JP4563740B2 - 画像照合装置、画像照合方法および画像照合プログラム。 - Google Patents

画像照合装置、画像照合方法および画像照合プログラム。 Download PDF

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Description

本発明は、照合対象物の入力画像とあらかじめ登録された複数のテンプレート画像との間で、画像の特徴を比較することによって画像を照合する画像照合装置、画像照合方法および画像照合プログラムに関し、特に、入力画像とテンプレート画像との照合を効率的におこなって照合率を向上させることができる画像照合装置、画像照合方法および画像照合プログラムに関する。
従来、入金された貨幣をCCD(Charge Coupled Device)カメラ等で撮影した入力画像と、あらかじめ登録されているテンプレート画像とを照合し、かかる貨幣の真偽を判定する画像照合装置が知られている。
たとえば、特許文献1には、硬貨の入力画像と硬貨のテンプレート画像とを対比して相関値を算出し、対比対象となる全体画像のうち所定面積以上の部分において、かかる相関値が閾値を超えている場合には、入力画像に係る硬貨を真正硬貨と判定する画像照合技術が開示されている。
特開2003−187289号公報
しかしながら、この従来技術を用いた場合、閾値を超えた相関値のみを用いて画像照合をおこなうので、たとえば、入力画像とテンプレート画像との照合時の画像のずれや画像変換にともなうノイズの発生などにより、相関値が相対的に低い値をとった場合には、入力された硬貨が真正硬貨であるにもかかわらず偽造硬貨と判定してしまい、画像照合の照合率を向上させることが困難であるという問題があった。
なお、かかる問題点は、硬貨の画像照合においてのみ発生する問題ではなく、たとえば、紙幣の画像照合や、FA(Factory Automation)などにおける部品や製品の画像照合においても同様に発生する問題である。
この発明は、上記課題(問題点)に鑑みてなされたものであり、貨幣や貨幣以外の物品の画像照合精度を高め、画像照合の照合率を向上させることができる画像照合装置、画像照合方法および画像照合プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、照合対象物の入力画像とあらかじめ登録された複数のテンプレート画像との間で、画像の特徴を比較することによって画像を照合する画像照合装置にであって、前記入力画像および前記テンプレート画像から相関値画像を生成し、該相関値画像を画素値が閾値以上であるか否かにより正相関値画像と負相関値画像とに分離する相関値画像分離手段と、前記テンプレート画像を画素値が閾値以上であるか否かにより正テンプレート画像と負テンプレート画像とに分離するテンプレート画像分離手段と、前記正相関値画像および前記負相関値画像と前記正テンプレート画像および前記負テンプレート画像との組み合わせにより複数の正負分離相関画像を生成する正負分離相関画像生成手段と、前記正負分離相関画像を用いて照合判定をおこなう照合判定手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、前記正負分離相関画像生成手段は、前記正相関値画像と前記正テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする正特徴領域画像と、前記負相関値画像と前記正テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする負特徴領域画像とを生成することを特徴とする。
また、本発明は、前記正負分離相関画像生成手段は、前記正相関値画像と前記負テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする正背景領域画像と、前記負相関値画像と前記負テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする負背景領域画像とを生成することを特徴とする。
また、本発明は、前記正負分離相関画像生成手段は、前記正相関値画像と前記正テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする正特徴領域画像と、前記負相関値画像と前記正テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする負特徴領域画像と、前記正相関値画像と前記負テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする正背景領域画像と、前記負相関値画像と前記負テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする負背景領域画像とを生成することを特徴とする。
また、本発明は、前記正負分離相関画像生成手段は、前記負相関値画像を用いて生成される負領域画像内の注目画素と、前記正相関値画像を用いて生成される正領域画像内の該注目画素に対応する対応画素の周囲画素とを対比して、少なくとも一つの該周囲画素の画素値が該注目画素の画素値よりも大きい場合には、該注目画素を該対応画素に移動する膨張処理をおこなうことを特徴とする。
また、本発明は、前記入力画像および前記テンプレート画像は、エッジ抽出オペレータを用いたエッジ抽出処理により画像変換されたエッジ画像であることを特徴とする。
また、本発明は、前記エッジ画像は、抽出されたエッジのエッジ強度を正規化した正規化エッジ画像であることを特徴とする。
また、本発明は、前記テンプレート画像は、前記照合対象物の各個体についての画像を平均した平均画像であることを特徴とする。
また、本発明は、前記相関値画像は、前記入力画像または前記テンプレート画像の画素ごとの相関値を正規化した正規化相関値を画素値とする画像であることを特徴とする。
また、本発明は、前記照合判定手段は、前記正負分離相関画像をブロック分割して各ブロック内の画素値の総和をブロック値として算出し、該ブロック値と重み係数との積を全ての前記正負分離相関画像について加算することにより照合値を算出して照合判定をおこなうことを特徴とする。
また、本発明は、前記照合判定手段は、線形判別分析により前記重み係数の値を算出することを特徴とする。
また、本発明は、前記照合対象物は貨幣であることを特徴とする。
また、本発明は、照合対象物の入力画像とあらかじめ登録された複数のテンプレート画像との間で、画像の特徴を比較することによって画像を照合する画像照合方法において、前記入力画像および前記テンプレート画像から相関値画像を生成し、該相関値画像を画素値が閾値以上であるか否かにより正相関値画像と負相関値画像とに分離する相関値画像分離工程と、前記テンプレート画像を画素値が閾値以上であるか否かにより正テンプレート画像と負テンプレート画像とに分離するテンプレート画像分離工程と、前記正相関値画像および前記負相関値画像と前記正テンプレート画像および前記負テンプレート画像との組み合わせにより複数の正負分離相関画像を生成する正負分離相関画像生成工程と、前記正負分離相関画像を用いて照合判定をおこなう照合判定工程とを含んだことを特徴とする。
