JP4531921B2 - 距離測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、距離測定装置、特に、2つの撮像手段を用いて得た2つの画像に基づいて撮像対象までの距離を測定する距離測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、道路交通分野等において、道路上に存在する様々な物体までの距離を確実に検出することが要望されている。
【0003】
離れた物体までの距離を測定する方法としては、超音波やレーザ等の送受信を行うことにより物体の存在有無の検出や距離測定を行うものや、左右に離れて配置された2台のカメラで撮影した2つの画像を用いて、三角測量の原理に基づいてステレオ画像処理を行って物体の存在有無の検出や距離測定を行うものや、2台のカメラを備えたステレオ視力メラで同一領域を撮影した画像をステレオ画像処理することで、物体を認識し、物体の存在有無の検出や物体までの距離を検出するもの等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者の超音波やレーザ等を用いた方法では、短いフレームレートで広い視野を得ることは困難であるという問題がある。この時、仮に広い視野で検出を行うと検出精度が低下してしまう。また、後者の場合、広い視野の取得は容易であるが、ステレオ画像処理を行う場合、取得した画像の全領域に対して距離測定のための画像処理を行う必要があるので、処理装置の負荷が増大すると共に、処理時間も増大してしまうという問題がある。特に、移動体に対する距離測定を行う場合、処理が画像の変化に追いつかず、十分な検出作業ができないという問題もある。
【0005】
本発明は上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、容易かつ迅速に物体までの距離を高精度で検出することのできる距離測定装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、基準面に対して所定距離離間して配置された2つの撮像手段によって取得した2つの画像に基づいて、撮像対象までの距離を測定する距離測定装置であって、2つの撮像手段の各撮像面に同一の基準画像が結像するように、前記撮像面の位置を調整する調整手段と、調整後の撮像手段で取得した各画像の比較を行う比較手段と、を有し、前記比較手段による比較の結果、各画像に画像ずれが存在する場合には基準面上に撮像対象が存在すると認識し、各画像に画像ずれが存在しない場合には基準面上に撮像対象が存在しないと認識する対象認識手段と、前記対象認識手段が基準面上に撮像対象が存在すると認識した場合に、認識した撮像対象の同一部分を含む測距領域を各画像上に設定する領域設定手段と、設定した測距領域のみに対して距離測定を行う距離設定手段と、を含むことを特徴とする。
【0008】
ここで、撮影対象とは、例えば、基準面上に存在する独立した物体であってもよいし、基準面に形成された凹凸でもよく、基準面に対して高低差を有するものでもよい。
【0009】
この構成によれば、対象認識手段によって認識された測定対象に関して測距領域が設定され、その測距領域に対してのみ距離測定が実施されるので、確実に撮像対象が認識されると共に、画像処理の対象を必要最小限に抑えることができるので距離測定を軽負荷で容易かつ迅速に行うことができる。
【0010】
また、上記目的を達成するために、本発明は、上記構成において、前記対象認識手段は、2つの撮像手段の各撮像面に同一の基準画像が結像するように、前記撮像面の位置を調整する調整手段と、調整後の撮像手段で取得した各画像の比較を行う比較手段と、を有し、前記比較手段による比較の結果、各画像に画像ずれが存在する場合に、基準面上に撮像対象が存在すると認識することを特徴とする。
【0011】
基準面に対して所定距離離間して配置された2つの撮像手段に対して、2つの撮像手段の各撮像面に同一の基準画像(例えば基準面上のマーク等)が結像するように前記撮像面の位置を調整した後、撮像を行うと、基準面上で高低差を有する撮像対象が存在する場合、その撮像対象は異なる方向から撮像されることになり、個々の撮像面に結像する画像は互いに位置ずれ(画像ずれ)を起こす。
【0012】
この構成によれば、前記画像ずれは、比較手段によって、両画像を比較する(例えば画像濃度の差分等を取る)ことにより認識することが可能であり、撮像対象が存在することを検出できる。
【0013】
また、上記目的を達成するために、本発明は、上記構成において、前記距離測定手段は、設定された測距領域内における前記画像ずれ量に基づいて、撮像手段から撮像対象までの距離測定を行うことを特徴とする。
【0014】
基準面に対して所定距離離間して配置された2つの撮像手段によって、取得した2つの画像は撮像面において、撮像手段の中心間距離(具体的には撮像手段のレンズ中心間距離)と、焦点距離、撮像対象までの距離の関数で表すことができる。従って、画像ずれ量を認識することにより撮像手段から撮像対象までの距離を得ることができる。
【0015】
また、上記目的を達成するために、本発明は、上記構成において、前記距離測定手段は、各測距領域をシフトして両画像のマッチングを行った時のシフト量に基づいて、撮像手段から撮像対象までの距離測定を行うことを特徴とする。
