JP4538264B2 - エレベータシステムの制御パラメータ設定装置およびエレベータ制御装置 - Google Patents

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本発明は、少なくとも1台のかごを備えたエレベータシステムにおいて、かごを効率よく運行するための制御パラメータ設定装置に関する。
従来、エレベータシステムは、少なくとも1台のかごを制御して利用者に対する運行サービスを実施している。利用者がいない場合、かごは設定された待機階(パーク階)で待機する。パーク階を設定する方法として、特許文献1のものがある。これは、乗り場呼びの発生確率が所定の範囲内にある階が複数あって、このとき、少なくとも該乗り場呼びの行先方向の半数が下方向(DOWN方向)と予測される場合、該階の中、最上階をパーク階とするものである。
特開平10−109837号公報
しかしながら、特許文献1のパーク階設定方法は、エレベータかごに乗車予定の利用者(乗車予定者)のかごの待ち時間、言い換えると、乗り場呼び登録してからかごに乗車するまでの時間が長くなることがあった。
そこで、本発明は、従来のエレベータシステムに比べて、乗車予定者のかごの待ち時間をかごの運行効率を損なうことなく短縮するパーク階(かごが待機する階)を決定するためのエレベータシステムの制御パラメータ設定装置と、該制御パラメータ設定装置を有するエレベータ制御装置とを提供することを課題とする。ここで、かごの運行効率を損なうことなくかご待ち時間を短縮するとは、複数の乗車予定者の平均のかご待ち時間を最小化することを言う。平均のかご待ち時間を最小化するのは、一人の乗車予定者のかご待ち時間を最小化すると、他の乗車予定者のかご待ち時間が増加してかごの運行効率が悪くなることがあるためである。
本発明に係る制御パラメータ設定装置は、1台または複数台のかごを制御するエレベータシステムにおいて、時間帯毎の各階の降車人数に基づいて仮定パーク階に待機しないかごが該仮定パーク階以外の各階に存在する確率を算出し、上記確率、時間帯毎の各階の乗車人数、および仮定パーク階または該仮定パーク階以外の各階に存在する各かごの乗車予定者が存在する階までの移動時間に基づいて該乗車予定者の平均の待ち時間を算出し、平均の待ち時間が最小になるような仮定パーク階が存在するときは該仮定パーク階をパーク階に設定し、平均の待ち時間が最小になるような仮定パーク階が存在しないときはパーク階を非設定とすることを特徴とする。
また、制御パラメータ設定装置は、同一の交通状況と判断して同一のパーク階を設定した時間帯に対して同一のインデックスをつけ、上記インデックスに基づいて、上記時間帯における他の制御パラメータを設定することを特徴とする。
本発明に係るエレベータ制御装置は、1台または複数台のかごを制御するエレベータシステムにおいて、乗車予定者のかご待ち時間が一定の範囲内の時間となる階にかごを待機させることを特徴とする。
本発明よれば、時間帯毎に適当なパーク階を決定することにより、従来のエレベータシステムに比べて、かごの運行効率を損なうことなく、乗車予定者のかご待ち時間を短縮することできる。
発明の概要.
本発明のエレベータシステムの制御パラメータ設定装置は、時間帯毎の各階の乗車人数および降車人数と、該乗車人数と該降車人数とから予測される乗車予定者のかご待ち時間とに基づいて、時間帯毎のパーク階を決定するものである。具体的には、各時間帯において、パーク階に待機するかご(場合によっては、パーク階に待機するかごと共にパーク階以外の階に存在するかご)に対して乗り場呼び登録を行った乗車予定者の平均のかご待ち時間(平均かご待ち時間)が最小となるように、該パーク階を決定するものである。
発明の理解を容易にするために、前もって説明する。本発明において、パーク階と呼ばれるものがいくつか登場する。仮決めパーク階、平均パーク階、(平均)主パーク階、(平均)あいまいパーク階が該当する。これらは、パーク階を決定するために存在する計算上のパーク階である。
また、時間帯とは、任意の開始時刻から別の任意の終了時刻までの決められた時間間隔のことであって、例えば、時刻0時0分0秒から時刻0時1分0秒と表現される。時間帯を構成する開始時刻、終了時刻、時間間隔は、必要に応じて変更可能である。
さらに、呼び登録とは、かごに移動先を指示する指令であって、乗り場呼び登録は、ある階で待つ利用者がかごに対して該階に来るように指示した指令であり、行先呼び登録は、利用者が乗車したかごが所望の階に行くように該かごに指示する指令である。
加えて、本発明の制御パラメータ設定装置は、シングルシャフト・シングルカーエレベータシステム(1つの昇降路内に1台のかごを収容したエレベータ装置)やシングルシャフト・マルチカーシステム(1つの昇降路に複数台のかごを収容したエレベータシステム)に使用され、エレベータシステムが施工されている建物全体で複数のかごを制御する。
これらを踏まえて、以下、複数の実施の形態に係るエレベータ制御装置を説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るエレベータ制御装置10の構成を概略的に示しており、N台のかご12(1)〜12(N)と、M階の乗り場それぞれに設けられた乗り場呼び装置14(1)〜14(M)と、かご12(1)〜12(N)それぞれの内部の行先呼び呼び装置(図示せず)と乗り場呼び装置14(1)〜14(M)とから呼び登録情報を取得してかご12(1)〜12(N)を個々に制御するN台のかご制御装置16(1)〜16(N)とを有する。符号Mは、2以上の整数であり、符号Nは1以上の整数である。
また、エレベータ制御装置10は、かご制御装置16(1)〜16(N)からかごの運行状態に関する情報を取得し、取得した情報からかごの制御に用いる制御パラメータを算出してかご制御装置16(1)〜16(N)に設定する制御パラメータ設定装置18を有する。
制御パラメータ設定装置18は、乗車予定者の平均かご待ち時間が最小となるようにパーク階を設定する構成要素として、乗降車データ検出部20、乗降車人数データ作成部22、乗降車比率演算部24、パーク動作決定部26、制御パラメータテーブル28、制御パラメータ設定部30を有する。以下、これら構成要素を詳細に説明するとともに、制御パラメータ設定装置18が行うパーク階決定方法を説明する。
乗降車データ検出部20は、かご制御装置16(1)〜16(N)からかご12(1)〜12(N)の運行状態、行先呼び装置(図示せず)や乗り場呼び装置14(1)〜14(M)から呼び登録に関する情報を取得する。取得される情報には、乗降車開始時刻、乗車階、降車階、かごの進行方向、乗降車人数が含まれ、これらの情報から乗降車データを、例えば、図2や図3の形式で作成する。図2や図3の形式で示される乗降車データは、乗り呼び装置14(1)〜14(M)それぞれが上下の行先方向を呼び登録するためのUP/DOWNボタンを有し、また、かご12(1)〜12(N)内の行先呼び装置が行先階を登録するための複数の行先階ボタンを有するエレベータシステムから得られたものである。
