JP4534773B2 - キーの固有情報登録方法 - Google Patents

キーの固有情報登録方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4534773B2
JP4534773B2 JP2005018573A JP2005018573A JP4534773B2 JP 4534773 B2 JP4534773 B2 JP 4534773B2 JP 2005018573 A JP2005018573 A JP 2005018573A JP 2005018573 A JP2005018573 A JP 2005018573A JP 4534773 B2 JP4534773 B2 JP 4534773B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
information
code
entry system
immobilizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005018573A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006207191A (ja
Inventor
英充 佐藤
純朗 陌間
陽子 伊倉
敏彦 山崎
守保 松野
靖 宮森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2005018573A priority Critical patent/JP4534773B2/ja
Publication of JP2006207191A publication Critical patent/JP2006207191A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4534773B2 publication Critical patent/JP4534773B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、キーが持つ固有情報に基づいて作動するキー対応作動装置に対する、キーの固有情報登録方法に関するものである。
近年、ユーザによる施錠/開錠操作を簡素化しながら高い防犯性を確保するべく、いわゆる、パッシブエントリシステムやキーレスエントリシステムといった無線通信を用いたロックシステムを車両等に搭載することが一般的になりつつある。
他方、エンジンや駆動モータといった車両の動力源を、当該車両の正規のユーザのみが始動できるようにすることで、車両の防犯性を高めたイモビライザシステムも、近年、多くの車両に搭載されるようになってきている。
これらのシステムにおいては、車両の正規ユーザが携行するキーに予め設定されたキーコード(キーID)と、車載されたシステムの制御装置に登録された登録コード(登録済みキーID)とが合致した場合に、車両のドアを開錠したりエンジンの始動を許可したりするようになっている。なお、このようなシステムに用いられるキーコードはキー毎に固有のコードとなるように設定されているので、他人が所有するキーでは、自己の所有する車両において作動しているシステムを制御することは当然にできないようになっている。
したがって、このようなシステムを搭載する車両のメーカやメンテナンス業者、あるいは、このようなシステムを車両に追加的に搭載する業者などは、キーコードをシステムの制御装置に前もって登録する作業が必要となる。
なお、このような技術の一例は以下の特許文献1に開示されている。
特開2004−84210号公報
他方、車両のユーザには、1つのキーだけが引き渡されるのではなく、スペアキーと呼ばれる予備のキーも引き渡されるのが一般的である。なお、ここで「キー」とは、一般的な機械的な鍵と、パッシブエントリシステムまたはキーレスエントリシステムに用いられる送信機と、イモビライザシステムに用いられるトランスポンダとが1つに集約されたものを指している。
このため、車載されたシステムには、ユーザに引き渡されるキーの本数に対応したキーコードをそれぞれ登録する必要がある。
さらに、上記のパッシブエントリシステムまたはキーレスエントリシステムと、イモビライザシステムとが同時に1台の車両に搭載される場合もある。例えば、パッシブエントリシステムとイモビライザシステムとの双方が搭載された車両を製造するメーカは、パッシブエントリシステム用のキーコードと、イモビライザシステム用のキーコードを、それぞれ、パッシブエントリシステムの制御装置とイモビライザシステムの制御装置に登録する作業が必要となる。しかしながら、パッシブエントリシステム用のキーコードの登録作業と、イモビライザシステム用のキーコードとの登録作業とはキー毎に発生するため、この車両にキーが3本付属すると仮定すると、2[コード]×3[本]=6回もの登録作業が必要となってしまう。
