JP4557790B2 - オブジェクト描画装置、オブジェクト描画方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

オブジェクト描画装置、オブジェクト描画方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、作業工程や設計プロセスなどで複数存在するブロックオブジェクト間を結線してブロックオブジェクト相互の関係を図示する際に用いる線オブジェクトを結線処理して描画するオブジェクト描画装置、オブジェクト描画方法、コンピュータプログラム、および記録媒体に関する。
家電製品、自動車その他の工業製品の開発プロセスを図示する、あるいは状態遷移を図示する場合に、ある単位(ブロックオブジェクト)でそのプロセスを区切り、プロセス間を矢印線などの線(線オブジェクト)により結線することにより、プロセスの相互関係やものの流れを表示することは良く行われている。一見すると複雑な開発プロセスであっても一定の表示領域(ブロックオブジェクト)ごとにまとめて全体を簡略化して流れを表示することにより、全体像の理解を進めることが容易となるためである。
こういったプロセス間の関係を線で表示する際、一般的には単にプロセス間を線で結ぶか、場合によっては矢印をつけ流れの方向を分かりやすく表示するといった方法が用いられている。しかし、単純に結線する一般的な方法では、プロセスが増え、関係が複雑化した場合に線が重複して判別が困難になるという問題があった。
図17は、従来のオブジェクト描画方法によりブロックオブジェクトを線オブジェクトで結線して描画したブロック結線図である。
ブロック結線図(矢印線図)120は、例えば、製品の詳細な開発工程の一部を描画したものであり、各工程A、B、C、D、Eを示すブロックオブジェクトとしての矩形オブジェクトA、B、C、D、Eは、図上、ブロックオブジェクト121(121a、121b、121c、121d、121e。以下、121a、121b、121c、121d、121eを区別する必要がない場合には単に121とする。)として示してある。
また、ブロックオブジェクト121間を結線する線オブジェクトとしての矢印線オブジェクトAC、AD、BC、CE、EDは、図上、線オブジェクト122(122ac、122ad、122bc、122ce、122ed。以下、122ac、122ad、122bc、122ce、122edを区別する必要がない場合には単に122とする。)として示してある。
なお、ブロックオブジェクトと線オブジェクトはまとめて単にオブジェクトともいう。
ブロックオブジェクト121a、121b、121c、121d、121eは、それぞれオブジェクト座標を規定され、矩形の左上と右下の座標(X軸、Y軸により規定してある。以下同様。)で定義してある。
例えば、ブロックオブジェクト121aは座標(Xa1,Ya1)、(Xa2,Ya2)、ブロックオブジェクト121bは座標(Xb1,Ya1)、(Xb2,Ya2)、ブロックオブジェクト121cは座標(Xc1,Yc1)、(Xc2,Yc2)、ブロックオブジェクト121dは座標(Xc1,Yd1)、(Xc2,Yd1)、ブロックオブジェクト121eは座標(Xe1,Ye1)、(Xe2,Ye2)で規定される。
線オブジェクト122ac、線オブジェクト122ad、線オブジェクト122bc、線オブジェクト122ce、線オブジェクト122edは、矢印の開始点座標と終了点座標で定義してある。
例えば、線オブジェクト122acは開始点座標(Va1,Wa1)、終了点座標(Vc1,Wc1)、線オブジェクト122adは開始点座標(Va1,Wa1)、終了点座標(Vc1,Wd1)、線オブジェクト122bcは開始点座標(Vb1,Wa1)、終了点座標(Vc1,Wc1)、線オブジェクト122ceは開始点座標(Vc2,Wc1)、終了点座標(Ve1,We1)、線オブジェクト122edは開始点座標(Ve1,We1)、終了点座標(Vc2,Wd1)で規定される。
線オブジェクト122acは、ブロックオブジェクト121aからブロックオブジェクト121cに向かう矢印線であり、線オブジェクト122adは、ブロックオブジェクト121aからブロックオブジェクト121dに向かう矢印線であり、線オブジェクト122bcは、ブロックオブジェクト121bからブロックオブジェクト121cに向かう矢印線であり、線オブジェクト122ceは、ブロックオブジェクト121cからブロックオブジェクト121eに向かう矢印線であり、線オブジェクト122edは、ブロックオブジェクト121eからブロックオブジェクト121dに向かう矢印線である。
ここで、線オブジェクト122は、あるブロックオブジェクト121と別のブロックオブジェクト121を斜め線で結線することは無く、あるブロックオブジェクト121の外形枠を構成する上下左右辺の中点から別のブロックオブジェクト121の外形枠を構成する上下左右辺の中点へ直角に折れ曲がる線により結線してある。つまり、ブロックオブジェクト121および線オブジェクト122とも、X軸、Y軸に平行な線分により構成してある。
したがって、あるブロックオブジェクト121から5本以上の線オブジェクト122を別のブロックオブジェクト121に向かって引く場合や、この逆で5箇所以上のブロックオブジェクト121からある1つのブロックオブジェクト121に向かって線オブジェクト122を引く場合、少なくともブロックオブジェクト121の外形枠を構成する上下左右辺の中点の1つは線オブジェクト122が2本結線されることになり重複が発生することになる。
また、意図的にブロックオブジェクト121の外形枠を構成する上下左右辺のある1辺の中点から複数の線オブジェクト122を描く場合や、複数の線オブジェクト122がブロックオブジェクト121の外形枠を構成する上下左右辺のある1辺の中点に結線される場合にも線オブジェクト122の重複が発生する。なお、線オブジェクト122は、その出発点と終了点においてもブロックオブジェクト121の外形を構成する上下左右辺に対し直角につながる構成となる。
つまり、開発工程を矢印線図により図示する場合、一つの工程から他の複数工程へ波及する場合(例えば、企画決定工程から開発工程、生産工程、および販売工程へその内容が波及する場合)や、複数の工程からある1つの工程に向かって作業が収束する場合(例えば、開発業務を分担して行い、最終的に1つの製品として作業をまとめる場合)においては、その矢印線は業務の複雑度や詳細度に応じ複数発生することになる。
例えば、図上、線オブジェクト122ac/122adで示す部分は線オブジェクト122acと線オブジェクト122adが重複し、線オブジェクト122ac/122bcで示す部分は線オブジェクト122acと線オブジェクト122bcが重複し、線オブジェクト122ce/122edで示す部分は線オブジェクト122ceと線オブジェクト122edが重複している。
重複している線オブジェクト122(122ac/122ad、122ac/122bc、122ce/122ed)は、他の部分と同様に描画されることから重複状態を判断、識別することは困難となる。
図18は、図17のブロック結線図のオブジェクト情報を表として示す図表である。
オブジェクト情報103iは、「オブジェクト名」欄、「オブジェクト座標」欄、「開始点オブジェクト名」欄、「終了点オブジェクト名」欄、「線幅」欄、「線の色」欄などで構成してある。
ブロックオブジェクトについては、「オブジェクト座標」が位置情報であり、線オブジェクトについては、「オブジェクト座標」「開始点オブジェクト名」、「終了点オブジェクト名」が位置情報となる。
