JP4567481B2 - 非侵襲式血液分析測定装置、及び血液測定方法 - Google Patents

非侵襲式血液分析測定装置、及び血液測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、非侵襲で血液の分析を行う装置に関し、詳しくは生体の血管に流れる血液を、波動を用いて計測し、血液検査に必要な血液成分を分析する装置及び方法に関する。
血液成分を分析することは、診断、治療等のために極めて重要である。一般に血液検査は、生体から血液を採取(採血)し、その試料を分析装置で分析することにより行われている。しかし、この採血時には生体に苦痛を与える上、採取された血液は、分析装置が設置されている検査室に運ばれてから分析されるため、診断中にリアルタイムで血液検査を行うことができない。しかも、肝炎やエイズなどの感染症患者に用いた採血用注射針での誤刺事故の懸念は常につきまとうことである。
そこで、生体から血液を採取することなく、全く非侵襲的に血液検査が行える装置の開発が長年にわたって要望されていた。また、そのような装置を、患者のベットサイドに持って行けば、病態をリアルタイムで把握することに有用となる。このような装置に関連する従来技術としては、生体表面から光を照射し、照射された領域を撮像し、画像処理によって、血液成分を解析する装置(例えば特許文献1)や、眼球の結膜毛細血管の赤血球を撮像する高速シャッタ付のビデオカメラを備えた分析装置が知られている(例えば、特許文献2)。
特開平8−206101号公報 特表平1−502563号公報
従来のように、光を生体に照射した場合、皮膚表面で乱反射される光が強い為、上記のような装置では、血管(血液)をコントラストよく撮像することができず、得られる画像から定量的な解析を行うことが容易でない。また、皮膚の色即ちメラニン色素の含有量によっては正確に測定できないという問題があった。また、眼球の結膜毛細血管を観察するには、被験者にとって非常に不快感があるという問題点があった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、生体内の動脈の血液を、超音波を用いて測定し、解析することにより、非侵襲で、不快感なく、容易に、血液を分析することが可能な装置を提供するものである。
本発明に係る非侵襲式血液分析測定装置及び血液測定方法は、上記課題を解決するために、生体表面から生体内の動脈血流に対する超音波の送受信を行う超音波送受信素子からなるセンサを用いて、時間変化する血流情報を超音波の送受信から得られるドップラー信号とパルスエコー信号によって観測する。さらに、得られたドップラー信号からドップラーシフト量成分毎の強度を求め、ドップラーシフト量成分毎の強度を積分する信号強度を求める。また、得られたパルスエコー信号から動脈血管径を求める。
信号強度が血流によって変化することを利用し、血流の最大時の信号強度と、血流の最小時の信号強度と、血流の最大時の血管径と、血流の最小時の血管径から、信号強度の変化割合と血管断面積の変化割合からヘマトクリット値に関する指標を演算する手段を備えることによって、上述の課題を解決するものである。
信号強度の変化割合とは、以下に記すものである。
送信信号強度をIoとおき、ある時間での受信信号強度Itとおくと、IoとItの関係は式1で表せる。
Figure 0004567481
ここで、F(x)は主に皮膚・生体内を伝播するときの減衰項、Gt(y)は主に血流からの反射項である。血流の最大時をImax、最小時をIminとすると、それぞれ式2、式3で表せる。
Figure 0004567481
Figure 0004567481
式2、式3において、ImaxやIminは減衰項の個人差が影響するので、個人差による減衰項の影響を除去する必要がある。
そこで、Itの変化割合I’を求める式を式4のようにすることで、F(x)を除算でき、個人差による減衰項の違いを除去できる。
Figure 0004567481
Gt(y)の成分としては、赤血球からの反射成分をGt(r)、白血球からの反射成分をGt(w)、血小板からの反射成分をGt(p)、骨・筋肉等の反射成分をGt(o)とすると、Gt(y)は式5で表せる。
Figure 0004567481
となる。Itの信号の中で、ドップラーシフト成分を抽出する場合、骨等からの反射にドップラーシフトは発生しないとみなせるので、式6が成立つ。
Figure 0004567481
