JP4560580B2 - 画像読取装置及び方法 - Google Patents

画像読取装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4560580B2
JP4560580B2 JP2009510221A JP2009510221A JP4560580B2 JP 4560580 B2 JP4560580 B2 JP 4560580B2 JP 2009510221 A JP2009510221 A JP 2009510221A JP 2009510221 A JP2009510221 A JP 2009510221A JP 4560580 B2 JP4560580 B2 JP 4560580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction coefficient
color correction
color
photoelectric conversion
sensor chip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009510221A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009130947A1 (ja
Inventor
英之 金子
晃三 石田
周一 香川
博明 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP4560580B2 publication Critical patent/JP4560580B2/ja
Publication of JPWO2009130947A1 publication Critical patent/JPWO2009130947A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/401Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/21Intermediate information storage
    • H04N1/2104Intermediate information storage for one or a few pictures
    • H04N1/2112Intermediate information storage for one or a few pictures using still video cameras
    • H04N1/2125Display of information relating to the still picture recording
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/21Intermediate information storage
    • H04N1/2104Intermediate information storage for one or a few pictures
    • H04N1/2112Intermediate information storage for one or a few pictures using still video cameras
    • H04N1/2129Recording in, or reproducing from, a specific memory area or areas, or recording or reproducing at a specific moment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

この発明は、画像読取装置及び方法に関し、特に密着型イメージセンサを用いた画像読取装置に関する。この発明は特に、複数の光電変換素子間の色むらの補正に係るものである。
密着イメージセンサを用いた画像読取装置は複数の光電変換素子をライン上に並べたものであり、その一例においては、それぞれの素子が持つ感度バラツキを黒レベル補正、白レベル補正、階調補正などによって均一となるような補正を行なった上で、ディスプレイやプリンタなどの画像出力装置に出力する(例えば、特許文献1参照)。また、複数個のセンサチップ毎の色むらを補正する技術として、複数個のセンサチップごとに個別の色補正係数を設定するものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−110848号公報(段落0009〜段落0010、第1図) 特許3057800号公報(段落0015、第1図)
上記特許文献1に開示された従来の画像読取装置では、それぞれの受光素子(光電変換素子)の感度バラツキを補正する際に用いる校正用チャートは無彩色であり、分光反射率特性が波長領域全域にわたって比較的均一なものを用いて受光素子の感度バラツキを測定する。この場合、受光素子の受光波長領域の強度を補正することはできるが、カラーフィルタの透過率のバラツキや、光源の波長特性の変動などに起因する色バラツキに対しては補正することはできず、受光素子間の色むらの原因となる。また、上記特許文献2は、個々のセンサチップについて感度特性バラツキを個別に補正することができるが、センサチップを構成する光電変換素子間の感度特性を補正することができないので、センサチップを構成する複数の光電変換素子間の感度特性バラツキが大きい場合には、隣接するセンサチップの端部間において色の連続性を確保することができず、結果的に色むらが残ってしまう。
本発明は、上記の問題を解消するため、カラーフィルタの透過率のバラツキや、光源の波長変動などに起因する色バラツキなど、既知のバラツキに要因については事前にバラツキ量を把握しておき、適切な調整を行なうことで、光電変換素子間の色むらを低減する事を目的とする。
本発明の画像読取装置は、
各々が複数の所定の色のいずれかに感度を有する複数の光電変換素子を有する複数のセンサチップを互いに隣接するように配列してなる撮像手段と、
前記複数の光電変換素子から出力される画像信号のレベルを調整するレベル補正手段と、
前記レベル補正手段から出力される画像信号に対して色補正を行う色補正手段と、
前記撮像手段でカラーチャートを撮像したときに前記色補正手段から出力される画像信号の値が予め記憶された目標値に近くなる色補正係数を生成する色補正係数生成手段とを備え、
前記色補正手段は、前記レベル補正手段から出力される各光電変換素子の画像信号の値を、前記色補正係数生成手段から出力される各光電変換素子のための色補正係数を用いて補正して出力し、
前記色補正係数生成手段は、
校正モードにおいて、前記撮像手段でカラーチャートを撮像したときに前記レベル補正手段から出力される画像信号の値の前記センサチップ毎の変化の傾向を判別し、判別結果に基づいて、各センサチップについて、非分割モードと分割モードのいずれかを選択するパターン判別手段と、
前記分割モードを選択したときは、各々が前記センサチップの複数の光電変換素子の一部で構成される複数のグループ毎に、前記レベル補正手段から出力される画像信号の平均値を求め、
前記非分割モードを選択したときは、当該センサチップのすべての光電変換素子の画像信号の平均値を求め、
前記分割モード及び又は非分割モードで求められた平均値が予め記憶された目標値に最も近くなるようにグループ毎の色補正係数を算出する補正係数算出手段と、
前記補正係数算出手段により算出された補正係数を保管する補正係数保管手段を備える色補正係数算出・保管手段と、
撮像モードにおいて、前記補正係数保管手段に保管された、前記グループ毎の前記色補正係数に基づき、各光電変換素子のための色補正係数を補間により求めて出力する色補正係数補間手段を備える
ことを特徴とする。
本発明によれば、複数の光電変換素子ごとに複数の色に関する感度のバラツキを補正することにより、無彩色のチャートを用いたグレーバランス補正では補正しきれない複数の中間色についても補正できるので、結果的に複数の色に対する複数の画素間の色むらを軽減することができる。
また、校正モードにおけるレベル補正手段の出力の変化の傾向に応じて、分割モード及び非分割モードの一方を選択して色補正係数を求める方法を切り換えることとすれば、色補正係数の算出処理及び保管すべきデータの量を減らすことができるとともに、感度のバラツキの変化の傾向の如何を問わず、隣接するセンサチップの端部間の色の連続性を確保することができる。
実施の形態1に係る画像読取装置を示すブロック図である。 撮像手段の概略構成図である。 センサチップにおける光電変変換素子の配列の一例を示す概略図である。 レベル補正手段2の一例を示すブロック図である。 センサチップ内の画素のグループ分割の一例を示す図である。 センサチップ内の画素のグループ分割及び色補正係数の算出例を示す図である。 (a)はあるカラーチャートを撮像したときのレベル補正手段2の出力の変化傾向の一例を示す図、(b)は(a)に示される信号に対し、センサチップ全体の画素についての平均値に基づいて補正係数を求めて色補正をしたときの補正後の信号値の一例を示す図、(c)は(a)とは異なるカラーチャートを撮像したときのレベル補正手段2の出力の変化傾向の一例を示す図である。 実施の形態3における色補正係数の算出及び保管の手順を示すフローチャートである。 センサチップ内の画素のグループ分割の他の例を示す図である。 センサチップ内の画素のグループ分割のさらに他の例を示す図である。 レベル補正手段の出力の変化傾向の他の例を示す図である。 (a)はあるカラーチャートを撮像したときのレベル補正手段2の出力の変化傾向の一例、(b)は(a)に示される信号に対し、センサチップ全体の画素についての平均値に基づいて補正係数を求めて色補正をしたときの補正後の信号値の一例を示す図、(c)は(a)に示される信号に対し、グループ毎の平均を算出した結果を示す図、(d)は、(c)に示される平均値に基づく、色補正係数の算出例を示す図である。 あるカラーチャートを撮像したときのレベル補正手段2の出力の変化傾向の他の例を示す図である。 実施の形態3における色補正係数の算出及び保管の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 撮像手段、 2 レベル補正手段、 3 色補正手段、 4 色補正係数生成手段、 11 密着イメージセンサ、 11a センサー基板、 13 光源、 21 黒補正手段、 22 白補正手段、 23 グレーバランス補正手段、 24 黒補正係数生成手段、 25 白補正係数生成手段、 26 グレーバランス補正係数生成手段、 41 色補正係数算出・保管手段、 42 補正係数補間手段、 43 パターン判別手段、 44 補正係数算出手段、 45 補正係数保管手段、 P(1)〜P(b) 画素、 PR(1)〜PR(b)、PG(1)〜PG(b)、PB(1)〜PB(b) 光電変換素子、 SC(1)〜SC(a) センサチップ。
実施の形態1.
