JP4562654B2 - Av機器設置用装置 - Google Patents

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Description

この発明は、壁面に沿って各種のAV機器におけるフラットパネルディスプレイを容易かつ確実に設置し、居住空間を効率良く用い得るようにすると共にAV機器における機能的変化や形態的変化に効果的に対応して用いることのできるAV機器設置用装置の提供に関する。
テレビジョンを始め多くのAV機器が各家庭内において日常的に使用されており、多くの場合、例えば、壁等に沿って、これらの各種AV機器のそれぞれに対応する専用のキャビネット類を並べ、この各キャビネットにそれぞれのAV機器を収納したり設置したりして用いていた。
しかしながら、このように各AV機器毎に専用のキャビネットを設置してAV機器を用いる手法にあっては、多くの居住スペースが当該AV機器の設置のために用いられることとなり、快適な居住性を損なう不具合があり、また、各AV機器設置キャビネット相互における統一性がなく、居住空間の意匠性を著しく損なう不具合があった。
一方で、近時、例えば、テレビジョンにおけるフラットパネルディスプレイを中心にして各種のAV機器をシステム的に構成する要請が増加する傾向にあり、テレビジョン用の所謂テレビ台では対応し切れない不具合があった。
かかる点から、特許文献1では、複数のローボード型家具で構成されるべースユニットと、複数のラック型家具で構成されるトップユニットを、上下に配置して構成したユニット家具において、トップユニットをトールラック及びスクリーンラックで正面視門状に構成し、扉により閉塞される内部に連続する門状の配線空間を形成し、しかも、べースユニットにはAVボードを備え、その天板の少なくとも一部を開放可能とし、更に、スピーカを収納するためのスピーカ収納部を設け、音が通過可能なカバーを取り付げたユニット家具が開発されている。
特開2004−81538
しかしながら、このように家具によってAV機器を設置する手法にあっては、当該AV機器における表示手段としてのディスプレイの大型化に見合って、当該家具を大型化する必要があり、壁面に沿って設置されたテレビジョンであっても当該壁面の前方に大きく家具の設置スペースが必要とされていた。
また、かかる家具によるAV機器の設置手法にあっては、AV機器の大型化、例えば、ディスプレイの大型化に対応して、当該ディスプレイの荷重を確実に支持し得る強度を備えた家具を用意する必要があり、設置家具に多くの構造的な制約を生じ、しかも、当該家具の製作コストが割高になる不具合があった。
また、このように大型のディスプレイを有するAV機器を設置されている家具は地震時等における転倒に伴う事故を誘起する不具合があり、有効な転倒防止策を講ずる必要があった。
また、近時におけるAV機器は、その機能面においても、また、形態面においても変化するサイクルが短く、一旦、家具としてセットされた場合、短サイクルで変化するAV機器の新設や、増設、あるいは高機能機器への変更等に効果的に対応し切れない不具合があった。
この発明は、かかる従来におけるAV機器の設置に伴う不具合を解消し、大型化されるAV機器を壁面に沿って必要最小限の設置スペースで設置し得ると共に大型かつ重量物として構成されたフラットパネルディスプレイであっても、確実に、しかも、見易い高さに容易に設置し得る簡易な装置の提供をなそうとするものである。
この発明は、かかる課題を解決するために、壁に縦向きに止着される一対の柱状体と、上下方向に移動可能に当該柱状体間に掛け渡されてAV(Audiovisual)機器におけるフラットパネルディスプレイを支持する支持部材とを備えており、
この柱状体が、その内部にコード類やケーブル類等の案内される縦向きの通し空間を備え、しかも、この通し空間と外部とを連通する通し穴を備えていることを特徴とするAV機器設置用装置としてある。
このように構成されるAV機器設置用装置にあっては、壁に止着されている柱状体間に確実にフラットパネルディスプレイを支持した状態でAV機器を設置し得ることから、大型化されたフラットパネルディスプレイを有するAV機器を設置する際にも、当該フラットパネルディスプレイを支持するに必要とされる底面積を備えた家具が不要とされ、フラットパネルディスプレイを壁面に近接して設置することができ、居住空間における床面を効率良く用いることができる。
