JP4533521B2 - 半自動シール装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
この発明は、樹脂製のウェルプレート(以下、単に「ウェルプレート」という。)を密封するための装置に関するものである。このウェルプレートは、試薬や血液サンプル等を保存・運搬するために用いられるブロック状の容器である。
【0002】
【従来の技術】
試薬や血液サンプル等を保存・運搬等するために、従来からウェルプレートが採用されている。図13は従来から用いられているウェルプレート1の斜視図である。同図を参照して、ウェルプレート1は一般に樹脂で構成されており、ブロック状の基板2に多数の収容部3が区画形成されている。そして、この収容部3に試薬等を入れ、基板2の上面4に樹脂フィルム6を張り付けることにより試薬等を密封するようになっている。
【0003】
この密封作業は、従来から一般に図14に示すような自動機によって行われている。同図を参照して、密封されるべきウェルプレート1が所定の搬送装置によって矢印5の方向に次々と搬送される。ウェルプレート1が所定位置に配置されると、予めストックされた長尺の樹脂フィルム6が当該ウェルプレート1上に配置される。このとき、予め樹脂フィルム6をウェルプレート1の大きさに合わせて裁断することもできる。次いでヒータ7が矢印8の方向に押し下げられる。これにより、樹脂フィルム6がウェルプレート1の上面4に溶着され、その結果、ウェルプレート1が密封されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる自動機による密封作業は、同一仕様(すなわち同一の外形寸法)のウェルプレートを多数連続して密封する場合には非常に効率が良いが、かかる連続作業において、仕様の異なるウェルプレートを密封することができない。すなわち、高さ寸法や上面寸法が異なるウェルプレートを密封することができない。このため、仕様の異なるウェルプレートを上記連続作業において密封するには、特別にアダプタ等を介在させる必要がある等の不都合があった。そのうえ、特に最近では、少量で他品種のウェルプレートを密封したいという要請が強い。
【0005】
また、従来の自動機では、一般にエアーシリンダ9を用いてヒータ7を駆動する構造が採用されているが、圧縮空気を用いた場合には別途コンプレッサが必要であるため、装置全体が非常に大がかりで高価なものとなる。しかも、空気圧は4kg/cm〜5kg/cm 程度に設定されることから、排気による騒音のや水滴の発生等の不都合もある。
【0006】
その一方、完全に手動式のものを採用すれば上記問題は解消するものの、作業効率が悪く、多数のウェルプレートの密封作業に適しない。
【0007】
そこで、本発明は、少量で他品種のウェルプレートに対応でき、安価で環境にやさしいウェルプレート用の半自動シール装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記目的を達成するために本願発明者は、完全自動の装置でなく一定の作業(たとえばウェルプレートのセット等)を手動で行うことによって少量他品種に対応することができ、また、駆動源をエアーではなくて電動式にすることによって騒音等を抑えることができる点に着目した。
【0009】
(2) そこで、本願に係る半自動シール装置は、所定の溶着位置に配置されたウェルプレートの上面に密封用のフィルムを配置してヒータを押し付けることによって、当該フィルムをウェルプレートの上面に溶着するシール装置であって、ウェルプレートを上記溶着位置で保持し得るホルダと、上記溶着位置に配置されたウェルプレートを囲繞する囲繞位置と開放する開放位置との間で手動で回動可能に設けられた安全枠と、上記溶着位置に配置されたウェルプレートの上面に電動モータを用いて一定の押圧力でヒータを押し付ける溶着機構と、上記安全枠が囲繞位置にあるときに上記溶着機構の作動を許容する制御装置とを備えている。
そして、上記溶着機構はヒータをウェルプレートに押し付けるためのプレス機構を備えており、当該プレス機構は、上記溶着位置の上方に配置され、上下方向に移動されるメインフレームと、メインフレームの下部に配置され且つメインフレームに対して下方に弾性付勢された状態で上下方向に移動可能に設けられたサブフレームと、サブフレームがメインフレーム側に所定距離だけ移動したことを検知するストロークセンサとを有し、上記制御装置は、上記ヒータをウェルプレート上面のフィルムに押し付けて溶着する際に、上記ストロークセンサにより検知された検知信号に基づいてメインフレームの下方への移動を規制することにより、上記サブフレームに取り付けられたヒータをウェルプレート上面のフィルムに一定の押圧力で押し付けるように構成したことを特徴とするものである。
【0010】
この構成によれば、ウェルプレートを作業者が手で持ってホルダに保持させる。これにより、ウェルプレートは溶着位置で保持される。次いで、このウェルプレートの上面に密封用のフィルムを載置する。なお、このフィルムは、予めウェルプレートの上面形状に合わせて裁断しておく。次いで、安全枠を手動で操作して囲繞位置へ回動させる。これにより、溶着機構の作動が許容されるので安全性を確保することができる。すなわち、安全枠の回動が一種のインターロックとして機能する。そして、溶着機構によって、ヒータをウェルプレートの上面に押し付ける。