また、血流中で最も多くしめるものは赤血球であり、白血球・血小板は赤血球に比較して、非常に少ないので、式7が成立つ。
Figure 0004567481
従って、式4に式5から式7を代入して、整理すると、変化割合I’は、式8となる。
Figure 0004567481
変化割合I’を求めることは、式8から、赤血球の量に対応した変化割合を表すこととなる。
ヘマトクリット値は全血液中に占める赤血球の体積割合を示すものであり、血管径を求めることで、おおよその体積を見積もることが可能である。血液の成分は緩やかに時間と共に変化していくが、数秒間の間には変化せず、動脈血流は拍動することによって、血流量が変化することを利用することで、ヘマトクリットに相関する指標を得られる。具体的には、信号強度の変化割合を血管径から求められる血管断面積の変化割合で除算することにより、ヘマトクリット値に相関する指標となる。ヘマトクリット値が高ければ、本方法での指標値も高くなり、ヘマトクリット値が低ければ、本方法での指標値も低くなる結果を得られる。
図12は、本発明の効果を示す特性図であって、本発明に係る非侵襲式血液分析測定装置にて測定したヘマトクリット値の指標値と、採血し遠心分離装置を用いて求めたヘマトクリット値の相関を示している。縦軸は本発明での指標値を示しており、横軸は採血して求めたヘマトクリット値を示している。血液のヘマトクリット値が大きくなると、本発明の指標値でも大きくなる。これらの関係から、図12は、本発明での指標値と採血して求めたヘマトクリット値とは有意な相関を有しているといえる。
従って、本発明に係る非侵襲式血液分析測定装置は、生体内の動脈の血液でのヘマトクリット値を、採血することなく、不快感無く容易に、測定可能な装置を提供できる。その結果、被験者から採血を行うことなく、専門家以外の誰でも手軽に安定してヘマトクリット値を調べることができ、健康状態の確認に利用することができるようになる。
図1に本発明での測定断面の模式図を示す。図2に本発明での測定上面の透過模式図を示す。図3に本発明に係る非侵襲式血液分析測定装置の構成を示すブロック図を示す。
センサ部1は本体の筐体に組み込まれており、図示しないが、フレキシブル配線基板等によりセンサ部1と回路部2は接続されている。超音波センサA11は送信素子A111と受信素子A112で構成されている。同様に超音波センサB12は送信素子B121と受信素子B122から、超音波センサC13は送信素子C131と受信素子C132から構成されている。これらの送信素子及び受信素子はPZTなどの圧電素子が適している。
図1に示すとおり、超音波センサA11及び超音波センサB12及び超音波センサC13の角度及び間隔などの配置位置は、超音波センサA11によって送受信される超音波と、超音波センサB12によって送受信される超音波と、超音波センサC13によって送受信される超音波が交差する部分と、測定する動脈血管52が重なるように設計することで、様々な測定部位での正確な測定が可能となる。測定する時には、センサ部1が動脈血管52上になるように配置して測定する。動脈血管52上にセンサ部1があるかないかの判断は、回路部2の受信検波回路A231もしくは受信検波回路B232もしくは受信検波回路C223の信号をモニターすることで、出力部4で確認できるので、動脈血管52上にセンサ部1を容易に配置できる。
動脈血管52上に配置されたセンサ部1の発信素子は、回路部2の駆動回路によって、超音波を生体内53に送信する。この時、生体5と発信素子の音響インピーダンスが異なるために、直接皮膚51に発信素子を押し当てると超音波が皮膚51の表面で反射する。この反射を防ぐために、音響整合層14を設け、超音波が生体内に送信できるようにする。この音響整合層14は1層でなく複数層からなるようにし、皮膚51と接する層は皮膚のしわを埋めるような柔らかい樹脂等で構成すると、より送受信がしやすくなる。
次に、本発明に係る非侵襲式血液分析測定装置の構成について、図3を用いて説明する。回路部2は発信素子A111及び発信素子C131を駆動する連続駆動回路211と、受信素子A112からの受信信号を受信し、ドップラー信号を検波する受信検波回路A221と、受信素子C132からの受信信号を受信し、ドップラー信号を検波する受信検波回路B222と、発信素子B121を駆動するパルス駆動回路212と、受信素子B122からの受信信号を検波し、血管径を算出するための信号を検出する受信検波回路C223からなる。受信検波回路A221と、受信検波回路B222と、受信検波回路C223から得られる信号は演算部3に送られる。