また、本発明は、照合対象物の入力画像とあらかじめ登録された複数のテンプレート画像との間で、画像の特徴を比較することによって画像を照合する画像照合方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記入力画像および前記テンプレート画像から相関値画像を生成し、該相関値画像を画素値が閾値以上であるか否かにより正相関値画像と負相関値画像とに分離する相関値画像分離工程と、前記テンプレート画像を画素値が閾値以上であるか否かにより正テンプレート画像と負テンプレート画像とに分離するテンプレート画像分離工程と、前記正相関値画像および前記負相関値画像と前記正テンプレート画像および前記負テンプレート画像との組み合わせにより複数の正負分離相関画像を生成する正負分離相関画像生成工程と、前記正負分離相関画像を用いて照合判定をおこなう照合判定工程とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
発明によれば、入力画像およびテンプレート画像から相関値画像を生成し、該相関値画像を画素値が閾値以上であるか否かにより正相関値画像と負相関値画像とに分離し、テンプレート画像を画素値が閾値以上であるか否かにより正テンプレート画像と負テンプレート画像とに分離し、正相関値画像および負相関値画像と正テンプレート画像および負テンプレート画像との組み合わせにより複数の正負分離相関画像を生成し、該正負分離相関画像を用いて照合判定をおこなうよう構成したので、入力画像とテンプレート画像との相関が高い部分のみならず、相関が低い部分の相関値も用いるとともに、テンプレート画像の特徴部分のみならず、背景部分も用いて画像照合をおこなうことにより、精度の高い画像照合をおこなうことができ、画像の照合率を向上させることができるという効果を奏する。
また、発明によれば、正相関値画像と正テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする正特徴領域画像と、負相関値画像と正テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする負特徴領域画像とを生成するよう構成したので、特徴が出るべき部分に特徴が出ている領域画像と特徴が出るべき部分に特徴が出ていない領域画像とを用いて画像照合をおこなうことにより、精度の高い画像照合をおこなうことができ、画像の照合率を向上させることができるという効果を奏する。
また、発明によれば、正相関値画像と負テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする正背景領域画像と、負相関値画像と負テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする負背景領域画像とを生成するよう構成したので、背景があるべき部分に背景がある領域画像と背景があるべき部分に背景がない領域画像とを用いて画像照合をおこなうことにより、精度の高い画像照合をおこなうことができ、画像の照合率を向上させることができるという効果を奏する。
また、発明によれば、正相関値画像と正テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする正特徴領域画像と、負相関値画像と正テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする負特徴領域画像と、正相関値画像と負テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする正背景領域画像と、負相関値画像と負テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする負背景領域画像とを生成するよう構成したので、特徴が出るべき部分に特徴が出ている領域画像と、特徴が出るべき部分に特徴が出ていない領域画像と、背景があるべき部分に背景がある領域画像と、背景があるべき部分に背景がない領域画像とを用いて画像照合をおこなうことにより、精度の高い画像照合をおこなうことができ、画像の照合率を向上させることができる
という効果を奏する。
また、発明によれば、負相関値画像を用いて生成される負領域画像内の注目画素と、正相関値画像を用いて生成される正領域画像内の該注目画素に対応する対応画素の周囲画素とを対比して、少なくとも一つの該周囲画素の画素値が該注目画素の画素値よりも大きい場合には、該注目画素を該対応画素に移動する膨張処理をおこなうよう構成したので、相関値算出にともなう孤立点の影響を排除して、精度の高い画像照合をおこなうことができ、画像の照合率を向上させることができるという効果を奏する。
また、発明によれば、入力画像およびテンプレート画像は、エッジ抽出オペレータを用いたエッジ抽出処理により画像変換されたエッジ画像であるよう構成したので、抽出された各画像の特徴部分を対比することにより、精度の高い画像照合をおこなうことができ、画像の照合率を向上させることができるという効果を奏する。
また、発明によれば、エッジ画像は、抽出されたエッジのエッジ強度を正規化した正規化エッジ画像であるよう構成したので、照合対象物の個体差の影響を排除して、精度の高い画像照合をおこなうことができ、画像の照合率を向上させることができるという効果を奏する。
また、発明によれば、テンプレート画像は、前記照合対象物の各個体についての画像を平均した平均画像であるよう構成したので、照合対象物の個体に固有の模様がある場合であっても、精度の高い画像照合をおこなうことができ、画像の照合率を向上させることができるという効果を奏する。
また、発明によれば、相関値画像は、入力画像またはテンプレート画像の画素ごとの相関値を正規化した正規化相関値を画素値とする画像であるよう構成したので、相関値のばらつきを抑えて、精度の高い画像照合をおこなうことができ、画像の照合率を向上させることができるという効果を奏する。
また、発明によれば、照合判定手段は、正負分離相関画像をブロック分割して各ブロック内の画素値の総和をブロック値として算出し、該ブロック値と重み係数との積を全ての正負分離相関画像について加算することにより照合値を算出して照合判定をおこなうよう構成したので、特徴が出やすい領域の重みと特徴が出にくい領域の重みを調整することができるとともに、算出手順の簡素化により、効率的な画像照合をおこなうことができ、画像の照合率を向上させることができるという効果を奏する。
また、発明によれば、照合判定手段は、線形判別分析により前記重み係数の値を算出するよう構成したので、学習サンプルに基づいた適正な重み係数を得ることができるので、精度の高い画像照合をおこなうことができ、画像の照合率を向上させることができるという効果を奏する。
また、発明によれば、照合対象物は貨幣であるよう構成したので、貨幣の照合に関し、精度の高い画像照合をおこなうことができ、画像の照合率を向上させることができるという効果を奏する。