すなわち、溶着位置に配置されたウェルプレートに対してメインフレームを移動させる(下方への移動)と、サブフレームはメインフレームの下部に配置されているから、サブフレームに取り付けられたヒータがウェルプレートに接触する。さらにメインフレームが移動されるとウェルプレートに対するサブフレームの押圧力が増し、サブフレームの弾性付勢力に抗してサブフレームがメインフレームに対して相対的に反押圧方向に(上方に)移動する。その後、サブフレームがメインフレームに対して所定距離だけ相対移動すれば、このことがストロークセンサにより検出され、その検知信号に基づいてメインフレームの移動が規制される。
したがって、ウェルプレートの仕様が変わっても(たとえばウェルプレートの外形形状が変わって上面位置が変化したときでも)、サブフレームがメインフレームに対して常に一定距離だけ相対移動したときにメインフレームの移動が規制されることになり、その結果、常に一定の押圧力でサブフレームを(すなわちヒータを)ウェルプレートに押圧することができ、フィルムの良好な溶着を実現することができる。しかも、このようなヒータの押圧は電動モータを用いて行うので静粛性が高い。
【0011】
(3) また、本願に係る半自動シール装置は、所定の溶着位置に配置されたウェルプレートの上面に密封用のフィルムを配置してヒータを押し付けることによって、当該フィルムをウェルプレートの上面に溶着するシール装置であって、ウェルプレートを所定の保持位置で保持し得るホルダと、ホルダを上記保持位置と溶着位置との間で手動でスライドさせ得るスライド機構と、上記溶着位置にスライドされたウェルプレートの上面に電動モータを用いて一定の押圧力でヒータを押し付ける溶着機構と、ウェルプレートが上記溶着位置にあるときに上記溶着機構の作動を許容する制御装置とを備えている。
そして、上記溶着機構はヒータをウェルプレートに押し付けるためのプレス機構を備えており、当該プレス機構は、上記溶着位置の上方に配置され、上下方向に移動されるメインフレームと、メインフレームの下部に配置され且つメインフレームに対して下方に弾性付勢された状態で上下方向に移動可能に設けられたサブフレームと、サブフレームがメインフレーム側に所定距離だけ移動したことを検知するストロークセンサとを有し、上記制御装置は、上記ヒータをウェルプレート上面のフィルムに押し付けて溶着する際に、上記ストロークセンサにより検知された検知信号に基づいてメインフレームの下方への移動を規制することにより、上記サブフレームに取り付けられたヒータをウェルプレート上面のフィルムに一定の押圧力で押し付けるように構成したことを特徴とするものである。
【0012】
この構成によれば、まずホルダを手動で保持位置に移動させ、ウェルプレートを作業者が手で持ってホルダに保持させる。次いで、このウェルプレートの上面に密封用のフィルムを載置する。なお、このフィルムは、予めウェルプレートの上面形状に合わせて裁断しておく。次いで、ホルダを手動で溶着位置までスライドさせる。これにより、ウェルプレートは溶着位置で保持され、また、溶着機構の作動が許容されるので安全性を確保することができる。すなわち、ホルダのスライドが一種のインターロックとして機能する。そして、溶着機構によって、ヒータをウェルプレートの上面に押し付ける。このとき、ヒータは、上記したように制御装置による溶着機構の動作制御によって一定の押圧力で押し付けられるから、ウェルプレートの仕様が変わっても(たとえばウェルプレートの外形形状が変わって上面位置が変化したときでも)一様にフィルムを溶着することができる。しかも、このヒータの押圧は電動モータを用いて行うので静粛性が高い。
【0013】
また、上記溶着位置にスライドされたウェルプレートを囲繞する囲繞位置と開放する開放位置との間で手動で回動可能に設けられた安全枠を備え、上記制御装置は、上記安全枠が囲繞位置にあるときに上記溶着機構の作動を許容するように設定することもできる。
【0014】
このようにすれば、溶着機構を作動させる前に安全枠を囲繞位置へ回動させない限り溶着機構を作動させることができない。すなわち、上記インターロックを二重に設けたことになり、安全性をより高くすることができる。
【0015】
さらに、上記制御装置は、上記安全枠が囲繞位置にあることを検知するリミットスイッチを備え、当該リミットスイッチが入力されたときに発せられる信号に基づいて上記溶着機構の作動を許容するように設定することもできる。
【0016】
このようにすれば、上記インターロック機能をリミットスイッチで達成することになるから、当該インターロック機能を簡単且つ安価に実現することができる。
【0017】
(4) 上記制御装置は、上記ヒータの温度を設定する温度設定部および上記ヒータをウェルプレートに押圧する時間を設定する時間設定部を備えることができる。
【0018】
この構成によれば、ウェルプレートの材質およびフィルムの材質が変わって溶着に必要なヒータの温度と押圧時間が変化したとしても、その材質に適合した適切なヒータ温度と押圧時間を設定することができ、少量で他品種のウェルプレートの密封作業に都合がよい。
【0021】
(6) 上記メインフレームの移動は、ボールねじ機構を採用し、上記サブフレームは、当該サブフレームとメインフレームとの間に介在されたコイルばねにより弾性付勢され、上記ストロークセンサは、所定距離だけ移動したサブフレームに当接するリミットスイッチにより構成することもできる。
【0022】
この構成によれば、ボールねじ機構によりメインフレームの移動を精密に行うことができる。また、サブフレームの弾性付勢をコイルばねにより行うから、サブフレームの一定の押圧力を簡単且つ正確に再現することができる。さらに、サブフレームの所定距離の相対移動をリミットスイッチにより検出するから、構造が簡単でしかも安価である。
【0023】
