JP4539180B2 - 音響復号装置及び音響復号方法 - Google Patents
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Description
Diff[n] = | S [k][t][n+1] S [k][t][n] | (1)
すなわち、上記(1)式により、サンプル番号及びサブフレーム番号は同一で、連続するサブバンド番号の周波数データSの差分が求められる。
Diff_t[n] = | S [k+1][t][n] S [k][t][n] | (2)
すなわち、上記(2)式により、サブバンド番号及びサブフレーム番号は同一で、連続するサンプル番号を持つ周波数データSにより差分が求められる。
周波数データ修正部92は、S[m+1]を(3)式に示すように連続する周波数データの差分の絶対値がしきい値になるように修正する。なお、Th[m]は、周波数しきい値テーブル81に格納されたしきい値f[n]又は時間軸しきい値テーブル84に格納されたしきい値t[n]である。
if(S[m+1]>0) S[m+1] = S[m] + Th[m]
else S[m+1] = S[m]−Th[m] (3)
このように、修正対象ではない周波数データS[m]との差分の絶対値がしきい値Th[m]となるように、修正対象の周波数データS[m+1]を修正することで、周波数データ間の急激な変化をなくすことができ、受聴時に気になるノイズを低減することができる。この方式は、通常時でも周波数データの値の変化量が大きい低域部分で、特に有効である。
周波数データ修正部93は、(4)式に示すように絶対値の大きなデータを絶対値の小さなデータで置き換える。
S[m+1] = S[m] (4)
周波数データを絶対値の小さいデータで置き換えて修正することで、両者の差分の絶対値を0にすることができる。これによって受聴時に気になるノイズを抑えることができる。
周波数データ修正部94は、(5)式に示すように絶対値の大きなデータを0で置き換える。
S[m+1] = 0 (5)
周波数データを0にすることで、その周波数成分をなくすことになり、これによって受聴時に気になるノイズを抑えることができる。この方式は、周波数データの値が0に近い高域部分で、特に有効である。
修正方式選択部91は、次に示すように連続する周波数領域方向又は時間軸方向の周波数データS[m]とS[m+1]のうちエラー検出部8でエラーと判断されてない絶対値が小さいS[m]と予め設定された設定値th_numとの大小関係に応じて、修正方法1、2を切り替える。なお、この設定値th_numは、周波数領域方向又は時間軸方向に応じて異なる値であることが好ましい。
S[m] < th_num なら 修正方法2を使用
th_num ≦S[m] なら 修正方法1を使用
S[m]<th_numの場合は、エラーが検出された周波数データS[m+1]が設定値th_numより小さい周波数データS[m]から急に変化した場合を想定しているので、エラーが検出された周波数データS[m+1]をS[m]で置き換える修正方法2を選択する。なお、周波数データS[m]が0の場合は0で置き換えられる。
また、動作例2として、修正方式選択部91は、エラー検出部8でエラーと判断された周波数データが属する帯域、すなわちサブバンド番号nに応じて、修正方法1、2、3を切り替える。エラーが検出された周波数データのサブバンド番号は、エラー検出部8から出力されたエラー情報に含まれている。
n < th_band1 なら 修正方法1を使用
th_band1 ≦ n < th_band2 なら 修正方法2を使用
th_band2 ≦ n なら 修正方法3を使用
n < th_band1の場合は、周波数データの値の変化量が大きい低域部分でのエラーの発生を想定しているので、変化量をしきい値に抑える修正方法1を選択する。
Claims (8)
- 所定の時間間隔毎に分割されたオーディオデータを複数の周波数帯域の周波数データに分割し、上記複数の周波数帯域の周波数データを各グループが各周波数帯域について時系列順に一定数の周波数データを含むように複数のグループに分割し、符号化して得られた符号化ストリームを復号する音響復号装置において、
上記符号化ストリームを復号し、上記複数のグループに分割された周波数データを復元する復元手段と、
上記復元手段により復元された2つの周波数データの差分の絶対値としきい値とを比較し、上記差分の絶対値が上記しきい値よりも大きい場合、上記差分をとった2つの周波数データのうち一方をエラーと判断するエラー検出手段と、
上記エラーと判断された周波数データを修正する修正手段と、
上記複数のグループに分割された周波数データからオーディオデータを合成する合成手段と
を有し、
上記修正手段は、上記エラー検出手段でエラーと判断された周波数データの周波数帯域に応じて上記エラーと判断された周波数データを修正する修正方式を選択する音響復号装置。 - 上記修正手段は、上記エラー検出手段でエラーと判断された周波数データの周波数帯域が所定の境界値より小さい場合、上記エラーと判断されなかった周波数データとの差分の絶対値が上記しきい値となるように、上記エラーと判断された周波数データを修正する請求項1記載の音響復号装置。
- 上記修正手段は、上記エラー検出手段でエラーと判断された周波数データの周波数帯域が第1の境界値以上、且つ第2の境界値未満の場合、上記エラーと判断された周波数データの値を上記エラーと判断されなかった周波数データの値に置き換えて修正する請求項1記載の音響復号装置。
- 上記修正手段は、上記エラー検出手段でエラーと判断された周波数データの周波数帯域が所定の境界値以上の場合、上記エラーと判断された周波数データの値を0に置き換えて修正する請求項1記載の音響復号装置。
- 所定の時間間隔毎に分割されたオーディオデータを複数の周波数帯域の周波数データに分割し、上記複数の周波数帯域の周波数データを各グループが各周波数帯域について時系列順に一定数の周波数データを含むように複数のグループに分割し、符号化して得られた符号化ストリームを復号する音響復号方法において、
上記符号化ストリームを復号し、上記複数のグループに分割された周波数データを復元する復元工程と、
上記復元工程により復元された2つの周波数データの差分の絶対値としきい値とを比較し、上記差分の絶対値が上記しきい値よりも大きい場合、上記差分をとった2つの周波数データのうち一方をエラーと判断するエラー検出工程と、
上記エラーと判断された周波数データを修正する修正工程と、
上記複数のグループに分割された周波数データからオーディオデータを合成する合成工程とを有し、
上記修正工程は、上記エラー検出工程でエラーと判断された周波数データの周波数帯域に応じて上記エラーと判断された周波数データを修正する修正方式を選択する音響復号方法。 - 上記修正工程は、上記エラー検出工程でエラーと判断された周波数データの周波数帯域が所定の境界値より小さい場合、上記エラーと判断されなかった周波数データとの差分の絶対値が上記しきい値となるように、上記エラーと判断された周波数データを修正する請求項5記載の音響復号方法。
- 上記修正工程は、上記エラー検出工程でエラーと判断された周波数データの周波数帯域が第1の境界値以上、且つ第2の境界値未満の場合、上記エラーと判断された周波数データの値を上記エラーと判断されなかった周波数データの値に置き換えて修正する請求項5記載の音響復号方法。
- 上記修正工程は、上記エラー検出工程でエラーと判断された周波数データの周波数帯域が所定の境界値以上の場合、上記エラーと判断された周波数データの値を0に置き換えて修正する請求項5記載の音響復号方法。
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