JP4560580B2 - 画像読取装置及び方法 - Google Patents
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Description
各々が複数の所定の色のいずれかに感度を有する複数の光電変換素子を有する複数のセンサチップを互いに隣接するように配列してなる撮像手段と、
前記複数の光電変換素子から出力される画像信号のレベルを調整するレベル補正手段と、
前記レベル補正手段から出力される画像信号に対して色補正を行う色補正手段と、
前記撮像手段でカラーチャートを撮像したときに前記色補正手段から出力される画像信号の値が予め記憶された目標値に近くなる色補正係数を生成する色補正係数生成手段とを備え、
前記色補正手段は、前記レベル補正手段から出力される各光電変換素子の画像信号の値を、前記色補正係数生成手段から出力される各光電変換素子のための色補正係数を用いて補正して出力し、
前記色補正係数生成手段は、
校正モードにおいて、前記撮像手段でカラーチャートを撮像したときに前記レベル補正手段から出力される画像信号の値の前記センサチップ毎の変化の傾向を判別し、判別結果に基づいて、各センサチップについて、非分割モードと分割モードのいずれかを選択するパターン判別手段と、
前記分割モードを選択したときは、各々が前記センサチップの複数の光電変換素子の一部で構成される複数のグループ毎に、前記レベル補正手段から出力される画像信号の平均値を求め、
前記非分割モードを選択したときは、当該センサチップのすべての光電変換素子の画像信号の平均値を求め、
前記分割モード及び又は非分割モードで求められた平均値が予め記憶された目標値に最も近くなるようにグループ毎の色補正係数を算出する補正係数算出手段と、
前記補正係数算出手段により算出された補正係数を保管する補正係数保管手段を備える色補正係数算出・保管手段と、
撮像モードにおいて、前記補正係数保管手段に保管された、前記グループ毎の前記色補正係数に基づき、各光電変換素子のための色補正係数を補間により求めて出力する色補正係数補間手段を備える
ことを特徴とする。
また、校正モードにおけるレベル補正手段の出力の変化の傾向に応じて、分割モード及び非分割モードの一方を選択して色補正係数を求める方法を切り換えることとすれば、色補正係数の算出処理及び保管すべきデータの量を減らすことができるとともに、感度のバラツキの変化の傾向の如何を問わず、隣接するセンサチップの端部間の色の連続性を確保することができる。
図1は本発明による実施の形態1における画像読取装置の構成を示す図である。
本発明による画像読取装置は、撮像手段1と、レベル補正手段2と、色補正手段3と、色補正係数生成手段4とを備える。
色補正係数生成手段4は、色補正係数補間手段4と、色補正係数算出・補間手段41とを有する。
色補正係数算出・保管手段41は、パターン判別手段43と、補正係数算出手段44と、補正係数補間手段45とを備える。
光電変換素子PR(1)〜PR(b)は赤色の光に感度を有し、光電変換素子PG(1)〜PG(b)は緑色の光に感度を有し、光電変換素子PB(1)〜PB(b)は青色の光に感度を有する。
同じ画素の3つの光電変換素子の出力は同時に、即ち並列的に出力される。以下の説明では、同時に並列的に出力される同じ画素からの信号を纏めて符号D1、BK1、WH1、L1、M1などで表すこともあり、それぞれの赤、緑、青の成分を表すため、それぞれの符号にR、G、Bを付加することもある。また、これら3つの信号を、赤、緑、青の3つのチャンネルの信号と言うこともある。
また、図2では、センサチップ間の隙間がなく配置されているものとして図示しているが、実際はこのように配置するのは困難で、チップ間に一定の間隔を持って配置され、隙間の画素分は周辺の画素情報を基に補間されることがあるが、本発明はそのいずれの場合でも適用することができる。
図示のレベル補正手段2は、撮像手段1より出力されるディジタル画像データD1の黒レベルを補正する黒補正手段21と、黒補正手段21の出力について白レベル補正を行なう白補正手段22と、白補正手段22の出力についてグレーバランス補正を行なうグレーバランス補正手段23と、黒補正手段21で用いられる黒補正係数を算出し、保管する黒補正係数生成手段24と、白補正手段22で用いられる白補正係数を算出し、保管する白補正係数生成手段25と、グレーバランス補正手段23で用いられるグレーバランス補正係数を算出し、保管するグレーバランス補正係数生成手段26とを備える。
