JP4539089B2 - デジタルテレビ放送受信モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、地上波などによるデジタルテレビ放送用の受信モジュール、その中でも特にRFおよびIF回路部分に関する。
地上波アナログテレビ放送においては従来から、隣接するチャンネルの信号による妨害を防ぐために、同一の地域においては極力互いに隣接する2つのチャンネルを同時に放送に利用せず、例えば1チャンネルずつとばしてチャンネルを利用するような政策がとられている。
現在、地上波のテレビ放送をアナログからデジタルへ切り換える措置がとられている。地上波アナログテレビ放送とは異なり、地上波デジタルテレビ放送ではUHF帯の13チャンネルから62チャンネルの中から各地域毎にほぼ連続した6ないし10チャンネルで放送されるように置局政策がとられている。ただ、一部の地域では連続したチャンネルの割り当てが困難になり、とびとびのチャンネルが割り当てられる場合がある。そのような地域においては、割り当てのチャンネルの間のチャンネルの放送電波(不要波)が、割り当てのチャンネルの送信施設に近接する別の送信施設から、しかも割り当てのチャンネルの放送電波よりも強い電波として到来することがあり得る。この場合、不要波の周波数が本来必要とする放送電波の周波数に近いため、本来必要とする放送電波にとって妨害電波となる可能性が高い。特に、アナログからデジタルへの切替期間においては、UHF帯のアナログテレビ放送がデジタルテレビ放送のチャンネル範囲の中あるいは近傍に一時的に混在する場合があり、デジタル放送はアナログ放送よりも政策的に送信時の信号レベルが低く設定され、地域条件的には30dB程度低くなることが見込めるため、問題が深刻になる可能性が高い。
ここで、妨害のメカニズムについて簡単に説明する。
通常、図7にブロック図で示すように、テレビ放送受信モジュール1は、ほぼ希望のチャンネルの信号を選び出すための周波数可変のRF同調回路である入力同調回路2と段間同調回路4、その間に位置する可変利得型のRF増幅回路3、RF信号を周波数固定のIF信号に変換する周波数変換回路5、その中からさらに希望以外のチャンネルの信号を減衰させるためのIF同調回路6、IF同調後の信号の中からさらに希望のチャンネルのみを選び出すためのSAWフィルタ7、その信号を所望のレベルまで増幅する可変利得型のIF増幅回路8、さらにIF信号からテレビ信号を取り出す復調回路(デジタル復調回路)9などから構成されている。
入力同調回路2は1段の同調回路であり、ほぼ希望チャンネルとその両側各3チャンネル(計7チャンネル)分の通過帯域を有する。なお、一般に通過帯域とは、挿入損失が中心周波数に対して3dB以内の帯域のことを言う。段間同調回路4は2段の同調回路となっているので、その分だけ狭帯域となり、ほぼ希望チャンネルとその両側各2チャンネル(計5チャンネル)分の通過帯域を有する。
周波数変換回路5は、ミキサ回路、電圧制御発振器、PLL回路から構成され、RF信号の中の希望のチャンネルの信号を周波数固定のIF信号に変換する。このとき、希望のチャンネルの近傍のチャンネルの信号も希望チャンネルとの周波数差を維持したままIF信号に変換される。
IF同調回路6は1段の同調回路でさらに狭帯域になり、ほぼ希望チャンネルとその両側各1.5チャンネル(計4チャンネル)分の通過帯域を有する。
そして、復調回路9は、復調した希望チャンネルの信号(復調信号)のレベルに応じて2つのAGC信号(電圧)AGC1、AGC2を出力し、これがそれぞれRF増幅回路3およびIF増幅回路8に対して入力されている。これによって、復調回路9に入力される希望チャンネルの信号のレベルが、復調回路9に入力される時点で所望のレベルになるようにAGC制御している。なお、RF増幅回路3やIF増幅回路8は、所定の利得のある状態を基準点として、AGC電圧に基づいて利得を低下させるように動作させる。そのため、基本的には増幅動作をしてはいるものの、AGC電圧による利得の変化は基準点からの減衰方向であるために減衰量と表現する。
