JP3820162B2 - 循環動態測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体中を循環する体液および循環器を構成する組織の測定装置にかかわり、特に血液の状態を把握し健康の評価、疾患の診断、薬品の効果の評価等を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、生体の健康の評価、疾患の診断、生体への薬品の影響の把握等を行うために、血液の情報を利用するいろいろな方法が行われている。例えば医療的には、生体から血液を採集し、その血液を成分分析装置にかけて血液中に含まれるいろいろな血液成分の割合から循環動態を求めて健康状態を評価するといった方法等がある。ここで循環動態とは循環器内部を移動し生体の組織や細胞に酸素と栄養を与え、炭酸ガスと老廃物を運びさる血液やリンパ液が時間とともに継続して変動している状態のことを示し、例えば流速度や血流変化、流動性、脈波動などがこれにあたる。
【0003】
しかしながら、この方法では採血するときに針を生体に刺す必要があるので、一般家庭のような医療機関から離れた場所にいるときに循環動態を測定し健康状態を評価したい場合や、生体に常時装着して循環動態を測定し健康状態を常時評価したいときには適しておらず、非侵襲的に生体表面から波動を入力し、生体を流れる体液、特に血液に反射させて動きや位置から血液状態を解析して循環動態を測定して健康状態を評価する装置が開発されている。
【0004】
医療的に健康評価を行う従来例としては、専門雑誌「食品研究成果情報,NO.11 1999年発行」に菊池佑二氏が「毛細血管モデルを用いた全血流動性の測定」というタイトルで発表した方法、すなわち被検者から血液を採取し、リソグラフィックな手法で製作されたマイクロチャネルアレイを用いて、定圧下の血流の通過時間から血液レオロジーを計測する方法が知られている。この方法を用いることにより、循環動態として血液レオロジーを計測することができ、この値により健康状態を評価することができる。
【0005】
測定した血液レオロジーに関する情報を被験者に提供する際には、採取した血液がマイクロチャネルアレイを通過する時間、マイクロチャネルアレイを血液が通過する状態をビデオカメラで撮影した画像の提供、の2つの方法で行われている。
【0006】
また、家庭等で非侵襲的に健康評価を行う従来例としては、生体の皮膚面から光等の波動を送信して反射してくる光を受信し、血管を流れる血液の流量を検出する形態がある。これは、検出された血流量を時間で微分することにより循環動態の一つの指標である加速度脈波を求め、健康状態を評価する。従来の循環動態測定装置の信号処理部600の内部構成と、信号処理部600と循環センサ部607の接続状態を示すブロック図を図17に示す。図示するように、信号処理部600は、駆動部601、受信部602、信号演算部603、出力部604によって概略構成されている。駆動部601は循環センサ607に設置された発光素子605を点灯させ、光を血管に向けて入射するための駆動エネルギーを送信する。受信部602は循環センサ607に設置された受光素子606が光を受信した時に発生する信号を受信する。信号演算部603は、内部に備えた記憶領域(図示省略)に記憶されている処理プログラムを実行することによって、循環動態の測定に関する各種処理を実行し、その処理結果を出力部604に出力する。そして、信号演算部603は受信信号レベルを血流量に変換し、その値を時間で2回微分することにより循環動態として加速度脈波を求めている。ここで、加速度脈波波形と動脈硬化とは相関があることが知られており、この波形などから、動脈硬化などの末梢循環に関する指標を得ることができる。
【0007】
この従来例での被験者に対する循環動態の提供方法は、測定された加速度脈波波形をグラフとして出力する方法、加速度脈波波形から所定のアルゴリズムによって、血管年齢などの情報を数値として出力する方法、の2つの方法が採用されている。
【0008】
また、胎児などの診断に使用される超音波エコー装置では、生体内部で反射される信号から、生体内部の情報を画像として表示することが行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、マイクロチャネルアレイを用いた血液レオロジー測定法では、マイクロチャネルアレイ、及びマイクロチャネルアレイを通過する血液の状態を撮影するカメラなどが必要となり、装置が大掛かりなものとならざるを得なかった。また、肘部などに注射針を刺し、血液を採取する必要があるため、病院に行く必要があるなど、手軽に使用することが難しかった。さらに、数値データでは、被験者は自分の血液レオロジーの状態を理解しにくかった。