特に、車両の生産ラインのように、大量の車両を組み立てている状況においては、複数のキーコードを個別に登録するために多大な労力が必要となっており、早急な対応が望まれている。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、キーが有する情報をキー対応作動装置に対して容易に登録することができるようにした、キーの固有情報登録方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のキーの固有情報登録方法(請求項1)は、イモビライザシステムの作動を制御するイモビライザシステム制御装置と、パッシブエントリシステムの作動を制御するパッシブエントリシステム制御装置と、キーレスエントリシステムの作動を制御するキーレスエントリシステム制御装置の少なくとも1つが、キーが持つ固有情報に基づいて作動するキー対応作動装置として車両に搭載され、該固有情報が、複数の該キーの各々に設定される、イモビライザシステム用IDコードと、パッシブエントリシステム用IDコードと、キーレスエントリシステム用IDコードの少なくとも1つである該キー対応作動装置に対するキーの固有情報登録方法であって、複数の該キーに各々設定された該固有情報を集約した1つの集約情報を取得する集約情報取得ステップと、該集約情報取得ステップで取得された該集約情報に含まれる固有情報をキー対応作動装置に送信する送信ステップと、該送信ステップにおいて送信された固有情報を該キー対応作動装置に登録する登録ステップと、該集約情報取得ステップの前に、該集約情報を2次元コードで表記する2次元コード化ステップとをそなえ、該集約情報取得ステップにおける該集約情報の取得は、携行可能な該車両用のテスタに接続された2次元コードリーダにより該2次元コードが光学的に読み取られることによって行なわれることを特徴としている。
また、請求項2記載の本発明のキーの固有情報登録方法は、請求項1記載の内容において、該送信ステップにおける該送信は、有線通信手段を用いた送信であることを特徴としている。
また、請求項3記載の本発明のキーの固有情報登録方法は、請求項1または2記載の内容において、該登録ステップにおける該固有情報の登録は、該テスタを通じた遠隔操作により行なわれることを特徴としている。
また、請求項4記載の本発明のキーの固有情報登録方法は、請求項1〜3いずれか1項に記載の内容において、該2次元コード化された該集約情報をシート片に記録して情報タグを作成するタグ作成ステップと、該タグ作成ステップにおいて作成された該情報タグと複数の該キーとを結束する情報タグ付加ステップとをそなえることを特徴としている
本発明のキーの固有情報登録方法によれば、1つの集約情報を取得することで、キーに関する複数の固有情報を同時に取得することができるので、キー対応作動装置に対して容易にキー情報を登録することができる
また、取得した集約情報に含まれる複数の固有情報を有線通信によりキー対応作動装置に送信するので、ノイズの影響を受けにくく、確実に登録ができるという利点がある
また、複数のキー情報を集約して2次元コードで表記することで、バーコード(1次元コード)よりも多くの情報を1つの集約情報とすることができる
また、イモビライザシステム用IDコードをイモビライザシステムの制御装置に対して容易に登録することができる
また、パッシブエントリシステム用IDコードをパッシブエントリシステムの制御装置に対して容易に登録することができる
また、キーレスエントリシステム用IDコードをキーレスエントリシステムの制御装置に対して容易に登録することができる
また、作業者が携行できるテスタに2次元コードリーダを接続し、この2次元コードリーダによって集約情報としての2次元コードを光学的に読み取ることで、車両に搭載されたキー対応作動装置に対するキー情報の登録をさらに容易にすることができる
また、作業者が携行できるテスタを用いて遠隔操作により車両に搭載されたキー対応作動装置に対するキー情報の登録ができるので、キー情報の登録をさらに容易にすることができる
また、2次元コードは狭い面積で多くのデータ量を包含することができるので、情報タグを小型化することができる。また、同一のキー対応作動装置に使用される複数のキーと情報タグとを結束することで、登録されるべき複数のキーと情報タグとを一体にすることができ、登録作業性が向上することができる
以下、図面により、本発明の第一実施形態に係るキーの固有情報登録方法について説明すると、図1はその方法が適用されるキー対応作動装置や情報タグなどを示す模式的な構成図、図2は2次元コード化された集約符合を示す模式図、図3および図4はその制御を示す模式的なフローチャートである。
図1に示すように、車両1には、パッシブエントリシステム(キー対応システム)2およびイモビライザシステム(キー対応システム)3が搭載され、これらのシステム2,3はCAN(Controller Area Network)規格に則った車内ネットワーク10(有線通信手段)によって相互に接続されている。
また、このパッシブエントリシステム2には、このパッシブエントリシステム2を電子的に制御するパッシブエントリシステムECU(キー対応作動装置)4が備えられるとともに、このパッシブエントリシステムECU4には不揮発性メモリ4Aが内蔵されている。これにより、車内ネットワーク10経由でこのパッシブエントリシステムECU4に対して送信された情報をメモリ4Aに対して記録することができるようになっている。
