JP4551883B2 - フォーカス制御調整方法および光ディスク装置 - Google Patents
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Description
回転している記録媒体に光ビームを集光照射することで得られるフォーカス誤差信号を検出する第1のステップと、
前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号に基づいて、前記記録媒体の記録面と前記光ビームとの間の位置ずれを制御する際のフォーカス制御のゲインを設定する第2のステップと、
を含み、
前記第1のステップでは、
1本の主光ビームと2本の副光ビームとからなる光ビームを回転している記録媒体に集光照射して前記記録媒体上に3つの集光スポットを形成したうえで、
前記主光ビームが前記記録媒体で反射してなるから主反射光に基づいて、前記主光ビームにおける前記集光スポットの位置を示す位置検出信号(主光ビーム)を生成し、前記副光ビームが前記記録媒体で反射してなりかつ前記主反射光とは位相が異なる2つの副反射光に基づいて、前記副光ビームにおける前記集光スポットの位置を示す位置検出信号(副光ビーム)を生成し、
前記第1のステップでは、
前記位置検出信号(副光ビーム)に所定の係数を乗算してなる乗算結果と前記位置検出信号(主光ビーム)とを加算したうえで、その加算結果を前記フォーカス誤差信号として検出し、
前記第1のステップでは、
前記係数を前記フォーカス誤差信号に応じて設定し、
前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号、または前記位置検出信号(主光ビーム)、または前記位置検出信号(副光ビーム)に応じて、前記フォーカス制御のゲインを設定し、
前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、前記フォーカス制御のゲインを、前記記録媒体が有するトラックと前記光ビームとの間の位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときのみ適用する。
1本の主光ビームと2本の副光ビームとからなる光ビームを、回転している記録媒体に集光照射して前記記録媒体上に3つの集光スポットを形成したうえで、前記主光ビームが前記記録媒体で反射してなる主反射光と、前記副光ビームが前記記録媒体で反射してなりかつ前記主反射光とは位相が異なる2つの副反射光とをそれぞれ受光する光検出器と、
前記主反射光に基づいて前記主光ビームにおける前記集光スポットの位置を示す位置検出信号(主光ビーム)を生成するとともに、前記副反射光に基づいて前記副光ビームにおける前記集光スポットの位置を示す位置検出信号(副光ビーム)を生成したうえで、前記位置検出信号(副光ビーム)に所定の係数を乗算した乗算結果と前記位置検出信号(主光ビーム)とを加算してその加算結果を前記光ビームのフォーカス誤差信号として検出するフォーカス誤差検出器と、
前記フォーカス誤差信号に基づいて前記集光スポットと前記記録媒体の記録面との位置ずれを制御するフォーカス制御器と、
前記記録媒体を回転させるモータと、
を備え、
前記フォーカス誤差検出器は、前記フォーカス制御器による前記位置ずれの制御結果に応じて前記係数を設定し、
前記フォーカス制御器は、前記フォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを制御するフォーカス制御のゲインを設定し、
前記フォーカス制御のゲインを、前記記録媒体が有するトラックと前記光ビームとの間の位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときのみ適用する。
FE=A+k×B
と表される。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるフォーカス制御調整方法が実施される光ディスク装置の一構成例を示すブロック図である。光ディスク装置には記録媒体(以下、ディスクと称する)1の一例としてDVD−RAMディスクが装填される。ディスク1はモータ3によって回転させられる。モータ3はマイクロコンピュータ9から出力される回転速度制御信号S1に従って制御される。光源2−1は例えば650nmの光ビームを発する素子である。光源2−1から発せられた光ビームは回折格子2−2に入射し、ここで、回折格子2−2をそのまま透過する主光ビーム(0次光)と所定の回折角で主光ビームから分離進行する2つの副光ビーム(+1次回折光および−1次回折光)の少なくとも3本の光ビームに分離される。これらの3本の光ビームは偏光ビームスプリッタ2−3を経てコリメートレンズ2−4に入射され、ここで平行光に変換された後に、対物レンズ2−5を経て、DVD−RAMディスクなどの記録媒体(以下、ディスクと称する)1の記録面上に集光される。集光された光ビームは記録面上で3つの光ビームスポットを形成する。集光された光ビームはディスク1で反射して上述した照射光(往路光)と同じ光路をたどる反射光(復路光)となり、対物レンズ2−5、コリメートレンズ2−4を経て偏光ビームスプリッタ2−3の反射面で反射する。さらに反射光は、集光レンズ2−6を経て、光検出器2−7,2−8−1,2−8−2の所定の受光面上に集光される。
本実施形態では、第1の差動回路4−1、第1の加算回路4−2−1、第2の加算回路4−2−2、第2の差動回路4−3、乗算回路4−4、第3の加算回路4−5によってフォーカス誤差検出器4が構成される。
(1)第1のステップについて
第1のステップにおいては、フォーカス誤差信号FEに重畳するプッシュプル信号の漏れ込みによる外乱の影響を最も抑制する乗算回路4−4のゲインkを調整する。以下、詳しく説明する。
(2)第2−1のステップについて
