JP2002073091A - 復号装置 - Google Patents

復号装置

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JP2002073091A
JP2002073091A JP2000263418A JP2000263418A JP2002073091A JP 2002073091 A JP2002073091 A JP 2002073091A JP 2000263418 A JP2000263418 A JP 2000263418A JP 2000263418 A JP2000263418 A JP 2000263418A JP 2002073091 A JP2002073091 A JP 2002073091A
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Kazutada Abe
一任 阿部
Masahiro Sueyoshi
雅弘 末吉
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 符号化されたオーディオ信号の復号中にエラ
ーが発生した場合、聴取者に不快なノイズの少ない音を
提供する。 【解決手段】 エラー検出装置103は復号処理中のエ
ラー発生を検出する。データクリア装置104はエラー
検出時に窓関数処理装置101へ入力されたオーディオ
信号をブロック単位で0にする。窓関数処理装置102
は各サブバンド毎に前のブロックの後半部と現在のブロ
ックの前半部とでオーバーラップ処理を行う。前のブロ
ックと0となった現在のブロックとの間で、データが滑
らかに変化するため、別途フエード処理を行う処理装置
の追加なしでデータの不連続によるノイズの発生を抑え
ることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化されたオー
ディオ信号の復号処理において、復号時にエラーが発生
した際に聴取者にとって好ましい再生を行う方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオ信号のディジタル化はCDや
DATなどとともに一般に普及してきたが、それらは一
般的にLinear PCMと呼ばれる方式で符号化さ
れていた。近年、インターネットの普及と、オーディオ
圧縮技術の発展に伴い、Linear PCM方式より
もデータ量の少ない、圧縮オーディオ信号が一般に取り
扱われるようになってきた。DVD(Digital Versatil
e Disc)におけるAC−3(Dolby Digital)方式やd
ts方式、MD(Mini Disc)におけるATRAC(登
録商標)方式をはじめ、インターネットにおけるMP3
(MPEG/Audio Layer III)方式などが代表的なオーディ
オ圧縮方式である。
【0003】オーディオ信号の圧縮とは、聴取者に原信
号との違いが分からないようにしながら、オーディオ信
号のデータ量を少なくすることで、その取り扱いが容易
になる、長時間のオーディオ信号をメディアに記録する
ことが可能となる、ビットレートが低減されることによ
りマルチチャネルの再生が可能となるなど、様々な利点
がある。
【0004】オーディオ信号の圧縮に用いられる技術と
しては、大きく分けて2つの符号化技術が用いられる。
1つは、音楽信号のもつ性質を利用し、信号に含まれる
冗長度を取り除くエントロピ符号化(例えば、huff
man符号化など)、もう1つは、圧縮の過程で発生す
る原信号との差である雑音を、ヒトが知覚しにくいよう
にした聴覚符号化(最小可聴値やマスキングなどを利
用)である。多くのオーディオ圧縮方式ではこれら二つ
の技術が組み合わせて用いられている。
【0005】このように圧縮されたオーディオ信号は復
号装置で復号され、再生するオーディオ信号となるが、
復号の過程で様々な要因でエラーが発生する場合があ
る。特に、品質の低いメディアを利用する場合には、エ
ラーが発生する可能性が高く、エラー対策が必要とな
る。通常、オーディオ圧縮方式には、CRCチェック情
報などが記録されており、復号処理においてオーディオ
信号の読み取りなどでエラーが発生しているかどうかを
判定することが可能となる。また、CRCチェック以外
にも、復号途中でエラーが発生した場合への対応を行う
エラー検出情報が記録されていることが多い。このよう
なエラーは、特にエントロピ符号化に致命的な影響を及
ぼし、処理中のオーディオ信号(ブロック)中に1ビッ
トでも誤りがあるとそのビット以降のデータは正しく復
号することができなくなる。
【0006】上記のようなエラー検出情報によってエラ
ーが検出された場合、通常は、そのブロックのオーディ
オ信号は正しく復号されないため、次の正しく復号され
るブロックまで消音するミュート処理、あるいは、次の
正しく復号されるブロックまでスキップするスキップ処
理を行う。
【0007】ここで、ミュート処理を行う方法として
は、通常、復号処理中に含まれる最終レベル調整のため
の乗算係数を0とすることにより行われる。この場合、
正常に復号されているブロックとミュート処理を行うブ
ロックとの間で信号の不連続が生じるため、再生された
オーディオ信号ではミュート開始時点でノイズとして聴