また、AV機器の新設、増設、交換等にあっても、この各柱状体間に備えられるフラットパネルディスプレイを中心にして容易に対応し得ると共に、当該フラットパネルディスプレイの高さ位置の変更や、当該フラットパネルディスプレイ自体の容易な取り替え設置を可能とし、適宜必要に応じてAV機器を統一されたシステムとして構成することができる。
また、AV機器の大型化、特に、フラットパネルディスプレイの大型、重量物化に対しても、比較的簡易な構成からなる装置によって、当該フラットパネルディスプレイを確実かつ安全に支持、設置することができる。
また、前記構成からなるAV機器設置用装置における前記各柱状体間の床面に、コード類やケーブル類等の通し穴を備えたボックス状収納体を設置し得るようにしてある構成としたAV機器設置用装置にあっては、前記特長に併せて、各種AV機器に適合するボックス状収納体を当該柱状体間に単に置くだけで当該AV機器を都合良く収納し、あるいは、載せ置いて用いることができ、AV機器を効率よく、しかも、外観体裁を整えた状態で用い得ると共に、AV機器の変更等に容易に追随変更することができる。
この発明に係るAV機器設置用装置は、簡易で、かつ、低廉な設備コストで設置することのできる装置を用いて大型化、重量物化されたフラットパネルディスプレイを有するAV機器を確実に、しかも、使い勝手の良い状態に設置し得ると共に、当該フラットパネルディスプレイを壁に近接させた状態に設置してAV機器の設置に必要とされる床スペースを必要最小限として、AV機器を備えた快適な居住空間を構成できる利点を有し、また、AV機器の新設や増設あるいは交換等に容易に対応できる利点を有している。
以下、この発明を実施するための最良の形態に係るAV機器設置用装置Aについて説明する。
なお、ここで図1〜図3は当該発明を実施するための最良の形態に係る典型的なAV機器設置用装置Aを示すものであって、図1は、当該AV機器設置用装置Aの部品を分離して斜め上方から見て、図2は、このAV機器Bを設置した当該装置Aを正面側から見て、更に、図3は、壁50に沿って設置されている当該装置AにAV機器Bを設置した状態を平断面して上方から見て示している。
まず、この発明を実施するための最良の形態に係るAV機器設置用装置Aは、壁50に縦向きに止着される一対の柱状体10と、上下方向に移動可能に当該柱状体10間に掛け渡されてAV(Audiovisual)機器BにおけるフラットパネルディスプレイBaを支持する支持部材20とを備えており、
この柱状体10が、その内部にコード類やケーブル類等の案内される縦向きの通し空間14を備え、しかも、この通し空間14と外部とを連通する通し穴15を備えていることを特徴とするAV機器設置用装置Aとしてある。なお、ここでコード類やケーブル類等60は各種のAV機器の電源コード、各種AV機器相互の接続用コード、電話線等のコード類や、AV機器相互の接続用ケーブルやアンテナ線のケーブルや通信ケーブル等のケーブル類等を意味している。
ここで用いられる柱状体10は、壁50に対して縦向きに止着されて、フラットパネルディスプレイBaを支持する支持部材20を上下方向に移動可能に備え得る一対の柱状体10としてあり、しかも、この柱状体10が、その内部にAV機器Bの設置に必要とされるコード類やケーブル類等60を通し得る通し空間14を備え、かつ、この通し空間14と外部とを連通する通し穴15を備えた構成としてあれば、いかなる構成としてあってもよく、また、いかなる素材によって構成してあってもよい。
例えば、当該柱状体10を角形鋼管、角筒状アルミ押出形材等の各種角筒状体によって構成してあっても、また、例えば、平断面がコ字状をなす溝形鋼や平断面がコ字状をなす溝形のアルミ押出形材等の柱本体部分と当該柱本体部分における溝状開口部を塞ぐ板状部材との接合によって構成してあっても、また、例えば、H形鋼や平断面がH字状をなすアルミ押出形材等の柱本体部と、当該柱本体部分に組合せ用いられる化粧板材とによって構成してあっても、また、例えば、山形鋼や平断面がL字状をなすアルミ押出形材等の柱本体部と、当該柱本体部に組合せ用いられる化粧板材によって構成する等、各種形状の、かつ、各種素材によって構成してあってよい。