図1は本発明による実施の形態1における画像読取装置の構成を示す図である。
本発明による画像読取装置は、撮像手段1と、レベル補正手段2と、色補正手段3と、色補正係数生成手段4とを備える。
色補正係数生成手段4は、色補正係数補間手段4と、色補正係数算出・補間手段41とを有する。
色補正係数算出・保管手段41は、パターン判別手段43と、補正係数算出手段44と、補正係数補間手段45とを備える。
撮像手段1は、各々が一次元的に配列された複数の画素を有する複数のセンサチップを有し、画像を一次元的に読取って画像信号を一連のディジタル画素データD1として出力する。ディジタル画素データD1はそれぞれの画素の信号値を表す。
図2は、撮像手段1を示す図である。図示の撮像手段1は、密着イメージセンサ11で構成される。密着イメージセンサ11は、基板11a上に互いに接続されて一列に配置された複数の、例えばa個のセンサチップSC(1)乃至SC(a)と、撮像対象としての原稿に照明光を当てるための光源13とを備えている。
図3は、密着イメージセンサ11のセンサチップをより詳細に示す図である。センサチップSC(1)乃至SC(a)の各々(符号「SC」で示される)は、図3のように、赤、緑、青の各々について、複数の、例えばb個の光電変換素子PR(1)〜PR(b)、PG(1)〜PG(b)、PB(1)〜PB(b)を有する。
光電変換素子PR(1)〜PR(b)は赤色の光に感度を有し、光電変換素子PG(1)〜PG(b)は緑色の光に感度を有し、光電変換素子PB(1)〜PB(b)は青色の光に感度を有する。
イメージセンサ11の長手方向11xに直交する方向(横方向)11yに並んだ3つの光電変換素子で一つの画素が構成される。例えば、光電変換素子PR(1)、PG(1)及びPB(1)で一つの画素P(1)が構成され、光電変換素子PR(b)、PG(b)及びPB(b)で一つの画素P(b)が構成される。
同じ画素の3つの光電変換素子の出力は同時に、即ち並列的に出力される。以下の説明では、同時に並列的に出力される同じ画素からの信号を纏めて符号D1、BK1、WH1、L1、M1などで表すこともあり、それぞれの赤、緑、青の成分を表すため、それぞれの符号にR、G、Bを付加することもある。また、これら3つの信号を、赤、緑、青の3つのチャンネルの信号と言うこともある。
イメージセンサ11は、光電変換素子からの画像信号を出力するとともに、当該画像信号を出力している画素を識別するデータ(従って光電変換素子を識別するデータ)、即ち、センサチップ内における画素の位置、例えばセンサチップの一方の端部(例えば図3の左端)から数えて何番目の画素であるかを示すデータ)PN及び当該画素を含むセンサチップを示すデータCNを出力する。
なお、図3は光電変換素子の配列の一例を示すが、本発明は図示の配列に限定されない。
また、図2では、センサチップ間の隙間がなく配置されているものとして図示しているが、実際はこのように配置するのは困難で、チップ間に一定の間隔を持って配置され、隙間の画素分は周辺の画素情報を基に補間されることがあるが、本発明はそのいずれの場合でも適用することができる。
レベル補正手段2は、撮像手段1から出力されるディジタル画素データD1のレベルを調整してレベル補正後のデータL1を出力する。
図4はレベル補正手段2の一例を示す図である。
図示のレベル補正手段2は、撮像手段1より出力されるディジタル画像データD1の黒レベルを補正する黒補正手段21と、黒補正手段21の出力について白レベル補正を行なう白補正手段22と、白補正手段22の出力についてグレーバランス補正を行なうグレーバランス補正手段23と、黒補正手段21で用いられる黒補正係数を算出し、保管する黒補正係数生成手段24と、白補正手段22で用いられる白補正係数を算出し、保管する白補正係数生成手段25と、グレーバランス補正手段23で用いられるグレーバランス補正係数を算出し、保管するグレーバランス補正係数生成手段26とを備える。
黒補正係数生成手段24は、黒レベル校正モードにおいて、撮像手段1(イメージセンサ6)で黒補正チャートを撮像したとき、或いは光源13をオフにすることにより、センサチップ12に入射する光のない状態で出力されるチャンネル毎の信号値D1R(b)、D1G(b)、D1B(b)を読み取ることにより黒補正係数BKmR、BKmG、BKmBを求めて、保管する。例えば、黒レベル校正モードにおいて、撮像手段1から出力されるチャンネル毎の信号の値D1R(b)、D1G(b)、D1B(b)を黒レベル補正係数BKmR、DKmG、DKmBとする。
黒補正手段21は、撮像モード(本来の撮像対象を撮像するモード)及び後述の、黒補正手段21よりも後段の補正手段(白補正手段22、グレーバランス補正手段23及び色補正手段3)のための校正モードにおいて撮像手段1より出力されたディジタル画素データD1R、D1G、D1Bに対して、黒補正係数生成手段24に保管された黒補正係数BKmを用いて、式(1)により黒補正後データBK1R、BK1G、BK1Bを算出する。
BK1R=D1R−BKmR …(1r)
BK1G=D1G−BKmG …(1g)
BK1B=D1B−BKmB …(1b)
白補正係数生成手段25は、白レベル校正モードにおいて、光源13を点灯し、基準となる白色のチャートを撮像手段1で読み取ったときに、黒補正手段21から出力される黒レベル補正されたチャンネル毎の信号BK1R(w)、BK1G(w)、BK1B(w)と、所定の目標値WHtとの比に基づいて、白補正係数WHmR、WHmG、WHmBを求めて、保管する。
この白補正係数WHmR、WHmG、WHmBは、白レベル校正モードにおける白補正後の信号値WH1R(w)、WH1G(w)、WH1B(w)が、所定の白レベルWHtになるようにするための係数であり、黒レベル補正された信号BK1R(w)、BK1G(w)、BK1B(w)の所定の白レベルWHtに対する比BK1R(w)/WHt、BK1G(w)/WHt、BK1B(w)/WHtを補正係数WHmR、WHmG、WHmBとする。
即ち
WHmR=BK1R(w)/WHt …(2r1)
WHmG=BK1G(w)/WHt …(2g1)
WHmB=BK1B(w)/WHt …(2b1)
で求められる。
白補正は、光電変換素子の出力バラツキ及び、光学系の減衰分を補正するものであり、白補正手段22は、撮像モード(本来の撮像対象を撮像するモード)及び後述の、白補正手段22よりも後段の補正手段(グレーバランス補正手段23及び色補正手段3)のための校正モードにおいて、黒補正されたチャンネル毎の信号BK1R、BK1G、BK1Bに対して白レベル補正係数WHmR、WHmG、WHmBを用いて以下の式(2r2)、(2g2)、(2b2)により白補正後データWH1R、WH1G、WH1Bを算出する。
WH1R=BK1R/WHmR …(2r2)
WH1G=BK1G/WHmG …(2g2)
WH1B=BK1B/WHmB …(2b2)
グレーバランス補正係数生成手段26は、グレーバランス校正モードにおいて、撮像手段1でグレーバランス補正用チャートを読み取ったときの白補正手段22の3つのチャネルの出力WH1R(g)、WH1G(g)、WH1B(g)の比率が予め定めた値となるようにするためのグレーバランス補正係数GBmR、GBmG、GBmBを算出し、保管する。
