JP4548502B2 - 冷凍装置 - Google Patents
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Description
以下、この発明の実施の形態を説明する。
図1はこの発明に関わる非共沸混合冷媒を用いた冷凍空調装置の一例である冷凍装置81を示すもので、容量可変の圧縮機1、四方弁2、利用側熱交換器である室内機熱交換器3、第一絞り装置4、熱源機側熱交換器である室外機熱交換器5、アキュムレータ6、圧縮機1をこの順で配管により直列に接続した冷媒回路を構成し、かつ四方弁の切り替えにより圧縮機1、四方弁2、室外機熱交換器5、第一絞り装置4、室内機熱交換器3、アキュムレータ6、圧縮機1をこの順で配管により直列に接続した冷媒回路を構成する。またその他に循環組成検知装置15及び圧縮機1の吐出管に第一圧力検知器16、圧縮機1の吸入管に第二圧力検知器13を有する。さらに室外熱交換器には能力可変のファン7が付いていて、このファン7の回転数と圧縮機1の周波数を出力するファン、圧縮機能力可変手段であるファン回転数・圧縮機周波数出力装置17を有する。能力可変手段は、ファン能力可変手段、圧縮機能力可変手段と別々のものとしてもよい。
また、この図1の冷凍装置81内には、R32/R125/R134aが23/25/52wt%の割合で混合されている非共沸混合冷媒であるR407Cが充填されている。
図において、点線は矢印方向へ制御値を出力することを示している。
冷房時は、圧縮機1から吐出される高温、高圧の冷媒ガスは、四方弁2を経て室外機熱交換器5へ流入し、常温の空気などにより冷却されて凝縮液化する。室外機熱交換器5から出た冷媒は絞り装置4で減圧され、室内機熱交換器3へ流入する。室内機熱交換器で低温を発生するとともに冷媒は蒸発しガス化して流出し、ガス冷媒が四方弁2を経てアキュムレータ6へ流入し、通過した後圧縮機1へ吸入される。この時ファン7の回転数を変えたり圧縮機1の周波数を変え回転数を変えることによって室外機熱交換器の凝縮温度と室内機熱交換器の蒸発温度を変えることができる。
またこの循環組成検知は、冷凍空調装置に電源が投入されている間、常時行われる。
ここで、冷媒循環組成の演算の方法を説明する。R407Cは非共沸三種混合冷媒であり、三種類の冷媒循環組成は未知数であるため、3つの方程式を立てて、これを解けば未知である循環組成がわかる。しかし、三種類の各循環組成をたせば1となるため、R32はα32、R125はα125、R134aはα134aと表すと、
α32+α125+α134a=1 (1)
が常に成り立つので、未知である二種類の循環組成に対して2つの方程式(上記α32+α125+α134a=1は除く)をたてて、これを解けば循環組成がわかる。例えばα32とα125を未知とする方程式が2つできれば循環組成がわかる。
それでは、このα32とα125を未知とする方程式の立て方について説明する。
まず一つ目の方程式は、図1の循環組成検知装置15から立てることができる。図2は循環組成検知装置15における冷媒の状態変化を表したモリエル線図であるが、この図のなかで1)は圧縮機1を出た高圧のガス冷媒の状態、2)は二重管熱交換器9で低圧の冷媒と熱交換し、液化した状態、3)は減圧装置10で減圧し、低圧の二相冷媒となった状態、4)は二重管熱交換器9で高圧の冷媒と熱交換して蒸発し、ガス化した状態を示す。
この図2の2)及び3)は同じエンタルピであるために、α32とα125を未知数とする2)エンタルピ及び3)のエンタルピが等しいとする方程式が立てることができる。すなわち2)のエンタルピをhl、3)のエンタルピをht、第一温度検知器11の温度をT11、第二温度検知器12の温度をT12、圧力検知器13の圧力をP13とすると、 hl(α32,α125,T11)=ht(α32,α125,T12,P13) (2)
と立てることができる。
二つ目の方程式は、冷凍装置に最初に入れる充填組成がR407Cである限りにおいては、気液平衡が成り立ち、アキュムレータに液が滞留したり、冷媒漏れした後でも循環組成の各組成成分間には一定の関係がある。すなわち、A及びBを定数とすると
α32=A×α125+B (3)
とする気液平衡組成実験式を立てることができる。
以上のようにして立てた二つの式(2)、(3)を解くことで、α32、α125及びα134aがわかる。
