ばれる方法である。
このような本第1発明では、コンテンツを共有して実行可能な例えば家族や会社内の一部署、サークル活動などの限られたグループを特定するグループ情報を有する端末装置にのみ通信手段を介してコンテンツを実行可能に送出する。
また、このコンテンツを送出した端末装置が情報を送受信可能に接続されていない場合には、コンテンツの持ち出しと判断して格納手段に格納されているコンテンツを、通信手段を介して情報を送受信可能に接続されている他の端末装置へ送出することを制限する。
このため、例えば、並行利用が可能なコンテンツの場合には格納されたコンテンツを、ストリーミングにより他の端末装置で読み取らせて実行可能(通信手段を介してコンテンツを送出)としたり、コピーが所定回数設定されているものでは他の端末装置に転送して接続されていない状態でも実行可能としたりするなど、コンテンツの実行制限に対応して適切にコンテンツの実行を制御でき、コンテンツを適切に保護できるとともに、利用者の利便性を向上できる。
また、本第1発明では、コンテンツを並行して実行可能な端末装置の数に関する許諾情報をコンテンツに設け、このコンテンツを端末装置へ送出した回数を許諾情報の数から減算し、この減算した数に応じて接続されている端末装置へコンテンツを送出可能とすることが好ましい。
このことにより、例えば許諾情報コピー可能回数である場合には、その数だけ端末装置へコンテンツを送出して実行可能とすることができ、コンテンツの実行許諾に関する許諾情報に対応して適切にコンテンツの実行のための送出ができ、適切なコンテンツの利用が簡単な演算処理により容易に得られる。
また、本第1発明では、前記送出制限手段は、既に前記コンテンツが送出された前記端末装置が接続されていないことが前記通信状態検出手段により検出されると、前記他の端末装置への該コンテンツの送出を禁止することが好ましい。
このため、コンテンツを送出した端末装置が接続されていないと、コンテンツが持ち出された状態と同じ状態となるので、コンテンツの送出を禁止することにより、他の端末装置ではコンテンツを実行できなくなり、確実にコンテンツの保護ができる。
さらに、本第1発明では、前記端末装置からの通知に基づいて、前記コンテンツ送出手段により送出され前記コンテンツを該端末装置実行可能な否かを判断する実行可能判断手段を具備し、前記端末装置から前記コンテンツが削除されたことを示す通知が受け付けられて、前記実行可能判断手段により前記端末装置にて前記コンテンツの実行不可能であると判断されると、前記送出制限手段は、前記コンテンツ送出手段による前記他の端末装置への前記コンテンツの送出を可能とすることが好ましい。
このことにより、端末装置に送出されたコンテンツが例えばエラーを生じたり削除されたりするなどにより実行できない場合には格納手段に格納されているコンテンツを端末装置へ送出可能とすることで、再び端末装置で実行でき、また他の端末装置に送出することで他の端末装置で実行できなくなることを防止でき、使い勝手を向上できる。
さらに、本第1発明では、前記端末装置からの通知に基づいて、前記コンテンツ送出手段から送出された前記コンテンツを該端末装置が実行可能か否かを判断する実行可能判断手段を具備し、既に前記コンテンツが送出された前記端末装置が該サーバ装置に通信接続されていることが前記通信状態検出手段により検出され、該端末装置から前記コンテンツが削除されたことを示す通知が受け付けられて、該端末装置が前記コンテンツを実行不可能であると前記実行可能判断手段により判断されると、前記送出制限手段は、減算された許諾情報の数を回復させるのが好ましい。
このことにより、端末装置に格納されたコンテンツが壊れて実行不可能となった場合、許諾情報から減算している端末装置の数を回復することで、適切にコンテンツを利用する環境下で実行する回数により途中で利用できなくなることを防止でき、許諾情報に対応して適切にコンテンツを実行でき、利用者の使い勝手を向上できる。
また、本第1発明では、ネットワークを介して配信されるコンテンツを取得して前記格納手段に格納させるコンテンツ取得手段を備えたことが好ましい。
このことにより、ネットワークを介して配信されるコンテンツでも、例えば複雑な暗号化や復号化のための処理を利用しなくても、適切なコンテンツの保護および利用者の利便性の向上が得られ、暗号化や復号化のための処理負荷やコンテンツのネットワークを介した配信時の負荷の低減などが容易に図れる。
また、本第1発明では、前記格納手段に格納されたコンテンツを実行する第1実行手段を具備し前記第1実行手段は、前記コンテンツ送出手段にて前記コンテンツ送出され前記端末装置が前記通信状態検出手段により接続されていないこと検出されると、該コンテンツの実行を制限することが好ましい。
このことにより、端末装置のみならずコンテンツの実行が可能となり、より利用者による利用状況の自由度が向上し、さらに利便性を向上できる。また、端末装置へのコンテンツの送出により、コンテンツが持ち出された状態となるので、第1実行手段での実行を制限、例えばストリーム処理でのみ実行可能な場合やコピー可能回数が設定されている場合などの実行の許諾がある場合にのみ実行させことが可能となり、適切にコンテンツの保護ができる。
また、本第1発明では、該サーバ装置に接続された前記端末装置に格納された前記コンテンツを読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた前記コンテンツを実行する第2実行手段とを具備することが好ましい。
このことにより、端末装置に格納したコンテンツを、例えば端末装置を外部に持ち出しグループ情報が異なるサーバ装置に接続し、そのサーバ装置で端末装置に格納されたコンテンツを実行させることが可能となり、コンテンツの利用状況の自由度が向上し、さらに利便性を向上できる。
本発明の第2発明は、サーバ装置と通信接続して、該サーバ装置から送出されるコンテンツを実行するコンテンツ処理装置であって、前記コンテンツは、前記コンテンツを並行して実行可能な前記コンテンツ処理装置の数に関する許諾情報を有し、前記サーバ装置は、前記コンテンツを格納する格納手段と、前記コンテンツを実行可能なグループを特定するグループ情報を格納するグループ情報格納手段と、前記コンテンツ処理装置との通信状態を検出する通信状態検出手段と、前記グループ情報格納手段に格納されたグループ情報に対応するグループ情報を格納する前記コンテンツ処理装置にのみ前記コンテンツを送出するコンテンツ送出手段と、前記コンテンツが既に送出された前記コンテンツ処理装置が該サーバ装置に接続されていないことが前記通信状態検出手段により検出されると、該サーバ装置と通信接続され、前記格納されたグループ情報に対応するグループ情報を保持する他のコンテンツ処理装置への前記コンテンツの送出を制限する送出制限手段と、を備え、前記送出制限手段は、前記コンテンツ送出手段にて前記コンテンツを前記コンテンツ処理装置へ送出した回数を前記許諾情報の数から減算し、減算された前記許諾情報の数に応じて、前記コンテンツ処理装置への前記コンテンツの送出が可能か否かを決定し、該許諾情報の数が0であると判定し、該コンテンツが既に送出された前記コンテンツ処理装置が該サーバ装置に通信接続されていることが前記通信状態検出手段により検出された場合に、前記コンテンツ送出手段による前記他のコンテンツ処理装置への前記コンテンツのストリーミングによる送出を可能とし、該コンテンツ処理装置は、前サーバ装置から送出される前記コンテンツを含む情報を取得する端末情報取得手段と、前記格納されたグループ情報に対応するグループ情報を格納する端末グループ情報格納手段と、前記端末情報取得手段により、前記端末グループ情報格納手段に格納された前記グループ情報対応する前記サーバ装置から取得された前記コンテンツを格納する端末格納手段と、前記端末格納手段に格納された前記コンテンツまたは前記グループ情報対応する前記サーバ装置に格納された前記コンテンツを読み取って実行する端末実行手段とを具備したことを特徴とするコンテンツ処理装置である。
このような本第2発明では、対応するグループ情報を有するサーバ装置のみからコンテンツを取得して端末格納手段に格納可能で、この格納したコンテンツまたはグループ情報が対応するサーバ装置から格納されているコンテンツを読み取って端末実行手段にて実行する。
このため、実行が許可されたグループ内でのみコンテンツの実行が可能となり、例えば、複製が禁止されているコンテンツでは他の端末装置で実行できないようにコンテンツの送出を禁止したり、並行利用が可能なコンテンツの場合には格納されたコンテンツをストリーム処理して他の端末装置で読み取らせて実行可能(通信手段を介してコンテンツを送出)としたり、複製が所定回数設定されているものでは他の端末装置に転送して接続されていない状態でも実行可能としたりするなどの処理により、コンテンツの実行制限に対応して適切にコンテンツの実行を制御できる構成が容易に得られ、コンテンツを適切に保護できるとともに、利用者の利便性を向上できる。