STEP1−1からSTEP1−3までの処理を実行した後に、第2のフォーカス誤差振幅測定器7は、フォーカス誤差信号FEの最大値、最小値をもとにしてフォーカス誤差信号FEの振幅を測定したうえでその測定結果をマイクロコンピュータ9に出力する(STEP2−1)。マイクロコンピュータ9は、第2のフォーカス誤差振幅測定器7の測定結果に応じてフォーカス制御器5のゲインFCGを調整する(STEP2−2)。例えば第2のフォーカス誤差振幅測定器7の出力をAmp2とし、フォーカス制御器5のゲイン初期値をFCG0とした場合において、フォーカス制御ゲインFCGは次式(2)に基づいて調整される。
(2)式において、αは任意の係数であり、フォーカス制御ゲインFCGは第2のフォーカス誤差振幅測定器7の出力Amp2に対して反比例するように調整される。ただし、STEP2−1、STEP2−2を実行することによって、2次元アクチュエータ2−9−1,2−9−2に過大な駆動信号を与えることなく、安定なフォーカス制御を実現できるが、フォーカス制御ゲインFCGを適正以下の値に調整することによって、フォーカス制御の残差抑圧性能を劣化させてしまう恐れがある。その場合、STEP2−1、STEP2−2によって調整するフォーカス制御ゲインFCGに所定のリミット値を設ける必要がある。したがって、Amp2を測定して(2)式に基づいてフォーカス制御ゲインFCGを計算するが、フォーカス制御ゲインFCGが所定のリミット値よりも小さい場合はリミット値をフォーカス制御ゲインFCGとして設定してもよい。
続いて、式(3)で求めた係数αを式(2)に展開してフォーカス制御ゲインFCGを設定する。
(3)第2−2のステップについて
第1のステップと第2−1のステップとを実行することにより、2次元アクチュエータ2−9−1,2−9−2に過大な駆動信号を与えることなく、安定なフォーカス制御を実現できる。しかしながら、プッシュプル信号の漏れ込み外乱が大きい場合には、これらのステップを実行しただけでは十分な効果が得られない場合がある。そこで、フォーカス制御ゲインFCGを式(2)に基づいて算出し、フォーカス制御ゲインFCGを調整した後に、再び第2のフォーカス誤差振幅測定器7がフォーカス誤差信号FEの最大値、最小値に基づいてその振幅を測定し、測定結果をマイクロコンピュータ9に出力する(STEP2−3)。
さらに、フォーカス制御器5は位相遅れ補償回路5−1と位相進み補償回路5−2より構成されている。上記外乱周波数df に応じて、位相進み補償回路5−2がフォーカス誤差信号FEに重畳したプッシュプル信号の漏れ込み外乱を増幅することになり、フォーカス制御器5の出力が過大となる場合が発生する。
(実施の形態2)
図11は本発明の実施の形態2におけるフォーカス制御調整方法の機能が搭載された光ディスク装置の一構成例を示すブロック図である。図11において、図1におけるのと同じ符号は同一構成要素を指しているので、詳しい説明は省略する。図11において、11は光ピックアップ2をディスク1のトラック1−1を横切る方向の任意の位置に移動させる移送機構である。移送機構11は光ピックアップ2の構成要素である対物レンズ2−5をトラック1−1を横切る方向の任意の位置に移動させることができる。そのため、光ビームスポットも同様にトラック1−1を横切る方向の任意の位置に移動させることができる。移送機構11はマイクロコンピュータ9から供給される移送機構制御信号S2に基づいて位置制御される。12はフォーカス誤差信号FEの最大値、最小値からその振幅を測定し、測定結果をAmp3としてマイクロコンピュータ9に出力する第3のフォーカス誤差振幅測定器である。
ここでβは任意の係数であり、移送機構制御信号S2の最大速度vmaxは、測定結果Amp3に対して反比例の関係になるように調整される(STEP2−2’)。これにより、STEP1−1、STEP1−2の処理を実行した後にフォーカス誤差信号FEにプッシュプル信号の漏れ込み外乱の影響が残った場合であっても、第2−1の処理’において移送機構11の移動速度の最大値を調整することにより、2次元アクチュエータ2−9−1,2−9−2に過大な駆動信号を与えることなく、安定したフォーカス制御を実現することができる。
2 光ピックアップ 2−1 光源
2−2 回折格子 2−3 偏向ビームスプリッタ
2−4 コリメートレンズ 2−5 対物レンズ
2−6 集光レンズ 2−7 光検出器
2−8−1,2−8−2 光検出器
2−9−1,2−9−2 2次元アクチュエータ
2−10 立ち上げミラー 3 モータ
4 フォーカス誤差検出器 4−1 第1の差動回路
4−2−1 第1の加算回路 4−2−2 第2の加算回路
4−3 第2の差動回路 4−4 乗算回路
4−5 第3の加算回路 5 フォーカス制御器
5−1 位相遅れ補償回路 5−2 位相進み補償回路
6 第1のフォーカス誤差振幅測定器
7 第2のフォーカス誤差振幅測定器
8 第1のフォーカス誤差周期測定器
9 マイコン 10−1,10−2 切り替え器
11 移送機構 12 第3のフォーカス誤差振幅測定器
13 第2のフォーカス誤差周期測定器
Claims (68)
- 回転している記録媒体に光ビームを集光照射することで得られるフォーカス誤差信号を検出する第1のステップと、
前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号に基づいて、前記記録媒体の記録面と前記光ビームとの間の位置ずれを制御する際のフォーカス制御のゲインを設定する第2のステップと、
を含み、
前記第1のステップでは、
1本の主光ビームと2本の副光ビームとからなる光ビームを回転している記録媒体に集光照射して前記記録媒体上に3つの集光スポットを形成したうえで、
前記主光ビームが前記記録媒体で反射してなるから主反射光に基づいて、前記主光ビームにおける前記集光スポットの位置を示す位置検出信号(主光ビーム)を生成し、前記副光ビームが前記記録媒体で反射してなりかつ前記主反射光とは位相が異なる2つの副反射光に基づいて、前記副光ビームにおける前記集光スポットの位置を示す位置検出信号(副光ビーム)を生成し、