BK1R=D1R−BKmR …(1r)
BK1G=D1G−BKmG …(1g)
BK1B=D1B−BKmB …(1b)
即ち
WHmR=BK1R(w)/WHt …(2r1)
WHmG=BK1G(w)/WHt …(2g1)
WHmB=BK1B(w)/WHt …(2b1)
で求められる。
WH1R=BK1R/WHmR …(2r2)
WH1G=BK1G/WHmG …(2g2)
WH1B=BK1B/WHmB …(2b2)
L1R=WH1R/GBmR …(3r)
L1G=WH1G/GBmG …(3g)
L1R=WH1B/GBmB …(3b)
式(4)を書き直すと、
M1R=L1R+KR1×H1+KR2×H2+…KR12×H12 …(4r)
M1G=L1G+KG1×H1+KG2×H2+…KG12×H12 …(4g)
M1B=L1B+KB1×H1+KB2×H2+…KB12×H12 …(4b)
H1、H2、H3、H4、H5、H6、H7、H8、H9、H10、H11、H12は入力データL1R、L1G、L1Bで表される色を12個の色成分に分解することにより得られる、12個の色成分の値を表す。具体的には、
H1は、赤の色相の色成分を表し、
H2は、緑の色相の色成分を表し、
H3は、青の色相の色成分を表し、
H4は、シアンの色相の色成分を表し、
H5は、マゼンタの色相の色成分を表し、
H6は、イエローの色相の色成分を表し、
H7は、赤とイエローの中間の色相の色成分を表し、
H8は、赤とマゼンタの中間の色相の色成分を表し、
H9は、緑とイエローの中間の色相の色成分を表し、
H10は、緑とシアンの中間の色相の色成分を表し、
H11は、青とシアンの中間の色相の色成分を表し、
H12は、青とマゼンタの中間の色相の色成分を表す。
KR1、KR2、…KB12は、後述の色補正係数生成手段4により出力された色補正係数である。
この場合、色補正係数をある値に定めたときに実際に色補正手段3から出力される信号の値を読み取って、目標値に対する誤差を検出し、検出結果に基づいて色補正係数をさらに調整するといった処理を行なうこととしても良い。この場合、補正後の信号値が目標値に十分近い値となるまで、上記のような処理を繰り返すこととしても良い。
この際、上記平均値と目標値の差に対して、カラーチャート毎に定められた重みを付けた上で総合的に最小となるように、例えば、平均値と目標値の差の2乗の和に重み付け係数を掛けたものの総和が最小となるように、グループ毎の(各グループに対応する)色補正係数の決定を行っても良い。
パターン判別手段43は、色校正モードにおいて各カラーチャートが撮像されているときのレベル補正手段2からの出力データ(測定値)L1R、L1G、L1Bの各々のセンサチップ毎の変化の傾向を判別し、非分割モードと分割モードのいずれかを選択し、選択の結果を示す信号S1を出力する。具体的なパターン判別の詳細については後述する。
複数のカラーチャートのすべてについて、上記の平均値が求められた後、上記複数のカラーチャートについて求めたグループ毎の平均値(これには、グループ毎の平均値として保持されている、チップ全体についての平均値が含まれる)と、その目標値との差が総合的にゼロに最も近くなるような色補正係数を、当該グループの色補正係数CRug、CGug、又CBugとして求める。なお、「CRug」、「CGug」、「CBug」における添え字の「u」は、1乃至12のいずれかの値を取るものであり、式(4)のKR1〜KR12、KG1〜KG12、KB1〜KB12における「1」〜「12」と同様に、12個の色成分のいずれかを表わす。また、「CRug」、「CGug」、「CBug」における添え字の「g」は、グループの番号に対応し、例えば後述のように、4つのグループに分けられる場合には、gは1乃至4のいずれかの値を取る。
このようにして求められた色補正係数CRug、CGug、CBug(uは例えば1乃至12のいずれか、gは例えば1乃至4のいずれか)は、撮像モードで色補正に用いられる、各光電変換素子のための色補正係数KRu、KGu、KBuの生成に用いられるものであり、グループ毎の色補正係数、或いは、色補正係数算出基礎値とも呼ばれる。