本発明の第3発明は、サーバ装置、及び、該サーバ装置と通信接続される端末装置を備え、前記サーバ装置から送出されるコンテンツを前記端末装置により実行するコンテンツ処理システムであって、前記端末装置は、記サーバ装置から送出されるコンテンツを格納する端末格納手段と、前記コンテンツを実行可能なグループを特定するグループ情報を格納する端末グループ情報格納手段と、前記コンテンツを実行する端末実行手段と、を備え、前記サーバ装置は、前記コンテンツを格納する格納手段と、前記グループ情報を格納するグループ情報格納手段と、前記端末装置との通信状態を検出する通信状態検出手段と、前記グループ情報格納手段に格納されたグループ情報に対応するグループ情報を格納する前記端末装置にのみ前記コンテンツを送出するコンテンツ送出手段と、記コンテンツが既に送出された前記端末装置が該サーバ装置に接続されていないことが前記通信状態検出手段により検出されると、該サーバ装置と通信接続され、前記格納されたグループ情報に対応するグループ情報を保持するの端末装置への前記コンテンツの送出を制限する送出制限手段と、を備え、前記コンテンツは、前記コンテンツを並行して実行可能な前記端末装置の数に関する許諾情報を有し、前記送出制限手段は、前記コンテンツ送出手段にて前記コンテンツを前記端末装置へ送出した回数を前記許諾情報の数から減算し、減算された前記許諾情報の数に応じて、前記端末装置への前記コンテンツの送出が可能か否かを決定し、該許諾情報の数が0であると判定し、該コンテンツが既に送出された前記端末装置が該サーバ装置に通信接続されていることが前記通信状態検出手段により検出された場合に、前記コンテンツ送出手段による前記他の端末装置への前記コンテンツのストリーミングによる送出を可能とすることを特徴とするコンテンツ処理システムである。
このような第3発明では、サーバ装置の格納手段に格納するコンテンツを、グループ情報格納手段に格納されコンテンツの実行可能なグループを特定するグループ情報に対応するグループ情報を格納する端末装置にのみ、コンテンツ送出手段にて送出して端末装置に端末実行手段にて実行可能に端末格納手段に格納させる。そして、このコンテンツが実行可能な端末装置が接続されていない場合、接続されている他の端末装置へコンテンツを送出することを制限する。
このため、例えば、並行利用が可能なコンテンツの場合には格納されたコンテンツをストリーミングにより他の端末装置で読み取らせて実行可能(コンテンツを送出)としたり、コピーが所定回数設定されているものでは他の端末装置に転送して接続されていない状態でも実行可能としたりするなど、コンテンツの実行制限に対応して適切にコンテンツの実行を制御でき、コンテンツを適切に保護できるとともに、利用者の利便性を向上できる。
また、本第3発明では、前記サーバ装置は、ネットワークを介して他のサーバ装置と各種情報を送受信可能に構成され前記グループ情報格納手段に格納された前記グループ情報に対応するグループ情報が前記他のサーバ装置およびこの他のサーバ装置に接続された前記端末装置に格納されていることを認識すると、前記他の端末装置で前記格納手段に格納された前記コンテンツを実行可能とすることが好ましい。
このことにより、コンテンツの実行可能なグループの設定自由度が向上し、コンテンツの実行制限に対応した利用性が向上し、利便性を向上できる。
本発明の第発明は、複数の端末装置と通信接続されるサーバ装置を用いて行われ、該サーバ装置により前記端末装置にコンテンツを送出するコンテンツ送出方法であって、前記コンテンツは、該コンテンツを並行して実行可能な前記端末装置の数に関する許諾情報を有し、該コンテンツ送出方法は、前記コンテンツの許諾情報に基づいて、前記複数の端末装置のうち、前記コンテンツを保持している端末装置を特定する端末特定ステップと、前記端末特定ステップにて特定された前記端末装置と前記サーバ装置との通信状態を検出する通信状態検出ステップと、前記通信状態検出ステップにて、前記端末装置と前記サーバ装置とが通信接続されていないことが検出されると、前記複数の端末装置のうち、該サーバ装置に接続され、かつ、前記コンテンツを実行可能なグループを特定するグループ情報を保持する他の端末装置へ前記コンテンツの送出を制限する送出制限ステップと、を有し、前記送出制限ステップは、前記コンテンツ送出手段にて前記コンテンツを前記端末装置へ送出した回数を前記許諾情報の数から減算し、減算された前記許諾情報の数に応じて、前記端末装置への前記コンテンツの送出が可能か否かを決定し、該許諾情報の数が0であると判定し、該コンテンツが既に送出された前記端末装置が該サーバ装置に通信接続されていることが前記通信状態検出手段により検出された場合に、前記コンテンツ送出手段による前記他の端末装置への前記コンテンツのストリーミングによる送出を可能とすることを特徴とするコンテンツ送出方法である。
このような本第発明では、前述の第1発明と同様、コンテンツを共有して実行可能なグループを特定するグループ情報を有する端末装置にのみコンテンツを実行可能に送出する。また、コンテンツを送出した端末装置が接続されていない場合、コンテンツの持ち出しと判断し、格納手段のコンテンツを接続されている他の端末装置へ送出することを制限する。
このため、例えば、並行利用が可能なコンテンツの場合には格納されたコンテンツをストリーム処理して他の端末装置で読み取らせて実行可能(通信手段を介してコンテンツを送出)としたり、コピーが所定回数設定されているものでは他の端末装置に転送して接続されていない状態でも実行可能としたりするなど、コンテンツの実行制限に対応して適切にコンテンツの実行を制御でき、コンテンツを適切に保護できるとともに、利用者の利便性を向上できる。
本発明の第発明は、コンピュータを請求項1ないし請求項7のいずれか一に記載のサーバ装置または請求項8に記載のコンテンツ処理装置として機能させることを特徴とするコンテンツ処理プログラムである。
本発明の第発明は、請求項11に記載のコンテンツ送出方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンテンツ処理プログラムである。
これらのような第発明または第発明では、コンピュータを請求項1ないし請求項7のいずれか一に記載のサーバ装置または請求項8に記載のコンテンツ処理装置として機能させたり、請求項11に記載のコンテンツ送出方法を実行させたりするので、前述したように、コンテンツの実行制限に対応して適切にコンテンツの実行を制御できる構成が容易に得られ、コンテンツを適切に保護できるとともに、利用者の利便性を向上できる。また、汎用のコンピュータを利用した実施も容易に得られ、容易に利用の拡大が得られる。
本発明の第発明は、請求項1ないし請求項14のいずれか一に記載のコンテンツ処理プログラムコンピュータ読取可能に記録したことを特徴とする記録媒体である。
このような本第発明では、請求項1ないし請求項14のいずれか一に記載のコンテンツ処理プログラムをコンピュータ読取可能に記録しているので、前述したように、コンピュータを請求項1ないし請求項7のいずれか一に記載のサーバ装置または請求項8に記載のコンテンツ処理装置として機能させたり、請求項11に記載のコンテンツ送出方法を実行させたりすることが容易となり、コンテンツの実行制限に対応して適切にコンテンツの実行を制御できる構成が容易に得られ、コンテンツを適切に保護できるとともに、利用者の利便性を向上できる。さらには、プログラムの取扱が容易で、利用の拡大が容易に得られる。
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づき説明する。
〔1〕システム構成
図1には、本実施形態に係るコンテンツ処理システム1の概略構成が示されている。
コンテンツ処理システム1は、通信手段2と、サーバ装置3と、実行手段としても機能するコンテンツ処理装置としての端末装置4とを備え、サーバ装置3に格納するコンテンツを端末装置4などで実行させるシステムである。ここで、コンテンツとしては、例えば映画や音楽などの映像データ、画像データ、音楽データ、音声データ、ビデオゲーム、各種アプリケーションソフトウェアなどが例示できる。
通信手段2は、サーバ装置3および端末装置4間で各種情報を送受信可能に伝送する。伝送方法としては、例えば赤外線などの光、電波、音波、電磁波などの無線媒体の他、信号線などの有線、インターネットや電話回線などの各種ネットワークなど、いずれの方法が利用できる。すなわち、通信手段2は、サーバ装置3および端末装置4を有線や赤外線などの無線媒体、電話回線網などにより直接各種情報を送受信させるいわゆるアドホック接続や、インターネット接続など、いずれの形態が対象で、サーバ装置3および端末装置4間で各種情報を送受信可能ないずれの構成が利用できる。
サーバ装置3は、例えばインターネットなどの図示しないネットワークに接続されるとともに、実行手段としてのテレビジョン5や音響装置6などが接続可能となっている。そして、サーバ装置3は、ネットワークを介して配信されるコンテンツや、テレビジョン5あるいは音響装置6などから取得したテレビ放映されたコンテンツや記録媒体に記録されたコンテンツなどを格納・管理し、端末装置4あるいはテレビジョン5や音響装置6などへ適宜送出して実行させる。
このサーバ装置3は、図1に示すように、グループ情報格納手段としてのグループDB(データベース)31と、格納手段としてのコンテンツDB32と、ネットワークインターフェース(Network IF)33と、暗号化/復号化手段34とを備えている。
グループDB31は、グループ情報としてのファミリタグ(Family Tag)を記憶する。このファミリタグは、コンテンツを実行可能なグループを特定、例えば家族内でのみコンテンツを利用可能とするためにコンテンツを適宜処理する際に用いられるデータである。
具体的には、このグループDB31は、図2に示すように、サーバ装置3の機番やID(identification)番号等のファミリタグと、サーバ装置3で管理される端末装置4のID番号等とを関連づけたデータベースとして構成される。尚、このグループDB31では、図2に示されるように、端末装置4で再生実行可能なコンテンツのジャンルやコンテンツを利用する親子、兄弟等の中位のファミリタグを適宜入力操作により設定して、コンテンツに応じた区分けができるようになっている。