前記第1のステップでは、
前記位置検出信号(副光ビーム)に所定の係数を乗算してなる乗算結果と前記位置検出信号(主光ビーム)とを加算したうえで、その加算結果を前記フォーカス誤差信号として検出し、
前記第1のステップでは、
前記係数を前記フォーカス誤差信号に応じて設定し、
前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号、または前記位置検出信号(主光ビーム)、または前記位置検出信号(副光ビーム)に応じて、前記フォーカス制御のゲインを設定し、
前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、前記フォーカス制御のゲインを、前記記録媒体が有するトラックと前記光ビームとの間の位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときのみ適用する、
フォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅にほぼ反比例するように、前記フォーカス制御のゲインを設定する、
請求項1のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の振幅として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときの前記振幅を用いる、
請求項2のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記フォーカス制御のゲインを設定する、
請求項1のフォーカス制御調整方法。 - 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを、位相遅れ補償と位相進み補償とにより制御し、
前記第2のステップでは、前記位相進み補償におけるゲインを前記フォーカス制御のゲインとして設定する、
請求項1のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス制御のゲインの設定に替えて、前記フォーカス誤差信号、または位置検出信号(主光ビーム)、または位置検出信号(副光ビーム)に応じて、前記記録媒体の回転速度を設定する、
請求項1のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅に応じて前記記録媒体の回転速度を設定する、
請求項6のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の振幅として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いている際の前記振幅を用いる、
請求項7のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記記録媒体の回転速度を決定する、
請求項6のフォーカス制御調整方法。 - 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、設定した前記記録媒体の回転速度を、前記記録媒体が有するトラックと前記光ビームとの間の位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときのみ適用する、
請求項6のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス制御のゲインを設定したのち、さらに、前記フォーカス誤差信号、または位置検出信号(主光ビーム)、または位置検出信号(副光ビーム)に応じて、前記記録媒体の回転速度を設定する、
請求項1のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅に応じて前記記録媒体の回転速度を設定する、
請求項11のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅にほぼ反比例するように、前記フォーカス制御のゲインを決定する、
請求項12のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の振幅として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いている際の前記振幅を用いる、
請求項12のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記フォーカス制御のゲインを設定する、
請求項11のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記記録媒体の回転速度を決定する、
請求項11のフォーカス制御調整方法。 - 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを、位相遅れ補償と位相進み補償とにより制御し、
前記第2のステップでは、前記位相進み補償におけるゲインを前記フォーカス制御のゲインとして設定する、
請求項11のフォーカス制御調整方法。 - 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、設定した前記記録媒体の回転速度を、前記記録媒体が有するトラックと前記光ビームとの間の位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときのみ適用する、
請求項11のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号、または位置検出信号(主光ビーム)、または位置検出信号(副光ビーム)に応じて前記記録媒体の回転速度を設定したのち、前記フォーカス制御のゲインを設定する、