「オブジェクト名」欄には、ブロックオブジェクト121の名称として矩形オブジェクトA、B、C、D、Eが記述してあり、また、線オブジェクト122の名称として矢印線オブジェクトAC、AD、BC、CE、EDが記述してある。「オブジェクト座標」欄には、ブロックオブジェクト121および線オブジェクト122を定義する座標((Xa1,Ya1)、(Xa2,Ya2)、・・・)がそれぞれ記述してある。
「開始点オブジェクト名」欄及び「終了点オブジェクト名」欄は線オブジェクト122に固有の情報であり、「開始点オブジェクト名」欄には線オブジェクトの開始点情報(例えば、開始点に対応するブロックオブジェクトの記号。例えば、線オブジェクトACでは、A。)が記述してあり、また、「終了点オブジェクト名」欄には線オブジェクトの終了点情報(例えば、終了点に対応するブロックオブジェクトの記号。例えば、線オブジェクトACでは、C。)を示している。その他、「線幅」欄、「線の色」欄などを記述するが、線幅は一定であり、線の色も黒一色として構成してある。
上述したような線オブジェクトが重複してブロックオブジェクトを結線する場合には、線オブジェクトの判別が困難になるという問題の対策として、線(矢印線)が重ならないように表示する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開昭64−33679
しかしながら特許文献1記載の技術では、矢印線の重複を無くし、視認性を向上させるために矢印線を遠回りさせて結線する方法を採用しているため、描画スペース(表示スペース)を必要以上にとってしまうといった問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ブロックオブジェクト(例えば、プロセス)間を結線する線オブジェクトとしての線(例えば、矢印線)が重複する場合に、結線情報に基づいて線の種類を描画層ごとに規定して区別した線を用いて描画(表示)することにより、表示スペースを増やすことなく描画作業を高効率化でき、結線の識別が容易で、ブロックオブジェクト間の結線状態を容易に視認、識別することができるオブジェクト描画装置、オブジェクト描画方法、コンピュータプログラム、および記録媒体を提供することを目的とする。
また、本発明は、線オブジェクトに対応する線の種類として線幅を示す線幅情報と線を区別する線区別情報とを規定することにより、線オブジェクトの種類を明確に区分して描画することができるオブジェクト描画装置(オブジェクト描画方法、コンピュータプログラム、および記録媒体)を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、最下層の線幅を最大として層毎に順次細くすることにより線の視認性を向上することが可能なオブジェクト描画装置(オブジェクト描画方法、コンピュータプログラム、および記録媒体)を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、線区別情報を色により構成することにより、線の視認性をより確実に向上することが可能なオブジェクト描画装置(オブジェクト描画方法、コンピュータプログラム、および記録媒体)を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、線幅情報および線区別情報を線種情報として線種情報テーブルに保存することにより、活用が容易で利便性とメンテナンス作業性の良いオブジェクト描画装置(オブジェクト描画方法、コンピュータプログラム、および記録媒体)を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、描画順を線オブジェクトの開始点と終了点の間の距離に基づいて決定することにより、距離に応じて線幅が異なることとなり、線の視認性を向上させることが可能なオブジェクト描画装置(オブジェクト描画方法、コンピュータプログラム、および記録媒体)を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、描画順を線オブジェクトの重要度に基づいて決定することにより、重要度に応じて線幅が異なることとなり、線の視認性(重要度の視認性)を向上させることが可能なオブジェクト描画装置(オブジェクト描画方法、コンピュータプログラム、および記録媒体)を提供することを他の目的とする。
本発明に係るオブジェクト描画装置は、結線対象としての複数のブロックオブジェクトを結線する線オブジェクトを描画するオブジェクト描画装置において、前記ブロックオブジェクトの名称および位置情報並びに前記線オブジェクトの名称および位置情報を含むオブジェクト情報を取得するオブジェクト情報取得部と、前記オブジェクト情報から線オブジェクトの名称および位置情報を結線情報として抽出する結線情報抽出部と、前記結線情報での線オブジェクトの結線ルートを比較して重複する線オブジェクトの重複状態を重複ルート情報として抽出する重複ルート抽出部と、線オブジェクトの最多重複数に対応して各描画層での線の種類を規定した線種情報を予め保持する線種情報保持部と、前記重複ルート情報から最多重複数を求めて描画層の描画順を決定する描画順決定部と、前記描画順と線種情報とを照合して重複する線オブジェクトに適用する線の種類を選択する線種選択部とを備えることを特徴とする。
この構成により、表示スペースを増加することなく、線オブジェクトによる結線の識別が容易で、ブロックオブジェクト間の結線状態を容易に視認、識別することができる矢印線図(ブロック結線図)を描画することが可能なオブジェクト描画装置となる。
本発明に係るオブジェクト描画装置では、前記結線情報での線オブジェクトの位置情報は、線オブジェクトの座標、線オブジェクトの開始点情報、線オブジェクトの終了点情報であることを特徴とする。この構成により、線オブジェクトの位置を確実に確定することができ、また、開始点、終了点に関して座標を用いないで簡略化して位置を特定することが可能となる。
本発明に係るオブジェクト描画装置では、前記重複ルート情報は、線オブジェクトの名称、線オブジェクトの座標、線オブジェクトの重複数であることを特徴とする。この構成により、容易に線オブジェクトの重複状態を把握することが可能となる。
本発明に係るオブジェクト描画装置では、前記重複ルート情報は、線オブジェクトの終了点、開始点、および開始点と終了点とを有する開始・終了点に関して抽出してあることを特徴とする。この構成により、重複する線オブジェクトの比較を迅速かつ容易に行うことが可能となる。
本発明に係るオブジェクト描画装置では、前記線種情報は、線オブジェクトの線幅を示す線幅情報と線オブジェクトを区別する線区別情報とで構成してあることを特徴とする。この構成により、線幅に加えて線区別情報を設けることから、線オブジェクトの種類を明確に区分して描画することが可能となる。
本発明に係るオブジェクト描画装置では、前記線幅は、最下層の線幅を最大として層毎に順次細くする構成としてあることを特徴とする。この構成により、重複した線オブジェクトの視認性を確実に向上することが可能となる。
本発明に係るオブジェクト描画装置では、前記線区別情報は、線オブジェクトの色により構成してあることを特徴とする。この構成により、色による視認が可能となり、線オブジェクトの視認性を確実に向上することができる。
