JP4545618B2 - データ処理方法、データ処理装置およびそれを用いる印刷処理システム - Google Patents

データ処理方法、データ処理装置およびそれを用いる印刷処理システム Download PDF

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本発明は、画面に表示された内容をコード化して表記量を低減し得るデータ処理手段およびそれを備えた印刷処理システムに関するものである。
各種の業界において商品管理や在庫管理などに商品や製品を識別するための情報を所定の表示範囲でバーコード化することが広く行なわれている。さらに多くの情報をコード化する技術開発が期待されている。例えばバーコードより、同一表示範囲内に10倍以上の情報量が示された2次元コードが開発されている。この2次元コードは、商品管理や在庫管理をはじめとして売上管理や設計管理などに用いられ始めており、例えば、取引上の伝票において、商品や製品の識別に加えて、宛先や在庫状況まで把握可能である。
コード化するためのデータは、コードデータと称されており、上位装置で表示画面を見ながらコードデータを含む編集データが生成される。編集データに含まれるコードデータにはダミーフォントと称されるデータが対応付けられており、該ダミーフォントに基づいて編集データにおけるコードデータが識別される。すなわち、前記した編集データに基づいて画面表示すると、ダミーフォントで識別されるコードデータは、図1(a)に示されるように、第1の表示範囲として識別することができる。
このように画面表示される編集データに基づいて印刷処理を行なうと、図1(b)に示すように、コードが媒体上に印刷される。
しかしながら、従来のデータ処理では、表示画面において情報量の多いコードデータを含む編集データを生成するとき、図1(a)に示されているように、コードデータが第1の表示範囲内にダミーフォントを用いて記述される。該第1の表示範囲は、コード化すべき情報量が多くなればなるほど広くなるので、仮に第1の表示範囲のコードデータをコード化して表示を行なうと、図1(b)に示すように空白が生じる。すなわち、多くの情報がコード化されることにより、第1の表示範囲に余白が生じる。
前記したように、コード化すべき情報量が多ければ多いほど、余白の範囲が広がることから、この余白の活用が望まれていた。
また、従来のデータ処理手段を採用した印刷処理システムでも、コードデータを含む編集データに基づいて印刷処理を行なった結果は、図1(b)に示すように、コードデータに示される多くの情報がコード化されることにより、空白が生じる。
このように従来の印刷処理システムでも、印刷結果において空白が生じることから、この空白の有効活用が望まれていた。
従って、本発明の目的は、コードデータを含む編集データを作成するとき、該コードデータによって生じる空白領域を有効活用し得るデータ処理手段およびそれを用いた印刷処理システムを提供することにある。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成1〉
少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータを含む編集データに基づいて画面表示し、表示部に表示された画面における第1の表示範囲において、該第1の表示範囲内に示されたコードデータをコード化するためにファイル化すると、第1の表示範囲のコードデータに換えて、該第1の表示範囲内にあり、かつ該第1の表示範囲より狭い第2の表示範囲内にファイルを識別するための識別データを表示すると共に、第2の表示範囲外の第1の表示範囲に少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータを組み込んで編集データを表示することを特徴とする。
〈構成2〉
識別データは、ファイルに基づいてコード化されたコードデータであることを特徴とする。
〈構成3〉
識別データは、ファイルを示すファイル名であることが好ましい。
〈構成4〉
表示画面を入力に基づいてレイアウトすることが可能であり、識別データの表示位置を任意に設定することが可能であり、且つその表示範囲は前記ファイルのコードデータをコード化し、該コード化したコードデータが媒体上に印刷された範囲とほぼ等しいことを特徴とする。
〈構成5〉
ファイルの表示画面に示される複数のコードデータに応じてそれぞれコード化された各識別データを設定することが可能であることを特徴とする
〈構成6〉
表示画面に表示された内容を編集データに組み込むことが可能であることを特徴とする。
〈構成7〉
第1の表示範囲を必要とするコードデータをファイル化したファイルデータを格納するデータ格納部と、所定コマンドと、データ格納部に格納されたファイルデータを特定するための第1の表示範囲内にあり、かつ該第1の表示範囲より狭い第2の表示範囲を必要とする特定情報と、少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータとを含む編集データを受信するデータ受信部と、受信した編集データを解析するデータ解析部と、データ解析部で所定コマンドと特定情報と、少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータとを認識すると、データ格納部を検索して当該特定情報に対応したファイルデータからコードデータを読み出すデータ読み出し部と、データ読み出し部でコードデータを読み出すと、該コードデータをコード化し、データの特定情報を該コード化されたコードデータに置き換えると共に、第2の表示範囲外の第1の表示範囲に少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータを組み込んで編集データの再編集を行い、該再編集した編集データを出力するデータ出力部とを備えることを特徴とする
〈構成8〉
特定情報は、ファイル名であることが好ましい。
〈構成9〉
ファイルデータは、バーコードデータであることを特徴とする。
〈構成10〉
所定コマンドと特定情報と、少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータとは、対で送られることが好ましい。
〈構成11〉
プレビュー機能を有しており、
プレビューすると、特定情報に基づいてファイルデータの表示範囲が表示されることを特徴とする。
〈構成12〉
ファイルデータは、複数のデータグループからなり、複数のデータグループにはそれぞれの位置を示す位置情報を有することを特徴とする。
〈構成13〉
ファイルデータは、複数のデータグループからなり、特定情報は、複数のデータグループの中から特定のデータグループを特定するための情報を有することを特徴とする。
〈構成14〉
少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータを含む編集データを生成し該編集データに基づいて印刷データを作成する上位装置と、該上位装置からの印刷データに基づいて印刷装置に印刷を行なわせる処理装置とを備えた印刷処理システムにおいて、上位装置は、記編集データに基づいて画面表示するための表示部と、表示部に表示された画面における第1の表示範囲において、該第1の表示範囲内に示されたコードデータをコード化するためにファイル化すると、第1の表示範囲のコードデータに換えて、該第1の表示範囲内にあり、かつ該第1の表示範囲より狭い第2の表示範囲内にファイルを識別するための識別データを表示すると共に、第2の表示範囲外の第1の表示範囲に少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータを組み込んで編集データを表示する表示置換部と、ファイル化したコードデータを該ファイルの識別データと対応付けて格納するデータ格納部とを備え、処理装置は、表示置換部で表示された編集データに基づいて印刷データを生成する上位装置から印刷データを取得すると、該印刷データを解析し、ファイル化したコード化されたコードデータを指定するコマンドとそれに付随の識別データと、少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータとを認識するデータ解析部と、データ解析部でコマンドと識別データと、少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータとが認識されると、データ格納部を検索して当該識別データに対応したファイルからコードデータを読み出すデータ読み出し部と、データ読み出し部でコードデータを読み出すと、該コードデータをコード化し出力する展開出力部と、展開出力部でコード化されたコードデータを出力すると、第2の表示範囲に表示された識別データを該コード化されたコードデータに置き換えると共に、該第2の表示範囲外の第1の表示範囲に少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータを組み込んで編集データを再作成し、該再作成した編集データに基づいて印刷データを再編集する印刷データ再編集部とを備えることを特徴とする。
〈構成15〉
上位装置は、印刷データを処理装置に伝送するとき、コマンドおよび識別データと少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータとを対で伝送することが好ましい。
