JP4562852B2 - Biodegradable and antistatic aliphatic polyester resin composition - Google Patents

Biodegradable and antistatic aliphatic polyester resin composition Download PDF

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JP4562852B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生分解性を有する制電性脂肪族ポリエステル樹脂組成物に関し、詳しくは、押出し成形や射出成形、ブロー成形、カレンダー成形などによって溶融成形してなる成形材料の分野に広く使用でき、特に電子電気部品包装、運搬関係の用途をはじめとして、高度な制電処理が必要な用途に好適であり、かつ微生物により分解される、制電性脂肪族ポリステル樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
石油原料から合成される合成樹脂は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミドなどに代表され、生活必需品から工業製品に到るまで広く用いられている。これら合成樹脂の利便性、経済性は、我々の生活を大きく支えるに至り、合成樹脂は、まさに石油化学産業の基盤となっている。
そのため、国内で生産される合成樹脂の生産量は、年間約1,500万トンに達し、その約1/3に及ぶ莫大な量が廃棄されており、焼却、埋め立てによる廃棄物処理はもはや限界に達している。近年、資源の回収、リサイクルなどの動きが活発化しており、2000年より施行される容器包装リサイクル法案について、新たに合成樹脂が加えられることにより、合成樹脂の強力かつ効率的な回収と再利用が必要とされることが予測される。しかしながら、毎年生み出されるその莫大な合成樹脂生産量から見て、回収困難な用途に使用されるなど、リサイクルの難しい状況が残り、充分に回収、再利用ができるとは思われない。
また、自然環境中に散逸する合成樹脂製品も年々顕著になっており、野生動物の保護の必要性の増大や、生活環境破壊を招くなど大きな社会問題になっている。
【0003】
このような環境をめぐる問題は年々クローズアップされており、環境庁をはじめとする国や各自治体は本格的に対策を講ずる必要性に迫られている。
合成樹脂の市場では自然環境における分解性を求める動きが活発化しており、屋外に投棄されても、やがては分解資化する、生分解性樹脂が開発されている。また、一方、合成樹脂の焼却時に発生する有毒ガスなどへの対策から、より天然に近い素材が求められており、焼却対策の一環からも生分解性樹脂の要求が高まってきている。
【0004】
生分解性樹脂は、土壌中や海水中、河川、湖沼中の微生物によって分解できる樹脂であり、自然環境に直接接触する需要以外にも、合成樹脂廃棄物をリサイクルすることが効率的に悪く、コストもかかる用途などへの展開が急速に広がりつつある。散逸ゴミ対策などに関しても、生分解性樹脂は、ますますその価値が認識されるに到っており、今後利用が一段と広がることが期待されている。
現在、各地でコマーシャルコンポストの建設が進み、一方では消費者個々に向けた家庭用コンポストの販売も始まるなど、各地で生分解性材料の展開が期待されている。また、通産省にも実用化検討委員会が発足し、生分解性材料の推進に向けた動きが活発化している。さらに、世界的に見ても、年産1億トン規模の合成樹脂需要のかなりな部分が生分解性樹脂で占められる巨大市場になると予測されており、21世紀はまさに本格的な生分解性市場の広がりが予測される。
現在実用化されている生分解性材料、環境低負荷型材料としては、脂肪族ポリエステル、変性澱粉、ポリ乳酸、およびこれらの樹脂をマトリックスとした各種複合素材、ポリマーアロイなどが知られている。これらの中でも、脂肪族ポリエステル樹脂は、生分解性が高く、かつ包装材料として幅広く検討されている。
【0005】
一方、電子電気材料の包装には、いわゆる制電処理を施された包装材料が必要とされるが、近年半導体の大容量化や精密部品の静電気破壊を防止するため、さらに制電能力に優れた素材が求められている。
これまで、合成樹脂製包装材料においては、界面活性剤や、持続性高分子型界面活性剤などの添加による複合化によって、制電対策が施されている。しかし、制電処理を施された合成樹脂製包装材料は、包装と輸送機能を果たした後は、多くは廃棄ゴミとなっている。近年、容器包装リサイクル法案が浸透し、リサイクルシステムが強化されつつあるものの、包装材料の多くは依然回収が困難であり、焼却や埋め立てといった方法によって処分されている。このような中で、高度な制電性機能を必要とする包装材料に対しても環境に配慮した素材が求められるようになっており、さまざまな手法によって対策が検討されている。
【0006】
生分解性樹脂の中には、親水性のものが多く、例えば、酢酸セルロース、ポリカプロラクトン、ポリビニルアルコールなどがあり、機能的には制電特性を有する。しかし、その制電性は環境湿度に依存するため、制電性能にバラツキが生じることがある。また、カーボンブラックなどの導電性充填材を添加することによって、制電機能を付与し安定化させる方法も提案されている。しかし、導電性充填材を使用する場合、色調が黒色に限定されるため、包装材料として使用した場合、内部の製品の識別が困難であったり、成形加工が難しく、成形状況によって抵抗値が変動するなどの問題がある。
【0007】
また、一般的に、生分解性樹脂にカーボンブラックを添加すると、生分解機能が低下するという事例も報告されている。
生分解性材料を用いた、制電化の事例としては、特開平9−263690号公報、特開平11−039945号公報などに開示されている。しかしながら、これら制電化においては、導電性充填材を比較的多量に混合する必要があるため、材料自体が硬く脆くなる傾向になること、製品の色調が黒色に限定されるため、包装材料として使用した場合、内部の識別が不可能であること、成形条件によって特に延伸加工時の物理的作用によって制電性が失われたりすること、などの問題点を有している。
また、生分解性樹脂材料に界面活性剤を添加して制電性を付与する場合、効果の持続性、発現時間のバラツキ、環境湿度依存性などの耐久性、使用環境の問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のごとき従来技術の問題点を解決し、生分解性樹脂の本来の機能を損うことなく、制電性を安定的に付与することを目的として、環境に配慮し、制電用途に好適な、生分解性・制電性脂肪族ポリエステル樹脂組成物を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意検討を行った結果、脂肪族ポリエステル樹脂に対し、特定の金属塩類を少量添加することによって、樹脂の本来の物理的特性を損うこと無く表面抵抗値、体積抵抗値を低減化することができ、このことによって制電機能の安定化が図れ、かつ異形押出し、射出成形、ブロー成形などのあらゆる成形方法に対応できることを見出し本発明を完成するに到った。