コンテンツDB32は、端末装置4やテレビジョン5あるいは音響装置6などで実行されるコンテンツを複数格納、すなわち読み出し可能に記憶する。具体的には、コンテンツDB32は、図3に示すように、上記グループDB31のファミリタグと、該当するファミリタグで再生実行可能なコンテンツとを関連づけたデータベースとして構成され、記憶された各コンテンツには、そのコンテンツに応じてそのコンテンツの実行の制限に関する許諾情報が一体的に設けられている。
この許諾情報としては、例えばコンテンツを異なる端末装置4やテレビジョン5あるいは音響装置6などの実行手段で並行して実行可能な数、実行手段へのコピー可能な回数、コンテンツの利用可能な期間などである。また、許諾情報として、上述したグループ情報と関連付けられ、グループ情報毎にコンテンツの実行制限を付与する形態としてもよい。具体的には、親子や兄弟間、ジャンル別などで実行制限を設定してもよい。尚、このコンテンツDB32にコンテンツを記憶する際、コンテンツは、グループDB31に記憶された所定のグループ情報、例えばファミリタグで暗号化されてコンテンツDB32に記憶される。
ネットワークインターフェース33は、通信手段2を介してコンテンツを含む各種情報を送受信する。この送受信する情報としては、例えばコンテンツの送出を要求する情報、端末装置4を特定する情報などである。また、ネットワークインターフェース33は、例えばインターネットなどのネットワークを介してコンテンツを配信するウェッブ(Web)のサーバと各種情報を送受信する。さらに、ネットワークインターフェース33は、例えばインターネットやイントラネットなどのネットワークを介して外部の実行手段やサーバ装置3あるいは端末装置4とも各種情報を送受信可能となっている。
暗号化/復号化手段34は、ネットワークや通信手段2を介して取得したコンテンツを暗号化したり、暗号化されたコンテンツを復号化したりする。この暗号化および復号化は、コンテンツの実行が可能なグループに関する例えばファミリタグにより処理される。
端末装置4は、記憶するコンテンツあるいはサーバ装置3から送出されるコンテンツを実施するとともに、ネットワークを介してコンテンツの取得が可能となっている。この端末装置4は、固定の機器のみならず、例えば携帯電話や携帯用ゲーム機、携帯用パーソナルコンピュータなどをも利用することができ、端末グループ情報格納手段としての端末グループDB41と、端末格納手段としての端末コンテンツDB42と、端末ネットワークインターフェース43と、復号化手段44と、端末実行手段としての再生装置45とを備えている。
端末グループDB41は、グループ情報としてのファミリタグ(Family Tag)を記憶する。このグループ情報は、端末装置4が各種情報を送受信するサーバ装置3に関連付けられ、サーバ装置3に記憶されるグループ情報であるファミリタグが記憶される。なお、上述したように、ファミリタグに階層状に区分するグループ情報を複数設定可能である。
端末コンテンツDB42は、通信手段2を介してサーバ装置3から取得したコンテンツやネットワークを介して外部から取得したコンテンツなどを格納、すなわち読み出し可能に記憶する。
端末ネットワークインターフェース43は、通信手段2を介してコンテンツを含む各種情報、あるいは例えばインターネットなどのネットワークを介してコンテンツを配信するウエブ(Web)サイトのサーバと各種情報を送受信する。また、端末ネットワークインターフェース43は、例えばインターネットやイントラネットなどのネットワークを介して外部の実行手段やサーバ装置3あるいは端末装置4とも各種情報を送受信可能となっている。
復号化手段44は、暗号化されたコンテンツを復号化処理し、再生装置で実行可能に処理する。この復号化処理したコンテンツは、端末コンテンツDB42に記憶させる。
再生装置45は、復号化手段44で処理されたコンテンツを実行、例えば表示や発音として再生する。すなわち、再生装置45は、端末コンテンツDB42に記憶されたコンテンツを読み取って実行させたり、いわゆるストリーミングである通信手段2を介して送出されるコンテンツを順次読み取って実行させたりする。
〔2〕サーバ装置3の構成
次に、サーバ装置3の内部構成について詳細に説明する。
図4には、サーバ装置の概略構成が示されている。図5には、実行権限のある端末装置がサーバ装置に接続されて各端末装置でコンテンツが実行可能な状態が示されている。図6は、コンテンツを記憶する端末装置がサーバ装置に非接続で他の端末装置でコンテンツが実行不可能な状態が示されている。
サーバ装置3は、操作手段310と、各種情報を記憶する記憶手段320と、各種情報を適宜処理するコンピュータとしての演算手段330とを備えている。
操作手段310は、利用者にて操作可能な図示しない例えばボタンやつまみなどを備えている。この操作手段310は、サーバ装置3の各種動作、例えば配信されるコンテンツをサーバから取得させる動作、記憶するコンテンツや端末装置4に記憶するコンテンツをテレビジョン5や音響装置6にて実行させる動作、端末装置4に記憶されたコンテンツを転送させる動作などを設定させる。
そして、操作手段310は、これらボタンやつまみなどの操作に対応して所定の信号を演算手段330へ出力する。
記憶手段320は、演算手段330から出力されるコンテンツを含む各種情報を取得し、適宜記憶する。この記憶手段320には、前述したグループDB31とコンテンツDB32となどが設けられている。なお、記憶手段320は、グループ情報やコンテンツを記憶するのみならず、例えばメモリなどのように、各種処理に際して各種情報をも読み出し可能に記憶する。
演算手段330は、他のサーバ装置3やサーバ、端末装置4、テレビジョン5や音響装置6などとコンテンツを含む各種情報を送受信し、情報を適宜処理する。この演算手段330は、プログラムとしてのコンテンツ取得手段としても機能するサーバ送受信手段331と、通信状態検出手段332と、実行可能判断手段333と、グループ情報比較手段334と、読取手段としてのサーバ読取手段335と、コンテンツ送出手段336と、送出制限手段337と、実行手段としての再生処理手段338とを備えている。
サーバ送受信手段331は、前述したネットワークインターフェース33を備えている。このサーバ送受信手段331は、各種情報を送受信可能に処理し、ネットワークインターフェース33により各種情報を送受信させる。
通信状態検出手段332は、端末装置4の接続状態を検出、すなわちサーバ装置3に通信手段2を介して端末装置4が各種情報を送受信可能な状態に接続されているか否かを判断する。この接続の判断としては、例えばあらかじめ端末装置4として登録されている全ての端末装置4(図5および図6は3台を例示)が接続されているか否かを判断する。
具体的には、所定の応答信号要求をサーバ送受信手段331にて送信させ、サーバ送受信手段331にて対応する応答信号を受信する。そして、応答信号に関連付けられあらかじめ登録されて記憶手段320に記憶されている端末装置4を特定する例えば機番やID番号などの固有情報を全て認識したか否かを判断する。
また、通信状態検出手段332は、過去にコンテンツを所定の端末装置4へ送出したことを認識し、その端末装置4を特定する情報を記憶手段320に記憶させる。そして、接続状態の検出の際、過去にコンテンツを送出した所定の端末装置4の接続状態をも判断する。
すなわち、図5に示すような過去にコンテンツを送出した端末装置4がサーバ装置3に接続されている状態か、あるいは図6に示すような過去にコンテンツを送出した端末装置4がサーバ装置3に接続されていない状態かを判断する。
実行可能判断手段333は、通信状態検出手段332にて検出した接続状態の端末装置4がコンテンツを実行可能な権限を有するか否かを判断する。具体的には、端末装置4が同一のファミリタグを記憶したものか否か、コンテンツの許諾情報に基づいて接続する端末装置4やテレビジョン5あるいは音響装置6でコンテンツを実行可能か否か、を判断する。
また、実行可能判断手段333は、通信状態検出手段332で認識した過去にコンテンツを送出した端末装置4が端末コンテンツDB42にコンテンツを記憶しており、このコンテンツを、実行可能か否かを判断する。具体的には、まだ記憶しているか、または既に削除されているか、あるいはコンテンツのデータが壊れて実施できない状態かを判断する。そして、この実行可能状態の判断結果に関する信号は、送出制限手段337へ適宜出力されたり、記憶手段320に記憶されたりする。
グループ情報比較手段334は、通信状態検出手段332で検出した接続状態の端末装置4に記憶されたファミリタグと、グループDB31に記憶されたファミリタグとを比較し、同一か否かを判断する。具体的には、サーバ送受信手段331にてファミリタグを要求する信号を出力させ、この要求する信号に対応してサーバ送受信手段331にて受信する情報を取得し、グループDB31のファミリタグと比較する。そして、グループ情報比較手段334は、同一か否かの判断結果に関する信号を実行可能判断手段333や送出制限手段337へ出力する。
サーバ読取手段335は、サーバ送受信手段331により通信手段2を介して端末装置4に記憶されたコンテンツを読み取ったり取得したり、さらにはネットワークを介してサーバなどからコンテンツを取得したりし、記憶手段320に適宜記憶させる。なお、端末装置4からコンテンツを読み取る場合は、端末装置4からいわゆるストリーミング出力させて端末装置4に記憶されたコンテンツはそのまま記憶する状態として記憶手段320には記憶させずに再生処理手段にて再生処理させる。
また、端末装置4から取得する場合には、端末装置4に記憶されたコンテンツを転送する状態、すなわち端末装置4にはコンテンツは記憶されずに記憶手段320で記憶する状態とする。さらに、ネットワークを介してコンテンツを取得する場合は、いわゆるダウンロードと同様に、サーバに記憶されたコンテンツの複製を取得して記憶手段320に記憶させる。