ここで、希望のチャンネルの隣のチャンネルに、希望のチャンネルよりも信号レベルの高い信号(不要波)が到来しているとする。この場合、不要波は入力同調回路2を通過し、段間同調回路4も通過し、さらにIF同調回路6も通過する。RF帯のRF増幅回路3に印加されるAGC電圧は復調信号のレベル、すなわち希望のチャンネルの信号のレベルのみを基準にしてかけられるため、隣のチャンネルにレベルの高い不要波があっても、それに応じて減衰量が大きくなることはない。そのため、不要波が減衰されることなくRF増幅器3や周波数変換回路5に入力される。これらの回路では能動素子を利用しているため、不要波によって回路が飽和して希望のチャンネルの信号が歪んだり、混変調をおこして希望のチャンネルの信号に不要波の信号が混入したりする。これが妨害(隣接妨害)の基本的なメカニズムであり、このような場合の不要波を妨害波と呼ぶ。
このような問題は、基本的にはデジタルテレビ放送受信モジュールに限られたことではないため、多くの対策方法が提案されている。例えば特許文献1では、入力されるRF信号全体のレベルを検出し、その値と復調信号のレベルの両方から、状況に応じてRF帯の可変利得増幅回路やさらにその前段に設けられた可変減衰回路に最適なAGCがかかるように制御している。これによって、可変利得増幅器や周波数変換回路が不要波によって飽和するのを防止し、また混変調を防止している。
特開2001−326549号公報
特許文献1の受信モジュールにおいては、希望のチャンネルの隣のチャンネルに、希望のチャンネルよりもレベルの高い不要波が到来している場合の対策としてはそれなりに有効である。しかしながら、特許文献1の受信モジュールにおいては、RF信号全体のレベルを検出して、それと復調信号のレベルの両方に基づいてAGC信号を作り出している。そのため、希望のチャンネルから遠く離れて必ずしも妨害波にはならないチャンネルの信号もAGCに影響を与える可能性がある。この場合は希望チャンネルの信号が必要以上に減衰され、復調回路に入力される段階において復調に必要な十分な信号レベルを得られなくなる可能性がある。
また、RF信号のレベルと復調信号のレベルの両方に基づいてAGC信号を作り出すため、両者のレベルがどのような組み合わせの時にAGC信号をどのようにするのかを決める判定回路が複雑になるという問題がある。
さらに、AGCをかけるためにRF信号のレベルを検出する際には何らかの検出回路が必要になるが、このような検出回路は一般的に周波数特性を持つ。そのため、希望チャンネルの信号レベルが同じであっても、その信号のチャンネルによってAGC信号の大きさが異なってしまうということがあり得、それによってチャンネルによっては妨害の防止が不十分になるという可能性も含んでいる。
そこで、本発明は上記の問題点を解決することを目的とするもので、隣接チャンネルやさらに離れた三隣接チャンネルの不要波による妨害を受けにくい受信モジュールを提供する。
上記目的を達成するために、本発明のデジタルテレビ放送受信モジュールは、入力されたRF信号の中から希望のチャンネル近傍の周波数に同調するRF同調回路と、RF信号を増幅する可変利得型のRF増幅回路と、RF信号を周波数固定のIF信号に変換する周波数変換回路と、IF信号から希望のチャンネル近傍の信号を選び出すIF同調回路と、IF信号から希望のチャンネルを選び出すIFフィルタ回路と、IF信号を増幅する可変利得型のIF増幅回路と、IF信号から希望のチャンネルの信号を復調する復調回路と、前記IF同調回路から出力される信号のレベルを検知するとともに該検知レベルが一定になるように前記RF増幅回路にフィードバックをかけるためのAGC信号を出力する信号レベル検知回路と、を有し、前記IF増幅回路が可変利得増幅回路であり、前記復調回路に入力される希望チャンネルの信号のレベルが一定になるように前記IF増幅回路にAGC信号が印加され、前記IFフィルタ回路として第1および第2のSAWフィルタを備えるとともに前記IF増幅回路として第1および第2のIF増幅回路を備え、前記第1および第2のIF増幅回路を、印加されるAGC信号に対するディレイポイントが異なるように構成していることを特徴とする。
また、本発明のデジタルテレビ放送受信モジュールは、前記IF同調回路から出力される時に、希望のチャンネルの信号の減衰量よりもその隣接チャンネルの減衰量が2〜5dB大きくなるようにRF同調回路およびIF同調回路の周波数特性が設定されていることを特徴とする。
また、本発明のデジタルテレビ放送受信モジュールは、前記IF同調回路から出力される時に、希望のチャンネルの信号の減衰量に対する3つ離れたチャンネルの減衰量が12dB以内になるようにRF同調回路およびIF同調回路の周波数特性が設定されていることを特徴とする。
また、本発明のデジタルテレビ放送受信モジュールは、前記第1および第2のSAWフィルタの通過帯域が、温度変化による通過帯域の移動があっても隣接チャンネルの信号を通過させない程度までシフトあるいは狭小化されていることを特徴とする。