図2は、乗車予定者が乗り場呼び装置14(1)〜14(M)に行先方向を乗り場呼び登録した時刻(乗車開始時刻)、乗車予定者が存在する階(乗車階)、登録された行先方向、乗車予定者の人数(乗車人数)とから構成される乗車データを示している。図3は、行先呼び装置に行先階が呼び登録された時刻(降車開始時刻)、登録された行先階(降車階)、降車階に到着するまでのかごの進行方向、該降車階で降車した人数とから構成される降車データを示している。これら乗降車する人数は、例えば、かごに設けられた重量センサによって検出されたかご重量の変化から算出される。
乗車開始時刻や降車開始時刻は、呼び登録された時刻でなく、利用者が実際にかごに乗車した時刻や降車した時刻、すなわち、重量センサが検出した重量変化が生じた時刻であってもよい。この場合、乗り場に行先呼び装置を有するエレベータシステムにも使用できる。
乗降車データ検出部20が検出した乗降車データは、後述の乗降車人数データ作成部22が少なくとも乗車開始時刻や降車開始時刻が含まれる時間帯の乗降車人数データの作成が完了するまで保存される。
乗降車人数データ作成部22は、乗降車データ検出部20が検出した図2や図3に示される乗降車データを用いて、時間帯毎の乗降車人数データを算出する。乗車人数データにおいて、任意の時間帯TpにおけるM階中の任意のf階で行先方向として上方向(UP)または下方向(DOWN)を呼び登録してかごに乗車した人数は、PN(Tp、f、UP)またはPN(Tp、f、DOWN)と示される。PN(Tp、f、UP)とPN(Tp、f、DOWN)とを、省略してPN(Tp、f、U/D)と示す場合もある。
また、降車人数データにおいて、任意の時間帯Tpにおける上方向(UP)または下方向(DOWN)に移動して到着したM階中の任意のf階で降車した人数は、PF(Tp、f、UP)またはPF(Tp、f、DOWN)と示される。PF(Tp、f、UP)とPF(Tp、f、DOWN)とを、省略してPF(Tp、f、U/D)と示す場合もある。
乗車人数PN(Tp、f、U/D)、降車人数PF(Tp、f、U/D)は、全ての時間帯Tp、全てのf階(M階全て)、全ての進行(行先)方向U/Dについて算出される。
また、乗降車人数データ作成部22は、エレベータの交通状況を観測して記録する交通実測装置(図示せず)から得られる交通量データを用いて乗降車人数データを作成してもよい。交通量データは、任意の時刻(移動時刻)に乗車階と降車階の間を移動した人数を示すものであり、例えば、図4に示される。交通量データにおいて、移動時刻は、乗り場呼び登録時刻、行先呼び登録時刻、乗車時刻、降車時刻のいずれか、またはこれらを用いて算出される時刻である。交通量データの作成方法は、従来から知られているため簡単に説明するが、例えば、かごが出発して反転するまでの動作において得られた乗車階、降車階、乗車人数、降車人数の情報に基づいて、交通量を示すための乗車階と降車階との間を移動した人数を推定する方法である。交通量データにおいて、降車階が乗車階より上階である場合、移動方向を上方向(UP)とし、一方、降車階が乗車階より下階である場合を下方向(DOWN)とすることにより、交通量データから乗降車人数データが作成できる。
乗降車人数データ作成部22が作成した乗降車人数データは、後述の乗降車比率演算部24が少なくとも乗車開始時刻や降車開始時刻が含まれる時間帯のパーク階が決定されるまで保存される。
次に、乗降車比率演算部24が、時間帯Tp毎に、乗降車人数データ作成部22が算出した乗降車人数データを用いて乗降車比率を演算する。乗車人数PN(Tp,f、U/D)から、時間帯Tpにおいてかごに乗車した総人数CN(Tp)を算出する。乗車総人数CN(Tp)は数1で示される。数1で示される式において、FLはM階中の最下階であり、FUは最上階である。
Figure 0004538264
続いて、乗降車比率演算部24は、乗車総人数CN(Tp)に対する、時間帯Tpにおけるf階での乗車比率PRN(Tp、f)を算出する。乗車比率PRN(Tp、f)は数2で示される。
Figure 0004538264
降車比率を求める場合、まず、降車人数PF(Tp、f、U/D)から時間帯Tpにおいてかごから降車した総人数CF(Tp)が算出される。降車総人数CF(Tp)は数3で示される。数3で示される式において、FLは最下階であり、FUは最上階である。
Figure 0004538264
続いて、降車総人数CF(Tp)に対する、時間帯Tpにおけるf階での降車比率PRF(Tp、f)を算出する。降車比率PRF(Tp,f)は数4で示される。
Figure 0004538264
数1の乗車総人数CN(Tp)と数2の降車総人数CF(Tp)は、時間帯Tp毎に算出される。数3の乗車比率PRN(Tp、f)と数4の降車比率PRF(Tp、f)は、時間帯Tp毎にf階全てについて算出される。
パーク動作決定部26は、乗降車比率演算部24が算出した乗車比率PRN(Tp、f)と降車比率PRF(Tp、f)とから時間帯Tpにおけるパーク階H(Tp)を決定する。パーク階の決定方法は、エレベータシステムが有するかご数Nによって異なる。
N=1、すなわち、かごが1台であり、時間帯Tpにおいてパーク階をX(Tp)階と仮定したとき、該時間帯Tpの乗車予定者の仮定の平均かご待ち時間E(Tp、X(Tp))は、数5で示される。
Figure 0004538264
時間Tr(f,X(Tp))は、かごが待機するパーク階のX(Tp)階から乗客予定者が乗り場呼び登録したf階までのかごの移動時間、言い換えると、f階でかごの到着を待つ乗客予定者のかご待ち時間である。
時間帯Tpでパーク階H(Tp)であるときの乗車予定者の平均かご待ち時間E(Tp、H(Tp))は、数6に示すように、数5に示す仮定の平均かご待ち時間E(Tp、X(Tp))の最小値で与えられ、したがって、パーク階H(Tp)は、仮定の平均かご待ち時間E(Tp、X(Tp))が最小であるときの仮定パーク階X(Tp)に決定される。
Figure 0004538264
Nが1以上、すなわち、かごが複数台である場合、以下のパーク階に関連する運行ルールが存在する。
必ずしも、N台のかご全てがパーク階に待機するわけでない。言い換えると、パーク階の数がかごの台数Nより小さい。この場合、N台中、いくつかのかごが、利用者を降車した階で新たな呼びが登録されるまで待機することとなる。
また、パーク階は、必ずしも、1つの階に設定されるわけでない。M階中、いくつかの異なる階にパーク階が設定されてもよい。