また、かかる柱状体10間に備えられて上下方向に移動可能に組み付けられる支持部材20は、前記各柱状体10と共にAV機器BにおけるフラットパネルディスプレイBaを保持し得るものであれば、いかなる構成としてあっても、また、いかなる素材によって構成してあってもよい。
かかる支持部材20は、AV機器BにおけるフラットパネルディスプレイBaを都合良く支持して、その荷重を受け得る強度を備え、かつ、当該フラットパネルディスプレイBaを傾きなく組み付け得る各種形態の支持部材20によって構成してあればよく、例えば、当該各柱状体10間にわたるように備えられる一枚あるいは複数枚のプレートによって構成してあっても、また、例えば、当該各柱状体10間にわたるように備えられる一本あるいは複数本のロッドによって構成してあっても、また、これらの各柱状体10間にわたるように備えられるプレートやロッドに対して当該フラットパネルディスプレイBaを組み付け得るプレートやロッド等を止着したフレーム体として構成してあっても、さらに、当該各柱状体10間にわたるように備えられるプレートやロッドに対してフラットパネルディスプレイBaにおける面を上下方向に傾動調整可能に組み付け得る構成等、いかなる態様に構成してあってもよい。
かかる支持部材20の上下方向に向けた移動調整は、この支持部材20を上下方向に平行移動して、目的とする高さ位置において当該支持部材20を各柱状体10に停止状態に維持し得るものであれば、いかなる態様の移動調整手段であってもよく、手動による当該支持部材20の移動調整であっても、適宜の駆動手段による当該支持部材20の移動調整であってもよい。例えば、前記各柱状体10における向き合っている面に一条あるいは複数条の縦溝を設け、この溝に支持部材20の各側端部を差し入れて当該支持部材20を上下方向に平行移動し得るようになすと共に目的とする高さ位置に当該支持部材20を停止状態に維持し得る手段を設けるようにしてあっても、また、前記各柱状体10における向き合っている面に一条あるいは複数条の縦向きのリブを設け、このリブを当該支持部材20の側端部に備えられた溝状部内に受け入れて当該支持部材20を上下方向に平行移動し得るようになすと共に目的とする高さ位置に当該支持部材20を停止状態に維持し得る手段を設ける等、いかなる態様に構成してあってもよい。
また、前記柱状体10の壁50に対する止着は、当該柱状体10が壁50に対して確実に止着されて、AV機器BにおけるフラットパネルディスプレイBaを組み付け用いる際に当該柱状体10が壁50に確実に支持されておれば、いかなる形態で壁50に止着されていてもよく、例えば、当該柱状体10を壁50を構成する柱等の構造材や各種壁下地材等に対して木ねじ等で止着する等、いかなる態様において止着してあってもよい。
また、前記柱状体10に備えられた通し空間14は、コード類やケーブル類等60を通し得る構成からなるものであれば、いかなる構成からなるものであってもよく、当該柱状体10における上下方向の全幅にわたるように設けてあっても、また、当該柱状体10における上下方向の一定幅部分にのみ設けるようにしてあってもよい。また、かかる通し空間14は、柱状体10を筒体によって構成して当該筒体の内部空間として構成してあっても、また、柱状体10を複数の構成材によって構成し、これらの各構成材の組み付けによる囲まれた内部空間として構成してあってもよい。
また、この柱状体10の通し空間14と外部とを連通して前記コード類やケーブル類等60の案内される通し穴15は、この柱状体10における上下方向において各設置AV機器に電源を都合よく供給したり、設置される各AV機器相互を都合よく接続する等各コード類やケーブル類等60を柱状体10における通し空間14に都合よく案内し得る位置に設けてあればよく、例えば、当該柱状体10の上下方向にわたって所定間隔毎に設けるようにしてあっても、また、必要とされる位置にのみ設けるようにしてあってもよい。また、かかる通し穴15は、柱状体10を筒体によって構成し、この筒体に穿つように設けてあっても、また、柱状体10を複数の構成材によって通し空間14を備えるように構成し、その一つの構成材に凹状欠切部を設けると共に当該凹状欠切部の開口側に備えられる他の構成材によって当該凹状欠切部の開口を塞ぐことによって構成する等、いかなる構成からなるものであってもよい。
