JP4536241B2 - 脱水ケーキの乾燥処理方法及び乾燥処理設備 - Google Patents

脱水ケーキの乾燥処理方法及び乾燥処理設備 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルタープレスにより形成された脱水ケーキの乾燥処理方法及び乾燥処理設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、汚泥、水処理により発生する沈澱物、製鉄業から排出される製鋼ダスト等の含水率が70重量%以上のスラリーの処理を行なう場合、先ずスラリーの減容化や脱水を目的にフィルタープレスによる1次脱水処理が行なわれている。しかし、1次脱水処理後に得られる板状の固形物(ケーキ)の含水率は15〜25重量%となるので、次工程の処理内容によっては、更にケーキの脱水処理が要求される場合がある。一般に、1次脱水処理後に得られるケーキを更に脱水するには、天日乾燥による方法が多く採用されている。天日乾燥を行なう場合、フィルタープレスの下方にパレット等の受け容器を配置し、フィルタープレスの各フィルターを順に開放し形成した板状ケーキを1個ずつ開放したフィルターから受け容器内に自然落下により排出させて回収し、通風のよい乾燥作業場所に運搬して数日間かけて乾燥させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、生成した板状ケーキがフィルタープレスから自然落下により排出されパレット等の受け容器に衝突した際、板状ケーキの強度は非常に弱いため板状ケーキは折れ曲がったり、塊状に破壊したりして、受け容器内に山積みされた状態となる。このように受け容器内で山積みされた状態のケーキを天日乾燥しても乾燥効率は非常に悪いため、乾燥中に適宜山繰り作業を行なうが、それでもケーキの乾燥が終了するまでには長時間の滞留日数が必要であった。
【0004】
従って、多数のケーキの乾燥を順次行なうためには、多数の受け容器を準備すること、多数の受け容器の保管場所を確保すること、また、乾燥処理中の多数の受け容器の滞留が可能な乾燥作業場所を確保すること、乾燥作業場所での受け容器の横持ち作業や受け容器内での山繰り作業等の諸作業を逐次行なうこと等が不可欠である。このため、従来の天日乾燥によるケーキの乾燥処理を行なう場合では、受け容器の作製や乾燥作業場所等の確保のための設備投資コストが高く、更に、横持ち作業や山繰り作業等の諸作業が必要となるためその要員の確保や作業工数の増加によるコスト上昇という問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、フィルタープレスにより形成したケーキの乾燥を限られた作業面積を有する場所の中で、短時間に、低コストで行なうことが可能となる脱水ケーキの乾燥処理方法及び乾燥処理設備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う本発明に係る脱水ケーキの乾燥処理方法は、フィルタープレスを用いてスラリーから形成した板状のケーキをケーキ搬出装置を用いて該フィルタープレスからケーキ形状を保存した状態で1個ずつ排出し、乾燥容器内に個々のケーキを隙間を有した状態で収納する第1工程と、
複数の前記ケーキを収納している前記乾燥容器を乾燥作業場所に移動する第2工程と、
前記乾燥作業場所で前記乾燥容器に温風排出手段を取付け前記乾燥容器内に温風を流通させて収納している複数の前記ケーキの乾燥を行なう第3工程と、
乾燥終了後の複数の前記ケーキを前記乾燥容器から排出する第4工程とを有し、
しかも、前記第3工程で、前記温風に非酸化性の温風を用いる
【0006】