請求項1のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅にほぼ反比例するように、前記フォーカス制御のゲインを設定する、
請求項19のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の振幅として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときの前記振幅を用いる、
請求項20のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス制御のゲインの設定に替えて、前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅に応じて前記記録媒体の回転速度を設定する、
請求項19のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の振幅として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いている際の前記振幅を用いる、
請求項22のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記フォーカス制御のゲインを設定する、
請求項19のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記記録媒体の回転速度を設定する、
請求項19のフォーカス制御調整方法。 - 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを、位相遅れ補償と位相進み補償とにより制御し、
前記第2のステップでは、
前記位相進み補償におけるゲインを前記フォーカス制御のゲインとして設定する、
請求項19のフォーカス制御調整方法。 - 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、設定した前記記録媒体の回転速度を、前記記録媒体が有するトラックと前記光ビームとの間の位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときのみ適用する、
請求項19のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号、または位置検出信号(主光ビーム)、または位置検出信号(副光ビーム)に応じて、前記集光スポットを前記記録媒体のトラック横断方向に沿って移動させる際の移動速度をさらに設定する、
請求項1のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス制御のゲインの設定に替えて、前記フォーカス誤差信号、または位置検出信号(主光ビーム)、または位置検出信号(副光ビーム)に応じて、前記移動速度を設定する、
請求項28のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の周期、または位置検出信号(主光ビーム)の周期、または位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて、前記移動速度を設定する、
請求項28のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の振幅にほぼ反比例するように、前記移動速度の最大値を設定する、
請求項28のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の周期により検出される前記記録媒体の偏心速度と、前記移動速度との和が所定の値となるように、前記移動速度を設定する、
請求項28のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の振幅が所定値よりも大きいときにおいて、前記フォーカス誤差信号の周期により検出される前記記録媒体の偏心速度と前記移動速度との和が所定の値となるように、前記移動速度を決定する、
請求項28のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記移動速度を設定する前に、前記フォーカス制御のゲインを設定する、
請求項28のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅にほぼ反比例するように、前記フォーカス制御のゲインを設定する、
請求項34のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の振幅として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときの前記振幅を用いる、
請求項35のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記フォーカス制御のゲインを設定する、
請求項34のフォーカス制御調整方法。 - 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを、位相遅れ補償と位相進み補償とにより制御し、
前記第2のステップでは、
前記位相進み補償におけるゲインを前記フォーカス制御のゲインとして設定する、
請求項34のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記移動速度を決定する前に、前記フォーカス誤差信号、または位置検出信号(主光ビーム)、または位置検出信号(副光ビーム)に応じて、前記記録媒体の回転速度を設定する、
請求項28のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅に応じて前記記録媒体の回転速度を設定する、