かかる柱状体10に移動可能に支持される支持部材20に組み付けられるフラットパネルディスプレイBaは、各種のAV機器Bにおけるディスプレイとして機能し得るものであれば、いかなる形態のフラットパネルディスプレイであってもよく、例えば、放送信号を受信する受信機を備えたフラットパネルディスプレイ、所謂、薄型テレビジョンB’としてあっても、また、例えば、かかる受信機を別段に備えると共に当該受信器から送られる放送信号に対応して映像表示する表示部としてのフラットパネルディスプレイとしてあっても、また、例えば、別段に備えられるDVDプレーヤ、ビデオテープレコーダ等の各種情報再生装置のディスプレイとしてのフラットパネルディスプレイ等、いかなる態様のAV機器対応のフラットパネルディスプレイとして構成してあってもよい。
このように構成されるAV機器設置用装置Aにあっては、壁50に止着されている柱状体10間に確実にフラットパネルディスプレイBaを支持した状態でAV機器Bを設置し得ることから、大型化されたフラットパネルディスプレイBaを有するAV機器Bを設置する際にも、当該フラットパネルディスプレイBaを支持するに必要とされる底面積を備えた家具が不要とされ、フラットパネルディスプレイBaを壁面に近接して設置することができ、居住空間における床面を効率良く用いることができる。
また、AV機器Bの新設、増設、交換等にあっても、この各柱状体10間に備えられるフラットパネルディスプレイBaを中心にして容易に対応し得ると共に、当該フラットパネルディスプレイBaの高さ位置の変更や、当該フラットパネルディスプレイBa自体の容易な取り替え設置を可能とし、適宜必要に応じてAV機器Bを統一されたシステムとして構成することができる。
また、AV機器Bの大型化、特に、フラットパネルディスプレイBaの大型化、重量物化に対しても、比較的簡易な構成からなる装置によって、当該フラットパネルディスプレイBaを確実かつ安全に支持、設置することができる。
また、前記構成からなるAV機器設置用装置Aにおける前記各柱状体10間の床C面に、コード類やケーブル類等60の通し穴を備えたボックス状収納体40を設置し得るようにしてある構成としたAV機器設置用装置Aにあっては、前記特長に併せて、各種AV機器Bに適合するボックス状収納体40を当該柱状体10間に単に置くだけで当該AV機器Bを都合良く収納し、あるいは、載せ置いて用いることができ、AV機器Bを効率よく、しかも、外観体裁を整えた状態で用い得ると共に、AV機器Bの変更等に容易に追随変更することができる。
かかるAV機器設置用装置Aに組合せ用いられるボックス状収納体40は、当該装置に設置される各種のAV機器Bの特長に対応して、これらの設置対象AV機器Bを使い勝手の良い状態に、しかも、外観体裁の良い状態で容易に組み付けセットし得る形態を備えたものであれば、一個のボックス状収納体によって構成してあっても、また、同一形状あるいは各種形状の複数のボックス状収納体によって構成してあってもよい。また、かかる、ボックス状収納体40は、当該ボックス状収納体を構成するユニットを用意し、この各柱状体10間に構成設ける等、いかなる態様に設けてあってもよい。
ついで、図1〜図3に示される具体的なAV機器設置用装置Aについて詳細に説明する。
この図1〜図3に示されるAV機器設置用装置Aは、当該AV機器設置用装置Aの具体的な一例であって、壁50に縦向きに止着される一対の柱状体10と、上下方向に移動可能に当該柱状体10間に掛け渡されてAV(Audiovisual)機器BにおけるフラットパネルディスプレイBaを支持する支持部材20とを備えており、この柱状体10が、その内部にコード類やケーブル類等60の案内される縦向きの通し空間14を備え、しかも、この通し空間14と外部とを連通する通し穴15を備えた構成としてある。
まず、このAV機器設置用装置Aにおける柱状体10の主要な構成部分を、この図示例にあっては、鋼材やアルミの押出形材等の十分な耐荷重強度を備える溝状柱本体部11によって構成してある。この溝状柱本体部11は、平面視でほぼコ字状をなす、所謂、溝形鋼や、断面コ字状のアルミ押出形材等を用意し、溝を室内側に向けるようにして壁50に背板部11aを添装した状態で孔11dから木ねじ16を壁50を構成する柱51や間柱52や当該壁50を構成する壁下地材等にねじ入れて止着して用いるようにしてある。この図示例にあっては、かかる溝状柱本体部11を対として用意し、設置対象AV機器Bに対応した間隔を離した状態で、壁50を構成する柱51に木ねじ16をねじ入れて当該溝状柱本体部11を壁50に止着してある。