本発明のデータ処理手段によれば、編集データに基づいて画面表示するための表示部と、第1の表示範囲内に示された内容をコード化するためにファイル化し、第1の表示範囲の内容に換えて、第1の表示範囲より狭い第2の表示範囲内に該ファイルに対応する識別データを画面表示させ編集データの処理を行なう表示置換部とを備えており、該表示置換部は、編集データ上の第1の表示範囲に表示されたファイルの内容に換えてより狭い範囲の識別データを表示させ処理することから、使用者は、表示画面において表記量の多いコードデータを含む編集データを生成するとき、該コードデータをファイル化し、該コードデータに置き換えファイル名(識別データ)を表示させ処理することができる。従って、従来コードデータによって占められていた表示範囲を有効活用し、コードデータの情報量に拘束されずに自由に編集データを生成することができる。
本発明の印刷処理システムによれば、データ処理手段を備えて上位装置における表示画面において表記量の多いコードデータを含む編集データを生成するとき、上位装置はデータ処理手段にて編集データ上の第1の表示範囲に表示されたファイルの内容に換えてより狭い第2の表示範囲に識別データを表示させるべく、編集データを生成した後、該編集データに基づいた印刷データを作成する。該印刷データを受けた処理装置は、印刷データを解析し、ファイル化した内容を指定するコマンドとそれに付随の識別データとを認識すると、識別データに対応したファイルの内容をデータ処理手段から読み出し、該読み出されたファイルの内容を示すコードに展開し、展開したコードを印刷データに組み込むべく印刷データの再編集を行い、該印刷データを印刷装置へ出力する。即ち、表示画面において表記量の多いコードデータ(第1の表示範囲)をファイル化し、該コードデータに置き換えたファイル名(識別データ)を表示させるべく、印刷データの再編集処理を行なうことから、従来コードデータによって占められていた表示範囲を有効活用し、コードデータの情報量に拘束されずに自由に編集データを生成することができる。
本発明の実施形態について、図を用いて詳細に説明する。以下の説明では、各実施の形態に用いる図面について同一の構成要素は同一の符号を付し、かつ重複する説明は可能な限り省略する。
以下、本発明の実施形態について図を用いて詳細に説明する。
実施例1の印刷処理システムは、図2(構成図)に示すように、上位装置(以後、PCと記述する)100と、スプーラ200と、データ処理装置300と、印刷装置400とを備えている。
PC100は、2次元コードデータを含む編集データを生成し、該編集データを印刷データに変換する。データ処理装置300は、印刷データを解析し解析結果に基づいて2次元コードデータをPC100から取得し2次元コードイメージデータに展開し、該2次元コードイメージデータを組み込んだ印刷データを生成する。
ところで、2次元コードとして、Quick Response コード(以後QRコードと記述する)と、PDF417と、データコードと、マキシコードなどが知られているが、本実施例では、「QRコード」を例に説明する。
「QRコード」は、図1(b)に示すように、効率的に認識を行なうために、3個の切り出しシンボルが配置されており、スキャン方向に制限がなくあらゆる方向でも読み取ることができる特徴を備えるとともに、大容量で高密度のデータ表現に適したコードである。
PC100は、編集データを作成するアプリケーション101と、データ処理手段110と、編集データを解析して印刷コマンドに変換処理した印刷データを生成するプリンタドライバ120と、PC100のシステム制御を行なうOS130と、で構成される。
PC100は、データ処理手段110およびプリンタドライバ120を備え、更に文章データ、イメージデータおよび表データなどの編集データを生成するアプリケーション101を備えている。プリンタドライバ120は、アプリケーション101で生成した編集データに基づいて印刷装置400で認識可能な印刷データに変換する。
アプリケーション101は、マイクロソフト社のWindows(登録商標)用日本語ワープロソフトであるMicrosoft Wordや表計算ソフトであるMicrosoft Excelなどである。
アプリケーション101で作成される編集データは、所定のフォントを用いて作成されており、後述するプリンタドライバ120において、編集データに基づいて印刷コマンドに変換処理が行なわれ印刷データが生成される。ところで、利用者は、アプリケーションで作成する編集データにおいて、コード化したいデータ(QRコードデータ)をダミーフォント(PC内に登録された所定のフォント)を用いて記述しており、このダミーフォントで記述された内容(QRコードデータ)が後述するデータ処理装置300でQRコードイメージデータに展開される。
データ処理手段110は、編集データに基づいて画面表示するとともに設定入力を受け付ける操作表示部(表示部)111と、操作表示部111のディスプレイ上で後述する第1の表示範囲に表示された内容がファイル化されたそのファイル名(識別データ)を前記内容(コードデータ)に換えて表示させる表示置換部112と、操作表示部111からの設定入力に応じて表示画面の内容を設定する画面設定部113と、表示画面に表示された内容を編集データに反映させるべく、表示内容を編集データに組み込む編集データ処理部114と、前記第1の表示範囲内に示された内容を1ファイルとして、該ファイルを識別するためのファイル名と共に格納するデータ格納部115とで構成される。
操作表示部111は、編集データに基づき画面表示するディスプレイと、編集時にQRコードデータを格納したファイルを指定するためファイル名(識別データ)を入力するキーボードから構成される。
図1(a)に示されている表示画面において、第1の表示範囲内に「QRコード」を印刷するためのQRコードデータが表示されている。編集データに含まれるQRコードデータにはダミーフォントと称されるデータが対応付けられており、該ダミーフォントに基づいて編集データにおけるQRコードデータを識別することができる。すなわち、前記した編集データに基づいて画面表示すると、ダミーフォントで識別されるQRコードデータは、図1(a)に示されるように、第1の表示範囲を必要とし、また、そのエリアに表示されて識別することができる。
「QRコード」を印刷するための編集データをアプリケーション101上で生成するとき、使用者は、先ずアプリケーション101でダミーフォントの定義登録を行なう。
すなわちダミーフォントの定義登録は、図6に示すように、ダミーフォントを登録するためのFace Nameと称される表示画面の入力欄において、「QRコード」と入力する。定義登録されたダミーフォントを用いて記述するデータをQRコードデータとして他のデータと識別することができる。
ところで、記述されたQRコードデータを操作表示部111のディスプレイに表示させると、例えば、図1(a)に示されるように表示される。すなわちQRコードデータが表示されている範囲が第1の表示範囲として示されている。また、QRコードデータをフィアル化し、そのファイル名を操作表示部111のキーボードから入力しディスプレイに表示させると、図1(d)に示されるように、ファイル名が表示される。このファイル名が示されている範囲は第2の表示範囲であり、該第2の表示範囲は第1の表示範囲よりかなり狭い範囲である。
QRコードデータを格納するファイルを指定する場合、操作表示部111のキーボードから該ファイルのファイル名の入力を受けると操作表示部111は、該入力されたファイル名を表示置換部112へ送る。
表示置換部112は、使用者が、編集データ、例えば「QRコード」を印刷するためのQRコードデータをコード化するためにファイル化した後、該ファイルに識別するためのファイル名(data.qrb)を付すと、前記編集データに置き換えてファイル名を表示して処理を行なう。即ち、QRコードデータを含む編集データを生成したいとき、操作表示部111のキーボードから希望位置にファイル名(data.qrb)を入力すると、例えば図1(d)に示すように、希望位置にdata.qrbと表示され、data.qrbが含まれる表示範囲が第2の表示範囲として示される。
図1(c)と(d)に示されるように第1の表示範囲に示されるQRコードデータをファイル化し、そのファイル名(data.qrb)をQRコードデータに換えて第2の表示範囲内に表示させる。すなわち、第1の表示範囲のQRコードデータがファイル化され、該ファイルが別途管理されている。これにより、第1の表示範囲のQRコードデータが既にファイル化されることから、第2の表示範囲外にある第1の表示領域における空白領域が記述可能な領域となり、図1(e)に示すように空白領域に他のデータの記述を行なうことができる。
画面設定部113は、操作表示部111のキーボードからファイル名(data.qrb)の入力を受けてディスプレイに表示する。該ファイル名の入力に応じて画面設定部が設定するファイル名(data.qrb)の表示は、使用者が「QRコード」を印刷したい位置になされ、その大きさ(第2の表示範囲)は、「QRコード」が媒体上に印字されたとき占める範囲と等しいことが好ましい。すなわち、表示画面において編集データを生成する場合、表示の大きさが印刷結果における「QRコード」の大きさと等しいと、使用者が表示画面の表示内容から印刷結果を予想し易くなるという長所が生じる。