【0010】
また、従来例に示したような生体表面から波動(光)を入力し、生体を流れる体液に反射させて動きや位置から血液状態を解析し、循環動態を求めて健康状態を評価する装置においては、加速度脈波などの波形では、被験者にとって自分の循環動態が良好かどうか、を直感的に理解しにくく、結果として循環動態の状態が悪い場合でも、食生活の改善などに無関心となり、動脈硬化などの重大な疾患に罹る可能性が高くなってしまった。
【0011】
また、血管年齢などの数値情報であっても、被験者にとって、どの程度の循環動態なのかが直感的につかみにくく、食生活の改善や治療に対するモチベーションを高める効果としては低く、結果として循環状態が悪い場合でも、食生活の改善などに無関心となり、動脈硬化などの重大な疾患に罹る可能性が高くなってしまった。
【0012】
また、超音波エコー診断装置などでにおいては、生体内部の空間情報まで測定する必要があるため、装置として大掛かりなものとなったり、忠実に内部の状態を表示しようとするため、ノイズなどがある場合にはかえって循環動態などの情報がわかりにくいものとなってしまった。
【0013】
そこで本発明の循環動態測定装置においては、被験者に測定された循環動態の結果を直感的に認識しやすい形態で提供し、食生活の改善や医学的治療を促し、動脈硬化などの重大な疾患への予防効果を高めることを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明の循環動態測定装置においては、生体表面から生体内部に波動を送受信する循環センサと、受信された波動から循環動態を算出する処理部と、処理結果を出力する出力部を有する循環動態測定装置において、処理部は、受信波動の時間変化波形を音情報に変換する手段を有する構成とする。
【0015】
また、生体表面から生体内部に波動を送受信する循環センサと、
受信された波動から循環動態を算出する処理部と、処理結果を出力する出力部を有する循環動態測定装置において、処理部は、受信波動の時間変化波形を画像情報に変換する手段を有する構成とする。
【0016】
また、生体表面から生体内部に波動を送受信する循環センサと、受信された波動から循環動態を算出する処理部と、処理結果を出力する出力部を有する循環動態測定装置において、処理部は受信波動の時間変化波形を音情報に変換する手段と画像情報に変換する手段を有し、受信波動の時間変化波形と同期して音情報と画像情報に変換したり、生体表面から生体内部に波動を送受信する循環センサと、受信された波動から循環動態を算出する処理部を有する循環動態測定装置において、算出された循環動態を表示するインジケータ部を有する構成とする。
【0017】
さらに、処理部は受信波動の時間変化波形を音情報に変換する手段を有し、受信波動の時間変化波形と同期して音情報とインジケータ部に出力を行ったり、処理部は、音情報あるいは画像情報に変換する際に、受信波動の時間変化波形における特定の周波数帯域を強調して音あるいは画像情報の変換を行うことも可能である。
【0018】
また、音情報あるいは画像情報に変換する際に、受信波動の時間変化波形における周波数を高低させて音あるいは画像情報の変換を行ったり、処理部は循環動態の時間変化波形における特定の周波数帯域に対応して音あるいは画像の出力強度を増減させる帯域強度調整部を有する構成とする。
【0019】
また、受信波動の時間変化波形は、ドップラシフト周波数の時間変化波形であり、処理部は、受信波動のドップラシフト周波数を利用して生体内部の循環動態を算出する構成、音情報を保管する音情報蓄積部を有し、処理部は循環動態の処理結果に応じて音情報蓄積部より処理結果に対応する音情報を選択する構成とする。
【0020】
さらに、循環センサは、血流によるドップラシフト周波数を測定し、受信波動の時間変化波形は、ドップラシフト周波数の各脈拍毎の最高周波数の時間変化である構成とする。詳細は以下の発明の実施の形態で説明する。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の循環動態測定装置の測定原理は、脈拍の拍動時にあらわれる循環成分、例えば血液の流れる速度の時間変化の形から循環動態を求めるものである。
そして、本発明の循環動態測定装置は、生体表面から生体内部に波動を送受信する循環センサと、受信された波動から循環動態を算出する処理部と、処理結果を出力する出力部を有する循環動態測定装置である。
