JP4535551B2 - 梱包方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、梱包方法に関するものであり、詳しくは、半加工マーガリン等板状食品の梱包若しくはその他の食品の梱包或いは食品以外の製品の梱包の方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、半加工品である板状のマーガリンを複数枚積み重ねて梱包する際、梱包用の箱本体と、この箱本体の上部を封じる別体で箱状の蓋体(上箱)といった、2つの梱包部材を用いて、一つの梱包箱を形成し、被梱包物である上記マーガリンの梱包を行う場合がある。この場合、箱本体を形成する梱包紙と、蓋を形成する梱包紙とを、夫々別々に組み立てるものであった。即ち、予め夫々の梱包紙を、箱本体及び蓋体として個々に完成させた後、この箱本体と蓋体とを接着して一体とし、被梱包物の梱包を完了するものであった。
【0003】
このため、折り込まれることにより箱本体として形成される上記梱包紙には、折り込み後の形状を維持するために、糊代を設け、梱包に先立ちこの糊代を糊付けし梱包紙を箱本体として完成させておく必要があった。例えば、直方体で上方が開口する箱本体を構成するには、底面となる矩形の底部片と、この底部片の4つの辺から伸び側面となる4つの側部片とを備えた梱包体について、底部片から折って立てた側部片同士を固着する必要が生じる。このために、対向する2つの側部片の左右に糊代となる耳片を設けて、この糊代に接着剤を付けて隣の側部片に糊付けを行う必要があった。そして、この場合、最終的には、上記のように賦形された後の箱本紙と蓋体とを接着して、梱包を完了する。
【0004】
一方、マーガリンの再加工時、このように梱包された板状のマーガリンを効率よく取り出すために、一度に梱包を解いて全てのマーガリンが剥き出しにされる。しかし、梱包を一度に解くためには、箱本体から蓋体を引き剥がすと同時に、箱本体自体をも解体する必要があった。上記の通り、箱本体に接着された蓋体を引き剥がすだけでなく、箱本体として形成するのに何箇所もの糊代が接着された梱包紙について、このような接着を引き剥がすのは、非常な手間である。勿論、使用後の梱包紙を破棄する際、これを完全に分解するのにも手間が掛かるものであった。又梱包を行う者にとって、接着剤により、接着して箱本体を完成した後に、蓋となる梱包紙にて封ずるという上記の方法は、製造工程を複雑にし、箱本体形成のための多量の接着剤、接着剤を糊代へ貼付する手間、このような作業に必要な装置或いは人員を要するものであり、好ましいものではなかった。
【0005】
このため、出願人は、箱本体を形成する梱包紙を接着せずに、被梱包物(積み上げられた板状マーガリン)に沿わせた状態に押さえて、蓋として(箱状に)組立前の梱包紙を、上記の状態の箱本体となる梱包紙に接着する方法、即ち、蓋と箱本体の完成と両者の固着とを一度に行う方法を提案した(特開平9−286409号)。このような方法を採ることにより、一度の接着で、梱包を完了することが可能となった。
【0006】
しかし、梱包を解く際、この方法にて梱包を行ったものは、必ずしも、箱本体を思い通り簡単に解体できるものではなかった。蓋となる箱状の梱包紙と、箱本体となる梱包紙との接着により、蓋を箱本体から引き剥がした際、蓋の残留物が、箱本体に残ることによって、箱本体自身の解体をやりにくくするのである。従って、蓋となる箱状の梱包紙を、箱本体から引き剥がしても、簡単に、箱本体を形成している梱包紙をもとの状態に展開することはできなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明は、上記の課題を解決することにより、梱包箱から、被梱包物の取り出しを容易とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願第1の発明に係る梱包方法は、少なくとも2つの梱包体A,Bによって形成されるものについて、次の構成を採る。
即ち、この方法は、一方の梱包体Aの底辺部A1に被梱包物を積載し、糊付けなどの固着を伴わずに、各側片部A2…A2を被梱包物Hの表面に沿わせた状態に折り込み、他方の梱包体Bを、梱包中箱状に賦形し、この他方の梱包体B
を被梱包物Hに被せた状態にすることにより当該他方の梱包体Bに押さえさせて、一方の梱包体Aの各側片部A2を、被梱包物Hの表面へ沿わせた状態に維持するものである。上記一方の梱包体Aは、矩形の底辺部A1と、この底辺部A1の4つの辺から延設された左右前後の4つの側片部A2…A2とを備える。他方の梱包体Bは、矩形の天板片B1と、天部片B1の4つの辺から延設された左右前後の4つの垂側片B2とを備え、一部の垂側片B2には、垂側片B2同士を接着する糊代となる耳片B3,B3が設けられている。そして、この方法は、底辺部A1に被梱包物を積載した一方の梱包体Aが載せられる支持部材1と、夫々作動装置を有する、板状の摺動押圧部材2と、縦摺動部材2cと、吸着盤43a…43aと、押し板5,5と、横押し板6,6と、副横押し板7,7とを用いるものであり、摺動押圧部材2と、縦摺動部材2cの作動装置の夫々を、支持部材1の下方に配置し、吸着盤43a…43aを、被梱包物Hの上方に配置し、押し板5,5及び副横押し板7,7を、支持部材1の上方に配置する。摺動押圧部材2の作動装置の作動にて、支持部材1より上方に、摺動押圧部材2の先端22を突出させ、側部片A2を被梱包物Hの側面H2に向けて折曲する。両押圧板22c,22cは、上昇により、摺動押圧部材2が折り込む側部片A2と隣り合う側部片A2,A2を被梱包物Hの側面H2,H2へ向けて折り込み、箱状に形成される或いは既に箱状に形成された他方の梱包体Bを吸着盤43a…43aにて保持して降下させ、吸着盤43a…43aの降下にて、被梱包物Hの上面H3に他方の梱包体Bの天部片B1を押しつけ、天部片B1が押しつけられた状態のまま、押し板5,5の作動装置にて押し板5,5を降下させ、押し板5,5の降下と共に押し板5,5を、被梱包物Hを挟むように、水平にも移動させて、耳片3を有する側垂片B2,B2を被梱包物H側に折り込んで行く。押し板5,5の上記動作と共に、押圧板22c,22cの作動装置にて押圧板22c,22cを下方に移動させ、元の位置に戻った押圧板22c,22cに代わり、押し板5,5にて、一方の梱包体Aの側部片A2と共に梱包体Bの側垂片B2を、被梱包物Hの側面H2へ押し付け、