このように溝を前方に向けるようにして壁50に止着される溝状柱本体部11は、互いに向き合うように前記背板部11aから前方に屈曲して延びている一対の側板部11b、11bを備えており、壁50に対して対をなすように止着される当該各溝状柱本体部11、11における互いに向き合う側にある側板11bにおける互いに向き合う面に、その下部側を除いて、縦向きに樋状保持材12が、その溝状ガイド部12cの溝面を向き合わせるように設けてある。
このように各溝状柱本体部11、11において互いに向き合う側板部11bに上下方向に向けて溝状ガイド部12cを設けるように備えられる樋状保持材12は、平断面形状がコ字状をなすC形チャンネル材等によって構成してあり、この側板部11bに溶接等によって一体に止着される底板部12aと、この底板部12aの両側からほぼ直角に屈曲するように備えられた一対の側板部12b、12bとによって溝状ガイド部12cが互いに向き合うように設けてあり、この溝状ガイド部12c、12cに支持プレート21のそれぞれの端部を受け入れるようにして、当該支持プレート21を柱状体10、10間で上下方向に平行移動し得るように組み付けてある。
かかる樋状保持材12は、支持プレート21における両端部をがたなく受け入れ得るに都合の良い溝幅となるように前記溝状ガイド部12cを各側板12b、12b間に構成するようにしてある。
また、この互いに向き合って溝状ガイド部12cを構成する各側板12b、12bには、当該溝状ガイド部12c内に受け入れられる支持プレート21に備えられている孔21aに連通し得る態様に支持孔12dが、その上下方向にわたって所定間隔毎に設けてあり、溝状ガイド部12cに組み入れた支持プレート21を適宜の位置決め支持具17、例えば、この各側板12b、12bの支持孔12dと当該溝状ガイド部12cに受け入れられた支持プレート21の孔21aとに当該位置決め支持具17におけるボルト17aを挿通し、これをナット17bで固定するようにして、支持プレート21を柱状体10における任意高さ位置に支持し得るようにしてある。
このように壁50に備えられる溝状柱本体部11は、当該壁50に対して、より確実に支持され得るように対をなす各溝状柱本体部11の向き合っている側板部11b相互を足繋ぎ材31によって連結してある。かかる足繋ぎ材31は、細長いプレート状に構成してあると共に、両端部を上方に起立させて起立板部31aとしてあって、この起立板部31aに備えられている孔31bから前記溝状柱本体部11の側板部11bの雌ねじ孔11fにビスをねじ入れて当該溝状柱本体部11相互を連結するようにしてある。
また、この壁50に備えられている溝状柱本体部11における前面側と側面側とを覆い隠すように平面視でL字状をなす化粧材13を用意し、この化粧材13における側板部13bで前記溝状柱本体部11の外側に位置している側板部11bを覆い隠すように、この側板部13bに設けられている孔13cからビス18を前記雌ねじ孔11eにねじ入れて止着してある。また、この化粧材13における前板部13aを前記溝状柱本体部11における各側板部11b、11bの前方を覆って内側に位置している側板部11bを超えて更に内側に延びる構成として、当該溝状柱本体部11の前面側を、やや幅広に覆い隠すようにしてあり、この化粧材13によって支持部材20の取り付け部分や、各種AV機器Bにおける各種コード類や各種ケーブル類等60を都合良く隠し得るようにしてある。
かかる化粧材13を溝状柱本体部11に組み付けることによって、この化粧材13の前板部13aと前記溝状柱本体部11とで囲まれた縦向きの通し空間14が構成され、この通し空間14を利用して、AV機器Bの電源コードや電話線やAV機器相互を接続する各種コード類や、AV機器相互を接続する各種ケーブルや通信ケーブルやアンテナケーブル等の各種コード類やケーブル類等60を収納状態に挿通させることができる。また、この通し空間14と外部とを連通させる通し穴15を前記溝状柱本体部11の側板部11bの欠切部11cと化粧材13の前板部13aとによって構成してあり、この通し穴15から前記通し空間14を介して他の通し穴15に前記コード類やケーブル類等60を案内するようにして各種AV機器Bの設置をなすことができる。