これらの運行ルールは、エレベータシステムの運行効率を向上させるために、具体的には、呼びによる運行が終了したかごが利用者を乗せずにパーク階に移動する空運行を減らすとともに、乗車予定者の平均かご待ち時間を減らすために行われる。
これらを考慮して、かごが複数台あって、時間帯Tpにおける仮定パーク階をX1(Tp)〜Xi(Tp)としたとき、該時間帯Tpの乗車予定者の仮定の平均かご待ち時間E(Tp、X1(Tp)、…、Xi(Tp))は、数7で示される。以下、省略のために、例えば、X1(Tp)をX1としている。
Figure 0004538264
階d1〜djは、時間帯Tpにおいて、仮定パーク階X1〜Xiに待機しているかご以外のかごが存在する階である。N台のかごの中、i台のかごは仮定パーク階X1〜Xiに待機し、j台のかごは階d1〜djに存在する。符号i、j、Nは、j=N−iを満たす。
時間Tr(f、X1)〜Tr(f、Xi)は、仮定パーク階X1〜Xiに待機するかごが、該仮定パーク階X1〜Xiそれぞれから乗車予定者が乗り場呼び登録したf階までのかごの移動時間である。時間Tr(f、d1)〜Tr(f、dj)は、仮定パーク階以外の階d1〜djに存在するかごが、該階d1〜djそれぞれから乗車予定者が乗り場呼び登録したf階までのかごの移動時間である。時間Tr(f、X1)〜Tr(f、Xi)と時間Tr(f、d1)〜Tr(f、dj)の中、最小の時間が乗車予定者の待ち時間となり、min(Tr(f、d1)、…、Tr(f、dj)、Tr(f、X1)、…、Tr(f、Xi))で与えられる。階d1〜djにかごが存在する確率は、数4のPRF(Tp、d1)〜PRF(Tp、dj)で与えられる。
時間帯Tpでパーク階H(Tp)であるときの乗車予定者の平均かご待ち時間E(Tp、H(Tp))は、数8に示すように、数7に示す仮定の平均かご待ち時間E(Tp、X1、…、Xi)の最小値で与えられ、したがって、パーク階H(Tp)の集合は、仮定の平均かご待ち時間E(Tp、X1、…、Xi)が最小であるときのi個の仮定パーク階の集合{X1、…、Xi}に決定される。
Figure 0004538264
また、乗車予定者の平均待ち時間を最小化するために、パーク階H(Tp)の集合の構成要素数n(H(Tp))、いわゆるパーク階の数を設定してもよい。時間帯Tpでパーク階H(Tp)のn(H(Tp))数であるときの乗車予定者の平均かご待ち時間EE(Tp、n(H(Tp)))は、数9に示すように、数7に示す仮定の平均かご待ち時間E(Tp、X1、…、Xi)の最小値で与えられる。したがって、パーク階の数n(H(Tp))は、仮定の平均かご待ち時間E(Tp、X1、…、Xi)が最小であるときの集合{X1、…、Xi}の個数n(X(Tp))に決定される。X(Tp)={X1、…Xi}である。
Figure 0004538264
パーク階の数n(H(Tp))は、0〜Nの範囲である。パーク階の数n(H(Tp))が0である場合、乗車予定者の平均待ち時間を最小にできるパーク階が存在しないことを意味する。したがって、時間帯Tpでパーク階の数n(H(Tp))が0であるときの乗車予定者の平均かご待ち時間EE(Tp、0)は、数10で示される。ここでは、j=N(i=0)である。
Figure 0004538264
乗車予定者の平均かご待ち時間E(Tp、X1、…、Xi)は、数7で示す式以外に、数11で示す式で求めてもよい。
Figure 0004538264
例えば、かごが2台あって、1台のみがパーク階に待機する場合、時間帯Tpにおける乗車予定者の仮定の平均かご待ち時間E(Tp、X)は、数12または数13で示される。
Figure 0004538264
Figure 0004538264
これらにより、パーク動作決定部26は、時間帯Tp毎に、1つのパーク階H(Tp)またはパーク階H(Tp)の集合、若しくは、パーク階H(Tp)を設定しないことを決定する。以下、省略するために、パーク階(下記の仮決めパーク階、平均パーク階、主パーク階、あいまいパーク階も含む)と示されている場合、それにはパーク階の集合もパーク階を設定しないことも含まれることとする。
パーク動作決定部26が決定した時間帯Tp毎のパーク階H(Tp)は、制御パラメータテーブル28に図5に示すテーブル形態で記憶される。
制御パラメータ設定部30は、時間帯Tp毎に制御パラメータテーブル28を参照して時間帯Tpに対応したパーク階H(Tp)を検索し、該パーク階H(Tp)をかご制御装置16(1)〜16(N)に設定する。かご制御装置16(1)〜16(N)は、設定されたパーク階H(Tp)に基づいてかご12(1)〜12(N)を制御する。
また、図6に示すように、エレベータ制御装置10が、かご12(1)〜12(N)の群管理に基づいてかご制御装置14(1)〜14(N)に制御パラメータを設定する制御群管理装置32を有する場合、群管理装置32にパーク階H(Tp)の設定を実施してもよい。
実施の形態2.
実施の形態2のエレベータ制御装置は、実施の形態1のものと基本部分で同じであるが、過去に算出された乗降車人数データを統計処理し、統計処理した乗降車人数データを用いて時間帯毎のパーク階を決定する点で異なる。また、時系列に沿って前後の異なる時間帯間のエレベータの交通状況を鑑みてパーク階を決定する点で異なる。
実施の形態2のエレベータ制御装置110を図7に概略的に示す。かご、乗り場呼び装置、かご制御装置は実施の形態1と同一であるため説明を省略する。
実施の形態2のエレベータ制御装置110の制御パラメータ装置118は、乗車予定者の平均かご待ち時間が最小となるようにパーク階を設定する構成要素として、乗降車データ検出部120、乗降車人数データ作成部122、乗降車人数データ学習部134、乗降車人数データ保存部136、乗降車比率演算部124、静的パーク動作決定部138、動的パーク動作決定部140、制御パラメータテーブル128、制御パラメータ設定部130を有する。以下、これら構成要素を詳細に説明するとともに、制御パラメータ設定装置118が行うパーク階決定方法を説明する。
乗降車データ検出部120や乗降車人数データ作成部122は、実施の形態1の乗降車データ検出部20や乗降車人数データ作成部22と同一であるため説明を省略する。乗降車人数データ学習部132は、乗降車人数データ作成部122が作成した乗車人数データPN(Tp、f、U/D)と降車人数PF(Tp、f、U/D)とに基づいて、乗降車人数データ保存部136に保存されている統計乗降車人数データの更新を行う。統計乗降車人数データは、統計乗車人数PNS(Tp、f、U/D)と統計降車人数PFS(Tp、f、U/D)とから構成される。
具体的には、乗降車人数データ学習部134は、数14と数15とに示される式に従って、乗降車人数データ保存部136内の統計乗降車人数データの更新を行う。式中のα、βは定数であり、α+β=1である。統計乗車人数PNS(Tp、f、U/D)と統計降車人数PFS(Tp、f、U/D)は、時間帯Tp毎に全てのf階(M階全て)、全ての進行(行先)方向U/Dについて更新される。