コンテンツ送出手段336は、コンテンツDB32に記憶されているコンテンツを読み取り、サーバ送受信手段331にて送出させる。この送出処理において、コンテンツの送出を要求する端末装置4からの要求する旨の信号と合わせて送信される端末装置4を特定する固有情報に基づいて、要求する端末装置4へコンテンツを送出させる。この送出の際、許諾情報に基づいて、暗号化されたコンテンツを複製して端末装置4へ送出したり、暗号化されたコンテンツを適宜復号化し、この復号化したコンテンツを端末装置4に記憶させることなく直接再生装置45で再生させる、いわゆるストリーミングにより送出したりする。この送出方法は、送出制限手段により適宜決定される。
送出制限手段337は、コンテンツの送出を制限、すなわち要求に対応してコンテンツ送出手段336にてコンテンツを送出させるか否かを決定する。この決定は、通信状態検出手段332からの信号と、実行可能判断手段333から実行可能である旨の信号とに基づいて、許諾情報に従ってコンテンツを適宜送出させる。
具体的には、通信状態検出手段332にて全ての端末装置4が接続されているか否かの判断結果に基づいて、例えば図5に示すような全ての端末装置4が接続されている状態では、端末装置4からの要求に対応してコンテンツDB32に記憶するコンテンツをいわゆるストリーミングである適宜復号化して再生装置45で再生させる状態にコンテンツを送出させたり、許諾条件である例えばコピー可能回数内やコピー可能期間内であれば暗号化されたコンテンツの複製を作成してコンテンツを送出させたりする。
また、例えば図6に示すような過去にコンテンツを送出した端末装置4が接続されていない状態では、許諾条件である並行処理不可能な条件に基づいて端末装置4からの要求を認識してもストリーミング出力しない、あるいはコンテンツの複製を送出しない処理をしたり、許諾条件が並行処理可能であればストリーミング出力させたり、過去に送出した回数をコピー可能回数から減算さらには過去に送出したコンテンツが既に利用できなくなっている場合にはその分を加算する演算などにより送出処理がコピー可能回数内であれは複製を送出したりする。
また、過去にコンテンツを送出した端末装置4との情報の送受信が実施できず、端末装置4のコンテンツの格納状態や実施状態を確認できない場合、例えばコピーが1回されている状態と判断し、複製やストリーミングを適宜制限する。
なお、図5は、複製が1回のみ可能とされた許諾情報のコンテンツの場合で、過去にコンテンツが送出された端末装置4が接続されているので、コンテンツが戻された状態と判断し、他の端末装置4への複製の送出はできないがストリーミングを可能とした例示である。図6は、複製が1回のみ可能とされた許諾情報のコンテンツの場合で、過去にコンテンツが送出された端末装置4が接続されていないのでコンテンツの持ち出しと判断し、他の端末装置4でのストリーミングを禁止する例示である。このように、送出制限手段337は、許諾情報に基づいて、接続状態および実行可能状態を適宜判断し、端末装置4へのコンテンツの送出状況を設定し、コンテンツ送出手段336にてサーバ送受信手段331を介して適宜コンテンツを送出させる処理をする。
再生処理手段338は、端末装置4やサーバからサーバ読取手段335にて読み取ったコンテンツを適宜処理し、記憶手段320に適宜記憶させたり、テレビジョン5や音響装置6で再生させたりする。また、再生処理手段338は、記憶手段320に記憶されたコンテンツをいわゆるストリーミングのために復号化したり、サーバから配信されたコンテンツや端末装置4から取得したコンテンツを記憶させる際にファミリタグにて暗号化したりする。すなわち、再生処理手段338は、前述した暗号化/復号化手段34を備えている。
〔4〕端末装置4の内部構成
次に、端末装置4の内部構成について詳細に説明する。
図7には、端末装置4の概略構成が示されている。
端末装置4は、端末操作手段410と、端末実行手段としての端末発音手段420と、端末実行手段としての端末表示手段430と、端末記憶手段440と、コンピュータとしての端末演算手段450とを備えている。そして、端末発音手段420および端末表示手段430が再生装置45を構成する。
端末操作手段410は、操作手段310と同様に、利用者にて操作可能な図示しない例えばボタンやつまみなどを備えている。この端末操作手段410は、端末装置4の各種動作、例えば配信されるコンテンツをサーバから取得させる動作、記憶するコンテンツやサーバ装置3に記憶するコンテンツを端末発音手段420や端末表示手段430で実行させる動作、記憶するコンテンツをサーバ装置3で実行あるいは転送させる動作などを設定する。
そして、端末操作手段410は、これらボタンやつまみなどの操作に対応して所定の信号を端末演算手段450へ出力する。
端末発音手段420は、図示しないスピーカを有している。この端末発音手段420は、端末演算手段450から出力される音楽データや音声データなどの音データを取得し、適宜増幅処理などをしてスピーカから発音により音データを再生させる。
端末表示手段430は、図示しない表示パネルを有している。この端末表示手段430は、端末演算手段450から出力される画像データや映像データなどの像データを取得し、表示パネルで表示により像データを再生させる。
端末記憶手段440は、端末演算手段450から出力されるコンテンツを含む各種情報を取得し、適宜記憶する。この端末記憶手段440には、前述した端末グループDB41と端末コンテンツDB42となどが設けられている。なお、端末記憶手段440は、グループ情報やコンテンツを記憶するのみならず、例えばメモリなどのように、各種処理に対して各種情報をも読み出し可能に記憶する。
端末演算手段450は、例えばサーバ装置3やサーバなどとコンテンツを含む各種情報を送受信し、情報を適宜処理する。この端末演算手段450は、端末情報取得手段および転送手段として機能する端末送受信手段451と、端末実行手段としての端末再生処理手段452とを備えている。
端末送受信手段451は、前述した端末ネットワークインターフェース43を備えている。この端末送受信手段451は、各種情報を送受信可能に処理し、端末ネットワークインターフェース43により各種情報を送受信させる。
端末再生処理手段452は、端末コンテンツDB42に記憶されたコンテンツ、あるいはサーバ装置3からいわゆるストリーミング出力されるコンテンツを、端末発音手段420や端末表示手段430にて再生させるために適宜処理する。また、端末再生処理手段452は、サーバ装置3から送出される暗号化されたコンテンツを復号化し、端末コンテンツDB42に記憶させる。すなわち、端末再生処理手段452は、前述した復号化手段44を備えている。
さらに、端末再生処理手段452は、ネットワークを介してサーバから配信されるコンテンツを取得し、適宜端末コンテンツDB42へ記憶させる。また、端末再生処理手段452は、端末コンテンツDB42に記憶するコンテンツをサーバ装置3へ転送処理する。具体的には、端末コンテンツDBに記憶されたコンテンツを端末送受信手段451にてサーバ装置3へ送出するとともに、この送出したコンテンツを端末コンテンツDBから削除する処理をする。また、端末再生処理手段452は、サーバ装置3のサーバ読取手段335からの要求に基づいて、端末コンテンツDBに記憶するコンテンツを読み取り、いわゆるストリーミング出力させる。
〔5〕システムの作用
次に、前記コンテンツ処理システム1の作用をフローチャートに基づいて説明する。尚、前記コンテンツ処理システム1では、コピー要求と、ストリーミング再生要求によって作用が異なるため、以下の説明ではこれらの態様に応じた説明を行う。
(5-1) 端末装置4からコンテンツのコピー要求があった場合
端末装置4からコピー要求があった場合は、図8に示されるフローチャートに基づいて、サーバ装置3から端末装置4にコンテンツの送出が行われる。
(1) サーバ装置3は、端末装置4からコンテンツの送出を要求する旨の信号の有無を判断、すなわち送出要求の待機状態となっている(ステップS1)。
(2) 端末装置4からコンテンツを送出する旨の要求信号が出力される(ステップS2)と、サーバ装置3は、グループ情報比較手段334により、要求のあった端末装置4のグループ情報とグループDB31に記憶するグループ情報とを比較する(ステップS3)。具体的には、端末操作手段410の所定の操作により出力される信号に基づいて、端末演算手段450は、所定のコンテンツを要求する旨の信号および端末記憶手段440に記憶された端末装置4を特定する例えば機番やID番号などの固有情報を一体化したコンテンツの送出を要求する要求信号を生成し、通信手段2を介してサーバ装置3に送出する。サーバ装置3のグループ情報比較手段334は、端末装置4に対してファミリタグ送出する旨の要求を生成し、サーバ送受信手段331を介して、その端末装置4に対してファミリタグの送出を要求する旨の信号を出力させ、グループ情報比較手段334は、端末装置4から送出されたファミリタグに基づいて、比較判定を行う。なお、グループ情報比較手段334は、所定回数の送出要求、あるいは所定時間経過しても情報が送信されない場合には、端末装置4は実行権限を有しないものと判断する。
(3) 両者のファミリタグが対応関係にないと、グループ情報比較手段334が判定すると、サーバ装置3は、実行権限がない端末装置4からの要求信号の出力であると判断し、要求のあった端末装置4へコンテンツを送出できない旨のメッセージを表示出力信号又は音声出力信号として送出する(ステップS4)。