取される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように復号時に
エラーが発生し、ミュート処理を行う場合、復号処理中
に含まれる最終レベル調整のための乗算係数を0とする
と、信号の不連続によるノイズが発生し、聴取者にとっ
て好ましくない音を再生することとなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1に係る発明においては、符号化されたオー
ディオストリームを復号する復号装置において、ブロッ
クオーバーラップ処理を行う窓関数処理装置と、復号時
にエラーが発生したかどうかを検出するエラー検出装置
と、前記エラー検出装置によってエラーが検出された際
に、前記窓関数処理への入力信号を0とするデータクリ
ア装置とを備えたことを特徴とする復号装置としてい
る。
【0010】請求項2に係る発明においては、請求項1
記載の復号装置において、前記復号装置は前記窓関数処
理よりも前の処理として周波数−時間変換を行う周波数
−時間変換処理装置を備え、前記データクリア装置は、
前記周波数−時間変換処理装置の出力を0とすることを
特徴とする復号装置としている。
【0011】請求項3に係る発明においては、符号化さ
れたオーディオストリームを復号する復号装置におい
て、ブロックオーバーラップ処理を行う窓関数処理装置
と、復号時にエラーが発生したかどうかを検出するエラ
ー検出装置とを備え、前記窓関数処理は、前記エラー検
出装置によってエラーが検出された際に、窓関数を0と
することを特徴とする復号装置としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0013】(実施の形態1)図1を用いて説明する。
窓関数処理装置101は、復号中のオーディオ信号を受
け、窓関数処理とブロックオーバーラップ処理を行う。
サブバンド合成フィルタバンク処理装置102は、窓関
数処理装置101の出力を受け、サブバンド合成フィル
タ処理を行い、オーディオデータを生成する。エラー検
出装置103は、窓関数処理までの復号処理中にエラー
が発生したかどうかを検出する。データクリア装置10
4は、エラー検出装置103がエラーを検出した際に窓
関数処理装置101へ入力されたオーディオ信号をブロ
ック単位で0にする。
【0014】窓関数処理装置102では、各サブバンド
ごとに前のブロックの後半部と現在のブロックの前半部
とでオーバーラップ処理を行う。オーバーラップ処理に
ついて図2に示す。図2は1つのサブバンドのデータに
関するオーバーラップ処理を示しており、各サブバンド
のデータに対してこのオーバーラップ処理を行う。20
1は前のブロックの信号を、202は現在のブロックの
信号を示している。203、204は窓関数の値を示し
ており、窓関数処理装置102に入力されたブロックの
信号は、窓関数203、204が乗算される。信号20
1の後半部分と信号202の前半部分はオーバーラップ
するようにして各サンプルごとに加算され、窓関数処理
装置102の出力として算出される。
【0015】図3に現在のブロックの復号中にエラーが
発生し、現在のブロックのデータを0とした場合につい
て示す。301は前のブロックのデータ、302は現在
のブロックのデータ、303、304は窓関数、305
はブロックオーバーラップされて算出されたデータであ
る。
【0016】窓関数処理の前でデータを0とすることに
より、前のブロックと0となった現在のブロックとの間
で、データが滑らかに変化するため、別途フェード処理
を行う処理装置の追加なしでデータの不連続によって生
じるノイズの発生を抑えることが可能である。
【0017】なお、図1ではサブバンド合成処理を行う
例として示したが、符号化時にサブバンド分割を行わな
いものについてはサブバンド合成処理は必要なく、この
場合でも同様の効果がある。
【0018】(実施の形態2)図4は図1に周波数−時
間変換を行うIMDCT処理装置401を追加したもの
である。エラー検出装置404は、復号処理中にエラー
が発生したかどうかを検出する。データクリア装置40
5は、エラー検出装置404がエラーを検出した際にI
MDCT処理装置401の出力を0にする。
【0019】IMDCT処理装置401での処理は一般
的に、
【0020】
【数1】
【0021】であらわされるため、データクリア装置4
05はIMDCT処理装置401への入力であるXk
0クリアすることによりIMDCT処理装置401の出
力を0とすることができる。
【0022】なお、IMDCT処理装置401の出力を
0にする方法としては、この他にIMDCT処理装置4
01への入力に乗算される係数を0とする方法、通常ど
おりIMDCT処理を行ったあとに出力を0クリアする
方法などが考えられる。
【0023】なお、図4では窓関数処理の直前にIMD
CT処理を行う例を示したが、エラー検出時に窓関数処
理装置402への入力が0となれば、窓関数処理装置4
02とIMDCT処理装置401の間に別の処理装置が
入ってもよい。
【0024】また、図4ではサブバンド合成処理を行う
例として示したが、符号化時にサブバンド分割を行わな
いものについてはサブバンド合成処理は必要なく、この
場合でも同様の効果がある。