Figure 0004538264
Figure 0004538264
乗降車比率演算部124は、統計乗降車人数データ保存部136内の統計乗車人数PNS(Tp、f、U/D)と統計降車人数PFS(Tp、f、U/D)とを用いて、実施の形態1の乗降車比率演算部24と同様に、統計乗降車総人数と統計乗降車比率を求める。統計乗車総人数CNS(Tp)、統計降車総人数CFS(Tp)、統計乗車比率PRNS(Tp、f、U/D)、統計降車比率PRFS(Tp、f、U/D)は、数16〜19で示される。数16の統計乗車総人数CNS(Tp)と数17の統計降車総人数CFS(Tp)は、全時間帯Tpについて算出される。数18の統計乗車比率PRNS(Tp、f)と数19の統計降車比率PRFS(Tp、f)は、時間帯Tp毎にf階全てについて算出される。
Figure 0004538264
Figure 0004538264
Figure 0004538264
Figure 0004538264
静的パーク動作決定部138は、実施の形態1のパーク動作決定部26が乗車比率PRN(Tp、f)と降車比率PRF(Tp、f)とを用いてパーク階H(Tp)を決定した方法と同様に、統計乗車比率PRNS(Tp、f)と統計降車比率PRFS(Tp、f)とを用いて仮決めパーク階G(Tp)を決定する。
静的パーク動作決定部138が行う、時間帯Tp毎の仮決めパーク階G(Tp)を決定するための処理のフローを図8に示す。以下、必要に応じて、複数で構成される時間帯Tpを個々に示すためにP個の時間帯Tp(1)〜Tp(P)で表す場合がある。例えば、Tp(1)は0時0分0秒から0時1分0秒、Tp(2)は0時1分0秒から0時2分0秒、省力して、Tp(P)は23時59分0秒から0時0分0秒である。任意の時間帯はTp(p)で示される。以下、時間帯Tp(p)毎に仮決めパーク階G(Tp(p))を決定する処理を説明する。
ステップ1002において、時間帯Tp(p)が最初の時間帯Tp(1)に初期化される。
次に、ステップ1004において、時間帯Tp(p)における統計乗車総人数CNS(Tp(p))と規定値THCと比較判定する。統計乗車総人数CNS(Tp(p))が非常に小さい場合、乗車予定者の平均かご待ち時間を最小化するために決定されたパーク階の妥当性が低いためである。規定値THCより統計乗車総人数CNS(Tp(p))が小さい場合、ステップ1008に進んでG(Tp(p))を未設定とし、ステップ1010に進む。規定値THCより大きい場合、ステップ1006に進む。
ステップ1006において、仮決めパーク階G(Tp(p))が決定される。実施の形態1のパーク階H(Tp)の決定と同様の方法で決定される。
続いて、ステップ1010において、時間帯Tp(p)と最後の時間帯Tp(P)との同一判定が行われる。同一でない場合、ステップ1012に進み、次の時間帯Tp(p+1)に変更されてステップ1004に戻り、時間帯Tp(p+1)のときの統計乗車総人数CNS(Tp(p+1))が規定値THCと比較判定される。
ステップ1010において、時間帯Tp(p)と最後の時間帯Tp(P)とが同一と判定されて、全ての時間帯Tp(1)〜Tp(P)の仮決めパーク階G(Tp(1))〜G(Tp(P))の決定(未設定も含む)が終了する。
動的パーク動作決定部140は、静的パーク動作決定部138が決定した仮決めパーク階G(Tp(p))を用いて、かご制御装置16(1)〜16(N)に設定されるパーク階H(Tp(p))を決定する。仮決めパーク階G(Tp(p))からパーク階H(Tp(p))を決定する処理は、図9に示すように、ステップ1100の第1のスキャン処理と、ステップ1200の第2のスキャン処理から構成される。第1のスキャン処理は、仮決めパーク階G(Tp(p))の値が連続している場合に、この値をパーク階H(Tp(p))の値と決定する。また、第2のスキャン処理は、第1のスキャン処理で決定できなかった時間帯Tp(p)に対し、その前後の平均の状況からその前後のパーク階H(Tp(p))を決定する。以下、第1と第2のスキャン処理を詳細に説明する。
第1のスキャン処理が行う処理のフローを図10に示す。まず、ステップ1102において、時間帯Tp(p)が最初の時間帯Tp(1)に初期化される。
次にステップ1104において、仮決めパーク階G(Tp(p))とパーク階H(Tp(p−1))との同一判定が行われる。同一である場合、ステップ1106に進んで、仮決めパーク階G(Tp(p))がパーク階H(Tp(p))となる。同一でない場合、ステップ1108に進む。
ステップ1108において、時間帯Tp(p−1)から以前の時間帯Tp(p−C1)までのパーク階H(Tp(p−1))〜H(Tp(p−C1))が全て未設定であることを確認する。C1は定数であり、どの程度過去の時間帯に亘ってパーク階の設定変更を許すかによって与えられる値である。全て未設定である場合、ステップ1110へ進み、全て未設定でない場合、ステップ1114に進む。
ステップ1110において、時間帯Tp(p−C1)から時間帯Tp(p)までの仮決めパーク階G(Tp(p−C1))〜G(Tp(p))が全て同一であることを確認する。全て同一である場合、ステップ1112に進み、全て同一でない場合、ステップ1114に進む。
ステップ1112において、仮決めパーク階G(Tp(p))が、時間帯Tp(p−C1)から時間帯Tp(p)までのパーク階H(Tp(p−C1))〜H(Tp(p))となる。次にステップ1116に進む。
ステップ1114では、ステップ1108においてパーク階H(Tp(p−1))〜H(Tp(p−C1))が全て未設定でないと確認された場合、または、ステップ1110において仮決めパーク階G(Tp(p−C1))〜G(Tp(p))が全て同一でないと確認された場合にパーク階H(Tp(p))を未設定とする。
ステップ1116において、時間帯Tp(p)と最後の時間帯Tp(P)との同一判定が行われる。同一でない場合、ステップ1118に進み、次の時間帯Tp(p+1)に変更されてステップ1104に戻る。
ステップ1116において、時間帯Tp(p)と最後の時間帯Tp(P)とが同一と判定されて、第1のスキャン処理が終了する。
次に、第2のスキャン処理が行う処理のフローを図11に示す。ステップ1202において、時間帯Tp(p)が最初の時間帯Tp(1)に初期化される。続いて、ステップ1204において、変数TMPが0に初期化される。TMPは、パーク階H(Tp(p))の未設定の状態がどの程度の数の時間帯に亘って連続していることを判定するための変数である。
次に、ステップ1206において、パーク階H(Tp(p))が設定されていることを確認する。設定されていることが確認された場合、ステップ1208に進んで変数TMPが0に戻され、続いてステップ1226に進む。設定されていることが確認されなかった場合、ステップ1210に進む。