【0022】
まず、皮膚面から体内に向けて放射される定周波数の波動信号は体内物質に反射されて返ってくる。この反射波動信号を受信してその中に含まれている体液情報を検出するのであるが、反射物質は血管内の血流に特定されるものではない。血管内の血流であれば速度成分を持って移動しているのでその反射波は波動の周波数がドップラ効果によってシフトされるが、骨や血管といった速度成分を持たない静止物質の場合には定周波数のまま反射されて返ってくる。また、速度成分をもつ物質としては、着目している血管内の血液に限らず多様な方向を向いている毛細管内の血液やリンパ液など多種多様な物質が存在し、それらからの反射波が受信波には重畳されている。発信側の周波数と同じ成分は静止物質からの反射であるから、これは容易に除去できる。また、体内物質に反射して返ってくる場合、反射波動の周波数がドップラシフトするばかりではなく、反射物の波動の吸収度合いによって反射強度も変化する。この反射強度変化を生体内を流れる体液の容積変化として検出し、循環動態を取得することも可能である。さらに容積変化成分を微分して例えば加速度脈波成分として循環動態を取得することも可能である。また、体内物質に反射して返ってくる時間の遅れを検出することにより、生体内部の構造、例えば血管径や血管厚の変化を検出することもできる。これらの形状変化成分もまた、循環動態の一部として考えることができる。これら循環動態から生体の健康状態を評価することが本測定装置の最終目的となる。
【0023】
本発明において検出したい物理量は着目している体液の流速等であるが、循環器内の流れの平均流速は一般に最も周波数成分としてレベルの高い信号が対応することで、その成分を抽出する。なお、流速検出に用いる波動には超音波が使用されるのが一般的であるが、レーザ等他の波動を用いることも可能である。また、容積変化を検出する場合に用いる波動にはレーザーやダイオード等の光が使用されるのが一般的である。
【0024】
そして、被験者に循環動態を直感的に認識しやすくするため、得られた処理結果を音、あるいは画像に変換する。よって、処理部は、受信波動の時間変化波形を音情報あるいは画像情報に変換する手段を有することを基本構成とするものである。音情報として具体的には、得られたドップラシフト量に基づく血流速度波形のデータを、そのままスピーカーの入力電圧波形として入力し、音として出力させるのである。血流速度が速いほどスピーカーから出力される音の周波数も高くなるため、血流速度が速いかが直感的に理解可能となるのである。
【0025】
さらに、処理結果を表示する表示部に画像として出力することも可能である。この場合、画面には、血管の模式図と、赤血球の絵を用意しておき、得られた血流速度波形に対応して赤血球の絵を動かすことで、直感的に被験者にたいして自分の血液循環動態の程度を認識させることが可能となる。
【0026】
また、加速度脈波あるいは血管径の変化波形等を、時間―周波数の波形に置き換えて、音として出力することでも、被験者に直感的に認識しやすい情報として提供することが可能となる。
【0027】
さらに、特定の周波数成分について、周波数を増減させたり、強度を増減させるなどして循環動態を強調して出力することも可能である。
【0028】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態に係る循環動態測定装置について説明する。本実施の形態においては、血流速度と血液レオロジー(微小な流路での血液の流れにくさ)に相関があることに着目し、血液レオロジーを測定することとしているが、血流速度の測定、血管径などの他の循環動態を測定する際にも適用可能である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態に使用する循環動態測定装置の外観上の構成を示す図である。図1に示すように、循環動態測定装置は、指輪部1、信号処理部2、スピーカー21の3つに分けられて構成されている。
【0029】
図2は、図1上のA−A’断面を図示したものである。図2に示すように、指輪部1の内側に循環センサ101が存在する。本実施の形態では超音波を使用する。図2に示すB方向からみた指輪内部の透過図を図3に示す。循環センサ101には、超音波入射部3と超音波検出部4が指6の腹の部分に取りつけられている。
【0030】