グレーバランス補正手段23は、撮像モード(本来の撮像対象を撮像するモード)及び後述の、グレーバランス補正手段23よりも後段の補正手段(色補正手段3)のための校正モードにおいて、赤、緑、青の白補正後データWH1R、WH1G、WH1Bに対し、グレーバランス係数生成手段26に保管されたグレーバランス補正係数GBmR、GBmG、GBmBを用いて式(3r)、(3g)、(3b)によりグレーバランス補正後の各色の(各チャネルの)データL1R、L1G、L1Bを算出する。
L1R=WH1R/GBmR …(3r)
L1G=WH1G/GBmG …(3g)
L1R=WH1B/GBmB …(3b)
なお、レベル補正手段2による補正は、画素毎(光電変換素子毎)に行っても良く、センサチップ毎に行っても良く、それぞれ複数の光電変換素子で構成されるブロック毎に行っても良い。
色補正手段3は、レベル補正手段2から出力されるレベル補正後の各色の画像データL1R、L1G、L1Bに対し、色補正係数生成手段4から提供される色補正係数を用いて色補正を加え、色補正後の信号M1R、M1G、M1Bを出力する。この色補正は例えば、レベル補正後の画像データL1R、L1G、L1Bで表される各画素の色を3より多い、例えば12個の色成分に分解した上で、各成分に補正係数を掛けて加算する演算を行うことでなされる。上記のような演算は、例えば下記のマトリクス演算式(4)で表され、その場合補正係数(の集合)は係数マトリクスの形で与えられる。
Figure 0004560580

式(4)を書き直すと、
M1R=L1R+KR1×H1+KR2×H2+…KR12×H12 …(4r)
M1G=L1G+KG1×H1+KG2×H2+…KG12×H12 …(4g)
M1B=L1B+KB1×H1+KB2×H2+…KB12×H12 …(4b)
式(4)、(4r)、(4g)、(4b)において、
H1、H2、H3、H4、H5、H6、H7、H8、H9、H10、H11、H12は入力データL1R、L1G、L1Bで表される色を12個の色成分に分解することにより得られる、12個の色成分の値を表す。具体的には、
H1は、赤の色相の色成分を表し、
H2は、緑の色相の色成分を表し、
H3は、青の色相の色成分を表し、
H4は、シアンの色相の色成分を表し、
H5は、マゼンタの色相の色成分を表し、
H6は、イエローの色相の色成分を表し、
H7は、赤とイエローの中間の色相の色成分を表し、
H8は、赤とマゼンタの中間の色相の色成分を表し、
H9は、緑とイエローの中間の色相の色成分を表し、
H10は、緑とシアンの中間の色相の色成分を表し、
H11は、青とシアンの中間の色相の色成分を表し、
H12は、青とマゼンタの中間の色相の色成分を表す。
KR1、KR2、…KB12は、後述の色補正係数生成手段4により出力された色補正係数である。
色補正係数は、式(4)では、3行12列の係数マトリクスの形で表されており、各列の色補正係数(例えば、KR1、KG1、及びKB1、或いはKR12、KG12及びKB12)は、それぞれ12個の色成分のうちの1個に対してのみ乗算されるものであり、一方、各行の補正係数は、色補正後の各色の信号M1R、M1G、M1Bのいずれか一つの算出に用いられる。たとえば、第1行の補正係数KR1、KR2、…KR12は赤の信号M1Rの算出に用いられ、第2行の補正係数KG1、KG2、…KG12は緑の信号M1Gの算出に用いられ、第3行の補正係数KB1、KB2、…KB12は青の信号M1Bの算出に用いられる。
色補正係数生成手段4が提供する色補正係数は、後述のようにして色校正モードにおいて得られたデータ(「色補正係数」又は「色補正係数算出基礎値」)CR1〜CR12、CG1〜CG12、CB1〜CB12を元に生成されるものである。
なお、レベル補正手段2内のグレーバランス補正が、一つのグレーバランス補正用チャートを用いて行なわれる、大まかな色補正であるのに対し、色補正手段3で行なわれる色補正は、個々の色相に対してより細かな補正を行うものである。
色校正モードにおいては、複数のカラーチャートを順次撮像し、そのときのレベル補正手段2の出力L1R、L1G,L1Bの各々のレベルを測定し、測定値と目標値(本来現れるべき値)との差を検出し、各カラーチャートを撮像したときの測定値と目標値との差が、複数のカラーチャートについて総合的に最小になるように、例えば測定値と目標値の2乗の総和が最小になるように、色補正係数を求める。
この場合、色補正係数をある値に定めたときに実際に色補正手段3から出力される信号の値を読み取って、目標値に対する誤差を検出し、検出結果に基づいて色補正係数をさらに調整するといった処理を行なうこととしても良い。この場合、補正後の信号値が目標値に十分近い値となるまで、上記のような処理を繰り返すこととしても良い。
色補正係数を、すべての画素について個別に算出し、記憶しておけば、各画素についての色再現性の観点からは最善であるが、補正係数算出のための演算量や、記憶すべき補正係数の量(データ量)が多くなるという問題がある。そこで、本発明では、複数の画素に対して一つ或いは一組の色補正係数を算出して、記憶しておき、撮像モードにおいて、補間等により個々の画素のための色補正係数を生成して、色補正に用いることとしている。
より具体的には、各センサチップを、各々が前記センサチップの複数の光電変換素子の一部で構成される複数のグループに分けておき、レベル補正手段2の出力信号の階調値の変化のパターンに応じて、各センサチップについて、非分割モードか分割モードを選択し、分割モードが選択された場合には、上記のグループ毎に、レベル補正手段2から出力される画像信号の平均値を求め、これらのグループ毎の平均値が予め記憶された目標値に最も近くなるように、即ち、複数のカラーチャートについて、上記の平均値と目標値の差が総合的に最小になるように、例えば差の2乗の総和が最小となるように、色補正係数の算出を行う。非分割モードが選択された場合には、チップ毎の平均値を、上記複数のグループの各々についての平均値として用いて、分割モードの場合と同様に当該グループについての色補正係数の算出を行なう。
この際、上記平均値と目標値の差に対して、カラーチャート毎に定められた重みを付けた上で総合的に最小となるように、例えば、平均値と目標値の差の2乗の和に重み付け係数を掛けたものの総和が最小となるように、グループ毎の(各グループに対応する)色補正係数の決定を行っても良い。
そして、上記のようにして算出されたグループ毎の色補正係数を保管し、撮像モードにおいて、このグループ毎の色補正係数に基づく補間を行って個々の画素のための色補正係数を求めて色補正に用いることとしている。
レベル補正手段2の出力信号の階調値の変化のパターンの判別は、パターン判別手段2により、各カラーチャートが撮像されたときに、レベル補正手段2の出力に基づき各色(チャンネル)毎に行なわれる。以下のチャンネル毎の動作の説明における、「すべての画素の出力」は、「すべての画素の、各色の光に感度を有する光電変換素子の出力」を意味する。