本発明に係るオブジェクト描画装置では、前記線区別情報は、線オブジェクトの線分の長さにより構成してあることを特徴とする。この構成により、カラーが利用できないモノクロ描画が必要となる場合でも、線オブジェクトを区別することが可能となり、線オブジェクトの視認性を向上することが可能となる。
本発明に係るオブジェクト描画装置では、前記線種情報は、線種情報テーブルに保存してあることを特徴とする。この構成により、確実かつ簡単な形態で線種情報を保存、活用することが可能となり、利便性とメンテナンス作業性の良い描画装置とすることができる。
本発明に係るオブジェクト描画装置では、前記描画順は、線オブジェクトの開始点と終了点の間の距離に基づいて決定する構成としてあることを特徴とする。この構成により、対応するブロックオブジェクト間の距離に応じて線オブジェクトを異なる線の種類とすることから、線オブジェクトの視認性を向上することが可能となる。
本発明に係るオブジェクト描画装置では、前記距離が長い方の線オブジェクトを下層側の描画順とすることを特徴とする。この構成により、線オブジェクトの視認性を確実に向上することが可能となる。
本発明に係るオブジェクト描画装置では、前記描画順は、線オブジェクトの重要度に基づいて決定する構成としてあることを特徴とする。この構成により、対応するブロックオブジェクト間の重要度に応じて線オブジェクトを異なる線の種類とすることから、線オブジェクトの視認性を向上することが可能となる。
本発明に係るオブジェクト描画装置では、重要度の高い線オブジェクトを下層側の描画順とすることを特徴とする。この構成により、利便性の高い矢印線図を描画し、線オブジェクトの視認性を確実に向上することが可能となる。
本発明に係るオブジェクト描画装置では、前記ブロックオブジェクトは矩形オブジェクト、前記線オブジェクトは矢印線オブジェクトであることを特徴とする。この構成により、適用範囲が広く利用度の高いオブジェクト描画装置とすることが可能となる。
本発明に係るオブジェクト描画方法は、結線対象としての複数のブロックオブジェクトを結線する線オブジェクトを描画するオブジェクト描画方法において、オブジェクト情報取得部に、前記ブロックオブジェクトの名称および位置情報並びに前記線オブジェクトの名称および位置情報を含むオブジェクト情報を取得させるステップと、結線情報抽出部に、前記オブジェクト情報から線オブジェクトの名称および位置情報を結線情報として抽出させるステップと、重複ルート抽出部に、前記結線情報での線オブジェクトの結線ルートを比較して重複する線オブジェクトの重複状態を重複ルート情報として抽出させるステップと、線種情報保持部に、線オブジェクトの最多重複数に対応して各描画層での線の種類を規定した線種情報を予め保持させるステップと、描画順決定部に、前記重複ルート情報から最多重複数を求めて描画層の描画順を決定させるステップと、線種選択部に、前記描画順と線種情報とを照合して重複する線オブジェクトに適用する線の種類を選択させるステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係るオブジェクト描画方法によれば、本発明に係るオブジェクト描画装置と同様な作用、機能を実現することができる。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、結線対象としての複数のブロックオブジェクトを結線する線オブジェクトを描画させるためのコンピュータプログラムにおいて、オブジェクト情報取得部に、前記ブロックオブジェクトの名称および位置情報並びに前記線オブジェクトの名称および位置情報を含むオブジェクト情報を取得させるステップと、結線情報抽出部に、前記オブジェクト情報から線オブジェクトの名称および位置情報を結線情報として抽出させるステップと、重複ルート抽出部に、前記結線情報での線オブジェクトの結線ルートを比較して重複する線オブジェクトの重複状態を重複ルート情報として抽出させるステップと、線種情報保持部に、線オブジェクトの最多重複数に対応して各描画層での線の種類を規定した線種情報を予め保持させるステップと、描画順決定部に、前記重複ルート情報から最多重複数を求めて描画層の描画順を決定させるステップと、線種選択部に、前記描画順と線種情報とを照合して重複する線オブジェクトに適用する線の種類を選択させるステップとを実行させることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムによれば、本発明に係るオブジェクト描画装置およびオブジェクト描画方法と同様な作用、機能を実現することができる。
本発明に係る記録媒体は、コンピュータプログラムを記録したコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、前記コンピュータプログラムは、本発明に係るコンピュータプログラムであることを特徴とする。
本発明に係る記録媒体によれば、本発明に係るコンピュータプログラムの活用性、汎用性を高めることができる。
本発明に係るオブジェクト描画装置、オブジェクト描画方法、コンピュータプログラム、および記録媒体によれば、プロセス、工程などを表すブロックオブジェクト(矩形オブジェクト)間を結線する線オブジェクトとしての線(矢印線)が重複する場合に、結線情報に基づいて線の種類を描画層毎に規定して区別した線を用いて描画することから、描画スペース(表示スペース)を増やすことなく描画作業を高効率化でき、結線の識別が容易で、ブロックオブジェクト間の結線状態を容易に視認、識別することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るオブジェクト描画装置(オブジェクト描画方法、コンピュータプログラム、および記録媒体)によれば、線オブジェクトに対応する線の種類として線幅を示す線幅情報と線を区別する線区別情報とを規定することから、線オブジェクトの種類を明確に区分して描画することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るオブジェクト描画装置(オブジェクト描画方法、コンピュータプログラム、および記録媒体)によれば、最下層の線幅を最大として層毎に順次細くすることから、線の視認性を向上することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るオブジェクト描画装置(オブジェクト描画方法、コンピュータプログラム、および記録媒体)によれば、線区別情報を色により構成することから、線の視認性をより確実に向上することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るオブジェクト描画装置(オブジェクト描画方法、コンピュータプログラム、および記録媒体)によれば、線幅情報および線区別情報を線種情報として線種情報テーブルに保存することから、活用が容易で利便性とメンテナンス作業性を向上することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るオブジェクト描画装置(オブジェクト描画方法、コンピュータプログラム、および記録媒体)によれば、描画順を線オブジェクトの開始点と終了点の間の距離に基づいて決定することから、距離に応じて線幅が異なることとなり、線の視認性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明に係るオブジェクト描画装置(オブジェクト描画方法、コンピュータプログラム、および記録媒体)によれば、描画順を線オブジェクトの重要度に基づいて決定することから、重要度に応じて線幅が異なることとなり、線の視認性(重要度の視認性)を向上させることができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係るオブジェクト描画装置の概略構成を示すブロック図である。