本発明のデジタルテレビ放送受信モジュールによれば、IF同調後の信号のレベルに基づいてRF増幅回路にAGCをかけるため、希望チャンネルの信号レベルのみに基づいてAGCがかけられる場合のような隣接チャンネルの不要波による妨害を抑制することができる。
また、IF同調後において希望チャンネルの信号の減衰量よりも隣接チャンネルの減衰量が2〜5dB大きくなるように設定されているため、希望チャンネルの信号レベルが小さく、かつ隣接チャンネルの不要波の信号レベルが大きい場合でも、希望チャンネルの受信が可能になる。
また、IF同調後において希望チャンネルの信号の減衰量に対する三隣接チャンネルの減衰量が12dB以内になるように設定されているため、三隣接チャンネルの信号レベルの大きい不要波による妨害を防止することができる。
また、IF増幅回路の利得がAGC制御されるため、RF増幅回路のAGCを希望チャンネルの信号レベルに基づいてかけなくても、復調回路に入力される希望チャンネルの信号のレベルを一定にすることができる。
また、IFフィルタ回路として2つのSAWフィルタを用いているため、復調回路に入力される信号から希望チャンネル以外のチャンネルの信号を十分に抑制することができる。
また、IF増幅回路を2つにし、それぞれを、印加されるAGC信号に対するディレイポイントが異なるように構成しているため、IF段での信号のCN劣化を防止することができる。
さらに、2つのSAWフィルタの通過帯域が、温度変化による通過帯域の移動があっても隣接チャンネルの信号を通過させない程度までシフトあるいは狭小化されているため、SAWフィルタの通過帯域が温度によってシフトしても隣接チャンネルの不要波による妨害を防止することができる。
図1に、本発明の地上波デジタルテレビ放送受信モジュールの一実施例のブロック図を示す。図1において、図7と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説明を省略する。
図1において、地上波デジタルテレビ放送受信モジュール10は、図7のテレビ放送受信モジュール1に加えて、広帯域増幅器11、IF同調後の信号のレベルを検出してRF増幅回路3へのAGC信号を作成する信号レベル検知回路であるRSSI(Radio Signal Strength Indicator)回路12を有する。RSSI回路12の出力はRF側のAGCモニター端子RFmにも接続されている。また、SAWフィルタ7とIF増幅回路8に代えて、IF同調後の信号の中から希望のチャンネルのみを選び出すためのIFフィルタ回路である第1のSAWフィルタ13および第2のSAWフィルタ15、希望のチャンネルの信号を所望のレベルまで増幅して次段の復調回路に入力するために2つのSAWフィルタの間および後に設けられた可変利得型のIF増幅回路である第1のIF増幅回路14および第2のIF増幅回路16、および第1のSAWフィルタ13と第1のIF増幅回路14の間に設けられた減衰手段18を有する。減衰手段18は必須ではなく、仕様などに応じて無くても構わない。さらに、復調回路9に代えて、希望チャンネルのIF信号からテレビ信号を取り出す復調回路(デジタル復調回路)17を有する。復調回路17は復調した希望チャンネルの信号(復調信号)のレベルに応じて2つのAGC端子(AGC1、AGC2)からそれぞれAGC信号(AGC電圧)を出力し、これが第1のIF増幅回路14および第2のIF増幅回路16に対して入力されている。また、AGC2端子の出力はIF側のAGCモニター端子IFmにも接続されている。
地上波デジタルテレビ放送受信モジュール10において、従来のテレビ放送受信モジュール1とのもっとも大きな違いは、IF同調後のIF信号のレベルをRSSI回路12で検出し、それに基づいてRF増幅回路3にAGC信号を印加するように構成されている点である。したがって、RF増幅回路3には従来のような希望チャンネルの復調信号のレベルに基づいたAGCがかけられることはない。なお、入力同調回路2の前段に広帯域増幅器11が設けられているのは、受信感度を高めてNFを低く抑えることと、CATVに接続することを想定した際に入力同調回路の帯域外反射の影響を入力側端子に及ぼさないようにバッファアンプの役割を果たすためである。また、IF段においてSAWフィルタを2段にするとともに、その間および後のIF増幅回路を可変利得型とし、これに対して復調回路17から復調信号に基づいてそれぞれ異なるAGCをかけている。