本発明は、脂肪族ポリエステル樹脂に対し、アルカリ金属またはアルカリ土類金属であるカチオン、およびイオン解離可能なアニオンとによって構成されている金属塩類を少なくとも1種配合したことを特徴とする生分解性・制電性脂肪族ポリエステル樹脂組成物に関する。
上記生分解性・制電性脂肪族ポリエステル樹脂組成物は、さらに下記一般式(1)に示される化合物を含有することが好ましい。

Figure 0004562852
〔一般式(1)中、Xは炭素数2〜8からなるアルキレン基、芳香族基を含む二価の炭化水素基、または二価の脂環式炭化水素基、Rは同一または異なり炭素数1〜9の直鎖または分岐のアルキル基、Aは同一または異なり炭素数2〜4のアルキレン基を示し、nは同一または異なり1〜7の整数である。〕
本発明の生分解性・制電性脂肪族ポリエステル樹脂組成物は、溶融混練りして得られるペレット状であってもよい。
また、本発明の生分解性・制電性脂肪族ポリエステル樹脂組成物は、ドライブレンドして得られるパウダー状であってもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を詳細に記述する。
本発明における脂肪族ポリエステルは、生分解性として一般的に市販されているものを用いることができる。例えば、昭和高分子(株)より販売されている商品名ビオノーレなどが挙げられるが、用途や特性に応じた樹脂を任意に選定することができる。工業的には、脂肪族ジカルボン酸と過剰のジオールを出発原料として、脱水重縮合反応および脱ジオール反応によって合成されるものが挙げられる。このような脂肪族ポリエステルとしては、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネートおよびその共重合体が一般的であり、各種高分子量タイプが工業生産されている。
本発明に好適に用いられる脂肪族ポリエステルとしては、ポリブチレンサクシネート(コハク酸と1,4−ブタンジオールの2元系縮合物)、ポリブチレンサクシネートアジペート(コハク酸およびアジピン酸、ならびに1,4−ブタンジオールの3元系縮合物)などが挙げられる。
【0011】
また、本発明の脂肪族ポリエステルには、生分解性の機能を損わない範囲で、機能性の改質を目的とし、イソシアネート基、ウレタン基といった反応基を構造中に導入することも可能である。さらに、本発明の脂肪族ポリエステルとして、ポリ乳酸などを共重合したコポリエステルのような種々の共重合体を用いることもできる。
本発明に使用される脂肪族ポリエステルのガラス転移点(Tg)は、好ましくは常温25℃以下、さらに好ましくは10〜20℃以下である。25℃を超えると、充分な制電性を得ることができなくなる。
【0012】
本発明において、上記脂肪族ポリエステルに配合する金属塩類のカチオンであるアルカリ金属またはアルカリ土類金属としては、例えば、Li,Na ,K,Mg,Caなどが挙げられる。カチオンとしては、イオン半径の小さいLi,Na,Kが好ましい。
また、本発明の金属塩類の構成要素であるイオン解離可能なアニオンとしては、例えば、Cl,Br,F,I,NO3 ,SCN,ClO4 ,CF3 SO3 ,BF4 ,(CF3 SO2 2 N,(CF3 SO2 3 Cなどが挙げられる。好ましくは、ClO4 ,CF3 SO3 ,(CF3 SO2 2 N,(CF3 SO2 3 Cである。
上記カチオンおよびアニオンによって構成されている金属塩類は数多くあるが、中でも、LiClO4 ,Na ClO4 ,Mg(ClO4 2 ,KClO4 ,(CF3 SO3 )Li,(CF3 SO2 2 NLi,(CF3 SO2 2 NNa,(CF3 SO2 3 CLi,(CF3 SO2 3 CNaが好ましい。
【0013】
金属塩類の配合量は、上記一般式(1)で示される化合物を含まない生分解性・制電性脂肪族ポリエステル樹脂組成物の場合、脂肪族ポリエステル樹脂100重量部に対し、好ましくは0.001〜3.0重量部、さらに好ましくは0.01〜2.5重量部である。0.001重量部未満であると、充分な制電効果が得られない。一方、3.0重量部を超えても制電効果は向上せず、逆に結晶化の進行や材料劣化などを招き、制電効果は低下する。
また、上記一般式(1)で示される化合物を含む組成物の場合、金属塩類の配合量は、脂肪族ポリエステル樹脂100重量部に対し、好ましくは3×10-6〜4.5重量部、さらに好ましくは5×10-5〜3重量部である。3×10-6重量部未満であると、充分な制電効果が得られない。一方、4.5重量部を超えても制電効果は向上せず、逆に結晶化の進行や材料劣化などを招き、制電効果は低下する。
【0014】
金属塩類の脂肪族ポリエステル樹脂への配合方法としては、金属塩類を、直接、樹脂に溶融混合またはドライブレンド混合することは、金属塩の配合量が0.01〜2.5重量部の少量であれば可能である。しかし、金属塩類の配合量が多くなると、樹脂中での分散性にバラツキを生じたり、上記記載のような危険性が伴うため、上記一般式(1)で示される化合物などに予め溶解混合したものを用いることが望ましい。
【0015】
次に、本発明の上記一般式(1)に示される化合物は、炭素数1〜9の直鎖または分岐脂肪族アルコールに、炭素数2〜4のアルキレンオキシドを1〜7モル付加して得られるアルコールと、二塩基酸とを原料として、一般的なエステル化合物の製造方法によって製造することができる。ここで、上記二塩基酸は、炭素数2〜8からなるアルキレン基、芳香族基を含む二価の炭化水素基、または二価の脂環式炭化水素基を主鎖とする2価のカルボン酸である。
【0016】
分岐脂肪族アルコールにアルキレンオキシドを付加して得られるアルコールの例としては、プロパノールに対し、エチレンオキシド1〜7モル、プロピレンオキシド1〜4モル、またはブチレンオキシド1〜3モル、ブタノールに対し、エチレンオキシド1〜6モルまたはプロピレンオキシド1〜3モル、ヘキサノールに対しエチレンオキシド1〜2モル、ペンタノールに対し、エチレンオキシド1〜5モル、プロピレンオキシド1〜3モル、またはブチレンオキシド1〜2モル、オクタノールに対し、エチレンオキシド1〜5モル、プロピレンオキシド1〜3モル、またはブチレンオキシド1〜2モル、ノナノールに対し、エチレンオキシド1〜4モル、プロピレンオキシド1〜2モル、またはブチレンオキシド1〜2モル付加させたヒドロキシル化合物が挙げられる。