(7) 上記ヒータは、ウェルプレートの上面全体に当接し得る平面形ヒータを採用することができる。
【0024】
この構成によれば、平面形ヒータを採用することによってウェルプレートの上面全体を一気に押圧して加熱することができるから、溶着むらを無くしてフィルムを一様に溶着することができる。
【0025】
(8) 上記ヒータに、ヒート面の全体を被う耐熱弾性部材を備えることもできる。
【0026】
この構成によれば、樹脂製のウェルプレートの上面に歪みが生じていても、ヒータをウェルプレートの上面に押圧することによって当該上面全体を一気に押圧して加熱することができる。これにより、溶着むらを無くしてフィルムを一様に溶着することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(1) 本実施形態の概要とポイント
図1は、本発明の一実施形態に係る半自動シール装置(以下、単に「シール装置」という。)10の外観斜視図である。このシール装置10は、ウェルプレートを密封するための装置である。
【0028】
ここで、ウェルプレートについて簡単に説明する。
【0029】
図2は、本実施形態に係るシール装置10によって密封されるウェルプレート11の外観斜視図である。同図を参照して、ウェルプレート11は、一般に直方体に形成されており、樹脂により構成されている。ウェルプレート11は基板12を備えており、基板12に複数の収容部13が形成されている。各収容部13は、たとえば試薬や血液サンプル等を収容するものである。ウェルプレート11は、これら試薬等を保存・運搬する際に使用される。そのため、基板12の上面14に樹脂製のフィルム15が張り付けられ、各収容部13が密封される。フィルム15は一般的に合成樹脂により構成されているが、ウェルプレート11の仕様によっては、基板12と接する反対面16にアルミ層が形成される場合もある。フィルム15の張り付けは、基板12の上面14にフィルム15を載置し、これにヒータ16(図1参照)を一定の押圧力で押し付けて溶着することにより行われるようになっている。
【0030】
本実施形態の特徴とするところは、次の点である。
【0031】
近年、さまざまな仕様(基板12の上面14の外形寸法や基板12の厚さ寸法の異なるもの等)のウェルプレートが要求される状況下において、仕様が異なっても装置や設備の変更を伴わずにウェルプレートの密封作業を行うことができるシール装置の提供が求められている。そこで、本実施形態に係るシール装置10は、一定の作業を手動で行うことにより、従来の全自動装置では困難であった異なる仕様のウェルプレートの密封作業を可能にした点がポイントである。
【0032】
すなわち、図1を参照して、本実施形態に係るシール装置10は、ウェルプレート11を保持するホルダ17を備えており、このホルダ17は、所定の保持位置と溶着位置(図1に示す位置)との間でスライド機構18によってスライドされるようになっている。このスライドは、手動により行うようになっている。
【0033】
そして、溶着位置に配置されたウェルプレート11にヒータ16を一定力で押し付ける溶着機構19を備えており、これにより、フィルム15が張り付けられる(溶着される)ようになっている。また、シール装置10は、安全枠21および制御装置20を備えており、これらにより、安全かつ確実にフィルム15の溶着を達成できるようになっている。なお、シール装置10は、図に示すようなケーシング22を備えており、上記溶着機構19、制御装置20等は、このケーシング22内に収容されている。以下、各部の構成について詳しく説明する。
(2) ホルダ
図3および図4は、図1における要部斜視図であって、ホルダ17およびスライド機構18の構成を示すものである。
【0034】
ホルダ17は、たとえば平板状の鋼板等により構成することができる。ホルダ17は、図3に示すようなベッド状に形成することができ、この上面23上に手動でウェルプレート11を載置するようになっている。本実施形態では、ウェルプレート11をホルダ17上で位置決めするための位置決めプレート24が形成されている。なお、この位置決めプレート24は、保持凹部84を有しており、ウェルプレート11は、この保持凹部84に嵌め込まれて位置決めされるようになっている。
【0035】
また、ホルダ17の右側端面25には、ホルダ17を手動でスライドさせるための把手26が設けられている。この把手26を手で把持し、左側へ押すことにより、ホルダ17は、図4に示す位置にスライドする。ここで、図3に示すホルダ17の位置を保持位置といい、図4に示すホルダ17の位置を溶着位置という。ホルダ17が図4に示す溶着位置にあるときに、フィルム15が張り付けられるようになっている。
【0036】
なお、図示していないが、ホルダ17の下面にスライド用の突起が形成されている。この突起は、後に詳述するスライド機構18の一部(スライダ)を構成するものである。
(3) スライド機構
スライド機構18は、上記ホルダ17に形成された突起(スライダ)と、シール装置10の前方に設けられたスライドベース27とによって構成されている。このスライドベース27は、図1および図3に示すように、シール装置10の前方に突出形成されたステージ28上に設けられている。なお、このステージ28は、上記ケーシング22に連続して形成することができる。
【0037】
図3および図4を参照して、スライドベース27は、たとえば鋼材によってスライド板29を形成し、このスライド板29にスライド溝30を設けることにより構成することができる。このスライド溝30は、上記突起(スライダ)が嵌め込まれるようになっており、突起(スライダ)は、スライド溝30に沿って自由にスライドすることができる。その結果、ホルダ17は、上記保持位置と溶着位置との間で自在にスライドすることができるようになっている。