例えば、図5に示すように、第1のグループG1を、チップの左端から10個の画素(左端から数えて、1番目から10番目までの画素)P(1)〜P(10)で構成し、第2のグループG2を、チップの左端から数えて11番目から100番目までの画素P(11)〜P(100)で構成し、第3のグループG3を、チップの左端から数えて101番目から190番目までの画素P(101)〜P(190)で構成し、第4のグループG4を、チップの左端から数えて191番目から200番目まで(従って、チップの右端から数えて1番目から10番目まで)の画素P(191)〜P(200)で構成する。
例えば、一方の端部(最端部及びその近傍部分、即ち図3で左端から所定数E(例えば3乃至10個程度)の画素の平均値Le1を求め、他方の端部(図3で右端から所定数Eの画素の平均値Le2を求め、それらの平均値の差が所定値以上であるときは、対応する色信号M1R、M1G、M1Bの算出に用いられる色補正係数については、分割モードを選択する。そうでなければ、非分割モードを選択する。
この場合、非分割モードで求めたセンサチップのすべての画素、例えば200個の画素の画像信号の平均値Laqcを、グループ毎の平均値として(Laq1=Laq2=Laq3=Laq4=Laqcとして)、記憶手段44aに保持する。
複数のカラーチャートについて撮像が終わった後に、記憶手段44aに保持されている上記のグループ毎の平均値Laqgとその目標値L1qtとの差に基づいて、グループ毎の補正係数CRu1、CRu2、CRu3、CRu4、CGu1、CGu2、CGu3、CGu4、又はCBu1、CBu2、CBu3、CBu4を求める。この場合、補正係数は、上記の差が総合的にゼロに最も近くなるように、その値が定められる。
4つのグループに対して4組の補正係数(各組が12個の補正係数から成る)が求められる。求められた補正係数は、補正係数保管手段45に保管される。
撮像手段1から画像信号L1が出力されるとき、それとともに、出力されている画像信号がどのセンサチップのどの画素からのものであるかを示す信号(センサチップ識別信号CN及び画素識別信号PN)が同時に出力される。
この補間は例えば線形補間により行なわれる。
例えば、図6に示すように、第1のグループG1について定められた補正係数Kqu1を、第1のグループG1内のいずれかの画素、例えばチップの左端の画素(PN=1の画素)のための補正係数として用い、第2のグループG2について定められた補正係数Kqu2を、第2のグループG1内のいずれかの画素、例えば第2のグループG2の中央付近、例えばチップの左端から数えて55番目の画素(PN=55の画素)のための補正係数として用い、第3のグループG3について定められた補正係数Kqu3を、第3のグループG1内のいずれかの画素、例えば第3のグループG3の中央付近、例えばチップの左端から数えて146番目の画素(PN=146の画素)のための補正係数として用い、第4のグループG4について定められた補正係数Kqu4を、第4のグループG1内のいずれかの画素、例えばチップの右端の画素(PN=200の画素)のための補正係数として用いることとし、上記以外の画素(チップの左端から数えてn番目の画素)の補間係数Kqu(n)を、各画素のセンサチップ内の位置を考慮し、Kqu1、Kqu2、Kqu3、Kqu4を結ぶ直線による線形補間により求める。
例えば、左端からn番目の画素の補間値Kqu(n)は、以下のように求められる。
1<n<55の範囲では、
Kqu(n)={Kqu1×(55−n)+Kqu2(n−1)}/(55−1) …(5a)
55<n<146の範囲では、
Kqu(n)={Kqu2×(146−n)+Kqu3(n−55)}/(146−55) …(5b)
146<n<200の範囲では、
Kqu(n)={Kqu3×(200−n)+Kqu4(n−146)}/(200−146) …(5c)
但し、チップの両端において、チップの最端部の画素を含み、他のグループよりも少数の画素で形成されたグループを構成するのが望ましい。そうすることで、互いに隣接するセンサチップの互いに隣接する端部間で、補正後の色の違いを小さくすることができるからである。