上記分岐脂肪族アルコールにアルキレンオキシドを付加して得られるアルコールとしては、ブタノール1モルにエチレンオキシド2モルを付加させた2−(2−ブトキシエトキシ)エタノール、およびブタノール1モルにエチレンオキシド1モルを付加させた2−ブトキシエタノールが、加工性とのバランスが良く、好ましい。
【0017】
上記分岐脂肪族アルコールにアルキレンオキシドを付加して得られるアルコールと、エステル化反応を行う原料である二塩基酸は、炭素数2〜8からなるアルキレン基、芳香族基を含む二価の炭化水素基、または二価の脂環式炭化水素基を主鎖とする2価のカルボン酸である。上記二塩基酸としては、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸等の2価のカルボン酸およびこれらのカルボン酸無水物等が挙げられる。
【0018】
上記一般式(1)に示される化合物の添加量は、脂肪族ポリエステル樹脂100重量部に対し、好ましくは0.03〜15重量部、さらに好ましくは、0.5〜10重量部である。0.03重量部未満であると、充分な制電性を得ることが難しい。一方、15重量部を超えると樹脂の粘度が著しく低下し、成形加工が困難となり、ブリードアウトが生じ、物理的特性の低下を招く。
上記一般式(1)に示される化合物の脂肪族ポリエステル樹脂への配合方法としては、上記金属塩類とともにあらかじめ溶解混合した混合物として、樹脂に溶融混合することが好ましい。
【0019】
本発明の樹脂組成物には、本発明の効果を阻害しない範囲において、任意に、本発明の組成物へ他の高分子材料を含める有機、無機充填物質を添加しても構わない。本発明の組成物は、特に生分解性を特徴とするものであるため、任意に添加される高分子材料、有機添加剤は生分解性特性を有するか自然界に対し無害なものが好ましい。例えば、高分子としては、微生物産ポリエステル、ポリカプロラクトン、ポリ乳酸、変性澱粉、ポリエステルアミドなどが挙げられる。有機物質系滑剤、カルシウムなどの金属塩類安定剤、グリコール系、脂肪酸系のワックス、石油系ワックスなども添加できる。着色剤として、ベンガラ、カーボンブラック、酸化チタンなど、無機充填材としては、天然鉱石由来の炭酸カルシウム、タルク、マイカ、珪酸カルシウム、シリカ、などのほか硫酸バリウム、金属粉などの特殊な充填材も用いることができる。無機の充填材は、一般的に無害なものがほとんどであり、目的に応じ適宜添加することが可能である。
上記充填材のほか、天然充填材として、精製パルプ、澱粉、木粉、籾殻などを目的に応じブレンドすることも可能であり、これらの有機、無機、天然充填材は生分解性機能を高めるのみならず、割高な生分解性樹脂のコストダウンとしても有効である。
【0020】
本発明の組成物は、溶融混練して、通常の2次加工原料形態であるペレット状コンパウンドとして使用することができる。樹脂と可塑剤以外に各種充填材を混合させる場合には、ペレット状コンパウンドが特に望ましい。その場合、ペレット加工することによって、各種成分を均一に予備分散ならしめ、高分子特性としての安定性を得ることができる。また、本発明の組成物は、配合物をドライブレンドして得られるパウダー状としても使用できる。
本発明の組成物は、成形するとき、各成形機で溶融され、異形押出を含む押出し成形、射出成形、ブロー成形、カレンダー成形、真空成形、エンボス成形など各種成形機による成形加工も可能である。
【0021】
ペレット状コンパウンドの加工において用いられる混合機としては、予備分散、分配、拡散混合を目的とするブレンダーが予備混合機として用いられる。ブレンダーの代表例としては、リボンブレンダー、ヘンシェルミキサー(スーパーミキサー)、タンブラーミキサー、タンブルミキサー、エアーブレンダーなどが挙げられる。これらの予備混合機は、充填される可塑剤や副資材の形態や拡散レベルに応じて選定される。これらの予備混合機は配合物をペレット状にする予備混合機として使用されるだけでなく、ドライブレンドしてパウダー状の混合物の原料を製造することも可能である。
【0022】
次に、溶融混練機であるが、一般的には単軸、二軸押し出し機、バンバリー式、ロール式などが挙げられる。これらも、組成物の形態や目的、生産性に応じて選定し、溶融混練することにより、ペレット状の原料を製造することが可能である。
本発明の組成物における脂肪族ポリエステル樹脂の形態は、一般的にはペレット状であるが、(1)式の化合物の多くが液体であることを考慮して予備混合機を通さず、溶融混練機に直接添加する方法でも構わない。
本発明の組成物は、あらゆる成形方法に対応できる。代表的な射出成形、押出成形などの成形機は、通常使用される一般的な仕様のものが採用できる。
【0023】
例えば、射出成形の場合、一般的な射出成形機を使用することが可能である。
一般的に、ペレット状コンパウンドを用いると、成形品の仕上りが良好であり、物理的性能も安定する。
このように、本発明の組成物は、用途に応じて成形方法を選択することができる。
いずれの成形加工においても、原料の吸湿には注意が必要であり、予備乾燥と成形中の吸湿対策が重要である。乾燥が不充分であると、溶融体が発泡し成形品の外観、物理特性の低下を招く。また、加水分解による溶融粘度の低下によって、成形品の外観を損ねたりする恐れもある。
成形前の乾燥は、熱風式、真空バキューム式いずれかの方法によって予備乾燥し、かつ成形中は、ホッパドライヤーなどによって、吸湿を防止することが望ましい。
【0024】
【実施例】
以下、実施例を挙げ、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例により何ら限定されるものではない。なお、実施例中の部および%は、特に断らない限り重量部および重量%である。
【0025】
試料作成方法
脂肪族ポリエステル樹脂として、メルトフローレート(MFR)値が19.5〜29.4g/10分である、昭和高分子株式会社製の#3020を用いた。上記一般式(1)中、Xが炭素数4からなるアルキレン基、Rの炭素数として4の直鎖アルキル基、Aが炭素数2のアルキレン基、nが2の整数をそれぞれ示す、アジピン酸ジブトキシエトキシエチルを用いた。
金属塩類として、LiClO4 、NaClO4 を用い、アジピン酸ジブトキシエトキシエチル100部に対し、25部溶解させ、金属塩−化合物混合物とした。
【0026】
物理特性の評価方法
物理的特性はASTM規格に準じて測定を行った。射出成形によって、型締め圧力80tの射出成形機を用い、シリンダー温度100〜130℃に設定し、金型温度30℃設定にて成形を行った。成形した試験片を25℃、50%RH中にて24時間調整し、以下の規格に準じて測定を行った。
引張り試験はASTM D638 1号試験片、曲げ試験は1/4in.試験片によりASTM D792、熱変形温度は1/4in.厚みの試験片でASTM D648で低荷重にて、比重はASTM D792、メルトフローレート(MFR)はASTM D1238で220℃にて、それぞれ測定を行った。
【0027】