そして、α32=A×α125+Bの式及びα32+α125+α134a=1の式から、循環組成の三種類の成分の内一つの組成の値が既知であれば、他の組成の値もこれら
の式からわかるので、以後α32を循環組成の代表値αとしても表現する。
ファン回転数、圧縮機周波数出力装置17の具体的な制御例としては、圧縮機1の周波数を増加(回転数増加)することによる凝縮温度の増加及び蒸発温度の低下または圧縮機1の周波数の低下(回転数低下)することによる凝縮温度の低下及び蒸発温度の増加と、ファン7の回転数の増加(ファン風量増加)による冷房時の凝縮温度の低下、暖房時の蒸発温度の増加またはファン7の回転数の低下(ファン風量低下)による冷房時の凝縮温度の増加、暖房時の蒸発温度の低下との組合わせで行う。
また、圧縮機1の周波数により回転数を変化させる制御は、いわゆる容量制御機構付きの圧縮機で容量制御してもよい。
また、前記実施の形態では、ファン回転数、圧縮機周波数出力装置17が凝縮温度及び蒸発温度を決定しているが、別途にそれぞれを決定する装置または両者を決定する装置を設けて、これらの装置により凝縮温度及び蒸発温度を決定し、ファン回転数、圧縮機周波数出力装置17へ出力するようにしてもよい。
また凝縮温度または蒸発温度の変化が大きくない定周波数・定室内機容量の運転をするユニットのような場合には、ファンのみの制御または圧縮機のみの制御をするといったように片方の制御のみでよい。
発明の実施の形態1は、一定の冷凍空調装置の能力を確保するために凝縮温度及び蒸発温度を一定にする制御であったが、冷媒循環組成が変化すると凝縮温度及び蒸発温度は一定であるが凝縮圧力及び蒸発圧力が変化する。このため第一絞り装置4の入り口出口の圧力差が変化し、冷媒回路の流量、第一絞り装置4の冷媒の流れ方向入り口サブクールが変化する。よって冷媒循環組成の変化によって第一絞り装置4の開度が一定のもとで冷媒回路の流量、第一絞り装置4の冷媒の流れ方向入り口サブクールが変化するので、最適な第一絞り装置4の開度の範囲は冷媒循環組成によって変化する。そこで発明の参考例2として、冷媒回路の流量及び第一絞り装置4の冷媒の流れ方向入り口サブクールが確保できるような第一絞り装置4の最小開度を冷媒循環組成毎もしくは、冷媒循環組成の変化によって変化する第一絞り装置4の圧力差によって設定してもよい。
暖房時:X=K・(Tc−T37)/√(P16−P13) (4)
冷房時:X=K・(T37−Te)/√(P16−P13) (5)
ここで、Kは絞り装置最小開度係数、TcはP16及びαから計算される凝縮温度、TeはP13及びαから計算される蒸発温度、T37は第七温度検知器37の検知する室内機熱交換器の室内温度である。
上記(4)及び(5)の式は、次のようにして導かれる。室内機熱交換器3と室内機熱交換器3を流れる冷媒との熱交換量をQ1、室内機熱交換器3と室内機側空気との熱交換量をQ2、第一絞り装置4の開度をXaとすると、
Q1∝Xa・√(P16−P13) (6)
暖房時:Q2∝(Tc−T37) (7)
冷房時:Q2∝(T37−Te) (8)
となり、またQ1=Q2となるため、
暖房時:Xa・√(P16−P13)∝(Tc−T37) (9)
冷房時:Xa・√(P16−P13)∝(T37−Te) (10)
が成立する。この(9)、(10)を基に、最低レベルの冷媒流量が流れるXの式として、
(4)、(5)を立てることができる。
また、蒸発温度Te、凝縮温度Tcを一定とする制御では、√(P16−P13)がαの関数となるため、Kをαの関数K(α)として、
暖房時:X=K(α)・(Tc−T37) (11) 冷房時:X=K(α)・(T37−Te) (12)のようにしてもよい。
また、本参考例では、サブク−ル計算器38が凝縮温度を決定しているが、別途に凝縮温度決定装置を設け、サブク−ル計算器38へ出力するようにしてもよい。また、サブク−ル計算器38の開度指令と絞り装置最小開度計算器18の算出最小開度の出力を受けて両者を比較し、第一絞り装置4へ開度指令または算出最小開度の出力をする装置を別途に設けてもよい。