ケーキは、形状が保存された状態で1個ずつフィルタープレスから排出され、乾燥容器内に隙間を有した状態で収納されるので、乾燥中にケーキから水分が蒸発する際の蒸発面積を広く確保することができると共に、ケーキ表面から一様に水分を蒸発させることができる。フィルタープレスによる圧搾を行なう作業場所と乾燥作業場所を分離することにより、フィルタープレス作業と乾燥作業とを干渉させずに、並行して進めることができる。乾燥容器に温風排出手段を取付け温風を流通させて乾燥作業を行なうため、天候に影響されず短時間でケーキの乾燥を行なうことができる。乾燥終了後のケーキを乾燥容器から直接排出するので、排出のための横持ち作業が省略でき、ケーキ排出後直ちに乾燥容器をフィルタープレスの作業場所に回送することができる。
【0007】
本発明に係る脱水ケーキの乾燥処理方法において、前記第1工程で、前記スラリーにケーキの強度を向上させる結合剤を加えることが好ましい。
スラリーに結合剤を加えることにより、乾燥後のケーキの強度を向上させることができ、回収時において細かい粒子の発生や粉塵の発生を防止することができる。
本発明に係る脱水ケーキの乾燥処理方法において、前記第3工程で、前記温風に非酸化性の温風を用いる。このように、非酸化性の温風を使用することにより、温度の高い温風を使用しても酸化を抑制してケーキの乾燥を行なうことができ、短時間に効率的にケーキの乾燥を行なうことが可能となる。
【0008】
前記目的に沿う本発明に係る脱水ケーキの乾燥処理設備は、上部が開放となって側部又は下部に温風給気口を備え、フィルタープレスで形成した複数のケーキが隙間を有して収納される乾燥容器と、
前記フィルタープレスよりケーキ形状を保存した状態で前記ケーキを1個ずつ排出し前記乾燥容器内に1個ずつ分離して収納するケーキ搬出装置と、
乾燥作業場所で前記乾燥容器に被せてケーキ乾燥用の温風を排気する温風排出手段とを有し、
しかも、前記ケーキ搬出装置には前記フィルタープレスのケーキ排出位置まで移動し停止する自動位置決め手段と、前記フィルタープレスから前記ケーキを排出し前記乾燥容器内に搬送する際に前記ケーキを保持する保持手段が設けられている
乾燥容器を使用することにより、フィルタープレスで形成した複数のケーキの排出及び収納、乾燥作業場所への搬送、乾燥という一連の諸作業を連続的に実施することができる。特に、ケーキ搬出装置を設けることにより、ケーキを破損させずにフィルタープレスからケーキを排出し乾燥容器内へ収納することが容易となる。更に、温風排出手段を乾燥容器に取付けることにより、乾燥作業場所に搬送後直ちに乾燥処理を行なうことができる。
【0009】
本発明に係る脱水ケーキの乾燥処理設備において、前記温風排出手段は、前記乾燥容器に上から被さる蓋を備えた構成とすることができる。
蓋を備えることにより、乾燥容器への温風排出手段の取付けが容易となる。
また、本発明に係る脱水ケーキの乾燥処理設備において、前記乾燥容器には収納した複数の前記ケーキを1個ずつ隙間を有して収納する仕切り板と、前記ケーキ乾燥用の温風が流入する温風流入通路と、該温風流入通路の端部に設けられた温風給気口と、乾燥済みの前記ケーキを排出する開閉機能を有する排出口とが備えられている構成とすることができる。
仕切り板を設けることにより、ケーキを乾燥容器内に収納する際に、ケーキを相互に接触させず、一定の間隔を確保して収納することができる。乾燥容器に温風流入通路と温風給気口が設けられていることにより、乾燥容器内に温風を均一に流入させることができ、効率的なケーキの乾燥を実施することができる。乾燥済みのケーキの排出口が乾燥容器に設けられているため、乾燥終了後に乾燥容器を移動させないで直ちにケーキの排出を実施することができる。
【0010】