横押し板6,6の作動装置にて、横押し板6,6を、押し板5,5にて押さえ付けられた側垂片B2の耳片B3に向けて移動させ、上記耳片B3,B3を接着剤が貼付された面が外側となるように折り、摺動押圧部材2を下方に移動させて元の位置に戻す。横押し板6が被梱包物Hの他の側面H2に耳片B3を押しつけている間に、副横押し板7,7の作動装置にて副横押し板7,7を下降させて、梱包体Bの耳片B3を持たない側垂片B2を押圧すると共に、横押し板6を後退させて元の状態に戻し、上記の耳片B3の接着剤が貼付された面に、上記耳片B3を持たない側垂片B2を折り込ませ、耳片B3と接着する。
【0009】
このような構成を採ることにより、被梱包物Hを取り出す際、接着を剥がすことなく、単に被せた状態の箱状の梱包体Bを取るだけで、簡単且つ迅速に、被梱包物Hの表面に沿わされた状態の一方の梱包体Aをもとの展開状態に解くことができる。従って、その解体も、綺麗に行える。即ち、箱状の梱包体Bが外された、一方の梱包体Aは、規制がなくなり、簡単且つ一気に展開でき、より簡便且つ迅速にその解体を行うことができる。このように、接着を伴わないため、一方の梱包体Aは、解体後、損傷や他方の梱包体Bの残留物もなく、再利用も容易に行える。更に、梱包体Aについては、上記の通り、接着に全く関与しないために、糊代を設ける必要がなく、材料費の低減にも功を奏するものである。
【0010】
本願第2の発明に係る梱包方法は、少なくとも2つの梱包体(A)(B) によって梱包箱を形成するものであって、次の構成を採る。
即ち、この方法は、一方の梱包体Aの底辺部A1に被梱包物を積載し、糊付けなどの固着を伴わずに、各側片部A2を被梱包物Hの表面に沿わせた状態に折り込み、他方の梱包体Bを、梱包前或いは梱包中、箱状に賦形し、この他方の梱包体Bを被梱包物Hに被せた状態にすることにより、当該他方の梱包体B
に押さえさせ、一方の梱包体Aの各側片部A2を被梱包物Hの表面に沿わせた状態に維持するものである。上記一方の梱包体Aは、矩形の底辺部A1と、この底辺部A1の4つの辺から延設された左右前後の4つの側片部A2…A2とを備え、他方の梱包体Bは、天板片B1と、左右前後の4つの垂側片B2…B2とを備える。梱包体Bの天部片B1は、各側垂片B2の上端に折り目線を介して延設された折り込み片B4,B4,B5,B5にて構成され、各側垂片B2,B2同士は、梱包体Bの組立前から、天部片B1を介さずに、直接繋がっており、各側垂片B2…B2、夫々起立した状態で、互いにその左右が一体となって、全体として、環状となっている。そして、この方法は、底辺部A1に被梱包物を積載した一方の梱包体Aが載せられる支持部材1と、夫々作動装置を有する、板状の摺動押圧部材2と、縦摺動部材2cと、吸着盤43aとを用い、摺動押圧部材2及び縦摺動部材2cの作動装置の夫々を、支持部材1の下方に配置し、吸着盤43aを、被梱包物Hの上方に配置する。摺動押圧部材2の作動装置の作動にて、支持部材1より上方に、摺動押圧部材2の先端22を突出させ、側部片A2を被梱包物Hの側面H2に向けて折曲する。両押圧板ふ22c,22cは、上昇により、摺動押圧部材2が折り込む側部片A2と隣り合う側部片A2,A2を被梱包物Hの側面H2,H2へ向けて折り込み、箱状に形成される或いは既に箱状に形成された他方の梱包体Bを吸着盤43aにて保持して降下させ、他方の梱包体Bの各垂側片B2…B2を、上記一方の梱包体Aの側片部A2と共に被梱包物Hの側面に配置し、垂側片B2…B2夫々の被梱包物Hの側面への配置に伴い、対応する摺動押圧部材2及び押圧板22c,22cの作動装置により、摺動押圧部材2及び押圧板22c,22cを降下させて元の位置に戻し、他方の梱包体Bを被梱包物Hに被せた状態とする。
【0011】
このような手段を採ることにより、被梱包物Hを取り出す際、接着を剥がすことなく、単に被せた状態の箱状の梱包体Bを取るだけで、被梱包物Hの表面に沿わされた状態の一方の梱包体Aを解くことができ、その解体が、簡単に行える。即ち、箱状の梱包体Bが外された、一方の梱包体Aは、規制がなくなり、簡単に且つ一気に展開でき、より簡便且つ迅速にその解体を行うことができる。このように、接着を伴わないため、一方の梱包体Aは、解体後、損傷や他方の梱包体Bの残留物もなく、再利用も容易に行える。更に、上記の梱包体Aについては、接着に全く関与しないために、糊代などを設けておく必要がないので、その材料費の低減にも功を奏するものである。また、この場合も、接着作業は、他方の梱包体Bを箱状に賦形する際の、一度だけで済ませることができる。
【0012】
本願第3の発明に係る梱包方法にあっては、矩形の底部片と、この底部片の4つの辺から延設された左右前後4つの側部片と、側部片の一つに設けられた天部片とにて構成され、且つ、展開状態から折り込むことにて、被梱包物の表面全体をほぼ覆う箱体とするものである梱包体Cを用いるものであり、向かい合う側部片の左右の側端に、結合体を設けておき、当該向かい合う側部片と隣合う側部片の側端において、向かい合う側部片の左右の側の結合体と対応する位置にも、結合体を設けておく。上記向かい合う側部片の左右の側端に設けられた結合体と、当該向かい合う側部片と隣合う側部片の側端に設けられた結合体のうち、一方は頭部とこの頭部を支持する首部を備えた凸状結合体であり、他の一方は上記の側部片の折り起こしの際に、凸状結合体が差し込まれる凹状結合部である。そして、この方法では、天部片と、天部片が延設された側部片に隣接する側部片の夫々にも、結合体を設けておく。天部片の結合体と天部片が延設された側部片に隣接する側部片の結合体のうち、一方は頭部とこの頭部を支持する首部を備えた凸状結合体であり、他の一方は上記の側部片の折り起こしの際に、凸状結合体が差し込まれる凹状結合部である。各凸状結合体の頭部の横断面は、首部の横断面よりも大きく、各凹状結合部は、凸状結合体の頭部の横断面よりも狭く且つ凸状結合体の首部よりも広い入口と、凸状結合体の頭部の横断面よりも広い奥部とにて構成されている。凹状結合部の入口は、凸状結合体に押されて変形して広がり、上記頭部を奥部へ通し、頭部が通った後、変形した入口は元に戻るものである。この方法では、各凸状結合体と凹状結合部とを結合することにより、当該折り込まれた状態を維持することが可能であり、結合体の上記結合の解除にて、元の展開状態とすることが可能である。
