JP4525659B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

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Description

この発明は、プロジェクタタイプのヘッドランプなどであって、複数の配光パターン、たとえば、すれ違い用配光パターンと走行用配光パターンとが得られる車両用前照灯に関するものである。
この種のプロジェクタタイプの車両用前照灯は、従来からある(たとえば、特許文献1参照)。以下、従来の車両用前照灯について説明する。従来の車両用前照灯は、1個の光源と、その1個の光源からの光を反射させるリフレクタと、そのリフレクタからの反射光を車両の前方に投影する投影レンズと、リフレクタから投影レンズに向かう反射光を複数の配光パターンが得られる複数のビームに切り替えるシェードと、そのシェードの姿勢(位置)を複数のビームが得られる複数の姿勢に切り替えるばね部材およびソレノイドと、を備える。
以下、従来の車両用前照灯の作用について説明する。従来の車両用前照灯は、光源を点灯すると、光源からの光がリフレクタの反射面でシェードおよび投影レンズ側に反射し、その反射光が投影レンズから車両の前方に投影される。ここで、ばね部材のばね作用とソレノイドの進退ロッド(プランジャ)の進退作用とにより、シェードの姿勢が複数の姿勢に切り替わって、リフレクタから投影レンズに向かう反射光が複数のビームに切り替わって、複数の配光パターンが得られる。前記の従来の車両用前照灯は、ばね部材と一体構造のシェードをソレノイドの進退ロッドに、Eリングなどの取付部品を使用しないで取り付けるものであって、部品点数を軽減して製造コストを安価にすることができるものである。
ところが、従来の車両用前照灯は、ばね部材と一体構造のシェードをソレノイドの進退ロッドにEリングなどの取付部品を使用しないで取り付けるものであるから、ばね部材およびシェードとソレノイドとを本固定するまでの間において、ばね部材と一体構造のシェードをソレノイドの進退ロッドに仮止めする必要がある。そして、従来の車両用前照灯は、ばね部材と一体構造のシェードをソレノイドの進退ロッドに簡単にかつ短時間に仮止めする仮止め作業において課題がある。
特開2004−22353号公報
この発明が解決しようとする問題点は、従来の車両用前照灯では、シェードをソレノイドに簡単にかつ短時間に仮止めする仮止め作業において課題があるという点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、シェードを駆動ユニットに仮止めする仮止め部がシェードと駆動ユニットに設けられており、その仮止め部が、シェードが駆動ユニットに回転可能に嵌合する嵌合部と、嵌合部により駆動ユニットに対して嵌合回転されたシェードを駆動ユニットに係合させる係合部と、から構成されている、ことを特徴とする。
また、この発明(請求項2にかかる発明)は、駆動ユニットが本体とその本体に対して進退する進退ロッドとから構成されているソレノイドからなり、本体には嵌合部が、進退ロッドの進退方向とシェードのソレノイドに対する嵌合回転の軸方向とが交差し、かつ、進退ロッドよりもシェードのソレノイドに対する嵌合回転方向側に位置するように、設けられており、進退ロッドには首部を介して係合部が設けられており、シェードとばね部材とが一体構造をなし、ばね部材が、中にソレノイドが収納されるドーム型の板ばねからなり、ばね部材にはソレノイドの嵌合部に回転可能に嵌合する嵌合部が設けられており、シェードにはソレノイドの係合部が通る孔部が設けられており、かつ、シェードにはソレノイドの首部が通る溝部がシェードのソレノイドに対する嵌合回転方向に設けられており、シェードの溝部の縁にはソレノイドの係合部が係合する係合部が設けられている、ことを特徴とする。
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)は、シェードの溝部の孔部側の縁にはガイド凸部が設けられている、ことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項4にかかる発明)は、シェードの溝部の途中の縁には戻り止め凸部が設けられている、ことを特徴とする。
この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯は、仮止め部の嵌合部および係合部により、シェードが駆動ユニットに対して嵌合回転して係合して仮止めされるので、シェードを駆動ユニットに簡単にかつ短時間に仮止めすることができる。しかも、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯は、仮止め部により仮止めされたシェードおよび駆動ユニットを本固定することによって、シェードを駆動ユニットにEリングなどの取付部品を使用しないで取り付けることができるので、部品点数を軽減して製造コストを安価にすることができる。