本発明に係る脱水ケーキの乾燥処理設備において、前記ケーキ搬出装置には前記フィルタープレスのケーキ排出位置まで移動し停止する自動位置決め手段と、前記フィルタープレスからケーキを排出し前記乾燥容器内に搬送する際にケーキを保持する保持手段が設けられている。このように、自動位置決め手段が設けられていることにより、フィルタープレスから複数のケーキを排出するのに際して、適宜ケーキ搬出装置をケーキ排出位置まで移動させることができる。また、ケーキ用の保持手段が設けられていることにより、フィルタープレスからケーキ形状を保存した状態で1個ずつケーキを排出し、乾燥容器内に1個ずつ収納することができる。更に、自動位置決め手段と保持手段を連携させて使用することにより、連続的にケーキを排出し乾燥容器内に搬送することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の一実施の形態に係る脱水ケーキの乾燥処理設備のケーキ排出及びケーキ収納の状態を示す側面図、図2(a)、(b)はそれぞれ同脱水ケーキの乾燥処理設備のケーキ搬出装置の平面図、側面図、図3は同脱水ケーキの乾燥処理設備のケーキ乾燥時の状態を示す側面図、図4は同脱水ケーキの乾燥処理設備のケーキ乾燥時の正面図、図5は同脱水ケーキの乾燥処理設備の使用方法を説明する斜視図、図6は脱水ケーキの水分量と脱水ケーキ圧縮強度との関係を示す説明図、図7はケーキ乾燥を行なう場合の温風温度をパラメーターとした乾燥時間と乾燥中のケーキの含水率との関係を示す説明図、図8は乾燥済みケーキを落下破損させたときの結合剤の有無と粉化率との関係を示す説明図である。
図1〜図5に示すように、本発明の一実施の形態に係る脱水ケーキの乾燥処理設備10は、フィルタープレス11で形成した複数のケーキ12を収納する乾燥容器13と、フィルタープレス11よりケーキ形状を保存した状態でケーキ12を1個ずつ排出し乾燥容器13内に1個ずつ分離して搬出するケーキ搬出装置14と、乾燥作業場所で乾燥容器13に被せてケーキ乾燥用の温風を排気する温風排出手段15とを有する。以下、これらについて詳細に説明する。
【0012】
フィルタープレス11は、市販の各種フィルタープレスから被処理物の特性、処理量等に応じて適宜選定して使用することができる。
ケーキ12は、フィルタープレス11により被処理物から水分が除去されてフィルター間に形成される水分を15〜25重量%程度含んだ粉粒体からなる板状の固形物であり、粉粒間の摩擦力と含まれる水分による凝集力により板状の固形物としての形状と強度を保持している。そのため、ケーキ自体の強度は弱く、しかも壊れ易い。
【0013】
乾燥容器13は、例えば、耐食性を考慮していずれもステンレス鋼で構成され、上部が開放となって側壁下部にそれぞれケーキ乾燥用の温風が流入する温風流入通路16と、温風流入通路16の両端に設けられた温風給気口17と、乾燥済みのケーキ12を排出する開閉機能を有する排出口の一例である乾燥容器13の底面に設けられた両開きの開閉扉18とを有している。更に、収納した複数のケーキ12を1個ずつ隙間(例えば、形成されたケーキの厚さの0.1〜2倍程度の隙間)を有して乾燥容器13に収納するための仕切り板19が、乾燥容器13の側壁内面に設けられている。
【0014】
図3、図4に示すように、温風排出手段15は、例えば、温風排気配管20と、温風排気配管20に接続し温風を乾燥容器13内から均等に流出させる整流機能の一例である図示しない多数のフィンを内部に備えたヘッダー21と、ヘッダー21に接続し乾燥容器13に上から被さる蓋22とを有している。乾燥容器13に上から被さる蓋22を設けることにより、乾燥容器13への温風排出手段15の取付けを容易にしている。また、図示しない温風供給手段から供給される温風を乾燥容器13内に導入するための温風供給口17、温風流入通路16を乾燥容器13に設けている。更に、仕切り板19を設けて各ケーキ12を1個ずつ隙間を有して収納することを可能としているので、ケーキ乾燥用の温風が各ケーキ12間を均一に流通することを保証している。このような構成とすることにより、ケーキ乾燥用の温風を乾燥容器13内で均一に流通させて排気することができ、乾燥容器13内に収納している複数のケーキ12を同時に均一に、短時間で乾燥させることができる。また、乾燥済みのケーキ12の排出用の開閉扉18が設けられているため、乾燥終了後に乾燥容器13を移動させないで直ちに乾燥済みのケーキ12の排出を実施することができる。
