JP4553570B2 - オートフォーカスカメラ - Google Patents

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Description

この発明は、オートフォーカスカメラに関し、特にたとえばディジタルビデオカメラに適用され、フォーカスレンズを合焦位置に設定する、オートフォーカスカメラに関する。
従来のこの種のオートフォーカスカメラの一例が、特許文献1に開示されている。この従来技術は、画面に形成された複数のブロックについてそれぞれ求められた焦点評価値のうち、低コントラストブロックおよび高輝度ブロック以外のブロックで求められた焦点評価値に基づいて、フォーカスを制御しようとするものである。これによって、光源のような高輝度の被写体を撮影するときに、輝度の飽和に起因して焦点を誤って評価し、フォーカス調整に失敗する事態を回避することができる。
特開2002−182106号公報[G02B 7/28]
しかし、従来技術では、フォーカス制御にあたって高輝度ブロックで求められた焦点評価値を排除するため、夜景のように複数の点光源が現れる被写界を撮影するときには、フォーカスを調整できないという問題がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、様々な被写界について正確なフォーカス調整を行うことができる、オートフォーカスカメラを提供することである。
請求項1の発明に従うオートフォーカスカメラは、レンズと撮像面との相対位置を段階的に変位させる変位手段、変位手段によって設定された複数の相対位置の各々で被写界を撮影する撮影手段、撮影手段によって撮影された複数の被写界像の各々の高域周波数成分に基づく合焦度を評価する第1評価手段、複数の被写界像の各々に占める高輝度画像の割合を評価する第2評価手段、第2評価手段によって評価された高輝度画像の割合が大きいほど小さな値となる複数の被写界像の各々に対応する複数の補正量をそれぞれ加算することによって第1評価手段によって評価された複数の合焦度を補正する補正手段、および補正手段によって補正された複数の補正合焦度に基づいて合焦点を特定する特定手段を備える。
レンズと撮像面との相対位置は、変位手段によって段階的に変位される。撮影手段は、かかる変位手段によって設定された複数の相対位置の各々で被写界を撮影する。複数の被写界像の各々の合焦度は第1評価手段によって評価され、複数の被写界像の各々に占める高輝度画像の割合は第2評価手段によって評価される。補正手段は、評価された複数の合焦度を評価された複数の割合に基づいてそれぞれ補正し、特定手段は、補正された複数の補正合焦度に基づいて合焦点を特定する。
被写界像に占める高輝度画像の割合を評価し、評価された高輝度画像の割合が大きいほど小さな値となる複数の被写界像の各々に対応する複数の補正量をそれぞれ加算することによって合焦度を補正することで、高輝度画像を考慮した合焦度特性が求められる。これによって、正確なフォーカス調整が可能となる。
請求項2の発明に従うオートフォーカスカメラは、請求項1に従属し、補正手段は第2評価手段によって評価された高輝度画像の割合が大きいほど小さな値となる値の各々に係数を掛け算し補正量を算出する掛け算手段を含み、係数は被写界が暗いほど大きい。
係数は、被写界が暗いほど大きく、被写界が明るいほど小さい。かかる係数を高輝度画像の割合に掛け算することによって、高輝度画像の割合が合焦度の補正に及ぼす影響は、被写界が暗いほど大きく、被写界が明るいほど小さい。この結果、複数の点光源が現れる夜景を撮影するときは、点光源を重視したフォーカス調整が実行される。また、蛍光灯などの光源を含む室内風景を撮影するときは、この室内の主要被写体を重視したフォーカス調整が実行される。
請求項3の発明に従うオートフォーカスカメラは、請求項2に従属し、被写界像の輝度を評価する第3評価手段、および第3評価手段によって評価された輝度に基づいて係数を決定する決定手段をさらに備える。被写界像の輝度を評価することで、係数を正確に決定することができる。
請求項4の発明に従うオートフォーカスカメラは、請求項1ないし3のいずれかに従属し、第2評価手段は、複数の被写界像の各々を形成する画素の輝度レベルが閾値を上回るか否かを判別する判別手段、および判別手段の判別結果が肯定的である画素をカウントするカウント手段を含む。輝度レベルが閾値を上回る画素をカウントすることで、高輝度画像の割合を正確に評価することができる。
請求項5の発明に従うオートフォーカスカメラは、請求項1ないし4のいずれかに従属し、補正手段は、被写界像の高周波成分に基づいて合焦度を評価する。