【0013】
このような構成を採ることにより、結合体の結合を解除することによって、梱包体Cを破壊することなく、元の展開状態に戻すことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本願発明の実施の形態について説明する。図1乃至図8へ本願発明の一実施の形態を示す。図1(A)は箱本体(下箱)を形成する梱包体Aの展開平面図であり、図1(B)は蓋(上箱)を形成する梱包体Bの展開平面図である。図2(A)は本願発明に係る梱包方法の初期の工程を示す略側面図であり、図2(B)はその次工程を示す略側面図である。図3(A)は図2(A)の動作を示す略斜視図であり、図3(B)は図2(B)の動作を示す略斜視図である。図4は図3(B)の次工程の動作を示す略斜視図である。図5は図4の次工程の動作を示す略斜視図である。図6は、図5の要部略斜視図である。図7(A)は図5の次工程を示す要部略斜視図であり、図7(B)は図7(A)の次工程を示す要部略斜視図であり、図7(C)は図7(B)の次工程を示す要部略斜視図である。図8は、図7(C)の次工程を示す要部略斜視図である。図9(A)は梱包が完了した状態の梱包箱の斜視図であり、図9(B)は梱包を解いた状態を示す斜視図である。
【0015】
図1に示す通り、梱包用の箱本体を形成するための梱包体A(図1(A))と、箱本体となる梱包体Aに対しこの箱本体の口を封じる蓋となる梱包体B(図1(B))とを用いて行われる。梱包体Aは、図1(A)へ示すように、矩形の底部片A1と、この底部片A1の4つの辺から延設された左右前後4つの側部片A2…A2によって形成されている。この側部片A2…A2について、従来設けられていた糊代は設けない。又梱包体Bは、図1(B)へ示すように、矩形の天部片B1と、この天部片B1の4つの辺から延設された左右前後4つの側垂片B2…B2によって形成されている。図1(B)のB3…B3は、耳片を示す。この耳片B3…B3は、の接着剤を貼付する糊代である。この実施の形態において、耳片B3…B3は、図1(B)中、天部片B1の上下に位置する側垂片B2,B2の左右に形成されている。この他、上記に代え、図1(B)中、耳片B3…B3は、天部片B1の左右に位置する側垂片B2,B2の上下に形成されるものであっても実施可能である(図示しない)。上記の図1(A)及び同図(B)において示す破線は、折り目線である。この実施の形態において、梱包体A及び梱包体Bは、梱包紙である。しかし、紙といった素材に限定するものではなく、折り畳み可能なシート状体であれば、上記以外の素材にて、梱包体A及び梱包体Bを形成することも可能である。例えば、プラスチックや、プラスチックと紙の複合素材にて、梱包体A及び梱包体Bを形成して実施することも可能である。特に、段ボールなとの梱包紙では、食品製造関係の室内に、それらの粉塵を招くことが多々あり、梱包体A,Bの素材としてプラスチックを採用することにより、このような危惧がなくなる。従って、このような点において、梱包体A,Bの素材としてプラスチックが有利である。但し、段ボールなどの梱包紙を用いるほうが、安価に実施でき、コスト低減の面で有利である。また、上記のように、梱包体Aについて、底部片A1と側部片A2…A2とが折り目線を介して繋がったものに限定するものではなく、底部片A1と側部片A2…A2の夫々が、分離した紙片などのシート状体であり、上記の折り目線に代え、ヒンジを介して結合されたものであっても実施可能である。例えば、底部片A1と側部片A2…A2の夫々は、独立した紙片にて形成され、これらの紙片がビニールにて被覆されることにより一体となって、梱包体Aを形成するものであっても実施可能である。この点、梱包体Bについても同様である。即ち、天部片B1、側垂片B2…B2、耳片B3,B3とは、折り目線を介して繋がったものに限定するものではなく、夫々が、分離した紙片などのシート状体であり、上記の折り目線に代え、ヒンジを介して、結合されたものであっても実施可能である。但し、梱包体A、梱包体Bの何れの場合も、上記のヒンジにて、各部を結合するように実施する際は、隙間から、油などの液状物が漏れ出ないように、そのような部位に、クッションやパッキンなどのシール部材を設けて実施するのが好ましい。
【0016】
次に図2乃至図8を用いて本願発明に係る梱包方法の全工程を説明する。尚、工程の遂行は、4つの場所Z1,Z2,Z3,Z4にて行われる。このうち、図2(A)及び図3(A)に示す第1の場所Z1と、図2(B)、図3(B)、図4、図5(A)(B)に示す第2の場所Z2は、上記梱包体Aによる梱包作業を中心とする位置であり、図5(A)に示す第3の場所Z3,第4の場所Z4は、梱包体Bのみについて処理を行う位置である。
【0017】
支持部材1としては、図2(A)(B)へ示す通り、ベルトコンベアを採用する。上記第1の場所Z1は、このベルトコンベア1の被梱包物Hの積載を行う位置を示し(図2(A))、上記第2の場所Z2は、ベルトコンベア1上の上記第1の場所Z1の後方の被梱包物Hの梱包作業を行う位置を示す。被梱包物Hの積載の完了後ベルトコンベア1にて第1の場所Z1から第2の場所Z2に被梱包物Hは移送される。
【0018】
先ず、図2(A)及び図3(A)へ示すように、支持部材1上の上記第1の場所Z1に梱包体Aを置き、その底部片A1上に被梱包物Hを構成する矩形で板状のバター・マーガリン等の食品を順次載置する(これにて、この板状のバター・マーガリン等の食品の積載により略直方体に形成された被梱包物Hの底面H1が、底部片A1へ当接する)。上記積載終了後梱包体Aと共に被梱包物Hを、ベルトコンベア1により、第2の場所Z2に向け前方x(図2(A)の右側)へ移動する。
【0019】
上記第2の場所Z2において、ベルトコンベア1の下方前方に前シリンダ20が配設されており、ベルトコンベア1の下方後方に後シリンダ20aが配設されている。