【0015】
図1、図2に示すように、ケーキ搬出装置14はフィルタープレス11から乾燥容器13へケーキ12が排出されるケーキ排出位置まで移動して停止する自動位置決め手段23と、フィルタープレス11から排出されたケーキ12を乾燥容器13内に搬送する際にケーキ12を保持する保持手段24と、自動位置決め手段23及び保持手段24の動作を制御する図示しない制御手段とが設けられている。
自動位置決め手段23は、例えば、フィルタープレス11のプレス方向と平行にフィルタープレス11の下方に配置された2本の移動用レール25と、移動用レール25上に設けられ保持手段24を積載し前後の両側に車輪26を備えた台車27と、台車27の前後に設けられ回転軸28を介して車輪26と接続している走行駆動用の電動機29と、フィルタープレス11のケーキ排出位置に対応してフィルタープレス11の下端に設けられている位置決め指示板30と連携してスイッチ動作を行なう台車27に設けられた非接触型のリミットスイッチ31とを有している。このような構成とすることにより、保持手段24を積載した台車27は、移動用レール25上を走行して指定されたケーキ排出位置に到達すると位置決め指示板30によりリミットスイッチ31が動作して台車27を停止させることができる。従って、制御手段にフィルタープレス11の各ケーキ排出位置を事前に指示しておくと、保持手段24を積載した台車27をフィルタープレス11の各ケーキ排出位置まで移動し停止する動作を順次行なうことができる。なお、制御手段としては、例えば、シーケンサーが使用できる。
【0016】
保持手段24は、例えば、台車27上に設けられた対向する1対のガイドシュー32と、各ガイドシュー32の両側に取付けられたチョック33と、各チョック33に接続された駆動ロッド34を備えたエアシリンダー35とを有している。エアシリンダー35を駆動してガイドシュー32間の押しつけ力を調整することにより、ケーキ12とガイドシュー32間の摩擦力を調整して、ケーキ12の落下速度を低下させることができる。
【0017】
以上の構成とすることにより、フィルタープレス11に設けられた図示しない複数の位置決めストッパーに合わせて乾燥容器13をフィルタープレス11の下方に配置し、ケーキ搬出装置14の自動位置決め手段23により保持手段24をフィルタープレス11のケーキ排出位置に移動し停止させ、フィルタープレス11のフィルターを開放する。フィルターの開放に伴い自然落下してきたケーキ12は、1対のガイドシュー32により構成された隙間に進入し、ガイドシュー32で保持されながら落下する。このため、ケーキ12の落下速度が低下して、ケーキ12は乾燥容器13の底面に大きな衝撃を伴わずに着地することができ、ケーキ形状が保存された状態でケーキ12は乾燥容器13内に収納されることになる。また、乾燥容器13はフィルタープレス11に対して所定の位置関係となるように配置されているため、フィルタープレス11から排出されてケーキ搬出装置14により送られてきたケーキ12は、仕切り板19により仕切られて構成された各隙間の部分に順次収納されることになる。
【0018】
続いて、図1〜図5を参照して本発明の一実施の形態に係る脱水ケーキの乾燥処理設備10を適用した脱水ケーキの乾燥処理方法について説明する。
本実施の形態の脱水ケーキの乾燥処理方法は、フィルタープレス11を用いて、例えば、製鋼ダストのスラリーから形成した板状のケーキ12をケーキ搬出装置14を用いてフィルタープレス11からケーキ形状を保存した状態で1個ずつ排出し、乾燥容器13内に個々のケーキ12を隙間を有した状態で収納する第1工程と、複数のケーキ12を収納している乾燥容器13を乾燥作業場所に移動する第2工程と、乾燥作業場所で乾燥容器13に温風排出手段15を取付け乾燥容器13内に温風を流通させて収納している複数のケーキ12の乾燥を行なう第3工程と、乾燥終了後の複数のケーキ12を乾燥容器13から排出する第4工程とを有している。以下、各工程順に詳しく説明する。