また、発明によれば、入力画像およびテンプレート画像から相関値画像を生成し、該相関値画像を画素値が閾値以上であるか否かにより正相関値画像と負相関値画像とに分離し、テンプレート画像を画素値が閾値以上であるか否かにより正テンプレート画像と負テンプレート画像とに分離し、正相関値画像および負相関値画像と正テンプレート画像および負テンプレート画像との組み合わせにより複数の正負分離相関画像を生成し、該正負分離相関画像を用いて照合判定をおこなうよう構成したので、入力画像とテンプレート画像との相関が高い部分のみならず、相関が低い部分の相関値も用いるとともに、テンプレート画像の特徴部分のみならず、背景部分も用いて画像照合処理をおこなうことにより、精度の高い画像照合をおこなうことができ、画像の照合率を向上させることができるという効果を奏する。
また、発明によれば、入力画像およびテンプレート画像から相関値画像を生成し、該相関値画像を画素値が閾値以上であるか否かにより正相関値画像と負相関値画像とに分離し、テンプレート画像を画素値が閾値以上であるか否かにより正テンプレート画像と負テンプレート画像とに分離し、正相関値画像および負相関値画像と正テンプレート画像および負テンプレート画像との組み合わせにより複数の正負分離相関画像を生成し、該正負分離相関画像を用いて照合判定をおこなうよう構成したので、入力画像とテンプレート画像との相関が高い部分のみならず、相関が低い部分の相関値も用いるとともに、テンプレート画像の特徴部分のみならず、背景部分も用いて画像照合処理をおこなうことにより、精度の高い画像照合をおこなうことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る画像照合装置、画像照合方法および画像照合プログラムの好適な実施例を説明する。なお、以下では、硬貨の画像を用いた画像照合の場合について説明する。
図1は、本実施例に係る画像照合装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この画像照合装置1は、画像入力部10と、画像切出部20と、エッジ抽出部30と、マッチング処理部40と、登録画像記憶部50と、正負分離相関判定部100とを備えており、かかる正負分離相関判定部100は、正規化相関値算出部110と、正負分離相関画像生成部120と、膨張処理部130と、照合値算出部140とを備えている。
画像入力部10は、照合対象となる硬貨の入力画像を装置内に取り込むための入力部であり、入力された画像を画像切出部20に出力する。具体的には、画像入力部10は、入力画像を所定数の画素の集合体として取り扱う。たとえば、入力画像を256階調の濃度値をもつグレースケール画像として認識し、所定の大きさの矩形画像として画像切出部に出力する。
画像切出部20は、画像入力部10からかかる矩形画像を取得し、硬貨画像に外接する正方形の領域内の画像のみを切り出して、切り出した画像をエッジ抽出部30に出力する。
図2は、この画像切出部20の処理概要を説明するための説明図である。同図に示すように、画像切出部20は、画像入力部10から取得した入力画像11を水平方向に走査して全画素の濃度値を累積し、水平方向射影21を生成する。また、入力画像11を垂直方向に走査して、同様の手順で垂直方向射影22を生成する。そして、画像切出部20は、水平方向射影21および垂直方向射影22を走査し、累積した濃度値の立上り座標と立下り座標を算出する。そして、同図の4本の破線で示したように、算出された各座標に囲まれた領域を切出画像23として切り出し、この切出画像23をエッジ抽出部30に出力する。
図1の説明に戻り、エッジ抽出部30について説明する。エッジ抽出部30は、画像切出部20から切出画像23を取得し、切出画像23の明るさや色合いなどの個体差に基づく影響を避けるために、切出画像23の濃度変化(エッジ強度)を算出する。また、算出したエッジ強度のばらつきを抑えるために、エッジ強度の正規化をおこなう。具体的には、切出画像23に対してSobelオペレータを用いたエッジ抽出処理をおこなうことによりエッジ強度を算出し、算出結果を正規化する。なお、本実施例においては、Sobelオペレータを用いることとしたが、Robertsオペレータなどを用いてエッジ抽出をおこなうこともできる。
図3は、Sobelオペレータを説明するための説明図である。同図に示すように、エッジ抽出部30は、水平方向エッジ算出用30aおよび垂直方向エッジ算出用30bの二つのSobelオペレータを用いてエッジ強度の算出をおこなう。具体的には、切出画像23の全画素について、各Sobelオペレータ(30aおよび30b)を走査し、水平方向エッジ算出結果Gxおよび垂直方向エッジ算出結果Gyを取得する。そして、各画素におけるエッジ強度(G)を算出したうえで、かかるエッジ強度を正規化(E)する。
Figure 0004563740
式(1)に示すように、各画素におけるエッジ強度(G)は、水平方向エッジ算出結果Gxの絶対値と垂直方向エッジ算出結果Gyの絶対値との和としてあらわされる。また、式(2)に示すように、各画素における正規化エッジ強度(E)は、硬貨の種別毎に所定の値が設定される定数cとエッジ強度(G)との積を、全画素にわたるエッジ強度(G)の総和で除したものとなる。
このように、エッジ強度の正規化をおこなうことで、エッジが出やすい新貨と、エッジが出にくい流通貨との間で、エッジ強度のばらつきが発生することを抑えることができるので、硬貨の新旧にかかわらず、種々の硬貨の照合を精度良くおこなうことができる。
図4は、エッジ抽出部30によりおこなわれるエッジ抽出処理(画像変換処理)の概要を説明するための説明図である。同図に示すように、切出画像23は、Sobelオペレータを用いたエッジ強度算出処理により、エッジ抽出画像31に画像変換される。そして、エッジ抽出画像31は、式(1)および式(2)を用いたエッジ強度正規化処理により、エッジ正規化画像32に画像変換される。エッジ抽出部30は、このエッジ正規化画像32をマッチング処理部40に出力する。
同図に示したエッジ抽出画像31の各画素値は、たとえば、0〜255の値をとり、0が黒に対応し、255が白に対応したグレースケール値をとる。同図のエッジ抽出画像31において、白い部分が抽出されたエッジ部分であり、黒い部分が背景部分である。また、エッジ正規化画像32の各画素値は、たとえば、0〜255の値をとり、0が黒に対応し、255が白に対応したグレースケール値をとる。なお、同図のエッジ正規化画像において、白い部分がエッジ部分に相当し、黒い部分が背景に相当する点はエッジ抽出画像31と同様である。
図1の説明に戻って、マッチング処理部40について説明する。マッチング処理部40は、エッジ抽出部30からエッジ正規化画像32を取得し、登録画像記憶部50に記憶されているテンプレート画像との照合処理をおこなう。具体的には、テンプレート画像を所定の角度ずつ回転させ、各回転角におけるテンプレート画像とエッジ正規化画像32との一致度(M)が最大となる回転角(φ)を取得する。かかる一致度(M)は、