なお、このパッシブエントリシステム2は、既に公知の技術であるので、ここでは簡単な説明だけにとどめるが、例えば、第1キー31を所有するユーザが車両1に対して接近すると、車両1に搭載されたパッシブエントリシステムECU4と第1キー31の送受信機31Aとの間でパッシブエントリシステム用IDコードが無線通信により自動的に交換され、交換されたパッシブエントリシステム用IDコードが一致した場合のみ、パッシブエントリシステムECU4がドアロックを制御するようになっているシステムである。
一方、イモビライザシステム3には、このイモビライザシステム3を制御するイモビライザシステムECU(キー対応作動装置)5が備えられている。なお、このイモビライザシステムECU5にも、パッシブエントリシステムECU4と同様に、不揮発性メモリ5Aが内蔵されており、車内ネットワーク10経由でイモビライザシステムECU5に対して送信された情報をこのメモリ5Aに記録することができるようになっている。
なお、このイモビライザシステム3についても、既に公知の技術であるので、簡単な説明だけにとどめるが、例えば、ユーザが車両1の室内に設けられたキーシリンダ(図示略)に第1キー31を挿入して回動しエンジン始動する場合、キーシリンダの形状と第1キー31の鍵溝の形状とが合致した場合であっても、第1キー31に内蔵された非接触型のICチップであるトランスポンダ31Bから発信されるイモビライザシステム用IDコードと、車両1に搭載されたイモビライザシステムECU5に登録されているイモビライザシステム用IDコードとが一致しない場合には、イモビライザシステムECU5がエンジンの始動を許可しないようになっているシステムである。
また、車内ネットワーク10は上述のパッシブエントリシステム2やイモビライザシステム3の他にも、ナビゲーション装置(図示略)など、車両1に搭載されている種々の機器に接続されており、車内ネットワーク10を通じて伝送される種々の信号や情報を各機器で共有することができるようになっている。
また、この車内ネットワーク10には、インターフェースである接続ソケット11が設けられており、この接続ソケット11にはテスタ(携帯端末装置)21が接続できるようになっている。
また、このテスタ21は、上記の接続ソケット11に接続されるプラグ22をそなえており、接続ソケット11に対してプラグ22が接続されることで、テスタ21が車内ネットワーク10を介してパッシブエントリシステムECU4やイモビライザシステムECU5をはじめ、車両1に搭載された各種の機器の状況を調査したり、これらの機器の設定を変更したりすることができるようになっている。
また、このテスタ21には、後述する情報タグ30に記録された2次元コード34を読み取る2次元コードリーダ23が接続されている。そして、この2次元コードリーダ23によって読み込まれた2次元コード34に含まれる各種の情報(詳しくは後述する)が、テスタ21および車内ネットワーク10を介してパッシブエントリシステムECU4およびイモビライザシステムECU5にそれぞれ送信され、その後、パッシブエントリシステムECU4に内蔵された不揮発性メモリ4AおよびイモビライザシステムECU5に内蔵された不揮発性メモリ5Aにそれぞれ記録されるようになっている。
情報タグ30は、2次元コード34によって示される第1キー31、第2キー32および第3キー33の各キー情報(固有情報)が集約されてシート片30Aに印刷されたものであって、これらのキー31,32,33を結束するタグ紐35に接続されている。なお、このタグ紐35によって結束された情報タグ30および各第1〜第3キー31,32,33をキーASSY36という。
また、各キー情報には、図2に示すように「ヘッダーコード」、「ステータスコード」、「イモビライザシステム用IDコード」、「パッシブエントリシステム用IDコード」、「キーナンバーコード」および「CRCコード」が含まれるようになっている。
このうち、ヘッダーコードは、他のバーコードとの識別に用いられるデータである。すなわち、車両にはキー登録の他にも用いるバーコードがあるため、このヘッダーコードを用いて識別するようになっている。
ステータスコードは、キーの種類および本数を示すデータである。なお、本実施形態においては、キーの種類は「パッシブエントリーキー」、「キーレスエントリーキー」、「イモビライザーキー」であり、また、キーの本数は、図1において情報31〜33で示すように3本である。
また、イモビライザシステム用IDコードは、第1〜第3キー31,32,33の各トランスポンダ31B,32B,33Bから発信されるIDコードであるとともに、イモビライザシステムECU5の不揮発性メモリ5Aに登録されるべきIDコードである。そして、イモビライザシステム3が稼動している場合には、イモビライザシステムECU5の不揮発性メモリ5Aに登録されたイモビライザシステム用IDコード(設定コード)と、第1〜第3キー31,32,33の各トランスポンダ31B,32B,33Bから発信された各イモビライザシステム用IDコード(外部コード)とが合致した場合にのみ、イモビライザシステムECU5により車両1のエンジンの始動が許可されるようになっている。