【0016】
ここで、両画像のマッチングは、例えば、撮像面に結像した両画像を重ね合わせた時の一致度等を参照することにより行うことができる。この構成によれば、容易に画像ずれ量を認識することが可能になり、撮像手段から撮像対象までの距離を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、実施形態という)を図面に基づき説明する。図1には、本実施形態の距離測定装置10の構成概念を示すブロック図が示されている。
【0018】
本実施形態の距離測定装置10は、基準面Aに対して所定距離離間して(例えば上方位置)配置された2つの撮像手段としてのCCDカメラ12,14を有している。このCCDカメラ12,14は、図2に示すように、撮像面であるCCD12a,14a及びレンズ12b,14bを含んでいる。図1に戻り、距離測定装置10は、前記CCD12a,14aの位置を調整する調整手段としての調整部16と、CCDカメラ12,14で、それぞれ撮像された2つの画像に対して画像処理を行い、撮像対象までの距離を測定する画像処理部18を含んでいる。なお、本実施形態では、撮像対象とは高さHを有する物体Mであり、距離とは、撮像手段に含まれるレンズ12b,14bの厚み中心から物体M上端面までの距離とする。
【0019】
前記画像処理部18は、CCDカメラ12,14からの各画像に含まれる誤差をそれぞれ補正する補正手段としてのローパスフイルタ20,22と、2つの画像の濃度値を比較する比較手段としてのコンパレータ24と、取得した各データを処理するデータ処理部26と、を含んでいる。さらに、前記データ処理部26は、撮像対象である物体Mの存在認識を行う対象認識部(対象認識手段)28、この存在認識の結果、撮像面上に前記物体Mの含まれる領域を設定する領域設定部(領域設定手段)30、さらに、具体的に物体Mまでの距離の測定を行う距離測定部(距離測定手段)32等を含んでいる。
【0020】
図2に示すように、CCDカメラ12,14は、レンズ12b,14bの光軸が基準面Aに対して垂直で、かつ、CCD12a,14aが基準面Aに対して平行になるように設置される。そして、調整部16は、CCD12a,14aの位置を検出し、CCD12a,14aに同一領域の基準画像(例えば、基準面A上のマーク等)が結像するように、CCD12a,14aのいずれか、または両方の位置を基準面Aと平行方向に移動制御するものである。
【0021】
CCD12a,14aに結像された画像信号は画像処理部18のローパスフイルタ20,22に供給される。ここでは、CCDカメラ12,14から出力される画像の低周波成分のみを通過させ、コンパレータ24に出力する。このコンパレータ24は、前記ローパスフイルタ20,22を介して得られる2つの画像の濃度値の差分を検出するものであり、コンパレータ24で得られた差分画像は、データ処理部26に提供される。データ処理部26に含まれる対応認識部28は、コンパレータ24からの差分画像の濃度値を用いて、2つのCCDカメラ12,14で取得した2つの画像にずれ(画像ずれ)が有るか否かを判別し、2つの画像にずれが有ると判別した場合に、基準面Aに物体Mが存在すると認識する。
【0022】
次に、画像ずれに基づく、物体Mの認識に関して説明する。図2に示すように、基準面Aからレンズ12b,14bまでの距離をR、レンズ12bとレンズ14bとの間の距離をB、レンズ12b,14bからCCD12a,14aまでの距離、即ち、各レンズ12b,14bの焦点距離をfとすると、CCD12aに結像する基準画像とCCD14aに結像する基準画像とのずれ量XRは、
XR=(B×f)/R ・・・・(式1)
と表すことができる。従って、図1における調整部16で、(式1)に示したずれ量XRだけ、CCD12a又はCCD14aのいずれか一方または両方の位置を基準面Aに対して平行に移動させることで、距離Rにおける基準面A上のずれ量XRを0に設定する、即ち、視差を0にすることができる。これにより、CCD12a,14aに対して基準面Aの同一領域の画像をCCD12a,14aの同一位置に結像させることができる。
【0023】
つまり、レンズ間距離B及び焦点距離fが固定されれば、距離Rと画像ずれ量XRとは、一対一で対応することになる。
【0024】
従って、調整部16によりCCD12a,CCD14aの位置を移動制御した後、基準面Aを2つのCCDカメラ12,14で撮影した時、基準面A上に高さHの物体Mが有れば、得られた2つの画像における物体Mの位置(上面位置)は距離Rに対して変化することになり、画像ずれ量XRが生じることになる。
【0025】
例えば、CCD12a,14aに対して、基準面Aに存在する高さHの物体Mの上面の画像を結像させたときのずれ量をXHとすると、
XH=(B×f)/(R−H) ・・・・・・(式2)
と表すことができる。
【0026】
(式1)で示した基準面Aの画像をCCD12a,N14aに結像させるときのずれ量XRは0となるように、CCD12a,14aの位置が調整されていることを考慮すると、2つのCCD12a,14aに結像された画像の物体Mのずれ量Xは、(式1)、(式2)より、
X=XH−XR
=H(B×f)/R(R−H) ・・・(式3)