操作表示部111のディスプレイには、印刷ボタンが表示されている。利用者は印刷装置が印刷可能状態であることを確認して該印刷ボタンを押下すると、編集データに基づいて後述のプリンタドライバ120で生成された印刷データがスプーラ200を経由して印刷装置400へ送られる。該印刷データに基づいて印刷処理がされ、媒体にファイル名に対応付けられた「QRコード」が印刷される。
編集データ処理部114は、表示画面に表示されている内容を編集データに反映させるべく表示内容を編集データに組み込む機能を有している。操作表示部111からのファイル名の入力に応じて画面設定部113により設定された表示画面の内容を反映するように、即ち、ファイル名の表示位置およびその大きさ(第2の表示範囲)を再現すべく編集データに位置情報および表示面積に関する情報が組み込まれる。
これにより、使用者は、表示画面を見ながら、ダミーフォントで記述されたQRコードデータを含む編集データを生成することができる。
データ格納部115は、ファイル化されたQRコードデータおよび該ファイルを識別するためのファイル名(data.qrb)を対で格納する。データ格納部115で保持されるQRコードデータおよびファイル名はスプーラ200により、対で読み出されてデータ処理装置300へ送信される。
プリンタドライバ120は、編集データを解析するデータ解析部121と、内臓フォントデータを印刷コマンドに変換する内臓フォント変換処理122と、図形や罫線やアウトラインフォントなどの情報をイメージコマンドに変換するイメージコマンド変換処理123と、その他のコマンド(例えば改行)を処理するその他コマンド変換処理124と、を備えており、編集データに基づいた印刷データを生成する。
前記データ解析部121は、編集データに含まれる各種データ形式を解析しており、すなわち、編集データを構成するデータがテキストデータ形式、イメージデータ形式および例えば改行やタブなどのコマンド(その他のデータ形式)であるか否かを解析している。この解析でイメージデータ形式であると解析したデータ解析部121は、該イメージデータ形式のデータをイメージコマンド変換処理123に出力する。その他のデータであると解析したデータ解析部121は、該その他のデータをその他コマンド変換処理124へ出力する。テキストデータであると解析したデータ解析部121は、該テキストデータを内臓フォント変換処理122へ出力する。
内臓フォント変換処理122は、編集データに含まれるテキストデータを解析し、ダミーフォントで記述されたテキストデータをダミーフォントデータの印刷コマンドに変換し、それ以外のフォントで記述されたテキストデータは、記述されたフォントに対応した印刷コマンドに変換する。
イメージコマンド変換処理123は、編集データに含まれる図形、罫線などのデータを解析し、イメージコマンドに変換する。
その他コマンド変換処理124は、編集データに含まれる改行などを解析し、印刷コマンドに変換する。
前記した内臓フォント変換処理122、イメージコマンド変換処理123、その他コマンド変換処理124で変換されたイメージコマンドおよび印刷コマンドから成る印刷データが図示しない印刷データ編集部で編集される。
スプーラ200は、PC100からの印刷データを一時的にスプールする。
データ処理装置300(処理装置)は、スプーラ200から印刷データを受信するデータ受信部310と、該受信した印刷データのプリンタドライバで展開されたプリンタコマンドを解析してダミーフォントコマンドを検出したときは該コマンドに付随するファイル名を後述するデータ取得部(データ読み出し部)350へ出力するコマンド解析部320と、印刷データにおいてダミーフォントに係わるデータ(コマンド)以外のデータを一時的に保持するデータ保持部330と、後述するQRコード展開部360からのQRコードイメージデータを、データ保持部330で一時的に保持するデータに組み込むべく、結合(マージ)処理して印刷データの再編集を行なう印刷データ再編集部340と、コマンド解析部320からのファイル名に基づいてPC100のデータ格納部115内を検索し前記ファイル名のファイルを検出して、該当ファイルからQRコードイメージデータに展開すべきデータを取得するデータ取得部350と、該データ取得部にて取得されたデータをQRコード論理データに変換しQRコードイメージデータに展開するQRコード展開部360とを備える。
コマンド解析部320は、プリンタドライバからの印刷データを解析してダミーフォントコマンドを検出したときは該コマンドに付随するファイル名をデータ取得部(データ読み出し部)350へ出力し、ファイル名を出力したのち、ダミーフォントコマンドを廃棄してダミーフォントに係わるデータ以外のデータをデータ保持部330へ出力する。
ダミーフォントコマンドは、「ESK k 07h」であり、他のコマンド、例えばOCR−Bフォントコマンドは、「「ESK k 05h」である。
データ保持部330は、ダミーフォントに係わるデータ以外のデータを取得して、一時的に該データを保持している。
印刷データ再編集部340は、QRコード展開部360からのQRコードイメージデータを、データ保持部330で一時的に保持するデータに組み込むべく、結合(マージ)処理して印刷データの再編集を行なう。
データ取得部350は、コマンド解析部320から取得したファイル名(data.qrb)をキーとしてPC100のデータ格納部115内を検索し、当該ファイルからQRコードイメージデータに展開すべきデータを取得する。
QRコード展開部360は、データ取得部350から取得されたQRコードデータに展開すべきデータをQRコード論理データに変換した後、該QRコード論理データから印刷装置400が認識できるQRコードイメージデータに展開する。
印刷装置400は、データ処理装置300からの印刷データに基づいて用紙にイメージを印刷する。
実施例1の印刷処理システムの動作について説明する。
「QRコード」を印刷するためのダミーフォントの作成について説明する。
プリンタドライバは、マイクロソフト社が提供するユニツールと称されるプリンタドライバ作成ツールにより作成される。
すなわち、利用者がユニツールを起動すると、図3に示される表示画面が表示される。
まず、ユニツールのFONTSウインドウ(図3参照)において内臓フォントOCR−Bフォントを選択する。そのプロパティを開くとフォント情報が表示される(図5参照)。ここで、「SaveAs」ボタンを押下し、OCR−Bフォント情報のコピーを「qr.pfm」というファイル名でフィアル化して新たに登録する(図1(d)参照)。
次に登録された「qr.pfm」ファイルを開くと、図6に示されるように「Face Name」と称される表示画面の入力欄において、ダミーフォントの名前を「QRコード」と入力する。ところで、フォント名は、アプリケーションのフォント選択リストに表示される名前である。
次に、フォントコマンドを「ESC k 07h」に選定する(図6のFont Select)。因みに、「ESC k」コマンドは、もともと「ANK文字の選択コマンド」であり、「ESC k 00h」から「ESK k 06h」まではすでに他のフォントで定義済みである。
ダミーフォントで記述されたQRコードデータは、全てダミーフォントコマンドに変換される。これにより、ダミーフォントは、フォント名とフォントコマンドに関してはOCR−Bフォントと異なるが、これら以外についてはOCR−Bフォントと同じ情報である。
次に、Resident Fontsウインドウを表示させる(図7参照)。該ウインドウで「qr.pfm」を選択し、ダミーフォントを使用可能な状態にしておく(図8参照)。
最後にファイルをコンパイルしてダミーフォント対応ドライバが作成される。
作成されたダミーフォント対応ドライバを使用して「QRコード」を印刷する方法を図9のフローチャートに沿って説明する。
まず、QRコードを記述したい場合(S901)アプリケーションのフォント選択リストでフォント名がQRコードであるダミーフォントを選択し(S902)、データ格納部115に格納されているファイル名(data.qrb)を操作表示部111のキーボードから入力する(S903)。(図4参照)このとき、ダミーフォントの実態は、OCR−B内臓フォントと同じであるため操作表示部111の画面上にはOCR−Bフォントで表示される。つまり、ファイル名(data.qrb)がOCR−Bフォントで表示される。
編集データの生成において、すべての記述が終了したら、操作表示部111の画面に表示された印刷ボタンを押下する(S904)。編集データは、プリンタドライバ120に送信されプリンタコマンドへ展開される。ダミーフォントで記述された部分があれば(S905、S906)、記述されている通りにダミーフォントファイル(qr.pfm)によりESC k 07hというコマンドに変換される(S908)。ファイル名がdata.qrbであるファイルの情報をQRコードで印字させるためのダミーフォントコマンドの1例が図10に示されている。
編集データがプリンタドライバ120によってプリンタコマンドに展開された後(S909)、該作成された印刷データは、スプーラ200でスプーリングされる。印刷可能な状態となったとき、スプーラ200の印刷データは、データ処理装置300を経由して印刷装置400へ送信される(S910)。
データ処理装置300では、全印刷データを解析する。
