JP4533425B2 - 刈刃回転体 - Google Patents

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Description

本発明は、草刈等の刈払作業に使用される携帯用の刈払機に装着される刈刃回転体に関する。
従来より、草刈等の刈払作業に使用される刈払機として、可撓性を有するコード刃が放射状に延びた刈刃回転体を、操作棹の先端に設けられた回転軸に取り付けたものが提供されている。この刈刃回転体を使用する刈払作業では、エンジン等により回転軸を高速回転させることによって、コード刃が遠心力で刈刃回転体から放射状に延びた状態で回転して草類を撫で斬り状に切断することができる。そして、例えば刈払作業が長時間行われることによって、コード刃が損耗して短くなると、刈刃回転体内に装着されているボビンに巻かれたコード刃を繰り出して刈払作業を継続することができる。
例えば図14(a)、(b)に示す従来の刈刃回転体1は、回転軸2にナット3を締結させて取り付けている(例えば、特許文献1参照)。つまり、回転ケース4を構成するハウジング5の中心に形成された取付孔5aに回転軸2を挿通して、この回転軸2にナット3を螺合させて締め付けることによって、回転軸2に刈刃回転体1を取り付けている。このハウジング5内には、ボビン6及び切換部材7が装着され、これらボビン6及び切換部材7がハウジング5から外れないように、このハウジング5の下側開口を覆うように、カバー8がハウジング5に係合して取り付けられている。
次に、図14(a)に示す刈刃回転体1を、回転軸2に取り付ける手順を説明する。まず、カバー8をハウジング5から取り外して、ハウジング5内に装着されているボビン6及び切換部材7をハウジングから取り外す。これによって、ハウジング5に形成された取付孔5aがハウジング5の下側開口から露出するので、この取付孔5aに回転軸2を上から通してこの回転軸2にナット3を螺合させて締結する。このようにしてハウジング5を回転軸2に取り付けることができる。次に、図14(a)に示すように、ハウジング5にボビン6、切換部材7、及びカバー8を装着することによって、この刈刃回転体1を回転軸2に取り付けることができる。
また、刈刃回転体1を回転軸2から取り外すときは、ハウジング5からカバー8、ボビン6、及び切換部材7を取り外し、そして、ナット3を回転軸2から取り外すことにより行うことができる。
次に、例えば図14(a)に示すように、刈刃回転体1が回転軸2に取り付けられた状態でボビン6にコード刃9を巻き付ける手順を説明する。この場合も上記と同様にして、カバー8、ボビン6、及び切換部材7をハウジング5から取り外してそのボビン6にコード刃9を巻き付ける。次に、コード刃9の両端部を、ハウジング5の周壁に設けられている2つのコード刃取出し口10にそれぞれ挿通して外側に所定長さだけ引き出す。そして、このコード刃9が巻き付けられたボビン6、切換部材7、及びカバー8をハウジング5に取り付ける。このようにして、ボビン6にコード刃9を巻き付ける作業が終了する。
特開平6−30626号公報
しかし、図14(a)に示す従来の刈刃回転体1では、この刈刃回転体1を、回転軸2に取り付けたり取り外すとき、及びボビン6にコード刃9を巻き付けるときに、その都度、カバー8、ボビン6、及び切換部材7をハウジング5から取り外して分解する必要があるし、その分解された刈刃回転体1を組み立てる必要もある。よって、刈払作業のための手間と時間が掛かり、刈払作業を行う時間がその分だけ短縮される。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ボビンをケースから取り外すことなく、ボビンをケースに伴って回転するようにケース内に装着した状態で、簡単に短時間で刈刃回転体を、刈払機の回転部に取り付けたり取り外すことができる刈刃回転体を提供することを目的としている。
本発明に係る刈刃回転体は、ケースと、このケース内に装着され可撓線状刃が巻き付けられるボビンと、前記ケースに形成され前記ボビンに巻き付けられた可撓線状刃が挿通される第1刃通孔及び第2刃通孔とを備え、刈払機の回転部に取り付けて使用される刈刃回転体において、前記ボビンを前記ケースに伴って回転するように前記ケース内に装着した状態で、前記刈刃回転体を前記回転部に対して着脱できるようにするために、前記刈刃回転体の略中心に取付具を挿入できるように前記ボビンに設けられた取付孔と、前記ケース内に設けられ、前記取付孔を回避するように前記ボビンの外面に沿って形成されていると共に、前記第1刃通孔と前記第2刃通孔とを接続する可撓線状刃の挿通路とを備え、前記ボビンは、前記ケースに対して回動自在であって鍔状部を有し、この鍔状部には前記可撓線状刃が挿通されて係合される係合孔又は係合溝が形成され、前記係合孔又は係合溝は、前記挿通路に設けられ、更に、可撓線状刃の端部を、前記第1刃通孔に挿入して前記ボビンの前記鍔状部に形成されている前記係合孔又は前記係合溝を含む前記挿通路に通し、前記第2刃通孔から外側に引き出すことができる構成としたことを特徴とするものである。
