JP4562255B2 - 歩行器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歩行器に関し、特に、折り畳む際に手を挟むことを防止することができる幼児用の歩行器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図8に示すような幼児用の歩行器が知られている。この歩行器100は、複数個の転向自在型のキャスタ101により支持された下枠部材110と、座席120付の上枠部材130と、X型フレーム140と、下枠部材110左右両内縁に沿って前後に掛け渡された金属製のパイプ150とを有する。X型フレーム140は、互いに交差する一対の逆U形の第1フレーム141と第2フレーム142を備え、これらの交差する部分で互いに軸支されている。この歩行器100は、第1フレーム141が上枠部材130の下面の前方部でスライド自在でかつ回動可能に連結され、パイプ150と後方部で回動可能に連結され、第2フレーム142が上枠部材130と後方部の下面で回動自在に連結され、パイプ150と前方部でスライド自在となっている。これらの第1フレーム141と第2フレーム142の交差角度を変えることにより、上枠部材130が下枠部材110に対して水平を保ったまま昇降自在で、かつワンタッチで下枠部材110の中に上枠部材130を折り畳むことができるようになっている。歩行器100の上枠部材130の下面には、第1フレーム141のスライドを所定の位置に固定して上枠部材130の高さを変化させるスライドロック機構160が設けられている。
【0003】
パイプ150と第2フレーム142との連結は、パイプ150の外周面をスライド自在に摺動する摺動部材170に第2フレーム142の下端部が回動自在に取り付けられている構造となっている。摺動部材170は、上枠部材130が最大の高さの位置から折り畳み位置まで高さが変更されることに伴ってパイプ150を前後に摺動するようになっている。
【0004】
また、上枠部材130が折り畳まれているときに摺動部材170が位置する直前のパイプ150の場所に、パイプ150からバネによって常時は突出しているストッパー180が安全装置としてパイプ150に出没自在に設けられている。
このストッパー180は、上から押すことによりパイプ150の表面より内側に押し下げられ、手を離すとパイプ150表面より突出するようになっている。
【0005】
歩行器100を折り畳むときは、スライドロック機構160のロック機構を解除すると、上枠部材130は自重で降下し、第2フレーム142の前端が前方にスライドし、摺動部材170が前方にスライドする。折り畳み位置直前で、図9に示すように、摺動部材170がストッパー180に当たって停止し、上枠部材130が折り畳み直前で停止し、上枠部材130と下枠部材110の間に隙間がある状態で上枠部材130の折り畳みが停止される。これによって、上枠部材130が自重で一気に降下して上枠部材130と下枠部材110の間に指などを挟んでケガをする事故を未然に防止できるようになっている。ストッパー180により中途で停止した上枠部材130を完全に折り畳むには、ストッパー180を押し下げ、摺動部材170をストッパー180より前方にスライドさせることによって行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記安全装置は、部品として、出没自在にストッパー180を設けた一対のパイプ150とパイプ150を摺動する摺動部材170が必要になる構造のため、部品数が多く、コスト的に高くなるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、上枠部材を下枠部材に折り畳む際に指などを挟む事故を防止することができると共に、部品数の少ない安全装置を備える歩行器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、車輪に支持されたリング状の下枠部材と、前記下枠部材の内側に収まるリング状の上枠部材と、前記下枠部材と前記上枠部材とを相互に連結するX型フレームとを備え、前記X型フレームが、互いに交差し、その交差箇所で互いに軸支され、前記上枠部材と前記下枠部材とを相互に平行に離間接近させ、前記下枠部材の内側に前記上枠部材