JP4527849B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体を紫外線で殺菌処理して吐出する液体吐出装置に関し、更に詳しくは、液体供給流路と、その液体供給流路の先端部に設けた蛇口とを有し、前記蛇口の外部上方から前記蛇口に向けて紫外線を照射する紫外線殺菌灯を備え、前記蛇口に、前記紫外線殺菌灯からの照射光を前記蛇口内部に透過可能にし、かつ、前記蛇口の天井面内面を形成する紫外線透過部を設け、前記蛇口の下部に設けてある紫外線透過性のシャワー板部を介して液体を吐出するように構成し、前記シャワー板部を、多数の微細な小径孔を有する多孔板で形成することにより、液体の吐出を停止したときに、前記蛇口内部に液体が貯留可能に構成してある液体吐出装置に関する。
【0002】
尚、前記シャワー板部を多数の微細な小径孔を有する多孔板で形成することにより、液体の吐出を停止したときに、前記蛇口内部に液体が貯留可能に構成してあるのは、液体の表面張力によりその液体自体でシャワー板部の微細な小径孔に封をすることで、蛇口外部の空気中に浮遊する細菌等がその小径孔を介して蛇口内部に侵入し、蛇口内部が汚染されるおそれを低減することができるようにするためである。
ところが、完全にその小径孔の封をすることは困難であり、蛇口外部から空気がその小径孔を介して蛇口内部に侵入することもある。そのような場合、蛇口内部に貯留された液体が表面張力を維持できずに滴下して減少することや液体と空気の比重等から、蛇口内部では、天井面内面と接していた液体との間に侵入した空気の空気溜りの層ができることがある。
【0003】
【従来の技術】
この種の液体吐出装置は、例えば、水道水を先端部に蛇口を設けてある液体供給流路に通流させ、紫外線殺菌灯からの照射光により殺菌処理を行いながら、シャワー板部から殺菌水を吐出するように構成してあり、従来、図7に示すように、円筒形状の蛇口本体部10に液体供給流路1を内側に形成する管部7を一体に設け、その上部の天井面に石英ガラス等の紫外線透過性材料からなる平板状の紫外線透過部4を設け、紫外線殺菌灯3からの照射光を蛇口2内部に透過可能にして、水道水を蛇口2内部で紫外線殺菌灯3からの照射光により殺菌処理を行えるようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の液体吐出装置によれば、筐状形状の蛇口本体部の天井面に平板状の紫外線透過部を設けているため、天井面内面も平板状である。
この為、前述のように蛇口内部で、天井面内面と接していた液体との間に侵入した空気の空気溜りの層ができると、天井面内面に接していた液体が、その天井面内面部分や天井面内面と蛇口内部の側面とで囲まれたコーナー部分等に液滴等として残留し易いという不具合がある。
すると、例えば、水道水を長時間放置すると塩素処理による殺菌効果自体を失うように、蛇口内部の天井面内面すなわち紫外線透過部の内面に残留した液滴等がそのまま長期残留したままであると、その液滴等から細菌等が発生したり増殖したりして、蛇口内部が汚染されるおそれがある。
また、その紫外線透過部内面に、残留している液滴等が乾燥等し液体からの溶解成分等が析出や付着したスケールが発生し、紫外線殺菌灯からの照射光がそのスケールにより遮られ、蛇口内部に透過し難くなり、殺菌処理の効率が低下する問題がある。
【0005】
従って、本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、蛇口内部で、天井面内面と液体の液面との間に空気溜りの層ができる場合でも、蛇口内部で細菌が増殖するおそれを低減することができると共に、殺菌処理の効率が低下するのを防止することができる液体吐出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
請求項1記載の発明の特徴構成は図1に例示するごとく、液体供給流路1と、その液体供給流路1の先端部に設けた蛇口2とを有し、前記蛇口2の外部上方から前記蛇口2に向けて紫外線を照射する紫外線殺菌灯3を備え、前記蛇口2に、前記紫外線殺菌灯3からの照射光を前記蛇口2内部に透過可能にし、かつ、前記蛇口2の天井面内面を形成する紫外線透過部4を設け、前記蛇口2の下部に設けてある紫外線透過性のシャワー板部5を介して液体を吐出するように構成し、前記シャワー板部5を、多数の微細な小径孔を有する多孔板で形成することにより、液体の吐出を停止したときに、前記蛇口2内部に液体が貯留可能に構成してある液体吐出装置Aであって、前記紫外線透過部4を、その内面形状が上方に突曲した半球面のドーム状に石英ガラスで形成してあり、前記液体供給流路1を形成する管部7を、前記紫外線透過部4の内側に対して当該紫外線透過部4の中央頂部から離れた箇所で連通接続してあるところにある。
