JPH10286301A - 紫外線殺菌装置 - Google Patents

紫外線殺菌装置

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JPH10286301A
JPH10286301A JP11192397A JP11192397A JPH10286301A JP H10286301 A JPH10286301 A JP H10286301A JP 11192397 A JP11192397 A JP 11192397A JP 11192397 A JP11192397 A JP 11192397A JP H10286301 A JPH10286301 A JP H10286301A
Authority
JP
Japan
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water
protective tube
ultraviolet
water tank
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP11192397A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimisato Kurihara
公郷 栗原
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Kurihara Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kurihara Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紫外線ランプ又は紫外線ランプを保護する保護
管の表面に着色現象を発生させることなく効果的に水槽
内の水、特に海水を殺菌できる紫外線殺菌装置を提供す
ること。 【解決手段】冷陰極紫外線ランプ4を収容するととも
に、空気の吹き込みパイプ15と吹き出しパイプ16と
を設け、表面をオゾンレスコーティングした保護管3を
装置本体2の内部に収容し、上記吹き込みパイプ15か
ら保護管3内に吹き込まれた空気に紫外線を照射した
後、吹き出しパイプ16で装置本体2の下部に設けられ
た取水口6の上方に向かって吹き出すことにより水槽1
内の水bを取水口6から流入させ、紫外線を照射した後
に装置本体2の上部に設けられた排水口8から水槽1内
に還流させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鑑賞魚等を飼育す
る水槽内の水、特に海水を殺菌する紫外線殺菌装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、鑑賞魚等を飼育する水槽内の水を
殺菌する装置として紫外線殺菌灯を使用した水の殺菌装
置が提供されている。この殺菌装置によれば254ナノ
メータの波長を有する紫外線があらゆるバクテリアやウ
ィルス等に対して有効な殺菌効果を発揮することが知ら
れており、殺菌剤を使用することなく水の殺菌が行える
ため、残留等による問題をクリヤすることができるとと
もに、定期的に薬剤を投入する等の煩わしさもなく維持
管理が簡単にできることから鑑賞魚等を飼育する水槽の
水の殺菌に適用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水槽内
の水を曝気しながら紫外線殺菌ランプで殺菌する場合に
は、水に接している紫外線殺菌ランプ又は紫外線殺菌ラ
ンプを保護する石英ガラス管の表面に着色現象が発生し
てしまう。この着色現象は表面上でオゾンが発生した場
合において水の中に含まれるマンガンイオンが酸化して
表面に沈着した結果発生したものである。この着色現象
は特に、海水(人工海水を含む)において顕著に発生す
ることが確認されている。上記着色現象が発生すると紫
外線の透過が妨げられ、紫外線による殺菌効率が低下す
る問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解消し、紫外線ラン
プ又は紫外線ランプを保護する保護管の表面に着色現象
を発生させることなく効果的に水槽内の水、特に海水を
殺菌できる紫外線殺菌装置を提供することをその課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る紫外線殺菌装置は、鑑賞魚や養殖魚等
を飼育する水槽内の水を殺菌する以下の要件を備えたこ
とを特徴とする。 (イ)装置本体の下部には水槽内の水を取り入れる取水
口が設けられ、装置本体の上部には取り入れた水を水槽
内に排出する排水口が設けられていること (ロ)上記装置本体内には冷陰極紫外線ランプを収容し
た保護管が配置され、該保護管内にはエアポンプで圧送
された空気が吹き込まれ、吹き込まれた空気は上記冷陰
極紫外線ランプの紫外線が照射された後に上記装置本体
の取水口の上方に吹き出されること (ハ)上記水槽内の水は吹き出された空気の流れに沿っ
て上記取水口から装置本体内に流入し、保護管と装置本
体との間を上昇しながら上記冷陰極紫外線ランプの殺菌