(4) サーバ装置3及び端末装置4のファミリタグが相互に対応関係ありと、グループ情報比較手段334が判定すると、サーバ装置3の送出制限手段337は、コンテンツDB32内の要求コンテンツに対応する許諾回数を参照しながら、当該コンテンツをコピー送出できるものであるかを判定する(ステップS5)。具体的には、サーバ送出制限手段337は、現在のコンテンツのコピー送出した端末装置4を探索し、その送出した端末装置4の数を取得して、コンテンツDB32内の許諾回数からその数を減算した値に基づいて、送出制限を行うか否かを判定する。例えば、許諾回数が2で既に2台の端末装置4にコピー送出をしている場合、サーバ送出制限手段337は、それ以上コピー送出することはできないと判定し、その旨のメッセージを信号として、要求信号が出力された端末装置4に対して送出する(ステップS4)。
(5) 一方、例えば、許諾回数2に対して、1台の端末装置4にコピー送出しており、許諾回数にまだ余裕がある場合、サーバ送出制限手段337は、コンテンツのコピー送出が可能であると判定し、コンテンツ送出手段336によりサーバ送受信手段331を介して対象の暗号化されているコンテンツを端末装置4に送出する(ステップS6)。
(6) この際、端末装置4の端末演算手段450は、サーバ装置3からの回答待ち状態にあり、回答中にコンテンツがあるか否かを監視している(ステップS7)。そして、サーバ装置3からコンテンツが送出されたと認識すると、端末演算手段450は、送出されたコンテンツを端末コンテンツDB42に記憶保存する(ステップS8)。
(7) 端末装置4を操作して送出されたコンテンツを指定して再生実行操作を行うと、端末再生処理手段452は、復号化手段44を用いて端末コンテンツDB42内に保存された対象コンテンツを復号化し、再生処理を実行する(ステップS9)。
(8) このように端末装置4におけるムーブ・コピー再生実行が可能な状態となった場合、サーバ装置3の送出制限手段337は、コンテンツを1台の端末装置4に送出したので、常駐メモリ上の残存許諾回数を1つ減算する(ステップS10)。続けて、送出制限手段337は、減算した残存許諾回数が0であるか否かを判定し(ステップS11)、残存許諾回数が0の場合、これ以上のコピー送出はできないと判定して、コンテンツの再生及び送出をフリーズさせ、実行不可能状態とする(ステップS12)。
(9) 端末装置4の使用者が端末装置4の操作手段を操作して、送出を受けたコンテンツの利用を終了したいと考え、端末コンテンツDB42内のコンテンツの利用を終了する旨の命令を入力すると(ステップS13)、端末演算手段450は、該当するコンテンツを端末コンテンツDB42から削除するとともに、その旨をサーバ装置3に送出する(ステップS14)。
(10) 端末装置4からコンテンツが削除された旨がサーバ装置3で受け付けられると、送出制限手段337は、残存許諾回数を1つ回復する操作を行う(ステップS15)。
(5-2) 端末装置4からコンテンツのストリーミング再生要求があった場合
端末装置4からストリーミング再生要求があった場合は、図9に示されるフローチャートに基づいて、サーバ装置3から端末装置4にコンテンツの送出が行われる。
(1) サーバ装置3における待機状態(ステップS1)、端末装置4からの要求信号の出力(ステップ2)、グループ情報の比較判定(ステップS3)、及びメッセージ送信(ステップ4)に関しては、前述した(5-1)の場合と同様のため、説明を省略する。
(2) サーバ装置3の送出制限手段337は、前述と同様に、要求コンテンツに対応する許諾回数を参照しながら、コンテンツ送出が可能であるかを判定する(ステップS5)。そして、許諾回数内であると判定されると、後述するストリーミング再生の実行に移行する。
(3) 前記ステップ5において、他の端末装置4に該当するコンテンツを既にコピー送出してしまい、残存許諾回数が0であると判定された場合、送出制限手段337は、コンテンツをコピー送出した端末装置4がサーバ3を含むネットワーク上に接続され、通信可能であるか否かを判定する(ステップS16)。コンテンツをコピー送出した端末装置4が通信手段2を介してサーバ装置3と接続されていない場合には、送出制限手段337は、ストリーミングによる再生ができない旨を端末装置4にメッセージ送信する(ステップS4)。尚、コンテンツの許諾回数が2であり、コンテンツをコピー送出した2台の端末装置4のいずれも接続されていない場合、送出制限手段337は、いずれも接続されていない場合を接続されていないと判定し、少なくともいずれか一方が接続されていれば、コンテンツをコピー送出した端末装置4が接続されていると判定する。前者が前述した図6の場合であり、後者が前述した図5の場合である。また、前述した通信手段2を介したサーバ装置3との接続は、サーバ装置3を含む家庭内LANや、サーバ装置3に対して無線等で一時的に接続するアドホック接続等の近距離範囲内での通信接続を意味し、公衆回線を経由したインターネット接続のようなものは、含まなくともよい。
(4) コピー送出した端末装置4が通信手段2を介して接続されていると、送信制限手段337が判定すると、サーバ装置3の再生処理手段338は、暗号化/復号化手段34を用いて、コンテンツDB32内の目的コンテンツの再生処理をしながら、順次端末装置4にパケット単位でストリーミングする(ステップS17)。
(5) 端末装置4では、ストリーミングにより受信されるパケットをバッファに蓄積しながら、順次再生出力し(ステップS18)、再生と同時に次のパケットのストリーミングを要求する(ステップS19)。
(6) 上記(4)、(5)は、ストリーミング再生されるコンテンツが終了するまで繰り返され、コンテンツが終了したらストリーミングを終了する(ステップS20)。
(5-3) 端末装置4に格納されたコンテンツを他のサーバ装置で再生する場合
例えば、図10に示される例のように、サーバ装置3Aのファミリタグを有する端末装置4に、サーバ装置3Aからコピー又はムーブによって格納されたコンテンツ、又は、端末装置4で独自にダウンロードしたコンテンツを、異なるサーバ装置3Bで再生する場合、
(a)端末装置4をコンテンツサーバのような位置づけとして、ストリーミングによりコンテンツを再生実行する場合、(b)端末装置4から異なるサーバ装置3Bにムーブによりコンテンツを移動させ、当該サーバ装置3Bで再生実行する場合が考えられる。
(a) 端末装置4に格納されたコンテンツを他のサーバ装置3でストリーミング再生する場合
この場合、図11に示されるフローチャートに基づいてストリーミング再生が行われる。
(1) 利用者が端末装置4を操作してストリーミング再生を行うための接続要求を行うと、端末装置4の端末送受信手段451は接続要求信号を出力して、サーバ装置3Bのネットワーク環境下への接続要求を行う(ステップS21)。サーバ装置3Bは、この接続要求に対して、接続の受け付けを行い、接続が確保された旨の応諾信号を出力する(ステップS22)。尚、この段階では、サーバ装置3B側では、ストリーミング再生のみを行うことを認識し、ファミリタグの照合等は行わない。
(2) 接続が確保されたら、端末装置4は、端末コンテンツDB42に格納されたコンテンツを、端末再生処理手段452の復号化手段44によって復号化し、コンテンツの再生を開始する(ステップS23)。コンテンツの再生が開始されると、端末送受信手段451は、コンテンツをパケット単位でストリーミングする(ステップS24)。
(3) サーバ装置3Bでは、ストリーミングにより受信されるパケットをバッファに蓄積しながら、端末装置4から送られたコンテンツを、サーバ装置3Bに接続されたスピーカで順次音声出力したり、接続された画像表示装置に順次画像出力しながら、再生と同時に次のパケットのストリーミングを端末装置4に対して要求する(ステップS26)。
(4) 上記(2)、(3)は端末装置4で再生されるコンテンツが終了するまで繰り返され(ステップS27)、端末装置4の端末送受信手段451は、コンテンツの再生が終了したら、その旨をサーバ装置3Bに対して出力する(ステップS28)。
(5) サーバ装置3Bでは、コンテンツの再生が終了した旨の信号を受信したら、端末装置4との接続を切断する(ステップS29)。
(b) 端末装置4で取得されたコンテンツをサーバ装置3Bに移動させて再生する場合
この場合、図12に示されるフローチャートに基づいて、ムーブ再生が行われる。
(1) 端末装置4を例えば、公衆回線網8等に直接接続し、インターネット上の所望のサイトにアクセスすると、コンテンツをダウンロード等により取得することが可能となり(ステップS30)、取得されたコンテンツは、端末装置4の端末コンテンツDB42に格納される(ステップS31)。
(2) 利用者が端末装置4を操作してサーバ装置3Bとの接続を要求すると、端末演算手段450は、その旨の信号を出力し(ステップS32)、サーバ装置3Bのサーバ送受信手段331で受け付けられ(ステップS33)、サーバ装置3Bは、自己のグループ情報であるファミリタグを含む応諾信号を端末装置4に対して出力する。
(3) 応諾信号を受け取った端末装置4の端末演算手段450は、応諾信号中に含まれるサーバ装置3Bのファミリタグが自己の端末グループDB41内にあるファミリタグに対応するものであるか否かを判定する(ステップS34)。対応しないものである場合には、端末装置4の端末表示手段430上にメッセージ表示してSHおりを終了する(ステップS35)。
(4) 端末演算手段450が対応関係あり、と判断した場合、端末送受信手段451は、送信対象となるコンテンツをサーバ装置3Bに対して送出する(ステップS36)。
(5) 送出されたコンテンツは、サーバ装置3Bのサーバ送受信手段331で受け付けられ、コンテンツDB32に記憶保存される(ステップS37)。
(6) 端末装置4の端末演算手段450は、コンテンツの送出が終了したら、端末コンテンツDB42内に格納されたコンテンツを削除して処理を終了する(ステップS38)。一方サーバ装置3Bでは、送出されたコンテンツの記憶保存が終了したら、接続を切断して(ステップS39)、処理を終了する。