【0007】
〔作用〕つまり、紫外線透過部の内面形状が上方に突曲したドーム状であるから、蛇口内部に空気が侵入して、天井面内面と液体の液面との間に空気溜りの層ができたときでも、液体が液滴等として紫外線透過部内面に残留し難くすることができる。
すなわち、蛇口内部に貯留された液体の液面が蛇口内部の天井面内面から下部方向に移動し、紫外線透過部の内面に付着した液滴等は、その紫外線透過部内面の中央頂部付近から下方へのドーム状の曲面に沿って下方へ移動し、液体層に吸収され易いのである。
【0008】
〔効果〕従って、蛇口内部に空気溜りが発生しても、液体が液滴等として紫外線透過部内面に残留し難くすることができるので、蛇口内部の天井面等に残留している液滴等から細菌等が増殖し蛇口内部が汚染されるおそれを低減させることができると共に、紫外線透過部内面にはスケールが発生し難く、殺菌処理の効率が低下するのを防止することもできる。
【0009】
請求項2記載の発明の特徴構成は図2に例示するごとく、前記蛇口2内部において、前記紫外線透過部4の中央頂部P付近に向かう液体の流路が形成されるように、前記液体供給流路1を内側に形成する管部7の先端部を前記蛇口2に連接してあるところにある。
【0010】
〔作用〕 紫外線透過部の中央頂部付近に向かう液体の流路が形成されるように、液体供給流路を内側に形成する管部の先端部を蛇口に連接してあるので、管部から蛇口内部に供給された液体が、一旦、紫外線透過部内面の中央頂部付近に供給される。そして、紫外線透過部内面形状はドーム状であるため、中央頂部付近に供給された液体がその中央頂部付近から蛇口内部全体に分散されるような液体の流路が形成され易い。
この為、蛇口内部に供給される液体は、蛇口内部に供給されてからシャワー板部を介して蛇口外部に吐出されるまでの間に、一定箇所に長期滞留することなく、蛇口内部で万遍なく上部から下部に循環され易いので、蛇口内部には、全体的に常に新しい液体が供給され易くすることができる。
【0011】
また、ときには、蛇口内部の液体層に、紫外線透過部の中央頂部付近からシャワー板部へ向かうらせん状の液体の流れが形成されるようにすることもできる。そのような場合には、天井面内面と液体の液面との間に空気溜りの層があるときでも、その空気が液体の流れに巻き込まれて蛇口外部に排出されることや、紫外線透過部内面に付着しがちな液滴やスケール等が液体の流れに巻き込まれ、紫外線透過部内面が洗浄されることをも期待することができる。
【0012】
〔効果〕従って、蛇口内部に供給された液体がその中央頂部付近から蛇口内部全体に分散されるような液体の流路が形成され、液体が一定箇所に長期滞留せず、蛇口内部には、全体的に常に新しい液体が供給され易いので、液体が一定箇所に長期残留することで、細菌等が発生したり増殖したりして、蛇口内部が汚染されるおそれを低減することができると共に、殺菌処理効率の低下を防ぐことができる。
また、その液体の流路の流れ作用で、蛇口内部の空気を蛇口外部に排出したり、紫外線透過部内面を洗浄することによって、蛇口内部での照射光による殺菌処理効率を向上させることをも期待することもできる。
【0013】
請求項3記載の発明の特徴構成は図3に例示するごとく、前記液体供給流路1から前記蛇口2内部への液体導入流路15が、平面視で、前記紫外線透過部4の中央頂部Pに対して偏心するように、前記液体供給流路1を内側に形成する前記蛇口2に前記管部7を連接してあるところにある。
【0014】
〔作用〕液体供給流路から蛇口内部への液体導入流路が、平面視で、紫外線透過部の中央頂部に対して偏心するように蛇口に管部を連接してあるので、管部から蛇口内部に供給された液体は、蛇口側面の内周面に沿って一定方向回り(左回りあるいは右回り)に流れる傾向となり、蛇口内部の液体層には、紫外線透過部の中央頂部付近に対して渦巻き状の液体の流れが形成され、分散され易い。
この為、蛇口内部に供給される液体は、蛇口内部に供給されてからシャワー板部を介して蛇口外部に吐出されるまでに、一定箇所に長期滞留することなく、蛇口内部で万遍なく均等に循環され易く、蛇口内部には、全体的に常に新しい液体が供給され易くすることができる。