図4はこの発明に関わる非共沸混合冷媒を用いた冷凍空調装置の一例である冷凍装置83を示すもので、圧縮機1、四方弁2、利用側熱交換器である室内機熱交換器3、第一絞り装置4、熱源機側熱交換器である室外機熱交換器5、アキュムレータ6、圧縮機1をこの順で配管により直列に接続した冷媒回路を構成し、かつ四方弁の切り替えにより圧縮機1、四方弁2、室外機熱交換器5、第一絞り装置4、室内機熱交換器3、アキュムレータ6、圧縮機1をこの順で配管により直列に接続した冷媒回路を構成する。またその他に循環組成検知装置15及び圧縮機1の吐出管に第一圧力検知器16、圧縮機1の吸入管に第二圧力検知器13を有する。さらに室外熱交換器にはファン7が付いていて、このファン7の回転数と圧縮機1の周波数を出力するファン回転数・圧縮機周波数出力装置17によってファン7の回転数及び圧縮機1の周波数を計算・変更する。また、圧縮機1の吐出管とアキュムレータ6を結ぶ開閉弁19及び第二減圧装置20装置を直列につないだバイパス配管、第二圧力検知器13の値によって開閉弁19の開閉を出力する第一開閉出力装置21を有する。図4は開閉弁19及び第二減圧装置20装置を直列つないだ配管及び第一開閉出力装置21以外は、発明の実施の形態1と同じなので説明を省略する。
なお、前記バイパス配管の一端はアキュムレ−タ6に接続されているが、圧縮機の吸入配管であればアキュムレ−タ6の上流側または下流側配管に接続してもよい。
温度が同じ場合のR22とR407Cの飽和圧力は温度50℃では、R407Cの方が2kgf/cm2以上高いので、R407Cでは圧縮機1の吐出部圧力が高くなる。そこで発明の参考例3では、第二圧力検知器13の値が一定値未満で開閉弁19を開くことで、圧縮機1の吸入部圧力を上昇させたが、開閉弁19を開くことで圧縮機1の吐出部圧力を下げるようにして圧縮機1の保護を行っても良い。
本実施の形態では、冷媒として、HFC系冷媒で、R22より同一温度での飽和圧力が高い冷媒が有効である。
冷媒R407Cは冷媒R22に比べて非誘電率が低いため圧縮機が真空運転をした場合には、R407Cの方がコロナ放電し易く(モ−タ部のショ−ト等)、この現象により圧縮機の損傷が起こり易い。
本参考例における冷媒としては、HFC系の冷媒でR22よりコロナ放電の起こり易い冷媒が有効である。
冷媒回路に絞り装置のつまり等の悪影響を及ぼすスラッジは、圧縮機の吐出温度が高いと増加し、冷媒にR407C、冷凍機油にエステル油またはエーテル油を使用している場合に多く発生する。
そこで、本発明では圧縮機の吐出温度を一定値以上にならない制御を行う。
圧縮機の運転中に圧縮機吐出部の過熱度が低い場合は、圧縮機は冷媒を液圧縮しており、圧縮機が損傷する可能性がある。そこで、本発明では圧縮機吐出部の過熱度を、圧縮機吐出管の圧力検知器及び温度検知器と冷媒循環組成の値から計算し、この値が一定値未満にならない制御を行う。
圧縮機内の冷凍機油の温度が高くなると冷凍機油の潤滑性が低下し、圧縮機が損傷する可能性がある。しかし発明の参考例6のような冷媒回路では、正確な冷凍機油の温度を把握できない(特にR407Cでは、冷媒循環組成の誤差の分冷凍機油検知の誤差に影響するためR22より冷凍機油の温度を把握しにくい)。そこで、本発明では圧縮機本体の冷凍機油の温度が測ることのできる位置に温度検知器を設け、この温度検知器の温度が一定値以上長時間運転しないようにして、圧縮機を保護する制御を行う。
圧縮機内の冷凍機油の濃度が低くなると冷凍機油の潤滑性が低下し、圧縮機が損傷する可能性がある。そこで、本発明では圧縮機本体の冷凍機油の濃度を冷凍機油の温度と圧縮機吸入側の圧力での冷媒のガス飽和温度との差として表現し、この値が一定値以上長時間運転しないようにして、圧縮機を保護する制御を行う。
図14はこの発明に関わる非共沸混合冷媒を用いた冷凍空調装置の一例である冷凍装置85を示すもので、圧縮機1、四方弁2、利用側熱交換器である室内機熱交換器3、第一絞り装置4、熱源機側熱交換器である室外機熱交換器5、アキュムレータ6、圧縮機1をこの順で配管により直列に接続した冷媒回路を構成し、かつ四方弁の切り替えにより圧縮機1、四方弁2、室外機熱交換器5、第一絞り装置4、室内機熱交換器3、アキュムレータ6、圧縮機1をこの順で配管により直列に接続した冷媒回路を構成する。またその他に循環組成検知装置15及び圧縮機1の吐出管に第一圧力検知器16、圧縮機1の吸入管に第二圧力検知器13を有する。さらに室外熱交換器にはファン7が付いていて、このファン7の回転数と圧縮機1の周波数を出力するファン回転数・圧縮機周波数出力装置17によってファン7の回転数及び圧縮機1の周波数を計算・変更する。