【0020】
前シリンダ20はロッド21を備える。ロッド21の先端に板状の摺動押圧部材2が設けられている。ロッド21は、上方に向けられている。ロッド21が縮んだ状態では、摺動押圧部材2の先端22は、ベルトコンベア1の移送面よりも上方に突出しない。そして、前シリンダ20の駆動によって、ロッド21は、上方に摺動してベルトコンベア1より上方に、摺動押圧部材2の先端22を突出させることが可能である。
【0021】
又、後シリンダ20aはロッド21aを備える。ロッド21aの先端に板状の副摺動押圧部材2aが設けられている。ロッド21aは、上方に向けられている。ロッド21aが縮んだ状態では、副摺動押圧部材2aの先端22aは、ベルトコンベア1の移送面よりも上方に突出しない。そして、後シリンダ20aの駆動によって、ロッド21aは、上方に摺動してベルトコンベア1の移送面より、上方へ副摺動押圧部材2aの先端22aを突出させることが可能である。
【0022】
図2(B)及び図3(B)へ示すように、被梱包物Hが、第2の場所Z2に到達すると、ベルトコンベア1の上方に設置された光電管10が、到達を検知して、前シリンダ20を駆動させ、摺動押圧部材2の先端を上昇させる。このとき、ベルトコンベア1の移送面より上方に突出した摺動押圧部材2の先端22は、梱包体Aの先行する(図1右手の)側部片A2と当接して、被梱包物Hの移動を止める。
【0023】
梱包体Aの先行する(図1(B)の右手の)側部片A2と当接した摺動押圧部材2は、更に上昇を続けることにより、この(右手の)側部片A2を被梱包物Hの(右手の)側面H2側に向けて折曲する。
【0024】
上記の通り、摺動押圧部材2が被梱包物Hの移動を止めた際或いは止めた後、第2の場所Z2にいてベルトコンベア1の下方後方に配置された後シリンダ20aも駆動し始め、ベルトコンベア1より、副摺動押圧部材2aの先端22aを突出させる。この副摺動押圧部材2aの先端22aの上昇によって、梱包体Aの後方の(図1(B)の右手の)側部片A2を、被梱包物Hの(左手の)側面H2側に向けて折曲する。このように、摺動押圧部材2は、移送されてくる被梱包物Hを第2の場所Z2の所定の位置へ停止させる役目と、梱包体Aの前方の側部片A2を折り込む役目とを兼ねる。摺動押圧部材2と副摺動押圧部材2aの間隔は、被梱包物Hの前後の幅とほぼ同じに設定される。このように設定することによって、摺動押圧部材2と副摺動押圧部材2aとにより、前後の側部片A2,A2を、確実に被梱包物Hの前後の側面H2,H2へ向けて折り込み沿わせることができる。
【0025】
図4へ示す通り、梱包を行う第2の場所Z2において、上記前シリンダ20と後シリンダ20aとの間には、中シリンダ20cが配置されている。この中シリンダ20cは上方を向くロッド21cを備える。このロッド21cの先端には、縦摺動部材2cが設けられている。この縦摺動部材2cは、左右両端(図4の手前側と奥側両端)に、上方に伸びる押圧板22c,22cを備える。
【0026】
両押圧板22c,22cは、中シリンダ20cの駆動によって上昇し、図4に示す一対の側部片A2,A2を、被梱包物Hの図4の対応する側面H2,H2へ向けて折り込む。
【0027】
図5に示す、場所Z3は、場所Z2の真上の位置にある。又場所Z4は、場所Z3とほぼ同じ高さの、場所Z3と異なる位置にある。梱包体Bは、複数枚集積された状態から(図示しない。)、周知の適宜手段によって、その1枚が取り出され、図5に示す水平摺動板14の上に配置される。
【0028】
水平摺動板14は、水平方向に移動し、乗せられた梱包体Bを場所Z4から場所Z3へ移動させる。Yは水平摺動板14の移動方向を示している。水平摺動板14の上記移動に先立ち、図6へ示すように、梱包体Bの耳片B3…B3に、その上方に位置するホットメルトガン44,44にて、接着剤が貼付される。この実施の形態では、図6に示すように、4つの耳片B3…B3に対して、2つのホットメルトガン44,44で、接着剤の貼付を行っている。具体的には、移動方向Y側にある2つの耳片B3,B3は、ホットメルトガン44,44の下方に位置する。そして、ホットメルトガン44,44にて、この2つの耳片B3,B3に接着剤が貼付される。その後、水平摺動板14の移動途中に、点線で示すように、残りの耳片B3,B3が、ホットメルトガン44,44の下方に来て、当該残りの耳片B3,B3へ接着剤が貼付されるのである。この他、当初より、ホットメルトガン44を耳片B3の数に見合った数用意し、これらのホットメルトガン44…44を、全ての耳片B3…B3夫々の上方に、配置して、一度に、接着剤の貼付を行うようにしても実施可能である(図示しない)。
【0029】
図5へ示すように、上記第3の場所Z3は、更にその上方へロッド41aを備えたシリンダ40aが配設されている。シリンダ40aのロッド41aは、この第3の場所Z3の上方より、下方に向かって伸びる。このロッド41aの先端には、摺動板4aが設けられている。この摺動板4aの下面(先端)には、更に下方に伸びる副ロッド42a,42aが設けられている。副ロッド42a,42aの先端には、空気圧等にて梱包体を吸着保持することが可能な吸着盤43a,43aが設けられている(副ロッド42aは、図示した2つに限定するものではなく、3個或いは4個、若しくはこれ以上の数設けられるものであっても実施可能であり、これに対応して、吸着盤43aの数も変更可能である)。
【0030】
水平摺動板14の移動によって、第3の場所Z3に運ばれた梱包体Bは、上記ロッド41aの下方への摺動によって、吸着盤43a,43aに保持され、この状態にて、下方の第2の場所Z2にある被梱包物Hの上面H3に下降する。この下降前に、水平摺動板14は、後退して、元の位置に戻る。
【0031】