この発明に係る刈刃回転体を使用して例えば草刈り等の刈払作業をするときは、この刈刃回転体を刈払機の回転部に取り付けて使用することができる。そして、刈刃回転体を刈払機の回転部に取り付けるときは、ボビンがケースに伴って回転するようにボビンをケース内に装着した状態で、この刈刃回転体の略中心に設けられている取付孔に、例えばボルトやナット等の取付具を挿入して刈刃回転体を回転部に取り付けることができる。同様に、上記と逆の手順を行うことによって、このボビンをケースに装着した状態で、回転部に取り付けられている刈刃回転体をこの回転部から取り外すことができる。
ここで、この刈刃回転体を使用して刈払作業をするときは、ボビンに巻き付けられた可撓線状刃の両方の各端部を、第1刃通孔及び第2刃通孔にそれぞれ挿通して、この刈刃回転体の外側に所定長さだけ繰り出すように設定する。この状態で回転部を高速回転させることによって、可撓線状刃の両端部が遠心力で刈刃回転体から放射状に延びた状態で回転して草類を撫で斬り状に切断することができる。そして、例えば刈払作業によって可撓線状刃が損耗して短くなると、ボビンに巻かれた可撓線状刃を繰り出して刈払作業を継続することができる。
そして、この刈刃回転体のボビンに可撓線状刃を巻き付けるときは、ボビンをケース内に装着した状態で、まず、可撓線状刃の端部を、第1刃通孔に挿入してボビンの鍔状部に形成されている係合孔又は係合溝を含む挿通路に通し、しかる後に、第2刃通孔から外側に引き出す。次に、例えばこれら第1及び第2刃通孔から引き出された可撓線状刃の各端部の長さを揃えて、作業者がボビンを所定方向に回転させる。これによって、可撓線状刃をボビンに巻き付けることができる。そして、可撓線状刃の両方の各端部を第1及び第2刃通孔から所定長さだけ引き出した状態にする。このようにして、ボビンに可撓線状刃を巻き付けることができる。
なお、ボビンに可撓線状刃を巻き付けた後で、刈刃回転体を刈払機の回転部に取り付けて刈払作業を行うことができるし、刈刃回転体を刈払機の回転部に取り付けた後で、ボビンに可撓線状刃を巻き付けて刈払作業を行うことができる。
また、この発明に係る刈刃回転体において、前記挿通路に設けられ、前記第1刃通孔から挿入された可撓線状刃の端部を前記第2刃通孔に案内する突起又は溝部を含む案内部を備えるようにできる。
このようにすると、可撓線状刃をボビンに巻き付けるために、その端部を第1刃通孔から挿入して挿通路に通したときに、その端部を突起又は溝部を含む案内部によって案内することができ、従って、可撓線状刃の端部を確実に第2刃通孔から引き出せるようにすることができる。これによって、可撓線状刃を簡単にボビンに巻き付けることができる。
更に、この発明に係る刈刃回転体において、前記ボビンは、前記ケースに設けられている開口の中心軸に沿う昇降方向に移動自在であり、前記ボビンが前記ケースに装着された状態で前記刈刃回転体が回転しているときに、前記ボビンを昇降移動させることによって、前記ボビンに巻き付けられている可撓線状刃を前記第1及び第2刃通孔から所定長さだけ繰り出すことができる繰出し機構を備えるようにできる。
このようにすると、例えば刈払作業中に、刈刃回転体の第1及び第2刃通孔から繰り出されている可撓線状刃が損耗して短くなったときに、ボビンがケースに装着された状態で刈刃回転体が回転しているときに、作業者がボビンを昇降移動させることによって、ボビンに巻き付けられている可撓線状刃を第1及び第2刃通孔から所定長さだけ繰り出すことができる。よって、刈払機を停止させることなく、しかもボビンをケースから取り外す作業をせずに、刈払作業を継続しながら可撓線状刃を繰り出すことができる。
更に、この発明に係る刈刃回転体において、前記取付孔の下側開口を覆うカバーを、当該取付孔が形成されている前記ボビンに着脱自在に取り付けるようにできる。
このようにすると、刈払作業中に、取付孔の下側開口から例えば泥や土がこの取付孔内に進入することを防止できる。これによって、取付孔内に配置されるこの刈刃回転体の取付具の腐食や損傷等を防止できる。
この発明に係る刈刃回転体によると、ボビンをケースから取り外すことなく、ボビンがケースに伴って回転するようにケース内に装着した状態で、簡単に短時間で刈刃回転体を刈払機の回転部に対して着脱することができる構成としてある。従って、刈払作業のために、刈刃回転体を刈払機の回転部に着脱する手間と時間を削減でき、刈払作業を行う時間をその分だけ長い時間を確保できる。