SAWフィルタを2段にしているのは、隣接チャンネルにレベルが30dB高いアナログテレビ放送の信号が存在することを想定すると、1段だけでは隣接チャンネルの抑圧が十分ではないためである。そして、SAWフィルタを2段にしたことによって挿入損失が増えるためにIF増幅回路も2段にしている。また、RF帯でのAGCを復調信号のレベルすなわち希望チャンネルの信号のレベルのみに基づいてかけているわけではないために、IF同調後の希望チャンネルの信号のレベルが必ずしも一定にならないので、これに対応するためにIF帯においてもAGC制御を行い、復調回路17への入力信号が所定のレベルになるようにしている。
まず、RF増幅回路3のAGC動作について説明する。背景技術のところで説明したように、広帯域のRF信号は入力同調回路2、段間同調回路4、およびIF同調回路6によって、ほぼ希望チャンネルとその両側各1.5チャンネル(計4チャンネル)分まで帯域制限される。そして、RSSI回路12は、この帯域制限されたIF信号のレベルを検出し、それに基づいてAGC信号を出力しRF増幅回路3を制御する。
これによって、希望チャンネルの隣接チャンネルに信号レベルの大きい不要波が存在する場合には、その不要波レベルに応じてRF増幅回路3にAGCがかけられるために、RF増幅器3や周波数変換回路5が飽和して希望のチャンネルの信号が歪んだり、混変調をおこして希望のチャンネルの信号に不要波の信号が混入したりするのを防止できる。
一方、帯域制限されたIF信号に基づいてAGCをかけているため、希望のチャンネルから遠く離れて必ずしも妨害波にはならないチャンネルの信号(不要波)がAGCに影響を与えるということはない。
さらに、IF信号は周波数が固定でしかも比較的狭帯域であるため、RSSI回路12は実質的に周波数特性を持たないようにすることができる。すなわち、希望チャンネルによってAGCのレベルが異なって、妨害の防止が不十分になるということもない。
このように、本発明の地上波デジタル放送受信モジュール10においては、IF同調後の帯域制限された信号を元にしてRF帯でのAGCをかけているため、特許文献1のようなRF信号のレベルに基づいてRF帯でのAGCをかける構成が含む問題点を解消することができる。
なお、背景技術においては特許文献として示していないが、IF同調後の信号のレベルを検出し、それをRF帯でのゲイン制御に利用する構成が、特開2003−46353号公報に開示されている。しかしながら、特開2003−46353号公報に開示されているものの場合は、受信信号が飽和しているかどうかのみを検出し、それに応じてRF帯でのLNAのゲインを2段階に切り換えるものであり、一般的な信号レベルを一定に保つためのAGCとは全く異なるものである。
ところで、既に述べたように地上波デジタルテレビ放送においては地上波アナログテレビ放送よりも受信時の信号レベルが30dB近く低くなることが考えられる。そのため、地上波デジタルテレビ放送受信モジュールにおける隣接妨害の条件としては、希望のチャンネルに対して隣接チャンネルの信号の方が30dB大きい場合を想定する必要がある。一例として、モジュールの入力端の信号レベルが−50dBm以上でAGCがかかる(減衰動作が行われる)ように設定されている場合を考えると、例えばモジュールの入力端で希望チャンネルに−65dBm、隣接チャンネルに−35dBmの信号が入力された場合には、RSSI回路12は信号レベルの高い隣接チャンネルのレベルに基づいてAGC信号を発生する。この場合のAGCによる減衰量は、そのままのレベル差でRSSI回路12に入力された場合には、−35[dBm]−(−50[dBm])=15dBとなる。この減衰量は希望チャンネルの信号にも適用されるため、等価的に(減衰量がゼロだと想定すると)希望チャンネルの入力信号がモジュール入力端で−65[dBm]−15[dB]=−80dBmになっていることを意味する。日本においては、後述するように地上波デジタルテレビ放送で13セグメント受信をする場合の希望チャンネルの最小受信レベルがモジュールの入力端で−75dBmと規定されており、実際の実力的にも−78dBm程度が限界になるように設計されているため、このままでは隣接妨害ではなく受信レベルの限界を下回ることによって受信できないことになる。