Figure 0004563740
により算出する。
式(3)に示すように、各回転角(φ)における一致度M(φ)は、角度φ回転させたテンプレート画像の各画素の濃度値tφ(x,y)と、エッジ正規化画像32の各画素の濃度値s(x,y)との積を全画素にわたり総和したしたものとなる。
図5は、マッチング処理部40のマッチング判定の概要を説明するための説明図である。同図に示すように、M(φ)の値は、ある回転角において最大値をもつ山型のグラフとなる。マッチング処理部40は、かかるM(φ)が最大(山型の頂点部分)となるφの値を取得し、登録画像記憶部50に記憶していたテンプレート画像を角度φ回転させる。そして、エッジ正規化画像32および回転済のテンプレート画像を正負分離相関判定部100に出力する。
図6は、マッチング処理部40から正負分離相関判定部100に出力される、エッジ正規化処理済画像および回転済テンプレート画像の画像例を説明するための説明図である。同図では、10円硬貨の表面の画像が画像照合装置1に入力された場合の画像例を示している。すなわち、切出画像24に、上述したエッジ正規化処理を施すとエッジ正規化画像33が生成され、上述したマッチング処理によりテンプレート画像を回転させることにより回転済のテンプレート画像51が生成される。以降の説明においては、エッジ正規化画像(裏面)32のかわりに、かかるエッジ正規化画像(表面)33を用いることとする。
なお、マッチング処理部40は、テンプレート画像を回転させることにより、一致度が最大となる回転角を取得すると説明したが、テンプレート画像は回転させず、エッジ正規化画像32を回転させることにより、一致度が最大となる回転角を取得するようにしてもよい。
図1の説明に戻り、登録画像記憶部50について説明する。登録画像記憶部50は、あらかじめ登録された各種硬貨に対応した複数のテンプレート画像を記憶し、マッチング処理部40に、これらのテンプレート画像を提供する。かかるテンプレート画像には、硬貨の個体差によるばらつきを抑えるため、同一種類の硬貨の画像を複数合成した平均画像を用いる。かかる平均画像を用いることにより、製造年などの各硬貨に固有の凹凸パターン部分と、テンプレート画像の対応部分との相関値は、平均画像(平均値)についての相関値となるため照合時の影響が出にくくなる。すなわち、真正硬貨であるにもかかわらず、製造年が異なることにより偽造硬貨であると判定することを防止することができる。
かかるテンプレート画像は、エッジ正規化処理を施した入力画像と照合させるため、入力画像と同様にエッジ正規化処理が施された後に、登録記憶部50に登録される。また、登録記憶部50には、各金種の表面および裏面の平均画像にエッジ正規化処理が施された画像が複数登録される。
正負分離相関判定部100は、マッチング処理部40から、図6に示したエッジ正規化画像33(以下「入力画像33」と言う)および回転済テンプレート画像51(以下「テンプレート画像51」と言う)を取得し、これらの画像を照合することにより入力画像33に係る硬貨が真正硬貨であるか否かの照合判定をおこない、かかる判定結果を出力する。
正規化相関値算出部110は、入力画像33およびテンプレート画像51の対応する画素毎の相関値を算出し、かかる相関値を正規化して正規化相関値画像を生成する。具体的には、座標値が(x,y)の各画素について、入力画像33の濃度値s(x,y)およびテンプレート画像51の濃度値t(x,y)を用いて、
Figure 0004563740
により各画素の正規化相関値r(x,y)を算出する。なお、式(4)に示す各画素における正規化相関値r(x,y)は、たとえば、−1.0〜+1.0の値をとる。また、式(4)中のnは、画素数を示す。
そして、正規化相関値算出部110は、かかる正規化相関値画像の画素値が0以上か否かにより、正の正規化相関値画像(r+画像)と負の正規化相関値画像(r−画像)とに分離する。また、テンプレート画像51については、各画素値が所定の閾値(Tt)以上か否かにより、正のテンプレート画像(t+画像)と負のテンプレート画像(t−画像)とに分離する。
なお、r+画像の画素値は、たとえば、0.0〜1.0の値をとり、r−画像の画素値は、各画素値の絶対値をとることにより、たとえば、0.0〜1.0の値をとる。また、t+画像およびt−画像の画素値は、たとえば、0か1の二値をとる。すなわち、t+画像およびt−画像は、各正規化相関値画像の画像変換に用いられる画像マスクとしての役割を有する。
ここで、それぞれの画像の意味を説明すると、r+画像は照合対象となる画像間に相関がある(似ている)画素を示し、強い相関があれば、かかる画素は大きい値をとる。また、r−画像は照合対象となる画像間に相関がない(似ていない)ことを示し、強い負の相関があれば、かかる画素は大きい値をとる。そして、t+画像はテンプレート画像のエッジ部分を示し、エッジ部分が1、背景部分が0の値をとる。また、t−画像はテンプレート画像の背景部分(エッジでない部分)を示し、背景部分が1、エッジ部分が0の値をとる。
正負分離相関画像生成部120は、正規化相関値算出部110が生成した、r+画像、r−画像、t+画像およびt−画像の組み合わせにより正負分離相関画像を生成する。具体的には、r+画像とt+画像とからA+領域画像を、r−画像とt+画像とからA−領域画像を、r+画像とt−画像とからB+領域画像を、r−画像とt−画像とからB−領域画像をそれぞれ生成する。
ここで、各領域画像の意味を説明する。図7は、かかる4つの領域を説明するための説明図である。同図に示すように、A+領域画像は、r+画像とt+画像とを重ね合わせた領域画像であり、エッジ部分と相関があること、すなわち、エッジが出るべきところにエッジが出ていることを示し、特許請求の範囲における正特徴領域画像に対応する。A−領域画像は、r−画像とt+画像とを重ね合わせ領域画像であり、エッジ部分と相関がないこと、すなわち、エッジが出るべきところにエッジが出ていないことを示し、特許請求の範囲における負特徴領域画像に対応する。B+領域画像は、r+画像とt−画像とを重ね合わせた領域画像であり、背景部分と相関があること、すなわち、エッジが出るべきでないところにエッジが出ていないことを示し、特許請求の範囲における正背景領域画像に対応する。B−領域画像は、r−画像とt−画像とを重ね合わせ領域画像であり、背景部分と相関がないこと、すなわち、エッジが出るべきでないところにエッジが出ていないことを示し、特許請求の範囲における負背景領域画像に対応する。
図1の説明に戻って、膨張処理部130について説明する。膨張処理部130は、所定の画像マスクを用いて、A−領域画像の画素をA+領域画像に移動させるとともに、B−領域画像の画素をB+領域画像に移動させる。かかる膨張処理をおこなうのは、正規化相関値にはノイズ状に負の相関値をもつ孤立点があらわるためである。すなわち、かかる膨張処理をおこなうことにより、かかる孤立点の影響が照合値の判定結果におよぶことを抑えることができる。
