JP4551883B2 - フォーカス制御調整方法および光ディスク装置 - Google Patents

フォーカス制御調整方法および光ディスク装置 Download PDF

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Description

本発明は、DVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体に対して情報を再生または記録する光ディスク装置およびそのフォーカス制御調整方法に関する。
従来から、光ディスク装置における光ビームと記録媒体の記録面との位置ずれを表すフォーカス誤差信号の検出方式としては、ナイフエッジ方式(フーコー方式)、スポットサイズ検出方式、非点収差方式等がある。光学系の簡単さ、調整の容易性等の観点から非点収差方式が最も一般的な方式である。非点収差方式では、記録媒体上に照射されている光ビームの集光スポット(以下、光ビームスポットと称する)が記録媒体上のトラックを横断するときにフォーカス誤差信号に外乱が発生し易い。この外乱の影響は、例えばDVD−RAMなどのランドグルーブ型の記録媒体において特に顕著である。それは、記録媒体に設けられる案内溝(グルーブ)と案内溝間(ランド)の幅がほぼ等しく、また案内溝の溝深さが光ビームの波長λに対して大きく設定される(λ/6〜λ/7)ことによって、案内溝の回折によって生じるプッシュプル信号の振幅が大きくなるからである。
記録媒体上に照射されている光ビームスポットが記録媒体上のトラックを横断するときにフォーカス誤差信号に重畳する外乱を抑制する光学構成および信号検出回路が特許文献1、特許文献2に開示されている。
図16は、特許文献1に記載された光ピックアップの光学構成の概略を示す。光源2−1は例えば波長650nmの光ビームを発する素子である。この光源2−1から発した光ビームは回折格子2−2に入射する。回折格子2−2は、光ビームを、そのまま透過する主光ビーム(0次光)と所定の回折角で主光ビームから分離進行する2つの副光ビーム(+1次回折光および−1次回折光)の少なくとも3本の光ビームに分離する。これらの3本の光ビームは偏光ビームスプリッタ2−3を経てコリメートレンズ2−4に入射し、コリメートレンズ2−4で平行光に変換された後、立ち上げミラー2−10と対物レンズ2−5とを経て、DVD−RAMディスクなどの記録媒体(以下、ディスクと称する)1の記録面上に集光される。集光された光ビームは、光ビームスポット100,101,102を形成する。光ビームは、ディスク1で反射して復路光となる。反射光(復路光)は、照射光(往路光)と同じ光路をたどって対物レンズ2−5、立ち上げミラー2−10、およびコリメートレンズ2−4を経て偏光ビームスプリッタ2−3の反射面で反射する。偏光ビームスプリッタ2−3で反射した反射光(復路光)は、集光レンズ2−6を経て、光検出器2−7,2−8−1,2−8−2の所定の受光面上に集光される。
以上の、光源2−1、回折格子2−2、偏光ビームスプリッタ2−3、コリメートレンズ2−4、対物レンズ2−5、集光レンズ2−6、光検出器2−7,2−8−1,2−8−2、2次元アクチュエータ2−9−1,2−9−2、立ち上げミラー2−10によって光ピックアップのユニットが構成される。
光検出器2−7,2−8−1,2−8−2は4分割された3つの受光面がほぼ直線的に配置されている。反射光(復路光)を構成する主光ビーム、2つの副光ビーム(+1次回折光、−1次回折光)の各々は、それぞれ受光領域200,201および202のほぼ中心、すなわち受光領域内の縦、横の分割線が十字に交わっている点と光ビーム強度中心がほぼ一致する位置に集光される。このときの各光ビームは集光レンズ2−6によって所定の非点収差が与えられているため、非点収差方式に基づいた位置検出信号が各受光領域からそれぞれ検出され、さらに、これら位置検出信号からフォーカス誤差信号が生成される。
対物レンズ2−5には2次元アクチュエータ2−9−1,2−9−2が取り付けられている。2次元アクチュエータ2−9−1,2−9−2は、上記フォーカス誤差信号に基づいて対物レンズ2−5の自動位置調整、すなわちフォーカス制御を行い、照射光(光ビームスポット100,101,102)を常にディスク1の記録面上に正しく照射させる。
特開2000−82226号 特開平9−81942号
しかしながら、復路光(反射光)基づいてフォーカス誤差信号を生成した場合には、ディスク1の案内溝における回折の影響で反射光の強度分布パターンの周期的変化と、それによって生じるプッシュプル信号成分の漏れ込みによってフォーカス誤差信号に外乱が発生しやすくなる。
さらには、光ピックアップの光学部品の取り付け精度および光ビームスポットをディスク1のトラック横断方向に任意に移動させる移送機構(トラバースメカ)の取り付け精度またはディスク溝深さがばらつくことによって、一方の位置検出信号に重畳される外乱成分の位相と他方の位置検出信号に重畳される外乱成分の位相とが完全に反転せず、これらの位相に、同相から反転まで様々な位相成分が混在してしまう。そしてこのことにより、実際にフォーカス制御に用いるフォーカス誤差信号に外乱成分が残留してしまい、そのためにフォーカス制御性能が劣化する場合がある。あるいは、上述した従来例において実施されるキャンセル処理において、位置検出信号に乗算される係数を様々に設定せざるを得なくなり、このことによっても、実際にフォーカス制御に用いるフォーカス誤差信号に外乱成分が残留してフォーカス制御性能が劣化する場合がある。
このことからわかるように、従来では、位置検出信号どうしを加算処理する際において、位置検出信号に乗算される係数を決定する明確な方法がなかった。また、このような従来の制御方法では、フォーカス制御信号としてアクチュエータ2−9−1,2−9−2に付与される駆動電流が過大となるため、アクチュエータ2−9−1,2−9−2の負荷が大きくなる。
したがって、本発明の主たる目的は、主反射光による位置検出信号と副反射光による位置検出信号とを用いて光ビームと記録媒体記録面との位置ずれを表すフォーカス誤差信号を用いてフォーカス制御をする光ディスク装置において、光ビームスポットがトラックを横断するときにフォーカス誤差信号に重畳される外乱成分を抑制できるフォーカス制御調整方法を提供することである。
上記課題を解決するために本発明によるフォーカス制御調整方法は、
回転している記録媒体に光ビームを集光照射することで得られるフォーカス誤差信号を検出する第1のステップと、
前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号に基づいて、前記記録媒体の記録面と前記光ビームとの間の位置ずれを制御する際のフォーカス制御のゲインを設定する第2のステップと、
を含み、
前記第1のステップでは、
1本の主光ビームと2本の副光ビームとからなる光ビームを回転している記録媒体に集光照射して前記記録媒体上に3つの集光スポットを形成したうえで、
前記主光ビームが前記記録媒体で反射してなるから主反射光に基づいて、前記主光ビームにおける前記集光スポットの位置を示す位置検出信号(主光ビーム)を生成し、前記副光ビームが前記記録媒体で反射してなりかつ前記主反射光とは位相が異なる2つの副反射光に基づいて、前記副光ビームにおける前記集光スポットの位置を示す位置検出信号(副光ビーム)を生成し、
前記第1のステップでは、
前記位置検出信号(副光ビーム)に所定の係数を乗算してなる乗算結果と前記位置検出信号(主光ビーム)とを加算したうえで、その加算結果を前記フォーカス誤差信号として検出し、
前記第1のステップでは、
前記係数を前記フォーカス誤差信号に応じて設定し、
前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号、または前記位置検出信号(主光ビーム)、または前記位置検出信号(副光ビーム)に応じて、前記フォーカス制御のゲインを設定し、
前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、前記フォーカス制御のゲインを、前記記録媒体が有するトラックと前記光ビームとの間の位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときのみ適用する。
本発明による光ディスク装置は、
1本の主光ビームと2本の副光ビームとからなる光ビームを、回転している記録媒体に集光照射して前記記録媒体上に3つの集光スポットを形成したうえで、前記主光ビームが前記記録媒体で反射してなる主反射光と、前記副光ビームが前記記録媒体で反射してなりかつ前記主反射光とは位相が異なる2つの副反射光とをそれぞれ受光する光検出器と、
前記主反射光に基づいて前記主光ビームにおける前記集光スポットの位置を示す位置検出信号(主光ビーム)を生成するとともに、前記副反射光に基づいて前記副光ビームにおける前記集光スポットの位置を示す位置検出信号(副光ビーム)を生成したうえで、前記位置検出信号(副光ビーム)に所定の係数を乗算した乗算結果と前記位置検出信号(主光ビーム)とを加算してその加算結果を前記光ビームのフォーカス誤差信号として検出するフォーカス誤差検出器と、