【0019】
(1)第1工程
第1工程は、次の5段階の操作から構成されている。
1)第1段階操作
フィルタープレス11内に製鋼ダストのスラリーを注入し、圧搾してケーキ12を形成する。フィルタープレス11で形成されるケーキ12は、例えば、幅1200mm、長さ1200mm、厚さ30mm程度の板状物であり、後工程でケーキ搬出装置14により自然落下しないように調整されながら乾燥容器13内に搬送される。しかし、ケーキ12の上端がガイドシュー32を離れた瞬間からケーキ12の下端が乾燥容器13の底に接触するまでの間は自然落下することになる。この自然落下の距離は、例えば、200mm〜500mm程度となる。
一方、フィルタープレス11で形成されるケーキ12の強度は、水分量が低下すれば向上する。通常操業で得られるケーキ12の水分は17〜23重量%の範囲となっている。また、図6に示すように、水分が17〜23重量%の範囲のケーキ12の圧縮強度は、ガイドシュー32を離れて自然落下して乾燥容器13の底に接触する際の衝撃力に耐えられる強度とほぼ同等以上の強度となっているので、乾燥容器13内に搬出されるケーキ12はほとんど破損しない。
【0020】
2)第2段階操作
フィルタープレス11による製鋼ダストのスラリーの圧搾が終了する前に、乾燥容器13をフィルタープレス11の下方に配置する。
3)第3段階操作
フィルタープレス11内の開放するフィルター位置の指定を制御手段に入力すると、制御手段よりケーキ搬出装置14の自動位置決め手段23に、保持手段24を積載した台車27を、開放するフィルター位置に走行させて停止する命令が出力される。自動位置決め手段23では、走行駆動用の電動機29が駆動して移動用レール25上に保持手段24を積載した台車27を走行させ、開放するフィルターのケーキ排出位置に対応してフィルタープレス11の下端に設けられている位置決め指示板30により台車27に設けられた非接触型のリミットスイッチ31が動作した時点で、台車27を停止させる。
4)第4段階操作
フィルタープレス11の指示したフィルターが開放されると、形成されたケーキ12はフィルター側面を徐々に滑り落ちて、図示しないガイドロールに導かれてケーキ12の下端は対向するガイドシュー32の間隙部分に進入していく。
【0021】
5)第5段階操作
対向するガイドシュー32の間隔はエアシリンダー35により調整されているため、ケーキ12はガイドシュー32により一定圧力で挟まれる状態になっている。いま、ガイドシュー32によるケーキ12の押し付け力をF、ガイドシュー32とケーキ12との摩擦係数をa、ケーキ12の重量をWとして、W>2aFの関係が成立するようにFの値を調整すれば、ケーキ12はガイドシュー32で挟まれた状態で摩擦力に抗して下方に滑り落ちていく。従って、ケーキ12の上端がガイドシュー32を離れて自然落下し、ケーキ12の下端が乾燥容器13の底に接触した際に受ける衝撃力が、ケーキ12の強度よりも小さくなるように押し付け力Fを調整する。これによって、ケーキ12を破損しないで乾燥容器13内に収納することができる。
ケーキ12の上端がガイドシュー32の下端を通過したことが図示しない検知センサーにより検知されると、制御手段は次のケーキ12の排出待ちの状態、すなわち、第3段階操作の状態に復帰する。このため、フィルタープレス11から全てのケーキ12が排出され乾燥容器13に収納されるまで、第3〜5段階操作を繰り返す。
【0022】
(2)第2工程
フィルタープレス11から全てのケーキ12を排出し乾燥容器13内に収納する作業が終了すると、乾燥容器13を、例えば、リフトカー等の搬送車輛を使用して温風排出手段15が設けられている乾燥作業場所に移動する。乾燥作業場所をフィルタープレス11の場所と分離することにより、フィルタープレス作業と乾燥作業を同時に並行して行なうことができる。