【0025】(実施の形態3)図5は実施の形態1から
データクリア装置を取り除き、エラー検出装置503が
エラーを検出した場合、窓関数処理装置501にその情
報を伝えるようにしたものである。窓関数処理装置50
1は通常の復号に必要な窓関数と、別途0の窓関数を備
え、エラー検出装置503がエラーを検出した場合に、
通常の復号に必要な窓関数から0の窓関数に切り替え
る。
【0026】これにより、データクリア装置が必要でな
くなり、より簡便な装置の構成で同じ効果を実現するこ
とが可能となる。
【0027】なお、図5ではサブバンド合成処理を行う
例として示したが、符号化時にサブバンド分割を行わな
いものについてはサブバンド合成処理は必要なく、この
場合でも同様の効果がある。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明は、符号化された
オーディオ信号の復号処理において、復号時にエラーが
発生した際のミュート処理において信号の不連続による
ノイズが発生しないように聴取者にとって好ましい再生
を行うことを目的としたものである。
【0029】請求項1記載の発明で、符号化されたオー
ディオストリームを復号する復号装置において、ブロッ
クオーバーラップ処理を行う窓関数処理装置と、復号時
にエラーが発生したかどうかを検出するエラー検出装置
と、前記エラー検出装置によってエラーが検出された際
に、前記窓関数処理への入力信号を0とするデータクリ
ア装置と、を備えたことによって、復号時にエラーが発
生した場合のミュート時に発生するノイズを抑えること
が可能となった。
【0030】また、請求項2記載の発明で、符号化され
たオーディオストリームを復号する復号装置において、
ブロックオーバーラップ処理を行う窓関数処理装置と、
復号時にエラーが発生したかどうかを検出するエラー検
出装置とを備え、前記窓関数処理は、前記エラー検出装
置によってエラーが検出された際に、窓関数を0とする
ことにより、よりデータクリア装置のを必要としない、
簡便な復号装置で請求項1記載の発明と同じ効果を実現
することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1の窓関数処理装置におけ
るブロックオーバーラップ処理の一例を示す図
【図3】エラー検出時の本発明の実施の形態1の窓関数
処理装置におけるブロックオーバーラップ処理の一例を
示す図
【図4】本発明の実施の形態2の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態3の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101,402,501 窓関数処理装置 102,403,502 サブバンド合成フィルタバン
ク処理装置 103,404,503 エラー検出装置 104,405 データクリア装置 201,301 前のブロックの信号 202,302 現在のブロックの信号 203,204,303,304 窓関数 401 IMDCT処理装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】符号化されたオーディオストリームを復号
    する復号装置において、 ブロックオーバーラップ処理を行う窓関数処理装置と、 復号時にエラーが発生したかどうかを検出するエラー検
    出装置と、 前記エラー検出装置によってエラーが検出された際に、
    前記窓関数処理への入力信号を0とするデータクリア装
    置と、を備えたことを特徴とする復号装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の復号装置において、 前記復号装置は前記窓関数処理よりも前の処理として周
    波数−時間変換を行う周波数−時間変換処理装置を備
    え、 前記データクリア装置は、前記周波数−時間変換処理装
    置の出力を0とすることを特徴とする復号装置。
  3. 【請求項3】符号化されたオーディオストリームを復号
    する復号装置において、 ブロックオーバーラップ処理を行う窓関数処理装置と、 復号時にエラーが発生したかどうかを検出するエラー検
    出装置と、を備え、 前記窓関数処理は、前記エラー検出装置によってエラー
    が検出された際に、窓関数を0とすることを特徴とする
    復号装置。
JP2000263418A 2000-08-31 2000-08-31 復号装置 Withdrawn JP2002073091A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2426170A (en) * 2005-05-11 2006-11-15 Sigmatel Inc Decoding a rate adjusted encoded signal itself based on an error feedback signal
US7225380B2 (en) 2003-06-05 2007-05-29 Nec Corporation Audio decoder and audio decoding method

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