前記フォーカス誤差信号に基づいて前記集光スポットと前記記録媒体の記録面との位置ずれを制御するフォーカス制御器と、
前記記録媒体を回転させるモータと、
を備え、
前記フォーカス誤差検出器は、前記フォーカス制御器による前記位置ずれの制御結果に応じて前記係数を設定し、
前記フォーカス制御器は、前記フォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを制御するフォーカス制御のゲインを設定し、
前記フォーカス制御のゲインを、前記記録媒体が有するトラックと前記光ビームとの間の位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときのみ適用する。
本発明の構成において、位置検出信号(主光ビーム)の大きさをA、位置検出信号(副光ビーム)の大きさをB、位置検出信号(副光ビーム)に与える前記係数をk、フォーカス誤差信号の大きさをFEとすると、
FE=A+k×B
と表される。
これにより、フォーカス誤差信号に外乱成分が残留した場合においても、フォーカス制御出力を過大にすることなく安定なフォーカス制御を実現できる。
ここで本発明では、係数kについて、従来の技術のように固定値とするのではなく、フォーカス誤差信号の振幅の変動に応じて係数kの大きさをダイナミックに調整することが特徴となっている。これにより、光ピックアップの光学部品の取り付け精度または光ビームスポットを記録媒体のトラック横断方向に任意に移動させる移送機構の取り付け精度またはディスク溝深さがばらついても、プッシュプル信号の漏れ込みに起因したフォーカス誤差信号へ重畳する外乱成分をダイナミックに抑制することができるので、高精度なフォーカス制御性能を実現できる。
本発明によれば、位置検出信号(主光ビーム)と位置検出信号(副光ビーム)とを加算するときにおいて、位置検出信号(副光ビーム)に乗算される係数をフォーカス誤差信号の振幅の変動に応じてダイナミックに調整することにより、光学部品または移送機構の取り付け精度またはディスク溝深さがばらついても、フォーカス誤差信号に重畳する外乱を抑制し、安定なフォーカス制御動作を実現できる。
さらに、外乱の度合いに応じてフォーカス制御ゲインや記録媒体回転速度をダイナミックに調整することによって、フォーカス制御出力を抑制することができる。
さらに、外乱の度合いに応じて移送機構の移動速度をダイナミックに調整することによって、光ビームスポットがトラック横断方向に移動している区間においてもフォーカス制御出力を抑制することができる。
以下、本発明にかかわる光ディスク装置およびフォーカス制御調整方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるフォーカス制御調整方法が実施される光ディスク装置の一構成例を示すブロック図である。光ディスク装置には記録媒体(以下、ディスクと称する)1の一例としてDVD−RAMディスクが装填される。ディスク1はモータ3によって回転させられる。モータ3はマイクロコンピュータ9から出力される回転速度制御信号S1に従って制御される。光源2−1は例えば650nmの光ビームを発する素子である。光源2−1から発せられた光ビームは回折格子2−2に入射し、ここで、回折格子2−2をそのまま透過する主光ビーム(0次光)と所定の回折角で主光ビームから分離進行する2つの副光ビーム(+1次回折光および−1次回折光)の少なくとも3本の光ビームに分離される。これらの3本の光ビームは偏光ビームスプリッタ2−3を経てコリメートレンズ2−4に入射され、ここで平行光に変換された後に、対物レンズ2−5を経て、DVD−RAMディスクなどの記録媒体(以下、ディスクと称する)1の記録面上に集光される。集光された光ビームは記録面上で3つの光ビームスポットを形成する。集光された光ビームはディスク1で反射して上述した照射光(往路光)と同じ光路をたどる反射光(復路光)となり、対物レンズ2−5、コリメートレンズ2−4を経て偏光ビームスプリッタ2−3の反射面で反射する。さらに反射光は、集光レンズ2−6を経て、光検出器2−7,2−8−1,2−8−2の所定の受光面上に集光される。
光検出器2−7に反射光の主光ビームが集光され、光検出器2−8−1,2−8−2に反射光の2つの副光ビーム(+1次回折光、−1次回折光)が集光される。主光ビームは、受光領域のほぼ中心位置に集光される。副光ビーム(+1次回折光、−1次回折光)は、光ビーム強度中心が互いにほぼ一致する位置にそれぞれ集光される。集光レンズ2−6によって所定の非点収差が反射光に与えられるため、光検出器2−7,2−8−1,2−8−2では、非点収差方式に基づいたフォーカス誤差信号が検出される。なお、対物レンズ2−5には2次元アクチュエータ2−9−1,2−9−2が取り付けられている。
以上の、光源2−1、回折格子2−2、偏光ビームスプリッタ2−3、コリメートレンズ2−4、対物レンズ2−5、集光レンズ2−6、光検出器2−7,2−8−1,2−8−2、2次元アクチュエータ2−9−1,2−9−2によって光ピックアップ2が構成される。
光検出器2−7,2−8−1,2−8−2の出力は第1の差動回路4−1、第1の加算回路4−2−1、および第2の加算回路4−2−2に入力される。第1の差動回路4−1は主光ビーム(反射光)の強度差を検出して主光ビームに基づいた位置検出信号(主光ビーム)を生成する。以下、位置検出信号(主光ビームをメインフォーカス誤差信号MFEという。メインフォーカス誤差信号MFEは、第3の加算回路4−5に入力される。
第1、第2の加算回路4−2−1,4−2−2は光検出器2−8−1,2−8−2の出力をそれぞれ加算して第2の差動回路4−3に出力する。第1、第2の加算回路4−2−1,4−2−2による加算処理は、副光ビーム(反射光)の強度差をそれぞれ検出するために実施される。第2の差動回路4−3は第1の加算回路4−2−1、第2の加算回路4−2−2の出力に基づいて副光ビーム(反射光)の強度差を検出し、その検出結果から副光ビームに基づいた位置検出信号(副光ビーム)を生成する。以下、位置検出信号(副光ビーム)をサブフォーカス誤差信号SFEという。サブフォーカス誤差信号SFEは乗算回路4−4に入力される。ここでサブフォーカス誤差信号SFEには所定の係数kが乗算される。
系数kが乗算されたサブフォーカス誤差信号SFEは、第3の加算回路4−5に入力される。第3の加算回路4−5は第1の差動回路4−1の出力と乗算回路4−4の出力とを加算することで、フォーカス誤差信号FEを生成する。フォーカス誤差信号FEは次式(1)で表すことができる。
FE=MFE+k×SFE ・・・(1)
本実施形態では、第1の差動回路4−1、第1の加算回路4−2−1、第2の加算回路4−2−2、第2の差動回路4−3、乗算回路4−4、第3の加算回路4−5によってフォーカス誤差検出器4が構成される。
反射光から非点収差方式によるフォーカス誤差信号FEを検出すると、案内溝での回折の影響で反射光の強度分布パターンの周期的変化と、それによって生じるプッシュプル信号成分の漏れ込みとによって、フォーカス誤差信号FEに外乱が発生しやすくなる。そのことについて図2A−図2Cを参照して説明する。
図2A−図2Cは光ビームスポット100,101,102の反射光から検出したフォーカス誤差信号をそれぞれ示す図であり、縦軸に信号振幅を、横軸に照射位置とディスク1の記録面との相対位置を示す。図2A,図2Bに示すように、主光ビームスポットの反射光から得られる位置検出信号MFEと2つの副光ビーム(+1次回折光、−1次回折光)のスポットの反射光から得られる位置検出信号SFEとを比較すると、両信号の位相は同相であるものの、信号内で発生する外乱成分は、両信号でその位相が反転する。そこで、第3の加算回路4−5において、位置検出信号SFE(またはその和信号)に所定の係数を乗算した乗算結果と位置検出信号MFEとを加算処理することにより、第3の加算回路4−5から出力されるフォーカス誤差信号FEに重畳される外乱成分は、図2Cに示すようにほぼ完全にキャンセルされる。
第3の加算回路4−5から供給されるフォーカス誤差信号FEに基づいてフォーカス制御器5は、対物レンズ2−5の自動位置調整、すなわちフォーカス制御を行い、光ビームスポットを常にディスク1の記録面上に正しく照射させる。なお、実施の形態1では、フォーカス制御器5は位相遅れ補償回路5−1と位相進み補償回路5−2とを備え、それぞれの回路のゲインは可変可能とされる。
フォーカス誤差信号FEは、第1のフォーカス誤差振幅測定器6、第2のフォーカス誤差振幅測定器7、および第1のフォーカス誤差周期測定器8にもそれぞれ入力される。第1のフォーカス誤差振幅測定器6と第2のフォーカス誤差振幅測定器7とは、所定区間におけるフォーカス誤差信号FEの最大値と最小値とからその振幅を測定して測定結果をマイクロコンピュータ9に出力する。第1のフォーカス誤差周期測定器8は所定区間におけるフォーカス誤差信号FEの最大周期および最小周期を測定したうえでそれら周期の平均値を演算し、その演算結果をマイクロコンピュータ9に出力する。