また、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用前照灯は、ソレノイドをドーム型のばね部材の中に収納し、ソレノイドの本体の嵌合部にばね部材の嵌合部を回転可能に嵌合し、シェードおよびばね部材をソレノイドに対して回転させることにより、ソレノイドの進退ロッドの係合部および首部がシェードの孔部および溝部を通り、ソレノイドの係合部がシェードの係合部に係合する。これにより、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用前照灯は、シェードおよびばね部材をソレノイドに簡単にかつ短時間に仮止めすることができる。しかも、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用前照灯は、ソレノイドの本体の嵌合部にばね部材の嵌合部を回転可能に嵌合した後に、ばね部材を撓ませてシェードの溝部の孔部側の縁にソレノイドの係合部を引っ掛けてから、シェードおよびばね部材をソレノイドに対して回転させることにより、シェードおよびばね部材をソレノイドにさらに簡単にかつ短時間に仮止めすることができる。
その上、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用前照灯は、ソレノイドの嵌合部、すなわち、シェードのソレノイドに対する嵌合回転軸が進退ロッドの進退方向と交差し、かつ、進退ロッドよりもシェードのソレノイドに対する嵌合回転方向側に位置する。すなわち、ソレノイドの嵌合部がソレノイドの進退ロッドの進退方向に対してオフセットされている。このために、ソレノイドの嵌合部にばね部材の嵌合部を嵌合させることにより、ソレノイドと一体構造のシェードおよびばね部材との誤組付を防止することができる。
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用前照灯は、シェードの溝部の孔部側の縁に設けられているガイド凸部により、シェードを駆動ユニットにさらに簡単にかつ短時間に仮止めすることができる。
さらにまた、この発明(請求項4にかかる発明)の車両用前照灯は、シェードの溝部の途中の縁に設けられている戻り止め凸部により、シェードと駆動ユニットとの仮止め状態が確実に維持される。これにより、この発明(請求項4にかかる発明)の車両用前照灯は、シェードおよび駆動ユニットを本固定するまでの間において、シェードと駆動ユニットとの仮止め状態が外れるようなことがないので、シェードおよび駆動ユニットを精度良く本固定することができる。この結果、この発明(請求項4にかかる発明)の車両用前照灯は、精度良く本固定されたシェードおよび駆動ユニットにより、シェードの姿勢を精度良く切り替えることができるので、高精度の配光パターンが得られ、交通安全に貢献することができる。
以下、この発明にかかる車両用前照灯の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。図面において、符号「VU−VD」は、スクリーンの上下の垂直線を示す。符号「HL−HR」は、スクリーンの左右の水平線を示す。なお、この明細書において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、この発明にかかる車両用前照灯を車両(自動車)に装備された際の車両の「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」である。
以下、この実施例にかかる車両用前照灯の構成について説明する。図1および図2において、符号1は、この実施例にかかる車両用前照灯である。前記車両用前照灯1は、自動車(車両)の前部の左右にそれぞれ装備される、たとえば、プロジェクタタイプのヘッドランプである。また、前記車両用前照灯1は、図1および図2に示すように、光源2と、リフレクタ3と、投影レンズ(集光レンズ、凸レンズ)4と、シェード5と、ばね部材6と、駆動ユニット7と、フレーム部材8と、ストッパ9と、ランプハウジング(図示せず)と、図示しないランプレンズ(たとえば、素通しのアウターレンズなど)と、を備えるものである。
前記光源2および前記リフレクタ3および前記投影レンズ4および前記シェード5および前記ばね部材6および前記駆動ユニット7および前記フレーム部材8および前記ストッパ9は、ランプユニットを構成する。前記ランプユニットは、前記ランプハウジングおよび前記ランプレンズにより区画されている灯室(図示せず)内に、たとえば光軸調整機構(図示せず)を介して配置されている。