上記一つのカラーチャートを撮像したときのレベル補正手段2の出力L1q(q=R、G又はB)が、図7(a)の左から1番目及び2番目のセンサチップSC(1)、SC(2)のように、センサチップ毎にほぼ一定である場合には、各センサチップのすべての画素の出力の平均値Laqcを求め、この平均値と、その目標値L1qtとの差がゼロに最も近くなるように各センサチップに共通の色補正係数を求め、それを用いて各センサチップのすべての画素の色補正を行なえば、図7(b)に示すように、色補正後の信号M1q(SC(1))、M1q(SC(2))のレベルをセンサチップSC(1)、SC(2)の全体にわたり目標値L1qtに近づけることができ、2つのセンサチップSC(1)、SC(2)の互いに隣り合う端部の画素の色補正後の信号のレベルも略同じとなり、不連続性(段差)が生じない。
まず、ステップST1ではあらかじめ設定した複数のカラーチャートについてレベル補正手段2の出力の階調値(測定値)を取得する。
傾斜があると判定したときはステップST3に進み、傾斜がないと判断したときは、ステップST4に進む。
ステップST5では、グループ毎の測定値の平均値を求める。
ステップST4では、センサチップ毎の測定値の平均値を求める。
ステップST6では、ステップST4及び/又はステップST5で求めた平均値と目標値との差を求める。
この場合、差が所定の閾値未満のときは、補正量がゼロとなるように補正係数を定めることとしても良い。
ステップST8では、ステップST7で求めた補正係数を補正係数保管手段45に格納する。
この場合、いずれのグループにも属さない画素が存在する。
この場合、第1のグループG1は、第2のグループG2の一部を成し、第4のグループG4は第3のグループG3の一部を成す。
実施の形態2の画像読取装置は、実施の形態1の画像読取装置と概して同じであり、その全体的構成は、図1で示される。実施の形態2の画像読取装置は、パターン判別手段の動作が実施の形態1と以下の点で異なる。
図11は一つのセンサチップの出力の変化傾向の他の例を示す。図示の例のセンサチップの出力L1qは全体的に略一定であるが、チップの右端近傍において大きな下向きの出力変動を伴う。このような場合に、実施の形態1のように、チップの左端部の所定数の画素の平均と、チップの右端部の所定数の画素の平均の差を求めると、差が所定値より大きいと判断されることになって、補正後の出力が隣接するチップと不連続になる問題、或いは必要がないのに(チップ全体の平均値に基づいて補正係数を求めれば十分であるのに)グループ毎の平均値を求め、この平均値に基づいて色補正係数を算出してしまうという問題がある。そこで、図11に示すような場合には、チップの全体に亘り略一定であると判断するのが望ましい。
実施の形態3の画像読取装置は、実施の形態1の画像読取装置と概して同じであり、その全体的構成は、図1で示される。実施の形態3の画像読取装置は、パターン判別手段の動作が実施の形態2と以下の点で異なる。
この場合、チップの2つの端部のいずれか一方についてそのような条件が満たされたときに、起伏を有すると判断することとしても良く、両方についてそのような条件が満たされたときに、起伏があると判断することとしても良い。
ステップST11では、センサチップの出力に対し、起伏がないか判定する。起伏がないと判断されたときは、ステップST4に進み、起伏があると判断されたときは、ステップST3に進む。
なお、上記の式(4)では、12個の色成分に分解する場合を示すが、分解する色成分の数は12に限定されず、例えば6個の色成分に分解する場合にも本発明を適用可能である。
また、校正モードにおいて、各センサチップ又は各グループを構成する複数の光電変換素子に対してレベル補正手段よりの画像信号の平均値を求め、この平均値を基に各センサチップ又は各グループに対する色補正係数の算出を行い、この色補正係数を用いて、撮像モードにおいて、各光電変換素子のための色補正係数を補間して求めることとすれば、全光電変換素子について色補正係数を算出および保管する方法に対し、色補正係数の算出・保管処理を軽減することができる。