マイクロコンピュータ9は、第1のフォーカス誤差振幅測定器6の測定結果に基づいて乗算回路4−4のゲイン、すなわち式(1)における係数kを決定し、決定した係数(ゲイン)kを乗算回路4−4に設定する。
マイクロコンピュータ9は、第2のフォーカス誤差振幅測定器7の測定結果に基づいてフォーカス制御ゲインを決定し、フォーカス制御器5に設定する。また、マイクロコンピュータ9は、第1のフォーカス誤差周期測定器8の測定結果に基づいてモータ3の回転速度を決定して設定する。
乗算回路4−4のゲイン(係数)k、フォーカス制御器15のゲインおよびモータ3の回転速度制御信号S1の決定方法については後述する。
以下、図3を参照して実施の形態1におけるフォーカス制御調整方法を説明する。図3は実施の形態1におけるフォーカス制御調整方法の一例を表すフローチャートである。
(1)第1のステップについて
第1のステップにおいては、フォーカス誤差信号FEに重畳するプッシュプル信号の漏れ込みによる外乱の影響を最も抑制する乗算回路4−4のゲインkを調整する。以下、詳しく説明する。
まず最初に、乗算回路4−4の係数kとして任意の値を設定した状態でフォーカス制御ループを閉じる(STEP1−1)。そこで、第1のフォーカス誤差振幅測定器6はフォーカス誤差信号FEの最大値、最小値からその振幅を測定し、マイクロコンピュータ9に出力する(STEP1−2)。マイクロコンピュータ9は、第1のフォーカス誤差振幅測定器6の測定結果を記憶し、乗算回路4−4の係数kを更新する(STEP1−3)。
STEP1−2からSTEP1−3までの処理を繰り返し行い、第1のフォーカス誤差振幅測定器6の出力が最も小さくなるように乗算回路4−4のゲインである係数kを調整する。
STEP1−1からSTEP1−3までの処理を繰り返すことによってフォーカス誤差信号FEに重畳されるプッシュプル信号の漏れ込み外乱がゼロになることが望ましい。しかしながら、光ピックアップ2の光学部品の取り付け精度または光ビームをディスクのトラック横断方向に任意に移動させる移送機構(図示せず)の取り付け精度またはディスク溝深さがばらつくことによって、フォーカス誤差信号FEに重畳するプッシュプル信号の漏れ込み外乱をゼロにすることができない場合がある。
そこで、フォーカス誤差信号FEにプッシュプル信号の漏れ込み外乱が重畳された場合においても、フォーカス制御性能の劣化を抑制するために次のステップを実行する。
(2)第2−1のステップについて
STEP1−1からSTEP1−3までの処理を実行した後に、第2のフォーカス誤差振幅測定器7は、フォーカス誤差信号FEの最大値、最小値をもとにしてフォーカス誤差信号FEの振幅を測定したうえでその測定結果をマイクロコンピュータ9に出力する(STEP2−1)。マイクロコンピュータ9は、第2のフォーカス誤差振幅測定器7の測定結果に応じてフォーカス制御器5のゲインFCGを調整する(STEP2−2)。例えば第2のフォーカス誤差振幅測定器7の出力をAmp2とし、フォーカス制御器5のゲイン初期値をFCG0とした場合において、フォーカス制御ゲインFCGは次式(2)に基づいて調整される。
FCG=FCG0×(α/Amp2) ・・・(2)
(2)式において、αは任意の係数であり、フォーカス制御ゲインFCGは第2のフォーカス誤差振幅測定器7の出力Amp2に対して反比例するように調整される。ただし、STEP2−1、STEP2−2を実行することによって、2次元アクチュエータ2−9−1,2−9−2に過大な駆動信号を与えることなく、安定なフォーカス制御を実現できるが、フォーカス制御ゲインFCGを適正以下の値に調整することによって、フォーカス制御の残差抑圧性能を劣化させてしまう恐れがある。その場合、STEP2−1、STEP2−2によって調整するフォーカス制御ゲインFCGに所定のリミット値を設ける必要がある。したがって、Amp2を測定して(2)式に基づいてフォーカス制御ゲインFCGを計算するが、フォーカス制御ゲインFCGが所定のリミット値よりも小さい場合はリミット値をフォーカス制御ゲインFCGとして設定してもよい。
なお、本実施の形態で示したフォーカス制御器5のゲイン調整方法は一例に過ぎない。例えばSTEP2−2については、マイクロコンピュータ9は、フォーカス制御器5に設定するフォーカス制御のゲインFCGとして少なくとも2つ以上の設定値を保持し、第2のフォーカス誤差振幅測定器7の出力レベルに従って切り替えて設定するようにしてもよい。
また、フォーカス制御器5を位相遅れ補償回路5−1と位相進み補償回路5−2とから構成し、マイクロコンピュータ9は、位相進み補償回路5−2のゲインのみ調整するようにしてもよい。
さらに、STEP2−1として、第1のフォーカス誤差周期測定器8がフォーカス誤差信号FEの周期を測定し、測定した周期の最小値、平均値または最大値に基づいて、フォーカス制御器5または位相進み補償回路5−2のゲインを調整してもよい。例えば、マイクロコンピュータ9は、フォーカス制御器5のゲイン特性を上記周期の周期毎に記憶しておき、第1のフォーカス誤差周期測定器8が測定したフォーカス誤差信号FEの周期の最小値、平均値または最大値におけるゲインがマイクロコンピュータ9で記憶しているゲイン特性に一致するように、当該ゲイン特性を調整してもよい。なお、ゲイン特性は、第1のフォーカス誤差振幅測定器6が測定したフォーカス誤差信号FEの振幅に基づいてSTEP1−2で調整される。
上述したゲイン特性の調整は具体的には次のようにして実施される。第1のフォーカス誤差周期測定器8が測定した周期の最小値、平均値または最大値におけるゲインをFCGrefとし、STEP2−1を実行したときのフォーカス制御ゲインFCGをFCG0としたときに、式(2)における係数αを次式(3)により求める。
α=FCGref×Amp2/FCG0 ・・・(3)
続いて、式(3)で求めた係数αを式(2)に展開してフォーカス制御ゲインFCGを設定する。
以上説明したSTEP2−1とSTEP2−2とを実行することにより、フォーカス誤差信号FEにプッシュプル信号の漏れ込み外乱が重畳した場合においても、フォーカス制御ゲインFCGを適切に調整することができる。そのため、2次元アクチュエータ2−9−1,2−9−2に過大な駆動信号を与えることなく、安定したフォーカス制御を実現できる。
(3)第2−2のステップについて
第1のステップと第2−1のステップとを実行することにより、2次元アクチュエータ2−9−1,2−9−2に過大な駆動信号を与えることなく、安定なフォーカス制御を実現できる。しかしながら、プッシュプル信号の漏れ込み外乱が大きい場合には、これらのステップを実行しただけでは十分な効果が得られない場合がある。そこで、フォーカス制御ゲインFCGを式(2)に基づいて算出し、フォーカス制御ゲインFCGを調整した後に、再び第2のフォーカス誤差振幅測定器7がフォーカス誤差信号FEの最大値、最小値に基づいてその振幅を測定し、測定結果をマイクロコンピュータ9に出力する(STEP2−3)。
マイクロコンピュータ9は、第2のフォーカス誤差振幅測定器7の測定結果と予めマイクロコンピュータ9が保持している所定値とを比較して、その比較結果に基づいてモータ3の回転速度(倍速)を決定し、決定した回転速度を示す回転速度制御信号S1をモータ3に出力する。モータ3は回転速度制御信号S1に応じてディスク1を所定回転で回転制御する(STEP2−4)。
フォーカス誤差信号FEに重畳されるプッシュプル信号の漏れ込み外乱周波数df は式(4)に示すようにディスク1の偏心量xdec とモータ3の回転速度vmtとに比例する。
f ∝(xdec ,vmt ) ・・・(4)
さらに、フォーカス制御器5は位相遅れ補償回路5−1と位相進み補償回路5−2より構成されている。上記外乱周波数df に応じて、位相進み補償回路5−2がフォーカス誤差信号FEに重畳したプッシュプル信号の漏れ込み外乱を増幅することになり、フォーカス制御器5の出力が過大となる場合が発生する。
これに対して、上述したSTEP2−3、STEP2−4の処理を実行することにより、フォーカス誤差信号FEにプッシュプル信号の漏れ込み外乱が重畳した場合においても、モータ3の回転速度を適切に調整することができる。そのため、フォーカス制御器5の出力を過大にすることなく安定したフォーカス制御を実現できる。
なお、図1の構成を図4の構成に変更し、図3のフローチャートに示す処理を図5のフローチャートに示す処理に変更してもよい。図4は図1に示す実施の形態1の光ディスク装置の一変形例を示す。この光ディスク装置では、図1の構成において、第1のフォーカス誤差振幅測定器6が削除され、代わってフォーカス制御駆動測定器14が追加されている。フォーカス制御駆動測定器14では、フォーカス制御器5の出力が入力されており、2次元アクチュエータ2−9−1、2−9−2への駆動信号が所定区間、測定する機能が備えられている。フォーカス制御駆動測定器14の出力はマイクロコンピュータ9に接続されている。マイクロコンピュータ9はフォーカス制御駆動測定器14の測定結果に基づいて乗算回路4−4のゲイン、すなわち式(1)における係数kを決定し、決定した係数kを乗算回路4−4に設定する。