前記光源2は、この例では、放電灯を使用する。前記放電灯は、いわゆる、メタルハライドランプなどの高圧金属蒸気放電灯、高輝度放電灯(HID)などである。前記光源2は、前記リフレクタ3にソケット機構10を介して着脱可能に取り付けられている。なお、前記光源2としては、前記放電灯以外に、ハロゲン電球、白熱電球でも良い。前記光源2は、発光部11を有する。
前記リフレクタ3は、前記光源2からの光(図示せず)を前記投影レンズ4側に反射させるものである。前記リフレクタ3は、この例では、熱伝導率および熱放射率が高い材質、たとえば、アルミダイカストなどからなる。前記リフレクタ3は、固定部材としてのスクリュー12により、前記駆動ユニット7および前記ストッパ9と共に、前記フレーム部材8の後側(前記光源2側)に固定保持されている。前記リフレクタ3は、前側(前記車両用前照灯1の光の照射方向側)が開口し、かつ、後側が閉塞した中空の凹形状をなす。前記リフレクタ3の後側の閉塞部の中央には、前記光源2が挿入されるための円形の透孔13が設けられている。
前記リフレクタ3の内凹面には、アルミ蒸着もしくは銀塗装などが施されていて、反射面14が形成されている。前記リフレクタ3の反射面14は、楕円もしくは楕円を基調とした反射面、たとえば、回転楕円面や楕円を基本とした自由曲面(NURBS曲面)などの反射面(図1〜図3の垂直断面が楕円面をなし、かつ、図示しない水平断面が放物面ないし変形放物面をなす反射面)からなる。このために、前記リフレクタ3の前記反射面14は、第1焦点F1と、第2焦点(水平断面上の焦線)F2と、光軸Z−Zと、をそれぞれ有する。前記リフレクタ3の前記光軸Z−Zと、前記光源2の光軸(図示せず)とは、ほぼ一致する。
前記リフレクタ3の前記反射面14の自由曲面(NURBS曲面)は、「Mathematical Elemennts for Computer Graphics」(Devid F. Rogers、J Alan Adams)に記載されているNURBSの自由曲面(Non-Uniform Rational B-Spline Surface)である。前記リフレクタ3の前記反射面14の前記第1焦点F1は、前記光源2の前記発光部11もしくはその近傍に位置する。前記リフレクタ3の前記反射面14の前記第2焦点F2は、前記シェード5の近傍(第1シェード部16と第2シェード部17との間)に位置する。
前記投影レンズ4は、前記リフレクタ3の前記反射面14からの反射光(図示せず)を車両の前方に投影するものである。前記投影レンズ4は、非球面レンズの凸レンズである。前記投影レンズ4の前方側は、凸非球面をなし、一方、前記投影レンズ4の後方側は、平非球面をなす。前記投影レンズ4は、固定環状部材としてのリム15により前記フレーム部材8の前側に固定保持されている。前記投影レンズ4は、図示しないレンズ焦点(物空間側の焦点面であるメリジオナル像面)と、光軸(図示せず)と、を有する。前記投影レンズ4の焦点と前記反射面14の第2焦点F2とは、ほぼ一致し、もしくは、相互に近傍に位置する。前記投影レンズ4の光軸と、前記反射面14の光軸Z−Zとは、ほぼ一致している。なお、前記投影レンズ4の光軸と、前記反射面14の光軸Z−Zとは、左右にずれていても良い。
前記シェード5は、前記リフレクタ3の前記反射面14から前記投影レンズ4に向かう反射光を、複数の配光パターン、たとえば、図8に示すすれ違い用配光パターンLPと、図9に示す走行用配光パターンHPとが得られる複数のビーム、すなわち、ロービーム(図示せず)と、ハイビーム(図示せず)とに切り替えるものである。前記シェード5は、製造コストが安価である板構造(この例では、平板の薄鋼板構造)からなる。
前記シェード5は、図1〜図4、図6に示すように、垂直で長く後側(前記光源2側)に位置する第1シェード部16と、同じく垂直で短く前側(前記投影レンズ4側)に位置する第2シェード部17と、斜めの取付部18と、水平なストッパ部19と、から構成されている。前記第1シェード部16および前記第2シェード部17が、前記反射光を前記ロービームと前記ハイビームとに切り替えるものである。なお、前記第1シェード部16および前記ストッパ部19に、前記ストッパ9に当接するストッパ凸部(図示せず)を、それぞれ設けても良い。
前記ばね部材6および前記駆動ユニット7は、前記シェード5の姿勢を、斜め上後方と斜め下前方の姿勢との間において、前記ロービームと前記ハイビームとが得られる複数の姿勢、すなわち、ロービーム姿勢とハイビーム姿勢とに切り替えるものである。前記ロービーム姿勢は、図1に示す斜め上後方の姿勢(位置)であり、前記ハイビーム姿勢は、図2に示す斜め下前方の姿勢(位置)である。
前記ばね部材6は、SUS(ばね鋼板)などの弾性を有する薄板構造からなる。また、前記ばね部材6は、図4、図6に示すように、ドーム構造をなす。前記シェード5と前記ばね部材6とは、一体構造をなす。すなわち、前記シェード5の前記取付部18と、前記ばね部材6の上水平部のほぼ中央部とが一体に固定されている。または、前記シェード5の前記取付部18と、前記ばね部材6の上水平部のほぼ中央部とにおいて、一体に構成(形成)されている。このように、前記シェード5と前記ばね部材6とは、それぞれ別個に製造してから一体に固定したもの、または、1つの部材からそれぞれ製造して一体としたものである。
また、前記ばね部材6の下水平部(前記シェード5の前記取付部18と一体の上水平部と反対側の部位)には、三角形の凸条21が設けられている。一体構造の前記シェード5および前記ばね部材6を前記駆動ユニット7に仮止めした際に、前記凸条21は、前記駆動ユニット7の底面に弾性当接する。なお、前記凸条21は、前記駆動ユニット7の底面側に、または、前記ばね部材6および前記駆動ユニット7の双方に、設けても良い。
前記駆動ユニット7は、ソレノイドから構成されている。前記ソレノイド7は、図1〜図4、図6、図7、図10〜図14に示すように、本体22と、前記本体22に対して進退する進退ロッド(プランジャ)23と、から構成されている。前記本体22中には、熱伝導率が高い材質たとえば金属からなるヨーク(図示せず)とコイル(図示せず)とが収納されている。前記ヨークの左右には、取付部24がそれぞれ一体に設けられている。
一体構造の前記シェード5および前記ばね部6と前記ソレノイド7とには、一体構造の前記シェード5および前記ばね部6を前記ソレノイド7に仮止めするための仮止め部が設けられている。前記仮止め部は、前記シェード5と一体構造の前記ばね部材6が前記ソレノイド7に回転可能に嵌合する嵌合部と、前記嵌合部により前記ソレノイド7に対して嵌合回転された前記ばね部材6と一体構造の前記シェード5を前記ソレノイド7に係合させる係合部と、から構成されている。
すなわち、図6、図10〜図14に示すように、前記ソレノイド7の前記本体22には、前記シェード5と一体構造の前記ばね部材6が仮止めされるための前記仮止め部の前記嵌合部25が設けられている。前記嵌合部25は、前記ソレノイド7の前記本体22の左右両側面の下部にそれぞれ設けられたピンからなる。左右の前記嵌合部25の中心を結ぶ回転嵌合軸O−Oは、前記ソレノイド7の前記進退ロッド23の進退方向と交差し、かつ、前記進退ロッド23よりも前記シェード5の前記ソレノイド7に対する嵌合回転方向側、図10中の反時計方向(左側)に位置する。また、前記ソレノイド7の前記進退ロッド23には、前記ばね部材6と一体構造の前記シェード5が仮止めされるための前記仮止め部の前記係合部32が首部33を介して設けられている。
一方、前記シェード5と一体構造の前記ばね部材6には、前記ソレノイド7に仮止めするための前記仮止め部の前記嵌合部20が設けられている。前記嵌合部20は、前記ソレノイド7の前記嵌合部25のピンに回転可能に嵌合する円形の透孔からなる。前記嵌合部20の円形の透孔は、前記ばね部材6のうち前記シェード5と反対側の箇所の左右に設けられた板部34に設けられている。前記嵌合部20の円形の透孔の内径は、前記嵌合部25のピンの外径よりも若干大きい。
また、前記ばね部材6と一体構造の前記シェード5には、前記ソレノイド7に仮止めするための前記仮止め部の前記係合部35が設けられている。すなわち、前記シェード5の前記第1シェード16の前記取付部18との付け根部の中央には、前記ソレノイド7の前記係合部33が通る孔部36が設けられている。かつ、前記シェード5の前記取付部18の中央には、前記ソレノイド7の前記首部32が通る溝部37が、前記シェード5の前記ソレノイド7に対する嵌合回転方向(図11中の円弧矢印方向)に設けられている。前記孔部36と前記溝部37とは、連続する。前記シェード5の前記取付部18の前記溝部37の縁には、前記ソレノイド7の前記係合部33が係合する前記係合部35が設けられている。
前記シェード5の前記取付部18の前記溝部37の前記孔部36側の両縁には、ガイド凸部38が設けられている。また、前記シェード5の前記取付部18の前記溝部37の途中の一縁には、戻り止め凸部39が設けられている。前記溝部37の前記戻り止め凸部39における幅は、前記首部32の外径よりも若干大きい。
以下、一体構造の前記シェード5および前記ばね部材6の前記ソレノイド7への仮止めのし方について図10〜図13を参照して説明する。まず、前記ソレノイド7を前記ばね部材6のドームの空間中に収納させる。つぎに、前記ソレノイド7の前記嵌合部25のピンに前記ばね部材6の前記嵌合部20の円形の透孔を回転可能に嵌合させる(図10(A)および(B)参照)。
それから、一体構造の前記シェード5および前記ばね部材6を、前記ソレノイド7の前記進退ロッド23側の方向(図11中の直線矢印方向)に、押し込む(図10(B)および(C)参照)。このとき、前記ばね部材6は、撓んだ状態にある。これと同時に、前記ソレノイド7の前記係合部33を前記シェード5の前記孔部36に位置させ、かつ、前記ソレノイド7の前記係合部33の下面に前記シェード5の前記ガイド凸部38の上面を引っ掛ける(図11参照)。
つづいて、一体構造の前記シェード5および前記ばね部材6を、前記仮止め部の前記嵌合部20、25の前記嵌合回転軸O−O回りに前記ソレノイド7の前記進退ロッド23側の方向(図11中の円弧矢印方向)に、回転させる(図10(C)および(D)参照)。すると、前記ソレノイド7の前記首部40が前記シェード5の前記戻り止め凸部39を経て前記溝部37中に差し込まれ、かつ、前記ソレノイド7の前記係合部33の下面が前記シェード5の前記係合部35(前記溝部37の縁)の上面に係合する(図10(D)および図12および図13参照)。これにより、一体構造の前記シェード5および前記ばね部材6は、前記ソレノイド7に仮止めされる。
そして、一体構造の前記シェード5および前記ばね部材6を前記嵌合回転軸O−O回りに回転させて前記ソレノイド7に仮止めする際に、前記シェード5の前記ガイド凸部38により、仮止めを簡単にかつ短時間に行うことができる。また、一体構造の前記シェード5および前記ばね部材6が前記ソレノイド7に仮止めされると、前記シェード5の前記戻り止め凸部39により、前記ソレノイド7の前記首部32が前記シェード5の前記溝部37から抜けるのを防止することができる。
以上のようにして、一体構造の前記シェード5および前記ばね部材6は、前記ソレノイド7に仮止めされている。前記ソレノイド7の前記取付部24は、固定部材としてのスクリュー12により、前記リフレクタ3の取付部26と前記フレーム部材8の取付部27との間に挟み込まれて取り付けられている。この結果、前記ソレノイド7は、前記リフレクタ3および前記フレーム部材8に固定保持されている。このとき、前記ソレノイド7は、図1および図2に示すように、前記本体22が前記シェード23および前記シェード5に対して前記光源2と反対側に斜め下前方に位置するように、配置されている。そして、前記ランプユニットが組み付けられることにより、前記駆動ユニット7に仮止め状態にある一体構造の前記シェード5および前記ばね部材6は、前記駆動ユニット7に本止めされる。
前記シェード5と一体構造の前記ばね部材6のばね力が作用する方向(ばね力の作用方向)A−Aと、前記シェード5の姿勢が斜め上後方(ロービーム姿勢)と斜め下前方(ハイビーム姿勢)との間において切り替わる方向(シェードの姿勢の切替方向)B−Bと、前記ソレノイド7の前記進退ロッド23が進退する方向(進退ロッドの進退方向)C−Cとは、ほぼ一致する。前記ばね部材6のばね力の作用方向A−Aおよび前記シェード5の姿勢の切替方向B−Bおよび前記ソレノイド7の前記進退ロッド23の進退方向C−Cは、垂直軸に対してこの例では約30°、あるいは、前記光軸Z−Zすなわち水平軸に対して約60°傾斜している。
前記フレーム部材8は、この例では、熱伝導率および熱放射率が高い材質、たとえば、アルミダイカストなどからなる。前記フレーム部材8には、前記ストッパ9が仮止めされるための嵌合部28と位置決め部29とが設けられている。
前記ストッパ9は、この例では、熱伝導率が高い材質たとえば金属板からなる。前記ストッパ9には、前記フレーム部材8に仮止めするための嵌合部30と位置決め部31とが設けられている。
前記ストッパ9は、前記仮止め部の前記嵌合部28、30および前記位置決め部29、31により、前記フレーム部材8に仮止めされている。前記ストッパ9は、固定部材としてのスクリュー12により、前記リフレクタ3と共に、前記フレーム部材8に保持固定されている。前記ストッパ9は、前記シェード5の姿勢を前記ロービーム姿勢に規制制動する。すなわち、前記ストッパ9は、図1に示すように、前記ソレノイド7が非駆動時(非通電時)において、前記ばね部材6のばね力によって前記シェード5が弾性当接して、前記シェード5のロービーム姿勢を、前記シェード5の姿勢の切替方向B−B(斜め上後方から斜め下前方にかけての斜め方向B−B)と異なる2方向、すなわち、水平方向および垂直方向で規制制動するものである。
この実施例にかかる車両用前照灯1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
まず、光源2を点灯する。すると、この光源2の発光部11から光が放射される。この光は、リフレクタ3の反射面14でシェード5および投影レンズ4側に反射される。このとき、ソレノイド7が非駆動時、すなわち、非通電状態のときには、ばね部材6のばね力により、ソレノイド7の進退ロッド23が前進してかつシェード5が図1中の実線矢印方向に付勢されており、かつ、シェード5がストッパ9に弾性当接している。この結果、シェード5は、シェード5の姿勢の切替方向、すなわち、斜め上後方から斜め下前方にかけての斜め方向B−Bと異なる2方向、すなわち、水平方向および垂直方向で規制制動されている。これにより、シェード5は、図1に示すロービーム姿勢にある。
シェード5が図1に示すロービーム姿勢にあるときには、リフレクタ3の反射面14からの反射光のうちの一部、すなわち、リフレクタ3の反射面14の主に下面側からの反射光(主に図9に示す走行用配光パターンHPを形成する反射光)は、シェード5の第1シェード部16および第2シェード部17により遮蔽される。一方、残りの反射光は、投影レンズ4側に進み、投影レンズ4を経て、図8に示すすれ違い用配光パターンLPとして、自動車の前方に投影(放射、照射)される。
ここで、ソレノイド7に通電すると、ソレノイド7が駆動して、ソレノイド7の進退ロッド23がばね部材6のばね力に抗して後退する。これに伴って、シェード5は、図2中の実線矢印方向に移動する。すなわち、シェード5は、図1に示す斜め上後方の位置すなわちロービーム姿勢から、図2に示す斜め下前方の位置すなわちハイビーム姿勢に切り替わる。
すると、今まで、シェード5の第1シェード部16および第2シェード部17により遮蔽されていたリフレクタ3の反射面14の主に下面側からの反射光は、リフレクタ3の反射面14の主に上面側からの反射光と共に、投影レンズ4側に進み、投影レンズ4を経て、図9に示す走行用配光パターンHPとして、自動車の前方に投影(放射、照射)される。
そして、ソレノイド7への通電を遮断すると、ソレノイド7が非駆動状態となるので、弾性変形していたばね部材6がばね力に弾性復帰する。この結果、シェード5は、図2に示すハイビーム姿勢から図1に示すロービーム姿勢に移動して切り替わる。これにより、図9に示す走行用配光パターンHPから図8に示すすれ違い用配光パターンLPに切り替わる。
この実施例にかかる車両用前照灯1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施例にかかる車両用前照灯1は、仮止め部の嵌合部20、25および係合部33、35により、一体構造のシェード5およびばね部材6がソレノイド7に対して嵌合回転軸O−O回りに嵌合回転して係合して仮止めされるので、一体構造のシェード5およびばね部材6をソレノイド7に簡単にかつ短時間に仮止めすることができる。しかも、この実施例にかかる車両用前照灯1は、仮止め部により仮止めされた一体構造のシェード5およびばね部材6とソレノイド7を本固定することによって、一体構造のシェード5およびばね部材6をソレノイド7にEリングなどの取付部品を使用しないで取り付けることができるので、部品点数を軽減して製造コストを安価にすることができる。
また、この実施例にかかる車両用前照灯1は、ソレノイド7をドーム型のばね部材6の中に収納し、ソレノイド7の本体22の嵌合部25にばね部材6の嵌合部20を回転可能に嵌合し、一体構造のシェード5およびばね部材6をソレノイド7に対して嵌合回転軸O−O回りに回転させることにより、ソレノイド7の進退ロッド23の係合部33および首部32がシェード5の孔部36および溝部37を通り、ソレノイド7の係合部33がシェード5の係合部35に係合する。これにより、この実施例にかかる車両用前照灯1は、一体構造のシェード56およびばね部材6をソレノイド7に簡単にかつ短時間に仮止めすることができる。しかも、この実施例にかかる車両用前照灯1は、ソレノイド7の本体22の嵌合部25にばね部材6の嵌合部20を回転可能に嵌合した後に、ばね部材6を撓ませてシェード5の溝部37の孔部36側の縁のガイド凸部38にソレノイド7の係合部33を引っ掛けてから、痛い構造のシェード5およびばね部材6をソレノイド7に対して嵌合回転軸O−O回りに回転させることにより、一体構造のシェード5およびばね部材6をソレノイド7にさらに簡単にかつ短時間に仮止めすることができる。
その上、この実施例にかかる車両用前照灯1は、ソレノイド7の嵌合部25、すなわち、一体構造のシェード5およびばね部材6のソレノイド7に対する嵌合回転軸O−Oが進退ロッド23の進退方向と交差し、かつ、進退ロッド23よりも一体構造のシェード5およびばね部材6のソレノイド7に対する嵌合回転方向側に位置する。すなわち、ソレノイド7の嵌合部25がソレノイド7の進退ロッド23の進退方向に対してオフセットされている。このために、ソレノイド7の嵌合部25にばね部材6の嵌合部20を嵌合させることにより、ソレノイド7と一体構造のシェード5およびばね部材6との誤組付を防止することができる。
さらに、この実施例にかかる車両用前照灯1は、シェード5の溝部37の孔部36側の縁に設けられているガイド凸部38により、一体構造のシェード5およびばね部材6をソレノイド7にさらに簡単にかつ短時間に仮止めすることができる。
さらにまた、この実施例にかかる車両用前照灯1は、シェード5の溝部37の途中の縁に設けられている戻り止め凸部39により、ソレノイド7の首部32がシェード5の溝部37から抜けるのを防止することができるので、一体構造のシェード5およびばね部材6とソレノイド7との仮止め状態が確実に維持される。これにより、この実施例にかかる車両用前照灯1は、一体構造のシェード5およびばね部材6とソレノイド7とを本固定するまでの間において、一体構造のシェード5およびばね部材6とソレノイド7との仮止め状態が外れるようなことがないので、一体構造のシェード5およびばね部材6とソレノイド7とを精度良く本固定することができる。この結果、この実施例にかかる車両用前照灯1は、精度良く本固定された一体構造のシェード5およびばね部材6とソレノイド7とにより、シェード5の姿勢を精度良く切り替えることができるので、高精度の配光パターンが得られ、交通安全に貢献することができる。
図14は、前記の実施例にかかる車両用前照灯1の変形例を示す一部平面図である。この変形例にかかる車両用前照灯1は、前記の実施例にかかる車両用前照灯1において、設けられているガイド凸部38および戻り止め凸部39を削除したものである。また、ガイド凸部38もしくは戻り止め凸部39のいずれか一方を設けても良い。
以下、前記の実施例以外の例について説明する。前記の実施例においては、図8に示すすれ違い用配光パターンLPと図9に示す走行用配光パターンHPとが得られるものである。ところが、この発明においては、すれ違い用配光パターンと高速道路用配光パターンとが得られるもの、あるいは、すれ違い用配光パターンと高速道路用配光パターンと走行用配光パターンとが得られるもの、あるいは、すれ違い用配光パターンとその他の1種類もしくは複種類の配光パターンとが得られるものであっても良い。しかも、シェード5が複数個であっても良いし、また、進退ロッド23が複数本であっても良い。
また、前記の実施例においては、駆動ユニットとしてソレノイド7を使用するものである。ところが、この発明においては、駆動ユニットとしてソレノイド以外のものであっても良い。たとえば、モータなどである。このモータの場合、このモータの回転力を進退ロッドに伝達する回転力伝達機構(ギアやカムなど)が必要である。
さらに、前記の実施利においては、ばね部材6のばね力の作用方向A−Aおよびシェード5の姿勢の切替方向B−Bおよびソレノイド7の進退ロッド23の進退方向C−Cが垂直軸あるいは水平軸に対して傾斜している。ところが、この発明においては、ばね部材のばね力の作用方向およびシェードの姿勢の切替方向およびソレノイドの進退ロッドの進退方向が垂直であっても良い。
さらにまた、前記の実施例においては、リフレクタ3およびフレーム部材8の双方を熱伝導率および熱放射率が高い材質、たとえば、アルミダイカストなどからなる材質のものを使用するものである。ところが、この発明においては、リフレクタ3あるいはフレーム部材8のうちいずれか一方を熱伝導率および熱放射率が高い材質、たとえば、アルミダイカストなどからなる材質のものを使用するものであっても良いし、もしくは、リフレクタ3およびフレーム部材8の双方を熱伝導率および熱放射率が高い材質、たとえば、アルミダイカストなどからなる材質のものを使用しなくても良い。
さらにまた、仮止め部の嵌合部20、25および係合部33、35の形状や数量や設ける箇所においては、特に限定しない。
さらにまた、前記の実施例においては、ばね部材6としてドーム型(ドーム構造)のばねを使用する。ところが、この発明においては、ばね部材として、ドーム型のばね以外のばねを使用しても良い。たとえば、板ばねやコイルばねなどである。
さらにまた、前記の実施例においては、固定手段としてスクリュー12を使用するものである。ところが、この発明においては、固定手段としてスクリュー以外のもの、たとえば、ボルトナット、ピン加締め付け、ピン嵌合、ピン圧着などでも良い。
この発明にかかる車両用前照灯の実施例を示し、シェードがロービーム姿勢にあるときのランプユニットの縦断面図(垂直断面図)である。 同じく、シェードがハイビーム姿勢にあるときのランプユニットを示す縦断面図(垂直断面図)である。 同じく、主要部品の分解状態を示す縦断面図(垂直断面図)である。 同じく、主要部品の分解状態を示す側面図である。 同じく、組付完了状態を示す側面図である。 同じく、ばね部材およびシェードとソレノイドとの組付状態を示す正面図である。 同じく、ソレノイドとフレーム部材とストッパとの組付状態を示す背面図である。 同じく、すれ違い用配光パターンを示す説明図である。 同じく、走行用配光パターンを示す説明図である。 同じく、一体構造のシェードおよびばね部材をソレノイドに仮止めする手順を示す説明図である。 同じく、ばね部材と一体構造のシェードの係合部をソレノイドの係合部に係合させる手順を示す説明図である。 同じく、ばね部材と一体構造のシェードの係合部がソレノイドの係合部に係合した状態を示す説明図である。 同じく、ばね部材と一体構造のシェードの係合部がソレノイドの係合部に係合した状態を示す一部平面図である。 この発明にかかる車両用前照灯の実施例の変形例を示し、ばね部材と一体構造のシェードの係合部がソレノイドの係合部に係合した状態を示す一部平面図である。
符号の説明
1 車両用前照灯
2 光源
3 リフレクタ
4 投影レンズ
5 シェード
6 ばね部材
7 ソレノイド(駆動ユニット)
8 フレーム部材
9 ストッパ
10 ソケット機構
11 発光部
12 スクリュー(固定部材)
13 透孔
14 反射面
15 リム
16 第1シェード部
17 第2シェード部
18 取付部
19 ストッパ部
20 ばね部材の嵌合部(仮止め部)
21 凸条
22 本体
23 進退ロッド、
24 ソレノイドの取付部
25 ソレノイドの嵌合部(仮止め部)
26 リフレクタの取付部
27 フレーム部材の取付部
28 フレーム部材の嵌合部(仮止め部)
29 フレーム部材の位置決め部(仮止め部)
30 ストッパの嵌合部(仮止め部)
31 ストッパの位置決め部(仮止め部)
32 首部
33 ソレノイドの係合部
34 板部
35 シェードの係合部
36 孔部
37 溝部
38 ガイド凸部
39 戻り止め凸部
LP すれ違い用配光パターン
HP 走行用配光パターン
HL−HR 左右の水平線
VU−VD 上下の垂直線
Z−Z 反射面の光軸
F1 反射面の第1焦点
F2 反射面の第2焦点
A−A ばね部材のばね作用方向
B−B シェードの姿勢の切替方向
C−C ソレノイドの進退ロッドの進退方向

Claims (4)

  1. 複数の配光パターンが得られるプロジェクタタイプの車両用前照灯において、
    光源と、
    前記光源からの光を反射させるリフレクタと、
    前記リフレクタからの反射光を車両の前方に投影する投影レンズと、
    前記リフレクタから前記投影レンズに向かう反射光を前記複数の配光パターンが得られる複数のビームに切り替えるシェードと、
    前記シェードの姿勢を前記複数のビームが得られる複数の姿勢に切り替えるばね部材および駆動ユニットと、
    前記シェードと前記駆動ユニットに設けられており、前記シェードを前記駆動ユニットに仮止めする仮止め部と、
    を備え、
    前記仮止め部は、前記シェードが前記駆動ユニットに回転可能に嵌合する嵌合部と、前記嵌合部により前記駆動ユニットに対して嵌合回転された前記シェードを前記駆動ユニットに係合させる係合部と、から構成されている、
    ことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記駆動ユニットは、本体と、前記本体に対して進退する進退ロッドと、から構成されているソレノイドからなり、前記本体には前記嵌合部が、前記進退ロッドの進退方向と前記シェードの前記ソレノイドに対する嵌合回転の軸方向とが交差し、かつ、前記進退ロッドよりも前記シェードの前記ソレノイドに対する嵌合回転方向側に位置するように、設けられており、前記進退ロッドには、首部を介して前記係合部が設けられており、
    前記シェードと前記ばね部材とは、一体構造をなし、前記ばね部材は、中に前記ソレノイドが収納されるドーム型の板ばねからなり、前記ばね部材には、前記ソレノイドの前記嵌合部に回転可能に嵌合する前記嵌合部が設けられており、前記シェードには、前記ソレノイドの前記係合部が通る孔部が設けられており、かつ、前記シェードには、前記ソレノイドの前記首部が通る溝部が、前記シェードの前記ソレノイドに対する嵌合回転方向に設けられており、前記シェードの前記溝部の縁には、前記ソレノイドの前記係合部が係合する前記係合部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記シェードの前記溝部の前記孔部側の縁には、ガイド凸部が設けられている、ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用前照灯。
  4. 前記シェードの前記溝部の途中の縁には、戻り止め凸部が設けられている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用前照灯。
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