また室外機熱交換器5と第一絞り装置4の間に存在する第一の分岐点31及び四方弁2とアキュムレータ6の間に存在する第二の分岐点32を結び、第二の絞り装置33及び室外機熱交換器5と第一分岐点31の間の一部と熱交換する第二二重管熱交換器34を直列に配管でつないだ冷媒回路を有する。前記の第一の分岐点31、第二の分岐点32、第二の絞り装置33及び第二二重管熱交換器34とで過冷却装置を構成する。図14では、室外機熱交換器5と第一絞り装置4の間に存在する第一の分岐点31及び四方弁2とアキュムレータ6の間に存在する第二の分岐点32を結び、第二の絞り装置33及び室外機熱交換器5と第一分岐点31の間の一部と熱交換する第二二重管熱交換器34を直列に配管でつないだ冷媒回路以外は、発明の実施の形態1と同じなので説明を省略する。
Claims (4)
- 低圧冷媒を吸引し圧縮することにより高圧冷媒を吐出する圧縮機と、熱源機側熱交換器と、前記高圧冷媒を減圧する絞り装置と、利用側熱交換器とを配管接続した冷媒回路を備え、冷媒として非共沸混合冷媒を使用する冷凍装置であって、
前記圧縮機から吐出された高圧冷媒の過熱度が所定の値以下である状態が所定時間続いた場合に前記圧縮機を停止する圧縮機停止出力装置と、
前記非共沸混合冷媒の組成を検知する循環組成検知装置と
を備え、
前記循環組成検知装置は、
前記圧縮機の吐出配管及び吸入配管に接続されたバイパス配管と、
このバイパス配管に設けられた減圧装置と、
前記バイパス配管を流れる冷媒の温度を前記減圧装置の高圧側及び低圧側でそれぞれ検知する第一及び第二の温度検知器と、
前記低圧冷媒の圧力を検知する圧力検知器と、
前記減圧装置の高圧側及び低圧側冷媒の温度及び圧力に基づき、前記非共沸混合冷媒の組成を演算する組成演算器と
を備え、
前記圧縮機の吐出管に設けられた圧力検知器及び温度検知器を備え、
前記圧縮機停止出力装置は、前記圧力検知器により検知された吐出圧力及び前記非共沸混合冷媒の組成により算出されたガス飽和温度と、前記温度検知器で検出された吐出温度と、の差に基づいて前記過熱度を算出することを特徴とする冷凍装置。 - 低圧冷媒を吸引し圧縮することにより高圧冷媒を吐出する圧縮機と、熱源機側熱交換器と、前記高圧冷媒を減圧する絞り装置と、利用側熱交換器とを配管接続した冷媒回路を備え、冷媒として非共沸混合冷媒を使用する冷凍装置であって、
前記圧縮機から吐出された高圧冷媒の過熱度に基づいて前記絞り装置の開度を所定量減少させる絞り装置開度減少出力装置と、前記非共沸混合冷媒の組成を検知する循環組成検知装置とを備え、
前記循環組成検知装置は、
前記圧縮機の吐出配管及び吸入配管に接続されたバイパス配管と、
このバイパス配管に設けられた減圧装置と、
前記バイパス配管を流れる冷媒の温度を前記減圧装置の高圧側及び低圧側でそれぞれ検知する第一及び第二の温度検知器と、
前記低圧冷媒の圧力を検知する圧力検知器と、
前記減圧装置の高圧側及び低圧側冷媒の温度及び圧力に基づき、前記非共沸混合冷媒の組成を演算する組成演算器と
を備え、
前記圧縮機の吐出管に設けられた圧力検知器及び温度検知器を備え、
前記絞り装置開度減少出力装置は、前記圧力検知器により検知された吐出圧力及び前記非共沸混合冷媒の組成により算出されたガス飽和温度と、前記温度検知器で検出された吐出温度と、の差に基づいて前記過熱度を算出することを特徴とする冷凍装置。 - 前記圧縮機の吐出配管に設けられ前記高圧冷媒の圧力を検知する圧力検知器と、前記高圧冷媒の圧力、前記低圧冷媒の圧力および前記非共沸混合冷媒の組成に基づいて前記圧縮機の回転数を制御する圧縮機回転数出力装置とを備え、
前記絞り装置開度減少出力装置は、前記高圧冷媒の過熱度が所定の値である状態が所定時間続いた場合、前記絞り装置の開度を所定量減少させるとともに、前記圧縮機回転数出力装置は、蒸発温度および凝縮温度を算出し、それぞれの温度がそれぞれの目標値に近づくように前記圧縮機の回転数を決定することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の冷凍装置。 - 前記圧縮機の吐出配管に接続され、前記圧縮機が吐出した冷媒を前記熱源機側熱交換器および利用側熱交換器のいずれか一方へ流す四方弁と、前記圧縮機の吸入配管に接続されたアキュムレータを備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の冷凍装置。
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