この図示例にあっては、溝状柱本体部11における内側に位置している側板部11b、すなわち、対をなすように設置されている溝状柱本体部11における互いに向きあっている側板部11bの前端部に、上下方向にわたって複数個の欠切部11cを設け、この溝状柱本体部11の前面側を覆うように組み付けられる化粧材13の前板部13aによって、当該欠切部11cの開口を塞ぐようにして前記通し空間14に連通する通し穴15を構成するようにしてある。
また、この化粧材13の組み付けられた溝状柱本体部11の上端部に側面L字状をなす取付金具33が溶接してあり、この溝状柱本体部11の上面と面一に備えられている取付金具33の雌ねじ孔33aに、化粧天板32の両端部に設けられている孔32aからビスをねじ入れて当該化粧天板32を溝状柱本体部11に組み付けて柱状体10を構成してある。
このように構成される一対の柱状体10、10間にわたるよう備えられている支持部材20は、当該各柱状体10、10間に横架状態に備えられて、上下方向に平行移動可能としてあり、しかも、所定高さ位置において停止状態に維持し得る構成としてあって、各種のフラットパネルディスプレイBa、この図示例にあっては受信機を一体に備えた薄型液晶テレビジョンや受信機を一体に備えた薄型プラズマテレビジョン等の薄型テレビジョンB’を当該柱状体10、10間に備え付け得る構成としてある。
かかる支持部材20は、この図示例にあっては、上下方向に所定の間隔を離して備えられる一対の支持プレート21、21と、この一対の支持プレート21、21を所定の間隔を離して一体的に連結するように当該支持プレート21、21に対して直交する向きに所定の間隔を離して備えられる一対の組み付けプレート22、22とによって一体的に構成されている。
この支持部材20を構成する支持プレート21は、細長板状に構成してあり、板面が前後方向を向くように各柱状体10における各樋状保持部12における溝状ガイド部12cに、その両側の側端部をそれぞれ差し入れて、上下方向に向けてがたなく平行移動し得るように組み付けてある。また、この支持プレート21は、その両側端部に前後方向に貫通する孔21aを備えていると共に、前後方向に貫通する横向きの長孔21bを当該支持プレート21の長手方向にわたって複数個備えている。
かかる支持プレート21と共に支持部材20を構成する縦向きの組み付けプレート22は、細長板状に構成してあり、前後方向に貫通する複数の孔22aを、その長手方向にわたって備えており、前記各支持プレート21、21を所定間隔を離した状態になすと共に、一対の組み付けプレート22、22を所定間隔幅して当該支持プレート21の面に該組み付けプレート22の面を接するようになし、各支持プレート21の長孔21bと当該各組み付けプレート22における孔21bとを用いて適宜の組み付け手段23、例えば、ボルト、ナットを用いて両者一体的に組み付け、組外し可能に組み付け用いる。
このように組み付けプレート22を一体的に備えられて各柱状体10、10間を上下方向に移動可能に組み付けられている支持部材20は、支持プレート21の各側端部を、この側端部に対応しているそれぞれの溝状ガイド部12cに入れ込んであり、支持部材20を上下方向に移動して、この支持部材20に支持されるフラットパネルディスプレイBaが適切な高さ位置となるように調正して当該樋状保持材12の支持孔12d、12d間に該支持プレート21の孔21aを位置づけるようになすと共に、この各孔12d、21a間に適宜の連結具17を挿通して両者を組み付け、組外し可能に組み付けてあり、この図示例にあっては支持孔12d及び孔21aに挿通されるボルト17aと、支持孔12dから突き出された当該ボルト17aの突き出し部に螺装されて当該柱状体10に支持部材20を組み付けるナット17bとによって連結具17を構成してある。
このように柱状体10、10間に上下方向に移動可能に備えられ、しかも、必要に応じて左右方向に組み付けプレート21を移動組み付け得る支持部材20における当該組み付けプレート22を用いて各種AV機器BにおけるフラットパネルディスプレイBaを、そのディスプレイ面を前面側に向けるようにして取り付けてある。かかるフラットパネルディスプレイBaの組み付けは、当該フラットパネルディスプレイBaを支持部材20に対して組み付け、組外し可能に適宜の連結具24によって組み付けるようにしてあり、この図示例にあっては、この連結具24の典型例として前記孔22aに挿通したボルトを用意し、この孔22aに挿通したボルトをフラットパネルディスプレイBaの背面側に備えられている取付プレート等に備えられている雌ねじ孔に螺挿して当該フラットパネルディスプレイBaを支持部材20に取り外し可能に組み付けてある。