そこで、本発明の地上波デジタル放送受信モジュール10においては、図2に示すように、IF同調回路6の出力において、モジュール入力端からの減衰量が希望チャンネルよりも隣接チャンネルの方が2〜5dB低下するように設定されている。これは、入力同調回路2、段間同調回路4、およびIF同調回路6の3つの同調回路全体の周波数特性として設定されることになる。なお、図2は、モジュール入力端からの希望チャンネルの減衰量に対する隣接チャンネルの減衰量の相対値(相対減衰量)を示すものである。
この場合、モジュール入力端において希望チャンネルよりも隣接チャンネルの信号レベルの方が30dB高くても、IF同調回路6の出力すなわちRSSI回路12の入力端においては、隣接チャンネルの信号レベルは希望チャンネルに対して25〜28dB高い状態になる。そのため、上記の例ではAGCによる減衰量は10〜13dBとなり、希望チャンネルの入力信号のレベルは等価的に希望チャンネルの入力信号がモジュール入力端で−75〜−78dBmになっていることになり、受信が可能になる。
このようにして隣接チャンネルの不要波による妨害の問題は解決できる。ところで、実際の地上波デジタルテレビ受信モジュールにおいては、隣接チャンネルだけでなく、特に希望チャンネルから3つ離れたチャンネル(三隣接チャンネル)における不要波による妨害が問題になる。具体的には、例えば図3に示すように、希望チャンネルに隣接したチャンネルおよびさらにその隣のチャンネルに信号レベルの大きな不要波が無く、三隣接チャンネルに地上波アナログテレビ放送の信号のようなレベルの高い不要波が存在する場合の妨害である。
すなわち、RSSI回路12に入力されるIF信号はほぼ希望チャンネルとその両側各1.5チャンネル(計4チャンネル)分まで帯域制限されている。上述のようにIF同調回路6の出力における希望チャンネルに対する隣接チャンネルの相対減衰量を2〜5dBに設定すると、普通に設計した同調回路においては三隣接チャンネルの相対減衰量は15〜20dB程度になる。そのため、三隣接チャンネルにレベルの高い不要波が存在していても、RSSI回路12に入力される段階で大きく減衰されてしまい、その不要波のレベルはAGC信号にあまり寄与しない。そのため、隣接チャンネルやその隣のチャンネルの不要波のレベルが低くて三隣接チャンネルの不要波のレベルのみが希望波に対してかなり(例えば30dB)高いような場合には、それがあまり減衰されることなくRF増幅回路3や周波数変換回路5に入力される。その結果、各回路が飽和して希望のチャンネルの信号が歪んだり、混変調をおこして希望のチャンネルの信号に妨害波の信号が混入したりする可能性が残る。
そこで、本発明の地上波デジタル放送受信モジュール10においては、図4に示すように、IF同調回路6の出力において、モジュール入力端からの希望チャンネルに対する三隣接チャンネルの減衰量が12dB以内になるように設定されている。すなわち、隣接チャンネルに関しては上述のように減衰量が2〜5dB低下するように設定しながらも、三隣接チャンネルに関しては減衰量が12dB以内になるように設定されている。これは、入力同調回路2、段間同調回路4、およびIF同調回路6の3つの同調回路全体の周波数特性として設定されることになる。なお、図4は、モジュール入力端からの希望チャンネルの減衰量に対する三隣接チャンネルの減衰量の相対値(相対減衰量)を示すものである。
この場合、モジュール入力端において希望チャンネルよりも三隣接チャンネルの信号レベルの方が30dB高いと、IF同調回路6の出力すなわちRSSI回路12の入力端においては、三隣接チャンネルの信号レベルは希望チャンネルに対して18dB高い状態になる。すなわち、隣接チャンネルに関して減衰量が2〜5dB低下するように設定しただけの場合に比べると3〜8dBも三隣接チャンネルの信号レベルが高い。そのため、その分だけAGCによるRF増幅回路3の減衰量も大きくなり、各回路が飽和して希望のチャンネルの信号が歪んだり、混変調をおこして希望のチャンネルの信号に妨害波の信号が混入したりする可能性が低くなる。
次に、IF段の2つの可変利得型のIF増幅回路14および16のAGCについて説明する。