【0015】
また、ときには、その紫外線透過部の中央頂部付近に対して渦巻き状の液体の流れによって、天井面内面と液体の液面との間に空気溜りの層があるときでも、その空気が液体の流れに掻き乱されて蛇口外部に排出されることや、紫外線透過部内面に付着している液滴やスケール等が液体の流れに掻き乱され、紫外線透過部内面が洗浄されることをも期待することができる。
【0016】
〔効果〕従って、蛇口内部に供給された液体が蛇口内部全体に渦巻き状に分散されるような液体の流路が形成され、液体が一定箇所に長期滞留せず、蛇口内部には、全体的に常に新しい液体が供給され易いので、液体が一定箇所に長期残留することで、細菌等が発生したり増殖したりして、蛇口内部が汚染されるおそれを低減することができると共に、殺菌処理効率の低下を防ぐことができる。
また、その液体の流路の流れ作用で、蛇口内部の空気を蛇口外部に排出したり、紫外線透過部内面を洗浄することによって、蛇口内部での照射光による殺菌処理効率を向上させることをも期待することもできる。
【0017】
請求項4記載の発明の特徴構成は、前記管部を紫外線透過性部材で形成し、且つその管部の先端部を前記紫外線透過部と一体に設けると共に、前記シャワー板部を紫外線透過性部材で形成してあるところにある。
〔作用〕管部を紫外線透過性部材で形成してあるので、液体が管部を通流しているときにも液体に紫外線殺菌灯からの照射光により殺菌処理を行うことができる。更に、その管部の先端部を前記紫外線透過部と一体に設けると共に、シャワー板部を紫外線透過性部材で形成してあるので、蛇口外面全部を紫外線透過部とすることができ、シャワー板部に残留した液滴やその外部近傍空気を殺菌処理することもできる。
〔効果〕従って、蛇口外面全部が紫外線を透過することができるので、殺菌処理効率を向上させることができる。
【0018】
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
【0020】
〔第1実施形態〕
図1に、本発明に係る液体吐出装置の一例として、水道水を紫外線で殺菌処理した殺菌処理水を吐出する液体吐出装置Aを示す。
前記液体吐出装置Aは、液体供給流路1と、その液体供給流路1の先端部に設けた蛇口2とを有し、蛇口2の外部上方から蛇口2に向けて紫外線を照射する紫外線殺菌灯3を備え、蛇口2に、紫外線殺菌灯3からの照射光を蛇口2内部に透過可能にする紫外線透過部4を設け、蛇口2の下部に設けてある紫外線透過性のシャワー板部5を介して殺菌処理水Wを吐出するように構成してあり、そして、液体供給流路1と、蛇口2と、紫外線殺菌灯3とを外装部6で外装してある。
【0021】
前記液体供給流路1は、石英ガラス製の管で形成してある管部7の内側に形成され、管部7は、水道水を液体供給流路1に導入する導入管8と接続バルブ9により接続してある。そして、管部7は、石英ガラス製であるので紫外線を透過することができ、水道水が管部7を通流しているときにも紫外線による殺菌処理を行うことができる。
【0022】
前記蛇口2は、図2に示すように、管部7の先端部を連接してある紫外線透過部4と、その紫外線透過部4の下部に設けてある紫外線透過性のシャワー板部5とからなり、蛇口2の外面全部で紫外線を透過することができ、蛇口2内部では効率良く殺菌処理を行えるように構成してある。
【0023】
前記紫外線透過部4は、石英ガラス製の半球状部材からなり、その内面形状は上方に突曲したドーム状に形成してある。
そして、図2に示すように、その中央頂部P付近に、前記管部7の先端部を一体に設け、連接してあり、管部7から紫外線透過部4内に水道水が供給され、その供給された水道水が、紫外線透過部4内で中央頂部P付近に向かって流れるように構成してある。従って、蛇口内部に供給された水道水がその中央頂部P付近から紫外線透過部4内面のドーム状に沿って、蛇口2内部全体に分散されるような水道水の流路が形成され、水道水が一定箇所に長期滞留せず、蛇口内部には、全体的に万遍なく常に新しい液体が供給されるようになっている。
【0024】
そして、前記シャワー板部5を、多数の微細な小径孔を有する多孔板で形成し、外装部6の底面内側に着脱自在に固定し、その上に前記紫外線透過部4を装着して、紫外線透過部4で殺菌処理された殺菌処理水Wがシャワー板部5の小径孔を介して、蛇口2外部に吐出されるように構成してある。