なお、図2中、“I−ID01”として示すのは第1キー31のイモビライザシステム用IDコード、“I−ID02“として示すのは第2キー32のイモビライザシステム用IDコード、そして、”I−ID03“として示すのは第3キー33のイモビライザシステム用IDコードである。つまり、第1〜第3キー31,32,33の各トランスポンダ31B,32B,33Bから発信されるイモビライザシステム用IDコードはすべて異なっており、共通のコードではない。このため、第1〜第3キー31,32,33のそれぞれに対応したイモビライザシステム用IDコード(I−ID01〜03)を、それぞれイモビライザシステムECU5に登録する必要がある。
また、パッシブエントリシステム用IDコードは、第1および第2キー31,32の各送受信機31A,32Aから発信されるIDコードであるとともに、パッシブエントリシステムECU4の不揮発性メモリ4Aに登録されるべきIDコードである。そして、パッシブエントリシステム2が稼動している場合には、パッシブエントリシステムECU4の不揮発性メモリ4Aに登録されたパッシブエントリシステム用IDコード(設定コード)と、第1および第2キー31,32の各送受信機31A,32Aから発信されるパッシブエントリシステム用IDコード(外部コード)とが合致した場合にのみ、車両1のドアロックが開錠または施錠されるようになっている。なお、第1〜第3キー31,32,33のうち、第1キー31および第2キー32のみにパッシブエントリシステム2に用いられる送受信機31A,32Aが内蔵されている。
また、図2中、“P−ID01”として示すのは第1キー31のP−IDであり、また、“P−ID02“として示すのは第2キー32のP−IDである。つまり、第1および第2キー31,32の各送受信機31A,32Aから発信されるパッシブエントリシステム用IDコードは互いに異なっている。このため、第1および第2キー31,32のパッシブエントリシステム用IDコード(P−ID01〜02)を、それぞれパッシブエントリシステムECU4に登録する必要がある。
キーナンバ(KN)は、第1〜第3キー31,32,33に共通の番号であって、これらの第1〜第3キー31,32,33の鍵溝の形状を示す番号である。なお、このキーナンバは、パッシブエントリシステム2やイモビライザシステム3の作動に対して影響を与えうるものではないが、第1〜第3キー31,32,33に関する参考情報として、イモビライザシステムECU5の不揮発性メモリ5Aに記憶されるようになっている。
CRC(Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査)コードは、2次元コードリーダ23によって正確に情報が読み込まれたか否かを確認するために用いられる誤り検出符号である。このCRCコードの生成および利用手法については既に公知の技術であるので詳しい説明は省略するが、本実施形態におけるCRCコードの生成には、各イモビライザシステム用IDコードであるI−ID01〜03と、各パッシブエントリシステム用IDコードであるP−ID01〜02と、キーナンバKNとがそれぞれ用いられるようになっている。
次に、キーの固有情報の具体的な登録方法について説明する。
まず、図3のステップS11(2次元コード化ステップ)において、第1〜第3キー31,32,33に関する複数のキー情報を集約して集約情報とし、この集約情報を1つの2次元コードに変換する。なお、この2次元コードへの変換は、ISO(International Organization for Standardization)やJIS(日本工業規格)などにおいて既に規定されている規格に沿って行なう。なお、本実施形態においては、JISX0510として規格化されている2次元コードを用いる。
その後、ステップS12(タグ作成ステップ)において、集約情報を示す2次元コード34をシート片30Aに印刷することによって情報タグ30を作成する。
そして、ステップS13(タグ付加ステップ)において、情報タグ30と各第1〜第3キー31,32,33とをタグ紐35によって結束し、キーASSY36とする。
次に、図4のステップS21において、テスタ21のプラグ22が車両1の接続ソケット11に差し込まれ、テスタ21とパッシブエントリシステム2およびイモビライザシステム3とが車内ネットワーク10を介して接続される。
そして、ステップS22において、テスタ21の作動モードが登録モードに切り替えられ、このテスタ21からの遠隔操作によりキー情報の登録を実行できるようにテスタ21をスタンバイさせる。
その後、ステップS23において、各第1〜第3キー31,32,33のいずれか1つが車両1の図示しないキーシリンダへ挿入され、IGポジションとなるように操作されることによって、パッシブエントリシステムECU4とイモビライザシステムECU5を第1〜第3キー31,32,33に関するキー情報を登録できるようにスタンバイさせる。