オブジェクト描画装置1は、その機能を制御するCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)2、CPU2からの指示制御によりブロックオブジェクトおよび線オブジェクトの描画を行う描画部9、CPU2がオブジェクト描画装置1として必要な機能を実現するためのコンピュータプログラムを記憶するプログラム記憶部10、コンピュータプログラムを外部の記録媒体から読み取り可能とする記録媒体接続部11などにより構成され、これらはバス12を介して接続してある。
なお、オブジェクト描画装置1が実行する描画には、単に紙などにハードコピーとして描画するものに限らず、例えばパーソナルコンピュータのような端末機の表示画面に表示するような場合も含まれる。
オブジェクト描画装置1は、さらに、オブジェクト描画装置1の機能を実現する手段(機能実現手段)としてのオブジェクト情報取得部3、結線情報抽出部4、重複ルート抽出部5、描画順決定部6、線種情報保持部7、線種選択部8などをCPU2の外部にバス12を介して接続してある。
オブジェクト情報取得部3、結線情報抽出部4、重複ルート抽出部5、描画順決定部6、線種選択部8はCPU2の外部にバス12を介して接続した形態で示してあるが、実際はハードウエア構成に限らず、CPU2と連係してコンピュータプログラム(ソフトウエア)により適宜構成される形態とすることが好ましい。また、線種情報保持部7は、例えば書き換え可能な記憶装置(不図示)などで構成してある。
オブジェクト情報取得部3は、適宜の入力手段(不図示)を介して描画対象としての矢印線図(ブロック結線図)20(図15参照)に関するオブジェクト情報3i(図3参照)を取得する。
結線情報抽出部4は、オブジェクト情報3iから、線オブジェクトの結線情報4i(図4参照)を抽出する。
重複ルート抽出部5は、結線情報4iでの線オブジェクトの重複状態を重複ルート情報5i(図11参照)として抽出する。
描画順決定部6は、重複ルート情報5iから重複する線オブジェクトの最多重複数を求めて描画層の描画順を決定する(図12参照)。
線種情報保持部7は、線オブジェクトの最多重複数に対応して各描画層での線の種類を規定した線種情報7iを予め記憶装置にデータベース(例えば、線種情報テーブル7t。図13参照)として保持する。
線種選択部8は、描画順と線種情報7iとを照合して重複する線オブジェクトに適用する線の種類を選択して線種選択情報8i(図14参照)とする。
描画部9は、線種選択情報8iに基づいて、結線対象としての複数のブロックオブジェクトおよびブロックオブジェクト間を結線する線オブジェクトを描画する。なお、ブロックオブジェクトは予め描画済みのものであっても良い。描画により最終的にブロック結線図としての矢印線図20を得ることができる。
<実施の形態2>
図2は、本発明の実施の形態2に係るオブジェクト描画方法の処理フローの概要を示すフロー図である。
ステップS1:
オブジェクト情報取得部3により描画対象としての矢印線図20(図15参照。なお、結線図の結線内容(結線配置)は従来例の図17、図18と同一のものとしてある。)に関するオブジェクト情報3i(図3参照)を取得する。
図3は、図2のステップS1で取得するオブジェクト情報を示す図表である。
オブジェクト情報3iは、「オブジェクト名」欄、「オブジェクト座標」欄、「開始点オブジェクト名」欄、「終了点オブジェクト名」欄を含んで構成してあり、ブロックオブジェクト21(図15参照)の名称および位置情報(オブジェクト座標)、並びに線オブジェクト22(図15参照)の名称および位置情報(オブジェクト座標、開始点オブジェクト名、終了点オブジェクト名)を含む構成としてある。
ブロックオブジェクト21は、例えば、各工程を表し、線オブジェクト22は、例えばブロックオブジェクト21を結線して工程の流れを明示する矢印線である。なお、矢印線は単なる線であっても良い。また、オブジェクト情報3iには、この他の情報を含むことが可能である。
「オブジェクト名」欄には、ブロックオブジェクト21の名称として矩形オブジェクトA、B、C、D、Eが取得してあり、また、線オブジェクト22の名称として矢印線オブジェクトAC、AD、BC、CE、EDが取得してある。
なお、ブロックオブジェクト21の名称として「矩形」を用いるのは、ブロックオブジェクト21が矩形で構成してあることによる。矩形で構成することにより、描画が容易になり、また、ブロックオブジェクト21の整列が容易になり視認性の高い矢印線図20とすることができる。なお、矩形以外の多角形(例えば8角形)に対しても適用可能であることは言うまでもない。
また、線オブジェクト22の名称として「矢印線」を用いるのは、線オブジェクト22が矢印線で構成してあることによる。矢印線とすることにより、ブロックオブジェクト21相互間の流れ(方向性)を明示することが可能となる。
「オブジェクト座標」欄には、ブロックオブジェクト21の座標、線オブジェクト22の座標が取得してある。ブロックオブジェクト21および線オブジェクト22のオブジェクト座標は、従来例(図17、図18参照)と同様に定義してあることから詳細な説明は省略する。本実施の形態では従来例の場合と同様の値を持つものとしてある。
「開始点オブジェクト名」欄は、線オブジェクト22に固有の情報であり、線オブジェクトの開始点情報(例えば、開始点に対応するブロックオブジェクトの記号。例えば、線オブジェクトACでは、A)が記述してある。
「終了点オブジェクト名」欄は、線オブジェクト22に固有の情報であり、線オブジェクトの終了点情報(例えば、終了点に対応するブロックオブジェクトの記号。例えば、線オブジェクトACでは、C)が記述してある。
なお、本実施の形態(描画結果としての図15参照)では、ブロックオブジェクト21は、矩形状に構成してあり、縦横はそれぞれX軸、Y軸に平行な線(上下左右辺)で構成される外形枠を形成してあり、線オブジェクト22も、X軸、Y軸に平行な線で構成してある。つまり、線オブジェクト22は、ブロックオブジェクト21の上下左右辺の中点(開始点)から直角に出発し、また、上下左右辺の中点(終了点)へ直角につながるように構成してある。
したがって、線オブジェクト22は、あるブロックオブジェクト21と別のブロックオブジェクト21を斜め線で結線することは無く、あるブロックオブジェクト21の外形枠を構成する上下左右辺の中点から別のブロックオブジェクト21の外形枠を構成する上下左右辺の中点へ直角に折れ曲がる線により結線する構成としてある。
例えば、あるブロックオブジェクト21から5本以上の線オブジェクト22を別のブロックオブジェクト21に向かって引く場合や、この逆に5箇所以上のブロックオブジェクト21からある1つのブロックオブジェクト21に向かって線オブジェクト22を引く場合には、少なくともブロックオブジェクト21の外形枠を構成する上下左右辺の中点の1つは線オブジェクト22が2本結線されることになり重複が発生することになる。
また、意図的にブロックオブジェクト21の外形枠を構成する上下左右辺のある1辺の中点から複数の線オブジェクト22を引く場合や、複数の線オブジェクト22がブロックオブジェクト21の外形枠を構成する上下左右辺のある1辺の中点に結線される場合にも線オブジェクト22の重複が発生する。