が収まるように折り畳み可能に前記下枠部材と前記上枠部材とを相互に連結する第1フレームと第2フレームとで構成され、前記第1フレームが、前記下枠部材と回動自在に連結され、前記上枠部材と前後にスライド自在に連結され、前記第2フレームが、前記上枠部材と回動自在に連結され、前記下枠部材に穿設された前後方向に長いスライド長孔に通された連結棒を介して前記下枠部材とスライド自在に連結され、前記スライド長孔が、屈曲路を備え、この屈曲路が前記上枠部材が前記下枠部材内に折り畳まれる直前で前記連結棒と係合して前記連結棒のスライドを停止させる係合壁を有することを特徴とする歩行器を提供する。
【0009】
かかる歩行器は、上枠部材に乳幼児を保持する座席を取り付け、ここに乳幼児を収納し、下枠部材の車輪により乳幼児が安全に歩くことができる。また、第1フレームと第2フレームの交差角度を変更することによって、上枠部材の高さを調節することが可能である。更に、スライド長孔に設けられた屈曲路と第2フレームの先端に設けられた連結棒が折り畳み安全装置を構成する。即ち、歩行器を折り畳むときに、上枠部材を降下させると、第2フレームの先端に設けられた連結棒がスライド長孔をスライドし、折り畳み直前で屈曲路の係合壁と係合して前方へのスライドが停止される。これによって、上枠部材の降下は連結棒が係合壁と係合した途中位置で停止し、指が上枠部材と下枠部材に挟まれることを防止することができる。完全に折り畳むときは、指などで第2フレームを動かして係合壁と連結棒の係合を解除させ、連結棒を更に前方へスライドさせる。
【0010】
このような安全装置は、スライド長孔と屈曲路は下枠部材に成形などで一体に設けることが可能であり、部品としては連結棒だけであるので、部品数が少なく、構造も簡単であるため、コスト的に有利である。
【0011】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の歩行器において、前記屈曲路が、前記スライド長孔の下壁に設けられた前記係合壁を有する切り欠き部と、この切り欠き部の上方の前記スライド長孔の上壁に設けられ、前記連結棒がスライドする際に前記連結棒を前記切り欠き部へ案内する案内用突起とで構成されることを特徴とする歩行器を提供する。
【0012】
このような屈曲路を備えることにより、案内用突起で連結棒のスライドの方向を下方に変更させて切り欠き部に誘導し、切り欠き部の係合壁が連結棒と係合して連結棒の前進が停止され、安全装置として機能する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の歩行器の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0014】
図1は、本発明の歩行器の一実施形態を示すもので、斜め上から見た斜視図である。また、図2は、同じ歩行器を横から見た斜視図であり、乳幼児を保持するバケットシートが取り付けられている。
【0015】
この歩行器1は、丸みをもった略四辺形のリング状の下枠部材20と、この下枠部材20の内側にほぼ収まる大きさの上枠部材30と、これらの下枠部材20と上枠部材30とを連結するX型フレーム40とを備える。
【0016】
下枠部材20は、合成樹脂で構成され、外周側に行くに従い床面に近づく緩く傾斜した外周壁21と、内周側に行くに従い床面に近づく急傾斜の内周壁22とが上端縁で一体化した構造を有する。複数個の転向自在型のキャスタ50が外周壁21と内周壁22とを掛け渡す図示しないリブに着脱自在に取り付けられており、下枠部材20は、床面を自由な方向へ動けるようになっている。下枠部材20の外周壁21の外周縁の全周には軟質の合成樹脂やゴムで構成されるリング状のクッション23が取り付けられている。
【0017】
上枠部材30は、合成樹脂で構成され、前部側にテーブル31が形成され、後部側に乳幼児が座るバケットシート60が装着される身体保持孔32が穿設されている。バケットシート60は背もたれ部61と乳幼児の脚を出す穴を有するおむつ状の部材62を備える。前部側のテーブル31には、音や光を出す種々のおもちゃを組み込んだ図示しないおもちゃボードを収納する凹部33が設けられている。
【0018】