以下、本発明に係る刈刃回転体の一実施形態を、図1〜図13を参照して説明する。この刈刃回転体11は、図1及び図5に示すように、草刈等の刈払作業に使用される可搬式の刈払機12の回転軸(回転部)13に取り付けて使用されるものであり、草等を刈るための切刃としての可撓線状刃(例えばナイロン製のコード刃)14が装着されて使用される。この刈刃回転体11は、図3(a)、(b)及び図4の平面図、正面図、及び底面図に示すように、外観が円盤状体である。そして、図1、図2、及び図5に示すように、刈刃回転体11は、上ケース15及び下ケース16と、この上ケース15及び下ケース16で形成される環状空間に可撓線状刃14が巻き付けられるボビン17と、このボビン17の下端部に形成されている操作部18に着脱自在に取り付けられているカバー19とを備えている。
上ケース15は、図1及び図5に示すように、合成樹脂製のケース本体20と、回転軸13を貫通させるための軸通孔24aを有する金属製の取付座24を備えている
ケース本体20は、図5(a)、(b)に示すように、円環状の上壁部20aと、上壁部20aの外周縁部から下方に延びる短円筒状の外筒壁部20bと、上壁部20aの内周縁部から下方に延びる短円筒状の内筒壁部20cとを有し、これら上壁部20a、外筒壁部20b、内筒壁部20c、及び後述する下ケース16によって環状空間が形成されている。
そして、外筒壁部20bには、それぞれ略矩形の枠状に形成された金属製の第1案内体21及び第2案内体22が装着され、これら各第1及び第2案内体21、22には、それぞれ第1刃通孔21a及び第2刃通孔22aが形成されている。これら各第1刃通孔21a及び第2刃通孔22aは、可撓線状刃14を外側に引き出すことができるものである。
第1及び第2案内体21、22は、図5(a)に示すように、外筒壁部20bの互いに対向する箇所に取り付けられている。また、この外筒壁部20bには、図5(b)に示すように、上ケース15と下ケース16とを係合させるための2つの第1ロック片23、23が形成されている。
取付座24は、図5(a)、(b)に示すように、中心に軸通孔24aを有する円板状体であり、内筒壁部20cの上端部に固定して取り付けられている。
下ケース16は、合成樹脂製であり、図5(b)に示すように、円板状の底壁部25を有し、その中心には開口25aが形成されている。ボビン17の操作部18は、この開口25aに挿通して外側下方に突出している。そして、下ケース16の外周部には、上ケース15に設けられている2つの第1ロック片23、23が係合される2つの第1被ロック部26、26が形成されている。また、図1及び図5(a)に示すように、底壁部25の外周部には、鉛直上方に向かって延びる中間壁部27が2箇所に形成されている(2つの第1被ロック部26が形成されていない部分)。これら各中間壁部27に第1及び第2案内体21、22がそれぞれ装着されている。
ボビン17は、合成樹脂製であり、図6及び図7に示すように、刃巻部28と、操作部18とを備えている。刃巻部28は、短円筒状の巻付け部29を有し、この巻付け部29の外周面に上鍔状部30、中鍔状部31、及び下鍔状部32が設けられている。この上鍔状部30は、巻付け部29の上端部に配置され、中鍔状部31は巻付け部29の中央に配置されている。そして、下鍔状部32は、巻付け部29の下端部に配置されている。また、巻付け部29は、図5(a)に示すように、その上端開口内に上ケース15の内筒壁部20cが嵌合されるように形成されている。
また、中鍔状部31は、図6(a)、(b)、(c)に示すように、2つの上段部33と、2つの下段部34を備えている。これら上段部33及び下段部34は、中鍔状部31の周方向に沿って交互に配置され、それぞれが約90度ずつの範囲に亘って形成されている。そして、図6(a)の平面図に示すように、時計方向のコード巻き方向において、2つの各下段部34から各上段部33に移り変わる2つの各傾斜部35には、係合孔36が形成されている。
この2つの係合孔36は、図8に示すように、第1刃通孔21a(又は第2刃通孔22a)から挿入された可撓線状刃14を挿通するためのものであり、この係合孔36に通された可撓線状刃14は、第2刃通孔22a(又は第1刃通孔21a)に通されて外側に引き出される。2つの各係合孔36は、可撓線状刃14を挿通することができる十分な大きさに形成されている。ただし、各傾斜部35に係合孔36を形成したが、これに代えて、係合溝(図示せず)を形成してもよい。この係合溝は、中鍔状部31の外周縁側に開口する形状である。