地上波デジタルテレビ放送においては、1つのチャンネルを13のセグメントに分け、そのうちの1つまたはいくつかあるいはすべてを用いて各セグメント毎に信号を送るという形で放送が行われる。したがって、受信した希望チャンネルの13のセグメントのうちのすべてに信号が存在する場合もあれば、いずれか1つのセグメントにのみ信号が存在するという場合もある。また、複数のセグメントに信号が存在していても、その中の1セグメントのみを受信すればよいという場合もある。その場合の受信感度は、13セグメント全体を受信する場合に比べて1セグメントだけを選択的に受信する方が、伝送レートに関係なく13倍(約11dB)高くなる。また、13セグメント放送の場合であって、そのうちの12セグメントを64QAMなどの高い伝送レートの信号とし、残りの1セグメントをQPSKなどの別の伝送レートの信号とする場合がある。この場合も、復調回路17における入力信号に必要なC/Nが異なり、その結果として受信モジュールへの1つのチャンネルとしての最小入力レベルが異なることになる。最小入力レベルは、
最小入力レベル(dBm)=CN+10log(kTB)+NF+DCN
CN:入力信号に必要なC/N、B:雑音帯域幅、
k:ボルツマン係数、T:測定温度(300K)
NF:受信機NF、DCN:受信機機器劣化(合わせて9.3dB)
で表される。13セグメント放送の場合(CN=22dB、B=5.7MHz)と1セグメント放送の場合(CN=4.9dB、B=0.43MHz)を比較すると、
13セグメント放送 最小入力レベル=−75dBm
1セグメント放送 最小入力レベル=−92dBm
となる。すなわち、放送形態によって1つのチャンネル全体としての最小入力レベルに24dBのレベル差が生じることになる。
一方で、受信モジュールへの1つのチャンネルとして上限となる入力レベルは−20dBmと規定されている。この場合、隣接チャンネルに存在するかもしれないアナログテレビ放送の信号(妨害波信号)のレベルは、それより30dB大きい+10dBmを想定する必要がある。
さらに、復調回路17におけるデジタル復調部は、一般的な実力値では0.3Vpp(250Ω終端換算で−13dBm)の入力電圧となるように制御する必要がある。一方で第2のIF増幅回路16は実力的に−25dBm以上のレベルの信号を入力するとIM(相互変調歪み)が劣化し始める。そのために、入力レベルを−25dBm以下にする必要があるので、ゲインは−13dBm−(−25dBm)=12dB以上必要になる。SAWフィルタは一般的に−18dB程度の挿入損失を持っているために、第2のSAWフィルタ15の損失を考慮して第1のIF増幅回路14の出力レベルは−25dBm+18dB=−7dBmとする必要がある。
IF同調回路6の出力は0dBmになるように設定されることが多いため、SAWフィルタ13の損失である18dBを考慮し、さらに−7dBの減衰手段18を設けて第1のIF増幅回路14への入力レベルが−25dBmになるようにする。このとき、第1のIF増幅回路14のゲインは−7dBm−(−25dBm)=18dBとなる。これが受信モジュールへの入力が−50dBm以上の時の利得配分になる。
一方、受信モジュールへの入力が−50dBmを下回った場合には、その分だけIF同調回路6の出力レベルが低下する。実際には、13セグメント放送の場合は受信モジュールへの入力が−50dBm〜−75dBmの幅があり、IF同調回路6の出力レベルは0〜−25dBmの幅になる。また、1セグメント放送の場合は受信モジュールへの入力が−50dBm〜−92dBmの幅があり、IF同調回路6の出力レベルは0〜−42dBmの幅になる。
仮に第2のIF増幅回路16のゲインを12dBで固定とした場合には、第1のIF増幅回路14以外による減衰量は−18−7−18+12=−31dBになるので、13セグメント放送における最小値である−25dBmのIF同調回路6からの出力信号を−13dBmまで増幅するためには第1のIF増幅回路14に−13−(−25−31)=43dBのゲインが必要になる。これはICアンプなどを用いれば実現可能な範囲である。しかしながら、1セグメント放送における最小値である−42dBmのIF同調回路6からの出力信号を−13dBmまで増幅するためには第1のIF増幅回路14に−13−(−42−31)=60dBのゲインが必要になり、1段のICアンプでは現実的ではない。
そこで、本発明においては第2のIF増幅回路16も可変利得型とし、さらにともに復調回路17からAGCをかけるように構成している。これによって、第1のIF増幅回路14でまかないきれない分のゲインを第2のIF増幅回路16に持たせることができるので、各IF増幅回路を実現可能な範囲で構成することができる。