照合値算出部140は、A+領域画像、A−領域画像、B+領域画像およびB−領域画像のそれぞれを、たとえば、水平方向に4つ、垂直方向に4つの計16ブロックに分割し、
Figure 0004563740
式(5)により、照合値(Z)を求める。ここで、係数aij、bij、cijおよびdijは学習サンプルを用いて線形判別分析により最適解を求める。なお、各領域画像のブロック値であるA+ ij、A- ij、B+ ijおよびB- ijは、各ブロック内の画素値の総和を示す。
そして、照合値算出部140は、かかる照合値(Z)が閾値以上であれば、入力画像33に係る硬貨は真正硬貨であると照合判定し、閾値より小さければ偽造硬貨であると照合判定したうえで、かかる判定結果を出力する。
以降では、図1に示した正負分離相関判定部100の処理をさらに具体的に説明する。まず、正規化相関値算出部110がおこなう正規化相関値正負分離処理を、図8および図11を用いて説明する。図8は、正規化相関値正負分離処理のフローチャートであり、図11は、正負分離相関判定部100における画像生成手順を説明するための説明図である。
図11に示すように、正規化相関値算出部110は、まず、入力画像33とテンプレート画像51から正規化相関値画像111を生成する。そして、生成された正規化相関値画像111を入力として正規化相関値正負分離処理をおこない、かかる正規化相関値画像111を、正の相関値画像であるr+画像111aと、負の相関値画像であるr−画像111bとに分離する。
図8に示すように、正規化相関値正負分離処理においては、まず、正規化相関値画像111の始点画素に移動する(ステップS501)。かかる始点画素は、たとえば、x=0、y=0の画素である。そして、かかる画素の正規化相関値r(x,y)を式(4)を用いて算出し(ステップS502)、算出したr(x,y)が0以上であれば(ステップS503肯定)、かかる画素値をr+画像111aの同一座標の画素値とする(ステップS504)。一方、算出したr(x,y)が0より小さければ(ステップS503否定)、かかる画素の画素値の絶対値を、r−画像111bの同一座標の画素値とする(ステップS505)。
そして、正規化相関値画像111の全ての画素について未だ正負分離処理が完了していない場合には(ステップS506否定)、次の注目画素に移動して(ステップS507)、ステップS502以下の処理を繰り返す。一方、全ての画素について正負分離処理が終了した場合には(ステップS506肯定)、処理を終了する。かかる正規化相関値正負分離処理により、r+画像111aおよびr−画像111bは、0.0〜1.0の画素値をとる画素を有する画像として生成される。なお、本実施例においては、r−画像111bの画素の画素値は、0.0〜1.0の画素値をとるものとして説明するが、かかる画素値は、−1.0〜0.0の値をとることとしてもよい。
次に、正規化相関値算出部110がおこなうテンプレート画像正負分離処理を、図9および図11を用いて説明する。図9は、テンプレート画像正負分離処理のフローチャートである。図11に示したように、テンプレート画像正負分離処理では、テンプレート画像51を、正のテンプレート画像であるt+画像51aと、負のテンプレート画像であるt−画像51bとに分離する処理をおこなう。
図9に示すように、テンプレート画像正負分離処理においては、まず、テンプレート画像51の始点画素に移動する(ステップS601)。かかる始点画素は、たとえば、x=0、y=0の画素である。そして、かかる画素の濃度値が所定の閾値(Tt)以上であれば(ステップS602肯定)、t+画像51aの同一座標の画素値を1とする(ステップS603)。一方、かかる濃度値が所定の閾値(Tt)より小さければ(ステップS602否定)、t−画像51bの同一座標の画素値を1とする(ステップS604)。
そして、テンプレート画像51の全ての画素について未だ正負分離処理が完了していない場合には(ステップS605否定)、次の注目画素に移動して(ステップS606)、ステップS602以下の処理を繰り返す。一方、全ての画素について正負分離処理が終了した場合には(ステップS605肯定)、処理を終了する。かかるテンプレート画像正負分離処理により、t+画像51aは、エッジ部分が1、背景部分が0の二値画像として生成され、t−画像51bは、エッジ部分が0、背景部分が1の二値画像として生成される。
次に、正負分離相関画像生成部120がおこなう正負分離相関画像生成処理を、図10および図11を用いて説明する。図10は、正負分離相関画像生成処理のフローチャートである。
図11に示したように、正負分離相関画像生成処理においては、正規化相関値算出部110において生成した、r+画像111a、r−画像111b、t+画像51aおよびt−画像51bを入力画像として用いて、A+領域画像121、A−領域画像122、B+領域画像123およびB−領域画像124を生成する。
たとえば、r+画像111aおよびt+画像51aを入力画像として用いた場合、図10に示すように、まず、それぞれの画像の始点画素に移動する(ステップS701)。そして、かかる画素におけるt+画像51aの画素値が1である場合には(ステップS702肯定)、A+領域画像121の画素値をr+画像111aの画素値とする(ステップS703)。一方、かかる画素におけるt+画像51aの画素値が1でない場合(すなわち、0である場合)には(ステップS702否定)、A+領域画像121の画素値を0とする(ステップS704)。
そして、全ての画素について領域画像生成処理が完了していない場合には(ステップS705否定)、次の注目画素に移動して(ステップS706)、ステップS702以下の処理を繰り返す。一方、全ての画素について領域画像生成処理が終了した場合には(ステップS705肯定)、A+領域画像121が生成されるので、処理を終了する。
同様に、r−画像111bおよびt+画像51aからA−領域画像122を、r+画像111aおよびt−画像51bからB+領域画像123を、r−画像111bおよびt−画像51bからB−領域画像124を、それぞれ生成する。
次に、膨張処理部130がおこなう膨張処理を、図12〜図14を用いて説明する。図12は、膨張処理において用いられる画像マスクを説明するための説明図であり、図13は、膨張処理のフローチャートであり、図14は、膨張処理により生成される画像を説明するための説明図である。
かかる膨張処理においては、負の領域画像(A−領域画像122およびB−領域画像124)に含まれるノイズ状の孤立点(画素)を、正の領域画像(A+領域画像121およびB+領域画像123)に移動する処理をおこなう。かかる処理をおこなうことで、照合値の精度を高めることができる。
図12に示すように、かかる膨張処理においては、正領域画像マスク130aおよび負領域画像マスク130b2枚の画像マスクを用いる。各画像マスクは、P5およびM5と、これらの領域を取り囲む8つの領域を有する。たとえば、A−領域画像122からA+領域画像121への膨張処理をおこなう場合には、負領域画像マスク130bのM5をA−領域画像122の注目画素に合わせ、正領域画像マスク130aのP5を注目画素に対応する画素にあわせる。そして、M5の画素値と、P1〜P9の画素値とを順次比較して膨張処理をおこなう。