指6の中にある動脈5は指6の腹部の両脇を通って指先に伸びているので、この動脈の血液の流れを計測するために、超音波入射部3と超音波検出部4は動脈付近に、正確に超音波が入射できるように、例えば図2に示すように指6の腹の中心から左にずれた部分に取りつけられている。これによって、確実に動脈からの反射を捕らえることができ血流の測定精度があがる。ここで、実施の形態1では左にずれて取りつけているが、右側の動脈付近に、右にずれて取りつけても効果は同じである。
【0031】
後述するが、血流速度と血液レオロジー(血管内の血液の流れにくさ)には相関があるため、血流を測定することで血液レオロジーの評価が可能となる。
【0032】
なお、超音波は生体内部に侵入しても強度を低く設定すれば無害であり、また光などと比較すると、皮膚の色や、外乱光の影響を受けにくいため、循環動態測定装置に適している。
【0033】
また、外乱光を遮断する保持の仕方などの構造を工夫することで光などを利用したセンサを使用することも可能である。
【0034】
実施の形態1の循環動態測定装置は指輪部1を指6に装着し、信号処理部2を腕に携帯することにより、常時携帯が可能である。また、信号処理部2も指輪部1と同様に指6に装着してもよい。信号処理部2と、指輪部1に設置された超音波入射部3と超音波検出部4は、導線により接続されており、この導線を介して信号処理部2から駆動用電圧信号が超音波入射部3に入力され、超音波検出部4では計測された電圧信号が信号処理部2に入力される。
【0035】
実施の形態1の循環動態測定装置の信号処理部2の内部構成と、信号処理部2と循環センサ部101、の接続状態を示すブロック図を図4に示す。図示するように、信号処理部2は、駆動部501、受信部502、信号演算部503、音情報変換部22によって概略構成されている。
【0036】
実施の形態1の駆動部501は循環センサ101に設置されたPZT102を振動させ、超音波を血管5に向けて入射するための駆動電圧を送信する。受信部502は循環センサ101に設置されたPZT103が超音波を受信した時に発生する電圧を受信する。
【0037】
信号演算部503は、内部に備えた記憶領域(図示省略)に記憶されている処理プログラムを実行することによって、循環動態の測定に関する各種処理を実行し、その処理結果を音情報変換部22に出力する。また、信号演算部503は、PZT102から発せられた超音波の周波数と受信された超音波の周波数を比較する事により、血流のドップラ効果を算出する。そして、このドップラシフト強度波形(導出方法は後述する)について周波数解析を行うことにより、血管5を流れる血流速度を算出し、ドップラシフト周波数の時間変化を求める。
【0038】
このドップラシフト周波数の時間変化の波形をそのまま音出力データとして、スピーカー部21より音を出力することも可能であるし、血流速度を算出する前のドップラシフト強度波形をそのまま音として出力することもできる。
【0039】
図5がドップラシフト強度波形である。ここで、ドップラシフト強度波形の算出方法を以下に示す。
【0040】
体表に近接位置している動脈に対して超音波入射部と超音波検出部が対となっている超音波センサを配置し、超音波入射部3のPZT102を9.6MHz程度の一定周波数で励振し超音波を動脈に向けて放射する。超音波検出部4では体内で反射されて返ってきた超音波信号をPZT103によって受信する。この受信信号には前述したように体内の様々な部分で反射してきた超音波が含まれており、反射物が静止したものであれば反射波の周波数は入射波の周波数と変化は無く、移動物であれば移動量に応じた周波数シフト(ドップラシフト)を受けて反射されてくる。受信信号の中からこのドップラシフトの強度を抽出し、その時間的経過を取得したものが図5の波形図であり、これをドップラシフト強度波形と呼ぶ。
【0041】
信号演算部503からの信号は図5のようになっており、この波形の周波数が可聴領域の信号であれば、この波形をそのまま音情報変換部22より音の電圧信号に変換し、スピーカ21を駆動させる。
【0042】
なお、脈拍の拍動時の血流変化の最高周波数と血液レオロジーには相関がある。例えば、血流変化の周波数が高ければ、血液の粘度が低い状態であるといえるため、本実施の形態においては、出力される音が高いほど、血流変化の周波数が高く、血液の粘度が低い状態であるといえる。
【0043】
数値で示すより音で出力した場合のほうが、聴覚的に訴えることができるため、被験者にとって認識しやすくなり、循環器系の疾患の予防につなげることが可能となる。
【0044】
また、被験者には脈拍、血液レオロジーなどの循環動態の数値情報を図示しない表示部より表示させることも可能である。
(実施の形態2)