この発明によれば、被写界像に占める高輝度画像の割合を評価し、評価された高輝度画像の割合が大きいほど小さな値となる複数の被写界像の各々に対応する複数の補正量をそれぞれ加算することによって合焦度を補正することで、高輝度画像を考慮した合焦度特性が求められる。これによって、正確なフォーカス調整が可能となる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例のディジタルビデオカメラ10は、フォーカスレンズ12および絞りユニット14を含む。被写界の光学像は、これらの部材を通してイメージセンサ16の受光面つまり撮像面に照射される。撮像面では、光電変換によって被写界の光学像に対応する電荷つまり生画像信号が生成される。
スルー画像処理つまり被写界のリアルタイム動画像をLCDモニタ34に表示する処理を実行するとき、CPU44は、絞りの開放をドライバ20に命令し、プリ露光および間引き読み出しの繰り返しをドライバ22に命令する。ドライバ20は、絞りユニット14の絞り量を開放し、ドライバ22は、イメージセンサ16のプリ露光とこれによって生成された生画像信号の間引き読み出しとを繰り返し実行する。プリ露光および間引き読み出しは、1/30秒毎に発生する垂直同期信号に応答して実行される。これによって、被写界の光学像に対応する低解像度の生画像信号が、30fpsのフレームレートでイメージセンサ16から出力される。
出力された各フレームの生画像信号は、CDS/AGC/AD回路24によってノイズ除去,レベル調整およびA/D変換の一連の処理を施され、これによってディジタル信号である生画像データが得られる。信号処理回路26は、CDS/AGC/AD回路24から出力された生画像データに白バランス調整,色分離,YUV変換などの処理を施し、YUV形式の画像データを生成する。生成された画像データはメモリ制御回路28によってSDRAM30に書き込まれ、その後同じメモリ制御回路28によって読み出される。ビデオエンコーダ32は、メモリ制御回路28によって読み出された画像データをNTSCフォーマットに従うコンポジットビデオ信号に変換し、変換されたコンポジットビデオ信号をLCDモニタ34に与える。この結果、被写界のスルー画像がモニタ画面に表示される。
シャッタボタン42が半押しされると、CPU44は、AE処理およびAF処理を行う。AE処理は、次の要領で実行される。信号処理回路26によって生成された画像データのうちYデータは、第1輝度評価回路36に与えられる。第1輝度評価回路36は、画面上に複数の測光エリアを割り当て、各々の測光エリアに属するYデータを1フレーム期間毎に積分する。CPU44は、複数の測光エリアでそれぞれ求められた複数の輝度評価値(積分値)を垂直同期信号に応答して取り込み、ドライバ22に設定されたプリ露光時間および絞りユニット14の絞り量をかかる輝度評価値に基づいて調整する。
AF処理は、次の要領で実行される。AF評価回路38では、信号処理回路26によって生成されたYデータの高域周波数成分が1フレーム期間毎に積算される。これによって、AF評価値(合焦度)が1フレームに1回の割合で求められる。第2輝度評価回路40では、比較器40aが、同じYデータの値を数画素に1画素の割合で閾値TH1と比較する。Yデータ値が閾値TH1を上回れば比較結果は“H”を示し、Yデータ値が閾値TH1以下であれば比較結果は“L”を示す。高輝度カウンタ40bは、垂直同期信号に応答して(厳密には垂直同期信号の発生タイミングよりもわずかに遅れて)リセットされ、“H”を示す比較結果の発生に応答してインクリメントされる。高輝度カウンタ40bのカウント値つまり高輝度カウント値は、被写界に占める高輝度画像の割合を示す。
CPU44は、AF評価回路38から出力されたAF評価値と第2輝度評価回路40から出力された高輝度カウント値とを垂直同期信号に応答して取り込み、これに基づいてドライバ18を駆動する。この結果、フォーカスレンズ12が合焦点に設定される。
シャッタボタン42が全押しされると、CPU44によって画像記録処理が実行される。CPU44はまず、本露光および全画素読み出しをドライバ22に命令する。ドライバ22は、イメージセンサ16の本露光とこれによって生成された生画像信号の全画素読み出しとを1回ずつ実行する。これによって、被写界の光学像に対応する高解像度の生画像信号が、30fpsのフレームレートでイメージセンサ16から出力される。出力された生画像信号は上述と同様の処理によってYUV形式の画像データに変換され、変換された画像データはメモリ制御回路28によってSDRAM30に書き込まれる。