次に、A−領域画像122からA+領域画像121への膨張処理をおこなう場合を例ににして、かかる膨張処理の処理手順を、図13を用いて説明する。まず、それぞれの画像(121および122)の始点画素に移動する(ステップS801)。かかる始点画素は、たとえば、x=0、y=0の画素である。そして、正領域マスク130aの9つの領域(P1〜P9)を順次切替えるために、nに1を設定する(ステップS802)。すなわち、ステップS802が完了した時点においては、対象となる正領域画像マスク130aの領域はP1となる。
そして、Pnの値とM5の値を比較して、P1の値がM5の値よりも大きい場合には(ステップS803肯定)、P5の値をM5で置き換えM5の値を0に設定する(ステップS805)。すなわち、M5の画素をP5の画素に移動する。一方、Pnの値がM5の値以下である場合には(ステップS803否定)、nの値に1を加算して(ステップS804)、nの値が9以下の場合には(ステップS806否定)、再度ステップ803をおこなう。
このように、P1〜P9の値のうち一つでもM5の値より大きいものがあれば、M5の画素をP5に移動する。一方、P1〜P9の値のいずれもがM5の値以下である場合には(ステップS806肯定)、画素の移動をおこなわない。
そして、A−領域画像122のすべての画素について処理が終了していない場合には(ステップS807否定)、次の注目画素に移動して(ステップS808)、ステップS802以降の処理をおこなう。一方、A−領域画像122のすべての画素について処理が終了した場合には(ステップS807肯定)、かかる膨張処理を終了する。
図14に示したように、かかる膨張処理により、A+領域画像121、A−領域画像122、B+領域画像123およびB−領域画像124は、それぞれ、膨張済A+領域画像131、膨張済A−領域画像132、膨張済B+領域画像133および膨張済B−領域画像134に画像変換される。なお、A−領域画像122上の孤立点は、A+領域画像121に移動するので、膨張済A+領域画像131のエッジ部分は、A+領域画像121と比較して面積が増加している。一方、膨張済A−領域画像132のエッジ部分は、A−領域画像122と比較して面積が減少している。
次に、照合値算出部140がおこなう照合値算出処理を、図15を用いて説明する。図15は、膨張済領域画像(131〜134)のブロック分割について説明するための説明図である。照合値算出処理部140は、まず、同図に示すように、各膨張済領域画像(131〜134)を、水平方向に4つ、垂直方向に4つの計16ブロックに分割し、A+領域画像ブロック141、A−領域画像ブロック142、B+領域画像ブロック143およびB−領域画像ブロック144を生成する。
そして、照合算出部140は、式(5)を用いて、照合値(Z)の算出をおこなう。ここで、式(5)の各係数aij、bij、cijおよびdijは、学習サンプルを用いて線形判別分析などにより最適解を求めておくものとする。具体的には、硬貨の凹凸パターンのデザインの相違により、エッジが出やすい硬貨や出にくい硬貨が存在するので、これらの係数は、硬貨の種別ごとに異なる値をとることになる。これらの係数を学習サンプルにより最適化することで、精度の良い画像照合をおこなうことができる。
そして、照合値算出部140は、最適値が設定された、係数aij、bij、cijおよびdijと、各画像ブロック(141〜144)とを用いて照合値(Z)を算出し、かかる照合値が閾値以上である場合には、真正硬貨であると判定し、閾値より小さい場合には偽造硬貨であると判定する。なお、本実施例においては、各画像を16のブロックに分割する場合について説明したが、ブロック数は、任意の数とすることができる。
なお、式(5)において、係数cijおよびdijを0に設定すれば、A+領域画像ブロック141およびA−領域画像ブロック142のみから照合値(Z)を算出することができる。また、係数aijおよびbijを0に設定すれば、B+領域画像ブロック143およびB−領域画像ブロック144のみから照合値(Z)を算出することができる。
このように、照合算出部140は、硬貨の種別やハードウェアの能力に応じて、画像ブロック数や式(5)の各係数の値を調整することにより、効率良く画像照合をおこなうことができる。
なお、本実施例に係る照合算出部140では、各領域画像をブロック分割したうえで、式(5)により照合値(Z)を算出するよう構成したが、これに限らず、他の方法により照合判定をおこなうよう構成することもできる。たとえば、多層ニューラルネットワーク、サポートベクトルマシン、二次識別関数等の他の方法を用いることとしてもよい。
以降では、正規化相関値画像111を正負分離する前に膨張処理をおこなう場合について、図16〜図18を用いて説明する。図16は、かかる膨張処理による画像生成手順について説明した説明図であり、図17は、かかる膨張処理に用いられる画像マスクを説明するための説明図であり、図18は、かかる膨張処理のフローチャートである。
ところで、上述した膨張処理は、各領域画像(121〜124)の生成後に、負の領域画像(たとえば、A−領域画像122)から正の領域画像(たとえば、A+領域画像121)に画素を移動していた。しかしながら、かかる膨張処理は、正負分離前の正規化相関値画像111と正負分離前のテンプレート画像51を用いておこなうことができる。
図16に示すように、正規化相関値算出部110は、まず、入力画像33とテンプレート画像51から正規化相関値画像111を生成する。そして、かかる膨張処理は、生成された正規化相関値画像111を入力として膨張処理をおこない、膨張済の正規化相関値画像135を生成する。そして、この膨張済の正規化相関値画像135は、膨張済のr+画像135aと膨張済のr−画像135bとに分離される。そして、膨張済のr+画像135a、膨張済のr−画像135b、t+画像51aおよびt−画像51bを入力として、正負分離相関値画像生成部120の処理がおこなわれ、膨張済A+領域画像131、膨張済A−領域画像132、膨張済B+領域画像133および膨張済B−領域画像134が出力される。
図17に示すように、かかる膨張処理においては、入力画像マスク130cおよびテンプレート画像マスク130dの2枚の画像マスクを用いる。各画像マスクは、S5およびT5と、これらの領域を取り囲む8つの領域を有する。たとえば、テンプレート画像51と正規化相関値画像111とを用いて膨張処理をおこなう場合には、入力画像マスク130cのS5を正規化相関値画像の注目画素に合わせ、テンプレート画像マスク130dのT5を注目画素に対応する画素にあわせる。そして、S1〜S9およびT1〜T9の領域の画素値を参照し比較して膨張処理をおこなう。