上記のようにして、被梱包物Hの上面H3に梱包体Bの天部片B1が当接する。このとき、両押圧板22c,22c、及び、摺動押圧部材2と副摺動押圧部材2aとが、各側部片A2…A2を、被梱包物Hに押さえつけている。図7(A)へ示すように、場所Z2において、上記状態の梱包体Bの、耳片B3を備えた側垂片B2,B2の、上方に位置するように、アクチュエータにて昇降可能な押し板5,5が配置されている。副ロッド42a及びその吸着盤43aにて、被梱包物Hの上面H3に梱包体Bの天部片B1が押しつけられた状態のまま、上記の押し板5,5を、降下させ、梱包体Bの耳片B3を有する側垂片B2,B2を下方に折り込む。この降下と共に、2つの押し板5,5は、被梱包物Hを挟むように、水平方向にも移動して、耳片B3を有する側垂片B2,B2を被梱包物H側に折り込んで行く。そして、押し板5,5の上記動作と共に、ロッド21cが降下し押圧板22c,22cが下方に移動する。このようにして、元の位置に戻った押圧板22c,22cに代わり、押し板5,5が、梱包体Aの側部片A2と共に梱包体Bの側垂片B2を、被梱包物Hの側面H2へ押し付ける。
【0032】
図7(B)へ示すように、場所Z2において、夫々アクチュエータにて水平方向に移動することが可能な横押し板6…6が配置されている。この横押し板6は、押し板5にて押さえ付けられた側垂片B2の耳片B3に向けて、水平移動し、上記耳片B3,B3を、押圧し、折り込む。尚、図7(B)の状態においても、副ロッド42a,42a及びその吸着盤43a,43aは、図7(A)と同様の状態にあるが、図面の煩雑を避けるために、図7(B)中、省略している(図7(C)においても同様である)。横押し板6の夫々は、耳片B3について接着剤(×印)の貼付されていない位置を押圧する。耳片B3,B3は、接着剤が貼付された面が、外側となるように折られる。横押し板6の上記動作に伴って、摺動押圧部材2と副摺動押圧部材2aとが、下方に移動し、元の位置に戻る。
【0033】
図7(C)へ示すように、更に、場所Z2において、アクチュエータにて昇降可能な副押し板7,7が配置されている。この副押し板7,7は、場所Z2において、梱包体Bの耳片B3,B3を持たない側垂片B2,B2の上方に位置する。横押し板6が、被梱包物Hの他の側面H2に耳片B3を押しつけている間に、この副押し板7,7は、下降して、梱包体Bの耳片B3を持たない側垂片B2を押圧する。図8へ示すように、副押し板7,7の上記動作に伴って、横押し板6…6は、後退して元の状態に戻る。そして、上記の耳片B3の接着剤が貼付された面に、上記耳片B3を持たない側垂片B2が折り込まれ、耳片B3との接着がなされる。
【0034】
接着が完了するまで、押し板5,5と副押し板7,7とが 図8に示す押圧状態を維持する。また、図示はしないが、このときに、副ロッド42a,42aが上方に戻り、吸着盤43a,43aは、梱包体Bから離れる。接着が完了した後、押し板5,5と副押し板7,7とは上昇して元の位置に戻る。
【0035】
上記の方法によって、梱包箱に梱包された被梱包物Hを取り出す際には、即ち、図9(A)へ示す梱包箱の梱包を解く際には、図9(B)へ示すように、蓋(上箱)となって被梱包物Hに被せられている梱包体Bをそのまま、上方にずらして外せばよい。これにて、梱包体Aの側部片A2…A2を拘束するものがなくなり、側部片A2…A2は、再び広がり、展開状態となる。このように、梱包体Aに対して、接着されていない梱包体Bを上方に外すことにて、簡単に、梱包体Bを除くことができ、同時に、梱包体Aを展開状態にすることができる。従って、被梱包物Hの取り出しが極めて簡単に行える。この梱包を解く作業において、従来のように、梱包体を破いたり引き剥がしたりするような手間は皆無である。この実施の形態において、側垂片B2と耳片B3との固定は、糊などの接着剤にて行うものとしたが、粘着テープを用いるものであっても、実施可能であり、この他、ステープラーや、リベット、スナップ、その他の、結合部材を用いて実施することも可能である(図示しない)。
【0036】
また、上記の実施の形態において、1枚の梱包体Aに収容された被梱包物H一山に対して、1枚の梱包体Bが被せられるものとした。この他、夫々別個の梱包体A,Aにて別個に包まれた2つ或いはそれ以上の被梱包物H,Hを纏めて、1枚の梱包体Bを、これに被せるものとしても実施可能である(図示しない)。この実施の形態において、梱包体Aは、梱包体Bの耳片B3のような糊代は持たないものとした。この他、図示はしないが、梱包体Aの側部片A2…A2に、上記のような耳片を設けて実施することも可能である。但し、その場合接着のための糊代として耳片を形成するのではなく、単に折り込まれるだけの部材として、梱包体Aの側部片A2…A2に耳片を設けるものとする。このようにしておけば、被梱包物Hの保護は厚くなるが、梱包体Bを外せば、上記の実施の形態と同様に、梱包体Aを簡単に展開状態とすることができる。
【0037】
次に、図10を用いて、梱包体Bの、上記と異なる実施の形態について説明する。この梱包体Bについて、図1(B)へ示すものと異なり、その天部片B1は、一枚の紙片にて構成されたものではなく、各側垂片B2…B2の上端に折り目線を介して延設された折り込み片B4,B4,B5,B5にて構成される。梱包体Bの組立前から、各側垂片B2…B2同士は、天部片B1を介さずに、直接繋がっている。即ち、各側垂片B2…B2同士については、夫々起立した状態で、互いにその左右が一体となって、全体として、環状となっている。
【0038】
当初、この梱包体Bにおいて、図10(A)へ示すように、隣合う2枚の側垂片B2,B2と、残りの側垂片B2,B2とが重なるように畳まれている。この状態の梱包体Bについて、上記の隣合う2枚の側垂片B2,B2同士の間を折り起こし、同様に残りの側垂片B2,B2同士の間も折り起こす。このようにして、各側垂片B2…B2の囲む空間を広げ、図10(B)へし示すように、側垂片B2…B2の形を、箱として整える。そして、図10(C)へ示す通り、被梱包物Hへ被せる前に或いは被せる際に、対向し合う折り込み片B4,B4を各側垂片B2…B2の囲む空間側へ折り込み、更に、残りの折り込み片B5,B5を各側垂片B2…B2の囲む空間側へ折り込む。このように、折り込み片B4,B4,B5,B5にて、天板片B1が、構成される。図10(D)へ示すように、梱包体Bが、被梱包物Hに被せられ、この状態で、折り込み片B5,B5は、テープtにて留められる。この梱包体Bでは、テープt留めされた折り込み片B5,B5と先に折り込まれた折り込み片B4,B4とが天部片B1を形成するのである。この実施の形態において、上記のテープt留めについては、梱包体Bが被梱包物Hに被せられた後に行われるものとしたが、この他、梱包体Bが被梱包物Hに被せられる前に行われるものとしても実施可能である(図しない)。即ち、図10(C)に示す工程において、上記のテープt留めを行うようにしても実施可能である。