コマンド解析部320は、ダミーフォントコマンド(ESC k 07h)を検出した場合(S911)には、該コマンドに付随するファイル名を入手する(S912)。ファイル名(data.qrb)を入手した後該コマンドを廃棄する。データ保持部330はその他のデータをデータ保持部330へ格納する(S913)。データ取得部350はコマンド解析部320から取得したファイル名(data.qrb)をキーとしてPC100のデータ格納部115内を検索し(S914)、該検索されたファイルからQRコードイメージデータに展開すべきデータを取得する(S915)。QRコード展開部360は、該取得されたデータに基づいてQRコード論理データに変換し(S916)、その後、該QRコード論理データをQRコードイメージコマンドに展開する(S917)。この展開処理を1ページ分が完了するまで繰り返す。
1ページ分のデータ解析が終了した(S918)場合、印刷データ再編集部340は、データ保持部330内の印刷データとQRコードイメージコマンドをマージして印刷データを再編集し、1ページ分の再編集された印刷データを作成する(S919)。QRコードの印刷開始位置は、ダミーフォントの印刷開始位置となる。印刷装置400は、再編集された印刷データを受信するとそれに基づいて印刷する(S920)。これを全ページについて繰り返す(S921)。
実施例1の印刷処理システムによれば、操作表示部111と、表示置換部112と、画面設定部113と、編集データ処理部114と、データ格納部115と、を有するデータ処理手段110とプリンタドライバ120を備えたPC100において、QRコードデータを含む編集データを生成するとき、表示置換部112は、ディスプレイ上で第1の表示範囲に表示されるQRコードデータをファイル化し、操作表示部111からファイル名を指定されると、QRコードデータに換えてより狭い範囲(第2の表示範囲)にファイル名を表示させ編集データを生成し、プリンタドライバ120は、該編集データから印刷データを形成し、
データ処理装置300は、受信した印刷データをコマンド解析部320で解析し、ダミーフォントコマンドおよびそれに付随するファイル名を認識すると、該ファイル名をキーとしてPC100のデータ格納部115を検索し、該検索されたファイルからQRコードイメージデータへ展開すべきデータを取得し展開した後、該QRコードイメージデータと印刷データと結合して印刷データを再編集することから、使用者は「QRコード」を印刷するとき、印刷結果において空白を生じないように、第1の表示範囲のうち「空白」に相当する範囲に他のデータを記述し編集データを生成することができる。
実施例1の印刷処理システムのように、本発明のデータ処理手段を用いることにより、印刷結果において空白を生じることがなく、表記量の多いQRコードデータを含む編集データを生成して媒体上に「QRコード」を印刷することができる。
実施例2の印刷処理システムは、図13(ブロック図)に示されるように、PC100Bと、スプーラ200と、データ処理装置300Bと、印刷装置400とで構成される。
「QRコード」を含む編集データを印刷する例を説明する。実施例1では1ファイルに1つのQRコードデータを格納しているが、実施例2では、複数のQRコードデータおよびそれらの位置を示す位置情報をファイル化している。
ファイル構成は、図11に示されるように、1つのQRコードデータが改行コマンドを区切りとして区切られており、QRコードデータの先頭に設けられた#から7バイトは位置情報を示している。すなわち、図11において、「♯113、035」は、印刷開始位置として縦方向113mm、横方向 35mmを示している。尚、2つ目のカンマから改行コマンドまでがQRコードデータである。
PC100Bは、編集データを作成するアプリケーション101と、データ処理手段110Bと、ダミーフォントに対応するプリンタドライバ120と、PC100Bのシステム制御を行なうOS130と、で構成される。
PC100Bは、データ処理手段110Bおよびプリンタドライバ120を備え、アプリケーション101に従って文章データやイメージデータや表データなどの編集データを生成し、該編集データに基づいて印刷データに変換する。
データ処理手段110Bは、編集データに基づいて画面表示するとともに設定のための入力を受け付ける操作表示部111と、操作表示部111のディスプレイ上で第1の表示範囲内に表示されたQRコードデータに換えて第2の表示範囲内にファイル名を表示させ処理する表示置換部112Bと、操作表示部111からの入力に基づいて表示する画面設定部113Bと、表示画面に表示された内容を編集データに反映すべく表示内容を編集データに組み込む編集データ処理部114と、前記QRコードデータを格納するデータ格納部115と、で構成される。
操作表示部111は、編集データに基づき画面表示するディスプレイと、QRコードデータを含む編集データを生成する時に、ファイルを識別するためファイル名および「QRコード」に関する位置情報を入力するキーボードから構成される。前記ディスプレイにファイル内容を表示させながら、前記位置情報を入力しQRコードデータを編集することができる。QRコードの印刷位置は、任意に前記位置情報を入力し指定することにより設定される。
表示置換部112Bは、編集データをファイル化し、該ファイルのファイル名をdata.qrbとする。該ファイル名(data.qrb)を入力すると、操作表示部111のディスプレイ上で第1の表示範囲に表示されるQRコードデータに換えて第2の表示範囲のファイル名(data.qrb)を表示させ処理する。
例えば、2つの「QRコード」を含むデータを1つのファイルに収容した場合について説明する。2つのQRコードデータを含むファイルデータを操作表示部111のディスプレイに表示させると、例えば、図11に示されるように、1番目のQRコードデータが表示されている範囲と2番目のQRコードデータが表示されている範囲は改行コマンドで区切られている。1つのQRコードデータは、先頭の#から7バイトは位置情報であり、2つ目のカンマから改行コマンドまでがQRコードを印刷するためのデータである。前記ファイル名(data.qrb)を操作表示部111から入力すると、図12に示されるように、操作表示部111のディスプレイにファイル名(data.qrb)が第1の表示範囲より狭い表示範囲(第2の表示範囲)に表示される。
画面設定部113Bは、操作表示部111のキーボードからの入力を受けてディスプレイに入力されたファイル名(data.qrb)を第2の表示範囲に表示する。
操作表示部111からファイル名(data.qrb)を指定し、所望のファイルを呼び出し編集データを生成する。編集データが生成された後、画面表示された印刷ボタンが押下されるとプリンタドライバ120で印刷データに変換され、該印刷データがスプーラ200およびデータ処理装置300Bを経由して印刷装置へ送られる。データ処理装置300Bで前記印刷データを解析し該解析結果からQRコードイメージデータに展開し、該QRコードイメージデータと前記印刷データを結合し再編集し印刷装置へ出力する。印刷装置400で印刷処理がなされると、媒体上には入力された位置情報が示す位置にファイル名に対応付けられたQRコードが印刷される。
編集データ処理部114は、表示画面に表示されている内容を編集データに反映させるべく表示内容を編集データに組み込む機能を有している。操作表示部111からのファイル名の入力に応じて画面設定部113Bにより設定された表示画面の内容を反映するように、即ち、ファイル名の表示位置およびその大きさ(第2の表示範囲)を現出するべく編集データに位置情報および表示面積に関する情報を組み込む機能を有する。
これにより、使用者は、表示画面を見ながら、「QRコード」を含む編集データを生成できる。
使用者は、表示画面を見ながら、複数のQRコードを含む編集データを生成できる。
スプーラ200は、PC100Bからの印刷データを一時的にスプールする。
データ処理装置300Bは、スプーラ200から印刷データを受信するデータ受信部310と、該受信した印刷データのプリンタドライバで展開されたプリンタコマンドを解析してダミーフォントコマンドを検出したときはコマンドに付随するファイル名を取得し位置情報取得部351へ出力するコマンド解析部320と、ダミーフォントコマンド以外のデータを保持するデータ保持部330と、後述するQRコード展開部360からのQRコードイメージデータとデータ保持部330からのダミーフォント以外のデータとを結合(マージ)し、位置情報格納部352に保持されている位置情報に基づいて印刷データを再編集する印刷データ再編集部340と、PC100のデータ格納部115内を前記ファイル名をキーとして検索して、該当ファイルから位置情報を取得する位置情報取得部351と、該位置情報取得部にて取得された位置情報を格納する位置情報格納部352と、位置情報取得部351の該当ファイルからQRコードイメージデータへ展開すべきデータを取得するQRコードデータ取得部355と、該QRコードデータ取得部355にて取得された前記データをQRコード論理データに変換しQRコードイメージデータへ展開するQRコード展開部360と、該展開されたQRコードイメージデータを格納するQRコード格納部361とを備える。
コマンド解析部320は、該受信した印刷データのプリンタドライバで展開されたプリンタコマンドを解析してダミーフォントコマンドを検出したときは該コマンドに付随するファイル名をデータ取得部(データ読み出し部)350へ出力し、ファイル名を出力したのち、ダミーフォントコマンドを廃棄してダミーフォントに係わるデータ以外のデータをデータ保持部330へ出力する。