また、本発明においては第1のIF増幅回路14と第2のIF増幅回路15に印加するAGC信号を復調回路17から個別に出している。そして、2つのAGC信号を異なるものにしている。すなわち、図5に示すように、第1のIF増幅回路14のAGCディレイポイント1と第2のIF増幅回路16のAGCディレイポイント2を異ならせている。この場合、第1のIF増幅回路14に入力される時点の信号レベルが比較的低い時には第2のIF増幅回路16のみがAGCによる減衰動作を行い、信号レベルが所定のレベルであるAGC切替ポイントを超えると第1のIF増幅回路14がAGCによる減衰動作を行う。なお、図5におけるAGCディレイポイントとは、各IF増幅回路において減衰動作が開始される第1のIF増幅回路14への入力信号レベルのことである。また、図5における縦軸のAGC制御レベルとはIF増幅回路に印加するAGC電圧値のことである。
このように、2つのIF増幅回路のAGCディレイポイントを異ならせることによって、入力レベルが低い時には第1のIF増幅回路14のゲインが大きい状態を維持することができ、IF段での信号のCN劣化を防止することができる。
また、本発明の地上波デジタルテレビ放送受信モジュール10においては、RF段およびIF段のAGCが、ともにモジュール内で完結しており、例えばこのモジュールが搭載されるセット側でモジュール毎に何らかの設定を行ったり調整を行ったりする必要がない。そして、RF段およびIF段のAGC信号をモニターするAGCモニター端子RFm、IFmを備えているために、セット側でAGC動作状態の確認が可能になり、オートプリセットのための受信データとすることができる。また、セット側でRF段およびIF段のAGC信号をモニターすることによって入力信号の強さを判断し、例えば受信できない状態の原因として入力信号自身が弱いのか、他の妨害が原因で受信できないのかなどの判断ができる。
図6に、本発明の地上波デジタルテレビ放送受信モジュールの別の実施例のブロック図を示す。図6において、図1と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説明を省略する。
図6において、地上波デジタルテレビ放送受信モジュール20は、図1の地上波デジタルテレビ放送受信モジュール10において、広帯域増幅器11と入力同調回路2の間にPINダイオードを用いた可変減衰器21を設け、RF増幅回路3とともにRSSI回路12から出力されるAGC信号で減衰量を制御するように構成されている。なお、可変減衰器21はRF増幅回路3の前段に配置しても構わない。
このように構成することによって、地上波デジタルテレビ放送受信モジュール20においては、RF段におけるAGCの幅を広げ、モジュール全体としての利得配分の選択範囲を広げることができる。これによって、アナログの挟入力信号がある場合でも十分なAGC可変幅があり、仮に強入力信号による妨害が発生している場合には、AGC開始レベルを低めに設定して対応するか、その時のAGC可変幅が拡がることにも対応が可能である。
ところで、本発明の地上波デジタルテレビ放送受信モジュール10や20においては、既に説明したようにIF段に第1のSAWフィルタ13および第2のSAWフィルタ15を備えている。最後に、この2つのSAWフィルタについて説明する。
上述のように地上波デジタルテレビ放送においては1つのチャンネルを13セグメントに分け、各セグメント毎に信号を送っている。そして、セグメント分けに際しては、1セグメント分の周波数帯域として1つのチャンネルの帯域の1/14を割り当て、両側に1/2セグメント分の周波数帯域をあけた上で、その間に13セグメント分の周波数帯域を確保している。そのため、隣接するチャンネル同士の最も近いセグメント間には1セグメント分の周波数帯域しか存在しない。このように隣接するチャンネルが非常に近接しているために、IF段の第1のSAWフィルタ13および第2のSAWフィルタ15においては、その通過帯域を1チャンネルの13セグメント分の周波数帯域にほぼ一致させる必要がある。
一般にSAWフィルタの通過帯域は使用される材料に依存した温度特性を持つ。例えば、ZnO系の場合は−28ppm/度C、LN系の場合は−72ppm/度C、LT系の場合は−35ppm/度Cとなる。そのため、温度変化によって通過帯域が高周波側あるいは低周波側に移動すると隣接するチャンネルのもっとも近接するセグメントの信号を通過させてしまい、それによって復調時に妨害を受け易くなるという問題がある。
そこで、本願発明の地上波デジタルテレビ放送受信モジュール10や20においては、第1のSAWフィルタ13および第2のSAWフィルタ15の通過帯域を、温度変化による通過帯域の移動があっても隣接チャンネルの信号を通過させない程度まで例えば+200kHz程度シフトあるいは400kHz程度狭小化している。これによって温度変化があっても隣接チャンネルの信号による妨害を防止することができる。