また、前記多孔板は紫外線透過性のテフロン板で形成してあるので、シャワー板部5に残留した液滴やその外部近傍空気を殺菌処理することもできる。
尚、シャワー板部5は、多数の微細な小径孔を有する多孔板であるので、水道水は、紫外線透過部4内に供給されても、すぐにはシャワー板部5から吐出されずに、一定時間紫外線透過部4内で循環貯留され、その間に紫外線による殺菌処理を受けて、シャワー板部5から殺菌処理水Wが吐出される。そして、殺菌処理水Wの吐出を停止したとき、その小径孔は、循環貯留している水道水の表面張力により水封することで、蛇口2外部の空気中に浮遊する細菌等がその小径孔を介して蛇口内部に侵入し、蛇口2内部が汚染されるおそれを低減している。
【0025】
また、図1に示すように、前記外装部6は、蝶番13で連結してあるステンレス製の外装本体部11と蓋部12からなり、蝶番13により蓋部12を開閉自在に構成してある。
そして、蓋部12の内面には、棒状の紫外線殺菌灯3を取り付けてあり、常時紫外線透過部4と管部7に向けて照射光を照射するように構成してある。
また、前述のように、外装部6の内側底面すなわち外装本体部11には蛇口2を取り付けてあるので、殺菌処理の処理中には蓋部12を閉めて、外装部6で蛇口2と紫外線殺菌灯3と管部7とを囲むことができるので、外装部6の内面で紫外線殺菌灯3からの照射光を反射し、紫外線透過部4や管部7への照射光の照射率を高め、殺菌処理効率を向上させてある。
尚、外装部6の蓋部12は開閉自在に構成してあるので、紫外線殺菌灯3、紫外線透過部4、シャワー板部5等の点検や交換を行うこともできる。
【0026】
以上のように構成してある液体吐出装置によれば、蛇口内部で、天井面内面と液体の液面との間に空気溜りの層ができる場合でも、蛇口内部で細菌が増殖するおそれを低減することができると共に、殺菌処理の効率が低下するのを防止することができるので、本発明に係る液体吐出装置を、手術室などの細菌による汚染が問題となる流し台などに組み込み使用すれば、水による細菌の繁殖などを防止して、院内感染の原因になるようなおそれを低減させることができ、また、その他の流し台に組み込んで使用しても、水による赤痢菌やO−157菌などの細菌の繁殖を防止して、食中毒の原因になるようなおそれを低減させることもできる。
【0027】
〔第2実施形態〕
次に、液体供給流路1から蛇口2内部への液体導入流路15が平面視で、紫外線透過部4の中央頂部Pに対して偏心するように、管部7の先端部を蛇口2に連接してある液体吐出装置について説明する。図3に、蛇口2上方からみた蛇口2の平面図を示す。
【0028】
この液体吐出装置では、管部7の先端部を紫外線透過部4の側面に連接するにあたって、液体供給流路1から蛇口2内部への液体導入流路15が平面視で、紫外線透過部4の中央頂部Pに対して偏心するように連接位置をずらせて設けてある。
【0029】
従って、図3に示すように、管部7から紫外線透過部4内に供給された水道水は、すぐさま中央頂部Pに向かうのではなく、液体導入流路15は紫外線透過部4の内周面に沿って左回りとなる傾向が生じる。そして、蛇口内部に供給された水道水が蛇口内部全体に渦巻き状に分散されるような液体の流路が形成され、液体が一定箇所に長期滞留せず、蛇口内部には、全体的に常に新しい液体が供給され易いのである。
【0030】
尚、その他の実施形態は第1実施形態と同様である。
【0031】
〔別実施形態〕
以下に他の実施形態を説明する。
〈1〉紫外線透過部は、その内面形状が上方に突曲したドーム状であればよく、先の実施形態で説明した半球状に限るものではなく、例えば、たまご状や放物線状などであっても良い。
また、内面形状がドーム状であれば、本発明に係る目的を達成できるものであり、例えば、図4に示すように、紫外線透過部4の外面形状は筐状等如何なるものであっても良い。
【0032】
〈2〉蛇口内部において、紫外線透過部の中央頂部付近に向かう液体の流路が形成されるように、管部の先端部を蛇口に連接するにあたっては、先の実施形態で説明したように紫外線透過部の中央頂部付近に管部の先端部を一体に設けて連接するものに限るものではなく、紫外線透過部の中央頂部付近に向かう液体の流路が形成されれば良く、例えば、図5に示すように、紫外線透過部4の側面下方に、管部7の先端部を、その仮想延長直線が中央頂部P付近に交叉するよう上向きに傾斜させて連接しても良い。
【0033】