ステップS3:
結線情報抽出部4により、オブジェクト情報3iから、線オブジェクトの名称および位置情報を結線情報4i(図4参照)として抽出する。
図4は、図2のステップS3で抽出する結線情報を示す図表である。
結線情報4iは、「オブジェクト名」欄、「オブジェクト座標」欄、「開始点オブジェクト名」欄、「終了点オブジェクト名」欄で構成してあり、「オブジェクト名」欄には線オブジェクト22の名称(矢印線オブジェクトAC、AD、BC、CE、ED)が抽出してある。
各線オブジェクト22に対応させて、「オブジェクト座標」欄には線オブジェクト22の開始点座標(例えば、矢印線オブジェクトACでは、(Va1,Wa1))、終了点座標(例えば、矢印線オブジェクトACでは、(Vc1,Wc1))が抽出してある。また、「開始点オブジェクト名」「終了点オブジェクト名」欄には、開始点情報、終了点情報としてのブロックオブジェクトの記号(例えば、矢印線オブジェクトACでは、開始点:ブロックオブジェクトAが対応することから「A」、終了点:ブロックオブジェクトCが対応することから「C」)が抽出してある。
ステップS5:
重複ルート抽出部5により、結線情報4iを用いて線オブジェクト22の結線ルートを比較し、重複している線オブジェクト22の重複状態を重複ルート情報5i(図11参照)として抽出する。なお、本ステップS4の詳細はステップS20ないしステップS44(図5ないし図11)で説明する。
ステップS7:
描画順決定部6により、重複ルート情報5iに基づいて重複する線オブジェクト22の描画層の描画順を決定する。なお、本ステップS7の詳細はステップS51ないしステップS57(図12、図13)で説明する。
ステップS9:
線種選択部8により、描画順と線種情報7iとを照合して重複する線オブジェクト22に適用する線の種類を線種選択情報8i(図14参照)として決定する。なお、本ステップS9の詳細はステップS59(図12ないし図14)で説明する。
ステップS11:
描画部9により、選択した種類の線を用いてオブジェクト(ブロックオブジェクト21、線オブジェクト22)を描画する(図15参照)。
なお、ステップS1ないしS11の処理フローは、コンピュータプログラムにより制御、実行するように構成してある。
<実施の形態3>
図5、図6は、本発明の実施の形態3に係るオブジェクト描画方法での重複ルート情報を求める処理フローを示すフロー図である。図7は、線オブジェクトの終了点での重複の有無を判定するための結線ルートの比較状態を示す図表である。図8は、線オブジェクトの終了点に対するルート重複判定情報を示す図表である。図9は、線オブジェクトの開始点に対するルート重複判定情報を示す図表である。図10は、線オブジェクトの開始・終了点に対するルート重複判定情報を示す図表である。図11は、ルート重複判定情報をまとめた重複ルート情報を示す図表である。
ステップS20:
重複ルート抽出部5により、結線情報4i(図4)を用いて、線オブジェクト22の終了点に対応する終了点オブジェクト名を比較し、同一の終了点オブジェクト名を持つ線オブジェクト22が2つ以上存在する終了点オブジェクト名を抽出する。図4の場合では、終了点オブジェクト名C、D(終了点C、D)が抽出される。図7の「S20対応」に抽出状態を示す。
ステップS22:
重複ルート抽出部5により、抽出した終了点C、Dに対応する線オブジェクト22の名称と座標を抽出する。終了点オブジェクト名Cに対応して抽出した矢印線オブジェクトAC、BCとそのオブジェクト座標を図7の「S22対応」に示す。終了点オブジェクト名Dに対応して抽出した矢印線オブジェクトAD、EDとそのオブジェクト座標を図7の「S22対応」に示す。
ステップS24:
重複ルート抽出部5により、終了点C、Dに対応して抽出した線オブジェクト22(矢印線オブジェクトAC、BC、および矢印線オブジェクトAD、EDそれぞれ)について、終了点座標は一致するか否かを確認して重複の有無を判定する。つまり、終了点Cに対応する矢印線オブジェクトAC、BCについては、終了点座標(Vc1,Wc1)が一致することから重複が存在すると判定した状態を図7の「S24対応」に示す。また、終了点Dに対応する矢印線オブジェクトAD、EDについては、終了点座標が一致しないことから重複が存在しないと判定した状態を図7の「S24対応」に示す。
ステップS26:
重複ルート抽出部5により、抽出した終了点オブジェクト名について、オブジェクト名(線オブジェクト22)、オブジェクト座標に対応させて重複の有無情報(図7での重複判定結果)を付加して終了点に対するルート重複判定情報5heとする(図8参照)。
重複の有無情報は、線オブジェクト22ac(矢印線オブジェクトAC)に対しては「E−C1(有り)」、線オブジェクト22bc(矢印線オブジェクトBC)に対しては「E−C2(有り)」と記述してある。記述「E−C1(有り)」「E−C2(有り)」での「E」は、終了(END)点であることを示し、「C1」「C2」は終了点オブジェクト名Cで線オブジェクト22の重複があり、重複数(の累計。つまり最多重複数)を数字「1、2」で示している。つまり、終了点C(終了点座標:Vc1,Wc1)では、重複する線オブジェクト22が2本(22ac、22bc)あることを示す。
終了点Dに対応する線オブジェクト22ad(矢印線オブジェクトAD)、22ed(矢印線オブジェクトED)に対しては、「×(無し)」と記述して重複がないことを記述してある。
ステップS28〜S34:
重複ルート抽出部5により、結線情報4i(図4)を用いて、線オブジェクト22の開始点に対応する開始点オブジェクト名を比較し、同一の開始点オブジェクト名を持つ線オブジェクト22が2つ以上存在する開始点オブジェクト名を抽出する。図4の場合では、開始点オブジェクト名A(開始点A)が抽出される。
重複ルート抽出部5により、抽出した開始点Aについて、ステップS20〜S26と同様の処理を行う。処理の内容は同様であるので詳細な説明は省略する。抽出した開始点オブジェクト名について、オブジェクト名(線オブジェクト22)、オブジェクト座標に重複の有無情報を付加して開始点に対するルート重複判定情報5hsとする(図9参照)。
重複の有無は、線オブジェクト22ac(矢印線オブジェクトAC)に対しては「S−A1(有り)」、線オブジェクト22ad(矢印線オブジェクトAD)に対しては「S−A2(有り)」と記述してある。記述「S−A1(有り)」「S−A2(有り)」での「S」は、開始(START)点であることを示し、「A1」「A2」は開始点オブジェクト名Aで線オブジェクト22の重複があり、重複数(の累計。つまり最多重複数)を数字「1、2」で示している。つまり、開始点A(開始点座標:Va1,Wa1)で重複する線オブジェクト22が2本(22ac、22ad)あることを示す。
ステップS36:
重複ルート抽出部5により、結線情報4i(図4)を用いて、開始点オブジェクト名と終了点オブジェクト名が一致する線オブジェクトについて、開始・終了点オブジェクト名を抽出する。つまり、ある線オブジェクト22の開始点オブジェクト名と別の線オブジェクト22の終了点オブジェクト名を全て比較し、ある線オブジェクト22の開始点と別の線オブジェクト22の終了点が一致する線オブジェクト22が存在するかどうかを確認する。図4の場合では、開始・終了点オブジェクト名C、E(開始・終了点C、E。開始点オブジェクト名C、終了点オブジェクト名C/開始点オブジェクト名E、終了点オブジェクト名E)が抽出される。処理内容はステップS20と同様であり、図7のような抽出状態の表示は省略する。