その後、図3のステップS12において作成された情報タグ30の2次元コード34が2次元コードリーダ23によって読み込まれると(ステップS24;集約情報取得ステップ)、読み込まれた2次元コード、すなわち、集約情報に含まれるCRCコードに基づく巡回冗長検査(CRC)の結果が正常であるか否かが判定される(ステップS25)。
このステップS25における判定が正常でない場合には、CRCが正常であると判定されるまで繰り返し2次元コードを読み取る(Noルート)。
そして、CRCの結果が正常であると判定されると(ステップS25のYesルート)、2次元コード化されていた集約情報に含まれるキー情報のうち、イモビライザIDコード(I−ID01〜03)およびキーナンバーコード(KN)がテスタ21からイモビライザECU5に送信されるとともに、パッシブエントリIDコード(P−ID01〜02)がテスタ21からパッシブエントリECU4に送信される(ステップS26;送信ステップ)。
その後、ステップS27(登録ステップ)において、イモビライザIDコード(I−ID01〜03)およびキーナンバーコード(KN)がイモビライザECU5の不揮発性メモリ5Aに登録されるとともに、パッシブエントリECU4の不揮発性メモリ4AにパッシブエントリIDコード(P−ID01〜02)が登録される。
上述のように、本実施形態にかかるキーの固有情報登録方法によれば、1つの集約情報に含まれる複数のキー情報、すなわち、パッシブエントリシステム用IDコードとイモビライザシステム用IDコードとキーナンバーコードとを、パッシブエントリシステムECU4およびイモビライザシステムECU5に対して、同時に登録することができる。
また、集約情報に含まれるパッシブエントリシステム用IDコードとイモビライザシステム用IDコードとキーナンバーコードとを有線通信である車内ネットワーク10によりパッシブエントリシステムECU4およびイモビライザシステムECU5に送信するので、ノイズの影響を受けにくいという利点がある。
ここで、従来のキー情報の登録手法と、本実施形態におけるキー情報(固有情報)の登録とを比較すると、例えば、従来の手法によれば、互いに近接した複数の車両において、それぞれパッシブエントリシステムECUおよびイモビライザシステムECUへのキー情報の登録が行なわれていた場合、各キーと各ECUとの通信が無線により行なわれるため、他方の車両に搭載されているキー対応作動装置に対して自車両用のキー情報が誤って登録されてしまう場合や同一車両内のキー同士の電波干渉で登録が失敗する場合がある。
これに対して、本実施形態においては、有線通信手段であるCAN規格の車内ネットワーク10を介してパッシブエントリシステムECU4およびイモビライザシステムECU5へのキー情報の登録が行なわれるので、上述した誤登録が生じる事態を避けることができる。
また、パッシブエントリシステム用IDコードとイモビライザシステム用IDコードとキーナンバーコードとを集約して2次元コード34で表記することで、1つの集約情報とすることができる。特に、この2次元コード34は、多くの情報を含むことができるので、パッシブエントリシステム2やイモビライザシステム3といったシステムの他にも、種々のシステムに関する必要な情報をこの2次元コード34に含めることができ、高い拡張性を具備することができる。
また、携帯端末機であるテスタ21に2次元コードリーダ23を接続し、この2次元コードリーダ23によって集約情報としての2次元コード34を光学的に読み取ることで、車両1に搭載されたパッシブエントリシステムECU4およびイモビライザシステムECU5に対するキー情報の登録をさらに容易にすることができる。
また、テスタ21は作業者が携行できるものであるので、例えば、作業者が数台の車両に対して順次テスタ21を接続し、上述したキー情報の登録作業を実施することもできるので、更なる作業性の向上に寄与することができる。
また、テスタ21による遠隔操作によりキー情報の登録作業を実施することができるので、パッシブエントリシステムECU4やイモビライザシステムECU5を直接操作する手間を廃して、さらなる登録作業性を高めることができる。
また、上述のように、2次元コード34は狭い面積で多くのデータ量を包含することができるものであるので、この2次元コード34が印刷されるシート片30Aの面積を小さくすることが可能となり、情報タグ30を小型化することができる。また、同一の車両1に使用される複数のキー、すなわち、第1〜第3キー31,32,33と情報タグ30とを結束することで1つのキーASSY36とすることができ、キー情報が登録されるべき第1〜第3キー31,32,33がばらけるという事態を防ぎ、作業効率の向上に寄与することができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、図1を用いて上述したパッシブエントリシステム4に換えて、図5に示すように、キーレスエントリシステムECU(キー対応作動装置)7を備えるキーレスエントリシステム(キー対応システム)6を車両20に搭載するようにしてもよい。