X型フレーム40は、金属製のパイプで構成され、逆U字状の第1フレーム41と逆U字状の第2フレーム42とを備える。第1フレーム41と第2フレーム42のそれぞれの端部には、合成樹脂製のキャップが嵌め込まれている。第1フレーム41の左右の脚部411の下端が下枠部材20の内周壁22の両側面部の後端部に回動自在に軸412で軸支され、脚部411相互を連結する横腕412が上枠部材30の前側下面にスライドロック機構70を介してスライド自在に、かつ周方向に回動自在に取り付けられている。
【0019】
一方、第2フレーム42の脚部421相互を連結する横腕422が上枠部材30の後部下面に周方向に回動自在に取り付けられ、左右の脚部421の下端が下枠部材20の内周壁22の両側面部の前端側に穿設された前後方向に長いスライド長孔80にスライド自在に取り付けられている。また、第1フレーム41と第2フレーム42の左右のそれぞれの脚部411、421はそのほぼ中央で交差し、交差する部分で樹脂製の軸支部材43により交差角度変更自在に軸支されている。
【0020】
このように、下枠部材20、上枠部材30及びX型フレーム40は、リンク機構を構成し、上枠部材30と下枠部材20は平行を保ち、X型フレーム40の交差角度により上枠部材30と下枠部材20の離間距離が決まる。従って、第1フレーム41の横腕412のスライド位置又は第2フレーム42の脚部421の下端のスライド長孔80におけるスライド位置によって上枠部材30の高さが決定され、いずれかのスライド位置が固定されると、上枠部材30の位置が固定される。
【0021】
スライドロック機構70は、図示しないが、上枠部材30下面に前後方向に取り付けられたつめラックを備える。このつめラックに第1フレーム41の横腕412を周方向に回動自在に保持するスライド部材がスライド自在に取り付けられ、このスライド部材に上下に揺動自在に取り付けられ、常につめラックと噛み合うように付勢されたつめ部材が取り付けられている。上枠部材30の高さは、つめラックとつめ部材の噛み合う位置で調整される。高さを変更するときは、つめ部材を下側に押し下げてつめ部材とつめラックの噛み合いを解除し、上枠部材30の高さを変更した位置で再びつめラックとつめ部材を噛み合わせて上枠部材30の位置を固定するようになっている。
【0022】
また、この歩行器1は、使い終わった後の収納や運搬に便利なように、図3に示すように、スライドロック機構70を解除して上枠部材30を最大限に降下させたとき、下枠部材20の内側に上枠部材30が収まるように折り畳み可能になっている。
【0023】
折り畳んだ状態では、上枠部材30と下枠部材20との間にはほとんど隙間がないため、折り畳むときに上枠部材30が一気に降下すると、誤って上枠部材3と下枠部材20との間に手などを挟む事故が生じるおそれがある。
【0024】
そのため、本発明の歩行器1では、折り畳むときに上枠部材30が折り畳み状態まで一気に降下することを防止するため、図4に示すように、折り畳み状態の直前で、上枠部材30と下枠部材20との間に少し隙間があるところで上枠部材30の降下を一旦停止させる安全装置が設けられている。なお、図3及び図4では、同一の部材には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0025】
本発明の歩行器1の安全装置は、下枠部材20の内周壁22の左右両側面部の前端側に穿設された前後方向に長いスライド長孔80に設けられている。このスライド長孔80には、図5に示すように、第2フレーム42の脚部421の下端部がスライド可能に連結されている。即ち、第2フレーム42の脚部421の下端には合成樹脂製のキャップ423が嵌め込まれ、キャップ423と脚部421を左右方向に貫通し、第2フレーム42の左右外方に突出する金属製の丸棒で構成される連結棒90が取り付けられている。外方に突出した連結棒90は下枠部材20の内周壁22に穿設されているスライド長孔80を通っている。連結棒90はリベットになっており、連結棒90の両端にはリベットの頭91,92が形成されている。スライド長孔80を通った連結棒90の頭91と内周壁22との間には、合成樹脂製のワッシャー93が介在している。
【0026】
図6は、本発明の歩行器におけるスライド長孔の形状の一例と第2フレームの連結棒の位置を説明する概略図である。スライド長孔80は細長い略矩形状であり、前端部に孔径が拡大した部分を有し、直線状の下壁81と上壁82とを備える。連結棒90は、一点鎖線でスライド長孔80内の右側に示した上枠部材30が立ち上がった使用位置の第2フレーム42の脚部421から、一点鎖線でスライド長孔80内の左側に示した折り畳み位置の脚部421までスライド自在にスライド長孔80をスライドするようになっている。スライド長孔80の折り畳み位置のやや後方に、直線状のスライド長孔80における連結棒90の進路を屈曲させる屈曲路83が設けられている。屈曲路83は、切り欠き部84と案内用突起85から構成されている。切り欠き部84は、下壁81に設けられた前方側から後方側へ急角度で降下する係合壁841とこの係合壁841から後方側へ続く緩く上昇する案内壁842を有する。案内用突起85は、切り欠き部83の上方の上壁82に設けられ、下方に突出する前方傾斜壁851と後方傾斜壁852から構成される三角形状である。
【0027】
上枠部材30を折り畳むときには、上枠部材30は起立した使用状態で、連結棒90は右側の破線で示した位置にある。スライドロック機構70を解除すると上枠部材30が自重で下降し、第2フレーム42の脚部421の下端が前進し、これにより連結棒90がスライド長孔80内を前進する。連結棒90は上枠部材30の重量の負荷がかかり、下向きの力が与えられているため、スライド長孔80の下壁81に沿って前進する。そして、連結棒90が切り欠き部84の案内壁842まで前進すると、案内壁842に沿って降下するかあるいは上枠部材30の降下の速度が速いときには下壁81に沿って前進していた位置をほぼ保ちながら切り欠き部84の案内壁842の上方を前進する。連結棒90が案内壁842に沿って降下した場合はそのまま係合壁841に当たり、図6の実線で示すように、垂直に近い係合壁841と係合して連結棒90の前進が停止され、安全停止位置で脚部421が停止される。また、連結棒90が案内壁842の上方を前進したときは、連結棒90は案内用突起85の後方傾斜壁852に当たり、後方傾斜壁852に沿って前進しながら降下し、斜め下方へ進行方向が変更され、後方傾斜壁852を通り過ぎた後、係合壁841に当たり、前進が停止される。
【0028】
連結棒90が係合壁841と係合して前進が停止されると、上枠部材30の降下が折り畳み直前で停止される。図4に示したように、この停止位置では、上枠部材30と下枠部材20との間に少し隙間がある。そのため、誤って指などを上枠部材30と下枠部材20との間に挟む事故を確実に防止することができる。
【0029】
連結棒90が係合壁841と係合して前進が停止している状態で、完全に上枠部材30を折り畳むには、指などで第2フレーム42の脚部421の下端を図6の矢印に示す如く下から押し上げ、連結棒90と係合壁841との係合を解除させる。これにより連結棒90は上枠部材30が図2に示したように折り畳まれるまで更にスライド長孔80を前進する。
【0030】
折り畳んだ歩行器1を使用するときは、上枠部材30を持ち上げて任意の高さに配置する。このとき、第2フレーム42の脚部421の下端が後退し、連結棒90もスライド長孔80内を後退する。連結棒90が屈曲路83を通過するとき、連結棒90が案内用突起85の前方傾斜壁851に当たるが、前方傾斜壁851の傾斜が緩いため、そのまま連結棒90は前方傾斜壁851に沿って下降しながら後退して切り欠き部84を進行し、切り欠き部84の緩い傾斜の案内壁842に沿って上昇しながら進行する。そのため、上枠部材30を上昇させるときには、屈曲路83は連結棒90の後退を停止させることが無く、スムーズに上枠部材30を使用状態まで持ち上げることができる。上枠部材30を使用状態まで持ち上げると、スライドロック機構70が自動的に働いて第1フレーム41の横腕412のスライド後退を停止させ、上枠部材30が所定の高さに固定される。
【0031】
上記説明では、スライド長孔80の屈曲路83は、案内用突起85と切り欠き部84で構成されていたが、例えば、図7に示すように、スライド長孔80の下壁81に、直角三角形に近い形状で、後方側に立ち上がり角度が垂直に近い係合壁861を有し、前方側に傾斜が緩やかな案内壁862を有する係合用突起86を設けると共に、係合用突起86の上方の上壁82に係合用突起86とほぼ同じ形状であるが後方側の壁871の傾斜が緩やかになっている切り欠き部87を設けた屈曲路83aとしてもよい。