制電性の評価方法
三菱化学(株)製、機種名ハイレスタを用い、定電圧法により、印加電圧500VでASTM D257に従って測定を行った。試験片としては、6×6×0.3cmの射出成形プレートを用いて、成形直後、環境温度25℃±2℃、相対湿度20%以下に保たれたデシケータ中に24時間放置し、表面固有抵抗値と体積抵抗値を測定した(調湿前)。その後、環境温度25℃±2℃、相対湿度50%RHに保ち24時間放置したサンプルについて同様の測定を行った(調湿後)。環境温度25℃±2℃、相対湿度50%RHに保ち24時間放置したASTMD638 1号引張り試験片を用いて、3倍に延伸した後のダンベル延伸部分の表面固有抵抗値を測定した(調湿、ダンベル延伸後)。
【0028】
成形品表面外観
上記試験片と同様の、6×6×0.3cmの射出成形プレートの表面外観を目視観察し、ヒケ、ブツ、艶ムラを評価した。
ブリードアウト評価方法
幅6×長さ6×厚さ0.3cmフイルムゲート式のプレートを用い、温度40℃、相対湿度90%RH中で1週間放置し、プレート表面へのブリードアウトの確認を目視で行った。
【0029】
生分解性の評価方法
ビューレットを備えたガラス製の培養瓶に、無機塩水溶液A(KH2 PO4 ;8.50g/リットル、K2 HPO4 ;21.75g/リットル、Na2 HPO4 ・H2 O;33.30g/リットル、NH4 Cl;1.70g/リットル)、無機塩水溶液B(MgSO4 ・7H2 O;22.50g/リットル)、無機塩水溶液C(CaCl2 ;27.50g/リットル)、無機塩水溶液D(FeCl3 ・6H2 O;0.25g/リットル)を各0.1%添加した自然環境水(河川水)および200μm厚の試験サンプルフィルムを投入した。上記培養瓶中のサンプル調整液を、BOD測定装置を用い、25℃にて好気性条件下で培養し、28日後における生物化学的酸素消費量(BOD)を求めた。BOD値を基に、次式により分解率(%)を求めた。
分解率(%)=〔{(対象物質用培養液のBOD値)−(生物空試験用培養液のBOD値)}/理論酸素要求量〕×100
【0030】
実施例1〜5
アジピン酸ジブトキシエトキシエチル/LiClO4 混合物を脂肪族ポリエステル樹脂100部に対して、0.5、1.0、3.0、5.0、10部配合し、タンブラーミキサーを用いて混合した。
溶融混練機としては、スクリュー径20mmの異方向2軸押出機を用い、シリンダー温度130℃に設定し、溶融混練を行った。溶融した樹脂を紐状に押し出し、水冷によって冷却した後、ペレタイザーに送り、ペレットを作製した。結果を表1に示す。
【0031】
実施例6〜7(参考例)
脂肪族ポリエステルに過塩素酸リチウム(LiClO4 )を直接混合し、成形した結果を表2に示す。
実施例8〜10
アジピン酸ジブトキシエトキシエチル/LiClO4 混合物を、脂肪族ポリエステル樹脂100部に対して、0.5、3.0、10部ドライブレンドしてパウダー状の組成物とし、タンブラーミキサーを用いて混合し、射出成形機により直接溶融成形を行った。結果を表2に示す。
実施例11〜15
過塩素酸ナトリウム(NaClO4 )を使用し、実施例1〜5と同様に、溶融混練によってペレットを作製し、成形した結果を表3に示す。
実施例16〜17(参考例)
脂肪族ポリエステルに過塩素酸ナトリウム(NaClO4 )を直接混合し、成形した結果を表4に示す。
実施例18〜20
実施例8〜10と同様にドライブレンドし、パウダー状の組成物を直接成形した結果を表4に示す。
【0032】
比較例1〜5
実施例1〜5において、金属塩−化合物混合物の代わりに導電性フィラー〔ライオン(株)製商品名ケッチェンブラックEC、電気化学(株)製商品名デンカブラック(アセチレン系カーボンブラック)〕を用いた結果を表5、6に示す。
比較例6〜7
アジピン酸ジブトキシエトキシエチル、LiClO4 の配合量を表6に示す割合とし、実施例1〜5と同様に溶融混練によってペレットを作製し、成形した結果を表6に示す。
【0033】
【表1】
Figure 0004562852
【0034】
【表2】
Figure 0004562852
【0035】
【表3】
Figure 0004562852
【0036】
【表4】
Figure 0004562852
【0037】
【表5】
Figure 0004562852
【0038】
【表6】
Figure 0004562852
【0039】
【発明の効果】
本発明の組成物は、生分解性と優れた制電機能を有し、かつ機械特性のバランスに優れたものである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an antistatic aliphatic polyester resin composition having biodegradability, and in particular, can be widely used in the field of molding materials formed by melt molding by extrusion molding, injection molding, blow molding, calendar molding, etc. In particular, the present invention relates to an antistatic aliphatic polyester resin composition that is suitable for applications that require advanced antistatic treatment, including electronic and electrical component packaging and transportation related applications, and that is decomposed by microorganisms.
[0002]
[Prior art]
Synthetic resins synthesized from petroleum raw materials are represented by polyethylene, polypropylene, polystyrene, vinyl chloride, polyester, polyamide and the like, and are widely used from daily necessities to industrial products. The convenience and economy of these synthetic resins have greatly supported our lives, and synthetic resins are the foundation of the petrochemical industry.