なお、この図5に示す構成においては、第1キー41および第2キー42に送信機41A,42Aがそれぞれ内蔵され、これらの送信機41A,42Aからキーレスエントリシステム用IDが発信されるようになっている。また、第1〜第3キー41,42,43のそれぞれには、上述したイモビライザシステム用IDコードを発信するトランスポンダ41B,42B,43Bが内蔵されている。
したがって、この場合、図6に示すように、情報タグ40に印刷された2次元コード44、すなわち集約情報には、「ヘッダーコード」、「ステータスコード」、「イモビライザシステム用IDコード」、「キーレスエントリシステム用IDコード」、「キーナンバーコード」および「CRCコード」というキー情報が含まれるようになっている。
なお、このような構成においても、キーレスエントリシステム用IDコードのキーレスエントリシステムECU7に対する登録は、図3および図4のフローチャートに示すようにして行なわれるので、ここでは、詳しい説明は省略する。
また、上述の実施形態においては、車内ネットワーク10がCAN規格に則っている場合について説明したが、特にこのような規格に限定するものではない。
また、上述の実施形態においては、携帯端末機としてテスタ21を用いる場合について説明したが、例えばノート型PCやハンドヘルドPCなどであってもよい。
また、上述の実施形態においては、2次元コードリーダ23により読み込まれた集約情報に含まれる複数のキー情報のうち、必要なキー情報がテスタ21によって選別され、登録されるべきキーレスエントリシステムECU4あるいはイモビライザシステムECU5に送信される場合を例にとって説明したが、このような場合に限定するものではない。例えば、テスタ21は2次元コードリーダ23により読み込まれた集約情報をそのまま車両1の車内ネットワーク10へ送信し、キーレスエントリシステムECU4やイモビライザシステムECU5が、送信された集約情報から自己が登録すべき情報を自動的に検出して登録するようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、車両1にキー対応作動装置としてのキーレスエントリシステムECU4あるいはイモビライザシステムECU5が搭載されている場合について説明したが、このような場合に限定するものではない。例えば、住居やオフィスなどのドアの施錠/解錠を制御するキー対応作動装置に対するキーの固有情報登録においても適用することができ、このような場合であっても、キーが有する情報をキー対応作動装置に対して容易に登録することができる。
本発明の一実施形態に係るキーの固有情報登録方法が適用されるシステムの構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るキーの固有情報登録方法が適用される2次元コードに含まれる固有情報を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るキーの固有情報登録方法を示す模式的なフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るキーの固有情報登録方法を示す模式的なフローチャートである。 本発明の一実施形態の変形例に係るキーの固有情報登録方法が適用されるシステムの構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態の変形例に係るキーの固有情報登録方法が適用される2次元コードに含まれるキー情報を示す模式図である。
符号の説明
31,41 第1キー(キー)
32,42 第2キー(キー)
33,43 第3キー(キー)
2 パッシブエントリシステム(キー対応システム)
3 イモビライザシステム(キー対応システム)
4 パッシブエントリシステムECU(キー対応作動装置)
5 イモビライザシステムECU(キー対応作動装置)
6 キーレスエントリシステム(キー対応システム)
7 キーレスエントリシステムECU(キー対応作動装置)
10 車内ネットワーク(有線通信手段)
21 テスタ(携帯端末装置)
23 2次元コードリーダ
30 情報タグ
34 2次元コード(集約情報)

Claims (4)

  1. イモビライザシステムの作動を制御するイモビライザシステム制御装置と、パッシブエントリシステムの作動を制御するパッシブエントリシステム制御装置と、キーレスエントリシステムの作動を制御するキーレスエントリシステム制御装置の少なくとも1つが、キーが持つ固有情報に基づいて作動するキー対応作動装置として車両に搭載され、
    該固有情報が、複数の該キーの各々に設定される、イモビライザシステム用IDコードと、パッシブエントリシステム用IDコードと、キーレスエントリシステム用IDコードの少なくとも1つである
    該キー対応作動装置に対するキーの固有情報登録方法であって、
    複数の該キーに各々設定された該固有情報を集約した1つの集約情報を取得する集約情報取得ステップと、