かかる構成からなるAV機器設置用装置Aは、AV機器Bにあって嵩張り、かつ、重量を有して取扱い難いフラットパネルディスプレイBaを壁50に一体的に備えられている当該装置Aによって、壁面に沿うように、安全、かつ、確実に設置することができ、AV機器Bの設備まわりにおける床スペースを効率良く用いることができる。
また、AV機器BにおけるDVDプレーヤ、ビデオテープレコーダ等の情報再生装置におけるディスプレイを除く機器部分、オーディオアンプ等のディスプレイを除いた各機器部分を収納したり、各種記録済み記録媒体等の収納手段として前記柱状体10、10間にボックス状収納体40を組み付けることができる。
かかるボックス状収納体40は、前記柱状体10、10間に入れ込まれて、当該柱状体10、10間の床C部に都合良く設置し得るものであれば、いかなる態様の収納体であっても、また、いかなる素材によって構成してあってもよく、例えば、この図示例では、下端の後端が欠切部41bとされている一対の側板41、41の上端に天板43が組み付けてあり、しかも、この欠切部41bを除く側板41の後端に背板42が設けてあると共に、この各側板41に比較的下部側で当該側板41、41間をわたるように仕切り板44が設けてあり、この側板41と仕切り板44の前面を前板45によって塞いだ構成としてある。また、このボックス状収納体40は、AV機器Bにおけるコード類やケーブル類等60の通し穴41aが側板41に、また、同様の通し穴42aを背板42及び仕切り板44に跨るように設けてある。
このように構成されるAV機器設置用装置Aにあって、当該装置Aを構成する溝状柱本体部11を壁50に止着用意し、この溝状柱本体部11における支持部材20にフラットパネルディスプレイBaを組み付け、また、ボックス状収納体40に各種AV機器Bを設置した状態で、これらの各AV機器Bに必要とされるコード類やケーブル類等60を接続すると共に、このコード類やケーブル類60を前記通し穴15を構成する欠切部11c、通し穴41a、42aを介して通し空間14を構成する溝状
柱本体部11内に案内し、このコード類やケーブル類等60の納め入れられた溝状柱本体部11における溝状部の前面側を塞ぐように化粧材13を当該溝状柱本体部11に組み付けることによって、これらのコード類やケーブル類等60を通し空間14内に都合良く取り入れた状態で各種AV機器Bを設置することができる。
また、かかる設置AV機器Bを取り替えたり、模様替えをする場合等にあっては、このAV機器設置用装置Aにおける前記化粧材13を溝状柱本体部11から取り外した状態でフラットパネルディスプレイBaやボックス状収納体40に設置されている各種のAV機器Bを入れ替え、そのコード類やケーブル類等60を接続し直した状態で、前記化粧材13を組み付け、ボックス状収納体40を柱状体10、10間に納め入れてなすことができる。
典型的なAV機器設置用装置の部品分離斜視図 同AV機器設置用装置を用いている状態を示す正面図 同平断面図
符号の説明
A AV機器設置用装置
B AV機器
Ba フラットパネルディスプレイ
C 床
10 柱状体
14 通し空間
15 通し穴
20 支持部材
40 ボックス状収納体
50 壁

Claims (3)

  1. 壁に縦向きに止着される一対の柱状体と、上下方向に移動可能に当該柱状体間に掛け渡されてAV機器におけるフラットパネルディスプレイを支持する支持部材とを備えており、
    この柱状体が、その内部にコード類やケーブル類等の案内される縦向きの通し空間を備え、しかも、この通し空間と外部とを連通する通し穴を備えていることを特徴とするAV機器設置用装置。
  2. 前記各柱状体間の床面に、コード類やケーブル類等の通し穴を備えたボックス状収納体を設置し得るようにしてあることを特徴とする請求項1に記載のAV機器設置用装置。
  3. 前記フラットパネルディスプレイが受信機能を備えた薄型テレビジョンであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のAV機器設置用装置。
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