ステップS38:
重複ルート抽出部5により、抽出した開始・終了点オブジェクト名C、Eに対応する線オブジェクト22の名称と座標をそれぞれ抽出する。開始・終了点オブジェクト名Cに対応して矢印線オブジェクトCE、BCが抽出され、開始・終了点オブジェクト名Eに対応して矢印線オブジェクトCE、EDが抽出される。処理内容はステップS22と同様であり、図7のような抽出状態の表示は省略する。
ステップS40:
重複ルート抽出部5により、抽出した線オブジェクト22(矢印線オブジェクトCE、BCおよび矢印線オブジェクトCE、EDそれぞれ)について、開始点座標と終了点座標は一致するか確認して重複の有無を判定する。処理内容はステップS24と同様であり、図7のような抽出状態の表示は省略する。
つまり、開始・終了点オブジェクト名Eに対応して抽出した矢印線オブジェクトEDは開始点オブジェクト名Eを持ち、矢印線オブジェクトCEは終了点オブジェクト名Eを持つことから、矢印線オブジェクトEDの開始点座標(Ve1,We1)と矢印線オブジェクト22CEの終了点座標(Ve1,We1)は一致するか確認して重複の有無を判定する。図4の場合では、一致することから、重複が存在すると判断する。
また、開始・終了点オブジェクト名Cに対応して抽出した矢印線オブジェクトCE、AC、BCについては、開始点座標(Vc2,Wc1)と終了点座標(Vc1,Wc1)は一致しないことから、重複が存在しないと判断する。
ステップS42:
重複ルート抽出部5により、抽出した開始・終了点オブジェクト名について、オブジェクト名(線オブジェクト22)、オブジェクト座標に対応させて重複の有無情報を付加して開始・終了点に対するルート重複判定情報5hseとする(図10参照)。
重複の有無は、線オブジェクト22ce(矢印線オブジェクトCE)に対しては「SE−E1(有り)」、線オブジェクト22ed(矢印線オブジェクトED)に対しては「SE−E2(有り)」と記述してある。記述「SE−E1(有り)」「SE−E2(有り)」での「SE」は、開始(START)・終了(END)点であることを示し、「E1」「E2」は開始点オブジェクト名Eで線オブジェクト22の重複があり、重複数(の累計。つまり最多重複数)を数字「1、2」で示している。つまり、開始・終了点E(開始点座標:Va1,Wa1。終了点座標:Va1,Wa1)で重複する線オブジェクト22が2本(22ce、22ed)あることを示す。
開始・終了点Cに対応する線オブジェクト22ac(矢印線オブジェクトAC)、22bc(矢印線オブジェクトBC)、線オブジェクト22ce(矢印線オブジェクトCE)に対しては、「×(無し)」と記述して重複がないことを記述してある。
ステップS44:
重複ルート抽出部5により、重複する線オブジェクト22に対応するルート重複判定情報5h(5he、5hs、5hse)をまとめて重複ルート情報5i(図11参照)とする。つまり、重複する線オブジェクトの終了点、開始点、開始・終了点に関して、線オブジェクト22の名称(「オブジェクト名」欄)、線オブジェクトの座標(「オブジェクト座標」欄:開始点座標、終了点座標)、重複状態(重複位置、重複数、最多重複数)を重複ルート情報5iとして抽出する。
なお、重複状態の抽出、確認は、終了点、開始点、開始・終了点のいずれから実行しても良いことは言うまでもない。
なお、ステップS20ないしS44の処理フローは、コンピュータプログラムにより制御、実行するように構成してある。
<実施の形態4>
図12は、本発明の実施の形態4に係るオブジェクト描画方法での重複する線オブジェクトに適用する線の種類を決定する処理フローを示すフロー図である。図13は、線オブジェクトの最多重複数に対応させて各描画層の線の種類を規定した線種情報および線種情報テーブルを示す図表である。図14は、重複する線オブジェクトに適用した線の種類を示す線種選択情報を示す図表である。
ステップS51:
描画順決定部6により、重複ルート情報5iから線種オブジェクト22の重複状態を確認して、最多重複数を求める。図11の場合は、「重複状態」欄から、終了点、開始点、開始・終了点共に重複は2本であることがわかり、最多重複数は「2」として求まる。
また、線種情報保持部7には、線オブジェクト22の最多重複数に対応して各描画層での線の種類を規定した線種情報7i(図13参照)を予め設定し、線種情報テーブル7tとして保持(登録)してある。線種情報テーブル7tは線種情報7iを適宜書き換え可能なように書き換え可能なメモリで構成することが好ましい。線種情報テーブル7tは、テーブル形式であることから、確実かつ簡単な形態で線種情報7iを保持することができ、保存、活用が容易で、利便性とメンテナンス作業性に富んだオブジェクト描画装置1となる。
線種情報7iは、線オブジェクト22の線幅を示す線幅情報7iwおよび線オブジェクト22を区別する線区別情報7iiとで構成してある。また、線区別情報7iiは、例えば線オブジェクト22の色(線の色)により構成してある。
線幅情報7iw、線区別情報7iiは、線オブジェクト22の最多重複数を横軸に、対応する描画順(描画層)を縦軸に構成してある。重複数に対応して描画層を設定することにより、重複する各層を描き分けることが可能となることから、視認性を向上することができる。また、線幅情報7iwに加えて線区別情報7iiを設定することから、重複状態をさらに明確に区別して視認性をさらに向上することができる。
線幅情報7iwでは、例えば、最多重複数が4本(同一座標で4本の線オブジェクト22が重複する場合)の場合について見ると、4本を描き分けるように、描画順を1層(最下層)から4層(最上層)まで割り当て、最下層が最大の線幅(単位は任意)として、層毎に順次細くする構成としてある。つまり、1層は線幅「12」、2層は線幅「8」、3層は線幅「4」、4層は線幅「1」としてある。また、最多重複数が2本の場合、2本を描き分けるように、描画順を1層(最下層)、2層(最上層)として割り当てるので、1層は線幅「4」、2層は線幅「1」としてある。
線区別情報7iiでは、例えば、最多重複数が4本の場合について見ると、4本を描き分けるように、描画順を1層から4層まで割り当て、それぞれ異なる色の線とする構成としてある。つまり、1層は「黒」色、2層は「赤」色、3層は「黄」色、4層は「青」色としてある。また、最多重複数が2本の場合は、1層は「黒」色、2層は「赤」色としてある。
なお、線区別情報7iiとしては、色に限らず線オブジェクト22の線分の長さ、例えば、破線、一点鎖線などにより区別する構成とすることも可能である。カラーでの描画ではなく、モノクロでの描画が必要となるような場合に特に有効である。
ステップS53:
描画順決定部6により、最多重複数に対応する本数の線種情報7i(線幅情報7iwおよび線区別情報7ii)を線種情報テーブル7tから取得する。
図11の場合、最多重複数は「2」であることから、線幅情報7iwおよび線区別情報7iiとして、1層には線幅「4」、線の色「黒」を、2層には線幅「1」、線の色「赤」をそれぞれ対応させて取得する。
ステップS55:
描画順決定部6により、重複ルート情報5iに記述してある順(終了点オブジェクト名C、開始点オブジェクト名A、開始・終了点オブジェクト名E)に以下の処理(ステップS55ないしステップS59)を行う。
本ステップでは、重複ルート情報5iから重複している線オブジェクト22の開始点座標、終了点座標を求め、線オブジェクト22の開始点と終了点との間の距離を求める。