演算部3はドップラーシフト量分布算出演算部31と赤血球量変化割合算出演算部32と血管径算出演算部33とヘマトクリット値指標演算処置部34から構成される。ドップラーシフト量分布算出演算部31は、受信検波回路A221及び受信検波回路B222で得られるドップラー信号に対してFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)演算処理を行い、その結果を赤血球量変化割合算出演算部32に送り、赤血球量の変化割合を算出し、その結果をヘマトクリット値指標演算処置部34に送る。血管径算出演算部33は、受信検波回路C223から血管径を算出するための信号から血管径を求め、更に、血管断面積の変化割合を算出し、その結果をヘマトクリット値指標演算処置部34に送る。
ヘマトクリット値指標演算処置部34は赤血球量変化割合算出演算部32と血管径算出演算部33の結果を用いて、ヘマトクリット値に相関する指標を求める。この結果は、出力部4に送られる。出力部4はモニター或いはスピーカーであり、演算結果をモニター上に表示或いは音により表現する。
次に図4を用いて、センサ部1において、超音波センサを複数対用いる理由を説明する。図4は図1を簡略して表したものである。
センサ部1が動脈血管52上に配置されているかの有無は容易に検出できるが、センサ部1と血管52の角度は、血管52が生体内53にあるためにどのように存在するかはわからない。従って、複数対のセンサによって三角測量的に検出する。図4において、超音波センサA11と超音波センサB12と超音波センサC13の相対角度は測定時には分かっている。超音波センサA11と超音波センサB12がなす角度をα、超音波センサB12と超音波センサC13がなす角度をβ、超音波センサA11が超音波を送受信する方向と血管52がなす角度をθとする。この時、超音波センサA11が超音波を送受信したときに検出されるドップラーシフト量Δfと、超音波センサC13が超音波を送受信したときに検出されるドップラーシフト量Δfと、発信素子A111及び発信素子C131を駆動する周波数と、生体内53を超音波が伝播する速度、血流速度vには、式9及び式10が成立つ。
Figure 0004567481
Figure 0004567481
式9、式10において、未知数はθとvであり、連立させることにより、センサ部1と血管52のなす角度がわかる。従って、生体中の見えない血管の流れる方向を特定し、接触位置によらず安定し、高精度に測定が可能になる。
血管径の測定と血管断面積の変化割合について、図5から図8を用いて説明する。図5に示すように、超音波センサB12と血管52がなす角度をγとすると、図4からγ=α+θであることがわかる。この時、図6に示すように、時間T1と時間T2の間隔で発信素子B121をパルス駆動させると、受信素子B122では、図7のような受信信号を得られる。図6において、横軸は時間を、縦軸は入力信号強度を示す。また、図7において、横軸は時間を、縦軸は受信信号強度を示す。血管の内径RはT12とT13の時間差Δt1を用いて、式11のように表せる。
Figure 0004567481
時間T1と時間T2は0.1msec程度であり、パルス駆動による測定を行うことにより、血管径の時間変化を図8のように求めることができる。図8において、横軸は時間を、縦軸は血管径を示す。
図8のように、血管径は心拍に対応して、径が変化している。時間Tminの血管径をRmin時間Tmaxの血管径をRmaxとすると、この拍動内における血管断面積の変化割合ΔSは式12で求められる。
Figure 0004567481
また、この方法を用いると血管の厚さがわかるので、センサ部を移動させて測定することにより、血管の狭窄部の検出に応用できる。
次に、図9から図11を用いて、赤血球量の変化割合について説明する。
ある時間Tにおいて、受信素子A112での受信信号を、受信検波回路A221で検波すると、ドップラー信号を得られる。このドップラー信号をFFTすることにより、図9のようなドップラーシフト量分布を得ることができる。同様にある時間Tにおいて、受信素子C 132から図10のようなドップラーシフト量分布を得ることができる。図9、図10において、横軸はドップラーシフト量を、縦軸はドップラーシフト量毎の信号強度を示す。2つのドップラーシフト分布は同時刻の同じ血流を測定しているので、分布形状は血流とのなす角度に応じた相似形状になる。このドップラーシフト分布は赤血球の動く速度と量に相関する形状であるから、測定部位での赤血球量はドップラーシフト量毎に信号強度を積分した値とすることができる。図9において積分した値をQAとし、図10において積分した値をQCとし、時間Tにおける赤血球量をQとすると、式13のようにQを定義することで、最終的にヘマトクリット値と相関する指標を得られる。
