JP4538791B2 - 発振装置および弾性表面波素子の駆動方法 - Google Patents
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Description
しかし近年、通信機器は小型化、薄型化を望まれる傾向が強く、携帯型の無線通信機器に関しては特にその傾向が強い。これに対し、特許文献1に記載の無線通信機は、複数の周波数帯に対応する帯域フィルタ、及びその周辺部品を備える分だけ、従来の無線通信機よりも部品数が多くなる。このことは、従来の無線通信機よりも大型化になることを意味し、市場の傾向に反することとなる。もちろん、従来の無線通信機を複数所持するよりも、その容積ははるかに縮減されるのは確かであるが、通信機自体が大型化されることは望まれることではない。
第1の形態の弾性表面波素子の駆動方法は、圧電基板の一主面に複数の櫛歯状電極トランスデューサが並列に配設された弾性表面波素子の駆動方法であって、前記複数の櫛歯状電極トランスデューサの中から連続して隣り合う複数の櫛歯状電極トランスデューサを選択し、選択した前記櫛歯状電極トランスデューサに対して高周波信号を印加して弾性表面波を前記圧電基板の前記主面に励起させることを特徴とする弾性表面波素子の駆動方法。
また、適用例として、上記目的を達成するための本発明に係る発振装置は、1つの圧電基板の一主面に、パターン電極によって構成される少なくとも一対の反射器と、2つの櫛歯状電極の対から構成され、対を成す前記反射器の間に配設された複数の櫛歯状トランスデューサとを備えた弾性表面波素子と、前記複数の櫛歯状電極トランスデューサの1つである第1の櫛歯状電極トランスデューサと並列接続した増幅器と、前記複数の櫛歯状電極トランスデューサのうち前記第1の櫛歯状電極トランスデューサ以外の他の複数の前記櫛歯状電極トランスデューサと前記増幅器との間に設けられた接続切替回路と、を有する発振装置であって、前記接続切替回路は、前記第1の前記櫛歯状電極トランスデューサに隣接して連なる任意の数の前記他の櫛歯状電極トランスデューサを選択して、選択された前記他の櫛歯状電極トランスデューサを前記増幅器に並列接続可能であることを特徴とする。
また、上記のような構成の発振装置では、前記複数の櫛歯状電極トランスデューサは、互いに対応する位置に形成された前記櫛歯状電極の電極指が同一線上となるように形成されていると良い。
また、前記櫛歯状電極トランスデューサは、櫛歯状電極の電極指の交差幅を同一に構成すると良い。
また、本発明に係る弾性表面波素子の駆動方法は、圧電基板の一主面に複数の櫛歯状電極トランスデューサが並列に配設された弾性表面波素子の駆動方法であって、前記複数の櫛歯状電極トランスデューサの中から1つ又は連続して隣り合う複数の櫛歯状電極トランスデューサを選択し、選択した前記櫛歯状電極トランスデューサに対して高周波信号を印加して弾性表面波を前記圧電基板の前記主面に励起させることを特徴とする。
上記構成の弾性表面波素子の駆動方法において、前記高周波信号は、隣り合う前記櫛歯状電極トランスデューサ毎に位相を逆転させた信号であると良い。
また、選択した前記複数の櫛歯状電極トランスデューサは、連続して隣り合う複数の前記櫛歯状電極トランスデューサからなる組を複数有し、同じ前記組内の前記各櫛歯状電極トランスデューサに同位相の前記高周波信号を与え、隣接した前記組のそれぞれに互いに位相が逆転した前記高周波信号を与えても良い。
また、前記複数の組それぞれの前記櫛歯状電極トランスデューサの数は、互いに等しくしても良い。
まず、反射器14について説明する。本実施形態のSAW素子10の反射器14は、梯子状に形成される。このような形状に形成された反射器14は、梯子でいうところの踏み板を構成する電極指15が、圧電基板12上において、弾性表面波の伝搬方向と直交するように配置される。また、当該反射器14は、圧電基板12上において線対称となるように、弾性表面波の伝搬方向に沿って配置される。本実施形態では、前述のように配置された2つの反射器14を一対と定義し、1つの圧電基板12上に複数(図1では6対)の対を成す反射器14を並列にかつ前記電極指15が同一線上となるように配置する。
また、上記構成のSAW素子10において、前記IDT16は、櫛歯状電極の電極指17の交差幅が同一となるように構成すると良い。
なお、変調切替回路42には、変調切替信号を入力するための変調切替信号入力端子42aを備えると良い。