【0039】
前述の図1乃至図9に示す実施の形態において、押圧部材(摺動押圧部材2、副摺動押圧部材2a及び押圧板22c,22c)や、押し板(押し板5,5、横押し板6…6、副押し板7,7)といった各折り込み部材を作動させる作動装置としては、シリンダを備えたものが用いられていた。しかし、上記各折り込み部材を作動することが可能な、他の作動装置を用いて実施することも可能である(図示しない)。また、梱包体Bの搬送手段である、吸着盤43a,43aの作動装置、即ち、ロッド41aの作動装置についても、シリンダを備えたものが用いられているが、この場合も、シリンダを備えたもの以外の作動装置を用いて実施することも可能である。このように、個々の作動装置は、各折り込み部材や搬送手段を、作動させることが可能であればよく、シリンダを備えものに限定するものではない。また、上記図10に示す実施の形態において、図面の煩雑等を避けるために図示及び言及しなかったが、折り込み装置や、その作動装置については、図1乃至図9に示す実施の形態と同様である。
【0040】
図1乃至図9に示す実施の形態、或いは上記の図10に示す実施の形態の、何れにおいても、梱包体A,Bを用いた被梱包部材Hの梱包は、梱包装置にて、完全に、自動化されたものを前提として説明した。この他、梱包体Bによる蓋(上箱)の形成については、人手によるものであっても実施可能である。
【0041】
次に、図11(A)(B)及び図12(A)を用いて、上記以外の実施の形態に係る梱包体Cについて説明する。図11(A)は梱包体Cの展開状態を示す平面図であり、図11(B)は当該梱包体Cの組立途中の状態を示す側面図である。この実施の形態においては、図1や図9に示す実施の形態のように2枚の梱包体A,Bを用いて梱包を行うものではなく、1枚の梱包体Cによって被梱包物Hの梱包を行うものである。
【0042】
この梱包箱は、梱包体Cにて形成されたものであり、当該梱包体Cには、結合体C10…C10,C11…C11が設けられている。梱包体Cは、展開状態から折り込むことにて、被梱包物の表面全体をほぼ覆う、箱体とすることが可能なものである。上記結合体C10…C10,C11…C11にて、少なくとも梱包体Cの結合体C10が設けられた部位と、梱包体Cの他の部位若しくは梱包体Cの他の結合体C11が設けられた部位とを結合することにより、当該折り込まれた状態を維持することが可能であり、結合体C10,C11の上記結合の解除にて、元の展開状態とすることが可能である。
【0043】
図11(A)に示す通り、具体的には、この梱包体Cは、矩形の底部片C1と、この底部片C1の4つの辺から延設された左右前後4つの側部片C2…C2と、側部片C2の一つに設けられた天部片C3とにて、構成されている。この実施の形態において、側部片C2…C2は折り目部C4…C4を介して底部片C1に延設されたものであり、1枚のプラスチックのシート状体によって形成されている。そして、蓋となる天部片C3がヒンジC5,C5を介して側部片C2の一つに設けられている。ヒンジC5には、周知の蝶番を採用して実施すればよい。図11(B)では、被梱包物を省略して描いてあるが、梱包体Cの上記底部片C1の上に被梱包物が置かれ、図11(A)に示す折り目部C4…C4にて、側部片C2…C2を折り起こすことにて、被梱包物の側面を側部片C2…C2が覆い、ヒンジC5,C5を折ることにて被梱包物の上面を天部片C3が覆う。
【0044】
上記の通り、側部片C2…C2を折り起こす際、側部片C2…C2が備える結合体C10と結合体C11とが結合される。この結合体C10と結合体C11について詳しく説明する。図11(A)に示す通り、向かい合う側部片C2,C2の左右の側端S1,S1には、結合体C10が設けられている。この結合体C10は、図12(A)へ示すように、先端の頭部C12と、この頭部C12を支持する首部C13とを備えた突起である(以下凸状結合体C10という)。凸状結合体C10の横断面について、この頭部C12は、首部C139よりも、大きい。一方、凸状結合体C10が設けられた側部片C2,C2と、隣合う側部片C2,C2の、側端S1,S1には、上記凸状結合体C10と対応する位置に、結合部C11が設けられている。この結合部C11は、上記側端S1,S1に設けられた、受容穴である(以下凹状結合部C11という)。この凹状結合部C11は、凸状結合体C10の頭部C12の横断面よりも狭く且つ凸状結合体C10の首部C13よりも広い入口C14と、凸状結合体C10の頭部C12の横断面よりも広い奥部C15とにて構成されている。
【0045】
上記の側部片C2…C2の折り起こしの際に、凸状結合体C10が凹状結合部C11に、差し込まれる。このとき、凹状結合部C11の入口C14は、凸状結合体C10の頭部C12に押されて変形して広がり、当該頭部C12を奥部C15へ通す。頭部C15が通った後、変形した入口C14は元に戻る。これにて、奥部C15へ入り込んだ頭部C12は、力が加えられない限り、凹状結合部C11から脱落しない。折り起こされた側部片C2…C2は、結合体C10と結合体C11の上記の結合によって、折り起こされた状態を維持する。梱包を解く際は、凸状結合体C10の頭部C15を凹状結合部C11から引き抜けばよく、作業が簡単で、梱包体Cを破壊することはない。
【0046】
この実施の形態において、天板片C3は、上記の凹状結合体C11が設けられた側部片C2,C2の一方に延設されている。上記と同様の凸状結合体C10が、この天部片C3の側端S3,S3にも設けられており、上記と同様の凹状結合体C11が、上記の凸状結合体C10を側端S1に備えた側部片C2,C2の先端S2に設けられている。天板片C3を蓋として、被梱包物の上面に折り込んで梱包を完了するに際して、側部片C2…C2の折り起こしの際と同様に、これらの凸状結合体C10と凹状結合体C11との結合によって、蓋を閉じた状態を維持することができる。尚、凸状結合体C10と凹状結合体C11とは設けられる位置が、互いに逆でもよい。また、個々の結合体C10と結合体C11の結合が可能であれば、これ以外の配置を採るものでも実施可能である。また、結合体C10,C11には、上記に代え、クラフトテープなどの周知の他の手段を採用することも可能である。この場合、梱包を解く際に上記のテープを引き剥がしても、梱包体Cの材質を上記の通りプラスチックとすることにて、梱包体Cを破壊せずに済む。