〈3〉液体供給流路から蛇口内部への液体導入流路が、平面視で、紫外線透過部の中央頂部に対して偏心するように、管部の先端部を蛇口に連接するにあたっては、先の実施形態で示したように連接位置をずらすものに限らず、例えば、管部7の先端部を、中央頂部Pに対して前後に傾斜させて連接しても良い。
【0034】
〈4〉蛇口は、先の実施形態で説明した紫外線透過部とシャワー板部とから構成されるものに限るものではなく、紫外線透過部とシャワー板部との間に筐状本体部16を設けてあっても良く、例えば、図6に示すように、ステンレス等の成形容易な部材からなる円筒型の蛇口本体部16を設け、その上部に内面形状がドーム状の紫外線透過部4をはめ込んであっても良い。
この場合でも、蛇口2内部の天井面はドーム状であり、天井面(紫外線透過部4内面)と筐状本体部16内側面とで囲まれる部分も曲面であるから、液滴やスケール等は残留し難い。
そして、以上のような場合、管部は、紫外線透過部4又は筐状本体部16のどちらに連接しても良いのであるが、筐状本体部16に連接する方が、その成形が容易であり、利便である。
尚、筐状本体部16を紫外線透過部材で形成し、紫外線透過部としても良い。
【0035】
〈5〉シャワー板部は先の実施形態で説明したように紫外線透過部と別体のものに限るものではなく、紫外線透過部や蛇口本体部と一体に形成してあっても良い。
〈6〉管部の先端部を蛇口に連接するにあたっては、先の実施形態で示したように紫外線透過部や筐状本体部などと一体に設けるものに限るものではなく、管部の先端部が蛇口に水密に連接してあれば良く、紫外線透過部や筐状本体部などと別体に設けて連接してあっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体吐出装置の第1実施形態の斜視図
【図2】本発明に係る液体吐出装置の第1実施形態の略図
【図3】本発明に係る液体吐出装置の第2実施形態の要部を示す略図
【図4】本発明に係る液体吐出装置の他の実施形態の要部を示す略図
【図5】本発明に係る液体吐出装置の他の実施形態の要部を示す略図
【図6】本発明に係る液体吐出装置の他の実施形態の要部を示す略図
【図7】従来の液体吐出装置の略図
【符号の説明】
1 液体供給流路
2 蛇口
3 紫外線殺菌灯
4 紫外線透過部
5 シャワー板部
7 管部
15 液体導入流路
A 液体吐出装置
P 中央頂部

Claims (4)

  1. 液体供給流路と、その液体供給流路の先端部に設けた蛇口とを有し、
    前記蛇口の外部上方から前記蛇口に向けて紫外線を照射する紫外線殺菌灯を備え、
    前記蛇口に、前記紫外線殺菌灯からの照射光を前記蛇口内部に透過可能にし、かつ、前記蛇口の天井面内面を形成する紫外線透過部を設け、
    前記蛇口の下部に設けてある紫外線透過性のシャワー板部を介して液体を吐出するように構成し、
    前記シャワー板部を、多数の微細な小径孔を有する多孔板で形成することにより、液体の吐出を停止したときに、前記蛇口内部に液体が貯留可能に構成してある液体吐出装置であって、
    前記紫外線透過部を、その内面形状が上方に突曲した半球面のドーム状に石英ガラスで形成してあり、
    前記液体供給流路を形成する管部を、前記紫外線透過部の内側に対して当該紫外線透過部の中央頂部から離れた箇所で連通接続してある液体吐出装置。
  2. 前記蛇口内部において、前記紫外線透過部の中央頂部付近に向かう液体の流路が形成されるように、前記液体供給流路を内側に形成する管部の先端部を前記蛇口に連接してある請求項1記載の液体吐出装置。
  3. 前記液体供給流路から前記蛇口内部への液体導入流路が、平面視で、前記紫外線透過部の中央頂部に対して偏心するように、前記液体供給流路を内側に形成する管部の先端部を前記蛇口に連接してある請求項1記載の液体吐出装置。
  4. 前記管部を紫外線透過性部材で形成し、且つその管部の先端部を前記紫外線透過部と一体に設けると共に、前記シャワー板部を紫外線透過性部材で形成してある請求項1〜3のいずれか1項記載の液体吐出装置。
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JPS62183595U (ja) * 1987-05-06 1987-11-21
JPH0373605U (ja) * 1989-07-21 1991-07-24

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