Therefore, the production volume of synthetic resin produced in Japan reaches about 15 million tons per year, and about 1/3 of it is discarded. Waste disposal by incineration and landfill is no longer possible. Has reached. In recent years, movements such as resource recovery and recycling have become active, and with the addition of synthetic resin to the Containers and Packaging Recycling Bill enacted in 2000, powerful and efficient recovery and reuse of synthetic resin Is expected to be required. However, in view of the enormous amount of synthetic resin produced every year, it remains difficult to recycle, such as being used for applications that are difficult to recover, and it is unlikely that it can be fully recovered and reused.
Synthetic resin products that dissipate in the natural environment are becoming more and more prominent year by year, which has become a major social problem, such as an increase in the need to protect wild animals and the destruction of the living environment.
[0003]
Such environmental problems are getting closer year by year, and the environment agency and other governments and local governments need to take full-scale measures.
In the synthetic resin market, there is an active movement for degradability in the natural environment, and a biodegradable resin is developed that eventually decomposes even if dumped outdoors. On the other hand, materials closer to nature are demanded from measures against toxic gases generated during the incineration of synthetic resins, and the demand for biodegradable resins is also increasing from some of the measures for incineration.
[0004]
Biodegradable resins are resins that can be decomposed by microorganisms in soil, seawater, rivers, and lakes. Besides the demand for direct contact with the natural environment, it is not efficient to recycle synthetic resin waste, Deployment to costly applications is expanding rapidly. Biodegradable resins are increasingly recognized for their value in terms of measures against dissipated waste, and their use is expected to expand further in the future.
Currently, the construction of commercial compost is progressing in various places, and on the other hand, the sale of household compost for individual consumers is also expected. In addition, the Ministry of International Trade and Industry established a practical application study committee, and the movement toward the promotion of biodegradable materials has become active. Furthermore, globally, it is predicted that a huge part of the demand for synthetic resins with an annual output of 100 million tons will be a huge market occupied by biodegradable resins. The 21st century is truly a full-scale biodegradable market. Is expected to spread.
As biodegradable materials and environmentally low load materials that are currently in practical use, aliphatic polyester, modified starch, polylactic acid, various composite materials using these resins as a matrix, polymer alloys, and the like are known. Among these, aliphatic polyester resins have high biodegradability and are widely studied as packaging materials.
[0005]
On the other hand, packaging of electronic and electrical materials requires so-called anti-static packaging materials. In recent years, however, it has superior anti-static capability in order to prevent large-capacity semiconductors and electrostatic breakdown of precision parts. New materials are needed.
Up to now, anti-static measures have been taken in synthetic resin packaging materials by combining them with the addition of surfactants or long-acting polymeric surfactants. However, synthetic resin packaging materials that have been subjected to antistatic treatment are mostly disposed of after they have been packed and transported. In recent years, the packaging and packaging recycling bill has permeated and the recycling system is being strengthened. However, most of the packaging materials are still difficult to recover and are disposed of by incineration or landfill. Under such circumstances, environmentally friendly materials are required for packaging materials that require advanced anti-static functions, and countermeasures are being examined by various methods.
[0006]
Among the biodegradable resins, there are many hydrophilic ones such as cellulose acetate, polycaprolactone, polyvinyl alcohol and the like, and functionally have antistatic properties. However, since the antistatic property depends on the environmental humidity, the antistatic performance may vary. In addition, a method has been proposed in which an antistatic function is imparted and stabilized by adding a conductive filler such as carbon black. However, when using conductive fillers, the color tone is limited to black, so when used as a packaging material, it is difficult to identify internal products or difficult to mold, and the resistance value varies depending on the molding situation. There are problems such as.
[0007]
Moreover, generally, the case where biodegradation function falls is reported when carbon black is added to biodegradable resin.
Examples of antistatic using a biodegradable material are disclosed in JP-A-9-263690, JP-A-11-039945, and the like. However, in these antistatics, since it is necessary to mix a relatively large amount of conductive filler, the material itself tends to be hard and brittle, and the product color is limited to black, so it is used as a packaging material. In such a case, there are problems such that the inside cannot be identified, and the antistatic property is lost due to the physical action during the stretching process depending on the molding conditions.
In addition, when a surfactant is added to the biodegradable resin material to impart antistatic properties, there are problems in durability such as sustainability of effect, variation in expression time, dependency on environmental humidity, and use environment.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention solves the problems of the prior art as described above, and in consideration of the environment for the purpose of stably imparting antistatic properties without impairing the original functions of the biodegradable resin, The present invention provides a biodegradable and antistatic aliphatic polyester resin composition suitable for use.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies, the inventors have added a small amount of a specific metal salt to the aliphatic polyester resin, thereby reducing the surface resistance value and the volume resistance value without impairing the original physical properties of the resin. It has been found that the antistatic function can be stabilized by this, and that it can be applied to all molding methods such as profile extrusion, injection molding, and blow molding, and the present invention has been completed.
The present invention is a biodegradability characterized in that at least one metal salt composed of an cation that is an alkali metal or an alkaline earth metal and an anion capable of ion dissociation is blended with an aliphatic polyester resin. -It relates to an antistatic aliphatic polyester resin composition.
The biodegradable / antistatic aliphatic polyester resin composition preferably further contains a compound represented by the following general formula (1).
Figure 0004562852
[In general formula (1), X is an alkylene group having 2 to 8 carbon atoms, a divalent hydrocarbon group containing an aromatic group, or a divalent alicyclic hydrocarbon group, and R is the same or different. 1 to 9 linear or branched alkyl groups, A is the same or different and represents an alkylene group having 2 to 4 carbon atoms, and n is the same or different and is an integer of 1 to 7. ]
The biodegradable and antistatic aliphatic polyester resin composition of the present invention may be in the form of pellets obtained by melt-kneading.
The biodegradable and antistatic aliphatic polyester resin composition of the present invention may be in the form of a powder obtained by dry blending.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention is described in detail below.