ステップ1210において、統計乗者総人数CNS(Tp(p))が0であることが確認される。0である場合はステップ1212に進み、0でない場合はステップ1216に進む。
ステップ1212において、パーク階H(Tp(p+1))が設定されていることを確認する。設定されていることが確認された場合、ステップ1214に進んでパーク階H(Tp(p))がH(Tp(p+1))となり、次にステップ1208(処理内容は上記参照)、続いてステップ1226に進む。
ステップ1212において、パーク階H(Tp(p+1))が設定されていることが確認できなかった場合、ステップ1218に進む。
ステップ1216では、ステップ1210において統計乗者総人数CNS(Tp(p))が0でないことが確認された場合、変数TMPがC2と比較判定される。C2は、パーク階の未設定状態がC2数の時間帯に亘って連続している場合に同一のパーク階に設定するための定数であり、C1同様、どの程度過去の時間帯に亘ってパーク階の設定変更を許すかによって与えられる値である。変数TMPがC2より小さい(同一は含まない)場合、ステップ1218に進み、C2より大きい(同一を含む)場合、ステップ1222に進む。
ステップ1218では、ステップ1212においてパーク階H(Tp(p))が設定されていることが確認できなかった場合、または、ステップ1216において変数TMPがC2より小さい(同一は含まない)場合にパーク階H(Tp(p))を未設定とする。その後、ステップ1220に進んで変数TMPに1が加算され、次にステップ1226に進む。
ステップ1222では、変数TMPがC2より大きい(同一を含む)場合に、時間帯Tp(p−C2)からTp(p)までのパーク階H(p−C2)〜H(p)を平均のパーク階に設定する処理を行う。以下、この平均パーク階設定処理のフローを図12に示して詳細に説明する。
平均パーク階設定処理は、まず、ステップ1222Aにおいて、数14と数15で示される乗降者人数データ保存部136に保存された時間帯Tp(p−C2)から時間帯Tp(p)までの統計乗車人数PNS(Tp、f、U/D)と統計降車人数PFS(Tp、f、U/D)とを用いて、数数20、数21に示される時間帯Tp(p−C2)から時間帯Tp(p)までの平均の統計乗車人数PNSA(Tp(p−C2)、Tp(p)、f、U/D)と平均の統計降車人数PFSA(Tp(p−C2)、Tp(p)、f、U/D)を算出する。
Figure 0004538264
Figure 0004538264
数20、数21で示す平均の統計乗車人数PNSA(Tp(p−C2)、Tp(p)、f、U/D)と平均の統計降車人数PFSA(Tp(p−C2)、Tp(p)、f、U/D)を用いて、実施の形態1の乗降車比率演算部24と同様に、時間帯Tp(p−C2)から時間帯Tp(p)までの平均の統計乗降車総人数と平均の統計乗降車比率を算出する。時間帯Tp(p−C2)から時間帯Tp(p)までの平均の統計乗車総人数CNSA(Tp(p−C2)、Tp(p))、平均の統計降車総人数CFSA(Tp(p−C2)、Tp(p))、平均の統計乗車比率PRNSA(Tp(p−C2)、Tp(p)、f)、平均の統計降車比率PRFSA(Tp(p−C2)、Tp(p)、f)は、数22〜25で示される。
Figure 0004538264
Figure 0004538264
Figure 0004538264
Figure 0004538264
次に、ステップ1222Bにおいて、平均の統計乗車総人数CNSA(Tp(p−C2)、Tp(p))が、静的パーク動作決定部138が行った仮決めパーク階決定処理フローのステップ1004と同様に、規定値THCと比較判定される。規定値THCより大きい(同一を含まない)場合、ステップ1222Cに進む。
ステップ1222Cにおいて、実施の形態1のパーク動作決定部26が乗車比率PRF(Tp、f)と降車比率PRN(Tp、f)とを用いてパーク階H(Tp)を決定した方法と同様に、ステップ1222Aにおいて算出された平均の統計乗車比率PRFSA(Tp(p−C2)、Tp(p)、f)と平均の統計降車比率PRNSA(Tp(p−C2)、Tp(p)、f)とを用いて、時間帯Tp(p−C2)から時間帯Tp(p)までの平均パーク階HA(Tp(p−C2)、Tp(p))を決定する。平均パーク階HA(Tp(p−C2)、Tp(p))であるときの乗客のかご待ち時間はEA(HA(Tp(p−C2)、Tp(p)))またはEEA(HA(Tp(p−C2)、Tp(p)))で表現される。
次に、ステップ1222Eでは、ステップ1222Bにおいて平均の統計乗車総人数CNSA(Tp(p−C2)、Tp(p))が規定値THCより小さい(同一を含む)と判定された場合に、平均パーク階HA(Tp(p−C2)、Tp(p))を未設定とする。次にステップ1222Dに進む。
ステップ1222Dにおいて、時間帯Tp(p−C2)から時間帯Tp(p−1)までのパーク階H(Tp(p−C2))〜H(Tp(p−1))が平均パーク階HA(Tp(p−C2)、Tp(p))と設定されて、平均パーク階設定処理が終了する。
図11に示す第2のスキャン処理のフローに戻って、ステップ1222で時間帯Tp(p−C2)からTp(p)までのパーク階H(p−C2)〜H(p)が平均のパーク階HA(Tp(p−C2)、Tp(p))に設定された後、ステップ1224に進んで変数TMPが0に戻される。続いて、ステップ1226に進む。
ステップ1226において、時間帯Tp(p)と最後の時間帯Tp(P)との同一判定が行われる。同一でない場合、ステップ1228に進み、次の時間帯Tp(p+1)に変更されてステップ1206に戻る。
ステップ1226において、時間帯Tp(p)と最後の時間帯Tp(P)とが同一と判定されて、第2のスキャン処理が終了する。
図9に戻って、ステップ1100の第1のスキャン処理とステップ1200の第2のスキャン処理が終了して動的パーク動作決定部140のパーク階H(Tp)の決定が終了する。
動的パーク動作決定部140が決定した時間帯Tp毎のパーク階H(Tp)は、制御パラメータテーブル128に実施の形態1の制御パラメータテーブル28と同様に記憶される。
制御パラメータ設定部130は、実施の形態1の制御パラメータ設定部30と同様に、パーク階H(Tp)をかご制御装置16(1)〜16(N)に設定する。かご制御装置16(1)〜16(N)は、設定されたパーク階H(Tp)に基づいてかご12(1)〜12(N)を制御する。
また、図13に示すように、エレベータ制御装置110が、かご12(1)〜12(N)の群管理に基づいてかご制御装置14(1)〜14(N)に制御パラメータを設定する制御群管理装置132を有する場合、群管理装置132にパーク階H(Tp)の設定を実施してもよい。
実施の形態3.