また、複数の温風排出手段15と、温風排出手段15の個数と同じ個数の乾燥容器13を準備することにより、フィルタープレス11の使用回転率を向上させることができる。
【0023】
(3)第3工程
乾燥作業場所で上部が開放となっている乾燥容器13に蓋22を有した温風排出手段15を上から被せて取付ける。乾燥容器13に上から被さる蓋22を設けることにより、乾燥容器13への温風排出手段15の取付けを容易にしている。
図示しない温風発生装置により得られた温風は、温風給気口17を通して温風流入通路16に供給され、温風流入通路16部分で乾燥容器13内に収納されている各ケーキ12の上方に向けて均等に送風されるように調整される。また、乾燥容器13の上部に蓋22を介して、温風排気配管20が接続しているヘッダー21を取付け、図示しない排気装置を温風排気配管20に接続して乾燥容器13内の排気を行うことにより、各ケーキ12の下方から供給された乾燥用の温風は1個ずつ隙間を有して収納されている各ケーキ12の隙間を一様に流通してヘッダー21内に流れ込み、温風排気配管20より乾燥容器13外に排出される。このため、複数のケーキ12を同時に一様に乾燥させることができる。
【0024】
ケーキ12の乾燥時間は、乾燥前のケーキ12の含水率、乾燥後のケーキ12の目標含水率、乾燥に使用する温風の温度、温風流量や流速等により変化する。しかし、温風の風量や流速を一定とすると、蓋22をした乾燥容器13内で乾燥を行なうため、温風温度と乾燥時間と乾燥後ケーキ12の含水率との間には、例えば、含水率が約21%のケーキ12を85℃又は200℃の各温風を用いて乾燥させた場合、図7に示すような関係が成立する。従って、乾燥後のケーキ12の目標含水率が決まると、図7に示す関係を用いて必要とする乾燥時間の予測を行なうことができる。このため、計画的にケーキ12の乾燥を実施することができ、工程管理が容易となる。
なお、製鋼ダストの乾燥では、ダスト中に含まれる鉄粉の酸化が生じる可能性が高いので、例えば、酸素濃度が0.2体積%以下の条件となるように、窒素ガス等の非酸化性ガスの温風、あるいは空気と非酸化性ガスとの混合ガスを温風として使用する。非酸化性の温風を使用することにより、従来よりも酸化度を抑えた乾燥を行なうことができる。
【0025】
なお、乾燥はケーキ12の表面から徐々に進行していくため、微粉の含有率が比較的高いスラリーから形成したケーキ12の乾燥を行なう場合、表層に緻密な乾燥層が形成されて内部で発生した蒸発が飛散しにくくなる。この状態で乾燥を続けると、ケーキ12内部には水分が蒸発して生成した水蒸気が蓄積されてくるため水蒸気の圧力が上昇し、水蒸気圧力がケーキ12の表層強度よりも高くなるとケーキ12を内部から破壊する爆裂現象が発生する。1つのケーキ12において爆裂が発生すると、周囲のケーキ12は爆裂により飛散したケーキの破片によって連鎖的に破壊を起こし、乾燥容器13内でケーキ12の乾燥を続けることは不可能となる。このため、爆裂の発生は回避せねばならず、爆裂発生の可能性が高いケーキ12の乾燥は、例えば、80〜200℃の温風を使用し乾燥を徐々に行なう必要がある。
【0026】
(4)第4工程
予定された時間の乾燥が終了すると、乾燥容器13の下方に図示しない乾燥ケーキ回収用の容器を配置して、乾燥容器13の底面に設けられた両開きの開閉扉18を開けて、各ケーキ12を乾燥容器13から排出する。乾燥済みのケーキ12を排出する際、ケーキ12は自然落下して乾燥ケーキ回収用の容器の底に衝突して破損する。このとき、製鋼ダストのスラリーにケーキ12の強度を向上させるため結合剤として、第1工程で、例えば、珪酸ソーダをスラリー中の製鋼ダストに対して3〜5重量%加えておくと、破損時の細分化や粉化を防止することができる。図8は、珪酸ソーダをスラリー中の製鋼ダストに対して5重量%加えた場合の、落下破損時の粉化率(1mm以下の粒が生成した割合)を示したものである。結合剤を加えることにより、結合剤を加えない場合に較べて粉化率を1/2以下にすることが可能となる。