CPU44はまた、画像圧縮命令をJPEGコーデック46に向けて発行する。JPEGコーデック46は、メモリ制御回路28を通してSDRAM30から1フレームの画像データを読み出し、読み出された画像データにJPEG圧縮を施し、そして圧縮画像データつまりJPEGデータをメモリ制御回路28を通してSDRAM30に書き込む。CPU44はさらに、メモリ制御回路28を通してSDRAM30からJPEGデータを順次読み出し、読み出されたJPEGデータを含む画像ファイルをI/F回路48を通して記録媒体50に記録する。このような画像記録処理が完了すると、上述のスルー画像処理が再開される。
CPU44は、詳しくは、図2〜図4に示すフロー図に従う処理を実行する。なお、これらのフロー図に対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ52に記憶されている。
図2を参照して、ステップS1では、スルー画像をLCD34に表示するべくスルー画像処理を実行する。ステップS3ではシャッタボタン42が半押しされたかどうか判断し、YESであれば、ステップS5およびS7でAE処理およびAF処理をそれぞれ実行する。ステップS9ではシャッタボタン42が全押しされたかどうか判断し、ステップS13ではシャッタボタン42の操作が解除されたかどうか判断する。シャッタボタン42が全押しされたときはステップS11に進み、被写界の静止画像を記録媒体50に記録するべく画像記録処理を実行する。ステップS11の処理が完了すると、ステップS1に戻る。シャッタボタン42の操作が解除されたときは、ステップS13からステップS3に戻る。
ステップS7に示すAF処理は、図3〜図4に示すフロー図に従って実行される。まずステップS21で初期化処理を行う。これによって、フォーカスレンズ12が初期位置(無限遠側端部)に配置され、レジスタ44aおよび44bがクリアされる。ステップS23およびS25の各々では、垂直同期信号の発生の有無を判別する。ステップS23でYESと判断された時点で1回目のプリ露光が実行され、ステップS25でYESと判断された時点で2回目のプリ露光が実行される。
プリ露光を行うフレームとこのプリ露光に基づく電荷を読み出すフレームとの間には、1フレームのずれが存在する。したがって、ステップS25でYESと判断された時点では、1回目のプリ露光に基づく生画像信号がイメージセンサ16から出力される。ステップS27では、かかる生画像信号に基づく高輝度カウント値を第2輝度評価回路40から取り込む。ステップS29では、取り込まれた高輝度カウント値に係数mを掛け算し、掛け算値をオフセットとして決定する。
ステップS31では、同じ生画像信号に基づく輝度評価値を第1輝度評価回路36から取り込み、ステップS33ではかかる輝度評価値を閾値TH2と比較する。そして、輝度評価値が閾値TH2以下のときはステップS35で係数kを“K1”に設定し、輝度評価値が閾値TH2よりも大きいときはステップS37で係数kを“K2”に設定する。
ステップS35またはS37の処理が完了すると、ステップS39でフォーカスレンズを至近側端部に向けて1ステップ移動させる。ステップS41では垂直同期信号の発生の有無を判別し、YESであれば、ステップS43で第2輝度評価回路40から高輝度カウント値を取り込み、ステップS45でAF評価回路38からAF評価値を取り込む。1回目のステップS43の処理が実行される時点では、2回目のプリ露光に基づく生画像信号がイメージセンサ16から出力されている。ステップS43および45では、かかる生画像信号に基づく高輝度カウント値およびAF評価値が取り込まれることになる。
ステップS47では数1に従って補正量を算出し、ステップS49では数2に従ってAF評価値を算出する。
Figure 0004553570
Figure 0004553570
数1によれば、ステップS29で決定されたオフセットとステップS43で取り込まれた高輝度カウント値との差分に係数kが掛け算され、これによって補正量が求められる。数2によれば、この補正量がステップS45で取り込まれたAF評価値に加算され、これによって補正AF評価値が求められる。
ステップS51では、補正AF評価値をレジスタ44aの設定値と比較する。そして、補正AF評価値が設定値以下であれば直接ステップS55に進むが、補正AF評価値が設定値を上回るときはステップS53に進む。レジスタ44aはステップS1の処理によってクリアされるため、最初は必ずステップS53に進む。ステップS53では、現補正AF評価値つまり直前のステップS49で求められた補正AF評価値をレジスタ44aに登録し、フォーカスレンズ12の現在位置をレジスタ44bに登録する。
ステップS55ではフォーカスレンズ12の至近側端部に到達したかどうか判断し、NOであれば、ステップS39〜S53の処理を繰り返す。これによって、最大補正AF評価値がレジスタ44aに登録され、最大補正AF評価値が求められた時点のフォーカスレンズ12の位置がレジスタ44bに登録される。