As the aliphatic polyester in the present invention, those commercially available as biodegradable can be used. For example, the product name Bionore sold by Showa Polymer Co., Ltd. can be mentioned, and a resin can be arbitrarily selected according to the use and characteristics. Industrially, those synthesized by a dehydration polycondensation reaction and a dediol reaction using an aliphatic dicarboxylic acid and an excess of diol as starting materials can be mentioned. As such aliphatic polyesters, polybutylene succinate, polyethylene succinate and copolymers thereof are common, and various high molecular weight types are industrially produced.
Examples of the aliphatic polyester preferably used in the present invention include polybutylene succinate (binary condensate of succinic acid and 1,4-butanediol), polybutylene succinate adipate (succinic acid and adipic acid, and 1, 4-butanediol ternary condensate) and the like.
[0011]
In addition, in the aliphatic polyester of the present invention, a reactive group such as an isocyanate group or a urethane group can be introduced into the structure for the purpose of functional modification within a range not impairing the biodegradable function. is there. Furthermore, as the aliphatic polyester of the present invention, various copolymers such as a copolyester obtained by copolymerizing polylactic acid can also be used.
The glass transition point (Tg) of the aliphatic polyester used in the present invention is preferably 25 ° C. or lower, more preferably 10 to 20 ° C. or lower. If it exceeds 25 ° C., sufficient antistatic property cannot be obtained.
[0012]
In the present invention, examples of the alkali metal or alkaline earth metal that is a cation of the metal salt to be blended with the aliphatic polyester include Li, Na, K, Mg, and Ca. As the cation, Li, Na, and K having a small ionic radius are preferable.
Examples of the ion dissociable anion which is a constituent element of the metal salt of the present invention include Cl, Br, F, I, NO 3 , SCN, ClO 4 , CF 3 SO 3 , BF 4 , (CF 3 SO 2 ) 2 N, (CF 3 SO 2 ) 3 C and the like. ClO 4 , CF 3 SO 3 , (CF 3 SO 2 ) 2 N, and (CF 3 SO 2 ) 3 C are preferable.
There are many metal salts composed of the above cations and anions. Among them, LiClO 4 , Na ClO 4 , Mg (ClO 4 ) 2 , KClO 4 , (CF 3 SO 3 ) Li, (CF 3 SO 2 ) 2 NLi, (CF 3 SO 2 ) 2 NNa, (CF 3 SO 2 ) 3 CLi, (CF 3 SO 2 ) 3 CNa are preferred.
[0013]
In the case of the biodegradable and antistatic aliphatic polyester resin composition not containing the compound represented by the general formula (1), the blending amount of the metal salt is preferably 0.00 with respect to 100 parts by weight of the aliphatic polyester resin. It is 001-3.0 weight part, More preferably, it is 0.01-2.5 weight part. If it is less than 0.001 part by weight, a sufficient antistatic effect cannot be obtained. On the other hand, even if it exceeds 3.0 parts by weight, the antistatic effect is not improved, and conversely, the progress of crystallization and material deterioration are caused, and the antistatic effect is lowered.
Moreover, in the case of the composition containing the compound represented by the general formula (1), the amount of the metal salt is preferably 3 × 10 −6 to 4.5 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the aliphatic polyester resin. More preferably, it is 5 × 10 −5 to 3 parts by weight. If it is less than 3 × 10 −6 parts by weight, a sufficient antistatic effect cannot be obtained. On the other hand, even if it exceeds 4.5 parts by weight, the antistatic effect is not improved, and conversely, the progress of crystallization, material deterioration, etc. are caused, and the antistatic effect is reduced.
[0014]
As a compounding method of the metal salt into the aliphatic polyester resin, the metal salt is directly melt-mixed or dry blended into the resin in a small amount of 0.01 to 2.5 parts by weight of the metal salt. Yes, if possible. However, when the amount of the metal salt is increased, dispersion in the resin may vary, or there is a risk as described above. Therefore, it is preliminarily dissolved and mixed in the compound represented by the general formula (1). It is desirable to use one.
[0015]
Next, the compound represented by the general formula (1) of the present invention is obtained by adding 1 to 7 moles of an alkylene oxide having 2 to 4 carbon atoms to a linear or branched aliphatic alcohol having 1 to 9 carbon atoms. It can be produced by a general ester compound production method using the obtained alcohol and dibasic acid as raw materials. Here, the dibasic acid is a divalent carboxylic acid having a main chain of an alkylene group having 2 to 8 carbon atoms, a divalent hydrocarbon group containing an aromatic group, or a divalent alicyclic hydrocarbon group. It is an acid.
[0016]
Examples of alcohols obtained by adding alkylene oxides to branched aliphatic alcohols include 1 to 7 moles of ethylene oxide, 1 to 4 moles of propylene oxide, or 1 to 3 moles of butylene oxide to propanol, and ethylene oxide 1 to butanol. -6 mol or 1 to 3 mol of propylene oxide, 1 to 2 mol of ethylene oxide to hexanol, 1 to 5 mol of ethylene oxide, 1 to 3 mol of propylene oxide, or 1 to 2 mol of butylene oxide to pentanol, 1 to 5 moles of ethylene oxide, 1 to 3 moles of propylene oxide, or 1 to 2 moles of butylene oxide, hydride added to 1 to 4 moles of ethylene oxide, 1 to 2 moles of propylene oxide, or 1 to 2 moles of butylene oxide to nonanol Hexyl compound.
Alcohols obtained by adding alkylene oxide to the branched aliphatic alcohols include 2- (2-butoxyethoxy) ethanol in which 2 mol of ethylene oxide is added to 1 mol of butanol, and 1 mol of ethylene oxide is added to 1 mol of butanol. 2-Butoxyethanol is preferable because it has a good balance with processability.
[0017]
The dibasic acid which is an alcohol obtained by adding alkylene oxide to the branched aliphatic alcohol and the raw material for performing the esterification reaction is a divalent hydrocarbon containing an alkylene group having 2 to 8 carbon atoms and an aromatic group. Group or a divalent carboxylic acid having a divalent alicyclic hydrocarbon group as a main chain. Examples of the dibasic acid include divalent carboxylic acids such as adipic acid, sebacic acid, and phthalic acid, and carboxylic acid anhydrides thereof.
[0018]
The addition amount of the compound represented by the general formula (1) is preferably 0.03 to 15 parts by weight, and more preferably 0.5 to 10 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the aliphatic polyester resin. If it is less than 0.03 parts by weight, it is difficult to obtain sufficient antistatic properties. On the other hand, when the amount exceeds 15 parts by weight, the viscosity of the resin is remarkably lowered, making the molding process difficult, causing bleed out, resulting in a decrease in physical characteristics.