このとき、第1のSAWフィルタ13および第2のSAWフィルタ15を同じ温度特性を持つ材料で構成してもよいが、互いに温度特性の異なる材料で構成して、それぞれ固有の通過帯域のシフトあるいは狭小化を行うことによって、さらに細かな通過特性のコントロールが可能になる。
なお、この場合、温度条件によってはもっとも外側のセグメントにおける本来通過させるべき信号を抑圧する可能性がある。しかしながら、地上波デジタルテレビ放送においてはエラー補正が行われるために少々の信号の欠落は許容される。
本発明の地上波デジタルテレビ放送受信モジュールの一実施例を示すブロック図である。 図1の地上波デジタルテレビ放送受信モジュールにおける、モジュール入力端からの希望チャンネルの減衰量に対する隣接チャンネルの減衰量の相対値(相対減衰量)を示す特性図である。 希望チャンネルと、それに影響を与える三隣接チャンネルの信号の関係を示す関係図でありる。 図1の地上波デジタルテレビ放送受信モジュールにおける、モジュール入力端からの希望チャンネルの減衰量に対する三隣接チャンネルの減衰量の相対値(相対減衰量)を示す特性図である。 図1の地上波デジタルテレビ放送受信モジュールにおける、第1および第2のIF増幅回路のAGCディレイポイントの違いを示す特性図である。 本発明の地上波デジタルテレビ放送受信モジュールの別の実施例を示すブロック図である。 従来のテレビ放送受信モジュールを示すブロック図である。
符号の説明
2…入力同調回路
3…RF増幅回路
4…段間同調回路
5…周波数変換回路
6…IF同調回路
10、20…地上波デジタルテレビ放送受信モジュール
11…広帯域増幅器
12…RSSI回路
13…第1のSAWフィルタ(IFフィルタ回路)
14…第1のIF増幅回路(IF増幅回路)
15…第2のSAWフィルタ(IFフィルタ回路)
16…第2のIF増幅回路(IF増幅回路)
17…復調回路
18…減衰手段
21…可変減衰器

Claims (4)

  1. 入力されたRF信号の中から希望のチャンネル近傍の周波数に同調するRF同調回路と、RF信号を増幅する可変利得型のRF増幅回路と、RF信号を周波数固定のIF信号に変換する周波数変換回路と、IF信号から希望のチャンネル近傍の信号を選び出すIF同調回路と、IF信号から希望のチャンネルを選び出すIFフィルタ回路と、IF信号を増幅する可変利得型のIF増幅回路と、IF信号から希望のチャンネルの信号を復調する復調回路と、前記IF同調回路から出力される信号のレベルを検知するとともに該検知レベルが一定になるように前記RF増幅回路にフィードバックをかけるためのAGC信号を出力する信号レベル検知回路と、を有し、
    前記IF増幅回路が可変利得増幅回路であり、前記復調回路に入力される希望チャンネルの信号のレベルが一定になるように前記IF増幅回路にAGC信号が印加され、
    前記IFフィルタ回路として第1および第2のSAWフィルタを備えるとともに前記IF増幅回路として第1および第2のIF増幅回路を備え、
    前記第1および第2のIF増幅回路を、印加されるAGC信号に対するディレイポイントが異なるように構成していることを特徴とするデジタルテレビ放送受信モジュール。
  2. 前記IF同調回路から出力される時に、希望のチャンネルの信号の減衰量よりもその隣接チャンネルの減衰量が2〜5dB大きくなるようにRF同調回路およびIF同調回路の周波数特性が設定されていることを特徴とする、請求項1に記載のデジタルテレビ放送受信モジュール。
  3. 前記IF同調回路から出力される時に、希望のチャンネルの信号の減衰量に対する3つ離れたチャンネルの減衰量が12dB以内になるようにRF同調回路およびIF同調回路の周波数特性が設定されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のデジタルテレビ放送受信モジュール。
  4. 前記第1および第2のSAWフィルタの通過帯域が、温度変化による通過帯域の移動があっても隣接チャンネルの信号を通過させない程度までシフトあるいは狭小化されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項3に記載のデジタルテレビ放送受信モジュール。
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