請求項39のフォーカス制御調整方法。 - 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、前記フォーカス誤差信号の振幅として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いている際の前記振幅を用いる、
請求項40のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2ステップでは、
前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記記録媒体の回転速度を設定する、
請求項39のフォーカス制御調整方法。 - 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、設定した前記記録媒体の回転速度を、前記記録媒体が有するトラックと前記光ビームとの間の位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときのみ適用する、
請求項39のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号、または前記位置検出信号(主光ビーム)、または前記位置検出信号(副光ビーム)に応じて、前記フォーカス制御のゲインを設定したのち前記記録媒体の回転速度を設定し、当該フォーカス制御のゲイン設定と当該回転速度設定とを終えた後、前記移動速度を設定する、
請求項28のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅にほぼ反比例するように、前記フォーカス制御のゲインを設定する、
請求項44のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の振幅として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときの前記振幅を用いる、
請求項45のフォーカス制御調整方法。 - 前記第2のステップでは、
前記集光スポットが前記記録媒体のトラックを横断する際における前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期に応じて前記フォーカス制御のゲインを設定する、
請求項44のフォーカス制御調整方法。 - 前記第1のステップで検出した前記フォーカス誤差信号と、前記第2のステップで設定した前記フォーカス制御のゲインとに基づいて前記光ビームのフォーカス調整を行う際には、前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを、位相遅れ補償と位相進み補償とにより制御し、
前記第2のステップでは、
前記位相進み補償におけるゲインを前記フォーカス制御のゲインとして設定する、
請求項44のフォーカス制御調整方法。 - 前記第1のステップでは、
設定した前記係数を固定値とする、
請求項1のフォーカス制御調整方法。 - 前記第1のステップでは、
前記フォーカス誤差信号の振幅が最も小さくなるように前記係数を設定する、
請求項1のフォーカス制御調整方法。 - 前記第1のステップでは、
前記振幅として、前記記録媒体のトラックと前記光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときの前記振幅を用いる、
請求項50のフォーカス制御調整方法。 - 前記第1のステップでは、
前記フォーカス制御の出力が最も小さくなるように前記係数を決定する、
請求項1のフォーカス制御調整方法。 - 前記第1のステップでは、
前記フォーカス制御の出力として、前記記録媒体のトラックと光ビームとの位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いている際の前記フォーカス制御の出力を用いる、
請求項52のフォーカス制御調整方法。 - 1本の主光ビームと2本の副光ビームとからなる光ビームを、回転している記録媒体に集光照射して前記記録媒体上に3つの集光スポットを形成したうえで、前記主光ビームが前記記録媒体で反射してなる主反射光と、前記副光ビームが前記記録媒体で反射してなりかつ前記主反射光とは位相が異なる2つの副反射光とをそれぞれ受光する光検出器と、
前記主反射光に基づいて前記主光ビームにおける前記集光スポットの位置を示す位置検出信号(主光ビーム)を生成するとともに、前記副反射光に基づいて前記副光ビームにおける前記集光スポットの位置を示す位置検出信号(副光ビーム)を生成したうえで、前記位置検出信号(副光ビーム)に所定の係数を乗算した乗算結果と前記位置検出信号(主光ビーム)とを加算してその加算結果を前記光ビームのフォーカス誤差信号として検出するフォーカス誤差検出器と、
前記フォーカス誤差信号に基づいて前記集光スポットと前記記録媒体の記録面との位置ずれを制御するフォーカス制御器と、
前記記録媒体を回転させるモータと、
を備え、
前記フォーカス誤差検出器は、前記フォーカス制御器による前記位置ずれの制御結果に応じて前記係数を設定し、
前記フォーカス制御器は、前記フォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを制御するフォーカス制御のゲインを設定し、
前記フォーカス制御のゲインを、前記記録媒体が有するトラックと前記光ビームとの間の位置ずれを制御するトラッキング制御ループが開いているときのみ適用する、
光ディスク装置。 - 前記フォーカス誤差信号の振幅を測定する第1のフォーカス誤差振幅測定器をさらに備え、
前記フォーカス誤差検出器は、前記第1のフォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記係数を設定する、
請求項54の光ディスク装置。 - 前記フォーカス誤差信号の振幅、前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅を測定する第2のフォーカス誤差振幅測定器をさらに備え、