つまり、図8に示すように、第1案内体21と第2案内体22との略中間位置に係合孔36が配置されるようにボビン17を回転移動させた状態で、第1刃通孔21aと第2刃通孔22aとを接続するように、刈刃回転体11内には、可撓線状刃14の挿通路37が形成されている。この挿通路37は、第1挿通路38、係合孔36、及び第2挿通路39を備えている。第1挿通路38は、ボビン17の上鍔状部30の下面、中鍔状部31の下段部34の上面、巻付け部29の外面、上ケース15の外筒壁部20bの内面、及び下ケース16の中間壁部27の内面によって形成されている。第2挿通路39は、中鍔状部31の上段部33の下面、下鍔状部32の上面、巻付け部29の外面、上ケース15の外筒壁部20bの内面、及び下ケース16の中間壁部27の内面によって形成されている。
また、図8及び図1に示すように、下ケース16の2つの各中間壁部27の内面には、案内部40が設けられている。この案内部40は、第1刃通孔21a(又は第2刃通孔22a)から挿入されて係合孔36を通り抜けてきた可撓線状刃14の先端部を第2刃通孔22a(又は第1刃通孔21a)に案内するためのものであり、突起の傾斜上縁として形成されている。この案内部40(傾斜上縁)が、可撓線状刃14の先端部を第2刃通孔22aに案内することができる。
ただし、案内部40を突起として形成したが、溝部(図示せず)として形成してもよい。案内部40を溝部とするときは、図8に示すように、係合孔36を通り抜けてきた可撓線状刃14の先端部が中間壁部27の内面に当接したときに、その先端部を第2刃通孔22a(又は第1刃通孔21a)に向かうように、図8に示す案内部40を設けると共に、この案内部40と間隔を隔ててその上方位置に別個の上部案内部を設けるようにするとよい。このようにすると、可撓線状刃14の先端部が中間壁部27の内面に当接したときに、その先端部が上下方向にずれないようにして第2刃通孔22a(又は第1刃通孔21a)に案内することができ、可撓線状刃14の先端部を確実に第2刃通孔22a(又は第1刃通孔21a)に挿通させることができる。
次に、図5(a)、(b)等を参照して、ボビン17の下端部に設けられている操作部18を説明する。操作部18は、外筒壁部18aと、内筒壁部18bとを備えており、これら外筒壁部18a及び内筒壁部18bの下端部は互いに結合している。外筒壁部18aは、略短円筒形状であり、その上端部が巻付け部29の下端部と結合しており、下ケース16の円形開口25aに挿通して外側下方に突出している。そして、内筒壁部18bは、図6(a)に示すように略短六角筒形状であり、内孔である取付孔41には、カバー19の中央上面に突設されている連結筒42が嵌合している。この取付孔41は、回転軸(雄ねじが形成されている軸)13に螺合するナット等の取付具43が通る大きさに形成されている。また、連結筒42は、略短六角筒形状である。
次に、この刈刃回転体11が備える可撓線状刃14の繰出し機構44を図1及び図2を参照して説明する。この繰出し機構44は、それぞれ複数の上係止爪45、下係止爪46、上規制爪47、及び下規制爪48を備えている。
複数の上係止爪45は、図1に示すように、上鍔状部30の上面の内周縁部に沿って所定のピッチで突設されている。そして、これら複数のそれぞれの上係止爪45と係合されるように、図2(b)に示すように、上ケース15の上壁部20aの下面に複数の上規制爪47が突設されている。
複数の下係止爪46は、図2(a)に示すように、下鍔状部32の下面の内周縁部に沿って所定のピッチで突設されている。これら複数の下係止爪46は、上係止爪45に対して周方向に所定寸法(角度)だけずらした状態で配置されている。そして、これら複数のそれぞれの下係止爪46と係合されるように、図1に示すように、下ケース16の底壁部25の上面に複数の下規制爪48が突設されている。これら上係止爪45、下係止爪46、上規制爪47、及び下規制爪48のそれぞれのピッチは同一である。
このように形成された図5(a)、(b)に示すボビン17は、互いに係合する上ケース15及び下ケース16に対して、回転軸13を中心にして回動自在であって、回転軸13と平行する上下方向に移動自在となっている。
そして、操作部18の外筒壁部18aと内筒壁部18bとの間に形成されている円環状の溝には、第1ばね49の下端部が装着され、この第1ばね49の上端部は、取付座24の下面に当接している。この第1ばね49のばね力によって、ボビン17が下方に付勢されて、図5(a)、(b)に示す下降位置に移動している。
ボビン17が下降位置に移動しているときは、図5(a)、(b)に示すように、ボビン17の下鍔状部32の下面が下ケース16の上面と当接し、ボビン17の下係止爪46が下ケース16の下規制爪48と係合できる状態となっている。そして、ボビン17の上鍔状部30の上面が上ケース15の上壁部20aの下面から引き離されており、ボビン17の上係止爪45が上ケース15の上規制爪47と係合できない状態となっている。