線で殺菌され、上記排水口から水槽内に排出されること (ニ)上記保護管の表面と内面との何れか一方又は両方
はオゾンレスコーティングされていること なお、上記保護管をオゾンレスコーティングされた保護
管に代えてオゾンレス管にしてもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る紫外線殺菌
装置の使用状態を示し、この紫外線殺菌装置は熱帯魚や
海水魚等の鑑賞魚aを飼育する水槽1内に配置され、水
bを紫外線によって殺菌して鑑賞魚aにとって有害な雑
菌や微生物の発生を抑制するように構成されているもの
である。
【0007】上記紫外線殺菌装置は筒状の装置本体2の
内部に保護管3内に収容されたU字状の冷陰極紫外線ラ
ンプ4が配置され、装置本体2内を通過する水bに紫外
線を照射できるように形成されている。
【0008】装置本体2は保護管3の直径よりも大きな
径の円筒状に形成され、外側面には水槽1の内壁面に取
り付けられるように吸盤5が設けられている。また、下
端の取水口6には水槽1内のごみが装置本体2内に進入
しないようにストレーナ7が取着され、このストレーナ
7は外して清掃できるように装置本体2の内周面に形成
されたネジに螺合する外ネジが形成され、装置本体2に
対して着脱可能に形成されている。
【0009】そして、装置本体2の上部には水bの排水
口8が形成され、後述する吹き出しパイプ16から吹き
出された空気にリフトアップされて水槽1内の水bはス
トレーナ7から装置本体2内に流入し、冷陰極紫外線ラ
ンプ4の照射する紫外線で殺菌されて排水口8から再び
水槽1内に還流するように形成されている。
【0010】保護管3は装置本体2内に収容され、上部
がシリコン等のシール材やゴムキャップ等の固定部材9
で装置本体2の上部に装置本体2と保護管3との間に水
が通る間隙ができるように固定されている。保護管3は
軟質ガラスに比べて紫外線透過率のよい石英ガラスで有
底筒状に形成されるとともに、オゾンを生成する波長の
紫外線が保護管3を透過して保護管3の外側の空気の一
部にオゾンを生成させないように、表面はオゾンレスコ
ーティング(チタンシリカコーティング)処理されてい
る。
【0011】なお、オゾンレスコーティング処理は保護
管3の内面にされていてもかまわないし、表面と内面と
の両方にされていてもかまわない。
【0012】また、上記保護管をオゾンコーティングさ
れた保護管に代えてオゾン生成する波長の紫外線が透過
しないオゾンレス管を使用してもかまわない。
【0013】保護管3の上端開口部はシリコン等のシー
ル材10で塞がれ水bが保護管3内部に進入して冷陰極
紫外線ランプ4が水bに浸かることのないように防水密
閉され、ビニールチューブやゴムチューブで絶縁対策が
施されたリード線11だけが外部に引き出され、ACア
ダプターで商用電源から変換された低電圧の直流で作動
する電源(インバータ回路)12に接続されている。
【0014】そして、保護管3にはエアポンプ13から
ビニールパイプ14を経由して圧送された空気を保護管
3内に吹き込む吹き込みパイプ15と、保護管3の内部
に吹き込まれた空気を保護管3の外部に吹き出す吹き出
しパイプ16とが配置され、吹き込みパイプ15の先端
の吹き込み口15aは保護管3の下方に開口し、吹き出
しパイプ16の一端16aは保護管3の上部に開口し、
他端の吹き出し口16bは装置本体2の下部から装置本
体2を貫通し取水口6の上方に位置して、保護管3の下
方に空気を吹き出すように形成されている。
【0015】なお、上記エアポンプ13は冷陰極紫外線
ランプ4を点灯させるインバータ電源に電力を供給する
ACアダプター(図示せず)に接続され、冷陰極紫外線
ランプ4の点灯に同期して作動するように構成されてい
る。
【0016】上記構成の紫外線殺菌装置によれば、AC
アダプターを商用電源に接続することにより冷陰極紫外
線ランプ4が点灯し、エアポンプ13も作動する。
【0017】エアポンプ13により圧送された空気はビ
ニールパイプ14を経由して吹き込みパイプ15の先端
の吹き込み口15aから保護管3内に吹き込まれる。吹
き込まれた空気は冷陰極紫外線ランプ4が照射する25
4ナノメータの波長の殺菌線で殺菌されるとともにオゾ
ン生成する波長の紫外線により空気の一部がオゾン生成
され吹き出しパイプ16を経由して吹き出しパイプ16
の先端16aから装置本体2の下部に吹き出される。吹
き出しパイプ16の先端16aから吹き出された空気は
流入した水を曝気するとともにオゾンで水bを殺菌しな
がら上昇し、排水口8から装置本体2の外にでる。
【0018】装置本体2内の水bは吹き出しパイプ16
から吹き出された空気の流れに伴って流動させられ、水
槽1内の水bはストレーナ7から装置本体2内を通過
し、排水口8から再び水槽1内に還流させられる。装置
本体2内を上昇する水bは冷陰極紫外線ランプ4の照射
する254ナノメータの紫外線(殺菌線)で殺菌される
とともに、吹き出しパイプ16から吹き出された空気中
のオゾンでオゾン殺菌され、排水口8から出ていく。
【0019】この時、水とともに上昇する空気も紫外線