Figure 0004567481
は角度による補正関数f(x)を別途定義することにより、式14、式15によって求められ、同様に最終的にヘマトクリット値と相関する指標を得られる。
Figure 0004567481
Figure 0004567481
時間をおって、Qを測定すると図11のような結果を得ることができる。血管径測定から求めた血管断面積の変化割合ΔSと同時間である、時間Tminの赤血球量をQminとし、時間Tmaxの赤血球量をQmaxとして、赤血球量の変化割合ΔQを式8と同様に式16によって求める。
Figure 0004567481
変化割合を求めるときは、必ずしも血管径の最大時と最小時の時間である必要はなく、ある拍動内での2点の時間における変化を観測できればよい。しかしながら、血管径の最大時及び最小時という2点での状態を観測するのが、最も変化が顕著に表れるので、この2点の時間を用いるのがよい。
ヘマトクリット値に相関する指標をηとすると、ΔQ及びΔSを用いて、式17によって、求めることができる。
Figure 0004567481
図12に本発明の方式と採血方式との相関を示す。図12において縦軸は採血方式のヘマトクリット値であり、横軸は本発明でのヘマトクリット値の指標値である。測定は本発明の方式で測定した直後に採血方式での測定を行っている。ドップラーシフト量成分の信号強度の積分範囲は、100Hz〜10kHzとした。この範囲は測定部位や、発信素子の駆動周波数によって、適宜変える必要がある。また、測定時間は数秒間行うので、心拍毎にΔQ及びΔSを求め、平均値を用いた。具体的には、ΔQ〜ΔQのn個のΔQとΔS〜ΔSのn個のΔSを求めるときは、式18から式20からヘマトクリット値に相関する指標ηを求める。
Figure 0004567481
Figure 0004567481
Figure 0004567481
このようにすることで、ヘマトクリット値が高ければ、本方法での指標値も高くなり、ヘマトクリット値が低ければ、本方法での指標値も低くなる結果を得られる。
センサ部1の構成及び非侵襲式血液分析測定装置のブロック構成は図1及び図3以外にも構成が可能であり、例えば、センサ部1の構成を図13に、非侵襲式血液分析測定装置のブロック構成を図14に示すものでもよい。このとき、基本的な構成、及び、解析方法はこれまでに記述した方法でよいが、超音波を生体内に送信する素子が、発信素子A111のみなので、回路部2にあるように、送信切替回路231を用いて、図15のように駆動する。図15において、横軸は時間を、縦軸は入力信号強度を示す。図15に示すように、パルス駆動と連続駆動を繰り返して発信素子A111に入力する。この繰返しの周期は、脈動の周期は人やその時の状態によって異なるが、おおよそ1secであり、超音波が発信素子から生体内に入射され、血管52及び血流から反射された超音波が、受信素子で受信されるのにかかる時間は数十μsecであるので、0.1〜0.2msec程度がよい。この周期で解析すれば、脈動による血管径、及び、血流の変化を解析することができる。
さらに、送信切替回路231と同期させて、受信切替回路232を動作させる。このようにすることで、これまでに述べた方法と同様に解析することができ、図12と同様の結果が得られる。
本発明は、医療および健康維持・増進を目的として、血液の状態を示す指標としてのヘマトクリット値を採血することなく求めることができる。
測定断面の1例を示す模式図 測定上面の透過模式図 装置のブロック構成の1例を示す図 センサ部と血管の位置関係を示す図 血管径測定を示す図 パルス駆動を示す図 パルス駆動したときに受信する信号を示す図 血管径の測定結果を示す図 超音波センサAから得られるドップラーシフト量分布を示す図 超音波センサCから得られるドップラーシフト量分布を示す図 赤血球量の測定結果を示す図 ヘマトクリット値との相関を示す図 測定断面の1例を示す模式図 装置のブロック構成の1例を示す図 切替回路を用いた駆動方法を示す図
符号の説明
1 センサ部