【0038】
また、スライド板29の右側端面にはスライド規制板31が取り付けられており、これにより、ホルダ17がスライド板29から外れてしまうのを防止している。さらに、スライド板29の右端部下方に脚部77が設けられている。これにより、スライド板29およびシール装置10全体の安定性を確保している。
【0039】
なお、図3に示すように、スライド溝の左端部には、ホルダ17が溶着位置に配置されたことを検知する位置センサ32が設置されている。この位置センサ32は、後に詳述する制御装置20の一部を構成するものである。
(4) 安全枠
図5は、上記ケーシング22を外した状態でのシール装置10の要部斜視図である。
【0040】
図1および図5を参照して説明する。安全枠21は、枠本体33と、これを支持する一対の支持フレーム34とを有している。
【0041】
枠本体33は、コ字状に形成されており、溶着位置に配置されたウェルプレート11を取り囲むようになっている。枠本体33は、たとえば樹脂により構成することができ、特に透明の樹脂により構成することにより、ウェルプレート11の状態を外部から観察することができる。
【0042】
支持フレーム34は、たとえば鋼板により構成することができる。本実施形態では、支持フレーム34は、ケーシング22側に設けられた本体フレーム36(図5参照)に支持されている。この支持構造は、回動中心軸37を介して本体フレーム36に回動自在に支持されたものである。したがって、安全枠21は、この回動中心軸37を中心として、図1に示す位置(囲繞位置)と図11に示す位置(開放位置)との間で、手動により回動自在となっている。なお、支持フレーム34は、ねじ35等を用いて枠本体33に固着されている。
【0043】
また、図5に示すように、本体フレーム36にはリミットスイッチ38が取り付けられている。このリミットスイッチ38は、安全枠21が囲繞位置へ回動したときに、支持フレーム34に当接して「ON」の状態となるように設定されている。すなわち、リミットスイッチ38は、安全枠21が囲繞位置に回動したことを検知するためのセンサであって、後に詳述する制御装置20の一部を構成するものである。
【0044】
なお、本実施形態では枠本体33に把手80が設けられている。この把手80により、安全枠21の開閉が容易となる。
(5) 溶着機構
図6は、図5において矢印A方向から見た状態の要部側面図である。図5および図6を参照して説明する。
【0045】
溶着機構19は、上記ヒータ16を備えており、このヒータ16を溶着位置に配置されたウェルプレート11に一定力で押し付けるためのプレス機構39とを備えている。すなわち、プレス機構39は、ヒータ16を後述するメインフレーム40等を用いて保持し、さらに後述する移動機構41を介してヒータ16をウェルプレート11の上面に押し付けるものであり、ウェルプレート11の高さ寸法が変更された場合であっても、常に一定の押付力でヒータ16を押し付けるようになっている。
【0046】
本実施形態では、プレス機構39は、メインフレーム40と、メインフレーム40を上下方向(すなわち溶着位置に配置されたウェルプレート11に対して近接/離反する方向)に移動させるための移動機構41と、メインフレーム40に対して上下方向に移動可能に設けられたサブフレーム42と、サブフレーム42をメインフレーム40に対して下方へ弾性付勢する付勢機構43と、サブフレーム42がメインフレーム40に対して上方へ所定距離だけ移動した場合に、これを検出するストロークセンサ44とを備えている。
【0047】
メインフレーム40は、たとえば鋼材により構成することができ、図6に示すように、台形状の基部45と、基部に連続して前方(図6では左側)へ突出形成された平板部46とを有している。基部45には後に詳述する移動機構41のボールねじ軸47が係合されており、このボールねじ軸47が回転されることにより、メインフレーム40が上下に移動されるようになっている。
【0048】
一方、図6に示すように、平板部46の中央部には、貫通穴が形成されており、その上に案内ブロック48が固定されている。この案内ブロック48は、中央部に上下方向に貫通穴が形成されており、この貫通穴と上記平板部46に形成された貫通穴とが連通している。これら貫通穴には、サブフレーム42に設けられた位置検出棒49が挿通されており、サブフレーム42が上下に移動することによって、位置検出棒49が案内ブロック48に対して相対的に上下に移動するようになっている。
【0049】
サブフレーム42は、ヒータ取付プレート50と、この上面に取り付けられたスライド案内部材51および上記位置検出棒49とを備えている。
【0050】
ヒータ取付プレート50は、矩形平板状に形成されており、その中央部に上述した貫通穴52が形成されており、かつ四隅にスライド案内部材51が貫通するスライド案内孔53が形成されている。
【0051】
スライド案内部材51は、中央部にフランジ86が形成されたピン状の部材であって、メインフレーム40の平板部46の上方からスライド案内孔53に挿通されている。したがって、サブフレーム42は、メインフレーム40に対して図6に示す位置よりも下方へ移動することはできず、上方へのみ移動することができるようになっている。すなわち、サブフレーム42は、メインフレーム40に対して一定のストロークSで近接または離反することができるようになっている。
【0052】