そして、図11に示すように、操作部18を、第1ばね49のばね力に抗して下から押圧して上昇位置に移動させると、ボビン17の下鍔状部32の下面が下ケース16の上面から引き離され、ボビン17の下係止爪46が下ケース16の下規制爪48と係合できない状態となる。そして、ボビン17の上鍔状部30の上面が上ケース15の上壁部20aの下面と接近しており、ボビン17の上係止爪45が上ケース15の上規制爪47と係合できる状態となる。
次に、図5、図9及び図10等を参照して、ボビン17の操作部18に装着されているカバー19を説明する。このカバー19は、操作部18に対して着脱自在であり、図5(a)は、カバー19を操作部18に装着した状態を示し、図9(b)は、カバー19を操作部18から取り外した状態を示している。カバー19は、図5(a)に示すように、下ケース16よりも少し大きい円板状のカバー本体50を有し、このカバー本体50の中心に開口50aが形成されている。また、カバー19には、カバー本体50を操作部18に対して着脱するためのカバー着脱機構51を備えている。
カバー着脱機構51は、図5(a)に示すように、連結筒42、第2ロック片52、第2被ロック部53、解除部54、及び解除凸部55を備えている。
連結筒42は、カバー本体50の略中心に形成された開口縁部の上面に設けられ、短六角筒形状に形成されている。この連結筒42の側壁には、例えば3つの矩形の開口が周方向に120°間隔で形成されている。これら各開口を形成する上縁部が第2被ロック部53である。そして、これら3つの各第2被ロック部53と係合するように、操作部18の内筒壁部18bには、3つの第2ロック片52が形成されている。
また、図9(a)、(b)に示すように、連結筒42内には、略短円柱形の解除部54が昇降自在に配置されている。この解除部54の外周面の3箇所には、解除凸部55が設けられている。これら3つの解除凸部55は、図9(a)に示すように、解除部54を下降位置から上昇位置に移動させることによって、3つの各第2被ロック部53に係合する3つの各第2ロック片52を各第2被ロック部53から解除することができるものである。この解除された状態で、図9(b)に示すように、カバー19を下方に移動させて操作部18から取り外すことができる。
なお、図5(a)に示すように、刈払作業中に解除凸部55が下降位置から上昇位置に移動することを防止するために、解除凸部55を下降位置に付勢するための第2ばね56が設けられている。第2ばね56は、下端部が解除部54の上面に形成された凹部に装着され、上端部が回転軸13に螺合するナット等の取付具43に当接している。
上記のように構成された刈刃回転体11を使用して例えば草刈り等の刈払作業をするときは、図5(a)、(b)に示すように、この刈刃回転体11を刈払機12の回転軸13に取り付けて使用することができる。そして、刈刃回転体11を刈払機12の回転軸13に取り付けるときは、例えばまず、図9(a)に示すように、ボビン17が互いに係合する上ケース15及び下ケース16に伴って回転するようにボビン17を上下のケース15、16内に装着した状態で、作業者がカバー着脱機構51を操作してカバー19をボビン17の操作部18から取り外す。
つまり、作業者は、ボビン17を上下のケース15、16から取り外す必要がないが、カバー19を上下のケース15、16から取り外す必要がある。まず、図9(a)に示すように、作業者は、下降位置にある解除部54を、第2ばね56のばね力に抗して指等で押し上げて上昇位置に移動させる。解除部54を上昇位置に移動させると、解除凸部55が第2被ロック部53に係合する第2ロック片52を外方に押し拡げて非係合状態にすることができる。そして、この状態で、図9(a)に示すように、カバー19を引き下げることによってカバー19の連結筒42をボビン17の操作部18から引き抜くことができ、カバー19を取り外すことができる(図9(b))。
次に、図10に示すように、上ケース15に形成されている軸通孔24aに刈払機12の回転軸13を挿通し、更に、ボビン17の操作部18に形成されている取付孔41内に、その下方からナット等の取付具43を挿入してその取付具43を回転軸(雄ねじ部)13に螺合させて締結する。これによって、カバー19が取り外されている刈刃回転体11を刈払機12の回転軸13に取り付けることができる。
次に、図10及び図11に示すように、カバー19の連結筒42を操作部18に形成されている取付孔41に下方から挿入して、第2ロック片52を第2被ロック部53に係合させることによって係合状態にすることができる。このようにして、ボビン17が互いに係合する上下のケース15、16に伴って回転するように、ボビン17を上下のケース15、16内に装着した状態で、刈刃回転体11を回転軸13に取り付けることができる。