〔6〕実施形態の効果
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、コンテンツを共有して実行可能な例えば家族や会社内の一部署、サークル活動などの限られたグループを特定するグループ情報であるファミリタグを有する端末装置4にのみ通信手段2を介してコンテンツを実行可能にコピーして送出する。そして、このコンテンツを送出した端末装置4が情報を送受信可能に接続されていないことを通信状態検出手段332にて認識した場合、コンテンツの持ち出しと判断して、コンテンツDB32に記憶されているコンテンツを、通信手段2を介して情報を送受信可能に接続されている他の端末装置4へ送出することを制限、例えばコピーを禁止、あるいはいわゆるストリーミング出力を禁止して実行できないようにしたり、コンテンツの許諾情報に基づいてさらに実行可能にコピーさせたり、ストリーミング出力をしたりする。
このため、コンテンツの実行制限に対応して適切にコンテンツの実行を制御でき、コンテンツを適切に保護できるとともに、利用者の利便性を向上できる。
また、端末装置4が通信手段2を介して情報を送受信可能に接続されていない状態でコンテンツ送出手段から送出されたコンテンツを実行できる端末発音手段420や端末表示手段430を備えている。
このため、このような取得したコンテンツをサーバ装置3から独立して実行できる構成において、特にコンテンツの適切な保護ができる。また、端末装置4が独立して実行できることから、例えば端末装置4を携帯して外部で実行させるなどもでき、コンテンツの利用状況の自由度を向上でき、利用者の利便性をさらに向上できる。
そして、コンテンツ送出手段336にてコンテンツDBに記憶するコンテンツと同一のコンテンツを送出する場合、コンテンツが送出された端末装置4が接続されていないことを通信状態検出手段332にて認識すると、許諾情報に基づいて送出制限手段337が他の端末装置4へコンテンツを送出、例えばコピーさせたり、ストリーミング出力させたりすることを禁止している。
このため、コンテンツを送出した端末装置4が接続されていない場合、コンテンツの持ち出し状態と同じ状態と判断し、例えばCDを持ち出した場合と同様に、コンテンツの送出の禁止により他の端末装置4ではコンテンツの実行ができなくなり、確実にコンテンツの保護ができる。
さらに、送出したコンテンツが端末装置4で実行可能か否かを実行可能判断手段333にて判断し、実行不可能である場合には他の端末装置4へのコンテンツの送出を可能としている。
このため、例えばコンテンツを取得した端末装置4が不要と判断してコンテンツを削除、あるいは利用状況によりコンテンツのデータが損傷するなどしてコンテンツが実行不可能となった場合などでは、他ではコンテンツが実行されない状況となっているので、他の端末装置4で実行可能とすることで、例えばサーバから再び配信されるコンテンツを取得したり、テレビジョン5や音響装置6などから再び記憶し直すなどの動作や処理が不要で、利用者の利便性をさらに向上できる。
また、コンテンツの実行許諾として、コンテンツのコピー回数やストリーミング可能か否かなどのコンテンツを並行して実行可能な端末装置4の数に関する許諾情報をコンテンツに一体的に設け、このコンテンツを端末装置4へ送出した回数を許諾情報の許諾条件の数から減算、すなわち既に送出した回数が許諾条件の数となっていないか否かを判断し、許諾条件を満足すれば送出要求する端末装置4へコンテンツの送出を可能としている。
このため、コンテンツの実行許諾に関する許諾情報に対応して適切にコンテンツの実行のための送出ができ、適切なコンテンツの利用が簡単な演算処理により容易に得られる。
また、端末装置4からの送出要求に応じて許諾情報に基づいてコンテンツの送出可否を決定している。このため、送出要求毎に適切にコンテンツの送出を実行することで、確実なコンテンツの保護ができる。
なお、複数の端末装置4から略同時に送出要求がある場合でも、許諾条件の数に応じて演算する処理により、一括して処理も可能となり、処理効率の向上が容易に図れる。
さらに、コンテンツの送出要求として、いわゆるダウンロードである複製の送出要求かストリーミング出力かに応じて、許諾情報に基づいてコンテンツの送出可否を決定している。このため、コンテンツの利用状況に応じてコンテンツの送出形態が設定され、許諾条件内で適切に利用状況に応じてコンテンツを送出でき、コンテンツを保護しつつ利用者の利便性を向上できる。
また、過去に送出したコンテンツが実行可能に記憶された端末装置4が通信手段2を介して送受信可能に接続する状態であることを通信状態検出手段332にて認識、あるいはコンテンツが送出された端末装置4がコンテンツを実行不可能であることを認識すると、許諾条件の実行可能数から減算する回数に認識した端末装置4の接続台数を加算、すなわちコンテンツの送出可能台数を接続台数分増やしている。
このため、過去に送出したコンテンツが実行可能に記憶された端末装置4がサーバ装置3に接続する状態では、持ち出されるコンテンツが返却されている状態と同じと判断し、その分の実行の許諾条件が緩和され、他の端末装置4で利用できるようになり、実行する回数のみで管理する場合に適切にコンテンツを利用する環境下、途中で利用できなくなるなどの不都合を防止でき、許諾情報に対応して適切にコンテンツを実行でき、保護を図りしつつコンテンツの有効利用が図れ、利用者の使い勝手が向上して利用者の利便性を向上できる。
そして、コンテンツを送出する際に、送出毎に送出先の端末装置4を特定する固有情報と合わせて履歴情報を更新する処理をしている。このため、許諾情報に基づくコンテンツの送出可否を判断する際、履歴情報に基づいて過去にコンテンツを送出した端末装置4を容易に特定でき、過去に送出したコンテンツが実行可能に記憶された端末装置4の接続状態の有無を容易に認識でき、処理効率を向上できる。
また、サーバ装置3がサーバ送受信手段331によりネットワークを介してコンテンツを取得し、コンテンツDB32に記憶可能としている。
このため、ネットワークを介して配信されるコンテンツでも、例えば複雑な暗号化や復号化のための処理を実行する構成を利用することなく、ファミリタグを利用した適切なコンテンツの保護および利用者の利便性の向上が容易に得られる。したがって、暗号化や復号化のための処理負荷やコンテンツのネットワークを介した配信時の負荷の低減などが容易に図れる。
そして、特にネットワークを介して配信される例えばMP3(MPEG (Motion Picture Expert Group) audio layer 3)により圧縮されて複製が容易なコンテンツなどでも、適切な保護が容易にできる。
さらに、サーバ装置3には、例えば操作手段310の所定の操作に基づいて、コンテンツDB32に格納したコンテンツや通信手段2を介して端末装置4からストリーミング出力されサーバ読取手段335にて読み取ったコンテンツを、接続されたテレビジョン5や音響装置6で実行可能としている。このため、端末装置4のみでコンテンツを実行する場合に限らずサーバ装置3にて実行させることができ、より利用者による利用状況の自由度を向上でき、さらなる利便性の向上が得られる。
また、過去に端末装置4へ送出されて実行可能な状態となっているコンテンツをテレビジョン5や音響装置6で実行する場合、許諾情報に基づいてその端末装置4が接続されていないことを認識するとコンテンツの実行を制限、場合によっては禁止している。このため、コンテンツが端末装置4に実行可能に送出されている状態ではコンテンツの持ち出しと同様と判断して、テレビジョン5や音響装置6での実行を制限するので、より適切なコンテンツの保護ができる。
そして、サーバ装置3でコンテンツを統括管理し、実行させる端末装置4へ適宜送出するシステム構成としている。
このため、例えば端末装置4を携帯して外部で実行させるなど利便性を向上できるとともに、グループ情報を持たせて送出制限することでコンテンツの保護が簡単な構成で確実にでき、コンテンツの保護および利便性の向上の双方が容易に得られる。
また、端末装置4としてネットワークを介してコンテンツを取得可能とし、このコンテンツをサーバ装置3へ転送可能としている。
このため、例えば端末装置4を携帯して外部でもコンテンツを取得することが可能となり、また同一のグループ内での実行させることも可能で、利便性のさらなる向上が容易に得られるとともに、サーバ装置3へ転送により端末装置4にはコンテンツは残らず実行および転送できない状態となるので、コンテンツも適切に保護できる。
〔7〕実施形態の変形
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は、この実施形態に限られるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計の変更が可能である。
例えば、実行するコンテンツとしては、上述したような音楽データや音声データあるいは画像データや映像データなどの再生させるデータのほか、ビデオゲームやアプリケーションソフトウェアなど、いずれのデータを対象とすることができる。
そして、サーバ装置3がコンテンツを取得する構成として、ネットワークを介してサーバから取得する構成のほか、テレビジョン5や音響装置6などから読み取って取得したり、端末装置4から読み取って取得したりするなど、いずれの方法を適用することができる。
また、コンテンツの送出可否の判断処理として、図7に示すような動作、例えばコンテンツの送出要求に基づいてダウンロード要求かストリーミング出力要求かを判断する場合に限らず、例えば利用者によるダウンロード要求かストリーミング出力要求かの設定による送出方法の要求をあらかじめ認識し、ダウンロード要求やストリーミング要求のそれぞれの動作処理で別々に処理するなど、いずれの方法で送出可否の判断をすることができる。