図5は実施の形態1におけるフォーカス制御調整方法(図3のフローチャート)の第1のステップにおけるSTEP1−2を変更したフローチャートである。すなわち、図3の第1のステップにおいて第1のフォーカス誤差振幅測定器6によりフォーカス誤差信号FEの最大値、最小値に基づいてその振幅を測定して、その測定結果をマイクロコンピュータ9に出力する。マイクロコンピュータ9は、第1のフォーカス誤差振幅測定器6の測定結果を記憶しており、前回の測定器6の測定結果と今回の測定値6の測定結果との比較結果に基づいて、乗算回路4−4の係数kを更新する。そして、そのような更新処理を繰り返す。
ここで、図5に示す第1ステップにおけるSTEP1−2’ではフォーカス制御器5の出力、すなわちフォーカス制御駆動信号を測定し、マイクロコンピュータ9に出力する。マイクロコンピュータ9は、フォーカス制御駆動測定器14によるフォーカス制御駆動信号の測定結果に基づいて、乗算回路4−4の係数kを、フォーカス制御駆動信号が最も小さくなるまで繰り返し更新する。
以上の構成により、フォーカス誤差信号FEに重畳するプッシュプル信号の漏れ込み外乱によるフォーカス制御駆動信号への影響を最小限に抑制することができる。
なお、本実施の形態1では図1、図3を参照しながら第1のステップ、第2のステップ、第3のステップを順次実行するように構成したが、図3の代わりに図6に示すように、第1のステップを実行した後に第2−2のステップ、第2−1のステップの順序で実行しても同様の効果が得られることは自明である。
また、本実施の形態1では第1のステップ、第2−1のステップ、第2−2のステップの全てを実行したが、図3の代わりに図7に示すように、第1のステップを実行した後に第2−1のステップのみを実行してもフォーカス制御器5の出力を過大にすることなく安定したフォーカス制御を実現することができる。
同様に図3の構成に代わり、図8に示すように、第1のステップを実行した後に第2−2のステップのみを実行してもフォーカス制御器5の出力を過大にすることなく安定なフォーカス制御を実現できる。
また、同様に図9に示すように、第1のステップにおいて乗算回路4−4の係数kを予め決定した固定値としても、第22−1のステップまたは/および第2−2のステップを実行することによってフォーカス制御器5の出力を過大にすることなく安定なフォーカス制御を実現できる。さらに、第1のステップを実行する処理時間を削減することができる。
さらに、第1から第2−2のステップを実行するに際してディスク1上のトラック1−1と光ビームスポットとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループ(図示せず)が開いているとき(処理実行中)には、光ビームスポットは確実にトラック1−1を横断する。そのため、STEP1−2、STEP2−1、およびSTEP2−3は、少なくともトラッキング制御ループが開いているときに実行すれば測定精度を向上させることができる。これにより、本発明のフォーカス制御調整方法による調整精度をさらに向上させることができる。
また、図10に示すように、切り替え器10−1,10−2を設けて、第2のフォーカス誤差振幅測定器7、第1のフォーカス誤差周期測定器8の入力信号として、フォーカス誤差信号FE、位置検出信号MFE、ないし位置検出信号SFEのいずれか1つを選択できる構成としてもよい、この場合、STEP2−1、STEP2−3が検出するフォーカス誤差信号FEの振幅または周期は、位置検出信号MFEの振幅または周期、または位置検出信号SFEの振幅または周期になることもあるが、その場合であっても同様の効果が得られる。
また、第2−1のステップ、第2−2のステップで調整したフォーカス制御ゲインFCGおよびモータ3の回転速度をトラッキング制御ループが開いているときのみ適用することによって、光ディスク装置のフォーカス制御性能を向上させることができる。
すなわち、ディスク1に情報を再生または記録する場合においてトラッキング制御ループを閉じると、光ビームスポットはトラック1−1上に制御されるので、フォーカス誤差信号FEにプッシュプル信号の漏れ込み外乱は影響しなくなる。そこで、トラッキング制御ループが閉じている場合は、第2−1のステップ、第2−2のステップで決定したフォーカス制御ゲインFCG、モータ回転速度を適用せずに、ディスク1の面ぶれ成分を抑圧するためのフォーカス制御ゲインを大きくしあるいは高速に再生、記録するためにモータ3の回転速度を大きくする。これにより、光ディスク装置としての性能を向上させることができる。
なお、モータ3の回転速度については、第1のフォーカス誤差周期測定器8の測定結果に基づいて決定してもよい。
(実施の形態2)
図11は本発明の実施の形態2におけるフォーカス制御調整方法の機能が搭載された光ディスク装置の一構成例を示すブロック図である。図11において、図1におけるのと同じ符号は同一構成要素を指しているので、詳しい説明は省略する。図11において、11は光ピックアップ2をディスク1のトラック1−1を横切る方向の任意の位置に移動させる移送機構である。移送機構11は光ピックアップ2の構成要素である対物レンズ2−5をトラック1−1を横切る方向の任意の位置に移動させることができる。そのため、光ビームスポットも同様にトラック1−1を横切る方向の任意の位置に移動させることができる。移送機構11はマイクロコンピュータ9から供給される移送機構制御信号S2に基づいて位置制御される。12はフォーカス誤差信号FEの最大値、最小値からその振幅を測定し、測定結果をAmp3としてマイクロコンピュータ9に出力する第3のフォーカス誤差振幅測定器である。
マイクロコンピュータ9が移送機構11に出力する移送機構制御信号S2について図12を参照して説明する。図12はマイクロコンピュータ9が移送機構11に出力する移送機構制御信号S2の特性を示し、縦軸に移送機構11の移動速度、横軸に移送機構11の位置をプロットしている。マイクロコンピュータ9は、移送機構11の現在位置と目標位置とに応じて移送機構制御信号S2を図12に示すプロファイルに従って出力する。例えば、位置x0から目標位置xrefに集光スポットを移動させる場合において、マイクロコンピュータ9では、集光スポットの移動速度が増加するように、移送機構制御信号S2の値が調整される。集光スポットが位置x1に達すると移動速度vが最高速度vmaxで等速度になるように、移送機構制御信号S2の値が調整される。位置x3に達すると、移送機構11の移動速度が減少するように、移送機構制御信号S2の値が調整される。集光スポットが位置x4に達すると、更に移動速度が減少するように、移送機構制御信号S2の値が調整される。このような制御形態は、移送機構11の初期位置が図12中のx1に示されるように変化したときにおいても同じように実施される。ただし、移送機構11の初期位置が位置x2である場合に例示されるように、移送機構11の移動速度が増加している区間において移送機構11の移動速度vが最高速度vmaxに到達しない場合には、移動速度が減少するように移送機構制御信号S2の値が調整される。
本実施の形態2は、実施の形態1の構成においてさらに、STEP1−1、STEP1−2の処理を実行することでフォーカス誤差信号FEにプッシュプル信号の漏れ込み外乱を調整している状態において、その漏れ込み外乱の振幅または周波数に応じて移送機構11に出力する移送機構制御信号S2の最高速度vmaxを、マイクロコンピュータ9で制限することに特徴がある。
上記の具体的なフォーカス制御調整方法について、図13を参照して説明する。図13は本発明の実施の形態2におけるフォーカス制御調整方法の一例を表すフローチャートである。
実施の形態1と同様に、乗算回路4−4のゲイン(係数)kが、フォーカス誤差信号FEに重畳されるプッシュプル信号の漏れ込み外乱の影響が最も抑制される値に調整される。
最初に乗算回路4−4のゲイン(係数)kとして任意の値を設定した状態でフォーカス制御ループが閉じられる(STEP1−1)。ループが閉じられた状態でまず第1のフォーカス誤差振幅測定器6はフォーカス誤差信号FEの最大値、最小値からその振幅を測定して、測定結果をマイクロコンピュータ9に出力する(STEP1−2)。マイクロコンピュータ9は、第1のフォーカス誤差振幅測定器6の測定結果を記憶しており、前回の測定器6の測定結果と今回の測定値6の測定結果との比較結果に基づいて、乗算回路4−4の係数kを更新する。そして、そのような更新処理を繰り返すことで、第1のフォーカス誤差振幅測定器6の出力が最も小さくなるように乗算回路4−4の係数kが調整される。