    該集約情報取得ステップで取得された該集約情報に含まれる固有情報をキー対応作動装置に送信する送信ステップと、
    該送信ステップにおいて送信された固有情報を該キー対応作動装置に登録する登録ステップと
    該集約情報取得ステップの前に、該集約情報を2次元コードで表記する2次元コード化ステップとをそなえ、
    該集約情報取得ステップにおける該集約情報の取得は、携行可能な該車両用のテスタに接続された2次元コードリーダにより該2次元コードが光学的に読み取られることによって行なわれる
    ことを特徴とする、キーの固有情報登録方法。
  2. 該送信ステップにおける該送信は、有線通信手段を用いた送信である
    ことを特徴とする、請求項1記載のキーの固有情報登録方法。
  3. 該登録ステップにおける該固有情報の登録は、該テスタを通じた遠隔操作により行なわれる
    ことを特徴とする、請求項1または2記載のキーの固有情報登録方法。
  4. 該2次元コード化された該集約情報をシート片に記録して情報タグを作成するタグ作成ステップと、
    該タグ作成ステップにおいて作成された該情報タグと複数の該キーとを結束する情報タグ付加ステップとをそなえる
    ことを特徴とする、請求項1〜3いずれか1項に記載のキーの固有情報登録方法
JP2005018573A 2005-01-26 2005-01-26 キーの固有情報登録方法 Expired - Fee Related JP4534773B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005018573A JP4534773B2 (ja) 2005-01-26 2005-01-26 キーの固有情報登録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005018573A JP4534773B2 (ja) 2005-01-26 2005-01-26 キーの固有情報登録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006207191A JP2006207191A (ja) 2006-08-10
JP4534773B2 true JP4534773B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=36964348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005018573A Expired - Fee Related JP4534773B2 (ja) 2005-01-26 2005-01-26 キーの固有情報登録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4534773B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5947066B2 (ja) * 2012-03-08 2016-07-06 株式会社東海理化電機製作所 キー製造装置
DE102015220084A1 (de) * 2015-10-15 2017-04-20 Conti Temic Microelectronic Gmbh Elektrofahrrad, Wegfahrsperre für ein Elektrofahrrad und Verfahren zum Betrieb eines Elektrofahrrades
JP2021149770A (ja) * 2020-03-23 2021-09-27 株式会社東海理化電機製作所 通信端末、登録処理方法、および制御装置
CN115465333B (zh) * 2022-09-01 2023-10-31 卡斯柯信号有限公司 一种轨旁列车定位信息的安全编码方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0813871A (ja) * 1994-06-27 1996-01-16 Miwa Lock Co Ltd 鍵識別方法及び鍵識別装置
JPH08168082A (ja) * 1994-12-14 1996-06-25 Nissan Motor Co Ltd 一体化可能な送受信装置
JPH08268228A (ja) * 1995-03-28 1996-10-15 Toyota Motor Corp 車両盗難防止装置
JP2000352235A (ja) * 1999-06-14 2000-12-19 Nikkoo:Kk 自転車用錠
JP2002362317A (ja) * 2001-06-05 2002-12-18 Nissan Motor Co Ltd 車両用電子キー装置
JP2004019430A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Aisin Engineering Kk 開閉体施錠装置