As a method of blending the compound represented by the general formula (1) into the aliphatic polyester resin, it is preferable to melt and mix it with the resin as a mixture previously dissolved and mixed with the metal salts.
[0019]
In the range which does not inhibit the effect of the present invention, the resin composition of the present invention may optionally contain an organic or inorganic filler containing other polymer material in the composition of the present invention. Since the composition of the present invention is particularly characterized by biodegradability, the arbitrarily added polymer material and organic additive preferably have biodegradable properties or are harmless to nature. For example, examples of the polymer include microbial polyester, polycaprolactone, polylactic acid, modified starch, and polyesteramide. Organic-based lubricants, metal salt stabilizers such as calcium, glycol-based and fatty acid-based waxes, petroleum-based waxes and the like can also be added. Bengala, carbon black, titanium oxide, etc. as colorants, and inorganic fillers such as calcium carbonate, talc, mica, calcium silicate, silica, etc. derived from natural ores, as well as special fillers such as barium sulfate, metal powder, etc. Can be used. Most inorganic fillers are generally harmless, and can be appropriately added depending on the purpose.
In addition to the above fillers, it is also possible to blend refined pulp, starch, wood flour, rice husk etc. as natural fillers depending on the purpose, and these organic, inorganic and natural fillers only enhance the biodegradable function It is also effective for reducing the cost of expensive biodegradable resins.
[0020]
The composition of the present invention can be melt-kneaded and used as a pellet compound which is a normal secondary processing raw material form. When various fillers are mixed in addition to the resin and the plasticizer, a pellet-like compound is particularly desirable. In that case, by carrying out pellet processing, various components can be uniformly pre-dispersed and stability as a polymer characteristic can be obtained. The composition of the present invention can also be used as a powder obtained by dry blending the blend.
When the composition of the present invention is molded, it is melted in each molding machine and can be molded by various molding machines such as extrusion molding including profile extrusion, injection molding, blow molding, calendar molding, vacuum molding, and emboss molding. .
[0021]
As a mixer used in the processing of the pellet-like compound, a blender for the purpose of preliminary dispersion, distribution, and diffusion mixing is used as the preliminary mixer. Typical examples of the blender include a ribbon blender, a Henschel mixer (super mixer), a tumbler mixer, a tumble mixer, and an air blender. These premixers are selected according to the type of plasticizer and auxiliary material to be filled and the diffusion level. These premixers are not only used as premixers for pelletizing the compound, but can also be dry blended to produce a powdered mixture.
[0022]
Next, although it is a melt kneader, generally a single screw, a twin screw extruder, a Banbury type, a roll type, etc. are mentioned. These can also be selected according to the form, purpose and productivity of the composition, and melt-kneaded to produce a pellet-shaped raw material.
The form of the aliphatic polyester resin in the composition of the present invention is generally in the form of pellets, but in view of the fact that most of the compound of formula (1) is a liquid, it is not passed through a premixer and melt-kneaded. It may be added directly to the machine.
The composition of the present invention can be applied to all molding methods. Typical injection molding, extrusion molding, and other molding machines having general specifications that are usually used can be adopted.
[0023]
For example, in the case of injection molding, a general injection molding machine can be used.
In general, when a pellet-like compound is used, the finished product is good and the physical performance is stable.
As described above, the molding method of the composition of the present invention can be selected depending on the application.
In any molding process, attention must be paid to moisture absorption of the raw material, and pre-drying and moisture absorption countermeasures during molding are important. If the drying is insufficient, the melt foams and the appearance and physical properties of the molded product are deteriorated. Further, the appearance of the molded product may be impaired due to a decrease in melt viscosity due to hydrolysis.
Desirably, drying before molding is preliminarily dried by either a hot air method or a vacuum vacuum method, and moisture absorption is prevented by a hopper dryer or the like during molding.
[0024]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example is given and this invention is demonstrated further more concretely, this invention is not limited at all by these Examples. In addition, unless otherwise indicated, the part and% in an Example are a weight part and weight%.
[0025]
Sample preparation method As an aliphatic polyester resin, # 3020 manufactured by Showa Polymer Co., Ltd. having a melt flow rate (MFR) value of 19.5 to 29.4 g / 10 min was used. In the above general formula (1), adipic acid in which X is an alkylene group having 4 carbon atoms, R is a linear alkyl group having 4 carbon atoms, A is an alkylene group having 2 carbon atoms, and n is an integer of 2. Dibutoxyethoxyethyl was used.
LiClO 4 and NaClO 4 were used as metal salts, and 25 parts were dissolved in 100 parts of dibutoxyethoxyethyl adipate to obtain a metal salt-compound mixture.
[0026]
Evaluation method of physical properties The physical properties were measured according to the ASTM standard. By injection molding, an injection molding machine with a clamping pressure of 80 t was used, the cylinder temperature was set to 100 to 130 ° C, and molding was performed at a mold temperature of 30 ° C. The molded specimen was adjusted at 25 ° C. and 50% RH for 24 hours, and measured according to the following standards.
The tensile test is ASTM D638 No. 1 test piece, and the bending test is 1/4 in. According to the test piece, ASTM D792, the heat distortion temperature is 1/4 in. The thickness of the test piece was measured with ASTM D648 at a low load, the specific gravity was ASTM D792, and the melt flow rate (MFR) was ASTM D1238 at 220 ° C.
[0027]
Method for evaluating antistatic property Measurement was performed according to ASTM D257 at an applied voltage of 500 V by a constant voltage method using a model name Hiresta manufactured by Mitsubishi Chemical Corporation. As a test piece, a 6 × 6 × 0.3 cm injection-molded plate was used, and immediately after molding, left in a desiccator maintained at an ambient temperature of 25 ° C. ± 2 ° C. and a relative humidity of 20% or less for 24 hours. Resistance value and volume resistance value were measured (before humidity control). Thereafter, the same measurement was performed on the sample that was kept at an environmental temperature of 25 ° C. ± 2 ° C. and a relative humidity of 50% RH for 24 hours (after humidity control). Using an ASTM D638 No. 1 tensile test piece kept at an ambient temperature of 25 ° C. ± 2 ° C. and a relative humidity of 50% RH for 24 hours, the surface resistivity value of the dumbbell stretched part after stretching 3 times was measured (humidity control) , After dumbbell stretching).