STEP1−1からSTEP1−3までの処理を繰り返すことによってフォーカス誤差信号FEに重畳するプッシュプル信号の漏れ込み外乱がゼロになることが望ましい。しかしながら、光ピックアップ2を構成する光学部品の取り付け精度のばらつき、移送機構11の取り付け精度のばらつき、またはディスク溝深さのばらつきに起因して、フォーカス誤差信号FEに重畳するプッシュプル信号の漏れ込み外乱をゼロにすることができない場合がある。そこで、本実施形態では、移送機構11の動作に基づいて光ビームスポットを移動させる際に、2次元アクチュエータ2−9−1,2−9−2に過大な駆動信号を与えないように、以下に説明する第2−1のステップ’を実行することで、移送機構制御信号S2の最大速度vmaxを調整する。
以下、第2−1のステップ’を説明する。第3のフォーカス誤差振幅測定器12はフォーカス誤差信号FEの最大値、最小値に基づいてその振幅を測定し、測定結果Amp3をマイクロコンピュータ9に出力する(STEP2−1’)。続いてマイクロコンピュータ9は測定結果Amp3を用いて、次式(5)に基づいて移送機構制御信号S2の最大速度vmaxを算出する。
vmax=vmax0×(β/Amp3) ・・・(5)
ここでβは任意の係数であり、移送機構制御信号S2の最大速度vmaxは、測定結果Amp3に対して反比例の関係になるように調整される(STEP2−2’)。これにより、STEP1−1、STEP1−2の処理を実行した後にフォーカス誤差信号FEにプッシュプル信号の漏れ込み外乱の影響が残った場合であっても、第2−1の処理’において移送機構11の移動速度の最大値を調整することにより、2次元アクチュエータ2−9−1,2−9−2に過大な駆動信号を与えることなく、安定したフォーカス制御を実現することができる。
なお、図14に示すように第3のフォーカス誤差振幅測定器12の代わりに第2のフォーカス誤差周期測定器13を用いても、上述した調整処理と同様の調整処理を実施することができる。以下、第2のフォーカス誤差周期測定器13を用いた制御方法を説明する。
第2のフォーカス誤差周期測定器13はフォーカス誤差信号FEの周期を測定し、その測定周期をマイクロコンピュータ9に出力する。マイクロコンピュータ9は、第2のフォーカス誤差周期測定器13の測定結果を記憶しており、前回の測定器13の測定結果と今回の測定値13の測定結果との比較結果に基づいて、乗算回路4−4の係数kを更新する。そして、そのような更新処理を繰り返すことで、第1のフォーカス誤差振幅測定器6の出力が最も小さくなるように乗算回路4−4の係数kを調整する。
STEP1−1からSTEP1−3までの処理を実行した後に、フォーカス誤差信号FEの周期の最小値、最大値または平均値を測定してマイクロコンピュータ9に出力する。例えばマイクロコンピュータ9は、第2のフォーカス誤差周期測定器13の出力としてフォーカス誤差信号FEの周期の最小値を検出することでディスク1の偏心最大速度を検出する。マイクロコンピュータ9は、ディスク1の偏心速度と光ビームがトラック1−1を横断する速度の和が予め決められた速度になるように移送機構11の速度を制御する。
なお、図15に示すようにマイクロコンピュータ9は、第3のフォーカス誤差振幅測定器12の出力と第2のフォーカス誤差周期測定器13の出力とから移送機構11の移動速度を調整してもよく、そうすれば、さらに制御精度が向上する。
すなわち、第3のフォーカス誤差振幅測定器12の測定結果が所定値以上のときのみ、第2のフォーカス誤差周期測定器13の測定結果に応じて移送機構11の移動速度を上述したように調整する。これにより、ディスク1の情報を再生、記録するアクセス時間の短縮化とフォーカス制御の安定化との両方が得られる。
なお、実施の形態2では第1のステップ(STEP1−1〜STEP1−3)を実行した後に第2−1のステップ’(STEP2−1’〜STEP2−2’)を実行するように構成したが、実施の形態1と同様に第1のステップを実行した後に、第2−1のステップまたは第2−2のステップのいずれか1つを実行し、その後に第2−1のステップ’を実行してもよく、その場合であっても同様の効果が得られることは自明である。
なお、実施の形態2では第1のステップを実行した後に必ず第2−1のステップ’を実行するように構成したが、STEP2−1’を実行したときの第3のフォーカス誤差振幅測定器12の測定結果または第2のフォーカス誤差周期測定器13の測定結果に応じて、STEP2−2’以降の処理を実行しないようにしてもよい。
なお、実施の形態2では、図11、図14、図15に示すように、フォーカス誤差信号FEが第3のフォーカス誤差振幅測定器12と第2のフォーカス誤差周期測定器13とに入力されるとしたが、図示はしないが、これらの測定器12、13には、位置検出信号MFEや位置検出信号SFEが入力されるとしてもよく、その場合であっても、同様の効果が得られる。
なお、実施の形態2では図10、図11、図14、図15に示すように乗算回路4−4の係数kを決定するために第1のフォーカス誤差振幅測定器6がフォーカス誤差信号FEの信号振幅を測定する構成とした。しかしながら、具体的に図示はしないものの、フォーカス制御駆動測定器14がフォーカス制御器5の出力を測定したうえで(図4参照)、その測定結果に基づいて乗算回路4−4の係数を決定する構成としてもよく、その場合であっても同様の効果が得られる。
本発明の技術は、DVDなどの記録媒体に情報を記録または再生する光ディスク装置、並びにこの種の光ディスク装置を搭載した機器の性能向上などに有用である。
本発明の実施の形態1におけるフォーカス制御調整方法を搭載した光ディスク装置の第1のブロック図である。 本発明の実施の形態1における光ビームスポットの照射位置とディスク記録面との相対位置に対するフォーカス誤差信号の関係図である。 本発明の実施の形態1における光ビームスポットの照射位置とディスク記録面との相対位置に対するフォーカス誤差信号の関係図である。 本発明の実施の形態1における光ビームスポットの照射位置とディスク記録面との相対位置に対するフォーカス誤差信号の関係図である。 本発明の実施の形態1における第1のフォーカス制御調整方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態1におけるフォーカス制御調整方法を搭載した光ディスク装置の第2のブロック図である。 本発明の実施の形態1における第2のフォーカス制御調整方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態1における第3のフォーカス制御調整方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態1における第4のフォーカス制御調整方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態1における第5のフォーカス制御調整方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態1における第6のフォーカス制御調整方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態1におけるフォーカス制御調整方法を搭載した光ディスク装置の第3のブロック図である。 本発明の実施の形態2におけるフォーカス制御調整方法を搭載した光ディスク装置の第1のブロック図である。 本発明の実施の形態2における移送機構の現在位置と目標位置との間の相対位置と、マイクロコンピュータによって制御する移送機構移動速度との間の関係図である。 本発明の実施の形態2におけるフォーカス制御調整方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態2におけるフォーカス制御調整方法を搭載した光ディスク装置の第2のブロック図である。 本発明の実施の形態2におけるフォーカス制御調整方法を搭載した光ディスク装置の第3のブロック図である。 従来における光ピックアップの要素構成図である。
符号の説明
1 記録媒体(ディスク) 1−1 トラック
2 光ピックアップ 2−1 光源
2−2 回折格子 2−3 偏向ビームスプリッタ
2−4 コリメートレンズ 2−5 対物レンズ
2−6 集光レンズ 2−7 光検出器
2−8−1,2−8−2 光検出器
2−9−1,2−9−2 2次元アクチュエータ
2−10 立ち上げミラー 3 モータ
4 フォーカス誤差検出器 4−1 第1の差動回路
4−2−1 第1の加算回路 4−2−2 第2の加算回路
4−3 第2の差動回路 4−4 乗算回路
4−5 第3の加算回路 5 フォーカス制御器
5−1 位相遅れ補償回路 5−2 位相進み補償回路
6 第1のフォーカス誤差振幅測定器
7 第2のフォーカス誤差振幅測定器
8 第1のフォーカス誤差周期測定器
9 マイコン 10−1,10−2 切り替え器
11 移送機構 12 第3のフォーカス誤差振幅測定器
13 第2のフォーカス誤差周期測定器

Claims (68)

  1. 回転している記録媒体に光ビームを集光照射することで得られるフォーカス誤差信号を検出する第1のステップと、
    前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号に基づいて、前記記録媒体の記録面と前記光ビームとの間の位置ずれを制御する際のフォーカス制御のゲインを設定する第2のステップと、