なお、ケーキ12排出後の乾燥容器13は開閉扉18を閉じて、フィルタープレス11の設置された作業場所に回送する。
【0027】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、例えば、乾燥容器に耐熱性のファイバー強化プラスチックを使用することも可能である。また、保持手段でガイドシューの代わりに1対の回転ロール、又は1対のエンドレスベルトを使用することもできる。回転ロールの回転数、エンドレスベルトの移動速度を調整することにより、ケーキの排出速度をより厳密に制御することが可能となる。更に、制御手段をマイクロコンピュータと連携させることにより、フィルタープレスへのスラリー供給から乾燥終了後のケーキの排出までの全作業を自動化することもできる。
【0028】
【発明の効果】
請求項1、2記載の脱水ケーキの乾燥処理方法においては、フィルタープレスを用いてスラリーから形成した板状のケーキをケーキ搬出装置を用いてフィルタープレスからケーキ形状を保存した状態で1個ずつ排出し、乾燥容器内に個々のケーキを隙間を有した状態で収納する第1工程と、複数のケーキを収納している乾燥容器を乾燥作業場所に移動する第2工程と、乾燥作業場所で乾燥容器に温風排出手段を取付け乾燥容器内に温風を流通させて収納している複数のケーキの乾燥を行なう第3工程と、乾燥終了後の複数のケーキを乾燥容器から排出する第4工程とを有するので、フィルタープレス作業と乾燥作業とを連携して短時間でケーキの乾燥を行なうことにより、計画的にケーキの乾燥を実施することができ工程管理が容易となる。また、ケーキの排出と収納、乾燥、乾燥ケーキの排出の各作業を同一の乾燥容器を使用して行なうことにより、工程数の短縮が可能となって、乾燥処理コストが低減できる。
そして、第3工程で、温風に非酸化性の温風を用いるので、酸化を抑えた乾燥が可能で、乾燥後ケーキの有効利用が高まる。
【0029】
特に、請求項2記載の脱水ケーキの乾燥処理方法においては、第1工程で、スラリーにケーキの強度を向上させる結合剤を加えるので、乾燥後のケーキの粉化が防止でき取り扱いが容易となる。
【0030】
請求項3〜5記載の脱水ケーキの乾燥処理設備においては、上部が開放となって側部又は下部に温風給気口を備え、フィルタープレスで形成した複数のケーキが隙間を有して収納される乾燥容器と、フィルタープレスよりケーキ形状を保存した状態でケーキを1個ずつ排出し乾燥容器内に1個ずつ分離して収納するケーキ搬出装置と、乾燥作業場所で乾燥容器に被せてケーキ乾燥用の温風を排気する温風排出手段とを有するので、ケーキの排出から乾燥までを同一の乾燥容器を使用して連続して実施することができ、乾燥処理場所の省スペース化、工程数の短縮と作業費用の削減が可能となる。
そして、ケーキ搬出装置にはフィルタープレスのケーキ排出位置まで移動し停止する自動位置決め手段と、フィルタープレスからケーキを排出し乾燥容器内に搬送する際にケーキを保持する保持手段が設けられているので、フィルタープレスからケーキ形状を保存した状態でケーキを排出し乾燥容器に収納することが短時間で効率的にでき、短時間でケーキの乾燥を行なうことができる。
【0031】
特に、請求項記載の脱水ケーキの乾燥処理設備においては、温風排出手段は、乾燥容器に上から被さる蓋を備えているので、乾燥容器への脱着が容易となり、作業効率が向上する。
請求項記載の脱水ケーキの乾燥処理設備においては、乾燥容器には収納した複数のケーキを1個ずつ隙間を有して収納する仕切り板と、ケーキ乾燥用の温風が流入する温風流入通路と、温風流入通路の端部に設けられた温風給気口と、乾燥済みのケーキを排出する開閉機能を有する排出口とが備えられているので、短時間で乾燥を行なうことができると共に、乾燥終了後に乾燥容器を直ちに回収することができ、効率的な乾燥を行なうことができる。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る脱水ケーキの乾燥処理設備のケーキ排出及びケーキ収納の状態を示す側面図である。