同様に、上記と逆の手順を行うことによって、このボビン17が、互いに係合する上下のケース15、16内に装着されている状態で、回転軸13に取り付けられている刈刃回転体11をこの回転軸13から取り外すことができる。よって、刈払作業のために、刈刃回転体11を刈払機12の回転軸13に着脱する手間と時間を削減でき、刈払作業を行う時間をその分だけ長い時間を確保できる。
次に、この刈刃回転体11を使用して刈払作業をするときは、図8に示すように、この可撓線状刃14の両方の各端部を、第1刃通孔21a及び第2刃通孔22aから引き出した状態にして、可撓線状刃14をボビン17に巻き付ける。そして、可撓線状刃14の両端部を、この刈刃回転体11の外側に所定長さだけ引き出した状態に設定する。
なお、刈刃回転体11のボビン17に対する可撓線状刃14の巻付けは、例えば図5に示すように、刈刃回転体11を刈払機12の回転軸13に取り付けた状態で行うことができるし、図3(a)、(b)に示すように、刈刃回転体11を刈払機12の回転軸13から取り外した状態で行うこともできる。
つまり、まず、図8に示すように(図8は、上ケース15及びカバー19を省略した状態を示す刈刃回転体11の一部省略斜視図である。)、ボビン17を、互いに係合する上下のケース15、16内に装着した状態であって、係合孔36が第1刃通孔21aと第2刃通孔22aとの間の略中間位置に配置されるように、作業者がカバー19を所定の可撓線状刃14の巻き方向(図6(a)に示すコード巻き方向)に回転させる。
なお、カバー19を所定の可撓線状刃14の巻き方向に回転させるときは、図5(a)に示すカバー19を第1ばね49のばね力に抗して少し押し上げて、下係止爪46と下規制爪48とを非係合状態にする。このとき、上係止爪45と上規制爪47との非係合状態を維持するようにする。
次に、図8に示すように、作業者が第1刃通孔21aから第1挿通路38内を覗きながら、可撓線状刃14の端部を、第1刃通孔21aに挿入してボビン17の上鍔状部30と中鍔状部31との間に形成されている第1挿通路38に挿通する。更に、可撓線状刃14の端部を、中鍔状部31に形成されている係合孔36に通して、中鍔状部31と下鍔状部32との間に形成されている第2挿通路39に挿通する。そして、可撓線状刃14の端部を、下ケース16の中間壁部27の内面に当接させて、この内面に形成された案内部40に案内させて第2刃通孔22aから外側に引き出すようにする。
このように、可撓線状刃14の端部を案内部40によって案内することができるので、可撓線状刃14の端部を確実に第2刃通孔22aから引き出すことができる。これによって、可撓線状刃14をボビン17に巻き付ける状態にすることができる。
次に、これら第1及び第2刃通孔21a、22aから引き出された可撓線状刃14の各端部の長さを揃えて、作業者が、上記と同様にしてカバー19を所定の可撓線状刃14の巻き方向に回転させる。このとき、図8に示すように、可撓線状刃14は、係合孔36に挿通しているので、カバー19を所定の可撓線状刃14の巻き方向と逆方向に回転させると、第1刃通孔21aから引き出されている側の部分は、上鍔状部30と中鍔状部31との間に巻き付けることができる。そして、第2刃通孔22aから引き出されている側の部分は、中鍔状部31と下鍔状部32との間に巻き付けることができる。
このようにして、可撓線状刃14の両方の各端部を第1及び第2刃通孔21a、22aから所定長さだけ引き出した状態にして、この刈刃回転体11を刈払機12の回転軸13に取り付けて刈払作業に使用することができる。
この状態で回転軸13を、図3(a)に示す回転方向に高速回転させることによって、可撓線状刃14の両端部が遠心力で刈刃回転体11から放射状に延びた状態で回転して草類を撫で斬り状に切断することができる。
次に、図5(a)、図11、図12及び図13等を参照して、この刈刃回転体11が備える可撓線状刃14の繰出し機構44、及び刈刃回転体11が回転する原理を説明する。この繰出し機構44は、図5(a)に示すように、例えば刈払作業によって、第1及び第2刃通孔21a、22aから引き出されている可撓線状刃14のそれぞれの端部が損耗して短くなったときに、刈払機12を停止させずにボビン17に巻かれた可撓線状刃14を自動的に繰り出して刈払作業を継続することができるようにするものである。
図5(a)は、刈払作業を行うことができる状態であり、図12(a)は、図5(a)の状態を模式的に表している。ボビン17は、第1ばね49のばね力によって下降位置に移動しており、下係止爪46と下規制爪48とが互いに係合して係合状態となっている。このようにボビン17が下降位置の状態では、刈払機12の回転軸13の回転力が上ケース15、下ケース16、下規制爪48、及び下係止爪46に伝達され、ボビン17、上ケース15、及び下ケース16を高速で回転させて刈払作業をすることができる。