前記フォーカス制御器は、前記第2のフォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを制御するフォーカス制御のゲインを設定する、
請求項55の光ディスク装置。 - 前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅を測定する第2のフォーカス誤差振幅測定器をさらに備え、
前記フォーカス制御器は、前記第2のフォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記モータの回転速度を設定する、
請求項55の光ディスク装置。 - 前記フォーカス誤差信号の周期、前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期を測定するフォーカス誤差周期測定器をさらに備え、
前記フォーカス制御器は、前記フォーカス誤差周期測定器の測定結果に応じて前記記録媒体の記録面と光ビームとの位置ずれを制御するフォーカス制御のゲインを設定する、
請求項55の光ディスク装置。 - 前記フォーカス誤差信号の周期、または前記主反射光による位置検出信号の周期、または前記副反射光による位置検出信号の周期を測定するフォーカス誤差周期測定器をさらに備え、
前記フォーカス制御器は、前記フォーカス誤差周期測定器の測定結果に応じて前記モータの回転速度を設定する、
請求項55の光ディスク装置。 - 前記フォーカス制御器の出力を測定するフォーカス制御駆動測定器をさらに備え、
前記フォーカス誤差検出器は、前記フォーカス制御駆動測定器の測定結果に応じて前記係数を設定する、
請求項54の光ディスク装置。 - さらに、前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅を測定する第2のフォーカス誤差振幅測定器をさらに備え、
前記フォーカス制御器は、前記第2のフォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記記録媒体の記録面と光ビームとの位置ずれを制御するフォーカス制御のゲインを設定する、
請求項60の光ディスク装置。 - さらに、前記フォーカス誤差信号の振幅、または前記位置検出信号(主光ビーム)の振幅、または前記位置検出信号(副光ビーム)の振幅を測定する第2のフォーカス誤差振幅測定器をさらに備え、
前記フォーカス制御器は、前記第2のフォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記モータの回転速度を設定する、
請求項60の光ディスク装置。 - さらに、前記フォーカス誤差信号の周期、または前記主反射光による位置検出信号の周期、または前記副反射光による位置検出信号の周期を測定するフォーカス誤差周期測定器をさらに備え、
前記フォーカス制御器は、前記フォーカス誤差周期測定器の出力に応じて前記記録媒体の記録面と光ビームとの間の位置ずれを制御するフォーカス制御のゲインを設定する、
請求項60の光ディスク装置。 - 前記フォーカス誤差信号の周期、または前記位置検出信号(主光ビーム)の周期、または前記位置検出信号(副光ビーム)の周期を測定するフォーカス誤差周期測定器をさらに備え、
前記フォーカス制御器は、前記フォーカス誤差周期測定器の測定結果に応じて前記モータの回転速度を設定する、
請求項60の光ディスク装置。 - 前記集光スポットを前記記録媒体のトラック横断方向に沿って移動させる移送機構と、
前記係数が設定される前の前記フォーカス誤差信号の振幅を測定するフォーカス誤差振幅測定器と、
前記係数が設定された後の前記フォーカス誤差信号の振幅を測定するフォーカス誤差振幅測定器と、
をさらに備え、
前記係数設定前の前記振幅を測定するフォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記係数を決定し、
前記係数設定後の前記振幅を測定するフォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記移送機構による前記集光スポットの移動速度を設定する、
請求項54の光ディスク装置。 - 前記集光スポットを前記記録媒体のトラック横断方向に沿って移動させる移送機構と、
前記フォーカス制御器の出力を測定するフォーカス制御駆動測定器と、
前記フォーカス誤差信号の振幅を測定するフォーカス誤差振幅測定器と、
をさらに備え、
前記フォーカス制御駆動測定器の測定結果に応じて前記係数を設定し、
前記フォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記移送機構による前記集光スポットの移動速度を設定する、
請求項54の光ディスク装置。 - 前記集光スポットを前記記録媒体のトラック横断方向に任意に移動させる移送機構と、
前記フォーカス誤差信号の振幅を測定するフォーカス誤差振幅測定器と、
前記フォーカス誤差信号の周期を測定するフォーカス誤差周期測定器と、
をさらに備え、
前記フォーカス誤差振幅測定器の測定結果に応じて前記係数を設定し、
前記フォーカス誤差周期測定器の測定結果に応じて前記移送機構による前記集光スポットの移動速度を設定する、
請求項54の光ディスク装置。 - 前記集光スポットを前記記録媒体のトラック横断方向に任意に移動させる移送機構と、
前記フォーカス制御器の出力を測定するフォーカス制御駆動測定器と、
前記フォーカス誤差信号の周期を測定するフォーカス誤差周期測定器と、
をさらに備え、
前記フォーカス制御駆動測定器の測定結果に応じて前記係数を設定し、
前記フォーカス誤差周期測定器の測定結果に応じて前記移送機構による前記集光スポットの移動速度を設定する、
請求項54の光ディスク装置。
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