実施の形態2の制御パラメータ設定装置は、交通状況に対してパーク階の設定を行った。そのため、このパーク階の設定の変化に合わせて他の制御パラメータを変更することにより、交通状況に合わせた制御パラメータの変更が可能である。実施の形態3の制御パラメータ設定装置では、パーク階と戸開時間との制御パラメータを設定する。この戸開時間は、利用者が多い場合や利用者の属性(年齢その他)によって調整することが望ましい。また、マンションなど利用者が限られた建物においては、交通状況の変化と利用者の変化が密接に関係していることが予想される。このような特性を踏まえて、以下、戸開時間を制御する制御パラメータ設定装置を説明する。
図14に、実施の形態3のエレベータ制御装置210の概略的構成が示されている。かご、乗り場呼び装置、かご制御装置は実施の形態1や2と同一であるため説明は省略する。また、制御パラメータ装置218において、乗降車データ検出部220、乗降車人数データ作成部222、乗降車人数データ学習部234、乗降車人数データ保存部236、乗降車比率演算部224、静的パーク動作決定部238は、実施の形態2のものと同一の処理を行うので説明は省略する。
インデックス付き動的パーク動作決定部242は、実施の形態2の動的パーク動作決定部140と同様にパーク階H(Tp)を決定するとともに、時間帯TpにおけるインデックスI(Tp)を決定する。実施の形態2の動的パーク動作決定部140が行う処理と同様に第1のスキャン処理とこれに続く第2の処理とから構成されるが、処理内容が異なるため、以下に詳細に説明する。
インデックス付き動的パーク動作決定部242が行う第1のスキャン処理のフローを図15に示す。図15において、ステップ1102〜1118までの処理は実施の形態2の第1のスキャン処理と同じであるため、異なる処理だけ説明する。
ステップ1120において、発行済み最新インデックス番号iの初期化を行う。発行済み最新インデックス番号iはパーク階の設定が異なった段階、すなわち交通状況が変わるたびに更新される。任意の時間帯Tpのインデックス番号はI(Tp)で示される。
ステップ1122において、ステップ1104〜1106で時間帯Tp(p−1)と時間帯Tp(p)とのパーク階H(Tp(p))が同一に設定されているため、インデックスI(Tp(p))がI(Tp(p−1))と同じiに設定される。
ステップ1124において、インデックス番号iに1が加算される。
ステップ1126において、インデックスI(Tp(p−C1))〜I(Tp(p))がiに設定される。
次に、インデックス付き動的パーク動作決定部242が行う第2のスキャン処理のフローを図16に示す。ステップ1202〜1230までの処理は実施の形態2の第2のスキャン処理と同じであるため、異なる処理だけ説明する。
ステップ1230において、インデックスI(Tp(p))がI(Tp(p−1))と同じiに設定される。
ステップ1232において、インデックス番号iに1が加算される。
ステップ1234において、インデックスI(Tp(p−C1))〜I(Tp(p))がiに設定される。
インデックス付き動的パラメータテーブル244は、図17の形式で、インデックス付き動的パーク決定部242が決定したパーク階を記憶する。
戸開時間データ検出部246は、かご制御装置16(1)〜16(N)から戸開閉に関する情報を取得し、戸開データとして図18に示す形式で作成する。戸開データは、任意のf階(戸開階)で時刻t(戸開時刻)に戸開が始まり、戸開状態がTo(戸開継続時間)間継続したことを示すデータである。戸開データは、図19に示す処理に従って図20に示す形式の時間帯毎の戸開時間データとして戸開時間データ保存部248に保存される。
図19に示す時間帯Tp(p)毎の戸開時間データを保存する処理フローを説明する。ステップ2002において、時刻tを時間帯Tp(p)の開始時刻に初期化する。
ステップ2004において、時間帯Tp(p)の全てのf階、全ての行先方向(進行方向)U/Dにおける戸開時間DT(Tp(p)、f、U/D)を0に初期化する。
ステップ2006において、時間帯Tp(p)の戸開時間DT(Tp(p)、f、U/D)それぞれに対応する複数のn全てを0に初期化する。
ステップ2008において、時刻tにおいて戸開が行われた場合、該戸開の戸開階fと該戸開前の進行方向U/Dに対する戸開時間DT(Tp(p)、f、U/D)に、該戸開の戸開継続時間Toを加算する。また、対応するnに1を加算する。ステップ2010に進む。
ステップ2010において、時刻tが時間帯Tp(p)の終了時刻であることを確認する。確認された場合ステップ20102に進む。確認されなかった場合ステップ2018に進む。
ステップ2018では、時刻tに1秒が加算され、その後、ステップ2008に戻って、時刻t+0:00:01での処理が行われる。
ステップ2012では、戸開時間データ保存部248に保存されている時間帯Tp(p)における統計戸開時間DTS(Tp(p)、f、U/D)が検索される。次にステップ2014に進む。
ステップ2014において、新たな戸開時間DTSN(Tp(p)、f、U/D)が、数26に示す式によって算出される。γ+δ=1である。ステップ2016に進む。
Figure 0004538264
ステップ2016において、戸開時間データ保存部248に保存されているDTS(Tp(p)、f、U/D)が、ステップ2014で算出された戸開時間DTSN(Tp(p)、f、U/D)に変更される。
ステップ2016の処理が終了して、時間帯Tp(p)の戸開時間データの保存が完了する。この戸開時間データ保存処理は、時間帯Tp(p)毎に行われる。
戸開時間動作決定部250は、インデックス付き制御パラメータテーブル244に記憶されたインデックス番号iが同一である時間帯Tp間について、統計戸開時間DTS(Tp(p)、f、U/D)の平均値を図21に示す処理フローにしたがって算出する。算出された平均値とインデックス番号iが同一でない時間帯Tpの統計戸開時間DTS(Tp(p)、f、U/D)を、最終的にかご制御装置16(1)〜16(N)に設定される戸開時間設定値DS(Tp(p)、f、U/D)としてインデックス付き制御パラメータテーブル244に図18に示す形式で保存する。
図21の平均値を算出する処理フローにおいて、ステップ2102でfが最下階に、ステップ2104でU/Dが上方向に、ステップ2106で時間帯Tp(p)がTp(1)に、ステップ2108でTMPが0に、ステップ2110でDTMPが0に初期化される。TMPは同一のインデックス番号iが連続した数、DTMPは同一のインデックス番号iが連続した時間帯の統計戸開時間DTS(Tp(p)、f、U/D)の和である。
ステップ2112において、時間帯Tp(p)とTp(p−1)とのインデックス番号I(Tp(p))とI(Tp(p−1))とが同一判定される。同一である場合、ステップ2114に進む。同一でない場合、ステップ2120に進む。
ステップ2114において、DTMPが、統計戸開時間DTS(Tp(p)、f、U/D)が加算されることによって更新される。ステップ2116に進む。
ステップ2116でTMPに1が加算され、ステップ2118に進む。