【0047】
上記の折り目部C4…C4に代えて、ヒンジを介し、側部片C2…C2を延設してもよい。又、ヒンジC5に代えて、折り目部を設けてもよい。ヒンジを用いる場合、隙間から、油などの液状物が漏れない出ないように、そのような部位にクッションやパッキンなどのシール部材を設けて実施するのが好ましい。更に、梱包体Cに、天板片C3を設ける代わりに、図12(B)へ示すように、別体の上箱(梱包体D)を用いるものとしても実施可能である。
【0048】
【発明の効果】
本願第1の発明の実施によって、被梱包物を取り出す際、接着を剥がすことなく、単に被せた状態の箱状の梱包体を取るだけで、簡単且つ迅速に、被梱包物の表面に沿わされた状態の一方の梱包体をもとの展開状態に解くことができる。従って、その解体も、綺麗に行える。即ち、箱状の梱包体が外された、一方の梱包体は、規制がなくなり、簡単且つ一気に展開でき、より簡便且つ迅速にその解体を行うことができる。このように、接着を伴わないため、一方の梱包体は、解体後、損傷や他方の梱包体の残留物もなく、再利用も容易に行える。更に、この一方の梱包体については、上記の通り、接着に全く関与しないために、糊代を設ける必要がなく、材料費の低減にも功を奏するものである。
【0049】
本願第2の発明の実施によって、被梱包物を取り出す際、接着を剥がすことなく、単に被せた状態の箱状の梱包体を取るだけで、簡単に、被梱包物Hの表面に沿わされた状態の一方の梱包体を解くことができ、その解体が綺麗に行える。即ち、箱状である他方の梱包体が外された、一方の梱包体は、規制がなくなり、簡単に且つ一気に展開でき、より簡便且つ迅速にその解体を行うことができる。このように、接着を伴わないため、一方の梱包体は、解体後、損傷や他方の梱包体の残留物もなく、再利用も容易に行える。更に、上記一方の梱包体については、接着に全く関与しないために、糊代などを設けておく必要がないので、その材料費の低減にも功を奏するものである。また、この場合も、接着作業は、他方の梱包体を箱状に賦形する際の、一度だけで済ませることができる。
【0050】
本願第3の発明の実施によって、梱包体を破壊することなく、簡単に、元の展開状態に戻すことが可能である。従って、梱包体を再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本願発明に係る梱包方法に用いる下梱包体(梱包体A)の平面図であり、(B)はその上梱包体(梱包体B)の平面図である。
【図2】 (A)は本願発明に係る梱包方法の開始工程を示す略側面図であり、(B)はその次工程を示す略側面図である。
【図3】 (A)は上記図2(A)の開始行為を示す略斜視図であり、(B)は上記図2(B)の略斜視図である。
【図4】 上記図3(B)の次の工程を示す略斜視図である。
【図5】 上記図4の工程の次工程を示す略斜視図である。
【図6】 図5の要部略斜視図である。
【図7】 (A)は上記図6の次工程を示す要部略斜視図であり、(B)は(A)の次工程を示す要部略斜視図であり、(C)は(B)の次工程を示す要部略斜視図である。
【図8】 図7(C)の次工程を示す要部略斜視図である。
【図9】 (A)は梱包物の斜視図であり、(B)は(A)の梱包を解いた状態を示す斜視図である。
【図10】 (A)は他の実施の形態について梱包体Bについての初期の工程を示す説明図であり、(B)は(A)の次工程を示す説明図であり、(C)は(B)の次工程を示す説明図であり、(D)は(C)の次工程であり且つ最後の工程を示す説明図である。
【図11】 (A)は他の実施の形態の梱包体Cについての平面図であり、(B)は上記の梱包体Cの組立て途中の状態を示す側面図である。
【図12】 (A)は図11に示す梱包体Cの一部切欠要部拡大斜視図であり、(B)は更に他の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ベルトコンベア
A 梱包体
B 梱包体
Claims (3)
- 少なくとも2つの梱包体(A)(B) によって梱包箱を形成するものである梱包方法において、
一方の梱包体(A)の底辺部(A1)に被梱包物を積載し、糊付けなどの固着を伴わずに、各側片部(A2)を被梱包物(H) の表面に沿わせた状態に折り込み、他方の梱包体(B)を、梱包中箱状に賦形し、この他方の梱包体(B)
を被梱包物(H) に被せた状態にすることにより当該他方の梱包体(B) に押さえさせて、一方の梱包体(A) の各側片部(A2)を、被梱包物(H) の表面へ沿わせた状態に維持するものであり、
上記一方の梱包体(A) は、矩形の底辺部(A1)と、この底辺部(A1)の4つの辺から延設された左右前後の4つの側片部(A2)とを備え、
他方の梱包体(B)は、矩形の天板片(B1)と、天部片(B1)の4つの辺から延設された左右前後の4つの垂側片(B2)とを備え、一部の垂側片(B2)には、垂側片(B2)同士を接着する糊代となる耳片(B3)(B3)が設けられ、
底辺部(A1)に被梱包物を積載した一方の梱包体(A)が載せられる支持部材(1)と、夫々作動装置を有する、板状の摺動押圧部材(2)と、縦摺動部材(2c)と、吸着盤(43a)と、押し板(5)(5)と、横押し板(6)(6)と、副横押し板(7)(7)とを用いるものであり、
摺動押圧部材(2)と、縦摺動部材(2c)の作動装置の夫々を、支持部材(1)の下方に配置し、
吸着盤(43a)を、被梱包物(H)の上方に配置し、
押し板(5)(5)及び副横押し板(7)(7)を、支持部材(1)の上方に配置し、
摺動押圧部材(2)の作動装置の作動にて、支持部材(1)より上方に、摺動押圧部材(2)の先端(22)を突出させ、側部片(A2)を被梱包物(H)の側面(H2)に向けて折曲し、
両押圧板(22c)(22c)は、上昇により、摺動押圧部材(2)が折り込む側部片(A2)と隣り合う側部片(A2)(A2)を被梱包物(H)の側面(H2)