パターン判別手段43は、色校正モードにおいて各カラーチャートが撮像されているときのレベル補正手段2からの出力データ(測定値)L1R、L1G、L1Bの各々のセンサチップ毎の変化の傾向を判別し、非分割モードと分割モードのいずれかを選択し、選択の結果を示す信号S1を出力する。具体的なパターン判別の詳細については後述する。
なお、上記のパターン判別は、測定値L1R、L1G、L1Bの各々に対して行なわれるので、例えば測定値L1RとL1Gとでは異なる判定結果となることがある。以下でも同様である。
パターン判別手段43で非分割モードを選択したときは、補正係数算出手段44は、各センサチップのすべての画素の出力の値の平均値Laqc(q=R、G又はB)を求め、これをグループ毎の平均値(Laqg=Laqc)として、例えば内部の記憶手段44aに一時的に保持する。
パターン判別手段43が分割モードを選択したときは、補正係数算出手段44は、後述の複数のグループ(それぞれのセンサチップの複数の光電変換素子の一部で構成される)の各々の光電変換素子の画像信号の値の平均値Laqgを求め、例えば内部の記憶手段44aに一時的保持する。
複数のカラーチャートのすべてについて、上記の平均値が求められた後、上記複数のカラーチャートについて求めたグループ毎の平均値(これには、グループ毎の平均値として保持されている、チップ全体についての平均値が含まれる)と、その目標値との差が総合的にゼロに最も近くなるような色補正係数を、当該グループの色補正係数CRug、CGug、又CBugとして求める。なお、「CRug」、「CGug」、「CBug」における添え字の「u」は、1乃至12のいずれかの値を取るものであり、式(4)のKR1〜KR12、KG1〜KG12、KB1〜KB12における「1」〜「12」と同様に、12個の色成分のいずれかを表わす。また、「CRug」、「CGug」、「CBug」における添え字の「g」は、グループの番号に対応し、例えば後述のように、4つのグループに分けられる場合には、gは1乃至4のいずれかの値を取る。
このようにして求められた色補正係数CRug、CGug、CBug(uは例えば1乃至12のいずれか、gは例えば1乃至4のいずれか)は、撮像モードで色補正に用いられる、各光電変換素子のための色補正係数KRu、KGu、KBuの生成に用いられるものであり、グループ毎の色補正係数、或いは、色補正係数算出基礎値とも呼ばれる。
補正係数保管手段45は、補正係数算出手段44で算出された色補正係数CRug、CGug、CBugを、センサチップ毎に区別して、例えば、各センサチップを特定する情報(SC(1)、SC(2)、…)と対応付けて保管する。
撮像モードにおいて、補正係数補間手段4は、補正係数保管手段45から色補正係数CRug、CGug、CBugを読出し、画像信号を出力しているセンサチップを表す信号CN及び光電変換素子を示すデータPNに基づき、個々の光電変換素子のための色補正係数KR1〜KB12を求める。
この色補正係数の補間に当たり、補正係数補間手段4は、レベル補正手段2より入力データL1R、L1G、L1Bとともに出力される入力データの位置情報PNを元に、複数の色補正係数CRug、CGug、CBugに基づく線形補間を行なうことにより個々の色補正係数KR1〜KB12を求めて出力する。
撮像モードにおいて、色補正手段3は、レベル補正手段2から出力されるレベル補正データL1について、色補正係数KR1〜KB12を用いて、上記の式(4)で表される処理を行なうことにより、色チャンネル毎に出力を調整して、色補正したデータ(色補正後データ)M1R、M1G、M1Bを出力する。
なお、撮像手段1の出力をリアルタイムに処理する必要のない(即ち色校正モードにおいてのみ動作する)、パターン判別手段43及び補正係数算出手段44はソフトウエアで、即ちプログラムされたコンピュータで実現することもできる。レベル補正手段2内の、補正係数生成手段24、25、26のうちの、それぞれの校正モードにおいてのみ動作する部分も同様である。
以下、色補正係数の算出に際に、グループ毎に分ける方法、並びにグループの補正係数から、各光電変換素子のための色補正係数を求める方法について説明する。以下では、各センサチップを構成する画素の数が200であるとする。
補正係数算出手段44は、各チップの例えば200個の画素を、処理に当たり観念的に4つのグループに分ける。
例えば、図5に示すように、第1のグループG1を、チップの左端から10個の画素(左端から数えて、1番目から10番目までの画素)P(1)〜P(10)で構成し、第2のグループG2を、チップの左端から数えて11番目から100番目までの画素P(11)〜P(100)で構成し、第3のグループG3を、チップの左端から数えて101番目から190番目までの画素P(101)〜P(190)で構成し、第4のグループG4を、チップの左端から数えて191番目から200番目まで(従って、チップの右端から数えて1番目から10番目まで)の画素P(191)〜P(200)で構成する。
パターン判別手段43は、撮像手段1であるカラーチャートを撮像したときに、各チップ内の複数の光電変換素子1からの出力信号をレベル補正手段2で補正した後に得られる信号(測定値)L1R、L1G、L1Bの各々に対して、チップの一方の端部における平均値Le1と他方の端部における平均値Le2との差が所定値以上かどうかの判定を行う。
例えば、一方の端部(最端部及びその近傍部分、即ち図3で左端から所定数E(例えば3乃至10個程度)の画素の平均値Le1を求め、他方の端部(図3で右端から所定数Eの画素の平均値Le2を求め、それらの平均値の差が所定値以上であるときは、対応する色信号M1R、M1G、M1Bの算出に用いられる色補正係数については、分割モードを選択する。そうでなければ、非分割モードを選択する。
赤、青、緑の各々のチャンネルについて分割モードを選択したときは、当該チャンネルについて、それぞれのグループ毎の、画像信号L1q(q=R、G又はB)の平均値Laq1、Laq2、Laq3、Laq4を求め、非分割モードを選択したときは、センサチップのすべての画素、例えば、200個の画素の画像信号の平均値Laqcを求め、記憶手段44aに保持する。
この場合、非分割モードで求めたセンサチップのすべての画素、例えば200個の画素の画像信号の平均値Laqcを、グループ毎の平均値として(Laq1=Laq2=Laq3=Laq4=Laqcとして)、記憶手段44aに保持する。
複数のカラーチャートについて撮像が終わった後に、記憶手段44aに保持されている上記のグループ毎の平均値Laqgとその目標値L1qtとの差に基づいて、グループ毎の補正係数CRu1、CRu2、CRu3、CRu4、CGu1、CGu2、CGu3、CGu4、又はCBu1、CBu2、CBu3、CBu4を求める。この場合、補正係数は、上記の差が総合的にゼロに最も近くなるように、その値が定められる。
4つのグループに対して4組の補正係数(各組が12個の補正係数から成る)が求められる。求められた補正係数は、補正係数保管手段45に保管される。