そして、ストロークセンサ44が所定のブラケット54を介して案内ブロック48に取り付けられている。本実施形態ではストロークセンサ44としてリミットスイッチを採用している。つまり、サブフレーム42がメインフレーム40に対して上方に移動した場合は、位置検出棒49が案内ブロック48に対して上方へ相対移動する。この移動距離が所定の距離に達した場合に、位置検出棒49がリミットスイッチ44に当接し、これにより、サブフレーム42が所定距離上方へ移動したことが検知されるようになっている。
【0053】
次に付勢機構43について説明する。
【0054】
付勢機構43は、メインフレーム40側に取り付けられた固定板55と、この固定板55とメインフレーム40の平板部46の上面との間に配置されたばね56とを有している。このばね56は、図5および図6に示すように上記平板部46の四隅、すなわち上記各スライド案内棒51の上に配置されている。
【0055】
固定板55は、鋼板により細長の矩形状に形成することができ、図に示すように、メインフレーム40の上方に2枚配置されている。そして、ばね56は、各固定板55の両端部と上記スライド案内棒51との間に配置されている。固定板55の固定は、固定ボルト57により行われており、固定板55の下面とメインフレーム40の平板部46との距離が常に一定となるように設定されている。
【0056】
したがって、サブフレーム42が上方へ移動した場合には、その移動距離に比例した下方への弾性力がサブフレーム42に作用する。本実施形態では、サブフレーム42の移動距離は上記ストロークSにより制限されており、ストロークセンサ44によって一定距離だけサブフレーム42が移動したことを検出した場合には、常に一定の弾性力でサブフレーム42が下方へ付勢されていることになる。
【0057】
次に、移動機構41について説明する。
【0058】
移動機構41は、本実施形態では既知のボールねじ機構が採用されている。すなわち、移動機構41は、上記ボールねじ軸47と、図示していないがこのボールねじ軸47と係合するボールユニットと、ボールねじ軸47の下方に取り付けられた歯車58と、これと噛み合う駆動歯車59と、駆動歯車59を駆動するためのモータ60とを有している。なお、上記ボールユニットは、メインフレーム40の基部45に内蔵されている。
【0059】
また、メインフレーム40には、当該メインフレーム40の移動を案内するガイド棒85がボールねじ軸47の両側に設けられている。さらに、本実施形態では、ボールねじ軸47を駆動するために上記歯車58およびこれと噛み合う駆動歯車59を採用したが、両者を直接噛み合わせるほかに、たとえばタイミングベルトとプーリを採用することもできる。
【0060】
図5に示すように、モータ60は、本体フレーム36に所定のブラケット61を介して固定されており、制御装置20によって正転/逆転されるようになっている。モータ60が正転されると、移動機構41を介してメインフレーム40が下方へ移動され、逆転されると上方へ移動されるようになっている。また、このモータ60は電動モータであって、作動時にはエアー式のものに比べてきわめて静粛性が高い。なお、上記ボールねじ機構については説明を省略する。
【0061】
次に、ヒータ16について説明する。
【0062】
図6を参照して、ヒータ16は、平面板状の発熱体62と、この発熱体62の表面に取り付けられた耐熱弾性部材63とを備えている。発熱体62としては既知の平面型ヒータを採用することができ、耐熱弾性部材63としては、たとえばシリコンゴム、フッ素ゴム等の耐熱ゴムを採用することができる。この耐熱弾性部材63は省略することもできる。耐熱弾性部材63を設けることによる作用効果については後述する。なお、本実施形態では、ヒータ16として平面板状の発熱体を採用しているが、棒状の発熱体(いわゆる棒状ヒータ)を採用することもできる。
(6) 制御装置
図1、図7および図8を参照して、制御装置20について説明する。なお、図7は、制御装置20を用いたシール装置10の制御系統を模式的に示したものであり、図8は、制御装置20に含まれる操作盤64の正面図である。この操作盤64は、図1に示すようにケーシング22の前面に装備されている。
【0063】
制御装置20は、CPU65と、操作盤64と、上述した各リミットスイッチ32(位置センサ),38とを備えている。なお、上記溶着機構19に含まれるリミットスイッチ(ストロークセンサ)44およびモータ60もCPU65に接続されている。
【0064】
図8を参照して操作盤64について説明する。
【0065】
操作盤64は、メインスイッチ66と、温度設定部67および時間設定部68と、スタートスイッチ69とを備えている。
【0066】
メインスイッチ66は、いわゆる電源スイッチであって、これを「ON」の状態にすることによってシール装置10に電源が供給されて作動が可能となる。
【0067】
温度設定部67は、ヒータ16の温度を設定するものである。これにより、ヒータ16の温度を所望の温度に設定することができるので、フィルム15の素材が変更されることにより溶着に必要な温度が変化しても、安定して良好な溶着を実現することができる。なお、温度の設定は、温度設定スイッチ70を操作することにより行う。
【0068】
また、時間設定部68は、上記プレス機構39によるウェルプレート11へのヒータ16の押付時間を設定するものである。これにより、ヒータ16の押付時間を所望の時間に設定することができるので、フィルム15の素材が変更されることにより溶着に必要な押付時間が変化しても、安定して良好な溶着を実現することができる。なお、時間の設定は、時間設定ダイヤル71を回転操作することにより行う。
【0069】