    を含み、
    前記第1のステップでは、
    1本の主光ビームと2本の副光ビームとからなる光ビームを回転している記録媒体に集光照射して前記記録媒体上に3つの集光スポットを形成したうえで、
    前記主光ビームが前記記録媒体で反射してなるから主反射光に基づいて、前記主光ビームにおける前記集光スポットの位置を示す位置検出信号(主光ビーム)を生成し、前記副光ビームが前記記録媒体で反射してなりかつ前記主反射光とは位相が異なる2つの副反射光に基づいて、前記副光ビームにおける前記集光スポットの位置を示す位置検出信号(副光ビーム)を生成し、
    前記第1のステップでは、
    前記位置検出信号(副光ビーム)に所定の係数を乗算してなる乗算結果と前記位置検出信号(主光ビーム)とを加算したうえで、その加算結果を前記フォーカス誤差信号として検出し、
    前記第1のステップでは、
    前記係数を前記フォーカス誤差信号に応じて設定し、
    前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号、または前記位置検出信号(主光ビーム)、または前記位置検出信号(副光ビーム)に応じて、前記フォーカス制御のゲインを設定し、
    前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、前記フォーカス制御のゲインを、前記記録媒体が有するトラックと前記光ビームとの間の位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときのみ適用する、
    フォーカス制御調整方法。
  2. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅にほぼ反比例するように、前記フォーカス制御のゲインを設定する、
    請求項のフォーカス制御調整方法。
  3. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の振幅として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときの前記振幅を用いる、
    請求項のフォーカス制御調整方法。
  4. 前記第2のステップでは、
    前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記フォーカス制御のゲインを設定する、
    請求項のフォーカス制御調整方法。
  5. 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを、位相遅れ補償と位相進み補償とにより制御し、
    前記第2のステップでは、前記位相進み補償におけるゲインを前記フォーカス制御のゲインとして設定する、
    請求項のフォーカス制御調整方法。
  6. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス制御のゲインの設定に替えて、前記フォーカス誤差信号、または位置検出信号(主光ビーム)、または位置検出信号(副光ビーム)に応じて、前記記録媒体の回転速度を設定する、
    請求項1のフォーカス制御調整方法。
  7. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅に応じて前記記録媒体の回転速度を設定する、
    請求項のフォーカス制御調整方法。
  8. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の振幅として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いている際の前記振幅を用いる、
    請求項のフォーカス制御調整方法。
  9. 前記第2のステップでは、
    前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記記録媒体の回転速度を決定する、
    請求項のフォーカス制御調整方法。
  10. 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、設定した前記記録媒体の回転速度を、前記記録媒体が有するトラックと前記光ビームとの間の位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときのみ適用する、
    請求項のフォーカス制御調整方法。
  11. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス制御のゲインを設定したのち、さらに、前記フォーカス誤差信号、または位置検出信号(主光ビーム)、または位置検出信号(副光ビーム)に応じて、前記記録媒体の回転速度を設定する、
    請求項1のフォーカス制御調整方法。
  12. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅に応じて前記記録媒体の回転速度を設定する、
    請求項11のフォーカス制御調整方法。
  13. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅にほぼ反比例するように、前記フォーカス制御のゲインを決定する、
    請求項12のフォーカス制御調整方法。
  14. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の振幅として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いている際の前記振幅を用いる、
    請求項12のフォーカス制御調整方法。
  15. 前記第2のステップでは、
    前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記フォーカス制御のゲインを設定する、
    請求項11のフォーカス制御調整方法。
  16. 前記第2のステップでは、
    前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記記録媒体の回転速度を決定する、
    請求項11のフォーカス制御調整方法。
  17. 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを、位相遅れ補償と位相進み補償とにより制御し、
    前記第2のステップでは、前記位相進み補償におけるゲインを前記フォーカス制御のゲインとして設定する、
    請求項11のフォーカス制御調整方法。
  18. 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、設定した前記記録媒体の回転速度を、前記記録媒体が有するトラックと前記光ビームとの間の位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときのみ適用する、
    請求項11のフォーカス制御調整方法。
  19. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号、または位置検出信号(主光ビーム)、または位置検出信号(副光ビーム)に応じて前記記録媒体の回転速度を設定したのち、前記フォーカス制御のゲインを設定する、
    請求項1のフォーカス制御調整方法。
  20. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅にほぼ反比例するように、前記フォーカス制御のゲインを設定する、
    請求項19のフォーカス制御調整方法。
  21. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の振幅として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときの前記振幅を用いる、
    請求項20のフォーカス制御調整方法。
  22. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス制御のゲインの設定に替えて、前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅に応じて前記記録媒体の回転速度を設定する、
    請求項19のフォーカス制御調整方法。
  23. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の振幅として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いている際の前記振幅を用いる、
    請求項22のフォーカス制御調整方法。
  24. 前記第2のステップでは、