ダミーフォントコマンドは、「ESK k 07h」であり、他のコマンド、例えばOCR−Bフォントコマンド「「ESK k 05h」と識別される。
データ保持部330は、ダミーフォントに係わるデータ以外のデータを取得して、一時的に該データを保持している。
印刷データ再編集部340は、QRコード展開部360からのQRコードイメージデータを、データ保持部330で一時的に保持するデータに位置情報格納部352からの位置情報に基づいて組み込むべく、結合(マージ)処理して印刷データの再編集を行なう。
位置情報取得部351は、コマンド解析部320から取得したファイル名(data.qrb)をキーとしてPC100のデータ格納部115内を検索して、当該ファイルからQRコードイメージデータに展開すべきデータおよび位置情報を取得する。該取得されたQRコードイメージデータに展開すべきデータは、QRコードデータ取得部355に出力される。一方、位置情報は、位置情報格納部352に出力される。
QRコードデータ取得部355は、位置情報取得部351の該当ファイルからQRコードイメージデータへ展開すべきデータを取得し、QRコード展開部360に出力する。
QRコード展開部360は、データ取得部350から取得されたQRコードデータに展開すべきデータをQRコード論理データに変換した後、該QRコード論理データから印刷装置400が認識できるQRコードイメージデータに展開する。
位置情報格納部352と、QRコード格納部361に関する説明は、後述する実施例2の印刷処理システムの動作に関係付けて行なう。
印刷装置400は、データ処理装置300Bからの再編集された印刷データに基づいて用紙にイメージを印刷する。
実施例2の印刷処理システムの動作を図14のフローチャートに沿って説明する。
まず、QRコードを記述したい場合(S1401)アプリケーションのフォント選択リストにおいてフォント名がQRコードであるダミーフォントを選択し(S1402)、データ格納部115に格納されているファイル名を操作表示部111のキーボードから入力する(S1403)。このとき、ファイル名をページ上のどこに記述しても良い。(図12参照)ファイル名は、OCR−Bフォントで表示される。すべて記述し編集が終了したら、操作表示部111の画面に表示された印刷ボタンを押下する(S1404)。
印刷データは、プリンタドライバ120に送信されプリンタコマンドへ展開される。
ダミーフォントで記述された部分があれば(S1405、S1406)、記述されている通りにqr.pfmでESC k 07hというコマンドに変換される(S1408)。編集データがプリンタドライバ120によってプリンタコマンドに展開され印刷データが得られた後(S1409)、該印刷データは、スプーラ200でスプーリングされる(S1410)。印刷可能な状態となったとき、印刷データは、スプーラ200からデータ処理装置300Bを経由して印刷装置400へ送信される。
データ処理装置300Bでは、スプーラ200から受信した印刷データを解析する。
もし、ダミーフォントコマンド(ESC k 07h)を検出(S1411)した場合には、コマンド解析部320はそのコマンドに付随するファイル名を入手し(S1412)、ファイル名を入手した後コマンドを廃棄する。データ保持部330はダミーフォントコマンドが廃棄された後その他のデータを格納する(S1413)。位置情報取得部351は取得したファイル名をキーとしてPC100内データ格納部115内を検索し(S1414)、該検索されたファイルからQRコードイメージデータに展開すべきデータを取得しQRコードデータ取得部355へ出力し(S1415)、#の存在から位置情報があることを判断する。データは複数登録されている場合があるので、ファイル内を走査し改行コマンドを区切りとして1つのデータを取り出す。位置情報取得部351は、該取り出されたデータの先頭の#から7バイトから位置情報を取り出し位置情報格納部352に格納する。2個目のカンマから改行コマンドまでのデータがQRコードデータである。QRコード展開部360は、QRコードデータ取得部355からのQRコードイメージデータに展開すべきデータをQRコード論理データへ論理展開し(S1416)、該QRコード論理データを印刷装置400が認識可能なQRコードイメージコマンドに展開する(S1417)。その後取得した印刷データの展開処理が全て完了したか否か判定を行い(S1418)、完了していない場合は、前記したS1415からの処理を繰り返す。
一方、前記したS1418において全ての展開処理が完了すると、1ページ分のデータ解析が終了しか否か判定を行い(S1419)、この判定で1ページ分のデータ解析が終了すると、印刷データ再編集部340はデータ保持部330内のデータとQRコードイメージコマンドをマージし、位置情報格納部352に保持されている位置情報に基づいて印刷データを再編集する(S1420)。QRコードをどの場所にマージするかは位置情報で管理する。
印刷装置400は、前記再編集された印刷データを受信するとそれに基づいて印刷を行なう(S1421)。データ処理装置300Bは、1ページ分の印刷データの解析と送信が終了した場合、次ページデータの送信をスプーラ200に要求する。この要求に応じたスプーラ200から次の印刷データを取得したデータ処理装置300Bは、前記したS1411からの解析展開処理を行なう。
一方、前記したS1422において、スプーラ200から次のページの印刷データが無く、印刷データを取得できないときは、全てのページの解析展開処理を終えたと判断し、処理を終了する。
実施例2の印刷処理システムによれば、データ処理手段110Bを備えたPC100Bにおいて、QRコードデータを含む編集データを生成するとき、複数のQRコードデータおよびそれぞれの位置を示す位置情報をファイル化し、該ファイルを用いて印刷データを作成する。従ってデータ処理装置300Bにおいてコマンド解析部320による印刷データの解析を行い、該解析結果と位置情報に基づいて印刷データの再編集を行なうことにより、1つのファイル(名)を指定して印刷処理を行い、媒体上の希望の位置に複数のQRコードを印刷することができる。
実施例2では複数のQRコードデータおよびそれぞれの位置を示す位置情報がファイル化されていたが、実施例3の印刷処理システムでは、複数のQRコードデータおよびそれらを認識するための認識番号をファイル化している。
すなわち、実施例3の印刷処理システムは、図17(ブロック図)に示されるように、PC100Cと、スプーラ200と、データ処理装置300Cと、印刷装置400とで構成される。
ところで、実施例3のPC100Cで作成されるファイルの構成は、図15に示されているように、1つのデータは改行コマンドを区切りとしている。データの先頭にQRコードを認識するための認識番号が付加されている。1つ目のカンマから改行コマンドまでがQRコマンドに展開するデータである。
PC100Cは、編集データを作成するアプリケーション101と、データ処理手段110Cと、ダミーフォントに対応するプリンタドライバ120と、PC100Cのシステム制御を行なうOS130と、で構成される。
PC100Cは、データ処理手段110Cおよびプリンタドライバ120を備え、アプリケーション101に従って文章データやイメージデータや表データなどの編集データを生成し、該編集データに基づいて印刷データに変換する。
データ処理手段110Cは、編集データに基づいて画面表示するとともに設定のための入力を受け付ける操作表示部111と、操作表示部111のディスプレイ上で第1の表示範囲に表示されたQRコードデータに置き換えて第2の表示範囲に識別データであるファイル名と認識番号に表示させ処理する表示置換部112Cと、操作表示部111からの入力に基づいて表示画面をレイアウトする画面設定部113Cと、表示画面に表示された内容を編集データに組み込む編集データ処理部114と、2次元コードデータを格納するデータ格納部115と、で構成され、PC100Cはアプリケーション101に従って文章データやイメージデータや表データなどの編集データを生成し印刷データへ変換する。
操作表示部111は、編集データや入力に基づき画面表示するディスプレイと、編集時にQRコードを指定するためのファイル名(識別データ)および認識番号を入力するキーボードから構成される。
表示置換部112Cは、複数のQRコードデータをファイル化しファイル名および認識番号を指定すると、操作表示部111のディスプレイ上で第1の表示範囲に表示されるQRコードデータに置き換えて第2の表示範囲にファイル名と認識番号を表示させ処理する。
2つのQRコードデータを操作表示部111のディスプレイに表示させると、例えば、図15に示されるように、1番目のQRコードデータが表示されている範囲(第1の表示範囲)と2番目のQRコードデータが表示されている範囲(第1の表示範囲)は改行コマンドで区切られている。ファイル名および認識番号を入力し、操作表示部111のディスプレイに表示させると、例えば、図16に示されるように、QRコード001の印刷場所とQRコード002の印刷場所を操作表示部111のディスプレイ上で確認することができるし、希望する印刷位置に修正して指定することができる。
画面設定部113Cは、操作表示部111のキーボードからのファイル名と認識番号の入力を受けてディスプレイに表示された画面のレイアウトを設定する。