そして、許諾条件に基づいて送出可否を判断したが、許諾条件をコンテンツに設けない、あるいは許諾条件を判断せず、例えばコンテンツを1つのCDのような記録媒体と同様にコンテンツを取り扱う処理をするなど、いずれの方法が適用できる。すなわち、CDに記録された楽音コンテンツをMD等にコピーできる等の方法と同様の方法を採用することができる。なお、上述したように、許諾条件に基づいて送出可否を判断することにより、より適切なコンテンツの保護および有効利用ができる。
通信状態検出手段332で通信状態を検出し、実行可能判断手段にて送出したコンテンツが実行可能な否かを判断して送出可否を適宜設定したが、この構成に限らず、例えば1つの処理手段にて通信状態や実行可能の可否判断などをするなど、いずれのプログラム構成とすることができる。
なお、プログラム構成に限らず、電気回路にて構成したり、1つの素子にて構成したり、あるいは各構成をそれぞれコンピュータにて構成されて適宜接続したネットワーク構成とするなど、いずれの形態を採ることができる。すなわち、本発明のコンピュータとしては、1台のコンピュータに限らず、ネットワーク構造としたもの、1つの素子としたもの、電気回路にて構築したものなど、いずれが対象となる。
そして、プログラム構成とすることで、例えば構築したプログラムをコンピュータに読み取らせてコンピュータをサーバ装置3や端末装置4として機能させることが容易にでき、利用の拡大、製造性の向上、コストの低減などが容易に図れる。そして、このプログラム構成をコンピュータが読取可能に記録媒体、例えばメモリや光ディスクなどに記録した構成とすることで、上述したようにプログラムをコンピュータに読み取らせることが容易で、プログラム構成が容易に取り扱いでき、容易に利用の拡大が図れる。
また、グループ情報にてコンテンツを暗号化して記憶して説明したが、単にコンテンツを記憶してグループ情報の同一性の判断によりコンテンツの送出可否を判断するなどしてもよい。なお、コンテンツを暗号化して記憶することにより、例えばグループ情報比較手段334にてグループ情報の同一性の判断をせずとも、送出要求に対応して暗号化されたコンテンツを送出しても、グループ情報が異なれば復号化できずに実行できないため、同様の効果が得られる。
さらに、コンテンツの暗号化とグループ情報の同一性の判断の双方処理により、より確実なコンテンツの保護ができる。
そして、コンテンツの送出回数に基づいて演算する構成に限らず、例えばコンテンツの利用期間が許諾情報として設定されている場合、計時手段などの現在時刻を計時する手段を設け、利用期間と計時手段による計時に基づいて送出可否を判断するなど、許諾条件に対応して適宜送出可否を判断すればよい。
また、端末装置4でもネットワークを介してサーバから配信されるコンテンツを取得可能としたが、サーバ装置3のみ、さらには上述したようにネットワークを介しては取得しない構成などとしてもよい。
さらに、端末装置4のみサーバから取得可能としてもよい。
なお、端末装置4がサーバ装置3のように、サーバ的機能を設けてコンテンツを管理、例えば端末装置4でコンテンツの送出を許諾・制限するチェックアウト管理をしてもよい。特に、端末装置4でインターネットなどによりコンテンツを取得する構成においては有効である。
また、端末装置4で取得したコンテンツをサーバ装置3へ転送する処理の際、グループ情報が同一であるサーバ装置3のみ送出したが、同一でない場合に転送処理したり、他の端末装置4へ転送処理したりしてもよい。このようなグループ情報が異なる機器へコンテンツを送出する場合では、コンテンツを譲渡したものと判断する。
すなわち、コンテンツを譲渡した場合と同様に、グループ情報を書き替えたり、送信元のコンテンツを削除したりするなど上述したコンテンツの転送と同様に処理すればよい。
但し、グループ情報が異なるサーバ装置3へコンテンツを転送する場合、許諾情報で複製が制限されたコンテンツでは、グループ情報が同一のサーバ装置3から複製されたコンテンツを転送できないように処理する必要がある。例えば、サーバ装置3から転送されたコンテンツには、フラグ情報を一体的に関連付け、さらに転送できないようにすることなどが例示できる。
なお、本実施形態では、コンテンツの複製が1回のみに制限された場合の他、コンテンツの複製を所定回数のみ可能な場合や、コンテンツの複製を所定期間のみ可能な場合などにも適用できる。
また、前述した(5-1)では、コピー元のサーバ装置3に対して、端末装置4内のコンテンツが削除されたことを通知することにより、許諾回数の回復がなされるようにしていたが、本発明はこれに限られない。
すなわち、図10に示されるように、サーバ装置3A及びサーバ装置3Bがネットワーク8を介して接続され、加えて、サーバ装置3A及びサーバ装置3Bのそれぞれのファミリタグに、親子関係又は兄弟関係のようなリンクが生成されており、端末装置4に格納されたコンテンツがサーバ装置3Aからコピー送出されたものである場合、サーバ装置3Bに対して、端末装置4内のコンテンツが削除されたことを通知し、サーバ装置3Bがこれを認識して、サーバ装置3Aに対してその旨を通知すると、サーバ装置3AのコンテンツDB内の該当するコンテンツの許諾回数を復元するようにしてもよい。
本発明は、音楽データや音声データあるいは画像データや映像データ、さらにはビデオゲームやアプリケーションソフトウェアなど、ネットワークを介して配信されるコンテンツ、記録媒体に記録されたコンテンツ、テレビ放映されたコンテンツなど、家族内や所定のグループ内で実行するための処理に利用できる他、端末装置4自体を携帯電話や携帯用ゲーム機を利用することにも適用できる。
本発明の一実施形態に係るコンテンツ処理システムの概略構成を示す概念図。 前述のコンテンツ処理システムにおけるサーバ装置を構成するグループDBの構造を表す模式図。 前述のコンテンツ処理システムにおけるサーバ装置を構成するコンテンツDBの構造を表す模式図。 前述のコンテンツ処理システムにおけるサーバ装置の概略構成を示すブロック図。 前述の実行権限のある端末装置がサーバ装置に接続されて各端末装置でコンテンツが実行可能な状態を示す概念図。 前述のコンテンツを記憶する端末装置がサーバ装置に非接続で他の端末装置でコンテンツが実行不可能な状態を示す概念図。 前述のコンテンツ処理システムにおける端末装置の概略構成を示すブロック図。 前述のコンテンツ処理システムの作用を説明するフローチャート。 前述のコンテンツ処理システムの作用を説明するフローチャート。 前述のコンテンツ処理システムの作用を説明するための模式図。 前述のコンテンツ処理システムの作用を説明するフローチャート。 前述のコンテンツ処理システムの作用を説明するフローチャート。
符号の説明
1…コンテンツ処理システム
2…通信手段
3、3A、3B…サーバ装置
4…端末装置(コンテンツ処理装置)
5…テレビジョン(実行手段)
6…音響装置(実行手段)
31…グループDB(グループ情報格納手段)
32…コンテンツDB(格納手段)
41…端末グループDB(端末グループ情報格納手段)
42…端末コンテンツDB(端末格納手段)
45…再生装置(端末実行手段)
330…コンピュータとしての演算手段
331…サーバ送受信手段(コンテンツ取得手段)
332…通信状態検出手段
333…実行可能判断手段
335…サーバ読取手段(読取手段)
336…コンテンツ送出手段
337…送出制限手段
338…再生処理手段(実行手段)
420…端末発音手段(端末実行手段)
430…端末表示手段(端末実行手段)
450…コンピュータとしての端末演算手段
451…端末送受信手段(端末情報取得手段、転送手段)
452…端末再生処理手段(端末実行手段)

Claims (15)

  1. 複数の端末装置と通信接続されるサーバ装置であって、
    ンテンツを格納する格納手段と、
    前記コンテンツを実行可能なグループを特定するグループ情報を格納するグループ情報格納手段と、
    前記複数の端末装置との通信状態を検出する通信状態検出手段と、
    前記複数の端末装置のうち、前記グループ情報に対応するグループ情報を保持する端末装置に、前記コンテンツを送出するコンテンツ送出手段と、
    前記複数の端末装置のうち、前記コンテンツ送出手段により既に前記コンテンツ送出された端末装置が該サーバ装置に通信接続されていないことが前記通信状態検出手段により検出されると、前記複数の端末装置のうち、該サーバ装置と通信接続され、前記グループ情報に対応するグループ情報を保持する他の端末装置へ前記コンテンツ送出手段による前記コンテンツの送出を制限する送出制限手段と
    を具備し
    前記コンテンツは、前記コンテンツを並行して実行可能な前記端末装置の数に関する許諾情報を有し、
    前記送出制限手段は、前記コンテンツ送出手段にて前記コンテンツを前記端末装置へ送出した回数を前記許諾情報の数から減算し、減算された前記許諾情報の数に応じて、前記端末装置への前記コンテンツの送出が可能か否かを決定し、該許諾情報の数が0であると判定し、該コンテンツが既に送出された前記端末装置が該サーバ装置に通信接続されていることが前記通信状態検出手段により検出された場合に、前記コンテンツ送出手段による前記他の端末装置への前記コンテンツのストリーミングによる送出を可能とする
    ことを特徴とするサーバ装置。
  2. 請求項1に記載のサーバ装置において、
    前記送出制限手段は、既に前記コンテンツが送出された前記端末装置が接続されていないこと前記通信状態検出手段により検出されると、前他の端末装置への該コンテンツの送出を禁止することを特徴とするサーバ装置。
  3. 請求項2に記載のサーバ装置において、