    前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記フォーカス制御のゲインを設定する、
    請求項19のフォーカス制御調整方法。
  25. 前記第2のステップでは、
    前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記記録媒体の回転速度を設定する、
    請求項19のフォーカス制御調整方法。
  26. 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを、位相遅れ補償と位相進み補償とにより制御し、
    前記第2のステップでは、
    前記位相進み補償におけるゲインを前記フォーカス制御のゲインとして設定する、
    請求項19のフォーカス制御調整方法。
  27. 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、設定した前記記録媒体の回転速度を、前記記録媒体が有するトラックと前記光ビームとの間の位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときのみ適用する、
    請求項19のフォーカス制御調整方法。
  28. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号、または位置検出信号(主光ビーム)、または位置検出信号(副光ビーム)に応じて、前記集光スポットを前記記録媒体のトラック横断方向に沿って移動させる際の移動速度をさらに設定する、
    請求項1のフォーカス制御調整方法。
  29. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス制御のゲインの設定に替えて、前記フォーカス誤差信号、または位置検出信号(主光ビーム)、または位置検出信号(副光ビーム)に応じて、前記移動速度を設定する、
    請求項28のフォーカス制御調整方法。
  30. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の周期、または位置検出信号(主光ビーム)の周期、または位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて、前記移動速度を設定する、
    請求項28のフォーカス制御調整方法。
  31. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の振幅にほぼ反比例するように、前記移動速度の最大値を設定する、
    請求項28のフォーカス制御調整方法。
  32. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の周期により検出される前記記録媒体の偏心速度と、前記移動速度との和が所定の値となるように、前記移動速度を設定する、
    請求項28のフォーカス制御調整方法。
  33. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の振幅が所定値よりも大きいときにおいて、前記フォーカス誤差信号の周期により検出される前記記録媒体の偏心速度と前記移動速度との和が所定の値となるように、前記移動速度を決定する、
    請求項28のフォーカス制御調整方法。
  34. 前記第2のステップでは、
    前記移動速度を設定する前に、前記フォーカス制御のゲインを設定する、
    請求項28のフォーカス制御調整方法。
  35. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅にほぼ反比例するように、前記フォーカス制御のゲインを設定する、
    請求項34のフォーカス制御調整方法。
  36. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の振幅として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときの前記振幅を用いる、
    請求項35のフォーカス制御調整方法。
  37. 前記第2のステップでは、
    前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記フォーカス制御のゲインを設定する、
    請求項34のフォーカス制御調整方法。
  38. 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを、位相遅れ補償と位相進み補償とにより制御し、
    前記第2のステップでは、
    前記位相進み補償におけるゲインを前記フォーカス制御のゲインとして設定する、
    請求項34のフォーカス制御調整方法。
  39. 前記第2のステップでは、
    前記移動速度を決定する前に、前記フォーカス誤差信号、または位置検出信号(主光ビーム)、または位置検出信号(副光ビーム)に応じて、前記記録媒体の回転速度を設定する、
    請求項28のフォーカス制御調整方法。
  40. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅に応じて前記記録媒体の回転速度を設定する、
    請求項39のフォーカス制御調整方法。
  41. 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、前記フォーカス誤差信号の振幅として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いている際の前記振幅を用いる、
    請求項40のフォーカス制御調整方法。
  42. 前記第2ステップでは、
    前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記記録媒体の回転速度を設定する、
    請求項39のフォーカス制御調整方法。
  43. 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、設定した前記記録媒体の回転速度を、前記記録媒体が有するトラックと前記光ビームとの間の位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときのみ適用する、
    請求項39のフォーカス制御調整方法。
  44. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号、または前記位置検出信号(主光ビーム)、または前記位置検出信号(副光ビーム)に応じて、前記フォーカス制御のゲインを設定したのち前記記録媒体の回転速度を設定し、当該フォーカス制御のゲイン設定と当該回転速度設定とを終えた後、前記移動速度を設定する、
    請求項28のフォーカス制御調整方法。
  45. 前記第2のステップでは、前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅にほぼ反比例するように、前記フォーカス制御のゲインを設定する、
    請求項44のフォーカス制御調整方法。
  46. 前記第2のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の振幅として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときの前記振幅を用いる、
    請求項45のフォーカス制御調整方法。
  47. 前記第2のステップでは、
    前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記フォーカス制御のゲインを設定する、
    請求項44のフォーカス制御調整方法。
  48. 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを、位相遅れ補償と位相進み補償とにより制御し、
    前記第2のステップでは、
    前記位相進み補償におけるゲインを前記フォーカス制御のゲインとして設定する、
    請求項44のフォーカス制御調整方法。
  49. 前記第1のステップでは、
    設定した前記係数を固定値とする、
    請求項1のフォーカス制御調整方法。
  50. 前記第1のステップでは、
    前記フォーカス誤差信号の振幅が最も小さくなるように前記係数を設定する、
    請求項1のフォーカス制御調整方法。
  51. 前記第1のステップでは、
    前記振幅として、前記記録媒体のトラックと前記光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときの前記振幅を用いる、
    請求項50のフォーカス制御調整方法。
  52. 前記第1のステップでは、
    前記フォーカス制御の出力が最も小さくなるように前記係数を決定する、
    請求項1のフォーカス制御調整方法。
  53. 前記第1のステップでは、