さらに、校正モードおいて、レベル補正手段が出力するセンサチップごとの画像信号の変化傾向より、例えば、実施の形態1では、センサチップの端部間での平均値の差が大きいかどうかを判別し、実施の形態2ではセンサチップ内における画像信号が単調増加または減少しているかどうかを判別し、実施の形態3ではセンサチップ内のV字型の出力変動あるいは逆V字型の出力変動あるかどうかを判別し、判別結果に応じて色補正係数の算出方法を変えているので、センサチップ内における出力傾向の如何を問わず、隣接するセンサチップの端部間で色の不連続性が生じない高精度な色補正係数の決定を行うことができる。
またさらに、分割モード、非分割モードというようにデータ処理の対象を切り替えたうえで色補正係数を算出することとすれば、最小の演算量、データ記憶量で、十分に適切な色補正係数の決定を行なうことができる。
Claims (15)
- 各々が複数の所定の色のいずれかに感度を有する複数の光電変換素子を有する複数のセンサチップを互いに隣接するように配列してなる撮像手段と、
前記複数の光電変換素子から出力される画像信号のレベルを調整するレベル補正手段と、
前記レベル補正手段から出力される画像信号に対して色補正を行う色補正手段と、
前記撮像手段でカラーチャートを撮像したときに前記色補正手段から出力される画像信号の値が予め記憶された目標値に近くなる色補正係数を生成する色補正係数生成手段とを備え、
前記色補正手段は、前記レベル補正手段から出力される各光電変換素子の画像信号の値を、前記色補正係数生成手段から出力される各光電変換素子のための色補正係数を用いて補正して出力し、
前記色補正係数生成手段は、
校正モードにおいて、前記撮像手段でカラーチャートを撮像したときに前記レベル補正手段から出力される画像信号の値の前記センサチップ毎の変化の傾向を判別し、判別結果に基づいて、各センサチップについて、非分割モードと分割モードのいずれかを選択するパターン判別手段と、
前記分割モードを選択したときは、各々が前記センサチップの複数の光電変換素子の一部で構成される複数のグループ毎に、前記レベル補正手段から出力される画像信号の平均値を求め、
前記非分割モードを選択したときは、当該センサチップのすべての光電変換素子の画像信号の平均値を求め、
前記分割モード及び又は非分割モードで求められた平均値が予め記憶された目標値に最も近くなるようにグループ毎の色補正係数を算出する補正係数算出手段と、
前記補正係数算出手段により算出された補正係数を保管する補正係数保管手段を備える色補正係数算出・保管手段と、
撮像モードにおいて、前記補正係数保管手段に保管された、前記グループ毎の前記色補正係数に基づき、各光電変換素子のための色補正係数を補間により求めて出力する色補正係数補間手段を備える
ことを特徴とする画像読取装置。 - 前記色補正係数算出・保管手段は、前記分割モードか前記非分割モードの選択を、各色の画像信号毎に行なう
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記非分割モードでセンサチップの全体について求めた平均値を、グループ毎の平均値として用いて、各グループの色補正係数の算出を行なうことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記複数のグループが、前記センサチップの端部に位置する第1の数の光電変換素子で構成される第1種のグループと、
前記第1の数より大きい第2の数の光電変換素子で構成される第2種のグループとを含む
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像読取装置。 - 前記第2種のグループが、前記センサチップの端部以外に位置する光電変換素子で構成されることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
- 前記センサチップの複数の光電変換素子を分割して、複数の前記第2種のグループを構成し、前記第2種のグループのうちの、前記センサチップの端部に位置する光電変換素子により前記第1種のグループを構成したことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
- 前記色補正係数算出・保管手段は、前記センサチップ毎の画像信号の値が、単調増加傾向及び単調減少傾向のいずれか一方を有する場合には、前記分割モードを選択する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像読取装置。 - 前記色補正係数算出・保管手段は、前記センサチップ毎の画像信号の値が、V字型若しくは逆V字型に変化する傾向を有する場合には、前記分割モードを選択すること