JP2005076263A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Denso Corp 記憶装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0813871A (ja) * 1994-06-27 1996-01-16 Miwa Lock Co Ltd 鍵識別方法及び鍵識別装置
JPH08168082A (ja) * 1994-12-14 1996-06-25 Nissan Motor Co Ltd 一体化可能な送受信装置
JPH08268228A (ja) * 1995-03-28 1996-10-15 Toyota Motor Corp 車両盗難防止装置
JP2000352235A (ja) * 1999-06-14 2000-12-19 Nikkoo:Kk 自転車用錠
JP2002362317A (ja) * 2001-06-05 2002-12-18 Nissan Motor Co Ltd 車両用電子キー装置
JP2004019430A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Aisin Engineering Kk 開閉体施錠装置
JP2005076263A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Denso Corp 記憶装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006207191A (ja) 2006-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2575091B1 (en) Unattended fleet vehicle security system and method
CN104081715B (zh) 电子钥匙登录方法及电子钥匙登录系统
JP4905219B2 (ja) 車両用開閉体開閉装置
KR100889917B1 (ko) 무선 통신 시스템 및 방법, 및, 휴대 무선 통신 장치 및방법
EP1411477A1 (en) Handling device and method of security data
JP5039438B2 (ja) 車両用キー、車両の整備支援/管理システム、および盗難車チェックシステム
US20110291797A1 (en) Bypass system and method for the remote start of a vehicle
US6650224B1 (en) Authorization verification system for vehicles
US20030071714A1 (en) Method for initializing an access control system having a plurality of electronic keys and a plurality of objects
JP4534773B2 (ja) キーの固有情報登録方法
JPH08246728A (ja) キーレスエントリー装置
EP1740419B1 (en) Antitheft apparatus for vehicle and vehicle antitheft system
US20090066477A1 (en) Authentication apparatus
JP4274985B2 (ja) Icカードアダプタ装置
US8138902B2 (en) System architecture for motor vehicles with enable interfaces for the start-up thereof
JP4841950B2 (ja) 電子キーを用いたセキュリティシステム
JP2006505967A (ja) 携帯モジュラー無線識別信号送信機及び無線アクセス制御システム
JP5164798B2 (ja) 車両認証制御装置
WO2008066029A1 (en) Locking device
JP2008127777A (ja) 車両用キーレスシステム
JP2008163935A (ja) 始動制御装置およびチューナ装置
JP2008121291A (ja) 車両用リモコンシステム
JP5629590B2 (ja) 電子キー登録システム
CA2704810C (en) Bypass system and method for the remote start of a vehicle
JP2007262793A (ja) 建物用施解錠システムにおける通信中継装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100607

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4534773

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140625

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees