JP4527396B2 - 適応制御可能な偏波モード分散補償器 - Google Patents

適応制御可能な偏波モード分散補償器 Download PDF

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Description

本発明は、伝送距離またはビットレートが伝送スパン(伝送線路)のPMDにより制限される場合に、高速光信号に対するPMDによる信号歪みへの対策として用いられる偏波モード分散(PMD)補償器に関する。
より大容量の光伝送システムに対する需要が増大し続けている。1本の光ファイバを介して特定の時間内に伝送できるデータ量を増加させるには、主として2つの方法がある。1つは波長分割多重(WDM)であり、もう1つは時分割多重(TDM)である。
数テラbit/sのオーダのデータレートを実現するには、TDMおよびWDMの組み合わせを用いる必要がある。各チャネルが搬送するビットレートを増加させる一方でWDMシステムのチャネル数を削減する方法には、いくつかの利点がある。過去のシステムは2.5Gbit/sで動作していたが、現在のシステムはチャネル当たり10Gbit/sを利用しており、将来のシステムは40Gbit/sあるいはより高いデータレートで動作するものと思われる。
しかし、データレートの増大とともに、いわゆる偏波モード分散(PMD)という現象が光ファイバの伝送距離を制限する物理的な性質となる。非ゼロ復帰(NRZ)変調方式を用いた場合、例えば、5psのPMD値は、400psのビット持続時間を有する2.5Gbit/sのデータレートの信号には影響しない。しかし、同じ5psのPMD値は、10Gbit/s信号(NRZビット持続時間が100ps)の場合には信号歪みに寄与する可能性があり、40Gbit/s信号(NRZビット持続時間が25ps)はかなり歪ませることになる。
さらに悪いことに、PMDは、シングルモードファイバの複屈折およびモード結合に対して環境的に依存する統計的な性質である。これは、瞬時の群遅延時間差(DGD)が、ある確率で、ファイバの平均DGD、すなわちPMDよりはるかに大きく、または小さくなり得ることを意味する。瞬時のDGDはマクスウェルの確率分布に従ったいわゆる1次PMDに一致し、ランダムモード結合による独自の統計分布に従う高次PMDが付加的に存在する。
それは、例えば、2次PMD係数である、DGDスロープと主偏波状態(PSP)の回転率である。当業者にとって、高次PMDのいくつかの定義が存在することは周知である。ここで強調したいのは、所望の伝送距離に渡って蓄積されたPMDにより信号が許容できないほど大きな歪みを受けた場合、この種の信号劣化に対する対策として、活性的であり、かつ適応的に調整可能な補償方法が必要になるということである。
電気的補償スキームおよびハイブリッド光電補償スキームに加えて、全光学スキームが提唱されている。このうち、全光学補償スキームについて以下で説明する。
全補償スキームは、受信機側に歪み解析装置を必要とする。歪み解析装置は、信号の歪みが最小となるように補償装置のパラメータを適応的に調整する専用アルゴリズムを持つ制御ロジックに対して、フィードバックを行う。一般に、全光学1次PMD補償スキームは、以下の3つのカテゴリに分類することができる。
1.送信機側に配置された偏波変換器
図1は、この種の補償器を含むシステムを示している。このシステムは、送信機11(Tx)、偏波変換器12(PC)、伝送スパン13、受信機14(Rx)、および歪みアナライザ15を含んでいる。
このシステムでは、歪みアナライザ15が伝送スパン13上の光信号の歪みを解析し、偏波変換器12にフィードバック信号を出力する。このフィードバック信号に従って、偏波変換器12は、入力偏波状態を適応的に伝送スパン13の2つの入力PSPの1つに合わせる(T. Ono, Y. Yano, L. D. Garrett, J. A. Nagel, M. J. Dickerson, and M. Cvijetic,“10 Gb/s PMD compensation filed experiment over 452 km using principal state transmission method,”OFC'99, paper PD44, 1999)。
補償器は、信号の偏波状態が伝送スパンの入力PSPの1つと揃っている場合、出力偏波状態が1次のオーダでは波長に依存しないという事実を利用している。これは、この発信条件の下で信号の歪みが最小となることを暗示している。
2.受信機側に配置された偏波変換器とそれに続く偏波保持ファイバ(PMF)
図2は、この種の補償器を含むシステムを示している。このシステムは、送信機11、伝送スパン13、受信機14、偏波変換器21、PMF22、および歪みアナライザ23を含んでいる。偏波モード分散補償器(PMDC)は、偏波変換器21およびPMF22からなる。
このシステムでは、偏波変換器21は、連結された伝送スパン13およびPMDCの入力主偏波状態(PSP)を入力偏波状態に合わせなければならない(C. Francia, F. B. Bruyere, J. P. Thiery, and D. Penninckx,“Simple dynamic polarisation mode dispersion compensator,”Electronics Letters, Vol. 35, No. 5, pp. 414-415, 1999; H. Ooi, Y. Akiyama, and G. Ishikawa,“Automatic polarization-mode dispersion compensation in 40-Gbit/s transmission,”OFC’99, paper WE5, pp. 86-88, 1999)。
この方法は、伝送スパンの瞬時のDGDがPMDCのPMFのDGDより幾分小さな値よりも小さいうちは、良好な結果を提示する。伝送スパンの瞬時のDGDがこの値を上回るか、あるいはPMDCのPMFのDGD値を超えると、PMFの高速固有状態を伝送スパンの低速出力PSPに合わせた方がよくなる。ここで、固有状態とは媒体の特性を表すものであり、偏波状態とは光信号または光の特性を表すものである。
このような状況の下で、伝送スパンのDGDが部分的に補償される。連結された伝送スパンおよびPMDCの残りのDGDは、伝送スパンの瞬時のDGDとPMFのDGDの差分である。
3.受信機側に配置された偏波変換器とそれに続く偏波ビームスプリッタ(PBS)、可変群遅延時間差線路、および偏波ビームコンバイナ(PBC)
図3は、この種の補償器を含むシステムを示している。このシステムは、送信機11、伝送スパン13、受信機14、偏波変換器31、PBS32、可変遅延器33、PBC34、および歪みアナライザ35を含んでいる。
このシステムでは、偏波変換器31は、その高速偏波固有状態を適応的に伝送スパンの低速出力PSPに合わせ、さらにそのDGDを伝送スパンの瞬時のDGDに合わせなければならない(F. Heismann, D. A. Fishman, and D. L. Wilson,“Automatic compensation of first-order polarization mode dispersion in a 10Gb/s transmission system,”ECOC’98, pp. 529-530, 1998)。
PMDによる信号の歪みに対する対策となる、上述したすべてのスキームは、いわゆる1次PMDのみを補償している。それらは、DGDおよびPSPが波長の関数であることを考慮していない。
図4、5、および6は、PMDがそれぞれ5、10、および20psのファイバにおけるDGDの波長に対する典型的な関数を示している。図4、5、および6では、1545nmと1555nmの間の波長領域におけるDGDの関数が示されている。図7、8、および9は、PMDがそれぞれ5、10、および20psのファイバにおけるPSPの波長に対する典型的な変化を示している。図7、8、および9では、ポアンカレ球を用いて、1545nmと1555nmの間の0.01nm刻みの波長λの領域におけるPSPの変化が示されている。黒点は球の前面上の点を表し、白点は球の背面上の点を表す。提示されたDGDおよびPSPのグラフは、明瞭性の観点からシミュレーション結果を採用したものである。
変調された信号のスペクトル幅は無限に小さいわけではない。変調された信号の中心波長のスペクトル成分は、1次補償の後ではPMDによる歪みを受けていないが、他のスペクトル成分はそれを受けている(C. D. Poole and R. E. Wagner,“Phenomenological approach to polarisation dispersion in long single-mode fibers,”Electronics Letters, Vol. 22, No. 19, pp. 1029-1030, 1986)。さらに悪いことに、受信機側に配置された図2および3の補償スキームは、中心波長におけるDGDは補償するが、中心波長から離れたスペクトル成分に対しては付加的なPMDを追加する。
いわゆる高次PMDをも補償するためには、補償スキームのPMD特性を逆転して伝送スパンのPMD特性に一致させなければならない(R. Noe, D. Sandel, M. Yoshida-Dierolf, S. Hinz, V. Mirvoda, A. Schopflin, C. Glingener, E. Gottwald, C. Scheerer, G. Fischer, T. Weyrauch, and W. Haase,“Polarization mode dispersion compensation at 10, 20, and 40 Gb/s with various optical equalizers,”Journal of Lightwave Technology, Vol. 17, No. 9, 1999)。
簡単に上述した1次補償スキームでは、信号の中心波長に対してこの条件が満たされるだけである。すべての、または少なくとも中心波長に近い信号のスペクトル成分に対して伝送スパンのPMD特性を一致させる方法により補償性能をさらに向上させるために、多段PMD補償スキームが提唱されている。
それは、偏波変換器および可変遅延線路(D. A. Fishman, F. L. Heismann, and D. L. Wilson,“Method and apparatus for automatic compensation of first-order polarization mode dispersion (PMD),”United States Patent No. 5,930,414)、または偏波変換器および固定DGD(例えば、PMF)(S. Hinz, D. Sandel, M. Yoshida-Dierolf, R. Noe, R. Wessel, and H. Suche,“Distributed fiberoptic PMD compensation of a 60 ps differential group delay at 40 Gbit/s,”ECOC’99, pp. II 136-II 137, 1999)の多段構成からなる。
図10は、前者の多段PMD補償スキームによるシステムを示している。このシステムは、第1乃至第n補償器41および歪みアナライザ42を含んでいる。各補償器41は、図3に示した偏波変換器31、PBS32、可変遅延器33、およびPBC34からなる。一方、図11は、後者の多段PMD補償スキームによるシステムを示している。このシステムは、第1乃至第n補償器51および歪みアナライザ52を含んでいる。各補償器51は、図2に示した偏波変換器21およびPMF22からなる。
当業者であれば、段数の増加とともに原理的な性能が向上することはよく理解できる。多段になればなるほど、PMDCを伝送スパンのPMD特性により一致させることができる。しかし、追加された自由度により複雑さも増大する。増大した複雑さは、補償スキームのPMD特性を適応的に調整することを困難にすると思われる。PMDの数学的記述は、いわゆるPMDベクトルを利用するものである(J. P. Gordon and H. Kogelnik,“PMD fundamentals: Polarization mode dispersion in optical fibers,”PNAS, Vol. 97, No. 9, pp. 4541-4550, 2000)。
Figure 0004527396
は、次のように2つの成分τ(DGD)および
Figure 0004527396
に分離することができる。
Figure 0004527396
DGDは1次PMDとも言われるのに対して、2次PMDパラメータは、次のように周波数ωに関する
Figure 0004527396
を導出することにより計算される。
Figure 0004527396
2次PMDは、偏波に依存する
Figure 0004527396
(DGDスロープ)成分およびPSPの
Figure 0004527396
からなる。PSPの回転率は、ナノメートル当たりのラジアン数を単位として測定される。このことから、変調された信号のすべてのスペクトル成分はそれ自身に伴うPSPを有するという結果が導かれる。変調された信号の入力偏波状態に依存して、すべてのスペクトル成分のパワーはそれに伴う2つのPSPに分割され(パワーの分割比は、それぞれの波長における信号の入力偏波状態とファイバのPSPの間の角度に依存する)、これによってそれらの2つの偏波成分はDGDを受ける。
さらに、3次PMDパラメータは、次のようにして導出される。
Figure 0004527396
Figure 0004527396
は、それぞれ波長分散スロープおよびPSP回転の変化率を表す。伝送スパンのPMDベクトルとPMD補償器のPMDベクトルのベクトル和が、少なくとも変調された信号のスペクトル帯域幅内でゼロである場合、PMDによる信号の歪みは完全に緩和される。
完全に緩和するためには、偏波変換器と交互に配置された膨大な数のDGDセクションを必要とするため(Y. Li, A. Eyal, and A. Yariv,"Higher order error of discrete fiber model and asymptotic bound on multistaged PMD compensation,"Journal of Lightwave Technology, Vol. 18, No. 9, pp. 1205-1213, 2000)、制御速度が制限されるとともに、必要とする部品の数と全体の大きさとが、少なくとも経済的観点から見て、この種の完全な、あるいは完全に近い補償スキームを魅力のないものにしている。
段数がより少なければ、高次PMDによる残りの歪みが設計上補償されないままとなる(P. Ciprut et al.,"Second-order polarization mode dispersion: Impact on analog and digital transmissions,"Journal of Lightwave Technology, Vol. 16, No. 5, pp. 757771, 1998; C. Francia, F. Bruyere, D. Penninckx, and M. Chbat,"PMD second-order effects on pulse propagation in single-mode optical fibers,"IEEE Photonics Technology Letters, Vol. 10, No. 12, pp. 17391741, 1998)。しかし、それほど大きくない特定のPMD値を持つ所与の伝送スパンに対しては、そのようなスキームでもPMDベクトルを逆転して部分的に一致させることができる。このことは、軽減されて残されたペナルティとして、システム設計において考慮しなければならない。
図12は、実際のファイバにおいて発生する1次(DGD)および2次(PSP回転率)PMDパラメータがカバーする領域の明確なイメージを与えている。PMD値が4、8、および16psのシングルモードファイバ(SMF)に対して、1000個の直線状複屈折セグメントを有する実ファイバモデルを用いて5×105回の試行が行われた(W. Weiershausen, R. Leppla, F. Kuppers, and H. Scholl,"Polarization-mode dispersion in fibre transmission: Theoretical approach, impact on systems, and suppression of signal-degradation effects,"ECOC'99, pp. II 130-II 133, 1999)。図12は、瞬時のDGDに対するPSP回転率を示している。瞬時のDGDが周知のマクスウェルの確率分布(ここでは示されていない)に従っているのに対して、最大発生PSP回転率はDGDの増加とともに減少している。
本発明の課題は、複雑さを削減した構成で、光伝送線路の1次および高次PMDを補償するPMDCを提供することである。
本発明の第1の局面によるPMDCは、主偏波状態(PSP)調整器およびモード結合調整器を備える。PSP調整器は、光伝送線路およびPMDCの連鎖のPSPを、光伝送線路に入力される光信号の入力偏波状態(SOP)に揃える。モード結合調整器は、PMDC内のモード結合を調整する。
PSP調整器は、例えば、偏波変換器に対応し、任意の入力SOPを任意の出力SOPに変換する。モード結合調整器は、モード結合を変更することで、PMDCのDGDとPSP回転率の両方を調整することができる。PSP調整器はモード結合調整器から分離されており、独立に制御可能であるため、1次および高次PMDが補償される。モード結合調整器は、任意の入力SOPを任意の出力SOPに変換することはできないが、偏波変換器より簡単な装置により実現される。
このように、第1の局面によるPMDCは、複雑さを削減した構成で、1次PMDのみならず高次PMDをも補償する。
本発明の第2の局面によるPMDCは、PSP調整器、PSP調整器に続く第1の複屈折素子、第1の複屈折素子に続くモード結合調整器、およびモード結合調整器に続く第2の複屈折素子を備える。PSP調整器は、光伝送線路およびPMDCの連鎖のPSPを、光伝送線路に入力される光信号の入力SOPに揃える。モード結合調整器は、PMDC内のモード結合を調整する。
PSP調整器は、例えば、偏波変換器に対応し、第1および第2の複屈折素子の各々は、PMDをもたらすPMFのような複屈折装置に対応する。モード結合調整器は、第1および第2の複屈折素子のモード結合を変更することで、PMDCのDGDとPSP回転率の両方を調整することができる。モード結合調整器は、本発明の第1の局面と同様に、偏波変換器より簡単な装置により実現される。
このように、第2の局面によるPMDCは、複雑さを削減した構成で、1次PMDのみならず高次PMDをも補償する。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
PMD補償スキームは、原理的には変調された信号の中心波長において、補償スキームの特性が逆転して伝送スパンのDGDおよびPSP回転率と一致するように、その特性を調整することのできるものであり、例えば、図13に示すような2段の偏波変換器およびPMFからなる。
図13のシステムは、送信機11、伝送スパン13、受信機14、第1段偏波変換器61、第1段PMF62、第2段偏波変換器63、第2段PMF64、および歪みアナライザ65を含んでいる。歪みアナライザ65は、第2段PMF64の後方の光信号の歪みを解析し、偏波変換器61および63にフィードバック信号を出力する。この場合、偏波変換器61および63とPMF62および64とがPMDCを形成し、偏波変換器61および63は、例えば、以下の方法により実現される。
−多重回転波長板
−多重ファイバスクイーザ
−複数の回転可能ファイバコイル
−集積光学実現手段(例えば、LiNbO3基材上での)
−Soleil-Babinet補償器(結晶またはファイバ光学的な)
−多重可変複屈折波長板(例えば、LiNbO3、特殊セラミクス)
−多重セクションの液晶
−複数の温度調整PMFセクション
−ファラデー効果を利用した多重ファイバセクション
または上記原理スキームの組み合わせ
この2段補償スキームでは、PMF62および64の間の偏波変換器63はモード結合調整器として動作して、これらのPMFのDGDおよびPSP回転率を調整し、PMF62の前方の偏波変換器61はPSP調整器として動作して、伝送スパン13のPSPに対するPMDCのPSPを調整する。それは、さらに、PMDCの主状態が回転する方向を制御する。このスキームは、中心波長におけるDGDを補償するだけでなくPSP回転率を調整することもできるので、その性能は原理的に1段補償スキームを上回っている。
2段補償スキームを詳細に観察すると、各段は1つの偏波変換器と1本のPMFからなっており、性能や調整領域を制限することなく複雑さを削減できることが分かる。
2本のPMFの連鎖のDGD(1次PMD)がそれらのPMFの固有状態間の相対角度φにのみ依存することは周知である。そのDGDは、例えば、角度φの機械的回転という方法で調整可能であり、次式に従う。
Figure 0004527396
ただし、τ1およびτ2は、それぞれ第1および第2のPMFのDGD値である。
本発明の主要な成果は、DGDのみならずPSP回転率(2次PMDの一部)もPMFの固有状態間の相対角度φにのみ依存するということである。PMFの固有軸間の相対角度φを一定に保ったままでそれらの固有軸を回転させれば、DGDやPSP回転率が変化することはない。この振る舞いは、ポアンカレ球を用いて図14のように示される。
図14において、黒点は、相対角度φが0°,10°,20°,...,80°の値を取るときの第2偏波変換器および第2PMFの連鎖の固有状態を表し、黒点71は第1PMFの固有状態に対応する。白点は、1549.95nmと1550.05nmの間の波長領域において相対角度φが同じ値を取るときの第1PMF、第2偏波変換器、および第2PMFの連鎖の主状態を表す。角度φの増加(0°≦φ≦90°)とともに、DGDは(τ1+τ2から|τ1−τ2|に)減少し、PSP回転率は増加している。左側の球72から右側の球73にかけて、固有軸間の相対角度φが一定に保たれたままでそれらの固有軸の絶対角度が変化している。この種の変化では、DGDおよびPSP回転率の関数は変化しない。
図15は、2段補償スキームの調整領域をさらに明確にするために、調整されたDGDおよびPSP回転率の関係を示している。この例では、10、20、および40psのDGDセクション(段)を用いた2段補償器におけるDGDおよびPSP回転率の依存性が示されている。偏波変換器のDGDは正しく構築されていれば無視できるので、セクション当たりのDGDはPMFのDGDにほぼ等しくなる。完全機能型の偏波変換器がPMFセクション間に配置されているか、あるいはPMFが相互に回転するかに関わらず、同じグラフが得られる。
図16および17は、PMFの固有軸間の角度に対するDGDおよびPSP回転率の依存性をそれぞれ示している。この例では、10、20、および40psのDGDセクションを用いた2段補償スキームにおける依存性が示されている。
例えば、偏波変換器を可変複屈折波長板(0−2π位相領域)で作成した場合、任意の入力SOPを任意の出力SOPに変換するために少なくとも3枚の波長板が必要であり、各波長板を制御するために制御信号が1つずつ必要である。この方法では、2段PMDCに、歪みアナライザからのフィードバック信号が少なくとも6つ必要となる。PMF間の第2偏波変換器を、例えば、1枚の可変複屈折波長板により実現できる移相器のようなモード結合調整器で置き換えれば、波長板に必要な制御信号の数は6から4に削減される。偏波変換器は偏波特性を極座標系で回転させるので、複雑さが削減されたこのような2段PMDCでは、自由度が4から3に削減される。
複雑さが削減された上述の2段PMD補償スキームの実現方法としては、以下のようなものが可能である。
1.PMFの機械的回転
図18は、この種の2段PMDCを含むシステムを示している。このシステムは、第2偏波変換器63がモード結合調整器として動作する機械的回転器71に置き換えられている点を除いて、図13に示したものと類似した構成を有する。
2.PMF間への回転可能波長板(位相板)の挿入
図19は、この種の2段PMDCを含むシステムを示している。このシステムは、第2偏波変換器63が回転可能波長板81に置き換えられている点を除いて、図13に示したものと類似した構成を有する。回転可能波長板81は、可変固有軸を有する固定移相板であり、モード結合調整器として動作する。
3.PMF間への可変複屈折波長板の挿入
図20は、この種の2段PMDCを含むシステムを示している。このシステムは、第2偏波変換器63が可変複屈折波長板91に置き換えられている点を除いて、図13に示したものと類似した構成を有する。可変複屈折波長板91は、可変移相板であり、モード結合調整器として動作する。
図19および20に示したシステムでは、固有軸が一致するような角度に揃ったとき偏波保持が最良となる。図19のシステムでは、回転可能波長板の位相遅延はλ/2のとき最良となる。これは、図18の機械的回転により実現可能なものと同じ調整領域を保証していることになる。位相遅延がより小さい場合、調整領域が削減されるが、位相遅延がより大きい場合、調整領域は削減されずに、回転角に対するDGDおよびPSP回転率の依存性がより強くなる。図20のシステムでは、可変複屈折波長板91は、その固有軸がPMFの固有軸に対して45°の角度を成すとき最良となる。機械的回転によるものと同じ調整領域を実現するためには、複屈折特性は0から2πの間で可変でなければならない。
3つの実現方法はすべて、縦列接続された偏波変換器とPMFを利用する補償スキームに比べて、動作領域を制限することなく複雑さが削減されるという利点を持っている。このことは、必要となる制御ロジックを原理的に簡単化し、制御アルゴリズムが補償器の特性を伝送スパンのPMD特性に合わせて適応的に変更する速度を向上させることになる。
2つのセクションのPMFはその中を伝搬する光ビームにDGDをもたらすが、任意の複屈折素子(またはDGD装置)を用いてDGDをもたらすことも可能である。これは以下のような方法で実現できる。
1.複屈折結晶(例えば、二酸化チタン(TiO2)、バナジン酸イットリウム(YVO4)、天然方解石(CaCO3))
2.DGDの実現に基材(LiNbO3)の複屈折特性を用いた集積光学装置
3.PBS、複数の異なる経路長、およびPBCの組み合わせ
さらに、提唱した2段補償スキームの調整領域を伝送スパンのPMD値に適応させるために、2つのセクションに対して必ずしも同じではないDGDを選択することが可能である。
物理的な観点から見て可能な2段PMDCの制御アルゴリズムを次に説明する。

第1の動作方法
a)モード結合調整器により、PMDCのDGDを最大(PSP回転率=0°/GHz)となるように調整する。
b)第1偏波変換器により、システム全体(伝送スパンおよびPMDCの連鎖)のPSPを、送信機により伝送スパンに入力される光信号の入力SOPに揃える。→1次簡易補償
c)モード結合調整器により、システム全体のPSPを入力SOPに揃えたままでシステム全体のPSP回転率が最小化されるように、PMDCのDGDを削減する。→2次PSP回転率補償
d)PMDCのDGDが伝送スパンのDGDより小さくなるまで、以下に述べる第2の動作方法を実行する。

第2の動作方法
a)モード結合調整器により、PMDCのDGDを伝送スパンのDGDと同じになるように調整する。
b)第1偏波変換器により、PMDCのPSPを伝送スパンの出力PSPと揃うまで回転させる。

第1の動作方法のa)−c)の動作を実行することにより、比較的広い波長領域のスペクトル成分において、すなわち、中心波長のみならず領域内の他のスペクトル成分においても、システム全体のPSPが入力SOPに揃えられる。
しかしながら、PMDの統計的性質により、伝送スパンのDGDがPMDCの調整可能DGDより大きくなることもある。この場合、第1の動作方法はもはや適用できず、PMDCは第2の動作方法に従って動作を行う。伝送のDGDが調整可能DGDの最大値よりわずかに大きいだけであれば、灰色領域となる。
このような領域では、第1の動作方法の方が第2の動作方法より高い信号改善を示すものと思われる。伝送スパンのDGDとPMDCの最大DGDの差が大きければ大きいほど、第1の動作方法が成功する見込みは小さくなる。また、伝送スパンのDGDがPMDCの最大DGDより小さくても、第1の動作方法がよりうまく働くことが指摘できる。この領域では2つの方法が択一的に用いられ、一般に、いずれの方法がよりうまくいくかは決めることができない。
実施形態の説明ではPMD補償スキームに焦点を当てているが、PMD補償システムは、制御ロジックが補償スキームの可変パラメータを適応的に調整できるように、信号歪みについての情報を伝えるフィードバック信号をさらに必要とする。提唱した2段スキームのPMDCを実現するために、既に提唱されている任意のスキームを適用可能である。この中には、スペクトルホールバーニング(C. Glingener, A. Schopflin, A. Farbert, G. Fischer, R. Noe, D. Sandel, S. Hinz, M. Yoshida-Dierolf, V. Mirvoda, G. Feise, H. Herrmann, R. Ricken, W. Sohler, and F. Wehrmann,"Polarization mode dispersion compensation at 20 Gb/s with a compact distributed equalizer in LiNbO3,"OFC'99, paper PD29, 1999; G. Ishikawa and H. Ooi,"Polarization-mode dispersion sensitivity and monitoring in 40-Gbit/s OTDM and 10-Gbit/s NRZ transmission experiments,"OFC'98, paper WC5, pp. 117-119, 1998)、偏光度(N. Kikuchi and S. Sasaki,"Polarization-mode dispersion (PMD) detection sensitivity of degree of polarization method for PMD compensation,"ECOC'99, pp. II 8-II 9, 1999; H. Rosenfeldt, R. Ulrich, U. Feiste, R. Ludwig, H. G. Weber, and A. Ehrhardt,"PMD compensation in 10 Gbit/s NRZ field experiment using polarimetric error signal,"Electronics Letters, Vol. 36, No. 5, pp. 448-450, 2000)、またはアイオープニング測定が含まれるが、これに限定されるわけではない。
このような実際のPMDCでは、歪みアナライザが制御ロジックに対して最大化すべき指標を提供する。したがって、PMDCの調整パラメータを変更することにより、歪みアナライザからのフィードバック信号がまさに最大化される。こうして、制御ロジックは物理的観点から見て最良の動作方法を自動的に見出す。
本発明によれば、多段補償スキームにより、1次PMDのみならず高次PMDも補償され、波長領域の中心波長のPMDのみならず他のスペクトル成分のそれも補償される。このように、PMDCの性能は従来の1段PMDCのそれよりも高くなる。
さらに、完全機能型の偏波変換器の代わりにモード結合調整器を用いることで、性能や調整領域を制限することなく、PMDCの複雑さが削減される。
第1の1次PMD補償スキームを示す図である。 第2の1次PMD補償スキームを示す図である。 第3の1次PMD補償スキームを示す図である。 PMDが5psであるファイバにおけるDGDの波長に対する関数を示す図である。 PMDが10psであるファイバにおけるDGDの波長に対する関数を示す図である。 PMDが20psであるファイバにおけるDGDの波長に対する関数を示す図である。 PMDが5psであるファイバにおけるPSPの波長に対する変化を示す図である。 PMDが10psであるファイバにおけるPSPの波長に対する変化を示す図である。 PMDが20psであるファイバにおけるPSPの波長に対する変化を示す図である。 第1の多段PMD補償スキームを示す図である。 第2の多段PMD補償スキームを示す図である。 瞬時のDGDに対するPSP回転率を示す図である。 2段PMD補償スキームを示す図である。 PMFの固有軸間の相対角度が変化しないような、それらの固有軸の回転を示す図である。 調整されたDGDとPSP回転率の関係を示す図である。 PMFの固有軸間の角度に対するDGDの依存性を示す図である。 PMFの固有軸間の角度に対するPSP回転率の依存性を示す図である。 第1の2段PMDCを示す図である。 第2の2段PMDCを示す図である。 第3の2段PMDCを示す図である。

Claims (7)

  1. 光伝送線路のための偏波モード分散補償器であって、
    前記光伝送線路および偏波モード分散補償器の連鎖の主偏波状態を、該光伝送線路に入力される光信号の入力偏波状態に揃える主偏波状態調整器と、
    前記偏波モード分散補償器内のモード結合を調整するモード結合調整器と
    を備えることを特徴とする偏波モード分散補償器。
  2. 光伝送線路のための偏波モード分散補償器であって、
    前記光伝送線路および偏波モード分散補償器の連鎖の主偏波状態を、該光伝送線路に入力される光信号の入力偏波状態に揃える主偏波状態調整器と、
    前記主偏波状態調整器に続く第1の複屈折素子と、
    前記第1の複屈折素子に続き、偏波モード分散補償器内のモード結合を調整するモード結合調整器と、
    前記モード結合調整器に続く第2の複屈折素子と
    を備えることを特徴とする偏波モード分散補償器。
  3. 前記主偏波状態調整器は、波長領域内の複数のスペクトル成分について、前記伝送線路および偏波モード分散補償器の連鎖の主偏波状態を前記光信号の入力偏波状態に揃えることを特徴とする請求項2記載の偏波モード分散補償器。
  4. 前記モード結合調整器は、前記第1および第2の複屈折素子の群遅延時間差と該第1および第2の複屈折素子の主偏波状態の回転率を調整することを特徴とする請求項2記載の偏波モード分散補償器。
  5. 前記モード結合調整器は、機械的回転器、回転可能位相板、および可変複屈折波長板のうちの1つに対応することを特徴とする請求項2記載の偏波モード分散補償器。
  6. 前記モード結合調整器は、前記第1および第2の複屈折素子の固有軸の間の固定角度に対応し、該角度および該第1および第2の複屈折素子の群遅延時間差値は、前記光伝送線路の主偏波状態の回転率が環境変動によりゼロになる場合に、前記偏波モード分散補償器の実際の主偏波状態の回転率が許容可能な量の信号歪みのみをもたらすように選択されることを特徴とする請求項2記載の偏波モード分散補償器。
  7. 偏波モード分散補償器を用いて光伝送線路上の偏波モード分散を補償する方法であって、
    前記偏波モード分散補償器の群遅延時間差が最大となるように、該群遅延時間差を調整し、
    前記光伝送線路および偏波モード分散補償器の連鎖の主偏波状態を、該光伝送線路に入力される光信号の入力偏波状態に揃え、
    前記伝送線路および偏波モード分散補償器の連鎖の主偏波状態を前記入力偏波状態に揃えたままで、該伝送線路および偏波モード分散補償器の連鎖の主偏波状態の回転率が最小化されるまで、前記偏波モード分散補償器の群遅延時間差を削減する
    ことを特徴とする方法。
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