(H2)へ向けて折り込み、
箱状に形成される或いは既に箱状に形成された他方の梱包体(B)を吸着盤(43a)にて保持して降下させ、
吸着盤(43a)の降下にて、被梱包物(H)の上面(H3)に他方の梱包体(B)の天部片(B1)を押しつけ、天部片(B1)が押しつけられた状態のまま、押し板(5)(5)の作動装置にて押し板(5)(5)を降下させ、
押し板(5)(5)の降下と共に押し板(5)(5)を、被梱包物(H)を挟むように、水平にも移動させて、耳片(3)を有する側垂片(B2)(B2)を被梱包物(H)側に折り込んで行き、
押し板(5)(5)の上記動作と共に、押圧板(22c)(22c)の作動装置にて押圧板(22c)(22c)を下方に移動させ、元の位置に戻った押圧板(22c)(22c)に代わり、押し板(5)(5)にて、一方の梱包体(A)の側部片(A2)と共に梱包体(B)の側垂片(B2)を、被梱包物(H)の側面(H)へ押し付け、
横押し板(6)(6)の作動装置にて、横押し板(6)を、押し板(5)にて押さえ付けられた側垂片(B2)の耳片(B3)に向けて移動させ、上記耳片(B3)(B3)を接着剤が貼付された面が外側となるように折り、
摺動押圧部材(2)を下方に移動させて元の位置に戻し、
横押し板(6)が被梱包物(H)の他の側面(H2)に耳片(B3)を押しつけている間に、副横押し板(7)(7)の作動装置にて副横押し板(7)(7)を下降させて、梱包体(B)の耳片(B3)を持たない側垂片(B2)を押圧すると共に、横押し板(6)を後退させて元の状態に戻し、上記の耳片(B3)の接着剤が貼付された面に、上記耳片(B3)を持たない側垂片(B2)を折り込ませ、耳片(B3)と接着することを特徴とする梱包方法。 - 少なくとも2つの梱包体(A)(B) によって梱包箱を形成するものである梱包方法において、
一方の梱包体(A)の底辺部(A1)に被梱包物を積載し、糊付けなどの固着を伴わずに、各側片部(A2)を被梱包物(H) の表面に沿わせた状態に折り込み、他方の梱包体(B)を、梱包前或いは梱包中、箱状に賦形し、この他方の梱包体(B)
を被梱包物(H) に被せた状態にすることにより、当該他方の梱包体(B) に押さえさせ、一方の梱包体(A) の各側片部(A2)を被梱包物(H) の表面に沿わせた状態に維持するものであり、
上記一方の梱包体(A) は、矩形の底辺部(A1)と、この底辺部(A1)の4つの辺から延設された左右前後の4つの側片部(A2)とを備え、他方の梱包体(B)は、天板片(B1)と、左右前後の4つの垂側片(B2)とを備え、
梱包体(B)の天部片(B1)は、各側垂片(B2)の上端に折り目線を介して延設された折り込み片(B4)(B4)(B5)(B5)にて構成され、各側垂片(B2)同士は、梱包体(B)の組立前から、天部片(B1)を介さずに、直接繋がっており、各側垂片(B2)は、夫々起立した状態で、互いにその左右が一体となって、全体として、環状となっており、
底辺部(A1)に被梱包物を積載した一方の梱包体(A)が載せられる支持部材(1)と、夫々作動装置を有する、板状の摺動押圧部材(2)と、縦摺動部材(2c)と、吸着盤(43a)とを用い、
摺動押圧部材(2)及び縦摺動部材(2c)の作動装置の夫々を、支持部材(1)の下方に配置し、
吸着盤(43a)を、被梱包物(H)の上方に配置し、
摺動押圧部材(2)の作動装置の作動にて、支持部材(1)より上方に、摺動押圧部材(2)の先端(22)を突出させ、側部片(A2)を被梱包物(H)の側面(H2)に向けて折曲し、
両押圧板(22c)(22c)は、上昇により、摺動押圧部材(2)が折り込む側部片(A2)と隣り合う側部片(A2)(A2)を被梱包物(H)の側面(H2)
(H2)へ向けて折り込み、
箱状に形成される或いは既に箱状に形成された他方の梱包体(B)を吸着盤(43a)にて保持して降下させ、他方の梱包体(B)の各垂側片(B2)を、上記一方の梱包体(A)の側片部(A2)と共に被梱包物(H)の側面に配置し、
垂側片(B2) 夫々の被梱包物(H)の側面への配置に伴い、対応する摺動押圧部材(2)及び押圧板(22c)(22c)の作動装置により、摺動押圧部材(2)及び押圧板(22c)(22c)を降下させて元の位置に戻し、他方の梱包体(B)
を被梱包物(H) に被せた状態とするものであることを特徴とする梱包方法。 - 矩形の底部片と、この底部片の4つの辺から延設された左右前後4つの側部片と、側部片の一つに設けられた天部片とにて構成され、且つ、展開状態から折り込むことにて、被梱包物の表面全体をほぼ覆う箱体とするものである梱包体(C)を用いるものであり、
向かい合う側部片の左右の側端に、結合体を設けておき、
当該向かい合う側部片と隣合う側部片の側端において、向かい合う側部片の左右の側の結合体と対応する位置にも、結合体を設けておき、
上記向かい合う側部片の左右の側端に設けられた結合体と、当該向かい合う側部片と隣合う側部片の側端に設けられた結合体のうち、一方は頭部とこの頭部を支持する首部を備えた凸状結合体であり、他の一方は上記の側部片の折り起こしの際に、凸状結合体が差し込まれる凹状結合部であり、
天部片と、天部片が延設された側部片に隣接する側部片の夫々にも、結合体を設けておき、
天部片の結合体と天部片が延設された側部片に隣接する側部片の結合体のうち、一方は頭部とこの頭部を支持する首部を備えた凸状結合体であり、他の一方は上記の側部片の折り起こしの際に、凸状結合体が差し込まれる凹状結合部であり、
各凸状結合体の頭部の横断面は、首部の横断面よりも大きく、
各凹状結合部は、凸状結合体の頭部の横断面よりも狭く且つ凸状結合体の首部よりも広い入口と、凸状結合体の頭部の横断面よりも広い奥部とにて構成され、
凹状結合部の入口は、凸状結合体に押されて変形して広がり、上記頭部を奥部へ通し、頭部が通った後、変形した入口は元に戻るものであり、
各凸状結合体と凹状結合部とを結合することにより、当該折り込まれた状態を維持することが可能であり、結合体の上記結合の解除にて、元の展開状態とすることが可能な梱包方法。
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