次に、第1及び第2刃通孔21a、22aから引き出されている可撓線状刃14のそれぞれの端部が損耗して短くなったときは、図11に示すように(図12(b)は、図11の状態を模式的に表している。)、この刈払回転体11が高速で回転する状態で、刈刃回転体11の下面に取り付けられているカバー19を地面に叩きつける。これによって、ボビン17が第1ばね49のばね力に抗して下降位置から上昇位置に移動するので、下係止爪46と下規制爪48とが非係合状態となって、上下のケース15、16の回転がボビン17に伝達されない状態となり、上下のケース15、16が高速で回転し続けるが、ボビン17は減速して低速回転となる。ただし、この際に上係止爪45と上規制爪47とが互いに係合可能な状態となる。
図13(a)は、上下のケース15、16の回転位置が、ボビン17の回転位置よりもP1だけ進んだ状態を示している。これによって、ボビン17に巻き付けられている可撓線状刃14の端部が、自動的に所定長さP1に対応する長さだけ第1及び第2刃通孔21a、22aからそれぞれ繰り出される。ただし、図13(a)に示すように、上下のケース15、16の回転位置が、ボビン17の回転位置よりもP1だけ進んだ状態で、上係止爪45と上規制爪47とが互いに係合して、上下のケース15、16とボビン17とが同一の高速度で回転するので、可撓線状刃14の端部が、所定長さ以上に第1及び第2刃通孔21a、22aから繰り出されないようにすることができる。
図13(b)は、カバー19が地面から引き離されて、カバー19が第1ばね49のばね力によって上昇位置から下降位置に移動した状態を示している(図5(a)参照)。この状態では、上係止爪45と上規制爪47とが非係合状態となるが、下係止爪46と下規制爪48とが係合可能な状態となり、図12(a)に示すように、下係止爪46と下規制爪48とが係合することによって、上下のケース15、16に伴って、ボビン17が高速で回転することができる。
このようにして、ボビン17を上下のケース15、16から取り外す作業をせずに、ボビン17に巻き付けられている可撓線状刃14の端部を、自動的に所定長さだけ第1及び第2刃通孔21a、22aからそれぞれ繰り出させることができ、刈払作業を継続して行うことができる。
また、図5(a)に示すように、刈刃回転体11の下面に開口する取付孔41を覆うように、カバー19をこの取付孔41に取り付けているので、刈払作業中に、取付孔41の下側開口から例えば泥や土がこの取付孔41内に進入することを防止できる。これによって、取付孔41内に配置されるこの刈刃回転体11のナット等の取付具43、及び回転軸13の腐食や損傷等を防止できる。
ただし、上記実施形態では、図5(a)に示すように、可撓線状刃14の繰出し機構44を設けて自動的に可撓線状刃14の端部を繰り出すことができる構成としたが、これ以外の繰り出し機構を設けた構成としてもよい。
そして、上記実施形態では、図5(a)に示すように、刈刃回転体11の下面にカバー19を着脱自在に取り付けた構成としたが、このカバー19を省略してもよい。
また、上記実施形態では、図5(a)に示すように、刈払機12の回転軸(雄ねじ部)13にナット等の取付具43を螺合させることによって、この刈刃回転体11を刈払機12に取り付ける例を示したが、これ以外にも、刈払機12の回転軸(雌ねじ部)にボルトを螺合させることによって、刈刃回転体を回転軸に取り付ける構成の刈払機に本発明を適用することができる。
以上のように、本発明に係る刈刃回転体は、ボビンをケースから取り外すことなく、ボビンをケースに伴って回転するようにケース内に装着した状態で、簡単に短時間で刈刃回転体を、刈払機の回転部に取り付けたり取り外すことができる優れた効果を有し、このような刈刃回転体に適用するのに適している。
この発明の一実施形態に係る刈刃回転体を示す分解斜視図である。 同実施形態に係る刈刃回転体が備えるボビン及び上ケースを示す図であり、(a)はボビンの斜視図、(b)は上ケースの斜視図である。 同実施形態に係る刈刃回転体を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 同実施形態に係る刈刃回転体を示す底面図である。 同実施形態に係る刈刃回転体を示す図であり、(a)はA−A断面図、(b)はB−B断面図である。 同実施形態に係る刈刃回転体が備えるボビンを示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 同実施形態に係る刈刃回転体が備えるボビンを示す図であり、(a)はC−C断面図、(b)はD−D断面図である。 