ステップ2118において、時間帯Tp(p)と最後の時間帯Tp(P)との同一判定が行われる。同一でない場合、ステップ2126に進み、次の時間帯Tp(p+1)に変更されてステップ2112に戻る。同一である場合、ステップ2128に進む。
ステップ2128において、U/Dが下方向であることが確認される。下方向でない場合、ステップ2130に進んでU/Dが下方向にされ、ステップ2106に戻る。一方、下方向である場合、ステップ2132に進む。
ステップ2132において、fが最上階であることが確認される。最上階でない場合、ステップ2134に進んでfに1が加えられ、ステップ2104に戻る。一方、最上階である場合、戸開時間DTS(Tp(p)、f、U/D)の平均値算出処理が終了する。
ステップ2120では、インデックス番号I(Tp(p))とI(Tp(p−1))とが同一でない場合に、戸開時間設定値DS(Tp(p―TMP−1)、f、U/D)〜DS(Tp(p)、f、U/D)を、DTMP/TMPに設定する。次に、ステップ2122に進む。
ステップ2122においてTMPが0に、続いてステップ2124においてDTMPが0に初期化され、ステップ2118に進む。
制御パラメータ設定部252は、時間帯Tp毎に、インデックス付き制御パラメータテーブル244に保存されている該時間帯Tpにおけるパーク階H(Tp)と戸開時間設定値DS(Tp、f、U/D)とをかご制御装置16(1)〜16(N)に設定する。かご制御装置14(1)〜14(N)は、設定されたパーク階H(Tp)に基づいてかご12(1)〜12(N)を制御する。
また、図22に示すように、エレベータ制御装置210が、かご12(1)〜12(N)の群管理に基づいてかご制御装置14(1)〜14(N)に制御パラメータを設定する制御群管理装置232を有する場合、群管理装置232にパーク階H(Tp)と戸開時間設定値DS(Tp、f、U/D)の設定を実施してもよい。
本形態では、戸開時間をパーク階以外のかご制御装置の制御パラメータとして設定した
が、ドア開閉速度などでもインデックスを用いて交通状況に合わせて設定可能である。
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、乗車予定者の平均かご待ち時間が最小となる階をパーク階と決定した。しかしながら、パーク階の設定によって、かごの動作が多くなることが考えられる。本実施の形態のエレベータ制御装置は、パーク階の評価値(平均かご待ち時間を最小化する適当性を示す評価値)との差が閾値内の階に待機しているかごが、パーク階への移動を実施しないというあいまいパーク動作を行う。
図23に、実施の形態4のエレベータ制御装置310の概略的構成が示されている。かご、乗り場呼び装置、かご制御装置は実施の形態1〜3と同一であるため説明は省略する。また、制御パラメータ装置318において、乗降車データ検出部320、乗降車人数データ作成部322、乗降車人数データ学習部334、乗降車人数データ保存部336、乗降車比率演算部324実施の形態2や3のものと同一の処理を行うので説明は省略する。
静的パーク動作決定部354は、時間帯Tp毎の仮決めパーク階G(Tp)を決定する。その決定処理フローを図24に示す。
図24において、ステップ3014.3016、3018以外は、実施の形態2の静的パーク動作決定部138が仮決めパーク階を決定する処理(図8に示す処理)と同じであるため説明は省略する。
ステップ3014において、実施の形態2の静的パーク動作決定部138が仮決めパーク階を決定したステップ1006の処理(図8参照。)と同様に、時間帯Tp毎の主パーク階XM(Tp(p))を決定する。
次に、ステップ3016において、パーク階X1(Tp(p))〜Xi(Tp(p))の集合を主パーク階XM(Tp(p))と仮定したときの評価値、言い換えると、数5、7、11で示される乗車予定者の平均かご待ち時間E(Tp(p)、XM(Tp(p)))と規定時間THEとの和より小さい平均かご待ち時間となるパーク階の集合であるあいまいパーク階JA(Tp(p))を算出する。これらの関係は、数27に示される。閾値THEは、どの程度の待ち時間の増加を許すかによって与えられる。
Figure 0004538264
また、数9を用いてあいまいパーク階を決定してもよい。その場合、主パーク階XM(Tp(p))の数がn(XM(Tp(p)))であるときの平均かご待ち時間EE(Tp(p)、n(XM(Tp(p))))と閾値THEとの和より小さい平均かご待ち時間となる階であるあいまいパーク階JA(Tp(p))を算出する。これらの関係は、数28に示される。
Figure 0004538264
ステップ3018において、主パーク階XM(Tp(p))とステップ3016が算出したあいまいパーク階JA(Tp(p))を仮決めパーク階G(Tp(p))と決定する。
Figure 0004538264
動的パーク動作決定部356は、静的パーク動作決定部354が決定した仮決めパーク階G(Tp(p))からパーク階H(Tp(p))を決定する。決定処理は、実施の形態2の動的パーク階決定部140の処理(図9〜12に示す処理)と、図12に示す平均パーク階設定処理を除いて同じであるため、説明は省略する。以下、本形態の動的パーク動作決定部356が行う平均パーク階設定処理を図25に示して説明する。
図25において、ステップ3222F,3222G、3222H以外は、実施の形態2の平均パーク階設定処理(図8に示す処理)と同じであるため説明は省略する。
ステップ3222Fにおいて、実施の形態1のパーク動作決定部26が乗車比率PRF(Tp、f)と降車比率PRN(Tp、f)とを用いてパーク階H(Tp)を決定した方法と同様に、ステップ1222Aにおいて算出された平均の統計乗車比率PRFSA(Tp(p−C2)、Tp(p)、f)と平均の統計降車比率PRNSA(Tp(p−C2)、Tp(p)、f)とを用いて、時間帯Tp(p−C2)から時間帯Tp(p)までの平均主パーク階HMA(Tp(p−C2)、Tp(p))を決定する。決定後、ステップ3222Gに進む
ステップ3222Gにおいて、パーク階が平均主パーク階HMA(Tp(p−C2)、Tp(p))であるときのかご待ち時間EA(HMA(Tp(p−C2)、Tp(p)))と規定時間THEとの和より小さいかご待ち時間となるパーク階である、または、平均主パーク階XMA(Tp(p―C2)、Tp(p))の数がn(XMA(Tp(p―C2)、Tp(p)))であるときのかご待ち時間EEA(n(XM(Tp(p−C2)、Tp(p))))と閾値THEとの和より小さい平均かご待ち時間となる階である平均あいまいパーク階JAA(Tp(p―C2)、Tp(p))を算出する。これらの関係は数30と数31の式で示される。
Figure 0004538264
Figure 0004538264
続いて、ステップ3222Hにおいて、平均主パーク階XMA(Tp(p−C2)、Tp(p))とステップ3222Gで算出された平均あいまいパーク階JAA(Tp(p―C2)、Tp(p))を、時間帯Tp(p−C2)から時間帯Tp(p−1)までのパーク階H(Tp(p−C2))〜H(Tp(p−1))に設定する。