図6は実施の形態1で説明した図5のドップラシフト強度波形に対して周波数解析を行い、時間―周波数成分に変換した波形である。
【0045】
具体的には、
▲1▼ 周波数成分を求めるためにドップラシフト強度波形にFFT処理を行う。
▲2▼ FFTにより算出された周波数のパワースペクトル値をあるしきい値と比較する。
▲3▼ しきい値より大きいパワースペクトル値を持つ周波数を抽出する。
▲4▼ 抽出した周波数の中で最も高い周波数を、周波数波形を作る周波数成分として選ぶ。この最も高い周波数は体内反射物質の内で最も移動速度の速いものからの反射波であり、これは筋肉等の動きである場合もあるが一般には着目する動脈内を流れる血流速に対応するものと解することができる。
▲5▼ 各時点のドップラシフト強度信号に対してステップ▲1▼〜▲4▼の作業を繰り返すことにより、周波数波形を作成する。ここで、周波数波形の時間分解能は、ドップラシフト強度波形のサンプリングレートとFFT個数の積になる。
【0046】
この波形をそのまま図4のスピーカー部21の駆動電圧として入力し、音を出力する。血液レオロジーと血流変化の最高周波数には相関があることがわかっているため、このような波形を音として出力すると、余分な周波数成分がカットされ、結果としてドップラシフトの最高周波数成分が強調されるため、被験者にとってより自分の循環情報についての認識がしやすくなる。
【0047】
また、最高周波数のみについて音情報として出力しても良い。例えば、図5においては、0.5から1.0sでは3000Hz,1.0から1.5sでは2800Hzと、脈拍ごとに出力される音の周波数を変えても良い。この場合、最高周波数が血液レオロジーと相関があるため、被験者がより直感的に自分の血液レオロジーについて認識することが可能となる。
(実施の形態3)
図7、図8を使用して、測定された循環動態をインジケータとして出力する場合の実施の形態を説明する。前述の通り、血流変化の最高周波数が血液レオロジーと相関があるが、この最高周波数の値を表示する、あるいは血液レオロジーの数値を表示する、または血流波形を表示しても被験者にとっては直感的に自分の血液レオロジーがどういう状態か認識しにくい。
【0048】
図7は表示部として腕時計型の表示部を有する形態であり、循環センサ等は実施の形態1で使用したものを使用する。84は血流波形などを表示する液晶の表示部であり、87はLEDなどのインジケータである。
【0049】
血流変化の最高周波数と血液レオロジーに相関があるため、図6の周波数成分において、周波数が高いほど図8のLEDでは右側までランプが点灯するようにすれば、被験者の血液レオロジーの状態を直感的に知らせることが可能となる。
【0050】
図8(a)は最高周波数が低い場合、図8(b)は図8(a)より最高周波数が高い状態の説明図である。
【0051】
図6のように、血流変化の周波数成分は各脈拍ごとに若干異なり、最高周波数も脈拍ごとに異なる。この際、ひとつの脈拍のみに着目したり、数個の脈拍における最高周波数成分をもとめ、平均値を求めたりしたのでは、結果がわかりにくいものとなるばかりが、正確な情報ではなくなる恐れがある。
【0052】
本実施の形態のようにLEDによるインジケータを設け、さらに連続的に血液レオロジーを測定することで、例えば1分間に何秒間、さらさらの状態にあるかを確認することで、被験者に直感的に自分の循環動態を認識させることが可能となる。
【0053】
また、脈拍ごとの最高周波数に対応する血液レオロジーの状態を保持(LEDの点灯位置を保持)し、測定時間内での最低の血液レオロジーを表示することもできる。
【0054】
なお、最高周波数と血液レオロジーの関係は性別、血圧などで異なるため、性別、血圧ごとに補正を行うことが望ましい。
【0055】
また、実施の形態1に記載の音による出力と同期させることで被験者は、より直感的に自分の循環動態を認識することが可能となる。
(実施の形態4)
図9を基に循環動態を画像として出力する場合の実施の形態を示す。
図9は実施の形態3の表示部84の拡大図である。図9で、90は丸い点であり、この丸い点90の数、表示強度、大きさを変えたり、さらには丸い点を図9中の矢印方向に移動させるなどして、丸い点90を赤血球として表示することで、被験者の循環動態を表示することが可能となる。
【0056】
例えば、図5におけるドップラシフト強度は、循環センサによって受信される信号の強度を表し、実施の形態1などでは、赤血球の量に比例する。そのため、丸い点90の個数、あるいは明るさを図5のドップラシフト強度とすると、循環動態を視覚的に認識することが可能となる。
【0057】