[0028]
Surface appearance of molded product The surface appearance of a 6 × 6 × 0.3 cm injection-molded plate similar to the above test piece was visually observed to evaluate sink marks, irregularities, and gloss unevenness.
Bleed-out evaluation method Width 6 x Length 6 x Thickness 0.3 cm Film gate plate, left at 40 ° C and relative humidity 90% RH for 1 week to bleed out to the plate surface Was confirmed visually.
[0029]
Glass culture bottles with an evaluation method <br/> buret biodegradable, aqueous inorganic salt solution A (KH 2 PO 4; 8.50g / l, K 2 HPO 4; 21.75g / l, Na 2 HPO 4 · H 2 O; 33.30 g / liter, NH 4 Cl; 1.70 g / liter), inorganic salt aqueous solution B (MgSO 4 · 7H 2 O; 22.50 g / liter), inorganic salt aqueous solution C (CaCl 2 ; 27.50 g / liter), natural environmental water (river water) to which each 0.1% of inorganic salt aqueous solution D (FeCl 3 .6H 2 O; 0.25 g / liter) was added, and a 200 μm thick test sample film I put it in. The sample preparation solution in the culture bottle was cultured under aerobic conditions at 25 ° C. using a BOD measuring apparatus, and the biochemical oxygen consumption (BOD) after 28 days was determined. Based on the BOD value, the decomposition rate (%) was determined by the following formula.
Degradation rate (%) = [{(BOD value of culture solution for target substance) − (BOD value of culture solution for biological empty test)}} / theoretical oxygen demand] × 100
[0030]
Examples 1-5
0.5 parts, 1.0, 3.0, 5.0, and 10 parts of 100 parts of the aliphatic polyester resin were mixed with dibutoxyethoxyethyl adipate / LiClO 4 and mixed using a tumbler mixer.
As the melt kneader, a bi-directional extruder with a screw diameter of 20 mm was used, the cylinder temperature was set to 130 ° C., and melt kneading was performed. The molten resin was extruded into a string shape, cooled by water cooling, and then sent to a pelletizer to produce pellets. The results are shown in Table 1.
[0031]
Examples 6 to 7 (reference examples)
Table 2 shows the results of molding by directly mixing lithium perchlorate (LiClO 4 ) with aliphatic polyester.
Examples 8-10
The dibutoxyethoxyethyl adipate / LiClO 4 mixture is dry blended with 0.5, 3.0, and 10 parts of 100 parts of the aliphatic polyester resin to obtain a powdery composition, and mixed using a tumbler mixer. The melt molding was directly performed by an injection molding machine. The results are shown in Table 2.
Examples 11-15
Using sodium perchlorate (NaClO 4 ), pellets were prepared by melt kneading in the same manner as in Examples 1 to 5, and the results of molding are shown in Table 3.
Examples 16 to 17 (reference examples)
Table 4 shows the results of molding by directly mixing sodium perchlorate (NaClO 4 ) with the aliphatic polyester.
Examples 18-20
Table 4 shows the results of dry blending in the same manner as in Examples 8 to 10 and directly forming a powdery composition.
[0032]
Comparative Examples 1-5
In Examples 1 to 5, instead of the metal salt-compound mixture, a conductive filler [trade name Ketjen Black EC manufactured by Lion Co., Ltd., trade name Denka Black (acetylene carbon black) manufactured by Electrochemical Co., Ltd.] is used. Tables 5 and 6 show the results.
Comparative Examples 6-7
The blending amounts of dibutoxyethoxyethyl adipate and LiClO 4 were set to the ratios shown in Table 6, and pellets were prepared by melt-kneading in the same manner as in Examples 1 to 5, and the results of molding are shown in Table 6.
[0033]
[Table 1]
Figure 0004562852
[0034]
[Table 2]
Figure 0004562852
[0035]
[Table 3]
Figure 0004562852
[0036]
[Table 4]
Figure 0004562852
[0037]
[Table 5]
Figure 0004562852
[0038]
[Table 6]
Figure 0004562852
[0039]
【The invention's effect】
The composition of the present invention has biodegradability and an excellent antistatic function, and has an excellent balance of mechanical properties.

Claims (3)

脂肪族ポリエステル樹脂100重量部に対し、アルカリ金属またはアルカリ土類金属であるカチオン、およびイオン解離可能なアニオンとによって構成されている金属塩類少なくとも1種を3×10 -6 〜4.5重量部配合し
さらに、下記一般式(1)に示される化合物を0.03〜15重量部配合してなることを特徴とする生分解性・制電性脂肪族ポリエステル樹脂組成物。
Figure 0004562852
〔一般式(1)中、Xは炭素数2〜8からなるアルキレン基、芳香族基を含む二価の炭化水素基、または二価の脂環式炭化水素基、Rは同一または異なり炭素数1〜9の直鎖または分岐のアルキル基、Aは同一または異なり炭素数2〜4のアルキレン基を示し、nは同一または異なり1〜7の整数である。〕
Relative to 100 parts by weight of an aliphatic polyester resin, 3 × 10 -6 ~ 4.5 weight of at least one of metal salts which are composed of a cation and an ion dissociable anions are alkali metal or alkaline earth metal Part mix ,
Furthermore, 0.03-15 weight part of compounds shown by the following general formula (1) are mix | blended, The biodegradable and antistatic aliphatic polyester resin composition characterized by the above-mentioned.
Figure 0004562852
[In general formula (1), X is an alkylene group having 2 to 8 carbon atoms, a divalent hydrocarbon group containing an aromatic group, or a divalent alicyclic hydrocarbon group, and R is the same or different. 1 to 9 linear or branched alkyl groups, A represents the same or different alkylene groups having 2 to 4 carbon atoms, and n represents the same or different integers of 1 to 7. ]
溶融混練りして得られるペレット状の請求項記載の生分解性・制電性脂肪族ポリエステル樹脂組成物。Pellets according to claim 1 biodegradable, antistatic aliphatic polyester resin composition according obtained by melt kneading. ドライブレンドして得られるパウダー状の請求項記載の生分解性・制電性脂肪族ポリエステル樹脂組成物。Powdered claim 1 biodegradability, antistatic aliphatic polyester resin composition according obtained by dry blending.
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