かかる膨張処理の処理手順を、図18を用いて説明する。まず、それぞれの画像(111および51)の始点画素に移動する(ステップS901)。かかる始点画素は、たとえば、x=0、y=0の画素である。そして、S5の値が負の場合、すなわち、該当する画素の正規化相関値が負の場合には(ステップS902否定)、入力画像マスク130cの9つの領域(S1〜S9)およびテンプレート画像マスク130dの9つの領域(T1〜T9)を順次切替えるために、nに1を設定する(ステップS903)。
そして、Tnの値が閾値(Tt)よりも大きい場合には(ステップS904肯定)、Snの値が0以上であるか否かを判定し(ステップS905)、Snの値が0以上であれば(ステップS905肯定)、かかるSnの値とS5の絶対値とを比較する(ステップS906)。そして、Snの値がS5の絶対値よりも大きければ(ステップS906肯定)、Snの値をS5の絶対値で置き換える(ステップS907)。
すなわち、S5の周辺のSnにおいて、Tnの値が閾値(Tt)よりも大きく、かつ、Snの値が0以上であり、かつ、Snの値がS5の絶対値よりも大きい領域(Sn)が存在する場合には、かかるS5の画素が孤立点であると判定し、S5の値の絶対値をとってS5の値を反転させる。そして、正規化相関値画像111の全ての画素について膨張処理が終了していなければ(ステップS910否定)、注目画素に移動して(ステップS911)、ステップS902以下の処理を繰り返す。一方、全ての画素について膨張処理が終了した場合には(ステップS910肯定)、かかる膨張処理を終了する。
一方、Tnの値が閾値(Tt)以下であるか(ステップS904否定)、Snの値が負であるか(ステップS905否定)、Snの値がS5の絶対値以下である(ステップS906否定)である場合には、nに1を加算し(ステップS908)、nが9以下であれば(ステップS909否定)、ステップS904以下の処理を繰り返す。一方、nが9よりも大きければ(ステップS909肯定)、ステップS910の処理をおこなう。
このように、正規化相関値画像111の正負分離前に膨張処理をおこなった場合であっても、膨張済領域画像(131〜134)を取得することができる。かかる場合においては、正負分離前の正規化相関値画像111を用いるので、領域画像(121〜124)生成後の膨張処理と比較して、膨張処理の対象となる画像の数を削減することができるので、より効率的な膨張処理を行なうことができる。
上述してきたように、本実施例にかかる画像照合装置、画像照合方法および画像照合プログラムでは、エッジ抽出処理とエッジ正規化処理を施して特徴抽出をおこなった入力画像と、あらかじめエッジ正規化処理が施されたテンプレート画像とを照合し、正規化相関値画像を生成するとともに、正規化相関値画像およびテンプレート画像を、各画像中の画素値が閾値以上か否かにより、それぞれ、正の正規化相関値画像および負の正規化相関値画像と、正のテンプレート画像および負のテンプレート画像に分離したうえで、かかる画像の組み合わせにより、正の特徴領域画像、負の特徴領域画像、正の背景領域画像および負の背景領域画像を生成し、さらに、負の特徴領域画像から正の特徴領域画像への画素の移動と、負の背景領域画像から正の特徴領域画像への画素の移動をおこなう膨張処理を施し、これらの膨張処理済みの領域画像をブロック分割して線形判別分析等により照合値を算出して照合判定をおこなうよう構成したので、入力画像およびテンプレート画像の全画素を照合対象とするとともに、相関値算出に伴う孤立点の影響を排除しつつ、特徴領域のみならず、背景領域の相関値をもバランスよく照合値に反映することができるので、精度のよい画像照合をおこなうことができ、画像の照合率を向上させることができる。
なお、本実施例においては、硬貨の入力画像について画像照合をおこなう場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、紙幣の画像照合や、FA(Factory Automation)などにおける部品や製品の画像照合にも適用することができる。
本発明にかかる画像照合装置、画像照合方法および画像照合プログラムは、物品の画像照合に有用であり、特に、貨幣の照合に適している。
本実施の形態に係る画像照合装置の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示した画像切出部の処理概要を説明するための説明図である。 図1に示したエッジ抽出部において用いられるSobelオペレータを説明するための説明図である。 図1に示したエッジ抽出部の処理概要を説明するための説明図である。 図1に示したマッチング処理部のマッチング判定の処理概要を説明するための説明図である。 本実施の形態に係る正負分離相関判定部に入力される画像を説明するための説明図である。 本実施の形態に係る正負分離相関画像成生成部により生成される特徴領域および背景領域について説明するための説明図である。 本実施の形態に係る正規化相関値画像正負分離処理のフローチャートである。 本実施の形態に係るテンプレート画像正負分離処理のフローチャートである。 本実施の形態に係る正負分離相関画像成生成部の処理手順を示すフローチャートである。 図7に示した各領域に対応する画像生成手順を説明するための説明図である。 本実施の形態に係る膨張処理部において用いられる画像マスクを説明するための説明図である。 本実施の形態に係る膨張処理部の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る膨張処理部により生成される画像を説明するための説明図である。 本実施の形態に係る照合値算出部において用いられる画像のブロック分割について説明するための説明図である。 本実施の形態に係る膨張処理の変更例を説明するための説明図である。 図16に示した変更例において用いられる画像マスクを説明するための説明図である。 図16に示した変更例における膨張処理部の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像照合装置
10 画像入力部
11 入力画像
20 画像切出部
21 水平方向射影
22 垂直方向射影
23 切出画像(裏面)
24 切出画像(表面)
30 エッジ抽出部
30a Sobelオペレータ(水平方向エッジ算出用)
30b Sobelオペレータ(垂直方向エッジ算出用)
31 エッジ抽出画像
32 エッジ正規化画像(裏面)
33 エッジ正規化画像(表面)
40 マッチング処理部
50 登録画像記憶部
51 テンプレート画像
51a t+画像
51b t−画像
100 正負分離相関判定部
110 正規化相関値算出部
111 正規化相関値画像
111a r+画像
111b r−画像
120 正負分離相関画像生成部
121 A+領域画像
122 A−領域画像
123 B+領域画像
124 B−領域画像
130 膨張処理部
130a 正領域画像マスク
130b 負領域画像マスク
130c 入力画像マスク
130d テンプレート画像マスク
131 膨張済A+領域画像
132 膨張済A−領域画像
133 膨張済B+領域画像
134 膨張済B−領域画像
135 膨張済正規化相関値画像
135a 膨張済r+画像
135b 膨張済r−画像