また、図6における血流変化の周波数成分に応じて丸い点90を矢印方向に移動させることで、被験者の循環動態(このばあいは血液レオロジー)の程度を画像として表示することができる。
【0058】
また、超音波エコーなどにより、装置を単純にすることが可能であり、直感的にわかりやすい画像を提供することができる。
(実施の形態5)
図10、図11、図12、図13を用いて、測定された循環動態の結果を強調して出力する場合の実施の形態について説明する。
【0059】
図11は図5のドップラシフト強度波形についてFFT(高速フーリエ変換)処理を行った結果(パワースペクトル)である。
【0060】
前述の通り、ドップラシフト強度波形の最高周波数が高いほど血液レオロジーは低い(血液がさらさら)ことがわかっている。このため、被験者としては高周波成分の情報が知りたいのである。
【0061】
そこで、図11のようなFFT処理結果について上記周波数成分を強調するように変換を行うことで、測定された循環動態をより強調して被験者に知らせることが可能となる。図12が高周波成分を強調した結果で、このスペクトルについて逆フーリエ変換を行い、時間―出力の波形に変換することで、循環動態を強調した音を出力することが可能となる。逆フーリエ変換を行うときに、図12のデータはパワースペクトルであるため、位相情報が埋没してしまっているが、本実施の形態では、位相情報は無視して演算を行った。
【0062】
図10が変換前の周波数と変換後の周波数のグラフである。
【0063】
本実施の形態では使用する超音波の周波数は9.6MHzであり、動脈などにおける血流速度を利用して概算すると、安静時におけるドップラシフト周波数は1000Hzから4000Hzとなる。図10のような変換を行うことで、1000Hz以下はより低く、1000Hz以上はより高周波となる。そのため、必要な周波数成分をより強調して出力することが可能となる。
【0064】
図10の変換の式は、変換前の周波数をf0、変換後の周波数をfとすると、
f=(f0/1000)1.5×1000 [Hz] 式1
という変換式を使用した。
【0065】
なお、本実施の形態では、周波数について(図11の横軸方向)のみ強調処理を行ったが、強度について(図11の縦軸方向)にも強調を行うことも可能である。具体的には、イコライジングの変換を行うことになる。例えば、図11の縦軸について、周波数が高いほど信号強度が上がるような変換を行うことで高周波成分の音をより大きくすることが可能となり、循環動態をより強調することが可能となる。
【0066】
図13は図11のパワースペクトルについて、特定の(1000Hzから4000Hz)周波数について、周波数が高いほど、パワーが大きくなる変換を行った結果である。
【0067】
また、本実施の形態では音出力について強調する例を示したが、実施の形態4における丸い点の移動速度を強調する(周波数の高いものについては移動速度をより速くする等)ことで、画像で表示する場合においても循環動態を強調して出力することが可能であり、両方について強調することも可能である。なお、例えば血液の粘性が高い場合を強調したい場合では、低周波成分を強調するような変換を行うことも可能である。
【0068】
また、血液レオロジーの評価の場合などでは、1000Hzから4000Hzが評価に必要な周波数であるため、上記範囲のフィルタを用いて、一度フィルタ処理を行った波形について上記の強調変換を行うことも可能である。
【0069】
なお、本実施の形態では使用する循環センサ101の超音波の周波数は9.6MHzであったが、この周波数に限定されるものではなく、その他の周波数でも可能であり、その場合には、上記評価に必要な周波数の範囲も変化する。
(実施の形態6)
図6、図14、図15を用いて、測定された循環動態の結果を強調して出力する場合の実施の形態について説明する。
【0070】
図6の波形は周波数変化の波形であるため、この波形の周波数成分を強調することでも循環動態を強調して出力することが可能となる。
【0071】
具体的には、図14のような係数を図6の周波数成分に掛け合わせる。図15がその結果である。点線が変換前、実線が変換後の波形である。一般的に人間の可聴領域は2Hz〜20KHz程度であるため、おおよそその範囲に入っていれば、音として出力しても認識することができる。
【0072】
なお、本実施の形態では音出力について強調する例を示したが、実施の形態4における丸い点の移動速度を強調することで、画像で表示する場合においても循環動態を強調して出力することが可能である。
【0073】