さらに、スタートスイッチ69は、プレス機構39の作動を開始するためのものであって、このスタートスイッチ69を押すことによってメインフレーム40が下降されてヒータ16がウェルプレート11に押し付けられるようになっている。
【0070】
一方、図7を参照して、制御装置20によるインターロック機構等について説明する。
【0071】
リミットスイッチ32は、図3に示したようにホルダ17が所定の位置に配置され、ウェルプレート11が溶着位置にあることを検知するためのものであるところ、このリミットスイッチ32が「ON」の状態となったときに、所定の検出信号72が出力され、これをCPU65が受信する(図7参照)。CPU65は、この検出信号72に基づいてモータ60の作動を許容する信号73を出力する。すなわち、上記検出信号72がCPU65によって受信されない限り、モータ60の作動はあり得ない。
【0072】
また、リミットスイッチ38は、図5に示したように安全枠21が囲繞位置に配置されたことを検知するためのものであるところ、このリミットスイッチ38が「ON」の状態となったときに、所定の検出信号74が出力され、これをCPU65が受信する(図7参照)。CPU65は、この検出信号74に基づいてモータ60の作動を許容する信号73を出力する。すなわち、上記検出信号74がCPU65によって受信されない限り、モータ60の作動はあり得ない。
【0073】
なお、本実施形態では、上記リミットスイッチ32によるインターロック機構をも採用しているが、これを省略することもできる。
【0074】
さらに、上述したように、リミットスイッチ44は、サブフレーム42がメインフレーム40に対して所定距離だけ相対移動した場合にこれを検知するためのものであるところ(図5、図6参照)、サブフレーム42が所定の弾性力で下方へ付勢された状態(すなわち、ヒータ16が所定の弾性力でウェルプレート11に押し付けられた状態)で、リミットスイッチ44が「ON」となり、所定の検出信号75が出力される(図7参照)。CPU65は、この検出信号75に基づいてモータ60の作動を停止させる信号76を出力する。
【0075】
なお、本実施形態では、上記リミットスイッチ32によるインターロック機構をも採用しているが、これを省略することもできる。
(7) シール装置の使用要領と作用効果
次に、図9〜図12を参照して、シール装置10を用いたフィルム15の溶着作業の要領について、作用効果と共に説明する。なお、図9〜図12では、操作盤64の図示は省略している。
【0076】
まず、操作盤64(図8参照)を操作して、メインスイッチ66を「ON」にし、続いて密封するウェルプレート11の使用に合わせてヒータ16の温度を設定し、ヒータ16を押し付ける時間を設定する。
【0077】
次に、図9に示すように、ホルダ17を手動で保持位置に移動させ、ウェルプレート11を作業者が手で持ってホルダ17に載置する。これにより、ウェルプレート11は、ホルダ17によって保持される。
【0078】
次いで、このウェルプレート11の上面に密封用のフィルム15(図2参照)を載置する。このフィルム15は、予めウェルプレート11の上面形状に合わせて裁断しておけばよい。
【0079】
次いで、図10に示すように、ホルダ17を手動で溶着位置までスライドさせる。これにより、ウェルプレート11は溶着位置で保持されると共に、リミットスイッチ32(図3参照)が「ON」の状態となって、溶着機構19の作動が許容される。このようにリミットスイッチ32が「ON」の状態になってはじめて溶着機構19の作動が許容されるので、シール装置10の使用上の安全性を確保することができる。
【0080】
次に、図11に示すように、安全枠21を囲繞位置へ手動で回動させる。これにより、リミットスイッチ38(図5参照)が「ON」の状態となり、溶着機構19の作動が許容される。すなわち、リミットスイッチ32,38によってインターロック機構を二重に設けたことになり、シール装置10の使用上の安全性をより高くすることができる。
【0081】
なお、本実施形態ではリミットスイッチ32,38による二重のインターロック機構を採用しているが、リミットスイッチ32を設けることにより、安全枠21およびリミットスイッチ38を省略することも可能である。また、安全枠21およびリミットスイッチ38を設けることにより、リミットスイッチ32を省略することも可能である。
【0082】
次いで、操作盤64のスタートスイッチ69を押す。これにより、溶着機構19が作動し、その結果、図12に示すようにヒータ16がメインフレーム40およびサブフレーム42と共に下降され、ヒータ16がウェルプレート11の上面に押し付けられる。このとき、ヒータ16は、上述したように一定の押圧力で押し付けられるから、ウェルプレート11の仕様が変わっても(たとえばウェルプレート11の外形形状が変わって上面位置が変化したときでも)一様にフィルム15を溶着することができる。しかも、このヒータ16の押圧は電動のモータ60を用いて行うので静粛性がきわめて高い。
【0083】
このように本実施形態では、従来のような完全な自動機ではなくて、ウェルプレート11の取り付け(設置)およびシール装置10の作動指示(ヒータの温度や押圧時間の設定を含む)を作業者が手動で行うという半自動式のものであり、しかも、ヒータ16の押し付けを一定力で行うことができるから、ウェルプレート11の仕様変更に迅速かつ柔軟に対応することができる。したがって、少量で他品種のウェルプレートの密封作業を効率よく行うことができる。しかも、従来のようなエアー式のものではなくて電動のモータ60を用いてシール装置10を作動させるから、排気による騒音や水滴の発生等の不都合をさけて環境にやさしいシール装置10を提供することができる。