上記のようにして、イメージセンサを構成するすべてのセンサチップの各々について、グループ毎の補正係数が求められ、それぞれ保管手段44に保管される。
撮像モードにおいては、以下のような処理が行なわれる。
撮像手段1から画像信号L1が出力されるとき、それとともに、出力されている画像信号がどのセンサチップのどの画素からのものであるかを示す信号(センサチップ識別信号CN及び画素識別信号PN)が同時に出力される。
補正係数補間手段4は、センサチップ識別信号CNに基づいて、そのセンサチップに関し格納されているグループ毎の補正係数(補間係数算出基礎値)を基にして、補間により、個々の画素についての補正係数を求める。
この補間は例えば線形補間により行なわれる。
例えば、図6に示すように、第1のグループG1について定められた補正係数Kqu1を、第1のグループG1内のいずれかの画素、例えばチップの左端の画素(PN=1の画素)のための補正係数として用い、第2のグループG2について定められた補正係数Kqu2を、第2のグループG1内のいずれかの画素、例えば第2のグループG2の中央付近、例えばチップの左端から数えて55番目の画素(PN=55の画素)のための補正係数として用い、第3のグループG3について定められた補正係数Kqu3を、第3のグループG1内のいずれかの画素、例えば第3のグループG3の中央付近、例えばチップの左端から数えて146番目の画素(PN=146の画素)のための補正係数として用い、第4のグループG4について定められた補正係数Kqu4を、第4のグループG1内のいずれかの画素、例えばチップの右端の画素(PN=200の画素)のための補正係数として用いることとし、上記以外の画素(チップの左端から数えてn番目の画素)の補間係数Kqu(n)を、各画素のセンサチップ内の位置を考慮し、Kqu1、Kqu2、Kqu3、Kqu4を結ぶ直線による線形補間により求める。
例えば、左端からn番目の画素の補間値Kqu(n)は、以下のように求められる。
1<n<55の範囲では、
Kqu(n)={Kqu1×(55−n)+Kqu2(n−1)}/(55−1) …(5a)
55<n<146の範囲では、
Kqu(n)={Kqu2×(146−n)+Kqu3(n−55)}/(146−55) …(5b)
146<n<200の範囲では、
Kqu(n)={Kqu3×(200−n)+Kqu4(n−146)}/(200−146) …(5c)
色補正係数生成手段4は、各画素の画像信号が、色補正手段3に供給されるのに同期して、色補正手段3にその画素のための補正係数の組を供給する。そのために、画素識別信号PNを参照して、当該画素画像信号が色補正手段3に供給されるタイミングを特定する。
なお、各グループを構成する画素の数は、上記の例に限定されない。またグループの数も上記の例に限定されない。
但し、チップの両端において、チップの最端部の画素を含み、他のグループよりも少数の画素で形成されたグループを構成するのが望ましい。そうすることで、互いに隣接するセンサチップの互いに隣接する端部間で、補正後の色の違いを小さくすることができるからである。
以下、この点について、図7(a)及び(b)を参照して説明する。なお、以下では、説明を簡単にするため、一つのカラーチャートを撮像したときのレベル補正手段2の出力のみに基づいて色補正係数が定められるものとする。
上記一つのカラーチャートを撮像したときのレベル補正手段2の出力L1q(q=R、G又はB)が、図7(a)の左から1番目及び2番目のセンサチップSC(1)、SC(2)のように、センサチップ毎にほぼ一定である場合には、各センサチップのすべての画素の出力の平均値Laqcを求め、この平均値と、その目標値L1qtとの差がゼロに最も近くなるように各センサチップに共通の色補正係数を求め、それを用いて各センサチップのすべての画素の色補正を行なえば、図7(b)に示すように、色補正後の信号M1q(SC(1))、M1q(SC(2))のレベルをセンサチップSC(1)、SC(2)の全体にわたり目標値L1qtに近づけることができ、2つのセンサチップSC(1)、SC(2)の互いに隣り合う端部の画素の色補正後の信号のレベルも略同じとなり、不連続性(段差)が生じない。
同じカラーチャートを撮像したときのレベル補正手段2の出力L1q(q=R、G又はB)が、図7(a)の左から3番目のセンサチップSC(3)、SC(4)、SC(5)のように、その両端間で異なる場合、例えばセンサチップSC(3)、SC(4)のように右上がりである場合、或いはセンサチップSC(5)のように右下がりである場合には、各センサチップのすべての画素の出力の平均値Laqcを求め、この平均値と、その目標値L1qtとの差がゼロに最も近くなるように、各センサチップに共通の色補正係数を求め、それを用いて各センサチップのすべての画素の色補正を行なえば、図7(b)に示すように、色補正後の信号のレベルM1qの平均値を目標値L1qtに近づけることができるが、両端の画素の色補正後の信号のレベルは目標値L1qtから離れたものとなる。そして、センサチップSC(3)とセンサチップSC(4)の隣り合う端部の画素の色補正後の信号レベルが大きく異なるものとなり、不連続なものとなる。センサチップSC(2)とセンサチップSC(3)の隣り合う端部の画素間でも同様の不連続性が生じる。センサチップSC(4)とSC(5)の隣り合う端部の画素間でも同様の不連続性が生じる。
このような問題が生じるのを避けるため、上記のように、実施の形態1では、各センサチップの左端と右端とで、レベル補正手段2の出力が異なる場合には、各々当該センサチップの一部をなすグループ毎の平均値を求め、この平均値と目標値との差を色補正係数の算出に用いているので、センサチップの全体についての平均値と目標値との差を色補正係数の算出に用いる場合に比べ、各画素のセンサチップ内の位置に応じたより細かな(目標値との差がより小さい)色補正を行うことができる。
また、センサチップの端部(最端部及びその近傍部分)の比較的少数の画素から成るグループの平均を用いて、端部のための色補正係数を求め、最端部の画素に対しては、この端部のための色補正係数を用いて色補正を行うので、色補正後の端部の信号を目標値に略一致させることができ、隣り合う端部間での不連続性が生じない。
このように、端部の少数の画素を含み、他のグループよりも小数のグループを「第1種のグループ」と呼びそれ以外のグループを「第2種のグループ」と呼ぶ。
なお、図7(c)は、図7(a)とは異なるカラーチャートを撮像したときのレベル補正手段2の出力分布の一例を示したものである。図示のように、レベル補正手段2の出力レベルは、カラーチャート毎に異なることがある。上記のように、複数のカラーチャートについて平均値と目標値の差が総合的に最小となるように色補正係数を定める必要があるのはそのためである。また、複数のカラーチャートについて平均値と目標値の差が総合的に最小となるように補正係数を定めるので、一つのカラーチャートを撮像したときのレベル補正手段2の出力と、色補正係数とは、図7(a)及び(b)を参照して説明したように一対一の対応関係があるのではないが、一つのカラーチャートを撮像したときのレベル補正手段2の出力が図7(a)に示す傾向を有する場合に、仮にその出力のみに基づいて色補正係数を定めたとすれば、色補正係数は図7(b)に示す傾向を持つようになる。
次に、上記の補正係数の算出及び保管の手順を図8を参照して説明する。
まず、ステップST1ではあらかじめ設定した複数のカラーチャートについてレベル補正手段2の出力の階調値(測定値)を取得する。
ステップST2では、各カラーチャートについての測定結果に基づき、各センサチップに含まれる各色の光電変換素子の出力の変化傾向を調べ、それに基づく判別を行なう。具体的には、各センサチップの各色の光電変換素子の出力の、一方の端部の所定数の画素の平均値と、他方の端部の所定数の平均値とが所定値以上かどうかの判定を行ない、所定値以上であれば、傾斜があると判定する。
傾斜があると判定したときはステップST3に進み、傾斜がないと判断したときは、ステップST4に進む。
ステップST3では、ステップST2で、チップ内出力に傾斜があると判定されたセンサチップに含まれる光電変換素子をグループに分割する。
ステップST5では、グループ毎の測定値の平均値を求める。
ステップST4では、センサチップ毎の測定値の平均値を求める。
ステップST6では、ステップST4及び/又はステップST5で求めた平均値と目標値との差を求める。
ステップST7では、ステップST6で求めた差に基づいて補正係数を求める。
この場合、差が所定の閾値未満のときは、補正量がゼロとなるように補正係数を定めることとしても良い。
ステップST8では、ステップST7で求めた補正係数を補正係数保管手段45に格納する。
なお、上記した図5に示す例では、チップの左端から10個の画素(左端から数えて、1番目から10番目までの画素)で第1のグループG1を構成し、チップの左端から数えて11番目から100番目までの画素で第2のグループG2を構成し、チップの左端から数えて101番目から190番目までの画素で第3のグループG3を構成し、チップの左端から数えて191番目から200番目まで(従って、チップの右端から数えて1番目から10番目まで)の画素で第4のグループG4を構成しているが、このようにする代わりに、図9に示すように、チップの左端から10個の画素(左端から数えて、1番目から10番目までの画素)で第1のグループG1を構成し、チップの左端から数えて51番目から100番目までの画素で第2のグループG2を構成し、チップの左端から数えて101番目から150番目までの画素で第3のグループG3を構成し、チップの左端から数えて191番目から200番目まで(従って、チップの右端から数えて1番目から10番目まで)の画素で第4のグループG4を構成することとしても良い。
この場合、いずれのグループにも属さない画素が存在する。
また、図10に示すように、チップの左端から10個の画素(左端から数えて、1番目から10番目までの画素)で第1のグループG1を構成し、チップの左端から数えて1番目から100番目までの画素で第2のグループG2を構成し、チップの左端から数えて101番目から200番目までの画素で第3のグループG3を構成し、チップの左端から数えて191番目から200番目まで(従って、チップの右端から数えて1番目から10番目まで)の画素で第4のグループG4を構成することとしても良い。
この場合、第1のグループG1は、第2のグループG2の一部を成し、第4のグループG4は第3のグループG3の一部を成す。
なお、図8のステップST7の処理に関して述べたように、平均値と目標値の差があらかじめ決めた閾値以下のときは、色補正係数を、レベル補正手段2の出力信号に対する補正量がゼロとなるような値に定めることとすれば、色補正係数の算出処理を一部省略することができ、処理の高速化を図ることができるという効果がある。
本実施の形態では、上記のように、校正モードにおいて、センサチップ毎の出力の変化の傾向に応じて非分割モード、分割モードのいずれかを選択して、非分割モードが選択されたときは、センサチップのすべての画素の平均値を求め、分割モードが選択されたときは、センサチップの一部をなすグループ毎の平均値を求め、これらの平均値(センサチップの全体についての平均値及び/又はグループ毎の平均値に基づいて色補正係数の算出を行い、算出された色補正係数を記憶し、撮像モードにおいて、色補正係数を元に線形補間を行なうことで生成された各画素のための色補正係数を用いて色補正を行う。従って、レベル補正手段2の出力の変化傾向、従って、撮像手段1の特性に応じて演算量、データ記憶量を切り換えることができ、高精度の色補正を最小の演算量、データ記憶量で行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態2の画像読取装置は、実施の形態1の画像読取装置と概して同じであり、その全体的構成は、図1で示される。実施の形態2の画像読取装置は、パターン判別手段の動作が実施の形態1と以下の点で異なる。
実施の形態1では、チップの端部の所定数の画素の平均値と、他方の端部の所定数の画素の平均値の差が所定値以上であれば、分割モードを選択することとしたが、実施の形態2では、チップの一端から他端に掛けて、レベル補正手段2の出力の階調が単調増加傾向及び単調減少傾向のいずれかを有するか否かによって、分割モードを選択するかどうかの判断を行なう。
以下、そのような処理を行なう場合の利点を図11を参照して説明する。
図11は一つのセンサチップの出力の変化傾向の他の例を示す。図示の例のセンサチップの出力L1qは全体的に略一定であるが、チップの右端近傍において大きな下向きの出力変動を伴う。このような場合に、実施の形態1のように、チップの左端部の所定数の画素の平均と、チップの右端部の所定数の画素の平均の差を求めると、差が所定値より大きいと判断されることになって、補正後の出力が隣接するチップと不連続になる問題、或いは必要がないのに(チップ全体の平均値に基づいて補正係数を求めれば十分であるのに)グループ毎の平均値を求め、この平均値に基づいて色補正係数を算出してしまうという問題がある。そこで、図11に示すような場合には、チップの全体に亘り略一定であると判断するのが望ましい。
そこで、実施の形態2では、チップの一端から他端に掛けて、レベル補正手段2の出力L1qの階調が単調増加傾向及び単調減少傾向のいずれかを有するか否かの判断を行ない、上記のいずれをも有しない場合には、チップの全体に亘り略一定であるとして処理する。即ち、単調増加傾向及び単調減少傾向のいずれでもない場合には、センサチップ内に含まれる全光電変換素子の平均値を求め、この平均値を補正係数の算出に用いる。
例えば、図7(a)のセンサチップSC(3)、SC(4)の場合には、単調増加傾向があると判断され、センサチップSC(5)の場合には単調減少傾向があると判断される。
このような処理を行うことにより、チップの全体にわたり出力が略一定で、局所的にのみ出力が変動する場合には、全体的に傾斜がないと判断し、補正量を適切にすることができ、或いは、不必要なグループ毎の平均値に基づく補正係数の算出を避けることができる。
実施の形態3.
実施の形態3の画像読取装置は、実施の形態1の画像読取装置と概して同じであり、その全体的構成は、図1で示される。実施の形態3の画像読取装置は、パターン判別手段の動作が実施の形態2と以下の点で異なる。
実施の形態2では、チップの一端から他端に掛けて、レベル補正手段2の出力の階調が単調増加傾向及び単調減少傾向を有するか否かによって、分割モードか非分割モードの選択を行なうが、実施の形態3は、上記の判断に加え、チップの一端から他端に掛けて、レベル補正手段2の出力L1qの階調がV字型若しくは逆V字型に変化する傾向を有するか(V字型若しくは逆V字型の起伏を有するか)どうかの判断を行ない、単調増加傾向及び単調減少傾向を有する場合のみならず、V字型若しくは逆V字型の起伏を有する場合にも分割モードを選択する。
V字型の変化の傾向の例が図12(a)に示されている。その場合に全体の平均値を求め、この平均値を用いて色補正係数を求め、そのようにして求めた色補正係数を用いて色補正を行なうと、補正後の値は、図12(b)のようになり、補正後の平均値は目標値L1qtに近づくが、チップの両端では目標値L1qtとの差が大きくなる。そのため、隣接するチップとの連続性が失われる。変化の傾向が図12(a)に示すようにV字型である場合(下方に凸である、或いは谷型の起伏を有する)場合のみならず、図13に示すように、逆V字型である(上方に凸である、或いは山型の起伏を有する)場合も同様である。
そこで、(V字型若しくは逆V字型の)起伏を有する場合には、実施の形態1で、両端部相互間で平均値の差が所定値以上である場合と同じように、グループ毎の平均値を求め、この平均値に基づいて補正係数を求める。
グループの構成を図6と同様とした場合、グループ毎の平均値Laq1、Laq2、Laq3、Laq4は例えば、図12(c)のようになり、補間の計算は、上記の式(5a)、(5b)、(5c)と同じになり、補間後の補正係数Kqu1、Kqu2、Kqu3、Kqu4は、例えば図12(d)のようになり、その結果、色補正後の信号(の対応する色成分値)のレベルが、略一定となる。なお、ここでも、上記の補正係数の値が、一つのカラーチャートについての平均値のみのよって求められるものと仮定している。実際には、他のカラーチャートについての平均値をも考慮に入れて総合的に補正係数が求められるので、平均値と補正係数が一対一の関係を有するわけではない。
なお、起伏を有するかどうかの判断は、例えば、以下のようにして行う。即ち、チップの端部の所定数の画素の平均値と、チップ全体の平均値との差が所定値以上であれば、起伏を有すると判断する。
この場合、チップの2つの端部のいずれか一方についてそのような条件が満たされたときに、起伏を有すると判断することとしても良く、両方についてそのような条件が満たされたときに、起伏があると判断することとしても良い。
次に、上記の補正係数の算出及び保管の手順を、図14を参照して説明する。図14の処理手順は、図8と概して同じであるが、ステップST11が追加されており、ステップST2で、チップ内傾斜がないと判断されたときは、ステップST11に進む。
ステップST11では、センサチップの出力に対し、起伏がないか判定する。起伏がないと判断されたときは、ステップST4に進み、起伏があると判断されたときは、ステップST3に進む。
本実施の形態では、上記のように動作するので、センサチップ毎に複数の色補正係数を設定する際に、センサチップ内の出力分布に水平方向の傾斜はないが、V字型若しくは逆V字型の起伏がある場合でもセンサチップの両端を目標値に合わせる補正方法を選択することとなり、色補正後の隣接センサチップとの出力段差の発生を軽減することが出来る。
変形例.
なお、上記の式(4)では、12個の色成分に分解する場合を示すが、分解する色成分の数は12に限定されず、例えば6個の色成分に分解する場合にも本発明を適用可能である。
以上説明したように、この発明によれば、複数の光電変換素子ごとに複数の色に関する感度のバラツキを補正することにより、従来の無彩色のチャートを用いたグレーバランス補正では補正しきれない、複数の色に関する色バラツキを補正できるので、結果的に複数の色に対する複数の画素間の色むらを軽減することができる。
また、校正モードにおいて、各センサチップ又は各グループを構成する複数の光電変換素子に対してレベル補正手段よりの画像信号の平均値を求め、この平均値を基に各センサチップ又は各グループに対する色補正係数の算出を行い、この色補正係数を用いて、撮像モードにおいて、各光電変換素子のための色補正係数を補間して求めることとすれば、全光電変換素子について色補正係数を算出および保管する方法に対し、色補正係数の算出・保管処理を軽減することができる。
さらに、校正モードおいて、レベル補正手段が出力するセンサチップごとの画像信号の変化傾向より、例えば、実施の形態1では、センサチップの端部間での平均値の差が大きいかどうかを判別し、実施の形態2ではセンサチップ内における画像信号が単調増加または減少しているかどうかを判別し、実施の形態3ではセンサチップ内のV字型の出力変動あるいは逆V字型の出力変動あるかどうかを判別し、判別結果に応じて色補正係数の算出方法を変えているので、センサチップ内における出力傾向の如何を問わず、隣接するセンサチップの端部間で色の不連続性が生じない高精度な色補正係数の決定を行うことができる。
またさらに、分割モード、非分割モードというようにデータ処理の対象を切り替えたうえで色補正係数を算出することとすれば、最小の演算量、データ記憶量で、十分に適切な色補正係数の決定を行なうことができる。

Claims (15)

  1. 各々が複数の所定の色のいずれかに感度を有する複数の光電変換素子を有する複数のセンサチップを互いに隣接するように配列してなる撮像手段と、
    前記複数の光電変換素子から出力される画像信号のレベルを調整するレベル補正手段と、
    前記レベル補正手段から出力される画像信号に対して色補正を行う色補正手段と、
    前記撮像手段でカラーチャートを撮像したときに前記色補正手段から出力される画像信号の値が予め記憶された目標値に近くなる色補正係数を生成する色補正係数生成手段とを備え、
    前記色補正手段は、前記レベル補正手段から出力される各光電変換素子の画像信号の値を、前記色補正係数生成手段から出力される各光電変換素子のための色補正係数を用いて補正して出力し、
    前記色補正係数生成手段は、
    校正モードにおいて、前記撮像手段でカラーチャートを撮像したときに前記レベル補正手段から出力される画像信号の値の前記センサチップ毎の変化の傾向を判別し、判別結果に基づいて、各センサチップについて、非分割モードと分割モードのいずれかを選択するパターン判別手段と、
    前記分割モードを選択したときは、各々が前記センサチップの複数の光電変換素子の一部で構成される複数のグループ毎に、前記レベル補正手段から出力される画像信号の平均値を求め、
    前記非分割モードを選択したときは、当該センサチップのすべての光電変換素子の画像信号の平均値を求め、
    前記分割モード及び又は非分割モードで求められた平均値が予め記憶された目標値に最も近くなるようにグループ毎の色補正係数を算出する補正係数算出手段と、
    前記補正係数算出手段により算出された補正係数を保管する補正係数保管手段を備える色補正係数算出・保管手段と、
    撮像モードにおいて、前記補正係数保管手段に保管された、前記グループ毎の前記色補正係数に基づき、各光電変換素子のための色補正係数を補間により求めて出力する色補正係数補間手段を備える
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記色補正係数算出・保管手段は、前記分割モードか前記非分割モードの選択を、各色の画像信号毎に行なう
    ことを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  3. 前記非分割モードでセンサチップの全体について求めた平均値を、グループ毎の平均値として用いて、各グループの色補正係数の算出を行なうことを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  4. 前記複数のグループが、前記センサチップの端部に位置する第1の数の光電変換素子で構成される第1種のグループと、
    前記第1の数より大きい第2の数の光電変換素子で構成される第2種のグループとを含む
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記第2種のグループが、前記センサチップの端部以外に位置する光電変換素子で構成されることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  6. 前記センサチップの複数の光電変換素子を分割して、複数の前記第2種のグループを構成し、前記第2種のグループのうちの、前記センサチップの端部に位置する光電変換素子により前記第1種のグループを構成したことを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  7. 前記色補正係数算出・保管手段は、前記センサチップ毎の画像信号の値が、単調増加傾向及び単調減少傾向のいずれか一方を有する場合には、前記分割モードを選択する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像読取装置。
  8. 前記色補正係数算出・保管手段は、前記センサチップ毎の画像信号の値が、V字型若しくは逆V字型に変化する傾向を有する場合には、前記分割モードを選択すること
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像読取装置。
  9. 前記色補正係数算出・保管手段は、前記センサチップ毎の画像信号の値が、単調増加傾向あるいは単調減少傾向を有すると認められた場合、または、V字型若しくは逆V字型に変化する傾向を有すると認められた場合には、前記分割モードを選択することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像読取装置。
  10. 前記色補正係数算出・保管手段は、前記センサチップ毎の画像信号の値が、単調増加傾向を有するとも認められず、単調減少傾向を有するとも認められず、さらにV字型若しくは逆V字型に変化する傾向を有するとも認められない場合には、前記非分割モードを選択することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像読取装置。
  11. 前記複数の光電変換素子の画像信号の平均値とその目標値の差があらかじめ決めた閾値以下のときは、
    前記色補正係数算出・保管手段は、前記色補正係数を、前記レベル補正手段の出力信号に対する補正量がゼロとなるような値に定める
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の画像読取装置。
  12. 前記補間手段は、前記色補正係数算出・保管手段に保持されている、互いに隣り合うグループについて求められた2つの色補正係数を元に線形補間を行なうことにより、各光電変換素子のための色補正係数を求めることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の画像読取装置。
  13. 前記複数の色が、赤、緑、青であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の画像読取装置。
  14. 前記色補正手段は、
    前記レベル補正手段から出力される画像信号を色分解することで得られる複数の色成分を表すデータと、それぞれ前記複数の色成分ための複数の色補正係数との乗算を含むマトリクス演算を行なって前記色補正を行なうものである
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の画像読取装置。
  15. 各々が複数の所定の色のいずれかに感度を有する複数の光電変換素子を有する複数のセンサチップを互いに隣接するように配列してなる撮像手段と、
    前記複数の光電変換素子から出力される画像信号のレベルを調整するレベル補正手段と、
    前記レベル補正手段から出力される画像信号に対して色補正を行なう色補正手段と、
    前記色補正手段における色補正で用いられる色補正係数を生成する色補正係数生成手段とを備えた画像読取装置による画像読取方法において、
    校正モードにおいて、前記撮像手段でカラーチャートを撮像したときに前記レベル補正手段から出力される画像信号の値の前記センサチップ毎の変化の傾向を判別し、判別結果に基づいて、各センサチップについて、非分割モードと分割モードのいずれかを選択し、
    前記分割モードを選択したときは、各々が前記センサチップの複数の光電変換素子の一部で構成される複数のグループ毎に、前記レベル補正手段から出力される画像信号の平均値を求め、
    前記非分割モードを選択したときは、当該センサチップのすべての光電変換素子の画像信号の平均値を求め、
    前記分割モード及び又は非分割モードで求められた平均値が予め記憶された目標値に最も近くなるようにグループ毎の色補正係数を算出して前記保管手段に保管し、
    撮像モードにおいて、
    前記保管手段に保持されている前記グループ毎の前記色補正係数に基づき、各光電変換素子のための色補正係数を補間により求めて出力し、
    前記色補正手段により、前記レベル補正手段から出力される各光電変換素子の画像信号の値を、前記各光電変換素子のための色補正係数を用いて補正して出力する
    ことを特徴とする画像読取方法。
JP2009510221A 2008-04-22 2009-03-03 画像読取装置及び方法 Active JP4560580B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008111227 2008-04-22
JP2008111227 2008-04-22
PCT/JP2009/053946 WO2009130947A1 (ja) 2008-04-22 2009-03-03 画像読取装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4560580B2 true JP4560580B2 (ja) 2010-10-13
JPWO2009130947A1 JPWO2009130947A1 (ja) 2011-08-11

Family

ID=41216688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009510221A Active JP4560580B2 (ja) 2008-04-22 2009-03-03 画像読取装置及び方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4560580B2 (ja)
WO (1) WO2009130947A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5927849B2 (ja) * 2011-11-09 2016-06-01 富士ゼロックス株式会社 撮像装置、情報処理装置およびプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6038976A (ja) * 1983-08-12 1985-02-28 Toshiba Corp カラー画像入力表示装置
JPH0329468A (ja) * 1989-06-26 1991-02-07 Seiko Instr Inc カラー画像処理装置
JP2003219164A (ja) * 2002-01-21 2003-07-31 Graphtec Corp 画像読取装置
JP2006019892A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Ricoh Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59149199A (ja) * 1983-02-16 1984-08-27 松下電器産業株式会社 衣類乾燥機の制御装置
JP3057800B2 (ja) * 1990-05-21 2000-07-04 三菱電機株式会社 カラー画像読取装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6038976A (ja) * 1983-08-12 1985-02-28 Toshiba Corp カラー画像入力表示装置
JPH0329468A (ja) * 1989-06-26 1991-02-07 Seiko Instr Inc カラー画像処理装置
JP2003219164A (ja) * 2002-01-21 2003-07-31 Graphtec Corp 画像読取装置
JP2006019892A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Ricoh Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009130947A1 (ja) 2009-10-29
JPWO2009130947A1 (ja) 2011-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7593569B2 (en) Pixel defect correction device
US8036487B2 (en) Image processing method, apparatus and program as well as imaging apparatus
JP4887546B2 (ja) 輝度変化に適応してノイズをフィルタリングする方法及びシステム
KR100968095B1 (ko) 큐빅 보간 연산에 의해 감마 보정을 수행하는 영상 신호프로세싱 장치, 및 그 방법
US8111301B2 (en) Method of performing auto white balance in YCbCr color space
EP1432235A2 (en) Method and apparatus for rendering image signal
EP2352301A1 (en) Image processing device, image processing method, and program
US20100053382A1 (en) Image processing device for correcting signal irregularity, calibration method,imaging device, image processing program, and image processing method
JP2006013558A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム
TWI386866B (zh) 灰階修正裝置、灰階修正方法、灰階修正程式
US20070019087A1 (en) Pixel signal processor and pixel signal processing method
JP6544266B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
US7764412B2 (en) Image scanner and signal processing method
TW563350B (en) Color image processing apparatus executing moving-average processing for noise reduction in color image signals
JP6249939B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像読取装置、及び画像処理プログラム
JP4830068B2 (ja) 二次元色彩計及び分光感度補正方法
JP4560580B2 (ja) 画像読取装置及び方法
US20060028233A1 (en) Pixel testing method, method of correcting output voltage of pixel, defect pixel processing device, defect pixel processing program, defect pixel processing method, and recording medium having program
JP5100623B2 (ja) 画像読取装置及び色補正係数生成方法
JP3729842B1 (ja) 画素信号処理装置及び方法
CN101500074A (zh) 影像校正方法、影像校正单元及应用其的影像撷取装置
JP5511535B2 (ja) 画像読取装置の画像処理方法および画像読取装置
KR100733010B1 (ko) 이미지 센서의 결함픽셀 보간 방법 및 장치
TWI405144B (zh) 影像校正方法、影像校正單元及應用其之影像擷取裝置
JP5153842B2 (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4560580

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250