    前記端末装置からの通知に基づいて、前記コンテンツ送出手段により送出された前記コンテンツを該端末装置が実行可能か否かを判断する実行可能判断手段を具備し、
    前記端末装置から前記コンテンツが削除されたことを示す通知が受け付けられて、前記実行可能判断手段により前記端末装置に前記コンテンツの実行が不可能である判断されると、前記送出制限手段は、前記コンテンツ送出手段による前記他の端末装置への前記コンテンツの送出を可能とする
    ことを特徴とするサーバ装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一に記載のサーバ装置において、
    前記端末装置からの通知に基づいて、前記コンテンツ送出手段から送出された前記コンテンツを該端末装置が実行可能か否かを判断する実行可能判断手段を具備し、
    既に前記コンテンツが送出された前記端末装置が該サーバ装置通信接続されていること前記通信状態検出手段により検出され該端末装置から前記コンテンツが削除されたことを示す通知が受け付けられて、該端末装置が前記コンテンツを実行不可能であると前記実行可能判断手段により判断されると、前記送出制限手段は、減算された許諾情報の数を回復させる
    ことを特徴とするサーバ装置。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれか一に記載のサーバ装置において、
    ネットワークを介して配信されるコンテンツを取得して前記格納手段に格納させるコンテンツ取得手段を備えた
    ことを特徴とするサーバ装置。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれか一に記載のサーバ装置において、
    前記格納手段に格納されたコンテンツを実行する第1実行手段を具備し、
    前記第1実行手段は、前記コンテンツ送出手段にて前記コンテンツ送出された前記端末装置が前記通信状態検出手段により接続されていないこと検出されると、コンテンツの実行を制限する
    ことを特徴とするサーバ装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一に記載のサーバ装置において、
    該サーバ装置に接続された前記端末装置に格納された前記コンテンツを読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた前記コンテンツを実行する第2実行手段と、
    を具備する
    ことを特徴とするサーバ装置。
  8. サーバ装置と通信接続して、該サーバ装置から送出されるコンテンツを実行するコンテンツ処理装置であって、
    前記コンテンツは、前記コンテンツを並行して実行可能な前記コンテンツ処理装置の数に関する許諾情報を有し、
    前記サーバ装置は、
    前記コンテンツを格納する格納手段と、
    前記コンテンツを実行可能なグループを特定するグループ情報を格納するグループ情報格納手段と、
    前記コンテンツ処理装置との通信状態を検出する通信状態検出手段と、
    前記グループ情報格納手段に格納されたグループ情報に対応するグループ情報を格納する前記コンテンツ処理装置にのみ前記コンテンツを送出するコンテンツ送出手段と、
    前記コンテンツが既に送出された前記コンテンツ処理装置が該サーバ装置に接続されていないことが前記通信状態検出手段により検出されると、該サーバ装置と通信接続され、前記格納されたグループ情報に対応するグループ情報を保持する他のコンテンツ処理装置への前記コンテンツの送出を制限する送出制限手段と、を備え、
    前記送出制限手段は、前記コンテンツ送出手段にて前記コンテンツを前記コンテンツ処理装置へ送出した回数を前記許諾情報の数から減算し、減算された前記許諾情報の数に応じて、前記コンテンツ処理装置への前記コンテンツの送出が可能か否かを決定し、該許諾情報の数が0であると判定し、該コンテンツが既に送出された前記コンテンツ処理装置が該サーバ装置に通信接続されていることが前記通信状態検出手段により検出された場合に、前記コンテンツ送出手段による前記他のコンテンツ処理装置への前記コンテンツのストリーミングによる送出を可能とし、
    該コンテンツ処理装置は、
    サーバ装置から送出される前記コンテンツを含む情報を取得する端末情報取得手段と、
    前記格納されたグループ情報に対応するグループ情報を格納する端末グループ情報格納手段と、
    前記端末情報取得手段により、前記端末グループ情報格納手段に格納された前記グループ情報対応する前記サーバ装置から取得された前記コンテンツを格納する端末格納手段と、
    前記端末格納手段に格納された前記コンテンツまたは前記グループ情報対応する前記サーバ装置に格納された前記コンテンツを読み取って実行する端末実行手段と
    を具備したことを特徴とするコンテンツ処理装置。
  9. ーバ装置、及び、該サーバ装置と通信接続される端末装置を備え、前記サーバ装置から送出されるコンテンツを前記端末装置により実行するコンテンツ処理システムであって、
    前記端末装置は、
    記サーバ装置から送出されるコンテンツを格納する端末格納手段と、
    前記コンテンツを実行可能なグループを特定するグループ情報を格納する端末グループ情報格納手段と、
    前記コンテンツを実行する端末実行手段と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記コンテンツを格納する格納手段と、
    前記グループ情報を格納するグループ情報格納手段と、
    前記端末装置との通信状態を検出する通信状態検出手段と、
    前記グループ情報格納手段に格納されたグループ情報に対応するグループ情報を格納する前記端末装置にのみ前記コンテンツを送出するコンテンツ送出手段と、
    記コンテンツが既に送出された前記端末装置が該サーバ装置に接続されていないことが前記通信状態検出手段により検出されると、該サーバ装置と通信接続され、前記格納されたグループ情報に対応するグループ情報を保持するの端末装置への前記コンテンツの送出を制限する送出制限手段と、を備え
    前記コンテンツは、前記コンテンツを並行して実行可能な前記端末装置の数に関する許諾情報を有し、
    前記送出制限手段は、前記コンテンツ送出手段にて前記コンテンツを前記端末装置へ送出した回数を前記許諾情報の数から減算し、減算された前記許諾情報の数に応じて、前記端末装置への前記コンテンツの送出が可能か否かを決定し、該許諾情報の数が0であると判定し、該コンテンツが既に送出された前記端末装置が該サーバ装置に通信接続されていることが前記通信状態検出手段により検出された場合に、前記コンテンツ送出手段による前記他の端末装置への前記コンテンツのストリーミングによる送出を可能とする
    ことを特徴とするコンテンツ処理システム。
  10. 請求項9に記載のコンテンツ処理システムにおいて、
    前記サーバ装置は、ネットワークを介して他のサーバ装置と各種情報を送受信可能に構成され、前記グループ情報格納手段に格納された前記グループ情報に対応するグループ情報が、前記他のサーバ装置およびこの他のサーバ装置に接続された前記端末装置に格納されていることを認識すると、前記他の端末装置で前記格納手段に格納された前記コンテンツを実行可能とする
    ことを特徴とするコンテンツ処理システム。
  11. 複数の端末装置と通信接続されるサーバ装置を用いて行われ、該サーバ装置により前記端末装置にコンテンツを送出するコンテンツ送出方法であって、
    前記コンテンツは、該コンテンツを並行して実行可能な前記端末装置の数に関する許諾情報を有し、
    該コンテンツ送出方法は、
    前記コンテンツの許諾情報に基づいて、前記複数の端末装置のうち、前記コンテンツを保持している端末装置を特定する端末特定ステップと、
    前記端末特定ステップにて特定された前記端末装置と前記サーバ装置との通信状態を検出する通信状態検出ステップと、
    前記通信状態検出ステップにて、前記端末装置と前記サーバ装置とが通信接続されていないことが検出されると、前記複数の端末装置のうち、該サーバ装置に接続され、かつ、前記コンテンツを実行可能なグループを特定するグループ情報を保持する他の端末装置へ前記コンテンツの送出を制限する送出制限ステップと、を有し、
    前記送出制限ステップは、前記コンテンツ送出手段にて前記コンテンツを前記端末装置へ送出した回数を前記許諾情報の数から減算し、減算された前記許諾情報の数に応じて、前記端末装置への前記コンテンツの送出が可能か否かを決定し、該許諾情報の数が0であると判定し、該コンテンツが既に送出された前記端末装置が該サーバ装置に通信接続されていることが前記通信状態検出手段により検出された場合に、前記コンテンツ送出手段による前記他の端末装置への前記コンテンツのストリーミングによる送出を可能とする
    ことを特徴とするコンテンツ送出方法。
  12. コンピュータを請求項1ないし請求項のいずれか一に記載のサーバ装置として機能させることを特徴とするコンテンツ処理プログラム。
  13. コンピュータを請求項8に記載のコンテンツ処理装置として機能させることを特徴とするコンテンツ処理プログラム。
  14. 請求項11に記載のコンテンツ送出方法をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするコンテンツ処理プログラム。
  15. 請求項12ないし請求項14のいずれか一に記載のコンテンツ処理プログラムコンピュータ読取可能に記録した
    ことを特徴とする記録媒体。
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