終了点オブジェクト名Cで重複する矢印線オブジェクトACと矢印線オブジェクトBCについて開始点と終了点との間の距離を求める。距離は次の(式1)により算出することができる。
√〔(開始点X座標−終了点X座標)2+(開始点Y座標−終了点Y座標)2〕・・・(式1)
計算の結果、矢印線オブジェクトACと矢印線オブジェクトBCについては、矢印線オブジェクトACが矢印線オブジェクトBCより長い距離となる。
ステップS57:
描画順決定部6により、重複する線オブジェクト22の開始点と終了点の間の距離(の長さ)を比較して、長い方の線オブジェクト22を下層側にして長さの順に描画層の描画順を決定する。逆の順に、長さの短い方を下層側に配置することも可能であることは言うまでもない。また、距離が同一の場合には、重複ルート情報5iに記述してある順に従って決定する構成とすることも可能である。
例えば、矢印線オブジェクトACと矢印線オブジェクトBCについては、矢印線オブジェクトACが矢印線オブジェクトBCより長い距離であることから、矢印線オブジェクトACを1層(最下層)とし、矢印線オブジェクトBCを2層とする。
ステップS59:
線種選択部8により、描画順(ステップS57)と線種情報7iとを照合して重複する線オブジェクト22に適用する線の種類を選択(決定)し、線種選択情報8i(図14参照)とする。
例えば、矢印線オブジェクトACと矢印線オブジェクトBCについては、矢印線オブジェクトACを1層(最下層)とし、矢印線オブジェクトBCを2層とすることから、矢印線オブジェクトACは、線幅「4」、線の色「黒」となり、矢印線オブジェクトBCは、線幅「1」、線の色「赤」となる。
次に、開始点オブジェクト名Aに対する処理を行う。つまり、開始点オブジェクト名Aで重複する矢印線オブジェクトACと矢印線オブジェクトADについてステップS55ないしステップS59の処理を実行する。なお、終了点オブジェクト名Cの場合との重複を回避するために、既に選択してある線種選択情報8iとの重複の有無をまず確認する。重複する場合には先に決定してある線種選択情報8iの内容を優先し、残りの線オブジェクト22に対してステップS55ないしステップS59の処理を実行する。
例えば、矢印線オブジェクトACは既に処理済みであることから、矢印線オブジェクトADに対してのみ適用する線の種類を選択する。したがって、ステップS55、ステップS57は実質的に省略することになる。
矢印線オブジェクトACは、既に「1層(最下層)」が選択してあることから、矢印線オブジェクトADに対しては、矢印線オブジェクトACと異なる「2層」を選択して線種選択情報8iとする。つまり、矢印線オブジェクトADは、線幅「1」、線の色「赤」となる。
さらに、開始・終了点オブジェクト名Eに対する処理を行う。つまり、矢印線オブジェクトCEと矢印線オブジェクトEDは、終了点オブジェクト名Cの場合、開始点オブジェクト名Aの場合とは全く一致しないことから、開始・終了点オブジェクト名Eで重複する矢印線オブジェクトCEと矢印線オブジェクトEDについてステップS55ないしステップS59の処理を実行する。
結果として矢印線オブジェクトEDの開始点と終了点の間の距離は、矢印線オブジェクトCEの開始点と終了点の間の距離より長いことから、矢印線オブジェクトEDを1層(最下層)とし、矢印線オブジェクトCEを2層とする。つまり、矢印線オブジェクトEDは、線幅「4」、線の色「黒」となり、矢印線オブジェクトCEは、線幅「1」、線の色「赤」となる。
なお、ステップS51ないしS59の処理フローは、コンピュータプログラムにより制御、実行するように構成してある。
図15は、本発明の実施の形態4に係る線種選択情報に基づいてブロックオブジェクトを線オブジェクトで結線して描画したブロック結線図である。
矢印線図20は、例えば、製品の詳細な開発工程の一部を図示したものであり、各工程間を矢印で結び図示した矢印線図である。開発工程(ブロックオブジェクト21)を線図(線オブジェクト22)により結線して図示する場合、一つの工程から他の複数工程へ波及する場合(例えば、企画決定工程から開発工程、生産工程、販売工程へその内容が波及する場合)や、複数の工程からある1つの工程に向かって作業が収束する場合(例えば、開発業務を分担し手行い、最終的に1つの製品として作業をまとめる場合)においては、その矢印線は業務の複雑度や詳細度に応じ重複を伴うことになる。
このような重複が発生する場合であっても、本発明によれば矢印線(線オブジェクト21)は相互に判別、識別が可能なように区別して描画することが可能となり、矢印線図20の把握が極めて容易になる。
矢印線図20は、ブロックオブジェクト21を矩形オブジェクトとし、線オブジェクト22を矢印線オブジェクトとすることから、適用範囲が広く、また、視認性の高いブロック結線図となる。したがって、利用度の高いオブジェクト描画方法、およびオブジェクト描画装置1となる。
<実施の形態5>
図16は、オブジェクトの重要度により描画順を決定する場合の重要度情報の例を示す図表である。
実施の形態4(ステップS57)では線オブジェクト22の開始点と終了点との間の距離に基づいて描画順を決定することとしたが、描画順決定部6に対してオブジェクト(線オブジェクト22、またはブロックオブジェクト21)の重要度を記述した重要度情報6iを与え、重要度に応じた描画順を決定させることも可能である。
例えば、重要度情報6iでは、「オブジェクト重要度」欄に、重要なものを「1」、重要でないものを「0」として重要度のデータを付加してある。オブジェクト重要度が「1」である矢印線オブジェクトAC、EDは、描画順を1層(最下層)とし、線種情報7i(線幅情報7iw)から最多重複数を基に選択した線幅の最も太い線を適用して描画することが可能である。また、最多重複数に1を足した線幅情報7iwを用いて、線幅の最も太い線を適用して描画することも可能である。
本発明の実施の形態1に係るオブジェクト描画装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るオブジェクト描画方法の処理フローの概要を示すフロー図である。 図2のステップS1で取得するオブジェクト情報を示す図表である。 図2のステップS3で抽出する結線情報を示す図表である。 本発明の実施の形態3に係るオブジェクト描画方法での重複ルート情報を求める処理フローを示すフロー図である。 本発明の実施の形態3に係るオブジェクト描画方法での重複ルート情報を求める処理フローを示すフロー図である。 線オブジェクトの終了点での重複の有無を判定するための結線ルートの比較状態を示す図表である。 線オブジェクトの終了点に対するルート重複判定情報を示す図表である。 線オブジェクトの開始点に対するルート重複判定情報を示す図表である。 線オブジェクトの開始・終了点に対するルート重複判定情報を示す図表である。 ルート重複判定情報をまとめた重複ルート情報を示す図表である。 本発明の実施の形態4に係るオブジェクト描画方法での重複する線オブジェクトに適用する線の種類を決定する処理フローを示すフロー図である。 線オブジェクトの最多重複数に対応させて各描画層の線の種類を規定した線種情報および線種情報テーブルを示す図表である。 重複する線オブジェクトに適用した線の種類を示す線種選択情報を示す図表である。 本発明の実施の形態4に係る線種選択情報に基づいてブロックオブジェクトを線オブジェクトで結線して描画したブロック結線図である。 オブジェクトの重要度により描画順を決定する場合の重要度情報の例を示す図表である。 従来のオブジェクト描画方法によりブロックオブジェクトを線オブジェクトで結線して描画したブロック結線図である。 図17のブロック結線図のオブジェクト情報を表として示す図表である。