ステップS55でYESと判断されれば、ステップS57でフォーカスレンズ12を合焦点に設定する。フォーカスレンズ12の現在位置と合焦点との間には2ステップのずれがあるため、ステップS57では、フォーカスレンズ12を無限遠側に2ステップ移動させる。移動処理が完了すると、上階層のルーチンに復帰する。
図5に示すような屋内に配置された光源L1とその下に存在する人物M1およびテーブルT1とを撮影する場合のAF動作と、図6に示すような複数の光源L2a〜L2sが現れる夜の高層ビル群を撮影する場合のAF動作とを、以下に説明する。
図5に示す被写界については、屋内であるゆえに、人物M1またはテーブルT1は十分に明るい。このため、人物M1またはテーブルT1の明るさと光源L1の明るさとの差分は際立って大きくはない。これに対して、図6に示す被写界については、夜であるゆえに、光源L2a〜L2sの明るさと周囲の明るさとの差分は顕著である。
すると、図5に示す被写界を捉えてAF処理を実行したとき、AF評価値は図7に示すように変化し、図6に示す被写界を捉えてAF処理を実行したとき、AF評価値は図8に示すように変化する。図5および図6のいずれにおいても、AF評価値は、合焦点を中心として山形に変化し、無限遠側または至近側に向かうにつれて上昇する。無限遠側または至近側に向かうにつれてAF評価値が上昇するのは、光源L1または光源L2a〜L2sに対応するYデータの高周波成分が、焦点がぼけるにつれて大きくなるからである。
ただし、図5では人物M1およびテーブルT1が十分に明るいため、AF評価値は合焦点で最大となる。これに対して、図6では周囲の明るさが不十分であるため、合焦点におけるAF評価値は、無限遠側端部または至近側端部におけるAF評価値よりも小さくなる。つまり、合焦点のAF評価値は、極大となるものの、フォーカスレンズ12の移動範囲で最大となることはない。
撮像面から光源L1までの距離と撮像面から光源L2a〜L2sまでの距離とが互いに同じであり、かつ図5に示す被写界に占める光源L1の割合と図6に示す被写界に占める光源L2a〜L2sの割合とが互いに同じであると仮定すると、高輝度カウント値は、図5に示す被写界および図6に示す被写界のいずれについても、図9に実線で示すように変化する。図5に示す被写界にとっては、高輝度カウント値が最小となる位置は、人物M1から光源L1までの距離の分だけ、合焦点からずれている。また、図3に示すステップS29の処理によって、図9に点線で示すレベルがオフセットとして決定される。
図3に示すステップS33〜S37によれば、輝度評価値つまり被写界の明るさに応じて係数kが“K1”および“K2”のいずれか一方に設定される。つまり、被写界が暗ければ係数kは“K1”に設定され、被写界が明るければ係数kは“K2”に設定される。ステップS47では、かかる係数kをオフセットおよび高輝度カウント値の差分に掛け算することで補正量が求められる。さらに、係数K1は係数K2よりも大きい。したがって、図5に示す被写界を捉えたとき、補正量は図10の曲線αに沿って変化し、図6に示す被写界を捉えたとき、補正量は図10の曲線βに沿って変化する。
図4に示すステップS49では、補正量をAF評価値に加算することで補正AF評価値が求められる。したがって、図5に示す被写界を捉えたとき、補正AF評価値は図11に実線で示すように変化し、図6に示す被写界を捉えたとき、補正AF評価値は図12に実線で示すように変化する。なお、図11および図12において一点鎖線で示す曲線は、AF評価値の変化である。
図11および図12のいずれにおいても、補正AF評価値が最大となる位置はAF評価値が極大となる位置と一致する。したがって、補正AF評価値に基づいて合焦点を特定でき、正確なフォーカス制御が実現される。つまり、明るさが様々に変化する被写界について、フォーカスを正確に調整することができる。
以上の説明から分かるように、AF処理を行うとき、フォーカスレンズ12は、ドライバ18によって光軸方向に段階的に移動する。イメージセンサ16は、複数のレンズ位置の各々で被写界を撮影する。撮影された被写界像の合焦度はAF評価回路38によって評価され、撮影された被写界像に占める高輝度画像の割合は第2輝度評価回路40によって評価される。CPU44は、AF評価回路38によって求められたAF評価値つまり合焦度を第2輝度評価回路40によって求められた高輝度カウント値つまり高輝度画像の割合に基づいて補正し、補正AF評価値に基づいて合焦点を特定する。
被写界像に占める高輝度画像の割合を評価し、評価された割合に基づいて合焦度を補正することで、高輝度画像を考慮した合焦度特性が求められる。これによって、正確なフォーカス調整が可能となる。