なお、本実施の形態では、すべての周波数成分について係数をかける演算を行ったが、上述の通り、関心のある周波数は1000Hzから4000Hzであるので、この範囲の周波数成分について特に大きい係数をかける演算を行うことも可能である。
【0074】
また、実施の形態6と同じく、低周波数成分について強調処理を行うことも可能である。
(実施の形態7)
図16を用いて、測定された循環動態を数段階のレベルに分割し、それぞれのレベルにおける音データを準備しておき、各レベルに対応する音を被験者に出力させた実施の形態について説明する。
【0075】
図16において、例えば周波数成分をレベル1: 0〜500Hz,レベル2:500〜1000Hz,レベル3: 1000Hz〜1500Hz、・・・などとし、各レベルにおける音データを図示しない音データ蓄積部に確保しておく。
【0076】
音データとしては、レベルが低い場合には、シンセサイザなどで人工的に低い周波数で作成された音、あるいは遅い川のせせらぎなどを測定したデータを使用し、逆にレベルの高い場合には、シンセサイザなどを利用して高い周波数で作成された音データなどを用意しておく。
【0077】
そして、測定結果をもとに、用意してある音データを被験者に音として出力し、認識させるのである。
【0078】
【発明の効果】
本発明の循環動態測定装置によれば、出力をわかりやすい音、画像で行うことができるため、循環動態が把握しやすくなり、例えば血液がドロドロの場合には、特定の食品を摂取するようになり、動脈硬化などの重大な疾患に罹る可能性が低くなるという効果がある。
【0079】
さらに、特定の周波数成分について強調することにより、さらに被験者にとって自分の循環動態を認識しやすい出力とすることができ、重大な疾患に対する予防効果を向上させることができる。
【0080】
また、音と画像を受信された波動と同期させて同時に出力することで、上記効果をより向上させ、重大な疾患に対する予防効果を向上させることができる。
【0081】
また、治療効果、食品による健康改善効果を被験者にわかりやすく伝達することが可能となり、被験者の治療に対するモチベーションを高めるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかわる循環動態測定装置の外観上の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかわる循環動態測定装置についての断面図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかわる循環動態測定装置について、B方向からみた指輪内部の透過図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかわる循環動態測定装置について、信号処理部の内部構成と、循環センサとの接続状態を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態にかかわる循環動態測定装置が計測するドップラシフト強度に伴う時間変化のグラフである。
【図6】本発明の実施の形態にかかわる循環動態測定装置が計測するドップラシフト周波数に伴う時間変化のグラフである。
【図7】本発明の実施の形態にかかわる循環動態測定装置の一例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかわるインジケータ部の一例を示す図である
【図9】本発明の実施の形態にかかわる表示の一例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態にかかわる周波数変換曲線の例を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態にかかわるドップラシフト強度波形のパワースペクトル結果を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態にかかわるドップラシフト強度波形のパワースペクトルを高周波成分について強調した結果を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態にかかわるドップラシフト強度波形のパワースペクトルについて特定周波数に関して強調した結果を示す図である。
【図14】本発明の形態に係る変換曲線の説明図である。
【図15】本発明の形態に係るドップラシフト周波数変化波形を示す図を示す。
【図16】本発明の形態に係るドップラシフト周波数変化波形を示す図を示す。