符号の説明
1 オブジェクト描画装置
2 CPU
3 オブジェクト情報取得部
3i オブジェクト情報
4 結線情報抽出部
4i 結線情報
5 重複ルート抽出部
5i 重複ルート情報
6 描画順決定部
7 線種情報保持部
7i 線種情報
7ii 線区別情報
7iw 線幅情報
7t 線種情報テーブル
8 線種選択部
8i 線種選択情報
9 描画部
10 プログラム記憶部
11 記録媒体接続部
12 バス
20 矢印線図
21 ブロックオブジェクト
22 線オブジェクト

Claims (17)

  1. 結線対象としての複数のブロックオブジェクトを結線する線オブジェクトを描画するオブジェクト描画装置において、
    前記ブロックオブジェクトの名称および位置情報並びに前記線オブジェクトの名称および位置情報を含むオブジェクト情報を取得するオブジェクト情報取得部と、
    前記オブジェクト情報から線オブジェクトの名称および位置情報を結線情報として抽出する結線情報抽出部と、
    前記結線情報での線オブジェクトの結線ルートを比較して重複する線オブジェクトの重複状態を重複ルート情報として抽出する重複ルート抽出部と、
    線オブジェクトの最多重複数に対応して各描画層での線の種類を規定した線種情報を予め保持する線種情報保持部と、
    前記重複ルート情報から最多重複数を求めて描画層の描画順を決定する描画順決定部と、
    前記描画順と線種情報とを照合して重複する線オブジェクトに適用する線の種類を選択する線種選択部と
    を備えることを特徴とするオブジェクト描画装置。
  2. 前記結線情報での線オブジェクトの位置情報は、線オブジェクトの座標、線オブジェクトの開始点情報、線オブジェクトの終了点情報であることを特徴とする請求項1に記載のオブジェクト描画装置。
  3. 前記重複ルート情報は、線オブジェクトの名称、線オブジェクトの座標、線オブジェクトの重複数であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のオブジェクト描画装置。
  4. 前記重複ルート情報は、線オブジェクトの終了点、開始点、および開始点と終了点とを有する開始・終了点に関して抽出してあることを特徴とする請求項3に記載のオブジェクト描画装置。
  5. 前記線種情報は、線オブジェクトの線幅を示す線幅情報と線オブジェクトを区別する線区別情報とで構成してあることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載のオブジェクト描画装置。
  6. 前記線幅は、最下層の線幅を最大として層毎に順次細くする構成としてあることを特徴とする請求項5に記載のオブジェクト描画装置。
  7. 前記線区別情報は、線オブジェクトの色により構成してあることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のオブジェクト描画装置。
  8. 前記線区別情報は、線オブジェクトの線分の長さにより構成してあることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のオブジェクト描画装置。
  9. 前記線種情報は、線種情報テーブルに保存してあることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一つに記載のオブジェクト描画装置。
  10. 前記描画順は、線オブジェクトの開始点と終了点の間の距離に基づいて決定する構成としてあることを特徴とする請求項2ないし請求項9のいずれか一つに記載のオブジェクト描画装置。
  11. 前記距離が長い方の線オブジェクトを下層側の描画順とすることを特徴とする請求項10に記載のオブジェクト描画装置。
  12. 前記描画順は、線オブジェクトの重要度に基づいて決定する構成としてあることを特徴とする請求項2ないし請求項9のいずれか一つに記載のオブジェクト描画装置。
  13. 重要度の高い線オブジェクトを下層側の描画順とすることを特徴とする請求項12に記載のオブジェクト描画装置。
  14. 前記ブロックオブジェクトは矩形オブジェクト、前記線オブジェクトは矢印線オブジェクトであることを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか一つに記載のオブジェクト描画装置。
  15. 結線対象としての複数のブロックオブジェクトを結線する線オブジェクトを描画するオブジェクト描画方法において、
    オブジェクト情報取得部に、前記ブロックオブジェクトの名称および位置情報並びに前記線オブジェクトの名称および位置情報を含むオブジェクト情報を取得させるステップと、
    結線情報抽出部に、前記オブジェクト情報から線オブジェクトの名称および位置情報を結線情報として抽出させるステップと、
    重複ルート抽出部に、前記結線情報での線オブジェクトの結線ルートを比較して重複する線オブジェクトの重複状態を重複ルート情報として抽出させるステップと、
    線種情報保持部に、線オブジェクトの最多重複数に対応して各描画層での線の種類を規定した線種情報を予め保持させるステップと、
    描画順決定部に、前記重複ルート情報から最多重複数を求めて描画層の描画順を決定させるステップと、
    線種選択部に、前記描画順と線種情報とを照合して重複する線オブジェクトに適用する線の種類を選択させるステップと
    を備えることを特徴とするオブジェクト描画方法。
  16. コンピュータに、結線対象としての複数のブロックオブジェクトを結線する線オブジェクトを描画させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    オブジェクト情報取得部に、前記ブロックオブジェクトの名称および位置情報並びに前記線オブジェクトの名称および位置情報を含むオブジェクト情報を取得させるステップと、
    結線情報抽出部に、前記オブジェクト情報から線オブジェクトの名称および位置情報を結線情報として抽出させるステップと、
    重複ルート抽出部に、前記結線情報での線オブジェクトの結線ルートを比較して重複する線オブジェクトの重複状態を重複ルート情報として抽出させるステップと、
    線種情報保持部に、線オブジェクトの最多重複数に対応して各描画層での線の種類を規定した線種情報を予め保持させるステップと、
    描画順決定部に、前記重複ルート情報から最多重複数を求めて描画層の描画順を決定させるステップと、
    線種選択部に、前記描画順と線種情報とを照合して重複する線オブジェクトに適用する線の種類を選択させるステップと
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  17. コンピュータプログラムを記録したコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、
    前記コンピュータプログラムは、請求項16に記載のコンピュータプログラムであることを特徴とするコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。
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