【0084】
特に本実施形態では、次のような作用効果を奏する。
【0085】
上記温度設定スイッチ70および上記時間設定スイッチ71を備えているから、ウェルプレート11の材質やフィルム15の材質が変わって溶着に必要なヒータ16の温度と押圧時間が変化したとしても、その材質に適合した適切な温度と押圧時間を設定することができ、少量で他品種のウェルプレートの密封作業に都合がよいという利点がある。
【0086】
また、上記溶着機構19は、メインフレーム40およびばね56を介して配置されたサブフレーム42を備え、サブフレーム42をメインフレーム40に対して相対移動させることにより一定の押圧力を確保しながらヒータ16をウェルプレート11に押し付けるという構造を採用しているから、構造が簡単で確実なプレス作業を行うことができるという利点がある。しかも、サブフレーム42のストロークによって押圧力が決定される。すなわち、ヒータ16がウェルプレート11に当接してからさらにサブフレーム42が所定距離だけ移動した時点でヒータ16の押圧力が決定される。したがって、ウェルプレート11の仕様が変わって、その上面位置が変化したとしても、常に一定の押圧力を正確に確保することができ、フィルム15の良好な溶着を実現することができる。
【0087】
さらに、メインフレーム40の移動は、ボールねじ機構を採用しているから、メインフレーム40の移動(すなわちヒータ16の移動)を精密に行うことができる。また、サブフレーム42の弾性付勢をばね56により行うから、上記一定の押圧力を簡単且つ正確に再現することができる。
【0088】
加えて、ヒータ16は、ウェルプレート11の上面全体に当接し得る平面型であるから、ウェルプレート11の上面全体を一気に押圧して加熱することができる。これにより、ロータ型のヒータをウェルプレート11の上面を転がすようにして溶着する場合(従来の一般的な方法)に比べて、溶着むらを無くしてフィルム15を一様に溶着することができる。
【0089】
また、ヒータ16に耐熱弾性部材63を備えているから、たとえばウェルプレート11の上面に歪みが生じていたとしても、ヒータ16をウェルプレートの上面に押圧することによって当該上面全体を一気に押圧して加熱することができる。これにより、溶着むらを無くしてフィルム15を一層良好に溶着することができる。
【0090】
なお、本実施形態では、各センサとしてリミットスイッチを採用したことにより、構造をきわめて簡単にすることができ、コストの上昇を抑えることができる。ただし、各センサがリミットスイッチに限定されることはなく、他のセンサ(たとえば近接スイッチ等)を採用することもできる。
【0091】
【発明の効果】
以上のように本願発明によれば、従来のような自動機ではなくてウェルプレートの取り付け(設置)およびシール装置の作動指示(ヒータの温度や押圧時間の設定を含む)を作業者が行うという半自動式で密封作業を行うものであるから、少量で他品種のウェルプレートの密封作業を効率よく行うことができる。しかも、従来のようなエアー式のものではなくて電動モータを用いて装置を稼働させるから、排気による騒音や水滴の発生等の不都合をさけて環境にやさしいシール装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るシール装置の外観斜視図である。
【図2】ウェルプレートの構造を示す外観斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るシール装置の要部斜視図であり、ホルダが保持位置に配置されている状態を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るシール装置の要部斜視図であり、ホルダが溶着位置に配置されている状態を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るシール装置の要部斜視図であり、溶着機構等を詳細に示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るプレス機構を詳細に説明する正面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るシール装置の制御装置による制御系統を示す模式図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るシール装置の操作盤の構成を示す正面図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るシール装置を用いたウェルプレートの密封作業の一部を示す斜視図である。
【図10】本発明の一実施形態に係るシール装置を用いたウェルプレートの密封作業の一部を示す斜視図である。
【図11】本発明の一実施形態に係るシール装置を用いたウェルプレートの密封作業の一部を示す斜視図である。
【図12】本発明の一実施形態に係るシール装置を用いたウェルプレートの密封作業の一部を示す斜視図である。
【図13】従来から用いられているウェルプレートの斜視図である。
【図14】従来から用いられている全自動のシール装置を模式的に示した図である。
【符号の説明】
10 シール装置
11 ウェルプレート
12 基板
13 収容部
14 上面
15 樹脂フレーム
16 ヒータ
17 ホルダ
18 スライド機構
19 溶着機構
20 制御装置
21 安全枠
27 スライドベース
29 スライド板
30 スライド溝
32 位置センサ