で表すことができる。これにより、基準面AからHの距離だけ離れた上面Pでは、視差にXHのずれが生じることになる。
【0027】
上述の説明を具体的に図示する。例えば、図1の物体Mを撮影したとき、コンパレータ24に入力されるCCDカメラ12で撮影された画像が図3(a)であり、CCDカメラ14で撮影された画像が図3(b)であるとすると、コンパレータ24から出力される差分画像は、図3(c)に示すものとなる。図3(c)に示す差分画像の斜線で示す領域M1,M2は、図3(a)の画像と図3(b)の画像との対応する領域の濃度値の差分をとることで残った部分である。即ち、2つの画像における物体Mのずれ部分である。また、点線で示す領域M3は、上述したように2つの画像の濃度値の差分をとることで消失した部分である。
【0028】
データ処理部26の対象認識部28は、コンパレータ24から入力された差分画像に関して、領域M1,M2が残っている場合、すなわち、画像ずれが存在する場合、基準面A上にある高さを有する物体Mが存在すると判断する。一方、領域M1,M2が残っていない場合、すなわち、コンパレータ24における比較の結果、画像が全て一致して、差分が存在せず、画像ずれがないと判断できる場合、基準面A上には、高さを有する物体Mは存在しないと判断することができる。
【0029】
なお、上述の説明では、基準面A上に独立した物体Mが存在するか否かを判断しているが、基準面Aから突出した凸部の検出や基準面Aに対して窪んだ凹部の検出も同様に行うことができる。この場合、(式2)の分母は、(R+H)となる。
【0030】
このように、調整部16により、2つのCCDカメラ12,14内のCCD12a,14aに基準面Aの同一領域の基準画像が結像するように、CCD12a,14aの位置を予め移動制御した後、撮影した2つの画像の画像ずれの有無を検出することで、基準面A上に存在する物体Mの存在の有無を簡易な処理で、正確に得ることができる。なお、2つの画像の濃度値を比較するので、画像ずれの有無を正確に検出可能であり、さらに、ローパスフイルタ20,22で画像の低周波成分のみを用いてコンパレータ24で差分をとることで、差分画像の階調数を減らし、濃度値による画像のずれの誤検出を低減することができる。
【0031】
本実施形態においては、画像処理部18は、さらに、内部に含む距離測定部32を用いて、物体Mまでの距離、または物体Mの高さH(或いは奥行き)等を測定している。
【0032】
図4には、上述した物体Mの存在検出を含む画像処理部18の処理手順のフローチャートが示されている。まず、画像処理部18のデータ処理部26に含まれる対象認識部28は、CCDカメラ12,14から提供される画像の読み込みを行い(S100)、上述した手順により物体Mが存在するか否かの検出を行う(S101)。そして、対象認識部28が物体Mの存在を認識した場合、領域設定部30は、図5(a),(b)に示すように、CCD12a,14aの撮像面に距離測定処理を行うために測距領域34a,34bを設定する(S102)。ここで設定される測距領域34a,34bの大きさは、例えば、(S101)で物体検出を行う際に差分を取った領域(M1,M2,M3)を包含する領域(好ましくは、M1,M2,M3を含む領域より所定量大きな領域)、ただし、撮像面上で同じアドレスで構成される領域を設定する。図5(a),(b)においては、物体が1つの場合を示しているが、取得した画像上で複数の物体の認識を行った場合には、物体毎に個々の測距領域が設定される。
【0033】
続いて、距離測定部32は、複数設定された測距領域の中から所定の測距領域の選択を行う(S103)。もちろん、測距領域が1つしか設定されていない場合には、その領域の選択が行われる。また、測距領域の選択は、例えば画像面上の左上側から順に選択行うようにしてもよいし、設定された測距領域の大きなものから選択するようにしてもよい。そして、距離測定部32は、選択した測距領域に対して領域内距離測定処理を施す(S104)。前述したように、レンズ間距離B及び焦点距離fが決まれば、距離Rとずれ量XRとは、一対一で対応するので、画像のずれを補正する量を算出すれば、撮像している対象までの距離を算出することができる。例えば、測距領域を切り出して、切り出した領域をシフトして両画像のマッチングを行った時のシフト量が、物体Mの高さHとして検出することができる。なお、両画像のマッチングは、例えば、撮像面に結像した両画像を重ね合わせた時の一致度等を参照することにより行うことができる。図5(c)は、切り出した2つの測距領域をシフトして、物体Mの重ね合わせを行った状態が示されている。距離測定部32は、さらに、基準面Aからレンズ12b,14bまでの距離Rから物体Mの高さHを減算することにより、レンズ12b,14bから物体Mの上面Pまでの距離を測定することができる。
【0034】
距離測定部32は、他に処理を行っていない測距領域が存在するか否かの判断を行い(S105)、もし、他に設定した測距領域が存在すれば、その測距領域の選択を行い(S106)、前述した(S104)に移行し、選択した領域に関して距離測定を実施する。
【0035】