ファイル名と認識番号を入力すると、画面表示ではファイル名と認識番号が印刷位置を示す位置に表示される。画面表示された印刷ボタンが押下されると、編集データに基づいた印刷データが印刷装置へ送られる。印刷装置で印刷処理がなされると、媒体上には入力された印刷位置にファイル名と認識番号に対応付けられたQRコードデータに基づいて印刷される。
編集データ処理部114は、表示画面に表示されている内容を編集データに反映させるべく表示内容を編集データに組み込む機能を有している。操作表示部111からのファイル名および認識番号の入力に応じて画面設定部113Cにより設定された表示画面の内容を反映するように、即ち、ファイル名と認識番号の表示位置およびその大きさ(第2の表示範囲)を現出するべく編集データにファイル名、認識番号および表示面積に関する情報を組み込む機能を有する。
これにより、使用者は、表示画面を見ながら、複数のQRコードデータを含む編集データを生成できる。
スプーラ200は、PC100Cからの印刷データを一時的にスプールする。
データ処理装置300Cは、スプーラ200から印刷データを受信するデータ受信部310と、該受信した印刷データのプリンタドライバで展開されたプリンタコマンドを解析してダミーフォントコマンドを検出したときはコマンドに付随するファイル名を取得し情報抽出部353へ出力するコマンド解析部320と、ダミーフォントコマンド以外のデータを格納するデータ保持部330と、後述するQRコード展開部360からのQRコードイメージデータとデータ保持部330からのダミーフォント以外のデータとを結合(マージ)し、印刷データを再編集する印刷データ再編集部340と、PC100のデータ格納部115内をコマンド解析部320からの前記ファイル名をキーとして検索し、該当ファイルからQRコードイメージデータへ変換するデータを取得しQRコードデータ取得部355へ出力し、該当ファイルから認識番号を抽出し認識番号格納部354へ出力する情報抽出部353と、該情報抽出部にて抽出された認識番号を格納する認識番号格納部354と、情報抽出部353からの複数QRコードデータから認識番号に基づいてQRコードイメージデータへ変換すべきデータを選択し取得するQRコードデータ取得部355と、該QRコードデータ取得部355にて選択されたデータをQRコード論理データに変換しQRコードイメージデータに展開するQRコード展開部360と、該展開されたQRコードイメージデータを格納するQRコード格納部361とを備える。
コマンド解析部320は、該受信した印刷データのプリンタドライバで展開されたプリンタコマンドを解析してダミーフォントコマンドを検出したときは該コマンドに付随するファイル名をデータ取得部(データ読み出し部)350へ出力し、ファイル名を出力したのち、ダミーフォントコマンドを廃棄してダミーフォントに係わるデータ以外のデータをデータ保持部330へ出力する。
ダミーフォントコマンドは、「ESK k 07h」であり、他のコマンド、例えばOCR−Bフォントコマンド「「ESK k 05h」と識別される。
データ保持部330は、ダミーフォントに係わるデータ以外のデータを取得して、一時的に該データを保持している。
印刷データ再編集部340は、QRコード展開部360からのQRコードイメージデータを、データ保持部330で一時的に保持するデータに組み込むべく、結合(マージ)処理して印刷データの再編集を行なう。
情報抽出部353は、PC100のデータ格納部115内をコマンド解析部320からのファイル名をキーとして検索し、該当ファイルからQRコードイメージデータへ変換するデータを取得しQRコードデータ取得部355へ出力し、該当ファイルから認識番号を抽出し認識番号格納部354へ出力する。
QRコードデータ取得部355は、情報抽出部353からの複数QRコードデータから認識番号に基づいてQRコードイメージデータへ変換すべきデータを選択し取得する。
QRコード展開部360は、データ取得部350から取得されたQRコードデータに展開すべきデータをQRコード論理データに変換した後、該QRコード論理データから印刷装置400が認識できるQRコードイメージデータに展開する。
認識番号格納部354とQRコード格納部361に関する説明は、後述する実施例3の印刷処理システムの動作に関係付けて行なう。
印刷装置400は、データ処理装置300Cからの再編集された印刷データに基づいて用紙にイメージを印刷する。
実施例3の印刷処理システムの動作について図18のフローチャートに沿って説明する。
まず、「QRコード」を印刷したい場合(S1801)アプリケーションのフォント選択リストでダミーフォントを選択し(S1802)、QRコードデータが格納されているファイル名をキーボードから入力する(S1803)。このとき、ファイル名をページ上のどこに記述しても良い。(図12参照)ファイル名は、OCR−Bフォントで表示される。編集データの記述がすべて終了したら、印刷ボタンを押下する(S1804)。
編集データは、プリンタドライバ120に送信されプリンタコマンドへ展開される。
「QRコード」フォントで記述された部分があれば(S1805、S1806)、記述されている通り、ファイル(qr.pfm)によりESC k 07hというコマンドに変換される(S1808)。すべてのデータがプリンタドライバ120によってプリンタコマンドに展開され印刷データとして編集された後(S1809)、印刷データは、スプーラ200でスプーリングされる。印刷可能な状態となったとき、スプーラ200の印刷データは、データ処理装置300Cを経由して印刷装置400へ送信される(S1810)。
データ処理装置300Cでは、全印刷データを解析する。
もし、コマンド解析部320がダミーフォントコマンド(ESC k 07h)を検出した場合(S1811)には、そのコマンドに付随するファイル名を入手し(S1812)、ファイル名を入手した後該コマンドを廃棄する。データ保持部330はその他のデータを格納する(S1813)。情報抽出部353はコマンド解析部320から認識番号を取得し、該認識番号を認識番号格納部354に格納する(S1814)。情報抽出部353はコマンド解析部320からファイル名を取得する(S1815)。例えば、表示画面においてデータが「data 001 qrb」であれば、ファイル名は「data.qrb」であり、識別番号は「1」である。情報抽出部353はファイル名をキーにPC100C内データ格納部115を検索し(S1816)、該検索されたファイルからQRコードイメージデータに展開すべきデータを取得する(S1817)。QRコードデータ取得部355は、ファイル内に複数のQRコードデータが登録されている場合には、認識番号により複数のQRコードデータから選択して取得する。例えば、認識番号が「3」の場合は、ファイル内の上から3番目のQRコードデータを選択する。QRコード展開部360は該選択されたQRコードデータをQRデータ論理データへ変換し(S1818)、その後、該QRコード論理データから印刷装置400にて認識可能なQRコードイメージコマンドに展開する(S1819)。次のダミーフォントコマンドがあれば(S1820)、ステップ(S1812)からステップ(S1819)の処理を行なう。
1ページ分のデータ解析が終了した場合(S1821)、印刷データ再編集部340は、データ保持部330内のデータとQRコードイメージコマンドをマージして、印刷データの再編集(S1822)を行なう。QRコードをどの場所にマージするかは認識番号により管理する。印刷装置400は、再編集された印刷データを受信するとそれに基づいて印刷処理を行なう(S1823)。1ページの印刷データの解析と送信が終了した場合、次ページデータの送信をスプーラ200に要求する(S1824)。印刷装置400は、再編集された印刷データを受信するとそれに基づいて印刷処理を行なう。これを全ページについて繰り返す。
実施例3の印刷処理システムによれば、PC100Cのデータ処理手段110Cにより、編集データを作成するとき、1つのファイルに複数のQRコーデデータおよびそれらを認識するための認識番号がファイル化し、該ファイルを用いて印刷データを生成する。PC100からの印刷データを取得したデータ処理装置300Cは、コマンド解析部320で印刷データの解析を行い、解析結果と認識番号に基づいて印刷データの再編集を行なうことにより、表示画面上で、印刷結果における複数のQRコードの印刷位置を確認しながら編集データを生成することができる。
実施例4の印刷処理システムは、バーコードデータおよびその印刷情報設定をファイル化し、表示画面によりバーコードの印刷位置や大きさを直感的に設定できる印刷システムである。
すなわち、実施例4の印刷処理システムは、図19(ブロック図)に示されるように、PC100Dと、スプーラ200と、データ処理装置300Dと、印刷装置400Dとで構成される。
PC100Dは、編集データを作成するアプリケーション101と、データ処理手段110Dと、ダミーフォントに対応するプリンタドライバ120Dと、PC100Dのシステム制御を行なうOS130と、で構成される。
PC100Dは、アプリケーション101に従って文章データやイメージデータや表データやバーコードデータなどの編集データを生成し、該編集データに基づいて印刷データに変換する。