を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像読取装置。 - 前記色補正係数算出・保管手段は、前記センサチップ毎の画像信号の値が、単調増加傾向あるいは単調減少傾向を有すると認められた場合、または、V字型若しくは逆V字型に変化する傾向を有すると認められた場合には、前記分割モードを選択することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像読取装置。
- 前記色補正係数算出・保管手段は、前記センサチップ毎の画像信号の値が、単調増加傾向を有するとも認められず、単調減少傾向を有するとも認められず、さらにV字型若しくは逆V字型に変化する傾向を有するとも認められない場合には、前記非分割モードを選択することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像読取装置。
- 前記複数の光電変換素子の画像信号の平均値とその目標値の差があらかじめ決めた閾値以下のときは、
前記色補正係数算出・保管手段は、前記色補正係数を、前記レベル補正手段の出力信号に対する補正量がゼロとなるような値に定める
ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の画像読取装置。 - 前記補間手段は、前記色補正係数算出・保管手段に保持されている、互いに隣り合うグループについて求められた2つの色補正係数を元に線形補間を行なうことにより、各光電変換素子のための色補正係数を求めることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の画像読取装置。
- 前記複数の色が、赤、緑、青であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の画像読取装置。
- 前記色補正手段は、
前記レベル補正手段から出力される画像信号を色分解することで得られる複数の色成分を表すデータと、それぞれ前記複数の色成分ための複数の色補正係数との乗算を含むマトリクス演算を行なって前記色補正を行なうものである
ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の画像読取装置。 - 各々が複数の所定の色のいずれかに感度を有する複数の光電変換素子を有する複数のセンサチップを互いに隣接するように配列してなる撮像手段と、
前記複数の光電変換素子から出力される画像信号のレベルを調整するレベル補正手段と、
前記レベル補正手段から出力される画像信号に対して色補正を行なう色補正手段と、
前記色補正手段における色補正で用いられる色補正係数を生成する色補正係数生成手段とを備えた画像読取装置による画像読取方法において、
校正モードにおいて、前記撮像手段でカラーチャートを撮像したときに前記レベル補正手段から出力される画像信号の値の前記センサチップ毎の変化の傾向を判別し、判別結果に基づいて、各センサチップについて、非分割モードと分割モードのいずれかを選択し、
前記分割モードを選択したときは、各々が前記センサチップの複数の光電変換素子の一部で構成される複数のグループ毎に、前記レベル補正手段から出力される画像信号の平均値を求め、
前記非分割モードを選択したときは、当該センサチップのすべての光電変換素子の画像信号の平均値を求め、
前記分割モード及び又は非分割モードで求められた平均値が予め記憶された目標値に最も近くなるようにグループ毎の色補正係数を算出して前記保管手段に保管し、
撮像モードにおいて、
前記保管手段に保持されている前記グループ毎の前記色補正係数に基づき、各光電変換素子のための色補正係数を補間により求めて出力し、
前記色補正手段により、前記レベル補正手段から出力される各光電変換素子の画像信号の値を、前記各光電変換素子のための色補正係数を用いて補正して出力する
ことを特徴とする画像読取方法。
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