【図17】従来の循環動態測定装置にかかわるブロック図である。
【符号の説明】
1 指輪部
101 循環センサ
102 PZT
103 PZT
2 信号処理部
3 超音波入射部
4 超音波検出部
5 動脈
6 指
12 腕時計型循環動態測定装置
21 スピーカー
22 音情報変換部
500 信号処理部
501 駆動部
502 受信部
503 信号演算部
600 信号処理部
601 駆動部
602 受信部
603 信号演算部
604 出力部
605 発光素子
606 受光素子
607 循環センサ
84 表示部
87 インジケータ
90 点
Claims (8)
- 生体表面から生体内部に波動を送受信する循環センサ部と、
該循環センサ部により受信された前記波動から血液レオロジーに係る演算処理を行う信号処理部と、前記信号処理部で行われた前記演算処理に基づいて処理結果を出力する出力部を有する循環動態測定装置において、
前記信号処理部は、前記循環センサ部により受信された前記波動から得られるドップラシフト強度波形に対して高速フーリエ変換処理を行い、前記高速フーリエ変換処理を行って得られたパワースペクトル波形に対して所定の周波数以下はより低い周波数になり、また所定の周波数以上はより高い周波数になるような第1の変換、もしくは周波数が高いほどパワー強度が高くなるような第2の変換を行い、前記第1の変換もしくは前記第2の変換を行った前記パワースペクトル波形から所定の閾値より大きいパワースペクトル値を有する周波数を抽出し、抽出した前記周波数の中で最も高い周波数を選定してドップラシフト周波数の時間変化波形を求めることにより、高周波成分または低周波成分が強調された前記血液レオロジーに係る前記演算処理を行い、前記高周波成分または前記低周波成分が強調された前記ドップラシフト周波数の時間変化波形を出力する信号演算部を有することを特徴とする循環動態測定装置。 - 生体表面から生体内部に波動を送受信する循環センサ部と、
該循環センサ部により受信された前記波動から血液レオロジーに係る演算処理を行う信号処理部と、前記信号処理部で行われた前記演算処理に基づいて処理結果を出力する出力部を有する循環動態測定装置において、
前記信号処理部は、前記循環センサ部により受信された前記波動から得られるドップラシフト強度波形に対して高速フーリエ変換処理を行い、前記高速フーリエ変換処理を行って得られたパワースペクトル波形から所定の閾値より大きいパワースペクトル値を有する周波数を抽出し、抽出した前記周波数の中で最も高い周波数を選定してドップラシフト周波数の時間変化波形を求め、求めた前記ドップラシフト周波数の時間変化波形に対して周波数に依存した係数を掛け合わせる第3の変換を行うことにより、前記ドップラシフト周波数の時間変化波形の周波数成分が強調された前記血液レオロジーに係る前記演算処理を行い、前記周波数成分が強調された前記ドップラシフト周波数の時間変化波形を出力する信号演算部を有することを特徴とする循環動態測定装置。 - 前記信号処理部は、前記信号演算部から出力された前記ドップラシフト周波数の時間変化波形を音情報に変換する手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の循環動態測定装置。
- 前記信号処理部は、前記信号演算部から出力された前記ドップラシフト周波数の時間変化波形を画像情報に変換する手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の循環動態測定装置。
- 前記出力部は、前記音情報に基づいて音を出力するスピーカー部であることを特徴とする請求項3に記載の循環動態測定装置。
- 前記出力部は、前記画像情報に基づいて画像表示を行う液晶表示部であることを特徴とする請求項4に記載の循環動態測定装置。
- 前記出力部は、前記信号処理部において選定された前記最も高い周波数の値をLEDの点灯もしくはランプの点灯により表示する、または前記信号処理部において算出された前記血液レオロジーの数値をLEDの点灯もしくはランプの点灯により表示するインジケータ部であることを特徴とする請求項1または2に記載の循環動態測定装置。
- 音情報を保管する音情報蓄積部を有し、前記信号処理部は前記血液レオロジーに係る前記演算処理結果に応じて前記音情報蓄積部より前記演算処理結果に対応する前記音情報を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の循環動態測定装置。
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