また、(S105)で設定した全ての測距領域に関する処理が終了したと判断された場合や、(S101)において、(S100)で読み込んだ画像に物体が存在しないと判断した場合は、(S100)に戻り、新たな画像の読み込みを行い、前述処理を繰り返す。画像処理部18で認識された物体Mの位置や高さH、物体Mの上端面までの距離は、図示しないモニタ装置等の出力手段に出力される。
【0036】
このように、物体を認識した領域のみに対して、距離測定処理を行うので、装置全体に画像処理に関する負荷を軽減することができる。また、本実施形態においては、物体の存在認識と物体の高さ測定(物体までの距離測定)をCCDカメラ12,14で取得した画像に基づいて行うので、画像取得及び画像処理を行う装置のみで、物体の存在検出及び距離測定が行えるので、装置の全体構成がシンプルで小型化、低コスト化を容易に行うことができる。
【0037】
上述した実施形態においては、測距領域の切り出しを行って、その測距領域のシフト量に基づいて、物体Mの高さHを求めたが、2つの測距領域の存在する物体Mの対応点を抽出し、対応点を重ね合わせた時のシフト量に基づいて、物体Mの高さHを求めてもよい。また、上述の実施形態においては、認識した物体Mの外形を全て包含するように測距領域を設定したが、物体Mの外形の全てを包含する必要はなく、物体M上の同一部分が測距領域に含まれていれば、上述と同様な処理を行い、同様な結果を得ることができる。また、本実施形態では基準面に対してCCDカメラを上方位置に配置し、物体Mまでの距離を測定する例を示したが、基準面とCCDカメラの位置関係は任意であり、例えばCCDカメラの前方や上方に基準面を設定し、その基準面上の物体Mまでの距離を測定するようにしても同様の効果を得ることができる。
【0038】
なお、本実施形態においては、CCDカメラで取得した画像の濃度差に基づいて物体の存在認識を行い、さらに、画像のマッチングを行うことにより、物体の高さや物体までの距離測定を行う例を示しているが、取得した画像に基づいて物体が存在する領域を検出して、その領域のみに対して距離測定処理を施すものであれば、物体の認識方法や距離測定方法は任意に選択可能である。この場合も本実施形態と同様に、設定した領域に対してのみ距離測定処理を行うので、装置全体の画像処理負荷の軽減を行うことができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、対象認識手段によって認識された測定対象に関して測距領域が設定され、その測距領域に対してのみ距離測定が実施されるので、確実に撮像対象が認識されると共に、画像処理対象を必要最小限に抑えることができるので距離測定を軽負荷で容易かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る距離測定装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る距離測定装置の撮像手段と測定対象との関係を説明する説明図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係る距離測定装置における物体の存在検出方法を説明する説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係る距離測定装置の処理手順を説明するフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態に係る距離測定装置における物体の高さ測定方法を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 距離測定装置、12,14 CCDカメラ(撮像手段)、16 調整部、18 画像処理部、20,22 ローパスフィルタ、24 コンパレータ、26 データ処理部、28 対象認識部、30 領域設定部、32 距離測定部、A 基準面、M 物体。

Claims (3)

  1. 基準面に対して所定距離離間して配置された2つの撮像手段によって取得した2つの画像に基づいて、撮像対象までの距離を測定する距離測定装置であって、
    2つの撮像手段の各撮像面に同一の基準画像が結像するように、前記撮像面の位置を調整する調整手段と、
    調整後の撮像手段で取得した各画像の比較を行う比較手段と、を有し、
    前記比較手段による比較の結果、各画像に画像ずれが存在する場合には基準面上に撮像対象が存在すると認識し、各画像に画像ずれが存在しない場合には基準面上に撮像対象が存在しないと認識する対象認識手段と、
    前記対象認識手段が基準面上に撮像対象が存在すると認識した場合に、認識した撮像対象の同一部分を含む測距領域を各画像上に設定する領域設定手段と、
    設定した測距領域のみに対して距離測定を行う距離設定手段と、
    を含むことを特徴とする距離測定装置。
  2. 請求項1記載の装置において、前記距離設定手段は、設定された測距領域内における前記画像ずれ量に基づいて、撮像手段から撮像対象までの距離測定を行うことを特徴とする距離測定装置。
  3. 請求項記載の装置において、前記距離設定手段は、各測距領域をシフトして両画像のマッチングを行った時のシフト量に基づいて、撮像手段から撮像対象までの距離測定を行うことを特徴とする距離測定装置。
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