データ処理手段110Dは、編集データに基づいて画面表示するとともに設定のための入力を受け付ける操作表示部111と、操作表示部111のディスプレイ上で第1の表示範囲に表示された編集データ、例えばバーコードデータに置き換えて第2の表示範囲に識別データであるファイル名を表示させ処理する表示置換部112Dと、操作表示部111からの入力に基づいて表示画面をレイアウトする画面設定部113Dと、表示画面に表示された内容をバーコードデータに組み込むバーコード情報設定部116と、編集データを格納するデータ格納部115と、で構成され、PC100Dはアプリケーション101に従って文章データやイメージデータや表データなどの編集データ、例えばバーコードデータを生成し印刷データへ変換する。
操作表示部111は、編集データや入力に基づき画面表示するディスプレイと、編集時に編集データを指定するためのファイル名(識別データ)を入力するキーボードから構成される。
表示置換部112Dは、バーコードデータをファイル化しファイル名を指定すると、操作表示部111のディスプレイ上で第1の表示範囲に表示されるバーコードデータに置き換えて第2の表示範囲にファイル名を表示させ処理する。
ファイル名を入力し、操作表示部111のディスプレイに表示させると、バーコードデータの印刷場所を操作表示部111のディスプレイ上で確認することができるし、希望する印刷位置に修正して指定することができる。
画面設定部113Dは、操作表示部111のキーボードからのファイル名の入力を受けてディスプレイに表示された画面のレイアウトを設定する。
ファイル名を入力すると、画面表示ではファイル名が印刷位置を示す位置に表示される。画面表示された印刷ボタンが押下されると、バーコードデータに基づいた印刷データが印刷装置へ送られる。印刷装置で印刷処理がなされると、媒体上には入力された印刷位置にファイル名と認識番号に対応付けられたバーコードデータに基づいて印刷される。
バーコード情報設定部116は、表示画面に表示されている内容をバーコードデータに反映させるべく表示内容をバーコードデータに組み込む機能を有している。操作表示部111からのファイル名の入力に応じて画面設定部113Dにより設定された表示画面の内容を反映するように、即ち、ファイル名の表示位置およびその大きさ(第2の表示範囲)を現出するべくバーコードデータにファイル名および表示面積に関する情報を組み込む機能を有する。
これにより、使用者は、表示画面を見ながら、バーコードデータも生成できる。
プリンタドライバ120Dは、編集データを解析するデータ解析部121と、内臓フォントデータを印刷コマンドに変換する内臓フォント変換処理122と、図形や罫線やアウトラインフォントなどの情報をイメージコマンドに変換するイメージコマンド変換処理123と、給紙方法コマンドに変換する給紙方法コマンド変換処理125と、印字品位コマンドに変換する印字品位コマンド変換処理126と、を備えており、編集データ、例えばバーコードデータに基づいた印刷データを生成する。
前記データ解析部121は、編集データに含まれる各種データ形式を解析しており、すなわち、編集データを構成するデータがバーコードデータ形式、テキストデータ形式、イメージデータ形式および例えば改行やタブなどのコマンド(その他のデータ形式)であるか否かを解析している。この解析でバーコードデータ形式であると解析したデータ解析部121は、該バーコードデータ形式のデータを内臓コマンド変換処理122に出力する。イメージデータであると解析したデータ解析部121は、該イメージデータをイメージコマンド変換処理123へ出力する。テキストデータであると解析したデータ解析部121は、該テキストデータを内臓フォント変換処理122へ出力する。
内臓フォント変換処理122は、編集データに含まれるバーコードデータおよびテキストデータを解析し、ダミーフォントで記述されたバーコードデータおよびテキストデータをダミーフォントデータの印刷コマンドに変換し、それ以外のフォントで記述されたテキストデータは、記述されたフォントに対応した印刷コマンドに変換する。
イメージコマンド変換処理123は、編集データに含まれる図形、罫線などのデータを解析し、イメージコマンドに変換する。
前記した内臓フォント変換処理122、イメージコマンド変換処理123、給紙方法コマンド変換処理125、印字品位コマンド変換処理126で変換されたイメージコマンドおよび印刷コマンドから成る印刷データが図示しない印刷データ編集部で編集される。
スプーラ200は、PC100Dからの印刷データを一時的にスプールする。
データ処理装置300Dは、スプーラ200から印刷データを受信すると、該受信した印刷データのプリンタドライバ120Dで展開された印刷コマンドを解析してダミーフォントコマンドを検出したときは、バーコードデータとコマンドに付随するファイル名をコマンド変換部356へ出力するコマンド解析部320と、バーコード開始コマンドおよびバーコード終了コマンドにより指定されるバーコードデータをバーコードコマンドに変換するコマンド変換部356とを備える。
コマンド解析部320は、該受信した印刷データのプリンタドライバで展開されたプリンタコマンドを解析してダミーフォントコマンドを検出したときは該コマンドに付随するファイル名をコマンド変換部356へ出力する。
ダミーフォントコマンドは、「ESK k 14h」であり、他のコマンド、例えばOCR−Bフォントコマンド「「ESK k 05h」と識別される。
コマンド変換部356は、前記ファイル名をキーとしてPC100Dのデータ格納部115を検索し該当ファイル名に対応する設定情報を取得し、該取得した設定情報に基づいてバーコードデータをバーコードコマンドに変換し、該変換したバーコードコマンドを印刷データとして印刷装置400Dに出力する。
印刷装置400Dは、印刷データを解析するデータ解析部411と、画像データを処理するイメージ処理部412と、バーコードデータを処理するバーコード処理部413と、その他の印刷データを処理するその他処理部414とを備えており、もし、印刷データの中にバーコードコマンドを検出すれば、バーコード処理部413を起動し、バーコード印刷を行なう。
実施例4の印刷処理システムの動作を図20のフローチャートに沿って説明する。
まず、バーコードを記述したい場合(S2001)アプリケーションのフォント選択リストにおいてフォント名がバーコードであるダミーフォントCODE39を選択し(S2002)、バーコードで印刷したいデータを操作表示部111のキーボードから入力する(S2003)。すべて入力し、編集データが完成したら、操作表示部111の画面に表示された印刷ボタンを押下する(S2004)。このとき、図21に示されるような印刷設定のバーコード情報設定画面にて、バーの高さや幅、キャラクタ印字する/しないなどの設定を行なう。該設定されたデータ(設定情報)をデータ格納部115に保持しておき、バーコードに対応するデータを表示するときやバーコードコマンドを作成するときに、前記設定情報は読み出して参照される。
編集データは、プリンタドライバ120Dに送信されプリンタコマンドへ展開される。
ダミーフォントCODE39で記述された部分があれば(S2005、S2006)、記述されている通りに,「FS. 、ESC k 14h、ESC!00h」というコマンドに変換される(S2007)。
バーコードデータがプリンタドライバ120Dによって印刷コマンドに展開され印刷データが得られた後(S2009)、該印刷データは、スプーラ200でスプーリングされる(S2010)。印刷装置400Dが印刷可能な状態となったとき、印刷データは、スプーラ200からデータ処理装置300Dを経由して印刷装置400Dへ送信される。
データ処理装置300Dでは、スプーラ200から受信した印刷データを解析する。
もし、ダミーフォントコマンド(ESC k 14h)を検出した場合には、コマンド解析部320は、バーコードデータおよび前記コマンドに付随するファイル名をコマンド変換部356に通知する(S2011)。コマンド変換部356は前記ファイル名に対応する設定情報をデータ格納部115から読み出し、該設定情報に基づいてバーコードデータをバーコード印刷コマンドに変換し印刷データとして出力する(S2012)。
印刷装置400Dにおいて、前記印刷データを受けたデータ解析部411は、該印刷データがバーコードコマンドを含んでいるか否かを確認する(S2013)。バーコードコマンドを含んでいる場合、バーコード処理部413は、起動されバーコード印刷を行なう(S2015)。含んでいない場合、他コマンドの印刷を行なう(S2014)。
実施例4の印刷処理システムによれば、データ処理手段110Dを備えたPC100Dにおいて、バーコードデータを含む編集データを生成するとき、バーコードデータをファイル化し、該ファイルを用いて印刷データを作成する。従ってデータ処理装置300Dにおいてコマンド解析部320による印刷データの解析を行い、該解析結果に基づいてバーコードコマンドへ変換することにより、1つのファイル(名)を指定して印刷処理を行い、媒体上の希望の位置にバーコードを印刷することができる。