140 照合値算出部
141 ブロック分割(A+領域)
142 ブロック分割(A−領域)
143 ブロック分割(B+領域)
144 ブロック分割(B−領域)

Claims (10)

  1. 照合対象物の入力画像とあらかじめ登録された複数のテンプレート画像との間で、画像の特徴を比較することによって画像を照合する画像照合装置であって、
    前記入力画像および前記テンプレート画像の対応する画素間の相関値を画素値として有する相関値画像を生成し、前記相関値画像の画素値が閾値以上であるか否かによって当該相関値画像を正相関値画像と負相関値画像とに分離する相関値画像分離手段と、
    前記テンプレート画像の画素値が閾値以上であるか否かによって当該テンプレート画像を正テンプレート画像と負テンプレート画像とに分離するテンプレート画像分離手段と、
    前記正相関値画像および前記負相関値画像のいずれかと、前記正テンプレート画像および前記負テンプレート画像のいずれかとの組み合わせについて、対応する画素の画素値同士の積を画素値として有する正負分離相関画像を前記組み合わせごとに生成する正負分離相関画像生成手段と、
    事前に学習したパラメータを前記正負分離相関画像生成手段によって生成された各正負分離相関画像の画素値に対して適用することによって算出した照合値に基づいて照合判定をおこなう照合判定手段と
    を備えたことを特徴とする画像照合装置。
  2. 前記正負分離相関画像生成手段は、前記正相関値画像と前記正テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする正特徴領域画像と、前記負相関値画像と前記正テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする負特徴領域画像とを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像照合装置。
  3. 前記正負分離相関画像生成手段は、前記正相関値画像と前記負テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする正背景領域画像と、前記負相関値画像と前記負テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする負背景領域画像とを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像照合装置。
  4. 前記正負分離相関画像生成手段は、前記正相関値画像と前記正テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする正特徴領域画像と、前記負相関値画像と前記正テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする負特徴領域画像と、前記正相関値画像と前記負テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする正背景領域画像と、前記負相関値画像と前記負テンプレート画像との画素ごとの積を算出した値を画素値とする負背景領域画像とを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像照合装置。
  5. 前記正負分離相関画像生成手段は、前記負相関値画像を用いて生成される負領域画像内の注目画素と、前記正相関値画像を用いて生成される正領域画像内の該注目画素に対応する対応画素の周囲画素とを対比して、少なくとも一つの該周囲画素の画素値が該注目画素の画素値よりも大きい場合には、該注目画素を該対応画素に移動する膨張処理をおこなうことを特徴とする請求項2、3または4に記載の画像照合装置。
  6. 前記照合判定手段は、前記正負分離相関画像をブロック分割して各ブロック内の画素値の総和をブロック値として算出し、該ブロック値と重み係数との積を全ての前記正負分離相関画像について加算することにより照合値を算出して照合判定をおこなうことを特徴とする請求項1からのいずれか一つに記載の画像照合装置。
  7. 前記照合判定手段は、線形判別分析により前記重み係数の値を算出することを特徴とする請求項1からのいずれか一つに記載の画像照合装置。
  8. 前記照合対象物は貨幣であることを特徴とする請求項1からのいずれか一つに記載の画像照合装置。
  9. 照合対象物の入力画像とあらかじめ登録された複数のテンプレート画像との間で、画像の特徴を比較することによって画像を照合する画像照合方法であって
    前記入力画像および前記テンプレート画像の対応する画素間の相関値を画素値として有する相関値画像を生成し、前記相関値画像の画素値が閾値以上であるか否かによって当該相関値画像を正相関値画像と負相関値画像とに分離する相関値画像分離工程と、
    前記テンプレート画像の画素値が閾値以上であるか否かによって当該テンプレート画像を正テンプレート画像と負テンプレート画像とに分離するテンプレート画像分離工程と、
    前記正相関値画像および前記負相関値画像のいずれかと、前記正テンプレート画像および前記負テンプレート画像のいずれかとの組み合わせについて、対応する画素の画素値同士の積を画素値として有する正負分離相関画像を前記組み合わせごとに生成する正負分離相関画像生成工程と、
    事前に学習したパラメータを前記正負分離相関画像生成工程によって生成された各正負分離相関画像の画素値に対して適用することによって算出した照合値に基づいて照合判定をおこなう照合判定工程と
    を含んだことを特徴とする画像照合方法。
  10. 照合対象物の入力画像とあらかじめ登録された複数のテンプレート画像との間で、画像の特徴を比較することによって画像を照合する画像照合プログラムであって、
    前記入力画像および前記テンプレート画像の対応する画素間の相関値を画素値として有する相関値画像を生成し、前記相関値画像の画素値が閾値以上であるか否かによって当該相関値画像を正相関値画像と負相関値画像とに分離する相関値画像分離手順と、
    前記テンプレート画像の画素値が閾値以上であるか否かによって当該テンプレート画像を正テンプレート画像と負テンプレート画像とに分離するテンプレート画像分離手順と、
    前記正相関値画像および前記負相関値画像のいずれかと、前記正テンプレート画像および前記負テンプレート画像のいずれかとの組み合わせについて、対応する画素の画素値同士の積を画素値として有する正負分離相関画像を前記組み合わせごとに生成する正負分離相関画像生成手順と、
    事前に学習したパラメータを前記正負分離相関画像生成手順によって生成された各正負分離相関画像の画素値に対して適用することによって算出した照合値に基づいて照合判定をおこなう照合判定手順
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画像照合プログラム。
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