同実施形態に係る刈刃回転体に可撓線状刃を挿通する作業を説明するための刈刃回転体の部分省略斜視図である。 同実施形態に係る刈刃回転体からカバーを取り外す手順を説明するための図であり、(a)はカバーの解除部を押し上げた状態を示す刈刃回転体の縦断面図、(b)はカバーを刈刃回転体から取り外した状態を示す刈刃回転体の縦断面図である。 同実施形態に係る刈刃回転体にカバーを取り付ける状態を示す刈刃回転体の縦断面図である。 同実施形態に係る刈刃回転体のカバー及びボビンが上昇位置に移動した状態を示す縦断面図である。 同実施形態に係る刈刃回転体が備える可撓線状刃の繰出し機構を説明するための図であり、(a)はボビンが下降位置にあり、下係止爪と下規制爪との係合状態を示す模式図、(b)はボビンが上昇位置にあり、下係止爪と下規制爪との非係合状態を示す模式図である。 同実施形態に係る刈刃回転体が備える可撓線状刃の繰出し機構を説明するための図であり、(a)はボビンが上昇位置にあり、上係止爪と上規制爪との係合状態を示す模式図、(b)はボビンが下降位置にあり、下係止爪と下規制爪との係合可能な状態を示す模式図である。 従来の刈刃回転体の一例を示す図であり、(a)はボビンが上昇位置にある状態を示す縦断面図、(b)はボビンが下降位置にある状態を示す縦断面図である。
符号の説明
11 刈刃回転体
12 刈払機
13 回転軸(回転部)
14 可撓線状刃
15 上ケース
16 下ケース
17 ボビン
18 操作部
18a 外筒壁部
18b 内筒壁部
19 カバー
20 ケース本体
20a 上壁部
20b 外筒壁部
20c 内筒壁部
21 第1案内部
21a 第1刃通孔
22 第2案内部
22a 第2刃通孔
23 第1ロック片
24 取付座
24a 軸通孔
25 底壁部
25a 開口
26 第1被ロック部
27 中間壁部
28 刃巻部
29 巻付け部
30 上鍔状部
31 中鍔状部
32 下鍔状部
33 上段部
34 下段部
35 傾斜部
36 係合孔
37 挿通路
38 第1挿通路
39 第2挿通路
40 案内部
41 取付孔
42 連結筒
43 取付具
44 繰出し機構
45 上係止爪
46 下係止爪
47 上規制爪
48 下規制爪
49 第1ばね
50 カバー本体
50a 開口
51 カバー着脱機構
52 第2ロック片
53 第2被ロック部
54 解除部
55 解除凸部
56 第2ばね

Claims (4)

  1. ケースと、このケース内に装着され可撓線状刃が巻き付けられるボビンと、前記ケースに形成され前記ボビンに巻き付けられた可撓線状刃が挿通される第1刃通孔及び第2刃通孔とを備え、刈払機の回転部に取り付けて使用される刈刃回転体において、
    前記ボビンを前記ケースに伴って回転するように前記ケース内に装着した状態で、前記刈刃回転体を前記回転部に対して着脱できるようにするためのものであって、前記刈刃回転体の略中心に取付具を挿入できるように前記ボビンに設けられた取付孔と、
    前記ケース内に設けられ、前記取付孔を回避するように前記ボビンの外面に沿って形成されていると共に、前記第1刃通孔と前記第2刃通孔とを接続する可撓線状刃の挿通路とを備え、
    前記ボビンは、前記ケースに対して回動自在であって鍔状部を有し、この鍔状部には前記可撓線状刃が挿通されて係合される係合孔又は係合溝が形成され、前記係合孔又は係合溝は、前記挿通路に設けられ、更に、
    可撓線状刃の端部を、前記第1刃通孔に挿入して前記ボビンの前記鍔状部に形成されている前記係合孔又は前記係合溝を含む前記挿通路に通し、前記第2刃通孔から外側に引き出すことができる構成としたことを特徴とする刈刃回転体。
  2. 前記挿通路に設けられ、前記第1刃通孔から挿入された可撓線状刃の端部を前記第2刃通孔に案内する突起又は溝部を含む案内部を備えることを特徴とする請求項1記載の刈刃回転体。
  3. 前記ボビンは、前記ケースに設けられている開口の中心軸に沿う昇降方向に移動自在であり、
    前記ボビンが前記ケースに装着された状態で前記刈刃回転体が回転しているときに、前記ボビンを昇降移動させることによって、前記ボビンに巻き付けられている可撓線状刃を前記第1及び第2刃通孔から所定長さだけ繰り出すことができる繰出し機構を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の刈刃回転体。
  4. 前記取付孔の下側開口を覆うカバーを、当該取付孔が形成されている前記ボビンに着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の刈刃回転体。
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