    前記フォーカス制御の出力として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いている際の前記フォーカス制御の出力を用いる、
    請求項52のフォーカス制御調整方法。
  54. 1本の主光ビームと2本の副光ビームとからなる光ビームを、回転している記録媒体に集光照射して前記記録媒体上に3つの集光スポットを形成したうえで、前記主光ビームが前記記録媒体で反射してなる主反射光と、前記副光ビームが前記記録媒体で反射してなりかつ前記主反射光とは位相が異なる2つの副反射光とをそれぞれ受光する光検出器と、
    前記主反射光に基づいて前記主光ビームにおける前記集光スポットの位置を示す位置検出信号(主光ビーム)を生成するとともに、前記副反射光に基づいて前記副光ビームにおける前記集光スポットの位置を示す位置検出信号(副光ビーム)を生成したうえで、前記位置検出信号(副光ビーム)に所定の係数を乗算した乗算結果と前記位置検出信号(主光ビーム)とを加算してその加算結果を前記光ビームのフォーカス誤差信号として検出するフォーカス誤差検出器と、
    前記フォーカス誤差信号に基づいて前記集光スポットと前記記録媒体の記録面との位置ずれを制御するフォーカス制御器と、
    前記記録媒体を回転させるモータと、
    を備え、
    前記フォーカス誤差検出器は、前記フォーカス制御器による前記位置ずれの制御結果に応じて前記係数を設定し、
    前記フォーカス制御器は、前記フォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを制御するフォーカス制御のゲインを設定し、
    前記フォーカス制御のゲインを、前記記録媒体が有するトラックと前記光ビームとの間の位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときのみ適用する、
    光ディスク装置。
  55. 前記フォーカス誤差信号の振幅を測定する第1のフォーカス誤差振幅測定器をさらに備え、
    前記フォーカス誤差検出器は、前記第1のフォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記係数を設定する、
    請求項54の光ディスク装置。
  56. 前記フォーカス誤差信号の振幅、前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅を測定する第2のフォーカス誤差振幅測定器をさらに備え、
    前記フォーカス制御器は、前記第2のフォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを制御するフォーカス制御のゲインを設定する、
    請求項55の光ディスク装置。
  57. 前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅を測定する第2のフォーカス誤差振幅測定器をさらに備え、
    前記フォーカス制御器は、前記第2のフォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記モータの回転速度を設定する、
    請求項55の光ディスク装置。
  58. 前記フォーカス誤差信号の周期、前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期を測定するフォーカス誤差周期測定器をさらに備え、
    前記フォーカス制御器は、前記フォーカス誤差周期測定器の測定結果に応じて前記記録媒体の記録面と光ビームとの位置ずれを制御するフォーカス制御のゲインを設定する、
    請求項55の光ディスク装置。
  59. 前記フォーカス誤差信号の周期、または前記主反射光による位置検出信号の周期、または前記副反射光による位置検出信号の周期を測定するフォーカス誤差周期測定器をさらに備え、
    前記フォーカス制御器は、前記フォーカス誤差周期測定器の測定結果に応じて前記モータの回転速度を設定する、
    請求項55の光ディスク装置。
  60. 前記フォーカス制御器の出力を測定するフォーカス制御駆動測定器をさらに備え、
    前記フォーカス誤差検出器は、前記フォーカス制御駆動測定器の測定結果に応じて前記係数を設定する、
    請求項54の光ディスク装置。
  61. さらに、前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅を測定する第2のフォーカス誤差振幅測定器をさらに備え、
    前記フォーカス制御器は、前記第2のフォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記記録媒体の記録面と光ビームとの位置ずれを制御するフォーカス制御のゲインを設定する、
    請求項60の光ディスク装置。
  62. さらに、前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅を測定する第2のフォーカス誤差振幅測定器をさらに備え、
    前記フォーカス制御器は、前記第2のフォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記モータの回転速度を設定する、
    請求項60の光ディスク装置。
  63. さらに、前記フォーカス誤差信号の周期、または前記主反射光による位置検出信号の周期、または前記副反射光による位置検出信号の周期を測定するフォーカス誤差周期測定器をさらに備え、
    前記フォーカス制御器は、前記フォーカス誤差周期測定器の出力に応じて前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを制御するフォーカス制御のゲインを設定する、
    請求項60の光ディスク装置。
  64. 前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期を測定するフォーカス誤差周期測定器をさらに備え、
    前記フォーカス制御器は、前記フォーカス誤差周期測定器の測定結果に応じて前記モータの回転速度を設定する、
    請求項60の光ディスク装置。
  65. 前記集光スポットを前記記録媒体のトラック横断方向に沿って移動させる移送機構と、
    前記係数が設定される前の前記フォーカス誤差信号の振幅を測定するフォーカス誤差振幅測定器と、
    前記係数が設定された後の前記フォーカス誤差信号の振幅を測定するフォーカス誤差振幅測定器と、
    をさらに備え、
    前記係数設定前の前記振幅を測定するフォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記係数を決定し、
    前記係数設定後の前記振幅を測定するフォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記移送機構による前記集光スポットの移動速度を設定する、
    請求項54の光ディスク装置。
  66. 前記集光スポットを前記記録媒体のトラック横断方向に沿って移動させる移送機構と、
    前記フォーカス制御器の出力を測定するフォーカス制御駆動測定器と、
    前記フォーカス誤差信号の振幅を測定するフォーカス誤差振幅測定器と、
    をさらに備え、
    前記フォーカス制御駆動測定器の測定結果に応じて前記係数を設定し、
    前記フォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記移送機構による前記集光スポットの移動速度を設定する、
    請求項54の光ディスク装置。
  67. 前記集光スポットを前記記録媒体のトラック横断方向に任意に移動させる移送機構と、
    前記フォーカス誤差信号の振幅を測定するフォーカス誤差振幅測定器と、
    前記フォーカス誤差信号の周期を測定するフォーカス誤差周期測定器と、
    をさらに備え、
    前記フォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記係数を設定し、
    前記フォーカス誤差周期測定器の測定結果に応じて前記移送機構による前記集光スポットの移動速度を設定する、
    請求項54の光ディスク装置。
  68. 前記集光スポットを前記記録媒体のトラック横断方向に任意に移動させる移送機構と、
    前記フォーカス制御器の出力を測定するフォーカス制御駆動測定器と、
    前記フォーカス誤差信号の周期を測定するフォーカス誤差周期測定器と、
    をさらに備え、
    前記フォーカス制御駆動測定器の測定結果に応じて前記係数を設定し、
    前記フォーカス誤差周期測定器の測定結果に応じて前記移送機構による前記集光スポットの移動速度を設定する、
    請求項54の光ディスク装置。
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