を照射されるが、この紫外線は保護管4がオゾン生成す
る波長の紫外線が透過しないようにオゾンレスコーティ
ング処理されているので、保護管4の表面上に発生した
オゾンによる着色現象を起こすようなことはない。
【0020】上述のように、エアポンプにより装置本体
内に送り込まれた空気は、一旦紫外線ランプの保護管内
に吹き込まれ、吹き込まれた空気中の雑菌が紫外線で殺
菌されるとともに、オゾン生成するオゾン紫外線でオゾ
ンが生成され、水中に吹き出され、曝気しながら装置本
体と保護管との間を上昇する。吹き出された空気にリフ
トアップされて水槽1中の水bはストレーナ7でごみが
除去されて取水口6から装置本体2内に流入し、装置本
体2と保護管3との間隙を紫外線を照射されながら上昇
し、排水口8から再び水槽1内に還流する。保護管はオ
ゾンを生成する紫外線を透過しないようにオゾンレスコ
ーティングされているので、紫外線ランプによって新た
にオゾンが保護管の表面上に生成されることはなく、水
中のマンガンイオンが酸化して保護管の表面に沈着する
着色現象の発生を防止することができ、保護管を透過す
る紫外線を妨げることがなくなり、紫外線による水の殺
菌を有効に行うことができるとともに、着色した殺菌装
置を定期的にクリーニングする煩わしさからも解放さ
れ、使用する水が限定されず、殺菌効率に優れたメンテ
ナンスフリーの紫外線殺菌装置を実現することができ
る。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、紫外線ランプ
を収納した保護管をオゾンレスコーティング処理したの
で、保護管の表面に着色現象の発生を防止することがで
き、紫外線ランプの殺菌線による殺菌効率を低下させる
ことなく、常に高い殺菌効率を維持することができる。
【0022】また、保護管の表面に着色現象が発生しな
いので、保護管の表面を清掃する煩わしさもなくなりメ
ンテナンスフリーの紫外線殺菌装置を提供することがで
きる。
【0023】請求項2の発明によれば、保護管にオゾン
レス管を使用することによりコーティング処理の作業を
省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紫外線殺菌装置の使用状態を説明
する正面図
【図2】上記紫外線殺菌装置の構成を示す要部断面図
【符号の説明】
1 水槽 2 装置本体 3 保護管 4 冷陰極紫外線ランプ 6 取水口 8 排水口 15 吹き込みパイプ 16 吹き出しパイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鑑賞魚や養殖魚等を飼育する水槽内の水
    を殺菌する以下の要件を備えたことを特徴とする紫外線
    殺菌装置。 (イ)装置本体の下部には水槽内の水を取り入れる取水
    口が設けられ、装置本体の上部には取り入れた水を水槽
    内に排出する排水口が設けられていること (ロ)上記装置本体内には冷陰極紫外線ランプを収容し
    た保護管が配置され、該保護管内にはエアポンプで圧送
    された空気が吹き込まれ、吹き込まれた空気は上記冷陰
    極紫外線ランプの紫外線が照射された後に上記装置本体
    の取水口の上方に吹き出されること (ハ)上記水槽内の水は吹き出された空気の流れに沿っ
    て上記取水口から装置本体内に流入し、保護管と装置本
    体との間を上昇しながら上記冷陰極紫外線ランプの殺菌
    線で殺菌され、上記排水口から水槽内に排出されること (ニ)上記保護管の表面と内面との何れか一方又は両方
    はオゾンレスコーティングされていること
  2. 【請求項2】 前記保護管をオゾンレスコーティングさ
    れた保護管に代えてオゾンレス管にしたことを特徴とす
    る請求項1記載の紫外線殺菌装置。
JP11192397A 1997-04-14 1997-04-14 紫外線殺菌装置 Pending JPH10286301A (ja)

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JP11192397A JPH10286301A (ja) 1997-04-14 1997-04-14 紫外線殺菌装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7081225B1 (en) * 1999-07-20 2006-07-25 Hollander Brad C Methods and apparatus for disinfecting and sterilizing fluid using ultraviolet radiation
WO2009142202A1 (ja) * 2008-05-21 2009-11-26 株式会社冨永樹脂工業所 水中生物飼育システムおよび水槽用浄化ユニット
JP2017026204A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫及び紫外線照射装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000525