静的パーク動作決定部354や動的パーク動作決定部356は、実施の形態2と同様に、乗車予定者の平均かご待ち時間が最小となるパーク階も決定している。これらは、主パーク階XM(Tp(p))に該当する。これらもパーク階H(Tp(p))に設定される。従って、制御パラメータ設定テーブル358には、図26に示すように、時間帯毎に主パーク階とあいまいパーク階が設定される。
あいまいパーク動作装置360(1)〜360(N)は、かご制御装置16(1)〜16(N)に設定されたパーク階(主パーク階とあいまいパーク階)とかご12(1)〜12(N)の停車位置とから該かごの待機位置を決定する。待機位置決定処理を図27に示す。ステップ3302において、決定対象のかごの停車位置が主パーク階またはあいまいパーク階であることが確認される。確認された場合、かごは主パーク階またはあいまいパーク階で新たな呼びが登録されるまで待機する。一方、確認されなかった場合、ステップ3304に進み、かご制御装置により、かごは主パーク階で待機するために移動される。
あいまいパーク動作装置は、かご制御装置それぞれに実装されてもよいし、実施の形態3のエレベータ制御装置210に設置されあいまいパーク動作を実施してもよい。実施の形態1〜3のように群管理装置を有する場合には、該群管理装置に対してパーク階を設定してもよい。
実施の形態1のエレベータ制御装置の概略図である。 乗降車データ検出部が検出した乗車データの図である。 乗降車データ検出部が検出した降車データの図である。 交通量データの図である。 制御パラメータテーブルに記憶されている時間帯毎のパーク階を示すデータである。 郡管理装置を備えた実施の形態1のエレベータ制御装置の概略図である。 実施の形態2のエレベータ制御装置の概略図である。 実施の形態2の静的パーク動作決定部の仮決めパーク階決定のフローである。 実施の形態2の動的パーク動作決定部のパーク階決定のフローである。 実施の形態2の第1のスキャン処理のフローである。 実施の形態2の3第2のスキャン処理のフローである。 実施の形態2の平均パーク階決定処理のフローである。 群管理装置を備えた実施の形態2のエレベータ制御装置の概略図である。 実施の形態3のエレベータ制御装置の概略図である。 実施の形態3の第1のスキャン処理のフローである。 実施の形態3の第2のスキャン処理のフローである。 インデックス付き制御パラメータテーブルに記憶されている時間帯毎のパーク階を示すデータである。 戸開データを示す図である。 戸開時間データ保存処理のフローである。 戸開時間データ保存部に記憶されている戸開時間データを示す図である。 統計戸開時間DTSの平均値を算出する処理のフローである。 群管理装置を備えた実施の形態3のエレベータ制御装置の概略図である。 実施の形態4のエレベータ制御装置の概略図である。 実施の形態4の静的パーク動作決定部の仮決めパーク階決定のフローである。 実施の形態4の平均パーク階決定処理のフローである。 制御パラメータ設定テーブルに記憶されている時間帯毎の主パーク階とあいまいパーク階を示すデータである。 あいまいパーク動作装置のパーク階決定処理のフローである。
符号の説明
10 エレベータ制御装置、 12 かご、 14 乗り場呼び装置、 16 かご制御装置、 18 制御パラメータ設定装置、 20 乗降車データ検出部、 22 乗降車人数データ作成部、 24 乗降車比率演算部、 26 パーク動作決定部、 28 制御パラメータテーブル、 30 制御パラメータ設定部、 32 群管理装置、
110 エレベータ制御装置、 118 制御パラメータ設定装置、 120 乗降車データ検出部、 122 乗降車人数データ作成部、 124 乗降車比率演算部、 128 制御パラメータテーブル、 130 制御パラメータ設定部、 132 群管理装置、 134 乗降車人数データ学習部、 136 乗降車人数データ保存部、 138 静的パーク動作決定部、 140 動的パーク動作決定部、
210 エレベータ制御装置、 218 制御パラメータ設定装置、 220 乗降車データ検出部、 222 乗降車データ作成部、 224 乗降車比率演算部、 232 軍管理装置、 234 乗降車人数データ学習部、 236 乗降車人数データ保存部、 238 静的パーク動作決定部、 242 インデックス付き制御パラメータテーブル、 244 インデックス付き制御パラメータテーブル、 246 戸開時間データ検出部、 248 戸開時間データ保存部、 250 戸開時間動作決定部、
310 エレベータ制御装置、 318 制御パラメータ設定装置、 320 乗降車データ検出部、 322 乗降車人数データ作成部、 324 乗降車比率演算部、 330 制御パラメータ設定部、 334 乗降車人数データ学習部、 336 乗降車人数データ保存部、 354 静的パーク動作決定部、 356 動的パーク動作決定部、 358 制御パラメータテーブル、 360 あいまいパーク動作装置、
Tp 時間帯、 f 階、 U/D 進行方向、 PN 乗車人数、 PF 降車人数、 CN 乗車総人数、 CF 降車総人数、 PRN 乗車比率、 PRF 降車比率、 E 平均かご待ち時間、 Tr かご待ち時間、 X 仮定パーク階、 H パーク階、 n(H) パーク階数、 EE 平均かご待ち時間、
PNS 統計乗車人数、 PFS 統計降車人数、 CNS 統計乗車総人数、 CFS 統計降車総人数、 PRNS 統計乗車比率、 PRFS 統計降車比率、 G 仮決めパーク階、 PNSA 平均の統計乗車人数、 PFSA 平均の統計降車人数、 CNSA 平均の統計乗車総人数、 CFSA 平均の統計降車総人数、 PRNSA 平均の統計乗車比率、 PRFSA 平均の統計降車比率、 HA 平均パーク階、
I インデックス番号、 To 戸開継続時間、 DT 戸開時間、 t 時刻、 DTS 統計戸開時間、 DTSN 新たな統計戸開時間、 DS 戸開時間設定値、
XM 主パーク階、 JA あいまいパーク階、 XMA 平均主パーク階、 JAA 平均あいまいパーク階

Claims (3)

  1. 1台または複数台のかごを制御するエレベータシステムにおいて、
    時間帯毎の各階の降車人数に基づいて仮定パーク階に待機しないかごが該仮定パーク階以外の各階に存在する確率を算出し、
    上記確率、時間帯毎の各階の乗車人数、および仮定パーク階または該仮定パーク階以外の各階に存在する各かごの乗車予定者が存在する階までの移動時間に基づいて該乗車予定者の平均の待ち時間を算出し、
    平均の待ち時間が最小になるような仮定パーク階が存在するときは該仮定パーク階をパーク階に設定し、
    平均の待ち時間が最小になるような仮定パーク階が存在しないときはパーク階を非設定とすることを特徴とする制御パラメータ設定装置。
  2. 同一の交通状況と判断して同一のパーク階を設定した時間帯に対して同一のインデックスをつけ、上記インデックスに基づいて、上記時間帯における他の制御パラメータを設定することを特徴とする請求項1に記載の制御パラメータ設定装置。
  3. 1台または複数台のかごを制御するエレベータシステムにおいて、乗車予定者のかご待ち時間が一定の範囲内の時間となる階にかごを待機させることを特徴とするエレベータ制御装置。
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