【0032】
この屈曲路83aは、係合用突起86の垂直に近く立ち上がる係合壁861が連結棒90の前進を停止させ、屈曲路83aを通った連結棒90が後退するときは、屈曲路83aの係合用突起86の案内壁862と切り欠き部87の後方の壁871の傾斜が緩いため後退を停止させることが無く、図6に示した屈曲路83と同じ機能を有する。
【0033】
また、上記係合壁841、861は、連結棒90の前進方向に対して垂直か垂直に近い鈍角の直線状になっていたが、後方側に傾くような鋭角の直線状や円弧状になって連結棒を囲むような形状の係合壁でもよい。
【0034】
本発明の歩行器における折り畳み時の上枠部材と下枠部材との間に指を挟む事故を防止するための安全装置は、屈曲路を備えるスライド長孔を設け、第2フレームの脚部の先端に連結棒を設けることで構成できる。スライド長孔は下枠部材を成形するときに同時に成形できるため、部品としては連結棒とワッシャだけで済む。そのため、歩行器のコストを低下させることができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明の歩行器は、折り畳む際に上枠部材と下枠部材の間に指などを挟む事故を予防できる安全装置が部品数の少ない構造であるため、低コストで生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の歩行器の一実施形態を示す斜め上から見た斜視図であり、使用状態を示す。
【図2】本発明の歩行器の一実施形態を示す横方向から見た斜視図であり、使用状態を示す。
【図3】本発明の歩行器を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の歩行器を折り畳み直前で上枠部材を停止させた状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の歩行器における第2フレームと下枠部材との連結を示す上面図である。
【図6】本発明の歩行器における第2フレームの連結棒とスライド長孔の構造を示す概略図である。
【図7】本発明の歩行器におけるスライド長孔の他の例を示す概略図である。
【図8】従来の歩行器を示す斜視図である。
【図9】従来の歩行器における安全装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 歩行器
20 下枠部材
30 上枠部材
40 X型フレーム
41 第1フレーム
411 脚部
42 第2フレーム
421 脚部
43 軸支部材
50 転向自在型キャスター
60 バケットシート
70 スライドロック機構
80 スライド長孔
83 屈曲路
84 切り欠き部
841 係合壁
85 案内用突起

Claims (2)

  1. 車輪に支持されたリング状の下枠部材と、前記下枠部材の内側に収まるリング状の上枠部材と、前記下枠部材と前記上枠部材とを相互に連結するX型フレームとを備え、
    前記X型フレームが、互いに交差し、その交差箇所で互いに軸支され、前記上枠部材と前記下枠部材とを相互に平行に離間接近させ、前記下枠部材の内側に前記上枠部材が収まるように折り畳み可能に前記下枠部材と前記上枠部材とを相互に連結する第1フレームと第2フレームとで構成され、
    前記第1フレームが、前記下枠部材と回動自在に連結され、前記上枠部材と前後にスライド自在に連結され、
    前記第2フレームが、前記上枠部材と回動自在に連結され、前記下枠部材に穿設された前後方向に長いスライド長孔に通された連結棒を介して前記下枠部材とスライド自在に連結され、
    前記スライド長孔が、屈曲路を備え、この屈曲路が前記上枠部材が前記下枠部材内に折り畳まれる直前で前記連結棒と係合して前記連結棒のスライドを停止させる係合壁を有することを特徴とする歩行器。
  2. 請求項1記載の歩行器において、
    前記屈曲路が、前記スライド長孔の下壁に設けられた前記係合壁を有する切り欠き部と、この切り欠き部の上方の前記スライド長孔の上壁に設けられ、前記連結棒がスライドする際に前記連結棒を前記切り欠き部へ案内する案内用突起とで構成されることを特徴とする歩行器。
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