本発明の実施例1を模式的に説明するための図である。 実施例1の印刷処理システムの構成図である。 実施例1で使用されるユニツールのFONTSウインドウ図である。 ユニツールのFONTSウインドウ図(追加後)である。 FONTS情報を示す表示画面の1例である。 「qr.pfm」ファイルを開いたときの画面の表示例である。 Resident Fontsウインドウ(その1)を示す図である。 Resident Fontsウインドウ(その2)を示す図である。 実施例1の動作の流れを示すフローチャートである。 ダミーフォントコマンドの1例である。 実施例2で使用するファイルのデータ例である。 実施例2において画面上の「ファイル名」の表示例である。 実施例2の印刷処理システムの構成図である。 実施例2の動作の流れを示すフローチャートである。 実施例3で使用するファイルのデータ例である。 実施例3において画面上の「ファイル名」の表示例である。 実施例3の印刷処理システムの構成図である。 実施例3の動作の流れを示すフローチャートである。 実施例4の印刷処理システムの構成図である。 実施例4の動作の流れを示すフローチャートである。 実施例4のプリンタドライバのプロパティ画面表示例である。
符号の説明
100、100B、100C、100D 上位装置(PC)
101 アプリケーション
110、110B、110C、110D データ処理手段
111 操作表示部
112、112B、112C、112D 表示置換部
113、113B、113C、113D 画面設定部
114 編集データ処理部
115 データ格納部
116 バーコード情報設定部
120、 120D プリンタドライバ
121 データ解析部
122 内蔵フォント変換処理
123 イメージコマンド変換処理
124 その他コマンド変換処理
130 OS
200 スプーラ
300、300B、300C、300D データ処理装置
310 データ受信部
320 コマンド解析部
330 データ保持部
340 印刷データ再編集部
350 データ取得部
351 位置情報取得部
352 位置情報格納部
353 情報抽出部
354 認識番号格納部
355 QRコードデータ取得部
356 コマンド変換部
360 QRコード展開部
361 QRコード格納部
400、 400D 印刷装置
411 データ解析部
412 イメージデータ処理部
413 バーコード処理部
414 その他処理部

Claims (15)

  1. 少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータを含む編集データに基づいて画面表示し、
    前記表示部に表示された画面における第1の表示範囲において、該第1の表示範囲内に示されたコードデータをコード化するためにファイル化すると、前記第1の表示範囲のコードデータに換えて、該第1の表示範囲内にあり、かつ該第1の表示範囲より狭い第2の表示範囲内に前記ファイルを識別するための識別データを表示すると共に、前記第2の表示範囲外の前記第1の表示範囲に前記少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータを組み込んで編集データを表示することを特徴とするデータ処理方法
  2. 前記識別データは、前記ファイルに基づいてコード化されたコードデータであることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法
  3. 前記識別データは、前記ファイルを示すファイル名であることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法
  4. 前記表示画面を入力に基づいてレイアウトすることが可能であり、
    記識別データの表示位置を任意に設定することが可能であり、且つその表示範囲は前記ファイルのコードデータをコード化し、該コード化したコードデータが媒体上に印刷された範囲とほぼ等しいことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。
  5. 前記ファイルの表示画面に示される複数のコードデータに応じてそれぞれコード化された各識別データを設定することが可能であることを特徴とする請求項1記載のデータ処理方法
  6. 前記表示画面に表示された内容を編集データに組み込むことが可能であることを特徴とする請求項1記載のデータ処理方法
  7. 第1の表示範囲を必要とするコードデータをファイル化したファイルデータを格納するデータ格納部と、
    所定コマンドと、前記データ格納部に格納されたファイルデータを特定するための前記第1の表示範囲内にあり、かつ該第1の表示範囲より狭い第2の表示範囲を必要とする特定情報と、少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータとを含む編集データを受信するデータ受信部と、
    前記受信した編集データを解析するデータ解析部と、
    前記データ解析部で前記所定コマンドと前記特定情報と、前記少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータとを認識すると、前記データ格納部を検索して当該特定情報に対応したファイルデータからコードデータを読み出すデータ読み出し部と、
    前記データ読み出し部でコードデータを読み出すと、該コードデータをコード化し、前記データの前記特定情報を該コード化されたコードデータに置き換えると共に、前記第2の表示範囲外の前記第1の表示範囲に前記少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータを組み込んで前記編集データの再編集を行い、該再編集した編集データを出力するデータ出力部とを備えることを特徴とするデータ処理装置。
  8. 前記特定情報は、ファイル名であることを特徴とする請求項7に記載のデータ処理装置。
  9. 前記ファイルデータは、バーコードデータであることを特徴とする請求項7に記載のデータ処理装置。
  10. 前記所定コマンドと前記特定情報と、前記少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータとは、対で送られることを特徴とする請求項7に記載のデータ処理装置。
  11. プレビュー機能を有しており、
    プレビューすると、前記特定情報に基づいて前記ファイルデータの表示範囲が表示されることを特徴とする請求項7に記載のデータ処理装置。
  12. 前記ファイルデータは、複数のデータグループからなり、
    前記複数のデータグループにはそれぞれの位置を示す位置情報を有することを特徴とする請求項7に記載のデータ処理装置。
  13. 前記ファイルデータは、複数のデータグループからなり、
    前記特定情報は、前記複数のデータグループの中から特定のデータグループを特定するための情報を有することを特徴とする請求項7に記載のデータ処理装置。
  14. 少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータを含む編集データを生成し該編集データに基づいて印刷データを作成する上位装置と、該上位装置からの印刷データに基づいて印刷装置に印刷を行なわせる処理装置とを備えた印刷処理システムにおいて、
    前記上位装置は、記編集データに基づいて画面表示するための表示部と、前記表示部に表示された画面における第1の表示範囲において、該第1の表示範囲内に示されたコードデータをコード化するためにファイル化すると、前記第1の表示範囲のコードデータに換えて、該第1の表示範囲内にあり、かつ該第1の表示範囲より狭い第2の表示範囲内に前記ファイルを識別するための識別データを表示すると共に、前記第2の表示範囲外の前記第1の表示範囲に前記少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータを組み込んで前記編集データを表示する表示置換部と、
    前記ファイル化したコードデータを該ファイルの識別データと対応付けて格納するデータ格納部とを備え、
    前記処理装置は、前記表示置換部で表示された編集データに基づいて印刷データを生成する上位装置から前記印刷データを取得すると、該印刷データを解析し、
    前記ファイル化したコード化されたコードデータを指定するコマンドとそれに付随の前記識別データと、前記少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータとを認識するデータ解析部と、
    前記データ解析部で前記コマンドと前記識別データと、前記少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータとが認識されると、前記データ格納部を検索して当該識別データに対応したファイルからコードデータを読み出すデータ読み出し部と、
    記データ読み出し部でコードデータを読み出すと、該コードデータをコード化し出力する展開出力部と、
    前記展開出力部でコード化されたコードデータを出力すると、前記第2の表示範囲に表示された識別データを該コード化されたコードデータに置き換えると共に、該第2の表示範囲外の前記第1の表示範囲に前記少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータを組み込んで編集データを再作成し、該再作成した編集データに基づいて前記印刷データを再編集する印刷データ再編集部とを備えることを特徴とする印刷処理システム。
  15. 前記上位装置は、前記印刷データを前記処理装置に伝送するとき、前記コマンドおよび前記識別データと前記少なくともテキストデータ及びイメージデータのいずれか一方のデータとを対で伝送することを特徴とする請求項14に記載の印刷処理システム。
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