AF評価値の補正にあたっては、係数kが高輝度カウント値に掛け算される。この係数kは、被写界が暗いほど大きく、被写界が明るいほど小さい。かかる係数kを高輝度カウント値に掛け算することで、高輝度カウント値が補正AF評価値に及ぼす影響は、被写界が暗いほど大きく、被写界が明るいほど小さい。
この結果、複数の点光源が現れる夜景を撮影するときは、点光源を重視したフォーカス調整が実行され、蛍光灯などの光源を含む室内風景を撮影するときは、この室内の主要被写体を重視したフォーカス調整が実行される。
なお、この実施例では、フォーカス調整にあたってフォーカスレンズ12を光軸方向に移動させるようにしているが、フォーカスレンズ12に代えてあるいはフォーカスレンズ12とともに、イメージセンサ16を光軸方向に移動させるようにしてもよい。また、この実施例では、Yデータ値を数画素に1画素の割合で閾値と比較するようにしているが、全ての画素のYデータ値を閾値と比較するようにしてもよい。さらに、この実施例では、ディジタルビデオカメラを用いて説明したが、この発明は銀塩フィルムカメラにも適用できる。
また、この実施例では、図5に示す被写界に関する高輝度カウント値の変化態様と、図6に示す被写界に関する高輝度カウント値の変化態様とは、図9に示すように互いに共通している。しかし、実際の高輝度カウント値の変化態様は、被写界に応じて異なる。
この発明の一実施例を示すブロック図である。 図1実施例の動作の一部を示すフロー図である。 図1実施例の動作の他の一部を示すフロー図である。 図1実施例の動作のその他の一部を示すフロー図である。 図1実施例によって撮影される被写界の一例を示す図解図である。 図1実施例によって撮影される被写界の他の一例を示す図解図である。 図5に示す被写界を撮影したときのAF評価値の変化を示すグラフである。 図6に示す被写界を撮影したときのAF評価値の変化を示すグラフである。 図5または図6に示す被写界を撮影したときの高輝度カウンタ値の変化を示すグラフである。 図5または図6に示す被写界を撮影したときのAF評価値の補正量の変化を示すグラフである。 図5に示す被写界を撮影したときの補正AF評価値の変化を示すグラフである。 図6に示す被写界を撮影したときの補正AF評価値の変化を示すグラフである。
符号の説明
10 …ディジタルビデオカメラ
12 …フォーカスレンズ
14 …イメージセンサ
36 …第1輝度評価回路
38 …AF評価回路
40 …第2輝度評価回路
44 …CPU

Claims (5)

  1. レンズと撮像面との相対位置を段階的に変位させる変位手段、
    前記変位手段によって設定された複数の相対位置の各々で被写界を撮影する撮影手段、
    前記撮影手段によって撮影された複数の被写界像の各々の高域周波数成分に基づく合焦度を評価する第1評価手段、
    前記複数の被写界像の各々に占める高輝度画像の割合を評価する第2評価手段、
    前記第2評価手段によって評価された高輝度画像の割合が大きいほど小さな値となる前記複数の被写界像の各々に対応する複数の補正量をそれぞれ加算することによって前記第1評価手段によって評価された複数の合焦度を補正する補正手段、および
    前記補正手段によって補正された複数の補正合焦度に基づいて合焦点を特定する特定手段を備える、オートフォーカスカメラ。
  2. 前記補正手段は前記第2評価手段によって評価された高輝度画像の割合が大きいほど小さな値となる値の各々に係数を掛け算し前記補正量を算出する掛け算手段を含み、
    前記係数は前記被写界が暗いほど大きい、請求項1記載のオートフォーカスカメラ。
  3. 前記被写界像の輝度を評価する第3評価手段、および
    前記第3評価手段によって評価された輝度に基づいて前記係数を決定する決定手段をさらに備える、請求項2記載のオートフォーカスカメラ。
  4. 前記第2評価手段は、前記複数の被写界像の各々を形成する画素の輝度レベルが閾値を上回るか否かを判別する判別手段、および前記判別手段の判別結果が肯定的である画素をカウントするカウント手段を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載のオートフォーカスカメラ。
  5. 前記補正手段は前記被写界像の高周波成分に基づいて前記合焦度を評価する、請求項1ないし4のいずれかに記載のオートフォーカスカメラ。
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JP2014002197A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Ricoh Co Ltd 撮像装置および撮像方法

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