まず、ASK通信を行う場合には、通信の際の消費電力が少なく、長時間の通信や待機時間の長い通信等を行うことができる。また、FSK通信を行う場合には、妨害波が多い場合であっても良好(良質)な通信を行うことが可能となる。
受信機200は、送信機100から送信された電波(送信信号)を受信するためのアンテナ60と、受信機内部に配置され、前記受信信号と異なる周波数帯の高周波信号を出力する局部発振器50と、前記アンテナ60によって受信した受信信号と前記局部発振器50からの出力信号とを混合して中間周波(内部周波)信号を得る混合器(ミキサ)66と、前記ミキサ66を介して出力された中間周波信号を低周波信号へと復調するための検波器72とを基本的な構成とする。なお、このような構成の受信機を一般的に、スーパーヘテロダイン方式(Super Heterodyne System)の受信機という。
上記構成の受信機200によれば、上記構成の送信機100からの送信信号を受信することができる。
Claims (8)
- 1つの圧電基板の一主面に、パターン電極によって構成される少なくとも一対の反射器と、2つの櫛歯状電極の対から構成され、対を成す前記反射器の間に配設された複数の櫛歯状トランスデューサとを備えた弾性表面波素子と、
前記複数の櫛歯状電極トランスデューサの1つである第1の櫛歯状電極トランスデューサと並列接続した増幅器と、
前記複数の櫛歯状電極トランスデューサのうち前記第1の櫛歯状電極トランスデューサ以外の他の複数の前記櫛歯状電極トランスデューサと前記増幅器との間に設けられた接続切替回路と、
を有する発振装置であって、
前記接続切替回路は、前記第1の前記櫛歯状電極トランスデューサに隣接して連なる任意の数の前記他の櫛歯状電極トランスデューサを選択して、選択された前記他の櫛歯状電極トランスデューサを前記増幅器に並列接続可能であることを特徴とする発振装置。 - 前記複数の櫛歯状電極トランスデューサは、互いに対応する位置に形成された前記櫛歯状電極の電極指が同一線上となるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の発振装置。
- 前記接続切替回路は、選択された前記他の櫛歯状電極トランスデューサの中から、任意の前記櫛歯状電極トランスデューサを構成する一対の前記櫛歯状電極のそれぞれを前記増幅器の入力側と出力側とに切替接続可能な構成とすることを特徴とする請求項1または2に記載の発振装置。
- 前記櫛歯状電極トランスデューサは、前記櫛歯状電極の電極指の交差幅を同一に構成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の発振装置。
- 圧電基板の一主面に複数の櫛歯状電極トランスデューサが並列に配設された弾性表面波素子の駆動方法であって、
前記複数の櫛歯状電極トランスデューサの中から連続して隣り合う複数の櫛歯状電極トランスデューサを選択し、
選択した前記櫛歯状電極トランスデューサに対して高周波信号を印加して弾性表面波を前記圧電基板の前記主面に励起させることを特徴とする弾性表面波素子の駆動方法。 - 前記高周波信号は、隣り合う前記櫛歯状電極トランスデューサ毎に位相を逆転させた信号であることを特徴とする請求項5に記載の弾性表面波素子の駆動方法。
- 選択した前記複数の櫛歯状電極トランスデューサは、連続して隣り合う複数の前記櫛歯状電極トランスデューサからなる組を複数有し、
同じ前記組内の前記各櫛歯状電極トランスデューサに同位相の前記高周波信号を与え、
隣接した前記組のそれぞれに互いに位相が逆転した前記高周波信号を与えることを特徴とする請求項5に記載の弾性表面波素子の駆動方法。 - 前記複数の組それぞれの前記櫛歯状電極トランスデューサの数は、互いに等しいことを特徴とする請求項7に記載の弾性表面波素子の駆動方法。
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JPH0386611U (ja) * | 1989-12-21 | 1991-09-02 | ||
JPH04280106A (ja) * | 1991-02-15 | 1992-10-06 | Mitsubishi Electric Corp | 弾性表面波発振器 |
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