【図2】(a)、(b)はそれぞれ同脱水ケーキの乾燥処理設備のケーキ搬出装置の平面図、側面図である。
【図3】同脱水ケーキの乾燥処理設備のケーキ乾燥時の状態を示す側面図である。
【図4】同脱水ケーキの乾燥処理設備のケーキ乾燥時の正面図である。
【図5】同脱水ケーキの乾燥処理設備の使用方法を説明する斜視図である。
【図6】脱水ケーキの水分量と脱水ケーキ圧縮強度との関係を示す説明図である。
【図7】ケーキ乾燥を行なう場合の温風温度をパラメーターとした乾燥時間と乾燥中のケーキの含水率との関係を示す説明図である。
【図8】乾燥済みケーキを落下破損させたときの結合剤の有無と粉化率との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
10:脱水ケーキの乾燥処理設備、11:フィルタープレス、12:ケーキ、13:乾燥容器、14:ケーキ搬出装置、15:温風排出手段、16:温風流入通路、17:温風給気口、18:開閉扉(排出口)、19:仕切り板、20:温風排気配管、21:ヘッダー、22:蓋、23:自動位置決め手段、24:保持手段、25:移動用レール、26:車輪、27:台車、28:回転軸、29:電動機、30:位置決め指示板、31:リミットスイッチ、32:ガイドシュー、33:チョック、34:駆動ロッド、35:エアシリンダー

Claims (5)

  1. フィルタープレスを用いてスラリーから形成した板状のケーキをケーキ搬出装置を用いて該フィルタープレスからケーキ形状を保存した状態で1個ずつ排出し、乾燥容器内に個々のケーキを隙間を有した状態で収納する第1工程と、
    複数の前記ケーキを収納している前記乾燥容器を乾燥作業場所に移動する第2工程と、
    前記乾燥作業場所で前記乾燥容器に温風排出手段を取付け前記乾燥容器内に温風を流通させて収納している複数の前記ケーキの乾燥を行なう第3工程と、
    乾燥終了後の複数の前記ケーキを前記乾燥容器から排出する第4工程とを有し、
    しかも、前記第3工程で、前記温風に非酸化性の温風を用いることを特徴とする脱水ケーキの乾燥処理方法
  2. 請求項1記載の脱水ケーキの乾燥処理方法において、前記第1工程で、前記スラリーに前記ケーキの強度を向上させる結合剤を加えることを特徴とする脱水ケーキの乾燥処理方法。
  3. 上部が開放となって側部又は下部に温風給気口を備え、フィルタープレスで形成した複数のケーキが隙間を有して収納される乾燥容器と、
    前記フィルタープレスよりケーキ形状を保存した状態で前記ケーキを1個ずつ排出し前記乾燥容器内に1個ずつ分離して収納するケーキ搬出装置と、
    乾燥作業場所で前記乾燥容器に被せてケーキ乾燥用の温風を排気する温風排出手段とを有し、
    しかも、前記ケーキ搬出装置には前記フィルタープレスのケーキ排出位置まで移動し停止する自動位置決め手段と、前記フィルタープレスから前記ケーキを排出し前記乾燥容器内に搬送する際に前記ケーキを保持する保持手段が設けられていることを特徴とする脱水ケーキの乾燥処理設備。
  4. 請求項記載の脱水ケーキの乾燥処理設備において、前記温風排出手段は、前記乾燥容器に上から被さる蓋を備えていることを特徴とする脱水ケーキの乾燥処理設備。
  5. 請求項3又は4記載の脱水ケーキの乾燥処理設備において、前記乾燥容器には収納した複数の前記ケーキを1個ずつ隙間を有して収納する仕切り板と、前記ケーキ乾燥用の温風が流入する温風流入通路と、該温風流入通路の端部に設けられた温風給気口と、乾燥済みの前記ケーキを排出する開閉機能を有する排出口とが備えられていることを特徴とする脱水ケーキの乾燥処理設備。
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