38 リミットスイッチ
39 プレス機構
40 メインフレーム
41 移動機構
42 サブフレーム
43 付勢機構
44 ストロークセンサ
47 ボールねじ軸
49 位置検出棒
56 ばね
62 発熱体
63 耐熱弾性部材
64 操作盤
65 CPU
67 温度設定部
68 時間設定部
72 検出信号
74 検出信号
75 検出信号

Claims (8)

  1. 所定の溶着位置に配置されたウェルプレートの上面に密封用のフィルムを配置してヒータを押し付けることによって、当該フィルムをウェルプレートの上面に溶着するシール装置であって、
    ウェルプレートを上記溶着位置で保持し得るホルダと、
    上記溶着位置に配置されたウェルプレートを囲繞する囲繞位置と開放する開放位置との間で手動で回動可能に設けられた安全枠と、
    上記溶着位置に配置されたウェルプレートの上面に電動モータを用いて一定の押圧力でヒータを押し付ける溶着機構と、
    上記安全枠が囲繞位置にあるときに上記溶着機構の作動を許容する制御装置とを備え
    上記溶着機構は、ヒータをウェルプレートに押し付けるためのプレス機構を備えており、当該プレス機構が、
    上記溶着位置の上方に配置され、上下方向に移動されるメインフレームと、
    メインフレームの下部に配置され且つメインフレームに対して下方に弾性付勢された状態で上下方向に移動可能に設けられたサブフレームと、
    サブフレームがメインフレーム側に所定距離だけ移動したことを検知するストロークセンサとを有し、
    上記制御装置は、上記ヒータをウェルプレート上面のフィルムに押し付けて溶着する際に、上記ストロークセンサにより検知された検知信号に基づいてメインフレームの下方への移動を規制することにより、上記サブフレームに取り付けられたヒータをウェルプレート上面のフィルムに一定の押圧力で押し付けるように構成されている、
    ことを特徴とする半自動シール装置。
  2. 所定の溶着位置に配置されたウェルプレートの上面に密封用のフィルムを配置してヒータを押し付けることによって、当該フィルムをウェルプレートの上面に溶着するシール装置であって、
    ウェルプレートを所定の保持位置で保持し得るホルダと、
    ホルダを上記保持位置と溶着位置との間で手動でスライドさせ得るスライド機構と、
    上記溶着位置にスライドされたウェルプレートの上面に電動モータを用いて一定の押圧力でヒータを押し付ける溶着機構と、
    ウェルプレートが上記溶着位置にあるときに上記溶着機構の作動を許容する制御装置とを備え
    上記溶着機構は、ヒータをウェルプレートに押し付けるためのプレス機構を備えており、当該プレス機構が、
    上記溶着位置の上方に配置され、上下方向に移動されるメインフレームと、
    メインフレームの下部に配置され且つメインフレームに対して下方に弾性付勢された状態で上下方向に移動可能に設けられたサブフレームと、
    サブフレームがメインフレーム側に所定距離だけ移動したことを検知するストロークセンサとを有し、
    上記制御装置は、上記ヒータをウェルプレート上面のフィルムに押し付けて溶着する際に、上記ストロークセンサにより検知された検知信号に基づいてメインフレームの下方への移動を規制することにより、上記サブフレームに取り付けられたヒータをウェルプレート上面のフィルムに一定の押圧力で押し付けるように構成されている、
    ことを特徴とする半自動シール装置。
  3. 請求項2記載の半自動シール装置において、上記溶着位置にスライドされたウェルプレートを囲繞する囲繞位置と開放する開放位置との間で手動で回動可能に設けられた安全枠を備え、上記制御装置は、上記安全枠が囲繞位置にあるときに上記溶着機構の作動を許容するものであることを特徴とする半自動シール装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の半自動シール装置において、上記制御装置は、上記安全枠が囲繞位置にあることを検知するリミットスイッチを備えており、当該リミットスイッチが入力されたときに発せられる信号に基づいて上記溶着機構の作動を許容するものであることを特徴とする半自動シール装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の半自動シール装置において、上記制御装置は、上記ヒータの温度を設定する温度設定部および上記ヒータをウェルプレートに押圧する時間を設定する時間設定部を有していることを特徴とする半自動シール装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の半自動シール装置において、
    上記メインフレームの移動は、ボールねじ機構が採用され、
    上記サブフレームは、当該サブフレームとメインフレームとの間に介在されたコイルばねにより弾性付勢されており、
    上記ストロークセンサは、所定距離だけ移動したサブフレームに当接するリミットスイッチにより構成されていることを特徴とする半自動シール装置。
  7. 請求項1ないしのいずれかに記載の半自動シール装置において、
    上記ヒータは、ウェルプレートの上面全体に当接し得る平面形ヒータを備えていることを特徴とする半自動シール装置。
  8. 請求項1ないしのいずれかに記載の半自動シール装置において、
    上記ヒータは、ヒート面の全体を被う耐熱弾性部材を有していることを特徴とする半自動シール装置
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