11 超音波センサA
111 発信素子A
112 受信素子A
12 超音波センサB
121 発信素子B
122 受信素子B
13 超音波センサC
131 発信素子C
132 受信素子C
14 音響整合層
2 回路部
211 連続駆動回路
212 パルス駆動回路
221 受信検波回路A
222 受信検波回路B
223 受信検波回路C
231 送信切替回路
232 受信切替回路
3 演算部
31 ドップラーシフト量分布算出演算部
32 赤血球量変化割合算出演算部
33 血管径算出演算部
34 ヘマトクリット値指標演算処置部
4 出力部
5 生体
51 皮膚
52 動脈血管
53 生体内

Claims (10)

  1. 生体表面から生体内の動脈血流に対して超音波を送受信するセンサ部と、前記センサ部を駆動し、前記センサ部が受信した受信信号から前記動脈の赤血球数に対応する第1の信号と前記動脈の血管径に対応する第2の信号を出力する回路部と、前記第1の信号に基づいて演算処理された前記赤血球数に係わる演算結果と前記第2の信号に基づいて演算処理された前記血管径に係わる演算結果とからヘマトクリット値に関する指標値を算出する演算部と、からなることを特徴とする非侵襲式血液分析測定装置。
  2. 前記演算部は、前記回路部から出力された前記第1の信号から心拍の拍動にともなう前記赤血球数に対応する変化割合を演算して出力する赤血球量変化割合算出手段と、前記回路部から出力された前記第2の信号から前記動脈の前記血管径を算出し、算出した前記血管径から求められる前記拍動に対応する血管断面積の変化割合を演算して出力する血管径算出演算手段と、前記赤血球量変化割合算出手段から出力された演算結果と前記血管径算出演算手段から出力された演算結果に基づいて、前記ヘマトクリット値に関する指標値を算出するヘマトクリット値指標演算処置手段とからなることを特徴とする請求項1に記載の非侵襲式血液分析測定装置。
  3. 前記血管断面積の変化割合は、前記血管断面積の最大値と前記血管断面積の最小値から算出されることを特徴とする請求項2に記載の非侵襲式血液分析装置。
  4. 前記赤血球数に対応する変化割合は、前記赤血球数に係わる演算結果の最大値と最小値とから算出することを特徴とする請求項2に記載の非侵襲式血液分析装置。
  5. 前記赤血球量変化割合算出手段は、前記回路部から出力された前記第1の信号からドップラーシフト量成分毎の信号強度分布を演算して出力するドップラーシフト量分布算出演算部と、該ドップラーシフト量分布算出演算部から出力された前記信号強度分布から前記赤血球数に対応する変化割合を算出し出力する赤血球量変化割合算出部とからなることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の非侵襲式血液分析測定装置。
  6. 前記センサ部は少なくとも2つの超音波センサからなり、前記動脈血流に対して互いに異なる向きに配置されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の非侵襲式血液分析測定装置。
  7. 前記第1の信号はドップラー信号であり、前記第2の信号はパルスエコー信号であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の非侵襲式血液分析測定装置。
  8. 更に、前記演算部において得られた前記ヘマトクリット値に関する指標値に係わる結果を出力する出力部を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の非侵襲式血液分析測定装置。
  9. 生体表面から生体内の動脈血流に対して超音波を送受信し、得られたドップラー信号から心拍の拍動にともなう前記動脈の赤血球数に対応する変化割合を測定する工程と、生体表面から生体内の動脈血流に対して超音波を送受信し、得られたパルスエコー信号から心拍の拍動にともなう前記動脈の血管断面積の変化割合を測定する工程と、測定した前記赤血球数に対応する変化割合と前記血管断面積の変化割合とからヘマトクリット値に関する指標値を測定する工程と、からなることを特徴とする血液測定方法。
  10. 前記赤血球数に対応する変化割合の測定、及び前記動脈の血管断面積の変化割合の測定は、心拍の拍動毎に行うことを特徴とする請求項9に記載の血液測定方法。
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